JP5082401B2 - スピーカの製造方法、スピーカおよびスピーカ製造用治具 - Google Patents

スピーカの製造方法、スピーカおよびスピーカ製造用治具 Download PDF

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Description

本発明は、スピーカの製造方法、スピーカおよびスピーカ製造用治具に関するものである。
従来より、振動板とコイルが巻装されるボイスコイルボビン(以下、VCボビンと記載する。)を接続部材(ホルダ)により接続する構成のスピーカが知られている(例えば、特許文献1)。係るスピーカの製造は、次のように行っている。先ず、VCボビンを、VCボビンの駆動方向と直交する方向について、磁気回路装置に対して、治具を用いて位置決めを行う。そして、治具により位置決めを行っている状態で、ダンパをVCボビンとフレームに対して接着剤により接着固定する。次に、治具を取り去り、VCボビンに接続部材を取り付ける。最後に、振動板を、接続部材に接着固定すると共に、フレームに対してもエッジを介して接着固定を行う。このようにして、スピーカが完成する。
特開平10−271597号公報
しかしながら、上述のスピーカの製造方法においては、VCボビンに対してダンパや接続部材等の取り付けが行われる際に、VCボビンは、VCボビンの駆動方向については可動状態となっている。そのため、ダンパや接続部材等をVCボビンに対して取り付けを行う作業時に、VCボビンが移動してしまい、VCボビンのコイル部が、磁気回路装置に対して所定位置からずれた状態で、ダンパ等の取り付けが行われてしまうという問題がある。その結果として、完成したスピーカにおいても、VCボビンのコイル部が、磁気回路装置に対する所定の取り付け位置からずれた状態となってしまう。そして、このようにVCの動作点がずれることにより音楽信号等に対して忠実に音響エネルギーを変換して、再生することが困難となる。そのため、この製造工程で製造されるスピーカは、ダンパ、エッジのコンプライアンスの制限を受けF0(最低再生可能周波数)を極端に下げて下限の再生周波数を広げることができずスピーカの音響特性を向上させることが困難であった。
そこで、本発明は、上述の問題を解決するため、VCボビンのコイル部を、磁気回路装置に対して、VCボビンの駆動方向について所定位置に位置決めした状態で、ダンパや接続部材等の組み込みを行うことができるスピーカの製造方法、スピーカおよびスピーカ製造用治具を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するため、本発明のスピーカの製造方法は、磁気回路装置により形成される磁気回路の磁力の作用を受けて駆動され振動板を振動する円筒形状の駆動部に対して、駆動部の円筒形状の内側に、駆動部の円筒形状と中心軸を共有するように設けられた円筒部に駆動方向当接治具の円柱部を挿入することによって、駆動方向当接治具を所定の位置に設定する治具位置設定工程と、駆動方向当接治具を、駆動部の駆動方向で当接させることにより、駆動部の駆動方向の位置決めを行う駆動方向位置決め工程と、駆動方向位置決め工程により、駆動部を磁気回路装置に対して所定位置に位置決めした状態で、ダンパまたは振動板の少なくとも1つを、駆動部に対して固定する固定工程と、駆動部に対して、直交方向当接治具を、駆動部の駆動方向と直交する方向で当接させることにより、駆動部の直交方向の位置決めを行う直交方向位置決め工程と、を有し、駆動方向位置決め工程と直交方向位置決め工程とにより、駆動部を磁気回路装置に対して所定位置に位置決めした状態で、固定工程を行い、直交方向当接治具に対して、駆動方向および直交方向について位置決めされる接続部材位置決め治具により、駆動部と振動板とを接続する接続部材を、駆動部に対して駆動方向と直交方向とについて位置決めを行う接続部材位置決め工程を有することとする。
上述の課題を解決するため、本発明のスピーカ製造用治具は、突起部としての駆動部当接部材駆動部当接部材の高さよりも高い円柱部としての磁気回路装置当接部材とを有し、スピーカの磁気回路装置に形成される円筒形状に円柱部としての磁気回路装置当接部材が挿入され、スピーカの磁気回路装置に形成される孔部から突起部としての駆動部当接部材が挿入され、磁気回路装置により形成される磁気回路の磁力の作用を受けて駆動され振動板を振動させる駆動部に対して、この駆動部の駆動方向で当接することで、駆動部の駆動方向の位置決めを行い、磁気回路装置当接部材を磁気回路装置に対して、駆動方向と直交する方向で当接させることとする。
本発明のスピーカの製造方法、スピーカおよび治具によれば、VCボビンのコイル部を、磁気回路装置に対して、VCボビンの駆動方向について所定位置に位置決めした状態で、ダンパや接続部材等の組み込みを行うことができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態に係るスピーカの製造方法、スピーカおよびスピーカ製造用治具について説明する。先ず、図1を参照しながら、本発明の実施の形態に係るスピーカ1の構造について説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るスピーカ1の断面の概略図である。図1において、矢印X方向がスピーカ1の音を発する方向である。ここでは矢印X方向を上方(上側)とし、矢印Y方向を下方(下側)として説明を行う。このスピーカ1は、フレーム2を備え、このフレーム2の内側に、振動板3、駆動部としてのボイスコイル(以下、VCと記載する)4、このVC4が巻装されるボイスコイルボビン(VCボビン)5、ダンパ6、振動板3とVCボビン5とを接続する接続部材7、VC4に電磁力を与える磁気回路装置8等が配設されている。なお、接続部材7は、サブコーンと称されることもある。
フレーム2は、剛性を有する材料、例えば、金属または合成樹脂等から構成されており、中空の全体として略円錐台形状を有している。このフレーム2の内部には、上述の振動板3、VC4等のスピーカ1を構成する各種部品が保持されている。
振動板3は、樹脂、紙または木材等から構成されており、上方に向かって拡がっていく中空の全体としてドーム形状を呈し、エッジ部9を媒介部材としてフレーム2に支持されている。
エッジ部9は、上方から見た全体形状が環状を呈する円弧状部9aにより形成されている。すなわち、円弧状部9aは、断面の形状において上方に膨出した円弧状を呈し、円弧の内側が中空部9bとなっている。円弧状部9aは、振動板3の上方の周縁部3aの外側に沿って環状に形成されている。したがって、エッジ部9は、上述したように、上方から見た全体形状において環状を呈している。
エッジ部9は、その外周縁部9cが接着等によりフレーム2に対して接着固定され、また、内周縁部9dが振動板3の周縁部3aに対して接着等により接着固定される。この結果、振動板3が、エッジ部9を介してフレーム2に対して支持されることとなる。
VCボビン5は、上下方向に開口部を有する円筒形状を有している。このVCボビン5は、軽量で剛性を有する材料、例えば、ガラス繊維または合成樹脂等から形成されている。金属または紙等で形成しても良い。VCボビン5の下方側の周囲には、金属線等の導線を螺旋状に巻装したVC4が備えられている。また、VCボビン5は、磁気回路装置8の一部として構成されるヨーク10の中央に配設される円筒部10aの外側に外挿されており、VC4とヨーク10(円筒部10a)との接触を防いでいる。VC4を構成する導線の端末は、端子部11に接続されている。この端子部11は、フレーム2の外側面に配設され、端子ケース12により覆われている。
磁気回路装置8は、ヨーク10、マグネット13、プレート14等から構成されている。ヨーク10は、鉄等の磁性材料から形成されている。
このヨーク10は、下方側に上方から見た形状が円形のフランジ部10bが形成され、その中央部に上下方向に開口部を有する円筒部10aを有している。フランジ部10bと円筒部10bは一体形成されている。ヨーク10は、フレーム2の底面となる底面部2aに載置されている。フレーム2の底面部2aには、上方に向かって立設されるリブ状の突出部2bが環状に形成されている。この環状の突出部2bの内径は、ヨーク10のフランジ部10bの外径と略同一とされ、フランジ部10bが突出部2bに丁度嵌るようになっている。そのため、ヨーク10は、突出部2bにより上下方向に対して直交する方向、すなわち径方向に対して位置決めが行なわれた状態で底面部2aに載置されている。底面部2aには、ヨーク10の円筒部10aと対向する部分よりやや広い範囲で開口する開口部2cが形成されている。したがって、底面部2aにヨーク10を載置した状態において、ヨーク10は、開口部2cの部分では、フレーム2に覆われていない。また、ヨーク10のフランジ部10bには、フランジ部10bの下面側から円筒部10aの外周面に沿う位置に貫通する孔部10cが形成されている。この孔部10cは、円筒部10aを挟んで対称となる位置の2箇所に形成されている。
マグネット13は、フェライト磁石、アルニコ磁石またはネオジウム磁石等から構成されており、上下方向に抜ける孔部13aを有するリング形状を呈している。マグネット13は、孔部13aをヨーク10の円筒部10aに挿通した状態で、フランジ部10bの上面10dに載置されている。マグネット13は、ヨーク10の円筒部10aの周囲に、均一な間隔の間隙13bを有し非接触となるように、ヨーク10に対して位置決めされている。なお、マグネット13の上面13cは一方の極(例えば、N極)となっており、マグネット13の下面13dは他方の極(例えば、S極)となっている。
プレート14は、ヨーク10と同様に鉄等の磁性材料から形成されており、上下方向に抜ける孔部14aを有するリング形状を有している。プレート14は、孔部14aをヨーク10の円筒部10aに挿通した状態で、マグネット13の上面13cに載置される。このプレート14は、ヨーク10の円筒部10aに対して、その周囲に均一な間隔の間隙14bを有し非接触となるように位置決めされている。
プレート14、マグネット13およびヨーク10のフランジ部10bは、これらを上下に貫通するねじ15を、フレーム2の底面部2aにねじ結合することで、フレーム2に対して固定される。ねじ15は、円筒部10aを中心としてその周囲に、互いに均等な間隔で3箇所配設されている。
マグネット13の下面13dの磁極によって形成される磁界は、ヨーク10のフランジ部10bを経由して、円筒部10aの上方に導かれる。一方、マグネット13の上面13cの磁極によって形成される磁界は、プレート14に導かれる。すなわち、磁気回路装置8には、フランジ部10b、円筒部10a、プレート14およびマグネット13を通る磁気回路が形成されている。そして、ヨーク10の円筒部10aの外周面とプレート14の孔部14aの内周面との隙間には、一方向の強い磁界が形成されている。
磁気回路装置8の上方には、ダンパ6が配設されている。このダンパ6は、上方から見た形状が、中央に孔部6aを有する環状体を呈している。このダンパ6は、外周部6bがフレーム2に対して接着固定されることで、フレーム2に対して支持されている。なお、ダンパ6は、孔部6aから外周部6bの側に図示を省略する導電線が2本備えられている。すなわち、ダンパ6は、いわゆる導電ダンパとして構成されている。
ダンパ6の孔部6aには、ヨーク10の円筒部10aの外側に外挿されているVCボビン5が挿通され、孔部6aの内周部とVCボビン5の外側面とは接着固定されている。したがって、VCボビン5は、VCボビン5の内部に内挿される円筒部10aに対して、上下方向に移動可能な状態で、ダンパ6を介してフレーム2に対して支持されることになる。
なお、ダンパ6は、織布等にフェノール樹脂等を含浸させたものを成形用の型に注入し、加熱成型して形成される。ダンパ6は、織布にフェノール樹脂を含浸させたものに代えて、ポリアミド樹脂等の耐熱性樹脂から形成するようにしても良い。
ダンパ6の上方には、接続部材7が配設されている。図2は、この接続部材7の構成を示しているもので、接続部材7を斜め上方から見た形態が示されている。接続部材7は、環状を呈し、振動板3を固定する接続面7aと、この接続面7aの中央に形成され、VCボビン5を固定する上下方向に開口する円筒部7bを有している。接続面7aは、円筒部7bの上端部から外側に向かって鍔状に形成され、接続面7aと円筒面7bを繋ぐ部分は、上方に広がる傾斜面7cとされている。
接続部材7は、円筒部7bにVCボビン5を挿通し、VCボビン5に対して接着固定されている。円筒部7bの内周面は、中心側に突出している複数の小径部7b1と各小径部7b1の間に設けられている凹部7b2とにより形成されている。接続部材7の円筒部7bの内周径とVCボビン5の外周径は、円筒部7bがVCボビン5に対して丁度嵌るように設定されている。
接続部材7の上方には、振動板3が配設されている。振動板3は、接続部材7の中心と振動板3の中心を上下方向において一致させた状態で、接続面7aに対して接着剤により接着固定されている。したがって、振動板3は、周縁部3aをエッジ部9を介してフレーム2に支持されるとともに、接続部材7によりVCボビン5に対して接続されていることになる。
なお、以上のように、VCボビン5をダンパ6によりフレーム2に支持し、そして、振動板3についてもエッジ部9によりフレーム2に支持し、さらに、振動板3とVCボビン5とを接続部材7により接続した状態において、VC4が磁気回路装置8の所定位置に配置されるように、ダンパ6の強度やVC4の配設位置等が設定されている。
次に、スピーカ1の動作について説明する。
音声に対応する電気信号が、スピーカ1の外部にある不図示の音響機器のアンプ等の出力回路から、端子部11を経由して、VC4に入力される。そうすると、VC4は、VC4に入力された電気信号の電流の経時変化に応じて、磁気回路装置8のヨーク10とプレート14との間の間隙14bに形成されている磁界から磁力を受ける。プレート14の孔部14aとヨーク10の円筒部10aとの間に形成される間隙14bは、この間隙14b内に配設されるVC4に、孔部14aの内周面が干渉しない間隔に形成されている。したがって、VC4が、磁気回路装置8のヨーク10とプレート14との間の間隙14bに形成されている磁界から磁力を受けると、VC4には上下方向に移動する力が作用する。そして、この力によりVCボビン5が上下方向に移動し、接続部材7によりVCボビン5に接続される振動板3に伝わる。この結果、振動板3が上下方向に振動し、振動板3の振動が周囲の空気を振動させることによって、音波が発生する。
次に、図3から図6を参照しながら、本発明の実施の形態に係るスピーカ1の製造方法について説明する。
先ず、図3に示すように、ヨーク10をフレーム2の底面部2aに載置する。その際、ヨーク10のフランジ部10bの外周部が、フレーム2に設けられた突出部2bの内側に嵌るように、ヨーク10を底面部2aに載置する。突出部2bにより、ヨーク10は、上下方向と直交する方向に対して位置決めされる。さらに、マグネット13およびプレート14を、フランジ部10bの上に載置する。
ヨーク10のフランジ部10b、マグネット13、およびプレート14には、それぞれ上下方向に貫通する図示を省略するねじ孔が形成されている。マグネット13およびプレート14をフランジ部10bの上に載置する際には、それぞれのねじ孔が、上下方向で一致するように、マグネット13およびプレート14をフランジ部10bの上に載置する。そして、このねじ孔(図示省略)にねじ15を通し、このねじ15をフレーム2の底面部2aにねじ結合することで、ヨーク10、マグネット13、およびプレート14をフレーム2の底面部2aに固定する。
なお、ねじ孔(図示省略)は、円筒部10aを中心として、その周囲に互いに均等な間隔で3箇所配設されている。また、マグネット13は、ヨーク10と共にねじ15によりフレーム2に固定した状態において、ヨーク10の円筒部10aの周囲に、均一な間隔の間隙13bを有し、円筒部10aに対して非接触となるように、ヨーク10のフランジ部10bのねじ孔(図示省略)とマグネット13のねじ孔(図示省略)は互いに位置決めされている。また、プレート14についても同様に、ねじ15によりフレーム2に固定された状態で、ヨーク10の円筒部10aの周囲に、均一な間隔の間隙14bを有し、円筒部10aに対して非接触となるように、プレート14のねじ孔(図示省略)とマグネット13のねじ孔(図示省略)は互いに位置決めされている。
次に、VC4の駆動方向の位置決めを行う治具である駆動方向当接治具としての第1のVCセット治具16(図6参照)を、図3に示すように、磁気回路装置8に取り付ける。第1のVCセット治具16は、図6に示すように、円盤状を呈した基盤部16aと、その中央に立設される円柱部16bと、この円柱部16bを挟んだ両側に平行に立設される円弧状の突起部16c,16cとを有し、それらが一体に構成されている。突起部16c,16cは、円弧の曲率中心側となる内周面16d,16dを円柱部16bに対向させている。
このように構成される第1のVCセット治具16は、円柱部16bをヨーク10の円筒部10aの内周部の内側に内挿すると共に、突起部16c,16cをヨーク10の孔部10cから、円筒部10aとマグネット13との間の間隙13b内に挿入されるようにして、磁気回路装置8に取り付けられる。円柱部16bの外径と円筒部10aの内周部の内径は、円筒部10aの内周部に内挿された円柱部16bが、上下方向と直交する方向にがた付かないようにそれぞれ設定されている。したがって、円柱部16bは、磁気回路装置8に対して上下方向(駆動方向)と直交する方向で当接する磁気回路装置当接部材として機能し、第1のVCセット治具16が、磁気回路装置8に対して駆動方向と直交する方向で位置決めされる。
また、突起部16c,16cの円弧の形状は、VCボビン5に巻装されるVC4と同一の円弧に形成されている。また、突起部16cと突起部16cの間の間隔は、VCボビン5のVC4以外の部分の外径より僅かに大きく設定されている。なお、突起部16c,16cは、周方向(円柱部16bの周り)に30度の中心角で形成されている。孔部10c,10cは、突起部16c,16cを、挿通することができる大きさと形状に形成されている。
次に、VCボビン5の円筒内に、直交方向当接治具としての第2のVCセット治具17を内挿した状態で、VCボビン5の下側の一部を、ヨーク10の円筒部10aの外側に外挿すると共に、第2のVCセット治具17を、ヨーク10の円筒部10aの上端縁に載置する。第2のVCセット治具17は、図3に示すように、上下方向に開口部を有する円筒形状を呈し、下側略3/4の範囲において、外側に肉厚の肉厚部17aが形成されている。肉厚部17aの上方は肉薄部17bとして形成されている。肉厚部17aの外周径は、VCボビン5の内周部にガタ付くことなく嵌合するように設定されている。したがって、第2のVCセット治具17は、VCボビン5の円筒内に内挿することで、VCボビン5に対して、中心線Mvと直交する方向で当接する。
続いて、円筒部10aに載置されている第2のVCセット治具17が内挿されていると共に、ヨーク10の円筒部10aに一部が外挿されているVCボビン5に、ダンパ6の孔部6aを挿通して、ダンパ6をVCボビン5に外挿する。ダンパ6は、VCボビン5に外挿された状態において、フレーム2内に収容されることになる。そして、円筒部10aの上端部に載置される第2のVCセット治具17をVCボビン5を中心線Mvと直交する方向に移動し、ヨーク10の円筒部10aとVCボビン5の内側面との間隙の間隔が、円筒部10aの周囲に均等になるように、VCボビン5の円筒部10aに対する位置決めする工程を行なう。すなわち、VC4の中心線Mvと直交する方向の位置決め工程を行なう。
ところで、ヨーク10の円筒部10aにVCボビン5を外挿すると、このVCボビン5に巻装されるVC4の下端部4aが、フランジ部10bの孔部10cから、円筒部10aとマグネット13との間の間隙13b内に挿入された第1のVCセット治具16の突起部16c,16cの上端縁16e,16eと当接する。すなわち、VCボビン5は、突起部16c,16cに支持された状態で、ヨーク10の円筒部10aに外挿されていることとなる。したがって、VC4が、第1のVCセット治具16の突起部16c,16cの上端縁16e,16eに当接することで、VC4は、突起部16c,16cにより駆動方向である上下方向の位置決めが行われている状態となる。要するに、第1のVCセット治具16を磁気回路装置8に取り付け、VC4の下端縁4aを第1のVCセット治具16の突起部16c,16cの上端縁16e,16eに当接させることにより、VC4の駆動方向の位置決めを行う工程が行われることになる。すなわち、突起部16c,16cは、VC4の駆動方向の位置決めを行う駆動部当接部材として機能する。この位置決め用の突起部16c,16cの長さは、上端縁16e,16eがVC4の下端縁4aに当接している状態で、VC4を磁気回路装置8に対する所定位置、すなわち、スピーカ1が所定の音響特性を発揮することができる位置に位置決めするように設定されている。
突起部16c,16cの円弧の形状は、VC4の円弧の形状と同一であるため、突起部16c,16cの上端縁16e,16eは、VC4に全面または全面に近い状態で当接する。そのため、VC4と突起部16c,16cとを確実に当接させることができる。また、上述したように、突起部16cと突起部16cの間隔は、VCボビン5のVC4以外の部分の外径より僅かに大きく設定されている。そのため、VC4の下端縁4aからVCボビン5が突出している場合でも、この突出した部分は、ヨーク10の円筒部10aと突出部16c,16cとの間の間隙に挿入される。したがって、VC4の下端縁4aから突出した部分のVCボビン5が、突出部16c,16cに当接してしまうことなく、突出部16c,16cは確実にVC4に当接する。すなわち、突出部16c,16cがVC4に当接することで、VC4の上下方向の位置決めを正確に行なうことができる。
上述したように、第2のVCセット治具17により、円筒部10aとVCボビン5の内側面との間隙の間隔を、円筒部10aの周囲に均等になるように、VCボビン5の位置を位置決めすると共に、第1のVCセット治具16により、VC4の駆動方向の位置を所定位置に位置決めする。このような状態で、ダンパ6の外周部6bをフレーム2の内周面の所定位置に接着固定すると共に、孔部6aの内周面をVCボビン5の外周面に対して接着固定する。
第1のVCセット治具16により、VC4を磁気回路装置8に対して所定位置に位置決めした状態で、VCボビン5にダンパ6の取り付けを行うことで、VC4を磁気回路装置8に対して所定位置に取り付けることができる。さらに、第2のVCセット治具17により、円筒部10aとVCボビン5の内側面との間隙の間隔を、円筒部10aの周囲に均等になるように、VCボビン5の位置を位置決めした状態で、VCボビン5にダンパ6の取り付けを行うことで、VCボビン5をヨーク10の円筒部10aに対して所定位置に取り付けることができる。そして、ダンパ6をVCボビン5とフレーム2に固定した後、導電ダンパとして構成されるダンパ6に備えられる導電線(図示省略)の一端をVC4の端子部に接続する。また、導電線(図示省略)の他端については端子部11に接続する。
次に、図4に示すように、接続部材位置決め治具18により、接続部材7をVCボビン5に対して、駆動方向および直交方向について所定位置に位置決めする工程を行う。そして、接続部材7を所定位置に位置決めした状態で、接続部材7とVCボビン5とを固定する。
接続部材位置決め治具18は、円盤部18aと、この円盤部18aに対して下垂(図4において下垂する)する同心円の2つのリング状の突起部18bと突起部18cとを有している。突起部18bの内径は、第2のVCセット治具17の肉薄部17bが丁度嵌るように設定されている。すなわち、接続部材位置決め治具18は、突起部18bが、第2のVCセット治具17の肉薄部17bの外周側に当接することで、第2のVCセット治具17に対して、中心線Mvと直交する方向に位置決めされる。
また、他方の突起部18cは、突起部18bより下垂する長さが長く、突起部18cの下端部の内周側に、接続部材7を保持する凹部18dが全周に亘って形成されている。この凹部18dは、接続部材7の周縁部7cが円盤部18aからの距離が一定になるように、接続部材7を保持するように形成されている。
上記のように構成される接続部材位置決め治具18の凹部18dに、先ず、接続部材7を保持する。その後、接続部材7の円筒部7bに、第2のVCセット治具17とVCボビン5を挿通する。そして、図4に示すように、接続部材位置決め治具18の突起部18bの内側に、第2のVCセット治具17の肉薄部17bの上端部を嵌める。これにより、接続部材位置決め治具18を、VCボビン5に対する駆動方向および駆動方向に直交する方向について位置決めを行うことができる。したがって、接続部材7を、VCボビン5に対して、駆動方向および駆動方向に直交する方向について位置決めを行うことができる。なお、突起部18cは、接続部材7がVCボビン5の上下方向の所定位置に位置決めされるように、円盤部18aからの長さが設定されている。
接続部材位置決め治具18に保持された接続部材7をVCボビン5に位置決めするのに先立ち、円筒部7bの内周面に予め接着剤を塗布しておく。その結果、接続部材位置決め治具18により、接続部材7がVCボビン5に位置決めがされた状態で、接続部材7は、VCボビン5に対して接着固定される。
円筒部7bの内周面とVCボビン5との間の接着剤が硬化し、接続部材7が、VCボビン5に対して確実に接着固定された状態で、接続部材位置決め治具18を、接続部材7および第2のVCセット治具17から取り外す。続いて、第2のVCセット治具17をVCボビン5から抜き取る。
なお、この状態においても、第1のVCセット治具16は、磁気回路装置8に取り付けられているため、VC4は、第1のVCセット治具16の突起部16c,16cにより支持され、VC4は磁気回路装置8に対して所定位置に位置決めされている。
次に、図5に示すように、振動板3をフレーム2に組み込む。振動板3は、組み込みを行うのに先立ち、振動板3の周縁部3aにエッジ部9の内周縁部9dを接着固定し、振動板3とエッジ部9とを一体に構成しておく。振動板3のフレーム2への組み込みに当たっては、先ず、接続部材7の接続面7aに接着剤を塗布する。そして、予め、振動板3の周縁部3aに接着固定されているエッジ部9の外周縁部9cをフレーム2に対して接着固定すると共に、接着剤が塗付されている接続面7aに振動板3の下面を接着固定する。そして、最後にフレーム2のエッジ部9の周囲にガスケット19を組み込む。接続面7aに塗付した接着剤が硬化し、エッジ部9の外周部とフレーム2との接着剤も硬化し、振動板3が、接続部材7およびフレーム2に対して確実に支持された状態で、第1のVCセット治具16を磁気回路装置8から取り外す。これによりスピーカ1が完成する。
上述した製造方法によれば、VC4を第1のVCセット治具16により、磁気回路装置8に対して所定位置に位置決めした状態で、ダンパ6、振動板3等のスピーカ1を構成する部品を組み付けることができる。
また、ヨーク10のフランジ部10bに突起部16c,16cが挿通する孔部10cが形成されている。そのため、この孔部10cに突起部16c,16cを通して、VC4に突起部16c,16cを当接させるだけで、VC4の駆動方向の位置決めを容易に行うことができる。
以上のようにして製造されたスピーカ1の端子部11に音声に関する電気信号を入力することによって、スピーカ1から音声が出力される。
なお、本実施の形態においては、VCボビン5を第1のVCセット治具16により位置決めした状態で、ダンパ6をVCボビン5に接着固定し、また振動板3を接続部材7に接着固定している。しかしながら、ダンパ6の剛性のみによりVC4の上下方向(駆動方向)の所定位置が維持できる場合は、ダンパ6をVCボビン5とフレーム2に接着固定した段階で第1のVCセット治具16を磁気回路装置8から取り去り、この後、振動板3を接続部材7に接着固定するようにしてもよい。また、ダンパ6を備えない構成のスピーカにおいては、第1のVCセット治具16によりVCボビン5を支持した状態で、振動板3を接続部材7に接着固定する。
なお、第1のVCセット治具16は、本実施の形態においては、2つの突起部16c,16cを有しているが、3つ以上の複数としてもよい。この場合、複数の突起部が、中心線Mvの周囲に等間隔に配設されることで、VCボビン5を安定して支持することができる。また、突起部16c,16cが孔部10c,10cに対して、がた無く挿通されるように、突起部16c,16cと孔部10c,10cの大きさと形状を設定することで、円柱部16bを備えることなく、第1のVCセット治具16を、磁気回路装置8に対して駆動方向と直交する方向に対して位置決めすることができる。
本発明は、音響機器等に使用されるスピーカに利用することが可能である。
本発明の実施の形態に係るスピーカの断面概略図である。 図1に示すスピーカの接続部材を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係るスピーカの製造方法を説明する図で、第1のVCセット治具と第2のVCセット治具を設置した状態を示す図である。 本発明の実施の形態に係るスピーカの製造方法を説明する図で、接続部材位置決め治具によって接続部材をVCボビンに取り付ける状態を示す図である。 本発明の実施の形態に係るスピーカの製造方法を説明する図で、振動板が接続部材に接着固定される状態を示す図である。 本発明の実施の形態に係る第1のVCセット治具を示す斜視図である。
符号の説明
1 … スピーカ
3 … 振動板
4 … VC(駆動部)
6 … ダンパ
7 … 接続部材
8 … 磁気回路装置
10c … 孔部
16 … 第1のVCセット治具(駆動方向当接治具)
16b … 円柱部(磁気回路装置当接部材)
16c … 突起部(駆動部当接部材)
17 … 第2のVCセット治具(直交方向当接治具)
18 … 接続部材位置決め治具

Claims (2)

  1. 磁気回路装置により形成される磁気回路の磁力の作用を受けて駆動され振動板を振動する円筒形状の駆動部に対して、
    前記駆動部の円筒形状の内側に、前記駆動部の円筒形状と中心軸を共有するように設けられた円筒部に駆動方向当接治具の円柱部を挿入することによって、前記駆動方向当接治具を所定の位置に設定する治具位置設定工程と、
    前記駆動方向当接治具を、前記駆動部の駆動方向で当接させることにより、前記駆動部の駆動方向の位置決めを行う駆動方向位置決め工程と、
    前記駆動方向位置決め工程により、前記駆動部を前記磁気回路装置に対して所定位置に位置決めした状態で、ダンパまたは前記振動板の少なくとも1つを、前記駆動部に対して固定する固定工程と、
    前記駆動部に対して、直交方向当接治具を、前記駆動部の駆動方向と直交する方向で当接させることにより、前記駆動部の直交方向の位置決めを行う直交方向位置決め工程と、
    を有し、
    前記駆動方向位置決め工程と前記直交方向位置決め工程とにより、前記駆動部を磁気回路装置に対して所定位置に位置決めした状態で、前記固定工程を行い、
    前記直交方向当接治具に対して、前記駆動方向および前記直交方向について位置決めされる接続部材位置決め治具により、前記駆動部と前記振動板とを接続する接続部材を、前記駆動部に対して前記駆動方向と前記直交方向とについて位置決めを行う接続部材位置決め工程を有する、
    ことを特徴とするスピーカの製造方法。
  2. 突起部としての駆動部当接部材と前記駆動部当接部材の高さよりも高い円柱部としての磁気回路装置当接部材とを有し、スピーカの磁気回路装置に形成される円筒形状に円柱部としての前記磁気回路装置当接部材が挿入され、スピーカの磁気回路装置に形成される孔部から突起部としての前記駆動部当接部材が挿入され、前記磁気回路装置により形成される磁気回路の磁力の作用を受けて駆動され振動板を振動させる駆動部に対して、この駆動部の駆動方向で当接することで、前記駆動部の駆動方向の位置決めを行い、前記磁気回路装置当接部材を前記磁気回路装置に対して、駆動方向と直交する方向で当接させることを特徴とするスピーカ製造用治具。
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