JPWO2008059595A1 - スピーカ - Google Patents

スピーカ Download PDF

Info

Publication number
JPWO2008059595A1
JPWO2008059595A1 JP2008544057A JP2008544057A JPWO2008059595A1 JP WO2008059595 A1 JPWO2008059595 A1 JP WO2008059595A1 JP 2008544057 A JP2008544057 A JP 2008544057A JP 2008544057 A JP2008544057 A JP 2008544057A JP WO2008059595 A1 JPWO2008059595 A1 JP WO2008059595A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drive cone
diaphragm
speaker
voice coil
cone
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008544057A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4851534B2 (ja
Inventor
健太 藤本
健太 藤本
輝明 海谷
輝明 海谷
伊藤 大輔
大輔 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tohoku Pioneer Corp
Pioneer Corp
Original Assignee
Tohoku Pioneer Corp
Pioneer Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tohoku Pioneer Corp, Pioneer Corp filed Critical Tohoku Pioneer Corp
Publication of JPWO2008059595A1 publication Critical patent/JPWO2008059595A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4851534B2 publication Critical patent/JP4851534B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R1/00Details of transducers, loudspeakers or microphones
    • H04R1/06Arranging circuit leads; Relieving strain on circuit leads
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R9/00Transducers of moving-coil, moving-strip, or moving-wire type
    • H04R9/02Details
    • H04R9/04Construction, mounting, or centering of coil
    • H04R9/041Centering
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R2499/00Aspects covered by H04R or H04S not otherwise provided for in their subgroups
    • H04R2499/10General applications
    • H04R2499/13Acoustic transducers and sound field adaptation in vehicles
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R9/00Transducers of moving-coil, moving-strip, or moving-wire type
    • H04R9/02Details
    • H04R9/04Construction, mounting, or centering of coil
    • H04R9/041Centering
    • H04R9/043Inner suspension or damper, e.g. spider

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Audible-Bandwidth Dynamoelectric Transducers Other Than Pickups (AREA)
  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Abstract

より高出力に対応できるドライブコーンや振動板を備えたスピーカを提供する。スピーカはフレームと磁気回路部と振動部を備えている。磁気回路部はフレームに取り付けられている。振動部はフレーム内に収容されかつ磁気回路部によって振動されるドライブコーン14及び振動板15を備えている。ドライブコーン14はコーン状のコーン本体47と外側段部48と内側段部49とを備えている。外側段部48はコーン本体47の外縁部に周方向に沿って互いに間隔をあけて複数設けられている。内側段部49はコーン本体47の内縁部に周方向に沿って互いに間隔をあけて複数設けられている。段部48,49はドライブコーン14の振動方向即ち軸芯に対して直交する方向に沿って平坦に形成されている。段部48,49には錦糸線36が固定される。

Description

本発明は、例えば、音声電流が供給されることでドライブコーンを振動させて音を発生するスピーカに関する。
例えば、移動体としての自動車には、従来から種々のスピーカ(例えば、特許文献1参照)が搭載されている。特許文献1に示されたスピーカは、フレームと、前記フレーム内に収容された振動部と、前記フレームに取り付けられかつ前記振動部を振動させて音を生じさせる磁気回路部を備えている。
振動部は、音声電流が供給されるボイスコイルと、このボイスコイルが外周に巻きまわれたボイスコイルボビンと、ボイスコイルボビンに取り付けられたドライブコーンと、当該ドライブコーンに取り付けられた振動板とを備えている。ドライブコーンは、外観がコーン状に形成されかつ薄板状に形成されている。磁気回路部は、永久磁石を備え、その磁気ギャップ内にボイスコイルを配置する。
前述した構成のスピーカは、ボイスコイルに音声電流が供給されることで、該ボイスコイルに電磁気力(ローレンツ力)が作用し、前記ドライブコーンを介して、前記振動板を振動させて、前述した音声電流に応じた音を発生する。
実開昭63−158091号公報
前述した特許文献1に示されたスピーカは、その厚みを極力薄くするために、ドライブコーンを傾斜の緩やかなコーン状に形成している。近年、前述した自動車などに搭載されるスピーカに対して、大音量で音を再生する(以下では、高出力と呼称する)であることが求められている。この高出力に対応するためには、前記ドライブコーンを傾斜が大きいコーン状に形成することが考えられえる。
しかしながら、より高出力になると、スピーカは、ドライブコーンの振幅などが大きくなって、ドライブコーンにより高い機械的な強度が必要となる。前述した特許文献1に示すように、ドライブコーンを薄板状に形成するのでは、勿論、高出力に必要とされる機械的な強度を確保することが困難である。
したがって、本発明の目的は、例えば、より高出力に対応できるドライブコーンや振動板を備えたスピーカを提供することにある。
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載の本発明のスピーカは、フレームと、前記フレームに取り付けられた磁気回路部と、音声電流が供給されるボイスコイルと振動板とコーン状に形成されかつ前記ボイスコイルの振動を前記振動板に伝えるドライブコーンとを有した振動部と、を備えたスピーカにおいて、前記ドライブコーンに当該ドライブコーンの振動方向に対して直交する方向に沿って平坦な段部を設けたことを特徴としている。
本発明の第1実施例にかかるスピーカの断面図である。 図1に示されたスピーカの振動板やセンタキャップを取り外した状態を示す正面図である。 図1に示されたスピーカのドライブコーンを背面側からみた斜視図である。 図3に示されたドライブコーンを背面側からみた平面図である。 図4中のV−V線に沿う断面図である。 本発明の第2実施例にかかるスピーカの断面図である。
符号の説明
1 スピーカ
2 磁気回路部
3 振動部
4 フレーム
12 ボイスコイル
14 ドライブコーン
15 振動板
36 錦糸線
48 外側段部(段部)
49 内側段部(段部)
50 通し孔
51 固定ピン(固定部)
52 通し孔
53 固定孔(固定部)
58 通し孔
59 段部
60 ダンパ
K 空間
以下、本発明の一実施形態を説明する。本発明の一実施形態にかかるスピーカは、ドライブコーンに振動方向に対して直交する方向に平坦な段部を設けて、当該ドライブコーンの機械的な強度を向上している。こうすることで、より高出力に対して十分な機械的な強度をドライブコーンに付与することができる。したがって、より高出力に対応したスピーカを提供することができる。
また、スピーカは、段部に錦糸線を固定するようにしても良い。この場合、組み立て時に錦糸線を接着剤によって固定する際に、当該接着剤が段部上に確実に留まって、錦糸線をドライブコーンに確実に固定できる。
さらに、錦糸線を固定する段部を、ドライブコーンの内縁部と外縁部との双方に設けても良い。この場合、錦糸線をドライブコーンの内縁部と外縁部との双方に固定できるので、スピーカの高出力化を図っても、錦糸線がドライブコーンから脱落してしまうことを防止できる。
また、錦糸線を固定する段部をドライブコーンの周方向に間隔をあけているのが望ましい。この場合、錦糸線からドライブコーンにかかる力がかかった時、ドライブコーンの重量バランスが均一になり、ドライブコーンの振動に錦糸線が悪影響を与えることを防止できる。また、ドライブコーンの重量バランスを均一にできることで、前記振動部の重量バランスを均一にすることもできる。
また、スピーカは、ドライブコーンと振動板との間にある密閉された空間にある空気が発現する空気バネとしてのバネ性がボイスコイルボビン及び振動板の振動エネルギーを吸収して、これらボイスコイルボビンの振動の減衰を行うため、従来のスピーカに備えられているようなダンパを設ける必要が無い。したがって、スピーカの構成の簡素化を図ることができる。
本発明の第1実施例を、図1ないし図5に基づいて説明する。図1に示す本発明の一実施例に係るスピーカ1は、移動体としての自動車などに搭載されて、該自動車の乗員に音声情報を提供する。
スピーカ1は、図1に示すように、フレーム4と、磁気回路部2と、音を発生させる振動部3と、配線構造部5とを備えている。
フレーム4は、図1に示すように、フレーム本体20と、コネクタ用フレーム21と、磁気回路部用カバー22と、ガスケット23とを備えている。
フレーム本体20は、アルミニウムなどの金属で構成されている。フレーム本体20は、円環状の底部24と、該底部の外周縁から立ち上がるように形成される円筒状の筒部25と、筒部25の内面(内側側面)から突出したフランジ部26とを備えている。筒部25の底部24寄りの端部には、該筒部25即ちフレーム本体20を貫通した開口部27が設けられている。開口部27は、フレーム本体20の周方向に間隔をあけて複数設けられている。
フランジ部26は、円環状に形成され、かつ筒部25の内面から該筒部25の内側に向かって突出している。フランジ部26は、筒部25の内面に沿って、当該筒部25の全周に亘って設けられている。また、フランジ部26には、後述するチューブ部材38が圧入される孔28が一つ設けられている。この孔28は、勿論、フレーム4のフレーム本体20即ちフランジ部26を貫通している。
コネクタ用フレーム21は、フレーム本体20の前述した開口部27の一つをふさぐように、当該フレーム本体20に取り付けられる。コネクタ用フレーム21には、前述した自動車などに搭載されるアンプと接続可能なコネクタ29が取り付けられている。コネクタ29はアンプと接続可能であるだけなく、他の電子機器と接続可能であるコネクタであっても構わない。
磁気回路部用カバー22は、円環状の底部30と、該底部30の外周縁から立ち上がるように形成された筒部31とを備える。磁気回路部用カバー22は、磁気回路部2の後述するヨーク7にボルト32によって固定されている。プレート9と、フレーム本体20とがボルト33によって固定される。磁気回路部用カバー22は、フレーム本体20に固定されると、当該フレーム本体20と同軸になる。ここでいう同軸とは、磁気回路部用カバー22とフレーム本体20とが有する中心軸がほぼ同じであることをいう。
ガスケット23は、円環状に形成されている。ガスケット23は、フレーム本体20の外縁部(外周部)に重ねられて、当該外縁部との間に後述するエッジ18を挟んで、フレーム本体20に接着剤等によって固定される。ガスケット23は、フレーム本体20の外縁部との間にエッジ18を挟んで、後述する振動板15をフレーム本体20に対して固定する。
磁気回路部2は、前述した磁気回路部用カバー22とフレーム本体20との双方に固定されて、フレーム4に取り付けられている。磁気回路部2は、図1に示すように、磁性体(所謂、常磁性体又は強磁性体)等で構成されたヨーク7と、磁石8と、磁性体(所謂、常磁性体又は強磁性体)等で構成されたプレート9とを備えている。ヨーク7は、円環状のボトムプレート10と、該ボトムプレート10の中央の内縁部から立ち上がるように形成された円筒状のセンターポール11とを一体に備えた外磁型磁気回路である。本実施例では外磁型磁気回路を開示するが、本発明は、内磁型磁気回路や、内磁型や外磁型を併用した磁気回路(ボイスコイルボビンの内部と外部にマグネットを配置した磁気回路)を適用しても構わない。また本実施例では、前記センターポールにはスピーカ装置の外部へ通じる開口が形成されているが、本発明では、当該開口が形成されていなくても構わない。
磁石8は、円環状に形成されている。磁石8の内径は、センターポール11の外径よりも大きい。磁石8は、内側にセンターポール11を通して、ボトムプレート10に重ねられている。前述した磁石8は、永久磁石又は直流電源により励磁されるものでも良い。
プレート9は、円環状に形成されている。プレート9の内径は、センターポール11の外径よりも大きい。プレート9は、内側にヨーク7のセンターポール11と後述するボイスコイルボビン13とを通した状態で、磁石8上に重ねられている。前述したヨーク7と、磁石8と、プレート9は、その中心がほぼ同じになるように、同軸に配置されている。このため、磁石8とプレート9の内周面は、ヨーク7のセンターポール11の外周面と間隔をあけている。
また、前述したヨーク7は、円筒状の底部30及びボトムプレート10とを貫通したボルト32によって、磁気回路部用カバー22に固定される。さらに、プレート9は、フレーム本体20の底部24を貫通したボルト33がねじ込まれて、フレーム本体20に固定される。このように、磁気回路部2は、プレート9がフレーム本体20に固定されかつボトムプレート10が磁気回路部用カバー22に固定されることで、フレーム4に固定される。勿論、ヨーク7と磁石8とプレート9は、フレーム4と同軸に配置される。
前述した構成により、磁気回路部2は、ヨーク7のセンターポール11の外周面と、プレート9の内周面との間に、大きい磁束密度を有する磁気ギャップGを形成している。即ち、磁気回路部2は、磁気ギャップG内にて、ボイスコイル12に電磁気力(ローレンツ力)を作用させ、ドライブコーン14,15を振動させる。
振動部3は、フレーム4のフレーム本体20内に収容されている。振動部3は、ボイスコイル12と、ボイスコイルボビン13と、ドライブコーン14と、振動板15と、センタキャップ16などを備えている。ボイスコイル12は、本実施例では、二つ設けられており、2本のボイスコイルボビン13が一緒に巻き回されている(図示せず)。またこれらのボイスコイル12は、振動板15を駆動させる前は、互いに同軸に配置され、かつ磁気回路部2の前述した磁気ギャップG内に配置されている。ボイスコイル12には、音声電流が供給される。
ボイスコイルボビン13は、円筒状に形成されている。ボイスコイルボビン13の内径は、ヨーク7が有するセンターポール11の外径よりも大きく形成されている。ボイスコイルボビン13の外径は、プレート9及び磁石8の内径よりも小さく形成されている。ボイスコイルボビン13は、ヨーク7とプレート9とボイスコイル12などと同軸に配置されている。ボイスコイルボビン13は、その一端部が磁気ギャップGへと挿入されており、該一端部の外周にボイスコイル12を取り付けている。ボイスコイルボビン13は、ドライブコーン14や振動板15などによって、ヨーク7の中心軸に沿って移動自在に支持されている。なお、ヨーク7の中心軸は、スピーカ1の中心軸とほぼ同じである。
ドライブコーン14は、ボイスコイル12の振動を、後述する振動板15に伝える。ドライブコーン14は、樹脂等で構成されている。ドライブコーン14は、コーン状に形成され、かつその内縁部がボイスコイルボビン13の中心軸方向の他端部の外面に取り付けられている。このため、ドライブコーン14は、ボイスコイルボビン13を介して、ボイスコイル12に取り付けられている。
ドライブコーン14は、図3及び図4に示すように、外観がコーン状(又は裁頭円錐状ともいう)のコーン本体47と、複数の外側段部48と、複数の内側段部49とを一体に備えている。外側段部48と内側段部49は、ドライブコーン14に当該ドライブコーン14の振動方向に対して直交する方向に沿って平坦な段部をなしている。外側段部48と内側段部49とは、それぞれ、後述する錦糸線36と同数(即ち、図示例では、4つ)設けられている。外側段部48と内側段部49とは、それぞれ、錦糸線36と1対1に対応している。
外側段部48と内側段部49とは、それぞれ、ドライブコーン14の振動方向即ち軸芯に対して直交する方向に沿って平坦に形成されている。外側段部48と内側段部49とは、それぞれ、ドライブコーン14即ちスピーカ1の周方向に間隔をあけて配置されている。外側段部48は、勿論、ドライブコーン14のコーン本体47の外縁部に設けられている。複数の外側段部48は、ドライブコーン14のコーン本体47の周方向に沿って互いに並べられている。
外側段部48には、通し孔50と、固定部としての一対の固定ピン51とが設けられている。通し孔50は、外側段部48の中央に設けられ、勿論、図5に示すように、外側段部48の中央を貫通している。通し孔50は、内側に錦糸線36を通す。一対の固定ピン51は、外側段部48から振動板15に向けて突起状に形成されている。通し孔50は、当該固定ピン51の近傍に形成されている。一対の固定ピン51は、通し孔50内に通される錦糸線36を互いの間に挟んで、当該錦糸線36を外側段部48即ちドライブコーン14に固定する。
内側段部49は、勿論、ドライブコーン14のコーン本体47の内縁部に設けられている。複数の内側段部49は、ドライブコーン14のコーン本体47の周方向に沿って互いに並べられている。
内側段部49には、図4に示すように、通し孔52と、固定部としての固定孔53とが設けられている。通し孔52は、内側段部49の当該内側段部49が対応する外側段部48寄りの端部に設けられ、勿論、図5に示すように、内側段部49の端部を貫通している。通し孔52は、内側に錦糸線36を通す。固定孔53は、内側段部49の中央部を貫通しているとともに、周方向に沿って通し孔52と並ぶ位置に配置されている。固定孔53は、通し孔52内に通される錦糸線36の端末を更に通して、当該錦糸線36を内側段部49即ちドライブコーン14に固定する。
また、ドライブコーン14の外縁部には、円環状でかつ薄板状に形成された弾性変形自在のエッジ17が接着剤などによって取り付けられている。エッジ17とドライブコーン14との接合は接着剤以外に、ネジ止めや縫い付け等の公知の手段を用いることができる。エッジ17は、その外縁部がフレーム本体20のフランジ部26と配線構造部5の後述する位置決め部材34との間に挟まれて、これらに固定されている。即ち、ドライブコーン14は、エッジ17を介してフレーム本体20即ちフレーム4に取り付けられている。
振動板15は、樹脂等で構成されている。振動板15は、円環状に形成されている。振動板15は、その内径がドライブコーン14の内径よりも大きく、かつその外径がドライブコーン14の外径よりも大きく形成されている。振動板15は、ドライブコーン14の一部と、特に図1内に符号55,56,57で示される溝にて接着剤などによって固定されている。振動板15の外縁部には、断面形状が半円環状でかつ薄板状に形成されたエッジ18が接着剤などによって取り付けられている。エッジ18は、その外縁部がフレーム本体20の筒部25の外縁部とガスケット23との間に挟まれて、これらに固定されている。即ち、振動板15は、エッジ18を介してフレーム本体20即ちフレーム4に取り付けられている。
センタキャップ16は、樹脂等で構成されている。センタキャップ16は、円形状で且つその断面形状が音響放射方向に向かって、その中心部が凸状に形成され、中心部から外縁部に向かって凹状に形成されている。センタキャップ16の外径は、ドライブコーン14の内径よりも大きくかつ振動板15の外径よりも小さく形成されている。センタキャップ16は、外縁部が振動板15上に重ねられて、この外縁部が全周に亘って接着剤などによって振動板15に取り付けられている。
前述した振動部3のドライブコーン14、振動板15及びセンタキャップ16は、勿論、フレーム4及び磁気回路部2と同軸に配置されている。振動部3は、ボイスコイル12に音声情報に応じた電流(音声電流)が供給されると、ドライブコーン14によってボイスコイル12の振動が伝えられた振動板15が前述した中心軸に沿って振動して、音声電流に応じた音を発生する。
また、前述したドライブコーン14、振動板15及びエッジ17,18と、フレーム4のフレーム本体20の内面とで囲まれた空間Kは、密閉されている。即ち、ドライブコーン14、振動板15及びエッジ17,18と、フレーム4のフレーム本体20の内面とで囲まれた空間Kは、気密に保たれている。
このため、前述した振動部3は、ボイスコイルボビン13が中心軸方向に沿って振動して、ドライブコーン14及び振動板15が振動する際に、ドライブコーン14と振動板15との間の空間Kにある空気がドライブコーン14及び振動板15の変位及びエッジ17,18の変位により圧縮と膨張を繰り返すことで、空気バネとしてのバネ性が発現される。
本実施例において、振動板15の有効面積をS1、ドライブコーン14の有効面積をS2とするときの有効面積の差SはS=S1−S2であり、また、ドライブコーン14、振動板15との間の密閉空間K内にある空気の体積Vとすると、上記の空気バネのバネ性を表す定数であるスティフネスは、S/Vに比例する。即ち、本実施例では、ドライブコーン14、振動板15との間の密閉された空間Kにある空気が発現する、空気バネとしてのバネ性により、非常に大きな振幅で振動板15が動作する等の異常な振る舞いを抑えること、スピーカ1の音響特性を長期間にわたり再現できること、振動板15を大きな振幅で長時間にわたり振動させてもスピーカ1の信頼性を維持できることが可能になる。
配線構造部5は、図2に示すように、位置決め部材34と、ヒューズ35と、複数の錦糸線36と、複数のリード線37と、一つのチューブ部材38とを備えている。位置決め部材34は、図2に示すように、部材本体39と、該部材本体39内に一部がインサート成形された圧接端子40とを備えている。部材本体39は、外径がフレーム本体20の筒部25の内径と略等しい円環状に形成されている。部材本体39は、フランジ部26上に重ねられる底板部41と、該底板部41の内縁から立ち上がるように形成されかつ周方向に沿って間隔をあけて配置された複数の内壁部42と、底板部41の径方向の中央から立ち上がるように形成されかつ周方向に沿って間隔をあけて配置された複数の位置決めピン43とを備えている。
部材本体39即ち位置決め部材34は、底板部41がフランジ部26と同軸で当該フランジ部26との間にエッジ17の外縁部を挟みこんで、図示しないボルトもしくは接着剤等によってフランジ部26即ちフレーム本体20に固定されている。このため、部材本体39即ち位置決め部材34は、前述した空間K内に配置されている。内壁部42と位置決めピン43は、互いの間にリード線37を挟んで、当該リード線37がフレーム4のフレーム本体20の筒部25の内面に沿うよう、位置決めする。即ち、位置決め部材34は、リード線37をフレーム4のフレーム本体20の筒部25の内面に沿うように位置決めする。また、部材本体39には、図1に示すように、当該部材本体39がフランジ部26に取り付けられた際に、前記孔28と重なる切欠き44が設けられている。
圧接端子40は、導電性の板金などで構成され、かつ部材本体39から立ち上がるように形成された一対の圧接刃45と当該圧接刃45同士を連結しかつ部材本体39内に埋設された図示しない連結部とを一体に備えている。圧接端子40の圧接刃45には、錦糸線36又はリード線37が圧入される。
また、圧接端子40は、図示例では、六つ設けられ、かつ部材本体39の周方向に互いに間隔をあけて配置されている。圧接端子40のうち二つは、位置決め部材34がフレーム4に固定されると前述した孔28の近傍に位置し、他の四つは、前述した孔28から離れた位置に配置される。
ヒューズ35は、図示例では、二つ設けられている。ヒューズ35は、図2に示すように、前述した孔28から離れた四つの圧接端子40のうちの互いに近接する圧接端子40の圧接刃45に圧入されて、これらの圧接端子40同士を接続する。このため、ヒューズ35は、前述した空間K内に配置される。ヒューズ35は、リード線37及び錦糸線36と直列に接続されて、ボイルコイル12に供給される音声電流が予め定められた電流値を超えると、溶断して、音声電流のボイスコイル12への供給を停止する。
錦糸線36は、図示例では、四つ設けられている。それぞれの錦糸線36は、一端がドライブコーン14のフレーム本体20の奥側から外側段部48に設けられた通し孔50内に通された後、内側段部49に設けられた通し孔52と固定孔53内に順に通されてボイスコイル12の先端部に接続している。このとき、勿論、錦糸線36は、外側段部48に設けられた一対の固定ピン51間に挟まれて、当該外側段部48に固定されている。さらに、錦糸線36と通し孔50,52及び固定孔53との周りには、シリコーンゴムなどを含んだ接着剤が充填されて、これらの間が密閉されている。錦糸線36は、この接着剤によって、ドライブコーン14に固定されている。
錦糸線36は、段部48,49に固定されているので、ドライブコーン14の周方向に互いに間隔をあけて配置され、かつボイスコイルボビン13及びドライブコーン14の外面からスピーカ1の径方向に沿うように位置決め部材34(即ち、空間K内)に向かって引き出されている。
二つの錦糸線36は、前述した孔28から離れた四つの圧接端子40のうちの前記孔28から離れた側の圧接端子40の前記孔28から離れた側の圧接刃45に圧入されて、圧接端子40に接続されている。残りの二つの錦糸線36は、前述した孔28寄りの二つの圧接端子40の前記孔28から離れた側の圧接刃45に圧入されて、圧接端子40に接続されている。
リード線37は、導電性の芯線と絶縁性の被覆部とを備えた所謂被覆電線である。リード線37は、図示例では、四つ設けられている。二つのリード線37は、前述した孔28から離れた四つの圧接端子40のうちの前記孔28寄りの圧接端子40の前記孔28寄り圧接刃45に圧入されて、圧接端子40に接続されている。残りの二つのリード線37は、前述した孔28寄りの二つの圧接端子40の前記孔28寄りの圧接刃45に圧入されて、圧接端子40に接続されている。
このため、リード線37は、圧接端子40及び錦糸線36を介してボイスコイル12と接続している。前述したリード線37は、内壁部42と位置決めピン43との間に挟まれて位置決めされた状態で、前記圧接刃45から切欠き44即ち孔28に向かって配線される。リード線37は、音声電流をボイスコイル12に供給する。
チューブ部材38は、ゴムで構成されており、筒状に形成されている。チューブ部材38はゴム以外に、樹脂材料等で構成されていても構わない。チューブ部材38は、インサート成形法によって、ゴムが前記4本のリード線37各々の周囲を覆うように成形されている。チューブ部材38は、その内側に四本のリード線37の全てを通して、これら4本のリード線37を拘束した状態で、孔28内に圧入されてフレーム本体20即ちフレーム4に取り付けられる。チューブ部材38は、内側に四本のリード線37の全てを通して、これら4本のリード線37を空間Kの外部に導く。そして、リード線37は、空間Kの外部でコネクタ29の端子46に取り付けられる。また、チューブ部材38は、ドライブコーン14と振動板15が振動した際、孔28を通じて、前記の空間K内にある空気が漏れ出さないよう、気密を保つ。また前述のように、空間K内を気密に保つべく、チューブ部材38は弾性を有するゴムで構成されていることが好ましい。
前述した配線構造部5は、ヒューズ35、錦糸線36及びリード線37を所望の圧接刃45に圧入し、四本のリード線37の全てを通したチューブ部材38を孔28内に圧入して、当該リード線37がコネクタ29の端子46に取り付けられて、組み立てられる。
さらに、錦糸線36は、段部48,49が水平方向と平行な状態のドライブコーン14に以下のように取り付けられる。錦糸線36は、ドライブコーン14よりもフレーム本体20の奥側からドライブコーン14の外側段部48に設けられた一対の固定ピン51間に挟まれながら通し孔50内に通されて、内側段部49に設けられた通し孔52と固定孔53とに順に通される。そして、錦糸線36は、通し孔50,52及び固定孔53の周りに充填された接着剤によって、ドライブコーン14に固定される。このとき、接着剤は、通し孔50,52及び固定孔53と、錦糸線36との間を密閉して、これらの間を気密に保つ。
そして、配線構造部5は、リード線37、ヒューズ35、錦糸線36、ボイスコイル12を順に直列に接続して、コネクタ29の端子46に供給された音声電流をボイスコイル12に供給する。
前述した構成のスピーカ1は、配線構造部5のリード線37などを介してボイスコイル12に音声電流が供給され、この音声電流に応じて磁気ギャップG内に配置されたボイスコイル12が前述した中心軸に沿って振動する。そして、ボイスコイル12をその外周に巻かれたボイスコイルボビン13が、ドライブコーン14や振動板15などと共に中心軸に沿って振動する。即ちボイスコイル12の振動がドライブコーン14によって振動板15に伝えられ、当該振動板15が振動することによって音声電流に応じた音を発生させる。このように、磁気回路部2は、振動板15則ち振動部3を振動させて、音を生じさせる。
本実施例によれば、ドライブコーン14に振動方向に対して直交する方向に平坦な段部48,49を設けて、当該ドライブコーン14の機械的な強度を向上している。このため、より高出力に対して十分な機械的な強度をドライブコーン14に付与することができる。したがって、より高出力に対応したスピーカ1を提供することができる。
また、スピーカ1は、段部48,49に錦糸線36を固定している。このため、組み立て時に錦糸線36を接着剤によって固定する際に、当該接着剤が段部48,49上に確実に留まって、錦糸線36をドライブコーン14に確実に固定できる。
さらに、錦糸線36を固定する段部48,49を、ドライブコーン14の内縁部と外縁部との双方に設けている。このため、錦糸線36をドライブコーン14の内縁部と外縁部との双方に固定できるので、スピーカ1の高出力化を図っても、錦糸線36がドライブコーン14から脱落してしまうことを防止できる。
本実施例において、ドライブコーン14にボイスコイル12の振動方向即ち中心軸に対して直交する方向に平坦な段部59を設けて、当該ドライブコーン14の機械的な強度を向上している。つまり段部59を設けることでドライブコーン14の剛性を大きくできる。このため、より高出力に対して十分な機械的な強度をドライブコーン14に付与することができる。したがって、より高出力に対応したスピーカ1を提供することができる。

また、錦糸線36を固定する段部48,48をドライブコーン14の周方向に間隔をあけているのが望ましい。この場合、錦糸線36からドライブコーン14にかかる力がかかった時、ドライブコーン14の重量バランスが均一になり、ドライブコーン14の振動に錦糸線36が悪影響を与えることを防止できる。またドライブコーン14の重量バランスを均一にできることで、前記振動部3の重量バランスを均一にすることもできる。
また、スピーカ1は、ドライブコーン14と振動板15との間にある密閉された空間Kにある空気が発現する空気バネとしてのバネ性がボイスコイルボビン13及びドライブコーン14及び振動板15の振動エネルギーを吸収して、これらボイスコイルボビン13の振動の減衰を行うため、従来のスピーカに備えられているようなダンパを設ける必要が無い。即ち、本実施例のスピーカ1では、ドライブコーン14及び振動板15自体が、ドライブコーン14、振動板15やボイスコイルボビン13の振動を減衰するダンパを兼ねているため、ドライブコーン14や振動板15の後方に、ボイスコイルボビン13を支持するダンパを装備する必要が無く、ダンパ及びその設置スペースの省略によって軸方向の寸法を短縮でき、自動車などに搭載されるオーディオシステム等で要求されている薄型化を実現することができる。したがって、スピーカ1の構成の簡素化を図ることができる。
しかも、密閉されたドライブコーン14と振動板15との間にある空間Kを実現するために振動板15の背後に同軸に装備されるドライブコーン14は、振動板15と共通の材質で良く、従来の蛇腹構造のダンパと比較すると、機械疲労が発生し難いため、構成部品の機械疲労に起因したスピーカ装置の信頼性の低下を防止して、スピーカ1のさらなる長寿命化を実現できる。
更には、蛇腹構造を有するダンパ(コルゲーションダンパ)は、ボイスコイル、ボイスコイルボビンやドライブコーン等の振動部の横揺れ(ボイスコイルの中心軸に対し垂直な方向への動き)を防止すべく、ボイスコイルの中心軸に対し垂直な方向に変形等し、当該横揺れを防止しているが、ドライブコーン14及び振動板15には局部的に大きな変形が生じないため、音質を濁す原因となるローリング現象に見られる特異なる振動やボイスコイルボビン13がプレート9や磁石8に接触するなどして発生するような擦れ音の発生が無く、濁りのない高品位な音の再生を実現することができる。
そして、本実施例のスピーカ1は、振動板15が振動している時、密閉されたドライブコーン14と振動板15との間にある空間K内の空気が圧縮、膨張のサイクルを繰り返すことにより、ドライブコーン14、振動板15のエッジ17,18にはその背面側で受ける空気圧(背圧)による変形が生じにくくなるので、前述のような、特異なる振動や擦れ音等を発生させることなく、ドライブコーン14と振動板15を大きな振幅で振動させることができ、大音量で音を再生することができる。また、ドライブコーン14及びエッジ17は、空間K内の空気が発現する空気バネによって、非常に大きな振幅で振動板15が動作する等の異常な振る舞いを抑えること、スピーカ1の音響特性を継続的に再現すること、スピーカ1の音響特性を長期間にわたり再現できること、振動板15を大きな振幅で長時間にわたり振動させてもスピーカ1の信頼性を維持できることが可能になる。
前述した実施例では、ボイスコイル12を二つ設け、錦糸線36及びリード線37をそれぞれ四つ設けている。しかしながら、本発明では、ボイスコイル12を一つ又は三つ以上設け、錦糸線36及びリード線37をそれぞれ二つ又は四つ以上設けても良い。

また、本発明では、図6に示された本発明の第2実施例にかかるスピーカ1のように、振動板15に該振動板15の振動方向に対して直交する方向に平坦な段部59を設けても良い。なお、図6において、前述した第1実施例と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。図6に示されたスピーカ1は、ドライブコーン14を設けずに振動板15とダンパ60とを設けている。

本実施例では、ダンパ60の内縁部をボイスコイルボビン13に取り付け、ダンパ60の内縁部をフレーム4のフレーム本体20に取り付けている。また、フレーム本体20の中心軸方向の中央に開口部27を設けている。

また、本実施例では、振動板15に該振動板15の振動方向に対して直交する方向に平坦な段部59を設け、該段部59に錦糸線36を通す通し孔58と錦糸線36を固定する図示しない固定部とを設けている。本実施例においても、通し孔58内に通した錦糸線36を固定部に固定した後、接着剤によって段部59即ち振動板15に固定する。

本実施例において、前述した第1実施例と同様に、振動板15に振動方向即ち中心軸に対して直交する方向に平坦な段部59を設けて、当該振動板15の機械的な強度を向上している。つまり段部59を設けることで振動板の剛性を大きくできる。このため、より高出力に対して十分な機械的な強度を振動板15に付与することができる。したがって、より高出力に対応したスピーカ1を提供することができる。

また、スピーカ1は、段部59に錦糸線36を固定している。このため、組み立て時に錦糸線36を接着剤によって固定する際に、当該接着剤が段部59上に確実に留まって、錦糸線36を振動板15に確実に固定できる。
前述した実施例によれば、以下のスピーカ1が得られる。
(付記) フレーム4と、
前記フレーム4に取り付けられた磁気回路部2と、
音声電流が供給されるボイスコイル12と振動板15とコーン状に形成されかつ前記ボイスコイル12の振動を前記振動板15に伝えるドライブコーン14とを有した振動部3と、を備えたスピーカ1において、
前記ドライブコーン14に当該ドライブコーン14の振動方向に対して直交する方向に沿って平坦な段部48,49を設けたことを特徴とするスピーカ1。
付記によれば、ドライブコーン14に振動方向即ち軸芯に対して直交する方向に平坦な段部48,49を設けて、当該ドライブコーン14の機械的な強度を向上している。このため、より高出力に対して十分な機械的な強度をドライブコーン14に付与することができる。したがって、より高出力に対応したスピーカ1を提供することができる。
なお、前述した実施例は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施例に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
【0002】
って、ドライブコーンにより高い機械的な強度が必要となる。前述した特許文献1に示すように、ドライブコーンを薄板状に形成するのでは、勿論、高出力に必要とされる機械的な強度を確保することが困難である。
[0008]
したがって、本発明の目的は、例えば、より高出力に対応できるドライブコーンや振動板を備えたスピーカを提供することにある。
課題を解決するための手段
[0009]
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載の本発明のスピーカは、フレームと、前記フレームに支持される磁気回路部と、ボイスコイルが巻装されるボイスコイル支持部と振動板と前記ボイスコイルの振動を前記振動板に伝えるドライブコーンとを有する振動部と、を備え、前記ドライブコーンは、その内縁部と外縁部との間にて前記振動板を支持しており、前記ドライブコーンの内縁部が、ボイスコイル支持部に支持され、前記ドライブコーンの外縁部が、前記フレームに支持されており、前記ドライブコーンは、その側面に段部を備えることを特徴としている。
図面の簡単な説明
[0010]
[図1]本発明の第1実施例にかかるスピーカの断面図である。
[図2]図1に示されたスピーカの振動板やセンタキャップを取り外した状態を示す正面図である。
[図3]図1に示されたスピーカのドライブコーンを背面側からみた斜視図である。
[図4]図3に示されたドライブコーンを背面側からみた平面図である。
[図5]図4中のV−V線に沿う断面図である。
[図6]本発明の第2実施例にかかるスピーカの断面図である。
符号の説明
[0011]
1 スピーカ
2 磁気回路部
3 振動部
4 フレーム
12 ボイスコイル
14 ドライブコーン
15 振動板

Claims (9)

  1. フレームと、
    前記フレームに取り付けられた磁気回路部と、
    音声電流が供給されるボイスコイルと振動板とコーン状に形成されかつ前記ボイスコイルの振動を前記振動板に伝えるドライブコーンとを有した振動部と、を備えたスピーカにおいて、
    前記ドライブコーンに当該ドライブコーンの振動方向に対して直交する方向に沿って平坦な段部を設けたことを特徴とするスピーカ。
  2. 前記段部に、前記ボイスコイルに音声電流を供給するための錦糸線を固定する固定部を設けたことを特徴とする請求項1記載のスピーカ。
  3. 前記段部に通し孔が形成され、当該通し孔に前記錦糸線が通されていることを特徴とする請求項1に記載のスピーカ。
  4. 前記段部が、前記ドライブコーンの外縁部と内縁部との双方向に設けられていることを特徴とする請求項1記載のスピーカ。
  5. 前記段部が、前記ドライブコーンの周方向に互いに間隔をあけて複数設けられていることを特徴とする請求項1記載のスピーカ。
  6. 前記フレームと前記ドライブコーンと前記振動板で囲まれた空間が密閉されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のうちいずれか一項に記載のスピーカ。
  7. フレームと、
    前記フレームに取り付けられた磁気回路部と、
    音声電流が供給されるボイスコイルと振動板とを有した振動部と、を備え、
    前記振動板に当該振動板の振動方向に対して直交する方向に沿って平坦な段部を設けたことを特徴とするスピーカ。
  8. 前記段部に、前記ボイスコイルに音声電流を供給するための錦糸線を固定する固定部を設けたことを特徴とする請求項7記載のスピーカ。
  9. 前記段部に通し孔が形成され、当該通し孔に前記錦糸線が通されていることを特徴とする請求項7に記載のスピーカ。
JP2008544057A 2006-11-17 2006-11-17 スピーカ Expired - Fee Related JP4851534B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2006/323026 WO2008059595A1 (fr) 2006-11-17 2006-11-17 Haut-parleur

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2008059595A1 true JPWO2008059595A1 (ja) 2010-02-25
JP4851534B2 JP4851534B2 (ja) 2012-01-11

Family

ID=39401410

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008544057A Expired - Fee Related JP4851534B2 (ja) 2006-11-17 2006-11-17 スピーカ

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20100195863A1 (ja)
JP (1) JP4851534B2 (ja)
WO (1) WO2008059595A1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110228949A1 (en) * 2008-10-31 2011-09-22 Pioneer Corporation Speaker device, and automobile
CN101990150A (zh) * 2009-08-05 2011-03-23 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 扬声器
JP5518519B2 (ja) 2010-02-16 2014-06-11 三洋電機株式会社 スピーカユニット
JP2012080481A (ja) * 2010-10-06 2012-04-19 Sony Corp スピーカーユニット及びアクティブスピーカー装置
WO2017038597A1 (ja) * 2015-09-01 2017-03-09 アンデン株式会社 発音器
KR101952916B1 (ko) * 2018-01-30 2019-02-28 부전전자 주식회사 음향 성능이 향상된 음향기기
GB2573055B (en) * 2018-04-18 2021-01-06 Tymphany Acoustic Tech Huizhou Co Ltd Speaker and terminal component thereof
FR3087068B1 (fr) * 2018-10-08 2022-01-21 Devialet Haut-parleur electrodynamique comportant un treillis

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5723099A (en) * 1980-07-15 1982-02-06 Kawasaki Steel Corp Renewal device for soluble anode in radial cell type plating tank
JPS5723099U (ja) * 1980-07-16 1982-02-05
JPS57122995U (ja) * 1981-01-22 1982-07-31
JPS608880B2 (ja) * 1981-01-23 1985-03-06 清水建設株式会社 廃水処理法
US4686322A (en) * 1985-08-12 1987-08-11 Rca Corporation Solar panel
JPS6239399U (ja) * 1985-08-27 1987-03-09
JPH0432870Y2 (ja) * 1986-04-14 1992-08-06
JP2651569B2 (ja) * 1986-11-04 1997-09-10 セイコー精機 株式会社 ターボ分子ポンプ
JPH0186798U (ja) * 1987-11-30 1989-06-08
JPH04126494U (ja) * 1991-05-02 1992-11-18 フオスター電機株式会社 複合型スピーカ
JP4134428B2 (ja) * 1999-03-16 2008-08-20 松下電器産業株式会社 スピーカ
US7146020B2 (en) * 2002-11-20 2006-12-05 Meiloon Industrial Co., Ltd. Structure for the sound coil of loudspeaker
JP2004241967A (ja) * 2003-02-05 2004-08-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd スピーカ
JP4610890B2 (ja) * 2003-12-24 2011-01-12 パイオニア株式会社 スピーカ装置
EP1908328A2 (en) * 2005-07-28 2008-04-09 Acoustic Design, Inc. Armored voice coil assembly for use in high power loudspeaker applications
US7940950B2 (en) * 2005-10-03 2011-05-10 Youngtack Shim Electromagnetically-shielded speaker systems and methods
US20070183620A1 (en) * 2006-02-07 2007-08-09 Stiles Enrique M Selectable impedance, constant efficiency electromagnetic transducer
US8213671B2 (en) * 2006-11-01 2012-07-03 Pioneer Corporation Speaker

Also Published As

Publication number Publication date
US20100195863A1 (en) 2010-08-05
WO2008059595A1 (fr) 2008-05-22
JP4851534B2 (ja) 2012-01-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4851534B2 (ja) スピーカ
US7221773B2 (en) Oval speaker apparatus and method of manufacturing the same
JP2005191746A (ja) スピーカ装置
WO2010050056A1 (ja) スピーカ用連結部材及びスピーカ
JP2007208592A (ja) スピーカユニット
JP2004096670A (ja) スピーカ
JP4768823B2 (ja) スピーカ
US7515729B2 (en) Speaker device
JP4768822B2 (ja) スピーカ
JP2005277874A (ja) 同軸スピーカー装置及びその製造方法
JP2008167137A (ja) スピーカ
JP4573591B2 (ja) スピーカーユニット及びその製造方法、並びにスピーカー装置
JP2008098864A (ja) スピーカ装置及びその取り付け方法
JP4597776B2 (ja) スピーカ
JP2009159009A (ja) スピーカ
JP2005260306A (ja) ダイナミックマイクロホン
WO2017104125A1 (ja) 電気音響変換器
CN103002386B (zh) 一种扬声器
JP2014003470A (ja) スピーカ装置
WO2023190623A1 (ja) 車両用電気音響変換器
JP4245463B2 (ja) スピーカ装置
KR101059283B1 (ko) 인버티드 타입 스피커
WO2018225180A1 (ja) 電気音響変換装置
WO2024052117A1 (en) Bass loudspeaker system
KR20130095995A (ko) 스피커

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110614

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110801

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111018

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111020

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141028

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees