JP2006109010A - スピーカ - Google Patents

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Abstract

【課題】ボイスコイルボビンがヨークなどと接触することを防止して、ボイスコイルボビンが変形することを防止できるスピーカを提供する。
【解決手段】スピーカ1は振動部6と磁気回路部7とケース4と規制部材5を備えている。振動部6は振動板10とダンパ11とボイスコイル8を取り付けたボイスコイルボビン9を備えている。磁気回路部7は磁石16と磁石16を取り付けるとともに軸芯Pに沿って一端部9aと相対するヨーク15を備えている。ケース4はダンパ11と磁石16との間に配されかつ軸芯Pに沿ってダンパ11と相対する。規制部材5はケース4の内縁部4aからダンパ11に向かって突出している。規制部材5は一端部9aがヨーク15に近づいてもダンパ11と接触して一端部9aがヨーク15に接触することを規制する。
【選択図】図1

Description

本発明は、スピーカに関する。
従来から用いられてきたスピーカは、振動部と、前記振動部を振動させて音を生じさせる磁気回路部と、ダンパとを備えている。振動部は、磁気回路部の後述する磁気ギャップ内に設けられて、前記磁気回路部と協働して前記振動板を振動させるボイスコイルと、このボイスコイルとともに振動するとともに、振動することで音を発生する振動板と、前記ボイスコイルを取り付けるとともに前記振動板を支持するボイスコイルボビンとを備えている。
磁気回路部は、磁性体からなりかつ円環状に形成されているとともにダンパと前記振動板の振動方向に沿って相対する相対部材としてのヨークプレートと、このヨークプレートに取り付けられた磁石と、磁性体からなりかつ前記磁石に取り付けられているとともに、前記ヨークプレートとの間に振動板を駆動(振動)するための磁力を発生する磁気ギャップを形成する磁石取り付け部材としてのヨークと、を備えている。
ダンパは、振動板と、磁気回路部との間に設けられている。ダンパは、ボイスコイルボビンに取り付けられている。ダンパは、前記振動板とともにボイスコイルボビンが振動することを許容するとともに、振動板とボイスコイルボビンの振動を徐々に減衰させる。
前述した構成のスピーカは、ボイスコイルに音声電流が供給されて、該音声電流に応じて前記ボイスコイルボビンなどが前記振動板を振動させることで、前述した音声電流に応じた音を前記振動板則ち振動部から発生する。
前述した従来のスピーカは、前述したボイスコイルボビンが前記ヨークに接触すると、前記ボイスコイルボビンが変形する。ボイスコイルボビンが変形すると、ボイスコイルボビンがヨークプレートやヨークにぶつかり異常音が発生する。また、ボイスコイルボビンに錦糸線を直接半田付けしたスピーカにあっては、この半田付けの部分がダンパの下方に位置する場合には、過大入力時に半田付けの部分が磁気回路にぶつかって破損することが有る。
このため、前述した従来のスピーカは、振動板の振動方向のボイスコイルボビンとヨークとの間隔を、振動板の振動方向のダンパとヨークプレートとの間隔より大きくしている。こうすることで、振動板が磁気回路部に近づいた際に、ボイスコイルボビンが、ヨークに接触する前に、前記振動板をヨークプレートに接触させて、ボイスコイルボビンが前記ヨークに接触することを規制している。こうして、従来のスピーカは、ボイスコイルボビンが変形することを防止している。
しかしながら、前述したように振動板の振動方向のボイスコイルボビンとヨークとの間隔を、振動板の振動方向のダンパとヨークプレートとの間隔より大きくすると、前記磁気回路部の前述した振動板からみて背面側への突出量が大きくなって、スピーカ自体が大型かする傾向であった。
このため、スピーカは、小型化のために、振動板の振動方向のボイスコイルボビンとヨークとの間隔を、振動板の振動方向のダンパとヨークプレートとの間隔より大きくできないことがある。勿論、振動板の振動方向のボイスコイルボビンとヨークとの間隔を、振動板の振動方向のダンパとヨークプレートとの間隔より大きくできないと、前述したボイスコイルボビンがヨークなどと接触すると、該ボイスコイルボビンが変形して、望ましくない。
したがって、本発明の目的は、例えば、振動板の振動方向のボイスコイルボビンと磁石取り付け部材との間隔を、振動板の振動方向のダンパと相対部材との間隔より大きくできなくても、ボイスコイルボビンがヨークなどと接触することを防止して、ボイスコイルボビンが変形することを防止できるスピーカを提供することにある。
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載の本発明のスピーカは、振動することで音を生じる振動板及び前記振動板が振動することを許容するとともに該振動板の振動を徐々に減衰させるダンパを有した振動部と、磁石を有しかつ前記振動部を振動させて音を生じさせる磁気回路部とを備えたスピーカにおいて、前記振動部は、前記磁気回路部と協働して前記振動板を振動させるボイスコイルを取り付けたボイスコイルボビンを備え、前記磁気回路部は、前記磁石を取り付けるとともに前記振動板の振動方向に沿って、前記ボイスコイルボビンの前記ボイスコイルを取り付けた端部と相対する磁石取り付け部材と、を備え、前記ダンパと前記磁石との間に配され、かつ前記振動板の振動方向に沿ってダンパと相対する相対部材を更に備え、前記振動板の振動方向の前記ボイスコイルボビンの前記端部と前記磁石取り付け部材との間隔より、前記振動板の振動方向の前記ダンパと前記相対部材との間隔が大きいとともに、前記ダンパと前記磁石との間に配され、かつ前記相対部材より前記振動板寄りに位置し、前記ボイスコイルボビンの前記端部が前記磁石取り付け部材に近づいても、前記ダンパと接触して、該端部が前記磁石取り付け部材に接触することを規制する規制部材を備えたことを特徴としている。
以下、本発明の一実施形態にかかるスピーカを説明する。本発明の一実施形態にかかるスピーカは、ダンパと磁石との間でかつ相対部材より振動板寄りに規制部材を設けている。振動板の振動方向のボイスコイルボビンの端部と磁石取り付け部材との間隔より、前記振動板の振動方向の前記振動板と前記相対部材との間隔が大きくても、前記規制部材は、ボイスコイルボビンの端部が磁石取り付け部材に近づくと、ダンパと接触して、ボイスコイルボビンの端部が磁石取り付け部材に接触することを規制することで、ボイスコイルボビンが変形することを防止している。
また、本発明のスピーカは、振動板の振動方向の規制部材とダンパの間隔が、振動板の振動方向のボイスコイルボビンの端部と前記磁石取り付け部材との間隔より小さい。
さらに、本発明のスピーカは、振動板の振動方向の規制部材とダンパとの間隔が、振動板の振動方向の接続部と磁気回路部との間隔より小さい。
本発明の一実施例を、図1及び図2に基づいて説明する。本発明の一実施例に係るスピーカ1は、床(フロア)上などに設置されるボックスなどのフレーム2に取り付けられて、音を発生する。フレーム2には、スピーカ1の振動板10などを露出する孔3が設けられている。
スピーカ1は、図1に示すように、振動部6と、この振動部6を振動させて該振動部6に音を生じさせる磁気回路部7と、ケース4と、規制部材5とを備えている。ケース4はフレーム2と一体成形されている(別体でもよい)。
振動部6は、ボイスコイル8と、ボイスコイルボビン9と、振動板10と、ダンパ11と、エッジ12と、錦糸線21などを備えている。ボイスコイル8は、磁気回路部7の後述するヨーク15とヨークプレート17との双方と同軸で、かつ磁気回路部7の後述する磁気ギャップG内に配されている。ボイスコイル8には、錦糸線21を介して音声電流が供給される。ボイスコイル8は、音声電流が供給されることで磁気回路部7と協働して、後述の振動板10則ち振動部6を軸芯Pに沿って振動する。
ボイスコイルボビン9は、円筒状に形成されている。ボイスコイルボビン9は、ヨーク15とヨークプレート17とボイスコイル8と同軸に配されている。ボイスコイルボビン9は、軸芯方向の一端部9aが磁気ギャップG内に挿入されており、該一端部9aの外周にボイスコイル8を取り付けている。この一端部9aは、ボイスコイルボビン9を取り付けた端部をなしている。
ボイスコイルボビン9は、ヨーク15に、該ヨーク15の軸芯P(図2中に一点鎖線で示す)に沿って移動自在に支持されている。なお、軸芯Pは、振動板10則ち振動部6の振動方向をなしている。
振動板10は、断面円弧状でかつ平面形状が円板状に形成された薄板状のセンタキャップ13と、側方からみて切頭円錐状(円錐台状)でかつ平面形状が円環状に形成された薄板状のコーン14とを備えている。コーン14は、センタキャップ13則ちヨーク15などと同軸に配され、かつ内縁部が前記ボイスコイルボビン9の他端部9bに取り付けられている。センタキャップ13は、ボイスコイルボビン9を塞いだ格好で、外縁部がコーン14に取り付けられている。
ダンパ11は、平面形状が円環状に形成され、かつ薄板状に形成されている。ダンパ11は、内縁部がボイスコイルボビン9の他端部9bに取り付けられ、かつ外縁部が後述のケース4の内面に取り付けられている。ダンパ11は、ボイスコイルボビン9則ち振動板10が前述した軸芯Pに沿って振動することを許容するとともに、該ボイスコイルボビン9則ち振動板10の振動を徐々に減衰させる。
エッジ12は、平面形状が円環状に形成され、かつ薄板状に形成されている。エッジ12は、内縁部がコーン14の外縁部に取り付けられ、かつ外縁部がフレーム2の孔3の内線部に取り付けられている。エッジ12は、ボイスコイルボビン9則ち振動板10が前述した軸芯Pに沿って振動することを許容するとともに、該ボイスコイルボビン9則ち振動板10の振動を徐々に減衰させる。
錦糸線21は、一端がボイスコイルボビン9の他端部9bの外周面上で前記ボイスコイル8と接続し、他端がケース4上で図示しない端子などと接続している。錦糸線21は、半田などを用いたろう付けにより、ボイスコイル8及び図示しない端子に接続されている。このため、ボイスコイルボビン9の他端部9bの外周面上では、主に前述した半田などのろうからなるボイスコイル8と錦糸線21との接続部22が設けられている。
磁気回路部7は、磁性体(所謂、常磁性体又は強磁性体)からなるヨーク15と、磁石16と、磁性体(所謂、常磁性体又は強磁性体)からなるヨークプレート17とを備えている。ヨーク15は、本明細書に記した磁石取り付け部材をなしている。ヨーク15は、円板状のボトムプレート18と、該ボトムプレート18の中央部から立設しかつボトムプレート18と同軸の円柱状のセンタポール19とを一体に備えている。
ボトムプレート18の外径は、センタポール19の外径より大きい。ヨーク15は、センタポール19のボトムプレート18から離れた側の端部が、ボイスコイルボビン9の一端部9aの内側に侵入した格好に配されている。また、ヨーク15のボトムプレート18のセンタポール19寄りの部分18aは、軸芯Pに沿って、ボイスコイルボビン9の一端部9aと相対する。
磁石16は、円環状に形成されている。磁石16は、永久磁石又は直流電源により励磁されるものでも良い。磁石16は、内側にヨーク15のセンタポール19、ボイスコイルボビン9の一端部9a及びボイスコイル8が侵入した状態で、ヨーク15のボトムプレート18に重ねられて、該ヨーク15に取り付けられている。
ヨークプレート17は、円環状に形成されている。ヨークプレート17は、内側にヨーク15のセンタポール19が侵入した状態で磁石16に重ねられている。ヨークプレート17と磁石16とヨーク15とは、互いに固定されている。ヨーク15と、磁石16と、ヨークプレート17とは、互いに同軸に配されている。また、ヨーク15のセンタポール19の外周面と、ヨークプレート17の内周面とは、互いに間隔をあけている。
前述した構成により、磁気回路部7は、所謂外磁型に構成されている。磁気回路部7は、ヨーク15のセンタポール19の外周面と、ヨークプレート17の内周面との間に、前述したボイスコイル8と協働して振動板10を駆動(振動)するための磁力を発生する磁気ギャップGを形成している。
ケース4は、円環状に形成されている。ケース4は、前述した振動部6と磁気回路部7との双方と同軸に配されている。ケース4は、内縁部4aがヨークプレート17に重ねられて該ヨークプレート17に取り付けられている。ケース4の内縁部4aは、本明細書に記した相対部材をなしている。ケース4は、外縁部4bにダンパ11の外縁部が取り付けられている。
このため、ケース4の内縁部4aは、ダンパ11と磁石16との間に配されている。ケース4の内縁部4aは、軸芯Pに沿って、ダンパ11と相対する。なお、前述のようにケース4は通常フレーム2と一体成形されており、このような構成ではフレーム2に内縁部4aと外縁部4bが形成されているということもできる。
規制部材5は、円環状に形成され、ケース4の内縁部4aに設けられている、規制部材5は、ケース4と同軸に配され、該ケース4と一体に形成されている。規制部材5は、ケース4の内縁部4aからダンパ11に向かって突出している。このため、規制部材5は、ダンパ11と磁石16との間で、かつケース4の内縁部4aより振動板10寄りに配されている。なお、ケース4がフレーム2と一体成形されている場合には、フレーム2に規制部材5が形成されているということもできる。
また、前述した構成のスピーカ1では、軸芯P方向のボイスコイルボビン9の一端部9aとヨーク15のボトムプレート18の前述した部分18aとの間隔D1より、軸芯P方向のダンパ11とケース4の内縁部4aとの間隔D2が大きくなっている。さらに、前述した構成のスピーカ1では、軸芯P方向のボイスコイルボビン9の一端部9aとヨーク15のボトムプレート18の前述した部分18aとの間隔D1より、軸芯P方向のダンパ11と規制部材5との間隔D3が小さくなっている。さらに、軸芯P方向のダンパ11と規制部材5との間隔D3は、軸芯P方向の接続部22と磁気回路部7のヨークプレート17との間隔D4より小さくなっている。
前述した構成のスピーカ1は、ボイスコイル8に音声電流が供給され、この音声電流に応じて磁気ギャップG内に保持されたボイスコイル8が前述した軸芯Pに沿って振動する。そして、ボイスコイル8を支持したボイスコイルボビン9が、振動板10のセンタキャップ13及びコーン14と共に軸芯Pに沿って振動して、振動板10のセンタキャップ13及びコーン14が、音声電流に応じた音を生じる。このように、磁気回路部7は、振動板10則ち振動部6を振動させて、音を生じさせる。
また、前述した構成のスピーカ1は、過大な音声電流がボイスコイル8に供給されて、ボイスコイルボビン9の一端部9aが、ヨーク15のボトムプレート18に近づいても、間隔D3が間隔D1より小さいため、図2に示すように、ダンパ11が規制部材5に接触する。そして、規制部材5は、ダンパ11と接触して、前述した一端部9aがヨーク15のボトムプレート18に接触することを規制する。
また、ボイスコイルボビン9の一端部9aが、ヨーク15のボトムプレート18に近づいても、間隔D3が間隔D4より小さいため、図2に示すように、規制部材5は、ダンパ11と接触して、前述した接続部22がヨークプレート17則ち磁気回路部7に接触することを規制する。
本実施例によれば、ダンパ11と磁石16との間でかつケース4の内縁部4aより振動板10寄りに規制部材5を設けている。間隔D1より間隔D2が大きくても、規制部材5は、ボイスコイルボビン9の一端部9aがヨーク15に近づいても、ダンパ11と接触して、一端部9aがヨーク15のボトムプレート18に接触することを規制する。このため、ボイスコイルボビン9が変形することを防止できる。
また、間隔D3が間隔D1より小さいので、規制部材5は、ボイスコイルボビン9の一端部9aがヨーク15のボトムプレート18に接触することを規制する。このため、ボイスコイルボビン9が変形することを防止できる。
さらに、間隔D3が間隔D4より小さいので、接続部22が磁気回路部7と接触することを防止でき、接続部22が破損することを防止できるとともに、錦糸線21などと磁気回路部7とが短絡することを防止できる。
前述した実施例では、スピーカ1を所謂外磁型としている。しかしながら、本発明では、スピーカ1を所謂内磁型としても良い。また、規制部材5をケース4と一体に形成している。しかしながら、本発明では、規制部材5を、ケース4やヨークプレート17と別体にしても良い。また、本発明では、規制部材5を、ヨークプレート17に設けても良い。このとき、ヨークプレート17が本明細書に記した相対部材をなす。
前述した実施例によれば、以下のスピーカ1が得られる。
(付記1) 振動することで音を生じる振動板10及び前記振動板10が振動することを許容するとともに該振動板10の振動を徐々に減衰させるダンパ11を有した振動部6と、磁石16を有しかつ前記振動板10を振動させて音を生じさせる磁気回路部7とを備えたスピーカ1において、
前記振動部6は、前記磁気回路部7と協働して前記振動板を振動させるボイスコイル8を取り付けたボイスコイルボビン9を備え、
前記磁気回路部7は、前記磁石16を取り付けるとともに軸芯Pに沿って、前記ボイスコイルボビン9の前記ボイスコイル8を取り付けた一端部9aと相対するヨーク15と、を備え、
前記ダンパ11と前記磁石16との間に配され、かつ前記振動板10の振動方向Pに沿ってダンパ11と相対するケース4の内縁部4aを更に備え(ケース4がフレーム2と一体成形されている場合にはフレーム2に内縁部4aを備え)、
軸芯P方向の前記ボイスコイルボビン9の前記一端部9aと前記ヨーク15との間隔D1より、前記軸芯P方向の前記ダンパ11と前記ケース4の内縁部4aとの間隔D2が大きいとともに、
前記ダンパ11と前記磁石16との間に配され、かつ前記ケース4の内縁部4aより前記振動板10寄りに位置し、前記ボイスコイルボビン9の前記一端部9aが前記ヨーク15に近づいても、前記ダンパ11と接触して、該一端部9aが前記ヨーク15に接触することを規制する規制部材5を備えた(ケース4がフレーム2と一体成形されている場合には、フレーム2に規制部材5を備えた)ことを特徴とするスピーカ1。
(付記2) 前記軸芯P方向の前記規制部材5と前記ダンパ11の間隔D3は、前記軸芯P方向の前記ボイスコイルボビン9の前記一端部9aと前記ヨーク15との間隔D1より小さいことを特徴とする付記1記載のスピーカ1。
(付記3) 前記ボイスコイル8と接続し、かつ前記ボイスコイル8に音声電流を供給する錦糸線21を備え、
前記ボイスコイル8と前記錦糸線21との接続部22を、前記ダンパ11と前記磁石16との間でかつ前記ボイスコイルボビン9の外周面に設け、
前記軸芯P方向の前記規制部材5と前記ダンパ11の間隔D3は、前記軸芯P方向の前記接続部22と前記磁気回路部7との間隔D4より小さいことを特徴とする付記1または
付記2記載のスピーカ1。
なお、前述した実施例は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施例に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明の一実施例にかかるスピーカの断面図である。 図1に示されたスピーカのボイスコイルボビンの一端部がヨークのボトムプレートに近づいた状態を示す断面図である。
符号の説明
1 スピーカ
4a 内縁部(相対部材)
5 規制部材
6 振動部
7 磁気回路部
8 ボイスコイル
9 ボイスコイルボビン
9a 一端部(端部)
10 振動板
11 ダンパ
15 ヨーク(磁石取り付け部材)
16 磁石
21 錦糸線
22 接続部
D1 間隔
D2 間隔
D3 間隔
D4 間隔
P 軸芯(振動板の振動方向)

Claims (3)

  1. 振動することで音を生じる振動板及び前記振動板が振動することを許容するとともに該振動板の振動を徐々に減衰させるダンパを有した振動部と、磁石を有しかつ前記振動板を振動させて音を生じさせる磁気回路部とを備えたスピーカにおいて、
    前記振動部は、前記磁気回路部と協働して前記振動板を振動させるボイスコイルを取り付けたボイスコイルボビンを備え、
    前記磁気回路部は、前記磁石を取り付けるとともに前記振動板の振動方向に沿って、前記ボイスコイルボビンの前記ボイスコイルを取り付けた端部と相対する磁石取り付け部材と、を備え、
    前記ダンパと前記磁石との間に配され、かつ前記振動板の振動方向に沿ってダンパと相対する相対部材を更に備え、
    前記振動板の振動方向の前記ボイスコイルボビンの前記端部と前記磁石取り付け部材との間隔より、前記振動板の振動方向の前記ダンパと前記相対部材との間隔が大きいとともに、
    前記ダンパと前記磁石との間に配され、かつ前記相対部材より前記振動板寄りに位置し、前記ボイスコイルボビンの前記端部が前記磁石取り付け部材に近づいても、前記ダンパと接触して、該端部が前記磁石取り付け部材に接触することを規制する規制部材を備えたことを特徴とするスピーカ。
  2. 前記振動板の振動方向の前記規制部材と前記ダンパの間隔は、前記振動板の振動方向の前記ボイスコイルボビンの前記端部と前記磁石取り付け部材との間隔より小さいことを特徴とする請求項1記載のスピーカ。
  3. 前記ボイスコイルと接続し、かつ前記ボイスコイルに音声電流を供給する錦糸線を備え、
    前記ボイスコイルと前記錦糸線との接続部を、前記ダンパと前記磁石との間でかつ前記ボイスコイルボビンの外周面に設け、
    前記振動板の振動方向の前記規制部材と前記ダンパの間隔は、前記振動板の振動方向の前記接続部と前記磁気回路部との間隔より小さいことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のスピーカ。
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