JP4595979B2 - 放射線非破壊検査システム及び配管の検査方法 - Google Patents

放射線非破壊検査システム及び配管の検査方法 Download PDF

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Description

本発明は、放射線非破壊検査システム及び配管の検査方法に関する。
原子力プラントや火力プラント,化学プラント等に設置された配管のように、特定の場所に据え付けられた構造物の内部を可視化して検査する非破壊検査方法として、非特許文献1,2の技術が開示されている。
濱田、片山、「配管肉厚検査装置」、東芝レビュー Vol.61, No.6, pp.68-71 (2006) B. Redmer, et. al, "MOBILE 3D-X-RAY TOMOGRAPHY FOR ANALYSIS OF PLANAR DEFECTS IN WELDS BY "TOMOCAR","16th WCNDT proceedings (2004)
しかし、非特許文献1,2に開示の技術では、検査時間が長くなり、検査効率が低下するという問題があった。
そこで本発明の目的は、プラント等に据え付けられた配管等の放射線撮影による非破壊検査において、検査効率を向上することにある。
本発明は、検査対象であるプラントに設置された配管を挟んで対向配置された放射線源及び放射線検出器と、前記配管に沿って前記放射線源及び前記放射線検出器を並進走査させる放射線撮影装置と、前記放射線撮影装置によって、第1検査対象の投影部と、前記放射線源に対して前記第1検査対象と異なる深さ位置にある第2検査対象の投影部とを含む透過画像データを取得する制御演算装置を備えた放射線非破壊検査システムであって、前記制御演算装置は、前記透過画像データを取り込む画像取込装置と、前記放射線撮影装置の位置を制御する制御装置と、前記画像取込装置から送信された前記透過画像データを保存する透過画像データ格納装置と、前記透過画像データ格納装置からの前記透過画像データに基づき画像再構成を要する前記配管の部位を判定する判定装置と、前記透過画像データに基づき前記配管の断層像又は3次元立体像を再構成する画像再構成装置を備えることを特徴とする。
本発明によれば、プラント等に据え付けられた配管等の放射線撮影による非破壊検査において、検査効率を向上することができる。
原子力プラントや火力プラント,化学プラント等に設置された配管のように、特定の場所に据え付けられた構造物の内部を可視化して検査する非破壊検査方法に、X線やγ線などの放射線を利用する放射線透過試験(Radiographic Testing、以下「RT」と呼ぶ)がある。RTとは、検査対象となる構造物(以下、「被検体」と呼ぶ)に対して照射した放射線を、被検体を挟んで放射線源の反対側に設置した放射線検出器で計測し、被検体の2次元透過画像を撮影する方法である。RTによる検査では、撮影した透過画像を用いて被検体内部の状況の確認や寸法計測などを実施する。
RTによるプラント配管の減肉を検査する装置として、〔非特許文献1〕がある。この文献では、C字型アームと呼ぶ支持機構に放射線源と高感度のイメージインテンシファイア(放射線検出器)を取り付け、プラント配管を走査する。そして、配管の透過画像を撮影し、その透過画像から減肉量を測定している。
放射線を用いた別の非破壊検査方法として、コンピュータ断層撮影(CT)がある。産業用のX線CT装置は、一般的にX線源および放射線検出器を固定し、それらの間に配置した円盤上に設置した被検体を回転させる。そして、被検体を回転させながら放射線を被検体に照射することで、被検体の全周方向から透過画像を撮影し、画像再構成により被検体の断層像を得る。RTによる透過画像との違いは、被検体内部の3次元像が得られることにある。このため、被検体の内部構造について、より詳細な位置情報を取得できる。
また、配管を非破壊検査するための放射線CT装置として、配管溶接部の継ぎ目を検査する装置を開示した〔非特許文献2〕がある。この装置は、ラミノグラフィと呼ばれる撮影方法に基づく撮影装置である。ラミノグラフィは、被検体を挟んで対向するように設置された放射線源および放射線検出器が、互いに平行かつ反対方向に相対運動することにより、放射線源及び放射線検出器の運動方向と平行な断層像を撮影する方法である。放射線源の移動距離に対して、放射線検出器の移動距離を変化させることで、放射線源から見た撮影断層面の深さを変えることができる。〔非特許文献2〕の装置ではラミノグラフィの撮影原理を基本としたものであり、小型のX線源および放射線検出器を、配管に装着した移動装置に取り付けて撮影を実施する。撮影は、放射線検出器を固定した状態で、X線源を配管の周方向に回転、あるいは配管の長軸方向に走査することにより実施される。
しかしながら、上記の各手法にはそれぞれ以下の課題があった。
RTは撮影方向によって、検査対象である配管に生じた減肉部の見え方が変わってしまうという問題がある。これは、実際には3次元構造の被検体を2次元の透過画像として撮影することにより、撮影方向の奥行き情報が重ねあわされるためである。そのため、RTでは、配管の減肉部を観察できるような撮影方向を探索するために、被検体を複数の方向から撮影する必要があり、この作業には通常数分〜数十分程度かかっていた。
またCTは、被検体を回転させるか、あるいは放射線源および放射線検出器を被検体の周りに回転させる必要がある。しかし、プラントに設置された配管の場合、配管を回転させることは不可能である。また、配管の周囲は狭隘であり、放射線源および放射線検出器を配管の周囲に回転させる余裕はないのが通常である。すなわち、原子力プラントや火力プラント、さらには化学プラント等の配管のように、狭隘な場所に据え付けられた状態にある構造物には、従来のようなCT撮影ができないという課題があった。
また、ラミノグラフィによる配管の断層撮影では、放射線検出器を固定して断層撮影を実施するため、1回の撮影範囲は放射線検出器の検出器サイズに依存する。放射線検出器のサイズは数十センチメートルである。1回の撮影時間が数分の場合には、数メートルに及ぶ配管全体の撮影時間が膨大になる。また、放射線源あるいは放射線検出器の走査が複雑であり、アライメント作業に時間がかかる。
また、ラミノグラフィでは、画像の再構成によって複数の断層像または3次元立体像を生成する場合、RTと比較して計算時間が長く、データ容量も大きくなるという問題がある。被検体である配管の検査領域が数メートルと長い場合、検査領域全体の断層像または3次元立体像を生成させると、計算時間,データ容量共に膨大になる恐れがあり、検査効率を損なう可能性がある。
上記問題を回避するために、先に配管の全長に渡って透過画像を撮影し検査場所を特定した後に、CT撮影を実施する方法が考えられる。これは、医療用のX線CT装置において実施されている方法である。しかし、この方法では、検査場所を特定する透過画像撮影と、CT撮影が別工程となる。また、透過画像データと画像再構成用のCT撮影データとは別のデータとなるため、検査時間、データ容量についての問題は依然として残る。
特に、原子力プラントの定期検査において配管検査を行う場合、プラントを長期間停止することが困難のため、配管検査に要する時間を短縮化して、検査効率を向上させることが求められる。
以下、本発明の実施例について、発電プラントなどに設置されている保温材を装着した配管を被検体として、説明する。
図2は、本発明の一実施例におけるシステム図を示す。本図で示すシステムは、放射線撮影装置11、および制御演算装置12より構成される。放射線撮影装置11は、放射線源1、放射線検出器2、およびこれらを支持するスキャナ装置3を備える。このスキャナ装置3は、放射線源1と放射線検出器2の位置関係を保持したまま、保温材99が装着された配管10の長軸方向に並進走査する機能を有する。なお、本実施例の放射線検出器2は、2次元放射線検出器を使用する。また、制御演算装置12は、放射線検出器2で撮影した複数の透過画像データ51を取り込む画像取込装置20,スキャナ装置3や放射線源1,放射線検出器2を制御する制御装置21,取り込んだ複数の透過画像データ51を格納する透過画像データ格納装置31,複数の透過画像データ51を透過画像データ格納装置31から読み込み、それらを静止画あるいは動画としてPCなどのモニタ上に表示し、表示された画像に基づき、操作者が画像再構成の要否判定結果や画像再構成領域を入力するための判定装置24,被検体の断層像あるいは3次元立体像を再構成するための画像再構成装置22,再構成された被検体の断層像あるいは3次元立体像(再構成画像)を格納する再構成画像格納装置32から構成されている。また、使用者の利便性を考慮し、断層像あるいは3次元立体像(再構成画像)を用いた画像計測を実施する画像計測ソフトウェア等を搭載した画像計測装置23を必要に応じて追加可能である。
図1は、本発明における検査方法のフローチャートを示す。本発明の検査方法は、撮影により透過画像データを取得する撮影フロー2001と、取得した透過画像データに基づく画像再構成の要否判定および画像再構成を実施する画像処理フロー2002とから構成される。
撮影フロー2001において、スキャナ装置3は放射線源1および放射線検出器2を配管の長手方向に移動して、並進走査を開始する(処理2003)。放射線源1は現在のスキャナ位置において放射線を出射し、配管を透過した放射線が放射線検出器2に入射することで透過画像を撮影する(処理2004)。画像取込装置20が放射線検出器2から取り込んだ透過画像データは透過画像データ格納装置31に保存される(処理2005)。そして、制御装置21がスキャナ装置3を配管の長軸方向に指定距離だけ移動させ(処理2006)、スキャナ装置3が配管の終端に到達しているか判定する(処理2007)。処理2007において、スキャナ装置3が配管の終端に到達していない場合、処理2004に戻り、現在のスキャナ位置における透過画像を撮影する。一方、スキャナ装置3が配管の終端に到達した場合、撮影は終了する(処理2008)。
画像処理フロー2002では、透過画像データ格納装置31に保存された透過画像データを読み出し、必要に応じて判定装置24の画面に表示する(処理2009)。読み出された透過画像データに基づき、画像再構成の要否を判定して、結果を判定装置24に入力する(処理2010)。判定方法の具体例については、後述する。検査対象に欠陥等が見つかり画像再構成が必要な場合(処理2011)、画像の再構成を実施するために、画像再構成装置22に指示を出す(処理2012)。画像の再構成方法の詳細については後述する。そして、読み出した透過画像データが配管(検査対象)の終端の場合、処理は終了とし、終端でなければ読出し処理2009を繰り返す(処理2013)。なお、処理2011において画像再構成が不要と判断した場合、その透過画像データが配管の終端におけるデータであるか否か判定する(処理2013)。
本フローチャートでは、撮影と画像処理を並行に実施しているが、撮影が全て終了してから画像処理を実施してもよい。
本発明の一構成要素である放射線撮影装置11の一具体例、および該放射線撮影装置11により撮影された複数の透過画像データ51から被検体の断層像あるいは3次元立体像(再構成画像)を生成する方法について述べる。
図3は、放射線撮影装置11及び制御演算装置12の具体例を示す。本具体例は、放射線源1および放射線検出器2をC字型アーム3aにより保持し、C字型アーム3aをガイドレール3b上において走査させるものである。ガイドレール3bは床面上に設置された支持脚3cにより、保温材(図示せず)を装着した配管10の長軸方向に沿うように配置される。また、C字型アーム3aは配管10の外周面に沿うように形成されており、配管10を挟んで放射線源1と放射線検出器2が対向配置される。
C字型アーム3aが配管の長軸方向に一定距離だけ移動するごとに、放射線源1が配管に放射線を出射する。C字型アーム3aが配管を走査中に放射線検出器2が撮影した透過画像データ51は、放射線検出器2から画像取込装置20に随時取り込まれる。具体例に示すような放射線撮影装置11による撮影の様子の例を図4に示す。簡単のため、図4ではスキャナ装置3を省略している。
図5に画像再構成に必要となる透過画像データの収集範囲を示す。簡単のため、図は2次元撮影の場合を示してある。3次元撮影の場合は、この2次元での考え方を拡張したものである。図の(a),(b),(c)に示すように、放射線源1および放射線検出器2が左から右に向かって並進走査する場合を考える。また、被検体として板状の物体10aを考え、この物体10aの内部の点10bに着目する。
内部の点10bを透過する放射線5は、図5(a)に示す方向で並進走査を開始し、図5(b)の方向による透過を経て図5(c)に示す方向にて終了する。放射線の開き角をθとすると、この並進走査の間に内部の点10bを透過する放射線5の角度範囲もθとなる。一般に、CT撮影により断層像を画像再構成するためには、被検体に対して180°〜360°の方向から放射線を透過させる必要がある。これに対して、本発明の放射線撮影装置11では放射線の透過方向は角度θとなる。このθは放射線源1の放射角または放射線検出器2の検出面の大きさにより決まり、40°〜60°程度となる。このような条件下において画像再構成をするためには、投影角度が制限された状態で画像再構成を行う手法(Limited Angle画像再構成)が必要となる。
Limited Angle画像再構成手法はこれまでに多数提案されている。以下ではその一手法であるDigital Tomosynthesis(DTS)法を例として、画像再構成の方法を説明する。もちろん、他のLimited Angle画像再構成手法を適用することも可能である。
図6にDTS法による画像再構成の原理を示す。簡単のため、放射線源1のみが並進移動し、放射線検出器2は固定している場合を考える。被検体は厚さのない円形の被検体10cおよび矩形の被検体10dとする。被検体10cおよび被検体10dは放射線源1から放射線検出器2に向かう方向軸に垂直であって、放射線検出器2に平行に配置されているものとする。また、被検体10cおよび被検体10dは、放射線源1からの距離が異なるものとする。
被検体10c,10dは、放射線源1が並進走査する際の各位置に対応して、図に示すような透過画像データ51が撮影される。これらの透過画像データ51から円形の被検体10cを含む断面を再構成する場合、各透過画像データ51における被検体10cの投影部が重ね合わさるように各透過画像データ51を移動させた後、全ての透過画像データ51を重ね合わせる。この処理により、円形の像が鮮明となる。各透過画像データ51の移動量は、各透過画像データ51を撮影する間の放射線源1の移動量、放射線源1と円形の被検体10cを含む断面との距離、および円形の被検体10cを含む断面と放射線検出器2との距離により決まる。また、各透過画像データ51における被検体10dの投影部は、上記透過画像データ51の移動および重ね合わせ処理により、不鮮明な像となる。この結果、円形の被検体10cと矩形の被検体10dとにコントラスト差が発生し、被検体10cの再構成画像である断層像52を生成することができる。
また、放射線源1に対して被検体10cと異なる深さ位置にある被検体10dも、前述の再構成方法と同じ手法で再構成画像を生成できる。
このように、配管をスクリーニングするために撮影する配管の透過画像を用いて、配管の断層像又は3次元画像を再構成することができるため、データの取り直しが必要ない。そのため、検査時間を短縮でき、検査効率を向上させることが可能である。
放射線撮影装置11およびDTS法のようなLimited Angle再構成画像手法を配管の撮影に適用した場合の例を図7に示す。この場合に再構成画像52は、図に示すように、放射線源1から放射線検出器2に向かう軸と平行な法線ベクトルを持つ断面として生成される。また、放射線源1と放射線検出器2の間に、放射線源1からの距離が異なる複数枚の再構成画像52が生成される。この再構成画像52を放射線源1から放射線検出器2に向かう軸方向に積み上げることで3次元立体像53を構築できる。
図8に画像再構成(図1の処理2012)の処理フローを示す。初めに入力データ名や演算パラメータなどの演算条件を入力する条件入力処理1001が実行される。次に、入力された演算条件に基づき、画像再構成装置22が放射線撮影装置11により撮影された透過画像データ51およびエアデータ52をそれぞれ透過画像データ格納装置31から読み込む、透過画像データ読込処理1002、エアデータ読込処理1003が実行される。この透過画像データ読込処理1002、エアデータ読込処理1003では、配管の欠陥部の状態を確認するために画像の再構成を必要とする配管の部位を撮影した第1の透過画像データと、第1の透過画像データの前後で撮影された第2の透過画像データを読み込む。なお、エアデータとは、被検体がない状態で撮影したデータのことであり、減衰のない放射線強度を取得したものである。このデータは次の処理において使用する。
次に、対数変換処理1004が実行される。対数変換処理とは、減衰のない放射線強度と被検体を透過して減衰した放射線強度との比を対数変換する処理であり、(式1)で表される。
Figure 0004595979
ここでIou,vは、放射線検出器12上の位置(u,v)において放射線検出素子により検出された減衰のない放射線強度を、Iu,vは同位置において検出された減衰のある放射線強度を表す。またμは材質や放射線エネルギに依存した線減衰係数を、tは放射線の透過経路を表す。画像の再構成は、(式1)の左辺を入力値としてμの空間分布を求める処理である。続いて、前処理1005が実行される。前処理1005では、多数の検出素子間におけるばらつきや欠陥のある素子に対する補正や装置に依存した補正などを実施する。この前処理1005は、場合に応じて対数変換処理1004の前で実施してもよい。
以上の処理の後、逆投影演算処理1006が実行される。逆投影演算処理は、これまでに補正、変換したデータを2次元または3次元の空間にマッピング(逆投影)する処理である。先に説明したDTS法では、透過画像データの移動および重ねあわせ処理に対応する。この逆投影演算により最終的に2次元断層像または3次元立体像(再構成画像)が生成される。
以上説明した放射線撮影装置11およびLimited Angle画像再構成手法を用いることで、一度撮影した透過画像データから、改めて画像再構成演算用のデータを取り直すことなく画像の再構成が可能である。
また、放射線撮影装置11およびLimited Angle画像再構成手法を利用することにより、配管の断層像および立体像の取得が可能となるため、従来のRTと比較して配管減肉の位置や量を精度良く検出することができる。そして、検査対象となる配管の長さが数メートルに及ぶ場合であっても、短時間で撮影が可能である。更に、RTと同様に保温材を配管に装着したままでの撮影が可能なため、検査の開始や終了時に、保温材を脱着する工程を省略できるため、検査効率を向上させることができる。
次に、図1の画像処理フロー2002について、図9で詳細に説明する。この検査フローは、判定装置24で被検体の各部分について画像再構成の要否を判定し、配管の3次元立体像を再構成する領域を限定するものである。
まず、判定装置24が複数の透過画像データ51を透過画像データ格納装置31から読み出す(処理1101)。読み出した複数の透過画像データ51を判定装置24の画面上に表示する(処理1102)。複数の透過画像データ51は、画面上において静止画または動画で表示される。操作者は表示された複数の透過画像データ51を目視確認し、配管の立体形状を観察するために配管の3次元画像を再構成する必要があるか否か判断する(処理1103〜1104)。再構成の要否判定は、操作者の判断基準に基づいて実行してもよいし、何らかの基準を基準書であらかじめ決めておき、それに基づいて実行してもよい。3次元画像(又は2次元断面像)を再構成する必要がある場合には、画面に表示された複数の透過画像データ51上で、判定装置24が備える入力装置を介して画像を再構成する領域を指定し(処理1105)、画像再構成を実行する命令を画像再構成装置22に出す(処理1106〜1107)。これをスキャン終端まで実施する(処理1108)。また、画像の再構成が不要の場合には、処理1108へ遷移し、処理を継続する。
図10および図11に複数の透過画像データを判定装置24の画面上に表示した画面の一例を示す。この図では、透過画像読込ボタン60を押下することで、透過画像データ格納装置31から透過画像データを読み込み、複数の透過画像データ51を画面上に動画として表示する。図6に示すように、透過画像データ51は放射線源1と放射線検出器2との間に位置する被検体10c及び10dを深さ方向に重ね合わせた画像となる。そのため、配管の2次元画像や3次元画像を再構成しなくとも、透過画像データ51における濃淡表示で配管の減肉部63を表示することが出来る。また、減肉などの欠陥が生じた配管の箇所を透過画像によってスクリーニングすることで2次元画像や3次元画像を再構成する領域を絞り込むことができるため、画像再構成の演算量を低減することが可能である。更に、配管全長に渡って再構成する必要もないため、2次元画像や3次元画像を保存する再構成画像格納装置の記憶容量を削減することも出来る。そのため、配管の検査効率を向上することが可能である。
操作者は透過画像データ51を確認し、配管の減肉部63を見つけた場合には、配管の3次元画像で減肉部63を確認するために動画を停止するボタン61を押下する。そして、画像再構成の要否を判定するボタン62を押下して判定結果を入力する。
画像の再構成が必要と判断した場合には、画面が図11に遷移する。この画面上で、PCに接続されたマウスなどの入力装置を用いてポインタ64で再構成領域65を指定し、ボタン66を押下して演算を実行する。ボタン66を押下することで、画像再構成装置22に対して画像の再構成を行う指令を出す。再構成領域65を指定する際には、配管の減肉部63を囲むように、矩形で指定すれば良い。
図12は、透過画像の再構成領域65に相当する配管部位について2次元断層像または3次元立体像を画面上に表示した結果である。2次元断層像又は3次元立体像を再構成することで、配管の減肉部63の立体的形状を容易に確認することが出来る。このように、透過画像データにおいて配管の減肉など欠陥が疑われる箇所のみを2次元断層像又は3次元立体像で確認することにより、配管全長に渡って2次元断層像又は3次元立体像を再構成する必要がなく、検査時間を大幅に短縮し、検査効率を向上させることができる。また、データ容量が大きい再構成画像の生成を配管の一部に限定することで、再構成画像格納装置の記憶容量を低減することも可能である。
再構成領域の指定方法は、前記入力装置による領域指定のほかに、演算条件に基づき自動で指定する方法(図13)もある。図13に画像再構成に使用する透過画像データの範囲の一例を示す。図13では、画像の再構成が必要と判定された第1の透過画像データ51aを基準として、透過画像データ51aの走査方向の長さl(mm)、放射線源1および放射線検出器2の移動速度v(mm/sec)、放射線検出器2の撮影速度(1秒間に撮影する画像の数)f(frame/sec)から、画像再構成に使用する透過画像データの範囲を決定する方法が考えられる。ここでは、画像の再構成が必要と判定された第1の透過画像データ51aを図13の中央部とし、その前後(51b,51c)でそれぞれ使用する第2の透過画像データの数を(式2)により算出する。
Figure 0004595979
また、画像の再構成が不要と判定された場合には、図11の画面には遷移せず、動画表示を再開する。
発電プラント等における配管検査の場合、配管管壁の減肉状況や配管内部に混入した異物を探索する目的が考えられる。この際、透過画像データでは撮影方向の情報が全て重ねあわされて表示されるために、減肉の初期段階や小さい異物などを識別することが難しい場合が多い。そこで、画面上に表示された複数の透過画像データを確認し、疑わしいと思われる箇所については画像の再構成が必要との判定を下し、断層像または立体像を再構成し、より詳細に検査するような運用が望ましい。
図14に本発明の別の実施例におけるシステム図を示す。本図に示すシステムでは、図2の判定装置24に替えて、要否判定を支援するための参照用データを入力する参照データ入力手段として、被検体の材質または線減衰係数μ、被検体の寸法を入力する入力装置26および減衰量計算プログラム28を記憶した記憶装置27を設置してある。
図15に本実施例の処理フローを示す。本フローは実施例1の画像処理フロー(図9)に対して、処理1101の前に処理1201および処理1202が追加され、処理1102,1103の代わりに処理1203を加え、判定条件が処理1204となっている。
処理1201は、被検体の材質または減衰係数μ、被検体の寸法を入力装置26で入力する処理である。処理1202は、(式3)および処理1201の入力から被検体を透過した場合の放射線強度Irを減衰量計算プログラム28で計算する処理である。
Figure 0004595979
ここで、Ioは減衰のない場合の放射線強度を、tは放射線が被検体を透過した長さを表す。tは処理1201で入力した被検体の寸法を用いる。また、処理1201において材質を入力した場合、あらかじめ記憶装置27に格納された材質に対応する減衰係数のデータベースを参照し、μの値に変換する。
処理1203では、前記参照用データと前記透過画像データ格納装置に保存された前記透過画像データとを比較するデータ比較手段として、処理1202で算出したIrと透過画像の各画素における放射線強度Iとを比較する。(式3)によるIrの計算は、透過画像の各画素におけるIと比較するために、装置の幾何形状を考慮し、透過画像の各画素位置に対応して計算する必要がある。
比較結果に基づき任意の差異の有無を判定する差異判定手段として、処理1204による判定条件では、操作者が経験などに基づきあらかじめ設定したしきい値を用い、この値を超える場合に画像の再構成を実施するものとする。
処理1105は、第一の実施例で述べた方法を利用できる。
以上のように、処理1204に基づく判定条件を使用することにより、目視では発見が難しい配管の欠陥部も、正確に判定することが可能となる。
本実施例に拠れば、被検体形状が立方体や円筒など単純な場合に、透過長さtを幾何計算により求めることができるので、処理を単純,高速化できる。
図16に本発明の別の実施例におけるシステム図を示す。本図に示すシステムでは、図14の入力装置26および記憶装置27に替えて、被検体のCADデータを用いてシミュレーションを実施する演算装置29、および被検体のCADデータやシミュレーションプログラムを記憶した記憶装置30を設置してある。
図17に本実施例の処理フローを示す。本フローは実施例2にある画像処理フローにおいて、処理1201,1202に代わり処理1301〜1303とし、処理1203,1204に代わり、それぞれ処理1304,1305になっている。
処理1301は、被検体のCADデータを記憶装置30に入力する処理である。処理1302は、被検体の材質または減衰係数を記憶装置30に入力する処理である。処理1303は、入力されたデータや値を用いて演算装置29で放射線の透過を計算により模擬するシミュレーションを実施する。そして、演算装置29がCADデータにおける透過画像データを計算する処理である。
図18は、処理1303において演算装置29でCADデータを用いたシミュレーションの概要を表した図を示す。簡単のために、点線で示すCADデータ81の断面に対する2次元でのシミュレーションを示している。CADデータ81の断面画像は、ラスタライズ処理等により2次元のビットマップ画像71として生成する。図の右にある拡大図に示すように、ビットマップ画像は微小な正方格子により区切られている。シミュレーションでは、放射線源1の放射線放出点と放射線検出器2の各素子を結ぶ放射線透過経路5aがビットマップ画像71の各格子を横切る際の長さと、各格子における画素値に対応したμの値との積を求める。各格子における積値を放射線透過経路5aが横切る全ての格子にわたって加算する。シミュレーションによって算出される放射線検出器2の各素子における放射線強度Isは(式4)により計算される。
Figure 0004595979
ここで、Ioは減衰のない場合の放射線強度を表す。μiは放射線透過経路5aが横切るi番目の格子における線減衰係数を、tiはその格子を通過する長さを表す。
一方、処理1101では放射線検出器2が配管を撮像して得た透過画像データを透過画像データ格納装置31から読み出す。
処理1304,1305において、配管を撮像して得られた透過画像データと、CADデータのシミュレーションから得られた透過画像データとを比較して、画像の再構成が必要か否か判定する。その後の処理手順は、実施例2と同様である。
本実施例に拠れば、CADデータからおこしたビットマップ画像を入力とすることができるため、配管の弁やソケットエルボなど形状が複雑なために単純な幾何計算が困難な場合であっても、処理が可能となる。また、以下の実施例に述べる同一品や同一ロット品を使用することができない場合であっても、処理が可能である。
図19に本発明の別の実施例におけるシステム図を示す。本図に示すシステムでは、図16の演算装置29および記憶装置30に替えて、透過画像データ同士を比較演算する演算装置41、および事前に撮影した複数の透過画像データを記憶する記憶装置42を設置してある。
図20に本実施例の処理フローを示す。本フローは図17の検査フローにおいて、処理1301〜1303に代わり処理1401となっている。処理1401は、本システムでの検査に先立ち、事前に同一品または同一ロット品を放射線撮影装置11により撮影し、得られた複数の透過画像データ(P)51を記憶装置42に格納しておく処理である。また処理1402,1403は、それぞれ図17の処理1304、1305と考え方は同じであり、比較に用いるデータが異なるだけである。
処理1101では、検査時に撮影した透過画像データ(R)を演算装置41が透過画像データ格納装置31から読み込む処理を行う。
処理1402及び処理1403では、演算装置41において、事前に撮影した同一品または同一ロット品の透過画像データ(P)と、検査時に撮影した透過画像データ(R)を比較する。比較の結果、データの相違が一定の閾値を超えた場合に、画像の再構成を行う。この判定方法では、実製品に基づく判定が可能となる。また、同一品を撮影することにより、被検体の経時変化を捕らえることも可能である。
以上の実施例によれば、配管の欠陥部を透過画像で探索するスクリーニングのための透過画像と、断層像または3次元立体像を再構成するために必要なデータが同一であるため、データの取り直しがなく、検査時間を短くでき、検査効率を向上することができる。
また、透過画像を用いたスクリーニングにより、画像再構成を適用する領域を絞り込めるため、配管の全長に渡って画像を再構成する必要がない。そのため、画像を再構成する演算量を低減でき、検査効率を向上することができる。
また、透過画像を用いたスクリーニングにより、画像再構成を適用する領域を絞り込めるため、断層像または3次元立体像の生成に伴うデータ量を削減することができ、検査効率を向上することができる。
本実施例に拠れば、以下の効果がある。同一品の場合、欠陥部位以外では形状誤差が含まれないため、欠陥部位のみの変化を高精度に捕らえることが可能である。また同一ロット品の場合、同一ロット品間の形状誤差が少ないため、同一品を用いることができない場合であっても欠陥部位の特定を高精度に捕らえることが可能である。また、CADデータが存在しないものであっても、処理が可能である。
本発明のシステムを用いることで、発電プラントに設置された配管だけでなく、航空機の翼など、大型の構造物に対しても放射線による検査が効率的に実施可能である。
本発明における検査方法全体のフロー図である。 放射線非破壊検査システムを表したシステム図である。(実施例1) 放射線非破壊検査システムで使用する放射線撮影装置の具体例である。 放射線撮影装置による撮影の様子を説明した図である。 放射線非破壊検査システムの画像再構成演算で使用する透過画像の収集範囲について説明した図である。 画像再構成手法の一例について、その画像再構成の原理を説明した図である。 放射線撮影装置及び画像再構成を配管に適用した例を説明した図である。 画像再構成演算処理のフロー図である。 実施例1の検査フロー図である。 透過画像の表示例を説明した図である。 透過画像において再構成領域を指定した図である。 画像再構成演算結果の表示例を説明した図である。 画像再構成演算に使用する透過画像の範囲を自動的に決定する方法の一例を説明した図である。 放射線非破壊検査システムを表したシステム図である。(実施例2) 実施例2の検査フロー図である。 放射線非破壊検査システムを表したシステム図である。(実施例3) 実施例3の検査フロー図である。 CADデータを利用したシミュレーションについて説明した図である。 放射線非破壊検査システムを表したシステム図である。(実施例4) 実施例4の検査フロー図である。
符号の説明
1 放射線源
2 放射線検出器
3 スキャナ装置
3a C字型アーム
3b ガイドレール
3c 支持脚
5 放射線
10 配管
10a 物体
10c,10d 被検体
11 放射線撮影装置
12 制御演算装置
22 画像再構成装置
23 画像計測装置
24 判定装置
26 入力装置
27 記憶装置
28 減衰量計算プログラム
29,41 演算装置
30,42 記憶装置
31 格納装置
51 透過画像データ
52 再構成画像
53 3次元立体像
71 ビットマップ画像
81 CADデータ
99 保温材
1001〜1403 処理

Claims (7)

  1. 検査対象であるプラントに設置された配管の長手方向に沿って設置されたガイドレール上を移動し、前記配管を挟んで対向配置された放射線源及び2次元放射線検出器と、
    前記放射線源及び2次元放射線検出器を前記配管に沿って並進走査させるために前記放射線源及び2次元放射線検出器を固定するC字型アームと、
    前記C字型アームが移動する一定距離ごとに前記2次元放射線検出器から、第1検査対象の投影部と、前記放射線源に対して前記第1検査対象と異なる深さ位置にある第2検査対象の投影部とを含む透過画像データを取得する制御演算装置を備えた放射線非破壊検査システムであって、
    前記制御演算装置は、
    前記2次元放射線検出器から出力された前記透過画像データを取り込む画像取込装置と、
    前記C字型アームの位置を制御する制御装置と、
    前記画像取込装置が取り込んだ前記透過画像データを保存する透過画像データ格納装置と、
    前記透過画像データ格納装置からの前記透過画像データに基づき画像再構成を要する前記配管の部位を特定する判定装置と、
    前記判定装置で特定された配管の部位である、前記第1検査対象の投影部の情報に基づき、複数の前記透過画像データから前記第1検査対象部位を再構成すると共に、前記第2検査対象の投影部の情報に基づき、複数の前記透過画像データから前記第2検査対象部位を再構成することにより3次元立体像を再構成する画像再構成装置を備えることを特徴とする放射線非破壊検査システム。
  2. 請求項1記載の放射線非破壊検査システムであって、
    前記判定装置は、前記配管の減衰係数及び寸法から算出した第1の放射線強度と、前記透過画像データ格納装置に保存された前記透過画像の各画素における第2の放射線強度とを比較して判定することを特徴とする放射線非破壊検査システム。
  3. 請求項1記載の放射線非破壊検査システムであって、
    前記判定装置は、前記配管のCADデータに基づき算出された第1の放射線強度と、前記透過画像データ格納装置に保存された前記透過画像の各画素における第2の放射線強度とを比較して判定することを特徴とする放射線非破壊検査システム。
  4. 請求項1記載の放射線非破壊検査システムであって、
    前記判定装置は、前記配管の同一品又は同一ロット品により得られた第1の放射線強度と、前記透過画像データ格納装置に保存された前記透過画像の各画素における第2の放射線強度とを比較して判定することを特徴とする放射線非破壊検査システム。
  5. 請求項1又は4記載の放射線非破壊検査システムであって、
    前記判定装置には、前記透過画像データのうち前記断層像または立体像を再構成する空間領域を指定する入力手段を備えたことを特徴とする放射線非破壊検査システム。
  6. 請求項1又は4に記載の放射線非破壊検査システムであって、
    前記判定装置は、要否判定を支援するための参照用データを入力する参照データ入力手段と、前記参照用データと前記透過画像データ格納装置に保存された前記透過画像データとを比較するデータ比較手段と、比較結果に基づき、操作者があらかじめ設定したしきい値に基づいて差異の有無を判定する差異判定手段を備えることを特徴とする放射線非破壊検査システム。
  7. プラントに設置された配管の長軸方向に沿って放射線源と放射線検出器を並進走査させ、第1検査対象の投影部と、前記放射線源に対して前記第1検査対象と異なる深さ位置にある第2検査対象の投影部とを含む前記配管の透過画像データを複数枚取得する第1の工程と、
    複数の前記透過画像データに基づき前記配管の断層像又は立体像を再構成する前記配管の部位を判定する第2の工程と、
    判定された前記配管の部位である、前記第1検査対象の投影部の情報に基づき、複数の前記透過画像データから前記第1検査対象部位を再構成すると共に、前記第2検査対象の投影部の情報に基づき、複数の前記透過画像データから前記第2検査対象部位を再構成することにより3次元立体像を再構成し、配管の状況を検査する第3の工程とを備えた配管の検査方法。
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