JP2020112524A - 溶接検査方法、溶接検査装置及び溶接検査システム - Google Patents

溶接検査方法、溶接検査装置及び溶接検査システム Download PDF

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健 安部
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豊 新井
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Naohisa Kuroiwa
直久 黒岩
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Koichi Nagashima
功一 長嶋
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Abstract

【課題】検査作業者の利便性向上等を実現することが可能な溶接検査システムを提供する。【解決手段】溶接検査システム1は、検査対象物(鋼管)の溶接部にX線を照射してX線透過画像を得るX線撮影装置2と、検査対象物の構造を示す構造情報を入力する入力手段(パーソナルコンピュータ6のCPU62及び記憶部61に記憶された投影図作成用のプログラム)と、構造情報の内、X線透過画像に対応する構造情報をX線透過画像に合成する合成手段(パーソナルコンピュータのCPU及び記憶部に記憶された画像合成用のプログラム)と、合成手段により合成された合成画像を表示することで、溶接部の異常を検査可能にする表示手段(パーソナルコンピュータのCPU及び記憶部に記憶された異常を検査するためのプログラム)とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、検査対象物に形成された溶接部にX線を透過させてその透過X線により溶接部を検査する溶接検査方法、溶接検査装置及び溶接検査システムに係り、詳しくは検査作業者の利便性向上等を実現する技術に関する。
従来、鋼管等の検査対象物を破壊せずに溶接部を検査する方法、いわゆる非破壊検査の中の1つとして、例えば特許文献1、2等に示されるように、検査対象物にX線を照射してそのX線透過画像をX線フィルムや蛍光板等に現し、このX線透過画像から検査対象物の良否を判定するようにするX線透過検査法がある。
特開平08−247749号公報 特開平11−174000号公報
しかしながら、特許文献1、2に記載された従来のX線透過検査法では、X線透過画像は、影絵と同様に、対象物との位置関係で映し出される像が決定されるので、X線源と検査対象物(試験体)との位置関係で画像が変化することになっていた。従って、従来のX線透過検査法では、X線フィルムに映るきずの像の形だけでは、きずの種別を判断するのが困難であった。また、溶接の接合部は、余盛りにより母材より厚い(検査時には母材より高い位置にある)場合が多いため、X線の斜め照射では余盛りの影が生じ、きずの像に近い像が生じることが多々あり、間違ってきずの像と判断してしまうことが多々あり、問題があった。
本発明は、上記状況に鑑みなされたものであり、検査作業者の利便性向上等を実現する溶接検査方法、溶接検査装置及び溶接検査システムを提供することを目的とする。
本発明の溶接検査方法は、検査対象物の溶接部にX線を照射して得られるX線透過画像から、前記溶接部を検査する溶接検査方法であって、前記検査対象物の構造を示す構造情報を入力し、当該構造情報の内、前記X線透過画像に対応する構造情報を当該X線透過画像に合成することで合成画像を作成し、当該合成画像を用いて前記溶接部を検査する。
本発明の溶接検査方法は、検査対象物の溶接部にX線を照射して得られるX線透過画像から、前記溶接部を検査する溶接検査方法であって、前記検査対象物の構造を示す構造情報及び前記X線の照射条件を入力し、当該構造情報及び当該照射条件に基づいて、当該構造情報の内、前記X線透過画像に対応する構造情報を当該X線透過画像に合成することで合成画像を作成し、当該合成画像を用いて前記溶接部を検査することを特徴とする。
好適には、前記合成画像を作成する際に、前記構造情報、前記照射条件及び前記X線透過画像に基づいて、前記構造情報と前記X線透過画像とが最適な相互位置関係で重ね合されるように、前記構造情報を当該X線透過画像に合成する。
好適には、前記照射条件を手動操作で入力し、入力した前記照射条件に基づいて、前記X線透過画像に対応する前記構造情報が示す図形を変形させて当該X線透過画像に合成する。
好適には、前記照射条件を自動的に入力し、入力した前記照射条件に基づいて、前記X線透過画像に対応する前記構造情報が示す図形を変形させて当該X線透過画像に合成する。
本発明の溶接検査方法は、検査対象物の溶接部にX線を照射して得られるX線透過画像から、前記溶接部を検査する溶接検査方法であって、前記検査対象物の構造を示す構造情報、前記X線の照射条件及び前記X線透過画像の取得条件を入力し、当該構造情報、当該照射条件及び当該取得条件に基づいて、当該構造情報の内、前記X線透過画像に対応する構造情報を当該X線透過画像に合成することで合成画像を作成し、当該合成画像を用いて前記溶接部を検査する。
好適には、前記合成画像を作成する際に、前記構造情報、前記照射条件、前記取得条件及び前記X線透過画像に基づいて、前記構造情報と前記X線透過画像とが最適な相互位置関係で重ね合されるように、前記構造情報を当該X線透過画像に合成する。
好適には、前記照射条件及び前記取得条件を手動操作で入力し、入力した前記照射条件及び前記取得条件に基づいて、前記X線透過画像に対応する前記構造情報が示す図形を変形させて当該X線透過画像に合成する。
好適には、前記照射条件及び前記取得条件を自動的に入力し、入力した前記照射条件及び前記取得条件に基づいて、前記X線透過画像に対応する前記構造情報が示す図形を変形させて当該X線透過画像に合成することを特徴とする。
好適には、前記X線透過画像と予め入力された前記構造情報とを比較し、この比較結果に基づいて、前記X線透過画像に対応する前記構造情報が示す図形を最適な形状に変形させて当該X線透過画像に合成することを特徴とする。
好適には、前記溶接部の形状は、溶接する一対の母材を突き合わせて形成される開先形状であることを特徴とする。
好適には、前記X線透過画像に対応する構造情報は、前記検査対象物における溶接前の母材の角部の位置を示す情報である。
本発明の溶接検査装置は、検査対象物の溶接部にX線を照射して得られるX線透過画像から、前記溶接部を検査可能にする溶接検査装置であって、前記検査対象物の構造を示す構造情報を入力する入力手段と、当該構造情報の内、前記X線透過画像に対応する構造情報を当該X線透過画像に合成する合成手段と、前記合成手段により合成された合成画像を表示することで、前記溶接部の異常を検査可能にする表示手段とを備える。
本発明の溶接検査装置は、検査対象物の溶接部にX線を照射して得られるX線透過画像から、前記溶接部を検査可能にする溶接検査装置であって、前記検査対象物の構造を示す構造情報及び前記X線の照射条件を入力する入力手段と、当該構造情報及び当該照射条件に基づいて、当該構造情報の内、前記X線透過画像に対応する構造情報を当該X線透過画像に合成する合成手段と、前記合成手段により合成された合成画像を表示することで、前記溶接部の異常を検査可能にする表示手段とを備える。
好適には、前記合成手段は、前記構造情報、前記照射条件及び前記X線透過画像に基づいて、前記構造情報と前記X線透過画像とが最適な相互位置関係で重ね合されるように、前記構造情報を当該X線透過画像に合成する。
好適には、前記入力手段は、前記照射条件を手動操作で入力し、前記合成手段は、前記入力手段により入力した前記照射条件に基づいて、前記X線透過画像に対応する前記構造情報が示す図形を変形させて当該X線透過画像に合成する。
好適には、前記入力手段は、前記照射条件を自動的に入力し、前記合成手段は、前記入力手段により入力した前記照射条件に基づいて、前記X線透過画像に対応する前記構造情報が示す図形を変形させて当該X線透過画像に合成する。
本発明の溶接検査装置は、検査対象物の溶接部にX線を照射して得られるX線透過画像から、前記溶接部を検査可能にする溶接検査装置であって、前記検査対象物の構造を示す構造情報、前記X線の照射条件及び前記X線透過画像の取得条件を入力する入力手段と、当該構造情報、当該照射条件及び当該取得条件に基づいて、当該構造情報の内、前記X線透過画像に対応する構造情報を当該X線透過画像に合成する合成手段と、前記合成手段により合成された合成画像を表示することで、前記溶接部の異常を検査可能にする表示手段とを備える。
好適には、前記合成手段は、前記構造情報、前記照射条件、前記当該取得条件及び前記X線透過画像に基づいて、前記構造情報と前記X線透過画像とが最適な相互位置関係で重ね合されるように、前記構造情報を当該X線透過画像に合成する。
好適には、前記入力手段は、前記照射条件及び前記取得条件を手動操作で入力し、前記合成手段は、前記入力手段により入力した前記照射条件及び前記取得条件に基づいて、前記X線透過画像に対応する前記構造情報が示す図形を変形させて当該X線透過画像に合成する。
好適には、前記入力手段は、前記照射条件及び前記取得条件を自動的に入力し、前記合成手段は、前記入力手段により入力した前記照射条件及び前記取得条件に基づいて、前記X線透過画像に対応する前記構造情報が示す図形を変形させて当該X線透過画像に合成することを特徴とする。
好適には、前記X線透過画像と予め入力された前記構造情報とを比較し、この比較結果に基づいて、前記X線透過画像に対応する前記構造情報が示す図形を最適な形状に変形させて当該X線透過画像に合成する。
好適には、前記溶接部の形状は、溶接する一対の母材を突き合わせて形成される開先形状であることを特徴とする。
好適には、前記溶接部の異常は、前記溶接部に発生するきずである。
好適には、前記X線透過画像に対応する構造情報は、前記検査対象物における溶接前の母材の角部の位置を示す情報である。
本発明の溶接検査システムは、検査対象物の溶接部にX線を照射してX線透過画像を得るX線撮影装置と、前記検査対象物の構造を示す構造情報を入力する入力手段と、当該構造情報の内、前記X線透過画像に対応する構造情報を当該X線透過画像に合成する合成手段と、前記合成手段により合成された合成画像を表示することで、前記溶接部の異常を検査可能にする表示手段とを備える。
本発明の溶接検査システムは、検査対象物の溶接部にX線を照射してX線透過画像を得るX線撮影装置と、前記検査対象物の構造を示す構造情報及び前記X線の照射条件を入力する入力手段と、当該構造情報及び当該照射条件に基づいて、当該構造情報の内、前記X線透過画像に対応する構造情報を当該X線透過画像に合成する合成手段と、前記合成手段により合成された合成画像を表示することで、前記溶接部の異常を検査可能にする表示手段とを備える。
好適には、前記合成手段は、前記構造情報、前記照射条件及び前記X線透過画像に基づいて、前記構造情報と前記X線透過画像とが最適な相互位置関係で重ね合されるように、前記構造情報を当該X線透過画像に合成する。
好適には、前記入力手段は、前記照射条件を手動操作で入力し、前記合成手段は、前記入力手段により入力した前記照射条件に基づいて、前記X線透過画像に対応する前記構造情報が示す図形を変形させて当該X線透過画像に合成する。
好適には、前記入力手段は、前記照射条件を自動的に入力し、前記合成手段は、前記入力手段により入力した前記照射条件に基づいて、前記X線透過画像に対応する前記構造情報が示す図形を変形させて当該X線透過画像に合成する。
本発明の溶接検査システムは、検査対象物の溶接部にX線を照射してX線透過画像を得るX線撮影装置と、前記検査対象物の構造を示す構造情報、前記X線の照射条件及び前記X線透過画像の取得条件を入力する入力手段と、当該構造情報、当該照射条件及び当該取得条件に基づいて、当該構造情報の内、前記X線透過画像に対応する構造情報を当該X線透過画像に合成する合成手段と、前記合成手段により合成された合成画像を表示することで、前記溶接部の異常を検査可能にする表示手段とを備える。
好適には、前記合成手段は、前記構造情報、前記照射条件、前記取得条件及び前記X線透過画像に基づいて、前記構造情報と前記X線透過画像とが最適な相互位置関係で重ね合されるように、前記構造情報を当該X線透過画像に合成することを特徴とする。
好適には、前記入力手段は、前記照射条件及び当該取得条件を手動操作で入力し、前記合成手段は、前記入力手段により入力した前記照射条件及び当該取得条件に基づいて、前記X線透過画像に対応する前記構造情報が示す図形を変形させて当該X線透過画像に合成する。
好適には、前記入力手段は、前記照射条件及び当該取得条件を自動的に入力し、前記合成手段は、前記入力手段により入力した前記照射条件及び当該取得条件に基づいて、前記X線透過画像に対応する前記構造情報が示す図形を変形させて当該X線透過画像に合成する。
好適には、前記X線透過画像と予め入力された前記構造情報とを比較し、この比較結果に基づいて、前記X線透過画像に対応する前記構造情報が示す図形を最適な形状に変形させて当該X線透過画像に合成する。
好適には、前記溶接部の形状は、溶接する一対の母材を突き合わせて形成される開先形状であることを特徴とする。
好適には、前記溶接部の異常は、前記溶接部に発生するきずであることを特徴とする。
好適には、前記X線透過画像に対応する構造情報は、前記検査対象物における溶接前の母材の角部の位置を示す情報であることを特徴とする。
本発明における溶接検査方法、溶接検査装置及び溶接検査システムによって検査作業者の利便性向上等を実現することが可能となった。
第1の実施形態に係る溶接検査システムの概略構成図である。 第1の実施形態に係るX線撮影装置を示す断面図である。 第1の実施形態に係る溶接検査方法の手順を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係るX線透過画像解析判定処理の手順を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る鋼管の管軸の垂直方向から鋼管の溶接部にX線を照射した場合のX線透過画像と投影図を示す説明図である。 第1の実施形態に係る鋼管の管軸の垂直方向より角度θ傾斜した方向から鋼管の溶接部にX線を照射した場合のX線透過画像と投影図を示す説明図である。 第1の実施形態に係る鋼管の管軸の垂直方向から鋼管の溶接部にX線を照射した場合の解析画像を示す説明図である。 第4の実施形態に係る溶接検査システムの概略構成図である。 第4の実施形態に係るX線撮影装置及び位置・角度検出装置を示すブロック図である。
[第1の実施形態] 以下、図1〜図7を参照して、本発明の第1の実施形態を詳細に説明する。第1の実施形態は、検査対象物の溶接部にX線を照射して得られるX線透過画像から、前記溶接部を検査する溶接検査方法であって、前記溶接部の形状に基づいて投影図を作成し、前記X線透過画像に前記投影図を合成することで合成画像を作成し、当該合成画像を用いて前記溶接部を検査することを特徴とする。
<第1の実施形態の構成> 図1は、第1の実施形態に係る溶接検査システムの概略構成図である。 図2は、第1の実施形態に係るX線撮影装置を示す断面図である。 図3は、第1の実施形態に係る溶接検査方法の手順を示すフローチャートである。 図4は、第1の実施形態に係るX線透過画像解析判定処理の手順を示すフローチャートである。 図5は、第1の実施形態に係る鋼管の管軸の垂直方向から鋼管の溶接部にX線を照射した場合のX線透過画像と投影図を示す説明図である。 図6は、第1の実施形態に係る鋼管の管軸の垂直方向より角度θ傾斜した方向から鋼管の溶接部にX線を照射した場合のX線透過画像と投影図を示す説明図である。 図7は、第1の実施形態に係る鋼管の管軸の垂直方向から鋼管の溶接部にX線を照射した場合の解析画像を示す説明図である。
図1に示すように、本発明の第1の実施形態に係る溶接検査システム1は、工場、研究所等の溶接の検査を行う施設に配置されるシステムであり、X線撮影装置2と、フィルムスキャナ3と、サーバ4と、ローカルエリアネットワーク(LAN)5と、業務端末のパーソナルコンピュータ6と、入力手段7と、表示ユニット8とを備えている。
X線撮影装置2は、鋼管の溶接部の撮影を行う。X線撮影装置2の撮影により得られたX線フィルム10は、フィルムスキャナ3によりスキャンされる。フィルムスキャナ3は、スキャンによるデジタル画像データを、LAN5を介してサーバ4及びパーソナルコンピュータ6に送信する。
サーバ4は、X線撮影装置2からのデジタル画像データを含む各種データを記憶するデータベース41と、X線撮影装置2からのデジタル画像データやパーソナルコンピュータ6からの入力データ等に基づく判定処理や信号出力を行うCPU42と、LAN5を介してX線撮影装置2やパーソナルコンピュータ6とのデータの送受信を行うネットワークインターフェイス(ネットワークI/F)43とを備えている。
パーソナルコンピュータ6は、各種データを記憶する記憶部61と、X線撮影装置2からの画像データやサーバ4からの入力データ等に基づく判定処理や信号出力を行うCPU62と、LAN5を介してX線撮影装置2やサーバ4とのデータの送受信やり取りを行うネットワークインターフェイス(ネットワークI/F)63とを備えている。
入力手段7は、パーソナルコンピュータ6に接続されたキーボード、マウス、ペンタブレット等であり、作業者がパーソナルコンピュータ6に対して入力操作を行うためのものである。
表示ユニット8は、液晶モニタ等の画像表示手段であり、パーソナルコンピュータ6からの制御に基づいて各種画像を表示する。
次に、X線撮影装置2について説明する。 図2(a)は、X線撮影装置2が配置された鋼管100をその管軸S1の方向から見た断面図であり、図2(a)は、X線撮影装置2が配置された鋼管100をその管軸S1の垂直方向から見た断面図である。
図2(a)に示すように、X線撮影装置2は、X線源21、透過度計22a、22b、階調計23、及びX線フィルム10を保持するホルダ24等から構成されている。
図2(b)に示すように、鋼管100には、鋼管100と同じ種類の鋼材の溶接棒を用いたアーク溶接による溶接部101が形成されている。
図2(a)及び図2(b)に示すX線源21は、X線管、及び当該X線管を駆動する駆動装置等から構成されており、駆動装置からの駆動電圧によりX線管の陰極から出る電子を高電圧で加速し、X線管の陽極に衝突させて、X線を発生させる。
図2(a)に示す透過度計22a、22bは、溶接部101と同材質の針金形のものを用いている。また、透過度計22a、22bには、それぞれ試験部(溶接部101及びその周辺部)の有効長さL3を示す記号P1、P2が設けられている。透過度計22a、22bは、鋼管100の外側面に沿って、X線源21と管軸S1を結ぶ線の両脇に配置される。
図2(a)及び図2(b)に示す階調計23には、鋼管100の溶接部101と同材質のものを用いている。図2(b)に示すように、階調計23は、鋼管100の内周面の溶接部101から若干ずれた位置に配置される。
図2(a)に示すように、X線フィルム10は、ホルダ24に保持された状態で、鋼管100の階調計23よりも内側において、鋼管100の内側面に沿って、溶接部101及びその周辺部に対向する位置に配置されている。
図2(b)の場合、X線源21は、溶接部101への最短距離L1となる位置から、鋼管101の一端側に距離S分ずらされて配置されている。
図2(a)及び図2(b)において、L1+L2は、X線源21からX線フィルム10までの最短距離を示している。
X線源21からのX線は、透過度計22a、22bと、鋼管100の溶接部101及びその周辺部と、階調計23とを透過してX線フィルム10を感光させる。感光後のX線フィルム10は、現像処理が行われることでX線透過画像を現す。
<第1の実施形態の作用> 次に、第1の実施形態の溶接検査方法の手順を説明する。
図3に示すように、溶接検査方法の手順では、まず、ステップS1において、検査作業者(有資格者)は、X線撮影装置2を用いて鋼管100の溶接部101及びその周辺部の撮影を行い、X線フィルム10の現像処理を行う。
次に、検査作業者は、X線フィルム10に現れた鋼管100の溶接部101及びその周辺部の画像や、透過度計22a、22b及び階調計23の画像を用いて、X線透過写真の必要条件を満たしているかの確認を行う。
現像後のX線フィルム10がX線透過写真の必要条件を満たしていた場合、検査作業者は、ステップS3において、フィルムスキャナ3を用いて、X線フィルム10のスキャンを行うことで、デジタル画像の取り込みを行う。フィルムスキャナ3により取り込まれたデジタル画像は、デジタル画像データとして、LAN5を介してサーバ4のデータベース41及びパーソナルコンピュータ6の記憶部61に記憶される。
次に、ステップS4において、検査作業者は、入力手段7を操作して試験条件や情報をパーソナルコンピュータ6に入力する。試験条件や情報には、撮影方法、撮影条件、X線の照射角度(例えば図2(b)の角度θ)、溶接種類(本実施形態の場合、アーク溶接)、母材の開先形状、材質(本実施形態の場合、鉄の鋼)、板厚、外観検査の結果等が適用されている。
このように試験条件や情報の入力後、パーソナルコンピュータ6のCPU62は、ステップS3によるデジタル画像データと、ステップS4により入力された試験条件や情報に基づいて、JIS規格が適用されたステップS5→S6→S7→S8の処理を実施する。
ステップS5において、パーソナルコンピュータ6のCPU62は、X線フィルム10のデジタル画像データ等に対して、溶接部101のきずの有無の確認をする。この場合、CPU62は、X線フィルム10のデジタル画像データに、ステップS4により入力された試験条件や情報に基づいて作成された投影図のデジタル画像データを合成し、この合成による合成図に基づいて、試験部内にきずの像が存在するかどうかを判断する。この場合のきずの有無は、試験部内の像の位置、形状、色および母材側の疑似像、余盛(波目含む)の像との比較等により判断する。
次に、パーソナルコンピュータ6のCPU62は、ステップS6において、きずの像の区分を行う。この場合、CPU62は、きず像の位置、形状、色に応じて4種別に区分する。
次に、パーソナルコンピュータ6のCPU62は、ステップS7において、きずの像の分類を行う。この場合、CPU62は、きずを前記4種別毎に分類する。
ここで、ステップS6、S7において、基本的なきずの種別方法では、基本的に丸みを帯びた黒い像・細長い黒い像、白い像、割れ及びこれに類する像に区別する。また。基本的なきずの種別方法では、材質や板厚および溶接方法によってきずの像の分類は異なる。
デジタル画像のきずの像の分類に必要な情報としては、余盛りの形状やきず像の位置(開先形状との比較)、溶接の種類、鋼管の材質、鋼管の板厚、寸法を読み取る為の基準、明るさ・コントラスト調整(きずや余盛りなどの色合い強調)、JIS規格によって定められたきずの像の分類や測定方法、経験者のノウハウ等がある。
次に、パーソナルコンピュータ6のCPU62は、ステップS8において、きずの種別毎に分類した結果に基づき総合分類を行い、総合分類の結果となる判定画面を表示ユニット8に表示する。
検査作業者は、表示ユニット8に総合分類の結果が表示されると、ステップS9において、総合分類結果から仕様書に基づき溶接の合否判定を行い、溶接検査を終了する。
図3に示すステップS4〜S8の処理について、図4を用いて画像解析判定処理の側面から説明する。
図3のステップS3においてフィルムスキャナ3により取り込まれたX線フィルム10のデジタル画像データ(デジタルフィルムデータ)及び図3のステップS4により入力された各情報(試験条件や情報)は、図4に示すステップS11において、パーソナルコンピュータ6のCPU62に受信され、記憶部61に記憶される。
次に、パーソナルコンピュータ6のCPU62は、ステップS12において、入力された試験条件や情報に基づいて条件情報処理を行い、条件情報(構造情報と撮影時の条件)を作成する。
次に、パーソナルコンピュータ6のCPU62は、ステップS13において、入力された試験条件や情報に基づいて溶接部101の開先図面情報処理を行い、開先図面情報を作成する。
次に、パーソナルコンピュータ6のCPU62は、ステップS14において、開先図面情報に基づいて、溶接部101の形状を示す投影図を生成する。
次に、パーソナルコンピュータ6のCPU62は、ステップS15において、投影図(構造情報)、条件情報(照射条件)及びX線フィルム10のデジタル画像データ(X線透過画像)に基づいて、投影図とX線フィルム10のデジタル画像データとが最適な相互位置関係で重ね合されるように、投影図とX線フィルム10のデジタル画像データとの合成を自動的に行うことで、画像編集処理を行い、合成画像を生成する。
ここで、検査対象の画像と構造図を重ね合わせる手法としては、従来、超音波を使った探傷において、探傷画像に開先図などを重ねて表示する方法があった。
この方法を行う理由は、超音波探傷の性質上、欠陥や腐食以外の健全部分においても、例えば開先の端部などからもエコーが発生するため、探傷画像だけから診断を行うことが非常に困難になるからである。
一方、超音波探傷画像を生成する場合には、探触子から欠陥までの距離を計測するため、通常の探傷業務においては欠陥等のエコーの相対位置は変化しない。したがって、超音波探傷画像が変形することはないため、開先部の図面を探傷画像に単純に重ね合わせるだけで、十分な探傷の検査を行えた。
従って、従来の超音波を使った探傷では、探触子を材料(検査対象)に当てる位置や角度について殆ど自由度がなく、結果的に、検査対象の画像に構造図を重ね合わせる位置も殆ど変換することなく合成表示させれば、ことが足りていた。
これに対して、X線透過画像による診断では、X線透過度の濃淡情報であり、超音波の場合のような端部からの反射等はないため、従来では図面と重ねて表示をすることは行われず、X線透過画像単独で診断を行っていた。
しかしながら、X線透過画像を撮影する場合は、配管の形状や設置状況により様々な位置からX線を照射し、X線フィルムあるいは検知センサーの設置場所も一定でないため、得られるX線透過画像は、元々の配管形状に対して大きく歪んだものとなっていた。
このような状況においては、経験を積んだ検査員であっても、X線透過画像中に発見された欠陥様特徴が、本当に欠陥であるかどうかを判断することが困難になる場合があった。
また、X線検査の場合は、検査対象との距離や角度、X線フィルムを貼る位置などによって多くのバリエーションがあり、X線透過画像にどのように投影図をオーバーラップするかは、従来、容易に決定することはできなかった。このことに対応して、第1の実施形態では、投影図(構造情報)、条件情報(照射条件)及びX線フィルム10のデジタル画像データ(X線透過画像)に基づいて、投影図とX線フィルム10のデジタル画像データとが最適な相互位置関係で重ね合されるようにしている。
次に、パーソナルコンピュータ6のCPU62は、ステップS16において、合成画像、開先図面情報、条件情報を用いて、きずの解析処理を行う。
このステップS16の処理において、CPU62は、AI等の画像認識機能により、次の手順によりきずの像の色分けをする。
(1)合成画像における溶接部101の像、透過度計22a、22bの像、階調計23の像、フィルムマークの像から試験部の範囲を認識させる。
(2)試験部の範囲内のきずと思われる像(白い像・黒い像)の有無を認識させる。
(3)健全部(母材部)の像、溶接部(波目・形状含む)の像等と、きずと思われる像との比較、及びきずと思われる像の存在位置・形状・方向によりきずの像か否かを判断させる。
(4)きずの像と判断した場合、丸みを帯びた黒い像・細長い黒い像、白い像、割れ及びこれに類する像に区別する。
(5)区別したきずの像を色分けして寸法と共に表示する。
次に、パーソナルコンピュータ6のCPU62は、ステップS17において、判定表示処理として、解析処理の結果に基づいて判定画面を生成し表示ユニット7に表示する。
ステップS12〜S17の処理は、パーソナルコンピュータ6により確立したAI及びプログラムによって行われる。
次に、有資格者(本実施形態では検査作業者と兼任)は、ステップS18において、表示ユニット7の判定画面を確認し、判定を行い、判定の最終結果を記憶部63に保存する操作を行い、これに続いてステップS19において、判定の最終結果をサーバ4に送信する操作を行い、今回の溶接検査を終了する。
次に、X線フィルム10のデジタル画像と投影図について説明する。 図5はX線撮影装置2によって鋼管100の溶接部101に対して垂直方向からX線照射をした場合のX線フィルム10のデジタル画像及び投影図の生成を示している。
図5に示すように、鋼管100の溶接部101は、溶接する一対の母材100a、100bを突き合わせて形成される開先形状に対して、アーク溶接により溶接材が流し込まれることで、溶接ビード102が形成される。溶接ビード102と母材100aの間には、きず103が発生している。
ここで、溶接前の母材100a、100bの対向する面には、それぞれ鋼管外周側の角部104a、104b、鋼管内周近傍の角部105a、105b、鋼管内周側の角部106a、106bが形成されている。角部104a、104bと角部105a、105bの間は外周側(図中上側)に向かって広がる開先形状になっている。角部105a、105bと角部106a、106bの間は、鋼管100の管壁の厚み方向に沿った等間隔形状になっている。
このような撮影条件において、図4のステップS14で生成される投影図200では、角部104aを垂直方向のX線によって鋼管100の内側に投影した場合の仮想位置に破線201aが表示され、角部105a(角部106a)を鋼管100の内周側から見た仮想位置に破線201bが表示され、角部105b(角部106b)を鋼管100の内周側から見た仮想位置に破線201cが表示され、角部104bを垂直方向のX線によって鋼管100の内側に投射した場合の仮想位置に破線201dが表示されている。
破線201a、201bの間隔と、破線201c、201dの間隔とは、X線が垂直方向に照射されるため同じになっている。
一方、X線フィルム10のデジタル画像300には、垂直方向のX線によって、鋼管外周側の溶接ビード102の余盛り107による画像301と、鋼管内周側の溶接ビード102の余盛り108による画像302と、きず103による画像303が表示されている。画像301は、垂直方向のX線によって、画像302に対して図中左右方向にずれない位置にある。
合成画像400において、X線フィルム10のデジタル画像300及び投影図200を重ね合わせ合成すると、画像による溶接ビード102と母材100a、100bの位置関係が明瞭になる。結果的にきず103の位置や種別も判定が容易になる。
図6はX線撮影装置によって鋼管の溶接部に対して管軸S1の斜め方向(図2に示す角度θ方向)からX線照射をした場合のX線フィルム10のデジタル画像及び投影図の生成を示している。
図6に示すように、鋼管100の母材100a、100b及び溶接部101のきずを除く部分は、図5と同様の状態になっている。
図6において、溶接ビード102と母材100aの間には、きずが発生していないが、溶接ビード102と母材100bの間には、きず113が発生している。
このような撮影条件において、図4のステップS14で生成される投影図500では、角部104aを斜め方向のX線によって鋼管100の内側に投影した場合の仮想位置に破線501aが表示され、角部105a(角部106a)を鋼管100の内周側から見た仮想位置に破線501bが表示され、角部105b(角部106b)を鋼管100の内周側から見た仮想位置に破線501cが表示され、角部104bを垂直方向のX線によって鋼管100の内側に投射した場合の仮想位置に破線501dが表示されている。
垂直方向のX線によって、破線501a、501bの間隔は、図5の破線201a、201bの間隔より長く、破線501c、501dの間隔は、図5の破線201c、201dの間隔より短くなっている。
一方、X線フィルム10のデジタル画像600には、斜め方向のX線によって、鋼管外周側の溶接ビード102の余盛り107による画像601と、鋼管内周側の溶接ビード102の余盛り108による画像602と、きず113による画像603が表示されている。画像601は、斜め方向のX線によって、画像602に対して図中左方向にずれた位置にある。
合成画像700において、X線フィルム10のデジタル画像600及び投影図500を重ね合わせ合成すると、画像による溶接ビード102と母材100a、100bの位置関係が明瞭になる。結果的にきず113の位置や種別も判定が容易になる。
以下、鋼管100の溶接部101に対して垂直方向からX線照射をした場合のステップS17において生成した判定画面について説明する。
図7において、表示ユニット8の画面には、解析処理の結果に基づいて判定画面81が表示されている。判定画面81の画面上側左寄りには、鋼管の材質、板厚、開先形状、溶接方法、適用期間、撮影方法、その他などの項目と、項目に対応する情報を表示する表の画像82が表示されている。
判定画面81の右上には、承認ボタンの画像83が表示されている。 判定画面81の上下の中間部には、図5の合成画像400に重ね合わせてきずの種別を示す色及び長さが表示された画像84が表示されている。画像84には、判定に必要な情報として、バーチャルダイヤグラム、色分けによる判定結果、きずの寸法等が表示される。
判定画面81の右下側には、きずの種別に対応する記号及び色を表示する表の画像85が表示されている。
画像85の記号について説明すると、「BH」はブローホール、「P」はパイプ、「SI」はスラグ巻き込み、「LF」は融合不良、「IP」は溶け込み不良である。 また、図示されていない記号として、「CL」の割れ、「UC」のアンダーカット、「ND」の無欠陥等がある。
判定画面81における画像85の左側には、修正ボタンの画像86が表示されている。
判定に必要な情報とバーチャルダイヤグラム、色分けによる判定結果、きずの寸法を表示は、修正ボタンの画像86を押せば、入力手段7を用いて手動により訂正が可能になる。
尚、図示しないが溶接によるきずの種別としては、タングステン巻き込み、銅の巻き込み、酸化物の巻き込み、裏波形状不良、裏面の凹み、たれ込み、オーバーラップなどがある。 また、材質や板厚および溶接方法によって、きずの像の分類は変化する。
<第1の実施形態の構成及び効果>
第1の実施形態の溶接検査方法は、検査対象物(鋼管100)の溶接部101にX線を照射して得られるX線透過画像300、600から、前記溶接部101を検査する溶接検査方法であって、前記検査対象物の構造を示す構造情報(溶接種類、母材の開先形状、材質、板厚、外観検査の結果等)を入力し、当該構造情報の内、前記X線透過画像に対応する構造情報(投影図200、500)を当該X線透過画像300、600に合成することで合成画像400、700を作成し、当該合成画像400、700を用いて前記溶接部101を検査する。
また、第1の実施形態の溶接検査方法は、検査対象物(鋼管100)の溶接部101にX線を照射して得られるX線透過画像300、600から、前記溶接部101を検査する溶接検査方法であって、前記検査対象物の構造を示す構造情報(溶接種類、母材の開先形状、材質、板厚、外観検査の結果等)及び前記X線の照射条件を入力し、当該構造情報及び当該照射条件に基づいて、当該構造情報の内、前記X線透過画像に対応する構造情報(投影図200、500)を当該X線透過画像に合成することで合成画像400、700を作成し、当該合成画像400、700を用いて前記溶接部101を検査する。
また、第1の実施形態の溶接検査方法において、前記X線透過画像300、600に対応する構造情報は、前記検査対象物における溶接前の母材の角部の位置を示す情報であることを特徴とする。
また、第1の実施形態の溶接検査方法は、検査対象物(鋼管100)の溶接部101にX線を照射して得られるX線透過画像300、600から、前記溶接部101を検査する溶接検査方法であって、前記溶接部101の形状に基づいて投影図200、500を作成し、前記X線透過画像300、600に前記投影図200、500を合成することで合成画像400、700を作成し、当該合成画像400、700を用いて前記溶接部101を検査する。
また、第1の実施形態の溶接検査方法は、検査対象物(鋼管100)の溶接部101にX線を照射して得られるX線透過画像300、600から、前記溶接部101を検査する溶接検査方法であって、前記溶接部101の形状及び前記X線の照射条件に基づいて投影図200、500を作成し、前記X線透過画像300、600に前記投影図200、500を合成することで合成画像400、700を作成し、当該合成画像400、700を用いて前記溶接部101を検査する。
第1の実施形態の溶接検査方法において、前記合成画像400、700を作成する際に、構造情報(投影図200、500)、前記照射条件及び前記X線透過画像300、600に基づいて、前記構造情報と前記X線透過画像300、600が最適な相互位置関係で重ね合されるように、前記構造情報を当該X線透過画像300、600に合成する。
第1の実施形態の溶接検査方法において、前記溶接部101の形状は、溶接する一対の母材を突き合わせて形成される開先形状である。
第1の実施形態の溶接検査装置は、検査対象物(鋼管100)の溶接部101にX線を照射して得られるX線透過画像300、600から、前記溶接部101を検査可能にする溶接検査装置であって、前記検査対象物の構造を示す構造情報(溶接種類、母材の開先形状、材質、板厚、外観検査の結果等)を入力する入力手段7と、当該構造情報の内、前記X線透過画像に対応する構造情報(投影図200、500)を当該X線透過画像300、600に合成する合成手段(パーソナルコンピュータ6のCPU62及び記憶部61に記憶されたステップS14、S15を実行するプログラム)と、前記合成手段により合成された合成画像400、700を表示することで、前記溶接部101の異常を検査可能にする表示手段(表示ユニット8)とを備える。
また、第1の実施形態の溶接検査装置は、検査対象物(鋼管100)の溶接部101にX線を照射して得られるX線透過画像300、600から、前記溶接部101を検査可能にする溶接検査装置であって、前記検査対象物の構造を示す構造情報(溶接種類、母材の開先形状、材質、板厚、外観検査の結果等)及び前記X線の照射条件を入力する入力手段7と、当該構造情報及び当該照射条件に基づいて、当該構造情報の内、前記X線透過画像に対応する構造情報(投影図200、500)を当該X線透過画像300、600に合成する合成手段(パーソナルコンピュータ6のCPU62及び記憶部61に記憶されたステップS14、S15を実行するプログラム)と、前記合成手段により合成された合成画像400、700を表示することで、前記溶接部101の異常を検査可能にする表示手段(表示ユニット8)とを備える。
また、第1の実施形態の溶接検査装置において、前記X線透過画像300、600に対応する構造情報は、前記検査対象物における溶接前の母材の角部の位置を示す情報であることを特徴とする。
また、第1の実施形態の溶接検査装置は、検査対象物(鋼管100)の溶接部101にX線を照射して得られるX線透過画像300、600から、前記溶接部101を検査する溶接検査装置であって、前記溶接部101の形状に基づいて投影図200、500を作成する投影図作成手段(パーソナルコンピュータ6のCPU62及び記憶部61に記憶されたステップS12〜S14を実行するプログラム)と、前記X線透過画像300、600に前記投影図200、500を合成する合成手段(パーソナルコンピュータ6のCPU62及び記憶部61に記憶されたステップS14、S15を実行するプログラム)と、前記合成手段により合成された合成画像400、700を解析することで、前記溶接部101の異常を検査する解析手段(パーソナルコンピュータ6のCPU62及び記憶部61に記憶されたステップS16、S17を実行するプログラム)とを備える。
また、第1の実施形態の溶接検査装置は、検査対象物(鋼管100)の溶接部101にX線を照射して得られるX線透過画像300、600から、前記溶接部101を検査する溶接検査装置であって、前記溶接部101の形状及び前記X線の照射条件に基づいて投影図200、500を作成する投影図作成手段(パーソナルコンピュータ6のCPU62及び記憶部61に記憶されたステップS12〜S14を実行するプログラム)と、前記X線透過画像300、600に前記投影図200、500を合成する合成手段(パーソナルコンピュータ6のCPU62及び記憶部61に記憶されたステップS14、S15を実行するプログラム)と、前記合成手段により合成された合成画像400、700を解析することで、前記溶接部101の異常を検査する解析手段(パーソナルコンピュータ6のCPU62及び記憶部61に記憶されたステップS16、S17を実行するプログラム)とを備える。
第1の実施形態の溶接検査装置において、前記合成手段は、構造情報(投影図200、500)、前記照射条件及び前記X線透過画像300、600に基づいて、前記構造情報と前記X線透過画像300、600が最適な相互位置関係で重ね合されるように、前記構造情報を当該X線透過画像300、600に合成する。
第1の実施形態の溶接検査装置において、前記溶接部101の形状は、溶接する一対の母材を突き合わせて形成される開先形状であることを特徴とする。
第1の実施形態の溶接検査装置において、前記溶接部101の異常は、前記溶接部101に発生するきずである。
第1の実施形態の溶接検査システム1は、検査対象物(鋼管100)の溶接部101にX線を照射してX線透過画像300、600を得るX線撮影装置2と、前記検査対象物の構造を示す構造情報(溶接種類、母材の開先形状、材質、板厚、外観検査の結果等)を入力する入力手段7と、当該構造情報の内、前記X線透過画像に対応する構造情報(投影図200、500)を当該X線透過画像300、600に合成する合成手段(パーソナルコンピュータ6のCPU62及び記憶部61に記憶されたステップS14、S15を実行するプログラム)と、前記合成手段により合成された合成画像400、700を表示することで、前記溶接部101の異常を検査可能にする表示手段(表示ユニット8)とを備える。
また、第1の実施形態の溶接検査システム1は、検査対象物(鋼管100)の溶接部101にX線を照射してX線透過画像300、600を得るX線撮影装置2と、前記検査対象物の構造を示す構造情報(溶接種類、母材の開先形状、材質、板厚、外観検査の結果等)及び前記X線の照射条件を入力する入力手段7と、当該構造情報及び当該照射条件に基づいて、当該構造情報の内、前記X線透過画像に対応する構造情報(投影図200、500)を当該X線透過画像300、600に合成する合成手段(パーソナルコンピュータ6のCPU62及び記憶部61に記憶されたステップS14、S15を実行するプログラム)と、前記合成手段により合成された合成画像400、700を表示することで、前記溶接部101の異常を検査可能にする表示手段(表示ユニット8)とを備える。
第1の実施形態の溶接検査システム1において、前記合成手段は、構造情報(投影図200、500)、前記照射条件及び前記X線透過画像300、600に基づいて、前記構造情報と前記X線透過画像300、600が最適な相互位置関係で重ね合されるように、前記構造情報を当該X線透過画像300、600に合成する。
また、第1の実施形態の溶接検査システム1において、前記X線透過画像300、600に対応する構造情報は、前記検査対象物における溶接前の母材の角部の位置を示す情報であることを特徴とする。
また、第1の実施形態の溶接検査システム1は、検査対象物(鋼管100)の溶接部101にX線を照射してX線透過画像300、600を得るX線撮影装置2と、前記溶接部101の形状に基づいて投影図200、500を作成する投影図作成手段(パーソナルコンピュータ6のCPU62及び記憶部61に記憶されたステップS12〜S14を実行するプログラム)と、前記X線透過画像300、600に前記投影図200、500を合成する合成手段(パーソナルコンピュータ6のCPU62及び記憶部61に記憶されたステップS14、S15を実行するプログラム)と、前記合成手段により合成された合成画像400、700を解析することで、前記溶接部101の異常を検査する解析手段(パーソナルコンピュータ6のCPU62及び記憶部61に記憶されたステップS16、S17を実行するプログラム)とを備える。
また、第1の実施形態の溶接検査システム1は、検査対象物(鋼管100)の溶接部101にX線を照射してX線透過画像300、600を得るX線撮影装置2と、前記溶接部101の形状及び前記X線の照射条件に基づいて投影図200、500を作成する投影図作成手段(パーソナルコンピュータ6のCPU62及び記憶部61に記憶されたステップS12〜S14を実行するプログラム)と、前記X線透過画像300、600に前記投影図を合成する合成手段(パーソナルコンピュータ6のCPU62及び記憶部61に記憶されたステップS14、S15を実行するプログラム)と、前記合成手段により合成された合成画像400、700を解析することで、前記溶接部101の異常を検査する解析手段(パーソナルコンピュータ6のCPU62及び記憶部61に記憶されたステップS16、S17を実行するプログラム)とを備える。
第1の実施形態の溶接検査システム1において、前記溶接部101の形状は、溶接する一対の母材を突き合わせて形成される開先形状である。
第1の実施形態の溶接検査システム1において、前記溶接部101の異常は、前記溶接部101に発生するきずである。
以上説明した本発明の第1の実施形態の溶接検査システム1によれば、溶接部101のきずは、生じるきずの
種別ごとに発生する位置が限定されることが多いので、溶接部101の画像に位置の情報を取り入れた投影図200、500を作成することで、きずの像の種別をより正しく判断することが出来る。また、溶接部のX線透過画像300、600にX線条件(照射方向等)を加味した溶接施工の開先図(投影図200、500)落とし込むことで、溶接部の画像に位置の情報を取り入れることになり、きずの像の種別をより正しく判断出来る。例えば、X線の斜め照射ではX線透過画像に余盛りの影が生じ、きずの像に近い像が生じることが多くありが、この場合に、きずの像と判断してしまうことを防止できる。
これにより、第1の実施形態によれば、検査作業者の利便性向上等を実現する。
[第1の実施形態の第1の変形例]<第1の実施形態の第1の変形例の構成> 第1の実施形態の第1の変形例の溶接検査方法、溶接検査装置及び溶接検査システムは、入力手段7が前記X線の照射条件(例えばX線源21の位置及びX線源21によるX線の照射方向)を手動操作で入力し、入力した前記照射条件に基づいて、予め入力した前記構造情報の内、前記X線透過画像に対応する入力前記構造情報が示す図形(投影図)を変形させて当該X線透過画像に合成する。
例えば、予め入力された前記構造情報が示す図形が図5に示す投影図200の場合、前記照射条件によって、破線201a、201b、201c、201dの位置を移動させる。
これ以外の第1の実施形態の第1の変形例の構成は、図1乃至図7に示した第1の実施形態と同様になっている。
<第1の実施形態の第1の変形例の効果> このような第1の実施形態の第1の変形例によれば、第1の実施形態と同様の効果が得られるとともに、予め入力する前記構造情報を簡素化することが可能になり、前記構造情報を入力する場合の作業を簡素化できる。
[第1の実施形態の第2の変形例]<第1の実施形態の第2の変形例の構成> 第1の実施形態の第2の変形例の溶接検査方法、溶接検査装置及び溶接検査システムは、入力手段7が前記X線の照射条件(例えばX線源21の位置及びX線源21によるX線の照射方向)及び前記X線透過画像の取得条件(例えばホルダ24の位置及びホルダ24の角度)を手動操作で入力し、入力した前記照射条件及び前記取得条件に基づいて、予め入力した前記構造情報の内、前記X線透過画像に対応する前記構造情報が示す図形(投影図)を変形させて当該X線透過画像に合成する。
例えば、予め入力された前記構造情報が示す図形が図5に示す投影図200の場合、前記照射条件及び前記取得条件によって、破線201a、201b、201c、201dの位置を移動させる。
これ以外の第1の実施形態の第2の変形例の構成は、図1乃至図7に示した第1の実施形態と同様になっている。
<第1の実施形態の第2の変形例の効果> このような第1の実施形態の第2の変形例によれば、第1の実施形態の第1の変形例と同様の効果が得られるとともに、前記X線透過画像に合成される前記構造情報が示す図形(投影図)の精度を更に高めることができる。
[第1の実施形態の第3の変形例]<第1の実施形態の第3の変形例の構成> 第1の実施形態の第1の変形例の溶接検査方法、溶接検査装置及び溶接検査システムは、前記X線透過画像と予め入力された前記構造情報とを比較し、この比較結果に基づいて、前記X線透過画像に対応する前記構造情報が示す図形(投影図)を最適な形状に変形させて当該X線透過画像に合成する。
例えば、予め入力された前記構造情報が示す図形が図5に示す投影図200の場合、前記X線透過画像の濃淡に基づいて、破線201a、201b、201c、201dの位置を移動させる。 これ以外の第1の実施形態の第3の変形例の構成は、図1乃至図7に示した第1の実施形態と同様になっている。
<第1の実施形態の第3の変形例の効果> このような第1の実施形態の第3の変形例によれば、第1の実施形態の第2の変形例と同様の効果が得られる。
[第2の実施形態]<第2の実施形態の構成> 第2の実施形態の溶接検査システムでは、サーバ4を設けず、パーソナルコンピュータ6において溶接検査に関わるデータの解析判別処理及び記憶を行うようにする。これ以外の第2の実施形態の溶接検査システムの構成は、第1の実施形態と同様である。
<第2の実施形態の作用効果>
このような第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果に加えて、システムを簡略化することができるという効果が得られる。
[第3の実施形態]<第3の実施形態の構成>
第3の実施形態の溶接検査システムでは、サーバ4において溶接検査に関わるデータの解析判別処理及び記憶を行うようにする。これ以外の第3の実施形態の溶接検査システムの構成は、第1の実施形態と同様である。
<第3の実施形態の作用効果> このような第3の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果に加えて、溶接検査のデータが大量のデータになった場合において、処理時間を低減することができるという効果が得られる。
[第4の実施形態]<第4の実施形態の構成>
図8は、第4の実施形態に係る溶接検査システムの概略構成図である。 図9は、第4の実施形態に係るX線撮影装置及び位置・角度検出装置を示すブロック図である。
図8に示すように、本発明の第4の実施形態に係る溶接検査システム801は、工場、研究所等の溶接の検査を行う施設に配置されるシステムであり、X線撮影装置2と、位置・角度検出装置802と、フィルムスキャナ3と、サーバ4と、ローカルエリアネットワーク(LAN)5と、業務端末のパーソナルコンピュータ6と、入力手段7と、表示ユニット8とを備えている。
位置・角度検出装置802は、X線撮影装置2のX線源21の位置及び角度を検出し、この検出結果のX線源位置情報及びX線源角度情報を、LAN5を介してパーソンルコンピュータ6に入力することで、前記X線の照射条件(X線の出力位置及び照射角度)をパーソンルコンピュータ6に自動的に入力する。
また、位置・角度検出装置802は、ホルダ24の位置及び角度を検出し、この検出結果のホルダ位置情報及びホルダ角度情報を、LAN5を介してパーソンルコンピュータ6に入力することで、前記X線透過画像の取得条件(X線フィルム10の撮影時の位置及び角度)をパーソンルコンピュータ6に自動的に入力する。
次に、図9を用いて位置・角度検出装置802を詳細に説明する。 図9に示すように、位置・角度検出装置802は、角度検出器821と、位置検出器822と、角度検出器823と、位置検出器824と、信号処理部825とを備えている。
角度検出器821は、例えばX線源21の角度調整つまみと連動する複数の可動電気接点を備え、複数の可動電気接点と固定電気接点の接触が切り替わることで、X線源21の角度を示す検出信号を出力するようになっている。
位置検出器822は、例えばX線源21の位置調整つまみと連動する複数の可動電気接点を備え、複数の可動電気接点と固定電気接点の接触が切り替わることで、X線源21の位置を示す検出信号を出力するようになっている。
角度検出器823は、例えばホルダ24の角度調整つまみと連動する複数の可動電気接点を備え、複数の可動電気接点と固定電気接点の接触が切り替わることで、ホルダ24の角度を示す検出信号を出力するようになっている。
位置検出器824は、例えばホルダ24の位置調整つまみと連動する複数の可動電気接点を備え、複数の可動電気接点と固定電気接点の接触が切り替わることで、ホルダ24の位置を示す検出信号を出力するようになっている。
信号処理部825は、角度検出器821、位置検出器822、角度検出器823及び位置検出器824の検出信号に対応するテーブルを記憶する記憶部831と、角度検出器821、位置検出器822、角度検出器823及び位置検出器824の検出信号を受信し、これら検出信号に対応するコードを記憶部831のテーブルから読み出すことで、X線源角度情報、X線源位置情報、ホルダ角度情報及びホルダ位置情報の出力を行うCPU832と、LAN5を介してパーソナルコンピュータ6とのデータの送受信を行うネットワークインターフェイス(ネットワークI/F)833とを備えている。
CPU832から出力されたX線源角度情報、X線源位置情報、ホルダ角度情報及びホルダ位置情報は、ネットワークI/F833及びLAN5を介してパーソナルコンピュータ6に入力される。
<第4の実施形態の構成及び効果>
第4の実施形態の溶接検査方法は、検査対象物(鋼管100)の溶接部101にX線を照射して得られるX線透過画像300、600から、前記溶接部101を検査する溶接検査方法であって、前記検査対象物の構造を示す構造情報(溶接種類、母材の開先形状、材質、板厚、外観検査の結果等)、前記X線の照射条件(例えばX線源21の位置及びX線源21によるX線の照射方向)及び前記X線透過画像の取得条件(例えばホルダ24の位置及びホルダ24の角度)を入力し、当該構造情報、当該照射条件及び当該取得条件に基づいて、当該構造情報の内、前記X線透過画像に対応する構造情報(投影図200、500)を当該X線透過画像に合成することで合成画像400、700を作成し、当該合成画像400、700を用いて前記溶接部101を検査する。
また、第4の実施形態の溶接検査装置は、検査対象物(鋼管100)の溶接部101にX線を照射して得られるX線透過画像300、600から、前記溶接部101を検査可能にする溶接検査装置であって、前記検査対象物の構造を示す構造情報(溶接種類、母材の開先形状、材質、板厚、外観検査の結果等)、前記X線の照射条件(例えばX線源21の位置及びX線源21によるX線の照射方向)及び前記X線透過画像の取得条件(例えばホルダ24の位置及びホルダ24の角度)を入力する入力手段(入力手段7、位置・角度検出装置802)と、当該構造情報、当該照射条件及び当該取得条件に基づいて、当該構造情報の内、前記X線透過画像に対応する構造情報(投影図200、500)を当該X線透過画像300、600に合成する合成手段(パーソナルコンピュータ6のCPU62及び記憶部61に記憶された当該制御を実行するプログラム)と、前記合成手段により合成された合成画像400、700を表示することで、前記溶接部101の異常を検査可能にする表示手段(表示ユニット8)とを備える。
また、第4の実施形態の溶接検査システム1は、検査対象物(鋼管100)の溶接部101にX線を照射してX線透過画像300、600を得るX線撮影装置2と、前記検査対象物の構造を示す構造情報(溶接種類、母材の開先形状、材質、板厚、外観検査の結果等)、前記X線の照射条件(例えばX線源21の位置及びX線源21によるX線の照射方向)及び前記X線透過画像の取得条件(例えばホルダ24の位置及びホルダ24の角度)を入力する入力手段(入力手段7、位置・角度検出装置802)と、当該構造情報、当該照射条件及び当該取得条件に基づいて、当該構造情報の内、前記X線透過画像に対応する構造情報(投影図200、500)を当該X線透過画像300、600に合成する合成手段(パーソナルコンピュータ6のCPU62及び記憶部61に記憶された当該制御を実行するプログラム)と、前記合成手段により合成された合成画像400、700を表示することで、前記溶接部101の異常を検査可能にする表示手段(表示ユニット8)とを備える。
以上説明した本発明の第4の実施形態の溶接検査システム801によれば、図1乃至図7に示した第1の実施形態と同様の効果が得られるとともに、前記照射条件及び前記取得条件を入力する場合の作業を自動化して、作業者の検査効率を高めることができる。
[第1の実施形態の第1の変形例]<第4の実施形態の第1の変形例の構成> 第4の実施形態の第1の変形例の溶接検査方法、溶接検査装置及び溶接検査システムは、入力手段7が前記X線の照射条件(例えばX線源21の位置及びX線源21によるX線の照射方向)を自動的に入力し、入力した前記照射条件に基づいて、予め入力した前記構造情報の内、前記X線透過画像に対応する前記構造情報が示す図形(投影図)を変形させて当該X線透過画像に合成する。
例えば、予め入力された前記構造情報が示す図形が図5に示す投影図200の場合、前記照射条件によって、破線201a、201b、201c、201dの位置を移動させる。
これ以外の第4の実施形態の第1の変形例の構成は、図8及び図9に示した第4の実施形態と同様になっている。
<第4の実施形態の第1の変形例の効果> このような第4の実施形態の第1の変形例によれば、第4の実施形態と同様の効果が得られるとともに、予め入力する前記構造情報を簡素化することが可能になり、前記構造情報を入力する場合の作業を簡素化できる。
[第4の実施形態の第2の変形例]<第4の実施形態の第2の変形例の構成> 第4の実施形態の第2の変形例の溶接検査方法、溶接検査装置及び溶接検査システムは、入力手段7が前記X線の照射条件(例えばX線源21の位置及びX線源21によるX線の照射方向)及び前記X線透過画像の取得条件(例えばホルダ24の位置及びホルダ24の角度)を自動的に入力し、入力した前記照射条件及び前記取得条件に基づいて、予め入力した前記構造情報の内、前記X線透過画像に対応する前記構造情報が示す図形(投影図)を変形させて当該X線透過画像に合成する。
例えば、予め入力された前記構造情報が示す図形が図5に示す投影図200の場合、前記照射条件及び前記取得条件によって、破線201a、201b、201c、201dの位置を移動させる。
これ以外の第4の実施形態の第2の変形例の構成は、図8及び図9に示した第4の実施形態と同様になっている。
<第4の実施形態の第2の変形例の効果> このような第4の実施形態の第2の変形例によれば、第4の実施形態の第1の変形例と同様の効果が得られるとともに、前記X線透過画像に合成される前記構造情報が示す図形(投影図)の精度を更に高めることができる。
[第4の実施形態の第3の変形例]<第4の実施形態の第3の変形例の構成> 第4の実施形態の第1の変形例の溶接検査方法、溶接検査装置及び溶接検査システムは、前記X線透過画像と予め入力された前記構造情報とを比較し、この比較結果に基づいて、前記X線透過画像に対応する前記構造情報が示す図形(投影図)を最適な形状に変形させて当該X線透過画像に合成する。
例えば、予め入力された前記構造情報が示す図形が図5に示す投影図200の場合、前記X線透過画像の濃淡に基づいて、破線201a、201b、201c、201dの位置を移動させる。 これ以外の第4の実施形態の第3の変形例の構成は、図8及び図9に示した第4の実施形態と同様になっている。
<第4の実施形態の第3の変形例の効果> このような第4の実施形態の第3の変形例によれば、第4の実施形態の第2の変形例と同様の効果が得られる。
以上で具体的な実施形態の説明を終えるが、本発明の態様はこれらに限られるものではない。例えば、第1乃至第4の実施形態では、X線透過画像を得る方法として、フィルム式のX線撮影装置によるX線フィルムをフィルムスキャナでスキャンすることでデジタル画像データを得る方法を用いたが、X線透過画像を得る方法としては、X線透過画像を得る方法としては、フィルムを使わずX線イメージャによりX線透過画像を直接デジタル化する方法等、各種適用可能である。
また、第1乃至第4の実施形態では、X線撮影装置2には、X線源を鋼管の外側に配置し、X線フィルムを鋼管の内側に配置するものを用いたが、X線撮影装置としては、X線源を鋼管の外側に配置し、X線フィルムをX線源と逆の側の鋼管の外側に配置するもの、X線源を鋼管の内側に配置し、X線フィルムを鋼管の外側に配置するもの等、各種適用可能である。
また、第1乃至第4の実施形態では、検査対象物として、鋼管100の溶接部101を用いたが、検査対象物としては、航空機のフレームの溶接部、船舶の船体の溶接部等、各種適用可能である。その他、本発明の主旨を逸脱しない範囲であれば、溶接検査システムの具体的構成やきずの解析判定制御の具体的手順等についても適宜変更可能である。
本発明の溶接検査方法、溶接検査装置及び溶接検査システムは、鋼管の溶接部の検査に効果的に利用できる。
1…溶接検査システム 2…X線撮影装置 3…フィルムスキャナ 4…サーバ 5…ローカルエリアネットワーク(LAN) 6…パーソナルコンピュータ 7…入力手段 8…表示ユニット 10…X線フィルム 21…X線源 22a、22b…透過度計 23…階調計 24…ホルダ 41…データベース 42、42…CPU42 43、63…ネットワークインターフェイス(ネットワークI/F) 61…記憶部 81…判定画面 82、85…表の画像 83…承認ボタンの画像83 84…画像 86…修正ボタンの画像 100…鋼管 100a、100b…母材 101…溶接部 102…溶接ビード 103、113…きず 104a、104b、105a、105b、106a、106b…角部 107、108…余盛り 200、500…投影図 201a、201b、201c、201d…線 300、600…デジタル画像 301、302、303、601、602、603…画像 400、700…合成画像 501a、501b、501c、501d…線 S1…管軸 P1、P2…記号

Claims (38)

  1. 検査対象物の溶接部にX線を照射して得られるX線透過画像から、前記溶接部を検査する溶接検査方法であって、 前記検査対象物の構造を示す構造情報を入力し、当該構造情報の内、前記X線透過画像に対応する構造情報を当該X線透過画像に合成することで合成画像を作成し、当該合成画像を用いて前記溶接部を検査することを特徴とする溶接検査方法。
  2. 検査対象物の溶接部にX線を照射して得られるX線透過画像から、前記溶接部を検査する溶接検査方法であって、 前記検査対象物の構造を示す構造情報及び前記X線の照射条件を入力し、当該構造情報及び当該照射条件に基づいて、当該構造情報の内、前記X線透過画像に対応する構造情報を当該X線透過画像に合成することで合成画像を作成し、当該合成画像を用いて前記溶接部を検査することを特徴とする溶接検査方法。
  3. 前記合成画像を作成する際に、前記構造情報、前記照射条件及び前記X線透過画像に基づいて、前記構造情報と前記X線透過画像とが最適な相互位置関係で重ね合されるように、前記構造情報を当該X線透過画像に合成することを特徴とする請求項2に記載の溶接検査方法。
  4. 前記照射条件を手動操作で入力し、入力した前記照射条件に基づいて、前記X線透過画像に対応する前記構造情報が示す図形を変形させて当該X線透過画像に合成することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の溶接検査方法。
  5. 前記照射条件を自動的に入力し、入力した前記照射条件に基づいて、前記X線透過画像に対応する前記構造情報が示す図形を変形させて当該X線透過画像に合成することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の溶接検査方法。
  6. 検査対象物の溶接部にX線を照射して得られるX線透過画像から、前記溶接部を検査する溶接検査方法であって、 前記検査対象物の構造を示す構造情報、前記X線の照射条件及び前記X線透過画像の取得条件を入力し、当該構造情報、当該照射条件及び当該取得条件に基づいて、当該構造情報の内、前記X線透過画像に対応する構造情報を当該X線透過画像に合成することで合成画像を作成し、当該合成画像を用いて前記溶接部を検査することを特徴とする溶接検査方法。
  7. 前記合成画像を作成する際に、前記構造情報、前記照射条件、前記取得条件及び前記X線透過画像に基づいて、前記構造情報と前記X線透過画像とが最適な相互位置関係で重ね合されるように、前記構造情報を当該X線透過画像に合成することを特徴とする請求項6に記載の溶接検査方法。
  8. 前記照射条件及び前記取得条件を手動操作で入力し、入力した前記照射条件及び前記取得条件に基づいて、前記X線透過画像に対応する前記構造情報が示す図形を変形させて当該X線透過画像に合成することを特徴とする請求項6または請求項7に記載の溶接検査方法。
  9. 前記照射条件及び前記取得条件を自動的に入力し、入力した前記照射条件及び前記取得条件に基づいて、前記X線透過画像に対応する前記構造情報が示す図形を変形させて当該X線透過画像に合成することを特徴とする請求項6または請求項7に記載の溶接検査方法。
  10. 前記X線透過画像と予め入力された前記構造情報とを比較し、この比較結果に基づいて、前記X線透過画像に対応する前記構造情報が示す図形を最適な形状に変形させて当該X線透過画像に合成することを特徴とする請求項2、請求項3、請求項6及び請求項7のいずれか一項に記載の溶接検査方法。
  11. 前記溶接部の形状は、溶接する一対の母材を突き合わせて形成される開先形状であることを特徴とする請求項1〜請求項10のいずれか一項に記載の溶接検査方法。
  12. 前記X線透過画像に対応する構造情報は、前記検査対象物における溶接前の母材の角部の位置を示す情報であることを特徴とする請求項1〜請求項11のいずれか一項に記載の溶接検査方法。
  13. 検査対象物の溶接部にX線を照射して得られるX線透過画像から、前記溶接部を検査可能にする溶接検査装置であって、 前記検査対象物の構造を示す構造情報を入力する入力手段と、 当該構造情報の内、前記X線透過画像に対応する構造情報を当該X線透過画像に合成する合成手段と、 前記合成手段により合成された合成画像を表示することで、前記溶接部の異常を検査可能にする表示手段とを備えることを特徴とする溶接検査装置。
  14. 検査対象物の溶接部にX線を照射して得られるX線透過画像から、前記溶接部を検査可能にする溶接検査装置であって、 前記検査対象物の構造を示す構造情報及び前記X線の照射条件を入力する入力手段と、 当該構造情報及び当該照射条件に基づいて、当該構造情報の内、前記X線透過画像に対応する構造情報を当該X線透過画像に合成する合成手段と、 前記合成手段により合成された合成画像を表示することで、前記溶接部の異常を検査可能にする表示手段とを備えることを特徴とする溶接検査装置。
  15. 前記合成手段は、前記構造情報、前記照射条件及び前記X線透過画像に基づいて、前記構造情報と前記X線透過画像とが最適な相互位置関係で重ね合されるように、前記構造情報を当該X線透過画像に合成することを特徴とする請求項14に記載の溶接検査装置。
  16. 前記入力手段は、前記照射条件を手動操作で入力し、 前記合成手段は、前記入力手段により入力した前記照射条件に基づいて、前記X線透過画像に対応する前記構造情報が示す図形を変形させて当該X線透過画像に合成することを特徴とする請求項14または請求項15に記載の溶接検査装置。
  17. 前記入力手段は、前記照射条件を自動的に入力し、 前記合成手段は、前記入力手段により入力した前記照射条件に基づいて、前記X線透過画像に対応する前記構造情報が示す図形を変形させて当該X線透過画像に合成することを特徴とする請求項14または請求項15に記載の溶接検査装置。
  18. 検査対象物の溶接部にX線を照射して得られるX線透過画像から、前記溶接部を検査可能にする溶接検査装置であって、 前記検査対象物の構造を示す構造情報、前記X線の照射条件及び前記X線透過画像の取得条件を入力する入力手段と、 当該構造情報、当該照射条件及び当該取得条件に基づいて、当該構造情報の内、前記X線透過画像に対応する構造情報を当該X線透過画像に合成する合成手段と、 前記合成手段により合成された合成画像を表示することで、前記溶接部の異常を検査可能にする表示手段とを備えることを特徴とする溶接検査装置。
  19. 前記合成手段は、前記構造情報、前記照射条件、前記当該取得条件及び前記X線透過画像に基づいて、前記構造情報と前記X線透過画像とが最適な相互位置関係で重ね合されるように、前記構造情報を当該X線透過画像に合成することを特徴とする請求項18に記載の溶接検査装置。
  20. 前記入力手段は、前記照射条件及び前記取得条件を手動操作で入力し、 前記合成手段は、前記入力手段により入力した前記照射条件及び前記取得条件に基づいて、前記X線透過画像に対応する前記構造情報が示す図形を変形させて当該X線透過画像に合成することを特徴とする請求項18または請求項19に記載の溶接検査装置。
  21. 前記入力手段は、前記照射条件及び前記取得条件を自動的に入力し、 前記合成手段は、前記入力手段により入力した前記照射条件及び前記取得条件に基づいて、前記X線透過画像に対応する前記構造情報が示す図形を変形させて当該X線透過画像に合成することを特徴とする請求項18または請求項19に記載の溶接検査装置。
  22. 前記X線透過画像と予め入力された前記構造情報とを比較し、この比較結果に基づいて、前記X線透過画像に対応する前記構造情報が示す図形を最適な形状に変形させて当該X線透過画像に合成することを特徴とする請求項14、請求項15、請求項18及び請求項19のいずれか一項に記載の溶接検査装置。
  23. 前記溶接部の形状は、溶接する一対の母材を突き合わせて形成される開先形状であることを特徴とする請求項13〜請求項22のいずれか一項に記載の溶接検査装置。
  24. 前記溶接部の異常は、前記溶接部に発生するきずであることを特徴とする請求項13〜請求項23のいずれか一項に記載の溶接検査装置。
  25. 前記X線透過画像に対応する構造情報は、前記検査対象物における溶接前の母材の角部の位置を示す情報であることを特徴とする請求項13〜請求項24のいずれか一項に記載の溶接検査装置。
  26. 検査対象物の溶接部にX線を照射してX線透過画像を得るX線撮影装置と、 前記検査対象物の構造を示す構造情報を入力する入力手段と、 当該構造情報の内、前記X線透過画像に対応する構造情報を当該X線透過画像に合成する合成手段と、 前記合成手段により合成された合成画像を表示することで、前記溶接部の異常を検査可能にする表示手段とを備えることを特徴とする溶接検査システム。
  27. 検査対象物の溶接部にX線を照射してX線透過画像を得るX線撮影装置と、 前記検査対象物の構造を示す構造情報及び前記X線の照射条件を入力する入力手段と、 当該構造情報及び当該照射条件に基づいて、当該構造情報の内、前記X線透過画像に対応する構造情報を当該X線透過画像に合成する合成手段と、 前記合成手段により合成された合成画像を表示することで、前記溶接部の異常を検査可能にする表示手段とを備えることを特徴とする溶接検査システム。
  28. 前記合成手段は、前記構造情報、前記照射条件及び前記X線透過画像に基づいて、前記構造情報と前記X線透過画像とが最適な相互位置関係で重ね合されるように、前記構造情報を当該X線透過画像に合成することを特徴とする請求項27に記載の溶接検査システム。
  29. 前記入力手段は、前記照射条件を手動操作で入力し、 前記合成手段は、前記入力手段により入力した前記照射条件に基づいて、前記X線透過画像に対応する前記構造情報が示す図形を変形させて当該X線透過画像に合成することを特徴とする請求項27または請求項28に記載の溶接検査システム。
  30. 前記入力手段は、前記照射条件を自動的に入力し、 前記合成手段は、前記入力手段により入力した前記照射条件に基づいて、前記X線透過画像に対応する前記構造情報が示す図形を変形させて当該X線透過画像に合成することを特徴とする請求項27または請求項28に記載の溶接検査システム。
  31. 検査対象物の溶接部にX線を照射してX線透過画像を得るX線撮影装置と、 前記検査対象物の構造を示す構造情報、前記X線の照射条件及び前記X線透過画像の取得条件を入力する入力手段と、 当該構造情報、当該照射条件及び当該取得条件に基づいて、当該構造情報の内、前記X線透過画像に対応する構造情報を当該X線透過画像に合成する合成手段と、 前記合成手段により合成された合成画像を表示することで、前記溶接部の異常を検査可能にする表示手段とを備えることを特徴とする溶接検査システム。
  32. 前記合成手段は、前記構造情報、前記照射条件、前記取得条件及び前記X線透過画像に基づいて、前記構造情報と前記X線透過画像とが最適な相互位置関係で重ね合されるように、前記構造情報を当該X線透過画像に合成することを特徴とする請求項31に記載の溶接検査システム。
  33. 前記入力手段は、前記照射条件及び当該取得条件を手動操作で入力し、 前記合成手段は、前記入力手段により入力した前記照射条件及び当該取得条件に基づいて、前記X線透過画像に対応する前記構造情報が示す図形を変形させて当該X線透過画像に合成することを特徴とする請求項31または請求項32に記載の溶接検査システム。
  34. 前記入力手段は、前記照射条件及び当該取得条件を自動的に入力し、 前記合成手段は、前記入力手段により入力した前記照射条件及び当該取得条件に基づいて、前記X線透過画像に対応する前記構造情報が示す図形を変形させて当該X線透過画像に合成することを特徴とする請求項31または請求項32に記載の溶接検査システム。
  35. 前記X線透過画像と予め入力された前記構造情報とを比較し、この比較結果に基づいて、前記X線透過画像に対応する前記構造情報が示す図形を最適な形状に変形させて当該X線透過画像に合成することを特徴とする請求項27、請求項28、請求項31及び請求項32のいずれか一項に記載の溶接検査システム。
  36. 前記溶接部の形状は、溶接する一対の母材を突き合わせて形成される開先形状であることを特徴とする請求項26〜請求項35のいずれか一項に記載の溶接検査システム。
  37. 前記溶接部の異常は、前記溶接部に発生するきずであることを特徴とする請求項26〜請求項36のいずれか一項に記載の溶接検査システム。
  38. 前記X線透過画像に対応する構造情報は、前記検査対象物における溶接前の母材の角部の位置を示す情報であることを特徴とする請求項26〜請求項37のいずれか一項に記載の溶接検査システム。
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