JPH03100405A - コンピュータ断層撮影装置 - Google Patents

コンピュータ断層撮影装置

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JPH03100405A
JPH03100405A JP1238069A JP23806989A JPH03100405A JP H03100405 A JPH03100405 A JP H03100405A JP 1238069 A JP1238069 A JP 1238069A JP 23806989 A JP23806989 A JP 23806989A JP H03100405 A JPH03100405 A JP H03100405A
Authority
JP
Japan
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defect
detector
data
radiation
detector group
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Pending
Application number
JP1238069A
Other languages
English (en)
Inventor
Shunei Ujihara
氏原 俊英
Shinichi Ito
伊東 新一
Hiroshi Sato
弘 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP1238069A priority Critical patent/JPH03100405A/ja
Publication of JPH03100405A publication Critical patent/JPH03100405A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はコンピュータ断層撮影装置に関し、特に、放射
線をファンビーム状に放射する放射線源と複数の検出器
とを備える所謂第2世代式のコンピュータ断層撮影装置
において、本来コンピュータ断層撮影用に備えられる複
数の検出器を活用し被検体の欠陥を多方向から見ること
によってスキャノグラム撮像等を行うようにした産業用
コンピュータ断層撮影装置に関する。
〔従来の技術〕
コンピュータ断層撮影装置(以下、CT装置という)を
使用した非破壊検査では、−船釣に、被検体に対しCT
断層撮影を行う前にこのCT断層撮影よりも比較的に短
時間で行うことができる被検体のスキャノグラム撮像を
同じCT装置によって行う。このスキャノグラム撮像に
よれば、通常のフィルムを用いて得られる放射線透過像
と同等の画像を得ることができ、それによって短時間で
被検体全体における欠陥の位置及び形状の概略を知るこ
とができる。その後は、被検体の欠陥所在箇所に重点的
に放射線を照射し、CT断層撮影を実施する。
従来の第2世仕方式のCT装置の一般的構成の概略を第
16図に基づいて説明する。1は放射線源であり、この
放射線源1はファンビーム状の放射線2を放射する。3
は、放射線源1に所要の間隔を設けて対向して配置され
た複数の検出器3Aからなる検出器群である。検出器群
3の複数の検出器3Aは列状に配設されている。放射線
源1から放射された放射線は大部分が検出器群3に照射
される。検出器群3の各検出器3Aはそれぞれ自身に照
射される放射線を検知しそれに対応する検出信号を出力
する。CT装置によってCT断層撮影を実施するときに
は検出器群3を構成するすべての検出器3Aが使用され
る。しかし、CT装置でスキャノグラム撮像を実施する
ときには、従来、検出器群3のうち例えば中央に位置す
る1個の検出器3Aのみを使用していた。スキャノグラ
ム撮像の場合には、第16図の矢印4に示すように放射
線源1及び検出器群3はその相対的位置関係を保ったま
までA−4−B−4−Cと並進する。このときB及びそ
の周辺の位置にある時に、被検体5が放射線源1と検出
器群3との間に存在し、被検体5の放射線透過データを
得ることができる。第16図では、被検体5は例えば円
・柱状の形態を有し、その一端面から見た図が示されて
いる。上記構成によるCT装置のスキャノグラム撮像で
は中央に位置する1個の検出器3ALか使用しないので
、第17図に示すように検出器3Aによって得られる欠
陥6の透過像データ7は、放射線源1から放射されたフ
ァンビーム状の放射線2のうち1つの方向から照射され
た放射線ビーム2Aのみによってしか得られない。
第18図は他の従来のCT装置の要部構成を示し、この
構成は実開昭56−56309号に開示されるものであ
る。このCT装置では、CT断層撮影専用の検出器群3
とスキャノグラム撮像専用の検出器群8を備えている。
検出器群3と検出器群8は一体的になるよう構成され、
かかる一体状態で検出器群3,8は4の方向に移動する
。5は円柱状の外観形状をした被検体である。検出器群
3を構成する複数の検出器3Aは移動方向4に配列され
、検出器群8は被検体5の軸方向に平行に配列される。
かかる構成を有するCT装置では、スキャノグラム撮像
を行う時、前記CT装置と同様に放射線源1及び検出器
群3,8は共に4方向に移動し、被検体5が放射線源1
と検出器群8との間に位置する時、放射線源1から放射
された放射線のうち被検体5を透過し且つ検出器群8の
各検出器8Aに照射された複数方向の放射線に基づいて
、被検体5につき一度の並進によって複数の断層面9,
10.11に関する透過データを得ることができる。複
数の断層面の透過データはそれぞれ1つの検出器8Aに
よって採取されることになる。このCT装置によるスキ
ャノグラム撮像の構成でも、スキャノグラム撮像専用の
検出器を複数備えていても、前記の従来構成と同様に、
各断層面については1個の検出器しか使用しておらず、
それ故に被検体5の欠陥に関し各断層面では一方向から
照射された放射線透過像しか得られない。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来のCT装置よるスキャノグラム撮像では1つの断層
面につき1個の検出器しか使用しないので、被検体5中
の欠陥の透過像は一方向から照射された放射線による透
過像7しか得られない。このように一方向からの放射線
による透過像7によれば、例えば第17図に示すように
実際の欠陥の大きさや形状を正確に特定することができ
ない。
すなわち、透過像7の原因となる欠陥がその大きさの点
から6.6A、6Bのうちいずれに該当するのかを特定
することができず、一方向の放射線透過データのみでは
欠陥の大きさについての情報がかなり不正確であった。
本発明の目的は、CT装置においてCT断層撮影に先立
ち実施される被検体内の欠陥の大体の存在位置を見出す
ためのスキャノグラム撮像に関し、1つの断層面につい
て複数の方向から放射線を照射し且つそれらの透過像デ
ータを得るようにし、もってスキャノグラム撮像におい
て被検体内の欠陥の大きさ等を多方向から求めることが
でき、それらの多方向からられた複数の透過像データに
よって欠陥の大きさ等に関し一層正確な情報を得ること
のできるCT装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
第1の本発明に係るCT装置は、ファンビーム状に放射
線を放射する放射線源と、放射線源に対向して配置され
前記放射線を検出する複数の検出器からなる検出器群と
、検出器群の各検出器の出力する検出信号を入力し信号
処理を行う演算・制御手段とを含み、放射線源と検出器
群との間に被検体が配置され、放射線源及び検出器群と
被検体との相対的位置を変更して検出器群から放射線透
過データを取出し、被検体の任意の断層面の像を作成す
るCT装置において、放射線源及び検出器群と被検体と
のうちいずれか一方を直線的に移動させて両者の位置関
係を変更する移動機構と、検出器群のうち複数の検出器
が出力するそれぞれの放射線透過データに基づいて、欠
陥を多方向から見た放射線透過像を作成すると共に前記
欠陥の大きさ情報と位置情報を作成する作成手段を有す
るように構成される。
第2の本発明に係るCT装置は、ファンビーム状に放射
線を放射する放射線源と、放射線源に対向して配置され
前記放射線が照射される複数の検出器からなる検出器群
と、検出器群の各検出器の出力する検出信号を入力し信
号処理を行う演算・制御手段とを含み、放射線源と検出
器群との間に被検体を配置し、放射線源及び検出器群と
被検体との相対的位置を変更して検出器群から放射線透
過データを取出し、被検体の任意の断層面の像を作成す
るCT装置において、放射線源及び検出器群と被検体と
のうちいずれか一方を回転させ両者の位置関係を変更す
る移動機構と、検出器群のうち任意の1個の検出器が出
力する放射線透過データを用いて、前記回転の基づき欠
陥を多方向から見た放射線透過像を作成すると共に前記
欠陥の大きさ情報と位置情報を作成する作成手段を設け
るように構成される。
前記構成を有する第1及び第2のCT装置において、欠
陥の大きさと位置と数値的に求める手段とこれらの数値
を表示する手段、任意角度からの欠陥のスキャノグラム
表示を行うデータを作成する手段とこのスキャノグラム
を表示する手段、任意断層面の欠陥のデータ・パノラマ
表示を行うデータを作成する手段とこのデータ・パノラ
マを表示する手段を備えることができる。
〔作用〕
第1の本発明によるCT装置では、CT撮影用の検出器
群のうち複数の検出器を用いることにより放射線の欠陥
に対する入射角を異ならせてスキャノグラム撮像を行い
、被検体内に存する欠陥を多方向から見た放射線透過デ
ータを求め、これに基づいて欠陥の大きさと位置につい
て正確な情報を得る。
第2の本発明によるCT装置では、CT撮影用の検出器
群のうち任意の1個の検出器を用い且つ検出装置と被検
体のうちいずれか一方を回転させることにより、被検体
内に存する欠陥を多方向から見た放射線透過データを求
め、これに基づいて欠陥の大きさを位置について正確な
情報を得る。
前記第1及び第2のいずれのCT装置においても、スキ
ャノグラム撮像で得られたデータに基づい放射線透過像
を各種の表示手段によって表示させることが可能である 〔実施例〕 以下に、本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する
第1図は本発明に係るCT装置の要部構成を示す。図面
中、従来構成と同一の要素には同一符号を付して説明す
る。
第1図において、1は放射線源、3は複数の検出器から
なる検出器群である。放射線源1と検出器群3は所要の
距離を隔てて対向した状態で配設されており、放射線源
1と検出器群3はこの位置関係で検出装置12として一
体的に移動する。2は放射線源1から放射されたファン
ビーム状の放射線を示す。上記検出装置12は駆動機構
13によって移動せしめられ、駆動機構13は駆動回路
14の出力によって駆動動作を行う。なお、検出装置1
2の移動についてはその目的に応じて後述する通り直進
運動又は回転運動が行われるが、駆動機構13の構成は
それぞれの運動に対応できるように適宜に構成されるこ
とになる。前記検出器群3の各検出器の検出信号は入出
力部15を介して演算・制御装置16に与えられ、その
後演算・制御処理に使用される。演算・制御装置16は
コンピ二一タで構成され、記憶装置17を備えている。
その他にキーボード等の入力装置18とCRT等の表示
装置19を有しており、これらの装置は入出力部15を
介して演算・制御装置16と接続されている。
上記の第1図において、被検体は図示されていないが、
放射線透過データの検出時には、被検体は放射線源1と
検出器群3との間の位置に存する。
この位置関係が満たされた時、検出器群3から被検体に
ついての放射線透過データが得られる。被検体が放射線
源1と検出器群3との間に位置するためには、第1図に
示された構成に従えば駆動機構13で検出装置12を移
動させる必要がある。
しかし、被検体の側にこれを移動させる装置を設けて、
被検体を放射線源1と検出器群3との間に移動させるよ
うに構成することも可能である。
また以下に説明されるように、本発明のCT装置におけ
る各種動作は前記演算・制御装置16の指令に基づいて
実行される。しかし、実際の実行部分は演算・制御装置
16に含まれる特別の機能手段として説明する。
第2図は本発明によるCT装置でスキャノグラム撮像を
行う状態を示す。第2図に基づいて本発明のCT装置に
よるスキャノグラム撮像に関する装置構成上の基本的特
徴を説明する。このスキャノグラム撮像では被検体5の
内部に存在する欠陥の形状(大きさ)と位置が検出され
る。
第2図に示すように、内部に欠陥6を有する例えば円柱
形状の被検体5に対し、放射線源1と検出器群3からな
る検出装置12を矢印4の方向に移動させる。これによ
って放射線源1と検出器群3は並進する。この検出装置
12の移動は駆動回路14及び駆動機構13を介して演
算・制御装置16の制御に基づいて行われる。移動動作
のための制御プログラムは記憶装置17にストアされて
いる。この移動は断層面ごと行われ、断層面が複数であ
る時には当該移動は繰返される。放射線源1から検出器
群2に対し放射線2が放射された状態にある。被検体5
が、放射線源1と検出器群3七の間の空間に位置すると
、放射線2は被検体5の中を透過する。このスキャノグ
ラム撮像においては、例えば80個の検出器からなる検
出器群3のうち複数の検出器から放射線透過データに係
る検出信号を取出すように構成される。第1図及び第2
図で示した例では、例えば7個の検出器から被検体5の
放射線透過データを採取し、スキャノグラム撮像を行っ
ている。かかる構成によれば、複数の検出器は放射線源
1に対しそれぞれ異なる角度で臨むように配置されてい
るので、各検出器が受ける透過放射線の欠陥6に対する
入射角度は異なる。そのため、上記構成の如く本来CT
断層面撮影のために設けられた検出器群3のうち複数又
は全部の検出器を用いてスキャノグラム撮像を行うと、
被検体5の欠陥6に関し多方向からの放射線透過データ
を得ることができる。これらの複数の検出器による多方
向からの放射線透過データは、前記入出力部15を介し
て演算・制御装置16に送られ、その後欠陥6の大きさ
及び位置の検出のためのデータ処理に用いられる。
以上のように、本発明によるCT装置では、スキャノグ
ラム撮像において、本来備えられている多数の検出器の
うち複数のものを使用して欠陥6に係る透過データを得
るように構成され、欠陥6について多方向の透過データ
を得ることに特徴がある。
次に第3図及び第4図のフローチャートに基づいて本発
明のCT装置で実施されるスキャノグラム撮像とその撮
像で得られた複数の放射線透過データによる欠陥の大き
さ及び位置の検出とその結果得られた欠陥の表示を説明
する。
第3図においてこのフローチャートは大きく別けて4つ
のフローチャート部分81.S2,33゜S4から構成
される。以下、これらのフローチャート部分を分脱する
。なお、このフローチャートは実行する部分は、前記演
算・制御装置16内のデータ処理作成手段である。
フローチャート部分S1は、第2図で説明したスキャノ
グラム撮像を行う手順を示すものである。
先ず、スキャノグラム撮像を実施するためCT装置の初
期設定がなされ、対象である被検体5か所定の箇所に配
置される(ステップ20)。その後、円柱状被検体5の
第1の断層面について放射線源1と検出器群3の並進動
作が開始される(ステップ21)。放射線2が被検体5
に照射される状態になると、検出器群3から透過データ
が出力されるので、演算・制御装置16は検出器群3か
ら放射線透過データを収集し、検出器番号、断層面番号
、並進位置と共にそれらの透過データを区別して記憶装
置17に格納する(ステップ22)。上記の並進動作が
完了すると(ステップ23)、ステップ24で゛スキャ
ンした断層面数を調べ、規定数に達したか否かを判定す
る。達していない場合にはステップ25を経由し被検体
5における断層面を次のものに変更して、上記ステップ
21,22.23.24を繰返す。規定数の断層面につ
いてスキャノグラム撮像が行われると、ステップ24に
よる判定に従ってステップ26に移行する。
ステップ26での判定はデータ表示方法の選択に関する
判定であり、3つの選択枝を有している。
第1の選択枝は欠陥の大きさと位置を求め、更に数値表
示するフローチャート部分S2を選択するためのもので
ある。第2の選択枝は任意の角度からのスキャノグラム
表示を行うフローチャート部分S3を選択するためのも
のである。第3の選択枝はパノラマ表示を行うフローチ
ャート部分S4を選択するためのものである。
最初に、第4図に示されたフローチャート部分S2に基
づき欠陥の大きさ(長さ寸法)と位置の検出について説
明する。
第4図、第5図、第6図に基づき欠陥の大きさの検出に
ついて説明する。本発明による欠陥の大きさの検出では
、大きさをより正確に特定することができる。判定ステ
ップ26で82を選択すると、第4図に示されるフロー
チャートが実行される。初期設定のステップ27におい
てスキャノグラム撮像によって得られた欠陥形状に係る
情報を用いて演算処理が開始される。最初に、演算の対
象となる被検体5の範囲を設定する(ステップ28)。
ステップ28の内部に記載されるように、−例として並
進方向には50〜1000mm、被検体5の軸方向には
0〜1000mm、放射線入射角は0〜10°と範囲が
設定される。次に設定された範囲に対応させてスキャノ
グラム撮像で得られた透過データが読み出される(ステ
ップ29)。
そして、放射線透過データにおいて欠陥と正常部との境
界値を設定する(ステップ30)。ステップ30におけ
る境界値の設定は入力装置18から適宜な値が入力され
ることにより行われる。ステップ31は演算ステップで
あり、このステップ31で、並進方向と平行な方向の欠
陥の長さの最大値L m (mat)  と最小値L 
m (min) と、並進方向と直角の方向の欠陥の長
さの最大値Hmaxと最小値Hminとが演算され、更
に1つの断層面での欠陥6の位置、及び被検体5の軸方
向での位置が演算され、それぞれ求められる。
次に、ステップ31で実行される欠陥長さの最大値と最
小値の演算を具体的に説明する。今、第2図において、
複数の検出器群3のうち例えば3個の検出器3a、3b
、3cを取り上げ、これらの検出器によりて得られる放
射線透過データを用いて説明する。
第5図は、1つの断層面に関するスキャノグラム撮像に
おいて、各検出器3a、3b、3cのそれぞれの並進動
作で、各検出器において各検出器に対応した入射方向か
ら入射される放射線2に基づいて欠陥6の放射線透過像
51,52.53が得られる状態を示している。その他
の検出器についてもそれぞれ異なる方向の放射線に基づ
き透過像が得られる。また円柱状の形態を有する被検体
5について、軸方向に並ぶ多数の断層面のそれぞれに関
し前記スキャノグラム撮像を行うことにより、例えば複
数の検出器3a、3b、3cから欠陥6を多方向から見
た場合の放射線透過データを得ることができる。以上の
処理は、前述したフローチャートS1による放射線透過
データ収集プロセスにおいて行われる。
上記のプロセスで収集された、スキャノグラム撮像のた
めの複数の検出器から得られた放射線透過データに基づ
いて、欠陥6の形状、具体的には欠陥6の寸法的大きさ
の最大値と最小値とを演算により求める。先ず、進行方
向における欠陥6の長さの最大値と最小値を求める。第
5図において、放射線ビーム2の検出器3Cへの入射角
を6m1放射線透過像53の長さをIlm、放射線ビー
ムの方向から見た欠陥6の長さをLmとすると、Lm=
l m  cos θm として求められる。
上式によるLmの値をスキャノグラム撮像に使用される
検出器3a、3b等すべての検出器について求める。各
検出器の放射線透過像のデータからLmを求め、複数の
Lmの値を既知の大小比較アルゴリズムに基づき比較す
ると、比較した数値のグループの範囲内で最大値と最小
値が求められる。こうして、各断層面に関して、進行方
向4と平行な方向の欠陥の長さの最大値L m (ma
x) と最小値Lm(min)を求めることができる。
次に被検体5の軸方向における欠陥6の長さの最大値と
最小値の求め方が第6図に示される。第6図は、フロー
チャート部分S1によって収集した放射線透過データに
基づき任意の方向から見たスキャノグラムを示したもの
である。第6図中、5は被検体、54は被検体5の軸方
向を示す。この図において、スライス状態の55はそれ
ぞれ断層面を示している。欠陥6の軸方向54の長さの
最大値Hmarと最小値Hminは、複数の検出器によ
って得られる放射線透過データに基づき、同一並進位置
のすべての断層面において得られた欠陥6に係る寸法を
加えることによって求められる。
例えば、第6図に示される欠陥6′の例で説明すれば、
断層面55a、55bにおける同じ並進位置に存する放
射線透過データ、例えば56aと56bで最大値Hwa
xが求められ、放射線透過データ56cで最小値Hmi
nが求められる。以上の最大値と最小値を求める演算処
理はステップ31において実行される。こうして、被検
体5の内部に存する欠陥6の並進方向と軸方向の長さ寸
法における最大値と最小値によって欠陥6の大きさを正
確に把握することができる。
次に、ステップ31で実行される1つの断層面内での欠
陥6の位置を検出する方法を第7図及び第8図に基づい
て説明する。
位置の検出ではスキャノグラム撮像に使用される複数の
検出器のうち例えば中央に存する1個の検出器を使用す
る。第7図に示すように、検出器3bを位置検出のため
の基準検出器とする。この基準検出器3bで収集された
放射線透過データのうち欠陥と判定されたデータをその
断層面番号、並進位置と共に記憶する。欠陥であるか否
かの判定基準は前記ステップ30によって与えられる。
また第7図において、中心線57から両側にそれぞれ距
離りを設定し、この範囲でX軸方向の並進動作を行うも
のと仮定する。符号4で示される方向の並進動作と併せ
て、検出器3bより放射線ビーム2を検知する。この場
合、検出器3b以外の検出器は使用しない。被検体5の
内部に欠陥6が存在する場合、検出器3bから収集され
る放射線透過データから図示される欠陥6の座標11を
知ることができる。なお第7図中、0は座標系の原点を
表し、I、n、m、IVはそれぞれ座標系における象限
を表す。
次に、放射線源1及び検出器群3からなる検出装置12
又は被検体5のいずれか一方を90°回転させる。図示
例では、放射線源1と検出器群3は90度回転させてい
る。この回転動作は、駆動機構13によって実行される
。かかる状態において、第8図に示されるように、中心
線58を設定し、その図中上下両側にそれぞれ距離して
所定の範囲を設定する。この範囲において、放射線源1
と検出器群3を4′の方向、すなわちY軸の方向に並進
させる。この状態にて検出器3bより放射線ビーム2を
検知し、検出器3bから収集した被検体5の透過データ
から欠陥6の座標12を知ることができる。
上記のX軸方向の走査とY軸方向の走査によって得られ
たl、、12と、範囲を設定するLとによって、次式に
従い欠陥6のX座標とY座標を求めることができる。
X座標=j?、−L(象限I、  Ifで+、象限m、
 rvで−) Y座標=L−42(象限I、 IIで+、象限m、IV
で−) 上式によって、1つの断層面における欠陥6の位置を求
めることができる。欠陥6の位置は各断層面に関して上
記と同様にして求められる。
以上に説明したように、第4図のフローチャート部分S
2の欠陥の形状を求めるステップ31では欠陥6の長さ
の最大値及び最小値と位置とが数値として求められる。
これらの数値は記憶装置17に記憶される。
また次のステップ32では、上記演算で求められた欠陥
6の長さの最大値、最小値、位置等の数値が表示装置1
9に表示される。
なお、欠陥6の位置を求めることは次の点で重要である
。先ず、1つの断層面で欠陥の位置を確認することは、
断層面内の位置に対応して生じる欠陥の内容が異なる場
合には、欠陥の内容を予想することができ、その後のC
T撮影が必要か否かを容易に判断することが可能となる
。また軸方向において欠陥の位置を確認することは、C
T撮影を行うべき断層面を容易に特定することができ、
不要な作業を省略し作業効率を高めることができる。
ステップ33は、他の表示が行われるか否かが判定され
る。他の表示を行わない時にはフローチャートは終了す
る。他の表示を行う時には第3図のステップ26に移り
、ステップ26でスキャノグラム表示にするか、パノラ
マ表示にするかが判定される。
スキャノグラム表示を行うフローチャート部分S3を説
明する。スキャノグラム表示は前記表示装置19で行わ
れる。スキャノグラム表示によって欠陥6は視覚的に一
層分かり易くなる。ステップ26でスキャノグラム表示
が選択されると、ステップ34に移行する。本発明によ
るスキャノグラム撮像は複数の検出器を用いて多方向か
ら放射線透過データを収集することができるので、任意
の角度方向のスキャノグラムが表示される(ステップ3
4)。また入力装置18で角度を入力してスキャノグラ
ム表示を行う角度を指定する(ステップ35)と、この
指定角度のデータと、関連する検出器による放射線透過
データとによってスキャノグラムを再構成しくステップ
36)、次のステップ37において表示装置19でのス
キャノグラム表示が行われる。前記ステップ36は視覚
表示データ作成手段を構成する。
第9図に表示装置19に示されるスキャノグラムの3つ
の例を示す。第9図(A)で示されたスキャノグラム5
9は検出器3aから採取された放射線透過データから公
知のスキャノグラム再構成手段による得られ、第9図(
B)示されたスキャノグラム60は検出器3bから採取
された放射線透過データから得られるものであり、第9
図(C)で示されたスキャノグラム61は検出器3cか
ら採取された放射線透過データから得られるものである
。スキャノグラム59.60.61のそれぞれにおいて
欠陥6の放射線透過像59a、60a。
61aを得ることができ、表示装置19を介して容易に
これを視認することができる。
次にフローチャート部分S4によるパノラマ表示を説明
する。このパノラマ表示は、欠陥6の存在を視覚的に分
かり易く表示する方法の他の一つの例である。フローチ
ャート部分S4のステップ38で、検出器群3の各検出
器から採取された放射線透過データを並進方向について
展開し、パノラマ表示のための初期設定を行う。ステッ
プ39で、入力装置18を介してデータ表示を行う断層
面の番号を指定する。ステップ39で指定された番号の
断層面と、これに関連する必要なデータを読出し、各検
出器の放射線透過データを用いてパノラマ像を作成しく
ステップ40)、次のステップ41で表示装置19にパ
ノラマ表示を行う。前記ステップ40は視覚表示データ
作成手段を構成する。
第10図はパノラマ表示の例を示す。第10図において
、ステップ39で指定された被検体5の特定の断層面の
スキャノグラム撮像において検出器3a、3b、3cが
採取した放射線透過データを、並進方向について展開、
表示したものを示している。このパノラマ表示では、放
射線透過強度を画像の濃淡として表している。第10図
において、62は検出器3aによって得られるデータ・
パノラマ像であり、63は検出器3bによって得られる
データ・パノラマ像であり、64は検出器3cによって
得られるデータ・パノラマ像である。
各検出器3a、3b、3cにおいて、それぞれの欠陥5
9a、60a、61aに関し、欠陥のない場合に比べて
放射線透過強度が大であるため、欠陥の存在を示す透過
データ62a、63a、64aは欠陥のない箇所より濃
く表示される。
上記のスキャノグラム表示とデータ・パノラマ表示のう
ちいずれか一方の表示が行われた後は、次のステップ4
2で引続き他の残りの表示を行うか否かが判定され、表
示を行うときにはステップ26に戻る。表示を行わない
ときには終了ステップに移行する。
以上で述べたように、フローチャート部分S2による欠
陥6の大きさと位置の数値的表示と、フローチャート部
分S3による放射線透過データのスキャノグラム表示と
、フローチャート部分S4による放射線透過データのデ
ータ・パノラマ像表示が、所要の順序で必要に応じて実
行され、被検体5内の欠陥6についての情報を従来より
一層確実な状態で得ることができる。
次に本発明の他の実施例を第11図乃至第15図に基づ
いて説明する。この実施例によるCT装置の構成によれ
ば、被検体5の回転動作又は検出器群3等からなる検出
機構12の回転動作によって、欠陥6を多方向から見た
スキャノグラム撮像を実行し、欠陥6の大きさと位置に
ついてのデータを得ることができる。以下の説明では、
被検体5を回転させた例で説明する。
本実施例によるスキャノグラム撮像は第11図に示され
たフローチャートによって実行される。
このフローチャートのアルゴリズムは第1図に示された
記憶装置にプログラムとしてストアされている。どの実
施例においても、各断層面において被検体5内部の欠陥
6の大きさと位置とが検出される。ただし、この実施例
では、前記実施例とは異なり、検出に使用する検出器は
1個で良い。第11図のフローチャートにおいて、ステ
ップ71は成る1つの断層面における欠陥6の位置を求
める手順の開始を示し、ステップ72は欠陥6の大きさ
を求める手順の開始を示すものである。
先ず、1つの断層面において欠陥6の位置を測定する手
順を第11図、第12図、第13図を用いて説明する。
第12図に示されるように放射線源1から放射される放
射線ファンビーム2が例えば円柱形状の被検体5を透過
して検出器群3に到達するような位置に、放射線源1及
び検出器群3が配設される。その基本的配置構成は第1
図に示したものと同じである。この状態において被検体
5を符号80で示された時計方向に回転させる。
回転させる装置は図示されていない。被検体5を回転さ
せるための装置には任意なものを使用することができる
。回転中の被検体5に対し放射線源1から放射線2が照
射され、その放射線2は検出器群3に与えられる。検出
器群3はすべての検出器で放射線透過データの採取でき
る状態にある。
しかし、本実施例では、位置検出のために使用される放
射線透過データは1個の検出器から得られるもので良い
。その検出器は検出器群3の中から適宜に決めることが
できる。
以上の内容を第11図のフローチャートで見てみると、
ステップ73で、放射線透過データを取り入れる注目す
べき検出器3aを決定し、その検出器3aに照射される
放射線ビーム2′の入射角θを入力として取出すことを
設定する。次のステップ74では被検体5を回転せしめ
、その状態にて検出器3aから得られる放射線透過デー
タを取込む。
第13図は被検体5を所要の角度回転させ、被検体5の
中にある欠陥6の位置を求める状態を示したものである
。被検体5が0を中心として時計方向に回転すると、そ
れに合せて欠陥6も同方向に回転する。検出器群3の中
の前記の1個の検出器3aとその放射線ビーム2′に注
目すると、被検体5内部の欠陥6はAとBのの2箇所の
位置で放射線ビーム2′と交わり、AとBの交点で生じ
る透過データが検出器3aに検知される。このとき、放
射線ビーム2′の入射角度θ、放射線源1から被検体5
の中心Oまでの距離Rは既に知られており、また位置A
から位置Bまでの回転角度ψは検出器3aでの放射線透
過データで測定することができる。欠陥6の位置の量は
線分OA(又はOB)の長さとして表される。上述のよ
うに、角度θ、ψ、距離Rが既に知られているので、欠
陥6の位置OAは以下の式によって求めることができる
。     0C=Rsin θ 1oAo=LoB。= 180°−ψ ln 以上の処理はステップ75.76で実行され、ステップ
75では検出器3aで得られる放射線透過データに基づ
き角度ψが求められ、ステップ76では上式が計算され
る。
(以 下 余 白) 第11図、第12図、第13図に基づいて説明された上
記処理による放射線透過データの採取を被検体5のすべ
ての断層面に亘って実施すれば、被検体5の全体に亘っ
て欠陥6の位置を求めることができる。
次に被検体5内部の欠陥6の大きさを求める手順を第1
1図、第14図及び第15図に基づいて説明する。先ず
、検出器群3のうち例えば中央に位置する検出器3bに
注目する(ステップ77)。
次に被検体5を回転せしめ、その状態で検出器3bの出
力する放射線透過データを取込む(ステップ74)。被
検体5の回転動作80によって欠陥6も回転し、欠陥6
が放射線ビーム2を横切って位置6′に移動する時、そ
の回転角度αは、欠陥6が放射線ビーム2を横切る時間
i [sec ]と、欠陥6での回転動作の角速度ω[
+ad/sec ]とによって、 α=ω ・ t として求めることができる(ステップ78)。
また第14図中において被検体5の中心0から欠陥6ま
での距離が!、として定義されているが、この距離I1
3は第13図で求められた欠陥6の位置を表す線分OA
又はOBと同じであり、その値を用いることができる。
従って、第15図に示されるように欠陥6の大きさ14
は、 14=α・13 によって求めることができる(ステップ79)。
前述した第2実施例による被検体内部の欠陥6の大きさ
と位置の求め方によれば、検出器群3の中の1個の検出
器を用いているにも拘らず、被検体5と検出機構12を
相対的に回転させるので欠陥6を多方向から見た状態を
作り出すことができ、スキャノグラム撮像において、多
方向からの放射線透過データを利用して被検体内の欠陥
の大きさ及び位置をより正確に求めることができる。
第2実施例の場合にも、前記第1実施例の場合と同様に
、求められた放射線透過データに基づいて、欠陥の大き
さと位置を数値的に表示すること、視覚的に欠陥のスキ
ャノグラム表示を行うこと、視覚的に任意の断層面につ
いて欠陥のパノラマ表示を行うことが可能である。
〔発明の効果〕
以上の説明で明らかなように本発明によれば、所謂第2
世代の産業用のCT装置において、CT断層撮影の前に
短時間で実施されるスキャノグラム撮像において、例え
ば複数の検出器を活用して、被検体の欠陥に関し従来の
ように1方向ではなく多方向の放射線透過データを得る
ようにし、この多方向の透過データに基づき欠陥の形状
と位置とを算出するようにしたため、被検体内の欠陥の
形状と位置について正確な情報を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るCT装置の構成を示すブロック図
、第2図は本発明のCT装置によるスキャノグラム撮像
状態を示す動作図、第3図は本発明のCT装置によって
実行されるフローチャート、第4図は欠陥の大きさと位
置を数値として求めるフローチャート、第5図は各検出
器で求められる欠陥の大きさを示す説明図、第6図は軸
方向の欠陥の大きさを示す図、第7図は並進方向におけ
る欠陥の位置を求める説明図、第8図は並進方向に直角
な方向における欠陥の位置を求める説明図、第9図はス
キャノグラム表示を示す図、第10図はデータ・パノラ
マ表示を示す図、第11図は本発明のCT装置によって
実行される他の実施例のフローチャート、第12図及び
第13図は他の実施例による位置の求め方を説明する説
明図、第14図及び第15図は他の実施例による大きさ
の求め方を説明する説明図、第16図は従来のCT装置
によるスキャノグラム撮像状態を示す動作図、第17図
は従来の透過像の作成状態を説明するための図、第18
図は従来の他のCT装置の要部構成を示す斜視図である
。 〔符号の説明〕 1・・・放射線源 2・・・放射線 3・・・検出器群 3A、3a、3b、3cm * −検出器4・・・並進
方向 5・・・被検体 6− ・ 12 ・ 13 ・ 16 ・ 17 ・ 18 ・ 19 ・ 欠陥 ・検出装置 ・駆動機構 ・演算・制御装置 ・記憶装置 ・入力装置 ・表示装置

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ファンビーム状に放射線を放射する放射線源と、
    前記放射線源に対向して配置され前記放射線を検出する
    複数の検出器からなる検出器群と、前記検出器群の各検
    出器の出力する検出信号を入力し信号処理を行う演算・
    制御手段とを含み、前記放射線源と前記検出器群との間
    に被検体が配置され、前記放射線源及び検出器群と被検
    体との相対的位置を変更して前記検出器群から放射線透
    過データを取出し、前記被検体の任意の断層面の像を作
    成するコンピュータ断層撮影装置において、前記放射線
    源及び検出器群と被検体とのうちいずれか一方を直線的
    に移動させて両者の位置関係を変更する移動機構と、前
    記検出器群のうち複数の検出器が出力するそれぞれの放
    射線透過データに基づいて、欠陥を多方向から見た放射
    線透過像を作成すると共に前記欠陥の大きさ情報と位置
    情報を作成する作成手段を有することを特徴とするコン
    ピュータ断層撮影装置。
  2. (2)請求項1において、前記作成手段は、複数の前記
    検出器から前記欠陥に係るそれぞれの放射線透過データ
    を取込み、それらのデータ値を互いに比較できる値に変
    換し、変換された値の中から最大値と最小値を求めて、
    前記欠陥の大きさ情報を作成したことを特徴とするコン
    ピュータ断層撮影装置。
  3. (3)請求項1において、前記作成手段は、前記複数の
    検出器のうち1個の検出器を用いて、1つの断層面につ
    きそれぞれ方向が異なる2回の並進動作を行うことによ
    り放射線透過データを得、このデータによって前記欠陥
    の前記位置情報を作成したことを特徴とするコンピュー
    タ断層撮影装置。
  4. (4)請求項2において、前記欠陥の前記大きさ情報と
    前記位置情報を数値として表示するための表示手段を有
    することを特徴とするコンピュータ断層撮影装置。
  5. (5)請求項1又は2において、前記作成手段は、前記
    欠陥の前記大きさ情報と前記位置情報を複数の断層面に
    ついて各断層面ごとに作成することを特徴とするコンピ
    ュータ断層撮影装置。
  6. (6)請求項1において、前記欠陥の前記大きさ情報と
    前記位置情報を視覚的に表すためのデータを作成する視
    覚表示データ作成手段と、前記データに基づき前記欠陥
    の大きさと位置とを視覚的に表す表示手段とを備えるこ
    とを特徴とするコンピュータ断層撮影装置。
  7. (7)請求項6において、前記視覚表示データ作成手段
    と前記表示手段とによって任意角度のスキャノグラム表
    示が実行されることを特徴とするコンピュータ断層撮影
    装置。
  8. (8)請求項6において、前記視覚表示データ作成手段
    と前記表示手段とによって任意断層面のパノラマ表示が
    実行されることを特徴とするコンピュータ断層撮影装置
  9. (9)ファンビーム状に放射線を放射する放射線源と、
    前記放射線源に対向して配置され前記放射線が照射され
    る複数の検出器からなる検出器群と、前記検出器群の各
    検出器の出力する検出信号を入力し信号処理を行う演算
    ・制御手段とを含み、前記放射線源と前記検出器群との
    間に被検体を配置し、前記放射線源及び検出器群と被検
    体との相対的位置を変更して前記検出器群から放射線透
    過データを取出し、前記被検体の任意の断層面の像を作
    成するコンピュータ断層撮影装置において、前記放射線
    源及び検出器群と被検体とのうちいずれか一方を回転さ
    せ両者の位置関係を変更する移動機構と、前記検出器群
    のうち任意の1個の検出器が出力する放射線透過データ
    を用いて、前記回転の基づき欠陥を多方向から見た放射
    線透過像を作成すると共に前記欠陥の大きさ情報と位置
    情報を作成する作成手段を設けるようにしたことを特徴
    とするコンピュータ断層撮影装置。
  10. (10)請求項9において、前記欠陥の前記大きさ情報
    と前記位置情報を数値として表示するための表示手段を
    有することを特徴とするコンピュータ断層撮影装置。
  11. (11)請求項9において、前記欠陥の前記大きさ情報
    と前記位置情報を視覚的に表すためのデータを作成する
    視覚表示データ作成手段と、前記データに基づき前記欠
    陥の大きさと位置とを視覚的に表す表示手段とを備える
    ことを特徴とするコンピュータ断層撮影装置。
  12. (12)請求項11において、前記視覚表示データ作成
    手段と前記表示手段とによってスキャノグラム表示が実
    行されることを特徴とするコンピュータ断層撮影装置。
  13. (13)請求項11において、前記視覚表示データ作成
    手段と前記表示手段とによって任意断層面のパノラマ表
    示が実行されることを特徴とするコンピュータ断層撮影
    装置。
JP1238069A 1989-09-13 1989-09-13 コンピュータ断層撮影装置 Pending JPH03100405A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009080055A (ja) * 2007-09-27 2009-04-16 Hitachi Ltd 放射線非破壊検査システム及び配管の検査方法
JP2010185888A (ja) * 2010-06-02 2010-08-26 Hitachi Ltd 放射線非破壊検査システム及び配管の検査方法
US7885381B2 (en) 2007-04-26 2011-02-08 Hitachi-Ge Nuclear Energy, Ltd. Method for inspecting pipes, and radiographic non-destructive inspection apparatus
JP2015029541A (ja) * 2013-07-31 2015-02-16 株式会社東芝 X線コンピュータ断層撮影装置

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US7885381B2 (en) 2007-04-26 2011-02-08 Hitachi-Ge Nuclear Energy, Ltd. Method for inspecting pipes, and radiographic non-destructive inspection apparatus
JP2009080055A (ja) * 2007-09-27 2009-04-16 Hitachi Ltd 放射線非破壊検査システム及び配管の検査方法
JP2010185888A (ja) * 2010-06-02 2010-08-26 Hitachi Ltd 放射線非破壊検査システム及び配管の検査方法
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