JP4591406B2 - 内燃機関のオイル通路構造 - Google Patents

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Description

本発明は、オイルポンプから吐出されたオイルを内燃機関の各摺動部に供給するようにした内燃機関のオイル通路構造に関し、詳しくは、オイル通路内でのオイルの圧力損失を低減させる対策に係る。
一般に、内燃機関のオイル通路は、オイルポンプから吐出されたオイルの油圧を保ちつつオイルが円滑に供給されるように、可能な限り迂回させたりすることなく短い経路でオイルを流通させることが行われている。
そのため、オイル通路の経路上にカムシャフトなどが配置されている場合には、このカムシャフトを迂回させることなく、カムシャフトを軸受する軸受メタルが装着されるハウジング側の装着面と、この軸受メタルをハウジングに取り付けるキャップ側の装着面と、上記ハウジング側の装着面に連続し、上記キャップが取り付けられるハウジング側の取付面とにオイル通路を凹設することによって、短い経路でオイルを流通させるようにすることが従来より行われている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−100628号公報
ところが、上記従来のもののように、軸受メタルのハウジング側の装着面およびキャップ側の装着面並びにハウジング側の取付面に凹設されたオイル通路では、特に高速回転するカムシャフトなどの回転体を支える軸受メタルのハウジング側の装着面およびキャップ側の装着面の剛性を確保しなければならないために必要十分な流路断面積を確保し難く、これでは、返ってオイル通路内でのオイルの圧力損失を招くことになる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、オイル通路内でのオイルの圧力損失を低減することができる内燃機関のオイル通路構造を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明では、オイルポンプから吐出されたオイルを内燃機関の各摺動部に供給するようにした内燃機関のオイル通路構造を前提とし、カムシャフトのジャーナル部を軸受するカムシャフト用軸受メタルを装着するハウジング側の装着面および上記カムシャフト用軸受メタルをハウジングに取り付けるキャップ側の装着面のうちの少なくともハウジング側の装着面と、このハウジング側の装着面に連続し、上記キャップが取り付けられるハウジング側の取付面およびキャップ側の取付面のうちの少なくともハウジング側の取付面とに、上記オイルポンプからのオイルを流通させるオイル通路を凹設している。そして、上記ハウジング側の装着面および上記キャップ側の装着面のうちの上記オイル通路と向き合うカムシャフト用軸受メタルの背面側に、上記オイル通路の流路断面積をカムシャフト用軸受メタル側に拡張させ且つカムシャフト用軸受メタルの内周面側の摺動面に非連通である通路拡張部を凹設している。
この特定事項により、オイル通路の経路上にカムシャフトが配置されている場合、このオイル通路は、軸受メタル(カムシャフト用軸受メタル)のハウジング側の装着面およびキャップ側の装着面のうちの少なくともハウジング側の装着面と、このハウジング側の装着面に連続するハウジング側の取付面およびキャップ側の取付面のうちの少なくともハウジング側の取付面とに凹設され、ハウジング側の装着面およびキャップ側の装着面のうちのオイル通路と向き合う軸受メタルの背面側に凹設した通路拡張部によって、高速回転するカムシャフトを支える軸受メタルのハウジング側の装着面およびキャップ側の装着面の剛性を確保しつつ流路断面積が軸受メタル側へ十分に確保されることになり、よってカムシャフトを迂回するオイル通路内でのオイルの圧力損失を効率よく低減させることが可能となる。
そして、上記ハウジング側の装着面と上記ハウジング側の取付面とのオイル通路の底面同士を、断面円弧状の曲面によって連結している場合には、オイル通路のハウジング側の装着面とハウジング側の取付面との間でのオイルの流通が断面円弧状の曲面によってスムーズに行われ、オイル通路内でのオイルの圧力損失を低減させる上で非常に有利なものとなる。
以上、要するに、ハウジング側の装着面およびキャップ側の装着面のうちのオイル通路と向き合う軸受メタルの背面側に通路拡張部を設けることで、ハウジング側の装着面およびキャップ側の装着面の剛性を確保しつつオイル通路の流路断面積を軸受メタル側へ十分に確保でき、よってカムシャフトを迂回するオイル通路内でのオイルの圧力損失を効率よく低減させることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の実施例に係わるオイル通路構造を用いたエンジンを示し、このエンジン1は、シリンダヘッド10、シリンダブロック2、クランクシャフト3、並びに吸気用および排気用カムシャフト4,5を備えている。上記シリンダブロック2の下端にはオイルポンプOが設けられ、このオイルポンプOから吐出されてメインギャラリ20に導入されたオイルは、クランクシャフト3や吸気用および排気用カムシャフト4,5などのジャーナル部3a,4a,5aを軸受する摺動部としてのクランクシャフト用軸受メタルやカムシャフト用軸受メタル6(図2に排気用カムシャフト5側の軸受メタルのみ示す)に供給されるようになっている。
上記メインギャラリ20には、クランクシャフト3のクランクシャフト用軸受メタルにオイルを個々に供給する第1オイル通路21,21,…が連結されており、このクランクシャフト用軸受メタル6に供給されたオイルによってクランクシャフト3の各ジャーナル部3aを潤滑するようになされている。また、メインギャラリ20には、吸気用および排気用カムシャフト4,5のカムシャフト用軸受メタル6にオイルを供給する第2オイル通路22が連結されており、このカムシャフト用軸受メタル6に供給されたオイルによって吸気用および排気用カムシャフト4,5の各ジャーナル部4a,5aを潤滑するようになされている。この第2オイル通路22は、エンジン1のフロント側(図1では左側)を上方へ延びて設けられ、エンジン1のリヤ側(図1では右側)には、メインギャラリ20に連結されて上方へ延びる第3オイル通路23が設けられている。この第3オイル通路23には、吸気用および排気用カムシャフト4,5の最リヤ側のカムシャフト用軸受メタル6を迂回してさらに下流側の摺動部や冷却部位にオイルを供給する第4オイル通路24(オイル通路)が連結されている。
次に、第4オイル通路24の構造を図2に基づいて説明する。この場合、同一構成となるので、 図2では第4オイル通路24の上流側部分の構造についてのみ説明する。
カムシャフト用軸受メタル6は、上下に分割可能な半円弧状のアッパ側半割り軸受61およびロア側半割り軸受62により構成され、それぞれの内周面側の摺動面61a,62aによって排気用カムシャフト5のジャーナル部5aを摺動自在に支持している。そして、上記第4オイル通路24の上流側部分は、排気用カムシャフト5の最リヤ側のカムシャフト用軸受メタル6が装着されるシリンダヘッド10側(ハウジング側)の断面略半円弧状の装着面11と、このシリンダヘッド10側の装着面11に連続するシリンダヘッド10側の取付面としての締結面12、つまりカムシャフト用軸受メタル6をシリンダヘッド10に取り付けるキャップが締結されるシリンダヘッド10側の締結面12とに凹設されて構成され、上記第3オイル通路23からのオイルを流通させるようにしている。更に、上記シリンダヘッド10側の装着面11の第4オイル通路24の上流側部分と向き合うカムシャフト用軸受メタル6の背面側、つまりロア側半割り軸受62の背面側(反摺動面側)には、上記第4オイル通路24の上流側部分の流路断面積を2倍に拡張させるようにカムシャフト用軸受メタル6側に凹設された通路拡張部63が設けられている。この場合、シリンダヘッド10側の装着面11における第4オイル通路24の上流側部分の底面と、シリンダヘッド10側の締結面12における第4オイル通路24の底面とは、互いに鋭角な面同士で連結されている。
そして、第4オイル通路24の下流側部分は、吸気用カムシャフト4の最リヤ側のカムシャフト用軸受メタル6が装着されるシリンダヘッド10側(ハウジング側)の断面略半円弧状の装着面11と、このシリンダヘッド10側の装着面11に連続するシリンダヘッド10側の取付面としての締結面12とに凹設されて構成されている。また、上記シリンダヘッド10側の装着面11の第4オイル通路24の下流側部分と向き合うカムシャフト用軸受メタル6の背面側には、第4オイル通路24の下流側部分の流路断面積を2倍に拡張させるように軸受メタル6側に凹設された通路拡張部63が設けられている。そして、第3オイル通路23からのオイルは、排気用カムシャフト5の最リヤ側のカムシャフト用軸受メタル6を迂回する第4オイル通路24の上流側部分および吸気用カムシャフト4の最リヤ側のカムシャフト用軸受メタル6を迂回する第4オイル通路24の下流側部分を介してさらに下流側の摺動部や冷却部位に供給されるようになっている。
ここで、シリンダヘッド10側の装着面11およびシリンダヘッド10側の締結面12にのみ凹設して流路断面積を軸受メタル6側へ拡張させない第4オイル通路と、シリンダヘッド10側の装着面11およびシリンダヘッド10側の締結面12に加えて流路断面積を軸受メタル6側へ2倍に拡張させた本発明の第4オイル通路24とを流通する際のオイルの流量(l/min)に対する計算圧損値(kPa)の特性を図3に基づいて説明する。
シリンダヘッド10側の装着面11およびシリンダヘッド10側の締結面12にのみ凹設して流路断面積を軸受メタル6側へ拡張させない第4オイル通路では、図3に破線で示すように、オイルの流量が増加するに従い計算圧損値が飛躍的に増加していることが判る。
これに対し、シリンダヘッド10側の装着面11およびシリンダヘッド10側の締結面12に加えて流路断面積を軸受メタル6側へ2倍に拡張させた本発明の第4オイル通路24では、図3に実線で示すように、オイルの流量が増加しても計算圧損値がさほど増加していないことが判る。
したがって、上記実施例では、第3オイル通路23の経路上に吸気用および排気用カムシャフト4,5が配置されている場合、この第3オイル通路23に連結された第4オイル通路24は、カムシャフト用軸受メタル6のシリンダヘッド10側の装着面11と、このシリンダヘッド10側の装着面11に連続するシリンダヘッド10側の締結面12とに凹設されて構成され、シリンダヘッド10側の装着面11の第4オイル通路24と向き合うロア側半割り軸受62の背面側に凹設した通路拡張部63によって、高速回転する吸気用および排気用カムシャフト4,5を支えるカムシャフト用軸受メタル6のシリンダヘッド10側の装着面11の剛性を確保しつつ流路断面積がカムシャフト用軸受メタル6側へ2倍に確保されることになり、よって吸気用および排気用カムシャフト4,5を迂回する第4オイル通路24内でのオイルの圧力損失を効率よく低減させることができる。
なお、上記実施例では、シリンダヘッド10側の装着面11における第4オイル通路24の上流側部分の底面と、シリンダヘッド10側の締結面12における第4オイル通路24の底面とを、互いに鋭角な面同士で連結したが、図4に示すように、シリンダヘッド10側の装着面11における第4オイル通路24の上流側部分の底面と、シリンダヘッド10側の締結面12における第4オイル通路24の上流側部分の底面とが、断面円弧状の曲面によって連結されていてもよく、この場合には、第4オイル通路24のシリンダヘッド10側の装着面11と締結面12との間でのオイルの流通が断面円弧状の曲面によってスムーズに行われ、第4オイル通路24内でのオイルの圧力損失を低減させる上で非常に有利なものとなる。
参考例
次に、参考例を図5および図6に基づいて説明する。
この参考例では、バランスシャフトを軸受するバランスシャフト用軸受メタルにオイル通路構造を適用している。
すなわち、本参考例では、図5に示すように、クランクシャフト3の下方には、左右一対のバランスシャフト7L,7Rが設けられている。この左右のバランスシャフト7L,7Rは、シリンダブロック2の下面に対しキャップとしてのバランスシャフトハウジング29によって下方から覆われて取り付けられている。
メインギャラリ20には、左右のバランスシャフト7L,7Rの前後両端部をそれぞれ軸受するバランスシャフト用軸受メタル8にオイルを供給する第5オイル通路25が連結されており、このバランスシャフト用軸受メタル8に供給されたオイルによって左右のバランスシャフト7L,7Rの各ジャーナル部7La,7Raを潤滑するようになされている。この第5オイル通路25には、左右のバランスシャフト7L,7Rの前後両端部のバランスシャフト用軸受メタル8を迂回して周囲から各バランスシャフト7L,7Rのジャーナル部7La,7Raにオイルを供給する第6オイル通路26(オイル通路)が連結されている。
各バランスシャフト用軸受メタル8は、上下に分割可能な半円弧状のアッパ側半割り軸受81およびロア側半割り軸受82により構成され、それぞれの内周面側の摺動面81a,82aによって左右のバランスシャフト7L,7Rのジャーナル部7La,7Raを摺動自在に支持している。そして、上記第6オイル通路26は、各バランスシャフト7L,7Rの前後両端のバランスシャフト用軸受メタル8が装着されるシリンダブロック2側(ハウジング側)の断面略半円弧状の装着面27と、図6にも示すように、上記各バランスシャフト7L,7Rの前後両端のバランスシャフト用軸受メタル8が装着されるバランスシャフトハウジング29側(キャップ側)の断面略半円弧状の装着面83と、上記シリンダブロック2側の左右の装着面27同士の間を連続するシリンダブロック2側の取付面としての締結面28、つまり左右のバランスシャフト用軸受メタル8をシリンダブロック2の下面に取り付けるためのバランスシャフトハウジング29が締結されるシリンダブロック2側の装着面27同士の間に位置する締結面28と、このシリンダブロック2の締結面28と対峙し、バランスシャフトハウジング29側の装着面83同士の間に位置する締結面84とにそれぞれ凹設されて構成され、上記第5オイル通路25からのオイルを流通させるようにしている。
更に、上記シリンダブロック2側の装着面27の第6オイル通路26と向き合うバランスシャフト用軸受メタル8の背面側、つまりアッパ側半割り軸受81の背面側(反摺動面81a側)と、上記バランスシャフトハウジング29側の装着面83の第6オイル通路26と向き合うバランスシャフト用軸受メタル8の背面側、つまりロア側半割り軸受82の背面側(反摺動面82a側)とには、上記第6オイル通路26の流路断面積を2倍に拡張させるようにバランスシャフト用軸受メタル8側に凹設された通路拡張部85が設けられている。また、上記各バランスシャフト用軸受メタル8の周方向所定間隔隔てた4カ所には、第6オイル通路26内のオイルをバランスシャフト7L,7Rのジャーナル部7La,7Raに供給する連通孔86,86,…が設けられている。つまり、第5オイル通路25からのオイルは、第6オイル通路26および各連通孔86を介してバランスシャフト7L,7Rのジャーナル部7La,7Raに供給されるようになっている。
したがって、上記参考例では、第5オイル通路25の経路上に左右のバランスシャフト7L,7Rが配置されている場合、この第5オイル通路25に連結された第6オイル通路26は、バランスシャフト用軸受メタル8のシリンダブロック2側の装着面27およびバランスシャフトハウジング29側の装着面83と、このシリンダブロック2側の左右の装着面27同士の間に位置する締結面28およびバランスシャフトハウジング29側の左右の装着面83同士の間に位置する締結面84とに凹設されて構成されており、シリンダブロック2側の左右の装着面27の第6オイル通路26と向き合うアッパ側半割り軸受81の背面側およびバランスシャフトハウジング29側の左右の装着面83の第6オイル通路26と向き合うロア側半割り軸受62の背面側に凹設した通路拡張部85によって、高速回転する左右のバランスシャフト7L,7Rを支えるバランスシャフト用軸受メタル8のシリンダブロック2側の装着面27の剛性を確保しつつ流路断面積がバランスシャフト用軸受メタル8側へ2倍に確保されることになり、よって左右のバランスシャフト7L,7Rを迂回する第6オイル通路26内でのオイルの圧力損失を効率よく低減させることができる。
なお、上記各例では、第4または第6オイル通路24,26の流路断面積を通路拡張部63,85によって2倍に拡張させたが、通路拡張部によるオイル通路の流路断面積の拡張率はこれに限定されるものではなく、オイル通路を流通する際のオイルの流量に対する計算圧損値に応じて適宜変更可能である。
本発明の実施例に係わるオイル通路構造を適用したエンジン全体を示す斜視図である。 同じくシリンダヘッドの装着面に対してカムシャフト用軸受メタルを装着する前の状態を示す分解斜視図である。 同じく流路断面積を軸受メタル側へ拡張させない第4オイル通路と、流路断面積を通路拡張部により軸受メタル側へ2倍に拡張させた本発明の第4オイル通路とを流通する際のオイルの流量に対する計算圧損値の特性を示す特性図である。 実施例の変形例に係るシリンダヘッドの装着面に対してカムシャフト用軸受メタルを装着する前の状態を示す分解斜視図である。 参考例に係るオイル通路構造を適用した左右のバランスシャフト付近の断面図である。 同じくバランスシャフトハウジングを上方から見た平面図である。
符号の説明
1 エンジン(内燃機関)
10 シリンダヘッド(ハウジング)
11 シリンダヘッド側の装着面(ハウジング側の装着面)
12 シリンダヘッド側の締結面(ハウジング側の取付面)
2 シリンダブロック(ハウジング)
24 第4オイル通路(オイル通路)
26 第6オイル通路(オイル通路)
27 シリンダブロック側の装着面(ハウジング側の装着面)
28 シリンダブロック側の締結面(ハウジング側の取付面)
29 バランスシャフトハウジング(キャップ)
6 カムシャフト用軸受メタル(軸受メタル)
63 通路拡張部
8 バランスシャフト用軸受メタル(軸受メタル)
83 バランスシャフトハウジング側の装着面(キャップ側の装着面)
84 バランスシャフトハウジング側の締結面(キャップ側の取付面)
85 通路拡張部
O オイルポンプ

Claims (2)

  1. オイルポンプから吐出されたオイルを内燃機関の各摺動部に供給するようにした内燃機関のオイル通路構造であって、
    カムシャフトのジャーナル部を軸受するカムシャフト用軸受メタルを装着するハウジング側の装着面および上記カムシャフト用軸受メタルをハウジングに取り付けるキャップ側の装着面のうちの少なくともハウジング側の装着面と、このハウジング側の装着面に連続し、上記キャップが取り付けられるハウジング側の取付面およびキャップ側の取付面のうちの少なくともハウジング側の取付面とには、上記オイルポンプからのオイルを流通させるオイル通路が凹設されており、
    上記ハウジング側の装着面および上記キャップ側の装着面のうちの上記オイル通路と向き合うカムシャフト用軸受メタルの背面側には、上記オイル通路の流路断面積をカムシャフト用軸受メタル側に拡張させ且つカムシャフト用軸受メタルの内周面側の摺動面に非連通である通路拡張部が凹設されていることを特徴とする内燃機関のオイル通路構造。
  2. 請求項1に記載の内燃機関のオイル通路構造において、
    上記ハウジング側の装着面と上記ハウジング側の取付面とのオイル通路の底面同士は、断面円弧状の曲面によって連結されていることを特徴とする内燃機関のオイル通路構造。
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