JPH0727127A - エンジンのクランク潤滑装置 - Google Patents

エンジンのクランク潤滑装置

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JPH0727127A
JPH0727127A JP5173080A JP17308093A JPH0727127A JP H0727127 A JPH0727127 A JP H0727127A JP 5173080 A JP5173080 A JP 5173080A JP 17308093 A JP17308093 A JP 17308093A JP H0727127 A JPH0727127 A JP H0727127A
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JP
Japan
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crank
crankshaft
bearing
circumferential groove
connecting rod
Prior art date
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Pending
Application number
JP5173080A
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English (en)
Inventor
Shunichi Aoyama
俊一 青山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
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Publication of JPH0727127A publication Critical patent/JPH0727127A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C3/00Shafts; Axles; Cranks; Eccentrics
    • F16C3/04Crankshafts, eccentric-shafts; Cranks, eccentrics
    • F16C3/06Crankshafts
    • F16C3/14Features relating to lubrication
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C9/00Bearings for crankshafts or connecting-rods; Attachment of connecting-rods
    • F16C9/02Crankshaft bearings

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Ocean & Marine Engineering (AREA)
  • Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジンのクランク潤滑装置において、クラ
ンクシャフトの軸受面積を十分に確保しつつ、コンロッ
ド軸受に供給される潤滑油量の安定化をはかる。 【構成】 2つの主軸受2に略180度の回転角度範囲
に渡って延びる半周溝28,38をそれぞれ形成し、各
半周溝28,38と1つのコンロッド軸受7を連通する
2つのクランク内部通路6を形成し、クランクシャフト
10の回転位置によって2つのクランク内部通路6のい
ずれか一方が各半周溝28,38に連通する構成とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンのクランク潤
滑装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の自動車用エンジンは、高速化によ
り出力の向上がはかられているが、エンジンのクランク
シャフトはとくに高速回転時に大きな慣性荷重が作用
し、ピストンにつながるコンロッドとクランクピン部の
軸受部は、高速、大荷重のもとで摺動するため、潤滑油
のせん断発熱、各部から熱伝導により高温化し、潤滑的
に非常に厳しい条件となる。
【0003】従来のエンジンのクランク潤滑装置として
は、例えば図9に示すようなものがある(実開昭61−
58730号公報、参照)。
【0004】これについて説明すると、エンジン本体6
6とベアリンクキャップ65の間には軸受メタル64が
介装され、この軸受メタル64を介してクランクシャフ
ト70のクランクジャーナル部71が回転可能に支承さ
れる。
【0005】軸受メタル64に環状溝(グルーブ)68
が形成されるとともに、ベアリンクキャップ65側には
環状溝68とオイルポンプの吐出側を連通するオイル通
路69が配設される。オイルポンプ1から吐出される潤
滑油はオイル通路69および環状溝68を通ってクラン
クジャーナル部71を潤滑するとともに、環状溝68か
らクランクシャフト70の内部に形成されたクランク内
部通路73を通ってクランクピン部72と図示しないコ
ンロッドの軸受部に供給される。
【0006】クランク内部通路73は、クランクジャー
ナル部71に開口した通孔74と、通孔74とクランク
ジャーナル部71の中心部で連通してクランクウェブ7
9およびクランクピン部72内を貫通した通孔76と、
通孔76に連通してクランクピン部72を径方向に貫通
した通孔77とから構成される。各通孔76の開口端に
は栓体78がそれぞれ介装されている。
【0007】しかしながら、このような従来装置は、ク
ランク内部通路73がクランクシャフト70の回転中心
に配置される構造のため、エンジン回転数が過度に上昇
した場合に、通孔74に介在する潤滑油に働く遠心力に
より、環状溝68からクランク内部通路73に流入する
潤滑油の流れが妨げられ、クランク内部通路73が大気
圧より低い負圧となり、潤滑油中に気泡が発生してクラ
ンクピン部72へ供給される潤滑油の流量が不安定にな
る可能性がある。
【0008】この対策として、従来例えば特公昭59−
24281号公報に開示されているものは、図10に示
すように、クランク内部通路79をクランクシャフト7
0の回転中心Cからオフセットして配置し、クランク内
部通路79の環状溝68に面して開口するオイル取入口
80を、クランクシャフト90の回転に伴って図中矢印
で示すように相対変位する潤滑油に対向して開口するよ
うに、クランクシャフト70の接線に対して傾斜させて
いる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、クランクジ
ャーナル部71にはピストンが受ける爆発力に加えて、
コンロッドやピストン等の慣性力が働くが、多気筒エン
ジンにあっては、各クランクピン部72のオフセット方
向等により各クランクジャーナル部71から軸受メタル
64に働く荷重は異なる。また、例えばクランクシャフ
ト70の前端に位置する軸受メタル64には、ピストン
が受ける爆発力、コンロッドやピストン等の慣性力に加
えて、クランクシャフト70の前端に連結される図示し
ないベルトプーリ等の面触れ振動による荷重が働き、他
のクランクジャーナル部71を支承する軸受メタル64
より大きな荷重が働く。
【0010】しかしながら、図9に示した従来装置で
は、クランクシャフト70の前端を支承して比較的大き
な荷重が働く軸受メタル64にも、その全周に渡って環
状溝68が刻まれているため、特にピストンが受ける爆
発力が働くベアリンクキャップ65側でその軸受面積が
不足して、面圧が過大になったり、これを防止するため
に軸受メタル64の大型化を招くという問題点がある。
【0011】この対策として、ベアリンクキャップ65
側に介装される下軸受メタル64に刻まれる環状溝68
を廃止して、エンジン本体66側に介装される上軸受メ
タル64に対して略180度の回転角度範囲に渡って延
びる半周溝を形成することが考えられる。
【0012】しかしながら、軸受メタル64に半周溝を
形成した場合、図10に示した従来装置では、クランク
内部通路79は単一のオイル取入口80を有しているた
め、クランクシャフト70の半回転毎にクランク内部通
路79とオイルポンプの吐出側との連通が遮断され、ク
ランク内部通路79を通ってコンロッド軸受に供給され
る潤滑油の流量が減少するという問題点がある。
【0013】この対策として、1つのクランク内部通路
79に2つのオイル取入口80を分岐形成して、2つの
オイル取入口80のいずれか一方が、クランクシャフト
70の回転位置によって1つの半周溝を介してオイルポ
ンプの吐出側に連通するように構成することも考えられ
る。しかし、図10に示すようにオイル取入口80がク
ランクシャフト70の接線に対して傾斜する場合、クラ
ンク内部通路79がその途中で曲折したり、その通路長
が長くなり、ここで生じる圧力損失が大きくなるという
問題点がある。
【0014】本発明は上記の問題点に着目し、エンジン
のクランク潤滑装置において、クランクシャフトの軸受
面積を十分に確保しつつ、コンロッド軸受に供給される
潤滑油量の安定化をはかることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
オイルポンプから吐出される潤滑油をクランクシャフト
の主軸受に形成された溝からクランクシャフトの内部に
形成されたクランク内部通路を通してコンロッド軸受に
供給するエンジンにおいて、前記2つの主軸受に略18
0度の回転角度範囲に渡って延びる半周溝をそれぞれ形
成し、各半周溝と1つのコンロッド軸受を連通する2つ
のクランク内部通路を形成し、クランクシャフトの回転
位置によって2つのクランク内部通路のいずれか一方が
各半周溝に連通する構成とする。
【0016】請求項2記載の発明は、互いに180度の
回転角度位相差を持つピストンが並ぶ2つの気筒間に配
置されるクランクシャフトの主軸受を備え、この主軸受
の下方に位置するベアリンクキャップ側に前記半周溝を
形成する。
【0017】請求項3記載の発明は、互いに180度の
回転角度位相差を持つピストンが並ぶ2つの気筒間に配
置されるクランクシャフトの主軸受を備え、この主軸受
に略360度の回転角度範囲に渡って延びる全周溝を形
成し、潤滑油をこの全周溝から前記クランク内部通路を
通して複数の気筒の各コンロッド軸受に供給する。
【0018】請求項4記載の発明は、前記クランク内部
通路を前記クランクシャフトの回転中心からオフセット
して配置し、クランク内部通路の前記溝に面して開口す
るオイル取入口を、クランクシャフトの回転に伴って相
対変位する潤滑油に対向して開口するように、クランク
シャフトの接線に対して傾斜させ、かつその回転方向に
ついて前方に位置する前縁部をクランクシャフトの軸受
面に連なるように、その流路方向について湾曲させて形
成する。
【0019】
【作用】請求項1記載の発明において、クランクシャフ
トが半回転する毎に各半周溝に連通するクランク内部通
路が切り替わり、クランクシャフトの回転位置によって
2つのクランク内部通路のいずれか一方が各半周溝に連
通することにより、コンロッド軸受に供給される潤滑油
の流量が変動することが回避される。
【0020】請求項2記載の発明において、ベアリンク
キャップ側に半周溝が形成される主軸受を、互いに18
0度の位相差を持つピストンの間に配置することによ
り、コンロッドやピストン等の慣性力が互いに相殺され
るため、この主軸受の軸受面積を減らしても、その軸受
面圧が過大になることを回避できる。
【0021】請求項3記載の発明において、全周溝が形
成される主軸受を、互いに180度の位相差を持つピス
トンの間に配置することにより、コンロッドやピストン
等の慣性力が互いに相殺されるため、全周溝によって主
軸受の軸受面積を減らしても、その軸受面圧が過大にな
ることを回避できる。
【0022】この全周溝からクランク内部通路を通して
複数の気筒の各コンロッド軸受に供給することにより、
クランク内部通路が開口する主軸受の数を減らすことが
可能となる。この結果、比較的大きい荷重が働く主軸受
においては、クランク内部通路を開口させることなく、
これに刻まれる溝を廃止して、その軸受面積が削減され
ることを回避できる。
【0023】請求項4記載の発明において、クランク内
部通路がクランクシャフトの回転中心からオフセットし
て配置されることにより、主軸受からランク内部通路に
流入する潤滑油に抗して働く遠心力を小さくし、ポンプ
吐出圧を低く設定してオイルポンプの駆動損失を低減で
きる。
【0024】オイル取入口を、クランクシャフトの回転
に伴って相対変位する潤滑油に対向して開口するよう
に、クランクシャフトの接線に対して傾斜させることに
より、潤滑油が主軸受の溝からオイル取入口に流入する
過程でその流れの速度方向の変化が小さく抑えられ、こ
こで生じる圧力損失が低減される。
【0025】さらに、オイル取入口において、その回転
方向について前方に位置する前縁部をクランクシャフト
の軸受面に連なるように、その流路方向について湾曲さ
せることにより、潤滑油が主軸受の溝からオイル取入口
に流入する過程でその流れの速度方向の変化が徐々に行
われ、ここで生じる圧力損失が低減される。これによ
り、クランク内部通路を通ってコンロッド軸受に供給さ
れる潤滑油量を増加させことができる。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
【0027】図1、図2に示すように、4気筒エンジン
に備えられるクランクシャフト10は、エンジン本体1
に回転自在に支持される5つのクランクジャーナル部1
1〜15と、コンロッド9の大端部を回転自在に支持す
る4つのクランクピン部16を有し、ピストンの往復動
をコンロッド9を介して回転運動に変換する働きをす
る。
【0028】クランクシャフト10の各クランクジャー
ナル部11〜15を支承する各主軸受2には、図示しな
いオイルポンプから吐出される潤滑油がこれに連通する
オイル通路8を通して供給されるようになっている。
【0029】クランクシャフト10の内部には、各主軸
受2に供給された潤滑油の一部をクランクピン部16と
コンロッド軸受7に供給するクランク内部通路6が形成
される。
【0030】図3、図4に示すように、各クランク内部
通路6はクランクシャフト10の回転中心Cからオフセ
ットして配置される。これにより、後述するように主軸
受2からクランク内部通路6に流入する潤滑油に働く遠
心力の低減がはかられる。
【0031】クランクシャフト10は図中に矢印で示す
方向に回転し、各クランク内部通路6のクランクジャー
ナル部11〜15に開口するオイル取入口5は、クラン
クシャフト10の回転方向に対向して開口するように、
クランクジャーナル軸受面19の接線に対して傾斜して
形成される。
【0032】各オイル取入口5は、その回転方向前縁部
18がクランクジャーナル軸受面19に連なるように流
路方向について湾曲して形成される。
【0033】一方、各オイル取入口5は、その回転方向
後縁部20がその流路方向について直線的に形成され、
クランクジャーナル軸受面19との間に楔状の断面が形
成される。
【0034】1つのクランクピン部16に対して隣り合
う各主軸受2にそれぞれ連通する2つのクランク内部通
路6が連通される。
【0035】すなわち、第一気筒のクランクピン部16
に対して第一、第二クランクジャーナル部11,12に
それぞれ開口する2つのクランク内部通路6が連通され
る。図2にも示すように、第二気筒のクランクピン部1
6に対して第二、第三クランクジャーナル部12,13
にそれぞれ開口する2つのクランク内部通路6が連通さ
れる。第三気筒のクランクピン部16に対して第三、第
四クランクジャーナル部13,14にそれぞれ開口する
2つのクランク内部通路6が連通される。第四気筒のク
ランクピン部16に対して第四、第五クランクジャーナ
ル部14,15にそれぞれ開口する2つのクランク内部
通路6が連通される。
【0036】クランクシャフト10は、第一気筒と第二
気筒の各クランクピン部16がクランクジャーナル部1
2を挟んで互いに対向する方向に配置され、同様に第三
気筒と第四気筒の各クランクピン部16がクランクジャ
ーナル部14を挟んで互いに対向する方向に配置される
一方、第二気筒と第三気筒の各クランクピン部16がク
ランクジャーナル部14を挟んで互いに同方向に配置さ
れる。したがって、第一気筒と第二気筒、第三気筒と第
四気筒の間で各ピストンは180度の位相差を持ち、第
二気筒と第三気筒の間で各ピストンは位相差を持ってい
ない。
【0037】図3に示すように、各クランクジャーナル
部12,14を支承する各主軸受2は、エンジン本体1
とこれに締結されたベアリングキャップ3の間にクラン
クジャーナル部12,14に摺接する半割り状の上下軸
受メタル25,26が介装され、下軸受メタル26の軸
受面には半周溝28が形成される。ベアリングキャップ
3は2本のボルト4を介してエンジン本体1に締結され
る。
【0038】すなわち、上記180度の位相差を持つピ
ストンの間に位置する主軸受2おいては、下軸受メタル
26の軸受面に半周溝28が形成される。この半周溝2
8は各クランクジャーナル部12,14の周囲に180
度のクランク角度範囲に渡って延びている。
【0039】図5にも示すように、上下軸受メタル2
5,26の背面側には背面溝23,24がそれぞれ形成
される。上の背面溝23にオイル通路8が接続される。
【0040】下軸受メタル26には背面溝24と半周溝
28を結ぶ複数の油穴27が形成される。
【0041】オイルポンプから吐出される潤滑油は、オ
イル通路8から各背面溝23,24を通り、各油穴27
から半周溝28に流入して、各クランクジャーナル部1
2,14を潤滑するとともに、各クランク内部通路6を
通って各クランクピン部16とコンロッド軸受7に供給
される。
【0042】なお、本実施例においては、オイル通路8
がエンジン本体1側に設けられているが、各ベアリンク
キャップ3の背面溝24に潤滑油を供給するオイル通路
をクランクシャフト10より下方に配設することも考え
られる。この場合、エンジン本体1側の背面溝23を廃
止することができる。
【0043】図4に示すように、各クランクジャーナル
部11,13,15を支承する各主軸受2はエンジン本
体1とこれに締結されたベアリングキャップ3の間にク
ランクジャーナル部11,13,15に摺接する半割り
状の上下軸受メタル35,36が介装され、各上軸受メ
タル35の軸受面には半周溝38が形成される。
【0044】すなわち、上記180度の位相差を持つピ
ストンの間以外に位置する主軸受2においては、上軸受
メタル35の軸受面に半周溝38が形成される。この半
周溝38は各クランクジャーナル部11,13,15の
周囲に180度のクランク角度範囲に渡って延びてい
る。
【0045】上軸受メタル35にはオイル通路8と半周
溝38を結ぶ1つの油穴37が形成される。
【0046】オイルポンプから吐出される潤滑油は、油
穴37を介して半周溝38に流入して、各クランクジャ
ーナル部11,13,15を潤滑するとともに、各クラ
ンク内部通路6を通って各コンロッド軸受7に供給され
る。
【0047】各クランク内部通路6は、1つのクランク
ピン部16に連通する2つのクランク内部通路6のいず
れか一方が、クランクシャフト10の回転位置によって
半周溝28または半周溝38を介してオイルポンプの吐
出側に連通するように配置される。
【0048】以上のように構成され、次に作用について
説明する。
【0049】クランク内部通路6をクランクシャフト1
0の回転中心Cからオフセットして配置されることによ
り、オイル取入口5からクランク内部通路6に流入する
潤滑油に働く遠心力の低減がはかられ、オイル通路8を
介して主軸受2に導かれる油圧力Pは、クランクジャー
ナル部11〜15の半径をR、クランクシャフト10の
回転角速度をω、潤滑油の密度をρとすると、P<ρ
(Rω)2の関係が満たされるようにオイルポンプ1の
吐出圧を設定することが可能なる。
【0050】ここで、半周溝28または38に流入した
潤滑油を角速度ωで回転する半径Rのクランクジャーナ
ル部11〜15に開口したオイル取入口5に流入させる
ためには、クランクジャーナル部11〜15の周速V
(=Rω)まで潤滑油を加速しなければならない。比重
ρの潤滑油をジャーナル部21の周速Vまで加速するの
に必要な油圧力P1は次式で表させる。
【0051】 P1=(1/2)ρV2=(1/2)ρ(Rω)2…(1) 仮にクランク内部通路6がクランクシャフト10の回転
中心に配置されている場合に、半周溝28または38か
らクランク内部通路6を経てクランクシャフト10の回
転中心Cに向けて流入する潤滑油に働く慣性力F(=ρ
rω2、ただしrは各半径位置)に抗して、クランクシ
ャフト10の回転中心Cに送り込むのに必要な油圧力P
2は次式で表される。
【0052】
【数1】 P2=∫Rρrω2dr=(1/2)ρ(Rω)2…(2) したがって、潤滑油をクランクシャフト10の回転中心
Cに送り込むのに必要な油圧力Pは次式で表される。
【0053】P=P1+P2=ρ(Rω)2…(3) このように仮にクランク内部通路6がクランクシャフト
10の回転中心Cに配置されている場合に、油圧力Pは
角回転速度ωの二乗に比例して上昇するため、最高回転
数が8000rpm程度のエンジンの場合、P>3〜4
kg/cm2となるようにオイルポンプ1の吐出圧を設
定する必要がある。
【0054】これに対して本発明は、クランク内部通路
6がクランクシャフト10の回転中心Cからオフセット
して配置されることにより、潤滑油に働く遠心力の低減
がはかられ、オイルポンプ1の吐出圧を、例えば図3〜
4の位置であれば、0.6〜0.7kg/cm2だけ低
めに設定することが可能となる。これにより、オイルポ
ンプの駆動損失も低減できる。
【0055】オイル取入口5は、クランクシャフト10
の回転に伴って各クランクジャーナル部11〜15の回
りを流れる潤滑油に対向して開口するように、クランク
ジャーナル軸受面19の接線に対して傾斜して形成され
ていることにより、潤滑油が半周溝28,38からオイ
ル取入口5に流入する過程でその流れの速度方向の変化
が小さく抑えられ、ここで生じる圧力損失が低減される
ので、各クランク内部通路6を通って各コンロッド軸受
7に供給される潤滑油量を増加させことができる。
【0056】各オイル取入口5は、その回転方向前縁部
18をクランクジャーナル軸受面19に連なるように通
路方向について湾曲して形成されていることにより、潤
滑油が半周溝28,38からオイル取入口5に流入する
過程でその流れの速度方向の変化が徐々に行われ、ここ
で生じる圧力損失が低減されるので、各クランク内部通
路6を通って各コンロッド軸受7に供給される潤滑油量
を増加させことができる。
【0057】一方、各オイル取入口5において、その回
転方向後縁部20はその通路方向について直線的に形成
され、クランクジャーナル軸受面19との間に楔状の断
面が形成されていることにより、クランクシャフト10
の回転に伴って回転方向後縁部20に衝突した潤滑油が
各クランク内部通路6に流入し、各クランク内部通路6
を通って各コンロッド軸受7に供給される潤滑油量を増
加させことができる。
【0058】各主軸受2に各クランクジャーナル部11
〜15の周囲に半周に渡って延びる半周溝28または半
周溝38を設け、1つのクランクピン部16に連通する
2つのクランク内部通路6のいずれか一方が、クランク
シャフト10の回転位置によって半周溝28または半周
溝38に連通するように配置されることにより、各コン
ロッド軸受7とオイルポンプの吐出側の連通が途絶える
ことがなく、安定した潤滑油の供給が行われる。
【0059】なお、1つのクランク内部通路に2つのオ
イル取入口を分岐形成して、2つのオイル取入口のいず
れか一方が、クランクシャフトの回転位置によって1つ
の半周溝を介してオイルポンプの吐出側に連通するよう
に構成することも考えられる。しかしながら、この場
合、2つのオイル取入口をクランクシャフトの回転中心
Cについて対称的に配置する必要があるため、クランク
内部通路がその途中で曲折したり、その通路長が長くな
り、ここで生じる圧力損失が大きくなるという問題点が
ある。
【0060】各クランクジャーナル部11〜15にはコ
ンロッド9やピストン等の慣性力とピストンが受ける爆
発力が働くが、4気筒エンジンに備えられるクランクシ
ャフト10は、第一気筒と第二気筒、または第三気筒と
第四気筒のクランクピン部16がその回転中心Cについ
て互いに反対方向にオフセットされているため、両者の
間に位置する第二、第四クランクジャーナル部12,1
4に働くコンロッド9やピストン等の慣性力は隣り合う
気筒間で互いに相殺される。このため、第二、第四クラ
ンクジャーナル部12,14を支持する各下軸受メタル
26に働く荷重は比較的小さく、各下軸受メタル26に
半周溝28を形成してその軸受面積を減らしても、その
軸受面圧が過大になることを回避できる。
【0061】一方、第二気筒と第三気筒のクランクピン
部16がその回転中心Cについて互いに同方向にオフセ
ットされているため、両者の間に位置する第三クランク
ジャーナル部13に働くコンロッド9やピストン等の慣
性力は隣り合う気筒間で互いに合成される。このため、
第三クランクジャーナル部13を支持するベアリンクキ
ャップ3側に働く荷重は、第二、第四クランクジャーナ
ル部12,14を支持する各下軸受メタル26に比べて
大きいが、この第三クランクジャーナル部13を支承す
る下軸受メタル36は溝等が形成されることなく、その
軸受面積を最大限に確保して、その軸受面圧が過大にな
ることを回避できる。
【0062】前後端に位置する第一、第二クランクジャ
ーナル部11,15には、ピストンが受ける爆発力、コ
ンロッド9やピストン等の慣性力に加えて、クランクシ
ャフト10の前後端に連結される図示しないベルトプー
リやフライホイール等の面触れ振動による荷重が働く
が、この第一、第二クランクジャーナル部11,15を
支承する下軸受メタル36は溝等が形成されることな
く、その軸受面積を最大限に確保して、その軸受面圧が
過大になることを回避できる。
【0063】このように、比較的小さい荷重が働く下軸
受メタル26のみに、半周溝28を形成することによ
り、各下軸受メタル26,36に生じる面圧の最大値を
均一化し、焼き付き等が生じることを防止できる。
【0064】また、上軸受メタル35にはピストンが受
ける爆発力がほとんど働かないため、半周溝38が形成
されても、下軸受メタル36に比べて軸受面圧は小さく
抑えられる。
【0065】次に、図6に示した他の実施例について説
明する。なお、図1〜5との対応部分には同一符号を用
いて説明する。
【0066】クランクシャフト10は、互いに180度
の位相差を持つピストンをそれぞれ収装する第一気筒と
第二気筒の間、第三気筒と第四気筒の間に位置する各主
軸受2のみに、全周溝48が形成され、この2つの全周
溝48から各クランク内部通路6を介して全気筒のコン
ロッド軸受7に潤滑油が供給される。
【0067】すなわち、図7にも示すように、第二クラ
ンクジャーナル部12にそれぞれ開口する2つのクラン
ク内部通路6のうち、一方が第一気筒のクランクピン部
16に開口し、他方が第二気筒のクランクピン部16に
開口する。第四クランクジャーナル部14にそれぞれ開
口する2つのクランク内部通路6のうち、一方が第三気
筒のクランクピン部16に開口し、他方が第四気筒のク
ランクピン部16に開口する。
【0068】図8に示すように、各クランクジャーナル
部12,14を支承する各主軸受2は、エンジン本体1
とこれに締結されたベアリングキャップ3の間にクラン
クジャーナル部12,14に摺接する半割り状の上下軸
受メタル45,46が介装される。
【0069】上下軸受メタル45,46の軸受面には全
周溝48が形成される。全周溝48は各クランクジャー
ナル部12,14の周囲に380度のクランク角度範囲
に渡って延びている。
【0070】以上のように構成され、次に作用について
説明する。
【0071】オイルポンプから吐出される潤滑油は、オ
イル通路8から油穴47を通り、全周溝48に流入し
て、各クランクジャーナル部12,14を潤滑するとと
もに、各クランク内部通路6を通って各クランクピン部
16とコンロッド軸受7に供給される。全周溝38は3
60度の回転角度範囲に渡って延びるため、この全周溝
38に対して各クランク内部通路6はクランクシャフト
10の回転位置によらず常に連通し、コンロッド軸受7
とオイルポンプの吐出側の連通が途絶えることなく、安
定した潤滑油の供給が行われる。
【0072】第二、第四クランクジャーナル部12,1
4は隣り合うピストンが互いに180度の位相差を持つ
ことにより、コンロッド9やピストン等の慣性力が互い
に相殺されるため、各主軸受2に働く荷重は比較的小さ
い。このため、この主軸受2に360度の回転角度範囲
に渡って延びる全周溝48を形成してその軸受面積を減
らしても、その軸受面圧が過大になることを回避でき
る。
【0073】一方、第二気筒と第三気筒のクランクピン
部16がその回転中心Cについて互いに同方向にオフセ
ットされているため、両者の間に位置する第三クランク
ジャーナル部13に働くコンロッド9やピストン等の慣
性力は隣り合う気筒間で互いに合成される。また、前後
端に位置する第一、第二クランクジャーナル部11,1
5には、ピストンが受ける爆発力、コンロッド9やピス
トン等の慣性力に加えて、クランクシャフト10の前後
端に連結される図示しないベルトプーリやフライホイー
ル等の面触れ振動による荷重が働くため、この各主軸受
2に働く荷重は比較的大きい。
【0074】2つの全周溝48から各クランク内部通路
6を通して全気筒の各コンロッド軸受7に供給すること
により、比較的大きい荷重が働く上記第一、第三、第五
クランクジャーナル部11,13,15の各主軸受2
は、これに刻まれる溝が廃止され、その軸受面積を最大
限に確保して、その軸受面圧が過大になることを回避で
きる。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
は、オイルポンプから吐出される潤滑油をクランクシャ
フトの主軸受に形成された溝からクランクシャフトの内
部に形成されたクランク内部通路を通してコンロッド軸
受に供給するエンジンにおいて、前記2つの主軸受に略
180度の回転角度範囲に渡って延びる半周溝をそれぞ
れ形成し、各半周溝と1つのコンロッド軸受を連通する
2つのクランク内部通路を形成し、クランクシャフトの
回転位置によって2つのクランク内部通路のいずれか一
方が各半周溝に連通する構成としたため、クランクシャ
フトの回転位置によってコンロッド軸受とオイルポンプ
の連通が途絶えることなく、潤滑油を安定して供給する
ことができる。
【0076】請求項2記載の発明は、互いに180度の
回転角度位相差を持つピストンが並ぶ2つの気筒間に配
置されるクランクシャフトの主軸受を備え、この主軸受
の下方に位置するベアリンクキャップ側に前記半周溝を
形成したため、コンロッドやピストン等の慣性力が隣り
合う気筒間で互いに相殺されることにより、主軸受のベ
アリンクキャップ側の軸受面圧が過大になることを回避
して、焼き付き等の発生を防止できる。
【0077】請求項3記載の発明は、互いに180度の
回転角度位相差を持つピストンが並ぶ2つの気筒間に配
置されるクランクシャフトの主軸受を備え、この主軸受
に略360度の回転角度範囲に渡って延びる全周溝を形
成し、潤滑油をこの全周溝から前記クランク内部通路を
通して複数の気筒の各コンロッド軸受に供給する構成と
したため、コンロッドやピストン等の慣性力が隣り合う
気筒間で互いに相殺されることにより、全周溝によって
軸受面圧が過大になることを回避できる一方、比較的大
きい荷重が働く主軸受にに刻まれる溝を廃止して、その
軸受面積が削減されることを回避して、焼き付き等の発
生を防止できる。
【0078】請求項4記載の発明は、前記クランク内部
通路を前記クランクシャフトの回転中心からオフセット
して配置し、クランク内部通路の前記溝に面して開口す
るオイル取入口を、クランクシャフトの回転に伴って相
対変位する潤滑油に対向して開口するように、クランク
シャフトの接線に対して傾斜させ、かつその回転方向に
ついて前方に位置する前縁部をクランクシャフトの軸受
面に連なるように、その流路方向について湾曲させて形
成したため、主軸受からランク内部通路に流入する潤滑
油に抗して働く遠心力を小さくして、ポンプ吐出圧を低
く設定してオイルポンプの駆動損失を低減できるとも
に、主軸受の溝からオイル取入口に流入する潤滑油の流
れを円滑にし、クランク内部通路を通してコンロッド軸
受に供給される潤滑油量が増大することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例においてエンジンの一部を示す
概略断面図。
【図2】同じくエンジンの一部を示す断面図。
【図3】同じく図2のA−A線に沿う主軸受の断面図。
【図4】同じく図2のB−B線に沿う主軸受の断面図。
【図5】同じく軸受メタルの斜視図。
【図6】本発明の他の実施例においてエンジンの一部を
示す概略断面図。
【図7】同じくエンジンの一部を示す断面図。
【図8】同じく図7のC−C線に沿う主軸受の断面図。
【図9】従来例を示すエンジンの一部断面図。
【図10】従来例を示す主軸受の断面図。
【符号の説明】
1 エンジン本体 2 主軸受 3 ベアリンクキャップ 5 オイル取入口 6 クランク内部通路 7 コンロッド軸受 8 オイル通路 10 クランクシャフト 11 クランクジャーナル部 12 クランクジャーナル部 13 クランクジャーナル部 14 クランクジャーナル部 15 クランクジャーナル部 18 回転方向前縁部 19 クランクジャーナル軸受面 20 回転方向後縁部 28 半周溝 38 半周溝 48 全周溝

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オイルポンプから吐出される潤滑油をク
    ランクシャフトの主軸受に形成された溝からクランクシ
    ャフトの内部に形成されたクランク内部通路を通してコ
    ンロッド軸受に供給するエンジンにおいて、前記2つの
    主軸受に略180度の回転角度範囲に渡って延びる半周
    溝をそれぞれ形成し、各半周溝と1つのコンロッド軸受
    を連通する2つのクランク内部通路を形成し、クランク
    シャフトの回転位置によって2つのクランク内部通路の
    いずれか一方が各半周溝に連通する構成としたことを特
    徴とするエンジンのクランク潤滑装置。
  2. 【請求項2】 互いに180度の回転角度位相差を持つ
    ピストンが並ぶ2つの気筒間に配置されるクランクシャ
    フトの主軸受を備え、この主軸受の下方に位置するベア
    リンクキャップ側に前記半周溝を形成したことを特徴と
    する請求項1記載のエンジンのクランク潤滑装置。
  3. 【請求項3】 互いに180度の回転角度位相差を持つ
    ピストンが並ぶ2つの気筒間に配置されるクランクシャ
    フトの主軸受を備え、この主軸受に略360度の回転角
    度範囲に渡って延びる全周溝を形成し、潤滑油をこの全
    周溝から前記クランク内部通路を通して複数の気筒の各
    コンロッド軸受に供給する構成としたことを特徴とする
    エンジンのクランク潤滑装置。
  4. 【請求項4】 前記クランク内部通路を前記クランクシ
    ャフトの回転中心からオフセットして配置し、クランク
    内部通路の前記溝に面して開口するオイル取入口を、ク
    ランクシャフトの回転に伴って相対変位する潤滑油に対
    向して開口するように、クランクシャフトの接線に対し
    て傾斜させ、かつその回転方向について前方に位置する
    前縁部をクランクシャフトの軸受面に連なるように、そ
    の流路方向について湾曲させて形成したことを特徴とす
    る請求項1、2もしくは3記載のエンジンのクランク潤
    滑装置。
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