JP4590786B2 - 苗植機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、圃場で苗植付け作業を効率的に行なう為に畦マーカを設けた苗植機に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、走行車体の後部に苗植装置を上下動自在に装着した乗用型田植機で図に示すような水田で田植作業を行うには、次のような作業を行なっていた。
【0003】
先ず、農道RDから圃場出入口ENTより圃場内に入り、反対側の畦A2際の植付け開始位置まで移動する。そして、畦A2と機体との間に一行程の苗植付け間隔をあけて畦A2に沿って植付走行する(このとき、畦までの間隔が判る左右一行程畦マーカXの先端を畦A2に沿って走行すると、容易に畦A2と機体との間に一行程の苗植付け間隔をあけて畦A2に沿って植付走行することができる)。その時、畦A2と反対側の線引きマーカ32を作用位置に下降して次工程の機体中心を示す線を圃場に引く。
【0004】
そして、畦A4側に機体の前端が近づいて、苗を植付けた位置と畦A4との間に畦際の植付け残りが一行程の苗植付け間隔Fと同じになったと作業者が判断した時に、苗植付けを停止し苗植装置を上動させて(作用位置にある線引きマーカ32は自動的に非作業位置に収納される)機体を旋回させて、苗植装置を下動させ前行程と逆側の線引きマーカ32を作用位置に下降して、苗植付けを再開する。
【0005】
このようにして、往復植付けを行い畦A1側との間に残り一行程分までになったら、図のように、出入口ENT側から畦A2に向かって前記植付け作業により丁度一行程分あけられている畦A3沿いに枕地Fを植付し、次に、はじめに一行程分あけられていた行程を畦A3から畦A4に向かって植付走行し、更に、畦A2から畦A1に向かって前記植付け作業により丁度一行程分あけられている枕地Fを植付し、最後に、畦A1との間に一行程分残されていた行程を出入口ENTに向かって畦A1沿いに植付走行して(周り植えして)、出入口ENTから農道RD上に抜け出る。以上のようにすれば、圃場の四隅に未植付エリアが生じず効率の良い田植えができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記枕地Fにおける畦A4及びA3での機体旋回をさせるタイミングが、作業者の畦からの距離の目分量にて判断している為に、この枕地Fの間隔がばらついて、後の周り植え時(枕植え時)に、枕地Fの間隔が広いと植え残し部分ができて後で作業者が補植しなければならず非常に作業性が悪くなり、逆に、枕地Fの間隔が狭いと2重植えとなって苗が無駄となり、また、苗の生育にも悪影響を及ぼす。
【0007】
本発明は、上述した不都合を解消し、簡潔な構成で容易に枕地Fの間隔を一定にすることができる作業性の良い苗植機を提供することを課題としている。また、安心して路上走行(または、圃場間の移動)を行うことができると共に、機体を納屋等に収納する場合も狭いスペースに収納できて、機体の取り扱いを容易にすることを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記従来例の課題を解消すべく、請求項1記載の発明は、操縦座席(8)を備える乗用型走行車体(1)とリンク機構(9)により上下動する苗植装置(10)を設け、該苗植装置(10)には、苗載台(12)を設けると共に、複数の苗植付け装置(13)を左右方向に所定の間隔で並設した苗植機において畦マーカ(34)を機体前部に設け、該畦マーカ(34)の先端が畦に一致した時に植付けを停止すると、畦とその植付けた苗との間隔が苗植装置(10)の左右幅に略々相当する構成とし、該畦マーカ(34)は、回動軸(34a)回りに左右回動自在に設けられると共に、引張バネ(34d)により外力が働かない限り真直ぐ前方に向く構成として、畦に接当すると退避し、接当が解除されると元に戻る構成とし、操縦座席(8)の後方に予備苗載台(18)を設け、該予備苗載台(18)は、中央載部(18a)と該中央載部(18a)の左右に設けた左右回動載部(18b)とにより構成し、該左右回動載部(18b)を、中央載部(18a)の左右端部に回動自在に軸支したアーム(23)に軸支して回動自在に設け、中央載部(18a)の左右端部には、左右回動載部(18b)を左右に水平状に広げた状態で支持する支え部(24)を設け、左右回動載部(18b)の端部に支持部(25)を設け、該支持部(25)の先端部には、左右回動載部(18b)を折り畳んだ時に中央載部(18a)の受け部(27)に接当するゴム(26)を設け、中央載部(18a)と左右回動載部(18b)との間に設けた引張バネ(28)により、左右回動載部(18b)を左右に水平状に広げた状態では、中央載部(18a)と左右回動載部(18b)とを密着させて両者が上面に段差の無い一つのレールになるように付勢し、左右回動載部(18b)を折り畳んだ状態では、左右回動載部(18b)が上方に浮き上がるのを防止するように付勢する構成としたことを特徴とする苗植機としたものである。
【0009】
従って、機体を操作している作業者が、畦に対して畦マーカ(34)が合った位置で機体旋回操作をすると、畦際の枕地(F)の間隔が適切になり、旋回操作が誰でも容易に行なえる。また、畦際の枕地(F)の間隔が適切になるので、圃場全体の苗の植付けが適正に行なえることとなり、作業性が向上すると共に植付け後の苗の生育も良好となる。また、畦際で機体を旋回させる際に、畦マーカ(34)が畦に当って外力を受けることがあっても、畦マーカ(34)は破損することなく退避又は変形し、接当が解除されると元に戻るので、作業者は安心して旋回作業が行なえて非常に作業性が良い
【0010】
請求項2記載の発明は、苗載台(12)の左右最外側の縦リブ(12c)の内部に、左右各々の方向指示灯(70L,70R)を設け、入位置にすると前照灯(95)を点灯させる前照灯スイッチ(SW3)を設け、前照灯スイッチ(SW3)を入位置にし且つ変速レバー(2)を植付速位置に操作すると、フラッシャーユニット(BL)を介さずに左右の方向指示灯(70L,70R)は常時点灯状態となり、変速レバー(2)を路上走行速位置に操作した状態では、ウインカ操作レバー(80)の操作に基づいて左右何れかの方向指示灯(70L,70R)が点滅する構成としたことを特徴とする請求項1記載の苗植機としたものである。
【0011】
【発明の効果】
請求項1記載の発明は、機体を操作している作業者が、畦に対して畦マーカ34が合った位置で機体旋回操作をすると、畦際の枕地Fの間隔が適切になり、旋回操作が誰でも容易に行なえる。また、畦際の枕地Fの間隔が適切になるので、圃場全体の苗の植付けが適正に行なえることとなり、作業性が向上すると共に植付け後の苗の生育も良好となる。よって、簡潔な構成で従来例の課題を解消できて、適切な苗植付け作業が行なえる。また、畦際で機体を旋回させる際に、畦マーカ34が畦に当って左右方向の外力を受けても、畦マーカ34は引張バネ34dに抗して外力が作用する方向に回動して破損することが防止できて作業者は安心して旋回作業が行なえ非常に作業性が良い。
【0012】
また、左右回動載部18bを上方に回動させて支持部25のゴム26が中央載部18aの受け部27に接当する折り畳んだ状態にすると、支持部25のゴム26が受け部27に接当してそのゴムの接当抵抗により、左右回動載部18bが機体の振動等により位置ずれを起こすことが防止されて、安定良く折り畳んだ状態が保持される。よって、左右回動載部18bを折り畳むことにより、左右回動載部18bが安定良く折り畳んだ状態で機体左右幅が狭くなって、安心して路上走行(または、圃場間の移動)を行うことができると共に、機体を納屋等に収納する場合も狭いスペースに収納できて、機体の取り扱いが容易となる。しかも、引張バネ28により、左右回動載部18bを左右に水平状に広げた状態では、中央載部18aと左右回動載部18bとを密着させて両者が上面に段差の無い一つのレールになるように付勢し、左右回動載部18bを折り畳んだ状態では、左右回動載部18bが上方に浮き上がるのを防止するように付勢する。
【0013】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加えて、前照灯スイッチ(SW3)を入位置にし且つ変速レバー(2)を植付速位置に操作すると、フラッシャーユニット(BL)を介さずに左右の方向指示灯(70L,70R)は常時点灯状態となり、畦際での植付け時に苗載台12の左右端部及び苗受け板12aが照らされるので、畦際との間隔が良く分かり機体の操向操作が容易となり畦際植えが適確に行える
【0014】
【発明の実施の形態】
図面に基づいて、この発明の一実施例である8条植えの乗用型田植機について説明する。
【0015】
1は乗用型走行車体であって、機体の後部にエンジンを搭載し、機体の前部に変速レバー2にてエンジンの回転駆動力が変速される変速機構と前輪デフ機構と後輪デフ機構とが内蔵されている走行ミッションケースを設けている。
【0016】
3・3は左右操向駆動前輪であって、操縦ハンドル4にて操向されるように設けられている。
【0017】
5・5は左右駆動後輪であって、左右クラッチペダル6・6の踏込操作により該左右サイドクラッチが切れ且つ左右サイドブレーキが利くように駆動構成されている。即ち、左右クラッチペダル6・6の踏込操作をした側の駆動後輪5・5の駆動が停止されブレーキが利くようになっている。
【0018】
7はFRPにて成型された車体カバーであって、エンジンの周囲を覆うエンジンカバー部7aと、前記エンジンの前方及び左右側方に設けられたステップ7bと、ハンドルポストカバー7cと、エンジンの後方に設けられたステップ7dとが一体形成され、機体上に着脱固定自在に構成されている。
【0019】
8は前記車体カバー7上面に設置固定された操縦座席で、操縦者が着座して機体を操向する操縦位置となる。
【0020】
9は上部リンク9aと下部リンク9bとにより構成されるリンク機構であって、基端部は乗用型走行車体1の機体に固着された支持フレームに枢着され、後端部は後述の苗植装置10の機枠に枢着されている。そして、油圧シリンダー50の基部が乗用型走行車体1の機体に枢着され、ピストンの後端が上部リンク9aと一体のアーム9cに連結されている油圧シリンダー50にて上記リンク機構9は上下動されて苗植装置10が上下動できるように構成されている。
【0021】
苗植装置10は、フレームを兼ねる植付伝動ケース11と、該植付伝動ケース11に設けられた支持部材に支持されて苗受け板12aに沿って機体左右方向に往復動する苗載台12と、植付伝動ケース11の後端部に装着され前記苗載台12の下端より1株分づつの苗を分割して圃場に植え付ける8つの苗植付け装置13…と、植付伝動ケース11の下部にその後部が枢支されてその前部が上下揺動自在に装着された整地体である中央整地フロート14・左右整地フロート15・15等にて構成されている。左右整地フロート15・15は、各々左右駆動後輪5・5の後方に配置されており、該左右駆動後輪5・5にて掻き乱された圃場を整地すると共に苗植付け装置13にて苗が植付けられる圃場の前方を整地すべく設けられている。そして、中央整地フロート14は、その前部を油圧バルブに連繋しており、中央整地フロート14の前部が外力にて適正範囲以上に持ち上げられた時には油圧ポンプにて圧油を油圧シリンダー50に送り込んでピストンを突出させリンク機構9を上動させて苗植装置10を所定位置まで上昇せしめ、また、中央整地フロート14の前部が適正範囲以上に下がった時には油圧シリンダー50内の圧油をタンクに戻してリンク機構9を下動させて苗植装置10を所定位置まで下降せしめ、そして、中央整地フロート14の前部が適正範囲にあるとき(苗植装置10が適正な所定位置にある時)には油圧シリンダー50内の圧油の出入りを止めて苗植装置10を一定位置に保持せしめるべく設けられている。即ち、中央整地フロート14を植付装置10の自動高さ制御のための接地センサーとして用いている。
【0022】
ここで、苗載台12の構成について詳述すると、8条植えの田植機であるから8つの苗載せ面12b…が左右方向に並んで設けられており、その各苗載せ面12b…間には隔壁としての縦リブ12c…が設けられている。そして、左右最外側の左右縦リブ12c・12cは幅広に構成され、その左右両方の上部には表面側及び裏面側の両方に透明のレンズ71が設けられており、その各々の内部に左右方向指示灯(ウインカー)70L・70Rが装着され、機体の前方及び後方から視認できるようになっている。また、右縦リブ12cの上部内には、車幅灯72(機体の前部に設けた前照灯のスイッチをオンして照灯したときに同時に照らされ、機体の前方から視認できる構成となっている)と制動灯73(ブレーキペダルを踏んだ時に照灯し、機体の後方から視認できる構成となっている)と尾灯74(機体の前部に設けた前照灯のスイッチをオンして照灯したときに同時に照らされ、機体の後方から視認できる構成となっている)と後退灯75(主変速をバック速にしたときに照灯し、機体の後方から視認できる構成となっている)が装着されている。尚、76は自動車で一般的な反射器であって、左右レンズ71の最下部に貼り付けられている。
【0023】
17は車体カバー7より突出して操縦座席8の右側方に設けられた操作レバーであって、走行ミッションケースに設けられたPTOクラッチを操作して苗植装置10への動力を入切り操作できるように構成されていると共に、油圧バルブを操作して手動にて苗植装置10を上下動できるようにも構成されている。即ち、操作レバー17は、PTOクラッチが入り苗植装置10が駆動され且つ油圧バルブが中央整地フロート14の上下動にて切換えられる自動制御状態となる植付け作業位置と、PTOクラッチが切りで且つ油圧バルブが中央整地フロート14の上下動にて切換えられる自動制御状態になる下降位置と、PTOクラッチが切れ苗植装置10の作動が停止し且つ油圧バルブが強制的に苗植装置10を上昇する側に切換えられて苗植装置10が上昇される上昇位置と、PTOクラッチが切れ苗植装置10の作動が停止し且つ油圧バルブが油圧シリンダー50内の圧油の出入りを止めて苗植装置10を一定位置に保持せしめる位置に切換えられて苗植装置10が上昇も下降もしない固定位置とに操作できるようになっている。
【0024】
18は機体左右方向に長く配置された予備苗載台であって、操縦座席8の後方に機体フレームより上方に立設した左右フレーム19・19の上端部に固定されている。ここで、予備苗載台18の構成を更に詳述すると、前後に後述の苗箱Aの底面を受けるアルミの角パイプ材よりなる前後レール20・20を配して、その前後レール20・20をアルミの角材よりなる連結部21にて連結して平面視で梯子状に構成している。また、前後レール20・20には、苗箱Aを左右方向に滑らせるために多数の回転ローラ22…が遊転自在に設けられている。尚、20a・20aは、前後レール20・20上に載せられた苗箱Aが前後方向に落下することを防止する案内板である。
【0025】
そして、予備苗載台18は、上記左右フレーム19・19に固定された中央載部18aとその左右に回動自在に設けた左右回動載部18b・18bとにより構成されている。左右回動載部18b・18bは、中央載部18aの左右端部に回動自在に軸支したアーム23・23に軸支されており、左右回動載部18b・18bを左右に水平状に広げた状態で支持できるように中央載部18aの左右端部に支え部24・24が設けられている。そして、左右回動載部18b・18bの左右端部に設けられた支持部25・25の先端部にはゴム26・26が装着されている。この支持部25・25の先端部のゴム26・26は、折り畳んだ時に、中央載部18aの受け部27に接当するように設けられている。尚、28・28は引張バネであり、中央載部18aの左右端部と左右回動載部18b・18b基部との間に設けられ、左右回動載部18b・18bを左右に水平状に広げた状態では中央載部18aの左右端部と左右回動載部18b・18b基部とを密着させて両者が上面に段差の無い一つのレールになるように付勢し、左右回動載部18b・18bを上方に回動させて折り畳んだ状態では、左右回動載部18b・18bが上方に浮き上がるのを防止するように付勢する。
【0026】
また、29・29は左右回動載部18b・18bの左右端部に設けられた左右ストッパーであり、その左右端が左右回動載部18b・18bの前後レール20・20に設けた孔に嵌入されており、左右ストッパー29・29は回動自在な構成となっている。そして、引張バネ30・30が前後レール20・20と左右ストッパー29・29との間に設けられ、また、左右ストッパー29・29には前後レール20・20の底面に接当する係止部31・31が設けられており、左右ストッパー29・29は前後レール20・20よりも上方に出た苗箱Aを止める状態(図で実線に示す状態)で維持されると共に、この状態から下方に回動させると前後レール20・20の下側に収納された状態で維持される構成となっている。
【0027】
従って、左右回動載部18b・18bを左右に水平状に広げた状態では、予備苗載台18は機体左右方向に長いレール状となっており、その左右長さは、左右移動する苗載台12が中央に位置した時の苗載台12の左右位置よりも左右外方まで伸びた状態となり、予備苗載台18上に並列して載せた苗箱A…の苗を苗載台12の各苗載せ面12b…に供給でき、また、機体の側部を畦に着けた状態では、この苗載台12の左右位置よりも左右外方まで伸びた予備苗載台18の端部が畦に届き、畦側のストッパー29を前後レール20・20の下側に収納した状態とし、反対側のストッパー29を前後レール20・20よりも上方に出た苗箱Aを止める状態として、畦にいる作業者は予備苗載台18の端部に苗箱A…を載置し、畦と反対側のストッパー29に苗箱Aが当たるまで苗箱A…を順次滑らせて移動して予備苗載台18の上に苗箱A…を並列載置することができる。そして、最後に畦側のストッパー29を前後レール20・20よりも上方に出た苗箱Aを止める状態とすることにより、苗箱A…は予備苗載台18の上に落下することが防止された状態で載置され、適切な苗植付け作業が効率良く行える。
【0028】
一方、左右回動載部18b・18bを上方に回動させて支持部25・25のゴム26・26が中央載部18aの受け部27に接当する折り畳んだ状態にすると、支持部25・25のゴム26・26が受け部27に接当してそのゴムの接当抵抗により、左右回動載部18b・18bが機体の振動等により位置ずれを起こすことが防止されて、安定良く折り畳んだ状態が保持される。よって、左右回動載部18b・18bを折り畳むことにより、左右回動載部18b・18bが安定良く折り畳んだ状態で機体左右幅が狭くなって、安心して路上走行(または、圃場間の移動)を行うことができると共に、機体を納屋等に収納する場合も狭いスペースに収納できて、機体の取り扱いが容易となる。
【0029】
32・32は左右線引きマーカーであって、機体フレームに固着されたマーカー支持フレーム35の先端部に上下回動自在に枢着されている。そして、この左右線引きマーカー32・32は、圃場内で往復走行して植付作業するときに、作業走行中に未植付側の泥土面に線引きマーカー体32aを滑走させて、次行程作業走行路のセンターラインを線引き作用するものである。
【0030】
33は走行車体2の前端部左右中央位置に設けられたセンターマスコットで、このセンターマスコット33を前行程で線引きマーカー32にて線引きされたセンターラインに合わせて植付作業走行すれば、前行程作業走行時に植え付けられた苗の隣接条に対して所定の条間隔で植付作業走行することができる。
【0031】
34は畦マーカであって、機体前部下面の左右方向中央位置に回動軸34aにて上下回動自在に設けている。この畦マーカ34は、作業者が畦に向かって機体を前進させて植付け作業を行って、畦際で機体を旋回させる時の位置を確認する為のものであり、具体的に謂うと、作業者が畦に向かって機体を前進させて植付け作業を行う際に、畦マーカ34の先端が畦に一致した時に、植付けを停止すると畦とその植付けた苗との間隔が丁度8条分の植付け間隔になるように設定されている。そして、畦マーカ34は、畦の高さに合わせて回動軸34a回りに上下回動させて調節できるようになっており、然も、この回動軸34aは、標準的な畦の高さH1に比較的近い位置になるように機体に設けているので、この畦マーカ34の先端の高さを調節しても(回動軸34a回りに上下回動させて調節しても)畦マーカ34の先端の位置はあまり前後移動しないので、畦の高さの異なる圃場でも適切に畦際に8条分の植付け間隔を残す植付け作業が行える。尚、畦マーカ34を最も最上部まで回動させて収納位置(図の仮想線に示す状態)にすると、機体前方に突出するものがなくなるので、畦マーカ34が邪魔にならず路上走行や圃場間の移動が容易に行えると共に、納屋等に機体を収納する時、収納スペースが狭くて済み効率的である。
【0032】
線引きマーカー32の基部には断面コ字状の回動部60が設けてあり、この回動部60がマーカー支持フレーム35の先端部に枢支ピン38にて回動自在に枢着され、バネ39にて線引きマーカー32が作用位置となるロ方向に下動するよう付勢されている。そして、回動部60に基端が固着されたパイプ61の先端部には、筒状体62が回動自在に外嵌されており、その筒状体62には下端に線引きマーカー体32aが設けられた杆体63の上端が固着されている。
【0033】
64はパイプ61に固着されたストッパーで、その先端部64aが筒状体62の段部62aに接当することにより筒状体62の一定方向の回動を阻止する。また、65はストッパー64と前記杆体63との間に設けられた巻きバネで、ストッパー64の先端部64aと筒状体62の段部62aとが接当する方向に杆体63が回動するように付勢するよう設けられている。即ち、ストッパー64の先端部64aと筒状体62の段部62aとが接当した状態で、マーカー体32aは圃場面に対して適正な線引き姿勢となり、硬い土塊等の障害物にマーカー体32aが当った時や杆体63が障害物に当った時に、筒状体62が巻きバネに抗して回動し、杆体63及びマーカー体32aの破損を防止できる構成となっている。
【0034】
66はC型止め輪であって、筒状体62を所定位置に規制するものである。
一方、前記苗植装置10を上動すべくリンク機構9が上動されると引っ張られるように構成された操作ワイヤ40の先端がマーカー32の基部の回動部60に連繋されており、苗植装置10を上動すべくリンク機構9が上動されると左右線引きマーカー32・32は図のように収納された位置となり、苗植え作業の為に苗植装置10を下動すべくリンク機構9が下動されると周知の左右選択機構にて左右何れかの操作ワイヤ40が弛んでその選択された側のマーカー32が図のように線引き作用位置となるように構成されている。
【0035】
ここで、左右線引きマーカー32の構成を更に詳述すると、操作ワイヤ40・40の他端側は、そのインナーワイヤー40aがリンク機構9を昇降駆動する油圧シリンダー50のピストン部50aに連結され、アウター40bが油圧シリンダー50のシリンダ部50bに連結されている。よって、田植作業中に枕地で旋回走行するときに苗植装置10を水田面から高く上昇させるが、このとき油圧シリンダー50のピストン部50aがシリンダ部50bから突出作動して、操作ワイヤ40・40のインナーワイヤー40aが引かれる。これにより、横倒しになって線引き作用姿勢にある線引きマーカー32は引き上げられて起立し非線引き作用姿勢に切り替わる。
【0036】
一方、左右一対の操作ワイヤ40・40には、油圧シリンダー50のピストン部50aがシリンダ部50b内に引っ込み作動しても前記ワイヤー40・40のインナーワイヤー40a・40aが引き戻されないようにロックするロック機構Lが設けられている。枕地での旋回が終了して苗植装置10を下降させたとき、ロック機構Lにより、操作ワイヤ40・40がロックされていれば、線引きマーカー32は線引き作用姿勢に移動しない。また、ロック機構Lにより、操作ワイヤ40・40が非ロック状態であれば、線引きマーカー32はバネ39の付勢により横倒しの線引き作用姿勢に移動する。但し、ロック機構Lは、油圧シリンダー50のピストン部50aが突出作動してインナーワイヤー40aを油圧シリンダ側に引っ張る動作に対してはロック作用しない。そして、このロック機構Lは、左右両方のインナーワイヤー40aをロックするように操作できるし、苗植装置10の上昇操作の度に左右一方のみ交互に自動的に切替可能にロックするようにも操作できる。また、左右両方のインナーワイヤー40a・40aをロックしないようにも操作できる。よって、前記操作により、左右両方の線引きマーカー32・32を引き上げて左右の線引きマーカーを非線引き作用姿勢にすることができる。従って、前記操作により、左右一方の線引きマーカー32を自動的に切替えて左右一方の線引きマーカーを線引き作用姿勢にすることができるし、左右両方の線引きマーカー32・32を同時に線引き作用姿勢にすることもできる。
【0037】
ロック機構Lは、そのケースL’に操作ワイヤ40・40のインナーワイヤー40a・40aの油圧シリンダ側を挿通する2つのワイヤ挿通孔52・52を一側に設けた2つのソレノイド53L・53R(図面では一方のみを示す)から、そのプランジャ54・54が突・没する孔55・55が設けられている。また、ソレノイド53L・53Rのプランジャ54・54は、ソレノイドコイルに通電されないときはバネ56・56によって孔55・55から突出して、プランジャの先端部が油圧シリンダ側のインナーワイヤー40a末端部に連結したスライダーピン57・57の段差部57’・57’に係合してインナーワイヤ40’・40’の線引きマーカー側への移動を阻止する。ソレノイドコイルに通電されたときはバネ56・56に抗して孔55・55に没して、インナーワイヤー40a・40aの線引きマーカー側への移動を許容する。
【0038】
前記ソレノイド53L・53Rの切換操作は、マーカスイッチSW1によって行なわれる。このスイッチSW1は、苗植装置10への伝動を断続操作する操作レバー17の切り操作一回ごとに交互に切り替わるように設けられている。また、マーカスイッチSW1と電源(バッテリ)BT間には、メインスイッチSW0が設けられている。このメインスイッチSW0をオートマーカ位置にすると、旋回時の前記操作レバー17の入り切り操作によってマーカースイッチSW1が切り替わり、2つのソレノイド53L・53Rが交互に励磁して、左右の線引きマーカー32・32が左右一方側のみ交互に倒伏して線引き作用位置に移動する自動作動状態となる。また、メインスイッチSW0を両出し位置にすると、旋回時の前記操作レバー17の入り切り操作によってマーカースイッチSW1が切り替わるのに関わらず、2つのソレノイド53L・53Rが両方とも励磁して、左右の線引きマーカー32・32が左右両方側が共に倒伏して線引き作用位置に移動する作動状態となる。尚、メインスイッチSW0を切位置にすると、左右の線引きマーカー32・32は作動しない状態となる。また、メインスイッチSW0は、操作パネルに設けられている。
【0039】
更に、ソレノイド53L・53Rのオン・オフと同期して点灯するマーカ作動表示器であるマーカランプLMP(R)・LMP(L)が操作パネルに設けられている。即ち、右線引きマーカー32が下降して線引き作用状態にあるときは、マーカランプLMP(R)が点灯し、逆に、左線引きマーカー32が下降して線引き作用状態にあるときは、マーカランプLMP(L)が点灯して、作業者に左右何れの線引きマーカー32が作用状態にあるか認識できる構成となっている(本実施例と異なり、左右線引きマーカー32を操縦座席8よりも後方に設けた田植機とした場合には、作業者が後方を確認しなくても左右線引きマーカー32の何れが作用状態であるかこのマーカランプLMP(R)・LMP(L)にて確認できるので非常に作業性が良い)。
【0040】
尚、ここで線引きマーカー32を作用状態に下動させた時の機体に対する位置関係を説明すると、この乗用型田植機は8条植えであるので機体の左右中央に対して左右対称に4条づつの全部で8条の苗列P…を植付ける。このとき、線引きマーカー32の線引きマーカー体32aは、今植付けている8条の苗列の側方に次行程で機体が苗を植付ける際の機体の左右中央に当る位置に線を引く。
【0041】
41は前工程で圃場に植付けた苗に位置合わせをして機体位置を確認する為の条合わせマーカーである。即ち、この条合わせマーカー41の下端を前工程で圃場に植付けた苗の上部位置に合わせて、条合わせマーカー41の下端が植付けた苗の上方に沿って機体を前進させると、前工程で圃場に植付けた苗列と平行に苗を植付けることができる。
【0042】
80は操縦ハンドル4の右下方に配置された自動車で一般的なウインカ操作レバーであって、該ウインカ操作レバー80を上動操作するとウインカスイッチSW2が切り替わりフラッシャユニットBLにて苗載台12の左方向指示灯(ウインカー)70Lが点滅すると共に、操作パネルのマーカランプLMP(L)も点滅する。逆に、ウインカ操作レバー80を下動操作するとウインカスイッチSW2が切り替わり苗載台12の右方向指示灯(ウインカー)70Rが点滅すると共に、操作パネルのマーカランプLMP(R)も点滅する。従って、操縦者の前方に位置する操作パネルの左右マーカランプLMP(L)・LMP(R)が操縦者が前方を見ている状態では視認できない機体後方に位置する左右方向指示灯(ウインカー)70L・70Rの補助灯になっている。法規上で農耕作業用小型特殊自動車として一般路上を走行できる為には、操縦者が左右方向指示灯の点滅が容易に目視できない場合には、操縦者が容易に目視できる位置に左右方向指示灯の補助灯を設けなければならないが、この実施例では操作パネルの左右マーカランプLMP(L)・LMP(R)を左右方向指示灯(ウインカー)70L・70Rの補助灯に兼用しているので、安価に且つ簡潔な構成とすることができ、小型の車輌に適している。
【0043】
95は前照灯であって、操作パネルに設けた前照灯スイッチSW3を入位置にすると点灯するように構成されている。
【0044】
一方、SW4は変速レバー2を植付速にすると入位置になるスイッチであって、前照灯スイッチSW3を入位置にし、且つ、変速レバー2を植付速にすると(夜間の圃場内での田植作業時の条件)SW4が入位置になるので、フラッシャユニットBLを介さずに左右方向指示灯70L・70Rに通電されることになり、左右方向指示灯70L・70Rは点滅せずに常時点灯状態となる。従って、左右方向指示灯70L・70Rは苗載台12の左右外側に設けられているので、この左右方向指示灯70L・70Rが点滅せずに常時点灯すると、畦際での植付け時に苗載台12の左右端部及び苗受け板12aが照らされるので、畦際との間隔が良く分かり機体の操向操作が容易となり畦際植えが適確に行なえる。
【0045】
96・96は左右延長ステップであり、前記ステップ7bと同じ連続した平面となるように機体左右両側に設けられ、その左右外側部の位置は苗載台12の左右最も外側の苗載せ面12bの前方に位置するように左右広く設けられており、作業者はこのステップ7b及び左右延長ステップ96・96上を通って、楽に然も安全に予備苗載台18上に並列して載せた苗箱A…の苗を苗載台12の各苗載せ面12b…に供給することができ、非常に作業性が良くて苗植付け作業が効率よく行える。尚、97・97は左右延長ステップ96・96のステップ面よりも一段低い位置に設けられた足掛け部であり、この足掛け部97・97に足を載せて作業者は容易に機体上に乗ることができる。
【0046】
次に、上記の8条植えの乗用型田植機にて田植作業を行う説明をする。
先ず、予備苗載台18の左右回動載部18b・18bを左右に水平状に広げた状態として予備苗載台18上に並列して苗箱A…を載置すると共に苗載台12に苗を載置して、農道RDから圃場出入口ENTより圃場内に入り、反対側の畦A2際の植付け開始位置まで移動する。そして、畦マーカ34を回動軸34a回りに回動させてその先端が畦上面と一致する高さに調節して作用位置にし、エンジンを始動し、変速レバーを植付速にし、苗植装置10を下降させて操作レバー17を植付け作業位置にして各部を駆動し機体を前進せしめれば、苗植装置10は自動的に適正位置に上下制御及び左右ローリング制御されて田植作業が行われる。そして、畦A2と機体との間に一行程の苗植付け間隔(機体を走行させて8条植えができる間隔)をあけて畦A2に沿って植付走行する(このとき、畦までの間隔が判る左右一行程畦マーカXの先端を畦A2に沿って走行すると、容易に畦A2と機体との間に一行程の苗植付け間隔をあけて畦A2に沿って植付走行することができる)。その時、畦A2と反対側の線引きマーカ32は作用位置に下降されており次工程の機体中心を示す線を圃場に引く。
【0047】
そして、畦A4に畦マーカ34先端が位置した時に、操作レバー17を上昇位置に操作すると、下降していた線引きマーカ32が非作用位置に起立し、苗植装置10への駆動は停止し上動する。そこで、作業者は操縦ハンドル4を操作して機体を旋回させ、操作レバー17を下降位置にして苗植装置10を下降させて前進し枕地Fをあけた位置まで前進した時に、再び、操作レバー17を植付け作業位置にして、苗植付け作業を再開する。尚、前行程で線引きされたセンターラインに機体の左右中央に設けられたセンターマスコット33が位置するように操向して、植付走行すると、前行程で植付けられた苗の隣接条から所定の条間隔(30cm)で苗を植付けていくことができる。この時、前行程と逆側の線引きマーカ32が作用位置に下降して次工程の機体中心を示す線を圃場に引く。
【0048】
そして、今度は、畦A3に畦マーカ34先端が位置した時に、同様に旋回操作をする。
【0049】
このようにして、畦A1側に向けて往復植付走行し、畦A1との間に残り一行程分までになったら、出入口ENT側から畦A2に向かって前記植付け作業により丁度一行程分あけられている畦A3沿いに枕地Fに植付し、次に、はじめに一行程分あけられていた行程を畦A3から畦A4に向かって植付走行し、更に、畦A2から畦A1に向かって前記植付け作業により丁度一行程分あけられている枕地Fに植付し、最後に、畦A1との間に一行程分残されていた行程を出入口ENTに向かって畦A1沿いに植付走行して、出入口ENTから農道RD上に抜け出る。以上のようにすれば、圃場の四隅に未植付エリアが生じず効率の良い田植えができる。
【0050】
上記の植付作業中に苗載台12上の苗が残り少なくなると、機体を停止させて予備苗載台18上の苗箱A…から苗掬い板にて苗を掬い取り苗載台12の各苗載せ面12b…に供給する。この時、予備苗載台18は機体左右方向に長いレール状となっており、その左右長さは、左右移動する苗載台12が中央に位置した時の苗載台12の左右位置よりも左右外方まで伸びた状態であるから、作業者はステップ7b及び左右延長ステップ96・96上を通って、楽に然も安全に予備苗載台18上に並列して載せた苗箱A…の苗を苗載台12の各苗載せ面12b…に供給することができ、非常に作業性が良くて苗植付け作業が効率よく行える。
【0051】
そして、田植作業を進めて予備苗載部18の苗も無くなると、機体の側部を畦に着けると、この苗載台12の左右位置よりも左右外方まで伸びた予備苗載台18の端部が畦に届き、畦側のストッパー29を前後レール20・20の下側に収納した状態とし(反対側のストッパー29を前後レール20・20よりも上方に出た苗箱Aを止める状態としている)予備苗載部18上の空の苗箱A…を順次畦側にスライドさせて畦にいる作業者がその空の苗箱A…畦におろす。そして、今度は畦から予備苗載台18の端部に新しい苗箱A…を載置し、畦と反対側のストッパー29に苗箱Aが当たるまで苗箱A…を順次滑らせて移動して予備苗載台18の上に苗箱A…を並列載置することができる。そして、最後に畦側のストッパー29を前後レール20・20よりも上方に出た苗箱Aを止める状態とすることにより、苗箱A…は予備苗載台18の上に落下することが防止された状態で載置され、容易に予備苗載部18上への苗箱A…供給が効率良く行えて作業性が良い。
【0052】
一方、夜間に田植作業を行う場合には、操作パネルに設けた前照灯スイッチSW3を入位置にして前照灯95・95を点灯させる。前照灯スイッチSW3を入位置にし、且つ、変速レバー2を植付速にしてSW4が入位置になると、フラッシャユニットBLを介さずに左右方向指示灯70L・70Rに通電され、左右方向指示灯70L・70Rは点滅せずに常時点灯状態となる。従って、左右方向指示灯70L・70Rは苗載台12の左右外側に設けられているので、この左右方向指示灯70L・70Rが点滅せずに常時点灯すると、畦際での植付け時に苗載台12の左右端部及び苗受け板12aが照らされるので、畦際との間隔が良く分かり機体の操向操作が容易となり畦際植えが適確に行なえる。
【0053】
最後に、路上走行をする場合には、操作レバー17を上昇位置にして苗植装置10を最上部まで上昇させた状態とすると共に、予備苗載台18の左右回動載部18b・18bを上方に回動させて支持部25・25のゴム26・26が中央載部18aの受け部27に接当する折り畳んだ状態とする。この状態で、メインスイッチSW0を切位置にしておくと、左右マーカランプLMP(L)・LMP(R)は共に消灯した状態となる。そこで、変速レバー2を路上走行速にして、一般路上を走行するのであるが、左折する場合には、ウインカ操作レバー80を上動操作するとウインカスイッチSW2が切り替わりフラッシャユニットBLにて苗載台12の左方向指示灯(ウインカー)70Lが点滅すると共に、操作パネルのマーカランプLMP(L)も点滅する。また右折する場合には、ウインカ操作レバー80を下動操作するとウインカスイッチSW2が切り替わり苗載台12の右方向指示灯(ウインカー)70Rが点滅すると共に、操作パネルのマーカランプLMP(R)も点滅する。従って、操縦者の前方に位置する操作パネルの左右マーカランプLMP(L)・LMP(R)が操縦者が前方を見ている状態では視認できない機体後方に位置する左右方向指示灯(ウインカー)70L・70Rの補助灯になっているので、操縦者は前方を見たまま安全に機体の左折又は右折操作をすることができる。また、苗植装置10を最上部まで上昇させた状態の苗載台12の上部に左右方向指示灯(ウインカー)70L・70Rは設けられているから、機体の前方及び後方の何れからも見え、他の自動車や通行人も容易に視認することができて安全である。尚、メインスイッチSW0を切位置にするのを忘れてオートマーカ位置又は両出し位置にしていても、左右マーカランプLMP(L)・LMP(R)は点灯したままであり、ウインカ操作レバー80を操作するとフラッシャユニットBLにて操作した側のマーカランプLMP(L)又はLMP(R)のみが点滅するので、操縦者は左右何れの左右方向指示灯(ウインカー)が点滅しているのか容易に認識できる。
【0054】
また、苗載台12の右縦リブ12cの上部には、制動灯73が設けられているので、操縦者がブレーキペダルを踏んだ時に照灯し、機体の後方から容易に視認できて安全である。更に、苗載台12の右縦リブ12cの上部には、後退灯75が設けられているので、操縦者が変速レバー2をバック速にして機体を後進させるときに該後退灯75が照灯し、機体の後方から容易に視認できて安全である。一方、夜間走行時に前照灯を照灯すると、同時に、苗載台12の右縦リブ12cの上部の車幅灯72と尾灯74も同時に照灯するので、機体の前方から車幅灯72が容易に視認でき、且つ、機体の後方から尾灯74が容易に視認できて安全である。尚、苗載台12の左右両側には反射器76貼り付けられているので、夜間走行時に後方から来る車輌の前照灯にて照らされて反射するので後方から来る車輌の操縦者が即座に認識できるので安全である。
【0055】
尚、上記の実施例では、左右方向指示灯70L・70Rを変速レバー2を植付速にしてSW4が入位置になるとフラッシャユニットBLを介さずに常時点灯状態となるように構成したが、変速レバー2をバック速にした時にSW4が入位置になってフラッシャユニットBLを介さずに常時点灯状態となるように構成しても良い。畦際の枕地植えの植え始め時に、機体を後進させて植付位置を決める際に左右方向指示灯70L・70Rにて照らされて圃場が良く見えるので、該作業が容易に行える。
【0056】
図17は、畦マーカ34の第2実施例を示し、センターマスコット33を走行車体2の前端部左右中央位置に回動軸33aにて回動自在に設け、センターマスコット33を前方に出た(操縦者から前方に離れた)作業位置と機体側に近づけた収納位置とに回動自在に設けている。この回動軸33aの位置は、前記第1実施例の回動軸34aの位置と同様に標準的な畦の高さに比較的近い位置になるように機体に設けている。そして、畦マーカ34をセンターマスコット33の下部に回動軸34aにて回動自在に設けて、実線で示す作用位置と仮想線に示す収納位置とに回動できる構成としている。
【0057】
従って、センターマスコット33を作業位置にし、且つ、畦マーカ34も作用位置にして、作業者が機体を運転して機体を圃場に入れて、畦の近くに機体前部を近づける。そして、作業者は、機体上からセンターマスコット33の上部を持ってセンターマスコット33を前後に移動させると、センターマスコット33の下部に装着されている畦マーカ34の先端は回動軸33aを軸心として上下位置調節でき、作業者は機体から降りることなく畦マーカ34の高さ調節が行なえるので、非常に作業効率が良い。尚、この回動軸33aは、標準的な畦の高さH1に比較的近い位置になるように機体に設けているので、この畦マーカ34の先端の高さを調節しても(回動軸33a回りに回動させて調節しても)畦マーカ34の先端の位置はあまり前後移動しないので、畦の高さの異なる圃場でも適切に畦際に8条分の植付け間隔を残す植付け作業が行える。
【0058】
また、センターマスコット33及び畦マーカ34を共に収納位置にすると、機体前方に突出するものがなくなるので、センターマスコット33及び畦マーカ34が邪魔にならず路上走行や圃場間の移動が容易に行えると共に、納屋等に機体を収納する時、収納スペースが狭くて済み効率的である。
【0059】
更に、畦マーカ34をゴム材等の弾性棒にて形成すると、畦マーカ34が畦に接当しても弾性変形して破損されることが防止でき、接当が解除されると元に戻るので、非常に作業性が良くて作業能率が向上する。
【0060】
図18は、畦マーカ34の第3実施例を示し、第1実施例と同様に畦マーカ34を前端部位置に回動軸34aにて上下回動自在に設けているが、この第3実施例の畦マーカ34は鉄パイプよりなる平面視U字状のフレーム材にて構成されており、畦マーカ34を図の実線に示す作用状態にした時に、作業者が畦マーカ34先端部に体重を掛けても壊れない剛性を持たせている。
【0061】
従って、通常は圃場内で前記のように畦マーカ34として使用するが、畦を越えて圃場間を移動する時などには、畦越え用アームとして兼用できる構成となっている。即ち、畦越えをする時に、作業者は機体から降りて機体を前進させると共に、作業者はこの畦越え用アームとして兼用できる畦マーカ34の先端部を持って、畦越え時に機体前部が上方に浮き上がろうとする時に畦マーカ34の先端部に体重を掛けて機体前部の浮き上がりを防止して機体を安定良く前進走行させて安定良く安全に畦越えを行なうことができる。また、機体の前進方向が思わぬ方向へ変わった時などには、この畦マーカ34の先端部を持って左右に機体前部を押し引きすることにより、機体の進行方向の修正も行なえて安全で便利である。よって、畦マーカ34を前実施例のように畦マーカ34として用いる以外に、畦越え用アームとして兼用できるので、簡潔な構成で効率の良い作業と安全な作業が行なえる。尚、この畦マーカ34も図の仮想線に示す収納位置にすると、機体前方に突出するものがなくなるので、畦マーカ34が邪魔にならず路上走行や圃場間の移動が容易に行えると共に、納屋等に機体を収納する時、収納スペースが狭くて済み効率的である。
【0062】
図19は、畦マーカ34の第4実施例を示し、機体に基部が固定された支持アーム34bの先端部に回動軸34aを設け、該回動軸34aに畦マーカ34が左右回動自在に設けられている。そして、畦マーカ34には真直ぐ後方に向けてアーム34cが設けられ、このアーム34c後端部と支持アーム34bとの間に引張バネ34dが設けられており、畦マーカ34は外力が働かない限り真直ぐ前方に向く構成になっている。尚、畦マーカ34の前部には、筒体34eが固着されており、この筒体34e内に真直ぐなゴム材よりなる棒体34fが上下移動調節自在に嵌合されて設けられている。
【0063】
従って、筒体34eに対して棒体34fを上下移動調節することにより、色々な畦の高さに対応できる構成となっている。また、畦に棒体34fが当っても弾性変形して破損されることが防止でき、接当が解除されると元に戻るので、非常に作業性が良くて作業能率が向上する。更に、畦マーカ34全体に左右方向の外力が作用しても(畦際で機体を旋回させる際に、畦マーカ34が畦に当って左右方向の外力を受けることがある)、畦マーカ34は引張バネ34dに抗して外力が作用する方向に回動軸34a回りに回動して破損されることが防止でき、外力が解除されると引張バネ34dにて元に戻るので、非常に作業性が良い。
【0064】
尚、34gは機体に設けたフックであって、上記の畦マーカ34を引張バネ34dに抗して回動させてこのフック34gに係合させて止めておくことにより、収納状態に保持でき、機体前方に突出するものがなくなるので、畦マーカ34が邪魔にならず路上走行や圃場間の移動が容易に行えると共に、納屋等に機体を収納する時、収納スペースが狭くて済み効率的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用型田植機の全体平面図である。
【図2】要部の拡大側面図である。
【図3】線引きマーカーの拡大正面図である。
【図4】線引きマーカーの拡大正面図である。
【図5】線引きマーカーの作用を示す作用説明図である。
【図6】線引きマーカーのロック機構の要部を示す左側面断面図である。
【図7】線引きマーカーのロック機構及びウインカの電気回路図である。
【図8】苗載台12の背面図である。
【図9】苗載台12の側面図である。
【図10】苗載台12の要部拡大斜視図である。
【図11】予備苗載台18の拡大平面図である。
【図12】予備苗載台18の拡大背面図である。
【図13】予備苗載台18の拡大要部平面図である。
【図14】予備苗載台18の拡大要部背面図である。
【図15】苗植付の作業順序を表す図である。
【図16】苗植付の作業順序を表す図である。
【図17】第2実施例を示す要部の拡大側面図である。
【図18】第3実施例を示す要部の拡大側面図である。
【図19】第4実施例を示す要部の拡大斜視図である。
【符号の説明】
1 乗用型走行車体
4 操縦ハンドル
8 操縦座席
10 苗植装置
13 苗植付け装置
32 左右線引きマーカー
41 条合わせマーカー
34 畦マーカ

Claims (2)

  1. 操縦座席(8)を備える乗用型走行車体(1)とリンク機構(9)により上下動する苗植装置(10)を設け、該苗植装置(10)には、苗載台(12)を設けると共に、複数の苗植付け装置(13)を左右方向に所定の間隔で並設した苗植機において畦マーカ(34)を機体前部に設け、該畦マーカ(34)の先端が畦に一致した時に植付けを停止すると、畦とその植付けた苗との間隔が苗植装置(10)の左右幅に略々相当する構成とし、該畦マーカ(34)は、回動軸(34a)回りに左右回動自在に設けられると共に、引張バネ(34d)により外力が働かない限り真直ぐ前方に向く構成として、畦に接当すると退避し、接当が解除されると元に戻る構成とし、操縦座席(8)の後方に予備苗載台(18)を設け、該予備苗載台(18)は、中央載部(18a)と該中央載部(18a)の左右に設けた左右回動載部(18b)とにより構成し、該左右回動載部(18b)を、中央載部(18a)の左右端部に回動自在に軸支したアーム(23)に軸支して回動自在に設け、中央載部(18a)の左右端部には、左右回動載部(18b)を左右に水平状に広げた状態で支持する支え部(24)を設け、左右回動載部(18b)の端部に支持部(25)を設け、該支持部(25)の先端部には、左右回動載部(18b)を折り畳んだ時に中央載部(18a)の受け部(27)に接当するゴム(26)を設け、中央載部(18a)と左右回動載部(18b)との間に設けた引張バネ(28)により、左右回動載部(18b)を左右に水平状に広げた状態では、中央載部(18a)と左右回動載部(18b)とを密着させて両者が上面に段差の無い一つのレールになるように付勢し、左右回動載部(18b)を折り畳んだ状態では、左右回動載部(18b)が上方に浮き上がるのを防止するように付勢する構成としたことを特徴とする苗植機。
  2. 苗載台(12)の左右最外側の縦リブ(12c)の内部に、左右各々の方向指示灯(70L,70R)を設け、入位置にすると前照灯(95)を点灯させる前照灯スイッチ(SW3)を設け、前照灯スイッチ(SW3)を入位置にし且つ変速レバー(2)を植付速位置に操作すると、フラッシャーユニット(BL)を介さずに左右の方向指示灯(70L,70R)は常時点灯状態となり、変速レバー(2)を路上走行速位置に操作した状態では、ウインカ操作レバー(80)の操作に基づいて左右何れかの方向指示灯(70L,70R)が点滅する構成としたことを特徴とする請求項1記載の苗植機。
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