JP4589640B2 - 改良されたビード構造を有する航空機用タイヤ - Google Patents

改良されたビード構造を有する航空機用タイヤ Download PDF

Info

Publication number
JP4589640B2
JP4589640B2 JP2004049906A JP2004049906A JP4589640B2 JP 4589640 B2 JP4589640 B2 JP 4589640B2 JP 2004049906 A JP2004049906 A JP 2004049906A JP 2004049906 A JP2004049906 A JP 2004049906A JP 4589640 B2 JP4589640 B2 JP 4589640B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bead
ply
tire
radial
bead core
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004049906A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004256102A (ja
Inventor
ウエヨコ キヨシ
ジョン ボールフェルド ロバート
ジョセフ スリーブカ ジョン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Goodyear Tire and Rubber Co
Original Assignee
Goodyear Tire and Rubber Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Goodyear Tire and Rubber Co filed Critical Goodyear Tire and Rubber Co
Publication of JP2004256102A publication Critical patent/JP2004256102A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4589640B2 publication Critical patent/JP4589640B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C15/00Tyre beads, e.g. ply turn-up or overlap
    • B60C15/0009Tyre beads, e.g. ply turn-up or overlap features of the carcass terminal portion
    • B60C15/0072Tyre beads, e.g. ply turn-up or overlap features of the carcass terminal portion with ply reverse folding, i.e. carcass layer folded around the bead core from the outside to the inside
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C15/00Tyre beads, e.g. ply turn-up or overlap
    • B60C15/0009Tyre beads, e.g. ply turn-up or overlap features of the carcass terminal portion
    • B60C15/0018Tyre beads, e.g. ply turn-up or overlap features of the carcass terminal portion not folded around the bead core, e.g. floating or down ply
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C15/00Tyre beads, e.g. ply turn-up or overlap
    • B60C15/06Flipper strips, fillers, or chafing strips and reinforcing layers for the construction of the bead
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C15/00Tyre beads, e.g. ply turn-up or overlap
    • B60C15/06Flipper strips, fillers, or chafing strips and reinforcing layers for the construction of the bead
    • B60C15/0628Flipper strips, fillers, or chafing strips and reinforcing layers for the construction of the bead comprising a bead reinforcing layer
    • B60C15/0632Flipper strips, fillers, or chafing strips and reinforcing layers for the construction of the bead comprising a bead reinforcing layer using flippers in contact with and wrapped around the bead core and, at least partially, in contact with the bead filler
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C2200/00Tyres specially adapted for particular applications
    • B60C2200/02Tyres specially adapted for particular applications for aircrafts
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T152/00Resilient tires and wheels
    • Y10T152/10Tires, resilient
    • Y10T152/10495Pneumatic tire or inner tube
    • Y10T152/10819Characterized by the structure of the bead portion of the tire
    • Y10T152/10828Chafer or sealing strips
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T152/00Resilient tires and wheels
    • Y10T152/10Tires, resilient
    • Y10T152/10495Pneumatic tire or inner tube
    • Y10T152/10819Characterized by the structure of the bead portion of the tire
    • Y10T152/10837Bead characterized by the radial extent of apex, flipper or chafer into tire sidewall

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Tires In General (AREA)

Description

本発明は、高速で用いるために比較的高い圧力まで膨張させられつつ大きな荷重を支持するようになっている、カーカス補強構造および改良されたビードを有するタイヤ、特に航空機用タイヤに関する。
航空機用タイヤのラジアルカーカス補強構造は一般に、各ビードにおいて、通常、連続的に巻かれた単一のビードワイヤを有するように形成された少なくとも1つのビードコアに固定された、織られたコードからなるいくつかのプライを有している。これらの補強構造の補強部材はビードコアの周りに内側から外側に巻かれ、それぞれの端部がタイヤの回転軸から半径方向に間隔をおいて配置されている折返しを形成する。航空機用タイヤが使用される過酷な条件によると、特にカーカス補強構造の折返しの領域内でビードの寿命が短くなる。
カーカス補強構造のプライを2つの群に分けることによって、性能がかなり向上する。第1の群は、ビードの領域において軸線方向に内側に向かい、次に各ビード内のビードコアの周りにタイヤの内側から外側に巻かれる、カーカス補強構造のプライからなる。第2の群は、一般にビードコアの周りにタイヤの外側から内側に巻かれる、ビード領域内の少なくとも1つの軸線方向外側プライからなる。このような構成は、たとえば特許文献1によって公知である。
このようにして形成されたビードの寿命は、ビードワイヤの周りに巻かれ、したがって軸線方向外側の脚部および軸線方向内側の脚部を形成する補強プライを、各ビード内に追加して設けることによって向上させることができる。この補強プライは、内側フリッパとも呼ばれ、固定されたビードコアの半径方向上方の、ゴムフィラーの最も近くに位置するプライである。この種のタイヤ構造は特許文献2に示されている。特許文献3では、特に、航空機用タイヤが、タイヤの高さの50%以上程度押しつぶされるようなゆがみを生じることがある大きな過大荷重を受けるときに、内側のカーカスプライの折返された部分、すなわち折返しの端部と、内側フリッパの脚部の端部を、固定されたビードコアの上方に位置するゴムフィラーの半径方向上端部の半径方向の位置とそのフィラーとを考慮して配置することによって、航空機用タイヤのビードの寿命をさらに向上させることができる。
この発明による航空機用タイヤは、高圧に膨張させられ、トレッドと、クラウン補強構造と、ラジアルカーカス補強構造とを有しており、ラジアルカーカス補強構造は、各ビード内のビードコアの周りに内側から外側に巻かれて折返しを形成する、織られたコードからなる少なくとも2つの軸線方向内側プライと、クラウン補強構造の下方でビード内の折返しに沿って内側プライに重ね合わせられている、織られたコードからなる少なくとも1つの軸線方向外側プライとを有しており、回転軸から半径方向に最も遠い頂点が、固定されているビードコアの断面上に形成される円の幾何学中心を通り回転軸に平行な基準線と呼ばれる直線から距離Dの位置にある、ほぼ三角形の形状を持つ加硫されたゴム混合物のフィラーが半径方向にビードコア上に載っており、ビードコアの周りに巻かれ、ビードコアの上方でフィラーに軸線方向に隣接している軸線方向内側の脚部および軸線方向外側の脚部を形成している、少なくとも1つの内側フリッパも有している航空機用タイヤであって、内側フリッパの軸線方向外側の脚部の端部は、基準線からの半径方向の距離LEが0.40Dから0.80Dの間であるような位置にあり、軸線方向に最も内側に配置された内側のカーカスプライの折返しの端部は、基準線からの半径方向の距離HAが0.15Dから0.50Dの間であるような位置にあることを特徴とし、かつ内側フリッパの内側の脚部と、軸線方向に最も外側にある内側のカーカスプライの折返しのそれぞれの端部も特徴としている。
米国特許出願第09/944819号 米国特許第4244414号 米国特許第5285835号 米国特許第5769982号
この構成は耐久性が高いが、ビード領域内に設けることのできるカーカスプライの数が制限され、かつフリッパが長く延びていることは、ビードおよび内側プライの周りで折り返された外側プライが、フリッパの領域においてタイヤの自然なプライ経路から間隔をおいて配置されていることを意味する。この間隔は望ましいと考えられているが、構造内において利用できるプライが1つ少なくなり、非常に大型の航空機の場合、タイヤ構造は、理論上は、長く延びているフリッパを用いることによって実際上不可能になる他のプライの使用が必要になるであろう。ビードコアのすぐ内側の領域と軸線方向外側の領域はそれぞれ、ビードベースおよびビードフランジ領域と呼ばれる。これらの領域はリムに直接接触するので、一般にチェーファーと呼ばれる堅く耐久性の高いゴム混合物がこれらの領域に用いられる。これらの航空機用タイヤへの荷重は増大し、特にビードコアとリムのビードシートとの間に非常に大きな荷重を直接受ける。丸いビードコアおよびラジアルプライを用いると、誘導路移動中および離陸時の直線走行中に、チェーファーに亀裂を生じさせるおそれのあるロッキング作用が起こる。
本発明の目的は、優れた耐久性を有し、ビードチェーファーの亀裂を生じにくい、軽量で使いやすいタイヤ構造を提供することである。
本発明の他の目的は、プライを自然なプライ経路に近くなるように配置することによって、内側に折返されているプライと外側に折返されているプライを最適な状態で使用できる、改良されたビード構造を提供することである。
航空機に用いられる空気入りタイヤが、公称ビード直径NBDと、クラウン補強構造と、1対のビードコアの周りに巻かれている、織られたコードからなる少なくとも2つの軸線方向内側プライを有するラジアルカーカス補強構造とを有し、ビードコアは、半径方向の最大高さBhを有している。各内側プライは、ビードの周りに内側から外側に巻かれて外側折り返しを形成している。織られたコードからなる少なくとも1つの軸線方向外側プライが、内側プライの折り返しに沿ってビードからビードへ延びている。各ビードは、ほぼ三角形の形状を持つエラストマのフィラーを有し、フィラーの頂点はビードコアの上方に位置し、フィラーは、タイヤの軸に平行で公称ビード直径の位置を通る線Y−Y’から測って、または回転軸に平行でビードコアの幾何学中心を通る基準線X−X’から測って頂点Aまで達している。
タイヤは、好ましくは、ビードコアの周りに巻かれて軸線方向内側の脚部および軸線方向外側の脚部を形成するフリッパを有し、軸線方向内側の脚部は、基準線Y−Y’またはX−X’から半径方向の距離がLiである位置にあり、軸線方向外側の脚部は、基準線Y−Y’またはX−X’から半径方向の距離がLeである位置にある。フリッパは、Bh<LE<0.7DおよびBh<LI<0.7Dになるような向きに配置され、少なくとも1つの軸線方向内側プライは、タイヤが2つまたは3つ以上の軸線方向内側プライを有するときに折返しを有し、少なくとも1つの折返しは、頂点Aの位置の半径方向上方にあり、少なくとも1つの折返しは頂点Aの位置の下方にある。
フリッパの軸線方向外側の脚部の端部および内側プライの折返しの端部は、半径方向に互い違いに位置することが好ましい。
このタイヤが有しているビードは、織られたチッパ材、好ましくは四角形を形成するように織られた材料によって補強されている。チッパ材は、半径方向内側の端部EIおよび軸線方向外側の端部EEを有している。チッパの軸線方向外側部は、ビードベース面の上方およびビードフランジ面の内側のゴムチェーファー材内に埋め込まれている。軸線方向外側の端部EEは、ビードコアの頂部BHの半径方向下方、好ましくはビードコアの中心と頂部との間で終わる。半径方向内側の端部EIは、半径方向にビードコアの方へ折り返され、ビードコアとビードベースとの間で終わる。好ましい実施態様では、チッパはナイロン6,6で作られている。
[定義]
「エイペックス」は、ビードコアの半径方向上方に位置する補強されていないエラストマを意味する。
タイヤの「アスペクト比」は、タイヤの断面高さ(SH)のタイヤの断面幅に対する比を、百分率で表すために100倍した値を意味する。
「軸線方向」および「軸線方向に」は、タイヤの回転軸に平行なラインまたは方向を意味する。
「ビード」は、プライコードによって巻かれており、フリッパ、チッパ、エイペックス、トウガード、チェーファーのような他の補強部材と一緒に、またはそれらの補強部材なしで、設計リムに嵌るように形作られた状の引張部材を有する、タイヤの部分を意味する。
「ベルトまたはブレーカ補強構造」は、トレッドの下に存在し、ビードに固定されておらず、タイヤの赤道面に対して17゜から33゜の範囲の左および右のコード角を有する、織られていても織られていなくてもよい、平行なコードのプライの少なくとも2つの層を意味する。
「バイアスプライタイヤ」は、タイヤの赤道面に対して約25゜〜50゜でビードコアからビードコアへタイヤを横切って斜めに延びている補強コードをカーカスプライ内に持つカーカスを有するタイヤを意味する。各コードは、交互に配置された層において互いに逆の角度に延びている。
「カーカス」は、プライ上のベルト構造、トレッド、アンダートレッド、およびサイドウォールゴムを除くが、ビードを含むタイヤ構造を意味する。
「周方向」は、軸線方向に垂直な環状トレッドの表面の周囲に沿って延びるラインまたは方向を意味する。
「チェーファー」は、コードプライをリムから保護し、たわみをリムの上方に分散させ、かつタイヤを密封するように、ビードの外側の周囲に配置された幅の狭いストリップ材を指す。
「チッパ」は、タイヤのビード部内に配置された補強構造を意味する。
「コード」は、タイヤ内のプライを構成する補強ストランドの1つを意味する。
「赤道面(EP)」は、タイヤの回転軸に垂直であり、かつタイヤのトレッドの中心を通る平面を意味する。
「フリッパ」は、ビードコアの周りに巻き付けられている補強繊維を意味する。
「フットプリント」は、速度が零でかつ標準荷重および標準圧力下において、平坦な面と接触するタイヤトレッドの接触部分すなわち接触領域を意味する。
「インナーライナ」は、チューブレスタイヤの内側表面を形成し、かつタイヤ内にタイヤを膨張させる流体を収容するエラストマまたはその他の材料の、1つまたは複数の層を意味する。
「ネット対グロス比」は、フットプリント内の、路面に接触するタイヤトレッドゴムを、フットプリント内の、溝などの非接触部分を含むトレッドの面積で割った比を意味する。
「標準膨張圧」は、タイヤの使用条件についての然るべき標準化機構によって決められた特定の設計膨張圧および設計荷重を意味する。
「プライ」は、ゴムで被覆された互いに平行なコードの連続する層を意味する。
「半径方向の」および「半径方向に」は、タイヤの回転軸線に半径方向に向かう方向、または回転軸線から半径方向に離れる方向を意味する。
「ラジアルプライタイヤ」は、ビードからビードへ延びるプライコードが、タイヤの赤道面に対して65゜から90゜の間のコード角度で配置された、ベルトが巻かれた、または周方向に拘束された空気入りタイヤを意味する。
「断面高さ(SH)」は、タイヤの赤道面における、公称リム直径からの半径方向の距離を意味する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1を参照すると、特許文献4による従来技術のタイヤのビードの概略断面図が示されている。
ここに表されている例は、標準サイズである36x11.0R18(タイヤ・リム協会(Tire and Rim Association)の標準)の従来技術のタイヤ10である。カーカス補強構造1は、織られたラジアルコードからなる5つのプライ1Aから1Eで形成されている。ラジアルコードは、本明細書中で用いられる用語では、タイヤの周方向に対して90゜±10゜の範囲内であってよい角度を形成するコードである。これらの5つのプライのうちで、3つの軸線方向内側プライ1A,1B,1Cは、各ビード2内において、図面では円形断面を有するように示されているビードワイヤ3の周りに巻かれ、折返し10A,10B,10Cを形成するようにタイヤ10の内側から外側に延びている。
タイヤ10の回転軸から半径方向に最も遠い頂点Aが基準線X−X’から距離Dの位置に配置されている、ほぼ三角形の形状を有するエラストマ混合物のストリップ、すなわちフィラー4が、ビードワイヤ3の断面上に、外側に向かって半径方向に載っている。基準線X−X’は回転軸に平行であり、ビードワイヤ3の断面上に形成されこの例では断面自体と同一である円の幾何学中心Oを通過している。
軸線方向に最も内側に面しているカーカスプライ1Aの折返し10Aは、その端部が基準線X−X’から半径方向に、この例では12mmである量HAだけ、すなわち36mmの距離Dの0.33倍である量HAだけ離して配置されている。内側プライ10Bおよび10Cの端部は、フィラー4の頂点Aの半径方向上方に55mおよび68mmの距離HBおよびHCの位置にそれぞれ配置されている。
同じことが、カーカスプライコードと同一の(ただし異なっていてもよい)織られたラジアルコードから形成することができ、基準線X−X’から上述の距離HBおよびHCよりも長い距離である80mmの半径方向距離LIに配置されている、フリッパ5の軸線方向内側の脚部(leg)の半径方向の端部にも当てはまり、このように頂点Aの半径方向上方に配置された3つの端部は、前記した頂点Aと、サイドウォール9の、タイヤの軸線方向の幅が最大になる点との間に互い違いに配置されている。内側フリッパ5の軸線方向外側の脚部の半径方向の端部5Eは、基準線X−X’から、距離HAよりも大きく0.58Dに等しい半径方向の距離Leだけ離して配置されている。
ここでは外側プライと呼ばれる2つのカーカスプライ1Dおよび1Eは、内側のカーカスプライ1Aから1Cの折返し10A,10B,10Cの外面上を軸線方向に覆っている。プライ1Dおよび1Eは、ビードワイヤ3の周りに、最大で180゜である、ビードワイヤ上に形成された円の中心における角度に対応する部分、すなわち円弧上に巻かれており、したがって、これらのプライ1Dおよび1Eの端部は基準線X−X’の半径方向下方に位置している。
タイヤビード2は、織られたラジアルコードからなる補強プライ6、すなわち外側チェーファーによって補われており、この補強プライ6は、タイヤとそれが取り付けられるリムとの間に圧力を良好に分散するのを可能にすると共に、カーカスプライが取り付け時に損傷を受けないように確実に保護する。
前記したチェーファーの軸線方向外側の端部6Eは基準線X−X’よりもわずかに(約2mm)上方に位置し、一方、チェーファーの軸線方向内側の端部6Iは、この基準線X−X’よりも下方に位置している。
この従来技術の構造は、この種のビードに対する過酷な条件の下で動力測定用はずみ車に対して試験されており、これらの条件は、滑走路での走行(10160kg、4572m、46km/時)と、それに続く0km/時から300km/時の離陸のシミュレーションに対応し、圧力条件は、タイヤを10160kgの荷重の下でタイヤの高さの50%±2%まで押しつぶすような条件である。
カーカスプライと内側および外側のフリッパとチェーファーとを同じ数だけ有し、最も内側に向いているカーカスプライが、頂点Aよりも上方に位置する折返し端部を有し、内側フリッパの外側の脚部が、前記した頂点よりも下方に端部を有している、同じサイズの、他の従来技術のタイヤと比較すると、本発明のタイヤは、前記した条件の下で滑走−離陸のサイクルを平均で35%だけ多く完了しているので、ビードの寿命が明らかに、かつ思いがけないほど向上することが分かる。
対比するために、本発明のタイヤ100の概略断面図が図2および3に示されている。
図示されている例は、標準サイズである50x20.0R22(タイヤ・リム協会の標準)のタイヤの例である。
図2および3を参照すると、カーカス補強構造20は、織られたラジアルコード21からなる6つのプライ2Aから2Fで形成されている。プライコード21はナイロン、レーヨン、またはケブラー(Kevlar,商標)、またはスチールであってよい。この6つのプライのうちで、4つの軸線方向内側プライ2A、2B、2C、および2Dは、各ビード30において、図面では円形断面を有するように示されているビードコア33の周りに巻かれている。これらの4つのプライ2A〜2Dは、折返し20A、20B、20C、および20Dを形成するようにタイヤ100の内側から外側に延びている。カーカス補強構造20は、タイヤ100のインナーライナ22の半径方向外側に位置している。
軸から半径方向に最も遠くかつ基準線X−X’から距離Dの位置に配置された頂点位置Aまで延びるほぼ三角形の形状を有する、一般にエイペックス40と呼ばれるエラストマ材のストリップ、すなわちフィラー40が、ビードコア33の外側に位置している。図1に示されているように、基準線X−X’はやはり回転軸に平行であり、ビードコア33の断面上に形成された円の幾何学中心Oを通っている。
軸線方向に最も内側に向いているカーカスプライ2Aの折返し20Aは、ここで例示されているタイヤサイズの場合には29mmである量H2Aだけ、すなわち48mmである距離Dの0.6倍に等しい量H2Aだけ基準線X−X’から半径方向に離れている端部を有している。
図示されているように、図3のタイヤ100は、22.20インチ(558.8mm)の公称ビード直径NBDを有している。基準線Y−Y’は、公称ビード直径の位置を通過し、かつタイヤ100の回転軸に平行であり、最も内側のプライ2Aは、図3に示されているように、基準線Y−Y’よりも2.0インチ(51mm)だけ上方に配置された端部H2Aに折返し20Aを有している。図1の従来技術のタイヤとの比較のために、図2は、基準線X−X’に関連するすべての関係を示している。図3では、これらのすべての構成部分が基準線Y−Y’に関して示されている。この基準線Y−Y’は、公称ビード直径NBDに平行で、かつこの直径を通過している。
内側プライ2B、2C、および2Dのそれぞれの折返し端部20B、20C、および20Dは、基準線X−X’よりも距離H2B、H2C、およびH2Dだけ、すなわち85.5mm、17.1mm、および106mmだけ上方の位置にそれぞれ配置されており、また、距離H2A、H2B、H2C、およびH2Dの各点は、図3の基準線Y−Y’から測ってそれぞれ50.8mm、106.5mm、38.1mm、および127mmの位置に配置されている。この構成では、端部はすべて互い違いに配置され、プライ20Bと20Dの端部の対が頂点Aの位置よりもかなり上方に位置し、プライ20Aと20Cの端部の対が頂点Aよりもかなり下方に位置し、各対20A,20Cまたは20B,20Dの端部は、少なくとも2.0インチ(50.8mm)の間隔をおいて配置されるのが好ましい。最も下方の端部対は、ビード30に非常に近接して配置され、ビード30とリムフランジの垂直面との間に介在している。
端部位置が10A<10C<10Bの関係を満たす3つのプライ1A、1B、および1Cを有する従来技術のタイヤとは異なり、本発明のタイヤは、20C<20A<20B<20Dの関係を満たす端部位置を有している。これによって、図示されているように非常に効率的なビード構造を有することができる。プライ2Aから2Dは、0.5Bh<20C<20A<0.7Dである、プライ20A,20Cの端部の独特の組合せをもたらしている。図示されているように、内側プライに巻かれている次のプライは、高い位置のプライ2Bまたは2Dである。プライ20Bおよび20Dの端部は、A(頂点)<20B、または20D>公称ビード直径から測った最大断面幅Whの半径方向位置、という関係を満たす。Whは、タイヤ100の最大断面幅である。
プライをなす織られたラジアルコードと同様の織られたラジアルコード51で形成することができるフリッパ50は、基準線Y−Y’から測って内側端部LIがビードコア33の頂部Bhよりもわずかに上方に位置し、外側端部LEもビードコア33よりもわずかに上方に位置するように配置されている。端部LI、LEは、公称ビード直径NBDから測ったときにBh<LIおよびLE<0.7Dの関係を満たす。フリッパ50によって占められる空間を最小限に抑えるために、コード51を、プライコード21よりも小さな直径を有するように作ることができる。
カーカスは、ここでは外側プライと呼ばれる2つのカーカスプライ2Eおよび2Fをさらに有している。これらの外側プライ2E,2Fは、内側プライ2Aから2Dの折返し20Aから20Dを覆っている。プライ2Eおよび2Fは、ビードコア33の周りに、半径方向内側部分のビードコア33の中心を少なくとも越えて、円弧部分を覆うように巻かれている。したがって、プライ20Eおよび20Fの端部は、ビードコア33の最も下の部分の軸線方向内側に位置している。プライ20Eおよび20Fの端部は、実際上、ビードコア33とリムシートとの間に挟まれており、そのことがこれらの外側プライ2Eおよび2Fをしっかりと固定するのを助けている。
タイヤビードは、プライ20Eおよび20Fの端部の周りに巻かれ、カーカスプライを取付け時の損傷から確実に保護するように示されている、織られたコード61からなる外側のチッパ60を有してよい。0.04インチ(1.0mm)から約0.16インチ(4.1mm)の範囲のゴムゲージを有するチェーファー11が、チッパ60の半径方向下方にあることが好ましい。
チェーファー11に隣接するビードの半径方向内側から、折返し20Bの半径方向の位置まで、または折返し20Bよりもわずかに上方であるが折返し20Dよりも下方の半径方向の位置まで延びているエラストマ材の細長いストリップ8が、チェーファー11ならびにプライ20Eおよび20Fの軸線方向外側にある。図示されているように、このストリップ8は、サイドウォールゴム9と外側プライ20Fとの間に介在している。ストリップ8は、頂点Aの位置の半径方向の高さDにほぼ等しい位置に最大厚さtを有する。図示されているタイヤサイズでは、最大厚さは0.3インチ(7.6mm)である。
様々なビード部材のゴム特性としては、大荷重および高圧力の下で低温で走行するタイヤをもたらすようなゴム特性が選択されている。測定すると、エイペックス40のモジュラス(M300)は20〜25MPaの範囲であり、プライのゴムのモジュラスは14〜18MPaの範囲であり、ストリップ8のモジュラスは13〜16MPaの範囲であり、サイドウォール9のモジュラスは5〜8MPaの範囲である。材料のモジュラス(M300)は、80分で135℃の硬化速度に基づいている。前記した構成部材は、モジュラスに関して、エイペックス>プライ≧ストリップ>サイドウォールという関係を有している。図示されている実施形態では、サイドウォール9のゴム特性(モジュラス)は7.2MPaであり、エイペックス40のゴム特性は20.2MPaであり、内側プライ2Aから2Dのゴム特性は17.0MPaであり、外側プライ2E、2Fのゴム特性はそれぞれ17.0MPa、14.1MPaであり、ストリップ8のゴム特性は14.1MPaであった。
結果として得られた構造では、互いに間隔をおいているが近接して配置された、内側プライ2Aから2Dと外側プライ2Eおよび2Fとが、頂点Aの位置のすぐ上方の領域内で2つのプライ層の厚さだけ分離させられ、半径方向外側の、さらに1.0インチ(25.4mm)未満の距離だけ上方で、間隔を1つのプライ層の厚さ、すなわち約0.06インチ(1.5mm)まで狭めるように、頂点Aの位置の上方に1.0インチ(25.4mm)を超える距離だけ、好ましくは約1.5インチ(37.6mm)だけ延び、次にプライ2Dと2Eは隣接し、その後に反対側のビード30まで延びる。これによって、理論上の最適な中立プライライン、すなわち自然なプライラインに殆ど近い、非常に狭いプライ経路が得られる。当業者には、中立プライライン、すなわち自然なプライラインは、プライラインに沿ったせん断応力が零になるように配置されていることが理解されよう。中立プライ経路、すなわち自然なプライ経路に沿って各プライの位置が近くなればなるほど、せん断エネルギーは小さくなる。タイヤがひどくゆがむと、内側のプライ2Aから2Dは移動してぴんと張った状態になって、中立プライ経路、すなわち自然なプライ経路の上方に位置し、一方、中立プライ経路、すなわち自然なプライ経路にほぼ隣接する外側のプライ2Eおよび2Dはわずかに圧縮され、圧縮ひずみおよびせん断エネルギーの大部分はストリップ8によって吸収される。圧縮せん断荷重の量は、従来技術のタイヤと比べると、大幅に小さくなる。このことは、タイヤに内側プライ2Dを1つ追加して備えることができ、約3.0インチ(76mm)である、省略できるフリッパの長さに基づいて、より大きな荷重保持能力を実現できる、より強度の高いタイヤが得られることを意味する。
この例のタイヤ100は、プライレーティングが32である50x20.0R22のタイヤサイズであり、フリッパの長さが短くなることによってタイヤ1本当たり約6ポンド(2.72kg)削減された。容易に理解できるように、重量の削減は、航空機タイヤの設計において非常に重要な点である。例示されているサイズのタイヤはボーイング777航空機向けに作られたタイヤである。
本発明のタイヤ100は、フリッパ50のサイズを、プライ2Aから2D、特にビードに隣接するプライ2Dがビードコア3との摩擦によって磨り減るのを防止するのに必要な大きさまで小さくすることによって、思いがけない有益な重量削減をもたらす。
フリッパ50が頂点Aの位置よりもかなり下方に配置されていることは、内側プライおよび外側プライを、最適な自然なプライ経路のすぐ近くに維持することができることを意味する。フリッパのコード51は、直径がプライのコード21の直径以下になるように作ることができる。コード51は、直径が0.56mmになるように作られると、840デニール/d(コード2本で840デニール)の強度を有し、直径が1.02mmのときには1890d/3(コード3本で1890デニール)の強度を有し、直径が1.22mmのときには1890d/4(コード4本で1890デニール)の強度を有する。全ての場合に、織られた材料はナイロン66であった。
プライコード21は、直径の大きさが1.22mmであった。
図5Aから5Dを参照すると、様々な他の構成が示されている。図5Aでは、カーカスは、2つの軸線方向内側プライ2A,2Bと2つの軸線方向外側プライ2C,2Dを有している。図5Bでは、カーカスは2つの軸線方向内側プライ2A,2Bと1つの軸線方向外側プライ2Cを有している。図5Cでは、カーカスは3つの軸線方向内側プライ2A,2B,および2Cと2つの軸線方向外側プライ2Dおよび2Eを有している。図5Dでは、カーカスは、図5Cに示されているように3つの内側プライと2つの外側プライを有する構成であるが、それぞれの折返しの端部の位置が変更されている。4つ、5つ、および6つの軸線方向内側プライと、2つの軸線方向外側プライとの組合せのような、他の組合せも実施可能である。タイヤの荷重保持能力を高めるには、追加のプライが用いられる。
ゴムチェーファー11は、図2および3に示されているように、0.04インチ(1.0mm)から0.16インチ(4.1mm)の範囲内の最小ゲージ厚さZを有している。最小ゲージ厚さZが0.04インチ(1.0mm)よりも小さいと、ビードベースに亀裂が生じ、タイヤの圧力が徐々に失われることがある。最小ゲージ厚さZが0.16インチ(4.1mm)を超えると、ビードとプライが荷重の下で前後に揺れ動く、すなわち前後に回転することがある。この場合、過大荷重条件の下でビードが大きく移動する。最小ゲージ厚さZは、ビードの下方の、プライ2の半径方向の最も内側のコード21または61から、あるいはチッパ60が用いられる場合にはチッパ60から測定される。
ゴムチェーファー11は、半径方向内側の第1の縁部RIおよび半径方向内側の第2の縁部REを有している。各縁部RIおよびREは、半径方向において、回転軸に平行でありビードコア33の半径方向の最も内側の位置に接する線Pの上方に配置されている。各縁部はまた、基準線X−X’から測って、距離Dの50%以下の距離の位置に配置されている。チェーファーの第1の縁部RIのこの特定の位置の利点は、タイヤの取付けおよび取外し用の機器がこの位置で縁部を掴まなくなることである。距離Dの50%よりも上方の引張り応力は大き過ぎ、周期的に加わる荷重の下で半径方向内側の縁部RIに亀裂を生じさせることがあるため、縁部RIは距離Dの50%よりも下方でなければならない。
半径方向外側の第2の縁部REは、プライ20Eおよび20Fが、大きな荷重の下で、かかと状の領域(heel region)における大きな圧縮応力およびひずみによってかかと状の領域内で緩くなるのを防止するために、理想的には線Pよりも上方に配置される。縁部REはまた、外側プライ20Eおよび20Fと、サイドウォール9およびチェーファー11の境界面との間のゴムが、厳しい過大荷重条件の下で過度の熱を発生するようになるのを防止するために、距離Dの150%よりも下方に配置されなければならない。このことは、特に、チェーファー11がサイドウォールゴム9に対して硬いためにあてはまり、チェーファー11内に用いられるショアー硬度の高いゴムが多量の熱の蓄積をもたらすことがあるのを理解されたい。
図2、3、4に示されているタイヤ100は、チェーファー11に埋め込まれたチッパ補強プライ12を有している。チェーファー11のゴム混合物は、5MPaから15MPaの範囲内の弾性率(M300)を有している。チッパ12は半径方向内側の端部12Aおよび軸線方向外側の端部12Bを有している。半径方向内側の端部12Aは、ビードコア30とチェーファー11の半径方向内側面11Aとの間に位置している。チッパ12は、端部12Aの末端において半径方向にビードコアに向けて回転させられ、末端がチェーファーの混合物に埋め込まれ、すなわち固定される。軸線方向外側の端部12Bは、全体がビードフランジ領域に沿ってチェーファー11内に埋め込まれることが好ましい。チェーファー11は、図示されているように、このビードフランジの領域内の、チッパ12の上方に少なくとも0.1インチ(2.54mm)の厚さの覆いを形成しなければならない。
図6および6Aに示されているように、チッパ12が、ビードコアのすぐ内側の領域内で表面に非常に近くなることが重要である。チッパ12は、ナイロン6,6などの織られた材料で作られた、四角形を形成するように編まれた織物である。
チェーファー11の各ブロック110は、四角形120によって境界が定められている。各四角形120は0.1インチ(2.54mm)よりも小さいことが好ましい。図示されているように、織られたチッパ12は、87x87端末数/dm(1デシメートル当たりのコード数)を有しており、ニュートン単位の破壊荷重は約475N以上である。繊維ゲージは約0.5mmである。ゴムチェーファー110は、四角形120に囲まれることによってせん断強度が追加されており、これによって、この非常に重要な領域において亀裂が伝搬するのを防止している。
従来、このような織物材料をビードシート領域に使用することは、空気の漏れる経路を生じさせると考えられていたため避けられていた。単繊維のナイロンを用いると、漏れる経路は確実に問題にならない。さらに、チッパ12の各端部12Aおよび12Bをチェーファー11内に埋め込むことによって、気密状態が確実に維持される。
容易に理解されるように、本発明のタイヤによって、他の方法で軽量化されているわりには、耐久力が良く非常に強度の高い構造を得ることができる。
米国特許第5769982号に記載された従来技術のタイヤビードの部分断面図である。 本発明によって作られたタイヤのビード部の部分断面図である。 本発明によって作られたタイヤのビード部の部分断面図である。 タイヤの断面図である。 本発明のタイヤを示す部分断面図である。 本発明のタイヤを示す部分断面図である。 本発明のタイヤを示す部分断面図である。 本発明のタイヤを示す部分断面図である。 ビードシートおよびチッパの一部を示す図である。 図6の線6A−6Aに沿うチェーファーおよびチッパの一部を示す図である。
符号の説明
1 カーカス補強構造
1A、1B、1C、1D、1E カーカスプライ
2 ビード
2A、2B、2C、2D、2E、2F カーカスプライ
3 ビードワイヤ
4 フィラー
5 フリッパ
5E 半径方向の端部
6 チェーファー(補強プライ)
6E 軸線方向外側の端部
6I 軸線方向内側の端部
8 ストリップ
9 サイドウォール
10 タイヤ
10A、10B、10C 折返し
11 チェーファー
11A 半径方向内側面
12 チッパ
12A 半径方向内側の端部
12B 軸線方向外側の端部
20 カーカス補強構造
20A、20B、20C、20D 折返し
20E、20F プライ端部
21 プライコード
22 インナーライナ
30 ビード
33 ビードコア
40 フィラー(エイペックス)
50 フリッパ
51 織られたコード
60 チッパ
61 織られたコード
100 タイヤ
110 ブロック
120 四角形
A 頂点
h 高さ
D 距離
A、HB、HC 距離
2A、H2B、H2C、H2D 距離
E 外側端部
I 半径方向の距離(内側端部)
e 半径方向の距離
BD 公称ビード直径
O 幾何学中心
P 線
I 第1の縁部
E 第2の縁部
h 最大断面幅
X−X’ 基準線
Y−Y’ 基準線
Z ゲージ厚さ

Claims (3)

  1. 公称ビード直径NBDとトレッドとクラウン補強構造とラジアルカーカス補強構造とを有し、
    前記ラジアルカーカス補強構造は、1対のビードコアの周りに巻かれている、織られたコードからなる少なくとも1つの軸線方向内側プライと、前記の少なくとも1つの軸線方向内側プライの折り返しに沿ってビードからビードへ延びている、織られたコードからなる少なくとも1つの軸線方向外側プライとを有し、
    前記ビードコアは半径方向高さBhを有し、
    前記の少なくとも1つの軸線方向内側プライは前記各ビード内で前記ビードコアの周りに内側から外側に巻かれて外側折り返しを形成し、
    前記各ビードは実質的に三角形の形状を持つエラストマのフィラーを有し、
    該フィラーの頂点Aは、前記ビードコアの上方に位置し、タイヤの軸に平行で前記公称ビード直径NBDの位置を通る線Y−Y’から測って距離D’の位置にある、
    航空機に用いられる空気入りタイヤにおいて、
    前記ビードコアの下方の半径方向の最も内側のコードから測って0.04インチ(1.0mm)から0.16インチ(4.1mm)の範囲内にある最小ゴムゲージ厚さZを有するチェーファーと、
    前記チェーファーに埋め込まれている、2つの端部12A,12Bを有するチッパ補強プライ12であって、一方の前記端部12Aが、該チッパ補強プライ12の中で軸線方向において最も内側に位置し、他方の前記端部12Bが、該チッパ補強プライ12の中で半径方向において最も外側に位置している、チッパ補強プライ12と、
    を有することを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記チェーファーは、前記ビードコアの周りに巻かれているプライのコードのうち最も外側のコードを部分的に囲んでおり、
    前記チッパ補強プライは、四角形を形成するように織られており、
    前記チェーファーは第1の縁部と第2の縁部を有し、前記第1の縁部は、前記第2の縁部よりも半径方向内側に位置し、かつ半径方向の位置RIまで半径方向外側に延び、
    該半径方向の位置RIは、前記タイヤの軸に平行で前記ビードコアの半径方向の最も内側の位置に接する、半径方向の最も内側の線Pと、前記タイヤの軸に平行で前記ビードコアの幾何学中心を通る基準線X−X’から測ったときの前記フィラーの頂点Aまでの半径方向の距離の50%未満の距離の位置との間にある
    請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記チェーファーの前記第2の縁部は、前記ビードコアの半径方向の最も内側の表面に接する、半径方向の最も内側の線Pと、前記半径方向の距離の150%未満の距離の位置との間にある半径方向の距離REの位置にあり、
    前記チッパ補強プライは前記端部と半径方向内側部とを有し、前記チッパ補強プライの前記半径方向内側部は、前記ビードコアよりも半径方向内側に位置し、かつ前記チェーファーの、半径方向内側表面と同一面に位置している
    請求項2に記載の空気入りタイヤ。
JP2004049906A 2003-02-25 2004-02-25 改良されたビード構造を有する航空機用タイヤ Expired - Fee Related JP4589640B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US10/374,015 US20050274444A1 (en) 2003-02-25 2003-02-25 Aircraft tire with improved bead structure

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004256102A JP2004256102A (ja) 2004-09-16
JP4589640B2 true JP4589640B2 (ja) 2010-12-01

Family

ID=32771434

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004049906A Expired - Fee Related JP4589640B2 (ja) 2003-02-25 2004-02-25 改良されたビード構造を有する航空機用タイヤ

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20050274444A1 (ja)
EP (1) EP1452346B1 (ja)
JP (1) JP4589640B2 (ja)
BR (1) BRPI0400547A (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4621091B2 (ja) * 2005-08-10 2011-01-26 住友ゴム工業株式会社 空気入りタイヤ
US7926533B2 (en) 2007-10-31 2011-04-19 The Goodyear Tire & Rubber Company, Inc. Pneumatic tire with increased lower sidewall durability
JP5169489B2 (ja) * 2008-05-27 2013-03-27 横浜ゴム株式会社 重荷重用空気入りタイヤ
US8517072B2 (en) * 2010-02-04 2013-08-27 Bridgestone Americas Tire Operations, Llc Tire having gum strip and chafer
US8413700B2 (en) * 2010-02-04 2013-04-09 Bridgestone Americas Tire Operations, Llc Tire having staggered turn-ups
US9308782B2 (en) 2010-09-21 2016-04-12 The Goodyear Tire & Rubber Company Pneumatic tire having turn-up pad
US20120097311A1 (en) * 2010-10-22 2012-04-26 Kiyoshi Ueyoko Reduced weight aircraft tire
US20120097312A1 (en) * 2010-10-22 2012-04-26 Kiyoshi Ueyoko Reduced weight aircraft tire
FR2998513B1 (fr) * 2012-11-29 2016-05-06 Michelin & Cie Bourrelet de pneumatique pour avion

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5667607A (en) * 1979-11-09 1981-06-06 Yokohama Rubber Co Ltd:The Pneumatic radial tire
JPH02200504A (ja) * 1989-01-30 1990-08-08 Bridgestone Corp 航空機用空気入りラジアルタイヤ
JPH02141502U (ja) * 1989-05-01 1990-11-28
JPH0338417A (ja) * 1989-07-06 1991-02-19 Bridgestone Corp 航空機用ラジアルタイヤ
JPH068706A (ja) * 1990-06-23 1994-01-18 Goodyear Tire & Rubber Co:The 空気入りタイヤ
JPH06190945A (ja) * 1992-12-24 1994-07-12 Bridgestone Corp 空気入りタイヤおよびその製造方法
JPH07164840A (ja) * 1993-12-10 1995-06-27 Sumitomo Rubber Ind Ltd 高速重荷重用タイヤ
JPH08156533A (ja) * 1994-11-30 1996-06-18 Sumitomo Rubber Ind Ltd 高速重荷重用ラジアルタイヤ
JPH09118113A (ja) * 1995-07-31 1997-05-06 Michelin & Cie 補強されたビードを有するタイヤ
JPH11314507A (ja) * 1998-05-06 1999-11-16 Yokohama Rubber Co Ltd:The 航空機用空気入りラジアルタイヤ
JP2002337517A (ja) * 2001-05-16 2002-11-27 Yokohama Rubber Co Ltd:The 航空機用空気入りラジアルタイヤ
JP2003080908A (ja) * 2001-08-31 2003-03-19 Goodyear Tire & Rubber Co:The ビード構造が改良された航空機用タイヤ

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BE538733A (ja) * 1949-01-13
US3038518A (en) * 1953-06-15 1962-06-12 Firestone Tire & Rubber Co Tubeless tire
US3901751A (en) * 1973-04-06 1975-08-26 Goodyear Tire & Rubber Method of making radial ply tires
US3939893A (en) * 1973-06-28 1976-02-24 Deering Milliken Research Corporation Tire cord fabric
GB1514826A (en) * 1974-09-26 1978-06-21 Uniroyal Gmbh Pneumatic vehicle tyre
JPS52155702A (en) * 1976-06-22 1977-12-24 Bridgestone Corp Radial tyre having improved reinforcing structure at bead section
US4129162A (en) * 1976-07-12 1978-12-12 The Goodyear Tire & Rubber Company Pneumatic tire
US4896709A (en) * 1987-04-17 1990-01-30 The Goodyear Tire & Rubber Company Pneumatic tire including square woven bead reinforcing layers
JP2918229B2 (ja) * 1988-05-30 1999-07-12 オーツタイヤ株式会社 ラジアルタイヤ
JPH0253613A (ja) * 1988-08-11 1990-02-22 Sumitomo Rubber Ind Ltd タイヤ
US5221385A (en) * 1988-12-30 1993-06-22 The Yokohama Rubber Co., Ltd. Pneumatic radial tire with noise suppressing rubber sheet in the bead region
US5522443A (en) * 1990-03-16 1996-06-04 Sumitomo Rubber Industries, Ltd. High speed heavy duty tire and rim assembly whose tire includes a buffer layer in each bead portion
EP0463273B1 (en) * 1990-06-23 1995-03-29 The Goodyear Tire & Rubber Company Radial ply tire
US5309971A (en) * 1992-06-12 1994-05-10 Michelin Recherche Et Technique S.A. Tire flipper structure
US6408914B1 (en) * 1998-03-26 2002-06-25 The Goodyear Tire & Rubber Company Pneumatic tire with locked bead construction

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5667607A (en) * 1979-11-09 1981-06-06 Yokohama Rubber Co Ltd:The Pneumatic radial tire
JPH02200504A (ja) * 1989-01-30 1990-08-08 Bridgestone Corp 航空機用空気入りラジアルタイヤ
JPH02141502U (ja) * 1989-05-01 1990-11-28
JPH0338417A (ja) * 1989-07-06 1991-02-19 Bridgestone Corp 航空機用ラジアルタイヤ
JPH068706A (ja) * 1990-06-23 1994-01-18 Goodyear Tire & Rubber Co:The 空気入りタイヤ
JPH06190945A (ja) * 1992-12-24 1994-07-12 Bridgestone Corp 空気入りタイヤおよびその製造方法
JPH07164840A (ja) * 1993-12-10 1995-06-27 Sumitomo Rubber Ind Ltd 高速重荷重用タイヤ
JPH08156533A (ja) * 1994-11-30 1996-06-18 Sumitomo Rubber Ind Ltd 高速重荷重用ラジアルタイヤ
JPH09118113A (ja) * 1995-07-31 1997-05-06 Michelin & Cie 補強されたビードを有するタイヤ
JPH11314507A (ja) * 1998-05-06 1999-11-16 Yokohama Rubber Co Ltd:The 航空機用空気入りラジアルタイヤ
JP2002337517A (ja) * 2001-05-16 2002-11-27 Yokohama Rubber Co Ltd:The 航空機用空気入りラジアルタイヤ
JP2003080908A (ja) * 2001-08-31 2003-03-19 Goodyear Tire & Rubber Co:The ビード構造が改良された航空機用タイヤ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004256102A (ja) 2004-09-16
US20050274444A1 (en) 2005-12-15
BRPI0400547A (pt) 2004-12-28
EP1452346B1 (en) 2012-01-11
EP1452346A1 (en) 2004-09-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5481336B2 (ja) ビード構造が改良された航空機用タイヤ
JP6299217B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP5746460B2 (ja) 改良された航空機用ラジアルタイヤ
KR20090113343A (ko) 공기입 레이디얼 타이어
JP4564268B2 (ja) 複合ベルト構造を有するタイヤ
US5509455A (en) Aircraft tire including reinforcement inserts
JP2013056659A (ja) 空気入りタイヤ
JP6964398B2 (ja) 軽量化された航空機用タイヤ
JP4589640B2 (ja) 改良されたビード構造を有する航空機用タイヤ
JP3784891B2 (ja) 補強されたビードを有するタイヤ
JP6079237B2 (ja) 空気入りタイヤ
EP3031630B1 (en) Aircraft tire
JP4037153B2 (ja) エアクラフトタイヤ用のカーカス補強体
JP6754188B2 (ja) 航空機用タイヤ
EP3037283B1 (en) Aircraft tire with concave sidewall
US20160167453A1 (en) Aircraft tire with different modulus ply
JP3961627B2 (ja) 重荷重用荒れ地走行空気入りラジアル・タイヤ
EP3256336B1 (en) A runflat tire with sidewall-reinforcing inserts
JP2022095560A (ja) 保護ベルト構造を有するタイヤ
JP2022554105A (ja) 都市型タイヤのためのクラウン補強材
WO1998056605A1 (en) Aircraft tire with embedded breaker plies

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070223

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100105

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100405

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100426

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100723

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100811

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100910

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130917

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees