JP2918229B2 - ラジアルタイヤ - Google Patents

ラジアルタイヤ

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JP2918229B2
JP2918229B2 JP63133687A JP13368788A JP2918229B2 JP 2918229 B2 JP2918229 B2 JP 2918229B2 JP 63133687 A JP63133687 A JP 63133687A JP 13368788 A JP13368788 A JP 13368788A JP 2918229 B2 JP2918229 B2 JP 2918229B2
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filler rubber
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    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C15/00Tyre beads, e.g. ply turn-up or overlap
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T152/00Resilient tires and wheels
    • Y10T152/10Tires, resilient
    • Y10T152/10495Pneumatic tire or inner tube
    • Y10T152/10819Characterized by the structure of the bead portion of the tire
    • Y10T152/10837Bead characterized by the radial extent of apex, flipper or chafer into tire sidewall
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10T152/10495Pneumatic tire or inner tube
    • Y10T152/10855Characterized by the carcass, carcass material, or physical arrangement of the carcass materials
    • Y10T152/10864Sidewall stiffening or reinforcing means other than main carcass plies or foldups thereof about beads

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ラジアルタイヤに係り、特に、高負荷連続
走行時の耐久性に優れたラジアルタイヤに関する。
(従来の技術) 従来のラジアルタイヤは、一対のビードコア間に跨が
りほぼタイヤ断面方向に配置されたコードからなる少な
くとも一層のカーカス層と、カーカス層のクラウン部の
放射外側に配置されたベルト層と、一対のビードコア上
のそれぞれに位置されて径方向外方に延伸されたビード
フィラーゴムと、カーカスコードの両端部がビードトゥ
側からビードコアを囲んでビードヒール側に向かって折
返され、その折返し端の少なくとも一端がビードフィラ
ーゴムの径方向外方端よりも径方向外方に位置されて構
成されている。
すなわち、従来例1のタイヤ一部を示す第11図におい
て、1はラジアルタイヤのサイドウォールで、ビード2
がリム3に嵌合されている。
4はビードコアで、このビードコア4間に跨がりほぼ
タイヤ断面方向にカーカス層5が配置され、カーカスコ
ードの両端部がビードトウ側からビードコア4を囲んで
ビードヒール側に向って折返されている。
6はビードフィラーゴム、7はチェーファー、8はア
ブレーションゴムを示している。
なお、第11図のa−a断面は第13図に、第11図のb−
b断面は第14図に示している。
第12図および第12図のb−b断面を示す第15図は従来
例2のタイヤ一部を示し、従来例1のタイヤにおいて、
リムフランジ3A横のアブレーションゴム8とカーカス折
返し部5Aとの間に、クッションゴム9を設けたものであ
り、その他は従来例1と同じである。
(発明が解決しようとする課題) ところで、従来例1の技術にあっては、高負荷連続走
行時に、リムフランジ3A付近にてアブレーションゴム8
の周方向クラック、折返しカーカスコード切れ、損傷等
のビード2損傷が発生し易いという問題があった。ま
た、カーカス層5の折返し端5Bにて内側カーカスとの間
でルースが発生し易いという問題があった。
すなわち、第11図の矢示F方向を負荷が作用して回転
していると、タイヤ外側O(リムフランジ上端部)では
大きなラジアル方向の圧縮歪が発生し、一方、タイヤ内
面側Uでは引張歪が発生しており、このたわみサイクル
により部材間に剪断力が発生し、これが叙述の問題点を
誘発する原因となっていた。
而して、その損傷発生形態は、リムフランジ3Aとカー
カス折返し部5Aとの間セパレーションおよびチェーファ
ー7外端とカーカス折返し部5A間のセパレーションがま
ず発生し、その後に至ると、カーカス折返し部5Aのコー
ド切れを招き、また、カーカス折返し端5Bと内側カーカ
ス層5間のセパレーションが発生するものであった。
従来例2の技術は、クッションゴム9を介在している
ことから、圧縮歪をある程度は緩和、吸収することはで
きても、タイヤ内面側Uに作用する引張歪に対しては何
らの対策がなされていないため、リムフランジ3Aのアブ
レーションゴム8とカーカス折返し部5A間のセパレーシ
ョンを防止できず、耐久性の点で今一歩であった。
本発明の第1の目的は、各ビードフィラーゴムの内側
に、有機繊維からなる40〜60゜のバイアス角度を有する
補強層を、ビードコアの径内方向位置よりビードフィラ
ーゴムの延伸方向に沿わせて貼りつけることによって、
特に、タイヤ内面側の引張歪を抑止し、もって、リムフ
ランジ部のアブレーションゴムとカーカス折返し部間の
セパレーションを防止した耐久性に優れたラジアルタイ
ヤを提供することである。
本発明の第2の目的は、有機繊維よりなる補強層とと
もに、リムフランジ横のアブレーションゴムとカーカス
折返し部の間に、カーカス層の0.5〜1.5倍のゲージを有
する第1クッションゴムをビードフィラーゴムの延伸方
向に沿わせて設けることによって、タイヤ外表面側の圧
縮歪を低減し、もって、カーカス折返し部のコード切れ
を防止した耐久性に優れたラジアルタイヤを提供するこ
とである。
本発明の第3の目的は、有機繊維よりなる補強層の長
さがビードフィラーゴムの長さよりも長くされており、
該補強層の延伸端がビードフィラーゴムの延伸端とカー
カス折返し端との間に位置されていることにより、ビー
ドフィラーゴムの延伸端からのセパレーションを防止し
た耐久性に優れたラジアルタイヤを提供することにあ
る。
本発明の第4の目的は、カーカス折返し端とカーカス
コードとの間でタイヤ内表面側に、カーカス層の0.5〜
1.5倍のゲージを有する第2クッションゴムを設けるこ
とにより、補強層のカーカス折返し端との間に生じるセ
パレーションを防止した耐久性に優れたラジアルタイヤ
を提供するにある。
本発明の第5の目的は、歪低減効果を有効に発揮でき
ながら、タイヤ成形工程で生産性を損うことがない耐久
性に優れたラジアルタイヤを提供することである。
その他の本発明の目的、利点等は以下の説明により明
らかとされる。
(課題を解決するための手段) 本発明は、一対のビードコア間に跨がりほぼタイヤ断
面方向に配置されたコードからなる少なくとも一層のカ
ーカス層と、カーカス層のクラウン部の放射外側に配置
されたベルト層と、一対のビードコア上のそれぞれに位
置されて径方向外方に延伸されたビードフィラーゴム
と、カーカスコードの両端部がビードトゥ側からビード
コアを囲んでビードヒール側に向かって折返され、その
折返し端の少なくとも一端がビードフィラーゴムの径方
向外方端よりも径方向外方に位置されているラジアルタ
イヤにおいて、叙述の目的を達成するために、以下の技
術的手段を講じている。
すなわち、本発明は各ビードフィラーゴム18の内面
に、有機繊維からなる40〜60゜のバイアス角度を有する
補強層22を、ビードコア15の径内方向位置よりビードフ
ィラーゴム18の延伸方向に沿わせて貼りつけ、 更に、リムフランジ19A横のアブレーションゴム20と
カーカス折返し部16Aとの間に、カーカス層16の0.5〜1.
5倍のゲージを有する第1クッションゴム23をビードフ
ィラーゴム18の延伸方向に沿わせて設け、カーカス折返
し部16Aとカーカスとの間でタイヤ内表面側に、カーカ
ス層16の0.5〜1.5倍のゲージを有する第2クッションゴ
ム24を径方向に延伸して設けたことを特徴とするもので
ある。
(作 用) 走行時に、負荷Fが作用すると、タイヤ外表面側に起
る圧縮歪は第1クッションゴム23で緩和、吸収され、タ
イヤ内面側に起る引張歪は有機繊維よりなる補強層22で
おさえられる。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明の実施例のいくつかを詳
述する。
第1図は本発明の第1実施例に係るラジアルタイヤ10
の断面を示し、第2図はその要部の断面図であり、この
タイヤ10は、左右一対のビード部11、サイドウォール部
12およびショルダ部13を介して両サイドウォール部12を
つないだトレッド部14よりなっている。
各ビード部11にはビードコア15がや埋設され、このビ
ードコア15間に跨がりほぼタイヤ断面方向に配置された
ラジアル配列の有機繊維コードからなる少なくとも一層
のカーカス層16を有し、図示例では第7図および第8図
で示すようにカーカスコードは2プライである。
カーカス層16のクラウン部の放射外側にはスチールコ
ードよりなるベルト層17が配置されている。
各ビードコア15上のそれぞれにビードフィラーゴム18
が位置されており、該ビードフィラーゴム18は径方向外
方に向ってゲージ厚が小さくされて所謂クサビ状に延伸
されており、第2図に示すようにその延伸長さL1は、第
1図に示したタイヤ断面高さHの25%程度とされてい
る。
カーカス層16におけるカーカスコードの両端部は、ビ
ードトゥ側からビードコア15を囲んでビードビール側に
向かって折返され、この折返し部16Aにおける折返し端1
6Bは、タイヤ断面高さHの50%近辺に位置し、ここに、
折返し端16Bの少なくとも一端がビードフィラーゴム18
の径方向外方端(延伸端)18Aよりも径方向外方に位置
されている。
ビード部11はリム19に対して嵌合され、この際、磨耗
防止のためにアブレーションゴム20を有するとともに、
チューファー21を有している。
ここで、ラジアルタイヤ10は、タイヤ断面高さHとタ
イヤ断面幅Sとの比、H/Sが0.75以上のものとされてい
る。
第2図で詳しく示しているように、各ビードフィラー
ゴム18の内側に、第8図で示した有機繊維コード22Bか
らなる40〜60゜のバイアス角度θ(第10図参照断面方向
を0゜としている。)を有する補強層22が、ビードコア
15の下端、つまり径内方向位置よりビードフィラーゴム
18の延伸方向に沿わされて張り付けられており、第2図
で示すように補強層22の長さL2はビードフィラーゴム18
の長さL1よりもやや長いものとされているものの、ビー
ドコア15の下端から延伸されていることから、補強層22
の延伸端22Aは、ビードフィラーゴム18の延伸端18Aより
もやや径内方向に位置されている。
ここで、補強層22におけるコード22Bをバイアス角度
θが40〜60゜とされているのは、該補強層22は負荷Fに
対してのタイヤ内面側の引張歪を低減するために設けら
れるものであって、バイヤス角度θが40゜以下では歪低
減効果があまり期待できないし、バイアス角度θが60゜
以下では補強効果が強すぎてタイヤ成形工程で生産性を
悪くさせるからである。
更に、第2図で示すようにカーカス折返し部16Aとリ
ムフランジ19A横のアブレーションゴム20との間に、負
荷Fに対してタイヤ外表面側の圧縮歪を緩和、吸収する
ために、ゲージがカーカスコード層のゲージに対して0.
5〜1.5倍望ましくは0.5〜1.0倍でビードフィラーゴム18
の長さL1の30%以上でかつその長さL1もりも短い長さL3
とされた第1クッションゴム23がビードフィラーゴム18
の延伸方向に沿わされて設けられている。
第1クッションゴム23のゲージを0.5〜1.5としたの
は、0,5倍未満であると、プライ間の剪断をおさえる効
果が減少するし、1.5倍以上であれば、重量増加、コス
トアップを招くからであり、この第1クッションゴム23
の延伸端23Aはフィーラゴムの延伸端18Aより径内位置に
ある。
更に、第7図で示すように、カーカス折返し部16Aと
カーカスコードとの間でタイヤ内表面側に、カーカス層
16のゲージに対して0.5〜1.5倍のゲージとされた第2ク
ッションゴム24が設けられ、これにより、第2図に示し
たカーカス折返し端16Bからのエッジセパレーションが
おさえられている。
ここで、第2クッションゴム24のゲージを前述の如く
0.5〜1.5倍としたのは、第1クッションゴム23のゲージ
を0.5〜1.5倍とした理由と同じであり、従って、望まし
くは0.5〜1.5倍が望ましい。
第2図に示す第1実施例では、第2クッションゴム24
は、カーカス折返し端16B、ビードフィラーゴム18の延
伸端18Aおよび補強層22の延伸端22Aにわたって、これら
を内面側から覆っており、このため、第2クッションゴ
ム24の径内端24Aは補強層22の延伸端22Aより径内位置
に、又径外端24Bはカーカス折返し端16Bより径外位置に
ある。
第3図、第4図および第4図のZ−Zの断面である第
9図に示す本発明の第1比較例にあっては、第1・2図
に示した第1実施例におけるビードフィラーゴム18の長
さL1、第1クッションゴム23の長さL3はそれぞれ同じで
あるも、補強層22の長さL2を第1実施例における長さL2
よりも長く形成し、補強層22の延伸端22Aを、カーカス
折返し端16Bとビードフィラーゴム18の延伸端18Aの中
間、望ましくは、カーカス折返し端16Bとフィラーゴム1
8の延伸端18A間の長さの中央部近辺に位置させたもので
あり。この第1比較例によるときは、補強層22による引
張歪低減作用域が長大になることから、第2クッション
ゴム24を省略したものである。但し、第6図に示す第2
実施例の如く、第2クッションゴム24を第1比較例のも
のに設けることが引張歪み低減作用の観点からはより一
層有利である。
更に、第5図に示す第2比較例の如く、第1実施例に
おける第2クッションゴム24を省略しても、所期の必要
最小限の作用効果を期待することもできるが前述したよ
うに第2クッションゴム24を配置することが有利とな
る。
なお、第1図〜第6図に示した各実施例および比較例
において、共通部分は共通符号で示しており、ビード部
11はリムフランジ19Aを有するリム19に嵌合される。
また各実施例及び比較例において、ビードフィラーゴ
ム18、アブレーションゴム20および第1・2クッション
ゴム23,24の物性を下記の表−1に示す。
なお、上記表−1において弾性率はM100,M200の2種
類を示している。
また、操縦安定性のためビードフィラーゴム18のハー
ドネス硬度HSは80゜以上が必要であり、この高硬度(高
弾性率)のため動きが小さく実質的に補強層22の有機繊
維コードとビードフィラーゴム18との間には、剪断力は
発生しないと考えられる。
しかしながら、アブレーションゴム20のハードネス硬
度は、70〜75゜であり、この硬度であれば有機繊維コー
ドとビードフィラーゴム18間に剪断力が発生し、この剪
断力によりセパレーションが発生しやすいことが考えら
れる。
故に、この剪断力を緩和にするために第1クッション
ゴム23のハードネス硬度をアブレーションゴム20のハー
ドネス硬度より5〜10゜低くした、すなわち60〜70゜の
ハードネス硬度の第1クッションゴム23が望ましい。
60゜以下では剪断歪が大きく第1クッションゴム23を
設けた意義がなく、70゜以上ではアブレーションゴム20
と同等に硬度となり第1クッションゴム23の機能がない
からである。
次に、第16図〜第18図を参照して従来例1、従来例
2、本発明第1実施例、第2実施例および第1比較例と
を比較したテスト結果を下記表−2に示す。
なお、第16図〜第18図および表−2において、Aは従
来例1、Bは従来例2、Cは本発明第1実施例、Dは第
1比較例、Eは本発明第2実施例を示しており、表−2
においてドラム耐久性指数とは、以下で記述するドラム
テスト条件において、※1〜※4および※3′,※4′
における各部のルース発生の有無を走行時間(走行距
離)で判断したもので、従来例1を100としてその走行
時間の比を指数化しており、この指数化の数値が高い程
良好であることを意味している。また表−2において表
面圧縮歪指数とは、以下で記述するテスト条件におい
て、タイヤの半径方向および周方向の歪量について、従
来例1を100としてその歪量の比を指数化しており、そ
の指数が低い程良好であることを意味している。
ドラムテスト条件 ドラム径(mm) 1707 スピード(KPH) 50 荷 重 (kg. f) 2760 タイヤ内圧(kg/cm2) 5.5 リ ム 6 1/2 L×16 タイヤサイズ T/L235/85R16 10PR なお、上記表−2において ※1はアブレーションゴムとカーカスプライ間のルー
ス発生を、※2はカーカスプライ折返しフランジ部での
コード切れを、※3はカーカスプライ折返し端のルース
反発生を、※4は補強層延伸端ルース発生を意味し、※
3′はカーカスプライ折返し端のルース発生がわずかに
発生したことを意味している。又、※4′は補強層延伸
端ルース発生がわずかに発生したことを意味している。
いずれにしても、本発明第1実施例C、第2実施例E
においては、所定の走行時間(走行距離)において、※
1、※2のルース発生はなく、ここに、耐久性が向上さ
れていることが明確である。
また、第16図は本発明第1・2実施例C,Eを従来A,Bお
よび第1比較例Dとの半径方向歪を示すテスト結果の対
比グラフであり、第17図は同じく周方向歪を示すテスト
結果の対比グラフであり、第18図は同じく標準状態から
負荷時におけるタイヤ外表面の変形形態を示すテスト結
果の模式図を示している。
第18図において符号1〜12はタイヤ断面高さ(cm)を
示しており、Nは無負荷時(標準状態)のタイヤ外表面
の形態を示しており、この標準状態から荷重(テストで
は2670kg. f)をタイヤトレッドに付与した処、従来例
1,2は符号A,Bで示す如くタイヤサイドウォールが軸方向
外方に大きく変形したのに対し、本発明における第1・
2実施例C,Eおよび第1比較例Dは軸方向外方への変形
は従来例1,2よりも少ないものであった。
また、周方向歪については第17図で符号A〜Eで示す
如く従来例1,2及び本発明1・2実施例並びに第1比較
例ともにほぼ同等であったのに対し、半径方向歪につい
ては第16図で示す如く本発明の第1・2実施例C,Eおよ
び第1比較例Dではビード部近くにおいての圧縮歪が第
1・2従来例A,Bに対して巻上げ端部付近が約5%の歪
みがあったものが歪を零までにおさえられ、ビード部の
耐久性に優れたものであるのが明確である。
(発明の効果) 以上の詳述した通り、本発明によれば、各ビードフィ
ラーゴムの内側に有機繊維からなる40゜〜60゜のバイア
ス角度を有する補強層を、ビードコアの径内方向位置よ
りビードフィラーゴムの延伸方向に沿わせて貼りつけて
いるので、タイヤ負荷時において、タイヤ内表面側に作
用する引張歪を仰止し、ビード部の損傷を防止できて耐
久性に優れたものにできる。
更に、補強層とともに、リムフランジ横のアブレーシ
ョンゴムとカーカス折返し部との間に、カーカス層の0.
5〜1.5倍のゲージを有する第1クッションゴムをビード
フィラーゴムの延伸方向に沿わせて設けているので、負
荷作用時におけるタイヤ内表面の引張歪とともにタイヤ
外表面の圧縮歪をおさえ、コード切れ、セパレーション
等を確実に防止できる。
また、カーカス折返しとカーカスコードとの間でタイ
ヤ内表面側に、カーカス層の0.5〜1.5倍のゲージを有す
る第2クッションゴムを設けることによってエッジセパ
レーション等を確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明第1実施例のラジアルタイヤを示す断
面図、第2図はその要部拡大断面図、第3図は第1比較
例のラジアルタイヤを示す断面図、第4図はその要部拡
大断面図、第5図は第2比較例を示す断面図、第6図は
本発明第2実施例を示す断面図、第7図は第2図X−X
断面図、第8図は第2図Y−Y断面図、第9図は第4図
Z−Z断面図、第10図は有機繊維コードの配列を示す説
明図、第11図は従来例1の断面図、第12図は従来例2の
断面図、第13図は第11図a−a断面図、第14図は第11図
b−b断面図、第15図は第12図b−b断面図、第16図は
本発明実施例と従来例および比較例とのラジアル方向歪
を示すテスト結果グラフ、第17図は本発明実施例と従来
例および比較例との周方向歪を示すテスト結果グラフ、
第18図は標準状態からの負荷時における本発明実施例と
従来例および比較例とのタイヤ外表面の変形形態を示す
テスト結果図である。 10……ラジアルタイヤ、11……ビード部、15……ビード
コア、16……カーカス層、16A……カーカス折返し部、1
6B………折返し端、18……ビードフィラーゴム、19……
リム、22……補強層、23……第1クッションゴム、24…
…第2クッションゴム。

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対のビードコア間の跨がりほぼタイヤ断
    面方向に配置されたコードからなる少なくとも一層のカ
    ーカス層と、カーカス層のクラウン部の放射外側に配置
    されたベルト層と、一対のビードコア上のそれぞれに位
    置されて径方向外方に延伸されたビードフィラーゴム
    と、カーカスコードの両端部がビードトゥ側からビード
    コアを囲んでビードヒール側に向かって折返され、その
    折返し端の少なくとも一端がビードフィラーゴムの径方
    向外方端よりも径方向外方に位置されているラジアルタ
    イヤにおいて、 各ビードフィラーゴム(18)の内側に、有機繊維からな
    る40〜60゜のバイアス角度を有する補強層(22)を、ビ
    ードコア(15)の径内方向位置よりビードフィラーゴム
    (18)の延伸方向に沿わせて貼りつけ、 更に、リムフランジ(19A)横のアブレーションゴム(2
    0)とカーカス折返し部(16A)との間に、カーカス層
    (16)の0.5〜1.5倍のゲージを有する第1クッションゴ
    ム(23)とビードフィラーゴム(18)の延伸方向に沿わ
    せて設け、 カーカス折返し部(16A)とカーカスコードとの間でタ
    イヤ内表面側カーカス層(16)の0.5〜1.5倍のゲージを
    有する第2クッションゴム(24)を径方向に延伸して設
    けたことを特徴とするラジアルタイヤ。
  2. 【請求項2】カーカス折返し端(16B)がタイヤ断面高
    さ(H)の50%近辺にあり、ビードフィラーゴム(18)
    の長さ(L1)がタイヤ断面高さ(H)の25%程度とさ
    れ、第1クッションゴム(13)の長さ(L3)がビードフ
    ィラーゴム(18)の長さ(L1)の30%以上でかつその長
    さ(L1)よりも短い長さ(L3)とされていることを特徴
    とする請求項1記載のラジアルタイヤ。
  3. 【請求項3】補強層(22)の長さ(L2)がビードフィラ
    ーゴム(18)の長さ(L1)よりも長くされており、該補
    強層(22)の延伸端(22A)がビードフィラーゴム(1
    8)の延伸端(18A)とカーカス折返し端(16B)との間
    に位置していることを特徴とする請求項1記載のラジア
    ルタイヤ。
  4. 【請求項4】補強層(22)の長さ(L2)がビードフィラ
    ーゴム(18)の長さ(L1)よりも長くされており、該補
    強層(22)の延伸端(22A)が第1クッションゴム(2
    3)の延伸端(23A)とビードフィラーゴム(18)延伸端
    (18A)との間に位置されていることを特徴とする請求
    項1記載のラジアルタイヤ。
  5. 【請求項5】補強層(22)の延伸端(22A)がビードフ
    ィラーゴム(18)の延伸端(18A)と第1クッションゴ
    ム(23)の延伸端(23A)との間に位置しており、第2
    クッションゴム(24)が、カーカス折返し端(16B)、
    ビードフィラーゴム(18)の延伸端(18A)および補強
    層(22)の延伸端(22A)をともに内面から覆って設け
    られていることを特徴とする請求項1記載のラジアルタ
    イヤ。
  6. 【請求項6】補強層(22)の延伸端(22A)がビードフ
    ィラーゴム(18)の延伸端(18A)とカーカス折返し端
    (16B)との間に位置しており、第2クッションゴム(2
    4)が、カーカス折返し端(16B)、補強層(22)の延伸
    端(22A)およびビードフィラーゴム(18)の延伸端(1
    8A)をともに内側から覆って設けられていることを特徴
    とする請求項1記載のラジアルタイヤ。
  7. 【請求項7】ビードフィラーゴム(18)の硬度が80゜以
    上で、アブレーションゴム(20)の硬度が70〜75゜であ
    り、第1クッションゴム(23)の硬度が60〜70゜である
    ことを特徴とする請求項1記載のラジアルタイヤ。
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