JP4587198B2 - 発泡樹脂成形体 - Google Patents

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Description

本発明は、特定の粒度内容を有する、少なくとも粒子表面がリン酸カルシウム系化合物からなる発泡安定剤、及び、板状無機粒子、熱可塑性エラストマーから選ばれる少なくとも1種を含有してなる発泡樹脂成形体に関し、更に詳しくは、微細で均一な気泡を有し、軽量で、優れた機械的物性、寸法安定性を有する発泡樹脂成形体に関する。
樹脂の発泡成形とは、成形後の樹脂中に気泡を混在させる成形方法であり、優れた寸法安定性を有し、軽量で、しかも簡便に製造できる等の特徴から、多くの樹脂成形に応用されている。発泡成形の方法としては、樹脂に発泡剤を加えて射出成形する化学発泡法、または、射出成形する溶融状態の樹脂中に二酸化炭素、窒素等の不活性ガスを吹き込む物理発泡法が知られている。また、超臨界状ガスを用いて微細気泡を有する発泡成形体を得る超臨界発泡法が開発されている。一般的に発泡成形の材料として、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン等の汎用樹脂、ABS、変性ポリフェニレンオキサイド等の樹脂が用いられている。発泡成形体は、発泡していない通常の成形体と比べると、軽量化と寸法安定性は向上するが、機械的物性が大幅に低下する問題がある。パソコンに代表されるOA機器や家電製品、自動車部品等の更なる機械的物性の向上が要求されている。
スチレン系樹脂を主体とし、これにポリプロピレン系樹脂を配合してなる樹脂成分を含む樹脂組成物に超臨界状ガスを浸透させて方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。しかし、この方法では、微細で均一な気泡が安定して得られず、スチレン系樹脂を主体とする樹脂組成物を用いるため、機械的物性が満足できるものではない。
また、ポリプロピレン系樹脂等の結晶性熱可塑性樹脂に、熱可塑性エラストマーなどの非晶性熱可塑性樹脂を配合してなる樹脂成分を含む樹脂組成物を、超臨界発泡法で発泡成形体を得る方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)が、微細で均一な気泡が安定して得られず、機械的物性が満足できるものではない。
更に、ポリオレフィン系樹脂に、完全に相溶しない熱可塑性エラストマーと、無機充填材を配合する方法が提案されている(例えば、特許文献3参照)が、微細で均一な気泡が安定して得られず、機械的物性が満足できるものではない。
特開平10−24476号公報 特開2001−40130号公報 特開2003−206369号公報
本発明はかかる実情に鑑み、上記従来技術の問題点を解消し、微細で均一な気泡を有し、軽量で、優れた機械的物性、寸法安定性を有する発泡樹脂成形体を提供することを目的とするものである。
本発明者らは、上記問題を解決するために鋭意検討した結果、特定の粒度内容を有する、少なくとも粒子表面がリン酸カルシウム系化合物からなる発泡安定剤と、板状無機粒子及び/又は熱可塑性エラストマーと、樹脂とを含有することにより、微細で均一な気泡を有し、軽量で、優れた機械的物性、寸法安定性を有する発泡樹脂成形体が得られることを見いだし、本発明を完成した。
即ち、上記目的を達成するための本発明の請求項1は、下記の式(a)及び(b)を満足する、少なくとも粒子表面がリン酸カルシウム系化合物からなる発泡安定剤と、板状無機粒子、熱可塑性エラストマーから選ばれる少なくとも1種と、樹脂とを含有してなることを特徴とする発泡樹脂成形体を内容とする。
(a)0.01≦dx≦30
(b)2.5≦V≦30
但し、
dx:電子顕微鏡写真により測定した平均粒子径(μm)
V :JISK5101−91 21.1 顔料試験方法の静置法による見掛け比容(m l/g)
本発明の請求項2は、少なくとも粒子表面がリン酸カルシウム系化合物からなる発泡安定剤が更に下記の式(c)及び(d)を満足する請求項1記載の発泡樹脂成形体を内容とする。
(c)1≦α≦5 α=d50/dx
(d)0≦β≦2 β=(d90−d10)/d50
但し、
α :分散係数
d50:マイクロトラックFRAレーザー式粒度分布計により測定したふるい50%平均 粒子径(μm)
d90:マイクロトラックFRAレーザー式粒度分布計により測定した通過側累計90% 粒子径(μm)
d10:マイクロトラックFRAレーザー式粒度分布計により測定した通過側累計10% 粒子径(μm)
本発明の請求項3は、リン酸カルシウム系化合物のCa/Pの原子比が5.56以下である請求項1又は2記載の発泡樹脂成形体を内容とする。
本発明の請求項4は、リン酸カルシウム系化合物が、化学式Ca10(PO4 6 ・(OH)2 のヒドロキシアパタイトである請求項1〜3のいずれか1項に記載の発泡樹脂成形体を内容とする。
本発明の請求項5は、 樹脂100重量部に対して、少なくとも粒子表面がリン酸カルシウム系化合物からなる発泡安定剤が0.01〜10重量部、板状無機粒子が1〜50重量部、熱可塑性エラストマーが0.01〜20重量部である請求項1〜4のいずれか1項に記載の発泡樹脂成形体を内容とする。
本発明の発泡樹脂成形体は、微細で均一な気泡を有し、軽量で、優れた機械的物性及び寸法安定性を備えている。
本発明の発泡樹脂成形体(以下、発泡成形体と記す)は、下記の式(a)及び(b)を満足する、少なくとも粒子表面がリン酸カルシウム系化合物からなる発泡安定剤と、板状無機粒子、熱可塑性エラストマーから選ばれる少なくとも1種と、樹脂とを含有してなることを特徴とする。
(a)0.01≦dx≦30
(b)2.5≦V≦30
但し、
dx:電子顕微鏡写真により測定した平均粒子径(μm)
V :JISK5101−91 21.1 顔料試験方法の静置法による見掛け比容(m l/g)
本発明における発泡安定剤の平均粒子径dx(μm)は、0.01≦dx≦30であり、好ましくは、0.1≦dx≦20、より好ましくは、0.2≦dx≦10である。dxが0.01μm未満の場合、粒子の凝集が強く、樹脂中への分散が低下し、微細で均一な気泡が得られないため、機械的物性を低下させるので好ましくない。また、dxが30μmを超える場合、発泡安定剤の個数が極端に少なくなり、微細な気泡が得られないため好ましくない。
尚、平均粒子径dxは、走査型電子顕微鏡を用いて、異なった視野から約100個の単粒子と認めることが出来る粒子のみを計測した。測定粒子径は定方向径について測定し、このようにして得られた粒子径から求めた個数平均径である。但し、一次粒子が針状・柱状ないし不定形の場合は、一つの一次粒子の最長径と最短径の積の平方根をdxとする。
本発明における発泡安定剤の見掛け比容V(ml/g)は、2.5≦V≦30であり、好ましくは、3≦V≦20であり、より好ましくは、8≦V≦20である。Vが30を超える場合、樹脂との混合が困難で、分散性低下の原因となり、粉塵等のハンドリング面での問題もあり好ましくない。また、Vが2.5未満の場合は、樹脂中に存在する粒子個数が少なくなり、微細で均一な気泡が得られないので好ましくない。
本発明における発泡安定剤の粒子組成は、少なくとも粒子表面がリン酸カルシウム系化合物であり、樹脂との親和性が高いという観点から、リン酸カルシウム系化合物が好ましく、また樹脂中の粒子個数を多くし、微細な気泡を得るという観点から、見掛け比容が大きいものが好ましく、例えば、花弁状多孔質構造を有するリン酸カルシウム系化合物が好ましい。
リン酸カルシウム系化合物のCa/Pの原子比は、花弁状多孔質構造を有するリン酸カルシウム系化合物の割合であり、見掛け比容の高さという観点から、5.56以下が好ましく、3.33以下がさらに好ましい。下限については特に限定されないが、粒子の安定性という観点から1.60以上が好ましく、1.67以上が更に好ましい。また、粒子の安定性という観点から、リン酸カルシウム系化合物が、化学式Ca10(PO4 6 ・(OH)2 のヒドロキシアパタイトであることが好ましい。
上記の如き本発明における発泡安定剤は、例えば、後記する混合条件及び熟成条件により得られるが、上記式(a)〜(d)で表される平均粒子径dx、見掛け比容V、分散係数α、シャープネスβをコントロールする際に、特に大きく影響する混合条件としては、混合、熟成時の撹拌羽根周速、Ca/Pの原子比である。撹拌羽根周速が低すぎた場合、混合、熟成時に凝集が起こり、平均粒子径dxが大きくなりすぎたり、分散係数α、シャープネスβにも悪影響を及ぼし、撹拌羽根周速が高すぎる場合、撹拌力によって水懸濁液温度が急激に上昇してしまい、反応系の温度コントロールが困難になるだけでなく、製造コストにも大きく影響する。また、Ca/Pの原子比が高すぎた場合、粒子に占める多孔質構造を有するリン酸カルシウム系化合物の割合が小さくなるため、見掛け比容Vが低下してしまい、Ca/Pの原子比が低すぎた場合、リン酸カルシウム系化合物粒子自体が形成できなくなる傾向にある。
本発明における発泡安定剤の調製方法については特に制限はないが、例えば、炭酸カルシウムを分散した水系中で、水可溶性リン酸、又は、水可溶性リン酸塩とを徐々に反応させて、核材表面で花弁状多孔質リン酸カルシウム系化合物を生成させることにより調製される。具体的には、特定の核材となる炭酸カルシウムの水懸濁液分散体と燐酸の希釈水溶液及び/又は特定の燐酸2水素カルシウムの水懸濁液分散体及び/又は特定の燐酸水素カルシウム2水塩の水懸濁液分散体を特定の割合で特定の混合条件において混合、特定の熟成条件で熟成後、乾燥する方法が例示される。
以下に、本発明の発泡安定剤を構成するリン酸カルシウム系化合物の内、特に好ましく用いることのできる花弁状多孔質ヒドロキシアパタイトを主成分とした場合の調製方法について、より具体的に例示する。
粒度分布測定器((株)島津製作所製SA−CP3)により測定した平均粒子径が0.1〜5μmである炭酸カルシウムの水懸濁液分散体と燐酸の希釈水溶液及び/又は粒度分布測定器((株)島津製作所製SA−CP3)により測定した平均粒子径が2〜10μmであるリン酸二水素カルシウムの水懸濁液分散体及び/又は粒度分布測定器((株)島津製作所製SA−CP3)により測定した平均粒子径が2〜10μmであるリン酸水素カルシウム二水塩の水懸濁液分散体をCa/Pの原子比が16.7〜1.60となる割合で水中で下記の混合条件で混合後、更に下記の熟成条件で熟成を行い、脱水、水洗を行い、300度以下の乾燥雰囲気下で乾燥し、解砕仕上げを行う。
(混合条件)
炭酸カルシウムの水懸濁液分散体固形分濃度 1〜15重量%
燐酸の希釈水溶液濃度 1〜50重量%
混合攪拌羽根の周速 0.5〜50m/秒
混合時間 0.1〜150時間
混合系水懸濁液温度 0〜80℃
混合系の水懸濁液pH 5〜9
(熟成条件)
熟成系のCa濃度 0.4〜5重量%
熟成時間 0.1〜100時間
熟成系水懸濁液温度 20〜80℃
熟成系水懸濁液pH 6〜9
攪拌羽根の周速 0.5〜50m/秒
本発明における発泡安定剤の分散係数αは、1≦α≦5が好ましく、1≦α≦2がより好ましい。αが5を超える場合、凝集による粗大粒子が多く存在することを意味し、微細な気泡が得られない傾向にある。またαは1未満の場合、粒子の凝集が起こり、樹脂中での分散状態が不均一になるので、均一な気泡が得られない傾向にある。
本発明における発泡安定剤のシャープネスβは、0≦β≦2が好ましく、0≦β≦1がより好ましい。βが2を超える場合、粒度分布がブロードなことを意味し、微小粒子、粗大粒子、またその両方の含有率が多くなるため、微細で均一な気泡が得られない傾向にある。
本発明における発泡安定剤は、粒子の分散性や安定性等をさらに高めるために、シランカップリング剤やチタネートカップリング剤等のカップリング剤、有機酸、例えば脂肪酸、樹脂酸、アクリル酸等のα、βモノエチレン性不飽和カルボン酸及び、そのエステル類、シュウ酸、クエン酸、酒石酸等の有機酸、フッ酸等の無機酸、それらの重合物及び共重合物、それらの塩、又はそれらのエステル類等の表面処理剤、界面活性剤やヘキサメタリン酸ソーダ、ピロリン酸、ピロリン酸ソーダ、トリポリリン酸、トリポリリン酸ソーダ、トリメタリン酸、ハイポリリン酸等の縮合リン酸及びその塩等を、常法に従い添加又は表面処理してもさしつかえない。これらは単独で又は必要に応じ2種以上組み合わせて用いられる。
表面処理は湿式、乾式のいずれでもよい。湿式の場合の表面処理条件としては特に制限されないが、表面処理剤濃度1〜20重量%、表面処理時間10〜60分、攪拌羽根の周速0.5〜30m/秒が好ましい。
表面処理量は、発泡安定剤に対して0.01〜50重量%が好ましい。0.01未満では処理効果が充分でなく、一方、50重量%を超えると、凝集の原因となり、機械的物性が低下する傾向にある。
本発明における板状無機粒子は、発泡安定剤を起点に発生した気泡同士の接触、接合を防止するため、板状形状を有する無機粒子であれば特に制限はなく、タルク、マイカ、ナノ分散した層状珪酸塩、カオリン、ガラスフレーク等が例示できる。これらは単独で又は必要に応じ2種以上組み合わせて用いられる。これらの中では、微細な粒子径で、良好な分散性を有し、樹脂ともなじみの良好なタルクが好ましい。平均粒子径は、機械的物性、成形物の外観等の観点から、20μm以下が好ましく、10μm以下が更に好ましい。
本発明における熱可塑性エラストマーは、例えば、ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、エチレン−プロピレンゴム(EPR)、エチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPDM)、水素添加スチレン−ブタジエン共重合体エラストマー(HSBR)、スチレン−(エチレン・ブチレン)−エチレンブロック共重合体エラストマー(SEBC)、エチレン−(エチレン・ブチレン)−エチレンブロック共重合体エラストマー(CEBC)、シリコーンゴム、フッ素ゴム、エチレンアクリルゴムなどが例示できる。これらは単独で又は必要に応じ2種以上組み合わせて用いられる。
本発明の発泡成形体における発泡安定剤の配合量は、微細で均一な気泡を数多く得、発泡成形体の重量増を抑えるという観点から、樹脂100重量部に対して0.01〜10重量部が好ましく、0.05〜5重量部がより好ましい。
板状無機粒子の配合量は、気泡同士の接合を防ぎ、微細で均一な気泡を得、発泡成形体の重量増を抑えるという観点から、樹脂100重量部に対して、1〜50重量部が好ましく、10〜40重量部がより好ましい。
熱可塑性エラストマーの配合量は、樹脂自体の機械的物性を損なうことなく、気泡同士の接合を防ぎ、微細で均一な気泡を得るという観点から、樹脂100重量部に対して、0.01〜20重量部が好ましく、0.05〜10重量部がより好ましい。
本発明の発泡安定剤に配合される他の成分としては、特に制限はないが、必要に応じて合成シリカ等の無機粒子を目的に応じて1種又は2種以上配合してもさしつかえない。また、リン酸カルシウム系化合物では、花弁状構造を有しない非晶質リン酸カルシウム(略号ACP、化学式Ca3 (PO4 2 ・nH2 O)、フッ素アパタイト(略号FAP、化学式Ca10(PO4 6 2 )、塩素アパタイト(略号CAP、化学式Ca10(PO4 6 12)、ヒドロキシアパタイト(略号HAP、化学式Ca10(PO4 6 (OH)2 )、リン酸八カルシウム(略号OCP、化学式Ca8 2 (PO4 6 ・5H2 O)、リン酸三カルシウム(略号TCP、化学式Ca3 (PO4 2 )、リン酸水素カルシウム(略号DCP、化学式CaHPO4 )、リン酸水素カルシウム二水和物(略号DCPD、化学式CaHPO4 ・2H2 O)等の本発明の徐放体用花弁状多孔質基材と異なる、花弁状構造を有しないリン酸カルシウム系化合物を目的に応じて1種又は2種以上配合してもさしつかえない。
本発明の発泡成形体に用いることのできる樹脂としては、特に制限はなく、通常の熱可塑性樹脂を用いることができる。具体例としては、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂等の汎用プラスチック、ポリアミド樹脂、ABS樹脂、熱可塑性ポリエステル、ポリカーボネート樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂、ポリサルフォン樹脂、ポリエーテルサルフォン樹脂、ポリエーテルイミド樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂等のエンジニアリングプラスチック等を挙げることができる。また、熱硬化性樹脂としては、フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、不飽ポリエステル、ジアリルフタレート樹脂、エポキシ樹脂、ケイ素樹脂、ポリウレタン、ポリイミドなどが挙げられ、これらの樹脂の共重合体、混合物、変性物などでもよい。これらは単独で又は必要に応じ2種以上組み合わせて用いられる。
本発明の発泡成形体に用いることのできる発泡剤は、特に制限はなく、物理的発泡法では、二酸化炭素や窒素等の不活性ガスを用いればよく、化学的発泡法では、例えば、アゾ系化合物、ニトロソ系化合物、スルホニルヒドラジド系化合物、スルホニルセミカルバジド系化合物、複素環式窒素含有化合物、カーボネート系化合物及びカルボキシレート系化合物から選ばれた発泡剤であり、例えば、アゾジカルボンアミド、アゾジカルボン酸バリウム、ジニトロソペンタメチレンテトラミン、4,4’−オキシ−ビス−(ベンゼンスルホニル)ヒドラジド、3.3’−ジスルホンヒドラジドジフェニルスルホン、トリヒドラジン−S−トリアジン、5−フェニルテトラゾール、5−フェニルテトラゾールのカルシウム塩、ジイソプロピルヒドラゾカルボキシレート等が挙げられる。これらは単独で又は必要に応じ2種以上組み合わせて用いられる。
配合量は、発泡成形体中0.01〜10重量%が好ましい。発泡剤と共に、尿素系、有機酸系、金属塩系の発泡助剤を併用してもかまわない。また、機械的強度、耐熱性、寸法安定性、電気的性質等の性能を付加する目的で、本発明の発泡安定剤以外にも無機充填剤を配合してもかまわない。
このような無機充填剤としては、例えば、ガラス繊維、アスベスト繊維、カーボン繊維、シリカ繊維等の繊維状充填剤や、カーボンブラック、グラファイト、シリカ、石英粉末、ガラスビーズ、ガラスバルーン、ガラス紛、珪酸カルシウム、珪酸アルミニウム、カオリン、タルク、クレー、珪藻土、酸化鉄、酸化チタン、酸化亜鉛、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、リン酸カルシウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム等の粒状充填剤が挙げられる。これらは単独で又は必要に応じ2種以上組み合わせて用いられる。無機充填剤の配合量は、発泡成形体中0〜80重量%が好ましい。80重量%を超えると成形性が低下する。
本発明の発泡成形体には、微細な気泡の安定性を高めるためる目的で、界面活性剤を配合してもかまわない。例えば、カチオン系、アニオン系、非イオン系等が挙げられ、配合量は、発泡成形体中0.05〜5重量%が好ましい。
本発明の発泡成形体には、成型時に発泡した樹脂が金型に充填された後、結晶化を促進させる目的で、結晶核剤を配合することも有効である。例えば、ボロンナイトライド等の窒化物、カオリン、タルク、クレー等の粘土類、金属の酸化物、炭酸塩、硫酸塩、珪酸塩、有機酸塩等のが挙げられる。これらは単独で又は必要に応じ2種以上組み合わせて用いられる。また、これと併用して結晶成長速度を増大させるため、リン酸エステル類を配合するのも好ましい。
本発明の発泡成形体には、一般に熱可塑性樹脂及び熱硬化性樹脂に添加される公知の物質、例えば、酸化防止剤、難燃剤、染料や顔料等の着色剤、潤滑剤等も要求物性に応じ適宜添加してもかまわない。
本発明の発泡成形体の成形用材料の調製は、特に制限はないが、本発明の発泡安定剤と、樹脂、発泡剤、及びその他の成分を成形前にブレンドする方法、発泡剤以外の成分の全部または一部を含む樹脂組成物を調製しておき、これに発泡剤またはこれと残りの成分をブレンドする方法、発泡剤の分解温度以下で軟化する樹脂に発泡剤を混練したマスターバッチを調製し、他の成分とブレンドする方法等のいずれでも問題ない。
本発明の発泡成形体の成形方法は、特に制限はないが、射出成形、押出成形、ブロー成形等、通常の方法で成形することができるが、特に射出成形による方法が簡便であり、好ましい。微細で均一な気泡を得るという観点から、二酸化炭素、窒素等の不活性ガスを用いる物理的発泡方法がより好ましい。
本発明の発泡成形体の発泡倍率は、特に制限はないが、1.02〜4.0となるようにするのが好ましい。
発泡倍率とは、下記の如く定義される。
発泡倍率=発泡剤を添加しない場合の成形体の比重/発泡剤を添加した成形体の比重
発泡倍率が1.02未満では、成形体の軽量化、寸法安定性の向上にほとんど期待できない。逆に発泡倍率が4.0を越えると、大幅に機械的物性が低下し、成形の制御も極めて困難である。より好ましい発泡倍率は、1.1〜2である。
以下に本発明を実施例を挙げてさらに詳しく説明するが、本発明は、その要旨を越えない限り、以下の実施例に制限されるものではない。
(発泡安定剤の調製)
先ず以下の実施例、比較例において使用する炭酸カルシウムの水懸濁液分散体a、及びbの調製方法について記載する。
「炭酸カルシウムの水懸濁液分散体a」
比重1.055で温度が8℃の石灰乳(水酸化カルシウムの水懸濁液)7000リッターに、炭酸ガス濃度27重量%の炉ガスを24m3 の流速で導通しpH9まで炭酸化反応を行い、その後40〜50℃で5時間撹拌熟成を行うことにより粒子間のアルカリを溶出させpH10.8として分散させ、電子顕微鏡写真より測定した平均粒子径0.05μmで粒度分布測定器((株)島津製作所製SA−CP3)により測定した平均粒子径が0.48μmである炭酸カルシウムの水懸濁液分散体を調製した。
「炭酸カルシウムの水懸濁液分散体b」
丸尾カルシウム製重質炭酸カルシウム「スーパーSSS」(1.2m2 /g)に水を添加混合後、TKホモミキサー(5000rpm,15分間)にて撹拌分散させて固形分濃度25%の電子顕微鏡写真より測定した平均粒子径3μmで粒度分布測定器((株)島津製作所製SA−CP3)により測定した平均粒子径が3.4μmである炭酸カルシウムの水懸濁液分散体bを調製した。
上記炭酸カルシウム水懸濁液分散体a、bを用い下記の方法により、発泡安定剤A〜Eを調製した。即ち、炭酸カルシウムの水懸濁液とリン酸の希釈水溶液を表1に記載の混合条件で混合反応させた後、5重量%のステアリン酸石鹸を10%の熱水溶液とし表面処理を行い、常法で脱水、乾燥後、解砕を行った。
得られた発泡安定剤A〜E、及び市販のリン酸カルシウム(商品名:リン酸三カルシウム、米山化学工業株式会社製)の粉体物性を表2に示す。
また、粒子表面を比較するために、発泡安定剤Bと市販のリン酸カルシウムの粒子構造を示す電子顕微鏡写真をそれぞれ図1、図2に示す。
図1より、発泡安定剤2は花弁状多孔質構造を有しており、また図2より市販のリン酸カルシウムは微細な粒子の凝集物であり、花弁状多孔質構造を有するものではないことがわかる。
(発泡成形体の製造)
実施例1、2 比較例1〜4
PP樹脂100重量部、発泡安定剤1重量部、板状無機粒子(浅田製粉製「JM209」)10重量部、熱可塑性エラストマー(クラレエラストマーカンパニー製「セプトン1050」)3重量部を、射出成形機によって混練し、発泡安定剤を配合した樹脂ペレットを得た。該樹脂ペレットを射出成形機のシリンダー内で溶融し、超臨界状態の二酸化炭素ガスを浸透させ、金型へ射出して発泡成形品を得た。
成形品の製造条件は、シリンダー温度200℃、射出速度100mm/秒、溶融樹脂射出量はキャビティ容量の約5割、金型温度80℃、冷却時間90秒とした。成形品の発泡倍率は約1.3倍である。
実施例3、5
熱可塑性エラストマーを無添加とする以外は実施例1と同様に行い、発泡成形品を得た。
比較例6
発泡安定剤と熱可塑性エラストマーを無添加とする以外は実施例1と同様に行い、発泡成形品を得た。
実施例4、6
板状無機粒子を無添加とする以外は実施例1と同様に行い発泡成形品を得た。
実施例7
発泡安定剤を0.5重量部とする以外は実施例1と同様に行い発泡成形品を得た。
実施例8
発泡安定剤を8重量部とする以外は実施例1と同様に行い発泡成形品を得た。
実施例9
板状無機粒子を3重量部とする以外は実施例1と同様に行い発泡成形品を得た。
実施例10
板状無機粒子を45重量部とする以外は実施例1と同様に行い発泡成形品を得た。
実施例11
熱可塑性エラストマーを0.05重量部とする以外は実施例1と同様に行い発泡成形品を得た。
実施例12
熱可塑性エラストマーを15重量部とする以外は実施例1と同様に行い発泡成形品を得た。
比較例7
発泡安定剤と板状無機粒子を無添加とする以外は実施例1と同様に行い発泡成形品を得た。
比較例5
板状無機粒子及び熱可塑性エラストマーを無添加にする以外は実施例1と同様に行い発泡成形品を得た。
比較例8
発泡安定剤、板状無機粒子及び熱可塑性エラストマー全て無添加にする以外は実施例1と同様に行い発泡成形品を得た。
比較例9
発泡安定剤を無添加にする以外は実施例1と同様に行い発泡成形品を得た。
実施例1〜12、比較例1〜9で得られた発泡成形体について下記の方法により発泡状態を下記の基準により評価した。結果を表3に示す。
(評価方法)
発泡成形品を切断し、切断面に現れた発泡セルの大きさ、分布と、均一性(成形体全体の発泡セルの分布)を電子顕微鏡視野で観察することによって発泡状態を評価した。均一性については、成形体のゲート付近、中央、エンドの3箇所で確認した。
(評価基準)
発泡セル10〜30μmで分布状態が均一である 5
発泡セル10〜50μmで分布状態が若干不均一である 4
発泡セル50〜150μmで分布状態が若干不均一である 3
発泡セル50〜200μmで分布状態が不均一である 2
発泡セル30〜300μmで分布状態が不均一である 1
叙上のとおり、本発明の発泡成形体は、微細で均一な気泡を有するとともに、軽量で、優れた機械的物性及び寸法安定性を有し、パソコンに代表されるOA機器や家電製品、自動車部品等の更なる機械的物性の向上が要求されている分野にも有用である。
リン酸カルシウムからなる発泡安定剤Bの粒子構造を示す電子顕微鏡写真(10,000倍)である。 市販のリン酸カルシウムの粒子構造を示す電子顕微鏡写真(10,000倍)である。

Claims (5)

  1. 下記の式(a)及び(b)を満足する、少なくとも粒子表面がリン酸カルシウム系化合物からなる発泡安定剤と、板状無機粒子、熱可塑性エラストマーから選ばれる少なくとも1種と、樹脂とを含有してなることを特徴とする発泡樹脂成形体。
    (a)0.01≦dx≦30
    (b)2.5≦V≦30
    但し、
    dx:電子顕微鏡写真により測定した平均粒子径(μm)
    V :JISK5101−91 21.1 顔料試験方法の静置法による見掛け比容(m l/g)
  2. 少なくとも粒子表面がリン酸カルシウム系化合物からなる発泡安定剤が更に下記の式(c)及び(d)を満足する請求項1記載の発泡樹脂成形体。
    (c)1≦α≦5 α=d50/dx
    (d)0≦β≦2 β=(d90−d10)/d50
    但し、
    α :分散係数
    d50:マイクロトラックFRAレーザー式粒度分布計により測定したふるい50%平均 粒子径(μm)
    d90:マイクロトラックFRAレーザー式粒度分布計により測定した通過側累計90% 粒子径(μm)
    d10:マイクロトラックFRAレーザー式粒度分布計により測定した通過側累計10% 粒子径(μm)
  3. リン酸カルシウム系化合物のCa/Pの原子比が5.56以下である請求項1又は2記載の発泡樹脂成形体。
  4. リン酸カルシウム系化合物が、化学式Ca10(PO4 6 ・(OH)2 のヒドロキシアパタイトである請求項1〜3のいずれか1項に記載の発泡樹脂成形体。
  5. 樹脂100重量部に対して、少なくとも粒子表面がリン酸カルシウム系化合物からなる発泡安定剤が0.01〜10重量部、板状無機粒子が1〜50重量部、熱可塑性エラストマーが0.01〜20重量部である請求項1〜4のいずれか1項に記載の発泡樹脂成形体。
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