JP4586708B2 - 差動増幅器 - Google Patents

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Description

本発明は、測定器やLSIテスタ等に用いられる差動増幅器、特に演算増幅器と4つの分圧抵抗とがパッケージングされた1チップICを用いて構成される差動増幅器に関する。
図8は従来の差動増幅器の回路構成例である。この図に示すように従来の差動増幅器20は、差動増幅IC10を用いて構成されている。この差動増幅IC10は、演算増幅器1、一端が演算増幅器1の正相入力端子と接続され他端が第1の入力端子P1と接続された第1の抵抗素子2、一端が第1の抵抗素子2の一端と接続され他端が第1の出力端子P2と接続された第2の抵抗素子3、一端が演算増幅器1の逆相入力端子と接続され他端が第2の入力端子P3と接続された第3の抵抗素子4、一端が第3の抵抗素子4の一端と接続され他端が第2の出力端子P4と接続された第4の抵抗素子5、演算増幅器1の出力端と接続された第3の出力端子P5、演算増幅器1への正電源供給用の正電源供給端子P6及び負電源供給用の負電源供給端子P7から構成されている。
これらの構成要素は、同一の半導体チップ上に形成されており、以下で説明するように第1の抵抗素子2と第2の抵抗素子3との抵抗比と、第3の抵抗素子4と第4の抵抗素子5との抵抗比とは互いに精密に一致するように形成されている。
また、第1の入力端子P1は正入力端子P8と接続され、第2の入力端子P3は負入力端子P9と接続され、第1の出力端子P2は負出力端子P10と接続され、第2の出力端子P4及び第3の出力端子P5は正出力端子P11と接続されている。さらに、正電源供給端子P6には正電源6が接続され、負電源供給端子P7には負電源7が接続されている。
なお、負出力端子P10はアースされている。
このように、差動増幅器20は、上記差動増幅IC10と、正入力端子P8、負入力端子P9、負出力端子P10、正出力端子P11、正電源6及び負電源7とから構成されており、正入力端子P8と負入力端子P9との間に被増幅信号を出力する被増幅信号源8が接続され、正入力端子P8とアース間にコモンモード電圧を出力するコモンモード電圧源9が接続されることにより上記被増幅信号の差動増幅処理を行い、正出力端子P11から増幅信号を出力する。
次に、このように構成された差動増幅器20の動作について説明する。
被増幅信号源8から出力される被増幅信号の電圧値をVdm、正出力端子P11から出力される増幅信号の電圧値をV、第1の抵抗素子2の抵抗値をR1、第2の抵抗素子3の抵抗値をR2、第3の抵抗素子4の抵抗値をR3、第4の抵抗素子5の抵抗値をR4とすると、下記関係式(1)が成立する。
Figure 0004586708
つまり、第1の抵抗素子2と第2の抵抗素子3との抵抗比と、第3の抵抗素子4と第4の抵抗素子5との抵抗比とを互いに精密に一致させ、その値を定数kにすることにより差動増幅器20のゲインは定数kに等しくなる。この定数kは、目的に応じて設定され、例えば0.01〜2程度に設定される。
一方、被増幅信号源8にはコモンモード電圧源9が接続されており、このため正入力端子P8にはコモンモード電圧Vcmが印加されている。通常、このコモンモード電圧Vcmは、被増幅信号電圧Vdmと比べて非常に大きい。しかしながら、演算増幅器1の増幅効果と、第2の出力端子P4と第3の出力端子P5とが接続されることによる負帰還作用の結果、増幅信号電圧Vはコモンモード電圧Vcmの影響を受けず、上記関係式(1)に示すように、被増幅信号電圧Vdmのみを検出して分圧した上で増幅信号電圧Vを出力する。
以上のように、従来の差動増幅器20は、入力信号、つまり被増幅信号に含まれるコモンモード電圧成分を除去し、被増幅信号電圧Vdmのみを増幅して出力する(例えば、下記特許文献1参照)。
特開平6−343013号公報
ところで、上記被増幅信号電圧Vdmが一定の状態において、コモンモード電圧Vcmの絶対値が大きく変化すると、差動増幅IC10内部の各抵抗素子の消費電力が変化し、その結果、差動増幅IC10のICチップ温度が大きく変化する。このため、差動増幅IC10の入力オフセット電圧が温度依存性により変化し、出力電圧である増幅信号電圧Vに誤差が発生するという問題があった。また、このような増幅信号電圧Vの温度変化は、コモンモード電圧Vcmの変化時点から数秒の時定数をもって緩やかに変化する特性を示す。これは、差動増幅IC10の熱時定数が通常数秒オーダであるためであり、このような遅い変化は、ICテスタや量産用測定器においてオフセット誤差校正を行うことができないという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、差動増幅器において、差動増幅ICの入力オフセット電圧の温度変化によって発生する増幅信号電圧の誤差を低減することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明では、第1の解決手段として、演算増幅器と、一端が前記演算増幅器の正相入力端子と接続され他端が正入力端子と接続された第1の抵抗素子と、一端が前記第1の抵抗素子の一端と接続され他端がアースされた負出力端子と接続された第2の抵抗素子と、一端が前記演算増幅器の逆相入力端子と接続され他端が負入力端子と接続された第3の抵抗素子と、一端が前記第3の抵抗素子の一端と接続され他端が正出力端子と接続された第4の抵抗素子とを有し、前記正入力端子と負入力端子との間に被増幅信号が入力されることによって差動増幅処理を行い、前記正出力端子から増幅信号を出力する差動増幅器であって、一端が前記第4の抵抗素子の他端と接続され、他端が前記演算増幅器の出力端子と接続され、前記正入力端子とアース間のコモンモード電圧を検出するコモンモード電圧検出用抵抗素子と、前記コモンモード電圧検出用抵抗素子にて検出されたコモンモード電圧が所定の閾値より小さい場合に、前記演算増幅器の出力端子に電流を注入もしくは前記出力端子から電流を抽出する電流調節手段とを具備することを特徴とする。
また、本発明では、第2の解決手段として、上記第1の解決手段において、前記電流調節手段は、同一の導電型を有する第1のトランジスタ及び第2のトランジスタ、第5の抵抗素子、第6の抵抗素子、直流電源から構成され、前記第1のトランジスタのベース端子は前記コモンモード電圧検出用抵抗素子の一端に接続され、エミッタ端子はコモンモード電圧検出用抵抗素子の他端に接続され、コレクタ端子は第5の抵抗素子の一端及び第2のトランジスタのベース端子に接続され、前記第5の抵抗素子の他端は直流電源に接続され、第2のトランジスタのエミッタ端子は前記第1のトランジスタのエミッタ端子と接続され、コレクタ端子は前記第6の抵抗素子の一端に接続され、第6の抵抗素子の他端は直流電源に接続されていることを特徴とする。
また、本発明では、第3の解決手段として、上記第1の解決手段において、前記電流調節手段は、同一の導電型を有する第1のトランジスタ、第2のトランジスタ及び第3のトランジスタ、第5の抵抗素子、第6の抵抗素子、直流電源から構成され、前記第1のトランジスタのベース端子は前記コモンモード電圧検出用抵抗素子の一端に接続され、エミッタ端子はコモンモード電圧検出用抵抗素子の他端に接続され、コレクタ端子は第5の抵抗素子の一端、第2のトランジスタのベース端子及び第3のトランジスタのコレクタ端子に接続され、前記第5の抵抗素子の他端は直流電源に接続され、第2のトランジスタのエミッタ端子は前記第1のトランジスタのエミッタ端子及び第3のトランジスタのベース端子と接続され、コレクタ端子は前記第6の抵抗素子の一端に接続され、第6の抵抗素子の他端は直流電源に接続され、第3のトランジスタのエミッタ端子はコモンモード電圧検出用抵抗素子の一端に接続されていることを特徴とする。
また、本発明では、第4の解決手段として、上記第2または3の解決手段において、前記コモンモード電圧検出用抵抗素子の両端電圧が、前記第1のトランジスタのオン電圧と同一の値となるコモンモード電圧を前記閾値として設定し、コモンモード電圧が前記閾値より小さい場合、もしくは/及び負の閾値を設定した場合ならば負のコモンモード電圧が前記負の閾値より大きい場合、第6の抵抗素子及び第2のトランジスタのコレクタ・エミッタ間を介して直流電源により前記演算増幅器の出力端子に電流を注入もしくは前記出力端子から電流を抽出することを特徴とする。
また、本発明では、第5の解決手段として、上記第1〜5のいずれかの解決手段において、前記演算増幅器、第1の抵抗素子、第2の抵抗素子、第3の抵抗素子及び第4の抵抗素子は、1チップ半導体IC内に形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、コモンモード電圧に応じて演算増幅器の出力端子に電流を注入もしくは前記出力端子から電流を抽出することにより、差動増幅ICにおける消費電力の変化量を低減することができる。その結果、差動増幅ICの温度変化を抑制し、入力オフセット電圧の温度変化によって発生する増幅信号電圧の誤差を低減することが可能である。
[第1実施形態]
以下、図面を参照して、本発明の第1実施形態について説明する。図1は本第1実施形態における差動増幅器40の回路構成図である。なお、図1において、図8と同じ構成要素には同一符号を付し、説明を省略する。
図1に示すように、本第1実施形態における差動増幅器40は、従来の図8の差動増幅器と比較して、新たにコモンモード電圧検出用抵抗素子21と電流注入回路30(電流調節手段)とを備えている。
コモンモード電圧検出用抵抗素子21の一端は、第2の出力端子P4、正出力端子P11及び電流注入回路30の第1のトランジスタ31のベース端子に接続され、他端は第3の出力端子P5、第1のトランジスタ31のエミッタ端子及び第2のトランジスタ34のエミッタ端子に接続されている。つまり、従来のように、第2の出力端子P4と第3の出力端子P5とを導通接続ではなく、コモンモード電圧検出用抵抗素子21を介して接続する。
電流注入回路30は、第1のトランジスタ31、第5の抵抗素子32、直流電源33、第2のトランジスタ34及び第6の抵抗素子35から構成されている。第1のトランジスタ31は、例えば、NPN型のトランジスタであり、そのベース端子は上述したように、コモンモード電圧検出用抵抗素子21の一端、第2の出力端子P4及び正出力端子P11に接続され、エミッタ端子はコモンモード電圧検出用抵抗素子21の他端及び第2のトランジスタ34のエミッタ端子に接続され、またコレクタ端子は第5の抵抗素子32の一端及び第2のトランジスタ34のベース端子に接続されている。
第5の抵抗素子32の一端は、上述したように、第1のトランジスタ31のコレクタ端子及び第2のトランジスタ34のベース端子に接続されており、他端は直流電源33に接続されている。直流電源33は、直流電圧VCCを第5の抵抗素子32の他端に出力する。第2のトランジスタ34は、例えば、NPN型のトランジスタであり、そのベース端子は上述したように、第1のトランジスタ31のコレクタ端子及び第5の抵抗素子32の一端に接続され、エミッタ端子は第1のトランジスタ31のエミッタ端子に接続され、またコレクタ端子は第6の抵抗素子35の一端に接続されている。第6の抵抗素子35の一端は、上述したように、第2のトランジスタ34のコレクタ端子に接続されており、他端は直流電源33に接続されている。
次に、このように構成された本第1実施形態における差動増幅器40の動作について説明する。なお、差動増幅器40における被増幅信号電圧Vdmと増幅信号電圧Vとの関係は、従来と同様、上記関係式(1)で表され、コモンモード電圧Vcmの影響を除去する作用も同じである。従って、以下では、コモンモード電圧検出用抵抗素子21及び電流注入回路30の動作について詳細に説明する。
まず、説明を簡単にするために、被増幅信号電圧Vdm=0とし、第1の入力端子P1の電圧をVP1、第1の出力端子P2の電圧をVP2、第2の入力端子P3の電圧をVP3、第2の出力端子P4の電圧をVP4とすると、下記関係式(2)、(3)が成り立つ。
Figure 0004586708
上記関係式(3)において、0は接地電圧を示す。上記関係式(2)、(3)より、第3の抵抗素子4と第4の抵抗素子5との直列回路に加わる電圧は、下記関係式(4)で表される。
Figure 0004586708
このように、第3の抵抗素子4と第4の抵抗素子5との直列回路に加わる電圧は、コモンモード電圧Vcmと同一となり、第3の抵抗素子4と第4の抵抗素子5との直列回路にはコモンモード電圧Vcmに比例した電流が流れる。ここで、コモンモード電圧Vcm>0とすると、第2の入力端子P3に流れ込む電流は、第3の抵抗素子4、第4の抵抗素子5及び第2の出力端子P4を介してコモンモード電圧検出用抵抗素子21に流れる。つまり、コモンモード電圧検出用抵抗素子21には、コモンモード電圧Vcmに比例した電流が流れる。コモンモード電圧検出用抵抗素子21の抵抗値をR21、第3の抵抗素子4の抵抗値をR3、第4の抵抗素子5の抵抗値をR4とすると、コモンモード電圧検出用抵抗素子21の両端電圧V21は下記関係式(5)で表される。
Figure 0004586708
上記関係式(5)に示すように、コモンモード電圧検出用抵抗素子21の両端電圧V21は、コモンモード電圧Vcmに比例した電圧が発生する。つまり、このコモンモード電圧検出用抵抗素子21を用いることによって、コモンモード電圧Vcmを検出することが可能となる。
コモンモード電圧Vcm=0の場合、コモンモード電圧検出用抵抗素子21の両端電圧V21=0となり、同様に第1のトランジスタ31のベース・エミッタ間電圧VBE1は0となる。一方、コモンモード電圧Vcmが大きくなると、コモンモード電圧検出用抵抗素子21の両端電圧V21も大きくなり、当該両端電圧V21が第1のトランジスタ31のオン電圧VON1以上の値になった時点で、第1のトランジスタ31がオンとなる。
このように、第1のトランジスタ31がオンとなる瞬間のコモンモード電圧Vcm cmX とすると、上記関係式(5)より下記関係式(6)が導かれる。
Figure 0004586708
すなわち、上記関係式(6)に示すように、第1のトランジスタ31がオンとなるコモンモード電圧VcmXは、コモンモード電圧検出用抵抗素子21の抵抗値R21を変えることで、任意に設定することが可能となる。
第1のトランジスタ31がオンとなった場合、第2のトランジスタ34のベース・エミッタ間電圧VBE1は0となる。つまり、第1のトランジスタ31がオンの場合、第2のトランジスタ34はオフとなる。一方、コモンモード電圧VcmがVcmXより小さい場合、つまり第1のトランジスタ31がオフの場合、第2のトランジスタ34のベース・エミッタ間電圧VBE2は、第2のトランジスタ34のオン電圧VON2以上の値になり、第2のトランジスタ34はオンとなる。
第2のトランジスタ34がオンとなった場合、直流電源33から第6の抵抗素子35を介して第2のトランジスタ34のコレクタ・エミッタ間に電流が流れ、さらに第3の出力端子P5を介して演算増幅器1の出力端に電流が流れ込む(注入される)。
このように、コモンモード電圧VcmXを閾値として、当該閾値よりコモンモード電圧Vcmが小さい場合は、第1のトランジスタ31はオフ、第2のトランジスタ34はオンとなり、演算増幅器1の出力端に電流が注入され、コモンモード電圧Vcmが閾値以上の場合、第1のトランジスタ31はオン、第2のトランジスタ34はオフとなり演算増幅器1の出力端への電流の注入は行われない。
上記のように、電流注入回路30から演算増幅器1の出力端に電流が注入された場合、演算増幅器1の消費電力は増加する。注入される電流をIPOとし、演算増幅器1の負電源7の電圧をVSN、第3の出力端子P5の電圧をVP5とすると、電流IPOの注入による演算増幅器1の消費電力増分PPOは下記関係式(7)で表される。
Figure 0004586708
例えば、増幅信号電圧Vの絶対値が負電源7の電圧VSNの絶対値と比べて小さい場合は、第3の出力端子P5の電圧VP5を無視しても良いので、上記関係式(7)は下記関係式(8)のように簡略化される。
Figure 0004586708
図2(a)は、コモンモード電圧Vcmとコモンモード電圧検出用抵抗素子21の両端電圧V21との関係を示し、図2(b)は、コモンモード電圧Vcmと演算増幅器1の出力端に注入される電流IPOとの関係を示し、また図2(c)は、コモンモード電圧Vcmと演算増幅器1の消費電力増分PPOとの関係を示している。これらの図に示すように、コモンモード電圧Vcmが閾値であるVcmXより小さい場合は、電流注入回路30から演算増幅器1の出力端に電流IPOが注入され、演算増幅器1の消費電力がPPOだけ増加する。
以上のような本第1実施形態の差動増幅器40の動作によって、コモンモード電圧Vcmが大きく変化した場合に、温度変化による差動増幅IC10の入力オフセット電圧の変化を抑制する原理について以下説明する。
図3は、コモンモード電圧Vcmと差動増幅IC10の消費電力Pとの関係を示す特性図である。図3において、破線L1は、従来の差動増幅器20におけるコモンモード電圧Vcmと差動増幅IC10の消費電力Pとの関係を示す特性曲線であり、実線L2は、本第1実施形態の差動増幅器40におけるコモンモード電圧Vcmと差動増幅IC10の消費電力Pとの関係を示す特性曲線である。なお、以下では、第1の抵抗素子2の抵抗値R1=第3の抵抗素子4の抵抗値R3=12(kΩ)、第2の抵抗素子3の抵抗値R2=第4の抵抗素子5の抵抗値R4=6(kΩ)、正電源6の電圧VSP=15(V)、負電源7の電圧VSN=−15(V)とし、コモンモード電圧Vcmが0〜32(V)まで変化した場合を想定して説明する。
破線L1は、下記関係式(9)、(10)に基づいて求めたものである。
Figure 0004586708
ここで、コモンモード電圧Vcmの最大値と比べて、負電源7の電圧VSNの絶対値は半分以下と小さいので、上記関係式(10)の第2項は、コモンモード電圧Vcm=30(V)において、全体の1/5となり無視することができる。このように、上記関係式(10)から、消費電力Pはコモンモード電圧Vcmの2乗にほぼ比例し、つまり放物線状の破線L1となる。図3からわかるように、コモンモード電圧Vcmが最小値から最大値まで変化した場合に、消費電力Pはおよそ0.14(W)変化する。
例えば、差動増幅IC10が一般的なICパッケージである8ピンのSOICである場合、その熱抵抗θJAはおよそ150(°C/W)であるので、この時の差動増幅IC10のジャンクション温度変化ΔTは、下記関係式(11)から求めることができる。
Figure 0004586708
ここで、差動増幅IC10のオフセット電圧温度係数(出力換算)が仮に7(μV/°C)とすると、上記ジャンクション温度変化ΔTに伴う増幅信号電圧Vの変化ΔVは、ΔV=7(μV/°C)・21(°C)=147(μV)となる。つまり、同じ被増幅信号電圧Vdmであっても、コモンモード電圧Vcm=0(V)の場合と、コモンモード電圧Vcm=32(V)の場合とでは、増幅信号電圧Vが147(μV)変化することになる。このような増幅信号電圧Vの誤差は、上述したように、数秒の時定数をもって緩やかに変化するものであるので、従来ではICテスタや量産用測定器ではオフセット誤差校正を行うことができなかった。
続いて、実線L2を用いて、本第1実施形態の電流注入回路30を用いた場合について説明する。ここで、例えば、閾値であるコモンモード電圧VcmXを18.5(V)と設定する。この値は、破線L1において、消費電力Pがコモンモード電圧Vcm=32(V)の時のおよそ1/3になる値である。なお、このコモンモード電圧VcmXは、上記関係式(6)に基づき、コモンモード電圧検出用抵抗素子21の抵抗値R21を調整することによって設定する。
さらに、電流注入回路30からの電流注入による消費電力増分PPOがコモンモード電圧Vcm=32(V)の時のおよそ2/3、つまり0.093(W)になるように設定する。このような消費電力増分PPOを設定するには、上記関係式(8)に基づいて、電流注入回路30から演算増幅器1の出力端に注入する電流IPOをおよそ6.2(mA)にすればよいことがわかる。なお、この演算増幅器1の出力端に注入する電流IPOは、第6の抵抗素子35の抵抗値を調整することで設定することができる。
このように、コモンモード電圧VcmXと演算増幅器1の出力端に注入する電流IPOとを設定すると、実線L2に示すように、コモンモード電圧VcmX=18.5(V)以下の範囲において、電流IPOが演算増幅器1の出力端に注入されることにより、消費電力Pが0.093(W)だけ増加することになる。ここで、実線L2において、コモンモード電圧Vcm=0(V)の場合、消費電力P=0.093(W)となり、コモンモード電圧Vcm=32(V)の場合、消費電力P=0.14(W)となる。従って、コモンモード電圧Vcmが最小値から最大値まで変化した場合の、消費電力Pの変化量はおよそ0.047(W)と小さくなる。
つまり、本第1実施形態によると、消費電力Pの変化量を、従来の差動増幅器20と比べて、およそ1/3に低減することができる。また、実線L2に示すように、コモンモード電圧Vcmの全範囲内において、コモンモード電圧Vcm=0(V)の時の消費電力P=0.093(W)と、任意のコモンモード電圧Vcmの時の消費電力Pとの差を常に0.043(W)、つまり消費電力Pの最大値0.14(W)の1/3以内に収めることができる。
上記のように、演算増幅器1の出力端に電流IPOを注入した場合、上記関係式(11)から、差動増幅IC10のジャンクション温度変化はΔT=0.093(W)・150(°C/W)=7(°C)となり、上記ジャンクション温度変化ΔTに伴う増幅信号電圧Vの変化ΔVは、ΔV=7(μV/°C)・7(°C)=49(μV)となる。すなわち、本第1実施形態によれば、演算増幅器1の出力端に電流IPOを注入することにより、差動増幅IC10の消費電力Pの変化量を従来の1/3以内に収めることができ、その結果、ジャンクション温度変化ΔTを低減し、増幅信号電圧Vの変化ΔV(誤差)を1/3以内に低減することができる。
図4は、本第1実施形態の差動増幅器40の回路を実際に組み、増幅信号電圧Vの時間的変化を検証した結果である。図4において、実線L3は本第1実施形態の差動増幅器40の回路の検証結果であり、破線L4は従来の差動増幅器20の回路の検証結果である。この図に示すように、本第1実施形態の差動増幅器40によれば、上記の計算どおり、従来の差動増幅器20と比べて、増幅信号電圧Vの変化ΔV(誤差)を1/3に低減可能であることが立証された。
実際のアプリケーションにおいては、オフセット電圧精度の要求仕様は、ゼロ測定点において最も小さい値(厳しい仕様)に設定される場合が多いので、上記第1実施形態のようなコモンモード電圧VcmXと演算増幅器1の出力端に注入する電流IPOとの設定が効果的であるといえる。
なお、上記第1実施形態において、演算増幅器1の出力端に電流IPOを注入するか否かを切り替えるための閾値であるコモンモード電圧VcmXは、任意に設定しても良い。この場合、オフセット電圧精度の要求仕様に応じて適切に設定すれば良い。
[第2実施形態]
次に、図5を用いて本発明の第2実施形態の差動増幅器50について説明する。なお、図5において、図1と同じ構成要素には同一符号を付し、説明を省略する。この図に示すように、本第2実施形態の差動増幅器50は、上記第1実施形態の差動増幅器40と比較して、電流注入回路30に新たに第3のトランジスタ36を備える。
この第3のトランジスタ36は、例えば、NPN型のトランジスタであり、そのベース端子は第1のトランジスタ31のエミッタ端子及び第2のトランジスタ34のエミッタ端子に接続され、エミッタ端子は第1のトランジスタ31のベース端子、コモンモード電圧検出用抵抗素子21の一端及び正出力端子P11に接続され、またコレクタ端子は第1のトランジスタ31のコレクタ端子、第5の抵抗素子32の一端及び第2のトランジスタ34のベース端子に接続されている。
次に、このように構成された本第2実施形態の差動増幅器50の動作について説明する。なお、以下では、図6及び図7を用いて、新たに第3のトランジスタ36を備えた電流注入回路30の動作について詳細に説明する。
図6(a)は、コモンモード電圧Vcmとコモンモード電圧検出用抵抗素子21の両端電圧V21との関係を示し、図6(b)は、コモンモード電圧Vcmと演算増幅器1の出力端に注入される電流IPOとの関係を示し、また図6(c)は、コモンモード電圧Vcmと演算増幅器1の消費電力増分PPOとの関係を示している。
これらの図に示すように、コモンモード電圧Vcm≧VcmXの場合、コモンモード電圧検出用抵抗素子21の両端電圧V21は、第1のトランジスタ32のオン電圧VON1以上の値となり、第1のトランジスタ32はオンとなる。しかしながら、この時、第3のトランジスタ36のベース・エミッタ間は逆バイアス電圧が印加されており、従って、第3のトランジスタ36はオフとなる。第1のトランジスタ32がオンの場合、上記第1実施形態と同様、第2のトランジスタ34はオフとなり、演算増幅器1の出力端への電流IPOの注入は行われない。すなわち、演算増幅器1の消費電力増分PPOは0となる。
また、コモンモード電圧Vcm≦−VcmXの場合、第1のトランジスタ32のベース・エミッタ間には逆バイアス電圧が印加され、第1のトランジスタ32はオフとなる。一方、第3のトランジスタ36のベース・エミッタ間は順バイアス電圧が印加されており、従って、第3のトランジスタ36はオンとなる。この場合、上記と同様、第2のトランジスタ34はオフとなり、演算増幅器1の出力端への電流IPOの注入は行われない。すなわち、演算増幅器1の消費電力増分PPOは0となる。
さらに、−VcmX<Vcm<VcmXの場合、第1のトランジスタ32のベース・エミッタ間には、逆バイアス電圧が印加されるか(−VcmX<Vcmの時)、もしくはオン電圧VON1より低い電圧が印加される(Vcm<VcmXの時)ため、第1のトランジスタ32はオフとなる。また、この場合、第3のトランジスタ36のベース・エミッタ間には、逆バイアス電圧が印加されるか(Vcm<VcmXの時)、もしくは第3のトランジスタ36のオン電圧VON3より低い電圧が印加される(−VcmX<Vcmの時)ため、第3のトランジスタ36もオフとなる。従って、−VcmX<Vcm<VcmXの場合、第2のトランジスタ34はオンとなり、演算増幅器1の出力端への電流IPOの注入が行われ、演算増幅器1の消費電力はPPOだけ増加する。
このような電流注入回路30の動作に基づき、上記第1実施形態の図3と同様に、コモンモード電圧Vcmと差動増幅IC10の消費電力Pとの関係を示すと図7のようになる。図7において、実線L5は、本第2実施形態の差動増幅器50におけるコモンモード電圧Vcmと差動増幅IC10の消費電力Pとの関係を示す特性曲線である。破線L6は、従来の差動増幅器20におけるコモンモード電圧Vcmと差動増幅IC10の消費電力Pとの関係を示す特性曲線である。
つまり、上述したように、本第2実施形態の電流注入回路30は、コモンモード電圧Vcmが正電圧または負電圧に関わらず同様の動作を行うため、消費電力Pはコモンモード電圧Vcm=0(V)を中心として、正負対称の特性を示す。なお、図7において、コモンモード電圧VcmXと演算増幅器1の出力端に注入する電流IPOとの設定値は、上記第1実施形態と同様である。
以上のように、上記第1実施形態における電流注入回路30は、コモンモード電圧Vcmが正電圧、つまりコモンモード電圧Vcm≧0の場合だけ動作するものであったが、本第2実施形態における第3のトランジスタ36を備えた電流注入回路30によれば、コモンモード電圧Vcmが負電圧の場合でも正電圧の場合でも、同様の動作を行うことができる。すなわち、正負の範囲においてコモンモード電圧Vcmが大きく変化した場合であっても、差動増幅IC10の消費電力Pの変化量を従来の1/3以内に収めることができ、その結果、ジャンクション温度変化ΔTを低減し、増幅信号電圧Vの変化ΔV(誤差)を1/3以内に低減することができる。
なお、本発明は、上記第1及び第2実施形態に限定されず、下記のような変形例が考えられる。
(1)上記第1及び第2実施形態では、電流注入回路30における各トランジスタをNPN型としたが、これに限らず、PNP型のトランジスタを用いても良い。この場合、直流電源33として、負の直流電圧を出力する電源を用いる必要がある。また、演算増幅器1の出力端に注入する電流IPOの流れ方向も変わるため、電流注入回路30は、演算増幅器1の出力端から電流IPOを抽出するものとなる。
(2)上記第1及び第2実施形態では、コモンモード電圧検出用抵抗素子21及び電流注入回路30を差動増幅IC10の外部に構成したが、これに限らず、差動増幅IC10内部に構成し、1チップICとしても良い。
(3)上記第1及び第2実施形態では、演算増幅器1と4つの分圧抵抗とが1チップICとしてパッケージングされた差動増幅IC10を使用したが、これに限らず、演算増幅器1と4つの分圧抵抗とが別々に設けられた回路構成であっても、本発明は適用可能である。
本発明の第1実施形態における差動増幅器40の回路構成図である。 本発明の第1実施形態における電流注入動作の第1説明図である。 本発明の第1実施形態における電流注入動作の第2説明図である。 本発明の第1実施形態における電流注入動作の効果説明図である。 本発明の第2実施形態における差動増幅器50の回路構成図である。 本発明の第2実施形態における電流注入動作の第1説明図である。 本発明の第2実施形態における電流注入動作の第2説明図である。 従来の差動増幅器20の回路構成図である。
符号の説明
20、40、50…差動増幅器、10…差動増幅IC、1…演算増幅器、P1…第1の入力端子、2…第1の抵抗素子、P2…第1の出力端子、3…第2の抵抗素子、P3…第2の入力端子、4…第3の抵抗素子、P4…第2の出力端子、5…第4の抵抗素子、P5…第3の出力端子、P6…正電源供給端子、P7…負電源供給端子、P8…正入力端子、P9…負入力端子P9、P10…負出力端子、P11…正出力端子、6…正電源、7…負電源、8…被増幅信号源、9…コモンモード電圧源、21…コモンモード電圧検出用抵抗素子、30…電流注入回路

Claims (5)

  1. 演算増幅器と、一端が前記演算増幅器の正相入力端子と接続され他端が正入力端子と接続された第1の抵抗素子と、一端が前記第1の抵抗素子の一端と接続され他端がアースされた負出力端子と接続された第2の抵抗素子と、一端が前記演算増幅器の逆相入力端子と接続され他端が負入力端子と接続された第3の抵抗素子と、一端が前記第3の抵抗素子の一端と接続され他端が正出力端子と接続された第4の抵抗素子とを有し、前記正入力端子と負入力端子との間に被増幅信号が入力されることによって差動増幅処理を行い、前記正出力端子から増幅信号を出力する差動増幅器であって、
    一端が前記第4の抵抗素子の他端と接続され、他端が前記演算増幅器の出力端子と接続され、前記正入力端子とアース間のコモンモード電圧を検出するコモンモード電圧検出用抵抗素子と、
    前記コモンモード電圧検出用抵抗素子にて検出されたコモンモード電圧が所定の閾値より小さい場合に、前記演算増幅器の出力端子に電流を注入もしくは前記出力端子から電流を抽出する電流調節手段と
    を具備することを特徴とする差動増幅器。
  2. 前記電流調節手段は、同一の導電型を有する第1のトランジスタ及び第2のトランジスタ、第5の抵抗素子、第6の抵抗素子、直流電源から構成され、
    前記第1のトランジスタのベース端子は前記コモンモード電圧検出用抵抗素子の一端に接続され、エミッタ端子はコモンモード電圧検出用抵抗素子の他端に接続され、コレクタ端子は第5の抵抗素子の一端及び第2のトランジスタのベース端子に接続され、前記第5の抵抗素子の他端は直流電源に接続され、第2のトランジスタのエミッタ端子は前記第1のトランジスタのエミッタ端子と接続され、コレクタ端子は前記第6の抵抗素子の一端に接続され、第6の抵抗素子の他端は直流電源に接続されていることを特徴とする請求項1記載の差動増幅器。
  3. 前記電流調節手段は、同一の導電型を有する第1のトランジスタ、第2のトランジスタ及び第3のトランジスタ、第5の抵抗素子、第6の抵抗素子、直流電源から構成され、
    前記第1のトランジスタのベース端子は前記コモンモード電圧検出用抵抗素子の一端に接続され、エミッタ端子はコモンモード電圧検出用抵抗素子の他端に接続され、コレクタ端子は第5の抵抗素子の一端、第2のトランジスタのベース端子及び第3のトランジスタのコレクタ端子に接続され、前記第5の抵抗素子の他端は直流電源に接続され、第2のトランジスタのエミッタ端子は前記第1のトランジスタのエミッタ端子及び第3のトランジスタのベース端子と接続され、コレクタ端子は前記第6の抵抗素子の一端に接続され、第6の抵抗素子の他端は直流電源に接続され、第3のトランジスタのエミッタ端子はコモンモード電圧検出用抵抗素子の一端に接続されていることを特徴とする請求項1記載の差動増幅器。
  4. 前記コモンモード電圧検出用抵抗素子の両端電圧が、前記第1のトランジスタのオン電圧と同一の値となるコモンモード電圧を前記閾値として設定し、コモンモード電圧が前記閾値より小さい場合、もしくは/及び負の閾値を設定した場合ならば負のコモンモード電圧が前記負の閾値より大きい場合、第6の抵抗素子及び第2のトランジスタのコレクタ・エミッタ間を介して直流電源により前記演算増幅器の出力端子に電流を注入もしくは前記出力端子から電流を抽出することを特徴とする請求項2または3に記載の差動増幅器。
  5. 前記演算増幅器、第1の抵抗素子、第2の抵抗素子、第3の抵抗素子及び第4の抵抗素子は、1チップ半導体IC内に形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の差動増幅器。
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