JP4586683B2 - 記録再生装置、コンテンツ信号利用方法およびコンテンツ信号利用プログラム - Google Patents

記録再生装置、コンテンツ信号利用方法およびコンテンツ信号利用プログラム Download PDF

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この発明は、例えば、ハードディスクやDVD(Digital Versatile Disc)などの光ディスクやビデオテープなどを記録媒体として用いる装置、この装置で用いられるコンテンツ信号を利用するための方法、プログラムに関する。
ハードディスクを記録媒体として用いるハードディスクレコーダや、DVDを記録媒体として用いるDVDレコーダなど、大容量の記録媒体を用いてテレビ放送番組などの大量のコンテンツ信号を記録し、これを再生して利用できるようにする装置が広く利用されるようになってきている。
このようなハードディスクレコーダやDVDレコーダの中には、記録媒体に記録されたコンテンツ信号の再生時において、所定の操作キーを押下操作するだけで、現時点から再生時間に換算して一定時間前あるいは一定時間後に再生位置を位置付けて再生を再開するようにするいわゆるフラッシュ機能が搭載されたものがある。
なお、この明細処理においては、所定の操作キー(フラッシュ戻りキー(フラッシュ−(マイナス)キー)を押下操作するだけで、再生位置を現時点から再生時間で一定時間前(例えば15秒前)の位置に位置付けて再生を再開する機能をフラッシュ戻り機能と呼ぶ。また、所定の操作キー(フラッシュ送りキー(フラッシュ+(プラス)キー)を押下操作するだけで、再生位置を現時点から再生時間で一定時間後(例えば15秒後)の位置に位置付けて再生を再開する機能をフラッシュ送り機能と呼ぶ。
このフラッシュ機能の実行時の動作を図6のフローチャートに簡単に示す。フラッシュ機能を実行させるために所定の操作キーを操作すると、図6に示すように、まず、指示に応じた方向に再生位置を変更する動作(例えば、早送り、早戻し、ジャンプ等)を開始させ(ステップS101)、フラッシュ機能の実行が指示されたときの再生位置から、一定時間分前または一定時間分後の位置に再生位置を位置付けられたか否かを判断する(ステップS102)。
ステップS102の判断処理において、一定時間分前または一定時間分後の位置に到達していないと判断したときには、ステップS102の処理を繰り返すようにし、フラッシュ機能の実行が指示されたときの再生位置から、一定時間分前または一定時間分後の位置に再生位置を位置付けられまで待ち状態となる。ステップS102の判断処理において、一定時間分前または一定時間分後の位置に到達したと判断したときには、指示に応じた方向に再生位置を変更する動作を終了させ(ステップS103)、この図6に示す処理を終了して、新たに位置付けた再生位置から通常通りの再生を再開させるようにする。
このようなフラッシュ機能を用いることにより、記録媒体に記録した例えばテレビ放送番組を再生して視聴している場合に、例えば、あまり見たくないシーンが映出された場合には、再生位置を一定時間後に位置付けるようにするフラッシュ送り機能を動作させるための所定の操作キーを押下操作するだけで、再生位置を一定時間後に移動する(一定時間先に進める)ことができ、当該シーンを視聴しないようにすることが簡単にできるようにしている。
逆に、記録媒体に記録した例えばテレビ放送番組を再生して視聴している場合に、ユーザーは、目的とするシーンを見逃してしまった場合や、目的とするシーンを繰り返し見たい場合には、再生位置を一定時間前に位置付けるようにするフラッシュ戻り機能を動作させるための所定の操作キーを押下操作するだけで、再生位置を一定時間前に移動する(一定時間後に戻す)ことができ、目的とするシーンを繰り返し視聴することが簡単にできるようにしている。
このフラッシュ機能の場合には、通常の早送り機能や早戻し機能のように、開始操作と終了操作との両方を行う必要はなく、上述もしたように、所定の操作キーを押下操作するという1回の操作だけでフラッシュ動作を開始させ、再生時間で換算して、再生位置を一定時間前あるいは一定時間後に位置付け終わった場合に、フラッシュ動作は自動的に終了するようにされるので、ユーザーにとって非常に便利な機能である。
なお、上述したフラッシュ機能については、例えば、以下に示す非特許文献1に紹介されている。
"ソニーデジタルレコーダホームページ"、[online][平成17年8月16日検索]、インターネット<URL:http://www.sony.jp/products/Consumer/dvdrecorder/product/rdr vh80.htm>
しかしながら、ハードディスクレコーダやDVDレコーダにおける上述したいわゆるフラッシュ機能は、フラッシュ機能の実行が指示された時点の再生位置を再生時間で一定時間前あるいは一定時間後の位置に位置付けるようにしているために、再生位置を必要以上に戻し過ぎたり進め過ぎたりする場合もあると考えられる。
例えば、図7に示すように、ハードディスクレコーダに記録したテレビ放送番組のテレビ放送信号を再生して視聴する場合を考える。ハードディスクレコーダに記録されたテレビ放送番組は、多数のシーンから構成される。ここで、シーンは、1つの放送番組中の各場面だけでなく、当該放送番組と一緒に記録するようにされたコマーシャル(以下、CMと略称する。)部分、番組オープニング部分、番組エンディング部分など、一連の情報として記録されたテレビ放送信号において、当該テレビ放送信号中の映像信号や音声信号の特徴や性質などによって区別することが可能な各部分をいう。
そして、図7に示す例の場合、シーン2の途中まで視聴した時点S1において、フラッシュ送り(フラッシュ+)機能を動作させるようにすると、上述もしたように、また、図7において、「フラッシュ動作期間(1)」として示したように、予め決められた再生時間分、早送りしたり先の位置にジャンプさせたりする。このため、フラッシュ送り機能の終了位置E1は、シーン3の途中の位置となる。
一般に、ユーザーにとっては、フラッシュ機能を動作させたときに再生されているシーンのみを飛ばすことができればよく、シーン3についてはその初めから正常に再生するようにしたい場合が多い。この場合には、図7において、過剰動作期間Aが示すように、シーン3の先頭から時点E1までの期間については、フラッシュ送りされてしまうために視聴できなくなってしまうことになる。
また、図7において、シーン4の途中の時点S2において、フラッシュ送り機能を動作させるようにすると、図7において、「フラッシュ動作期間(2)」として示したように、予め決められた再生時間分、早送りしたり先の位置にジャンプさせたりする。この場合、シーン4についての再生時間が比較的に長いと、フラッシュ送り機能の終了位置E2は、シーン4の途中の位置となり、シーン4について視聴したくないユーザーは、再度、フラッシュ送り機能を動作させることになる。
しかし、今度は、シーン4の終了間際の時点S3においてフラッシュ送り機能を動作させることになり、この場合においても、図7において「フラッシュ動作期間(3)」として示したように、予め決められた再生時間分、早送りしたり先の位置にジャンプさせたりするので、図7において過剰動作期間Bとて示したシーン5の先頭から時点E3までの期間についてはフラッシュ機能により先送りされ、視聴することができないことになる。
したがって、図7に示した例の場合、時点S1、S2、S3のそれぞれにおいて、フラッシュ送り機能を用いて現在再生中のシーンを飛ばそうとしても、結果として余計に進め過ぎたり、戻し過ぎたりするために、通常の早送りや早戻しなどを駆使して、ユーザーが目的とする位置に再生位置を位置付けなければならず、手間や時間がかかることになるし、ユーザーが気付かなければ、必要なシーン部分を見逃してしまうという不都合も発生する。
また、ここでは、フラッシュ送り機能を用いた場合を例にして説明したが、フラッシュ戻り機能を用いた場合にも同様に、戻し過ぎる場合が発生するために、記録したテレビ放送番組などのコンテンツ情報の上において、ユーザーが目的とする位置に再生位置を位置付けることが迅速にできないという問題が発生する場合がある。
以上のことにかんがみ、この発明は、記録媒体に記録されたコンテンツ信号を再生して利用している場合に、できるだけ簡単な操作で、できるだけ迅速かつ適切に、ユーザーが意図する位置に再生位置を位置付けることができるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明の記録再生装置は、
コンテンツ信号の記録媒体への記録時において、あるいは、記録媒体に記録されたコンテンツ信号の再生時において、処理対象のコンテンツ信号の変化点を検出する変化点検出手段と、
コンテンツ信号の記録媒体への記録時において、あるいは、記録媒体に記録されたコンテンツ信号の再生時において、所定のタイミング毎に自動的に、あるいは、ユーザーからの指示に応じて、処理対象のコンテンツ信号に対して、チャプター点を付加する付加手段と、
前記変化点検出手段により検出された前記変化点の前記コンテンツ信号における位置を示す情報、および、前記付加手段により付加するようにされた前記チャプター点の前記コンテンツ信号における位置を示す情報を記憶保持する変化点保持手段と、
前記記録媒体に記録された前記コンテンツ信号の再生時において、前記コンテンツ信号の再生位置を再生時間で一定時間前あるいは一定時間後に位置付け直して再生することの指示入力を受け付ける受付手段と、
前記受付手段を通じて前記指示入力が受け付けられた場合に、再生対象の前記コンテンツ信号の再生位置を判定する再生位置判定手段と、
前記変化点保持手段に記憶保持されている情報を参照し、前記再生位置判定手段によって判定された再生位置から前記指示入力に応じた方向について再生時間で前記一定時間の間に、前記変化点および前記チャプター点のうちの少なくとも一方の点が存在するか否を検出する検出手段と、
前記検出手段により、前記再生位置から前記指示入力に応じた方向について再生時間で前記一定時間の間に前記変化点あるいは前記チャプター点が存在することが検出された場合に、その検出された点、または、その検出された点の近傍に再生位置を位置付けて再生を再開するように制御し、前記一定時間の間に前記変化点および前記チャプター点が存在することが検出された場合、前記変化点および前記チャプター点の内、前記指示入力が示す指示方向に最初に位置する点、または、その点の近傍に再生位置を位置付けて再生を再開するように制御する制御手段と
を備えることを特徴とする。
この請求項1に記載の発明の記録再生装置によれば、コンテンツ信号の記録時または再生時において、変化点検出手段により、処理対象のコンテンツ信号の例えば特徴を解析するなどして変化点が検出され、この検出された変化点の当該コンテンツ信号における位置を示す情報が変化点保持手段に記憶保持される。さらに、コンテンツ信号の記録媒体への記録時において、あるいは、記録媒体に記録されたコンテンツ信号の再生時において、所定のタイミング毎に自動的に、あるいは、ユーザーからの指示に応じて、処理対象のコンテンツ信号に対して、チャプター点を付加され、この付加されたチャプター点の当該コンテンツ信号における位置を示す情報が変化点保持手段に記憶保持される。
そして、当該コンテンツ信号の再生時において、受付手段を通じて、再生位置を再生時間で一定時間前あるいは一定時間後に位置付け直して再生することの指示入力、いわゆるフラッシュ機能の実行指示入力が受け付けられると、再生位置判定手段により再生中のコンテンツ信号における現時点の再生位置(再生箇所)が検出される。
この検出された現在の再生位置と、変化点保持手段に保持されている情報とが検出手段により用いられ、受付手段を通じて受け付けた指示入力に応じた方向において、予め決められる一定時間の間に変化点およびチャプター点のうちの少なくとも一方の点が存在するか否かが検出される。そして、検出手段により、指示入力に応じた方向に再生位置から予め決められる一定時間の間に変化点あるいはチャプター点が存在することが検出された場合には、その検出された点、または、その検出された点の近傍に再生位置を位置付けるようにして、再生を再開するように制御手段によって各部が制御され、一定時間の間に変化点およびチャプター点が存在することが検出された場合、変化点およびチャプター点の内、指示入力が示す指示方向に最初に位置する点、または、その点の近傍に再生位置を位置付けるようにして、再生を再開するように制御手段によって各部が制御される。
これにより、いわゆるフラッシュ機能が動作するようにされた場合であっても、予め決められた一定時間経過前の位置に変化点が存在する場合には、その変化点、あるいは、その変化点の直後などの変化点近傍の位置に再生位置を位置付けるように、早送り、早戻し、あるいは、ジャンプ処理を行うようにされる。したがって、記録媒体に記録されたコンテンツデータを再生して利用する場合に、できるだけ簡単な操作で、できるだけ迅速かつ適切に、ユーザーが意図する位置に再生位置を位置付けることができるようにされる。
コンテンツ信号を記録媒体に記録しこれを再生して利用する場合に、現在の再生位置よりも再生時間で換算して一定時間前あるいは一定時間後に再生位置を位置付けて再生するようにする機能を利用する場合であっても、当該一定時間に縛られることなく、できるだけ簡単な操作で、できるだけ迅速かつ適切に、ユーザーが意図する位置に再生位置を位置付けて、再生処理を再開させることができる。したがって、利便性をより向上させることができる。
以下、図を参照しながら、この発明による装置、方法、プログラムの一実施の形態について説明する。なお、以下に説明する実施の形態においては、この発明を、所定の操作キーを押下操作するだけで、現時点から再生時間に換算して一定時間前あるいは一定時間後に再生位置を位置付けて再生を再開するようにするいわゆるフラッシュ機能が搭載されたハードディスクレコーダに適用した場合を例にして説明する。
[ハードディスクレコーダの構成の概略]
図1は、この実施の形態のハードディスクレコーダを説明するためのブロック図である。この実施の形態のハードディスクレコーダは、受信、選局したテレビ放送信号や外部機器から供給される映像信号及び音声信号などのコンテンツ信号(コンテンツデータ)をハードディスクに記録することができると共に、当該ハードディスクに記録したコンテンツ信号を読み出して再生することができるものである。
この実施の形態のハードディスクレコーダは、大きく分けると、記録系と再生系と制御系とからなっている。記録系は、地上波アナログテレビ放送信号(以下、単にテレビ放送信号という。)の受信アンテナ11と、チューナ部12と、アナログ映像(画像)信号の入力端子(以下、単に映像入力端子という。)13と、アナログ音声信号の入力端子(以下、単に音声入力端子という。)14と、セレクタ15と、録画処理部16と、シーン変化点検出部17とにより構成される部分である。
再生系は、再生位置判定部31と、フラッシュ時間判定部32と、再生処理部33と、映像処理部34と、映像信号の出力端子35と、音声処理部36と、音声信号の出力端子37とにより構成される部分である。なお、ドライブ制御部20、ハードディスクドライブ(以下、HDDと略称する。)21は、共に記録時及び再生時において使用されるものであり、記録時においては記録系を構成する部分として機能し、再生時においては再生系を構成する部分として機能する。
また、制御系は、制御部40がその機能を実現するようにしている。制御部40は、このハードディスクレコーダの各部を制御するものであり、CPU(Central Processing Unit)41、ROM(Read Only Memory)42、RAM(Random Access Memory)43、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)44が、CPUバス45を通じて接続されて形成されたマイクロコンピュータの構成とされたものである。
この制御部40には、図1に示すように、時計回路51と、操作入力部52と、シーン変化点保持部53と、リモコン信号受光部54とが接続されている。ここで、時計回路51は、現在時刻を提供するものであり、カレンダ機能をも備え、現在年月日、現在曜日をも提供することができるものである。また、時計回路51は、所定の期間を計測するカウンタとしても用いることができるものである。
操作入力部52は、電源のオン/オフスイッチ、再生キー、停止キー、一時停止キー、早送りキー、早戻しキー、フラッシュ送り(フラッシュ(+))キー、フラッシュ戻り(フラッシュ(−))キーなどの種々の操作キーを備え、ユーザーからの操作入力を受け付けて、受け付けた操作入力に応じた電気信号を制御部40に供給することができるものである。これにより、制御部40は、ユーザーからの指示(操作入力)を受け付け、これに応じて各部を制御することができる。
シーン変化点保持部53は、詳しくは後述するように、記録対象や再生対象のコンテンツ信号についての変化点情報を記憶保持するものであり、フラッシュメモリーやEEPROMなどの不揮発性メモリが用いられたものである。なお、専用のドライバや接続端子を設けることにより、シーン変化点保持部53を、ハードディスクやMD(Mini Disc(登録商標))、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)接続の外部メモリ等の他の種々の記録媒体を用いて構成することもできる。
リモコン信号受光部54は、このハードディスクレコーダのリモコン60からの赤外線のリモコン信号を受光し、これを電気信号に変換して制御部40に供給することができるものである。これにより、リモコン60及びリモコン信号受光部54を通じて受け付けたユーザーからの操作入力に応じて、制御部40がハードディスクレコーダの各部を制御することができるようにされる。
なお、リモコン60は、操作入力部52と同様に、電源のオン/オフキー、再生キー、停止キー、一時停止キー、早送りキー、早戻しキー、フラッシュ送り(フラッシュ(+))キー、フラッシュ戻り(フラッシュ(−))キーなどの種々の操作キーを備え、ユーザーからの操作入力に応じた例えば赤外線のリモコン信号を形成し、これを送出することができるものである。また、リモコン60や操作入力部52を通じて、種々の設定や録画予約などを行うこともできるようにしている。
[ハードディスクレコーダの動作について]
次に、この実施の形態のハードディスクレコーダの動作について、その構成を踏まえつつ詳細に説明する。以下においては、記録時の動作と再生時の動作に分けて説明する。
[記録時の動作(処理)について]
まず、記録時の動作について説明する。この実施の形態のハードディスクレコーダは、図1に示したように、テレビ放送信号の受信アンテナ11及びチューナ部12と、映像入力端子13及び音声入力端子14との2系統の入力端を備えている。そして、操作入力部52またはリモコン60を通じて受け付けるユーザーからの操作入力に応じて、受信アンテナ11及びチューナ部12を通じて受信選局されたテレビ放送信号と、映像入力端子13および音声入力端子14を通じて受け付けた映像信号および音声信号とからなるコンテンツ信号の内の一方をHDD21のハードディスクに記録することができるようにしている。
そして、受信アンテナ11を通じて受信された種々のテレビ放送信号は、チューナ部12に供給される。チューナ部12は、受信アンテナ11により受信された種々のテレビ放送信号のうち、制御部40から供給されるユーザーからの操作入力に応じた選局制御信号に基づいて、目的とするテレビ放送信号を選局する。
そして、チューナ部12は、選局したテレビ放送信号を復調し、映像信号V1と音声信号A1とに分離してこれらをセレクタ15に供給する。一方、映像入力端子13を通じて受け付けた映像信号V2及び音声入力端子14を通じて受け付けた音声信号A2もまたセレクタ15に供給される。
セレクタ15は、制御部40から供給されるユーザーからの操作入力に応じた切替制御信号に基づいて、チューナ部12からの映像信号V1と音声信号A1とを出力するか、外部入力端子13、14を通じて受け付けた映像信号V2と音声信号A2とを出力するかを切り換える。セレクタ15から出力された映像信号Vdと音声信号Auとは録画処理部16に供給される。
録画処理部16は、制御部40により制御され、これに供給された映像信号と音声信号とをA/D(Analog/Digital)変換してデジタルデータである映像データと音声データとを形成し、これらをシーン変化点検出部17に供給すると共に、これらを所定のデータ圧縮方式、例えば、MPEG(Moving Picture Experts Group)方式でデータ圧縮する。
そして、録画処理部16は、データ圧縮した映像データと音声データとをパケット化すると共に、必要な制御データを生成してパケット化し、これらパケット化された映像データと音声データと制御データとを時分割多重して、ハードディスクに記録するためのプログラムストリームを形成し、これをドライブ制御部20に供給する。
ドライブ処理部20は、制御部20により制御され、記録時においては、HDD21を制御して、録画処理部16からのプログラムストリームをHDD21のハードディスクの空き領域に記録する処理を行う。このようにして、セレクタ15からの映像信号Vdと音声信号AuとがHDD21のハードディスクに記録(録画)される。
一方、コンテンツ信号のHDD21への記録と並行して、シーン変化点検出部17において、記録対象のコンテンツ信号における種々のシーン変化点を検出して、その位置を示す情報を、制御部40を通じてシーン変化点保持部53に記録するようにしている。なお、シーン変化点検出部17において行われるシーン変化点の検出処理は、種々の方法を用いて行うことができる。
例えば、映像データを用いてシーン変化点を検出する場合には、隣接するフレーム間の映像データ同士で差分を求め、求めた差分が所定値以上に大きくなった場合にシーン変化点であると判断することができる。また、別の方法として、例えば、フレーム単位に映像データの輝度成分と色成分について分析を行い、この分析結果に基づいて隣接するフレーム間の類似度を判別するようにし、類似度が小さい場合に、シーン変化点であると判断することができる。
また、音声データを用いる場合には、映像データのフレームに対応する区間毎のように、所定の区間単位に周波数分析を行い、隣接する区間同士の類似度を求め、この求めた類似度が予め決められた類似度よりも小さい場合に、シーン変化点であると判断することができる。
もちろん、映像データと音声データとのそれぞれについて、シーン変化点を検出するようにし、両方においてシーン変化点であると検出された部分をシーン変換化点であると判断するようにしてもよい。このようにする場合には、映像データと音声データとで検出処理の単位を同じにしておく必要があり、例えば、検出処理の単位を映像データのフレーム単位で検出処理を行うようにすればよい。この他、無音区間の有無に基づいてシーン変化点を検出するなどの種々の方法を用いることも可能である。
このようにして検出される記録対象のコンテンツ信号上の変化点の位置は、例えば、フィールド番号、フレーム番号、映像と音声の同期再生のために用いられるPTS(Presentation Time Stamp)、記録対象のコンテンツ信号の先頭からの時間などによって表され、これが制御部40を通じてシーン変化点保持部53に格納される。
図2は、この実施の形態のハードディスクレコーダにおいて、シーン変化点検出部17からの検出出力に基づいて、シーン変化点保持部53に形成されるシーン変化点データベースの一例を説明するための図である。図2に示すように、この実施の形態のハードディスクレコーダにおいては、コンテンツID、シーン変化点、自動生成チャプター点、ユーザー入力チャプター点からなるシーン変化点データベースを形成する。
ここで、コンテンツIDは、HDD21のハードディスクに記録されたコンテンツ信号を識別するためのいわゆるファイル名であり、コンテンツ信号の記録を行うようにする都度つけられるものである。通常は、コンテンツIDは、ユーザーによって入力された情報が用いられるが、ユーザーによって入力されないときには、この実施の形態のハードディスクレコーダによって、自動的に生成されて付与される。
シーン変化点は、上述もしたように、この実施の形態のハードディスクレコーダのシーン変化点検出部17において検出されたシーン変化点のコンテンツ信号上の位置を示す情報である。なお、この実施の形態のハードディスクレコーダは、記録処理時においては、予め決められた時間間隔毎(例えば10分毎)に、記録対象のコンテンツ信号に対してチャプター点を付すようにしており、この自動生成チャプター点のコンテンツ信号上の位置を示す情報として、自動生成チャプター点を記憶保持することもできるようにしている。
この自動生成チャプター点の付加は、例えば、録画処理部16と制御部40とが協働し、再生時間に換算して一定時間毎の映像信号のフィールド番号、フレーム番号、PTSなどを取得して、その位置を自動生成チャプター点としてシーン変化点保持部53において管理できるようにすることによって実現する。
また、目的とするコンテンツ信号の記録時において、記録と同時に当該コンテンツ信号により提供される映像信号や音声信号を再生してユーザーに提供している場合や、単に再生を行っている場合などにおいては、操作入力部52やリモコン60を通じてユーザーが指示するようにしたコンテンツ信号上の位置にユーザー入力チャプター点を付すこともできるようにしており、このユーザー入力チャプター点のコンテンツ信号上の位置を示す情報として、ユーザー入力チャプター点が記憶保持するようにしている。
このユーザー入力チャプター点の付加は、例えば、録画処理部16と制御部40とが協働し、あるいは、再生位置判定部31と制御部40とが協働し、操作入力部52やリモコン60を通じて受け付けたユーザーからのチャプター付加指示入力のタイミングで、再生するようにされていた例えば映像信号のフィールド番号、フレーム番号、PTSなどを取得して、その位置をユーザー入力チャプター点としてシーン変化点保持部53において管理できるようにすることによって実現する。
このように、テレビ放送信号により提供されるコンテンツ信号(テレビ放送番組)や、外部入力端子13、14を通じて外部機器から供給される映像信号や音声信号などのコンテンツ信号をHDD21のハードディスクに記録する場合には、記録対象のコンテンツ信号について、シーン変化点の検出処理が行われて、この検出結果を用いて、図2に示したように、シーン変化点保持部53にシーン変化点データベースを形成することができるようにしている。
また、上述もしたように、この実施の形態のハードディスクレコーダは、記録対象のコンテンツ信号に対して、一定時間毎に自動的にチャプター点(自動生成チャプター点)を付加したり、また、ユーザーからの操作入力に応じてチャプター点(ユーザー入力チャプター点)を付加したりすることもでき、これらチャプター点の当該コンテンツ信号における位置を示す情報もまた、図2に示したようにシーン変化点データベースに記憶保持することができるようにしている。
また、この実施の形態のハードディスクレコーダにおいて、シーン変化点検出部17は、録画処理部16からの映像データ及び音声データを用いるようにしたが、これに限るものではない。上述したシーン区間処理部17における処理を、データ圧縮後の映像データや音声データを用いて行うようにすることもできる。
シーンが数フレーム単位に変わることは通常考えられないので、映像データや音声データが、例えば、MPEG2方式でデータ圧縮されたものである場合、Iピクチャのフレームデータに基づいて、画像の分類処理を行い、シーン変化点を検出するようにすることもできる。
例えば、Iピクチャのフレームデータを複数の画像領域に分割し、各画像領域におけるY成分(輝度成分)、Cb成分(青の色差成分)、Cr成分(赤の色差成分)のDCT(Discrete Cosine Transform)係数のうちのDC係数の平均値を成分とする複数次の3つのベクトルAy(輝度ベクトル)、Ab(青の色差ベクトル)、Ar(赤の色差ベクトル)を生成し、これらのベクトルデータと、他のIピクチャのフレームデータについてのベクトルデータとの距離に基づいて、類似画像と非類似画像とを分類するようにして、シーン変化点を検出するようにすることもできる。
なお、このように、MPEG2方式でデータ圧縮された映像データを用いて類似区間と非類似区間とを判断する方式は、特開2003−219348号公報に詳細に説明されている。
[再生時の動作(処理)について]
次に、上述したように、HDD21のハードディスクに記録されたコンテンツ信号を再生する場合の動作(処理)について説明する。操作入力部52あるいはリモコン60を通じて、HDD21に記録されているコンテンツ信号を再生するようにする操作入力が行われると、制御部40は再生系の各部を制御し、HDD21に記録されている目的とするコンテンツ信号(プログラムストリーム)の再生処理を開始する。
まず、制御部40はドライブ制御部20を制御し、HDD21を制御して目的とするコンテンツ信号を読み出し、これを再生位置判定部31を通じて再生処理部33に供給する。 再生処理部33は、コンテンツ信号を映像データ、音声データ、制御データとに分離すると共に、映像データと音声データとについては解凍処理を行って、データ圧縮前の元の映像データと音声データとを復元する。
そして、再生処理部33は、復元した映像データと音声データとのそれぞれを、D/A(Digital/Analog)変換してアナログ映像信号とアナログ音声信号を形成し、アナログ映像信号については映像処理部34に供給し、アナログ音声信号については、音声処理部36に供給する。
映像処理部34は、これに供給されたアナログ映像信号から出力する形式のアナログ映像信号を形成し、これを映像出力端子35を通じて出力して、映像モニタ装置に供給するようにする。この場合、映像処理部34は、制御部40からの制御に応じて、画質などについての調整を行うこともできるようにしている。
音声処理部36は、これに供給されたアナログ音声信号から出力する形式のアナログ音声信号を形成し、これを音声出力端子37を通じて出力して、スピーカに供給するようにする。この場合、音声処理部36は、制御部40、または、利得判定部32からの制御に応じて、再生音声の利得を制御し、再生音声の音量(音量レベル)を調整することもできるようにしている。
[フラッシュ機能実行時の動作の概要について]
そして、HDD21に記録された目的とするコンテンツ信号を再生して視聴するようにしている場合に、操作入力部52またはリモコン60を通じて、フラッシュ送りキーまたはフラッシュ戻りキーが押下操作されると、制御部40は、再生位置判定部31とフラッシュ時間判定部32とを制御し、フラッシュ時間を特定し、特定した時間分、ユーザーによって指示された方向(+(送り)方向または−(戻り)方向)に再生位置を移動させ、この後に再生を再開するフラッシュ動作を開始する。
すなわち、再生位置判定部31は、制御部40の制御に応じて、ドライブ制御部20を通じて読み出され、自己に供給されたコンテンツ信号からその再生位置(再生箇所)を特定し、これをフラッシュ時間判定部32に供給する。フラッシュ時間判定部32は、制御部40からの制御に応じて、再生位置判定部31から供給された再生コンテンツ信号の再生位置を示す情報に基づいて、制御部40を通じてシーン変化点保持部53に記憶保持されているシーン変化点データベースに記憶保持されている情報を参照し、ユーザーによって指示された方向に、再生時間に換算して予め決められている一定時間(例えば15秒間)以内に、シーン変化点が存在するか否かを判断する。
フラッシュ時間判定部32は、ユーザーによって指示された方向について、再生時間に換算して予め決められた一定時間(例えば15秒間)以内にシーン変化点が存在すると判断した場合には、現在の再生位置からフラッシュ動作を行わせる方向としてユーザーによって指示された方向についての直近のシーン変化点までの再生時間を算出し、この算出した時間分、ユーザーによって指示された方向に再生位置を移動させるようにするための制御信号をドライブ制御部20に供給し、HDD21に記憶保持されている再生途中のコンテンツ信号上の所定の位置(シーン変化点として把握されている位置)の直後に再生位置を移動させて、再生を再開させる。
また、フラッシュ時間判定部32は、ユーザーによって指示された方向について、再生時間に換算して予め決められた一定時間(例えば15秒間)以内にシーン変化点は存在しないと判断した場合には、フラッシュ時間判定部32は、通常通り、再生時間に換算して予め決められた一定時間分、ユーザーによって指示された方向に再生位置を移動させるようにするための制御信号をドライブ制御部20に供給し、HDD21に記憶保持されている再生途中のコンテンツ信号上において、再生位置を移動させて、再生を再開させる。
このように、この実施の形態のハードディスクレコーダにおいては、フラッシュ送り機能を動作させるときには、受け付けた指示の方向に再生時間に換算して一定時間進めた位置よりも前にシーン変化点が存在する場合には、そのシーン変化点の直後の位置に再生位置を位置付けて再生を再開させる。同様に、フラッシュ戻り機能を動作させるときには、受け付けた指示の方向に再生時間に換算して一定時間戻した位置よりも前にシーン変化点が存在する場合には、そのシーン変化点の直後の位置に再生位置を位置付けて再生を再開させる。
これにより、フラッシュ機能により、再生時間に換算して一定時間(例えば15秒)分、再生位置を先に進めたり、後に戻したりする場合に、その一定時間分よりも前にシーン変化点が存在する場合には、そのシーン変化点に再生位置を位置付けて再生することができるので、再生位置の進め過ぎ、戻し過ぎといった不都合を確実に回避することができるようにしている。
なお、この実施の形態のハードディスクレコーダは、図2を用いて上述もしたように、記録対象のコンテンツ信号に対して所定時間毎に自動生成するようにされるチャプター点(自動生成チャプター点)を付加したり、また、記録対象のコンテンツ信号に対してユーザーからの指示に応じた位置にチャプター点(ユーザー入力チャプター点)を付加したりすることができるようにしている。
そこで、この実施の形態のハードディスクレコーダにおいては、フラッシュ送り機能を動作させるときには、再生時間で換算して一定時間進めた位置よりも前にシーン変化点、自動生成チャプター点、ユーザー入力チャプター点のいずれかが存在する場合には、シーン変化点、自動生成チャプター点、ユーザー入力チャプター点の内の進み方向に最初に位置する点に再生位置を位置付けて再生を再開させるようにすることもできる。
同様に、フラッシュ戻り機能を動作させるときには、再生時間で換算して一定時間戻した位置よりも前にシーン変化点、自動生成チャプター点、ユーザー入力チャプター点のいずれかが存在する場合には、シーン変化点、自動生成チャプター点、ユーザー入力チャプター点の内の戻り方向に最初に位置する点に再生位置を位置付けて再生を再開させるようにすることもできる。
もちろん、シーン変化点、自動生成チャプター点、ユーザー入力チャプター点のうち、フラッシュ機能時に用いる1つ以上の点(コンテンツ信号上の位置情報)を予め設定しておくことにより、その1つ以上の点を考慮したフラッシュ機能を用いるようにすることができる。
すなわち、シーン変化点、自動生成チャプター点、ユーザー入力チャプター点のうちのいずれか1つを用いるようにすることもできるし、シーン変化点、自動生成チャプター点、ユーザー入力チャプター点のうちのいずれか2つを用いるようにすることも可能であるし、シーン変化点、自動生成チャプター点、ユーザー入力チャプター点の全てを用いるようにすることも可能である。
このように、この実施の形態のハードディスクレコーダにおいては、アンテナ11、チューナ部12を通じて受信選局されたテレビ放送信号や、映像入力端子13、音声入力端子14を通じて供給された外部機器からのコンテンツ信号をHDD21のハードディスクに記録するに際しては、シーン変化点検出部17の機能により、シーン変化点が検出され、図2を用いて説明したように、検出されたシーン変化点のコンテンツ信号上の位置を示す情報がシーン変化点保持部53に記憶保持される。
また、コンテンツ信号のHDD21のハードディスクへの記録に際しては、録画処理部16またはドライブ制御部20と、制御部40の機能により、一定時間毎に自動的に生成したチャプター点(自動生成チャプター点)を付加すると共に、操作入力部52またはリモコン60を通じてユーザーからの指示を受け付けたタイミングでチャプター点(ユーザー入力チャプター点)を付加する。これら自動生成チャプター点、ユーザー入力チャプター点のコンテンツ信号上の位置情報も図2に示したシーン変化点データベースに蓄積される。
そして、HDD21のハードディスクに記録されたコンテンツ信号を再生している場合に、フラッシュ機能が用いるようにされた場合には、上述のように、シーン変化点保持部53の信号変化点データベースに記憶保持されたシーン変換点、自動生成チャプター点、ユーザー入力チャプター点を考慮して、送り過ぎ、戻し過ぎといった不都合を生じさせることがないようにしている。
[フラッシュ機能実行時の動作の詳細について]
次に、この実施の形態のハードディスクレコーダにおいて実行されるフラッシュ機能時の動作の詳細について図3のフローチャートを参照しながら説明する。この図3に示すフローチャートの処理は、制御部40の制御によって、再生位置判定部31、フラッシュ時間判定部32、ドライブ制御部20、シーン変化点保持部53が協働して実行する処理である。
すなわち、制御部40は、操作入力部52またはリモコン60を通じて、HDD21のハードディスクに記録されているコンテンツ信号の再生指示を受け付けると、再生系の各部を制御し、ドライブ制御部20を通じてHDD21のハードディスクから目的とするコンテンツ信号を読み出し、再生位置判定部31、再生処理部33、映像処理部34、音声処理部36の各部を機能させ、目的とするコンテンツ信号の再生を行うようにする。
このようにしてコンテンツ信号の再生処理が行われている場合に、操作入力部52またはリモコン60のフラッシュ送りキーまたはフラッシュ戻りキーが操作されると、制御部40は、図3に示す処理を実行し、まず、再生位置判定部31を制御して、ドライブ制御部20からのコンテンツ信号に基づいて、現在の再生位置(再生箇所)を判定し、これをフラッシュ時間判定部32に供給すると共に、ユーザーによって指示された方向(送り方向または戻し方向)に再生位置を移動させる処理を開始する(ステップS1)。
そして、フラッシュ時間判定部32は、再生位置判定部31から順次に供給される再生されているコンテンツ信号上の再生位置を示す情報に基づいて、制御部40を通じてシーン変化点保持部53のシーン変化点データベースを参照し、ユーザーによって指示された方向について、再生時間に換算して予め決められた一定時間以内にシーン変化点が存在するか否かを判断する(ステップS2)。
ステップS2の判断処理において、予め決められた一定時間以内にシーン変化点が存在しないと判断したときには、フラッシュ時間判定部32は、動作時間T1を初期化する(ステップS3)。ステップS2の判断処理において、予め決められた一定時間以内にシーン変化点が存在すると判断したときには、フラッシュ時間判定部32は、現在の再生位置から、ユーザーによって指示された方向の直近のシーン変化点までの再生時間を計算し、これを動作時間T1に格納する(ステップS4)。
ステップS3またはステップS4の処理の後、フラッシュ時間判定部32は、再生位置判定部31か順次に供給される再生されているコンテンツ信号上の再生位置を示す情報に基づいて、制御部40を通じてシーン変化点保持部53のシーン変化点データベースを参照し、ユーザーによって指示された方向について、再生時間に換算して予め決められた一定時間以内に自動生成チャプター点またはユーザー入力チャプター点が存在するか否かを判断する(ステップS5)。
ステップS5の判断処理において、予め決められた一定時間以内にチャプター点が存在しないと判断したときには、フラッシュ時間判定部32は、動作時間T2を初期化する(ステップS6)。ステップS5の判断処理において、予め決められた一定時間以内にチャプター点が存在すると判断したときには、フラッシュ時間判定部32は、現在の再生位置から、ユーザーによって指示された方向の直近のチャプター点までの再生時間を計算し、これを動作時間T2に格納する(ステップS7)。
そして、フラッシュ時間判定部32は、動作時間T1と動作時間T2が共に初期化された状態にあるときには、フラッシュ動作を行う時間として、予め決められた一定時間(例えば15秒)を設定するようにし、動作時間T1と動作時間T2とが共に時間が設定されている場合には、より短い時間の方をフラッシュ動作を行う時間として設定し、動作時間T1と動作時間T2との内の一方に時間が設定され、他方が初期化された状態にあるときには、当該一方の時間が設定されている方の当該時間をフラッシュ動作を行う時間として設定する(ステップS8)。
そして、ステップS8において設定された時間分、ユーザーによって指示された方向に再生位置を移動させる処理を行ったか否かを判断する(ステップS9)。ステップS9の判断処理でステップS8において設定された時間分、ユーザーによって指示された方向に再生位置を移動させる処理を行っていないと判断したときには、ステップS109の処理を繰り返し、フラッシュ動作を継続させるようにする。また、ステップS9の判断処理でステップS8において設定された時間分、ユーザーによって指示された方向に再生位置を移動させる処理を行ったと判断したときには、フラッシュ動作を終了する処理を行い(ステップS10)、この図3に示す処理を終了する。
このようにして、この実施の形態のハードディスクレコーダにおいては、フラッシュ送り機能、フラッシュ戻り機能が実行するようにされた場合には、従来のフラッシュ機能のように、再生時間に換算して一定時間分先の位置に再生位置を送ったり、一定時間分前の位置に再生位置を戻したりするのではなく、その前のシーン変化点、自動生成チャプター点、ユーザー入力チャプター点があれば、その位置に再生位置を位置付けるようにするので、再生位置を進め過ぎたり、戻し過ぎたりするという不都合を回避することができる。
[フラッシュ動作の具体例について]
次に、図4、図5を用いて、この実施の形態のハードディスクレコーダにおいての、フラッシュ送り機能とフラッシュ戻り機能との動作の具体例について説明する。図4は、この実施の形態のハードディスクレコーダにおいて行われるフラッシュ送り機能を実行した場合の動作の一例を説明するための図である。
図4に示すように、シーン1、シーン2、シーン3、シーン4、シーン5、…のように多数のシーンからなるテレビ放送信号が、この実施の形態のハードディスクレコーダのHDD21のハードディスクに記録されたとする。そして、記録時においては、図4において、シーン変化点P1、P2、P3、P4、…が示すように、シーン変化点が検出され、コンテンツ信号における各シーン変化点の位置を示す情報がシーン変化点保持部53に記憶保持されているものとする。
そして、シーン2の途中の時点S1において、フラッシュ送り機能を実行する操作入力が行われると、フラッシュ送り動作が開始されるが、この図4に示す例の場合には、時点S1から、送り方向であって、再生時間に換算して一定時間分経過するよりも前にシーン変化点P2が存在する。このため、この場合には、フラッシュ動作期間(1)が示すように、時点S1から時点E1(=位置P2)までがフラッシュ送り機能が機能する(動作する)ようにされる。したがって、シーン3については、その先頭から再生することができるようになる。
また、シーン4の途中の時点S2においてフラッシュ送り機能を実行する操作入力が行われると、フラッシュ送り動作が開始されるが、この図4に示す例の場合、時点S2から送り方向には、再生時間に換算して一定時間分経過するよりも前にシーン変化点は存在しない。このような場合には、時点S2から予め決められた一定時間分、再生位置が先送りするようにされる。すなわち、時点S2〜時点E2までのフラッシュ動作期間(2)が、従来通り、予め決められた一定時間分、再生位置が送られるようにされる期間である。
また、このように、フラッシュ送り機能により再生位置を再生時間に換算して予め決められた一定時間分送った位置に位置付けても、シーンが変わっていない場合には、さらに時点E2直後の時点S3において、再度、フラッシュ送り機能を実行する操作入力が行われる可能性が高い。
このような場合であっても、時点S3から、送り方向であって、再生時間に換算して一定時間分経過するよりも前にシーン変化点P4が存在する。このため、この場合には、フラッシュ動作期間(3)が示すように、時点S3から時点E3(=シーン変化点P4)までがフラッシュ送り機能が機能する(動作する)ようにされる。したがって、シーン5についても、その先頭から再生することができるようになる。
次に、フラッシュ戻り機能を実行した場合の具体例について説明する。図5は、この実施の形態のハードディスクレコーダにおいて行われるフラッシュ戻り機能を実行した場合の動作の一例を説明するための図である。
この図5に示す例の場合にも、図4に示した例の場合と同様に、この実施の形態のハードディスクレコーダのHDD21のハードディスクに記録されたコンテンツ信号であって、シーン1、シーン2、シーン3、シーン4、シーン5、…のように多数のシーンからなるテレビ放送信号を再生している場合の例である。もちろん、この図5に示す再生対象のコンテンツ信号もまた、記録時においては、図5において、シーン変化点P1、P2、P3、P4、…が示すように、シーン変化点が検出され、コンテンツ信号における各シーン変化点の位置を示す情報がシーン変化点保持部53に記憶保持されているものとする。
そして、シーン3の後半部分の時点S1において、フラッシュ戻り機能を実行する操作入力が行われたとする。この場合、フラッシュ戻り動作が開始されるが、この図5に示す例の場合、時点S1から戻り方向には、再生時間に換算して一定時間分経過するよりも前にシーン変化点は存在しない。このような場合には、時点S1から予め決められた一定時間分、再生位置が戻るようにされる。すなわち、時点S1〜時点E1までのフラッシュ動作期間(1)が、従来通り予め決められた一定時間分、再生位置が戻るようにされる期間である。
また、フラッシュ戻り機能により再生時間に換算して予め決められた一定時間分戻った位置に再生位置を位置付けても、シーンが変わっていない場合には、さらに時点E1直後の時点S2において、再度、フラッシュ戻り機能を実行する操作入力が行われる可能性が高い。
この場合、時点S2から、戻り方向であって、再生時間に換算して一定時間分経過するよりも前にシーン変化点P2が存在する。このため、この場合には、フラッシュ動作期間(2)が示すように、時点S2から時点E2(=シーン変換点P2)までにおいてフラッシュ戻り機能が機能する(動作する)ようにされる。したがって、この例の場合には、時点S1と、時点S2の2回に渡ってフラッシュ戻りキーを押下操作することにより、再生位置をシーン3の先頭に位置付け、シーン3の先頭から通常通り再生して、映像、音声を視聴できるようにされる。
また、シーン4の時点S3において、フラッシュ戻り機能を実行する操作入力が行われたとする。この場合、フラッシュ戻り動作が開始されるが、この図5に示す例の場合、時点S3から戻り方向について、再生時間に換算して一定時間分経過するよりも前にシーン変化点P3が存在する。このため、この場合には、フラッシュ動作期間(3)が示すように、位置S3から位置E3(=シーン変化点P3)までがフラッシュ戻り機能が機能する(動作する)ようにされる。したがって、シーン4については、その先頭から再生することができるようにされる。
[シーン変化点の再生時における検出等について]
上述した実施の形態においては、コンテンツ信号のHDD21のハードディスクへの記録時において、シーン変換点を検出し、これをシーン変化点保持部53に記憶保持するようにした。しかし、これに限るものではない。例えば、ハードディスクレコーダにおいては、小型化、軽量化されたHDDを、いわゆる持ち運んで利用可能な携帯用のメモリ装置として利用されているものもあり、ハードディスクレコーダに対して、他のハードディスクレコーダやパーソナルコンピュータなどを通じてコンテンツ信号が記録されたHDDを着脱可能にすることも考えられる。
このような場合には、コンテンツ信号の記録処理は他の機器で行われているので、シーン変化点の検出は行われておらず、シーン変化点データベースが存在しないことになる。そこで、ハードディスクに記録したコンテンツ信号の再生時において、シーン変化点を検出して、これを記憶保持するようにしてもよい。
HDD21のハードディスクに記録されたコンテンツ信号の再生時における当該コンテンツ信号のシーン変化点の検出は、例えば、ドライブ制御部20によってHDD21のハードディスクから読み出されたコンテンツ信号をシーン変化点検出部17に供給することにより、データ圧縮された状態のコンテンツ信号を用いて、再生時においてシーン変化点を検出するようにすることが可能である。また、再生処理部33において、圧縮解凍された状態のコンテンツ信号をシーン変化点検出部17に供給することにより、圧縮解凍されてデータ圧縮前の状態に復元されたコンテンツ信号を用いてシーン変化点を検出するようにすることも可能である。
いずれの場合においても、基本的には、記録時において記録対象のコンテンツ信号についてシーン変化点を検出する場合とほぼ同様にしてシーン変化点を検出し、これをシーン変化点保持部53に記憶保持するようにすることが可能である。
また、HDD21のハードディスクに記録されたコンテンツ信号の再生時において、自動生成チャプター点やユーザー入力チャプター点などを付加するように構成することももちろん可能である。自動生成チャプター点は、ドライブ制御部17、再生位置判定部31、再生処理部33などに、再生時において、再生時間で換算して一定時間毎に、再生対象のコンテンツ信号に対してチャプター点を付加する機能を持たせるように構成することが可能である。
ユーザー入力チャプター点についても、操作入力部52、リモコン60を通じてユーザーからの操作入力を受け付けたタイミングで、制御部40が関係する各部、例えば、再生位置判定部31、再生処理部33を制御し、ユーザーによって指示されたタイミングで再生するようにされていたコンテンツ信号の当該部分にチャプターを付すようにし、これをシーン変化点保持部53に記憶保持して管理するようにすることも可能である。
このように、この実施の形態のハードディスクレコーダにおいては、受信してハードディスクに記録したテレビ放送番組や外部装置から供給を受けた映像信号や音声信号等をハードディスクに記録し、これを再生して利用する場合に、いわゆるフラッシュ機能を用いて、再生位置を変更する場合であっても、再生時間に換算して予め決められた一定時間前あるいは一定時間後の位置よりも前の位置にシーン変化点やチャプター点が存在する場合には、その変化点やチャプター点、あるいは、その変化点やチャプター点の近傍の位置に再生位置を位置付け、再生処理を再開させるようにすることができる。
すなわち、フラッシュ動作終了後の再生開始点をなるべくシーン変化点やチャプター点の直後とし、実際のシーン変化点やチャプター点の直後からコンテンツの再生がはじめられる形でコンテンツを再生してユーザーに提示することができるようにしている。
また、図1に示したこの実施の形態のハードディスクレコーダにおいて、シーン変化点検出部17、再生位置判定部31、フラッシュ時間判定部32などの機能を制御部40のCPU41において実行されるプログラム(ソフトウェア)によって実現することももちろん可能である。
また、上述した実施の形態においては、シーン変化点検出部17が変化点検出手段としての機能を実現し、シーン変化点保持部53が変化点保持手段としての機能を実現し、操作入力部52、リモコン60及びリモコン信号受光部54が受付手段としての機能を実現し、再生位置判定部31が再生位置判定手段としての機能を実現している。
そして、フラッシュ時間判定部32がフラッシュ機能により移動するようにされる再生位置を特定するための検出手段としての機能と、実際にフラッシュ機能を実行するようにするための制御手段としての機能を実現するようにしている。また、制御部40が、操作入力部52やリモコン60及びリモコン信号受光部54、録画処理部16、再生位置判定部31などと協働することにより、チャプター点を付加する付加手段としての機能を実現するようにしている。
上述した実施の形態においては、シーン変化点や各種のチャプター点についてのコンテンツ信号上の位置は、上述もしたように、例えば、フィールド番号、フレーム番号、PTS(Presentation Time Stamp)、記録対象のコンテンツ信号の先頭からの時間などによって表される。また、再生位置がわかれば、その位置から指示された方向にフラッシュ動作のための一定時間分の位置もフィールド番号、フレーム番号、PTSで特定することが可能であり、一定時間内に、シーン変化点やチャプター点が存在するか否かは、容易にしかも正確に検出することが可能である。
そして、シーン変化点やチャプター点に再生位置を位置付ける場合には、上述した実施の形態においては、取得した再生位置からシーン変化点やチャプター点までの再生時間を算出し、その再生時間分、指示された方向に再生位置を移動させるようにした。例えば、早送りや早戻しによって再生位置を移動させる場合、どの位早送りや早戻しを実行すれば、再生時間に換算してどの位の距離を移動させることができるかが予め分かるので、これに基づき、再生位置を目的とする位置に移動させることができる。
もちろん、この方法に限るものではない。例えば、ドライブ制御部20や再生位置判定部31の機能を用いて、特定した再生位置のハードディスク上のアドレスを特定すると共に、この再生位置のアドレスと目的とするシーン変化点やチャプター点を示す記録媒体上の位置を示す情報とに基づいて、目的とするシーン変化点やチャプター点を示す記録媒体上のアドレスを特定して、その特定したアドレスに再生位置をジャンプさせるようにすることにより、迅速に再生位置を目的とする位置に位置付けて再生を再開するようにすることも可能である。
また、上述した実施の形態においては、フラッシュ機能を用いて再生位置を変更する場合には、シーン変化点や自動生成チャプター点、ユーザー入力チャプター点の直後に再生位置を位置付けるようにしたが、これに限るものではない。シーン変化点やチャプター点が示す位置に再生位置を位置付けるようにしたり、シーン変化点やチャプター点の数フレーム前や数フレーム後などのシーン変化点やチャプター点の近傍に再生位置を位置付けるようにしたりしてもよい。要は、ユーザーが視聴したくないシーンのみを飛ばし、別シーンについては、その先頭か再生できるように、再生位置の位置付けを行うようにすればよい。
また、上述した実施の形態においては、シーン変化点保持部53は、HDD21とは別に設けるようにしたが、これに限るものではない。シーン変化点保持部53をHDD21内のハードディスクに設けるようにし、HDD21のハードディスク内の空き領域に、図2を用いて説明したシーン変換点データベースを形成して、これを用いるようにすることももちろん可能である。
このように、コンテンツ情報を記録する記録媒体にシーン変化点データベースをも形成することにより、当該記録媒体が着脱可能なものである場合には、コンテンツデータやシーン変化点データベースを記録した機器とは別の機器に装填して用いる場合に、コンテンツデータと共に記録されているシーン変化点データベースを利用したフラッシュ機能を活用することができる。すなわち、コンテンツ情報を記録した機器とは異なる機器においても、シーン変化点データベースを利用したフラッシュ機能を用いるようにすることができる。
また、上述した実施の形態においては、ハードディスクレコーダにこの発明を適用した場合を例にして説明したが、これに限るものではない。DVDレコーダやDVDプレーヤ、CDレコーダやCDプレーヤ、MD(登録商標)レコーダやMDプレーヤ、ビデオテープレコーダやビデオテーププレーヤなど、種々の記録再生装置、記録装置、再生装置に、この発明を適用することが可能である。
この発明の一実施の形態が適用されたハードディスクレコーダを説明するための図である。 図1に示したハードディスクレコーダの制御部に設けられるシーン変化点保持部に形成されるシーン変化点データベースの例を説明するための図である。 図1に示したハードディスクレコーダにおいてのフラッシュ機能実行時の動作を説明するためのフローチャートである。 図1に示したハードディスクレコーダのフラッシュ送り機能時の動作の一例を説明するための図である。 図1に示したハードディスクレコーダのフラッシュ戻り機能時の動作の一例を説明するための図である。 従来の記録再生装置におけるフラッシュ動作について説明するための図である。 従来の記録再生装置におけるフラッシュ動作の一例を説明するための図である。
符号の説明
11…受信アンテナ、12…チューナ部、13…入力端子という、14…音声入力端子、15…セレクタと、16…録画処理部、17…シーン変化点検出部、20…ドライブ制御部、21…HDD、31…再生位置判定部、32…フラッシュ時間判定部、33…再生処理部、34…映像処理部、35…映像出力端子、36…音声処理部、37…音声出力端子40…制御部、41…CPU、42…ROM、43…RAM、44…EEPROM、45…CPUバス、51…時計回路、52…操作入力部、53…シーン変化点保持部、54…リモコン信号受光部、60…リモコン

Claims (6)

  1. コンテンツ信号の記録媒体への記録時において、あるいは、記録媒体に記録されたコンテンツ信号の再生時において、処理対象のコンテンツ信号の変化点を検出する変化点検出手段と、
    コンテンツ信号の記録媒体への記録時において、あるいは、記録媒体に記録されたコンテンツ信号の再生時において、所定のタイミング毎に自動的に、あるいは、ユーザーからの指示に応じて、処理対象のコンテンツ信号に対して、チャプター点を付加する付加手段と、
    前記変化点検出手段により検出された前記変化点の前記コンテンツ信号における位置を示す情報、および、前記付加手段により付加するようにされた前記チャプター点の前記コンテンツ信号における位置を示す情報を記憶保持する変化点保持手段と、
    前記記録媒体に記録された前記コンテンツ信号の再生時において、前記コンテンツ信号の再生位置を再生時間で一定時間前あるいは一定時間後に位置付け直して再生することの指示入力を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段を通じて前記指示入力が受け付けられた場合に、再生対象の前記コンテンツ信号の再生位置を判定する再生位置判定手段と、
    前記変化点保持手段に記憶保持されている情報を参照し、前記再生位置判定手段によって判定された再生位置から前記指示入力に応じた方向について再生時間で前記一定時間の間に、前記変化点および前記チャプター点のうちの少なくとも一方の点が存在するか否を検出する検出手段と、
    前記検出手段により、前記再生位置から前記指示入力に応じた方向について再生時間で前記一定時間の間に前記変化点あるいは前記チャプター点が存在することが検出された場合に、その検出された点、または、その検出された点の近傍に再生位置を位置付けて再生を再開するように制御し、前記一定時間の間に前記変化点および前記チャプター点が存在することが検出された場合、前記変化点および前記チャプター点の内、前記指示入力が示す指示方向に最初に位置する点、または、その点の近傍に再生位置を位置付けて再生を再開するように制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする記録再生装置。
  2. 請求項1に記載の記録再生装置であって、
    前記変化点、自動的に付加された前記チャプター点、または、ユーザーからの指示に応じて付加された前記チャプター点のうち、前記制御手段が再生を再開する位置を制御するのに用いる1つ以上の点が予め設定可能である
    ことを特徴とする記録再生装置。
  3. コンテンツ信号の記録媒体への記録時において、あるいは、記録媒体に記録されたコンテンツ信号の再生時において、処理対象のコンテンツ信号の変化点を検出する変化点検出工程と、
    コンテンツ信号の記録媒体への記録時において、あるいは、記録媒体に記録されたコンテンツ信号の再生時において、所定のタイミング毎に自動的に、あるいは、ユーザーからの指示に応じて、処理対象のコンテンツ信号に対して、チャプター点を付加する付加工程と、
    前記変化点検出工程において検出した前記変化点の前記コンテンツ信号における位置を示す情報、および、前記付加工程において付加するようにされた前記チャプター点の前記コンテンツ信号における位置を示す情報を変化点保持手段に記憶保持する変化点保持工程と、
    前記記録媒体に記録された前記コンテンツ信号の再生時において、前記コンテンツ信号の再生位置を再生時間で一定時間前あるいは一定時間後に位置付け直して再生することの指示入力を受け付ける受付工程と、
    前記受付工程において前記指示入力を受け付けた場合に、再生対象の前記コンテンツ信号の再生位置を判定する再生位置判定工程と、
    前記変化点保持手段に記憶保持されている情報を参照し、前記再生位置判定工程において判定した再生位置から前記指示入力に応じた方向について再生時間で前記一定時間の間に、前記変化点および前記チャプター点のうちの少なくとも一方の点が存在するか否を検出する検出工程と、
    前記検出工程において、前記再生位置から前記指示入力に応じた方向について再生時間で前記一定時間の間に前記変化点あるいは前記チャプター点が存在することを検出した場合に、その検出された点、または、その検出された点の近傍に再生位置を位置付けて再生を再開するように制御し、前記一定時間の間に前記変化点および前記チャプター点が存在することが検出された場合、前記変化点および前記チャプター点の内、前記指示入力が示す指示方向に最初に位置する点、または、その点の近傍に再生位置を位置付けて再生を再開するように制御する制御工程と
    を有することを特徴とするコンテンツ信号利用方法。
  4. 請求項4に記載のコンテンツ信号利用方法であって、
    前記変化点、自動的に付加された前記チャプター点、または、ユーザーからの指示に応じて付加された前記チャプター点のうち、前記制御工程において再生を再開する位置を制御するのに用いる1つ以上の点が予め設定可能である
    ことを特徴とするコンテンツ信号利用方法。
  5. コンテンツ信号の記録媒体への記録と、前記記録媒体に記録されたコンテンツ信号の再生とを行うことが可能な記録再生装置に搭載されたコンピュータに、
    コンテンツ信号の前記記録媒体への記録時において、あるいは、前記記録媒体に記録されたコンテンツ信号の再生時において、処理対象のコンテンツ信号の変化点を検出する変化点検出ステップと、
    コンテンツ信号の記録媒体への記録時において、あるいは、記録媒体に記録されたコンテンツ信号の再生時において、所定のタイミング毎に自動的に、あるいは、ユーザーからの指示に応じて、処理対象のコンテンツ信号に対して、チャプター点を付加する付加ステップと、
    前記変化点検出ステップにおいて検出した前記変化点の前記コンテンツ信号における位置を示す情報、および、前記付加ステップにおいて付加するようにされた前記チャプター点の前記コンテンツ信号における位置を示す情報を変化点保持手段に記憶保持する変化点保持ステップと、
    前記記録媒体に記録された前記コンテンツ信号の再生時において、前記コンテンツ信号の再生位置を再生時間で一定時間前あるいは一定時間後に位置付け直して再生することの指示入力を受け付ける受付ステップと、
    前記受付ステップにおいて前記指示入力を受け付けた場合に、再生対象の前記コンテンツ信号の再生位置を判定する再生位置判定ステップと、
    前記変化点保持ステップに記憶保持されている情報を参照し、前記再生位置判定ステップにおいて判定した再生位置から前記指示入力に応じた方向について再生時間で前記一定時間の間に、前記変化点および前記チャプター点のうちの少なくとも一方の点が存在するか否を検出する検出ステップと、
    前記検出ステップにおいて、前記再生位置から前記指示入力に応じた方向について再生時間で前記一定時間の間に前記変化点あるいは前記チャプター点が存在することを検出した場合に、その検出された点、または、その検出された点の近傍に再生位置を位置付けて再生を再開するように制御し、前記一定時間の間に前記変化点および前記チャプター点が存在することが検出された場合、前記変化点および前記チャプター点の内、前記指示入力が示す指示方向に最初に位置する点、または、その点の近傍に再生位置を位置付けて再生を再開するように制御する制御ステップと
    を実行させることを特徴とするコンテンツ信号利用プログラム。
  6. 請求項5に記載のコンテンツ信号利用プログラムであって、
    前記変化点、自動的に付加された前記チャプター点、または、ユーザーからの指示に応じて付加された前記チャプター点のうち、前記制御ステップにおいて再生を再開する位置を制御するのに用いる1つ以上の点が予め設定可能である
    ことを特徴とするコンテンツ信号利用方法。
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