JP4583006B2 - 芳香剤等充填容器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、芳香剤や脱臭剤、吸湿剤等を充填しておくのに便利な充填容器(以下、芳香剤等充填容器と記す。)に関するものであり、該容器の構造の簡素化を図り使用樹脂量をより一層低減しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】
芳香剤等充填容器は、内容物を充填するカップ状の容器本体に、開度の変更が可能な蓋体が備えられた構成になっているのが一般的であり、その開度を適宜に変更することで内容物の揮散量等を調整することができるようになっている。
【0003】
通常、この種の容器は比較的多くの構成部材からなっており内容物を詰め替えて再利用することができるよう頑強な構造になっているが、詰め替え作業が煩雑であることから内容物を使いきった後は使い捨てされるのが殆どであり、容器を構成するのに使用される樹脂の削減を図るうえでも好ましいこととは言えない。
【0004】
これに関連する先行技術としては、上面板や側面板等に複数のスリット状などの1個又は2個以上の通気孔を設けて、その通気孔の内面側、もしくはその全体の内面側に不織布製等の通気性を有するフィルムを貼着した紙容器が提案されている(例えば特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−31063号公報
【0006】
上記の先行技術においては、容器が紙で構成されていることから、製造コストの削減を図る観点や使用後の処理・処分に対しては工夫されてはいるものの、ガラスや合成樹脂を外装とする従来の製品と比べて外観上見劣りする点が否めず、さらには、芳香剤等充填容器はフィルム状の袋や外箱等に収納した状態で店頭に陳列されるのが普通であり、外部の包装まで含めた製品全体を考慮に入れた場合に、未だ改善の余地が残されていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、外観上の品質を維持しつつ構造の簡素化と薄肉化により使用樹脂量を極力削減することができる省資源化に有用な容器を提案するところにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、芳香剤等の揮散媒を内容物として充填する容器本体と、この容器本体の充填開口を密閉する密閉シートからなる容器であって、
前記容器本体の胴部に容器の内外に通じる少なくとも1つの窓孔を設け、該胴部にシュリンクラベルを装着して窓孔を閉塞してなり、
前記容器本体の充填開口の周りに、該容器本体と一体になる上向きに折り返した凹状断面を有する環状受け部を設けたことを特徴とする芳香剤等充填容器である。
【0009】
上記の構成になる容器において、容器本体は、その胴部に、窓孔の上下又は左右の少なくとも一方に設けられシュリンクラベルの端縁を巻き込んでその位置ずれを防止する凹部を設けるのが好ましく、シュリンクラベルについては多段階に分けて切り離し可能な連接体とするのが望ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明をより具体的に説明する。
【0011】
図1は本発明に従う芳香剤等充填容器の実施の形態を示した外観斜視図であり、図における番号1はジェル状の内容物を充填する薄肉の容器本体である。この容器本体1は図2にその底部を示すように内容物を充填する充填開口1aを有しており、内容物を充填した後はこの充填開口1aに密閉シート2(例えば、アルミ積層シート等)を接着することで容器本体1内を密閉する。
【0012】
また、3は容器本体1の胴部でその内外に通じるように設けられた花模様を呈する窓孔、4は窓孔3を閉塞させるように容器本体1の胴部に装着されたノッチ付きのシュリンクラベル、そして5は窓孔3を挟むように容器本体1の胴部の上下に設けられた凹部である。この凹部5はシュリンクラベル4の上下の端面を巻き込んでその位置ずれを防止するものであり、これにより容器本体1の胴部におけるシールを確実にして容器の使用前における窓孔3からの内容物の揮散等を防止する。
【0013】
容器本体1はサーモフォーム成形法あるいはインジェクション成形法等従来法を適用して製作できるもので、窓孔3は容器本体1の成形の際に同時に形成してもよいし容器本体1の成形後(打ち抜き等)に形成してもよい。
【0014】
窓孔3を有する容器本体1を作製した後は、図3に示すように容器本体1の胴部にシュリンクラベル4を装着し、さらに充填開口1aから芳香剤、消臭材等用途に応じた内容物を充填し、該開口1aを密閉するべく密閉シート2を貼り付ければよく、この状態で容器本体1は密閉状態にあり、商品として出荷、店頭に陳列される。
【0015】
かかる容器を使用するに当たっては、図4に示すようにシュリンクラベル4を引き剥がし図5に示すような状態にするだけでよい。
【0016】
なお、本発明の実施の形態では、容器本体1の底部、すなわち、充填開口1aの周りに該容器本体1と一体になる上向きに折り返した凹状断面を有する環状受け部1bを設けてあり、仮に容器の使用時に窓孔3から内容物が垂れてしまうような事態が生じた場合であっても、環状受け部1bに内容物を受け止めることができ、容器の載置した部位を汚すことがない構造になっている。
【0017】
シュリンクラベル4は外部の熱源を利用して収縮させて容器本体1の胴部に装着するものが適用できるが、シュリンクラベル4を容器本体1の胴部に仮装着したのち、内容物を充填する際にその熱でもって収縮、装着するものを利用することもでき、シュリンクラベル4の種類はとくに限定されない。
【0018】
また、シュリンクラベル4は、その裏面に接着層を設けることも可能であり、接着層の有無にかかわりなく何れのものも使用することができ、例えば該シュリンクラベル4を多段階に分けて切り放し可能な連接体として必要に応じて胴部から引き剥すことで窓孔3の開口面積を変することが可能で内容物の揮散度合いの調整が行える。
【0019】
本発明に従う容器は、装着したシュリンクフィルムに商品説明等を記載することで外装容器が不要となり、容器の薄肉化による樹脂量の削減に加え外部包装もいらないことから製品全体としての包装コストの削減が可能になる。
【0020】
【発明の効果】
本発明によれば、外観上の品質を維持しつつ構造の簡素化、薄肉化が可能なので使用樹脂量が削減でき省資源化に有用であり、窓孔は種々の形状に開口できるのでデザインの多様化が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う芳香剤等充填容器の外観斜視図である。
【図2】図1に示した容器の底部を示した図である。
【図3】内容物の充填要領の説明図である。
【図4】図1に示した容器の開封要領の説明図である。
【図5】使用状態にある容器の外観斜視図である。
【符号の説明】
1 容器本体
1a 充填開口
1b 環状受け部
2 密閉シート
3 窓孔
4シュリンクラベル
Claims (4)
- 芳香剤等を内容物として充填する容器本体と、この容器本体の充填開口を密閉する密閉シートからなる容器であって、
前記容器本体の胴部に容器の内外に通じる少なくとも1つの窓孔を設け、該胴部にシュリンクラベルを装着して窓孔を閉塞してなり、
前記容器本体の充填開口の周りに、該容器本体と一体になる上向きに折り返した凹状断面を有する環状受け部を設けたことを特徴とする芳香剤等充填容器。 - 容器本体は、その胴部に、窓孔の上下又は左右の少なくとも一方にシュリンクラベルの端縁を巻き込んでその位置ずれを防止する凹部を有する請求項1記載の芳香剤等充填容器。
- シュリンクラベルは多段階に分けて切り離し可能な連接体からなる請求項1又は2記載の芳香剤等充填容器。
- 窓孔が容器の外観模様を形成するものである請求項1〜3の何れかに記載の芳香剤等充填容器。
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