JP4582628B2 - 縦型基板搬送機構及びこれを備えた基板搬送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、真空室内で、基板を略直立させた状態で搬送する縦型基板搬送機構及びこれを備えた基板搬送装置に関する。
近年、ディスプレイの大画面化に伴って、ディスプレイ用の基板の大型化が進められている。このような大型基板の搬送を従来の水平方式により取り扱うと種々の問題に直面することになる。
例えば、基板の大型化や薄型化により、水平載置された基板はその自重で撓みや反りが生じやすく、膜厚や平坦性において精密な成膜を行うことが困難となる。
また、特に、トレイ搬送によるものは、搬送キャリア等の部品点数が多い上、トレイ部分にも膜が付着する等してパーティクル発生の一因となる。
更に、基板面積に対応して成膜装置構造が大型化し、相当の占有スペースを確保する必要性が生じる。
一方、基板を略直立させた状態で搬送する縦型搬送方式も提案されている(例えば下記特許文献1参照)。この縦型搬送方式により、基板の撓みや反りを抑えられるので、基板の大型化に対応できる。また、基板搬送装置の占有スペースを低減できるという利点がある。
特開2004−83997号公報 特開2000−138499号公報
しかしながら、縦型搬送方式では、水平搬送方式に比べて、基板の搬送安定性が低下するという問題がある。
特に、基板の略直立姿勢を安定に保持する機構と、保持した略直立姿勢で基板を安定に搬送する機構が必要である。基板の直立姿勢が不安定だと搬送中に基板の倒れや損傷が生じたり、成膜工程において歩留まり低下の要因となるからである。
ここで上記特許文献1には、基板の表面にエアーを吹き付けて直立姿勢を保持する機構が開示されているが、このような機構は、真空室内では適用できない。
また、上記特許文献2には、基板の上下端部をクリップで挟持しながら搬送する機構が開示されているが、特に大型で割れ易いガラス基板等の場合には、クリップで挟持される基板端部の破損等が起こり易く、適正な搬送が困難である。
本発明は上述の問題に鑑みてなされ、真空室内でも基板を略直立状態で安定かつ適正に搬送することができる縦型基板搬送機構及びこれを備えた基板搬送装置を提供することを課題とする。
以上の課題を解決するに当たり、本発明の縦型基板搬送機構は、基板を略直立させた状態で搬送する縦型基板搬送機構であって、前記基板の下端を受ける基板受け具が複数間隔をおいて整列配置されたベルト部材を有する搬送コンベアと、この搬送コンベアの上方に配置され、前記基板の上縁を支持し当該基板の搬送方向へ搬送するべく回転する複数の支持ローラとを備えたことを特徴とする。
基板の下端は、搬送コンベアのベルト部材に整列配置された複数の基板受け具で支持され、基板搬送方向へ搬送される。一方、基板の上縁は、鉛直面に対して所定角度傾斜した状態で複数の支持ローラの周面に支持される。支持ローラは、搬送コンベアによる基板の搬送速度に同期して回転し、基板上縁を支持した状態で基板搬送方向へ送り回転する。
この構成により、基板は、その略直立姿勢を安定に保持された状態で直線的に搬送される。特に、基板上縁を複数の支持ローラで支持し送り動作されることにより、真空室内でも基板の安定した略直立姿勢を保持できるとともに、基板に負荷をかけることなく適正な搬送が可能となる。
基板の安定した姿勢保持作用を得るために、本発明では、基板受け具の直進走行性を高める機構を具備させている。
すなわち、搬送コンベアは、基板受け具の走行を案内する案内部を備え、基板受け具には、この案内部に案内される被案内部が設けられている。
特に、上記案内部として、案内面が平坦な平レールと、案内面が逆V字状の凸部を有する凸レールとで構成する一方、上記被案内部として、平レールに転接する平ローラと、凸レールに係合する略V字状の溝を有する溝付ローラとで構成することにより、基板受け具の安定かつ滑らかな直進走行性を得ることができる。
また、基板受け具の安定した走行性を得るために、本発明では、搬送コンベアのベルト部材を金属製としている。これにより、真空中での使用を可能とし、また、ベルト部材の必要な強度、耐久性、耐熱性等を持たせることができる。特に、非磁性金属でベルト部材を構成することにより、成膜時において、マグネトロンスパッタ時の磁力線分布やプラズマ状態への影響を回避できる。
一方、本発明の基板搬送装置は、上述した構成の搬送コンベア及び支持ローラを有する縦型基板搬送機構を複数組設置して構成される。
特に、基板の移載を安定して行うために、互いに隣接する搬送コンベアの間に、基板の下端を受ける中継ローラを設置するのが好適である。
本発明の基板搬送装置は、基板の搬送室としてだけでなく、成膜室として構成することも可能である。この場合、基板の略直立姿勢を安定に保持できるので所望の膜質を得ることができる。成膜処理は、基板の搬送を停止させて行う場合に限らず、基板の搬送途上で行うことも可能である。
以上述べたように、本発明によれば、真空室内でも基板の安定した略直立姿勢を保持できるとともに、基板に負荷をかけることなく適正な搬送が可能となる。特に、大型で割れ易い基板の直立搬送に、本発明は有利である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1及び図2は本発明の実施の形態による基板搬送装置1の構成を示す側面図及び正面図である。
基板搬送装置1は、搬送コンベア2とガイドローラユニット3との組で構成される縦型基板搬送機構4を複数組(図では2組)備えており、これら複数組の基板搬送機構4によって、基板Wを鉛直線に対して所定角度α(図2)だけ傾斜させた略直立姿勢で、図1において矢印A方向(右方向)に直線的に搬送するように構成されている。
基板Wとしては、ディスプレイ用基板等の大型で割れ易い例えばガラス基板等が適用される。基板搬送装置1は、図示せずとも真空室の内部に設置され、当該基板Wに対し成膜等の真空処理を施す際の基板搬送系を構成している。
この基板搬送装置1を構成する本発明に係る縦型基板搬送機構4は、上述のように、搬送コンベア2とガイドローラユニット3とで構成されている。
搬送コンベア2は基台5の上に設置され、基板Wの下端を受ける受け治具(本発明の基板受け具に対応)7が複数間隔をおいて整列配置されたベルト部材6を有している。
ガイドローラユニット3は搬送コンベア2の上方に配置され、基板Wの一表面側の上縁を支持する複数の支持ローラ8と、これら複数の支持ローラ8が取り付けられる取付フレーム9とで構成されている。
搬送コンベア2の詳細を図3〜図5に示す。図3は搬送コンベア2の側面図、図4は搬送コンベア2の平面図、図5は搬送コンベア2の正面図である。
搬送コンベア2は、一対のプーリ10A,10B間にベルト部材6を架け渡して構成した無端ベルトコンベアでなり、その一方側のプーリ10Aには駆動部11が取り付けられている。
ベルト部材6は金属製で、特に、非磁性のステンレス鋼の薄帯でなるスチールベルトとされている。
駆動部11はサーボモータで構成され、基台5に固定されたモータベース12に支持され、カップリング13を介してプーリ10Aの回転軸に連結されている。
搬送コンベア2の他方側のプーリ10Bには、ベルト部材6の張力を一定に維持する張力調整部14が設けられている。
この張力調整部14は、プーリ10Bの回転軸を軸支するテンションアーム15と、このテンションアーム15の一端と基台5との間を結合する回動軸16と、テンションアーム15をベルト部材6の張力が大となる方向に付勢するテンションバネ17とを備えている。張力調整部14は、図4に示したように、プーリ10Bの回転軸の両端側に各々取り付けられているが、一端側だけでもよい。
なお、搬送コンベア2を構成する一対のプーリ10A,10Bの軸間距離が、基板Wの下端の辺長と略同一となるように設定されている。
受け治具7は、図4に示したように、ベルト部材6の延在方向に沿って等間隔に直列して複数配置されている。各受け治具7は、それぞれ同一の構成を有している。
図6〜図8は、受け治具7の詳細を示す正面図、左側面図及び右側面図である。
受け治具7は、ベルト部材6の表面側に固定された治具本体20と、この治具本体の上端に取り付けられた基板受けブロック21とを備えている。
治具本体20はアルミニウム合金等の金属材料でなり、ベルト部材6の裏面側に宛えた取付片19を介してベルト部材6の表面に螺着固定されている。治具本体20は、その両側部に第1のブラケット22と第2のブラケット24とを備えている。第1のブラケット22には複数(本例では2個)平ローラ23が取り付けられ、第2のブラケット24には略V字形状の溝25aが形成された複数(本例では3個)の溝付ローラ25が取り付けられている。
これら平ローラ23及び溝付ローラ25はそれぞれ本発明の「被案内部」を構成しており、当該受け治具7の移動経路に沿って配設された案内部としての平レール26及び凸レール27に沿って走行する。すなわち、平ローラ23は、案内面が平坦な平レール26の上に転接し、溝付ローラ25の溝25aには、案内面が逆V字状の凸部を有する凸レール27が係合している。
本実施の形態において、平レール26及び凸レール27は、図3に示したように、受け治具7の周回軌道の全域をカバーするように基台5に設けられている。
平レール26は、ベルト部材6の上面側と下面側の所定の2カ所に分割して敷設され、これらレール部の上面側を平ローラ23が転動するように構成されている。
凸レール27は、ベルト部材6を囲むようにループ状に敷設されている。複数の溝付ローラ25はこの凸レール27を挟むようにして構成されている。
一方、受け治具7の基板受けブロック21は、例えばポリエーテル・エーテル・ケトン(PEEK)等の耐熱性、耐摩耗性に優れたエンジニアプラスチック材料で形成されており、その上端部に基板Wの下端を支持する断面すり鉢状の支持溝29が形成されている。
この支持溝29を断面すり鉢状にしているのは、基板Wの受け渡しを容易にするためである。また、支持溝29を形成する左右一対の側壁29a,29bは、側壁29a側の方が他方よりも低く形成されているが、これは後述するように、基板Wがそのガイドローラユニット3によって支持される面とは反対側の面を被成膜面としているからである。勿論これら側壁29a,29bの高さを同一としてもよい。
支持溝29の底部は、基板Wの下端に当接する受け面部30となっている。この受け面部30は、図7及び図8に示したように、基板W側に凸なる形状の湾曲面とされている。これにより、基板Wを支持する受け治具7がベルト部材6の上面側から下面側への折り返し位置に到達しても、その湾曲した受け面部30によって基板Wが上下に揺動することを防止し、搬送コンベア2,2間における基板Wの移載を安定に行えるようにしている。
次に、基板Wの上縁を支持するガイドローラユニット3の詳細について図9〜図11を参照して説明する。
ここで、図9はガイドローラユニット3を構成するローラアセンブリ31の側面図、図10はローラアセンブリ31の要部断面図、図11はガイドローラユニット3の平面図である。
ガイドローラユニット3は、図9に示すローラアセンブリ31を複数、取付フレーム9に連接することによって構成されている。
ローラアセンブリ31は、下端部に支持ローラ8が取り付けられた軸部材32と、この軸部材32を回転自在に支持する支持プレート33と、この支持プレート33を取付フレーム9に連結する連結部材(図示略)とを備えている。
取付フレーム9は上下方向に一定の間隔をおいて並行する2本のビーム材9A,9Bを備え、支持プレート33はこれら2本のビーム材9A,9Bの前面側に宛われるようにして取り付けられている。
支持ローラ8は、例えばステンレス等の金属製のローラ本体36と、このローラ本体36の周面に巻回されたポリイミドやPEEK等でなる樹脂製リング37とを有し、この樹脂製リング37で基板Wの上縁を支持するように構成されている。
ガイドローラユニット3を構成する複数の支持ローラ8は、図2に示したように駆動部44によってベルト46を介して回転するように構成されている。
支持ローラ8が取り付けられている回転軸32の上端部には、プーリ35が設けられている。これらの各プーリ35は、図11に示したように、取付フレーム9に装着されている状態で、複数の中継プーリ45とともにベルト46を介して駆動部44の駆動軸に連結され、駆動部44の回転駆動力を受けて互いに同期回転するようになっている。なお駆動部44は、例えばサーボーモータで構成されており、支持ローラ8の周速度が搬送コンベア2による基板Wの搬送速度と同期するように駆動制御される。
以上のように構成されるガイドローラユニット3は、真空室を区画する側壁の一部に固定されている。なお、ガイドローラユニット3を搬送コンベア2と一体化する架台(図示略)が別途設けられてもよい。
本実施の形態の縦型基板搬送機構4は以上のようにして構成されるが、この縦型基板搬送機構4を複数組直列配置してなる基板搬送装置1は、更に以下に説明する構成が具備されている。
図1を参照して、隣接する搬送コンベア2,2の間には、これら搬送コンベア2,2間における基板の移載を補助するための中継ローラ48が設けられている。
中継ローラ48は、図12に示すように、真空室の内壁等に連結された取付シャフト49の先端にベアリングを介して回転可能なローラ部材50でなり、このローラ部材50の周面には略V字状の溝50aが形成され、当該溝50a内に基板Wの下端が収容されるようになっている。
また、真空室内には、図13に示すように、搬送コンベア2上の基板Wの有無を検出する基板検出手段としての基板センサ51が設置されている。
基板センサ51は、発光部及び受光部を有するフォトカプラ52と、このフォトカプラ52からの出射光Lを反射する反射部材53とを備え、これらは基板Wを挟んで斜め方向に対峙するように設置されている。
そして、搬送コンベア2上に基板Wがある場合、出射光Lは基板5により反射部材53への到達が阻止され、フォトカプラ52は反射光を受光しない。一方、基板Wがない場合は、出射光Lは反射部材53に到達しフォトカプラ52はその反射光を受光する。
なお、基板Wが透明なガラス基板等である場合は、基板Wに入射した光Lは所定の屈折角で基板Wを透過するので、その透過光を受光しない位置に反射部材53が設置される。
本実施の形態において、基板搬送装置1は、減圧下、基板Wに対して所定の成膜を行う成膜室に設置することができる。当該真空室を例えばスパッタ室で構成した場合、スパッタターゲットは、基板Wのガイドローラユニット3に支持される面とは反対側(図2において左側)の面に対向して配置される。
なお、成膜処理は、搬送コンベア2上で基板Wを搬送しながら行ってもよいし、搬送を停止させて行うようにしてもよい。
また、本実施の形態において、各縦型基板搬送機構4の搬送コンベア2は、真空チャンバの側壁を介して真空室の外部(大気側)へ脱装できるように構成されている。
すなわち、図14に示すように、真空チャンバの側壁55の一部を構成するように、側壁55に対して真空シールを介して取り付けられた着脱用プレート56を形成し、この着脱用プレート56のフランジ部56aに搬送コンベア2(基台5を含む)を設置している。そして、着脱用プレート56の取り外しと同時に、搬送コンベア2が真空室の外部へ取り出されるようになっており、搬送コンベア2のメンテナンス性を高めている。
以上のように構成される本実施の形態の基板搬送装置1において、基板Wは、下端が搬送コンベア2上の複数の受け治具7に支持され、上縁はガイドローラユニット3の複数の支持ローラ8に支持される。
そして、搬送コンベア2,2の駆動部11とガイドローラユニット3の駆動部44の同期駆動により、基板Wは、鉛直線に対して所定の微小角度α(例えば3度〜6度)傾斜した略直立姿勢で図1において矢印A方向に搬送される。
本実施の形態によれば、基板上縁を複数の支持ローラ8で支持し送り動作されることにより、真空室内でも基板Wの安定した略直立姿勢を保持できるとともに、基板Wに負荷をかけることなく適正な搬送が可能となる。また、基板の大きさも問われない。
基板Wの下端を支持する受け治具7は、平ローラ23及び溝付ローラ25がそれぞれ平レール26及び凸レール27の上を走行し、これら各レール26,27のガイド作用を受けて所望の直進性が確保される。これにより基板Wの蛇行が防止され、安定した直進走行性が得られるとともに、成膜処理時の膜質の安定化が図れる。
また、受け治具7に加わる基板Wからの荷重を平レール26及び凸レール27に作用させるようにしているので、ベルト部材6の撓みが防止され、基板搬送時の波立ち(上下方向の揺動)が効果的に抑えられる。
そして、搬送コンベア2のベルト部材6がスチールベルトで構成されているので、必要な強度、耐久性、耐熱性が確保され、基板の安定した搬送性に大きく貢献する。特に、ベルト部材6を非磁性材料で構成することにより、成膜時において、マグネトロンスパッタ時の磁力線分布やプラズマ状態への影響を回避できる。
また、熱膨張等によるベルト部材6の弛みは、張力調整部14により自動的に解消されるので、搬送環境に関係なく安定した基板の搬送動作を確保できる。
更に、基板Wの下端を支持する受け治具7の基板受けブロック27と、基板Wの上縁を支持する支持ローラ8の樹脂製リング37とが、それぞれ耐熱性、耐摩耗性に優れた樹脂材料で構成されているので、基板Wの支持部の損傷を効果的に防止しながら、優れた耐久性をもって基板の支持機能を果たすことができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、勿論、本発明はこれに限定されることなく、本発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
例えば以上の実施の形態では、基板搬送装置1を成膜室の基板搬送系に適用した例について説明したが、成膜室に限らず、例えば真空熱処理室やエッチング室、イオン注入室等の他の真空処理室における基板搬送系として構成することも可能である。
更に、基板Wの下端を支持する受け治具7の本数や、基板Wの上縁を支持する支持ローラ8の本数等は、基板Wの大きさ、重量、種類等、仕様に応じて適宜変更することが可能である。
本発明の実施の形態による基板搬送装置1の構成を示す側面図である。 基板搬送装置1の正面図である。 搬送コンベア2の側面図である。 搬送コンベア2の平面図である。 搬送コンベア2の正面図である。 基板Wの下端を支持する受け治具7の部分破断正面図である。 受け治具7の部分破断左側面図である。 受け治具7の右側面図である。 ガイドローラユニット3の要部側面図である。 ガイドローラユニット3の要部正面断面図である。 ガイドローラユニット3の平面図である。 中継ローラ48の構成を示す断面図である。 基板センサ51の構成を示す正面図である。 搬送コンベア2の脱装機構を説明する要部断面図である。
符号の説明
1 基板搬送装置
2 搬送コンベア
3 ガイドローラユニット
4 縦型基板搬送機構
5 基台
6 ベルト部材
7 受け治具(基板受け具)
8 支持ローラ
9 取付フレーム
10A,10B プーリ
11 駆動部
14 張力調整部
21 基板受けブロック
23 平ローラ
25 溝付ローラ
26 平レール
27 凸レール
30 受け面部
31 ローラアセンブリ
37 樹脂製リング
44 駆動部
46 ベルト
48 中継ローラ
51 基板センサ
56 着脱用プレート

Claims (11)

  1. 基板を直立させた状態で搬送する縦型基板搬送機構であって、
    前記基板の下端を受ける基板受け具が複数間隔をおいて整列配置されたベルト部材と、前記基板受け具の走行をガイドする案内部と、前記基板受け具に設けられ前記案内部に案内される被案内部とを有し、前記案内部は、案内面が平坦な平レールと案内面が逆V字状の凸部を有する凸レールとでなり、前記被案内部は、前記平レールに転接する平ローラと前記凸レールに係合するV字状の溝を有する溝付ローラとでなる搬送コンベアと、
    この搬送コンベアの上方に配置され、前記基板の上縁を支持し当該基板の搬送方向へ搬送するべく回転する複数の支持ローラとを備えたことを特徴とする縦型基板搬送機構。
  2. 前記凸レールは、前記基板受け具の周回軌道に沿って配置され、
    前記溝付ローラは、前記凸レールを挟むようにして複数設けられている請求項に記載の縦型基板搬送機構。
  3. 前記基板の下端に当接する前記基板受け具の受け面部は、前記基板側に凸なる形状の湾曲面である請求項1に記載の縦型基板搬送機構。
  4. 前記ベルト部材は金属製である請求項1に記載の縦型基板搬送機構。
  5. 前記搬送コンベアには、前記ベルト部材の張力を一定に維持する張力調整部が設けられている請求項1に記載の縦型基板搬送機構。
  6. 前記基板の上縁に当接する前記支持ローラの周面部は、耐熱性樹脂で形成されている請求項1に記載の縦型基板搬送機構。
  7. 真空室内で、基板を直立させた状態で搬送する基板搬送装置であって、
    前記基板の下端を受ける基板受け具が複数間隔をおいて整列配置されたベルト部材と、前記基板受け具の走行をガイドする案内部と、前記基板受け具に設けられ前記案内部に案内される被案内部とを有し、前記案内部は、案内面が平坦な平レールと案内面が逆V字状の凸部を有する凸レールとでなり、前記被案内部は、前記平レールに転接する平ローラと前記凸レールに係合するV字状の溝を有する溝付ローラとでなる搬送コンベアと、
    この搬送コンベアの上方に配置され、前記基板の上縁を支持し当該基板の搬送方向へ搬送するべく回転する複数の支持ローラと
    を備えた縦型基板搬送機構が、前記基板の搬送方向に沿って複数組設置されてなり、
    これら複数組の縦型基板搬送機構を介して、前記基板を前記真空室内で搬送することを特徴とする基板搬送装置。
  8. 互いに隣接する前記搬送コンベアの間には、前記基板の下端を受ける中継ローラが設置されている請求項に記載の基板搬送装置。
  9. 前記真空室の内部には、前記基板の有無を検出する基板検出手段が設置されている請求項に記載の基板搬送装置。
  10. 前記真空室は、前記基板を成膜する成膜手段を備えている請求項に記載の基板搬送装置。
  11. 前記各搬送コンベアは、前記真空室の側壁を開放させて外部へ取り出し可能とされている請求項に記載の基板搬送装置。
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