JP4581559B2 - ディジタルテレビジョン放送信号受信装置 - Google Patents

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本発明は、例えばATSCなどのディジタルテレビジョン放送信号を受信するためのディジタルテレビジョン(TV)放送信号受信装置に関する。
ATSCディジタルテレビジョン放送(以下、TV放送と略称する)が行われている北米大陸では、平野部に大都市が点在するため、各都市の近郊で放送されているTV放送信号を他の都市や、その中間地点で受信することが可能である。TV放送信号を受信するユーザ側から見ると、様々な方向からTV放送信号が送信されてくるため、自分の見たい番組が放送されている放送局の方向にアンテナの向きを調節する必要がある。このため、このような問題を解決すべく、アンテナの受信方向を変更できるように、TV放送信号受信装置からアンテナをコントロールする規格、EIA−909”Antenna Control Interface”が制定された。これは、TV放送信号受信装置に、通称スマートアンテナと呼ばれる受信方向を変更できるアンテナ(以下、このように受信方向を変更できるアンテナを多指向性アンテナという)を接続し、これをTV放送信号受信装置側からモジュラ端子を介して制御するための規格である。
ところで、ユーザがアンテナの受信方向を容易に調整できるようにした装置として、例えば、特許文献1乃至特許文献4に記載される装置等が知られている。これらの装置においては、受信したTV放送信号のエラーレートや信号強度等に基づいて、アンテナの受信方向を調整する際に利用される情報が取得される。しかしながら、これらの装置は、自動的にアンテナの受信方向を調整できるものではない。また、アンテナの受信方向を自動的に調整できるようにした装置として、例えば、特許文献5に記載される装置が知られている。この装置においては、受信したTV放送信号のエラーレートに基づいて、アンテナの受信方向が自動的に調整される。
特開平6−334932号公報 特開2001−320744号公報 特開2001−94455号公報 特開2001−94899号公報 特開2001−86019号公報
しかしながら、特許文献5に記載される装置のように、受信したTV放送信号のエラーレートに基づいてアンテナの受信方向を調整する装置においては、エラーレートを検出するために一定時間以上、エラー値を測定する必要があるため、アンテナの受信方向を調整するために必要な情報が得られるまでに長い時間を要していた。このため、このような装置においては、TV放送信号を最も状態良く受信できるアンテナの方向(以下、最適受信方向という)を検出するまでに長い時間を要していた。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、多指向性アンテナの受信方向を自動的に調整するTV放送信号受信装置において、最適受信方向を高速に検出することができるTV放送信号受信装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1の発明は、予め定められている複数の受信方向を有する多指向性アンテナが接続され、前記複数の受信方向のうちのいずれか1つの受信方向のみを有効にして、放送局から配信されるテレビジョン放送信号を受信するディジタルテレビジョン放送信号受信装置において、前記多指向性アンテナが接続され、テレビジョン放送信号の受信を行う受信手段と、前記多指向性アンテナに対してテレビジョン放送信号を受信する際の受信方向を指示するための受信方向制御信号を出力すると共に、前記多指向性アンテナに対して受信したテレビジョン放送信号を増幅させる際の利得レベルを複数段階の中から選択して指示するための利得制御信号を出力することにより、前記多指向性アンテナを制御するアンテナ制御手段と、前記放送局から配信される任意の1チャンネルについて、前記アンテナ制御手段により前記多指向性アンテナの各利得レベル、及び各受信方向を順次指示して、前記受信手段によりテレビジョン放送信号を受信することにより、受信したテレビジョン放送信号の同期又は非同期状態に基づいて、各利得レベル及び各受信方向において同期が取れたか否かを示す同期情報を決定し、この同期情報を同期情報テーブルに記憶するスキャン手段と、前記同期情報テーブルに記憶された同期情報に基づいて複数の受信方向に亘って連続して同期が取れる同期エリアを検出する同期エリア検出手段と、前記同期エリア検出手段により検出された同期エリアが、複数の前記利得レベルに存在する場合に、複数の前記同期エリアのなかで、最も低い利得レベルにおける同期エリアの中央に位置する受信方向を、前記チャンネルを受信する際の前記多指向性アンテナの最適受信方向として決定する最適受信方向決定手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、受信したテレビジョン放送信号の同期状態に基づいて同期情報を決定し、この同期情報に基づいて最適受信方向を決定するので、テレビジョン放送信号を受信してから検出されるまでに長い時間を要するエラーレートを利用することなく、高速に最適受信方向を決定することができる。また、同期が取れている受信方向が必ずしも受信状態がよい(エラーレートが低い)受信方向とは限らないが、同期が取れている受信方向の中でも連続している同期エリアの中央に位置する受信方向を最適受信方向として決定するので、同期が取れている受信方向の中でも、より受信状態がよい可能性が高い受信方向を最適受信方向とすることができる。
また、同期情報を得る際、多指向性アンテナに対して受信したテレビジョン放送信号を増幅する際の利得レベルを指示して複数段階の利得レベルについて同期情報を取得し、より多くの同期情報に基づいて最適受信方向を決定するので、より受信状態がよい可能性が高い受信方向を最適受信方向とすることができる。また、利得レベルを高くするとテレビジョン放送信号と共にノイズも増幅されることとなるが、同期エリアが複数の利得レベルに存在する場合には、複数の同期エリアのなかで、最も低い利得レベルにおける同期エリアの中央に位置する受信方向を最適受信方向として決定するので、よりノイズの影響を抑えて最適受信方向を決定することができる。
請求項2の発明によれば、同期情報テーブルに記憶された同期情報に基づいて最適受信方向を決定するので、エラーレートを検出する必要がなく、高速に最適受信方向を決定することができる。
請求項3の発明によれば、同期が取れている受信方向の中でも最大同期エリアの中央に位置する受信方向を最適受信方向として決定するので、同期が取れている受信方向の中でも、より受信状態がよい可能性が高い受信方向を最適受信方向とすることができる。
以下、本発明の第1の実施形態に係るテレビジョン(TV)放送信号受信装置について説明する。ユーザが家庭においてディジタルTV放送信号(以下、単にTV放送信号という)を受信する状況を図1に示す。ディジタルTV放送が行われている地域では、受信したTV放送信号の強度が一定の閾値以上であれば、エラー訂正などにより一定の画質の画像が得られる。そのため、図1に示すように、A地域、B地域、C地域など複数箇所に点在する放送局から送信されてくるTV放送信号を受信して、TV番組を視聴することができる。このような状況に対応して、複数の受信方向を有するスマートアンテナと呼ばれる多指向性アンテナが実用化されている。
図2に示されるように、TV放送信号受信装置1は、スマートアンテナ2に接続され、スマートアンテナ2の有効な受信方向を切り替えることにより、複数箇所に点在する放送局から所定周波数帯域で配信されてくるTV放送信号を受信して各チャンネルのTV放送信号に含まれるTV番組をモニタ装置3に出力する。なお、以下の説明においては、TV番組の放送に使用されている搬送波の周波数帯域である物理チャンネルのことを、単にチャンネルという。
TV放送信号受信装置1は、スマートアンテナ2に接続されTV放送信号を受信するチューナ(受信手段)11と、チューナ11で受信したTV放送信号に対して所定の信号処理を行い、復号化するフロントエンド12と、MPEG圧縮されていたTV放送信号をデコードするMPEGデコーダ13と、デコードされたTV放送信号に所定の表示画像を重畳させるオンスクリーンディスプレイ(OSD)部14と、ユーザによるボタン操作に応じた信号を出力するリモコン15と、リモコン15から出力された信号を受信し、制御部19へ出力するリモコン受信部16と、後述する同期情報テーブル及び受信方向テーブル等を記憶するメモリ17と、モジュラ端子18と、不図示のROMに記憶されているプログラムに基づいて各種処理を実行しTV放送信号受信装置1全体を制御する制御部19とを備えている。
制御部(アンテナ制御手段)19は、チューナ11に対して選局するチャンネルを指示するためのチャンネル制御信号を出力することによりチューナ11を制御し、スマートアンテナ2に対してTV放送信号を受信する際の受信方向を指示するための受信方向制御信号を出力することによりスマートアンテナ2を制御して、TV放送信号の受信動作を制御する。また、制御部19は、後述する第1スキャン処理、及び最適受信方向決定処理を実行することにより、スキャン手段、最大同期エリア検出手段、最適受信方向決定手段として機能する。
スマートアンテナ2は、有効な受信方向を機械的又は電子的に切り替えることにより複数の受信方向D0〜D15(図3参照)からTV放送信号を受信するアンテナ部21と、アンテナ部21の動作を制御する制御ユニット22とを備えている。制御ユニット22は、TV放送信号受信装置1からの受信方向制御信号に応じて、アンテナ部21の複数ある受信方向D0〜D15のうち、指示された受信方向のみを有効にする。
次に、TV放送信号受信装置1によるTV放送信号の受信処理について、図4を参照して説明する。制御部19は、上述したように、チューナ11に対してチャンネル制御信号を出力し、スマートアンテナ2に対して受信方向制御信号を出力して、スマートアンテナ2を介してチューナ11にTV放送信号を受信させる。チューナ11は、受信したTV放送信号に含まれる同期信号を検出し、検出された同期信号に基づいてTV放送信号の同期を取る(#1)。フロントエンド12は、同期が取れたTV放送信号についてエラーレートを検出し(#2)、エラー訂正をして、多重化された信号から必要なTS(Transport Stream)パケットを分離抽出し、TV放送信号受信装置1内の各ブロックへそれぞれ必要なTSパケットを供給する(#3)。MPEGデコーダ13は、フロントエンド12から入力される映像信号及び音声信号を含むTSパケットをデコードする(#4)。デコードされた映像信号等は、オンスクリーンディスプレイ部14を介してモニタ装置3に出力される(#5)。
以下、任意の1チャンネルについて、TV放送信号を最も状態良く受信できるスマートアンテナ2の受信方向(最適受信方向)を検出する際のTV放送信号受信装置1の動作について説明する。受信したTV放送信号に基づいて最適受信方向を決定する際、エラーレートに基づいて最適受信方向を決定する場合には、一定時間以上、エラー値を測定する必要があるため、最適受信方向を決定するまでに長い時間を要することになるが、本実施形態のTV放送信号受信装置1では、エラーレートを検出する前段階であるTV放送信号の同期又は非同期状態(図4のステップ#1)に基づいて、最適受信方向を決定する。
まず、最適受信方向を決定する際に利用される同期情報テーブルを作成する第1スキャン処理について図5を参照して説明する。第1スキャン処理が開始されると、制御部19は、スマートアンテナ2の受信方向D0〜D15の数に応じてカウンタの初期値m(ここでは”16”)を設定する(#21)。そして、第m番目の方向を指定する受信方向制御信号をスマートアンテナ2に出力し(#22)、チューナ11により所定チャンネルのTV放送信号を受信する(#23)。そして、受信したTV放送信号の同期信号が検出されたか否かに基づいて、同期状態か非同期状態か判断し、同期信号が検出された場合には(#24でYES)、同期が取れたこと示す同期フラグをオンにして同期情報テーブルに登録し(#25)、ステップ#26に移行する。一方、同期信号が検出されなかった場合には(#24でNO)、同期フラグをオンにせず(同期フラグをオフのまま)ステップ#26に移行する。このように、同期が取れたか否かを示す同期情報は、同期フラグのオン/オフによって表される。次に、制御部19は、カウンタを1つ減算し(#26)、スマートアンテナ2の全ての受信方向について同期情報を取得したか否かを判断する(#27)。全ての受信方向について同期情報を取得していない場合は(#27でNO)、ステップ#22に戻って次の受信方向について同期情報を取得する。全ての受信方向について同期情報が取得されると(#27でYES)、第1スキャン処理を終了する。
図6は、上記第1スキャン処理により作成された同期情報テーブルの例を示す図である。同期情報テーブル50には、受信方向D0〜D15と対応させて同期情報51が登録されている。なお、図6及び後述する図10(a)〜(d)において、同期フラグのオン状態を”○”印で示し、同期フラグのオフ状態を”×”印で示している。図6の例では、3つの受信方向に亘って連続して同期が取れる同期エリア52と、7つの受信方向に亘って連続して同期が取れる同期エリア53が示されている。これら同期エリア52,53のうち、最も広範囲となる同期エリア53が最大同期エリアとなる。
次に、任意の1チャンネルについて最適受信方向を決定する際に行われる最適受信方向決定処理について、図7を参照して説明する。制御部19は、まず、任意の1チャンネルについて上記第1スキャン処理を実行し、同期情報テーブルを作成する(#41)。そして、同期情報テーブルに記憶された同期情報に基づいて同期エリアを検出し、検出された同期エリアのうちで最も広範囲となる最大同期エリアを検出する(#42)。そして、最大同期エリアの中央に位置する受信方向を、このチャンネルを受信する際のスマートアンテナ2の最適受信方向として決定し(#43)、受信方向テーブルに登録する(#44)。なお、最大同期エリアが偶数の受信方向からなる場合には、例えば、番号が少ないほうの受信方向を最適受信方向として決定する。図6の例によれば、最大同期エリアとなる同期エリア53の中央に位置する受信方向D10が最適受信方向として受信方向テーブルに登録される。
図8は、上記最適受信方向決定処理により作成された受信方向テーブルの例を示す図である。受信方向テーブル40には、チャンネル番号41と対応させて最適受信方向42が登録されている。制御部19は、ユーザによってチャンネルが選局された際、この受信方向テーブル40に基づいて、選局されるチャンネルの最適受信方向42をメモリ17から読み出して、この最適受信方向42を指示する受信方向制御信号をスマートアンテナ2に出力等することにより、このチャンネルの受信処理を実行する。
このように、本実施形態のTV放送信号受信装置1によれば、受信したTV放送信号の同期又は非同期状態に基づいて同期情報を決定し、この同期情報に基づいて最適受信方向を決定するので、TV放送信号を受信してから検出されるまでに長い時間を要するエラーレートを利用することなく、高速に最適受信方向を決定することができる。また、同期が取れている受信方向が必ずしも受信状態がよい(エラーレートが低い)受信方向とは限らないが、同期が取れている受信方向の中でも最大同期エリアの中央に位置する受信方向を最適受信方向として決定するので、同期が取れている受信方向の中でも、より受信状態がよい可能性が高い受信方向を最適受信方向とすることができる。
次に、本発明の第2の実施形態に係るTV放送信号受信装置について説明する。本実施形態のTV放送信号受信装置1は、同期情報を得る際、スマートアンテナ2に対して受信したTV放送信号を増幅させる際の利得レベルを複数段階の中から選択して指示し、各利得レベルにおいて取得された同期情報に基づいて最適受信方向を決定する点で第1の実施形態と異なる。
制御部(アンテナ制御手段)19は、スマートアンテナ2に対してTV放送信号を受信する際の受信方向を指示するための受信方向制御信号を出力すると共に、スマートアンテナ2に対して受信したTV放送信号を増幅させる際の利得レベルを複数段階の中から選択して指示するための利得制御信号を出力することにより、スマートアンテナ2を制御する。スマートアンテナ2は、TV放送信号受信装置1から入力された利得制御信号に基づいて、TV放送信号を増幅する際の利得レベルを”OFF”,”LOW”,”MIDDLE”,”HIGH”のいずれかに制御してTV放送信号を受信する。
まず、図9を参照して、同期情報テーブルを作成する際に行われる第2スキャン処理について説明する。第2スキャン処理が開始されると、制御部19は、スマートアンテナ2の制御可能な利得レベルの段階数に応じてカウンタの初期値n(ここでは”4”)を設定する(#61)。そして、第n段階の利得レベルを指定する利得制御信号をスマートアンテナ2に出力し(#62)、上記第1スキャン処理を実行して第n段階の利得レベルにおける同期情報テーブルを作成する(#63)。そして、カウンタを1つ減算し(#64)、全ての利得レベルについて同期情報テーブルが作成された否かを判断する(#65)。全ての利得レベルについて同期情報テーブルが作成されていない場合は(#65でNO)、ステップ#62に戻って次の利得レベルについて同期情報テーブルを作成する。全ての利得レベルについて同期情報テーブルが作成されると(#65でYES)、第2スキャン処理を終了する。
図10(a)〜(d)は、上記第2スキャン処理により作成された同期情報テーブルの例を示す図である。各利得レベル(OFF,LOW,MIDLLE,HIGH)毎に作成された同期情報テーブル60,70,80,90には、受信方向D0〜D15と対応させて同期情報61,71,81,91が登録されている。図10(a)〜(d)の例では、利得レベル”OFF”において7つの受信方向に亘って連続して同期が取れる同期エリア62と、利得レベル”LOW”において6つの受信方向に亘って連続して同期が取れる同期エリア72と、利得レベル”MIDDLE”において5つの受信方向に亘って連続して同期が取れる同期エリア82と、利得レベル”HIGH”において7つの受信方向に亘って連続して同期が取れる同期エリア92が示されている。これら同期エリア62,72,82,92のうち、最も広範囲となる同期エリア62及び同期エリア92が最大同期エリアとなる。
次に、任意の1チャンネルについて最適受信方向を決定する際に行われる最適受信方向決定処理について、図11を参照して説明する。制御部19は、まず、上記第2スキャン処理を実行し、各利得レベルの同期情報テーブルを作成する(#81)。そして、これら同期情報テーブルに登録された同期情報に基づいて同期エリアを検出し、検出された同期エリアのうちで最も広範囲となる最大同期エリアを検出する(#82)。次に、制御部19は、検出された最大同期エリアが、複数の利得レベルに存在するか否か判断し、最大同期エリアが複数の利得レベルに存在する場合には(#83でYES)、複数の最大同期エリアのなかで、最も低い利得レベルにおける最大同期エリアの中央に位置する受信方向を、このチャンネルを受信する際のスマートアンテナ2の最適受信方向として決定し(#84)、受信方向テーブルに登録する(#86)。一方、最大同期エリアが複数の利得レベルに存在しない場合には(#83でNO)、最大同期エリアの中央に位置する受信方向を、最適受信方向として決定し(#85)、受信方向テーブルに登録する(#86)。図10(a)〜(d)の例によれば、最大同期エリアとなる同期エリア62及び同期エリア92のなかで、より低い利得レベルにおける同期エリア62の中央に位置する受信方向D10が、最適受信方向として受信方向テーブルに登録される。
このように、本実施形態のTV放送信号受信装置1によれば、同期情報を得る際、スマートアンテナ2に対して受信したテレビジョン放送信号を増幅させる際の利得レベルを指示して複数段階の利得レベルについて同期情報を取得し、より多くの同期情報に基づいて最適受信方向を決定するので、より受信状態がよい可能性が高い受信方向を最適受信方向とすることができる。また、利得レベルを高くするとTV放送信号と共にノイズも増幅されることとなるが、最大同期エリアが複数の利得レベルに存在する場合には、複数の最大同期エリアのなかで、最も低い利得レベルにおける最大同期エリアの中央に位置する受信方向を最適受信方向として決定するので、よりノイズの影響を抑えて最適受信方向を決定することができる。
なお、本発明は上記実施形態の構成に限られることなく種々の変形が可能である。例えば、スマートアンテナ2の受信方向数は、上記実施形態で例示した16方向に限られず、4方向や8方向など、その他の数であってもよい。
ユーザが家庭においてTV放送信号を受信する状況を示す概念図。 本発明の第1の実施形態に係るTV放送信号受信装置の構成を示すブロック図。 同受信装置に接続されるスマートアンテナの受信方向の説明図。 同受信装置による受信処理を示すフローチャート。 同受信装置による第1スキャン処理を示すフローチャート。 同第1スキャン処理により作成された同期情報テーブルを示す図。 同受信装置による最適受信方向決定処理を示すフローチャート。 同最適受信方向決定処理により作成された受信方向テーブルを示す図。 本発明の第2の実施形態に係るTV放送信号受信装置による第2スキャン処理を示すフローチャート。 同第2スキャン処理により作成された同期情報テーブルを示す図であり、(a)乃至(d)は、それぞれ、利得レベル”OFF”、”LOW”、”MIDDLE”、”HIGH”における同期情報テーブルを示す図。 同受信装置による最適受信方向決定処理を示すフローチャート。
符号の説明
1 テレビジョン放送信号受信装置
2 スマートアンテナ(多指向性アンテナ)
3 モニタ装置
11 チューナ
12 フロントエンド
13 MPEGデコーダ
14 オンスクリーンディスプレイ部
15 リモコン
16 リモコン受信部
17 メモリ
18 モジュラ端子
19 制御部
21 アンテナ部
22 制御ユニット

Claims (1)

  1. 予め定められている複数の受信方向を有する多指向性アンテナが接続され、前記複数の受信方向のうちのいずれか1つの受信方向のみを有効にして、放送局から配信されるテレビジョン放送信号を受信するディジタルテレビジョン放送信号受信装置において、
    前記多指向性アンテナが接続され、テレビジョン放送信号の受信を行う受信手段と、
    前記多指向性アンテナに対してテレビジョン放送信号を受信する際の受信方向を指示するための受信方向制御信号を出力すると共に、前記多指向性アンテナに対して受信したテレビジョン放送信号を増幅させる際の利得レベルを複数段階の中から選択して指示するための利得制御信号を出力することにより、前記多指向性アンテナを制御するアンテナ制御手段と、
    前記放送局から配信される任意の1チャンネルについて、前記アンテナ制御手段により前記多指向性アンテナの各利得レベル、及び各受信方向を順次指示して、前記受信手段によりテレビジョン放送信号を受信することにより、受信したテレビジョン放送信号の同期又は非同期状態に基づいて、各利得レベル及び各受信方向において同期が取れたか否かを示す同期情報を決定し、この同期情報を同期情報テーブルに記憶するスキャン手段と、
    前記同期情報テーブルに記憶された同期情報に基づいて複数の受信方向に亘って連続して同期が取れる同期エリアを検出する同期エリア検出手段と、
    前記同期エリア検出手段により検出された同期エリアが、複数の前記利得レベルに存在する場合に、複数の前記同期エリアのなかで、最も低い利得レベルにおける同期エリアの中央に位置する受信方向を、前記チャンネルを受信する際の前記多指向性アンテナの最適受信方向として決定する最適受信方向決定手段と、
    を備えたことを特徴とするディジタルテレビジョン放送信号受信装置。
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