JP4579778B2 - センサ用電源回路およびそれを用いたマイクロホンユニット - Google Patents

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Description

本発明は、コンデンサマイクロホンなどセンサ用電源回路およびそれを用いたマイクロホンユニットに関する。
携帯電話に代表される携帯型情報処理端末(以下、携帯端末と呼ぶ。)が広く普及してきている。その携帯端末を使用した情報通信は、現代の情報通信化社会において、必要不可欠になってきている。携帯端末は、電子メールなどのデータ通信機能と共に、音声通信を行う機能も備えている。携帯端末を用いた音声通信は、情報伝達における即時性という面において重要な役割を担っている。
携帯端末に搭載されるマイクロホンには、一般的にコンデンサマイクロホンが使用されている(例えば、非特許文献1参照。)。したがって、音声通信を適切に行うために高性能なコンデンサマイクロホンの需要が高まってきている。また、カメラ付携帯電話などの高機能携帯端末の普及に伴い、携帯端末の利用形態が変化してきている。例えば、携帯端末に備えられたカメラで撮影を行いながら音声通信を行う必要性も増加してきている。このような場合、音声を発する口元からマイク部分を離した状態でも、発する音声を拾える程度のマイク感度が要求される場合がある。このため、最近の携帯端末では、2つ以上のマイクロホン装置を用いてそれぞれ適切な感度に設定して使用していることが多い。感度を切り替えることが可能なマイクロホン装置が要求されている。
図1は、従来のコンデンサマイクロホンを使用しているマイクロホン装置100の構成を示す模式的な回路図である。図1に示されているように、従来のマイクロホン装置100は、コンデンサマイクロホン101と、JFET(接合型電界効果トランジスタ)102と、キャパシタ103と、抵抗104と抵抗105と、直流電源106と、直流電源108とを含んで構成されている。
コンデンサマイクロホン101は、入力される音声の音圧に対応して出力信号を生成する振動センサである。コンデンサマイクロホン101は、抵抗104を介して直流電源108に接続され、その直流電源108から特定のバイアス電圧が供給されている。また、コンデンサマイクロホン101の出力端はキャパシタ103を介してJFET102のゲートに接続されている。JFET102は、そのコンデンサマイクロホン101から出力される出力信号に応答して、その出力信号を増幅した増幅信号を生成する増幅回路である。JFET102で生成された増幅信号は出力端子107を介して出力される。
図1に示されているマイクロホン装置100は、直流電源106と直流電源108とを備えているが、直流電源106から供給される電圧を所定の値に昇圧して、コンデンサマイクロホン101に印加するバイアス電圧を生成することも可能である。
図1に示されているマイクロホン装置100に搭載されているコンデンサマイクロホン101は、背面電極に前述のバイアス電圧が供給されている。この背面電極と音圧を受けて振動する振動電極との間の静電容量の変化が出力となっている。
コンデンサマイクロホン装置の出力ばらつき、換言すると感度のばらつきは、コンデンサマイクロホン素子の感度特性のばらつきが第一の要因である。つまり、同一のバイアス電圧を印加して、所定の音圧を加えても、その出力がばらつくことになる。この理由は、コンデンサマイクロホンの製造時の電極間距離のばらつき等によることが知られている。
第二の要因は、JFETの増幅効率のばらつきである。これは、FET素子の製造ばらつき等によって発生する。したがって、コンデンサマイクロホン装置自体の感度のばらつきは、コンデンサマイクロホン素子と、JFETの部品特性のばらつきにより定まり、結果として、不良となるものも多く発生していた。
上記のようにセンサ装置、特に振動センサ装置(コンデンサマイクロホン装置)に構成部品に起因した製造ばらつきが発生した場合でも、そのばらつきに対応して適切な感度で動作することができるマイクロホン装置、つまりマイクロホンユニットが望まれている。
また、前述のように、センサ(コンデンサマイクロホン)の感度を切り替えて使用したい場合に、二つのマイクロホンユニットを使用するのではなく、一つのユニットで所望のセンサ感度に変更することが可能なマイクロホンユニットが望まれている。つまり、換言すると、所定の複数の感度を選択することができるマイクロホンユニットも望まれている。
PA音響システム:工学図書:平成8年出版
本発明が解決しようとする課題は、センサ装置、コンデンサマイクロホンなどの振動センサ装置が、部品特性等のばらつきにより感度がばらついても、そのばらつきに対応した所定の、一または複数の感度に設定することができ、その所定の感度で動作することができるセンサ装置用電源回路およびマイクロホンユニット等を提供することにある。
以下に、[発明を実施するための最良の形態]で使用される番号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明を実施するための最良の形態]との対応関係を明らかにするために付加されたものである。ただし、それらの番号を、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
上記課題を解決するために、以下のような電圧供給回路を構成し、その電圧供給回路と上述のセンサとを接続する。その電圧供給回路は、電圧制御回路(10)と、電圧生成回路(11)とを備える構成であることが好ましい。その電圧制御回路(10)は、イアス電圧値に応じて出力可変なセンサに対して印加される当該バイアス電圧値に対応した設定値を保持する記憶回路(12)を有し、前記設定値に基づいた制御信号を前記電圧生成回路(11)に供給する回路構成をとる。そして、その電圧生成回路(11)を、前記制御信号に応答して前記センサ(2)に印加するバイアス電圧を生成するように構成する。このような電源供給回路を構成して、そのバイアス電圧をセンサ(2)に印加することで、上記センサ(2)の感度を適切に調整することができる。その設定値は、上記センサ(2)の感度が適切な場合のバイアス電圧に対応しているものである。その設定値は、そのセンサ(2)を製造した後に感度の調整を実行し、その感度調整後のバイアス電圧に対応して保持される。これによって、部品特性等のばらつきにより感度がばらついても、そのばらつきに対応した所定の、一または複数の感度に設定することができ、その所定の感度で動作することができる。


その電圧供給回路において、前記電圧制御回路(10)はさらに、接続端(9)を含むように構成されていることが好ましい。その構成において、前記電圧制御回路(10)は、前記接続端(9)を介して入力される設定値保持命令に応答して、前記記憶回路(12)に所定のバイアス電圧に対応する前記設定値を記憶させるような電圧供給回路を構成する。つまり、その記憶回路(12)は、接続端(9)を介して入力される設定値保持命令を受信した場合に、現在のバイアス電圧に対応する設定値を記憶する。その設定値保持命令を受信するまでに、バイアス電圧を段階的に変更するなどの感度調整を行うことが可能になり、より精度の高い感度調整をすることができるようになる。
さらに、上記課題を解決するために、上記のセンサ(2)がコンデンサマイクロホンである場合の解決手段を以下に述べる。そのような場合において、コンデンサマイクロホン(2)と、前記コンデンサマイクロホン(2)の出力信号を増幅する前記増幅回路(3)と、前記コンデンサマイクロホン(2)に印加するバイアス電圧を生成する電圧供給回路(1)とを具備するマイクロホンユニットを構成する。その電圧供給回路(1)は、前記コンデンサマイクロホン(2)に接続されており、電圧制御回路(10)と電圧生成回路(11)とを有する構成であることが好ましい。そして、前記電圧制御回路(10)は、前記コンデンサマイクロホン(2)の感度を設定するための設定値を保持する記憶回路(12)を有し、前記設定値に基づいた制御信号を前記電圧生成回路(11)に供給する回路構成をとる。さらに、前記電圧生成回路(11)を、前記制御信号に応答して前記コンデンサマイクロホン(2)に印加するバイアス電圧を生成するような回路構成にする。コンデンサマイクロホン(2)に接続された電圧供給回路(1)は、記憶回路(12)に保持されている設定値に基づいたバイアス電圧を生成して、そのコンデンサマイクロホン(2)の背面電極に印加している。そのため、設定値を任意の値にすることで、供給するバイアス電圧を変化させることができる。
上記のようなマイクロホンユニットにおいて、前記電圧制御回路(10)はさらに、接続端(9)を含むような構成にする。そして、前記電圧制御回路(10)は、前記接続端(9)を介して入力される設定値保持命令に応答して、前記記憶回路(12)に所定のバイアス電圧に対応する前記設定値を記憶し、保持させるような回路構成であるマイクロホンユニットを構成する。このような構成にすることで、設定値保持命令を受信するまでは、可変的にバイアス電圧を生成することが可能である。従って、例えば感度調整を実行する場合に、電圧値が異なる複数のバイアス電圧を、順次コンデンサマイクロホン(2)に印加することで、マイクロホンユニットの感度を適切な感度に収束させることが可能になる。
さらに、上記課題を解決するために、上記のセンサ(2)がコンデンサマイクロホン(2)である場合の感度調整方法を以下に述べる。
その感度調整方法は、コンデンサマイクロホン(2)と、増幅回路(3)と、前記コンデンサマイクロホン(2)に接続され、前記コンデンサマイクロホン(2)の感度を特定するための設定値に基づいてバイアス電圧を生成して前記コンデンサマイクロホン(2)に印加する電圧供給回路(1)とを有するマイクロホンユニットの感度調整方法であって、
(a)前記マイクロホンユニットからの出力電圧と基準電圧との差を検出するステップと、
(b)前記差に基づいて、感度調整命令を出力するステップと、
(c)前記感度調整命令に応答して、前記出力電圧を前記基準電圧に収斂させるステップと、
(d)前記収斂時のバイアス電圧に対応する制御信号を、前記設定値として記憶するステップ
を具備する感度調整方法であることが好ましい。
ここで、上記課題を解決するために、以下のような感度調整装置(20)を使用して感度調整を実行する。その感度調整装置(20)は、コンデンサマイクロホン(2)と、前記コンデンサマイクロホン(2)に接続され、前記コンデンサマイクロホン(2)の感度を設定するための設定値に基づいてバイアス電圧を生成して前記コンデンサマイクロホン(2)に印加する電圧供給回路(1)とを有するマイクロホンユニットの感度調整装置(20)であることが好ましい。そして、その感度調整装置(20)が、内部に前記マイクロホンユニットの出力電圧と基準電圧とを比較する比較回路(22)と、制御命令生成回路(24)とを有するように構成する。ここで、前記制御命令生成回路(24)は、前記比較回路(22)の出力に応答して前記マイクロホンユニットの出力電圧を前記基準電圧に収斂させる感度調整命令と、前記出力電圧が前記基準電圧に収斂したことに応答して設定保持命令とを発生するような回路構成であることが好ましい。
本発明によると、センサユニット、特に振動センサ(コンデンサマイクロホン)ユニットが、部品特性等のばらつきにより、感度がばらついてもそのばらつきに対応して適切な感度でセンサユニット(マイクロホンユニット)を動作させることが可能になる。従って、従来は不良として廃棄せざるを得なかったセンサユニット(マイクロホンユニット)の廃棄を大幅に削減することができる。
さらに、本発明によると、そのセンサ、特に振動センサ(コンデンサマイクロホン)の感度を切り替えて使用したい場合に、二つ以上のマイクロホンユニットを用いることなく、一つのセンサユニット(マイクロホンユニット)で所望の感度に変更させることができる。
以下に、本明細書に添付されている図面を使用して、本発明を実施するための形態について述べる。
[第1実施形態の構成]
図2は、本発明の第1実施形態におけるマイクロホンユニットの構成を例示するブロック図である。図2に示されているように、第1の実施の形態におけるマイクロホンユニットは、電圧供給回路1と、コンデンサマイクロホン2と、増幅回路3と、キャパシタ4と、抵抗5と抵抗6とを含んで構成されている。
なお、以下の説明中、マイクロホンユニットをマイクロホン装置という場合もあるが、実質的な差は無く、同一のものを別の呼び名にしただけである。また、コンデンサマイクロホンといえば、一般に増幅回路3などを含んだマイクロホンユニット、マイクロホン装置を言う場合もあるが、本明細書において、コンデンサマイクロホンは、後述するように振動センサとしてのマイクロホン素子を示すものとする。
電圧供給回路1は、コンデンサマイクロホン2に印加されるバイアス電圧を生成する電圧生成ユニットである。電圧供給回路1は、コンデンサマイクロホン2の感度が所定の感度になるようにそのバイアス電圧を生成し、コンデンサマイクロホン2に供給している。図2に示されているように、電圧供給回路1は第1ノードN1を介して電源7に接続されている。電圧供給回路1は、第1ノードN1から供給される電源電圧に基づいて、所定の電圧のバイアス電圧を生成している。電圧供給回路1で生成されたバイアス電圧は、第2ノードN2から出力され抵抗5を介してコンデンサマイクロホン2に印加されている。
コンデンサマイクロホン2は、電圧供給回路1から供給されるバイアス電圧に対応して、感度が特定されるコンデンサマイクロホン素子(振動センサ)である。コンデンサマイクロホン2は、振動板(電極)と背面電極とを備えている。背面電極には所定のバイアス電圧が印加されている。振動板は、入力される音声の音圧に応答して振動する。コンデンサマイクロホン2は、振動板が振動することで電極間の距離が変動する。したがって、その電極間距離の変動に応答してコンデンサマイクロホン2の静電容量が変化する。マイクロホンユニットに備えられたコンデンサマイクロホン2に蓄電される電荷が変化することで、マイクロホンユニットは、入力される音声に応答した出力を供給することができる。ここで、コンデンサマイクロホン2は、そのバイアス電圧が可変的に制御されることで、感度の調整や変更が可能である。コンデンサマイクロホン2は、外部から入力された音声の音圧を検出し、その音圧に対応する信号電圧を生成して出力している。
増幅回路3は、コンデンサマイクロホン2の出力を増幅する増幅装置である。図2に示されている増幅回路3は、接合型電界効果トランジスタで構成されているが、これは、本発明のマイクロホンユニットに搭載される増幅装置の構成を限定するものではない。図2に示されているように、増幅回路3は、電源7と接地線と間に接続され、増幅回路3のゲートは、キャパシタ4を介してコンデンサマイクロホン2に接続されている。コンデンサマイクロホン2から出力される信号電圧は、キャパシタ4を介して増幅回路3に供給され、増幅回路3は、入力された信号電圧に応答して、その信号を増幅している。その増幅された信号は、出力端8を介して出力されている。
図3は、第1の実施の形態における電圧供給回路1の内部構成を例示しているブロック図である。図3に示されているように、電圧供給回路1は、電圧制御回路10と電圧生成回路11とを含んで構成されている。
電圧制御回路10は、電圧生成回路11に出力するバイアス電圧制御信号S_1を生成
する制御機能ブロックである。電圧生成回路11は、電圧制御回路10から出力されるバイアス電圧制御信号S_1に応答してバイアス電圧を生成する電圧生成機能ブロックであ
る。その電圧制御回路10は、さらに、記憶装置12と、シリアル・パラレル変換回路13と、デコーダ回路14と、PWMデューティ制御回路15とを含んで構成されている。また、電圧生成回路11は、PWM回路16と、クロック発生回路17と、多段チャージポンプ電源回路18とを含んで構成されている。
記憶装置12は、コンデンサマイクロホン2に印加されるバイアス電圧の電圧値を特定するための設定を記憶する情報記憶装置である。図2に示されているように、記憶装置12は、デコーダ回路14とPWMデューティ制御回路15との各々に接続されている。記憶装置12はデコーダ回路14から出力される命令に応答して情報を記憶する。
記憶装置12は、デコーダ回路から出力される命令に応答してPWMデューティ制御回路15の情報を書き込み、また書き込み後はデコーダ回路14から出力される命令に依存することなく読み出し専用記憶装置となり、PWMデューティ制御回路15への情報読み出しを実行する。本発明における記憶装置12は、不揮発性メモリで構成されることが好ましい。さらに具体的な例を挙げるならば、その不揮発性メモリがEEPROMやポリシリヒューズタイプメモリなどで構成されることで、マイクロホンユニットのコストを低減させることが可能になる。なお、図示していないが、記憶装置12は電源回路7に昇圧回路を介して接続されている。
シリアル・パラレル変換回路13は、制御信号入力端9を介して供給されるシリアル信号(シリアル伝送された信号)をパラレル信号に変換するデータ変換機能ブロックである。本実施の形態のマイクロホンユニットは、携帯電話に代表される電子機器に搭載される。このような電子機器においては、装置内の各ユニットは、シリアル伝送でデータを送受信している。シリアル・パラレル変換回路13は、シリアル伝送路を介して受信したデータに対して、シリアル・パラレル変換処理を実行して、その処理結果(命令)をデコーダ回路14に出力している。
デコーダ回路14は、シリアル・パラレル変換回路13から供給される命令を解釈する演算処理機能ブロックである。デコーダ回路14は、シリアル・パラレル変換回路13から供給される信号に含まれる命令に対応して、演算処理を実行して後述する感度調整信号S_0をPWMデューティ制御回路15に出力している。
PWMデューティ制御回路15は、コンデンサマイクロホン2の感度を調整するためのPWMデューティ制御信号を生成する情報処理機能ブロックである。PWMデューティ制御信号は、バイアス電圧制御信号S_1に相当する制御信号であるので、以降の説明においてはPWMデューティ制御信号に符号S_1を付して説明を行う。PWMデューティ制御回路15は、チャージポンプのスイッチングパルス幅を決定するためのコード番号を保持しており、感度調整信号S_0に応答して、コード番号を変え、それを保持する。そしてそのコード番号に対応したPWMデューティ制御信号S_1を生成し、PWM回路16に出力する。
ここで、PWMデューティ制御信号S_1は、コード番号、つまり、ディジタル値をPWM回路が読めるアナログ値に変換したものである。従ってPWMデューティ制御回路15は、D/A変換回路(図示されず)を備えている。PWM回路16は、PWMデューティ制御回路15から出力されるアナログ値のPWMデューティ制御信号S_1に基づいた所定のデューティ比を有するクロックパルスを生成するクロックパルス生成機能ブロックである。クロック発生回路17は、PWM回路16に一定の周期のクロックを供給しているクロック供給機能ブロックである。
多段チャージポンプ電源回路18は、PWM回路16から供給されるクロックパルスに応答して特定の電圧を生成する電圧生成回路である。多段チャージポンプ電源回路18が駆動することによって生成される電圧は、その多段チャージポンプ電源回路18に供給されるクロックのデューティが変化することに対応して可変的である。
図4は、多段チャージポンプ電源回路18の具体的な構成を例示する回路図である。図4に示されているように、第1の実施の形態における多段チャージポンプ電源回路18は、多段に接続されているFET(電界効果トランジスタ)と、多段に接続されているキャパシタとを含んで構成されている。コンデンサマイクロホン2に印加されるバイアス電圧は、そのコンデンサマイクロホン2の性能に対応して所定の範囲に収まる電圧であることが好ましい。ここで例えば、そのコンデンサマイクロホン2が2V〜50V程度のバイアス電圧に対応して駆動される素子であるとする。多段チャージポンプ電源回路18が昇圧動作を行う場合、生成される電圧は多段チャージポンプ電源回路18を構成するFETの段数に応じて昇圧される。したがって、多段チャージポンプ電源回路18の段数は、多段チャージポンプ電源回路18に供給される電源電圧の値と、コンデンサマイクロホン2の性能に基づいて決定されることが好ましい。
コンデンサマイクロホン2に印加するバイアス電圧を昇圧する場合、多段チャージポンプ電源回路18は、そのFETのスイッチング動作によりキャパシタに充電された電荷を順次昇圧する。多段チャージポンプ電源回路18は、供給されるバイアス電圧制御信号S_1を受けたPWM回路16からのクロックパルスに応答して動作することで、所望の電圧バイアス電圧を生成し、コンデンサマイクロホン2に印加している。
図6は、第1の実施形態におけるマイクロホンユニットの感度を調整する場合の構成を示すブロック図である。前述のように、量産されるマイクロホンユニットには製造ばらつきが存在する。従来は、感度が規格外の場合には、廃棄せざるを得なかったが、本実施の形態においては、検出された感度に対応して感度調整を行うことができる。そのため、製造ばらつきが発生した場合であっても、廃棄品の発生を大幅に低減させることができる。
図6に示されているように、マイクロホンユニットの感度の検出および調整が行われる場合(以下、感度調整時と呼ぶ。)に、感度調整装置20に接続される。感度調整装置20は、マイクロホンユニットの感度の検出と、感度調整用制御信号の出力とを行う情報処理機能ブロックである。その感度調整装置20は、基準入力保持部21と、比較回路22と、AD変換回路23と、制御信号生成回路24とを含んで構成されている。基準入力保持部21は、マイクロホンユニットの感度の基準値を保持する記憶機能ブロックである。基準入力保持部21は、感度調整装置20がマイクロホンユニットの感度を判断するための基準値を予め記憶している。比較回路22は、コンデンサマイクロホン2の感度が所定の感度かどうかを判定する比較器である。比較回路22は、二つの入力端を備え、その一つは、マイクロホンユニットの感度調整時には、出力端8に接続される。また、比較回路22の他の入力端は、基準入力保持部21に接続されている。比較回路22は、出力端8から供給される出力電圧に応答して、基準入力保持部21に保持されている値を読み込む。比較回路22は、その読込んだ値と出力端8からの出力電圧を比較してその比較結果を出力する。
AD変換回路23は、比較回路22から出力されたアナログ信号をディジタル信号に変換する信号変換機能ブロックである。図5に示されている比較回路22は、前述の比較結果をアナログ信号で出力している。AD変換回路23は比較回路22から供給されるアナログ信号に応答してそのアナログ信号に対応するディジタル信号を生成し、制御信号生成回路24に供給している。
制御信号生成回路24は、AD変換回路23から出力される信号に基づいて、制御信号を生成する情報処理機能ブロックである。制御信号生成回路24は、比較回路22から出力されAD変換回路23でディジタル変換された比較結果に基づいて、所定の制御信号を生成して電圧供給回路1に供給している。
なお、第1の実施形態においては、上記の感度調整装置20がマイクロホンユニットに外部接続される場合について述べている。マイクロホンユニットを搭載する装置(例えば、携帯端末)の構成において、この感度調整装置を内部に搭載することが可能な場合、内部に備えられていても本発明の構成、動作が制限されることは無い。
[第1実施形態の動作]
図7は、第1の実施形態におけるマイクロホンユニットの感度調整動作を示すフローチャートである。図7に示されている感動調整動作は、調整対象のマイクロホンユニットが感度調整装置20に接続されると開始する。感度調整装置20に接続されたマイクロホンユニットのコンデンサマイクロホン2には、特定の音圧レベル(単位:dB)の音声信号が入力される。図7のステップS1において、マイクロホンユニットに接続された感度調整装置20は、その入力される音圧レベルに応答してそのマイクロホンユニットから出力された出力電圧を検出する。なお、初期のバイアス設定値は、ゼロから、中央付近の値から、最高の値からのいずれからも選択することができる。これは例えば、PWMデューティ制御回路にそれらに相当する前述のコード暗号を保持させておくことで可能である。
ステップS2において、感度調整装置20の比較回路22は、供給される出力電圧に応答して、基準入力保持部21で任意に設定できる電圧発生回路にて保持されている目標調整値に相当する基準電圧(以下、目標基準電圧と呼ぶ。)を読み込み、その出力電圧と目標基準電圧との比較結果をAD変換回路23を介して制御信号生成回路24に供給する。制御信号生成回路24は、その比較結果に基づいてコンデンサマイクロホン2の感度調整が必要かどうかの演算処理を行う。その演算処理の結果、感度調整が不要だった場合、処理はステップS8に進む。ステップS8において、制御信号生成回路24は、現在のコンデンサマイクロホン2の感度を固定できるように、書き込み命令、つまり設定値保持命令を生成して制御信号入力端9を介して電圧供給回路1に供給する。
ステップS2において、制御信号生成回路24での演算処理の結果、感度調整が必要だった場合、処理はステップS3に進む。ステップS3において、制御信号生成回路24は、感度調整開始を電圧供給回路1に通知する調整開始信号を生成し、電圧供給回路1に送信する。生成される調整開始信号は、比較回路22の比較結果に基づいて生成される。制御信号生成回路24は、その比較結果に対応して、コンデンサマイクロホン2に印加するバイアス電圧を昇圧する必要がある場合、多段チャージポンプ電源回路18の出力電圧を昇圧するような命令(以下、昇圧命令と呼ぶ。)を含む調整開始信号を生成する。同様に、制御信号生成回路24は、その比較結果に対応して、コンデンサマイクロホン2に印加するバイアス電圧を降圧する必要がある場合、多段チャージポンプ電源回路18の出力電圧を降圧するような命令(以下、降圧命令と呼ぶ。)を含む調整開始信号を生成する。
感度調整装置20から出力される調整開始信号は、図6の制御信号入力端9を介してデコーダ回路14に供給される。ステップS4において、調整開始信号を受信したデコーダ回路14は、その調整開始信号を参照し、含まれている命令が昇圧命令か降圧命令かを確認する。その確認の結果、降圧命令が含まれている場合、処理はステップS5に進む。また、ステップS4において、その確認の結果、昇圧命令が含まれている場合、処理はステップS6に進む。
ステップS5において、デコーダ回路14は、その調整開始信号に含まれている命令(降圧命令)に応答して、感度調整信号S_0を生成してPWMデューティ制御回路15に供給する。PWMデューティ制御回路15は、降圧命令である感度調整信号S_0に応答して、チャージポンプのスイッチングパルス幅を決定するためのコード番号を1ランク下げる。そしてそれを保持する。なお、本実施の形態では、コード番号の値が小さいものがスイッチングパルス幅が小さい、即ち、出力電圧が低くなるように設定されているものとする。PWMデューティ制御回路15は、1ランク下げたコード番号に対応するバイアス電圧制御信号S_1を生成してPWM回路16に供給する。
ステップS6において、図6のデコーダ回路14は、その調整開始信号に含まれている命令(昇圧命令)に応答して、感度調整信号S_0を生成してPWMデューティ制御回路15に供給する。PWMデューティ制御回路15は、昇圧命令である感度調整信号S_0に応答して、チャージポンプのスイッチングパルス幅を決定するためのコード番号を1ランク上げる。そして、それを保持する。PWMデューティ制御回路15は、1ランク上げたコード番号に対応するバイアス電圧制御信号S_1を生成してPWM回路16に供給する。
以上の降圧命令、または昇圧命令である感度調整信号S_0への応答は、後述する第2の実施形態および第3の実施形態でも同様であるので、対応する箇所での上記動作の詳細な説明は省略する。
電圧生成回路11に備えられたPWM回路16は、パルス制御信号に対応するクロックパルスを生成して多段チャージポンプ電源回路18に供給する。多段チャージポンプ電源回路18は、PWM回路16から供給されるクロックパルスに対応するバイアス電圧(以下、調整済バイアス電圧と呼ぶ。)を生成してコンデンサマイクロホン2に印加する。コンデンサマイクロホン2は、印加される調整済バイアス電圧に対応して感度が変更される。
ステップS7において、感度調整装置20は、変更された感度が規定の感度に一致するかどうかの判断を実行する。その判断は制御信号生成回路24で実行される。このときコンデンサマイクロホン2は、入力されている音声信号に応答して新たな出力を増幅回路3のゲートに供給している。そのため、増幅回路3は、その新たなセンサ出力に対応する出力電圧を感度調整装置20に提供している。感度調整装置20は、その新たなセンサ出力に対応する出力電圧と、基準入力保持部21に保持されている目標基準電圧とを比較し、その比較結果をAD変換回路23を介して制御信号生成回路24に提供する。制御信号生成回路24は、その比較結果に基づいて上述の判断を実行する。
ステップS7における判断の結果、所定の感度を満足していない場合、処理は戻り更バイアス電圧の昇圧(または、降圧)が実行される。その判断の結果、所定の感度を満足した場合、処理はステップS8に進む。なお、ステップ7の判断の場合において、所定の感度と完全に一致していなくても、ある幅に入っていても満足したとすることができる。この判断基準の幅は、後述する第2、第3の実施形態においても同様であり、それらの箇所においての記載は省略する。
ステップS8において、制御信号生成回路24は、コンデンサマイクロホン2が規定感度を満足したと判断したことに基づいて、そのバイアス電圧を保持させる命令、つまり設定値保持命令(書込命令)を生成し、デコーダ回路14に出力する。デコーダ回路14は、制御信号入力端9を介して供給される書込命令に応答して、記憶装置12に現在のバイアス電圧に対応する情報を設定値として記憶させる信号(図6の信号M1)を出力する。記憶装置12はその信号M1に応答してPWMデューティ制御回路15が保持している現在のバイアス電圧に対応する情報、つまり、チャージポンプのスイッチングパルス幅を決定するためのコード番号をPWMデューティ制御回路15より受け取り、設定値として書き込む。
なお、本実施の形態では、前述の設定値は直接PWM回路16を制御するものではなく、PWMデューティ制御回路15が設定値に対応したバイアス電圧制御信号S_1を新たに生成し、それによりPWM回路16を制御する。
第1の実施形態における感度調整後の通常状態における動作の説明を以下に行う。第1の実施形態においては、通常状態では、図5に示されているように、電圧供給回路1は、コンデンサマイクロホン2の感度調整完了に応答して、シリアル・パラレル変換回路13とデコーダ回路14とを休止させている。これにより、感度調整が完了した後の記憶装置12に記憶された設定値を電圧制御回路の制御信号として固定的にすることが可能になる。
なお、調整完了後、記憶装置12へ書きこまれた情報はデコーダ回路14から出力される命令に依存することなく読み出し専用記憶措置となる。また、記憶装置12に調整終了のフラグも記憶させ、電源再投入後にその情報を最初に読むことにより、シリアル・パラレル変換回路13とデコーダ回路14が休止中であることを判断し、PWMデューティ制御回路15へ情報を一方的に出しつづけることが可能になり、調整終了後の感度を維持できる。なお、この設定値は、PWMデューティ制御回路でラッチをかける等により、保持しておくこともできる。
なお、図5において、制御信号入力端9とシリアル・パラレル変換回路13、シリアル・パラレル変換回路13とデコーダ回路14、デコーダ回路14とPWMデューティ制御回路15、デコーダ回路14と記憶回路12とを結ぶ線が鎖線で示されているが、これは、信号線自体は存在するが、前述のようにシリアル・パラレル変換回路13とデコーダ回路14とを休止させているため、これらの鎖線に相当する信号の供給がないことをわかりやすく示した図である。
つまり、鎖線による表示の意味は、この信号線を介して供給される信号が無いことを示している。この表示は、後述する第2の実施形態の図11、第3の実施形態の図18でも同様であるので、図11、図18の説明の中では省略する。また、図5において、シリアル・パラレル変換回路13とデコーダ回路14とが鎖線で示されているのは、前述の休止状態をわかりやすく示したものであり、物理的回路構成要素は当然に存在する。
上記のように、第1の実施形態におけるマイクロホンユニットに搭載された電圧供給回路1は、マイクロホンユニットを構成する各素子に製造ばらつきがある場合でも、その製造ばらつきに対応したバイアス電圧を生成することが可能である。
上述のマイクロホンユニットは、増幅回路3で増幅された信号を第3ノードN3から出力する構成であるが、これは、本発明の出力端を制限するものではない。図8は、第1の実施携帯におけるマイクロホンユニットの他の構成を示すブロック図である。図8に示されているように、そのマイクロホンユニットは、第4ノードN4に接続された出力端8を含んで構成されている。このように、そのマイクロホンユニットが、コンデンサマイクロホン2から出力される出力電圧を、第4ノードN4を介して出力端8に出力する構成にすることも可能である。
[第2実施形態の構成]
図9は、本発明の第2の実施形態の構成を示すブロック図である。図9に示されているように、第2の実施形態におけるマイクロホンユニットは、デコーダ回路14とPWMデューティ制御回路15との各々に接続された記憶装置30を備えている。記憶装置30は更に、第1記憶領域30−1〜第n記憶領域30−n(n:2以上の自然数)の複数の記憶領域を備えている。その複数の記憶領域の各々は、異なる感度に対応する設定値を記憶している。
図10は、本発明の第2の実施形態における感度調整時の構成を示すブロック図である。図10に示されているように、第2の実施形態における感度調整装置20は、比較回路22に接続される基準入力保持部25を含んで構成されている。その基準入力保持部25は、さらに複数の任意に設定できる電圧発生回路にて保持されている目標調整値に相当する基準電圧(以下、目標基準電圧と呼ぶ。)を格納している。図10に示されている基準入力保持部25には、本実施の形態に関する理解を容易にするために、二つの目標基準電圧を備える構成を示しているが、これは、本発明における基準入力保持部25の構成を限定するものではない。
図11は、本発明の第2の実施形態における感度調整完了後のマイクロホンユニットの構成を示すブロック図である。図11に示されているように、第2の実施形態におけるマイクロホンユニットは、記憶装置30に記憶された複数の設定値から、デコーダ回路14から供給される感度決定信号M3に対応して、所定の設定値M4を特定してPWMデューティ制御回路15に出力している。
[第2実施形態の動作]
図12Aは、第2実施形態の感度調整動作の前半部分を示すフローチャートである。図12Bは、第2実施形態の感度調整動作の後半部分を示すフローチャートである。以下では、マイクロホンユニットが第1感度と第2感度の二つの感度を切り替えることが可能な装置である場合を例に説明を行う。第2の実施形態における感動調整動作は、感度調整対象のマイクロホンユニットが感度調整装置20に接続されると開始する。感度調整装置20に接続されたマイクロホンユニットのコンデンサマイクロホン2には、第1感度に対応する音圧レベル(単位:dB)の音声信号が入力される。図12AのステップS11において、マイクロホンユニットに接続された感度調整装置20は、その入力される音圧レベルに応答してそのマイクロホンユニットから出力された出力電圧を検出する。
ステップS12において、感度調整装置20の比較回路22は、供給される出力電圧に応答して、第1基準入力25−1に保持されている第1目標基準電圧を読み込み、その出力電圧と第1目標基準電圧との比較結果をAD変換回路23を介して制御信号生成回路24に供給する。制御信号生成回路24は、その比較結果に基づいてコンデンサマイクロホン2の感度調整が必要かどうかの演算処理を行う。その演算処理の結果、第1感度の感度調整が不要だった場合、第2感度に関する処理を実行するために、ステップS18に進む。ステップS18において、制御信号生成回路24は、現在のコンデンサマイクロホン2の感度を固定できるように、書き込み命令を生成して制御信号入力端9を介して電圧供給回路1に供給する。
制御信号生成回路24での演算処理の結果、感度調整が必要だった場合、処理はステップS13に進む。ステップS13において、制御信号生成回路24は、第1感度の調整開始を電圧供給回路1に通知する第1感度調整開始信号を生成し、電圧供給回路1に送信する。生成される調整開始信号は、比較回路22の比較結果に基づいて生成される。なお、ステップ13以降ステップ17までの動作は、第1の実施形態で記載した内容と同様であるので、この間の詳細な説明は省略する。
ステップS17における判断の結果、規定の感度を満足していない場合、処理は戻り更にバイアス電圧の昇圧(または、降圧)が実行される。その判断の結果、規定感度を満足した場合、処理はステップS18に進む。
ステップS18において、制御信号生成回路24は、マイクロホンユニットが規定の第1感度に一致したと判断したことに基づいて、そのバイアス電圧を保持させる命令(書込命令)を生成し、デコーダ回路14に出力する。デコーダ回路14は、制御信号入力端9を介して供給される書込命令に応答して、第1基準入力25−1に現在のバイアス電圧に対応する情報を、第1感度に対応する設定値として記憶させる信号(図10の信号M1)を出力する。第1基準入力25−1は、その信号M1に応答してPWMデューティ制御回路15から、現在のバイアス電圧を示す情報(図10の信号M2)を読み出して第1基準入力25−1に第1の設定値として記憶する。
マイクロホンユニットは、第1基準入力25−1への記憶動作完了に応答して、第2感度に感度調整を開始する。コンデンサマイクロホン2には、その記憶動作完了に応答して第2感度に対応する音圧レベル(単位:dB)の音声信号が入力される。図12BのステップS19において、マイクロホンユニットに接続された感度調整装置20は、その入力される音圧レベルに応答してそのマイクロホンユニットから出力された出力電圧を検出する。
ステップS19において、感度調整装置20の比較回路22は、供給される出力電圧に応答して、第2基準入力25−2に保持されている第2目標基準電圧を読み込み、その出力電圧と第2目標基準電圧との比較結果をAD変換回路23を介して制御信号生成回路24に供給する。制御信号生成回路24は、その比較結果に基づいてマイクロホンユニットの感度調整が必要かどうかの演算処理を行う。その演算処理の結果、第2感度の感度調整が不要だった場合、ステップS26に進む。ステップS26において、制御信号生成回路24は、現在のマイクロホンユニットの感度を固定できるように、書き込み命令を生成して制御信号入力端9を介して電圧供給回路1に供給する。
制御信号生成回路24での演算処理の結果、感度調整が必要だった場合、処理はステップS20に進む。ステップS20において、制御信号生成回路24は、第2感度の調整開始を電圧供給回路1に通知する第2感度調整開始信号を生成し、電圧供給回路1に送信する。生成される調整開始信号は、比較回路22の比較結果に基づいて生成される。制御信号生成回路24は、その比較結果に対応して、コンデンサマイクロホン2に印加するバイアス電圧を昇圧する必要がある場合、昇圧命令を含む調整開始信号を生成する。同様に、制御信号生成回路24は、その比較結果に対応して、コンデンサマイクロホン2に印加するバイアス電圧を降圧する必要がある場合、降圧命令を含む調整開始信号を生成する。以下、第1感度調整と同様の処理を実行する。その後、ステップS26において、制御信号生成回路24は、コンデンサマイクロホン2が規定の第2感度に一致したと判断したことに基づいて、そのバイアス電圧を保持させる命令(書込命令)を生成し、デコーダ回路14に出力する。デコーダ回路14は、制御信号入力端9を介して供給される書込命令に応答して、第2基準入力25−2に現在のバイアス電圧に対応する情報を、第1感度に対応する設定値として記憶させる信号(図10の信号M1)を出力する。第1基準入力25−1は、その信号M1に応答してPWMデューティ制御回路15から、現在のバイアス電圧を示す情報(図10の信号M2)を読み出して第2基準入力25−2に第2の設定値として記憶する。
上記のように、第2の実施形態におけるマイクロホンユニットに搭載された電圧供給回路1は、記憶装置30を備えている。電圧供給回路1は、その記憶装置30の複数の記憶領域に異なる感度に対応する設定値を記憶することが可能である。これにより、マイクロホンユニットを構成する各素子に製造ばらつきがある場合でも、その製造ばらつきに対応したバイアス電圧を生成し、さらにそのマイクロホンユニットが搭載される装置に、複数感度に対応する性能が要求される場合でも、一個のコンデンサマイクロホン2で複数感度に対応することが可能である。
図13は、第2の実施形態における感度調整完了後のマイクロホンユニットの動作を示すフローチャートである。第2の実施形態におけるマイクロホンユニットは、そのマイクロホンユニットを搭載している装置(携帯端末など)が駆動されることに対応して動作を開始する。以下では、本実施の形態のマイクロホンユニットが、第1感度(低感度)と第2感度(高感度)とを切り替えて動作する装置である場合を例に説明を行う。なお、感度の数を二つに説明を行うのは、本発明の理解を容易にするためのものであって、本発明のマイクロホンユニットの切替可能な感度の数を限定するものではない。
図13のステップS31において、図11のデコーダ回路14は、マイクロホンユニットが、複数の感度の中で、どの感度で駆動されているかを監視している。なお、開始直後の初期段階においては、第1設定値、第2設定値いずれの感度にするかの初期設定がなされており、選択された設定値に応じた制御信号が第1の実施形態と同様に電圧生成回路10に供給され、所定のバイアス電圧が印加されることになっている。例えば、記憶装置30の第1記憶領域30−1に記憶された設定値が選択されているとする。ステップS32において、デコーダ回路14は、制御信号入力端9を介して送信される感度切替信号を受信したかどうかの判断を行う。その判断の結果、感度切替信号を受信していない場合、処理は戻り感度の監視を継続する。感度切替信号を受信した場合、処理はステップS33に進む。
ステップS33において、デコーダ回路14は、受信した感度切替信号に対応するバイアス電圧を生成するために、記憶装置30に切替後の感度に対応する設定値をPWMデューティ制御回路15に供給させるため、読出指示M3を出力する。PWMデューティ制御回路15は、記憶装置30から出力される切替後の設定値、つまり、第2記憶領域30−2に記憶された設定値、具体的にはコード番号に基づいて、PWMデューティ制御信号S_1を生成しPWM回路16に出力する。PWM回路16は、PWMデューティ制御信号S_1に応答して生成するクロックパルスのパルス幅を変更して多段チャージポンプ電源回路18に供給する。
これによって、複数のマイクロホンユニットを備えることなく、複数感度に対応する装置を構成することが可能になる。
[第3実施形態の構成]
図14は、本発明の第3の実施形態の構成を示すブロック図である。第3の実施の形態における電圧生成回路11は、多段チャージポンプ電源回路33の後段に更にチャージポンプ段数切替回路34を含んで構成されている。また第3の実施の形態における電圧制御回路10は、記憶装置31と、そのチャージポンプ段数切替回路34を制御する段数切替制御回路32を備えている。図14に示されている多段チャージポンプ電源回路33は出力段数を複数の出力端を備えたチャージポンプ回路である。多段チャージポンプ電源回路33は、チャージポンプ段数切替回路34に接続され、チャージポンプ段数切替回路34からの要求に応答して所定の出力端からバイアス電圧を出力する。また、第3の実施形態の電圧制御回路10に備えられた段数切替制御回路32は、制御信号入力端9を介して入力される制御信号に対応してチャージポンプ段数切替回路34に多段チャージポンプ電源回路33の段数切替を指示する制御回路である。
図15は、第3の実施形態における多段チャージポンプ電源回路33の構成を例示する回路図である。図15に示されているように、第3の実施形態における多段チャージポンプ電源回路33は、複数の出力端を備えている。図15では、本発明の理解を容易にするために二つの出力端を有する多段チャージポンプ電源回路33を例示するが、これは本発明における多段チャージポンプ電源回路33の出力端の数を限定するものではない。
図15に示されているように、第3の実施の形態における多段チャージポンプ電源回路33は、多段に接続されているFET(電界効果トランジスタ)と、多段に接続されているキャパシタとを含んで構成されている。コンデンサマイクロホン2に印加されるバイアス電圧は、そのコンデンサマイクロホン2の性能に対応して所定の範囲に収まる電圧であることが好ましい。ここで例えば、そのコンデンサマイクロホン2が2V〜50V程度のバイアス電圧に対応して駆動される素子であるとする。多段チャージポンプ電源回路33が昇圧動作を行う場合、生成される電圧は多段チャージポンプ電源回路33を構成するFETの段数に応じて昇圧される。多段チャージポンプ電源回路33に備えられた複数の出力端は、最終段以外の任意の段数に対応する電圧を出力するように構成されている。ここで、多段チャージポンプ電源回路33の全段数は、多段チャージポンプ電源回路33に供給される電源電圧の値と、コンデンサマイクロホン2の性能に基づいて決定されることが好ましい。
コンデンサマイクロホン2に印加するバイアス電圧を昇圧する場合、多段チャージポンプ電源回路33は、そのFETのスイッチング動作によりキャパシタに充電された電荷を順次昇圧する。多段チャージポンプ電源回路33は、供給されるPWMデューティ制御信号(バイアス電圧制御信号S_1)に応答して動作することで、所望の電圧バイアス電圧を生成する。そして、チャージポンプ段数切替回路34で切り替えられた段数の出力端からバイアス電圧を出力してコンデンサマイクロホン2に印加している。
図16は、第3の実施形態における多段チャージポンプ電源回路33に接続されるチャージポンプ段数切替回路34の構成を示す回路図である。図16に示されているように、チャージポンプ段数切替回路34は、段数切替制御回路32に接続されるフリップフロップ回路と、多段チャージポンプ電源回路33の出力段を制御するトランジスタ(34−1、34−2)とを含んで構成されている。図16に示されている抵抗5は、段数切替制御回路32に接続されている。図16に示されているチャージポンプ段数切替回路34は、前述の(図15に示されている)多段チャージポンプ電源回路33に対応して構成されている。したがってチャージポンプ段数切替回路34は、第5ノードN5を介して入力される段数切替命令に対応して二つの感度を切り替える動作を実行する。ここで、3以上の感度を切り替える場合、図16に示されているチャージポンプ段数切替回路34を、マルチプレクサ回路を備える構成に変更することで、3種類以上の出力段数を選択的に切り替えることが可能になる。
図17は、第3の実施形態における感度調整時の構成を示すブロック図である。図17に示されているように、第3の実施形態における感度調整装置20は、比較回路22に接続される基準入力保持部26を含んで構成されている。その基準入力保持部26は、さらに複数の目標基準電圧格納領域(26−1〜26−n)を備え、各々の領域に目標基準電圧を格納している。図17に示されている基準入力保持部26は、目標基準電圧の切替命令を受信する接続端を備えている。基準入力保持部26は、その接続端から入力される命令に応答して目標基準電圧を任意の目標基準電圧に選択的に変更することができる。
図18は、第3の実施形態における感度調整完了後のマイクロホンユニットの構成を示すブロック図である。図18に示されているように、第3の実施形態におけるマイクロホンユニットは、記憶装置31に記憶された複数の設定値から、デコーダ回路14から供給される感度決定信号M8に対応する所定の設定値M9を特定し、PWMデューティ制御回路15に出力している。また、段数切替制御回路32は、感度決定信号M8に対応して出力される設定値M9に基づいて段数制御信号を生成し、チャージポンプ段数切替回路34に供給する。
[第3実施形態の動作]
図19Aは、第3実施形態の動作の前半部分を示すフローチャートである。図19Bは、第3実施形態の動作の後半部分を示すフローチャートである。以下では、第3の実施形態におけるマイクロホンユニットが、第1感度と第2感度の二つの感度を切り替えることが可能な装置である場合を例に説明を行う。第3の実施形態における感動調整動作は、感度調整対象のマイクロホンユニットが感度調整装置20に接続されると開始する。感度調整装置20に接続されたマイクロホンユニットのコンデンサマイクロホン2には、第1感度に対応する音圧レベル(単位:dB)の音声信号が入力される。図19AのステップS41において、マイクロホンユニットに接続された感度調整装置20は、その入力される音圧レベルに応答して、そのマイクロホンユニットから出力された出力電圧を検出する。
ステップS42において、感度調整装置20の比較回路22は、供給される出力電圧に応答して、第1基準入力26−1に保持されている第1目標基準電圧を読み込み、その出力電圧と第1目標基準電圧との比較結果をAD変換回路23を介して制御信号生成回路24に供給する。制御信号生成回路24は、その比較結果に基づいてコンデンサマイクロホン2の感度調整が必要かどうかの演算処理を行う。その演算処理の結果、第1感度の感度調整が不要だった場合、第2感度に関する処理を実行するために、ステップS49に進む。ステップS49において、制御信号生成回路24は、現在のコンデンサマイクロホン2の感度を固定できるように、書き込み命令を生成して、その命令を制御信号入力端9を介して電圧供給回路1に供給する。なお、第3の実施形態においては、後述するようにチャージポンプの段数設定も行う必要があるので、感度調整が必要なように初期値は感度ゼロまたは最大からはじめるのが好ましい。
制御信号生成回路24での演算処理の結果、感度調整が必要だった場合、処理はステップS43に進む。ステップS43において、制御信号生成回路24は、第1感度を調整するために、チャージポンプの段数を決定する。ステップS44において、制御信号生成回路24は、その第1感度の調整開始を電圧供給回路1に通知する第1感度調整開始信号を生成し、電圧供給回路1に送信する。生成される調整開始信号は、比較回路22の比較結果に基づいて生成される。制御信号生成回路24は、その比較結果に対応して、コンデンサマイクロホン2に印可するバイアス電圧を昇圧する必要がある場合、昇圧命令を含む調整開始信号を生成する。同様に、制御信号生成回路24は、その比較結果に対応して、コンデンサマイクロホン2に印可するバイアス電圧を降圧する必要がある場合、降圧命令を含む調整開始信号を生成する。
感度調整装置20から出力される調整開始信号は、制御信号入力端9を介してデコーダ回路14に供給される。なお、この後、ステップS45以降ステップ48までの動作は、第1の実施形態または第2の実施形態と同様であるので詳しい説明は省略する。
ステップS48における判断の結果、所定の感度を満足していない場合、処理は戻り更にバイアス電圧の昇圧(または、降圧)が実行される。その判断の結果、所定の感度を満足した場合、処理はステップS49に進む。
ステップS49において、制御信号生成回路24は、コンデンサマイクロホン2が規定の第1感度に一致したと判断したことに基づいて、そのバイアス電圧を保持させる命令、つまり設定保持命令(書込命令)を生成し、デコーダ回路14に出力する。デコーダ回路14は、制御信号入力端9を介して供給される書込命令に応答して、第1領域31−1に現在のバイアス電圧に対応する情報を、第1感度に対応する設定値として記憶させる信号(図17の信号M5)を出力する。このときデコーダ回路14は、多段チャージポンプ電源回路33の段数を示す情報(図17の信号M6)を記憶装置31と段数切替制御回路32に出力する。記憶装置31は、その信号M5に応答してPWMデューティ制御回路15から、現在のバイアス電圧を示す情報(図17の信号M7)を読み出して、段数を示す情報(図17の信号M6)に対応させて第1領域31−1に第1の設定値として記憶する。
マイクロホンユニットは、第1基準入力26−1への記憶動作完了に応答して、第2感度の感度調整を開始する。コンデンサマイクロホン2には、その記憶動作完了に応答して第2感度に対応する音圧レベル(単位:dB)の音声信号が入力される。図19BのステップS50において、マイクロホンユニットに接続された感度調整装置20は、その入力される音圧レベルに応答してそのマイクロホンユニットから出力された出力電圧を検出する。
ステップS51において、感度調整装置20の比較回路22は、供給される出力電圧に応答して、第2基準入力26−2に保持されている第2目標基準電圧を読み込み、その出力電圧と第2目標基準電圧との比較結果をAD変換回路23を介して制御信号生成回路24に供給する。制御信号生成回路24は、その比較結果に基づいてコンデンサマイクロホン2の感度調整が必要かどうかの演算処理を行う。その演算処理の結果、第2感度の感度調整が不要だった場合、ステップS58に進む。ステップS58において、制御信号生成回路24は、現在のコンデンサマイクロホン2の感度を固定できるように、書き込み命令を生成して制御信号入力端9を介して電圧供給回路1に供給する。
制御信号生成回路24での演算処理の結果、感度調整が必要だった場合、処理はステップS52に進む。ステップS52において、制御信号生成回路24は、第2感度を調整するために、チャージポンプの段数を決定する。その後、ステップS53において、制御信号生成回路24は、第2感度の調整開始を電圧供給回路1に通知する第2感度調整開始信号を生成し、電圧供給回路1に送信する。生成される調整開始信号は、比較回路22の比較結果に基づいて生成される。制御信号生成回路24は、その比較結果に対応して、コンデンサマイクロホン2に印加するバイアス電圧を昇圧する必要がある場合、昇圧命令を含む調整開始信号を生成する。
同様に、制御信号生成回路24は、その比較結果に対応して、コンデンサマイクロホン2に印加するバイアス電圧を降圧する必要がある場合、降圧命令を含む調整開始信号を生成する。以下、第1感度調整と同様の処理を実行する。その後、ステップS58において、制御信号生成回路24は、コンデンサマイクロホン2が規定の第2感度に一致したと判断したことに基づいて、そのバイアス電圧を保持させる命令(書込命令)を生成し、デコーダ回路14に出力する。デコーダ回路14は、制御信号入力端9を介して供給される書込命令に応答して、第2基準入力25−2に現在のバイアス電圧に対応する情報を、第1感度に対応する設定値として記憶させる信号(図17の信号M5)を出力する。このときデコーダ回路14は、多段チャージポンプ電源回路33の段数を示す情報(図17の信号M6)を記憶装置31と段数切替制御回路32に出力する。記憶装置31は、その信号M5に応答してPWMデューティ制御回路15から、現在のバイアス電圧を示す情報(図17の信号M7)を読み出して、段数を示す情報(図17の信号M6)に対応させて第2領域31−2に第2の設定値として記憶する。
図20は、第3の実施形態における感度調整完了後のマイクロホンユニットの動作を示すフローチャートである。第3の実施形態におけるマイクロホンユニットは、そのマイクロホンユニットを搭載している装置(携帯端末など)が駆動されることに対応して動作を開始する。以下では、本実施の形態のマイクロホンユニットが、第1感度(低感度)と第2感度(高感度)とを切り替えて動作する装置である場合を例に説明を行う。なお、感度の数を二つに説明を行うのは、本発明の理解を容易にするためのものであって、本発明のマイクロホンユニットの切替可能な感度の数を限定するものではない。
開始直後の動作は、第2の実施形態と同様に、いずれの感度を選択するか、つまりいずれの設定値を選択するかの初期設定がなされている。この詳細説明は、第2の実施形態で説明したので、割愛する。
図20のステップS61において、デコーダ回路14は、マイクロホンユニットが、複数の感度の中で、どの感度で駆動しているかを監視している。ステップS62において、デコーダ回路14は、制御信号入力端9を介して送信される感度切替信号を受信したかどうかの判断を行う。その判断の結果、感度切替信号を受信していない場合、処理は戻り感度の監視を継続する。感度切替信号を受信した場合、処理はステップS63に進む。
ステップS63において、デコーダ回路14は、記憶装置31に切替後の感度に対応する設定値をPWMデューティ制御回路15に供給させるため、感度切替指示M8を出力する。ステップS64において、記憶装置31は、その感度切替指示M8に基づいて、その切替後の感度に対応する設定値をPWMデューティ制御回路15に供給する(図18の信号M9)。またこのとき、記憶装置31は、その設定値を段数切替制御回路32に出力する。PWMデューティ制御回路15は、その信号M9に基づいてPWMデューティ制御信号S_1を生成しPWM回路16に出力する。PWM回路16は、そのPWMデューティ制御信号S_1に応答して生成するクロックパルスのパルス幅を変更して多段チャージポンプ電源回路33に供給する。このとき段数切替制御回路32は、出力される設定値に応答して段数切替信号を生成して、チャージポンプ段数切替回路34に供給する。電圧生成回路11は、チャージポンプ段数切替回路34が決定するチャージポンプの出力段数と、その出力段数の際のクロックパルス幅により、多段チャージポンプ電源回路33で生成されるバイアス電圧をコンデンサマイクロホン2に印加する。
これによって、複数のマイクロホンユニットを備えることなく、複数感度に対応する装置を構成することができる、さらに、感度調整する場合により高精度に調整することが可能になる。従って、第2の実施形態より高精度の感度での通常使用が可能になる。
[第4の実施形態]
以下に、図面を使用して、本発明における第4の実施形態について説明を行う。図21は、本発明のマイクロホンユニットを一体型のマイク装置で形成する場合の構成を示すブロック図である。図21に示されているように、マイクロホンユニットを、一体型のマイク装置で形成する場合、その一体型マイク装置40は、複数の端子(T1、T2、T4、T5)を備えて構成される。端子T1は、電圧供給回路1の制御信号入力端9(図示されず)に接続される制御信号入出力端子である。端子T2は、第1ノードN1(図示されず)および増幅回路3に接続される電源供給端子である。端子T4は、出力端8に対応する出力端子である。端子T5は、接地端子である。図21に示されているように、一体型マイク装置40は、増幅回路3と端子T5との間に備えられた抵抗6を含んで構成されている。端子T4は、その抵抗6と増幅回路3との間に備えられたノードに接続されている。一体型マイク装置40は、コンデンサマイクロホン2に入力される音声信号に応答した出力電圧を、その端子T4から出力する。
図22は、第4の実施形態の一体型マイク装置の他の構成を示すブロック図である。図22に示されている一体型マイク装置41は、端子T7を備えて構成されている。端子T7は、図8に示されている回路の出力端8に対応する出力端子である。図22に示されているように、一体型マイク装置41は、増幅回路3と端子T2との間に備えられた抵抗6を含んで構成されている。端子T7は抵抗6と増幅回路3との間に備えられたノードに接続されている。一体型マイク装置41は、コンデンサマイクロホン2に入力される音声信号に応答した出力電圧を、その端子T7から出力する。
このように、マイクロホンユニットを複数の端子を備える一体型マイク装置で構成することで、汎用的なマイク装置を構成することが可能になる。本発明のマイクロホンユニットは、製造後に適切な感度調整を実行することが可能なため、そのマイク装置を様々な機器の適用した場合であっても、その搭載される機器ごとに設計変更をすることなく所望の性能を得ることが可能になる。
なお、以上の実施形態では、電源回路は外部電源を昇圧して用いる例を示してきたが、本願発明においては、外部電源のほうが電圧が高い場合、降圧することも可能である、その場合、降圧回路を用いて、記憶回路で設定した設定した条件のバイアス電圧に設定することも可能であることは勿論である。また、外部電源を1電源の場合について述べたが、センサにバイアス電圧を印加するための電源を別にして2電源方式にすることも勿論可能である。これは、外部出力の取りだし方式によらず可能である。
本発明の電源回路について、センサとして、特に振動センサ(コンデンサマイクロホン)を用いた場合を実施の形態で具体的に述べたが、本発明の電源回路の利用は、コンデンサマイクロホンに限定されない。例えば、コンデンサマイクロホンと同様の原理で動作する静電容量の変位を検出する他の音圧センサ、例えば半導体素子等を利用したものにも有用であることは言うまでもない。また、振動センサで変位検出型、特に静電容量の変化を検出するタイプのものにも極めて有効である。さらに、直流バイアス電圧により出力を変えることができる他のセンサ、例えば温度センサや光センサなどにも本発明の電源回路は適用可能である。以上述べてきた複数の実施の形態は、その動作に矛盾が発生しない限り、組合せて実行することが可能である。
図1は、従来のマイクロホンユニットの構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の第1実施形態の構成を例示するブロック図である 図3は、電圧供給回路の内部構成を例示しているブロック図である。 図4は、多段チャージポンプ電源回路の構成を例示する回路図である。 図5は、電圧供給回路の、通常時(感度調整完了後)の構成を示すブロック図である。 図6は、マイクロホンユニットの感度を調整する場合の構成を示すブロック図である。 図7は、マイクロホンユニットの感度調整動作を示すフローチャートである。 図8は、マイクロホンユニットの他の構成を示すブロック図である。 図9は、本発明の第2の実施形態の構成を示すブロック図である。 図10は、本発明の第2の実施形態における感度調整時の構成を示すブロック図である。 図11は、本発明の第2の実施形態における感度調整完了後のマイクロホンユニットの構成を示すブロック図である。 図12Aは、第2実施形態の動作の前半部分を示すフローチャートである。 図12Bは、第2実施形態の動作の後半部分を示すフローチャートである。 図13は、第2の実施形態における感度調整完了後のマイクロホンユニットの動作を示すフローチャートである。 図14は、第3の実施形態の構成を示すブロック図である。 図15は、第3の実施形態における多段チャージポンプ電源回路33の構成を例示する回路図である。 図16は、第3の実施形態におけるチャージポンプ段数切替回路34の構成を示す回路図である。 図17は、第3の実施形態における感度調整時の構成を示すブロック図である。 図18は、第3の実施形態における感度調整完了後のマイクロホンユニットの構成を示すブロック図である。 図19Aは、第3実施形態の動作の前半部分を示すフローチャートである。 図19Bは、第3実施形態の動作の後半部分を示すフローチャートである。 図20は、第3の実施形態における感度調整完了後のマイクロホンユニットの動作を示すフローチャートである。 図21は、本発明のマイクロホンユニットを一体型のマイク装置で形成する場合の構成を示すブロック図である。 図22は、一体型のマイク装置の他の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1...電圧供給回路
2...コンデンサマイクロホン
3...増幅回路
4...キャパシタ
5、6...抵抗
7...電源
8...出力端
9...制御信号入力端
N1...第1ノード
N2...第2ノード
N3...第3ノード
10...電圧制御回路
11...電圧生成回路
12...記憶装置
13...シリアル・パラレル変換回路
14...デコーダ回路
15...PWMデューティ制御回路
16...PWM回路
17...クロック発生回路
18...多段チャージポンプ電源回路
20...感度調整装置
21...基準入力保持部
22...比較回路
23...AD変換回路
24...制御信号生成回路
N4...第4ノード
25...基準入力保持部
26...基準入力保持部
30...記憶装置
31...記憶装置
32...段数切替制御回路
33...多段チャージポンプ電源回路
34...チャージポンプ段数切替回路
N5...第5ノード
40、41...一体型マイク装置
100...マイクロホン装置
101...コンデンサマイクロホン
102...JFET
103...キャパシタ
104、105...抵抗
106...直流電源
107...出力端子
108...直流電源

Claims (17)

  1. 電圧制御回路と、
    電圧生成回路と
    を備え、
    前記電圧制御回路は、バイアス電圧値に応じて出力可変なセンサに対して印加される当該バイアス電圧値に対応した設定値を保持する記憶回路を有し、前記設定値に基づいた制御信号を前記電圧生成回路に供給し、
    前記電圧生成回路は、前記制御信号に応答して前記センサに印加するバイアス電圧を生成する
    電圧供給回路。
  2. 請求項1に記載の電圧供給回路において、
    前記電圧制御回路は、さらに、
    接続端
    を含み、
    前記電圧制御回路は、前記接続端を介して入力される設定値保持命令に応答して、前記記憶回路に所定のバイアス電圧に対応する前記設定値を記憶させる、
    電圧供給回路。
  3. 請求項1または2に記載の電圧供給回路において、
    前記電圧生成回路は、さらに、
    チャージポンプ回路と、
    前記チャージポンプ回路にクロックパルスを印加するPWM回路と
    を含み、
    前記PWM回路は、前記電圧制御回路から出力される前記制御信号に応答して前記クロックパルスを生成し、
    前記チャージポンプ回路は、前記クロックパルスに応答して前記バイアス電圧を生成する
    電圧供給回路。
  4. 請求項3に記載の電圧供給回路において、
    前記電圧制御回路は、さらに、
    演算処理部と、
    PWMデューティ制御回路と
    を含み、
    前記演算処理部は、前記接続端を介して入力される感度調整命令に応答して感度調整信号を生成し、
    前記PWMデューティ制御回路は、前記演算処理部から出力される前記感度調整信号に応答して前記制御信号を生成する
    電圧供給回路。
  5. 請求項1乃至4に記載の電圧供給回路において、
    前記記憶回路は、複数の設定値を記憶し、
    前記電圧制御回路は、感度切替信号に応答して前記複数の設定値から一の設定値を選択して、前記設定値に対応する制御信号を前記電圧生成回路に供給し、
    前記電圧生成回路は、前記選択された設定値に対応するバイアス電圧を生成して前記センサに印加する
    電圧供給回路。
  6. コンデンサマイクロホンと、
    増幅回路と、
    前記コンデンサマイクロホンに接続され、電圧制御回路と電圧生成回路とを含み、前記コンデンサマイクロホンに印加するバイアス電圧を生成する電圧供給回路と
    を具備し、
    前記増幅回路は、前記コンデンサマイクロホンの出力信号を増幅し、
    前記電圧制御回路は、前記コンデンサマイクロホンの感度を設定するための設定値を保持する記憶回路を有し、前記設定値に基づいた制御信号を前記電圧生成回路に供給し、
    前記電圧生成回路は、前記制御信号に応答して前記コンデンサマイクロホンに印加するバイアス電圧を生成する
    マイクロホンユニット。
  7. 請求項6に記載のマイクロホンユニットにおいて、
    前記電圧制御回路は、さらに、
    接続端
    を含み、
    前記電圧制御回路は、前記接続端を介して入力される設定値保持命令に応答して、前記記憶回路に所定のバイアス電圧に対応する前記設定値を記憶し、保持させる
    マイクロホンユニット。
  8. 請求項6または7に記載のマイクロホンユニットにおいて、
    前記電圧生成回路は、さらに、
    チャージポンプ回路と、
    前記チャージポンプ回路にクロックパルスを印加するPWM回路と
    を含み、
    前記PWM回路は、前記電圧制御回路から出力される前記制御信号に応答して前記クロックパルスを生成し、
    前記チャージポンプ回路は、前記クロックパルスに応答して前記バイアス電圧を生成する
    マイクロホンユニット。
  9. 請求項8に記載のマイクロホンユニットにおいて、
    前記電圧制御回路は、さらに、
    演算処理部と、
    PWMデューティ制御回路と
    を含み、
    前記演算処理部は、前記接続端を介して入力される感度調整命令に応答して感度調整信号を生成し、
    前記PWMデューティ制御回路は、前記演算処理部から出力される前記感度調整信号に応答して前記制御信号を生成する
    マイクロホンユニット。
  10. 請求項6乃至9の何れか1項に記載のマイクロホンユニットにおいて、
    前記記憶回路は、複数の設定値を記憶し、
    前記電圧制御回路は、感度切替信号に応答して前記複数の設定値から一の設定値を選択して、前記設定値に対応する制御信号を前記電圧生成回路に供給し、
    前記電圧生成回路は、前記選択された設定値に対応するバイアス電圧を生成して前記センサに印加する
    マイクロホンユニット。
  11. 請求項8に記載のマイクロホンユニットにおいて、
    前記電圧生成回路は、複数の出力端を有するチャージポンプ回路と、
    前記チャージポンプ回路に接続され、前記複数の出力端の中から一の出力端を選択する段数切替回路と、
    前記段数切替回路に段数切替信号を出力する段数制御回路と
    を含み、
    前記段数制御回路は、前記記憶回路から読み出した設定値に基づいて段数切替信号を生成して前記段数切替回路に供給し、
    前記段数切替回路は、前記段数制御回路から出力される段数切替信号に応答して前記複数の出力端の中から一の出力端を特定する
    マイクロホンユニット。
  12. 請求項11に記載のマイクロホンユニットにおいて、
    前記記憶回路は、複数の設定値を記憶し、
    前記電圧制御回路は、感度切替信号に応答して前記複数の設定値から一の設定値を選択して読み出して、その選択して読み出した設定値を前記段数制御回路に供給する
    マイクロホンユニット。
  13. 請求項6乃至12の何れか1項に記載のマイクロホンユニットにおいて、さらに
    感度基準電圧値を保持する感度調整装置を備え、
    前記感度調整装置は、前記マイクロホンユニットからの出力電圧値と前記感度基準電圧値との差に基づいて、前記電圧供給回路に感度調整命令を出力し、
    前記電圧供給回路は、前記感度調整命令に応答して、前記出力電圧値を前記感度基準電圧値に収斂させる調整済バイアス電圧を生成し、
    前記記憶回路は、前記調整済バイアス電圧に対応する前記制御信号を、前記設定値として記憶する
    マイクロホンユニット。
  14. コンデンサマイクロホンと、増幅回路と、前記コンデンサマイクロホンに接続され、前記コンデンサマイクロホンの感度を特定するための設定値に基づいてバイアス電圧を生成して前記コンデンサマイクロホンに印加する電圧供給回路とを有するマイクロホンユニットの感度調整方法であって、
    (a)前記マイクロホンユニットからの出力電圧と基準電圧との差を検出するステップと、
    (b)前記差に基づいて、感度調整命令を出力するステップと、
    (c)前記感度調整命令に応答して、前記出力電圧を前記基準電圧に収斂させるステップと、
    (d)前記収斂時のバイアス電圧に対応する制御信号を、前記設定値として記憶するステップ
    を具備する感度調整方法。
  15. 請求項14に記載の感度調整方法において、
    前記(a)ステップは、予め格納された感度基準電圧値と、前記出力電圧値との比較に基づいて前記差を検出するステップを含み、前記差が所定の範囲内に含まれる場合、前記収斂時のバイアス電圧と判断することを特徴とする
    感度調整方法。
  16. 請求項14または15に記載の感度調整方法において、さらに、
    (e)前記感度基準電圧値を切り替えるステップと、
    (f)切り替えられた感度基準電圧値に対応する音声信号を前記コンデンサマイクロホンに入力するステップ
    を具備する感度調整方法。
  17. コンデンサマイクロホンと、前記コンデンサマイクロホンに接続され、前記コンデンサマイクロホンの感度を設定するための設定値に基づいてバイアス電圧を生成して前記コンデンサマイクロホンに印加する電圧供給回路とを有するマイクロホンユニットの感度調整装置であって
    前記マイクロホンユニットの出力電圧と基準電圧とを比較する比較回路と、制御命令生成回路とを有し、
    前記制御命令生成回路は、
    前記比較回路の出力に応答して
    前記マイクロホンユニットの出力電圧を前記基準電圧に収斂させる感度調整命令と、前記出力電圧が前記基準電圧に収斂したことに応答して設定保持命令とを
    発生することを特徴とする
    感度調整装置。
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