JP4578220B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明は複数の半導体チップを配線基板上に積層して実装した半導体装置に関するものである。
近年、電子部品として半導体パッケージに代えてベアチップを実装するベアチップ実装が利用され、実装面積の大幅縮小が実現されている。ベアチップをプリント配線基板上に実装するベアチップ実装工法には、ワイヤボンディング実装や、フリップチップ実装などがある。実装密度を向上させるために複数のベアチップを基板上に積層する工法も種々提案されている。たとえば、プリント配線基板上に1層目の半導体チップをその回路形成面に背反する背面において固定し、回路形成面に設けられた電極とプリント配線基板とを導電性ワイヤで電気的に接続し、この1層目の半導体チップ上に2層目の半導体チップを回路形成面同士が対向し、且つ電極同士が接触するように実装する工法がある(たとえば特許文献1)。
特開平9−330952号
しかしながら従来の積層工法では、2つのベアチップを積層することで実装面積は小さくなるものの、上述したように1層目の半導体の背面をプリント配線基板に固定しているため、基板、基板の電極、ボンディングワイヤ、および2層のベアチップの厚みが必要となり、厚さに関しては、基板両面からベアチップを実装する工法などに比較して優位性は小さい。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、半導体チップを積層する構造の半導体装置をより薄く構成することを目的とする。
本発明の半導体装置は、配線基板に形成された開口に臨んだ一対の対辺に沿って前記開口の内側に向かって露出した導体パターンが並列に形成され、積層した第1層の半導体チップと第2層の半導体チップは、それぞれのバンプ電極が形成された面どうしを、前記配線基板に形成された開口において対向して配置するとともに、第1層の半導体チップのバンプ電極は第1層の半導体チップの表面から一方の列の前記導体パターンに対向して形成され、第2層の半導体チップのバンプ電極は第2層の半導体チップの表面から他方の列の前記導体パターンに対向して形成され、前記一方の列の導体パターンは、第1層の半導体チップのバンプ電極と第2層の半導体チップの表面とに挟まれ、前記他方の列の導体パターンは、第2層の半導体チップのバンプ電極と第1層の半導体チップの表面とに挟まれていることを特徴とする。
また、本発明の半導体装置は、配線基板に形成された開口に臨んだ一対の対辺に沿って前記開口の内側に向かって露出した導体パターンが並列に形成され、積層した第1層の半導体チップと第2層の半導体チップは、それぞれのバンプ電極が形成された面どうしを、前記配線基板に形成された開口において対向して配置するとともに、第1層の半導体チップの第1バンプ電極は、第1層の半導体チップの表面から他方の列の前記導体パターンに対向して形成され、第2層の半導体チップの第1バンプ電極は、第2層の半導体チップの表面から一方の列の前記導体パターンに対向して形成され、前記他方の列の導体パターンの先端は、第1層の半導体チップの第1バンプ電極と第2層の半導体チップの表面とに挟まれ、前記一方の列の導体パターンの先端は、第2層の半導体チップの第1バンプ電極と第1層の半導体チップの表面とに挟まれ、前記他方の列の導体パターンの途中は、第2層の半導体チップの第2バンプ電極と第1層の半導体チップの表面とに挟まれ、前記一方の列の導体パターンの途中は、第1層の半導体チップの第2バンプ電極と第2層の半導体チップの表面とに挟まれていることを特徴とする。
また、請求項1または請求項2において、配線基板に形成された導体パターンが中間配線層の一部であることを特徴とする。
本発明の半導体装置は、配線基板の中間配線層部分に2層の半導体チップを実装するので、各半導体チップの少なくとも電極が配線基板の表面よりも内側へ入り込み、従来構造よりも実装後の厚みが薄くなる。
2層の半導体チップのそれぞれにダミー電極を設けるので、電極どうし対向する構造でありながら、各半導体チップの内部回路をそれぞれ独立して、対向する半導体チップから分離して、プリント配線基板に電気的に接続させることができる。
2層の半導体チップを互いの電極と絶縁部との間に両面露出パターンを挟んで実装するので、電極どうし対向する構造よりも実装後の厚みが薄くなり、また各半導体チップの内部回路をそれぞれ独立して、対向する半導体チップから分離して、プリント配線基板に電気的に接続することができる。
2層の半導体チップの電極を互いに対向しないように導体パターンに沿って間隔を置いて設け、且つ各半導体チップの電極の内の少なくとも一部をダミー電極とするので、電極どうし対向する構造よりも実装後の厚みが薄くなり、また各半導体チップの内部回路をそれぞれ独立して、対向する半導体チップから分離して、プリント配線基板に電気的に接続することができる。電極数の多い半導体チップに適している。
上記した第2〜第4の構造の半導体装置とも、両面露出パターンが中間配線層の一部であれば、各半導体チップの少なくとも電極が配線基板の表面よりも内側へ入り込むので、実装後の厚みが薄くなる。
また、導体パターンが単一の開口内にあるので、チップ部分も配線基板の表面よりも内側へ入り込むので、実装後の厚みがさらに薄くなる
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における半導体装置の構成を示す断面図、図2は同半導体装置の分解斜視図、図3は同半導体装置の製造方法を示す工程断面図である。
図1に示す半導体装置は、2層の半導体チップ(ベアチップ)1,2を電極形成面どうし対向させて、プリント配線基板3(以下配線基板3という)の両面露出した導体パターン4の両側に配置し、それぞれの半導体チップ1,2のバンプ電極5,6(以下電極5,6という)を導体パターン4の対向面に接合させた積層実装構造である。
図2にも示すように、配線基板3には矩形の開口3aが形成されており、中間配線層の一部である複数の導体パターン4が、開口3aに臨んだ一対の対辺のそれぞれに沿って適当間隔で並んでいる。各列の導体パターン4は、開口3aの周囲領域では上下の表面配線層7,絶縁層7aに挟まれて基板厚み方向における中央部にあり、先端どうしが対向する向きに延びたフライングリード構造である。
半導体チップ1,2は、配線基板3の開口3aよりも外形寸法が小さく形成されており、それぞれの一対の対辺に沿って複数の電極5,6が、互いに対向し且つ導体パターン4に対向するように形成されていて、各導体パターン4を互いの電極5,6間に挟んで積層実装されている。電極5と導体パターン4と電極6との接合並びにその周囲の樹脂封止は異方性導電樹脂8によって行われている。
半導体チップ1においては、一方の辺に沿って並んだ電極5aはチップ内部回路1aに回路1bを介して電気的に接続されているが、もう一方の辺に沿って並んだ電極5bはチップ内部回路1aとは電気的に接続されていないダミー電極(見せかけの電極)である。半導体チップ2においては、一方の辺に沿って並んだ電極6aはチップ内部回路2aに回路2bを介して電気的に接続されているが、もう一方の辺に沿って並んだ電極6bはチップ内部回路2aとは電気的に接続されていないダミー電極である。図中の1c,2cは電極パッドである。
このため、半導体チップ1のチップ内部回路1aは電極5aを通して所定の導体パターン4に電気的に接続される一方で、半導体チップ2のチップ内部回路2aは電極6aを通して所定の導体パターン4に電気的に接続されている。つまり、積層実装された半導体チップ1,2のそれぞれの内部回路1a,2aは各電極5a,6aを通してプリント配線基板1に対して独立して電気的に接続されている。
この半導体装置を製造する際には、たとえば図3に示すように、配線基板3の開口3aとほぼ同等サイズのシート状異方性導電樹脂8を導体パターン4の両側に貼り付け(図3(a))、異方性導電樹脂8の両表面に半導体チップ1,2を仮置きし(図3(b))、これら半導体チップ1,2を両側から加圧して同時に圧着させる(図3(c))。
完成品としての半導体装置の厚みは、半導体チップ1のチップ厚みおよび電極厚み、半導体チップ2のチップ厚みおよび電極厚み、導体パターン4の厚みの和となる。半導体チップ1,2の電極5,6の厚みが小さいときには、図示したように、チップ部分が配線基板3の開口3aに入り込む。上述した従来の半導体装置と比べて大幅に厚みを低減できる構造である。この構造は、半導体装置全体の厚みを一定値より抑えることが要求される場合に、より多数の半導体チップを積層できるため非常に有利である。
図4に示すような、両面露出した導体パターン4が並んだ開口3aが並列に2個設けられた配線基板3を用いても、同様の積層実装構造を実現できる。
これら配線基板3としては、銅箔を中間配線層として両側をPETやポリイミドなどの樹脂絶縁層で挟み、その樹脂絶縁層の一部を窓抜きしたフレキシブルプリント配線基板が厚みが小さいため好適に使用できる。しかし両面露出した導体パターンを備えた配線基板であれば、望ましくは導体パターンを基板厚み方向における中央部に備えた薄型の配線基板であれば、材料や構造に関わらず使用可能である。開口3aの周囲は、各図に示したように上下に表面配線層7を備えた3層構造であってもよいし、片側に表面配線層7を備えた2層構造であってもよいし、中間配線層の片面あるいは両面が露出された部分が他にあってもよい。
半導体チップについても、図5に示すように、半導体チップ1に、チップ内部回路1aに電気的に接続した電極5a(以下回路接続電極5aという)と接続しない電極5b(同、ダミー電極5b)とが一対の対辺のそれぞれに沿って1個ずつ交互に形成されたものを用い、また半導体チップ2に、チップ内部回路2aに電気的に接続した電極6a(同、回路接続電極6a)と接続しない電極6b(同、ダミー電極6b)とが一対の対辺のそれぞれに沿って1個ずつ交互に形成されたものを用いることも可能である。
このように回路接続電極5aとダミー電極5b、また回路接続電極6aとダミー電極6bを1個ずつ交互にあるいは1辺ずつ交互に配置することで、互いに接触する2電極の内の一方をダミー電極とする構成を、半導体チップの一部領域に適用してもよい。つまり、一部領域でのみ第1層と第2層の半導体チップを独立して配線し、他の領域では第1層と第2層の半導体チップで同一信号を流す回路(信号ライン)どうしが互いに導通するように、回路接続電極5a,6aとダミー電極5b,6bとを配置してもよい。
たとえば半導体メモリでは、バスライン(アドレス及びデータ)のように上下の半導体チップで接続できる信号ラインもあるが、チップイネーブルピンのように上下の半導体チップで接続できない信号ラインが存在し、その場合は各信号ラインを独立して配線する必要があるので、上記した構造が好都合である。
以下に説明する実施の形態において、特に断らない場合も、回路接続電極5a,6aとダミー電極5b,6bを配置する構成を採用することも可能である。
(実施の形態2)
図6は本発明の実施の形態2における半導体装置の構成を示す分解斜視図である。
この半導体装置では、配線基板3として、両面露出した複数の導体パターン4が矩形の開口3aに臨んだ2対の対辺のそれぞれに沿って配列されたものが用いられ、半導体チップ1,2として、四周の各辺に沿って、導体パターン4に対向するように且つ互いに対向するように、複数の電極5,6が形成されたものが用いられている。この半導体装置でも、図1に示した半導体装置と同等の厚みを実現できる。
ここでは、半導体チップ1において、一対の対辺のそれぞれに沿って、チップ内部回路1aに電気的に接続した電極5aが形成され、もう一対の対辺に沿ってダミー電極5bが形成され、また半導体チップ2において、一対の対辺のそれぞれに沿って、チップ内部回路2aに電気的に接続した電極6aが形成され、もう一対の対辺に沿ってダミー電極6bが形成されているが、これに限定されない。
(実施の形態3)
図7は本発明の実施の形態3における半導体装置の構成を示す断面図である。
この半導体装置では、配線基板3の2個の開口3aごとに半導体チップ1,2が積層実装されている。開口3aにおける導体パターン4の配列は、図2に示したようなものであってもよいし、図6に示したようなものであってもよい。この半導体装置でも、図1に示した半導体装置と同等の厚みを実現できる。
(実施の形態4)
図8は本発明の実施の形態4における半導体装置の構成を示す断面図である。
この半導体装置では、配線基板3として、両面露出した複数の導体パターン4が矩形の開口3aに臨んだ2対の対辺のそれぞれに沿って配列されたものが用いられている(図6と同様の配線基板)。
導体パターン4の片側に配置された半導体チップ11には、各導体パターン4に対向するように四周の各辺に沿って複数の電極5が形成されている。導体パターン4のもう片側には、半導体チップ11の2分の1程度のチップサイズの半導体チップ12,13が並列に配置されている。半導体チップ12,13にはそれぞれ、半導体チップ11の電極5に対向するように、3辺に沿って複数の電極6が形成されている。これら半導体チップ11と半導体チップ12,13とは、互いに対向する電極5,電極6の間に導体パターン4を挟んで積層されている。この半導体装置でも、図1に示した半導体装置と同等の厚みを実現できる。
(実施の形態5)
図9は本発明の実施の形態5における半導体装置の構成を示す断面図である。
この半導体装置では、配線基板3として、両面露出した複数の導体パターン4が、矩形の開口3aに臨んだ1対の対辺のそれぞれに沿って、2列に配列されたものが用いられている(図2と同様の配線基板)。
導体パターン4a,4bの片側に配置された半導体チップ21には、一方の列の導体パターン4aのそれぞれに対向する複数の電極5が形成されている。導体パターン4a,4bのもう片側に配置された半導体チップ22には、他方の列の導体パターン4bのそれぞれに対向する複数の電極6が形成されている。これら半導体チップ21,22は、一方の列の導体パターン4aを電極5と対向するチップの絶縁表面との間に挟んで、また他方の列の導体パターン4bを電極6と対向するチップの絶縁表面との間に挟んで積層されている。
このような積層構造によれば、図からわかるように、半導体装置の厚みは実質上、半導体チップ21のチップ厚みと、電極5あるいは電極6の厚みと、導体パターン4a,4bの厚みと、半導体チップ22のチップ厚みとの和となる。上述した実施の形態1から4の半導体装置に比べて、ダミー電極を対向させない分だけ、更なる低背化が実現できる。
(実施の形態6)
図10は本発明の実施の形態6における半導体装置の構成を示す断面図である。
この半導体装置では、配線基板3として、両面露出した複数の導体パターン4が、矩形の開口3aに臨んだ1対の対辺のそれぞれに沿って、2列に配列されたものが用いられている(図2と同様の配線基板)。
導体パターン4の片側に配置された半導体チップ31には、一方の列の導体パターン4aのそれぞれに対向するように複数の電極5bが外周縁近傍に形成されるとともに、他方の列の導体パターン4bのそれぞれに対向するように複数の電極5aが外周縁よりやや内側に形成されている。導体パターン4a,4bのもう片側に配置された半導体チップ32には、他方の列の導体パターン4bのそれぞれに対向するように複数の電極6bが外周縁近傍に形成されるとともに、一方の列の導体パターン4aのそれぞれに対向するように複数の電極6aが外周縁よりやや内側に形成されている。導体パターン4aに対向する電極5bと電極6aは、互いに対向することなく導体パターン4aの長手方向に並ぶように、位置設定されている。導体パターン4bに対向する電極5aと電極6bは、互いに対向することなく導体パターン4bの長手方向に並ぶように、位置設定されている。これら半導体チップ31,32が、各列の導体パターン4a,4bをその長手方向に並んだ電極5bと電極6a,電極5aと電極6bによって対向するチップの絶縁表面との間に挟んで積層されている。
このような積層構造によっても、半導体装置の厚みは実質上、半導体チップ31のチップ厚みと、電極5a,5bあるいは電極6a,6bの厚みと、導体パターン4a,4bの厚みと、半導体チップ32のチップ厚みとの和となる。上述した実施の形態1から5の半導体装置に比べて、ダミー電極を対向させない分だけ、更なる低背化が実現できる。実施の形態5の半導体装置に比べて、電極数が多い半導体チップに適した構造である。
この半導体装置では、配線基板3として、両面露出した複数の導体パターン4が矩形の開口3aに臨んだ2対の対辺のそれぞれに沿って配列されたものが用いられている(図6と同様の配線基板)。
導体パターン4の片側に配置された半導体チップ41には、各導体パターン4に対向するように四周の各辺に沿って複数の電極5が形成されている。導体パターン4のもう片側には、半導体チップ41の2分の1よりもやや小さい半導体チップ42,43が並列に配置されている。半導体チップ42,43にはそれぞれ、各導体パターン4に対向するように3辺に沿って複数の電極6が形成されている。各列の導体パターン4に対向する電極5と電極6は、互いに対向することなく導体パターン4の長手方向に並ぶように位置設定されている。これら半導体チップ42,43が、その電極6で導体パターン4の端部を対向する半導体チップ41の絶縁表面との間に挟んで積層されていて、半導体チップ41の電極5は半導体チップ42,43よりも外周側で導体パターン4に接続している。
このような積層構造によっても、半導体装置の厚みは実質上、半導体チップ41のチップ厚みと、電極5あるいは電極6の厚みと、導体パターン4の厚みと、半導体チップ42あるいは半導体チップ43のチップ厚みとの和となる。上述した実施の形態1から5の半導体装置に比べて、ダミー電極を対向させない分だけ、更なる低背化が実現できる。実施の形態5の半導体装置に比べて、2層目に複数個の半導体チップを実装するのに適した構造である。
以上のような半導体装置を1ユニットとして、さらに積層して半導体装置(以下、半導体装置モジュールという)を構成してもよい。以下に、先に図1に示した半導体装置(以下、半導体装置ユニットU1という)と、図7に示した半導体装置(以下、半導体装置ユニットU2という)を例に挙げて説明する。
(実施の形態8)
図12に示した半導体装置モジュールM1は、半導体装置ユニットU1に、上述した特許文献1記載の構造を組み合わせて、4層の積層構造を実現している。
すなわち、半導体装置ユニットU1の半導体チップ1の上に、3層目の半導体チップ51をその回路形成面に背反する背面においてボンディングシート52で固定し、回路形成面に設けられた電極53を半導体装置ユニットU1のプリント配線基板3に導電性ワイヤ54で電気的に接続させ、この半導体チップ51の上に4層目の半導体チップ55を回路形成面同士を対向させて電極56で接続させて実装し、樹脂57で封止している。
(実施の形態9)
図13に示した半導体装置モジュールM2は、図12に示した半導体装置モジュールM1を2段に積層し、対面したプリント配線基板3どうしをボンディングシート58で接合して、8層の積層構造を実現している。
(実施の形態10)
図14に示した半導体装置モジュールM3は、図13に示した半導体装置モジュールM2を更に2段に積層して、16層の積層構造を実現している。半導体装置モジュールM2どうしの半導体チップが接触しないように、対面したプリント配線基板3間に金属ボール59を接着材60を用いて介装している。
(実施の形態11)
図15に示す半導体装置モジュールM4は、半導体装置ユニットU1を8段に積層し、対面したプリント配線基板3どうしをボンディングシート58で接合して、16層の積層構造を実現している。
(実施の形態12)
図16に示す半導体装置モジュールM5は、半導体装置ユニットU2を8段に積層し、対面したプリント配線基板3どうしをボンディングシート58で接合して、16層の積層構造を実現している。
(実施の形態13)
図17に示す半導体装置モジュールM6は、半導体装置ユニットU2を用い、図10に示したのと同様に金属ボール59を介装して、16層の積層構造を実現している。
上述した16層の半導体チップを積層した実施の形態10,11の半導体装置モジュールのそれぞれについては、厚み30μmのICチップを用いて総厚1035μm、1065μmを実現している。
本発明は、複数の半導体チップをプリント配線基板に積層して、独立して電気的に接続できるとともに、薄型化を実現することができ、半導体メモリを積層実装する場合などに適用できる。
本発明の実施の形態1における半導体装置の構成を示す断面図 図1の半導体装置の分解斜視図 図1の半導体装置の製造方法を示す工程断面図 図1の半導体装置に用いられる他の配線基板の構成を示す斜視図 図1の半導体装置に用いられる他の半導体チップの構成を示す斜視図 本発明の実施の形態2における半導体装置の構成を示す分解斜視図 本発明の実施の形態3における半導体装置の構成を示す断面図 本発明の実施の形態4における半導体装置の構成を示す断面図 本発明の実施の形態5における半導体装置の構成を示す断面図 本発明の実施の形態6における半導体装置の構成を示す断面図 本発明の実施の形態7における半導体装置の構成を示す断面図 図1に示した半導体装置を用いた半導体装置モジュールの断面図 図1に示した半導体装置を用いた半導体装置モジュールの断面図 図1に示した半導体装置を用いた半導体装置モジュールの断面図 図1に示した半導体装置を用いた半導体装置モジュールの断面図 図7に示した半導体装置を用いた半導体装置モジュールの断面図 図7に示した半導体装置を用いた半導体装置モジュールの断面図
符号の説明
1,2 半導体チップ
1a,2a チップ内部回路
3 プリント配線基板
3a 開口
4 導体パターン
5,6 電極
5b,6b ダミー電極

Claims (3)

  1. 配線基板(3)に形成された開口(3a)に臨んだ一対の対辺に沿って前記開口(3a)の内側に向かって露出した導体パターン(4a,4b)が並列に形成され、
    積層した第1層の半導体チップ(21)と第2層の半導体チップ(22)は、それぞれのバンプ電極(5,6)が形成された面どうしを、前記配線基板(3)に形成された開口(3a)において対向して配置するとともに、
    第1層の半導体チップ(21)のバンプ電極(5)は第1層の半導体チップ(21)の表面から一方の列の前記導体パターン(4a)に対向して形成され、
    第2層の半導体チップ(22)のバンプ電極(6)は第2層の半導体チップ(22)の表面から他方の列の前記導体パターン(4b)に対向して形成され、
    前記一方の列の導体パターン(4a)は、第1層の半導体チップ(21)のバンプ電極(5)と第2層の半導体チップ(22)の表面とに挟まれ、
    前記他方の列の導体パターン(4b)は、第2層の半導体チップ(22)のバンプ電極(6)と第1層の半導体チップ(21)の表面とに挟まれている
    半導体装置。
  2. 配線基板(3)に形成された開口(3a)に臨んだ一対の対辺に沿って前記開口(3a)の内側に向かって露出した導体パターン(4a,4b)が並列に形成され、
    積層した第1層の半導体チップ(31)と第2層の半導体チップ(32)は、それぞれのバンプ電極(5a,5b,6a,6b)が形成された面どうしを、前記配線基板(3)に形成された開口(3a)において対向して配置するとともに、
    第1層の半導体チップ(31)の第1バンプ電極(5a)は、第1層の半導体チップ(31)の表面から他方の列の前記導体パターン(4b)に対向して形成され、
    第2層の半導体チップ(32)の第1バンプ電極(6a)は、第2層の半導体チップ(22)の表面から一方の列の前記導体パターン(4a)に対向して形成され、
    前記他方の列の導体パターン(4b)の先端は、第1層の半導体チップ(21)の第1バンプ電極(5a)と第2層の半導体チップ(32)の表面とに挟まれ、
    前記一方の列の導体パターン(4a)の先端は、第2層の半導体チップ(32)の第1バンプ電極(6a)と第1層の半導体チップ(31)の表面とに挟まれ、
    前記他方の列の導体パターン(4b)の途中は、第2層の半導体チップ(32)の第2バンプ電極(6b)と第1層の半導体チップ(31)の表面とに挟まれ、
    前記一方の列の導体パターン(4a)の途中は、第1層の半導体チップ(31)の第2バンプ電極(5b)と第2層の半導体チップ(32)の表面とに挟まれている
    半導体装置。
  3. 配線基板(3)に形成された導体パターン(4a,4b)が中間配線層の一部である
    請求項1または請求項2に記載の半導体装置。
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