JP4578151B2 - エレベータ運行制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、単独でエレベータが利用できる専用運転を実施するエレベータ運行制御システムに関する。
従来、エレベータ運行制御システムにおいて、種々の専用運転が実行されている。例えば、特許文献1のエレベータ制御システムがあり、これは、夜間において、既に利用者が乗車したかごに、該利用者が降車するまで他人を乗車させないという防犯的な専用運転を実行する。また、特許文献2のエレベータ運行制御システムにおいては、人数設定ボタンに専用運転を所望した集団の人数を入力させ、その人数内において同車を認めるという専用運転を行う。
特開昭58−144079号公報 特開2003―238042公報
しかしながら、従来のエレベータ運行制御システムは、複数の専用運転の実施を要求された場合、専用運転の実施順序が定かではなかった。また、専用運転の実施を要求した利用者が存在する階にかごが到着しても、かごが専用運転を実施するかごであるか、または、利用者が要求した専用運転を実施するかごであるかが分からず戸惑うことがあった。
そこで、本発明は、複数の専用運転が要求された場合、これらを順序付けて処理するとともに、専用運転の実施を要求した利用者に専用運転の開始を知らせるエレベータ運行制御システムを提供することを課題とする。
本発明のエレベータ運行制御システムは、利用者が単独でエレベータが利用できる専用運転機能を有するエレベータ運行制御システムであって、利用者が専用運転を予約登録するための専用運転登録手段と、予約登録された専用運転の要求情報をキューメモリに格納し、キューメモリに格納された順に上記要求情報に対応する専用運転を処理する専用運転処理手段と、予約登録された専用運転の開始についての情報を上記利用者に告知する専用運転開始告知手段とを含み、上記専用運転処理手段が、新規予約登録の専用運転の要求情報とキューメモリに格納済みの専用運転の要求情報とを比較し、専用運転を予約登録した全ての利用者の待ち時間が短くなる場合、上記新規予約登録の専用運転の要求情報を、キューメモリに格納済みの複数の専用運転の要求情報の間に割り込ませることを特徴とする。
本発明によれば、複数の専用運転が順序付けられて実施されるため、エレベータの運行効率が向上する。また、専用運転の実施を要求した利用者に、該利用者が要求した専用運転の開始を知らせることができるため、利用者が戸惑うことがなくなる。
本発明のエレベータ運行制御システムは、専用運転機能を有するものである。専用運転機能とは、専用運転を希望したエレベータ利用者(集団)のみが乗車したかごに、該利用者が降車するまで他人を乗車させない運転機能である。他人との乗り合わせを防ぐ専用運転により、犯罪の発生を抑制する防犯運転や要人(VIP)向けの運転が実現される。以下、実施の形態を挙げて、本発明に係るエレベータ運行制御システムを説明する。
実施の形態1.
図1には、本実施の形態に係るエレベータ運行制御システム10の構成が概略的に示されている。エレベータ運行制御システム10は、複数の乗り場階それぞれに設置された複数の乗り場呼び装置12(1)〜12(M)(Mは2以上の整数)、複数台のかご装置14(1)〜14(N)(Nは1以上の整数)、かご装置と乗り場呼び装置からこれらの状態を示す情報を取得して制御するエレベータ制御手段16とを有する。エレベータ制御手段16は、複数台のかご装置14(1)〜14(N)それぞれに対して設けてもよく、それに加えて、群管理装置を設けてもよい。
また、エレベータ運行制御システム10は、専用運転を実施するために、乗り場階それぞれに設置されている専用運転登録手段18と専用運転開始告知手段20、専用運転処理手段としてエレベータ制御手段16内に備えられている専用運転予約処理部22と専用運転実施部24とを有する。
専用運転登録手段18は、複数の乗り場階それぞれに設けられており、そこで利用者によって専用運転の予約が登録される。専用運転登録手段18は、専用運転の予約を登録されるために、種々の形態で構成可能である。1つの形態として、乗り場呼び装置の行き先方向入力ボタン26を利用することができる。この場合、通常の運転(専用運転でない運転)では実施されない押し方をすることにより、専用運転の予約が登録される。例えば、所望の行き先方向とは異なる行き先方向入力ボタンを押しながら、所望の行き先方向入力ボタンを押して専用運転の予約を登録する。
乗り場階に行き先階を登録する行き先階呼び装置がある場合、行き先階入力ボタンで専用運転を登録してもよい。また、代用ではなく、専用運転登録用の入力装置を設けてもよく、例えば、図2に示すような入力装置40のテンキー42であってもよい。図示されている入力装置40は、乗り場呼び装置12の行き先方向ボタン26と後述の表示部44とが一体化した形態である。この場合、規定の番号(複数の数字から構成される番号)を入力することによって専用運転が登録される。
このように専用運転の予約が登録された専用運転登録手段18は、数1に示すような専用運転要求情報Cを後述の専用運転予約処理部22に出力する。専用運転要求情報Cには、少なくとも専用運転の予約を登録した利用者(予約者)が存在する乗り場階の情報を含む専用運転の実施に必要なパラメータc1、c2、…、cpが含まれる。pは1以上の整数である。
Figure 0004578151
例えば、パラメータc1が専用運転予約者が存在する乗り場階を示すものである場合、他のパラメータc2、…、cpには、行き先方向、行き先階、専用運転の予約登録時刻などである。また、複数の専用運転の予約が登録されている場合、専用運転要求情報Cは、登録を受け付けた順番を示す番号(受付番号)をパラメータとして含んでもよい。
さらに、専用運転登録手段18は、予約が登録されたことを専用運転予約者に知らせる手段を有するのが好ましい。例えば、図2に示す表示部44に専用運転要求情報Cに含まれるパラメータである受付番号を表示することにより、専用運転の予約の登録が完了したことを専用運転予約者に知らせてもよい。また、表示ではなく、スピーカを用いて音声で知らせてもよい。
加えて、専用運転登録手段は、既に登録した専用運転の予約を取り消すことができるように構成されるのが好ましい。
次に、エレベータ制御手段16内の専用運転予約処理部22を説明する。専用運転予約処理部22は、図3に示すように、専用運転登録手段18からの専用運転要求情報Cを受付ける専用運転要求情報受付け部62と、受付けた専用運転要求情報Cを順序付けて保持する専用運転要求情報キュー64と、専用運転要求情報キュー64から出力された専用運転要求情報Cに基づいて専用運転の実施を開始するための処理を行う専用運転開始処理部66とを有する。
専用運転要求情報受付け部62は、専用運転登録手段18からの専用運転要求情報Cを受け付ける度に後述の専用運転要求情報キュー64に入力する。
専用運転要求情報キュー64は、図3に示すように、待ち行列構造の記憶部であり、K個のキューメモリQ(1)〜Q(K)(Kは整数)から構成される。専用運転要求情報Cが、専用運転要求情報受付け部62から入力された順にキューメモリQ(1)、Q(2)、…、Q(k)(kはK以下の任意の整数)に格納されて保存されている。キューメモリQ(1)には最も過去に入力された専用運転要求情報Cが保存されている。新たに入力された専用運転要求情報Cは、空いているキューメモリQの中、kが小さいキューメモリQ(図中においては、Q(4))に格納される。後述の専用運転開始処理部66がキューメモリQ(1)から専用運転要求情報Cを取り出すと、キューメモリQ(2)に格納されている専用運転要求情報CがQ(1)に移動されて格納される。同様に、キューメモリQ(3)、…、Q(k)に保存されている専用運転要求情報Cも、Q(2)、…、Q(k−1)に移動されて格納される。また、専用運転の予約が取り消された場合、対応する専用運転要求情報Cを保存しているキューメモリ、例えば、Q(x)は空となり、Q(x+1)、Q(x+2)、…、Q(k)(xは1以上k以下の整数)に格納されている専用運転要求情報Cが、Q(x)、Q(x+1)、…、Q(k−1)に移動されて格納される。
専用運転開始処理部66は、専用運転が実施可能なかごが現れる毎に、専用運転要求情報キュー64のキューメモリQ(1)に格納されている専用運転要求情報Cを取り出す。次に、取り出した専用運転要求情報Cを、該専用運転要求情報Cの予約者が存在する階に設置された専用運転開始告知手段20に専用運転要求情報Cを出力するとともに、専用運転実施部24にも出力する。
専用運転開始告知手段20は、専用運転開始処理部22から出力された専用運転要求情報Cに基づいて、専用運転の実施の開始を専用運転予約者に告知する。例えば、図2に示す入力装置40の表示部44に、図4に示す文章を表示して専用運転の実施の開始を告知する。図4(a)においては、専用運転要求情報Cに含まれるパラメータである専用運転の予約登録時刻と、行き先方向が示されている。また、図4(b)に示すように受付番号を示すことにより、同一階に存在する複数の予約者それぞれに対して、対応した専用運転の実施開始の告知が行える。これらの告知はスピーカを用いて音声で実施してもよい。
また、専用運転開始告知手段20は、専用運転開始までの時間や順番を告知してもよい。この場合、専用運転要求情報キューに保存されている専用運転要求情報それぞれを予約登録した利用者全てに、対応する専用運転が開始されるまでの時間や順番を告知することが可能である。例えば、図5(a)のように、開始までの待ち時間を示したり、図5(b)のように、現在実行中の専用運転の受付番号を示すことによって専用運転開始までの時間や順番を告知することができる。専用運転開始までの時間や順番を告知する場合、専用運転要求情報キュー64内の全て専用運転要求情報Cを参照して、告知する時間や順番を演算する専用運転待ち演算部(図示せず)を有する必要がある。
専用運転実施部24は、専用運転開始処理部22から出力された専用運転要求情報Cに従って、予約者が存在する乗り場階にかごを移動させ、かごに専用運転を実施する。このとき、かごに対して、予約者が降車するまで、他の乗り場階から他人が乗車しないように乗り場呼び装置からの要求に対する応答を禁止する制御を行う。
このようなエレベータ運行制御システムを構成することにより、複数の人が専用運転を同時に所望した場合であっても、複数の人それぞれに対応した専用運転を順番に実施することができる。
実施の形態2.
実施の形態1のエレベータ運行制御システム10は、予約登録された順番に専用運転を実施していた。これに対して、本実施の形態のエレベータ運行制御システムは、複数の専用運転の予約が登録されている場合、その専用運転の実施の順番を、エレベータの運行効率を向上させるために変更することができる。
実施の形態2のエレベータ運行制御システムは、専用運転予約処理部を除いて、実施の形態1のエレベータ運行制御システムと同じである。図6に本実施の形態の専用運転予約処理部122を示す。専用運転予約処理部122の構成要素は、専用運転処理順序変更部148を除いて、実施の形態1の専用運転予約処理部22の構成要素と同一である。実施の形態1と同一の構成要素は、実施の形態1の構成要素の符号に100を加えて示している。これら実施の形態1と同一の構成要素の説明は省略する。以下、異なる専用運転処理順序変更部168について説明する。
専用運転処理順序変更部168は、実施される順に専用運転要求情報キュー164のキューメモリQ(1)からQ(K)にかけて保存されている専用運転要求情報Cの保存位置(キューメモリ)を変更する。具体的に説明すると、例えば、2つの連続したキューメモリQ(k―1)とQ(k)において、Q(k−1)に保存されている専用運転要求情報Cの行き先階(専用運転予約登録時に入力された階または予測される階)からQ(k)に保存されている専用運転要求情報Cの乗り場階までの間に、新たに予約登録された専用運転の行き先階と乗り場階が含まれる場合、新たに予約登録された専用運転の専用運転要求情報CをQ(k)に格納する(割り込む。)。このとき、割り込まれる前のキューメモリQ(k)〜Q(K)それぞれに保存されている(空も含む)専用運転要求情報Cは、Q(k+1)〜Q(K)に格納される。
例えば、図7に示すように、専用運転要求情報Cの保存キューメモリを変更する。図7は、変更前の専用運転要求情報キュー164’と変更後の専用運転要求情報キュー164”を示している。専用運転要求情報キュー164’において、キューメモリQ(1)に保存されている専用運転要求情報Cは、乗り場階1Fで上(UP)方向の行き先方向入力ボタンが押されて予約登録されたものである。キューメモリQ(2)に保存されている専用運転要求情報Cは、乗り場階2Fで上(UP)方向の行き先方向入力ボタンが押されて登録されたものであり、新規に予約登録されたキューメモリQ(3)の専用運転要求情報Cは、乗り場階9Fで下(DOWN)方向の行き先方向入力ボタンが押されて登録されたものである。ここで、これらの専用運転要求情報Cに対応する専用運転の行き先階が、例えば、Q(1)内の専用運転要求情報Cにおいては10F、Q(2)においては12F、Q(3)においては3Fと予約登録時に入力されているまたはある程度予測できるとする。この場合、10階から2階まで回送運転を行う必要がある。また、新規に予約登録された専用運転は、回送運転の区間に含まれているため、回送運転の途中で該専用運転を実施しても、元々Q(2)に保存されていた乗り場階2Fで上方向に行き先階12F間まで移動する(と予測される)専用運転実施の待ち時間を著しく増加させることはない。このような場合に、割り込む形で新規の専用運転要求情報Cを、既に他の専用運転要求情報Cを保存している複数のキューメモリに格納し、それにより、既に保存されている専用運転要求情報Cの保存キューメモリを変更する。
また、専用運転予約登録時に行き先階が入力されているまたは行き先階がある適度予測される場合、割り込まれるキューメモリよりも後ろ(kが大きい)のキューメモリに登録されている専用運転要求情報Cに対応する専用運転実施の待ち時間の総和を評価し、新たな専用運転要求情報Cが割り込まれるキューメモリを決定してもよい。この場合、数3に示す式を満たすようなkにおいて、数2の式の値が最小となるキューメモリQ(k)を決定する。
Figure 0004578151
Figure 0004578151
数2の式において、WT(Q(i))は、割り込まれる前のキューメモリQ(i)に保存されている専用運転要求情報Cの専用運転実施までの予測される待ち時間である。WTN(Q(i)、k、C)は、新規の専用運転要求情報CがキューメモリQ(k)に割り込まれたときのQ(i)に保存されている専用運転の実施までの予測される待ち時間である。また、数3の式において、THEは、保存済み専用運転要求情報Cそれぞれの専用運転実施までの待ち時間に加算される許容できる時間であり、割り込みを許可するか否かを決定するものである。
数2や数3で示される式の代わりに、数4に示した式を用い、数4の式を最小化するようなキューメモリを割り込まれるキューメモリと決定してもよい。
Figure 0004578151
数4の式において、WTM(Q(i+1)、k、C)は、新規の専用運転要求情報CがキューメモリQ(k)に割り込まれたときのQ(i)に保存されている専用運転の実施までの予測される待ち時間である。
このように、専用運転要求情報キューにおいて、専用運転要求情報Cの保存キューメモリを変更することにより、エレベータの運行効率を向上させることができる。
実施の形態3.
本実施の形態のエレベータ運行制御システムは、特定の個人(集団)に、特定の専用運転を実施する又は特定の専用運転の実施を禁止することができるものである。
図8には、実施の形態3のエレベータ運行制御システム210の概略的構成が示されている。実施の形態1または2のエレベータ運行制御システムと同一符号の構成要素は、同一構成であるため説明を省略する。実施の形態3のエレベータ運行制御システムは、個人特定手段、専用運転補完手段、専用運転許可手段を除いて、実施の形態1または2のエレベータ運行制御システムと同じである。実施の形態1と同一の構成要素は、実施の形態1の構成要素の符号に200を加えて示している。これら実施の形態1と同一の構成要素の説明は省略する。以下、エレベータ運行制御システム210について説明する。
個人特定手段228は、専用運転の予約登録前後において、予約登録する個人を特定するものである。本実施の形態において、専用運転を利用できる個人には、個人IDが付与されている。個人登録手段228の具体的手段として、指紋、虹彩、血管パターン、顔、動作等の身体的特徴を検出する手段や、ICカードや電波式タグなどのデバイスの所持を検出する手段がある。これらから、専用運転予約者を特定して個人IDを検出する。検出された個人IDは、専用運転登録手段218に出力される。
また、図2に示すようなテンキー42によって個人IDを直接入力することにより、個人IDを検出してもよい。
専用運転登録手段218は、実施の形態1のものと同じであるが、出力される専用運転要求情報Cのパラメータに上記の個人IDが含まれる。専用運転の実施内容は、実施の形態1や2と同様に登録される。ここで、個人IDに対応する専用運転が1つの決まったものであるならば、すなわち、常に予約登録される専用運転の実施内容が同じであれば、登録を省略できるように構成してもよい。
専用運転補完手段230には、個人IDに対応した補完用専用運転要求情報C’が記憶されている。補完用専用運転要求情報C’は、乗り場階、行き先方向、行き先階、戸開時間、かご速度、かご加速度、照明の有無、音声案内の有無などを制御するのに必要なパラメータが含まれており、個人ID毎に存在する。検出された個人IDにおいて、補完用専用運転要求情報C’と専用運転登録手段218に登録された専用運転要求情報Cとを比較して、該専用運転要求情報Cの未登録のパラメータを補完する。例えば、上記のように、検出された個人IDの専用運転の実施内容が常に同じであるために専用運転の予約登録が省略される場合、個人IDに対応した補完用専用運転要求情報C’が、専用運転予約処理部222に出力される。また、乗り場階や行き先方向以外の専用運転要求情報Cのパラメータを登録する手段がなく未登録である場合、未登録のパラメータを補完用専用運転要求情報C’から補完する。
専用運転許可手段232は、検出された個人IDと登録された専用運転要求情報の対応関係を確認する。専用運転許可手段232には、個人ID毎に、実施できるまたは許されている専用運転の許可済み専用運転要求情報C”が記憶されている。検出された個人IDに対応する許可済み専用運転要求情報C”と登録された専用運転要求情報Cとを比較して、該専用運転要求情報Cの専用運転の実施の許可または不許可を決定する。
許可された場合、登録された専用運転要求情報Cが専用運転予約処理部222に出力される。不許可である場合、不許可である旨を専用運転予約者に伝える。伝える方法としては、実施の形態1で専用運転の予約が登録されたことを伝えた方法と同様に、図2に示すような表示部44を用いて視覚的に、または、スピーカを用いて聴覚的に伝える方法がある。
専用運転補完手段230や専用運転許可手段232は、両方がエレベータ運行制御システム210に組み込まれてもよいし、また、一方だけが組み込まれてもよい。また、専用運転補完手段230や専用運転許可手段232は、エレベータ制御手段216に組み込まれてもよいし、また、外部に設けてもよい。しかしながら、エレベータ制御手段216に組み込まれ、専用運転補完手段230や専用運転許可手段232に処理能力を奪われる場合、専用運転補完手段230や専用運転許可手段232は、エレベータ処理手段216の外部に設けるのが好ましい(図8参照。)。
このような構成により、専用運転を予約登録した個人に対して専用運転登録手段218に登録された以外の要求にもきめ細かく答えることができるとともに、専用運転の開始を特定の個人に告知することができる。また、個人IDのみで専用運転の予約が登録でき、専用運転の実施内容の登録の手間が省略される。
実施の形態4.
本実施の形態のエレベータ運行制御システムは、個人用携帯情報端末を利用して専用運転を予約登録すること又は専用運転の開始を告知することができる。本明細書において、個人用携帯情報端末とは、例えば、携帯電話、無線IP電話、PDA、ノートパソコン等の汎用の携帯情報端末であって、通信手段を備え、携帯情報端末の所有者が情報を携帯情報端末に入力できるデバイス(情報入力デバイス)、または、所有者が携帯情報端末から情報を得ることができるデバイス(情報出力デバイス)の少なくとも一方を備えるものである。例えば、携帯電話の場合、通信手段が電話回線や可能であるならば電子メールやインターネットや赤外線通信であり、電話番号入力ボタン部が情報を情報入力デバイスであり、表示(ディスプレイ)部が情報出力デバイスである。
本実施の形態のエレベータ運行制御システムの構成を概略的に図9に示す。本実施の形態のエレベータ運行制御システム310は、実施の形態3のものと略同一の構成要素から構成されるが、専用運転登録手段318と専用運転開始告知手段320が個人用携帯情報端末334と通信可能であるという点で異なる。それ以外の実施の形態3と同一の構成要素は、実施の形態3の構成要素の符号に100を加えて示している。これら実施の形態3と同一の構成要素の説明は省略する。以下、エレベータ運行制御システム310について説明する。
専用運転登録手段318は、個人用携帯情報端末334との通信手段を有し、個人用携帯情報端末334の情報入力デバイス336によって専用運転を予約登録されるように構成されている。個人用携帯情報端末334から専用運転登録手段318への専用運転の予約登録は、個人用携帯情報端末334の種類によって異なり、例えば、インターネットと接続可能な個人用携帯情報端末である場合、電子メールを用いて行なってもよい。また、個人用携帯情報端末が携帯電話である場合、電話回線を用いて音声によって専用運転の予約登録を行なってもよい。
専用運転開始告知手段320は、個人用携帯情報端末334との通信手段を有し、個人用携帯情報端末334の情報出力デバイス338によって専用運転の開始を告知するように構成される。専用運転開始告知手段320から個人用携帯情報端末334への専用運転の開始の告知は、専用運転登録手段318と同様に、例えば、電子メールや電話回線を介する音声を用いて行ってもよい。
また、個人用携帯情報端末334により、実施の形態3の個人特定手段228と同様に、予約者を特定することができる。例えば、個人用携帯情報端末の固有の製造番号や該個人用携帯情報端末に付されている識別ID、携帯電話であって電話回線を利用する場合には電話番号、電子メールを用いる場合にはメールアドレスなどから予約者の個人IDを検出することができる。
実施の形態4の改良例として、専用運転登録手段や専用運転開始告知手段を、個人用携帯情報端末に備えてもよい。また、携帯電話などの汎用の携帯情報端末の代わりに、専用運転登録手段と専用運転開始手段とを備える専用の携帯情報端末を作製し、これを用いて専用運転の予約登録や専用運転の開始の告知を行ってもよい。
このような構成により、同一の乗り場階にいる他人に知られることなく、専用運転を予約登録でき、また、専用運転の開始の告知を受けることができる。携帯情報端末を用いることにより、各乗り場階に専用運転の予約を登録する入力装置(例えば、図2に示すような入力装置40)や専用運転の開始を告知する表示部(図2に示すような表示部44)やスピーカを省略することができる。
実施の形態1に係るエレベータ運行制御システムの概略図である。 専用運転登録手段の一例の専用運転入力装置を示す図である。 実施の形態1に係る専用運転処理部の概略図である。 専用運転開始告知手段が行う告知の一例を示す図である。 専用運転開始告知手段が行う告知の一例を示す図である。 実施の形態2に係る専用運転処理部の概略図である。 専用運転処理順序変更部の処理の例を示した図である。 実施の形態3に係るエレベータ運行制御システムの概略図である。 実施の形態4に係るエレベータ運行制御システムの概略図である。
符号の説明
10 エレベータ運行制御システム、 12 乗り場呼び装置、 14 かご、 16 エレベータ制御手段、 18 専用運転登録手段、 20 専用運転開始告知手段、 22 専用運転予約処理部、 24 専用運転実施部、 26 行き先方向入力ボタン、 40 入力装置、 42 テンキー、 44 表示部、 62 専用運転要求情報受付け部、 64 専用運転要求情報キュー、 66 専用運転開始処理部、
122 専用運転予約処理部、 142 専用運転要求受付け部、 144 専用運転要求情報キュー、 146 専用運転開始処理部、
210 エレベータ運行制御システム、 216 エレベータ制御手段、 218 専用運転登録手段、 220 専用運転開始告知手段、 222 専用運転予約処理部、 228 個人特定手段、 230 専用運転補完手段、 232 専用運転許可手段、
310 エレベータ運行制御システム、 318 専用運転登録手段、 320 専用運転開始告知手段、 334 個人用携帯情報端末、 336 情報入力デバイス、 338 情報出力デバイス

Claims (6)

  1. 利用者が単独でエレベータが利用できる専用運転機能を有するエレベータ運行制御システムであって、
    利用者が専用運転を予約登録するための専用運転登録手段と、
    予約登録された専用運転の要求情報をキューメモリに格納し、キューメモリに格納された順に上記要求情報に対応する専用運転を処理する専用運転処理手段と、
    予約登録された専用運転の開始についての情報を上記利用者に告知する専用運転開始告知手段とを含み、
    上記専用運転処理手段が、新規予約登録の専用運転の要求情報とキューメモリに格納済みの専用運転の要求情報とを比較し、専用運転を予約登録した全ての利用者の待ち時間が短くなる場合、上記新規予約登録の専用運転の要求情報を、キューメモリに格納済みの複数の専用運転の要求情報の間に割り込ませることを特徴とするエレベータ運行制御システム。
  2. 上記利用者を特定する個人特定手段と、
    上記利用者に対応した専用運転の実施内容を記憶している、上記利用者が予約登録した専用運転の実施内容を補完する専用運転補完手段とを含むことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ運行制御システム。
  3. 上記利用者を特定する個人特定手段と、
    予約登録された専用運転の実施の許可や不許可を決定する専用運転許可手段とを含むことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ運行制御システム。
  4. 上記専用運転登録手段が、個人用携帯情報端末との通信手段を有し、
    上記利用者が、上記個人用携帯情報端末を介して専用運転を予約登録するようにしたことを特徴とする請求項1〜のいずれか一に記載のエレベータ運行制御システム。
  5. 上記専用運転開始告知手段が、個人用携帯情報端末との通信手段を有し、
    上記利用者が、上記個人用携帯情報端末を介して、上記利用者に予約登録された専用運転の開始についての情報を告知されるようにしたことを特徴とする請求項1〜のいずれか一に記載のエレベータ運行制御システム。
  6. 上記専用運転登録手段または上記専用運転開始告知手段の少なくとも一方が、個人用携帯情報端末に備えられていることを特徴とする請求項1〜のいずれか一に記載のエレベータ運行制御システム。
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