JP4577464B2 - 銅−亜鉛系触媒前駆体組成物および該触媒の製造法 - Google Patents

銅−亜鉛系触媒前駆体組成物および該触媒の製造法 Download PDF

Info

Publication number
JP4577464B2
JP4577464B2 JP2000192473A JP2000192473A JP4577464B2 JP 4577464 B2 JP4577464 B2 JP 4577464B2 JP 2000192473 A JP2000192473 A JP 2000192473A JP 2000192473 A JP2000192473 A JP 2000192473A JP 4577464 B2 JP4577464 B2 JP 4577464B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
catalyst
slurry
zinc
copper
acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000192473A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002001122A (ja
Inventor
忠士 中村
ヨリ子 小畑
利康 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Original Assignee
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Gas Chemical Co Inc filed Critical Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Priority to JP2000192473A priority Critical patent/JP4577464B2/ja
Publication of JP2002001122A publication Critical patent/JP2002001122A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4577464B2 publication Critical patent/JP4577464B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、銅−亜鉛系触媒前駆体および該前駆体を使用した触媒の製造方法に関するものであり、さらに詳しくは触媒前駆体の性質を改善し、触媒の性能および生産性を高めた製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
銅−亜鉛系触媒はメタノール合成、CO転化反応、メタノールの改質反応、水素添加反応などに使用されている。
2とCOやCO2との反応によりメタノールを合成する際の触媒としては銅系触媒が一般に用いられており、その性能や製造工程を改良するための触媒製造法が種々提案されている。また、最近はメタノール合成プロセスにおいて、大型化と低コスト化を促進するためのエネルギー原単位の低減を目的とした技術改良や、CO2排出量抑制の一環としての技術改良が提案されている。
このような技術改良の中で触媒は最も重要である。合成プラントの大型化のため、触媒の使用量が多くなる傾向にあり、触媒の活性、強度などの性能は言うに及ばず、その生産性の高さも要求されている。
【0003】
このような背景からメタノール合成触媒としては亜鉛、クロム系触媒または銅、亜鉛、クロム系触媒が使用されてきたが、近年は銅、亜鉛、アルミニウムを主成分とする触媒などが多く用いられるようになった。例えば、特公昭45-16682号、特公昭48-23263号および特開平8−299796号に銅、亜鉛、アルミニウム系触媒が、特公昭51-44715号に銅、亜鉛、アルミニウム、ホウ素系触媒が、特公平7-77611号に銅、亜鉛、アルミニウム、マグネシウム系触媒が開示されている。
また、大型化とエネルギー原単位向上のため流動層プロセスの開発が行われ、特開平7-39756号、特開平10−263404号、特開平10−272360号などに流動層用触媒が開示されている。さらに、CO2排出抑制の一環として、CO2とH2からのメタノール合成触媒が、例えば特開平7-39755号、特開平10-277392号、特開平10-309466号などに開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】
以上のように従来技術で多くの開示がなされているが、そのほとんどが活性に関するものである。工業触媒の場合、このような性能のほかに生産性も重要な具備すべき条件であるがこの点に関する開示はほとんど見られない。
触媒の製造は大きく分けて2つの分野からなる。その1つは溶液やスラリー、ケーキなどの溶媒と一体となったものを扱う湿式分野と他の1つは粉体や顆粒、錠剤など、いわゆる固体を扱う乾式分野である。湿式分野においては活性、強度などの性能を発現できる前駆体を調製し、乾式分野では用途に合わせた機能を持たせるために形状を整える。
乾式分野は活性面への直接影響は少ないようであるが、強度や生産性の面ではきわめて重要な工程であり、この二つの分野を満足させる技術が望まれる。
【0005】
流動層用触媒の強度は造粒の際の諸条件によって大きく影響され、特にスラリー調製工程におけるスラリーの性状すなわちその濃度(固形分度)、流動性などの影響が大きい。一般に、濃度が高いほど耐摩耗性がよく、強度の優れた触媒となり、また時間当たりの生産性が高く、さらに使用に適さない20μm以下の微粒子が生成する割合も少なく、工業的に優れた触媒となる。
一方、固定層方式などに使用する円柱形の錠剤を製造する場合、組成物スラリーを乾燥や焼成を施して顆粒に造粒した後、打錠機などにより成形する。ここで錠剤強度などの性能の変動が少ない製品を生産性よく製造するためには流動性の優れた顆粒を効率よく製造する必要がある。
【0006】
このようなことから、それぞれの組成物から使用目的にあった形状の触媒を製造する場合における湿式、乾式それぞれの分野での改良が望まれている。この場合、いろいろな組成物の触媒に適用できる方法があれば一層好都合である。即ち、球状や円柱状の錠剤などに造粒されるいずれの触媒においても工業的に有利な前駆体および製造法が望まれている。
本発明の目的は、銅−亜鉛系触媒を製造する際に、活性、強度などの性能がよく、生産性の面でも効率よい触媒の製造方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは銅−亜鉛系触媒について性能および生産性について湿式、乾式両分野で鋭意研究を重ねた結果、銅−亜鉛触媒の製造において、触媒成分を含むスラリーに少量のオキシポリカルボン酸やその塩類を添加することにより、スラリーの性状が改善され、さらにこの組成物を乾燥して得られる固形分は触媒性能が優れており、また造粒に際しての生産性も優れていることを見出し本発明を完成した。
即ち本発明は、銅および亜鉛化合物とオキシポリカルボン酸および/またはその塩類を含有する銅−亜鉛系触媒前駆体組成物である。また、銅および亜鉛を主成分とする触媒の製造において、各触媒成分の前駆体とその固形分の0.1〜10重量%にあたるオキシポリカルボン酸および/またはその塩類を含有するスラリー組成物より造粒することを特徴とする銅−亜鉛系触媒の製造法、および、銅および亜鉛を主成分とする組成物にオキシポリカルボン酸および/またはその塩類を添加した後に、造粒、焼成することを特徴とする銅−亜鉛系触媒の製造法も本発明に含まれる。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明で得られる触媒は、成分として銅と亜鉛を含有するが必要に応じ、ジルコニウム、アルミニウム、マグネシウム、ホウ素、ケイ素、クロム、リンなどの化合物を加えることもできる。
【0009】
本発明の方法は上記触媒の造粒用前駆体スラリーにオキシポリカルボン酸やその塩類を添加するものであって、このオキシポリカルボン酸は酒石酸、クエン酸、りんご酸、グルコン酸等である。また、その塩類としてはその触媒の使用において、毒作用を示さないものであれば特に限定されないが、工業的にはアンモニウム塩が有利である。塩類の場合、前駆体との反応性が遊離の酸より低いので添加量を増やせる利点がある。さらに、水溶性であれば該酸のエステルも同様に使用できる。
本発明において、造粒用前駆体スラリー調製時にオキシポリカルボン酸やその塩類を添加することによりスラリーの粘度が下がり、その性状が変化して流動性が増すので触媒成分の濃度を高くすることが可能となる。また、このようにスラリー性状の改良されたものから得られる造粒体は耐摩耗性に優れたものとなる。また、触媒組成物の種類によっては見かけ嵩密度や硬度が向上する。そのため、粉体の混合や移送などの操作中での微粉の発生が抑制され、流動性が向上し、生産性も上がる。
【0010】
本発明におけるスラリー化原料の調製法については特に制限はなく、例えば、従来のメタノール合成触媒の調製において用いられている方法を適用することができる。即ち、通常はまず触媒成分の沈殿反応により原料ケーキを製造し、これに前記のようにオキシポリカルボン酸類を添加スラリー化し、ついで使用目的に応じた造粒法で造粒する。例えば、流動層用であれば噴霧乾燥などで球状品に造粒する。
【0011】
本発明においては、触媒の組成は特に制限はなく使用目的に応じて適宜選択できる。例えば、流動層用触媒の場合で銅、亜鉛、ジルコニウム化合物についてみると銅と亜鉛との割合は原子比で0.5〜20:1の範囲が好ましく、特に0.8〜15:1の範囲が好ましい。また、触媒中のジルコニウムの含有量は各金属化合物の酸化物基準で30〜70重量%の範囲が好ましい。なお、必要に応じてアルミニウム、ホウ素、クロム、マグネシウム、ケイ素のどの化合物を含有させることができる。この場合、例えばメタノール合成触媒ではアルミニウム化合物やマグネシウム化合物を含有させるのが好ましい。アルミニウム化合物を含有させる場合には、その含有量は各金属の酸化物基準で0.5〜10重量%の範囲が好ましい。マグネシウム化合物を含有させる場合には、その含有量はマグネシウム原子が亜鉛とマグネシウムとの合計量に対して10〜60%の範囲になるような量が好ましい。
一方、固定層触媒用の場合、銅と亜鉛との割合は原子比で0.2〜12:1、好ましくは0.3〜7:1の範囲である。
銅、亜鉛、アルミニウムからなる3元触媒の場合には、各原子基準の成分含量は、銅35〜80%、好ましくは40〜70%、亜鉛15〜50%、好ましくは20〜40%、アルミニウム1〜20%、好ましくは4〜20%である。
銅、亜鉛、アルミニウム、ホウ素からなる4元触媒の場合には、各原子基準の成分含量は、銅35〜80%、好ましくは40〜70%、亜鉛15〜50%、好ましくは20〜40%、アルミニウム1〜20%、好ましくは4〜20%、ホウ素0.3〜5%、好ましくは0.5〜3%である。
銅、亜鉛、アルミニウム、ホウ素、ケイ素からなる5元触媒の場合には、各原子基準の成分含量は、銅35〜80%、好ましくは40〜70%、亜鉛15〜50%、好ましくは20〜40%、アルミニウム1〜20%、好ましくは4〜20%、ホウ素0.3〜5%、好ましくは0.5〜3%、ケイ素0.1〜3.5%、好ましくは0.5〜3%である。
【0012】
本発明に使用される銅としては特に限定はなく、硝酸銅、硫酸銅、酢酸銅等の水溶性の塩類などが使用できる。亜鉛源としては硝酸亜鉛、硫酸亜鉛等の水溶性塩類や酸化亜鉛が使用できる。ジルコニウム源としては硝酸ジルコニル、硫酸ジルコニル等の水溶性塩類やジルコニアゾル等が使用できる。また、アルミニウム源としては硝酸アルミニウム、硫酸アルミニウム等の水溶性塩類やアルミナゾルなどが使用できる。マグネシウム源としては硝酸マグネシウム、硫酸マグネシウム等の水溶性塩類や塩基性炭酸マグネシウムや酸化マグネシウム等が使用できる。ホウ素源としてはホウ砂、ほう酸等が使用できる。さらにケイ素源としては酸化物、ケイ素酸化物前駆体が使用できるが、特にケイ酸ソーダ複分解物やケイソウ土が有利である。
また本発明の触媒においては必要に応じて、上記成分のほかにクロム、リン等の酸化物の前駆体、例えば水酸化物、またリンの酸素酸塩などを添加することができる。
【0013】
本発明触媒の製造は上記したように従来の方法を踏襲でき、特に制限はない。即ち、触媒成分の金属塩水溶液に対して添加される沈殿剤としてはアルカリ金属やアンモニウムの炭酸塩や重炭酸塩が用いられる。これらの沈殿剤使用量は金属塩に対する等量の1.1〜1.6倍が有利である。また、沈殿生成のための反応温度は20〜90℃、好ましくは35〜80℃である。この際の水溶性金属塩や沈殿剤の濃度は広い範囲において変え得るが、0.2〜3モル/リットル、好ましくは0.5〜2モル/リットルの範囲である。
【0014】
以上の操作により得られた組成物は、次に濾過洗浄される。この際、硫酸塩を原料とした場合には、洗浄液として希薄アルカリ水溶液、例えば0.01〜0.5%の範囲の炭酸ソーダや苛性ソーダなどを使用する必要がある。
【0015】
このようにして得られた触媒組成物をスラリー化する際にスラリー性状改質剤としてオキシポリカルボン酸類を添加する。その添加量はオキシポリカルボン酸類の種類により異なるが、スラリー中の固形分に対して0.1〜10重量%の範囲である。この量が0.1重量%未満ではスラリー性状の改善効果が十分に発揮されず、本発明の目的が達せられない。一方、10重量%を超えると添加効果以上に不利な点が多くなる。例えば、触媒の耐熱性が低下したり該添加物の焼成時の燃焼による発熱に注意が必要となったり、経済的に不利でもある。
【0016】
オキシポリカルボン酸類の添加は広い範囲に適用できる。例えば、銅、亜鉛、アルミニウムを主成分とする組成物に対しても、また銅、亜鉛、ジルコニウム、さらに銅、亜鉛、ケイ素を主成分とする組成物に対しても有効である。
オキシポリカルボン酸類の添加によりスラリーの粘性が低下するので、スラリー濃度を通常に比べ約5〜10重量%以上高くすることができ、後の工程で有利な粉体を得ることができる。尚、スラリー化には通常のスラリー撹拌機が使用される。また、スラリーは目的に応じて乾燥などにより造粒処理される。
【0017】
このようにして性状の改善されたスラリーから得られる処理物は、例えば銅、亜鉛、ジルコニウムを主成分とし、酸化ジルコニウムを45%以上含む流動触媒では粒径20μm以下の微粉の含有量が減少して、平均粒径が大きくなり触媒の生産性が向上する。さらに、耐摩耗性が向上すると共に従来の触媒に比べ活性も向上する。また、銅、亜鉛、アルミニウムを主成分とする触媒においてはその乾燥品の硬度が高く、成形原料の流動性が良くなる。この場合、従来より粉体の硬度が上がるので移送中の微粉の生成が抑制され、流動性が改善される。流動性が改善されれば粉体の定量性が増し、大きな利点となる。
【0018】
このように調製された造粒物は、そのままでも使用できるが、通常焼成処理を施してから使用する。この焼成処理は、一般に空気雰囲気下、250〜500℃程度の温度で行われる。
この際、添加したオキシポリカルボン酸は酸化除去されるが、添加量が多く酸化反応熱の発生が多く予想される場合、焼成目標温度までゆっくり昇温させたり、目標温度より低い温度でいったん保持するなど等配慮してゆっくり酸化させ、急激な酸化反応が起きないようにするのが望ましい。
このようにして焼成した触媒は目的に応じて次の工程に廻る。例えば、固定層用であれば、打錠成形されて製品となる。
【0019】
以上のようにして得られた触媒は、通常還元処理した後にメタノール合成等に使用される。この還元処理法としては特に制限はなく、従来公知の方法を用いることができる。
本発明の方法により得られた触媒を用いてメタノールを合成する際、組成や粒子形状を適宜選べば、固定層用触媒或いは流動層用触媒いずれにも使用できる。
この際の反応条件としては従来公知の方法が適宜選定できる。原料ガスとしての水素、一酸化炭素、二酸化炭素の濃度はガス製造用の原料源やプラントの規模および立地条件などと触媒組成などに応じて選定される。また、反応圧力としては2〜30MPa程度、好ましくは3〜20MPaであり、反応温度は反応器の種類にもよるが150〜350℃程度、好ましくは200〜300℃である。また、空間速度は2000〜50000hr-1程度で行われる。
本発明の触媒はメタノール合成以外にも、例えばCO転化反応、メタノールの改質反応、水素添加反応などのためにも使用することができる。さらに、本添加物はアルミニウム、ジルコニウムを主成分とする触媒系でもスラリー改質剤として使用することができる。
【0020】
【実施例】
つぎに、本発明を実施例、比較例および試験例により詳細に説明するが、本発明は、これらの実施例によりなんら限定されるものではない。
なお、実施例および比較例における触媒製造では、イオン交換水を用いた。また、スラリー濃度(固形分濃度)は赤外線水分計で水分を測定し、固形分濃度を求めた。触媒の硫黄分はメチレンブルー法にて、Naは誘導結合高周波プラズマ分光分析(ICP発光分析法)により分析した。また、成形原料分の見かけ嵩密度はJIS6891(静置法)に準じて測定した。さらに、硬度測定が可能な場合は粉体の硬さの目安として触媒乾燥品ブロックについてエリクセン硬度計による傷をマイクロハイスコープ(ハイロックス社製)60倍に拡大して幅を測定し、その幅(mm)の大きさから硬度の大きさの目安とした。即ち、その幅の値が小さいと硬度が高い。
【0021】
(銅・亜鉛・アルミニウム・ホウ素からなる4元触媒)
実施例1
苛性ソーダ220gを水33リットルに溶解した液(液温40℃)に、硫酸アルミニウム水溶液(アルミナ7.5%含有)1.08kgを水33リットルに溶解したものを添加してアルミナ前駆体を調製した。
硫酸銅5水塩3.14kg、ホウ酸197gを水80リットルに溶解し、40℃に保ち、これをA液とした。炭酸ソーダ(無水)1.73kgを水100リットルに溶解し、40℃に保ち、B液とした。また、酸化亜鉛512gを水30リットルに分散し、40℃に保ち、C液とした。
撹拌下にB液にA液を添加した後、C液を添加し、さらに炭酸ガスを120リットル/hrの速度で2時間吹き込み、80℃まで昇温して30分間保持し、反応終了後60℃まで冷却した。
反応により得られたスラリーに、前記アルミナ前駆体を添加し、20分間撹拌した後、濾過して引き続き0.05%苛性ソーダ水溶液840リットルにて洗浄し、さらに水200リットルにて洗浄し、水切り後、組成物ケーキを得た。このケーキの一部はこのまま100℃にて15時間乾燥し、比較例1の試料とした。
このケーキ520gに、水100g、クエン酸1.7gを添加してスラリー化した(固形分に対し1%)。このスラリーを100℃にて15時間乾燥した。乾燥品中に含まれる硫黄分は30ppm、Na分は150ppmであった。
この乾燥品の一部を用いてエリクセン硬度計で傷の幅を測定した。値は8mmであった。次にこの乾燥品を空気流通下にて380℃で焼成後、フィッツミル整粒機にて16メッシュ以下の顆粒状の成形原料粉を調製した。この成形原料粉の見かけ密度は0.48g/mlであった。この成形原料に黒鉛3%を添加して6mmφ×5mmHの形状で打錠成形し製品とした(触媒A)。
【0022】
実施例2
実施例1においてクエン酸の代わりにクエン酸一水素二アンモニウム5.2gを使用し(固形分に対し3%)、実施例1と同様に触媒を調製した。この乾燥品を前述の硬度計で測定したところ、傷の幅値は6mmであった。また成形原料の見かけ密度は0.61g/mlであった(触媒B)。
【0023】
実施例3
実施例1においてクエン酸の代わりにクエン酸三アンモニウム5.2gを使用し(固形分に対し3%)、実施例1と同様に触媒を調製した。この乾燥品を前述の硬度計で測定したところ、傷の幅値は6mmであった。また成形原料の見かけ密度は0.62g/mlであった(触媒C)。
【0024】
実施例4
実施例1においてクエン酸の代わりにりんご酸2.6gを使用し(固形分に対し1.5%)、実施例1と同様に触媒を調製した。この乾燥品を前述の硬度計で測定したところ、傷の幅値は7mmであった。また成形原料の見かけ密度は0.57g/mlであった(触媒D)。
【0025】
実施例5
実施例1においてクエン酸の代わりに酒石酸の1.7gとクエン酸二水素一アンモニウム1.7gを使用し(固形分に対し2%)、実施例1と同様に触媒を調製した。この乾燥品を前述の硬度計で測定したところ、傷の幅値は7mmであった。また成形原料の見かけ密度は0.58g/mlであった(触媒E)。
【0026】
比較例1
実施例1における組成物ケーキのスラリー化に際し、オキシカルボン酸類を添加しないで触媒を調製した。他は実施例1と同様に処理した。得られた乾燥品を前述の硬度計で測定したところ、傷の幅は10mmであり、実施例に比べ軟らかかった。また成形原料粉の見かけ密度は0.38g/mlであった(触媒F)。
【0027】
試験例1
上記方法で調製した触媒性能を試験するためにメタノール合成反応を行った。
触媒をそれぞれ20〜40メッシュに粉砕し、窒素気流中140℃に保ち、急激な発熱を避けるためH2ガスを徐々に加えながら昇温して、最終的に240℃で3時間保持することにより触媒を還元した。次いでH269%、CO22%、CO26%、CH41.5%、N21.5%よりなる原料ガスを用い、圧力7MPa、空間速度20000hr-1、反応温度260℃の条件で反応を行った。
また、触媒の寿命を調べるため加速試験を実施した。触媒の温度を360℃に昇温し、2時間保った後、再び260℃に温度を下げたときの触媒活性、さらに360℃で4時間処理し(計6時間)、再び260℃に温度を下げたときの活性、さらに360℃で4時間処理し(計10時間)、再び260℃に温度を下げたときの活性を測定した。
各実施例および比較例の触媒について、添加した物質の種類とその添加量、および得られた測定値を表1に、各処理時間毎の反応器出口ガス中メタノール濃度値を表2に示す。
【0028】
Figure 0004577464
【0029】
Figure 0004577464
【0030】
(以下銅・亜鉛・アルミニウム・ホウ素・ケイ素からなる触媒)
実施例6
苛性ソーダ22kgを水330リットルに溶解した液(液温40℃)に、硫酸アルミニウム水溶液(アルミナ7.5%含有)108kgを水330リットルに溶解したものを添加してアルミナ前駆体を調製した。
硫酸銅5水塩314kg、ホウ酸19.4kgを水1200リットルに溶解し、40℃に保ち、これをD液とした。炭酸ソーダ(無水)173kgを水1200リットルに溶解し、40℃に保ち、これをE液とした。また、酸化亜鉛51.2kgを水300リットルに分散し、40℃に保ち、これをF液とした。
撹拌下にE液にD液を添加した後、F液を添加し、さらに炭酸ガスを120m3/hrの速度で2時間吹き込み反応を行わせた。次に炭酸ガスの吹き込みはそのままとし、80℃まで昇温して30分間保持した。反応終了後60℃まで冷却した。
反応により得られたスラリーに、前記アルミナ前駆体を添加し、20分間撹拌した後、濾過し、引き続き0.05%苛性ソーダ水溶液20m3にて洗浄し、さらに水2m3にて洗浄し、水切り後、組成物ケーキを得た。
このケーキ(固形分換算212kg)にクエン酸6.4kg(対固形分3%)とケイソウ土1.3kgおよび水を加え、往復動撹拌機にてスラリー化した後100℃、15時間乾燥した。この乾燥品の一部を用いてエリクセン硬度計で傷の幅を測定したところ6mmであった。乾燥品は焼成炉で380℃の温度で3時間焼成した。焼成後実施例1と同様に処理して成形原料粉を調製した。
この原料粉中の100メッシュ以下の粒分は約10%であり、流動性を阻害する微粉の量が非常に少なく、流動性の良い粉体が得られた。この成形原料粉の見かけ密度は0.64g/mlであった(触媒G)。
この成形原料に黒鉛3%を加え、リボンミキサーで20分間混合した。次に、ロータリー打錠機で成形した。この際、生産性の目安となる回転盤の回転数は20rpmで安定した操業が可能であった。
【0031】
比較例2
実施例6においてクエン酸を添加しないでスラリー化後、実施例6と同様に処理して乾燥品を得た。この乾燥品の一部を用いてエリクセン硬度計で傷の幅を測定したところ10mmであった。乾燥品は焼成炉で380℃の温度で3時間焼成した。焼成後実施例1と同様に処理して成形原料粉を調製した。
この原料粉中の100メッシュ以下の粒分は約30%であり、流動性を阻害する微粉の量が非常に多く、流動性のあまり良くない粉体が得られた。また、この成形原料粉の見かけ密度は0.37g/mlであった(触媒H)。
この成形原料に黒鉛3%を加え、リボンミキサーで20分間混合した。次に、ロータリー打錠機で成形した。この際、安定操業できる回転盤の回転数は10rpmが限界であった。
【0032】
以上より、クエン酸を添加した実施例6の場合、打錠時に安定操業できる回転盤の回転数は比較例2の2倍であり、生産性が2倍に改善されていることがわかる。
【0033】
(以下銅・亜鉛・ジルコニウム・アルミニウム・マグネシウムからなる触媒)
実施例7
硝酸銅(3水塩)62kgを水390リットルに溶解し、40℃に保持した。次に炭酸水素アンモニウム44.6kgを水460リットルに溶解し、40℃とした後、撹拌下に、上記硝酸銅溶液を加えて銅スラリーを調製した。
一方、塩基性炭酸亜鉛を300℃にて熱分解して得られた酸化亜鉛7kgを水100リットルに加えて調製した酸化亜鉛スラリー(液温40℃)を、前記銅スラリーに加え、二酸化炭素ガスを1.5m3/hrの速度で2時間吹き込み、液温40℃で60分間経過後、80℃に昇温して30分間保持した。その後、50℃まで冷却し、この銅亜鉛スラリーに、アルミナゾル(Al2310重量%含有)16kgを水100リットルに分散したスラリーを添加して、銅−亜鉛−アルミニウム化合物スラリーを調製した。
この銅−亜鉛−アルミニウム化合物スラリーに、オキシ硝酸ジルコニル水溶液(ZrO225%含有)110kgを水240リットルに溶解した液(液温40℃)と、炭酸水素アンモニウム38.8kgを水500リットルに溶解した液(液温40℃)を撹拌下に同時に添加して、温度40℃で30分間保持した。次いで、その温度にて、マグネシウム原子がマグネシウムと亜鉛原子との合計量の33.5%になるように硝酸マグネシウムと炭酸ナトリウムとから調製された塩基性炭酸マグネシウム前駆体スラリーを添加して30分間保持した。その後、濾過、洗浄して銅−亜鉛−アルミニウム−ジルコニウム−マグネシウム化合物からなる原料ケーキ約208kgを得た。この原料ケーキの水分は69%であった。
この原料ケーキ20kgにクエン酸18.6g(固形分に対し0.3%)を添加して噴霧乾燥機に供給可能なスラリーを調製した。このスラリー濃度(固形分濃度)は22.5重量%であった。このスラリーを噴霧乾燥して、平均粒径63μmの球状粉末を得た。これを380℃で焼成した(触媒I)。
【0034】
実施例8
実施例7においてクエン酸の代わりに酒石酸二リチウム93g(固形分に対し1.5%)加える以外は実施例6と同様に処理した。なお、このスラリーの濃度(固形分濃度)は24重量%であった。このスラリーを噴霧乾燥して、平均粒径64μmの球状粉末を得た。これを380℃で焼成した(触媒J)。
【0035】
比較例3
実施例6における噴霧乾燥用のスラリー調製に際し、添加物を加えないで処理した。このスラリーの濃度(固形分濃度)は14重量%であった。このスラリーを噴霧乾燥して、平均粒径50μmの球状粉末を得た。これを380℃で焼成した(触媒K)。
【0036】
比較例4
実施例6においてクエン酸の代わりに酢酸93g(固形分に対し1.5%)加える以外は実施例6と同様に処理した。なお、このスラリーの濃度(固形分濃度)は14重量%であった。このスラリーを噴霧乾燥して、平均粒径50μmの球状粉末を得た。これを380℃で焼成した(触媒L)。
【0037】
試験例2
実施例7、8および比較例3、4で調製した触媒I〜Lそれぞれ100ミリリットルを、下部に燒結金属製フィルターを備えた内径30mmのステンレス鋼製の流動層用反応器に充填した。
この反応器下部のフィルターを通して窒素ガスを導入し、140℃に保持した。次いで、窒素ガスを徐々に水素ガスに置き換え、全部置き換えた後、240℃に昇温し、3時間保持して触媒の還元を行った。その後、降温し、水素67.3モル%、一酸化炭素24.1モル%、二酸化炭素6.6モル%、メタン1.5モル%および窒素0.5モル%からなる合成ガスに切り換え活性試験を行った。反応条件としては、反応温度は260℃、反応圧力は7MPa、空間速度は20000hr-1であった。
また、触媒の寿命を調べるため加速試験を実施した。触媒の温度を360℃に昇温し、10時間行った後、再び260℃に温度を下げたときの触媒活性、さらに360℃で10時間処理し(計20時間)、再び260℃に温度を下げたときの活性を測定した。それぞれにおける反応間出口ガス中のメタノール濃度を表3に示す。
【0038】
Figure 0004577464
【0039】
試験例3(摩耗試験)
下部にフィルターを備えた内径25mmのガラス製反応器に、実施例7、8および比較例3、4で得た触媒I〜Lそれぞれ100ミリリットルを充填した。
この反応器下部のフィルターを通して窒素ガスを導入し、140℃に保持した。次いで、窒素ガスを徐々に水素ガスに置き換え、全部置き換えた後、240℃に昇温し、3時間保持して触媒の還元を行った。その後、降温し、窒素ガスにて置換して、摩耗試験のための試料とした。
次に、この試料を直径0.4mmの小孔の開いたステンレス鋼を備え、窒素ガスで置換された内径27mmの肉厚ガラス管に50g充填した。ガラス管上部には、触媒粉末が飛散しないように、円筒濾紙を備えた排気管を挿入した。
下部の小孔より窒素ガスを510リットル/hrの速度で1時間噴出させた後、窒素ガスを止めて、微量の空気を徐々に15時間流しながら触媒を酸化した。
酸化終了後、触媒を全量取り出し、音波式ハンドシフター(筒井理化器械製SW−20型)により、粒度分布を測定し、(1)式および(2)式により摩耗速度を求めた。ここで、AR(−20)は20μm以下の粒子割合の変化より求めた摩耗速度(重量%・hr-1)、AR(−44)は44μm以下の粒子割合の変化より求めた摩耗速度(重量%・hr-1)である。結果を表4に示す。
【0040】
AR(−20)=[(A−B)/C]×100 (1)
ここで、A、B、C(いずれも重量%)は
A:摩耗試験後に回収された酸化触媒中に占める20μm以下粒子の割合
B:摩耗試験用触媒粒子中に占める20μm以下粒子の割合
C:摩耗試験用触媒粒子中に占める20μmを超える粒子の割合
【0041】
AR(−44)=[(F−G)/H]×100 (2)
ここで、F、G、H(いずれも重量%)は
F:摩耗試験後に回収された酸化触媒中に占める44μm以下粒子の割合
G:摩耗試験用触媒粒子中に占める44μm以下粒子の割合
H:摩耗試験用触媒粒子中に占める44μmを超える粒子の割合
【0042】
Figure 0004577464
【0043】
【発明の効果】
本発明により提供される銅および亜鉛を主成分とする触媒は従来の同種の触媒に比べ、次のような利点を有している。
イ)実施例からも明らかなように、本発明のオキシポリカルボン酸および/またはその塩類を添加した触媒前駆体は優れた性状であり、該前駆体より製造される触媒は反応における活性が高く、耐熱性も優れている。
ロ)本発明触媒前駆体より製造される乾燥品は従来のものより硬さを有しており、成形原料粉の見掛け密度が大きく、また微粉の生成も少なく、粉体の流動性が向上して、成形工程の生産性が向上し、かつ円滑な稼働が可能となる。
ハ)噴霧乾燥用前駆体の場合、その原料スラリーの調製時における固形分濃度を大きく向上させることができ、生産性の向上を図ることができると共に品質を向上させることができる。
以上のように、本発明の触媒前駆体および該前駆体より製造される触媒は、工業触媒として優れた性能を有しており、本発明の工業的意義はきわめて大きい。

Claims (6)

  1. 銅および亜鉛を含有する触媒前駆体組成物ケーキ(1)とオキシポリカルボン酸および/またはその塩類(2)とを混合して得られるメタノール合成触媒前駆体スラリーであり、オキシポリカルボン酸および/またはその塩類(2)のスラリー中の固形分に対する割合が0.1〜10重量%の範囲であるメタノール合成触媒前駆体スラリー。
  2. 触媒前駆体組成物ケーキ(1)が、金属塩水溶液および沈殿剤から沈殿法により得られた触媒前駆体組成物ケーキである請求項1に記載のメタノール合成触媒前駆体スラリー。
  3. オキシポリカルボン酸および/またはその塩類(2)が、クエン酸、りんご酸、酒石酸およびそれらの塩類からなる群から選択される1種以上である請求項1または2に記載のメタノール合成触媒前駆体スラリー。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のメタノール合成触媒前駆体スラリーを造粒して得られるメタノール合成触媒。
  5. 焼成処理が施された請求項4に記載のメタノール合成触媒。
  6. 請求項4または5に記載のメタノール合成触媒の存在下、水素、一酸化炭素および二酸化炭素を含有するガスを反応させるメタノールの製造方法。
JP2000192473A 2000-06-27 2000-06-27 銅−亜鉛系触媒前駆体組成物および該触媒の製造法 Expired - Fee Related JP4577464B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000192473A JP4577464B2 (ja) 2000-06-27 2000-06-27 銅−亜鉛系触媒前駆体組成物および該触媒の製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000192473A JP4577464B2 (ja) 2000-06-27 2000-06-27 銅−亜鉛系触媒前駆体組成物および該触媒の製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002001122A JP2002001122A (ja) 2002-01-08
JP4577464B2 true JP4577464B2 (ja) 2010-11-10

Family

ID=18691601

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000192473A Expired - Fee Related JP4577464B2 (ja) 2000-06-27 2000-06-27 銅−亜鉛系触媒前駆体組成物および該触媒の製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4577464B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7048968B2 (en) 2003-08-22 2006-05-23 Micron Technology, Inc. Methods of depositing materials over substrates, and methods of forming layers over substrates
JP5258617B2 (ja) * 2009-02-23 2013-08-07 三井化学株式会社 銅系触媒の製造方法
WO2023074051A1 (ja) * 2021-11-01 2023-05-04 国立大学法人島根大学 触媒の製造方法、触媒およびメタノール製造方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62226933A (ja) * 1986-03-17 1987-10-05 アンステイテユ・フランセ・デユ・ペトロ−ル 合成ガスからの第一アルコ−ル混合物の接触製造方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3680115B2 (ja) * 1998-04-23 2005-08-10 ダイヤニトリックス株式会社 不飽和ニトリル製造用触媒組成物

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62226933A (ja) * 1986-03-17 1987-10-05 アンステイテユ・フランセ・デユ・ペトロ−ル 合成ガスからの第一アルコ−ル混合物の接触製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002001122A (ja) 2002-01-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1674155B1 (en) Catalyst for oxidation of methanol to formaldehyde
EP0742193B1 (en) Process for manufacturing methanol and process for manufacturing catalyst for methanol synthesis
JPH04277030A (ja) エチルベンゼン脱水素触媒
JPH0470946B2 (ja)
JP2603776B2 (ja) オレフィンの酸化によるα,β−不飽和アルデヒド製造用触媒組成物
JP2007083197A (ja) 銅−亜鉛−アルミニウム系触媒の製造方法
JPS5910256B2 (ja) メタノ−ル合成触媒の製造法
JP4577464B2 (ja) 銅−亜鉛系触媒前駆体組成物および該触媒の製造法
CN106111147A (zh) 一种合成1,4‑丁炔二醇铜铋/硅藻土催化剂的制备
JP3343456B2 (ja) 一酸化炭素の転化のための触媒およびそれを用いた方法
JPS6331541A (ja) メタノ−ル合成用流動触媒の製造法
JPS62270405A (ja) 塩素の製造方法
JPS5919546A (ja) メタノ−ル合成用触媒
JPH06254414A (ja) 触媒調製法
JPS6339287B2 (ja)
JP2833907B2 (ja) エチルベンゼン脱水素触媒及びその製造法
JP2003001111A (ja) メタクリル酸合成用触媒の製造方法
JPH06320000A (ja) メタノール合成用流動触媒
JPH0526543B2 (ja)
CN108069830A (zh) 一种甲醛乙炔化合成1,4-丁炔二醇联产丙炔醇的方法
US20230144424A1 (en) Method for producing a catalytically active multi-element oxide containing the elements mo, w, v and cu
JPS62241804A (ja) 塩素の製造方法
JPH0613094B2 (ja) メタノ−ル合成用流動触媒の製造法
CN106669691B (zh) 一种用于合成1,4-丁炔二醇的铜铋催化剂的制备方法
JPH10272360A (ja) メタノール合成用流動触媒の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070614

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090617

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100414

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100610

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100728

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100810

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130903

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4577464

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130903

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees