JP4577407B2 - 画像形成装置および画像形成システム - Google Patents

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Description

本発明は、用紙搬送装置、画像形成装置、および画像形成システムに関する。
紙の停止位置精度を向上させるため、以前に発生した信号のパルス幅に対応して数値Nが定められており、送り穴信号が発生し始めた時点からエンコーダパルスを数え始め、計数値がNとなったときにホールパルスを発生させる送り穴パルス発生方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、印刷ずれの発生率を低減するため、1/2インチ間隔に穿ってある送り穴に対し、送り穴の検出が可能な光学式センサを1/(2・N)インチ間隔にN個、用紙搬送方向に並べて配置した連続紙電子写真装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
さらに、送り穴の位置と画像の位置との不一致を防止するため、送り孔検出手段が所定個数の送り孔を検出するまでの紙送り寸法の実測値と、送り孔検出手段が検出した送り孔の個数と送り孔の間隔とから求めた紙送り寸法の計算値とを比較し、例えば実測値が計算値よりも大きければ用紙の搬送速度を減少させる連帳プリンタが提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特開昭58−72484号公報 特開2006−227375号公報 特開2006−82430号公報
ここで送り孔を有した連続用紙に対する画像形成は、第1面に対する画像形成がトラクタを有した第1の画像形成装置により行われ、第2面に対する画像形成が第2の画像形成装置により行われる場合がある。ところでこの場合、例えば、第1の画像形成装置は、連続用紙の所定位置にマークを形成し、第2の画像形成装置は、このマークを検知することで第1面に形成された画像と第2面に形成する画像との位置合わせなどを行う。
ところで、規格を満たさない位置に送り孔が形成された連続用紙は、第1の画像形成装置にてトラクタにより搬送される際に幅方向にずれるおそれがある。そしてこの場合、マークが所定位置からずれて形成されるとともに、マークがずれた状態の連続用紙が第2の画像形成装置に搬送される。この結果、第2の画像形成装置におけるマークの検知が困難となる場合がある。
本発明の目的は、送り孔が規格を満たさない位置に形成された場合であってもマークの検知を可能にすることにある。
請求項1に記載の発明は、連続用紙の搬送を行うトラクタのトラクタピンが挿入可能な送り孔を有しマークが付された連続用紙を搬送する搬送手段と、前記連続用紙の幅方向に沿って移動可能に設けられ、前記マークを検知するマーク検知部と、前記連続用紙の前記幅方向における端部からの前記送り孔の位置を把握する把握手段と、前記把握手段による把握結果を用いて前記マーク検知部の配置位置を決定する決定手段と、前記決定手段により決定された前記配置位置に前記マーク検知部を配置する配置手段と、を含む用紙搬送装置である。
請求項2に記載の発明は、前記把握手段は、前記マーク検知部からの出力を用いて前記送り孔の位置を把握することを特徴とする請求項1記載の用紙搬送装置である。
請求項3に記載の発明は、前記把握手段は、センサを前記幅方向に移動させるとともに、当該センサとは前記連続用紙の搬送方向における異なる位置に配置された第2のセンサを当該幅方向に移動させ、当該センサおよび当該第2のセンサからの出力を用いて前記送り孔の位置を把握することを特徴とする請求項1記載の用紙搬送装置である。
請求項4に記載の発明は、前記第2のセンサは、前記連続用紙の前記マークが付された面とは反対側の面側に配置され、当該反対側の面に付されたマークを検知可能に構成されていることを特徴とする請求項3記載の用紙搬送装置である。
請求項5に記載の発明は、前記把握手段は、センサを前記幅方向に往復移動させるとともに当該センサからの出力を用いて前記送り孔の位置を把握し、前記搬送手段は、前記把握手段にて前記センサの前記往復移動が行われる度に前記連続用紙を所定量搬送することを特徴とする請求項1記載の用紙搬送装置である。
請求項6に記載の発明は、前記搬送手段は、前記往復移動が行われる度に前記連続用紙を前進させ、当該連続用紙の前進量が所定の規定量を超えた場合には当該前進を行わないことを特徴とする請求項5記載の用紙搬送装置である。
請求項7に記載の発明は、前記把握手段は、前記マーク検知部を前記センサとして用いることを特徴とする請求項3乃至6のいずれかに記載の用紙搬送装置である。
請求項8に記載の発明は、前記把握手段は、前記連続用紙の前記端部と前記送り孔との距離を把握し、前記決定手段は、前記把握手段にて把握された前記距離と所定の規格値との差を取得し、前記マークの前記連続用紙における形成位置に関する位置情報に当該差を反映し、当該反映後の情報に基づき前記マーク検知部の前記配置位置を決定することを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の用紙搬送装置である。
請求項9に記載の発明は、連続用紙の搬送を行うトラクタのトラクタピンが挿入可能な送り孔を有しマークが付された連続用紙を搬送する搬送手段と、前記連続用紙の幅方向に沿って移動可能に設けられ、前記マークを検知するマーク検知部と、前記連続用紙の前記幅方向における端部と前記送り孔との距離と、所定の規格値との差を反映した位置に前記マーク検知部を移動させる移動手段と、を含む画像形成装置である。
請求項10に記載の発明は、センサを前記幅方向に往復移動させ、当該センサからの出力を用いて前記端部と前記送り孔との前記距離を取得する取得手段を更に備え、前記取得手段は、前記センサのホームポジションよりも前記連続用紙の前記端部に近い箇所から当該センサを前記往復移動させることを特徴とする請求項9記載の画像形成装置である。
請求項11に記載の発明は、センサを前記幅方向に移動させ、当該センサからの出力を用いて前記端部と前記送り孔との前記距離を取得する取得手段を更に備え、前記取得手段は、前記センサからの前記出力から前記連続用紙の前記端部を把握し、把握した当該端部を基準に前記距離を取得することを特徴とする請求項9記載の画像形成装置である。
請求項12に記載の発明は、センサを前記幅方向に移動させ、当該センサからの出力を用いて前記端部と前記送り孔との前記距離を取得する取得手段を更に備え、前記取得手段は、前記連続用紙が検出されているときの第1の値と当該連続用紙が検出されていないときの第2の値とが含まれる2値信号を前記センサから取得し、当該第2の値のうち最も長く連続する箇所以外における当該第2の値を当該第1の値に置き換え、当該第1の値が連続する長さと当該第2の値が連続する長さとに基づき前記距離を取得すること特徴とする請求項9記載の画像形成装置である。
請求項13に記載の発明は、前記取得手段は、前記第2の値が連続する長さが所定の閾値よりも小さい場合または所定の閾値よりも大きい場合、当該第2の値が連続する長さに基づく前記距離の取得を行わないことを特徴とする請求項12記載の画像形成装置である。
請求項14に記載の発明は、前記取得手段は、前記マーク検知部を前記センサとして用いることを特徴とする請求項10乃至13のいずれかに記載の画像形成装置である。
請求項15に記載の発明は、連続用紙に形成された送り孔にピンを挿入し当該連続用紙を搬送するトラクタと、当該トラクタにより搬送される当該連続用紙にマークを形成するマーク形成手段と、を備えた第1の画像形成装置と、前記第1の画像形成装置から搬送される前記連続用紙に画像を形成する第2の画像形成装置と、を備え、前記第2の画像形成装置は、前記連続用紙の幅方向に沿って移動可能に設けられ、前記マーク形成手段により形成された前記マークを検知するマーク検知部と、前記連続用紙の前記幅方向における端部からの前記送り孔の位置を把握する把握手段と、前記マークの前記連続用紙における形成位置に関する位置情報に前記把握手段による把握結果を加味して前記マーク検知部の配置位置を決定し、当該配置位置に当該マーク検知部を移動させる移動手段と、を備えることを特徴とする画像形成システムである。
本発明の請求項1によれば、送り孔が規格を満たさない位置に形成されマークがずれて形成された場合であってもマークの検知を行うことが可能となる。
本発明の請求項2によれば、センサを別途設けなくても送り孔の位置を把握可能となり、本発明を採用しない場合に比べセンサの数を減らすことが可能となる。
本発明の請求項3によれば、本発明を採用しない場合に比べ、センサの検知領域が送り孔をより高い確率で通過するようになる。
本発明の請求項4によれば、反対側の面に付されたマークを検知するセンサを別途設けずとも反対側の面に付されたマークの検知を行うことが可能となり、本発明を採用しない場合に比べセンサの数を減らすことが可能となる。
本発明の請求項5によれば、連続用紙の搬送方向における異なる位置にてセンサからの出力を取得可能となり、本発明を採用しない場合に比べ、把握手段にて送り孔の位置が把握される確率を高めることができる。
本発明の請求項6によれば、例えば、連続用紙が他の装置により自動的に巻き取られ、連続用紙の後退ができなくなるなどの不具合の発生を抑制することができる。
本発明の請求項7によれば、センサを別途設けなくても送り孔の位置を把握可能となり、本発明を採用しない場合に比べセンサの数を減らすことが可能となる。
本発明の請求項8によれば、規格に対する送り孔のずれがマーク検知部の配置位置に反映され、送り孔が規格を満たさない位置に形成された場合であってもマークの検知を行うことが可能となる。
本発明の請求項9によれば、送り孔が規格を満たさない位置に形成されマークがずれて形成された場合であってもマークの検知を行うことが可能となる。
本発明の請求項10によれば、連続用紙の幅方向における端部と送り孔との距離を、本発明を採用しない場合に比べ短時間で取得することができる。
本発明の請求項11によれば、例えば、搬送手段による搬送により連続用紙が幅方向にずれた際に、このずれが取得手段にて取得される距離に影響を与えることを抑制できる。
本発明の請求項12によれば、連続用紙に形成された画像など送り孔以外のものに基づき端部と送り孔との距離が取得されることを、本発明を採用しない場合に比べ抑制することができる。
本発明の請求項13によれば、例えば、バインダー綴じに供される孔と連続用紙の端部との距離が、送り孔と連続用紙の端部との距離として取得されることを抑制できる。
本発明の請求項14によれば、センサを別途設けることなく連続用紙の端部と送り孔との距離を取得可能となり、本発明を採用しない場合に比べセンサの数を減らすことが可能となる。
本発明の請求項15によれば、送り孔が規格を満たさない位置に形成され第1の画像形成装置にてマークがずれて形成された場合であっても、第2の画像形成装置においてマークの検知を行うことが可能となる。
―第1の実施形態―
以下、添付図面を参照して、本発明の第1の実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明が適用される画像形成システムの構成例を示す概略図である。
同図に示すように、本実施形態における画像形成システム1には、連続用紙Pの供給を行う給紙装置100、連続用紙Pの搬送方向における上流側に配置された第1画像形成装置200、連続用紙Pの表裏を反転させる反転装置300が設けられている。また、画像形成システム1には、第1画像形成装置200よりも連続用紙Pの搬送方向下流側に配置された第2画像形成装置400、連続用紙Pを巻き取る巻き取り装置500が設けられている。
給紙装置100は、ロール状に巻き取られた連続用紙Pを保持するとともに、この連続用紙Pを第1画像形成装置200に対して供給する。ここで給紙装置100は、例えば第1画像形成装置200に至る連続用紙Pの搬送経路上に、連続用紙Pの垂れ下がりを検知する検知センサ(不図示)を備える。そして、給紙装置100は、例えば第1画像形成装置200により用紙の搬送がなされ、検知センサにて連続用紙Pの垂れ下がりが検知されなくなった場合に、連続用紙Pの供給(送り出し)を行う。
なお、本実施形態の画像形成システム1は、送り孔(スプロケット孔)が形成された連続用紙P(ピン有りの連続用紙P)、送り孔が形成されていない連続用紙P(ピンレスの連続用紙P)が使用可能となっている。
反転装置300は、第1画像形成装置200から搬送されてきた連続用紙Pの表裏を反転させるとともに、反転した連続用紙Pを第2画像形成装置400に対して供給する。なお、反転装置300における連続用紙Pの反転は、例えば、連続用紙Pの搬送方向に対し45°の傾斜角を有したターンバー(不図示)を設けることにより行うことができる。
巻き取り装置500は、第2画像形成装置400から排出された連続用紙Pを巻き取る。ここで、巻き取り装置500は、連続用紙Pの搬送経路上に、連続用紙Pの垂れ下がりを検知する検知センサ(不図示)を備える。そして、巻き取り装置500は、この検知センサにて連続用紙Pの垂れ下がりが検知された場合に、連続用紙Pの巻き取りを行う。
次に、第1画像形成装置200および第2画像形成装置400について説明する。なお、第1画像形成装置200および第2画像形成装置400の両者は、同様に構成されている。このため、第2画像形成装置400についてのみ詳細な説明を行う。
同図に示すように、第2画像形成装置400は、装置本体400Aの内部に、入力された画像データに対応して画像形成を行う画像形成部410を備えている。また、第2画像形成装置400に設けられた各部、各装置の動作を制御する制御部420を備えている。さらに、第2画像形成装置400は、搬送されてきた連続用紙Pを画像形成部410を経由させた後に外部に排出する用紙搬送部440を備える。また、第2画像形成装置400は、例えばフラッシュランプを有し画像形成部410により連続用紙Pに形成されたトナー像を定着する定着器460を備えている。さらに、オペレータからの情報入力を受け付けたりオペレータに対して情報を表示したりするUI(User Interface)480を備えている。
画像形成部410には、図中矢印に示す方向に回転しながら静電潜像が形成される像保持体の一例としての感光体ドラム411、感光体ドラム411の表面を帯電する帯電器(チャージコロトロン)412、感光体ドラム411上に形成された静電潜像をトナーで現像する現像器413、感光体ドラム411上に形成されたトナー像が連続用紙Pに転写される転写部を形成する転写器(転写コロトロン)414、転写後の感光体ドラム411の表面を清掃するドラムクリーナ415が設けられている。また画像形成部410には、感光体ドラム411を露光するレーザ露光器416が設けられている。レーザ露光器416は、取得した画像データに基づいて点灯制御されたレーザ光により、感光体ドラム411上を走査露光する。
搬送手段の一つとして機能する用紙搬送部440は、逆転可能に設けられ反転装置300から搬送されてきた連続用紙Pを画像形成部410に搬送するバックテンションロール441を備える。また、用紙搬送部440は、バックテンションロール441よりも連続用紙Pの搬送方向下流側に、アライニングロール(不図示)を備えている。また、装置本体400Aにおけるフロント側に設けられるとともに連続用紙Pの搬送方向に沿って設けられ連続用紙Pのガイドを行うガイド壁(不図示)を備えている。ここで、アライニングロールは、ピンレスの連続用紙Pを搬送する際に、この連続用紙Pを上記ガイド壁に突き当て連続用紙Pの位置決めを行う。
また、用紙搬送部440は、バックテンションロール441よりも連続用紙Pの搬送方向下流側に、ピン有りの連続用紙Pを上記転写部に搬送する第1トラクタT1、第2トラクタT2を備えている。さらに、転写部を通過したピン有りの連続用紙Pを定着器460に向けて搬送する第3トラクタT3を備えている。また、用紙搬送部440は、第1トラクタT1と第2トラクタT2との間に、第1センサS1および第2センサS2を備え第1画像形成装置200にて連続用紙Pに形成(印字)されたマークMkを検知するマーク検知機構470を備えている。
ここで第3トラクタT3を一例に、第1トラクタT1〜第3トラクタT3について説明する。図2は、第3トラクタT3を説明するための斜視図である。なお、図中右上側が装置本体400Aにおけるリア側(装置奥側)を示し、図中左下側が装置本体400Aにおけるフロント側(装置手前側)を示している。
同図に示すように、本実施形態における第3トラクタT3は、装置本体400A側に支持された支持ユニット443により支持されている。
ここで第3トラクタT3は、ピン有りの連続用紙Pの一端側に形成された送り孔に貫通配設されるピン(不図示)を複数有するとともに、これらのピンを循環駆動させる第1トラクタ部T3aを備える。また、ピン有りの連続用紙Pの他端側に形成された送り孔に貫通配設されるピンを複数有するとともに、これらのピンを循環駆動させる第2トラクタ部T3bを備える。
一方で支持ユニット443は、連続用紙Pの搬送方向に沿って配置されるとともに互いに対向配置された支持板444a,444bと、支持板444a,444bによって両端が支持された複数のシャフト445と、オペレータからの操作を受け付け回転する回転部446とを備えている。また、第1トラクタ部T3aおよび第2トラクタ部T3bに対して駆動力を供給し、第1トラクタ部T3aおよび第2トラクタ部T3bにおける上記ピンを循環駆動させるトラクタ駆動モータK1を備えている。
ここで第2トラクタ部T3bは、連続用紙Pの搬送方向と直交する方向(以下、「主走査方向」とも称する)にスライド可能に設けられている。また、第2トラクタ部T3bは、シャフト445を介し回転部446に連動可能に設けられ、回転部446が回転した場合に主走査方向に沿ってスライドする。このため、本実施形態では、連続用紙Pの幅が変更される場合であっても、回転部446を操作することにより、連続用紙Pの用紙幅に対応した位置に第2トラクタ部T3bを配置できる。
ここで本実施形態では、第1画像形成装置200にて、連続用紙Pの第1面(表面)に対してまず画像形成がなされる。その後、反転装置300にて連続用紙Pの表裏が反転され、この連続用紙Pは、第2画像形成装置400に供給される。その後、第2画像形成装置400にて連続用紙Pの第2面(裏面)に対して画像形成がなされる。その後、画像形成がなされた連続用紙Pは、巻き取り装置500により巻き取られる。
詳細には、まず給紙装置100から第1画像形成装置200に対して例えばピン有りの連続用紙Pが供給される。そして、この連続用紙Pは、第1画像形成装置200における、バックテンションロール241や第1トラクタT1、第2トラクタT2によって転写部へと搬送される。一方で、第1画像形成装置200では、入力された画像データが、レーザ露光器216に供給される。そして、帯電器212により所定電位で一様に帯電された感光体ドラム211の表面が、レーザ露光器216により点灯制御されたレーザ光で走査露光され、感光体ドラム211上に静電潜像が形成される。形成された静電潜像は現像器213により現像され、感光体ドラム211上にはトナー像が形成される。そして、このトナー像は、転写器214によって連続用紙Pの第1面に転写される。
その後、トナー像が転写された連続用紙Pは、第3トラクタT3によって定着器260まで搬送される。そして、連続用紙P上の未定着トナー像は、定着器260によって熱による定着処理を受けることで連続用紙P上に定着される。その後、この連続用紙Pは、反転装置300にて表裏の反転がなされた後、第2画像形成装置400に供給される。なお、本実施形態における第1画像形成装置200では、画像形成開始位置を第2画像形成装置400に認識させるためや、また第2画像形成装置400に表裏における画像の位置合わせを行わせるため、マーク形成手段として機能する画像形成部210により、連続用紙Pの第1面であって連続用紙Pの端部に上記マークMkが形成される。
次いで第2画像形成装置400に供給された連続用紙Pは、第1画像形成装置200と同様に、バックテンションロール441、第1トラクタT1、第2トラクタT2によって転写部へと搬送される。なお、この過程において連続用紙Pの第1面に形成されたマークMkが、マーク検知機構470にて検知される。一方で、帯電器412により所定電位で一様に帯電された感光体ドラム411の表面が、レーザ露光器416により点灯制御されたレーザ光で走査露光され、感光体ドラム411上に静電潜像が形成される。なお、レーザ露光器416による走査露光タイミングや走査露光位置は、上記マーク検知機構470による検知結果に基づき決定される。そして、形成された静電潜像は現像器413により現像され、感光体ドラム411上にトナー像が形成される。そして、このトナー像は、転写器414によって連続用紙Pの第2面に転写される。
その後、トナー像が転写された連続用紙Pは、第3トラクタT3によって定着器460まで搬送される。そして定着器460に搬送された連続用紙Pにおける未定着トナー像は、定着器460において熱による定着処理を受けることで連続用紙P上に定着される。その後、この連続用紙Pは、第2画像形成装置400から排出され巻き取り装置500により巻き取られる。なお、ピンレスの連続用紙Pが搬送される際には、第1トラクタT1〜第3トラクタT3が連続用紙Pの幅方向(主走査方向)に移動し、ピンレスの連続用紙Pは、バックテンションロール241,441や不図示の搬送ロールなどにより搬送される。
次に、マーク検知機構470について説明する。
図3は、マーク検知機構470を説明するための図である。なお、本図においては、図中右方がリア側であり、図中左方がフロント側となっている。このため本図においては、連続用紙Pは紙面の奥側から手前側に搬送される状態となっている。
同図に示すように、マーク検知機構470は、第1画像形成装置200にて連続用紙Pの第1面に形成されたマークMkを検知するマーク検知部の一例としての第1センサS1を備えている。さらに、連続用紙Pの第2面にマークが予め形成されている場合に、この第2面のマークを検知する第2センサS2を備えている。ここで第1センサS1および第2センサS2は互いに対向する関係で配置されている。また、マーク検知機構470は、連続用紙Pのリア側における端部を検知する端部検知センサS3を備えている。また、第1センサS1、第2センサS2および端部検知センサS3を、主走査方向(連続用紙Pの幅方向)に移動させるモータK2を備えている。なお、本実施形態におけるモータK2はステッピングモータにより構成されている。
ここで、本実施形態における画像形成システム1では、マークMkの主走査方向における位置や、マークMkの幅などがオペレータにより設定可能となっている。具体的には、連続用紙Pの端部からのマークMkまでの距離Lや、マークMkの幅Wが設定可能となっている。なお、この設定は、例えば第1画像形成装置200に設けられたUI280や、PC(パーソナルコンピュータ)など不図示の端末にて受け付けられる。そして、上記距離Lや幅Wなどの情報は、第2画像形成装置400に対して通知され、第2画像形成装置400における制御部420は、距離Lおよび幅Wに基づきモータK2を所定量駆動させ、第1センサS1をホームポジションHPからマークMkの対向位置にまで移動させる。
ここでピン有りの連続用紙Pは、通常、JIS規格など所定の規格に基づき製造されるため、送り孔の径や、送り孔の間隔は所定の大きさを有することとなる。例えば、図4(ピン有りの連続用紙Pの規格を説明するための図)に示すように、送り孔は、用紙の端部から6.0±0.7mmの位置に配置される(同図A参照)。また送り孔は、12.70±0.05mmの間隔で配置される(同図B参照)。さらに、送り孔は直径4.0±0.1mmで形成される(同図D参照)。
ところでピン有りの連続用紙Pは、上記のように所定の規格の下に製造されるが、規格を満たさず規格外の状態で製造される場合もあり得る。そしてこのような場合、連続用紙PにおけるマークMkの検出ができない事態が生じてしまう。
ここで図5は、第1センサS1によるマークMkの検出を説明するための図である。
上記のように第2画像形成装置400に対しては、連続用紙Pの端部からマークMkまでの距離L、マークMkの幅Wが通知される。そして、制御部420は、この距離Lおよび幅Wに基づき、モータK2を駆動し第1センサS1を移動させる。具体的には、制御部420は、距離Lおよび幅Wに基づき、演算(L+W/2)を実行し、連続用紙Pの端部から距離(L+W/2)(以下、「距離LM」と称する)となる位置を第1センサS1の移動位置とする。そして、制御部420は、モータK2を駆動し、この移動位置まで第1センサS1を移動させる(図5(a)参照)。この結果、第1センサS1の検知位置(検知領域)をマークMkが通過するようになり、第1センサS1によるマークMkの検知が可能となる。なお、上記距離L、幅W、距離LMなどは、マークMkの連続用紙Pにおける形成位置に関する位置情報として捉えることができる。
ところで、連続用紙Pの端部から送り孔までの寸法A(図4も参照)が規格を満たしておらず、例えば規格値である寸法Aよりも寸法dだけ大きい位置に送り孔が形成された場合、マークMkの形成位置が主走査方向にずれてしまう。詳細に説明すると、寸法Aよりも寸法dだけ大きい位置に送り孔が形成されていると、第1画像形成装置200にてマークMkが形成される際に、この寸法dだけ連続用紙Pが主走査方向にずれた状態で搬送される。そして、ずれが生じたこの連続用紙Pに対してマークMkが形成される。
この結果、図5(b)に示すように、用紙の端部を基準とした場合に、寸法dだけ奥まった位置にマークMkが形成されてしまう。この結果、第1センサS1の検知位置(検知スポット(レーザスポット))をマークMkが通過せず、マークMkの検知が困難となる場合が生じてしまう。そこで、本実施形態では、規格外の連続用紙Pが搬送される場合であってもマークMkの検知を可能とするため、送り孔のずれ量に基づき第1センサS1の位置を変更する処理を行っている。なお、送り孔に挿入されるピン(不図示)の位置とマークMkの形成位置は、相対的に変化しない。このため、上記寸法Aが規格を満たしていない場合であっても、送り孔の中心位置とマークMkとの距離Cは変化しない。
次に、第1センサS1の位置変更を実行する制御部420の処理について説明する。
図6は、制御部420にて実行される位置変更の機能を実現するための機能ブロック図である。本実施形態における制御部420は、センサ制御部421、孔位置演算部422、位置データ記憶部423、判断部424、用紙搬送制御部425、ずれ量把握部426を備えている。ここで本実施形態では、孔位置演算部422およびセンサ制御部421が把握手段、取得手段として機能している。また、センサ制御部421が、配置手段および移動手段の一つとして機能している。また、センサ制御部421およびずれ量把握部426が決定手段して機能している。なお、制御部420は、実際にはCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、およびRAM(Random Access Memory)を備えている。そして、CPUが、ROMに記憶されたプログラムに従い、RAMとの間で適宜データのやりとりを行いながら処理を実行することで、上記各機能が実現される。
センサ制御部421は、モータK2を駆動させることで端部検知センサS3を主走査方向に移動させるとともに、端部検知センサS3からの出力を検知する。また、センサ制御部421は、モータK2を駆動させることで、第1センサS1や第2センサS2を主走査方向に沿って移動させるとともに所定位置に停止させる。さらに、センサ制御部421は、第1センサS1や第2センサS2のオン/オフ制御を行う。また、第1画像形成装置200やPCなどの端末から通知された上記距離Lおよび幅Wに基づき、演算(L+W/2)を実行し、第1センサS1等の移動位置を決定する。さらに、ずれ量把握部426からのずれ量をこの移動位置に反映し、新たな移動位置を決定する。
孔位置演算部422は、第1センサS1や第2センサS2からの出力信号を取得するとともにこの出力信号に基づき所定の演算を行い、送り孔の位置データを取得する。具体的には、第1センサS1や第2センサS2からの出力信号に基づき所定の演算を行い、連続用紙Pの端部から送り孔の中心位置までの距離を取得する。
位置データ記憶部423は、孔位置演算部422にて取得された位置データを記憶する。
判断部424は、位置データ記憶部423に記憶されている位置データのデータ数が所定の規定数に達しているか否かの判断を行う。また、位置データ記憶部423に位置データが記憶されているか否かの判断を行う。
用紙搬送制御部425は、トラクタ駆動モータK1などを駆動し、連続用紙Pの搬送を行う。より具体的には、トラクタ駆動モータK1などを駆動し、連続用紙Pの前進や後退を行う。また、用紙搬送制御部425は、連続用紙Pの搬送距離が所定の規定距離に達しているか否かの判断を行う。
ずれ量把握部426は、位置データ記憶部に記憶されている位置データに基づき、規格値に対する送り孔のずれ量を把握し、このずれ量をセンサ制御部421に出力する。
ここで図7は、制御部420にて実行される第1センサS1の位置変更処理を示したフローチャートである。第1センサS1、端部検知センサS3の動作を説明する図8を用いながらこの位置変更処理について説明していく。
本実施形態における位置変更処理では、まず用紙搬送制御部425が、連続用紙Pを所定量搬送し、端部検知センサS3による端部の検知が可能となる初期位置まで連続用紙Pの搬送を行う。次いで、センサ制御部421が、モータK2を駆動することでホームポジション(HP)に位置する端部検知センサS3を連続用紙Pに向けて移動させるとともに、端部検知センサS3の検知結果に基づき連続用紙Pの端部検知を行う(ステップ101)。なお、本実施形態では、このように端部検知センサS3により連続用紙Pの端部検知を行っているが、第1センサS1や第2センサS2によって端部検知を行うこともできる。この場合、端部検知センサS3の省略が可能となる。
次いで、センサ制御部421は、モータK2の逆転を開始するとともにステップ数をカウントし、第1センサS1を連続用紙Pの端部から所定距離(例えば0.1インチ)離れた位置(以下、この位置を「仮ホームポジション(仮HP)」と称する)まで移動させる(ステップ102)。なお、この仮ホームポジションは、ホームポジションよりも連続用紙Pの端部に近い箇所に設定される。その後、センサ制御部421は、第1センサS1をオンとする(ステップ103)。その後、センサ制御部421は、この仮ホームポジションを基準位置として第1センサS1を連続用紙Pの幅方向に往復移動させる。詳細に説明すると、センサ制御部421は、まずモータK2を所定のステップ数だけ駆動し、第1センサS1を連続用紙Pに向かって所定距離(例えば0.5インチ)移動させる。これによって第1センサS1による走査が行われる(ステップ104)。
ここまでの動作を図8を用いて説明すると、同図(a)の矢印Eに示すように、センサ制御部421は、ホームポジションに位置する端部検知センサS3を連続用紙Pに向けて移動させ、端部検知センサS3の検知結果に基づき端部検知を行う。次いで、センサ制御部421は、矢印Fに示すように第1センサS1を仮ホームポジションまで移動させる。その後、モータK2を所定のステップ数だけ駆動し、同図(b)の矢印Gに示す方向(連続用紙Pの内側方向)に第1センサS1を所定量移動させる。
次いで、孔位置演算部422が、第1センサS1による走査結果に基づき、送り孔の位置を求めるための演算処理を実行する(ステップ105)。ここでステップ105における演算処理について、図9および図10を用い詳細に説明する。なお、図9は、孔位置演算部422により実行される演算処理を示したフローチャートであり、図10は、孔位置演算部422による演算例を示した図である。
図9に示すように、孔位置演算部422は、まず第1センサS1から出力された「0」、「1」の出力信号(センサ信号、2値信号)の先頭位置から1ビットずつチェックを行い(ステップ201)、最初の「1」を把握する(ステップ202)。その後、出力信号における「0」のうち最も長く連続する箇所以外を「1」に置き換える(ステップ203)。この処理によって、図10に示すように、連続用紙Pに予め形成されている画像やミシン目などに起因した信号「0」が、「1」に置き換えられる。
次いで、孔位置演算部422は、上記置き換えを行った後の出力信号に基づき、連続用紙Pの端部から送り孔の端部までの距離Y(図10(b)参照)と、送り孔の大きさXを取得する(ステップ204)。次いで、孔位置演算部422は、送り孔の大きさXが第1の閾値以上であるか否かを判断する(ステップ205)。そして、送り孔の大きさXが第1の閾値以上であると判断した場合、孔位置演算部422は、送り孔の大きさXが第2の閾値(第2の閾値>第1の閾値)以下であるか否かを判断する(ステップ206)。そして、送り孔の大きさXが第2の閾値以下であると判断した場合、孔位置演算部422は、演算(Y+X/2)を実行し(ステップ207)、連続用紙Pの端部から送り孔の中心までの距離A1を取得する(ステップ208)。そして、孔位置演算部422は、位置データとしてのこの距離A1を位置データ記憶部423に出力する(ステップ209)。そして位置データ記憶部423が、この距離A1を記憶する。
なお、孔位置演算部422は、上記ステップ205にて大きさXが第1の閾値以上ではないと判断した場合、距離Yおよび大きさXを破棄し(ステップ210)、上記距離A1の取得を行わない。送り孔の大きさXが第1の閾値以上ではない場合、例えば、第1センサS1の検知位置が送り孔の端部付近を通過するとともに、送り孔の縁を複数回検知していることが想定される。そして、このような場合、出力信号に割れが生じた状態から上記大きさXが把握されている状況が考えられ、大きさXが精度を有していない場合があり得るためである。
また、孔位置演算部422は、ステップ206にて送り孔の大きさXが第2の閾値以下ではないと判断した場合、即ち大きさXが第2の閾値を超える場合も、距離Yおよび大きさXを破棄する(ステップ210)。なお、大きさXが第2の閾値を超える場合に距離Yおよび大きさXを破棄するのは、例えば第1画像形成装置200の第1トラクタT1〜第3トラクタT3などで連続用紙Pが搬送されている過程において送り孔が不均一に拡がり、この不均一に拡がった送り孔の大きさXが把握されているおそれがあるためである。また、連続用紙Pには、送り孔以外に、例えばバインダー綴じに供される送り孔よりも大きな孔が形成される場合があり、この大きな孔を検出している場合があるためである。
図7に戻り第1センサS1の位置変更処理についてさらに説明する。
センサ制御部421は、孔位置演算部422にて演算処理がなされた後、モータK2を駆動し、図8(b)の矢印Gに示すように、第1センサS1を仮ホームポジションまで移動させる(ステップ106)。次いで、判断部424が、位置データ記憶部423から位置データ(距離A1)の読み出しを行い、位置データのデータ数が所定の規定数に達しているか否か、詳細には位置データのデータ数が所定の規定数よりも小さいか否かを判断する(ステップ107)。そして、データ数が所定の規定数よりも小さいと判断された場合、用紙搬送制御部425は、上記初期位置からの連続用紙Pの搬送距離が、所定の規定距離(例えば3.5インチ)よりも大きいか否かを判断する(ステップ108)。次いで、用紙搬送制御部425は、ステップ108にて搬送距離が規定距離よりも大きいと判断した場合、トラクタ駆動モータK1などを駆動させることで、図8(b)の矢印Jに示すように連続用紙Pを後退させ(ステップ109)、連続用紙Pを上記初期位置まで戻す。
また、用紙搬送制御部425は、ステップ107にて位置データのデータ数が所定の規定数よりも小さくないと判断された場合、即ちデータ数が所定の規定数に達している場合も連続用紙Pを後退させる(ステップ109)。
一方、用紙搬送制御部425は、ステップ108にて上記初期位置からの連続用紙Pの搬送距離が、所定の規定距離よりも大きくないと判断した場合、即ち連続用紙Pの搬送距離が所定の規定距離に達していない場合、トラクタ駆動モータK1などを所定量駆動させることで、連続用紙Pを所定量(例えば1/6インチ)搬送する(前進させる)(ステップ115)。その後、ステップ104からステップ107までの処理が再度実行される。これにより、位置データのデータ数が所定の規定数よりも小さく、且つ連続用紙Pの初期位置からの搬送距離が所定の規定距離よりも小さい場合、図8(b)の矢印Hに示すように連続用紙Pが所定量ずつ搬送されるとともに、図中矢印Iに示すように第1センサS1による走査が行われる。
なお、本実施形態では上記ステップ101にて連続用紙Pの端部を検知している。このため、例えば第1センサS1の検知位置がこの端部に位置するように、第1センサS1を配置し、この配置位置から走査を行うこともできる。即ち、送り孔の検知基準位置を固定するとともに、固定したこの検知位置から走査を行うこともできる。そして第1センサS1からの出力信号に基づき、送り孔までの距離Yと送り孔の大きさXを取得し、演算(Y+X/2)により、上記距離A1を取得することもできる。
ところで、マーク検知機構470(図1参照)が設けられた箇所では連続用紙Pが第1トラクタT1等により位置決めされていないため、ステップ115にて連続用紙Pが搬送される際、主走査方向にずれた状態で搬送される場合がある。そして、搬送後にステップ105にて距離A1が再度取得される際、上記距離Yに対して連続用紙Pのずれ量も含まれるおそれがある。この結果、例えば上記距離A1が実際の値よりも大きく検出される場合がある。そこで、本実施形態では、距離A1の演算を行う際に用いる距離Yの起算位置を、上記のように連続用紙Pの端部位置(端部の検知(把握)位置)としている。
なお、連続用紙Pの搬送および第1センサS1による走査を行うほど、位置データをより多く取得することができる。しかしながらこの場合、連続用紙Pの搬送に伴い、転写部にて連続用紙Pに転写されたトナーが搬送経路に沿って移動し、このトナーが搬送経路上における部材に付着する可能性が高まる。また、本実施形態では、巻き取り装置500にて連続用紙Pの垂れ下がりが検知されると、連続用紙Pが自動的に巻き取られてしまう。このため、第2画像形成装置400にて連続用紙Pを制限なく搬送してしまうと、連続用紙Pが巻き取り装置500により巻き取られ、連続用紙Pの後退が困難となる。そこで、本実施形態では、連続用紙Pの搬送距離が規定距離を超えた場合に連続用紙Pの前進を行わないこととしている。
図7を参照しさらに説明を行う。ステップ109の終了後、センサ制御部421は、モータK2を駆動し第1センサS1をホームポジションに移動させる(ステップ110)。なお、センサ制御部421は、この際、第1センサS1をオフ状態とする。その後、判断部424が、位置データ記憶部423から位置データを読み出し、位置データのデータ数が0よりも大きいか否かを判断する(ステップ111)。換言すると、位置データ記憶部423から位置データの読み出しを行い、位置データが存在するか否かを判断する。そして、データ数が0よりも大きい場合、ずれ量把握部426が、位置データ(距離A1)の平均値を取得する(ステップ112)。
次いで、ずれ量把握部426は、ROMなどのメモリから連続用紙Pの端部から送り孔の中心までの規格値(例えば6mm、図4のA参照)を取得するとともに、(平均値(距離A1の平均値)―規格値)の演算を行い、規格値に対する送り孔のずれ量を把握する(ステップ113)。次いで、センサ制御部421が、上記距離LM(図5(b)参照)にずれ量を加算することで第1センサS1の配置位置を決定するとともに、モータK2を駆動しホームポジションからこの配置位置まで第1センサS1を移動させる(ステップ114)。
一方、ステップ111にて位置データのデータ数が0よりも大きくないと判断された場合、即ち位置データが存在しない場合、ずれ量把握部426は、連続用紙Pの端部から送り孔の中心までの距離(送り孔位置)を、上記規格値とする(ステップ116)。なお、この場合、ステップ113にて送り孔のずれ量は0とされ、ステップ114にて第1センサS1は、上記距離LMの位置に配置される。なお本実施形態ではこの場合、画像形成動作が実行された際にマークMkの不検知が制御部420により認識され、UI480などに、例えば「マークの検知が行えません」などの表示が行われる。そして、オペレータによって第1センサS1の位置調整がなされる。これによりマークMkの検知が可能となる。また、制御部420は、ステップ111にて位置データのデータ数が0よりも大きくないと判断された場合、上記ステップ101からの処理を再度実行することもできる。
ここで図11は、第1センサS1の走査領域を説明するための図である。
上記では詳細な説明を省略したが、本実施形態では、第1センサS1による走査領域を所定の範囲に設定(制限)している。より詳細には、連続用紙Pの画像形成領域における第1センサS1の走査量が、上記第1の閾値よりも小さくなるように、第1センサS1の走査領域を設定している。本実施形態では、上記のように第1センサS1からの出力信号に基づき送り孔の大きさXなどが取得されるが、第1センサS1の検知位置が画像を通過した場合、この画像が送り孔と認識されてしまう場合がある。
例えば同図(a1)に示すように、第1センサS1の検知位置が画像を通過した場合、同図(a2)に示す出力信号が得られ、画像が送り孔として捉えられてしまうおそれがある。このため、同図(b1)に示すように、本実施形態では画像形成領域における第1センサS1の走査量を、第1の閾値よりも小さくしている。この態様でも、同図(b2)に示すように、第1センサS1の出力信号に画像が影響を与えることとなるが、画像により生じた距離Xは第1の閾値よりも小さくなる。この結果、この距離Xは上記ステップ210にて破棄されることとなる。
―第2の実施形態―
次に、第2の実施形態について説明する。
ここで図12は、第2の実施形態における第1センサS1および第2センサS2の動作を説明するための図である。
上記第1の実施形態においては、第1センサS1および第2センサS2を互いに対向する関係で配置するとともに、第1センサS1を用いて位置データの取得を行った。ところで、例えば、上記ステップ115における連続用紙Pの搬送距離と、送り孔の配置間隔(図4のB参照)が近い場合には、第1センサS1の検知位置が送り孔を通過しない場合が起こり得る。また、検知位置が送り孔を通過する場合であっても、その通過位置が送り孔の端部となる場合もある。
そこで本実施形態では、第1センサS1および第2センサS2を連続用紙Pの搬送方向(副走査方向)において、所定距離(例えば2mm)だけずらした状態で配置している。より詳細には、第1センサS1を第2センサS2よりも連続用紙Pの搬送方向下流側に配置している。そして、本実施形態では、第1センサS1および第2センサS2を用いて走査を行うが、この場合、第1センサS1および第2センサS2は、同図に示すように、副走査方向にずれた状態で走査を行うこととなる。この結果、本実施形態では、第1の実施形態よりも、センサの検知位置が送り孔をより高い確率で通過するようになる。なお、本実施形態では、第1センサS1を第2センサS2よりも連続用紙Pの搬送方向下流側に配置しているが、第1センサS1を第2センサS2よりも連続用紙Pの搬送方向上流側に配置することもできる。
ここで図13は、制御部420にて実行される処理を示したフローチャートである。なお、第1の実施形態と同様の処理については詳細な説明を省略する。
まずセンサ制御部421が、端部検知センサS3により連続用紙Pの端部検知を行い(ステップ301)、第1センサS1および第2センサS2を仮ホームポジションまで移動させる(ステップ302)。次いで、センサ制御部421が、第1センサS1をオンとし(ステップ303)、図12の矢印Pに示すように第1センサS1を移動させ、第1センサS1による走査を行う(ステップ304)。なおこの場合、第2センサS2は、第1センサS1と同様に主走査方向に移動するが、オフ状態とされているため走査は行わない。
次いで、孔位置演算部422が、第1センサS1による走査結果に基づき、送り孔の位置を求めるための演算処理を実行する(ステップ305)。なお、この演算処理は、上記と同様であるため説明を省略する。次いで、センサ制御部421が、第1センサS1および第2センサS2を仮ホームポジションまで移動させる(ステップ306)。次いでセンサ制御部421が、第2センサS2がオン状態にあるか否かを判断し(ステップ307)、オン状態にない場合は、第2センサS2をオンとするとともに第1センサS1をオフとする(ステップ317)。その後、ステップ304〜ステップ307の処理が再度実行される。この場合、ステップ304の処理によって、第2センサS2は、図12に示す矢印Qに示す方向に移動する。なおこの場合、第1センサS1は、第2センサS2と同様に主走査方向に移動するが、オフ状態とされているため走査は行わない。
一方、センサ制御部421は、ステップ307にて第2センサS2がオン状態にあると判断した場合、第2センサS2をオフとするとともに第1センサS1をオンとする(ステップ308)。そして、判断部424が、位置データ記憶部423から位置データ(距離A1)の読み出しを行い、位置データのデータ数が所定の規定数に達しているか否か、詳細には位置データのデータ数が所定の規定数よりも小さいか否かを判断する(ステップ309)。そして、データ数が所定の規定数よりも小さいと判断された場合、用紙搬送制御部425が、上記と同様、初期位置からの連続用紙Pの搬送距離が、所定の規定距離よりも大きいか否かを判断する(ステップ310)。次いで、用紙搬送制御部425は、ステップ310にて搬送距離が規定距離よりも大きいと判断した場合、連続用紙Pを後退させ(ステップ311)、連続用紙Pを上記初期位置まで戻す。
一方、ステップ309にて位置データのデータ数が所定の規定数よりも小さくないと判断された場合、即ちデータ数が所定の規定数に達している場合、上記ステップ310の処理は省略され、用紙搬送制御部425が、上記ステップ311の処理を実行する。即ち連続用紙Pの後退を行う。
また、用紙搬送制御部425は、ステップ310にて上記初期位置からの連続用紙Pの搬送距離が所定の規定距離よりも大きくないと判断した場合、即ち連続用紙Pの搬送距離が所定の規定距離に達していない場合、連続用紙Pを所定量(例えば1/6インチ)搬送する(前進させる)(ステップ318)。その後、ステップ304からステップ309までの処理が再度実行される。
その後、センサ制御部421が、第1センサS1および第2センサS2をホームポジションに移動させる(ステップ312)。なお、センサ制御部421は、この際、第1センサS1をオフ状態とする。その後、判断部424が、位置データのデータ数が0よりも大きいか否かを判断する(ステップ313)。そして、データ数が0よりも大きいと判断された場合、ずれ量把握部426が、位置データ(距離A1)の平均値を取得する(ステップ314)。
次いで、ずれ量把握部426は、ROMなどのメモリから規格値(例えば6mm、図4のA参照)を取得するとともに、(平均値―規格値)の演算を行い、規格値に対する送り孔のずれ量を把握する(ステップ315)。次いでセンサ制御部421が、上記距離LM(図5(b)参照)にずれ量を加算することで第1センサS1の配置位置を決定するとともに、モータK2を駆動し、ホームポジションからこの配置位置まで第1センサS1を移動させる(ステップ316)。一方、ステップ313にて位置データのデータ数が0よりも大きくないと判断された場合、即ち位置データが存在しない場合、上記と同様、ずれ量把握部426は、連続用紙Pの端部から送り孔の中心までの距離(送り孔位置)を、上記規格値とする(ステップ319)。
―第3の実施形態―
次に第3の実施形態について説明する。上記第1の実施形態および第2の実施形態では、搬送が停止された連続用紙Pに対して第1センサS1等を移動させることで送り孔の位置を取得したが、停止した第1センサS1等に対して連続用紙Pを搬送することでも送り孔の位置を取得することができる。
図14は、第3の実施形態における第1センサS1等の動作の一例を説明する図である。
本実施形態では、まず同図(a)における矢印A0に示すように、ホームポジションから第1センサS1を連続用紙Pに向かって移動させ、連続用紙Pの端部を検知する。次いで、同図(a)における矢印A2に示すように、第1センサS1を連続用紙Pの内側に向かって所定量移動させるとともに、連続用紙Pを矢印B1に示す方向に前進させ第1センサS1から出力信号を取得する。なお、第1センサS1から出力信号を取得後、連続用紙Pは、前進を行う前の位置まで後退する。
そして、上記出力信号から送り孔の存在を検出できない場合、同図(b1)の矢印A3に示すように、第1センサS1を連続用紙Pの内側にさらに移動させる。これにより本例では、第1センサS1の検知位置を送り孔が通過するようになり、送り孔の存在が検知可能となる。なお、本実施形態では、第1センサS1の一回あたりの移動量を、送り孔の直径の半分以下としている。このため、上記矢印A3の移動により送り孔の存在が検知可能となった際、第1センサS1の検知位置は、送り孔の左側領域に位置するようになる。
次いで、第1センサS1からの出力信号に基づき、送り孔の左側領域における第1センサS1の位置(第1の位置)を把握する。具体的に説明すると、第1センサS1からの出力信号は、例えば同図(b2)に示すようになり、この出力信号から「1」となる領域の各幅Zを得る。そして、この各幅Zの平均値を取得するとともに、この平均値に基づき第1センサS1の位置を把握する。
次いで第1センサS1の検知位置が送り孔の右側領域に位置するように、第1センサS1を、所定量若しくは上記第1の位置に基づき、連続用紙Pの内側にさらに移動させる(同図(b1)の矢印A4参照)。その後、連続用紙Pの前進および後退を行う。そして、第1センサS1からの出力信号に基づき、送り孔の右側領域における第1センサS1の位置(第2の位置)を把握する。
次いで、上記第1の位置および第2の位置に基づき、送り孔の中心を見積もり、この見積もった位置まで、第1センサS1を移動させる(同図(c)の矢印A5参照)。そして、連続用紙Pを矢印B4に示す方向に前進させ第1センサS1からの出力信号を取得するとともに、連続用紙Pを後退させる。そして、この出力信号から、上記と同様に各幅Zの平均値を取得するとともに、この平均値が所定の範囲内に収まっているか否かを判断する。そして、収まっている場合には、現在位置を送り孔の中心として確定するとともに、用紙端部からこの現在位置までの距離A1を、送り孔の位置として取得する。
本発明が適用される画像形成システムの構成例を示す概略図である。 第3トラクタを説明するための斜視図である。 マーク検知機構を説明するための図である。 ピン有りの連続用紙の規格を説明するための図である。 第1センサによるマークの検出を説明するための図である。 制御部にて実行される位置変更の機能を実現するための機能ブロック図である。 制御部にて実行される第1センサの位置変更処理を示したフローチャートである。 第1センサ、端部検知センサの動作を説明する図である。 孔位置演算部により実行される演算処理を示したフローチャートである。 孔位置演算部による演算例を示した図である。 第1センサの走査領域を説明するための図である。 第2の実施形態における第1センサおよび第2センサの動作を説明するための図である。 制御部にて実行される処理を示したフローチャートである。 第3の実施形態における第1センサ等の動作の一例を説明する図である。
符号の説明
200…第1画像形成装置、210…画像形成部、400…第2画像形成装置、421…センサ制御部、422…孔位置演算部、426…ずれ量把握部、440…用紙搬送部、Mk…マーク、P…連続用紙、S1…第1センサ、S2…第2センサ、T1〜T3…第1トラクタ〜第3トラクタ

Claims (14)

  1. 連続用紙が有する送り孔へのピンの挿入により当該連続用紙が位置決めされている際に画像形成装置により当該連続用紙の第1面に形成されたマークであって当該ピンを基準に形成され且つ当該連続用紙の幅方向において当該ピンから一定距離離れた箇所に形成された当該マークが付された当該連続用紙を搬送する搬送手段と、
    前記連続用紙の前記幅方向に沿って移動可能に設けられ、前記マークを検知するマーク検知部と、
    前記マーク検知部による検知結果に基づき前記連続用紙の第2面における画像の形成位置を決定し、当該第2面に当該画像を形成する画像形成部と、
    前記連続用紙の前記幅方向における端部前記送り孔との距離を測定する測定手段と、
    前記連続用紙の前記端部と前記送り孔との距離に関し予め定められた値と、前記測定手段により測定された前記距離との差を取得する差取得手段と、
    前記マークの前記連続用紙の前記端部からの距離に関する距離情報を取得するとともに当該距離情報を前記差取得手段により取得された前記差を用いて補正し、補正後の当該距離情報に基づく位置に前記マーク検知部を配置する配置手段と、
    を含む画像形成装置
  2. 前記測定手段は、前記マーク検知部を用いて前記端部と前記送り孔との前記距離を測定することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置
  3. 前記測定手段は、センサを前記幅方向に移動させるとともに、当該センサとは前記連続用紙の搬送方向における異なる位置に配置された第2のセンサを当該幅方向に移動させ、当該幅方向に移動させる当該センサおよび当該第2のセンサを用いて前記端部と前記送り孔との前記距離を測定することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置
  4. 前記第2のセンサは、前記連続用紙の前記マークが付された面とは反対側の面側に配置され、当該反対側の面に付されたマークを検知可能に構成されていることを特徴とする請求項3記載の画像形成装置
  5. 前記測定手段は、センサを前記幅方向に往復移動させ前記端部と前記送り孔との前記距離を測定し、
    前記搬送手段は、前記測定手段にて前記センサの前記往復移動が行われる度に前記連続用紙を所定量搬送することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置
  6. 前記搬送手段は、前記往復移動が行われる度に前記連続用紙を前進させ、当該連続用紙の前進量が所定の規定量を超えた場合には当該前進を行わないことを特徴とする請求項5記載の画像形成装置
  7. 前記測定手段は、前記マーク検知部を前記センサとして用いることを特徴とする請求項3乃至6のいずれかに記載の画像形成装置
  8. 連続用紙が有する送り孔へのピンの挿入により当該連続用紙が位置決めされている際に画像形成装置により当該連続用紙の第1面に形成されたマークであって当該ピンを基準に形成され且つ当該連続用紙の幅方向において当該ピンから一定距離離れた箇所に形成された当該マークが付された当該連続用紙を搬送する搬送手段と、
    前記連続用紙の前記幅方向に沿って移動可能に設けられ、前記マークを検知するマーク検知部と、
    前記マーク検知部による検知結果に基づき前記連続用紙の第2面における画像の形成位置を決定し、当該第2面に当該画像を形成する画像形成部と、
    前記連続用紙の前記幅方向における端部と前記送り孔との距離を測定する測定手段と、
    前記連続用紙の前記端部と前記送り孔との距離に関し予め定められた値と、前記測定手段により測定された前記距離との差を取得する差取得手段と、
    前記マークの前記連続用紙の前記端部からの距離に関する距離情報を取得するとともに当該距離情報を前記差取得手段により取得された前記差を用いて補正し、補正後の当該距離情報に基づく位置に前記マーク検知部を移動させる移動手段と、
    を含む画像形成装置。
  9. 前記測定手段は、センサを前記幅方向に往復移動させ、前記端部と前記送り孔との前記距離を測定するとともに、当該測定に際し、当該センサのホームポジションよりも前記連続用紙の当該端部に近い箇所から当該センサを当該往復移動させることを特徴とする請求項記載の画像形成装置。
  10. 前記測定手段は、センサを前記幅方向に移動させ、前記端部と前記送り孔との前記距離を測定するとともに、当該測定に際しては、当該センサからの出力から前記連続用紙の当該端部を把握し、把握した当該端部を基準に当該送り孔までの距離を測定することを特徴とする請求項記載の画像形成装置。
  11. 前記測定手段は、センサを前記幅方向に移動させ、当該センサにより前記連続用紙が検出されているときの第1の値と当該センサによる当該連続用紙検出がなされていないときの第2の値とが含まれる2値信号を当該センサから取得し、当該第2の値のうち最も長く連続する箇所以外における当該第2の値を当該第1の値に置き換え、当該第1の値が連続する長さと当該第2の値が連続する長さとに基づき前記距離の測定を行うこと特徴とする請求項記載の画像形成装置。
  12. 前記測定手段は、前記第2の値が連続する長さが所定の閾値よりも小さい場合または所定の閾値よりも大きい場合、当該第2の値が連続する長さに関する情報を破棄し、当該第2の値が連続する長さに基づく前記距離の測定を行わないことを特徴とする請求項11記載の画像形成装置。
  13. 前記測定手段は、前記マーク検知部を前記センサとして用いることを特徴とする請求項乃至12のいずれかに記載の画像形成装置。
  14. 連続用紙に形成された送り孔にピンを挿入し当該連続用紙を搬送するトラクタと、
    前記送り孔への前記ピンの挿入により位置決めされた前記連続用紙の第1面に対し、当該ピンを基準に且つ当該連続用紙の幅方向において当該ピンから一定距離離れた箇所に、マークを形成するマーク形成手段と、
    を備えた第1の画像形成装置と、
    前記第1の画像形成装置から搬送される前記連続用紙に画像を形成する第2の画像形成装置と、を備え、
    前記第2の画像形成装置は、
    前記連続用紙の前記幅方向に沿って移動可能に設けられ、前記マーク形成手段により形成された前記マークを検知するマーク検知部と、
    前記マーク検知部による検知結果に基づき前記連続用紙の第2面における画像の形成位置を決定し、当該第2面に当該画像を形成する画像形成部と、
    前記連続用紙の前記幅方向における端部前記送り孔との距離を測定する測定手段と、
    前記連続用紙の前記端部と前記送り孔との距離に関し予め定められた値と、前記測定手段により測定された前記距離との差を取得する差取得手段と、
    前記マークの前記連続用紙の前記端部からの距離に関する距離情報を取得するとともに当該距離情報を前記差取得手段により取得された前記差を用いて補正し、補正後の当該距離情報に基づく位置に前記マーク検知部を移動させる移動手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成システム。
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