JP4577407B2 - 画像形成装置および画像形成システム - Google Patents
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Description
また、印刷ずれの発生率を低減するため、1/2インチ間隔に穿ってある送り穴に対し、送り穴の検出が可能な光学式センサを1/(2・N)インチ間隔にN個、用紙搬送方向に並べて配置した連続紙電子写真装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
さらに、送り穴の位置と画像の位置との不一致を防止するため、送り孔検出手段が所定個数の送り孔を検出するまでの紙送り寸法の実測値と、送り孔検出手段が検出した送り孔の個数と送り孔の間隔とから求めた紙送り寸法の計算値とを比較し、例えば実測値が計算値よりも大きければ用紙の搬送速度を減少させる連帳プリンタが提案されている(例えば、特許文献3参照)。
ところで、規格を満たさない位置に送り孔が形成された連続用紙は、第1の画像形成装置にてトラクタにより搬送される際に幅方向にずれるおそれがある。そしてこの場合、マークが所定位置からずれて形成されるとともに、マークがずれた状態の連続用紙が第2の画像形成装置に搬送される。この結果、第2の画像形成装置におけるマークの検知が困難となる場合がある。
本発明の目的は、送り孔が規格を満たさない位置に形成された場合であってもマークの検知を可能にすることにある。
請求項2に記載の発明は、前記把握手段は、前記マーク検知部からの出力を用いて前記送り孔の位置を把握することを特徴とする請求項1記載の用紙搬送装置である。
請求項3に記載の発明は、前記把握手段は、センサを前記幅方向に移動させるとともに、当該センサとは前記連続用紙の搬送方向における異なる位置に配置された第2のセンサを当該幅方向に移動させ、当該センサおよび当該第2のセンサからの出力を用いて前記送り孔の位置を把握することを特徴とする請求項1記載の用紙搬送装置である。
請求項4に記載の発明は、前記第2のセンサは、前記連続用紙の前記マークが付された面とは反対側の面側に配置され、当該反対側の面に付されたマークを検知可能に構成されていることを特徴とする請求項3記載の用紙搬送装置である。
請求項5に記載の発明は、前記把握手段は、センサを前記幅方向に往復移動させるとともに当該センサからの出力を用いて前記送り孔の位置を把握し、前記搬送手段は、前記把握手段にて前記センサの前記往復移動が行われる度に前記連続用紙を所定量搬送することを特徴とする請求項1記載の用紙搬送装置である。
請求項6に記載の発明は、前記搬送手段は、前記往復移動が行われる度に前記連続用紙を前進させ、当該連続用紙の前進量が所定の規定量を超えた場合には当該前進を行わないことを特徴とする請求項5記載の用紙搬送装置である。
請求項7に記載の発明は、前記把握手段は、前記マーク検知部を前記センサとして用いることを特徴とする請求項3乃至6のいずれかに記載の用紙搬送装置である。
請求項8に記載の発明は、前記把握手段は、前記連続用紙の前記端部と前記送り孔との距離を把握し、前記決定手段は、前記把握手段にて把握された前記距離と所定の規格値との差を取得し、前記マークの前記連続用紙における形成位置に関する位置情報に当該差を反映し、当該反映後の情報に基づき前記マーク検知部の前記配置位置を決定することを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の用紙搬送装置である。
請求項10に記載の発明は、センサを前記幅方向に往復移動させ、当該センサからの出力を用いて前記端部と前記送り孔との前記距離を取得する取得手段を更に備え、前記取得手段は、前記センサのホームポジションよりも前記連続用紙の前記端部に近い箇所から当該センサを前記往復移動させることを特徴とする請求項9記載の画像形成装置である。
請求項11に記載の発明は、センサを前記幅方向に移動させ、当該センサからの出力を用いて前記端部と前記送り孔との前記距離を取得する取得手段を更に備え、前記取得手段は、前記センサからの前記出力から前記連続用紙の前記端部を把握し、把握した当該端部を基準に前記距離を取得することを特徴とする請求項9記載の画像形成装置である。
請求項12に記載の発明は、センサを前記幅方向に移動させ、当該センサからの出力を用いて前記端部と前記送り孔との前記距離を取得する取得手段を更に備え、前記取得手段は、前記連続用紙が検出されているときの第1の値と当該連続用紙が検出されていないときの第2の値とが含まれる2値信号を前記センサから取得し、当該第2の値のうち最も長く連続する箇所以外における当該第2の値を当該第1の値に置き換え、当該第1の値が連続する長さと当該第2の値が連続する長さとに基づき前記距離を取得すること特徴とする請求項9記載の画像形成装置である。
請求項13に記載の発明は、前記取得手段は、前記第2の値が連続する長さが所定の閾値よりも小さい場合または所定の閾値よりも大きい場合、当該第2の値が連続する長さに基づく前記距離の取得を行わないことを特徴とする請求項12記載の画像形成装置である。
請求項14に記載の発明は、前記取得手段は、前記マーク検知部を前記センサとして用いることを特徴とする請求項10乃至13のいずれかに記載の画像形成装置である。
本発明の請求項2によれば、センサを別途設けなくても送り孔の位置を把握可能となり、本発明を採用しない場合に比べセンサの数を減らすことが可能となる。
本発明の請求項3によれば、本発明を採用しない場合に比べ、センサの検知領域が送り孔をより高い確率で通過するようになる。
本発明の請求項4によれば、反対側の面に付されたマークを検知するセンサを別途設けずとも反対側の面に付されたマークの検知を行うことが可能となり、本発明を採用しない場合に比べセンサの数を減らすことが可能となる。
本発明の請求項5によれば、連続用紙の搬送方向における異なる位置にてセンサからの出力を取得可能となり、本発明を採用しない場合に比べ、把握手段にて送り孔の位置が把握される確率を高めることができる。
本発明の請求項6によれば、例えば、連続用紙が他の装置により自動的に巻き取られ、連続用紙の後退ができなくなるなどの不具合の発生を抑制することができる。
本発明の請求項7によれば、センサを別途設けなくても送り孔の位置を把握可能となり、本発明を採用しない場合に比べセンサの数を減らすことが可能となる。
本発明の請求項8によれば、規格に対する送り孔のずれがマーク検知部の配置位置に反映され、送り孔が規格を満たさない位置に形成された場合であってもマークの検知を行うことが可能となる。
本発明の請求項10によれば、連続用紙の幅方向における端部と送り孔との距離を、本発明を採用しない場合に比べ短時間で取得することができる。
本発明の請求項11によれば、例えば、搬送手段による搬送により連続用紙が幅方向にずれた際に、このずれが取得手段にて取得される距離に影響を与えることを抑制できる。
本発明の請求項12によれば、連続用紙に形成された画像など送り孔以外のものに基づき端部と送り孔との距離が取得されることを、本発明を採用しない場合に比べ抑制することができる。
本発明の請求項13によれば、例えば、バインダー綴じに供される孔と連続用紙の端部との距離が、送り孔と連続用紙の端部との距離として取得されることを抑制できる。
本発明の請求項14によれば、センサを別途設けることなく連続用紙の端部と送り孔との距離を取得可能となり、本発明を採用しない場合に比べセンサの数を減らすことが可能となる。
以下、添付図面を参照して、本発明の第1の実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明が適用される画像形成システムの構成例を示す概略図である。
同図に示すように、本実施形態における画像形成システム1には、連続用紙Pの供給を行う給紙装置100、連続用紙Pの搬送方向における上流側に配置された第1画像形成装置200、連続用紙Pの表裏を反転させる反転装置300が設けられている。また、画像形成システム1には、第1画像形成装置200よりも連続用紙Pの搬送方向下流側に配置された第2画像形成装置400、連続用紙Pを巻き取る巻き取り装置500が設けられている。
なお、本実施形態の画像形成システム1は、送り孔(スプロケット孔)が形成された連続用紙P(ピン有りの連続用紙P)、送り孔が形成されていない連続用紙P(ピンレスの連続用紙P)が使用可能となっている。
巻き取り装置500は、第2画像形成装置400から排出された連続用紙Pを巻き取る。ここで、巻き取り装置500は、連続用紙Pの搬送経路上に、連続用紙Pの垂れ下がりを検知する検知センサ(不図示)を備える。そして、巻き取り装置500は、この検知センサにて連続用紙Pの垂れ下がりが検知された場合に、連続用紙Pの巻き取りを行う。
同図に示すように、第2画像形成装置400は、装置本体400Aの内部に、入力された画像データに対応して画像形成を行う画像形成部410を備えている。また、第2画像形成装置400に設けられた各部、各装置の動作を制御する制御部420を備えている。さらに、第2画像形成装置400は、搬送されてきた連続用紙Pを画像形成部410を経由させた後に外部に排出する用紙搬送部440を備える。また、第2画像形成装置400は、例えばフラッシュランプを有し画像形成部410により連続用紙Pに形成されたトナー像を定着する定着器460を備えている。さらに、オペレータからの情報入力を受け付けたりオペレータに対して情報を表示したりするUI(User Interface)480を備えている。
同図に示すように、本実施形態における第3トラクタT3は、装置本体400A側に支持された支持ユニット443により支持されている。
一方で支持ユニット443は、連続用紙Pの搬送方向に沿って配置されるとともに互いに対向配置された支持板444a,444bと、支持板444a,444bによって両端が支持された複数のシャフト445と、オペレータからの操作を受け付け回転する回転部446とを備えている。また、第1トラクタ部T3aおよび第2トラクタ部T3bに対して駆動力を供給し、第1トラクタ部T3aおよび第2トラクタ部T3bにおける上記ピンを循環駆動させるトラクタ駆動モータK1を備えている。
図3は、マーク検知機構470を説明するための図である。なお、本図においては、図中右方がリア側であり、図中左方がフロント側となっている。このため本図においては、連続用紙Pは紙面の奥側から手前側に搬送される状態となっている。
同図に示すように、マーク検知機構470は、第1画像形成装置200にて連続用紙Pの第1面に形成されたマークMkを検知するマーク検知部の一例としての第1センサS1を備えている。さらに、連続用紙Pの第2面にマークが予め形成されている場合に、この第2面のマークを検知する第2センサS2を備えている。ここで第1センサS1および第2センサS2は互いに対向する関係で配置されている。また、マーク検知機構470は、連続用紙Pのリア側における端部を検知する端部検知センサS3を備えている。また、第1センサS1、第2センサS2および端部検知センサS3を、主走査方向(連続用紙Pの幅方向)に移動させるモータK2を備えている。なお、本実施形態におけるモータK2はステッピングモータにより構成されている。
ところでピン有りの連続用紙Pは、上記のように所定の規格の下に製造されるが、規格を満たさず規格外の状態で製造される場合もあり得る。そしてこのような場合、連続用紙PにおけるマークMkの検出ができない事態が生じてしまう。
上記のように第2画像形成装置400に対しては、連続用紙Pの端部からマークMkまでの距離L、マークMkの幅Wが通知される。そして、制御部420は、この距離Lおよび幅Wに基づき、モータK2を駆動し第1センサS1を移動させる。具体的には、制御部420は、距離Lおよび幅Wに基づき、演算(L+W/2)を実行し、連続用紙Pの端部から距離(L+W/2)(以下、「距離LM」と称する)となる位置を第1センサS1の移動位置とする。そして、制御部420は、モータK2を駆動し、この移動位置まで第1センサS1を移動させる(図5(a)参照)。この結果、第1センサS1の検知位置(検知領域)をマークMkが通過するようになり、第1センサS1によるマークMkの検知が可能となる。なお、上記距離L、幅W、距離LMなどは、マークMkの連続用紙Pにおける形成位置に関する位置情報として捉えることができる。
図6は、制御部420にて実行される位置変更の機能を実現するための機能ブロック図である。本実施形態における制御部420は、センサ制御部421、孔位置演算部422、位置データ記憶部423、判断部424、用紙搬送制御部425、ずれ量把握部426を備えている。ここで本実施形態では、孔位置演算部422およびセンサ制御部421が把握手段、取得手段として機能している。また、センサ制御部421が、配置手段および移動手段の一つとして機能している。また、センサ制御部421およびずれ量把握部426が決定手段して機能している。なお、制御部420は、実際にはCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、およびRAM(Random Access Memory)を備えている。そして、CPUが、ROMに記憶されたプログラムに従い、RAMとの間で適宜データのやりとりを行いながら処理を実行することで、上記各機能が実現される。
位置データ記憶部423は、孔位置演算部422にて取得された位置データを記憶する。
用紙搬送制御部425は、トラクタ駆動モータK1などを駆動し、連続用紙Pの搬送を行う。より具体的には、トラクタ駆動モータK1などを駆動し、連続用紙Pの前進や後退を行う。また、用紙搬送制御部425は、連続用紙Pの搬送距離が所定の規定距離に達しているか否かの判断を行う。
ずれ量把握部426は、位置データ記憶部に記憶されている位置データに基づき、規格値に対する送り孔のずれ量を把握し、このずれ量をセンサ制御部421に出力する。
本実施形態における位置変更処理では、まず用紙搬送制御部425が、連続用紙Pを所定量搬送し、端部検知センサS3による端部の検知が可能となる初期位置まで連続用紙Pの搬送を行う。次いで、センサ制御部421が、モータK2を駆動することでホームポジション(HP)に位置する端部検知センサS3を連続用紙Pに向けて移動させるとともに、端部検知センサS3の検知結果に基づき連続用紙Pの端部検知を行う(ステップ101)。なお、本実施形態では、このように端部検知センサS3により連続用紙Pの端部検知を行っているが、第1センサS1や第2センサS2によって端部検知を行うこともできる。この場合、端部検知センサS3の省略が可能となる。
センサ制御部421は、孔位置演算部422にて演算処理がなされた後、モータK2を駆動し、図8(b)の矢印Gに示すように、第1センサS1を仮ホームポジションまで移動させる(ステップ106)。次いで、判断部424が、位置データ記憶部423から位置データ(距離A1)の読み出しを行い、位置データのデータ数が所定の規定数に達しているか否か、詳細には位置データのデータ数が所定の規定数よりも小さいか否かを判断する(ステップ107)。そして、データ数が所定の規定数よりも小さいと判断された場合、用紙搬送制御部425は、上記初期位置からの連続用紙Pの搬送距離が、所定の規定距離(例えば3.5インチ)よりも大きいか否かを判断する(ステップ108)。次いで、用紙搬送制御部425は、ステップ108にて搬送距離が規定距離よりも大きいと判断した場合、トラクタ駆動モータK1などを駆動させることで、図8(b)の矢印Jに示すように連続用紙Pを後退させ(ステップ109)、連続用紙Pを上記初期位置まで戻す。
一方、用紙搬送制御部425は、ステップ108にて上記初期位置からの連続用紙Pの搬送距離が、所定の規定距離よりも大きくないと判断した場合、即ち連続用紙Pの搬送距離が所定の規定距離に達していない場合、トラクタ駆動モータK1などを所定量駆動させることで、連続用紙Pを所定量(例えば1/6インチ)搬送する(前進させる)(ステップ115)。その後、ステップ104からステップ107までの処理が再度実行される。これにより、位置データのデータ数が所定の規定数よりも小さく、且つ連続用紙Pの初期位置からの搬送距離が所定の規定距離よりも小さい場合、図8(b)の矢印Hに示すように連続用紙Pが所定量ずつ搬送されるとともに、図中矢印Iに示すように第1センサS1による走査が行われる。
上記では詳細な説明を省略したが、本実施形態では、第1センサS1による走査領域を所定の範囲に設定(制限)している。より詳細には、連続用紙Pの画像形成領域における第1センサS1の走査量が、上記第1の閾値よりも小さくなるように、第1センサS1の走査領域を設定している。本実施形態では、上記のように第1センサS1からの出力信号に基づき送り孔の大きさXなどが取得されるが、第1センサS1の検知位置が画像を通過した場合、この画像が送り孔と認識されてしまう場合がある。
次に、第2の実施形態について説明する。
ここで図12は、第2の実施形態における第1センサS1および第2センサS2の動作を説明するための図である。
上記第1の実施形態においては、第1センサS1および第2センサS2を互いに対向する関係で配置するとともに、第1センサS1を用いて位置データの取得を行った。ところで、例えば、上記ステップ115における連続用紙Pの搬送距離と、送り孔の配置間隔(図4のB参照)が近い場合には、第1センサS1の検知位置が送り孔を通過しない場合が起こり得る。また、検知位置が送り孔を通過する場合であっても、その通過位置が送り孔の端部となる場合もある。
まずセンサ制御部421が、端部検知センサS3により連続用紙Pの端部検知を行い(ステップ301)、第1センサS1および第2センサS2を仮ホームポジションまで移動させる(ステップ302)。次いで、センサ制御部421が、第1センサS1をオンとし(ステップ303)、図12の矢印Pに示すように第1センサS1を移動させ、第1センサS1による走査を行う(ステップ304)。なおこの場合、第2センサS2は、第1センサS1と同様に主走査方向に移動するが、オフ状態とされているため走査は行わない。
また、用紙搬送制御部425は、ステップ310にて上記初期位置からの連続用紙Pの搬送距離が所定の規定距離よりも大きくないと判断した場合、即ち連続用紙Pの搬送距離が所定の規定距離に達していない場合、連続用紙Pを所定量(例えば1/6インチ)搬送する(前進させる)(ステップ318)。その後、ステップ304からステップ309までの処理が再度実行される。
次に第3の実施形態について説明する。上記第1の実施形態および第2の実施形態では、搬送が停止された連続用紙Pに対して第1センサS1等を移動させることで送り孔の位置を取得したが、停止した第1センサS1等に対して連続用紙Pを搬送することでも送り孔の位置を取得することができる。
本実施形態では、まず同図(a)における矢印A0に示すように、ホームポジションから第1センサS1を連続用紙Pに向かって移動させ、連続用紙Pの端部を検知する。次いで、同図(a)における矢印A2に示すように、第1センサS1を連続用紙Pの内側に向かって所定量移動させるとともに、連続用紙Pを矢印B1に示す方向に前進させ第1センサS1から出力信号を取得する。なお、第1センサS1から出力信号を取得後、連続用紙Pは、前進を行う前の位置まで後退する。
次いで第1センサS1の検知位置が送り孔の右側領域に位置するように、第1センサS1を、所定量若しくは上記第1の位置に基づき、連続用紙Pの内側にさらに移動させる(同図(b1)の矢印A4参照)。その後、連続用紙Pの前進および後退を行う。そして、第1センサS1からの出力信号に基づき、送り孔の右側領域における第1センサS1の位置(第2の位置)を把握する。
Claims (14)
- 連続用紙が有する送り孔へのピンの挿入により当該連続用紙が位置決めされている際に画像形成装置により当該連続用紙の第1面に形成されたマークであって当該ピンを基準に形成され且つ当該連続用紙の幅方向において当該ピンから一定距離離れた箇所に形成された当該マークが付された当該連続用紙を搬送する搬送手段と、
前記連続用紙の前記幅方向に沿って移動可能に設けられ、前記マークを検知するマーク検知部と、
前記マーク検知部による検知結果に基づき前記連続用紙の第2面における画像の形成位置を決定し、当該第2面に当該画像を形成する画像形成部と、
前記連続用紙の前記幅方向における端部と前記送り孔との距離を測定する測定手段と、
前記連続用紙の前記端部と前記送り孔との距離に関し予め定められた値と、前記測定手段により測定された前記距離との差を取得する差取得手段と、
前記マークの前記連続用紙の前記端部からの距離に関する距離情報を取得するとともに当該距離情報を前記差取得手段により取得された前記差を用いて補正し、補正後の当該距離情報に基づく位置に前記マーク検知部を配置する配置手段と、
を含む画像形成装置。 - 前記測定手段は、前記マーク検知部を用いて前記端部と前記送り孔との前記距離を測定することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記測定手段は、センサを前記幅方向に移動させるとともに、当該センサとは前記連続用紙の搬送方向における異なる位置に配置された第2のセンサを当該幅方向に移動させ、当該幅方向に移動させる当該センサおよび当該第2のセンサを用いて前記端部と前記送り孔との前記距離を測定することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記第2のセンサは、前記連続用紙の前記マークが付された面とは反対側の面側に配置され、当該反対側の面に付されたマークを検知可能に構成されていることを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
- 前記測定手段は、センサを前記幅方向に往復移動させ前記端部と前記送り孔との前記距離を測定し、
前記搬送手段は、前記測定手段にて前記センサの前記往復移動が行われる度に前記連続用紙を所定量搬送することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 前記搬送手段は、前記往復移動が行われる度に前記連続用紙を前進させ、当該連続用紙の前進量が所定の規定量を超えた場合には当該前進を行わないことを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
- 前記測定手段は、前記マーク検知部を前記センサとして用いることを特徴とする請求項3乃至6のいずれかに記載の画像形成装置。
- 連続用紙が有する送り孔へのピンの挿入により当該連続用紙が位置決めされている際に画像形成装置により当該連続用紙の第1面に形成されたマークであって当該ピンを基準に形成され且つ当該連続用紙の幅方向において当該ピンから一定距離離れた箇所に形成された当該マークが付された当該連続用紙を搬送する搬送手段と、
前記連続用紙の前記幅方向に沿って移動可能に設けられ、前記マークを検知するマーク検知部と、
前記マーク検知部による検知結果に基づき前記連続用紙の第2面における画像の形成位置を決定し、当該第2面に当該画像を形成する画像形成部と、
前記連続用紙の前記幅方向における端部と前記送り孔との距離を測定する測定手段と、
前記連続用紙の前記端部と前記送り孔との距離に関し予め定められた値と、前記測定手段により測定された前記距離との差を取得する差取得手段と、
前記マークの前記連続用紙の前記端部からの距離に関する距離情報を取得するとともに当該距離情報を前記差取得手段により取得された前記差を用いて補正し、補正後の当該距離情報に基づく位置に前記マーク検知部を移動させる移動手段と、
を含む画像形成装置。 - 前記測定手段は、センサを前記幅方向に往復移動させ、前記端部と前記送り孔との前記距離を測定するとともに、当該測定に際し、当該センサのホームポジションよりも前記連続用紙の当該端部に近い箇所から当該センサを当該往復移動させることを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
- 前記測定手段は、センサを前記幅方向に移動させ、前記端部と前記送り孔との前記距離を測定するとともに、当該測定に際しては、当該センサからの出力から前記連続用紙の当該端部を把握し、把握した当該端部を基準に当該送り孔までの距離を測定することを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
- 前記測定手段は、センサを前記幅方向に移動させ、当該センサにより前記連続用紙が検出されているときの第1の値と当該センサによる当該連続用紙の検出がなされていないときの第2の値とが含まれる2値信号を当該センサから取得し、当該第2の値のうち最も長く連続する箇所以外における当該第2の値を当該第1の値に置き換え、当該第1の値が連続する長さと当該第2の値が連続する長さとに基づき前記距離の測定を行うこと特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
- 前記測定手段は、前記第2の値が連続する長さが所定の閾値よりも小さい場合または所定の閾値よりも大きい場合、当該第2の値が連続する長さに関する情報を破棄し、当該第2の値が連続する長さに基づく前記距離の測定を行わないことを特徴とする請求項11記載の画像形成装置。
- 前記測定手段は、前記マーク検知部を前記センサとして用いることを特徴とする請求項9乃至12のいずれかに記載の画像形成装置。
- 連続用紙に形成された送り孔にピンを挿入し当該連続用紙を搬送するトラクタと、
前記送り孔への前記ピンの挿入により位置決めされた前記連続用紙の第1面に対し、当該ピンを基準に且つ当該連続用紙の幅方向において当該ピンから一定距離離れた箇所に、マークを形成するマーク形成手段と、
を備えた第1の画像形成装置と、
前記第1の画像形成装置から搬送される前記連続用紙に画像を形成する第2の画像形成装置と、を備え、
前記第2の画像形成装置は、
前記連続用紙の前記幅方向に沿って移動可能に設けられ、前記マーク形成手段により形成された前記マークを検知するマーク検知部と、
前記マーク検知部による検知結果に基づき前記連続用紙の第2面における画像の形成位置を決定し、当該第2面に当該画像を形成する画像形成部と、
前記連続用紙の前記幅方向における端部と前記送り孔との距離を測定する測定手段と、
前記連続用紙の前記端部と前記送り孔との距離に関し予め定められた値と、前記測定手段により測定された前記距離との差を取得する差取得手段と、
前記マークの前記連続用紙の前記端部からの距離に関する距離情報を取得するとともに当該距離情報を前記差取得手段により取得された前記差を用いて補正し、補正後の当該距離情報に基づく位置に前記マーク検知部を移動させる移動手段と、
を備えることを特徴とする画像形成システム。
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