JP2005082342A - 用紙搬送装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 過大なスキューが発生した場合などのようにサイドフェンスジョガーに対して不測の事態により衝突するような事態を避けることにより用紙の破損や搬送部品の破損を未然に防止できる構成を備えた用紙搬送装置を提供する。
【解決手段】 用紙Pの搬送方向においてガイド部材30の上流側に配置されてガイド部材30同士の対向間隔内で進入してくる用紙Pの斜行状態を検知する用紙姿勢検知手段Sが入力側に接続され、ガイド部材30の駆動手段35が出力に接続されている制御部37を備え、制御部37は、上記用紙姿勢検知手段Sからの検知信号により用紙Pの斜行が所定状態を外れた過大な状態であると判断した場合にガイド部材30を用紙Pの受け入れ待機位置から外側に向けて退避するように駆動部材35を動作させることを特徴とする。
【選択図】 図9

Description

本発明は、用紙搬送装置および画像形成装置に関し、さらに詳しくは、用紙のスキュー(斜行)の矯正に関する。
複写機やプリンタあるいはファクシミリ装置や印刷機などの画像形成装置においては、潜像担持体である感光体上に形成された可視像が記録紙などの用紙に転写されて複写物が得られるようになっている。
一方、転写を終えて定着された画像を担持している用紙は、排紙トレイなどの排紙部にそのまま排出される場合のみでなく、近年要求が高まってきている省資源化を実現するために一枚の用紙の表裏両面への画像形成を行う目的で反転された状態で再度転写位置に向けて給送される場合がある(例えば、特許文献1)。
用紙を再給送する場合には、一面に画像が転写された用紙を反転した状態で一旦中間トレイ等の貯留部に収容し、中間トレイから転写位置に向けて繰り出す構成が用いられる(例えば、特許文献1,2)。
しかし、中間トレイを用いて用紙の再給送を行う構成では、用紙を反転させる必要があるために搬送路が通常の片面複写の場合に比較して長くなり、スキュー(斜行)が発生しやすいことが知られている(例えば、特許文献1,2)。
そこで、従来では、スキューの矯正を行うための構成として、用紙を一旦収容する中間トレイにおいて用紙の搬送方向と直交する方向での対向間隔を変化させることができるサイドフェンスジョガーを用いる構成がある(例えば、特許文献3)。
特開平6−51587号公報(段落「0002」、「0003」欄) 特開平9−227030号公報(段落「0003」欄) 特開平10−139258号公報(段落「0041」〜「0043」欄)
サイドフェンスジョガーを用いた構成においては、トレイ内に進入する用紙がまっすぐな状態、つまり、搬送方向と直交する用紙の端縁が搬送方向と平行した状態で進入してくる場合にはサイドフェンスジョガーとの当たり具合が均一な状態となりスキューの矯正が良好に行われるものの、何らかの不測の原因により用紙が過大なスキューを生じたり横ずれを生じた状態で進入した場合にはサイドフェンスジョガーに衝突して用紙が引き裂かれたり破れたりするダメージが発生する。また、用紙の厚さによる曲げ剛性、いわゆる腰の強さによっては衝突力によりサイドフェンスジョガーやこれに関連する中間トレイの構成部品を損傷させる虞もある。このような現象は、用紙に作用する搬送課程での負荷の変化などに限らず。ユーザによる用紙のセットミスなどもある。
本発明の目的は、上記従来の用紙搬送装置における問題に鑑み、過大なスキューが発生した場合などのようにサイドフェンスジョガーに対して不測の事態により衝突するような事態を避けることにより用紙の破損や搬送部品の破損を未然に防止できる構成を備えた用紙搬送装置および画像形成装置を提供することにある。
請求項1記載の発明は、搬送される用紙の搬送方向と直交する側の端縁に対向して設けられていて該用紙をガイドすると共に端縁揃えを行える位置に移動可能なガイド部材と、該ガイド部材の移動開始位置である初期位置を検知可能な基準センサーと、上記ガイド部材の駆動手段とを備え、上記ガイド部材を上記用紙のサイズに応じた位置に向け上記初期位置から移動させて用紙のガイドおよび端縁揃えが可能な用紙搬送装置において、
上記用紙の搬送方向において上記ガイド部材の上流側に配置されて上記ガイド部材同士の対向間隔内で進入してくる用紙の斜行状態を検知する用紙姿勢検知手段が入力側に接続され、上記ガイド部材の駆動手段が出力に接続されている制御部を備え、上記制御部は、上記用紙姿勢検知手段からの検知信号により上記用紙の斜行が所定状態を外れた過大な状態であると判断した場合に上記ガイド部材を上記用紙の受け入れ待機位置から外側に向けて退避するように上記駆動部材を動作させることを特徴としている。
請求項2記載発明は、請求項1記載の発明に加えて、上記ガイド部材の用紙受け入れ待機位置は、上記初期位置よりもガイド部材同士の対向間隔が狭くなる位置に設定されて上記用紙の端縁に近づく位置とされていることを特徴としている。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明に加えて、上記用紙姿勢検知手段は上記用紙の搬送方向と直交する方向に複数配置されたセンサが用いられ、上記制御部は、上記各位置でのセンサからの信号の入力順序と上記用紙の搬送速度とを一定時間内で計測した結果に基づき上記用紙の見かけ上の傾き量を算出し、算出結果に応じた上記ガイド部材の移動量を設定することを特徴としている。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のうちの一つに記載の発明に加えて、上記ガイド部材は、退避位置として上記初期位置を設定されていることを特徴としている。
請求項5記載の発明は、請求項1乃至4のうちの一つに記載の用紙搬送装置を画像形成装置に用いることを特徴としている。
請求項1記載の発明によれば、ガイド部材間に進入してくる用紙が過大な斜行状態にあるときにはガイド部材が用紙受け入れ位置から退避するようになっているので、用紙とガイド部材との無用な衝突を避けることができる。これにより、不足な事態発生により過大な斜行状態で移動する用紙がガイド部材に衝突した際に発生する用紙の破損やガイド部材を始めとした用紙受け入れ部の構成部品の破損等のダメージを未然に防止することが可能となる。
請求項2記載の発明によれば、ガイド部材の用紙受け入れ位置が待機位置よりもガイド部材の対向間隔が狭くなる位置とされていることにより、ガイド部材に進入してくる用紙の端縁揃えの際のガイド部材の移動量を少なくして迅速な端縁揃え処理が可能となる。
請求項3記載の発明によれば、用紙の斜行状態を検知する用紙姿勢検知手段として用紙の搬送方向と直交する方向に複数配置されたセンサが用いられ、各センサからの検知順序と搬送速度とを一定時間内で計測することで用紙の見かけ上の傾き量を算出してその算出結果に応じたガイド部材の移動量を設定することで用紙に発生している傾き方向および傾き量が予測でき、その傾きに応じた側のガイド部材の移動を制御することで進入してくる用紙とガイド部材との衝突を確実に回避することが可能となる。
請求項4記載の発明によれば、ガイド部材の退避位置として初期位置が設定されることにより、用紙の傾き状態に関係なく簡単な移動量の制御により用紙とガイド部材との衝突を回避することができるので制御が簡単化できる。
請求項5記載の発明によれば、過大の斜行状態でガイド部材に進入してくる用紙とガイド部材との衝突を避けることにより用紙あるいはこれを受け入れる部材の破損を防止できると共に、破損した用紙による後続用紙のつまり、いわゆるジャムの発生を未然に防止して画像形成処理の沈滞を抑制することも可能となる。
以下、実施例に基づき、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、本発明の実施例による用紙搬送装置を用いる画像形成装置を示しており、同図に示す画像形成装置1は、潜像担持体である感光体に対して光書き込みが可能なプリンタであり、用紙の両面を対象とした画像形成を行う構成および両面あるいは片面への画像形成が行われた用紙に対して綴じ処理などの後処理を行う構成を備えている。
画像形成装置1は、画像形成処理部A、原稿走査部B、給紙部Cおよび後処理部Dを備えている。
画像形成処理部Aには、潜像担持体としてドラム状とされて図1中、時計方向に観点可能な感光体(以下、感光体ドラムという)2が設けられており、感光体ドラム2の周囲には、回転方向に沿って画像形成処理を実行するための帯電装置(図示されず)書き込み装置3,現像装置4,転写装置5およびクリーニング装置(図示されず)が配置されている。
書き込み装置3は、光源として用いられるレーザ出力ユニット3A、結像レンズ3B,ミラー3Cで構成されており、後述する原稿走査部Bで得られた読みとりデータに応じたレーザ光の照射を感光体ドラム2に対して行うことで感光体ドラム2に静電潜像を形成させる。
原稿走査部Bは原稿載置台6に載置された原稿を走査して画像データを得るための部分であり、原稿載置台6上の原稿に対して走査光を照射する光源7,第1〜第3ミラー8〜10,レンズ11,CCDイメージセンサ12を備えている。原稿走査部Bで読み取られた原稿画像はCCDイメージセンサ12を介して電気信号に変換され、その電気信号が用いられる画像情報が書き込み装置3において用いられる。
原稿走査部Bには自動原稿給送装置(ADF)が装備されており、自動原稿給送装置(ADF)には、原稿セット台13に載置されている原稿が繰り出しローラ14により画像読みとりセンサ15に向け繰り出され、読み取られた後、原稿排紙トレイ16に排出される。画像読みとりセンサ15により得られた各種補正や圧縮処理などの画像処理されて画像メモリに出力されて蓄えられる。
給紙部Cには、複数の給紙カセット17〜19が装備されており、各給紙カセット17〜19には、その用紙の繰り出し側に繰り出しローラおよび分離装置を備えた繰り出しユニット17Aから19Aが、そして繰り出しユニット17Aから19Aにより繰り出された用紙を給送する給送ローラ17B〜19Bが設けてある。
給紙部Bから給送される用紙は、感光体ドラム2における転写位置前方に配置されているレジストローラ20によりレジストタイミングを設定されて転写位置に向け繰り出される。
なお、給紙部Bからレジストローラ20に至る用紙搬送路におけるレジストローラ20の前方には位置されているローラ21は、用紙両面への画像形成時に用いられる再給送ローラである。
後処理部Dは、画像形成処理を終えた用紙群にパンチ孔を穿孔したり綴じ(ステープル)処理を行う部分であり、画像形成装置1の排紙位置に連続する搬送路に設けられたパンチユニット22,ステープルスタックトレイ23,ステープラユニット24,排紙トレイ25を備えている。
一方、画像形成処理部Aには、画像転写を終えた用紙野津宇梶に画像定着を行う定着装置26が設けられており、定着装置26を通過した用紙は、そのまま本体排紙トレイ27に向けて排出される場合と表裏両面への画像形成のために再度画像形成処理部Aに供される場合とが選択されるようになっている。このため、定着装置26を通過した用紙の搬送路には、排紙方向を設定するための排紙ユニット28が設けられている。
排紙ユニット28には、定着装置26からの用紙の搬送方向に沿って並置された第1排紙ローラ28A、第2の排紙ローラ28Bが設けられており、第1の排紙ローラ28Aを通過した位置には、後述する再循環装置29と本体排紙トレイ27とに搬送方向を切り換えることが可能な切り換え爪28Cが配置されている。
再循環装置29は、定着後の用紙を再度レジストローラ20に向けて反転した状態で用紙を搬送する部分であり、中間トレイ29Aを備えている。
図2は、配置ユニット27および再循環装置29の配置構成を説明するための模式図であり、同図において、再循環装置29は、切り換え爪28Cの位置から中間トレイ29Aに至る搬送路において用紙が反転されて中間トレイ29Aに搬送され(矢印F1で示す)、中間トレイ29Aにおける再繰り出し方向(矢印F3で示す)上流側に位置して搬送路に対して進退可能な戻しローラ29Bにより中間トレイ29Aから再度反転されてレジストローラ20に向け搬送(矢印F3’で示す)されるようになっている。
中間トレイ29Aからは、レジストローラ20に向けた用紙の搬送だけでなく、中間トレイ29Aに収容された用紙をスイッチバックさせて装置本体の排紙位置に向け搬送して(矢印F4で示す)、本体排紙トレイ27あるいは後処理部Bのいずれかに向けて搬送するようにもなっている。
中間トレイ29Aには、収容された用紙のガイドおよび端縁揃えを行うためのガイド部材を構成するサイドフェンスジョガー30が設けられている。
図3は、サイドフェンスジョガー30の構成を示す図であり、同図において、サイドフェンスジョガー30は、用紙の搬送方向と直交する方向である用紙の幅方向端縁に対向する一対の衝立状部材で構成されており、用紙の幅方向に平行して設けてあるガイドロッド31上を摺動可能に支持されている。
サイドフェンスジョガー30は、その長手方向一端がガイドロッド31と平行して対向する展張部を有したベルト32の各展張部にそれぞれ連結されて相対方向に移動することができ、ベルト32は、これが掛け回されている駆動ローラ(図示されず)に同軸支持されているギヤ33に対して減速ギヤ34を介して噛み合う駆動ギヤ(図示されず)を出力軸に有する駆動部材であるステッピングモータ35により移動量を設定されるようになっている。
サイドフェンスジョガー30の一方には、外側に張り出したフィラー30Aが設けられており、フィラー30Aの位置が基準センサー36により検知されることで移動開始位置に相当する初期位置にあることを検知されるようになっている。
サイドフェンスジョガー30は、初期位置に位置決めされている状態から用紙Pが中間トレイ29Aに進入する際には、図4に示すように、用紙サイズ(B)よりも多少大きいサイズ(B+α)に相当する位置、つまり、用紙受け入れ位置に移動するようになっており、初期値からの移動に比べて用紙の端縁に対向するまでの時間を短縮できるようになっている。用紙受け入れ位置へおサイドフェンスジョガー30の移動は、駆動部材であるステッピングモータ35に装備されているエンコーダからの信号を判別することで設定される。
本実施例では、中間トレイ29Aに進入してくる用紙Pの斜行状態が用紙受け入れ待機位置に位置決めされているサイドフェンスジョガー30によって受け入れができない過大な斜行状態が発生した場合にサイドフェンスジョガーー30を退避させて無用な衝突を避けるようになっている。この原理および構成について図5以下の図により説明すると次の通りである。
図5は、用紙受け入れ位置に位置決めされているサイドフェンスジョガー30に対して用紙Pに過大な斜行(スキュー)あるいは用紙幅方向でのずれ(横ずれ)が発生している状態を示しており、この場合には、用紙Pが進行するに従い、サイドフェンスジョガー30に対して符号P1,P2で示し位置で用紙Pが衝突し、用紙Pの破損や皺発生によるダメージジャム、いわゆる、紙詰まりが発生する虞がある。このような現象に対しては、用紙受け入れ待機位置を規定する寸法αの値を大きくしてサイドフェンスジョガー30の対向間隔を大きくすることが考えられるが、対向間隔を大きくすると用紙Pの端縁に至るまでの時間が遅延化したり制度が維持できなくなるなどの新たな問題が生じる。
本実施例では、図2および図6に示すように、中間トレイ29Aに対する用紙Pの進入方向においてサイドフェンスジョガー30の上流側で、用紙Pの搬送方向と直交する方向に複数配置されている用紙姿勢検知手段としてのCCDセンサなどの光学センサ(図2では代表して符号Sにより、そして図6中、符号SY,SE.SDで示す)を用紙Pの幅方向一端を跨ぐ状態で配置し、各光学センサからの検知順序と搬送速度とを一定時間内で計測してスキュー量を予測したうえでサイドフェンスジョガーを用紙Pと衝突しない位置まで退避させるようになっている。
図6において、用紙Pの先端角部が光学センサを通過した時点の位置(便宜上、符号SDを用いる)を検出し、所定時間の計時(カウント)を開始する。計測時間T(sec)後での光学センサの位置(便宜上、符号SEを用いる)を読み取り、その差によりスキュー量を算出する。
用紙Pの搬送速度ν(mm/s)とすると、その傾斜角θは数1で表されれる。
Figure 2005082342
ここで、サイドフェンスジョガー30における対向面の位置が用紙受け入れ位置となる位置(便宜上、符号SYを用いる)を光学センサの起点とし、符号SD,SEで示す位置はそこからのずれ量(距離)とする。(この場合には、光学センサによる検知順序がSD,SE,SYの順となり、用紙幅方向中央側に用紙の先端角部が進行する状態をプラスにカウントする。)
上記数1により求めた傾斜角θに基づき想定される用紙Pの最大見かけ幅B’は、通常搬送時での用紙幅をB、搬送方向での寸法をLとした場合に数2により求めることができる。
Figure 2005082342
上記数2において求められた最大見かけ幅B’に応じてサイドフェンスジョガー30を退避させる場合には、用紙Pの傾きθに基づき用紙幅方向で用紙先端過度部の位置(符号SDで示す位置)から最大通過ラインまでの距離δを求め、この距離δを起点である符号SYで示す位置からのずれた位置(SD)間での距離(D1)と比較する。ここで、δ=L×sinθ、用紙揃えジョガーの受け入れ位置の幅を(B+α)とすると、δ>D もしくは δ<Dの条件下で(B’+(D1−δ))>(B+α)の場合はサイドフェンスジョガー30を退避させる。
ところで、図6に示したように、光学センサSY,SE,SDを用紙幅方向の一方側に跨る状態で設けた場合には、図6に示すように、用紙Pが左側に傾く方向となるばかりでなく、図7に示すように、右側に傾く場合にも対処する必要がある。つまり、図6に示した傾斜方向の用紙Pと違って、図7に示す傾斜方向の場合には、図7(A)に示すように、用紙Pの幅方向外側に位置する先端角部が光学センサを遮るのでなく、用紙幅方向の内側から光学センサを遮ることになる。このため、用紙Pの先端角部の検知を直接行うことができなくなる。
そこで、本実施例では、光学センサの遮断順序に基づく遮断量の増減変化を検知し、増減開始時点での位置を角部と判断して上述した符号SYで示す位置からのずれた位置(SD)までの距離(D1)を算出する。
つまり、宇6および図7を示す紙面に対して反時計方向の傾きである場合には光学センサ群の内側に位置するものから遮断が始まることで遮断量が増加するが、時計方向の傾きである場合(図7に示す場合)には用紙Pの先端角部が通過すると光学センサ群での遮断量が減少する。従って、図7に示す場合には、光学センサの遮断量が減少を開始する位置(SD)を用紙先端角部として判断し、次に光学センサを遮断する位置(図7(C)において符号SEで示す位置)を検出して傾きθを算出する。
図7に示した場合も同様に見かけ上の用紙幅B’を求め、(B’+D1)>(B+α)の条件でサイドフェンスジョガー30を退避させることになる。
図8は、サイドフェンスジョガー30の駆動制御を行う制御部の構成を説明するためのブロック図であり、同図において制御部37は画像形成処理および給紙さらには後処理作業に関するシーケンス処理を行う部分であり、本実施例と関連する部材として、入力側には光学センサSとしてのCCDセンサSY,SE,SDおよび基準センサー36が接続されている。なお、符号35Aで示す部材は駆動部材であるステッピングモータ36の回転位置を割り出すエンコーダを示しており、また、図示しないが、画像形成処理に用いられる用紙のサイズ選択スイッチが接続されている。
制御部37の出力側には駆動部材としてのステッピングモータ36が接続されている。
制御部37では、サイズ選択スイッチから入力された用紙のサイズに応じてサイドフェンスジョガー30を初期位置から用紙受け入れ待機位置に移動させると共に、搬送されてくる用紙の斜行状態を判別してサイドフェンスジョガー30の位置、つまり、通常の端縁揃えが可能な位置と退避位置とを設定するようになっている。
本実施例は以上のような構成であるから、制御部37の作用を図8に示すフローチャートにより説明すると次の通りである。
図8は、画像形成シーケンスにおけるサイドフェンスジョガー30の制御ルーチンであり、同図においてプリントスタート指令が出されると(ST1),サイドフェンスジョガー30(便宜上、図8のおいてはジョガーと表示してある)が初期位置に移動させられてサイズ内容の指令を受けるまで待機する(ST2)。
サイドフェンスジョガー30を初期位置に移動させたことが基準センサ36によって検知されたかどうかを判別し(ST3)、用紙サイズに対応した用紙受け入れ待機位置(B+α)にサイドフェンスジョガー30を移動させる(ST4)。
用紙Pが搬送を開始されて中間トレイ29Aに導入される際には、用紙Pの搬送方向でサイドフェンスジョガー30の上流側に位置する用紙姿勢検知センサSによる検知が行われたか判別し(ST5)、検知された場合には、用紙斜行量θが算出される(ST6)。この場合の算出は上記数1に基づく。次いで、見かけ上の用紙最大幅(B’)が算出される(ST7)。この場合の算出は上記数2に基づく。
見かけ上の用紙最大幅(B’)が、図6において符号SYで示す起点位置からのずれた位置(SD)間での距離(D1)と比較して過大な斜行であるかどうかが判断され(ST8)、過大な斜行でない場合には、用紙受け入れ待機位置にあるサイドフェンスジョガー30を用紙の幅方向端縁に向けて移動して通常の用紙幅揃え、いわゆる、端縁揃えを実行する(ST9)。
一方、ステップST8において過大な斜行状態であることが判断された場合には、サイドフェンスジョガー30を退避位置に向けて移動させる。この場合には、退避位置として初期位置に設定することで用紙受け入れ位置の違いに関係なく基準センサ36によって検知されるまでサイドフェンスジョガー30を移動させる(ST10)。これにより、用紙受け入れ待機位置が用紙サイズに応じて異なっていても、戻しストロークを一々設定する必要がなく簡単な制御形態とすることができる。
ステップST10において初期位置にサイドフェンスジョガー30が退避した場合には、ダメージジャムの発生を警告し(ST11)、画像形成装置1を稼働停止してプリント作業を中断させる(ST12)。これにより、ユーザは、警告に基づき用紙の異常なスキューが発生していることを識別することができ、例えば、その用紙を中間トレイ29Aから取り出すなどの作業を行うことができる。
画像形成装置1を稼働停止した状態において制御部37では、過大な斜行が発生した用紙が1ジョブ終了前の用紙であるかどうかをジョブに対する設定プリント枚数から判別し(ST13)、1ジョブの最終用紙である場合および1ジョブの最終に至っていない用紙である場合のいずれにおいても、過大な斜行が発生している用紙が中間トレイ29Aから取り除かれた場合には、再始動スイッチなどが操作されるのに対応して取り除かれた用紙に対する画像形成を対象としてプリント作業を再開させることもできる(ST14)。このような処置を採用することにより、1ジョブ内での連続頁のプリントを改めて最初からやり直すことがないので、過大な斜行が発生する用紙の前までの用紙に対するプリントを再度行うような無駄をなくすことができる。
本発明の実施例による用紙搬送装置を適用する画像形成装置の内部構成を示す模式図である。 図1に示した画像形成装置に用いられる配置ユニットおよび再循環装置の配置構成を説明するための模式図である。 図2に示した再循環装置に用いられるサイドフェンスジョガーの構成を示す図である。 図3に示したサイドフェンスジョガーの初期位置および用紙受け入れ位置を説明するための模式図である。 図4に示した用紙受け入れ位置に位置決めされているサイドフェンスジョガー30に対して用紙Pに過大な斜行(スキュー)あるいは用紙幅方向でのずれ(横ずれ)が発生している状態を示す図である。 本発明実施例によるサイドフェンスジョガーの退避動作に関する原理を説明するための模式図である。 図6に示した退避動作の場合と反対方向の傾きを示す用紙を対象としたサイドフェンスジョガーの退避動作に関する原理を説明するための模式図である。 サイドフェンスジョガーの動作制御を行う制御部の構成を説明するためのブロック図である。 図8に示した制御部の作用を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 画像形成装置
30 ガイド部材であるサイドフェンスジョガー
35 駆動部材であるステッピングモータ
36 基準センサ
37 制御部
S(SY、SE、SD) 用紙姿勢検知手段である光学センサ
P 用紙

Claims (5)

  1. 搬送される用紙の搬送方向と直交する側の端縁に対向して設けられていて該用紙をガイドすると共に端縁揃えを行える位置に移動可能なガイド部材と、該ガイド部材の移動開始位置である初期位置を検知可能な基準センサーと、上記ガイド部材の駆動手段とを備え、上記ガイド部材を上記用紙のサイズに応じた位置に向け上記初期位置から移動させて用紙のガイドおよび端縁揃えが可能な用紙搬送装置において、
    上記用紙の搬送方向において上記ガイド部材の上流側に配置されて上記ガイド部材同士の対向間隔内で、進入してくる用紙の斜行状態を検知する用紙姿勢検知手段が入力側に接続され、上記ガイド部材の駆動手段が出力に接続されている制御部を備え、
    上記制御部は、上記用紙姿勢検知手段からの検知信号により上記用紙の斜行が所定状態を外れた過大な状態であると判断した場合に上記ガイド部材を上記用紙の受け入れ待機位置から外側に向けて退避するように上記駆動部材を動作させることを特徴とする用紙搬送装置。
  2. 請求項1記載の用紙搬送装置において、
    上記ガイド部材の用紙受け入れ待機位置は、上記初期位置よりもガイド部材同士の対向間隔が狭くなる位置に設定されて上記用紙の端縁に近づく位置とされていることを特徴とする用紙搬送装置。
  3. 請求項1または2記載の用紙搬送装置において、
    上記用紙姿勢検知手段は上記用紙の搬送方向と直交する方向に複数配置されたセンサが用いられ、
    上記制御部は、上記各位置でのセンサからの信号の入力順序と上記用紙の搬送速度とを一定時間内で計測した結果に基づき上記用紙の見かけ上の傾き量を算出し、算出結果に応じた上記ガイド部材の移動量を設定することを特徴とする用紙搬送装置。
  4. 請求項1乃至3のうちの一つに記載の用紙搬送装置において、
    上記ガイド部材は、退避位置として上記初期位置を設定されていることを特徴とする用紙搬送装置。
  5. 請求項1乃至4のうちの一つに記載の用紙搬送装置を用いることを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8047536B2 (en) 2008-08-04 2011-11-01 Kyocera Mita Corporation Image forming apparatus
JP2018070306A (ja) * 2016-10-26 2018-05-10 キヤノン株式会社 シート位置補正装置
WO2023276643A1 (ja) * 2021-06-30 2023-01-05 キヤノンファインテックニスカ株式会社 シート処理装置及び画像形成システム

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