JP2008100831A - 用紙積載装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】用紙の種類を問わず安定した用紙積載が行なわれる用紙積載装置を提供する。
【解決手段】用紙端の位置を検出する用紙位置検出手段5を備えた画像形成装置1の後段に接続され、画像形成装置1から送り出されてくる用紙Pが束状に積載される用紙積載部材11と、用紙積載部材11に積載された用紙Pの両側から互いに接近離間可能な基準整合部材9a及び寄せ整合部材9bから構成され、用紙積載部材11は垂直方向に移動が可能で、整合部材9a,9bも水平方向に移動可能な用紙積載装置において、画像形成装置1の用紙位置検出手段5の用紙位置情報を元に、基準整合部材9aと寄せ整合部材9bの待機位置が自動で位置調整されることを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】用紙端の位置を検出する用紙位置検出手段5を備えた画像形成装置1の後段に接続され、画像形成装置1から送り出されてくる用紙Pが束状に積載される用紙積載部材11と、用紙積載部材11に積載された用紙Pの両側から互いに接近離間可能な基準整合部材9a及び寄せ整合部材9bから構成され、用紙積載部材11は垂直方向に移動が可能で、整合部材9a,9bも水平方向に移動可能な用紙積載装置において、画像形成装置1の用紙位置検出手段5の用紙位置情報を元に、基準整合部材9aと寄せ整合部材9bの待機位置が自動で位置調整されることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、画像形成装置の後段に接続された用紙積載装置に関するものである。
図3ならびに図4に、画像形成装置とその後段に接続された用紙積載装置の従来の一実施例を示す。画像形成装置1は電子写真式の印刷装置の一般的な例であり、印刷位置を制御する用紙位置検出手段5を備えている。用紙積載装置2には用紙積載部が上段と下段の2ヵ所に配置されており選択が可能となっている。
一般的な電子写真式印刷装置は、均一に帯電された感光体14上に露光手段18で静電潜像を形成し、現像装置13によりトナーで現像することにより静電潜像を顕像化する。感光体14上のトナー像は転写装置15により用紙P上に転写され、定着装置16により加熱加圧されることにより用紙Pに定着される。図中の3は給紙部、4a,4bはサイズガイド、17は用紙反転部である。上記プロセスを繰り返し、連続的に印刷を行う。その際、用紙位置検出手段5は、幅方向における印刷位置の高精度化のため、印刷直前の幅方向の搬送位置を読み取り、その情報を制御部6において、感光体14上での適切な露光開始位置を決定し、露光手段18にフィードバックすることにより、より高度な位置精度の印刷を可能としている。
印刷が開始されると、画像形成装置1から排紙された用紙Pが用紙積載装置2へと送り出され、ローラ10を通過し、用紙積載部材11の上に排出される。用紙積載部材11は駆動手段(図示せず)により上下に昇降が可能で、図3の用紙積載装置2の下段に示す状態から用紙の積載に応じて下降し、用紙整合を行ないながら用紙の積載を行なう。
用紙積載装置2の従来技術は特許文献1に記載されている通りで、整合部材9a、9bはモータ等の駆動手段7a、7bにより、ベルト8a、8bを介し、用紙サイズ等により選択した基準位置に移動する。この時、整合部材9aは基準整合部材となり、整合部材9bが寄せ整合部材となる。その後、複写機、プリンタ等の画像形成装置1の給紙部3から用紙Pの搬送が開始される。そして、画像形成装置1から排紙された用紙Pがローラ10を通過し、送り出された用紙Pを駆動手段7a、7bにより寄せ整合部材9bを矢印方向に接近離間移動させ、1枚、あるいは複数枚づつ用紙Pを整合し、用紙束を用紙積載部材11上に積載する。
これらの整合動作は、給紙部3から用紙積載装置2の積載部に到達するまでの間、図4のように、選択された用紙サイズの基準に沿って用紙Pが真っ直ぐに走行した場合に最も高い整合性が得られる。しかし、図5のように給紙部3に用紙Pを装填した際、オペレータの誤操作によってサイズガイド4a、4bが正しく設定されていなかった場合、サイズガイド4a、4bと用紙Pの縁に隙間が発生することによって、用紙Pの給紙位置が本来の基準位置から、間隔aで離れた位置を走行することになる。
さらに、大型の画像形成装置1においては、給紙部3から用紙積載装置2の積載部に到達するまで、用紙Pの搬送経路が長いために、図6のように搬送途中においても用紙Pが徐々にシフトし、本来の搬送位置から離れる場合がある。特に両面印刷時に図3に示す用紙反転部17でスキューが発生したり、搬送ローラの圧力が左右不均一であったりした場合に一定方向への用紙Pのシフトが発生しやすくなる。
これらの場合、用紙Pの先頭が基準整合部材9aに衝突しやすくなり用紙積載部の整合性が低下する。さらに図5、図6に示す給紙部3の隙間や用紙シフトが同時に発生した場合などは、ジャムとなり印刷が停止するといった問題があった。
これらの現象を回避する為、従来はベルト8a、8bに取り付けられた基準整合部材9aと寄せ整合部材9bの位置を間隔a若しくは間隔b分移動し、用紙の搬送位置に合わせる調整で回避していたが、調整に多くの手間を要する。また使用する用紙によってシフト量も一定ではない為、用紙の種類によっては再調整する必要があった。
このように従来技術では、用紙の種類によって用紙の搬送位置がずれることにより、用紙積載装置の再調整を行なわなければならないという欠点を有していた。
本発明の目的は、このような従来技術の欠点を解消し、用紙の種類を問わず安定した用紙積載が可能な用紙積載装置を提供することにある。
前記目的を達成するため本発明の第1の手段は、用紙端の位置を検出する用紙位置検出手段を備えた画像形成装置の後段に接続され、前記画像形成装置から送り出されてくる用紙が束状に積載される用紙積載部材と、その用紙積載部材に積載された用紙の両側から互いに接近離間可能な基準整合部材及び寄せ整合部材から構成され、前記用紙積載部材は垂直方向に移動が可能で、且つ前記整合部材も水平方向に移動が可能な用紙積載装置において、前段の前記画像形成装置における前記用紙位置検出手段の用紙位置情報を元に、前記基準整合部材と寄せ整合部材の待機位置が自動で位置調整されることを特徴とするものである。
本発明の第2の手段は前記第1の手段において、前記画像形成装置による印刷開始後、最初の数枚の用紙位置情報から適切な待機位置を算出して、前記基準整合部材と寄せ整合部材の待機位置を決定することを特徴とするものである。
本発明の第3の手段は前記第2の手段において、前記算出して決定された基準整合部材と寄せ整合部材の待機位置は、用紙積載部材上の用紙束が除去されるまで維持されることを特徴とするものである。
本発明によれば、画像形成装置から排出される用紙の位置に合わせて、ベルトに固定された基準整合部材と寄せ整合部材の位置を自動で調整することができ、そのために用紙の種類を問わず安定した用紙積載が可能となる。
また、基準整合部材と寄せ整合部材の待機位置を、印刷開始後、最初の数枚の用紙位置情報から適切な待機位置を決定することにより、より最適な位置で用紙整合を行うことが可能となる。
さらに、算出して決定された基準整合部材と寄せ整合部材の待機位置が、用紙積載装置の用紙束が除去されるまで維持されることにより、用紙満載まで精度良い用紙整列が可能となる。
次に本発明の実施形態に係る画像形成装置ならびに用紙積載装置について図とともに説明する。図1ならびに図2は、実施形態に係る画像形成装置ならびに用紙積載装置の概略上面図であり、給紙部3の用紙Pとサイズガイド4a、4bの間に隙間がある場合を例としている。
用紙積載装置2と画像形成装置1は機械的に固定されており、互いの位置関係が定められている。そして画像形成装置1には、図3に示すような各種画像形成手段と用紙端を検出する用紙位置検出手段5が搭載されており、毎頁の用紙搬送位置を読み取り、幅方向Xの印刷位置合わせを行なう。
画像形成装置1の給紙部3から取り出された用紙P1は、幅方向Xの搬送位置を用紙位置検出手段5によって読み取られ、前述した印刷過程を経て用紙積載装置2へと排出される。用紙位置検出手段5によって読み取られた用紙位置情報は、画像形成装置1内の制御部6に伝達され、本来用紙P1が走行する基準位置からの間隔C1が算出される。
そして、用紙積載装置2の駆動手段7a、7bへ間隔C1の情報を伝達し、基準整合部材9aと寄せ整合部材9bの待機位置を間隔C1の位置に移動して、待機位置を仮決定する。
さらに、2枚目の用紙P2についても間隔C2を決定し、C2>C1なら間隔C2を、C2<C1なら間隔C1を仮の最大値Cmとして決定し、待機位置を間隔Cmの位置に再移動する。同様にして、3枚目の用紙P3について間隔C3を決定し、C3>Cmなら間隔C3を、C3<CmならCmを仮の最大値として決定し、n枚目の用紙Pnの間隔Cnが算出された時点で、C1、C2…Cnの最大値Cmaxが決定される。
そして図2のように、基準整合部材9aと寄せ整合部材9bの待機位置を間隔Cmaxの位置に再移動して待機位置を最終決定する。nは用紙の種類や厚さによって可変する値であるが、印刷開始後、整合部材9a、9bによって用紙束の移動が可能な枚数が上限となり、n=5〜20程度である。
最終決定された基準整合部材9aと寄せ整合部材9bの待機位置は、図3に示した透過型センサ12が用紙が無いことを検知するか、電源をOFFするまで制御部6に保持される。そのため、ジョブの途中で印刷を一旦停止させても、印刷を再開した際、すでに積載されている用紙Pと同じ位置で整合動作が再開するため、用紙積載部材11に用紙Pが満載となるまで精度良い用紙整列が可能となる。また、用紙積載部に用紙束が残された状態で電源がOFFした場合でも、電源ON時に透過型センサ12が用紙が無いことを検知するまで、すなわち、一旦、用紙束を除去するまでは用紙Pの積載が開始されない為、積載途中の用紙束と、印刷再開した用紙束で整合位置がずれることがなく、用紙束全体で精度良い用紙整列が可能となる。
1…画像形成装置、2…用紙積載装置、3…給紙部、4a、4b…サイズガイド、5…用紙位置検出手段、6…制御部、7a、7b…駆動手段、8a、8b…ベルト、9a、9b…用紙整合部材、10…ローラ、11…用紙積載部材、12…透過型センサ、13…現像装置、14…感光体、15…転写装置、16…定着装置、17…用紙反転部、18…露光手段、P…用紙、X…用紙幅方向。
Claims (3)
- 用紙端の位置を検出する用紙位置検出手段を備えた画像形成装置の後段に接続され、前記画像形成装置から送り出されてくる用紙が束状に積載される用紙積載部材と、その用紙積載部材に積載された用紙の両側から互いに接近離間可能な基準整合部材及び寄せ整合部材から構成され、前記用紙積載部材は垂直方向に移動が可能で、且つ前記整合部材も水平方向に移動が可能な用紙積載装置において、
前段の前記画像形成装置における前記用紙位置検出手段の用紙位置情報を元に、前記基準整合部材と寄せ整合部材の待機位置が自動で位置調整されることを特徴とする用紙積載装置。 - 請求項1記載の用紙積載装置において、前記画像形成装置による印刷開始後、最初の数枚の用紙位置情報から適切な待機位置を算出して、前記基準整合部材と寄せ整合部材の待機位置を決定することを特徴とする用紙積載装置。
- 請求項2記載の用紙積載装置において、前記算出して決定された基準整合部材と寄せ整合部材の待機位置は、用紙積載部材上の用紙束が除去されるまで維持されることを特徴とする用紙積載装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006286290A JP2008100831A (ja) | 2006-10-20 | 2006-10-20 | 用紙積載装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2006286290A JP2008100831A (ja) | 2006-10-20 | 2006-10-20 | 用紙積載装置 |
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JP2008100831A true JP2008100831A (ja) | 2008-05-01 |
Family
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9580261B2 (en) | 2014-10-22 | 2017-02-28 | Ricoh Company, Ltd. | Conveying apparatus, image forming apparatus, and conveying control method |
US10054895B2 (en) | 2015-05-14 | 2018-08-21 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus and image forming method |
CN110168791A (zh) * | 2016-12-21 | 2019-08-23 | 株式会社村田制作所 | 电极叠层体的制造装置 |
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2006
- 2006-10-20 JP JP2006286290A patent/JP2008100831A/ja active Pending
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