JP2020040738A - 記録材処理装置 - Google Patents

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野口 淳
Atsushi Noguchi
淳 野口
大志 加藤
Hiroshi Kato
大志 加藤
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Abstract

【課題】共通する移動経路において、複数の綴じ手段の衝突の影響を緩和することができる記録材処理装置を提供する。【解決手段】綴じ指示に従って記録材に綴じ処理を行う記録材処理装置であって、第1待機位置と第2待機位置との間の第1の移動経路に沿って移動可能に設けられ、第1綴じ処理を行う第1綴じ処理手段と、第1の移動経路の一部である共通路と、共通路に繋がる第2の移動経路に沿って移動可能に設けられ、第1待機位置及び第2待機位置とは異なる第3待機位置を有し、第1綴じ処理とは異なる第2綴じ処理を行う第2綴じ処理手段と、第1綴じ手段及び第2綴じ手段の移動を制御する制御手段と、を備え、制御手段は、第1綴じ手段及び第2綴じ手段のうち、常に一方の綴じ手段の位置検出を先に行う。【選択図】図13

Description

本発明は、記録材処理装置に関する。
用紙束を綴じる複数の綴じ手段を備え、複数の綴じ手段をそれぞれ移動させて前記用紙束の複数の箇所に綴じ処理を施すことができる用紙処理装置において、複数の綴じ手段の少なくともひとつを選択し、選択した綴じ手段を前記用紙束の複数の箇所に綴じ処理できるように移動させる移動手段を備えた用紙処理装置が知られている(特許文献1)。
シートを集積する処理トレイと、処理トレイに配置されシートを所定の綴じ位置に位置決めするシート位置決め手段と、処理トレイに位置決めされたシートに設定された綴じ位置と、シート外部に退避した待機位置との間で移動可能に配置された第1及び第2の綴じ手段と、第1、第2の綴じ手段を綴じ位置に移動させる駆動手段と、駆動手段を制御する制御手段と、を備え、制御手段は、第1、第2の綴じ手段の一方を綴じ位置に移動するときは、他方の綴じ手段を綴じ位置から退避させるシート綴じ処理装置も知られている(特許文献2)。
特開2015−16640号公報 特開2015−124084号公報
本発明は、共通する移動経路において、複数の綴じ手段の衝突の影響を緩和することができる記録材処理装置を提供する。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の記録材処理装置は、
綴じ指示に従って記録材に綴じ処理を行う記録材処理装置であって、
第1待機位置と第2待機位置との間の第1の移動経路に沿って移動可能に設けられ、第1綴じ処理を行う第1綴じ処理手段と、
前記第1の移動経路の一部である共通路と、前記共通路に繋がる第2の移動経路に沿って移動可能に設けられ、前記第1待機位置及び前記第2待機位置とは異なる第3待機位置を有し、前記第1綴じ処理とは異なる第2綴じ処理を行う第2綴じ処理手段と、
前記第1綴じ手段及び前記第2綴じ手段の移動を制御する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記第1綴じ手段及び前記第2綴じ手段のうち、常に一方の綴じ手段の位置検出を先に行う、
ことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の記録材処理装置において、
前記制御手段は、前記共通路には唯一つの綴じ手段しか存在しないように制御し、更に、予め前記第1綴じ手段又は前記第2綴じ手段の位置が判らない場合には、前記第1綴じ手段又は前記第2綴じ手段のいずれかのうち、同一の綴じ手段を同一方向に最初に移動させる、
ことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1に記載の記録材処理装置において、
前記制御手段は、前記第3待機位置又は前記第2待機位置を検知してから、前記綴じ処理の指示に従って前記第1綴じ手段及び前記第2綴じ手段を移動させる、
ことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項2に記載の記録材処理装置において、
前記制御手段は、前記第1待機位置を検知してから、前記綴じ処理の指示に従って前記第1綴じ手段及び前記第2綴じ手段を移動させる、
ことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1に記載の記録材処理装置において、
前記制御手段は、前記第1綴じ手段が前記第2待機位置に位置する場合には、前記第2綴じ手段を最初に移動させ、その他の場合には前記第1綴じ手段を最初に移動させる、
ことを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項4に記載の記録材処理装置において、
前記第2綴じ手段は、前記第2の移動経路上で前記第1待機位置の手前の所定位置まで移動する、
ことを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項2記載の記録材処理装置において、
前記制御手段は、前記第2の綴じ手段を前記第3待機位置に待機させた後に前記第1綴じ手段を移動させる、
ことを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項7に記載の記録材処理装置において、
前記制御手段は、前記第2綴じ手段を最初に移動させる、
ことを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項1に記載の記録材処理装置において、
前記制御手段は、前記第3待機位置が検知された場合、前記第1綴じ手段を前記第2綴じ手段との衝突を回避可能な前記第2待機位置に移動させた後に前記綴じ処理の指示に従って前記第2綴じ手段を移動させる、
ことを特徴とする。
請求項10記載の発明は、請求項1に記載の記録材処理装置において、
前記制御手段は、一方の綴じ手段が待機位置に位置しているか否かを検知する、
ことを特徴とする。
請求項11記載の発明は、請求項10に記載の記録材処理装置において、
前記制御手段は、前記一方の綴じ手段を前記移動経路の一方向に移動させて前記移動経路に沿って敷設された被検知部を検出することで、前記一方の綴じ手段の前記移動経路上の位置を検出する、
ことを特徴とする。
請求項12記載の発明は、請求項11に記載の記録材処理装置において、
前記制御手段は、前記一方の綴じ手段の所定距離移動後の前記被検知部の検出状態の変化に基づいて、前記第1綴じ手段及び前記第2綴じ手段の衝突を検知する、
ことを特徴とする。
請求項13記載の発明は、請求項11に記載の記録材処理装置において、
前記被検知部は、前記第3待機位置の近傍で前記移動経路に沿って配置された多数の目印部材であり、前記移動経路における前記第2待機位置へ向う経路と前記第3待機位置へ向う経路が分岐する分岐部と前記第3待機位置との間に配置されている、
ことを特徴とする。
請求項14記載の発明は、請求項10に記載の記録材処理装置において、
前記第1綴じ手段及び前記第2綴じ手段が前記共通路において衝突した場合、前記制御手段は、移動させなかった綴じ手段を、前記第1綴じ手段又は前記第2綴じ手段のいずれかが移動していた方向の一方向にのみ移動させる、
ことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、共通する移動経路において、より少ない構成で複数の綴じ手段の衝突を回避することができる。
請求項2に記載の発明によれば、第1綴じ手段及び第2綴じ手段を共通する移動経路において衝突を回避して移動させることができる。
請求項3に記載の発明によれば、第1綴じ手段及び第2綴じ手段を共通する移動経路において衝突を回避して移動させることができる。
請求項4に記載の発明によれば、第1綴じ手段及び第2綴じ手段を共通する移動経路において衝突を回避して移動させることができる。
請求項5に記載の発明によれば、第1綴じ手段及び第2綴じ手段を共通する移動経路において衝突を回避して移動させることができる。
請求項6に記載の発明によれば、第2綴じ手段を移動させる場合に共通する移動経路において第1綴じ手段との衝突を確実に回避することができる。
請求項7に記載の発明によれば、第2綴じ手段と第1綴じ手段との衝突を回避することができる。
請求項8に記載の発明によれば、第1綴じ手段を移動させる場合に共通路において第2綴じ手段との衝突を確実に回避することができる。
請求項9に記載の発明によれば、第2綴じ手段を移動させる場合に第1綴じ手段との衝突を確実に回避することができる。
請求項10に記載の発明によれば、第1綴じ手段及び第2綴じ手段の待機位置を検出する検出手段を備えていない構成において、共通する移動経路における第1綴じ手段及び第2綴じ手段の衝突の機会を減らすことができる。
請求項11、12に記載の発明によれば、第1綴じ手段及び第2綴じ手段の現在位置を検出することができる。
請求項13に記載の発明によれば、移動経路の分岐部近傍における第2綴じ手段の位置を検知することができる。
請求項14に記載の発明によれば、第1綴じ手段又は第2綴じ手段を移動させて衝突を解消することができる。
本実施形態に係る記録材処理装置が適用される画像形成システムを示す概略構成図である。 画像形成システムの機能構成を示すブロック図である。 綴じ処理機構の全体構成を示す平面模式図である。 綴じ処理機構の待機状態を示す平面模式図である。 (a)はコンパイルトレイ周辺の構成を示す断面模式図、(b)は平面模式図である。 針無し綴じ部が待機位置センサを備えた綴じ処理機構の移動制御の流れを示すフローチャートである。 針無し綴じ処理時の綴じ処理機構の移動を説明する図である。 針有り綴じ処理時の綴じ処理機構の移動を説明する図である。 針有り綴じ部が待機位置センサを備えた綴じ処理機構の移動制御の流れを示すフローチャートである。 針有り綴じ処理時の綴じ処理機構の移動を説明する図である。 針無し綴じ処理時の綴じ処理機構の移動を説明する図である。 針無し綴じ部の第3待機位置への移動制御の流れを示すフローチャートである。 針無し綴じ部の位置検知を説明する図である。 正常に電源OFFした場合の針無し綴じ部の移動制御の流れを示すフローチャートである。 針無し綴じ部の移動を説明する図である。 針無し綴じ部の位置検知を説明する図である。 正常に電源OFFした場合の針有り綴じ部の移動制御の流れを示すフローチャートである。 針有り綴じ部の移動を説明する図である。 綴じ処理機構が移動中に電源OFFした場合の針有り綴じ部の移動制御の流れを示すフローチャートである。 針有り綴じ部の移動を説明する図である。 綴じ処理機構が移動中に電源OFFした場合の針無し綴じ部の移動制御の流れを示すフローチャートである。 針無し綴じ部の移動を説明する図である。
次に図面を参照しながら、以下に実施形態及び具体例を挙げ、本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施形態及び具体例に限定されるものではない。
また、以下の図面を使用した説明において、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることに留意すべきであり、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
「第1実施形態」
(1)画像形成システムの全体構成及び動作
図1は本実施形態に係る記録材処理装置が適用される画像形成システム100を示す概略構成図、図2は画像形成システム100の機能構成を示すブロック図である。図1に示す画像形成システム100は、電子写真方式によって画像を形成するプリンタや複写機等の画像形成装置1と、画像形成装置1によってトナー像が形成された用紙Pに後処理を施す記録材処理装置2とを備えている。以下、図面を参照しながら、画像形成システム100の全体構成及び動作を説明する。
画像形成装置1は、画像形成部10と、画像形成部10の下部に装着された給紙装置20と、操作表示部30と、画像処理部40と、システム制御装置50と、を備えて構成され、プリント機能が実行されることにより、画像が用紙等の記録材上に印刷される。画像形成装置1の上面(Z方向)には、搬送装置90が配置され、画像が記録された記録材としての用紙Pが後処理装置200へと導かれる。
画像形成部10は、露光装置12、感光体ユニット13、現像装置14、転写装置15、定着装置16、を備えて構成され、画像処理部40から受け取った画像情報を給紙装置20から送り込まれた用紙P上にトナー像として形成する。
画像形成部10の底部には、用紙トレイ21を有する給紙装置20が設けられ、画像形成部10に対する用紙供給を行う。
画像形成装置1の前面側には、ユーザーインターフェイスとしての操作表示部30が配置されている。操作表示部30は、液晶表示パネル、各種操作ボタン、タッチパネル等を組み合わせて構成され、画像形成装置1のユーザは、操作表示部30を介して各種の設定や指示の入力を行う。また、液晶表示パネルを介して画像形成装置1の利用者へ各種情報を表示する。
画像処理部40は、外部機器(デジタルカメラ、携帯端末、パーソナルコンピュータ等等)から取り込まれた印刷情報から画像データを生成するとともに、画像データに種々の画像処理を行う。
このような構成の画像形成装置1では、画像形成のタイミングに合わせて給紙装置20から、印刷ジョブで指定された用紙Pが画像形成部10へ送り込まれる。
感光体ユニット13は、給紙装置20の上方に、それぞれが並列して設けられ、回転駆動する感光体ドラム31を備えている。露光装置12により静電潜像が形成されたそれぞれの感光体ドラム31上には、それぞれの現像装置14によってイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)のトナー像が形成される。
各感光体ユニット13の感光体ドラム31に形成された各色トナー像は、転写装置15の中間転写ベルト51上に順次静電転写(一次転写)され、各色トナーが重畳された重畳トナー像が形成される。中間転写ベルト51上の重畳トナー像は、レジストローラ対24から送り出され、搬送ガイドにより案内された用紙Pに二次転写ローラ52によって一括転写される。
定着装置16は一対の加熱モジュール16Aと加圧モジュール16Bの圧接領域によって定着ニップ部NP(定着領域)が形成される。
転写装置15においてトナー像が一括転写された用紙は、トナー像が未定着の状態で搬送ガイドを介して定着装置16の定着ニップ部NPに搬送され、一対の加熱モジュール16Aと加圧モジュール16Bにより、圧着と加熱の作用でトナー像が定着される。
定着トナー像が形成された用紙Pは、搬送ガイドによってガイドされ、排出ローラ対69から画像形成部10の上面に配置された搬送装置90へ排出される。
(1.2)記録材処理装置の構成と動作
記録材処理装置2は、画像形成装置1から出力された用紙Pを更に下流側に搬送する搬送装置90と、搬送装置90から搬入された用紙Pに対して、用紙Pを揃えて束ねるコンパイルトレイ210や用紙Pの端部を綴じる綴じ処理機構(ステープラ)220、中綴じ折り処理を施して冊子を作製する中綴じ折り処理機構230などを含む後処理装置200とを備えている。
搬送装置90は、画像形成装置1の排出ローラ対69を介して出力される用紙Pを受け取る入口ローラ91と、この入口ローラ91にて受け取られた用紙Pを下流側へと搬送する第1搬送ローラ92と、後処理装置200に向けて用紙Pを搬送する第2搬送ローラ93とを有する。
記録材処理装置2は、搬送装置90を介して用紙Pを受け取る受け取りローラ201の下流側に、記録材搬送部として、第1後処理搬送路S1、第2後処理搬送路S2、第3後処理搬送路S3、第4後処理搬送路S4を有し、第1後処理搬送路S1、第2後処理搬送路S2と第4後処理搬送路S4は切り替えゲートG1により選択されるようになっている。また、第1後処理搬送路S1と第2後処理搬送路S2は切り替えゲートG2によって選択される。
第1後処理搬送路S1は、トップトレイTR1に接続されており、この第1後処理搬送路S1からは後処理がなされない用紙Pが排出される。
第2後処理搬送路S2は、下流側に設けられたコンパイルトレイ210に接続されており、綴じ処理機構220で作成された用紙束PBがスタッカトレイTR2に排出される。
第3後処理搬送路S3は、第2後処理搬送路S2の途中から分岐して設けられ、コンパイルトレイ210側から逆転搬送される用紙Pを一時的に保持する。
第4後処理搬送路S4は、中綴じ折り処理機構230に接続されおり、中綴じ折り処理機構230で作成された冊子が冊子トレイTR3に排出される。
(2)綴じ処理機構
図3は綴じ処理機構220の全体構成を示す平面模式図、図4は綴じ処理機構220の待機状態を示す平面模式図、図5(a)はコンパイルトレイ210周辺の構成を示す断面模式図、(b)は平面模式図である。
(2.1)綴じ処理機構の全体構成
綴じ処理機構220は、図3に示すように、コンパイルトレイ210で集積され束ねられた用紙束PBに対して、ステープル(針)を用いて綴じ処理(針有り綴じ)を行う第1綴じ手段の一例としての針有り綴じ部221と、ステープル(針)を用いずに綴じ処理(針無し綴じ)を行う第2綴じ手段の一例としての針無し綴じ部222とを備えている。そして、綴じ処理機構220は、印刷情報設定に応じて用紙束PBに対する針有り綴じ処理及び針無し綴じ処理が選択可能になっている。
(2.2)コンパイルトレイ
コンパイルトレイ210は、用紙Pを積載する底部210aの上面に沿って用紙Pが落下するよう傾斜して設けられ、図5に示すように、一端側には底部210aに沿って落下する用紙Pの後端側の端部を揃えるよう配置されたエンドガイド210bを有する。
コンパイルトレイ210の上方にはパドル217が設けられている。パドル217は、図5の矢印方向に回転することで、第1の進行方向F1方向(図5中に図示)に沿って搬送された用紙Pを、コンパイルトレイ210上で第2の進行方向F2(図5中に図示)に押し込むよう構成されている。
コンパイルトレイ210の中間部には、用紙Pを幅方向に整列するタンパ218が第2の進行方向F2と交差する方向で、モータ(不図示)の駆動を受けて互いの距離が変化するように設けられている。
コンパイルトレイ210の先端側には、イジェクトローラ(用紙束搬送ローラ)213が設けられている。イジェクトローラ(用紙束搬送ローラ)213は、第1イジェクトローラ213aと第2イジェクトローラ213bとからなる。
第1イジェクトローラ213aは、モータ等(不図示)の駆動を受けて第2イジェクトローラ213bに対して進退可能に備えられている。第2イジェクトローラ213bは、コンパイルトレイ210の底部210aの用紙Pが積載される面の裏面側に固定して配置されており、回転運動のみを行うよう備えられている。
そして、第1イジェクトローラ213aが用紙Pに接触した状態で第2イジェクトローラ213bが回転駆動され、用紙束PBを上昇させてスタッカトレイTR2上へ搬送する。
(2.3)綴じ処理動作
図3、図4に示すように、綴じ処理機構220は、針有り綴じ部221及び針無し綴じ部222の移動を案内する案内部225を有し、針有り綴じ部221及び針無し綴じ部222は、それぞれの待機位置(HP1、HP2、HP3)から案内部225に沿って移動して、用紙束PBの所定の綴じ位置に綴じ処理をする。
案内部225は、幅方向に延びる共通路225aと、共通路225aの一端に位置する分岐部225bと、分岐部225bを介して共通路225aと連続する針無し路225c及び針有り路225dを有している。
針有り綴じ部221は、第1待機位置(HP1)及び第2待機位置(HP2)のいずれかに位置した状態から、第1の移動経路としての共通路225a及び分岐部225bを介した針有り路225dとの間で移動可能になっている(図3中 矢印D1参照)。針無し綴じ部222は、第3待機位置(HP3)に位置した状態から、第1の移動経路の一部である共通路225a及び分岐部225bを介した第2の移動経路としての針無し路225cとの間で移動可能になっている(図3中 矢印D2参照)。
また、案内部225内には、複数箇所に被検知部材であるアクチュエータAC1〜AC5が配置され、針有り綴じ部221及び針無し綴じ部222に備えられた検知部材としてのセンサSNR1、SNR2がアクチュエータAC1〜AC5と接触することで案内部225内における移動位置を検知するようになっている。
後処理装置200においては、制御手段としての制御部250がセンサSNR1、SNR2の検知情報に基づいて、このような移動経路を切り替えることで、針有り綴じ部221及び針無し綴じ部222を予め定めた待機位置(HP1、HP2、HP3)に誘導して、綴じ処理に応じて、針有り綴じ部221及び針無し綴じ部222が、案内部225内を所定の位置まで移動してそれぞれの綴じ処理が行われる。
綴じ処理機構220は、用紙束PBを構成する用紙Pの枚数が予め定められた枚数を越える場合に、針有り綴じ部221が第1綴じとしてステープル(針)を用いた針有り綴じを行い、枚数がこの予め定められた枚数以下の場合、針無し綴じ部222が第2綴じとしてステープル(針)を用いずに針無し綴じを行う。
(3)綴じ処理機構の移動制御
図6は針無し綴じ部222が待機位置センサを備えた綴じ処理機構220の移動制御の流れを示すフローチャート、図7は針無し綴じ処理時の綴じ処理機構220の移動を説明する図、図8は針有り綴じ処理時の綴じ処理機構220の移動を説明する図、図9は針有り綴じ部221が待機位置センサを備えた綴じ処理機構220の移動制御の流れを示すフローチャート、図10は針有り綴じ処理時の綴じ処理機構220の移動を説明する図、図11は針無し綴じ処理時の綴じ処理機構220の移動を説明する図、図12は針無し綴じ部処理機構222の第3待機位置への移動制御の流れを示すフローチャート、図13は針無し綴じ部222の位置検知を説明する図である。以下、図面を参照しながら綴じ処理機構220の移動制御について説明する。
本実施形態に係る後処理装置200は、針有り綴じ部221及び針無し綴じ部222のうち、常に一方の綴じ部の位置検出のみを先に行い、共通路225aには唯一つの綴じ部しか存在しないように制御し、更に、予め針有り綴じ部221又は針無し綴じ部222の位置が判らない場合には、針有り綴じ部221又は針無し綴じ部222のいずれかのうち、毎回同一の綴じ部を毎回同一方向に最初に移動させる。
これにより、針有り綴じ部221及び針無し綴じ部222を共通路225aにおいて衝突を回避して移動させることができる。
(3.1)針無し綴じ部222の待機位置検知を行う場合
制御部250は、針無し綴じ部222の待機位置である第3待機位置(HP3)において待機位置を検知する待機位置センサ(HP3センサ)を備えて、針無し綴じ部222のHP3における位置を検知できる場合には、針無し綴じ部222の位置検知を先に行う。
綴じ処理の指示を受け付けた場合(S101)、綴じ処理設定が針無し綴じの綴じ処理か否かを判断する(S102)。
その結果、綴じ処理設定が針無し綴じの綴じ処理であった場合(S102:A)、さらにHP3センサがON(針無し綴じ部222が第3待機位置HP3に位置している)か否か判断する(S103)。HP3センサがONの場合(S103:A)、針無し綴じ部222を綴じ処理設定の綴じ処理に従って移動させ(S105)、用紙束PBに綴じ処理を行う。
HP3センサがOFFの場合(S103:B)、まず、針有り綴じ部221を第2待機位置(HP2)に移動させる(S104)。そして、針無し綴じ部222を綴じ処理設定の綴じ処理に従って移動させ(S105)、用紙束PBに綴じ処理を行う(図7参照)。
ステップ102で綴じ処理設定が針有り綴じの綴じ処理であった場合(S102:B)、さらにHP3センサはON(針無し綴じ部222が第3待機位置(HP3)に位置している)か否か判断する(S106)。HP3センサがONの場合(S106:A)、針有り綴じ部221を綴じ処理設定の綴じ処理に従って移動させ(S107)、用紙束PBに綴じ処理を行う。
HP3センサがOFFの場合(S106:B)、針無し綴じ部222を第3待機位置(HP3)へ移動させ(S108:図8(a)参照)、HP3センサがONになったら(S109:A)、綴じ処理設定の綴じ処理に従って移動させ(S107:図8(b)参照)、用紙束PBに綴じ処理を行う。
このように、針有り綴じ部221及び針無し綴じ部222のうち、常に針無し綴じ部222の位置検出のみを先に行い、共通路225aには唯一つの綴じ部しか存在しないように制御することで、針有り綴じ部221及び針無し綴じ部222を共通路225aにおいて衝突を回避して移動させることができる。
(3.2)針有り綴じ部221の待機位置検知を行う場合
制御部250は、針有り綴じ部221の待機位置である第1待機位置(HP1)において待機位置を検知する待機位置センサ(HP1センサ:不図示)を備えて、針有り綴じ部221の第1待機位置(HP1)における位置を検知できる場合には、針有り綴じ部221の位置検知を先に行う。
綴じ処理の指示を受け付けた場合(S201)、綴じ処理設定が針無し綴じの綴じ処理か否かを判断する(S202)。
その結果、綴じ処理設定が針有り綴じの綴じ処理であった場合(S202:A)、さらにHP1センサがON(針有り綴じ部221が第1待機位置(HP1)に位置している)か否か判断する(S203)。HP1センサがONの場合(S203:A)、針有り綴じ部221を綴じ処理設定の綴じ処理に従って移動させ(S204)、用紙束PBに綴じ処理を行う。
HP1センサがOFFの場合(S203:B)、針有り綴じ部221が第2待機位置(HP2)に位置し、針無し綴じ部222が共通路225aに位置している(図10参照)か否か判断する(S205)。それぞれの綴じ部の位置検知は、それぞれの綴じ部を移動させた際に、それぞれのセンサSNR1、SNR2が共通路225aに沿って配置されたアクチュエータAC1〜AC5を検知することで行われる。尚、センサSNR1、SNR2によるアクチュエータAC1〜AC5の検知は、接触方式又は非接触方式のいずれであってもよい。
針有り綴じ部221が第2待機位置(HP2)に位置し、針無し綴じ部222が共通路225aに位置している場合(S205:Yes)、まず、針無し綴じ部222を第3待機位置(HP3)に移動させた(S206)後、針有り綴じ部221を綴じ処理設定の綴じ処理に従って移動させ(S207)、用紙束PBに綴じ処理を行う(図10(a)参照)。
ステップ205において、針有り綴じ部221が第2待機位置HP2に位置せず、針無し綴じ部222が共通路225aに位置していない場合(S205:No)、針無し綴じ部222は第3待機位置HP3に位置していることになり、針有り綴じ部221は現在位置(共通路225a)で待機させ(S208)、綴じ処理設定の綴じ処理に従って、用紙束PBに綴じ処理を行う(図10(b)参照)。
ここで、針無し綴じ部222の待機位置である第3待機位置HP3において待機位置を検知する待機位置センサ(HP3センサ)を備えていない構成であっても、針無し綴じ部222を移動させた場合のSNR2の検知状態に従って、針無し綴じ部222を第3待機位置HP3に移動させ、第3待機位置HP3を検知することができる。
具体的には、図12のフローチャートに示すように、針無し綴じ部222の移動を開始し(S2061)、センサSNR2がONかOFFかを判断する(S2062)。センサSNR2は、移動する際に案内部225に沿って配置されたアクチュエータAC1〜AC5と接触することでON又はOFFとなり、案内部225内における位置を検知するようになっている。
ステップ2062において、センサSNR2がOFFであった場合(S2062:B)、針無し綴じ部222をセンサSNR2がONになるまで第1待機位置(HP1)方向に移動させる(S2063)。そして、センサSNR2がONになった時点で、第3待機位置(HP3)方向に一定距離移動させて(S2064)、針無し綴じ部222が停止後にセンサSNR2がONかOFFかを判断する(S2065)。
ステップ2065において、センサSNR2がOFFであった場合(S2065:B)、針無し綴じ部222を第3待機位置(HP3)方向に一定距離移動させて(S2066:)、針無し綴じ部222を第3待機位置(HP3)に到達させ(S2067)、第3待機位置で待機状態にする。
ステップ2065において、センサSNR2がONであった場合(S2065:A)、針無し綴じ部222を第3待機位置(HP3)方向に一定距離移動させる(S2068)。そして、針無し綴じ部222の停止後におけるセンサSNR2がONかOFFか再度判断することになる。
また針無し綴じ部222の待機位置である第3待機位置HP3において待機位置を検知する待機位置センサ(HP3センサ)を備えていない構成であっても、第3待機位置HP3の近傍に案内部225に沿って多数の目印部材226を配置し、針無し綴じ部222を第3待機位置HP3から離間する方向に移動させて目印部材226を検出することで、針無し綴じ部222の針無し路225c上の位置を検知することもできる。
具体的には、図13に示すように、目印部材226は、案内部225における第2待機位置(HP2)へ向う針有り路225dと第3待機位置(HP3)へ向う針無し路225cが分岐する分岐部225bと第3待機位置(HP3)との間に配置された凹凸部材であり、針無し綴じ部222のセンサSNR2で凹凸を検知することで、針無し綴じ部222が共通路225aに位置していない場合(S205:No)は、針無し綴じ部222は第3待機位置HP3に位置していると判断している。
ステップ202で綴じ処理設定が針無し綴じの綴じ処理であった場合(S202:B)、さらにHP1センサがON(針有り綴じ部221が第1待機位置(HP1)に位置している)か否か判断する(S209)。HP1センサがONの場合(S209:A)、針無し綴じ部222を綴じ処理設定の綴じ処理に従って移動させ(S210)、用紙束PBに綴じ処理を行う。ここで、針有り綴じ部221は、第1待機位置(HP1)に位置しているために、針無し綴じ部222の移動範囲は、共通路225aにおいて第1待機位置(HP1)の手前の綴じ処理に必要な位置までとなる。
HP1センサがOFFの場合(S209:B)、針有り綴じ部221が第2待機位置(HP2)に位置し、針無し綴じ部222が共通路225aに位置しているか否か判断する(S211)。針有り綴じ部221が第2待機位置(HP2)に位置し、針無し綴じ部222が共通路225aに位置している場合(S211:Yes)、針無し綴じ部222は現在位置(共通路225a)で待機させ(S212)、綴じ処理設定の綴じ処理に従って、用紙束PBに綴じ処理を行う(図11(a)参照)。
ステップ212において、針有り綴じ部221が第2待機位置(HP2)に位置せず、針無し綴じ部222が共通路225aに位置していない場合(S211:No)、針有り綴じ部221を第2待機位置(HP2)に移動させた(S213)後、針無し綴じ部222を綴じ処理設定の綴じ処理に従って移動させ(S214)、用紙束PBに綴じ処理を行う(図11(b)参照)。
このように、針有り綴じ部221及び針無し綴じ部222のうち、常に針有り綴じ部221の位置検出のみを先に行い、共通路225aには唯一つの綴じ部しか存在しないように制御することで、針有り綴じ部221及び針無し綴じ部222を共通路225aにおいて衝突を回避して移動させることができる。そして、針無し綴じの場合には、針有り綴じ部221を綴じ処理に従って移動させ(S204)、針無し綴じの場合であっても、針有り綴じ部221を第2待機位置(HP2)へ移動させた(S213)後、針無し綴じ部222を綴じ処理に従って移動させることになり、針有り綴じ部221を最初に移動させることになる。
「第2実施形態」
本実施形態に係る綴じ処理機構220Aは、針有り綴じ部221の待機位置である第1待機位置(HP1)及び針無し綴じ部222の待機位置である第3待機位置(HP3)において待機位置を検知する待機位置センサを備えていない。
そのために、第1待機位置(HP1)には針有り綴じ部221及び針無し綴じ部222のいずれも位置する場合があるが、第2待機位置(HP2)又は第3待機位置(HP3)にはいずれか一方の綴じ部しか位置しないように制御し、共通路225aには一つの綴じ部しか存在しないように制御し、更に、針有り綴じ部221又は針無し綴じ部222のいずれか一方のみの待機位置を検知して、他方の綴じ部の移動を制御することで、共通路225aにおいて、針有り綴じ部221及び針無し綴じ部222の衝突の機会を減らすことができる。
(1)綴じ処理機構220Aの移動制御
(1.1)正常に電源OFFした場合の移動制御
図14は正常に電源OFFした場合の針無し綴じ部222の移動制御の流れを示すフローチャート、図15は針無し綴じ部222の移動を説明する図、図16は針無し綴じ部222の位置検知を説明する図、図17は正常に電源OFFした場合の針有り綴じ部221の移動制御の流れを示すフローチャート、図18は針有り綴じ部221の移動を説明する図である。
(1.1.1)針無し綴じ部の移動
制御部250は、綴じ処理の指示を受け付けた場合(S301)、針無し綴じ部222の移動を開始し(S302)、電源ON時のセンサSNR2がONかOFFかを判断する(S303)。センサSNR2は、移動する際に案内部225に沿って配置されたアクチュエータAC1〜AC5と接触することでON又はOFFとなり、案内部225内における位置を検知するようになっている。
ステップ303において、センサSNR2がOFFであった場合(S304:B)、針無し綴じ部222をセンサSNR2がONになるまで第1待機位置(HP1)方向に移動させる(S305:図15(a)参照)。そして、センサSNR2がONになった時点で、第3待機位置(HP3)方向に一定距離移動させて(S306)、針無し綴じ部222が停止後にセンサSNR2がONかOFFかを判断する(S307)。
ステップ307において、センサSNR2がOFFであった場合(S307:B)、針無し綴じ部222を第3待機位置(HP3)方向に一定距離移動させて(S308:図15(b)参照)、針無し綴じ部222を第3待機位置(HP3)に到達させ(S309:図15(c)参照)、第3待機位置で待機状態にする。
図16には、ステップ305〜ステップ309の具体的な針無し綴じ部222の移動を示している。図16に示すように、電源ON時に、針無し綴じ部222がアクチュエータAC2とAC3の間(P1)で停止している場合、センサSNR2は非検出状態であるOFFとなる(S304:B)。そして、針無し綴じ部222をアクチュエータAC3側に一定距離(L0)移動させた後(図中 矢印R1参照)、アクチュエータAC3と接触する(P2)とセンサSNR2が検出状態であるONになる。
そして、アクチュエータAC3の位置(P2)でセンサSNR2がONになれば、針無し綴じ部222を第3待機位置(HP3)方向に向けて予め定められた距離を移動させる(図中 矢印R2参照)。移動量は、図16に示すように、アクチュエータAC3〜AC2の間の距離(L1)、アクチュエータAC2〜AC1の間の距離(L2)に合わせて針無し綴じ部222の移動の駆動源であるステッピングモータ(不図示)の回転を制御する一定のパルス数が設定されている。針無し綴じ部222を第3待機位置(HP3)方向にむけて一定距離移動(S306)させて停止した位置(P5)において、センサSNR2がOFFであった場合(S307:B)、その位置(P5)から第3待機位置であるHP3までの距離(L4)に合わせた一定パルス数(針無しパルス数)で針無し綴じ部222を移動させて第3待機位置(HP3)に到達させる(S309)。
また針無し綴じ部222を第3待機位置HP3に移動させるには、第1実施形態と同様に第3待機位置HP3の近傍に案内部225に沿って多数の目印部材226を配置し、針無し綴じ部222を第3待機位置HP3から離間する方向に移動させて目印部材226を検出することで、針無し綴じ部222の針無し路225c上の位置を検知することもできる。
具体的には、図13に示すように、目印部材226は、案内部225における第2待機位置(HP2)へ向う針有り路225dと第3待機位置(HP3)へ向う針無し路225cが分岐する分岐部225bと第3待機位置(HP3)との間に配置された凹凸部材であり、針無し綴じ部222のセンサSNR2で凹凸を検知することで、針無し綴じ部222が共通路225aに位置していない場合は、針無し綴じ部222は第3待機位置HP3に位置していると判断する。
尚、後述する針有り綴じ部221の位置検知も、上述した針無し綴じ部222の位置検知と同様に行われ、例えば、図16に示すように、センサSNR1がOFFとなった位置(P6)から第2待機位置(HP2)までの距離(L5)に合わせた一定パルス数(針有りパルス数)で針有り綴じ部221を移動させて第2待機位置(HP2)に到達させ、センサSNR1がOFFとなった位置(P7)から第1待機位置(HP1)までの距離(L6)に合わせた一定パルス数(針有りパルス数)で針有り綴じ部221を移動させて第1待機位置(HP1)に到達させる。
ステップ307において、センサSNR2がONであった場合(S307:A)、針無し綴じ部222を第3待機位置(HP3)方向に一定距離移動させる(S310)。そして、針無し綴じ部222の停止後におけるセンサSNR2がONかOFFか再度判断することになる。
(1.1.2)針有り綴じ部の移動
制御部250は、綴じ処理の指示を受け付けた場合(S401)、針有り綴じ部221の移動を開始し(S402)、電源ON時のセンサSNR1がONかOFFかを判断する(S403)。
ステップ403において、センサSNR1がONであった場合(S403:A)、針有り綴じ部221をセンサSNR1がOFFになるまで第2待機位置(HP2)方向にさせる(S404:図18(a)参照)。そして、センサSNR1がOFFになった時点で、第1待機位置(HP1)方向に一定距離移動させて(S405)、針有り綴じ部221が停止後にセンサSNR1がONかOFFかを判断する(S406)。
針有り綴じ部221が停止後にセンサSNR1がONの場合(S406:A)、針有り綴じ部221を第1待機位置(HP1)に到達させ(S407:図18(b)参照)、第1待機位置で待機状態にする。
ステップ406において、センサSNR1がOFFであった場合(S406:B)、針有り綴じ部221を第1待機位置(HP1)方向に一定距離移動させて(S407)針有り綴じ部221が停止後にセンサSNR1がONかOFFかを再度判断することになる。
このようにして、針有り綴じ部221及び針無し綴じ部222の待機位置(HP1、HP3)を検出する検出手段を備えていない構成において、正常に電源OFFした場合には、針有り綴じ部221及び針無し綴じ部222を案内部225において互いに離れたそれぞれの待機位置に移動させ、針有り綴じ部221及び針無し綴じ部222の共通路225aにおける衝突の機会を減らすことができる。
(1.2)綴じ処理機構220Aが移動中に電源OFFした場合の移動制御
図19は綴じ処理機構220Aが移動中に電源OFFした場合の針有り綴じ部221の移動制御の流れを示すフローチャート、図20は針有り部221の移動を説明する図、図21は綴じ処理機構220Aが移動中に電源OFFした場合の針無し綴じ部222の移動制御の流れを示すフローチャート、図22は針無し綴じ部222の移動を説明する図である。
(1.2.1)針有り綴じ部の移動
制御部250は、綴じ処理の指示を受け付けた場合(S501)、
針有り綴じ部221の移動を開始し(S502)、電源ON時のセンサSNR1がONかOFFかを判断する(S503)。
ステップ503において、センサSNR1がONであった場合(S503:A)、針有り綴じ部221をセンサSNR1がOFFになるまで第1待機位置(HP1)方向に移動させる(S504:図20(a)参照)。そして、センサSNR1がOFFになった時点で、第1待機位置(HP1)方向に一定距離移動させて(S505)、針有り綴じ部221が停止後にセンサSNR1がONかOFFかを判断する(S506)。
ステップ506において、センサSNR1がONであった場合(S506:A)、針有り綴じ部221を第1待機位置(HP1)に到達させ(S507)、第1待機位置で待機状態にする。
ステップ506において、センサSNR1がOFFであった場合(S506:B)、針有り綴じ部221を第1待機位置(HP1)方向に一定距離移動させる(S508:図20(b)参照)。そして、針有り綴じ部221の停止後におけるセンサSNR1がONかOFFか再度判断することになる。
このような針無し綴じ部222の位置検知において、針無し綴じ部222と針有り綴じ部221とが衝突した場合には、針有り綴じ部221が、共通路225aにおいて第1待機位置(HP1)側に位置しているために、先に針有り綴じ部221を第1待機位置(HP1)方向に移動させることで、針無し綴じ部222の位置検知動作に必要な間隔を設けることができる。
(1.2.2)針無し綴じ部の移動
制御部250は、綴じ処理の指示を受け付けた場合(S601)、針無し綴じ部222の移動を開始し(S602)、電源ON時のセンサSNR2がONかOFFかを判断する(S603)。
ステップ603において、センサSNR2がOFFであった場合(S603:B)、針無し綴じ部222をセンサSNR2がONになるまで第1待機位置(HP1)方向にさせる(S604:図22(a)参照)。そして、センサSNR1がONになった時点で、第3待機位置HP3方向に一定距離移動させて(S605)、針無し綴じ部222が停止後にセンサSNR2がONかOFFかを判断する(S606)。
針無し綴じ部222が停止後にセンサSNR2がOFFの場合(S606:B 図22(b)参照)、針無し綴じ部222を第3待機位置(HP3)方向に一定距離移動させて(S607)、第3待機位置HP3に到達させ(S608:図23(c)参照)、第3待機位置で待機状態にする。
ステップ606において、センサSNR2がONであった場合(S606:A)、針無し綴じ部222を第3待機位置(HP3)方向に一定距離移動させて(S609)針無し綴じ部222が停止後にセンサSNR1がONかOFFかを再度判断することになる。
このようにして、針有り綴じ部221及び針無し綴じ部222の待機位置(HP1、HP3)を検出する検出手段を備えていない構成において、綴じ処理機構220Aが移動中に電源OFF場合には、針有り綴じ部221及び針無し綴じ部222を案内部225において互いに離れたそれぞれの待機位置に移動させ、針有り綴じ部221及び針無し綴じ部222の共通路225aにおける衝突の機会を減らすことができる。
100・・・画像形成システム
1・・・画像形成装置
10・・・画像形成部
13・・・感光体ユニット
14・・・現像装置
15・・・転写装置
16・・・定着装置
20・・・給紙装置
30・・・操作表示部
40・・・画像処理部
50・・・システム制御装置
2・・・記録材処理装置
90・・・搬送装置
200・・・後処理装置
201・・・受け取りローラ
202、203、204・・・搬送ローラ
205・・・トップ排出ローラ
210・・・コンパイルトレイ
220、220A・・・綴じ処理機構
221・・・針有り綴じ部
222・・・針無し綴じ部
HP1・・・第1待機位置
HP2・・・第2待機位置
HP3・・・第3待機位置

Claims (14)

  1. 綴じ指示に従って記録材に綴じ処理を行う記録材処理装置であって、
    第1待機位置と第2待機位置との間の第1の移動経路に沿って移動可能に設けられ、第1綴じ処理を行う第1綴じ処理手段と、
    前記第1の移動経路の一部である共通路と、前記共通路に繋がる第2の移動経路に沿って移動可能に設けられ、前記第1待機位置及び前記第2待機位置とは異なる第3待機位置を有し、前記第1綴じ処理とは異なる第2綴じ処理を行う第2綴じ処理手段と、
    前記第1綴じ手段及び前記第2綴じ手段の移動を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記第1綴じ手段及び前記第2綴じ手段のうち、常に一方の綴じ手段の位置検出を先に行う、
    ことを特徴とする記録材処理装置。
  2. 前記制御手段は、前記共通路には唯一つの綴じ手段しか存在しないように制御し、更に、予め前記第1綴じ手段又は前記第2綴じ手段の位置が判らない場合には、前記第1綴じ手段又は前記第2綴じ手段のいずれかのうち、同一の綴じ手段を同一方向に最初に移動させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録材処理装置。
  3. 前記制御手段は、前記第3待機位置又は前記第2待機位置を検知してから、前記綴じ処理の指示に従って前記第1綴じ手段及び前記第2綴じ手段を移動させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録材処理装置。
  4. 前記制御手段は、前記第1待機位置を検知してから、前記綴じ処理の指示に従って前記第1綴じ手段及び前記第2綴じ手段を移動させる、
    ことを特徴とする請求項2に記載の記録材処理装置。
  5. 前記制御手段は、前記第1綴じ手段が前記第2待機位置に位置する場合には、前記第2綴じ手段を最初に移動させ、その他の場合には前記第1綴じ手段を最初に移動させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録材処理装置。
  6. 前記第2綴じ手段は、前記第2の移動経路上で前記第1待機位置の手前の所定位置まで移動する、
    ことを特徴とする請求項4記載の記録材処理装置。
  7. 前記制御手段は、前記第2の綴じ手段を前記第3待機位置に待機させた後に前記第1綴じ手段を移動させる、
    ことを特徴とする請求項2に記載の記録材処理装置。
  8. 前記制御手段は、前記第2綴じ手段を最初に移動させる、
    ことを特徴とする請求項7に記載の記録材処理装置。
  9. 前記制御手段は、前記第3待機位置が検知された場合、前記第1綴じ手段を前記第2綴じ手段との衝突を回避可能な前記第2待機位置に移動させた後に前記綴じ処理の指示に従って前記第2綴じ手段を移動させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録材処理装置。
  10. 前記制御手段は、一方の綴じ手段が待機位置に位置しているか否かを検知する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録材処理装置。
  11. 前記制御手段は、前記一方の綴じ手段を前記移動経路の一方向に移動させて前記移動経路に沿って敷設された被検知部を検出することで、前記一方の綴じ手段の前記移動経路上の位置を検出する、
    ことを特徴とする請求項10に記載の記録材処理装置。
  12. 前記制御手段は、前記一方の綴じ手段の所定距離移動後の前記被検知部の検出状態の変化に基づいて、前記第1綴じ手段及び前記第2綴じ手段の衝突を検知する、
    ことを特徴とする請求項11に記載の記録材処理装置。
  13. 前記被検知部は、前記第3待機位置の近傍で前記移動経路に沿って配置された多数の目印部材であり、前記移動経路における前記第2待機位置へ向う経路と前記第3待機位置へ向う経路が分岐する分岐部の周辺に配置されている、
    ことを特徴とする請求項11に記載の記録材処理装置。
  14. 前記第1綴じ手段及び前記第2綴じ手段が前記共通路において衝突した場合、前記制御手段は、移動させなかった綴じ手段を、前記第1綴じ手段又は前記第2綴じ手段のいずれかが移動していた方向の一方向にのみ移動させる、
    ことを特徴とする請求項10に記載の記録材処理装置。
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