JP4576143B2 - 止血パッチ - Google Patents

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Description

本発明は医療用の貼付材に関する。更に詳しくは、手術時の出血を伴う生体組織損傷部に貼付し、組織の修復・補修に利用でき、容易にかつ安全、確実に出血部位を圧迫止血するために使用される医療用貼付材に関する。さらに詳しくは、カテーテル抜去後の圧迫止血操作に用いる医療用貼付材である止血パッチに関する。
外科用止血材として、酸化セルロース止血材(サージセルTM;ジョンソン・アンド・ジョンソン社製)やコラーゲンシート止血材(インスタットTM;ジョンソン・アンド・ジョンソン社製)が市販されている。しかし、カテーテル抜去後のような激しい出血の場合、十分な止血効果が得られない。更に、止血材として可溶性のメチルセルロース(カルボキシメチルセルロース)繊維やアルギン酸粉末(特許文献1参照)が提案されている。このカルボキシメチルセルロースは、繊維もしくは綿状(特許文献2参照)であったり、止血・接着効果を高めるためにフィブリンが含有された(特許文献3参照)ものも提案されている。
しかし、いずれも水に可溶であるため、操作時の器具等に水分などの付着があると止血材にも付着し、取り扱い性は非常に悪く、圧迫止血が容易に行えなくなるものであった。また、可溶化するため損傷部の補強には不十分であった。可溶性止血材を創傷面に積極的に残すために、可溶性止血材に剥離可能な固定用シートを設けた止血材も提案されている(特許文献4参照)。しかし、この場合も固定用シートを除去した後、止血材部分が溶け、強度が著しく減少するため、損傷部の補強の観点からは十分に期待はできなかった。また、カテーテル抜去後の止血はセルロースを素材とする日本薬局方ガーゼの圧迫止血が行われるが、ガーゼが粗構造であり血球成分が取り込まれるため血液の濃縮が起こらず、止血までの時間が長く、操作性の悪いものであった。
特開2000−186048号公報 特開平10−77571号公報 特開平11−322615号公報 特開平9−294765号公報
本発明の目的は、上記の問題点を鑑みて、取り扱い性に優れ、カテーテル抜去後のような激しい出血に対しても止血効果があり、短時間で圧迫止血ができる医療用貼付材を提供することを目的とする。
本発明者らは、出血部位の止血を促進するためには出血部位に血球の濃縮が起こることが必要であろうとの仮設を立て、血球不透過性の物質を血液接触面に有する止血パッチを用いれば、血球以外の血液中の血漿成分を含む水分は、止血パッチが吸収し、出血部位に血球のみが残存し易い環境を創り出すことにより出血部位の止血が促進されることを知見し本発明に到達した。
すなわち、本発明は、以下の各発明を提供する。
(1)血球不透過性であり、かつ血漿吸収性を有する微細構造を血液接触面にもつ止血パッチ。
)前記微細構造が、繊維の凝集体である(1)に記載の止血パッチ。
)前記繊維の平均繊維直径が、10nm〜20μmであり、該繊維の交絡により生じる繊維間の空隙が平均1μm以下である(1)または(2)に記載の止血パッチ。
)前記繊維が多糖類および・または生体吸収性材料を含有する(1)〜(3)のいずれかに記載の止血パッチ。
)前記多糖類がセルロースである()に記載の止血パッチ。
)前記セルロースが菌体由来のバクテリアセルロースである()に記載の止血パッチ。
)前記微細構造が、多孔質膜である()に記載の止血パッチ。
)前記多孔質膜の平均空孔径が0.1μm〜1μmである()に記載の止血パッチ。
)前記多孔質膜がポリサルホン、ポリエーテルサルホン、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリカーボネート、エチレンビニルアルコールおよびポリアミドからなる群から選択される少なくとも一つを含有する()または()に記載の止血パッチ。
10)前記多孔質膜がポリプロピレンを含有する()に記載の止血パッチ。
11)前記ポリプロプレンが親水化されたポリプロピレンである(10)に記載の止血パッチ。
本発明は、取り扱い性に優れ、カテーテル抜去後のような激しい出血に対しても止血効果があり、短時間で圧迫止血ができる止血パッチである。
本発明は、カテーテル抜去後のような激しい出血に対して短時間に止血効果が得られる医療用貼付材を提供する。すなわち、血液の血球成分を取り込まず、血漿成分を取り込む構造を有することで血液を濃縮し血液凝固を促進する止血パッチを提供する。
本発明において、血球不透過性とは、空孔を有する微細構造の孔径(空孔径)が血球の大きさより小さく、物理的に血球の通過を阻止(実質的に阻止できる、止血に充分な血栓が形成できる)できる事をいう。
血球の大きさはヒトの場合、白血球が不定形で10〜30μm、赤血球が円盤形で約7〜8μm、血小板が円板形で約1〜2μmであり、血液凝固には血小板の機能が大きく作用することから血球不透過性を示す空孔径は平均1μm以下であることが好ましい。微細構造を持つ構造体が、このような特定の空孔を持つかどうかは電子顕微鏡による観察で確認することができる。
また、実際に血球が透過できるか否かを調べるには、微細構造を持つ膜状の構造物を市販のフィルターホルダーに挟み血液に抗凝固剤を加えた液体を透過させてみて経過を観察し、血球成分の透過を観察することで実証して確認できる。
血漿吸収性とは、微細構造を持つ膜などの構造体の表面が撥水性ではなく水となじみ、かつ血漿のような希薄タンパク溶液を吸って濡れる性質をいう。実際に血漿吸収性を調べるには、上記の実験におけるフィルターホルダーのフィルターハウジングを開放して内部のサンプルを観察し、微細構造体が血漿を吸収しているか否かを観察して確認することができる。
本発明の機能を図1に示す模式図を用いて説明する。
血液が血管外に出て外部と接触すると、血液は、異物(材料)と接触し、血液中の
第XII因子が活性化され、血液凝固が進行し、血栓ができて止血が行われる。強固な血栓ができる為にはA(本発明)の止血パッチのように、血液の流速が小さく、血球成分の濃縮が行われることが必要である。止血パッチAは、血球が通過しないレベルの小さな孔の構造を持つ血球不透過性の微細構造10を血液接触面にもつので、血液中の赤血球や血小板は、図1に示されるように本発明の血液パッチAを通過することができずに、微細構造10の血液側に濃縮される。
これに対して比較例1(ケーパインガーゼ)の血液パッチBは、血球も通過する大きな孔構造であり、血球成分が通過するので血液は濃縮されず、血液の流速が大きいので血球が集まるのに時間を要し血栓が充分形成されない。血液の流速はA<Bであり、流速が早いBは凝固が遅くなる。
<微細構造体>
血球成分を取り込まず、血漿成分を取り込む微細構造体としては、上記機能を有するものであれば限定されないが、好ましくは微細な繊維の凝集体や空孔の微細な多孔質膜である。
<繊維凝集体>
微細な繊維の材料としては、酢酸菌が作るバクテリアセルロース、ポリ乳酸、ポリグルコール酸などの生分解性素材などが使用でき、その繊維の平均繊維直径は、10nm〜20μm、より好ましくは10nm〜100nmである。また、該繊維の交絡により生じる繊維間の空隙は平均1μm以下であり、好ましくは1μm超のものが実質的に存在しない。
繊維凝集体の膜厚は特に限定されないが、5μm〜500μmが好ましく、この範囲であると、血漿成分を含む水分を早く吸収することができ、止血を早める効果がある。
本発明の繊維凝集体の製造方法は限定されないが、酢酸菌が作るバクテリアセルロース、繊維状の粗材料を、裁断、粉砕して細片状とし、これを水等に分散させて型に流し込み水分を除くと共に風乾して不織布状の積層体を得ることで製造できる。水中の分散量を調整することで、繊維間の交絡により生じる空隙を所定範囲に調整する。
ポリ乳酸またはポリグルコール酸などの生分解性材料は、必要な場合は溶媒を入れて繊維状に形成し、それを積層して必要な場合は熱処理して繊維間の交絡により生じる空隙を所定範囲に調整する。
<多孔質膜>
空孔の微細な多孔質膜の材料としては、膜素材がポリサルホン、ポリエーテルサルホン、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリカーボネート、エチレンビニルアルコール、ポリアミドなどの多孔質膜が使用でき、多孔質膜の平均空孔径が0.1μm〜1μm、であり、より好ましくは、0.2〜0.6μmである。
多孔質膜の膜厚は特に限定されないが、10μm〜500μmが好ましく、この範囲であると、血漿成分を含む水分を早く吸収することができ、止血を早める効果がある。
これらの多孔質膜は、膜素材を単独で、または所定量組み合わせて、通常空孔形成剤を用いて、押出成形により膜を形成した後、延伸や空孔形成剤の抽出により得ることができる。
<止血パッチ>
本発明の止血パッチは、図1に示すように、血球不透過性の微細構造10を血液接触面に持つ止血パッチAであればその形状は限定されず、円形、矩形、損傷部位を満たす異形状であっても良い。全体が微細構造10だけであっても良いが、血液接触面とは反対側には、基材11を有しても良い。基材11は限定されないが、通常公知の止血材として用いられる、不織布、綿状体、ガーゼ、布等が接合される。止血パッチは製造の途中または最終製品となる前に滅菌される。滅菌方法は限定されないがγ線による滅菌が好ましい。
(実施例1)バクテリアセルロース(BC)離解膜の調製
(1)市販ナタデココよりバクテリアセルロース離解物の調製
酢酸菌により生成されたバクテリアセルロース(BC)をシロップ漬けしてなる市販のナタデココ((株)ドール製)から浸漬しているシロップ分を捨て、固形量全量(実測値111.48g)をRO水にて約30分間流水洗し、表面的にシロップ分を洗い流した粗洗ナタデココ99.68gを得た。この粗洗ナタデココを不定形に裁断し、裁断物約24.37gに約100mlのRO水を添加し、小型ミル(SIBATA製パーソナルミルSCM-40A)を用いて3分間粉砕し、離解物74.47gを得た。この離解物に約120mlのRO水を添加して全体を200ml程度にし、遠沈管4本に分注して3000r.p.m.で糖が検出されなくなるまで遠心分離を7回繰り返した。遠心分離後の沈殿の回収量は含水状態にて23.2gであった。この脱糖離解物を菌体を除去する目的でアルカリ洗浄処理を行った。得られた処理物はpH11であった。今回は4本の遠沈管に分注したところ、4回目の遠心分離でpH試験紙で中性領域(pH6〜7)に達していることを確認した。回収したアルカリ洗浄脱糖離解物は30.28gであった。
(2)バクテリアセルロース凝集体(離解膜)の作製
0.2質量%となるようにアルカリ洗浄離解物の懸濁液を調製した。ペースト状離解物の質量が20質量%となるように調製した。具体的には、4.0gのペースト状アルカリ洗浄離解物を50ml遠沈管内で20.0gまで注射用蒸留水で満(メスup)し、回転式攪拌器にて30分以上充分攪拌した後にポリプロピレン製バランスディッシュ(底面約5.5cm四方)に流し込み、クリーンベンチ内で風乾させ、バクテリアセルロース凝集体(離解膜)、膜厚10μmを得た。
(3)バクテリアセルロース凝集体(離解膜)の物性
電子顕微鏡下にバクテリアセルロース凝集体(離解膜)の表面を観察し、撮影した写真より任意の空孔部10箇所の空孔径を測定し、平均したところ約0.21μmであり、繊維の交絡による繊維間の空隙は、平均0.21μmであった。平均繊維直径は80nmであった。
(実施例2)ポリプロピレン(PP)微多孔質膜
(1)多孔質膜の作製
メルトフローインデックスが30及び0.3のポリプロピレン混合物(混合質量比100:40)100質量部当り、400質量部の流動パラフィン(平均分子量324)及び0.3質量部の結晶核形成剤としての1,3,2,4−ビス(p−エチルベンジリデン)ソルビトールを二軸型押出機により溶融混練し、ペレット化した。このペレットを上記二軸型押出機を用いて150〜200℃で溶融し、スリット0.6mmのTダイより空気中に押出しフィルム状にし、このフィルム状物をTダイ直下に置かれたガイドローラーによって冷却固定化液中に導き冷却固定化した後に巻取った。この巻取ったフィルム状物を一定寸法に切断し、縦横両方向に固定し、1,1,2−トリクロロ−1,2,2−トリフルオロエタン中に10分間計4回浸漬して、フィルム状物中の流動パラフィンの抽出を行った。次いで135℃の空気中で2分間熱処理を行って、孔径0.6μm、膜厚100μmのポリプロピレン製多孔質膜を得た。
(2)止血性多孔質膜の作製
上記(1)で作製したポリプロピレン製多孔質膜に、1分間アルゴンプラズマを照射させ、5%のN−イソプロピルアクリルアミドのイソプロピルアルコール溶液中に浸漬させ、30分間グラフト重合を行って得た。
(3)止血性多孔質膜の物性
電子顕微鏡下に止血性多孔質膜の表面を観察し,撮影した写真より任意の空孔部10箇所の空孔径を測定し、平均したところ約0.60μmであった。
(実施例3)
実施例1および2で得られたバクテリアセルロース凝集体(離解膜)および止血性多孔質膜を直径2.5cmに打ち抜きしてサンプルとし、ミリポア社製フィルターホルダーに挟み、in側(フィルターの濾過される液側)にシリンジ外筒を立てて5mLのクエン酸を加えた(クエン酸濃度3.27g/L)血液を加えて5分間静止させて経過を観察した。その結果、血球成分は透過しなかった。ハウジングを開放して内部のサンプルを観察し、バクテリアセルロース凝集体または止血性多孔質膜がそれぞれ血漿を吸収していることを確認した。これにより、血液不透過性の微細構造を血液接触面に有し、血漿吸収性を持つ構造体(止血パッチ)が得られたことが確認できた。
(実施例4、5、比較例1)
ブタ大腿動脈穿刺孔の経皮的な早期止血性能評価
(1)使用した止血材
実施例4、5では、実施例1および2で得られた止血パッチをそれぞれ用いた。比較例1では、用手圧迫止血で最も一般的なガーゼ(川本産業(株)製日本薬局方ガーゼ、商品名ケーパイン:原料はセルロース)を用いた。
(2)使用動物
実験用仔ブタ <使用時体重:約50kg前後> (富士農場)
(3)大腿動脈穿刺腔の作製:
麻酔は、ケタミン(ケタミン<50mg/ml>動物用:フジタ製薬株式会社)を10mg/kg、ストレスニル(三共 <40mg/ml>)を4mg/kg、硫酸アトロピン注射液(田辺製薬 <0.5mg/ml>)を0.05mg/kg筋肉内投与する事で導入を行なった後、笑気、酸素及びハロセン(武田薬品工業)の混合ガスを用いた吸入麻酔で維持した。
ブタは仰臥位に固定し、鼠頸部の動脈から3cm程度末梢側の大腿動脈の走行を予測し、その部位の表皮を約3mm程度切開した。この切開部位から18Gのサーフロー留置針を挿入し、大腿動脈を穿刺した。続いてガイドワイヤーを挿入し、留置針外套を抜き取った後、ガイドワイヤーに沿って8Frシース及びダイレーターを大腿動脈内に挿入し、大腿動脈壁に穿刺孔を作製した。この時の穿刺深さはヒトと同様に20〜25mmであった。
耳介静脈より、ヘパリン溶液(ノボ・ノルディスク社製、1000 IU/ml)を200 IU/kg投与した後、約10分後に、全血凝固計 ヘモクロン401(ITC社製)にて、全血凝固時間(ACT)が300秒以上であることを確認して、止血操作を行った。
(4)止血方法:
大腿穿刺部表面を生理食塩水にて濡らした。実施例で得られた本発明品(いずれもガーゼをその上に置いた)又はガーゼのみを穿刺部に置いて、軽く圧迫したままで、ゆっくり8Frのシースおよびダイレーター、ガイドワイヤーを抜き取った。全てを抜去した後に、通常の用手圧迫を行った。圧迫開始から5分後にゆっくり圧迫を解除して肉眼的に判断し以下の基準で評価した。止血不良の場合は、更に用手圧迫を5分間追加して、同様に止血の有無を肉眼的に評価確認した。
評価:止血の良○:出血もしくは血腫が認められない。
不良×:穿刺部位からの出血もしくは外表面からの血腫が確認された。
Figure 0004576143
比較例1に比べ、実施例4,5は短時間で止血ができた。
本発明と比較例1とを比較してその機能を説明する模式図である。
符号の説明
A: 本発明の止血パッチ
B: 比較例1の止血パッチ
10:微細構造
11:基材

Claims (11)

  1. 血球不透過性であり、かつ血漿吸収性を有する微細構造を血液接触面にもつ止血パッチ。
  2. 前記微細構造が、繊維の凝集体である請求項に記載の止血パッチ。
  3. 前記繊維の平均繊維直径が、10nm〜20μmであり、該繊維の交絡により生じる繊維間の空隙が平均1μm以下である請求項1または2に記載の止血パッチ。
  4. 前記繊維が多糖類および・または生体吸収性材料を含有する請求項1〜3のいずれかに記載の止血パッチ。
  5. 前記多糖類がセルロースである請求項に記載の止血パッチ。
  6. 前記セルロースが菌体由来のバクテリアセルロースである請求項に記載の止血パッチ。
  7. 前記微細構造が、多孔質膜である請求項に記載の止血パッチ。
  8. 前記多孔質膜の平均空孔径が0.1μm〜1μmである請求項に記載の止血パッチ。
  9. 前記多孔質膜がポリサルホン、ポリエーテルサルホン、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリカーボネート、エチレンビニルアルコールおよびポリアミドからなる群から選択される少なくとも一つを含有する請求項またはに記載の止血パッチ。
  10. 前記多孔質膜がポリプロピレンを含有する請求項に記載の止血パッチ。
  11. 前記ポリプロプレンが親水化されたポリプロピレンである請求項10に記載の止血パッチ。
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