JP4575313B2 - 導波管接続部 - Google Patents

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Description

この発明は、小型化を図った導波管接続部に関するものである。
現在、伝送線路として同軸線路が広く用いられているが、マイクロ波以上の周波数においては同軸線路内導体の導体損が大きいことと支持材料の損失があるため、低損失化と大電力容量の特性から、同軸線路の使用には問題がある。導波管の構造は、中空の管状導体(断面は矩形か円形が一般的)となっており、その内部を伝播させているものであり、中心導体の導体損や支持材料の誘電体損失が無いために損失が少なくなっている。アンテナの給電回路部分等には低損失性が求められることが多いため、低損失である導波管は広く用いられている。通常、中空導波管の接続部としては、フランジを用いて導波管の接続、各種導波管回路部品の相互接続を機械的に行い、接続面を密着することで間隙、接触抵抗を少なくして良好な導波管接続を行うものであり、この方法は広い範囲で用いられている(例えば、非特許文献1参照)。
電子情報通信学会編『アンテナ工学ハンドブック』オーム社刊、p261−p272
従来の金属製フランジを用いた導波管の接続部については、金属加工を行った導波管とフランジ面を合わせ、フランジに形成した位置固定用穴にネジなどで固定して組み立てられる。この方法の場合においては、フランジを用いるため、重量が増加し、寸法が大きくなってしまうという問題点があった。
また、一方で導波管の小型化のために樹脂導波管が使用されているが、現在のところ樹脂導波管同士を接続するに当たり、金属製導波管と同様に金属部品で固定する、もしくは中空導波管や同軸線路への変換器を用いて行う手法となってしまい、中空導波管の場合と同様に小型化には限界があるという問題点があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、小型化を図ることができる導波管接続部を得るものである。
この発明に係る導波管接続部は、第1の方形樹脂導波管と、前記第1の方形樹脂導波管の端部が挿入される、方形彫り込み部分が内部に設けられた樹脂製の方形スリーブを一端に有する第2の方形樹脂導波管と、前記第1の方形樹脂導波管の端部が、前記第2の方形樹脂導波管の方形彫り込み部分に挿入された状態で、前記第1及び第2の方形樹脂導波管を固定する導波管固定導体とを備え、前記第1の方形樹脂導波管は、前記第2の方形樹脂導波管と対抗する端面を除く外面全体に金属メッキが施され、前記第2の方形樹脂導波管は、方形スリーブの内部である方形彫り込み部分を除く方形スリーブ及び方形導波管部分の外面全体に金属メッキが施され、前記第1の方形樹脂導波管の端部が、前記第2の方形樹脂導波管の方形彫り込み部分に挿入された状態で、方形導波管の幅方向をX軸、方形導波管の長手方向をY軸、方形導波管の高さ方向をZ軸とすると、前記第2の方形樹脂導波管の外側表面から方形スリーブ上面までのZ軸方向の長さをL1、方形スリーブ部分のY軸方向の長さをL2、前記第1の方形樹脂導波管の対向面の方形スリーブ部分のZ軸方向をL3としたとき、総和L1+L2+L3が、前記第1の方形樹脂導波管において使用する信号の管内波長の半分の整数倍であり、前記第2の方形樹脂導波管の外側表面から方形スリーブ上面までのX軸方向の長さをL4、方形スリーブ部分のY軸方向の長さをL2、前記第1の方形樹脂導波管の対向面の方形スリーブ部分のX軸方向をL5としたとき、総和L4+L2+L5が、前記第1の方形樹脂導波管において使用する信号の管内波長の半分の整数倍としたものである。
この発明に係る導波管接続部は、小型化を図ることができるという効果を奏する。
実施の形態1.
この発明の実施の形態1に係る導波管接続部について図1から図3まで、並びに図33及び図34を参照しながら説明する。図1は、この発明の実施の形態1に係る導波管接続部の接続前の構成を示す図である。また、図2は、この発明の実施の形態1に係る導波管接続部の接続後の構成を示す図である。なお、以降では、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
図1において、この実施の形態1に係る導波管接続部は、方形樹脂導波管1と、スリーブ付き方形樹脂導波管2と、両者を固定する金属テープなどの導波管固定導体3とが設けられている。なお、導波管固定導体3は、図上では直方体のような形状で描かれているが、両者を固定、接続することを表しているにすぎない。
図1に示すように、接続する片側は、通常の方形樹脂導波管1となっており、その端面である網掛部分は金属メッキが無い状態を示す。以下、網掛部分は金属メッキが施されていないことを示し、非網掛部は金属メッキが施されていることを示す。また、もう一方の方形樹脂導波管2は、接続部分において断面積寸法をステップ状に広げて方形のスリーブを形成し、スリーブの内部に金属メッキを施していない彫り込み部を形成し、そこに方形樹脂導波管1を挿入するような構造としている。
この状態で、方形樹脂導波管1の接続面を方形樹脂導波管2のスリーブの彫り込み部分に挿入後、導波管固定導体3により2つの方形樹脂導波管1及び2を固定する。これにより、方形樹脂導波管の接続部を構成する。接続後は図2のようになる。
つぎに、この実施の形態1に係る導波管接続部の動作について図面を参照しながら説明する。図3は、この発明の実施の形態1に係る導波管接続部を導波管の長手方向からみた場合の断面を示す図である。
図3においては、太線は金属メッキ部分を示し、細線は樹脂の露出している非金属部分を示している。この様な構造において、図3の左側の方形樹脂導波管1は、通常の導波管として動作しているが、受け側(右側)の方形樹脂導波管2は、方形のスリーブを備えた構造をとっている。
図3中の太線部分のスリーブについて、方形樹脂導波管2の外側上面(表面)からスリーブ上面までの高さをL1、スリーブ部分の導波管長手方向の長さをL2、方形樹脂導波管1の対向面のスリーブ部分の厚さをL3としたとき、L1、L2及びL3を合わせた長さを、方形樹脂導波管1における使用周波数の管内波長の半分程度(管内波長の半分の整数倍)とすることで、使用周波数においては導波管接続部からは短絡しているように見え、チョークフランジと同様の動作を行うため、接触状態による変化を受けにくく、電磁波が導波管接続部の外へ漏れだすことを抑えることができる効果がある。
図33は、図2と同じ方向から見た図で、導波管固定導体3が図示されていないもので、この発明の実施の形態1に係る導波管接続部の接続後の構成をXYZ軸とともに示す図である。また、図34(a)は、図33の矢印(a)から見た導波管接続部の中央部のYZ軸平面の断面を示す図であり、図34(b)は、図33の矢印(b)から見た導波管接続部の中央部のXY軸平面の断面を示す図である。図34(a)は、図3と同じである。図34(b)において、方形樹脂導波管2の外側上面(表面)からスリーブ上面までの高さをL4、スリーブ部分の導波管長手方向の長さをL2、方形樹脂導波管1の対向面のスリーブ部分の厚さをL5としたとき、L4、L2及びL5を合わせた長さを、方形樹脂導波管1における使用周波数の管内波長の半分程度(管内波長の半分の整数倍)とすることで、電磁波が導波管接続部の外へ漏れだすことを抑えることができる等の上記と同じ効果がある。なお、図33において、XZ軸平面のスリーブの断面形状が正方形ならば、L1=L4、L3=L5である。
また、固定方法について、図1及び図2においては、固定用の治具である導波管固定導体3を使用しているが、この他にテープ、導体テープ、熱収縮チューブ、接着剤などを用いて導波管同士を固定しても同様の効果が得られる。さらに、スリーブの厚さL3に相当する部分の金属メッキを無くし、L1とL2の長さを、方形樹脂導波管1において使用する信号の管内波長の4分の1程度に設定した場合についても同様の効果が得られる。
すなわち、この実施の形態1に係る導波管接続部は、以下の条件を満たすものである。
(a)2種類の方形樹脂導波管1及び2の組み合わせである。
(b)方形樹脂導波管1は、接続面以外の外面全体に金属メッキを施してある。
(c)方形樹脂導波管2は、方形樹脂導波管1を挿入して保持するスリーブにおいて縦、横の寸法をステップ状に広げている。
(d)方形樹脂導波管2は、方形樹脂導波管1が挿入できるように方形樹脂導波管1に併せて、スリーブの内側が彫り込んである。
(e)方形樹脂導波管2のスリーブの彫り込み部分には金属メッキは施さない。
(f)方形樹脂導波管2のスリーブの彫り込み部分以外(側面、方形樹脂導波管1の対向面)には金属メッキを施す。
(g)方形樹脂導波管2について、図3に示すように、方形樹脂導波管2の外側上面(表面)からスリーブ上面までの高さをL1(L4)、スリーブ部分の導波管長手方向の長さをL2、方形樹脂導波管1の対向面のスリーブ部分の厚さをL3(L5)としたとき、これらの総和L1+L2+L3(L4+L2+L5)が方形樹脂導波管1において使用する信号の管内波長の半分の整数倍となる。
(h)方形樹脂導波管2のスリーブの彫り込み部分に、方形樹脂導波管1を挿入して接続部とする。
実施の形態2.
この発明の実施の形態2に係る導波管接続部について図4を参照しながら説明する。図4は、この発明の実施の形態2に係る導波管接続部の接続前の構成を示す図である。
図4において、この実施の形態2に係る導波管接続部は、ピン付き方形樹脂導波管4と、ピン穴、スリーブ付き方形樹脂導波管5と、両者を固定する金属テープなどの導波管固定導体3とが設けられている。
上記の実施の形態1では、それぞれの方形樹脂導波管1、2の端面同士を面のまま接続する形状となっているが、本実施の形態2においては、図4に示すように、一方のピン付き方形樹脂導波管4の接続面に金属メッキがされていない位置決め用の2本の位置決めピン6を設け、もう一方のピン穴、スリーブ付き方形樹脂導波管5のスリーブ内部の接続面には位置決めピン6に勘合するような2つの位置決め穴7を設けておく。
そして、組み立て時にこれらを合わせるようにする。これによって、上記の実施の形態1の効果に加えて、組み立て時にそれぞれの方形樹脂導波管4、5の位置を合わせるのが簡単になるという効果が得られる。さらに、組み立て後にそれぞれの方形樹脂導波管4、5の位置がずれにくくなるという効果も得られる。また、ここではピン6と穴7の形状が円柱と円筒になっているが、これらをそれ以外の形、たとえば星形柱と星形筒や、多角形柱と、多角形筒としても同様の効果を得ることができる。また、図4に対して、ピン6と穴7の配置の交換や数を変化させても同様の効果が得られる。
実施の形態3.
この発明の実施の形態3に係る導波管接続部について図5から図7までを参照しながら説明する。図5は、この発明の実施の形態3に係る導波管接続部の接続前の構成を示す図である。
図5において、この実施の形態3に係る導波管接続部は、爪付き方形樹脂導波管10と、爪穴、スリーブ付き方形樹脂導波管11とが設けられている。
上記の実施の形態2では、ピン付き方形樹脂導波管4の端面は位置を決定するためのピン6が設けられているが、本実施の形態3においては、ピン6の代わりに金属メッキがされていない固定用爪8を爪付き方形樹脂導波管10に設けており、もう一方の爪穴、スリーブ付き方形樹脂導波管11にはこの固定用爪8に対応した爪受け用穴9を設ける。この固定用爪8と爪受け用穴9が組み立て時に勘合することで2つの方形樹脂導波管10、11が固定され、接続される。
また、図6は、この発明の実施の形態3に係る導波管接続部の接続前の別の構成を示す図である。
図6において、この実施の形態3に係る導波管接続部は、溝付き方形樹脂導波管12と、溝、スリーブ付き方形樹脂導波管13とが設けられている。
図6のように、方形樹脂導波管12の先端部(接続面の近傍)について、厚さ方向、もしくは幅方向(図示せず)の寸法を、一旦小さくした後に大きくする(広げる)ことにより樹脂導波管全体の寸法を変化させ(溝を設け)、受け側の方形樹脂導波管13についてもそれに勘合させるように構成した場合、接続時に同様の効果が得られる。
さらに、図7は、この発明の実施の形態3に係る導波管接続部の接続前の他の構成を示す図である。
図7において、この実施の形態3に係る導波管接続部は、段付き方形樹脂導波管14と、溝、スリーブ付き方形樹脂導波管15とが設けられている。
図6では、方形樹脂導波管12の先端部(接続面の近傍)の寸法を一旦小さくした後に大きくすることで固定を図っているが、図7に示すように、方形樹脂導波管14の先端部(接続面の近傍)の厚さ方向、もしくは幅方向(図示せず)の寸法を大きくするとともに、受け側の方形樹脂導波管15についてもそれに勘合させるように構成し、両者を固定しても同様の効果が得られる。
これらは方形樹脂導波管10、11に設けた爪8、穴9や、方形樹脂導波管12、13、14、15に設けられた凹凸により組み立て後の位置が保持されるため、組み立て治具やテープ、接着剤が不要となり、組み立てが簡単になるという効果が得られる。また、組み立て後も爪8の効果によって樹脂導波管同士が外れることを抑えることができる効果がある。さらに、爪8と穴9の設置場所(方形樹脂導波管)を交換しても同様の効果が得られる。
実施の形態4.
この発明の実施の形態4に係る導波管接続部について図8から図10までを参照しながら説明する。図8は、この発明の実施の形態4に係る導波管接続部の接続前の構成を示す図である。
図8において、この実施の形態4に係る導波管接続部は、一方の方形樹脂導波管1と、他方の方形樹脂導波管1と、両者を組み合わせる樹脂の接続部分(竹輪部分)16と、導波管1、2及び接続部分16を固定する金属テープなどの導波管固定導体3とが設けられている。
上記の実施の形態1では、一方は通常の方形樹脂導波管1であり、もう一方についてのみ方形樹脂導波管1が勘合するように加工されているスリーブ付き方形樹脂導波管2となっていたが、本実施の形態4においては、通常の方形樹脂導波管1同士を組み合わせ、接合部分を覆うような内側寸法を持ち、全体に金属メッキをかけた方形樹脂の接続部分16を設け、それらを金属テープ、接着剤、テープ、固定治具などを用いて固定する。ここで、上記の実施の形態1のスリーブのL1+L2+L3(L4+L2+L5)に相当する、竹輪部分16の厚みと長さを合わせた長さを、方形樹脂導波管1の使用周波数の管内波長の半分程度(管内波長の半分の整数倍)とし、竹輪部分16全体に金属メッキをかけることで、上記実施の形態1と同様にショートチョークの効果が得られる。
また、図9は、この発明の実施の形態4に係る導波管接続部の接続前の別の構成を示す図である。さらに、図10は、この発明の実施の形態4に係る導波管接続部の接続前の他の構成を示す図である。
竹輪部分16については、図9、図10に示すように、2つの凹型部材17や、蓋部材18と凹型部材19のように分離して構成しても同様である。分離した部材相互の接続面については金属メッキが施されていない。ここで、金属メッキがされていない竹輪部分16に爪などで突起を設け、方形樹脂導波管1についてもそれに対応する様な穴を設けることで、確実に固定することができるという効果が得られる。
実施の形態5.
この発明の実施の形態5に係る導波管接続部について図11を参照しながら説明する。図11は、この発明の実施の形態5に係る導波管接続部の接続前の構成を示す図である。
図11において、この実施の形態5に係る導波管接続部は、一方の幅広部付き方形樹脂導波管20と、他方の幅広部付き方形樹脂導波管20と、両者を固定する金属テープなどの導波管固定導体3とが設けられている。
図11に示すように、方形樹脂導波管20について、接続面については金属メッキを行わず、接続面近傍の導波管の幅方向の寸法を広げ、それぞれを対向させて十分に近傍に配置後に、金属テープ、導体テープ、金属板などの導波管固定導体3で固定する。
図11中の接続部は、導波管接続面付近で幅広部付き方形樹脂導波管20の幅方向の寸法を広げてあり、この部分の特性インピーダンスは通常の方形樹脂導波管に比べて低くしている。その接続面を互いに対向させることで導波管接続部としての効果を得ている。ここで、固定に導体テープ、金属板などを用いることで導波管からの電磁波の漏れを抑えている。
これは組み立て時に幅広部付き方形樹脂導波管20同士の接続部にギャップが発生するが、ギャップと周りを囲った導体によって中空導波管と見なすことができる。ここで、ギャップ部分の長手寸法を必要周波数によりカットオフとならないように設定し、それに合わせた幅広部分の導波管長手方向の長さを4分の1波長の整数倍とすると、上記の実施の形態1のスリーブのL4+L2+L5に相当する、組み立て(結合)時の幅広部分の導波管長手方向の長さ(L2)と幅広部分の幅が広がった部分の長さ(L4、L5)を合わせた長さが、方形樹脂導波管20の使用周波数の管内波長の半分程度(管内波長の半分の整数倍)となる。
この場合、ギャップから得られる中空導波管の電気長は非常小さく、インピーダンスの影響はほとんど見えてこない。このため、ギャップの変化に対して通過特性、反射特性の変動が少なく、良好な特性が得られるという効果が得られる。また、本実施の形態5では、導波管幅方向についてのみ寸法を変え、厚さ方向については変化させていないため、上記の実施の形態1の効果に加えて、導波管接続部としての厚みを削減できるという効果が得られる。
実施の形態6.
この発明の実施の形態6に係る導波管接続部について図12から図15までを参照しながら説明する。図12は、この発明の実施の形態6に係る導波管接続部の接続前の構成を示す図である。また、図13、図14及び図15は、この発明の実施の形態6に係る導波管接続部の接続前の別の構成を示す図である。
図12において、この実施の形態6に係る導波管接続部は、一方の切り欠き、幅広部付き方形樹脂導波管21と、他方の切り欠き、幅広部付き方形樹脂導波管21と、両者を固定する金属テープなどの導波管固定導体3とが設けられている。
図13において、この実施の形態6に係る導波管接続部は、一方の切り欠き、幅広部付き方形樹脂導波管22と、他方の切り欠き、幅広部付き方形樹脂導波管22と、両者を固定する金属テープなどの導波管固定導体3とが設けられている。
図14において、この実施の形態6に係る導波管接続部は、一方の切り欠き、幅広部付き方形樹脂導波管23と、他方の切り欠き、幅広部付き方形樹脂導波管23と、両者を固定する金属テープなどの導波管固定導体3とが設けられている。
図15において、この実施の形態6に係る導波管接続部は、一方の切り欠き、幅広部付き方形樹脂導波管24と、他方の切り欠き、幅広部付き方形樹脂導波管24と、両者を固定する金属テープなどの導波管固定導体3とが設けられている。
上記の実施の形態5においては、インピーダンス整合をとるにあたり、幅広部付き方形樹脂導波管20の長手寸法を変更していた。これに対して、この実施の形態6では、幅広部付き方形樹脂導波管21の長手方向の寸法を広げている点については同じであるが、長手方向に広げた部分について、お互いに勘合するように切り欠きを設けた後に方形樹脂導波管21同士を接続している点が異なる。
これによって、上記の実施の形態5の効果に加えて、組み立て後において導波管長さ方向について接続部による長さ方向の変化が少なくなる効果が得られる。これに加えて、方形樹脂導波管21同士の接続時に組み立て位置を確実に定めることができるという効果がある。これは、図13、図14及び図15においても、方形樹脂導波管22同士、方形樹脂導波管23同士、方形樹脂導波管24同士の接続時に同様の効果が得られる。
実施の形態7.
この発明の実施の形態7に係る導波管接続部について図16を参照しながら説明する。図16は、この発明の実施の形態7に係る導波管接続部の接続前の構成を示す図である。
図16において、この実施の形態7に係る導波管接続部は、ピン、幅広部付き方形樹脂導波管25と、ピン穴、幅広部付き方形樹脂導波管26と、両者を固定する金属テープなどの導波管固定導体3とが設けられている。
上記の実施の形態6においては、接続するにあたり、樹脂導波管の長手寸法を広げた部分について変更していた。これに対して、この実施の形態7では、寸法を変更している部分について、金属メッキが施されていない接合面に勘合位置決め用のピン6と対応する穴7を設け、それぞれピン、幅広部付き方形樹脂導波管25とピン穴、幅広部付き方形樹脂導波管26を接続している。
これによって、上記の実施の形態5の効果に加えて、精度良く組み立てを行うことができるという効果が得られる。また、ピン6と穴7の配置を交換した場合についても同様の効果が得られる。さらに、ピン6、穴7の形状については、図16に示すような円柱形では無く、多角柱、星形などに変更した場合についても同様の効果が得られる。また、ピン6、穴7の数を変更しても同様の効果が得られる。
実施の形態8.
この発明の実施の形態8に係る導波管接続部について図17を参照しながら説明する。図17は、この発明の実施の形態8に係る導波管接続部の接続前の構成を示す図である。
図17において、この実施の形態8に係る導波管接続部は、一方の爪、爪穴、幅広部付き方形樹脂導波管28と、他方の爪、爪穴、幅広部付き方形樹脂導波管28と、両者を固定する金属テープなどの導波管固定導体3とが設けられている。
上記の実施の形態7においては、方形樹脂導波管同士の接続について、方形樹脂導波管接続面に金属メッキを施されていないピン6と対応する穴7を設けていたが、本実施の形態8においては、ピン6の代わりとして、お互いに勘合するように一方の方形樹脂導波管28については金属メッキを施されていない接続面に爪8を設け、もう一方の方形樹脂導波管28には爪8と勘合するような穴9を設ける。そしてお互いを接続後、金属テープや金属の固定具を用いて固定する。
これによって、上記の実施の形態5の効果に加えて、導波管高さ方向について接続後にお互いの導波管のずれや、外れにくくなるという効果が得られる。また、爪8と穴9の配置を交換した場合についても同様の効果が得られる。さらに、爪8と穴9の数を変更した場合にも同様の効果が得られる。
実施の形態9.
この発明の実施の形態9に係る導波管接続部について図18を参照しながら説明する。図18は、この発明の実施の形態9に係る導波管接続部の接続前の構成を示す図である。
図18において、この実施の形態9に係る導波管接続部は、一方の径広部付き円筒樹脂導波管29と、他方の径広部付き円筒樹脂導波管29と、両者を固定する金属テープなどの導波管固定導体3とが設けられている。
図18に示すように、円筒樹脂導波管の端面付近の径を大きくし、端面を金属メッキを施さない面とする。そして、2つの径広部付き円筒樹脂導波管29の端面同士が離れすぎないように、できれば接触させて対向させる。その後、導波管固定導体3で固定する。
上記の実施の形態5では、方形樹脂導波管20であったが、本実施の形態9では、円筒の樹脂導波管となっているところが異なる。このため、上記実施の形態5では、方形樹脂導波管の場合のみであったが、本実施の形態9の円筒樹脂導波管29でも同様の効果が得られる。
実施の形態10.
この発明の実施の形態10に係る導波管接続部について図19を参照しながら説明する。図19は、この発明の実施の形態10に係る導波管接続部の接続前の構成を示す図である。
図19において、この実施の形態10に係る導波管接続部は、ピン、径広部付き円筒樹脂導波管30と、ピン穴、径広部付き円筒樹脂導波管31と、両者を固定する金属テープなどの導波管固定導体3とが設けられている。
この実施の形態10では、上記の実施の形態9の径広部付き円筒樹脂導波管29の非金属メッキ面に組み立て位置決め用のピン6を設けて径広部付き円筒樹脂導波管30とし、これに対向する径広部付き円筒樹脂導波管31についてはピン6に勘合する穴7を設け、その後これらを接続する。その後、導波管固定導体3で固定する。これは、上記の実施の形態7において、方形導波管を円形導波管としたものと同様である。
これによって、上記の実施の形態9で得られる効果に加えて、組み立て位置が定まるので組み立てが簡単になるという効果がある。さらに、組み立て後についてもピン6があるため、接続部が外れにくくなるという効果が得られる。また、ピン6とそれに勘合する穴7の数は1組に限らず、それ以上設けた場合についても同様の効果が得られる。また、ピン6と穴7の配置を交換した場合についても同様の効果が得られる。さらに、ピン6、穴7の形状については、図19に示すような円柱形では無く、多角柱、星形などに変更した場合についても同様の効果が得られる。
実施の形態11.
この発明の実施の形態11に係る導波管接続部について図20を参照しながら説明する。図20は、この発明の実施の形態11に係る導波管接続部の接続前の構成を示す図である。
図20において、この実施の形態11に係る導波管接続部は、一方の爪、爪穴、径広部付き円筒樹脂導波管32と、他方の爪、爪穴、径広部付き円筒樹脂導波管32と、両者を固定する金属テープなどの導波管固定導体3とが設けられている。
この実施の形態11では、上記の実施の形態9の径広部付き円筒樹脂導波管29の非金属メッキ面に組み立て位置決め用の爪8を設けて径広部付き円筒樹脂導波管32とし、これに対向する径広部付き円筒樹脂導波管32については非金属メッキ面に爪8に勘合する穴9を設け、その後これらを接続する。その後、導波管固定導体3で固定する。
これによって、上記の実施の形態9で得られる効果に加えて、組み立て位置が定まるので組み立てが簡単になるという効果がある。また、組み立て後についても爪8と勘合する穴9によって固定されるため、接続部が外れなくなるという効果が得られる。また、爪8とそれに勘合する穴9の数は図20では2組としているが、それ以外の数を設けた場合についても同様の効果が得られる。
実施の形態12.
この発明の実施の形態12に係る導波管接続部について図21及び図22を参照しながら説明する。図21は、この発明の実施の形態12に係る導波管接続部の接続前の構成を示す図である。また、図22は、この発明の実施の形態12に係る導波管接続部の接続前の別の構成を示す図である。
図21において、この実施の形態12に係る導波管接続部は、一方のピン付き円筒樹脂導波管33と、他方のピン穴付き円筒樹脂導波管34と、両者を固定する金属テープなどの導波管固定導体3とが設けられている。
図22において、この実施の形態12に係る導波管接続部は、一方のピン、ピン穴付き円筒樹脂導波管35と、他方のピン、ピン穴付き円筒樹脂導波管35と、両者を固定する金属テープなどの導波管固定導体3とが設けられている。
この実施の形態12では、ピン付き円筒樹脂導波管33の非金属メッキ面に組み立て位置決め用のピン6を設け、これに対向するピン穴付き円筒樹脂導波管34についてはピン6に勘合する穴7を設け、その後これらを接続し、導波管固定導体3で覆う。
この実施の形態12は、上記の実施の形態10における円筒樹脂導波管の幅広部分をなくしたものであり、これによって上記実施の形態10に対して伝送損失は悪化するが、幅広部分が無くなるために安価になるという効果が得られる。また、ピン6を設けていない場合に対しては組み立て位置が定まるので組み立てが簡単になるという効果が得られる。さらに、組み立て後についてもピン6があるため、接続部が外れにくくなるという効果が得られる。
ピン6とそれに勘合する穴7の数は図21では1組であるが、図22に示すように組数を増やした場合についても同様の効果が得られる。また、ピン6と穴7の配置を交換した場合についても同様の効果が得られる。さらに、ピン6、穴7の形状については、図22に示すような円柱形では無く、多角柱、星形などに変更した場合についても同様の効果が得られる。
実施の形態13.
この発明の実施の形態13に係る導波管接続部について図23を参照しながら説明する。図23は、この発明の実施の形態13に係る導波管接続部の接続前の構成を示す図である。
図23において、この実施の形態13に係る導波管接続部は、一方の爪付き円筒樹脂導波管36と、他方の爪穴付き円筒樹脂導波管37と、両者を固定する金属テープなどの導波管固定導体3とが設けられている。
この実施の形態13では、上記の実施の形態12におけるピン6を爪8に、穴7を穴9に変えたものである。爪8によって、組み立て時に確実に固定されるため、上記の実施の形態12で得られた効果に加えて、組み立て後に外れなくなるという効果が得られる。
実施の形態14.
この発明の実施の形態14に係る導波管接続部について図24を参照しながら説明する。図24は、この発明の実施の形態14に係る導波管接続部の接続前の構成を示す図である。
図24において、この実施の形態14に係る導波管接続部は、一方の円筒樹脂導波管38と、他方のスリーブ付き円筒樹脂導波管39とが設けられている。
この実施の形態14では、受け側の円筒樹脂導波管39については導波管の径を大きくし、その部分の長さを管内波長の半分程度として、もう一方の円筒樹脂導波管38が勘合するようにしたものである。
本構造における接続部の断面図は、図3に示す方形樹脂導波管の場合と同様である。図3において、太線は金属メッキ部を示し、細線は樹脂の露出している非金属部分となっている。このような構造において、図3の左側の導波管は通常の導波管として動作しているが、図3の右側(受け側)の導波管についてスリーブを備えた構造をとっている。
図3中、太線部分のスリーブについて、L1、L2及びL3を合わせた長さを、円筒樹脂導波管38における使用周波数の管内波長の半分程度とすることで、使用周波数においては接続部からは短絡しているように見え、チョークフランジと同様の動作を行うため、接触状態による変化を受けにくく、電磁波が接続部の外へ漏れだすことを抑えることができる効果がある。
上記の実施の形態1における方形樹脂導波管を円筒樹脂導波管とした場合であるため、上記の実施の形態1の場合と同様の効果が得られる。さらに、厚さL3に相当する部分の金属メッキを無くし、L1とL2の長さを管内波長の4分の1程度に設定した場合についても同様の効果が得られる。
実施の形態15.
この発明の実施の形態15に係る導波管接続部について図25を参照しながら説明する。図25は、この発明の実施の形態15に係る導波管接続部の接続前の構成を示す図である。
図25において、この実施の形態15に係る導波管接続部は、一方の段付き円筒樹脂導波管40と、他方の溝、スリーブ付き円筒樹脂導波管41とが設けられている。
この実施の形態15では、上記の実施の形態3の図7とほぼ同様であるが、端面付近にて挿入する導波管の太さを大きくし、径を太くした導波管についてはそれに併せてスリーブの内径を変化させる。これによって、組み立て後に固定治具やテープなどを使用しない場合においても固定することができるという効果が得られる。
実施の形態16.
この発明の実施の形態16に係る導波管接続部について図26及び図27を参照しながら説明する。図26は、この発明の実施の形態16に係る導波管接続部の接続前の構成を示す図である。また、図27は、この発明の実施の形態16に係る導波管接続部の接続前の別の構成を示す図である。
図26において、この実施の形態16に係る導波管接続部は、一方のネジ付き円筒樹脂導波管42と、他方のネジ、スリーブ付き円筒樹脂導波管43とが設けられている。
図27において、この実施の形態16に係る導波管接続部は、一方のネジ付き円筒樹脂導波管44と、他方のネジ、スリーブ付き円筒樹脂導波管45とが設けられている。
初めに、円筒樹脂導波管42の先端部分について、円筒ではなくネジを形成し、その部分については金属メッキを除去して、ネジ型の樹脂導波管を構成しておく。また、ネジ型の樹脂導波管42に勘合するような内径を持つ、ネジ部分に対応するような円形のねじ穴がある固定具を持つナット型の樹脂導波管43を構成する。ここで、ナット型の樹脂導波管43は、ねじ穴側面部分に金属メッキをしておく。
その後、ネジ型の樹脂導波管42とナット型の樹脂導波管43を対向させて、それぞれが持つネジ、ねじ穴構造によってネジ型の樹脂導波管42とナット型の樹脂導波管43の接続面が接続されるようになるまで勘合させて位置を固定する。ここで、ナット型の樹脂導波管43の径を変更した部分において、ねじ穴内径〜外径間の厚みと、径変更部分の長さの合計長さを使用周波数の波長の半分程度に設定した場合、樹脂導波管同士の接合面からほぼ半波長となり、チョークフランジと同様の効果が得られ、上記の実施の形態1とほぼ同様に電磁波の漏れを抑える効果が得られる。このことから、上記の実施の形態15と同様の効果を得ることができる。これに加えて、位置決め後にテープなどで固定する必要がなくなるという効果がある。
また、図27に示すように、ネジ型の樹脂導波管44に形成したネジ側のみに金属メッキを設けて、ナット型の樹脂導波管45の固定具のねじ穴にはメッキを行っていない場合についても同様の効果が得られる。
さらに、径を変更した部分について、外形を円から六角形や八角形などの多角形としても同様の効果が得られる。
実施の形態17.
この発明の実施の形態17に係る導波管接続部について図28及び図29を参照しながら説明する。図28は、この発明の実施の形態17に係る導波管接続部の接続前の構成を示す図である。また、図29は、この発明の実施の形態17に係る導波管接続部の接続前の別の構成を示す図である。
図28において、この実施の形態17に係る導波管接続部は、一方のネジ付き円筒樹脂導波管46と、他方のネジ付き円筒樹脂導波管46と、両者を固定する固定具(竹輪部分)47とが設けられている。
図29において、この実施の形態17に係る導波管接続部は、一方のネジ付き円筒樹脂導波管48と、他方のネジ付き円筒樹脂導波管48と、両者を固定する固定具49とが設けられている。
図26と同様なネジ型の樹脂導波管46を対向して配置する。また、ネジ部分の大きさを内径とし、ネジに勘合する様な円筒樹脂の固定具47を設ける。ここで、固定具47には金属メッキを施しておく。そして、ネジ型の樹脂導波管46と固定具47のネジ構造によって結合させる。
ここで、上記の実施の形態1のスリーブのL1+L2+L3(L4+L2+L5)に相当する、固定具47のねじ穴内径〜外径間の厚みと、径変更部分の長さの合計長さを、樹脂導波管46の使用周波数の管内波長の半分程度(管内波長の半分の整数倍)となるようにしておくと、結合面からの長さがどちらの樹脂導波管46からも波長の半分となるためにチョークフランジと同様の効果が得られ、上記の実施の形態1とほぼ同様に電磁波の漏れを抑える効果が得られる。
また、これは図29に示すように樹脂導波管48に形成したネジ側のみに金属メッキを施し、円筒樹脂の固定具49のねじ穴内部には金属メッキを行っていないとした場合にも同様の効果が得られる。
さらに、この実施の形態17では、樹脂導波管の固定具47、49を別に作ることができるため、上記の実施の形態16に比べて組み立てやすくなるという効果が得られる。
実施の形態18.
この発明の実施の形態18に係る導波管接続部について図30及び図31を参照しながら説明する。図30は、この発明の実施の形態18に係る導波管接続部の接続前の構成を示す図である。また、図31は、この発明の実施の形態18に係る導波管接続部の接続前の別の構成を示す図である。
図30において、この実施の形態18に係る導波管接続部は、一方のネジ付き円筒樹脂導波管50と、他方のネジ付き円筒樹脂導波管50と、両者を固定する固定具51、52とが設けられている。
図31において、この実施の形態18に係る導波管接続部は、一方のネジ付き円筒樹脂導波管53と、他方のネジ付き円筒樹脂導波管53と、両者を固定する固定具54、55とが設けられている。
この実施の形態18では、ねじ穴を形成している固定具について、樹脂の固定具51と樹脂の固定具52の2つの組み合わせで構成されている。固定具51と固定具52の接合面以外には金属メッキが施されているものとする。
その後、ネジを設けた樹脂導波管50同士を固定具51、52とのネジのかみ合わせで固定する。この場合、上記の実施の形態14の効果に加えて、固定具51、52を製作する場合に射出成形用の金型や削りだす無垢材のサイズを小さくできるため、製作費用が下がるという効果が得られる。
図30では樹脂導波管50の先端部は金属メッキを除去し、固定具51、52については金属メッキを施しているが、図31のように、樹脂導波管53の端面以外のネジ部分に金属メッキを施し、樹脂の固定具54、55の内径部分の金属メッキを除去した場合についても同様の効果が得られる。
実施の形態19.
この発明の実施の形態19に係る導波管接続部について図32を参照しながら説明する。図32は、この発明の実施の形態19に係る導波管接続部の接続前の構成を示す図である。
図32において、この実施の形態19に係る導波管接続部は、一方のピン付き円筒樹脂導波管58と、他方のピン付き円筒樹脂導波管58と、両者を固定する固定具56、57とが設けられている。
この実施の形態19では、樹脂導波管58の先端部の金属メッキが施されていない領域において、位置を固定するためのピン6を形成する。対向させる樹脂導波管58についてもピン6を形成し、分割した樹脂の固定具56、57についてはそれぞれピン6に対応する穴7を設ける。
また、固定具については2つに分割されており、それぞれを接合する面以外には金属メッキが施されている。接合面において、一方の固定具には爪8を設ける。そして、組み合わせる接合面においてはその爪8に対応する穴9を設ける。
樹脂導波管58同士を対向させ、樹脂導波管58に設けられたピン6と、固定具56、57に設けられた穴7を勘合させるようにして組み立てる。これは、上記の実施の形態18で得られる効果に加えて、ねじ込む必要がなく、一括で組み立てが可能であるという効果がある。
また、ここでは固定具56、57と樹脂導波管58の固定にピン6を使用しているが、上記の実施の形態15のように樹脂導波管の径を変更することでも同様の効果が得られる。
この発明の実施の形態1に係る導波管接続部の接続前の構成を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る導波管接続部の接続後の構成を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る導波管接続部を導波管の長手方向からみた場合の断面を示す図である。 この発明の実施の形態2に係る導波管接続部の接続前の構成を示す図である。 この発明の実施の形態3に係る導波管接続部の接続前の構成を示す図である。 この発明の実施の形態3に係る導波管接続部の接続前の別の構成を示す図である。 この発明の実施の形態3に係る導波管接続部の接続前の他の構成を示す図である。 この発明の実施の形態4に係る導波管接続部の接続前の構成を示す図である。 この発明の実施の形態4に係る導波管接続部の接続前の別の構成を示す図である。 この発明の実施の形態4に係る導波管接続部の接続前の他の構成を示す図である。 この発明の実施の形態5に係る導波管接続部の接続前の構成を示す図である。 この発明の実施の形態6に係る導波管接続部の接続前の構成を示す図である。 この発明の実施の形態6に係る導波管接続部の接続前の別の構成を示す図である。 この発明の実施の形態6に係る導波管接続部の接続前の別の構成を示す図である。 この発明の実施の形態6に係る導波管接続部の接続前の別の構成を示す図である。 この発明の実施の形態7に係る導波管接続部の接続前の構成を示す図である。 この発明の実施の形態8に係る導波管接続部の接続前の構成を示す図である。 この発明の実施の形態9に係る導波管接続部の接続前の構成を示す図である。 この発明の実施の形態10に係る導波管接続部の接続前の構成を示す図である。 この発明の実施の形態11に係る導波管接続部の接続前の構成を示す図である。 この発明の実施の形態12に係る導波管接続部の接続前の構成を示す図である。 この発明の実施の形態12に係る導波管接続部の接続前の別の構成を示す図である。 この発明の実施の形態13に係る導波管接続部の接続前の構成を示す図である。 この発明の実施の形態14に係る導波管接続部の接続前の構成を示す図である。 この発明の実施の形態15に係る導波管接続部の接続前の構成を示す図である。 この発明の実施の形態16に係る導波管接続部の接続前の構成を示す図である。 この発明の実施の形態16に係る導波管接続部の接続前の別の構成を示す図である。 この発明の実施の形態17に係る導波管接続部の接続前の構成を示す図である。 この発明の実施の形態17に係る導波管接続部の接続前の別の構成を示す図である。 この発明の実施の形態18に係る導波管接続部の接続前の構成を示す図である。 この発明の実施の形態18に係る導波管接続部の接続前の別の構成を示す図である。 この発明の実施の形態19に係る導波管接続部の接続前の構成を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る導波管接続部の接続後の構成をXYZ軸とともに示す図である。 図33の矢印(a)及び(b)から見た導波管接続部の中央部の断面を示す図である。
符号の説明
1 方形樹脂導波管、2 スリーブ付き方形樹脂導波管、3 導波管固定導体、4 ピン付き方形樹脂導波管、5 ピン穴、スリーブ付き方形樹脂導波管、6 位置決めピン、7 位置決め穴、8 固定用爪、9 爪受け用穴、10 爪付き方形樹脂導波管、11 爪穴、スリーブ付き方形樹脂導波管、12 溝付き方形樹脂導波管、13 溝、スリーブ付き方形樹脂導波管、14 段付き方形樹脂導波管、15 溝、スリーブ付き方形樹脂導波管、16 接続部分、17 凹型部材、18 蓋部材、19 凹型部材、20 幅広部付き方形樹脂導波管、21 切り欠き、幅広部付き方形樹脂導波管、22 切り欠き、幅広部付き方形樹脂導波管、23 切り欠き、幅広部付き方形樹脂導波管、24 切り欠き、幅広部付き方形樹脂導波管、25 ピン、幅広部付き方形樹脂導波管、26 ピン穴、幅広部付き方形樹脂導波管、28 爪、爪穴、幅広部付き方形樹脂導波管、29 径広部付き円筒樹脂導波管、30 ピン、径広部付き円筒樹脂導波管、31 ピン穴、径広部付き円筒樹脂導波管、32 爪、爪穴、径広部付き円筒樹脂導波管、33 ピン付き円筒樹脂導波管、34 ピン穴付き円筒樹脂導波管、35 ピン、ピン穴付き円筒樹脂導波管、36 爪付き円筒樹脂導波管、37 爪穴付き円筒樹脂導波管、38 円筒樹脂導波管、39 スリーブ付き円筒樹脂導波管、40 段付き円筒樹脂導波管、41 溝、スリーブ付き円筒樹脂導波管、42 ネジ付き円筒樹脂導波管、43 ネジ、スリーブ付き円筒樹脂導波管、44 ネジ付き円筒樹脂導波管、45 ネジ、スリーブ付き円筒樹脂導波管、46 ネジ付き円筒樹脂導波管、47 固定具、48 ネジ付き円筒樹脂導波管、49 固定具、50 ネジ付き円筒樹脂導波管、51 固定具、52 固定具、53 ネジ付き円筒樹脂導波管、54 固定具、56 固定具、57 固定具、58 ピン付き円筒樹脂導波管。

Claims (4)

  1. 第1の方形樹脂導波管と、
    前記第1の方形樹脂導波管の端部が挿入される、方形彫り込み部分が内部に設けられた樹脂製の方形スリーブを一端に有する第2の方形樹脂導波管と
    前記第1の方形樹脂導波管の端部が、前記第2の方形樹脂導波管の方形彫り込み部分に挿入された状態で、前記第1及び第2の方形樹脂導波管を固定する導波管固定導体とを備え、
    前記第1の方形樹脂導波管は、前記第2の方形樹脂導波管と対抗する端面を除く外面全体に金属メッキが施され、
    前記第2の方形樹脂導波管は、方形スリーブの内部である方形彫り込み部分を除く方形スリーブ及び方形導波管部分の外面全体に金属メッキが施され、
    前記第1の方形樹脂導波管の端部が、前記第2の方形樹脂導波管の方形彫り込み部分に挿入された状態で、方形導波管の幅方向をX軸、方形導波管の長手方向をY軸、方形導波管の高さ方向をZ軸とすると、前記第2の方形樹脂導波管の外側表面から方形スリーブ上面までのZ軸方向の長さをL1、方形スリーブ部分のY軸方向の長さをL2、前記第1の方形樹脂導波管の対向面の方形スリーブ部分のZ軸方向をL3としたとき、総和L1+L2+L3が、前記第1の方形樹脂導波管において使用する信号の管内波長の半分の整数倍であり、
    前記第2の方形樹脂導波管の外側表面から方形スリーブ上面までのX軸方向の長さをL4、方形スリーブ部分のY軸方向の長さをL2、前記第1の方形樹脂導波管の対向面の方形スリーブ部分のX軸方向をL5としたとき、総和L4+L2+L5が、前記第1の方形樹脂導波管において使用する信号の管内波長の半分の整数倍である
    ことを特徴とする導波管接続部。
  2. 前記第1の方形樹脂導波管の金属メッキが施されていない端面に、位置決め用の金属メッキが施されていない位置決めピンが設けられ、
    前記第2の方形樹脂導波管の彫り込み部分の内部であって、前記端面に対向する面に前記位置決めピンと勘合するための金属メッキが施されていない位置決め穴が設けられている
    ことを特徴とする請求項1記載の導波管接続部。
  3. 前記第1の方形樹脂導波管の金属メッキが施されていない端面に、金属メッキが施されていない固定用爪が設けられ、
    前記第2の方形樹脂導波管の彫り込み部分の内部であって、前記端面に対向する面に前記固定用爪と勘合するための金属メッキが施されていない爪受け用穴が設けられている
    ことを特徴とする請求項記載の導波管接続部。
  4. 前記第1の方形樹脂導波管の端面近傍で方形導波管の高さ方向又は幅方向の寸法を、一旦小さくした後に大きくして固定用の溝部が設けられ、あるいは大きくして固定用の段部が設けられ、
    前記第2の方形樹脂導波管の彫り込み部分の内部に、前記溝部、あるいは前記段部と勘合するための凸部、あるいは凹部が設けられている
    ことを特徴とする請求項記載の導波管接続部。
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