JP2017195547A - 通信装置 - Google Patents

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Yohei Shirakawa
洋平 白川
健太 木村
Kenta Kimura
健太 木村
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Mitsuki Hirano
光樹 平野
芳丈 揚石
Yoshitake Ageishi
芳丈 揚石
杉山 剛博
Takehiro Sugiyama
剛博 杉山
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Abstract

【課題】導波管を用いて他の通信装置と通信を行う通信装置において、可撓性を有する導波管を用いる場合であっても通信が成功しやすくするための技術を提供する。【解決手段】通信装置においては、円偏波アンテナと、送受信部と、を備えている。円偏波アンテナは、導波管内において、円偏波の送受信が可能に構成されている。送受信部は、円偏波アンテナを介して円偏波の送信および円偏波の受信の少なくとも一方を行う。【選択図】図2

Description

本発明は、導波管内において電磁波を送受信することによって通信を行う技術に関する。
上記の技術として、例えば特許文献1に記載のように、導波管内において電磁波を送受信することによって通信を行う通信装置が知られている。このような一般的な通信装置では、モノポールアンテナやダイポールアンテナ等を用いてある方向の偏波面を有する電磁波の送受信を行っているもの考えられる。
特開2005−176123号公報
しかしながら、近年においては可撓性を有する導波管が開発されている。可撓性を有する導波管を用いる場合には、導波管の曲げ等により電磁波の偏波面の向きが不定となりやすいため、偏波面の向きによっては電磁波の受信が困難となり、正常な通信ができなくなる虞があった。
そこで上記問題点に鑑み、導波管を用いて他の通信装置と通信を行う通信装置において、可撓性を有する導波管を用いる場合であっても通信が成功しやすくするための技術を提供することを本開示の目的とする。
本開示の一側面の通信装置では、円偏波アンテナと、送受信部と、を備えている。円偏波アンテナは、導波管内において、円偏波の送受信が可能に構成されている。送受信部は、円偏波アンテナを介して円偏波の送信および円偏波の受信の少なくとも一方を行う。
このような通信装置によれば、円偏波を円偏波アンテナを介して通信するので、偏波面の向きによらず電磁波を送信または受信することができる。よって、通信が成功しやすくすることができる。
通信システムの構成を示すブロック図である。 プリント基板の表面側を示す鳥瞰図である。 第1実施形態における円偏波アンテナを示す平面図である。 プリント基板におけるIV−IV断面図である。 中間層の配線パターンを示す平面図である。 裏面の配線パターンを示す平面図である。 プリント基板の裏面側を示す鳥瞰図である。 第1実施形態における組み付け例を示す中央断面図である。 第2実施形態における組み付け例を示す中央断面図である。 その他の実施形態(その1)における組み付け例(組み付け前)を示す中央断面図である。 その他の実施形態(その1)における組み付け例(組み付け後)を示す中央断面図である。 その他の実施形態(その2)における組み付け例を示す鳥瞰図である。 その他の実施形態における円偏波アンテナを示す平面図である。
以下、図面を参照しながら、発明を実施するための形態を説明する。
[1.第1実施形態]
[1−1.構成]
図1に示す導波管通信システム1は、複数の通信装置10,30が円形導波管5を媒体として互いに通信を行うシステムである。導波管通信システム1では、複数の通信装置として、通信装置A10と通信装置B30とを備える。円形導波管5は、円形導波管5の長手方向と直交する任意の平面にて円形導波管5を切断したときの断面が円形かつ中空に構成されている。
通信装置A10および通信装置B30は、それぞれ、通信制御部A11,B31、コネクタオスA12,B32、プリント基板A20,B40を備えている。プリント基板20,40は、それぞれ、給電部A21,B41、送受信モジュールA22,B42、コネクタメスA23,B43を備えている。
通信装置A10および通信装置B30は、同様の構成であるため、以下、通信装置A10についてのみ説明し、通信装置B30については説明を省略する。なお、通信装置A10および通信装置B30は、同様の構成である必要はなく、本開示の技術範囲に属する限り任意の態様を採用しうる。
通信制御部A11は、円形導波管5を通じて送信しようとするデータに基づく電気信号を生成し、送受信モジュールA22に向けて送信する。また、通信制御部A11は、送受信モジュールA22から得られる電気信号に基づいてデータを復元する。
コネクタオスA12およびコネクタメスA23は、周知のコネクタとして構成され、通信制御部A11とプリント基板20とを電気的に接続するために用いられる。コネクタオス12とコネクタメス23とが結合されると、通信制御部A11と送受信モジュールA22とが通信可能に接続される。
送受信モジュールA22は、通信装置における周知の送信機能および受信機能を備えている。送信機能とは、所定の搬送波に対して通信制御部A11から得られた電気信号に応じた変調を行うことによって送信波を生成して給電部A21に送る機能をいう。また、受信機能とは、給電部A21から得られた受信波から搬送波の成分を除去した電気信号を生成して通信制御部A11に送る機能をいう。
給電部A21は、送受信モジュールA22にて送受信される送信波および受信波を円形導波管5内に送受信するための構成である。具体的には、配線およびアンテナを備える。
次に、アンテナを含めたプリント基板20の詳細について図2以下の図面を用いて説明する。プリント基板20は、図2に示すように、表面201において、複数の接続穴25と、円偏波アンテナ26Aとを備えている。
接続穴25は、円形導波管5または円形導波管5に固定された部材(例えば、後述する樹脂部材50A等)に設けられた突起部が挿入されることでプリント基板20と円形導波管5とを位置決め固定するために用いられる。
円偏波アンテナ26Aは、図3に示すように、二対のダイポールアンテナ261,262を備えている。これらのダイポールアンテナ261,262は、銅箔等から成る配線パターンで形成されている。
なお、配線パターンとは、プリント基板20の製造工程においてエッチング等の処理にて形成される金属の模様をいう。各ダイポールアンテナ261,262には、それぞれ一対のビア263が設けられており、このビア263を介して給電される。
ある1つのダイポールアンテナ261は、他のダイポールアンテナ262に対して偏波面が直交するよう配置される。これらのダイポールアンテナ261,262に対して(2n−1)π/2だけ位相がずれた送信波を供給することによって、偏波面が時系列に従って回転する円偏波が実現される。
なお、nは1または2の整数である。また、図3および後述する図6、図7等においては、接続穴25の図示を省略している。
また、プリント基板20は、図4に示すように、多層板として構成されている。すなわち、厚みH1,H2を有する各板の間に、中間層202が形成されている。
表面201はアンテナパターンが形成された層である。中間層202および裏面203は、配線パターンが形成された層である。
なお、前述の接続穴25は、プリント基板20を構成する全ての層を貫通して形成されている。また、ビア263は、表面201と裏面203とを電気的に接続している。
中間層202は、例えば図5に示すように、反射板27を備える。反射板27は、ビア263を通過させるためのビア領域28を除く領域の全てが金属膜で形成されている。反射板27は、表面201から裏面203側に放射される電磁波を反射する機能を有する。
電磁波を有効に反射させるために、プリント基板20における厚みH1は、下記条件を満たすよう設定される。
Figure 2017195547
ただし、搬送波の中心周波数f、中心周波数における波長λ、厚みH1が対応する部位の誘電率εrとしている。
裏面203は、例えば図6に示すように、電磁波を伝達するための経路であるマイクロストリップライン29を備えている。なお、図6においてはマイクロストリップライン29の一例のみを表示し、他の構成については記載を省略している。
マイクロストリップライン29においては、あるダイポールアンテナ261へ給電するためのビア263から他のダイポールアンテナ262へ給電するためのビア263までの配線29Aの長さΔLが下記式を満たすよう設定される。マイクロストリップライン29Aの端部264において差動励振することにより給電を行う。
Figure 2017195547
プリント基板20は、図7に示すように、裏面203において、送受信モジュールA22とコネクタメスA23とマイクロストリップライン29が配置される。なお、図7においては、送受信モジュールA22やマイクロストリップライン29の形状を簡素化して表示している。
送受信モジュールA22は、例えばICチップとして構成され、プリント基板20に対してワイヤボンディングされることで配置される。コネクタメスA23は、例えば樹脂成型されており、プリント基板20に対して接着されることで配置される。なおコネクタメスA23がプリント基板20に対して接着されると、コネクタメスA23に設けられた端子と、送受信モジュールA22との電気的な導通(以下、単に「導通」ともいう)が確保される。
円形導波管5には、図8に示すように、樹脂部材50Aが備えられている。樹脂部材50Aは、例えば電磁波を通過可能な樹脂により形成されており、複数の円筒を組み合わせた形状を有する。具体的には、円形導波管5は、小径部51Aと、大径部52Aと、複数の突起部53Aとを備える。
小径部51Aは、円形導波管5の内径と概ね一致する外径を有し、大径部52Aとの接続部位において段差部54Aを構成する。すなわち、段差部54Aは、異なる外径を有する部位の接続部分にできる段差を示す。
小径部51Aは、円形導波管5の内部に挿入され、円形導波管5の端面5Aが段差部54Aに接触した状態で保持される。つまり、樹脂部材50Aは、円形導波管5の端部を閉塞する。なお、図8に示す例では、円形導波管5を外部から加締める加締部材60を備えている。加締部材60により樹脂部材50Aが円形導波管5から脱落することを抑制する。
大径部52Aは、円形導波管5の内径よりも大きな外径を有し、小径部51Aとは反対側に複数の突起部53Aを備える。大径部52Aは、円形導波管5とプリント基板20との間に位置する。
複数の突起部53Aは、プリント基板20に設けられた接続穴25に対応する位置および間隔を有して配置されており、複数の接続穴25に複数の突起部53Aが挿入されることによってプリント基板20に対して位置決め固定される。なお、樹脂部材50Aとプリント基板20との固定に際して、接着剤や粘着テープ等の固定を補助する部材を用いることを妨げない。
このようにして樹脂部材50Aの大径部52Aにおける突起部53Aが形成された面とプリント基板20の円偏波アンテナ26Aが形成された部位とは密着した状態で固定されることになる。
[1−2.効果]
以上詳述した第1実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1a)上記の導波管通信システム1においては、円形導波管5を用いて他の通信装置と通信を行う通信装置A10,B30を備える。特に通信装置A10は、円偏波アンテナ26Aと、送受信モジュールA22と、を備える。円偏波アンテナ26Aは、円形導波管5内において、円偏波の送受信が可能に構成されている。送受信モジュールA22は、円偏波アンテナ26Aを介して円偏波の送信および円偏波の受信を行う。
このような導波管通信システム1によれば、円偏波を円偏波アンテナ26Aを介して通信するので、偏波面の向きによらず電磁波を送信または受信することができる。よって、円偏波アンテナ26Aを用いない構成と比較して、通信が成功しやすくすることができる。
(1b)また、上記の導波管通信システム1においてプリント基板20は、円偏波アンテナ26Aが該プリント基板における配線パターンとして形成されている。
このような導波管通信システム1によれば、円偏波アンテナ26Aが配線パターンで形成されているのでアンテナ部分を小型化することができる。また、アンテナ部分がプリント基板によって構成されているので、装置を小型軽量化することができる。
(1c)また、上記の導波管通信システム1においてプリント基板20は、円形導波管5および円形導波管5を固定された樹脂部材50Aの少なくとも一方が接続される1または複数の接続穴25を有する。
このような導波管通信システム1によれば、プリント基板20において接続穴25と円偏波アンテナ26Aとを有するので、円偏波アンテナ26Aと円形導波管5との組み付けを容易に行うことができる。
(1d)上記の導波管通信システム1において接続穴25には、樹脂製の樹脂部材50Aが接続されている。
このような導波管通信システム1によれば、プリント基板20と円形導波管5とを樹脂製の樹脂部材50Aを介して接続するので、プリント基板20と円形導波管5とを直接接続する場合と比較して、プリント基板20との密着性を向上させやすくすることができる。よって、円形導波管5の外部に電磁波を漏れにくくすることができる。また、樹脂内にて電磁波を通過させることによって、樹脂外に電磁波を漏れにくくすることができる。また、円形導波管5の一部の機能を樹脂からなる部材で置換することができるので、装置を小型軽量化することができる。
(1e)また、上記の導波管通信システム1において円偏波アンテナ26Aは、複数のダイポールアンテナとして構成される。
このような導波管通信システム1によれば、コニカルアンテナやコニカルホーンアンテナ等を用いる構成と比較して装置を小型化することができる。
[2.第2実施形態]
[2−1.第1実施形態との相違点]
第2実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、共通する構成については説明を省略し、相違点を中心に説明する。なお、第1実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
前述した第1実施形態では、円形導波管5に設けられた樹脂部材50Aをプリント基板20に固定するよう構成した。これに対し、第2実施形態では、プリント基板20を樹脂部材50Bに組み付けた上でこの樹脂部材50Bを円形導波管5に固定する点で、第1実施形態と相違する。
[2−2.構成]
第2実施形態の構成では、図9に示すように、樹脂部材50Aに換えて、円形導波管5に固定される樹脂部材50Bを備えている。樹脂部材50Bは、小径部51Bと、大径部52Bとを備えている。
小径部51Bには、内部にプリント基板20を配置するための空間が形成された基板配置部511を備えている。プリント基板20は、基板配置部511に収容された状態で樹脂部材50Bに対して固定される。この際、プリント基板20における円偏波アンテナ26Aが大径部52Bとは反対側に向くよう配置される。
また、小径部51Bは、円形導波管5の内径と概ね一致する外径を有し、大径部52Bとの接続部位において段差部54Bを構成する。
大径部52Bは、円形導波管5の内径よりも大きな外径を有し、小径部51Bとは反対側に複数のコネクタ部55Bが形成されている。コネクタ部55Bの内部には、送受信モジュールA22と導通された複数の端子56Bを備える。なお、コネクタ部55Bは、前述のコネクタメスA23として機能する。
樹脂部材50Bは、プリント基板20が基板配置部511に配置された状態で、小径部51Bが円形導波管5の内部に挿入され、円形導波管5の端面5Aが段差部54Bに接触した状態で保持され固定される。つまり、樹脂部材50Bは、円形導波管5の端部を閉塞する。
[2−3.効果]
以上詳述した第2実施形態によれば、前述した第1実施形態の効果(1a)に加え、以下の効果が得られる。
(2a)上記の導波管通信システム1においては、樹脂部材50Bを備える。樹脂部材50Bは、円形導波管5を係合させる段差部54Bを有し、円形導波管5の端部を閉塞する。
このような導波管通信システム1によれば、プリント基板20を樹脂部材50Bに組み付けた状態で、段差部54Bを円形導波管5に係合させるだけで、円形導波管5への組み付けと円形導波管5の端部の閉塞とを完結させることができる。
(2b)また、上記の導波管通信システム1においては、円形導波管5の内径よりも小さな外径であり、プリント基板20を配置する基板配置部511を有する小径部51Bと、円形導波管5の内径よりも大きな外径であり、小径部51Bとの接続部位に段差部54Bを有する大径部52Bと、を備え、小径部51Bが円形導波管5に挿入された状態で円形導波管5と組み付けられる。
このような導波管通信システム1によれば、小径部51Bを円形導波管5に挿入した状態で円形導波管5と組み付けられるので、小径部51Bおよび段差部54Bにて円形導波管5との位置決めを確実に行うことができる。
[3.他の実施形態]
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
(3a)プリント基板20と円形導波管5とを固定する際には、これらをねじ止めしてもよい。例えば、図10に示すように、プリント基板20の表面201に雄ネジ部71を形成し、円形導波管5において雄ネジ部71と係合可能な雌ネジ部72を設けておく。これらを蝶合することによってプリント基板20と円形導波管5と位置決め固定する。
このような導波管通信システムによれば、樹脂部材50Bと円形導波管5とをねじ止めによって確実に位置決めすることができる。
(3b)なお、図10に示すように、プリント基板20と円形導波管5との組み付け前に、円形導波管5の端部に該端部を閉塞する樹脂部材50Cを配置し、プリント基板20と円形導波管5との組み付け時には、図11に示すように、この樹脂部材50Cが円偏波アンテナ26Aに密着するようにするとよい。
このようにすれば、円偏波アンテナ26Aから放出された電磁波は樹脂部材50Cの内部で反射されつつ円形導波管5に導かれるため、導波管通信システム1からの電磁波漏れを抑制することができる。また、樹脂部材50Cが円形導波管5の端部を閉塞するので、円形導波管5へ異物が混入することを抑制することができる。
(3c)また、図12に示すように、円形導波管5の端部には、複数のスリット57が形成された樹脂部材50Dを備えていてもよい。この場合、プリント基板20においてスリット57に対応する位置に複数の係合部71を設けておき、スリット57にプリント基板20の少なくとも一部を挿入することによってプリント基板20と円形導波管5とを位置決め固定してもよい。
この際、プリント基板20は、係合部71においてスリット57に挟み込まれることで樹脂部材50Dに保持される。なお、プリント基板20は、円形導波管5に設けられたスリットに挟まれて固定されてもよい。また、このようにプリント基板20を配置する場合には、円偏波アンテナ26Aから放出された電磁波が円形導波管5側に向くように、電磁波の位相を調整するとよい。
このような導波管通信システムによれば、プリント基板20を円形導波管5や樹脂部材50Dに設けられたスリット57に挟めばよいので、より簡素な構成でプリント基板20の位置決めを行うことができる。
(3d)また、上記実施形態において円偏波アンテナ26Aは、直線形状であるダイポールアンテナ261,262を用いたが、図13に示すように、それぞれ屈曲部268を有するダイポールアンテナ266,267としてもよい。屈曲部268とは、アンテナを構成する金属部分が曲げられている部位を示す。
この構成では、プリント基板20の表面においてダイポールアンテナ266,267が占有する面積を小さくすることができるので、プリント基板を小型化することができる。
(3e)また、上記実施形態では、導波管を長手方向とは直交する方向で輪切りにしたときの断面の形状が円形である円形導波管5としたが、導波管の断面形状は矩形等、任意の形状を採用できる。
(3f)上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合させたりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。なお、特許請求の範囲に記載した文言のみによって特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本発明の実施形態である。
(3g)上述した導波管通信システムの他、当該導波管通信システムの構成要素となる装置、当該導波管通信システムとしてコンピュータを機能させるためのプログラム、このプログラムを記録した半導体メモリ等の非遷移的実態的記録媒体、導波管通信方法など、種々の形態で本発明を実現することもできる。
[4.本開示の構成と実施形態の構成との関係]
上記実施形態における送受信モジュール22,42は本開示でいう送受信部に相当し、上記実施形態におけるプリント基板20,40は本開示でいう基板部材に相当する。また、上記実施形態における接続穴25は本開示でいう接続部に相当し、段差部54Bは本開示でいう係合部に相当し、上記実施形態における樹脂部材50Bは本開示でいう閉塞部材に相当する。また、上記実施形態における雄ネジ部71は本開示でいう被ネジ部に相当し、上記実施形態における雌ネジ部72は本開示でいうネジ部に相当する。
1…導波管通信システム、5…円形導波管、5A…端面、10…通信装置、12…コネクタオス、20…プリント基板、22…送受信モジュール、23…コネクタメス、25…接続穴、26A…円偏波アンテナ、27…反射板、28…ビア領域、29…マイクロストリップライン、29A…配線、50A,50B,50C,50D…樹脂部材、53A…突起部、54A,54B…段差部、57…スリット、60…加締部材、71…雄ネジ部、71…係合部、72…雌ネジ部、201…表面、202…中間層、203…裏面、261,262,266,267…ダイポールアンテナ、263…ビア、268…屈曲部、511…基板配置部。

Claims (10)

  1. 導波管を用いて他の通信装置と通信を行う通信装置であって、
    前記導波管内において、円偏波の送受信が可能な円偏波アンテナと、
    前記円偏波アンテナを介して円偏波の送信および円偏波の受信の少なくとも一方を行う送受信部と、
    を備える通信装置。
  2. 請求項1に記載の通信装置であって、
    プリント基板として構成され、前記円偏波アンテナが該プリント基板における配線パターンとして形成された基板部材
    を更に備える通信装置。
  3. 請求項2に記載の通信装置であって、
    前記基板部材は、前記導波管および前記導波管を固定された固定部材の少なくとも一方が接続される1または複数の接続部を有する
    通信装置。
  4. 請求項3に記載の通信装置であって、
    前記接続部には、樹脂製の固定部材が接続されている
    通信装置。
  5. 請求項2に記載の通信装置であって、
    前記導波管を係合させる係合部を有し、前記導波管の端部を閉塞する閉塞部材、
    をさらに備えた通信装置。
  6. 請求項5に記載の通信装置であって、
    前記閉塞部材は、
    前記導波管の内径よりも小さな外径であり、前記基板部材を配置する基板配置部を有する小径部と、
    前記導波管の内径よりも大きな外径であり、前記小径部との接続部位に前記係合部を有する大径部と、
    を備え、前記小径部が前記導波管に挿入された状態で前記導波管と組み付けられる
    通信装置。
  7. 請求項5または請求項6に記載の通信装置であって、
    前記係合部は、前記導波管および前記導波管を固定された固定部材の少なくとも一方に設けられた被ネジ部と係合するネジ部として構成されている
    通信装置。
  8. 請求項2または請求項3に記載の通信装置であって、
    前記基板部材は、前記導波管に設けられたスリットに挟まれて固定される
    通信装置。
  9. 請求項1〜請求項8の何れか1項に記載の通信装置であって、
    前記円偏波アンテナは、複数のダイポールアンテナとして構成される
    通信装置。
  10. 請求項9に記載の通信装置であって、
    前記ダイポールアンテナは、それぞれ屈曲部を有する
    通信装置。
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