JP2004282263A - アンテナ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】新たに部品を必要とすることなく放射特性を向上させることができるアンテナ装置を提供する。
【解決手段】基板3の対向する面上に導電層4,5が形成されたアンテナ11と、導電体からなり、アンテナ11を貫通させる開口部6が設けられた反射板2とを備え、アンテナ11は、基板3を貫通し、対向する面間を導通させる導通孔10を有し、開口部6は、アンテナ11の基板3の対向面に対してそれぞれ突出させた一対の開口端部を折り曲げ、その先端8をアンテナ11の導通孔10に接触させる接触部7を有するように構成される。
【選択図】 図1
【解決手段】基板3の対向する面上に導電層4,5が形成されたアンテナ11と、導電体からなり、アンテナ11を貫通させる開口部6が設けられた反射板2とを備え、アンテナ11は、基板3を貫通し、対向する面間を導通させる導通孔10を有し、開口部6は、アンテナ11の基板3の対向面に対してそれぞれ突出させた一対の開口端部を折り曲げ、その先端8をアンテナ11の導通孔10に接触させる接触部7を有するように構成される。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アンテナ装置に係り、より詳しくは、反射板を有するプリント化ダイポールアンテナなどのアンテナ装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のアンテナ装置としては、例えば、特許文献1に記載のものがある。この特許文献1に記載のアンテナ装置は、誘電体基板上に導体を形成したアンテナと、アンテナが放射した電波の一部を反射する反射板と、反射板にアンテナを通すための開口部とを備えたアンテナ装置において、開口部の一側の反射板と誘電体基板を短絡する第1の短絡手段と、開口部の他側の反射板と誘電体基板を短絡する第2の短絡手段と、第1及び第2の短絡手段を誘電体基板を介して短絡する第3の短絡手段により構成される。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−224143号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
一般に、基板面上に導電層が形成されたアンテナ、例えば、プリント化ダイポールアンテナなどは、所望の電波特性を得るためにアンテナの幅が送信電波の波長の1/2倍程度に設定される。また、この様なアンテナから放射された電波を反射するための反射板を有するアンテナ装置では、アンテナを貫通させるために反射板に開口部が設けられる。この場合、反射板に設けられる開口部の幅は、アンテナの幅と同程度となる。
【0005】
開口部の幅が送信電波の波長の1/2倍程度であると、アンテナからの送信電波もしくはアンテナへの給電線路などからの漏れ電波により、開口部の間隙が共振し、スロットアンテナとして作用するので、間隙から不要電波が放射される。このため、反射板からの本来の放射電界に悪影響を及ぼし、反射板の放射特性が劣化してしまう。
【0006】
そこで、上述した様な従来のアンテナ装置では、金属片などを用いて開口部を電気的に短絡することにより、間隙を小さくして開口部の共振を抑制している。しかし、金属片などを新たに製作しなければならず、金属片を反射板もしくはアンテナに固定する手段も必要となるので、製造コストが増大するという問題があった。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、新たに部品を必要とすることなく放射特性を向上させることができるアンテナ装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明によるアンテナ装置は、基板の対向する面上に導電層が形成されたアンテナと、導電体からなり、アンテナを貫通させる開口部が設けられた反射板とを備え、アンテナは、基板を貫通し、対向する面間を導通させる導通孔を有し、開口部は、アンテナの基板の上記対向面に対してそれぞれ突出させた一対の開口端部を折り曲げ、その先端をアンテナの導通孔に接触させる接触部を有するように構成される。
【0009】
この様な構成によれば、反射板の開口部に接触部を設けたので、導電体としての反射板の一部を接触部として利用し、この接触部をアンテナの導通孔と電気的に接続することができる。従って、接触部を構成する新たな部品を用いることなく、導通孔を介して開口部が短絡されるので、開口部の共振を抑制することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1〜図5は、本発明の実施の形態1によるアンテナ装置の一例を示した図であり、図1はその外観斜視図を表し、図2はその正面図、図3は側面図、図4は平面図、図5は図4の切断面A−Aによる断面図をそれぞれ表している。本実施の形態のアンテナ装置1は、基板3面上に導電層4,5が形成されたアンテナ11と、導電体からなる反射板2とを備え、アンテナ11から放射された電波の一部を反射板2によって反射している。
【0011】
矩形状の平板からなる反射板2において、アンテナ11からの電波を反射する側の面を電波放射面2aとし、この電波放射面2aと反対側の面を電波非放射面2bとする。反射板2には、アンテナ11を貫通させる開口部6が設けられている。
【0012】
この開口部6は、アンテナ11の幅と同程度の幅を有する間隙であり、その開口端部の一部は、アンテナ11の基板3面に対向して突出している。ここで、開口端部とは、開口部6における開口の周縁部のことであり、反射板2の一部である。
【0013】
また、突出させた開口端部は対となって設けられ、基板3の各面にそれぞれ対向している。この一対の開口端部は、電波非放射面2b側に折り曲げられ、アンテナ11に接触させる接触部7となっている。つまり、開口部6において反射板2の一部を延伸させ、これを曲げ加工することによって接触部7が形成される。
【0014】
アンテナ11は、プリント化ダイポールアンテナ、マイクロストリップアンテナなどであり、基板3の対向する面上の一部にそれぞれ導電層4,5が形成されている。平板状の基板3は、誘電体からなる絶縁性基板であり、所望の電波特性を得るために、基板3の幅は送信電波の波長の1/2倍程度となっている。
【0015】
また、基板3には、導電体からなる端子部9が対向する面上の一部に対となってプリントされており、この一対の端子部9には、基板3を貫通し、対向する面間を導通させる複数の導通孔10が設けられている。導通孔10は、スルーホールであり、導電性のメッキ加工などが施され、端子部9間を導通させることができる。
【0016】
また、アンテナ11を反射板2の開口部6に貫通させた状態では、各接触部7の先端8がアンテナ11の端子部9にそれぞれ当接するように、端子部9は基板3上に配置される。ここで、接触部7は、長手方向に沿って基板3の中央に設けられた給電線路には接触しないようになっているものとする。
【0017】
なお、反射板2に2以上の開口部6を設け、開口部6ごとに接触部7を形成し、これらの開口部6ごとにアンテナ11が配置されるようなアンテナ装置であっても良い。
【0018】
本実施の形態によれば、アンテナ11を反射板2の開口部6に貫通させるだけで、反射板2の各接触部7をアンテナ11の各端子部9にそれぞれ接触させることができる。このため、アンテナ11を開口部6に貫通させた状態では、接触部7間が導通孔10を介して導通し、開口部6を電気的に短絡することができる。
【0019】
一般に、送信電波の波長の1/4倍程度以下の幅の間隙は、スロットアンテナとして作用しない。従って、開口部6を短絡して間隙を小さくしたことにより、アンテナ11からの送信電波もしくはアンテナ11への給電線路などからの漏れ電波による開口部6の共振を阻止することができ、開口部6からの不要電波の放射が抑制される。
【0020】
また、反射板2の接触部7が電波非放射面2b側に曲げ加工されているので、反射板2を固定した後、アンテナ11を電波放射面2a側から開口部6に挿入してアンテナ11を反射板2に取り付ける場合に、この取り付けが容易となる。
【0021】
図6は、従来のアンテナ装置の一例を示した外観斜視図である。このアンテナ装置40では、開口部6を短絡するために金属片Bが用いられている。本実施の形態では、金属片Bの様な新たな部品を用いることなく、開口部6を短絡することができる。このため、製造コストを増大させることなく、反射板2の放射特性を向上させることができる。
【0022】
実施の形態2.
図7〜図9は、本発明の実施の形態2によるアンテナ装置の一例を示した図であり、図7はその正面図を表し、図8は側面図、図9は平面図をそれぞれ表している。本実施の形態のアンテナ装置20では、反射板2の接触部7が多数の切り欠き21を設けて短冊状に加工されている。
【0023】
この切り欠き21は、突出方向に2以上設けられ、接触部7とアンテナ11の端子部9との接触性を向上させている。その他の構成は、図1〜図5のアンテナ装置1(実施の形態1)と同様である。
【0024】
本実施の形態によれば、アンテナ11を反射板2に取り付けた状態において、反射板2の接触部7とアンテナ11の端子部9との接触性が向上し、開口部6を確実に短絡させることができる。
【0025】
実施の形態3.
図10〜図12は、本発明の実施の形態3によるアンテナ装置の一例を示した図であり、図10はその正面図を表し、図11は側面図、図12は平面図をそれぞれ表している。本実施の形態のアンテナ装置30では、反射板2の接触部31が突出させた開口端部を電波放射面2a側に曲げ加工することにより形成されている。
【0026】
アンテナ11の端子部9は、この接触部31に対応づけて配置され、アンテナ11が反射板2に取り付けられた状態では、各接触部31の先端32が各端子部9にそれぞれ当接するようになっている。その他の構成は、図1〜図5のアンテナ装置1と同様である。
【0027】
本実施の形態によれば、反射板2の接触部31が電波放射面2a側に曲げ加工されているので、反射板2を固定した後、アンテナ11を電波非放射面2b側から開口部6に挿入してアンテナ11を反射板2に取り付ける場合に、この取り付けが容易となる。
【0028】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明によるアンテナ装置によれば、反射板の開口部に接触部を設けたので、導電体としての反射板の一部を接触部として利用し、この接触部をアンテナの導通孔と電気的に接続することができる。従って、接触部を構成する新たな部品を必要とすることなく、導通孔を介して開口部が短絡されるので、開口部の共振を抑制することができる。これにより、製造コストを増大させることなく放射特性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1によるアンテナ装置の一例を示した外観斜視図である。
【図2】図1のアンテナ装置の正面図である。
【図3】図1のアンテナ装置の側面図である。
【図4】図1のアンテナ装置の平面図である。
【図5】図4のアンテナ装置の切断面A−Aによる断面図である。
【図6】従来のアンテナ装置の一例を示した外観斜視図である。
【図7】本発明の実施の形態2によるアンテナ装置の一例を示した正面図である。
【図8】図7のアンテナ装置の側面図である。
【図9】図7のアンテナ装置の平面図である。
【図10】本発明の実施の形態3によるアンテナ装置の一例を示した正面図である。
【図11】図10のアンテナ装置の側面図である。
【図12】図10のアンテナ装置の平面図である。
【符号の説明】
1,20,30 アンテナ装置、2 反射板、2a 電波放射面、
2b電波非放射面、3 基板、4,5 導電層、6 開口部、
7,31 接触部、8,32 接触部の先端、9 端子部、10 導通孔、
11 アンテナ、21 切り欠き
【発明の属する技術分野】
本発明は、アンテナ装置に係り、より詳しくは、反射板を有するプリント化ダイポールアンテナなどのアンテナ装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のアンテナ装置としては、例えば、特許文献1に記載のものがある。この特許文献1に記載のアンテナ装置は、誘電体基板上に導体を形成したアンテナと、アンテナが放射した電波の一部を反射する反射板と、反射板にアンテナを通すための開口部とを備えたアンテナ装置において、開口部の一側の反射板と誘電体基板を短絡する第1の短絡手段と、開口部の他側の反射板と誘電体基板を短絡する第2の短絡手段と、第1及び第2の短絡手段を誘電体基板を介して短絡する第3の短絡手段により構成される。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−224143号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
一般に、基板面上に導電層が形成されたアンテナ、例えば、プリント化ダイポールアンテナなどは、所望の電波特性を得るためにアンテナの幅が送信電波の波長の1/2倍程度に設定される。また、この様なアンテナから放射された電波を反射するための反射板を有するアンテナ装置では、アンテナを貫通させるために反射板に開口部が設けられる。この場合、反射板に設けられる開口部の幅は、アンテナの幅と同程度となる。
【0005】
開口部の幅が送信電波の波長の1/2倍程度であると、アンテナからの送信電波もしくはアンテナへの給電線路などからの漏れ電波により、開口部の間隙が共振し、スロットアンテナとして作用するので、間隙から不要電波が放射される。このため、反射板からの本来の放射電界に悪影響を及ぼし、反射板の放射特性が劣化してしまう。
【0006】
そこで、上述した様な従来のアンテナ装置では、金属片などを用いて開口部を電気的に短絡することにより、間隙を小さくして開口部の共振を抑制している。しかし、金属片などを新たに製作しなければならず、金属片を反射板もしくはアンテナに固定する手段も必要となるので、製造コストが増大するという問題があった。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、新たに部品を必要とすることなく放射特性を向上させることができるアンテナ装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明によるアンテナ装置は、基板の対向する面上に導電層が形成されたアンテナと、導電体からなり、アンテナを貫通させる開口部が設けられた反射板とを備え、アンテナは、基板を貫通し、対向する面間を導通させる導通孔を有し、開口部は、アンテナの基板の上記対向面に対してそれぞれ突出させた一対の開口端部を折り曲げ、その先端をアンテナの導通孔に接触させる接触部を有するように構成される。
【0009】
この様な構成によれば、反射板の開口部に接触部を設けたので、導電体としての反射板の一部を接触部として利用し、この接触部をアンテナの導通孔と電気的に接続することができる。従って、接触部を構成する新たな部品を用いることなく、導通孔を介して開口部が短絡されるので、開口部の共振を抑制することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1〜図5は、本発明の実施の形態1によるアンテナ装置の一例を示した図であり、図1はその外観斜視図を表し、図2はその正面図、図3は側面図、図4は平面図、図5は図4の切断面A−Aによる断面図をそれぞれ表している。本実施の形態のアンテナ装置1は、基板3面上に導電層4,5が形成されたアンテナ11と、導電体からなる反射板2とを備え、アンテナ11から放射された電波の一部を反射板2によって反射している。
【0011】
矩形状の平板からなる反射板2において、アンテナ11からの電波を反射する側の面を電波放射面2aとし、この電波放射面2aと反対側の面を電波非放射面2bとする。反射板2には、アンテナ11を貫通させる開口部6が設けられている。
【0012】
この開口部6は、アンテナ11の幅と同程度の幅を有する間隙であり、その開口端部の一部は、アンテナ11の基板3面に対向して突出している。ここで、開口端部とは、開口部6における開口の周縁部のことであり、反射板2の一部である。
【0013】
また、突出させた開口端部は対となって設けられ、基板3の各面にそれぞれ対向している。この一対の開口端部は、電波非放射面2b側に折り曲げられ、アンテナ11に接触させる接触部7となっている。つまり、開口部6において反射板2の一部を延伸させ、これを曲げ加工することによって接触部7が形成される。
【0014】
アンテナ11は、プリント化ダイポールアンテナ、マイクロストリップアンテナなどであり、基板3の対向する面上の一部にそれぞれ導電層4,5が形成されている。平板状の基板3は、誘電体からなる絶縁性基板であり、所望の電波特性を得るために、基板3の幅は送信電波の波長の1/2倍程度となっている。
【0015】
また、基板3には、導電体からなる端子部9が対向する面上の一部に対となってプリントされており、この一対の端子部9には、基板3を貫通し、対向する面間を導通させる複数の導通孔10が設けられている。導通孔10は、スルーホールであり、導電性のメッキ加工などが施され、端子部9間を導通させることができる。
【0016】
また、アンテナ11を反射板2の開口部6に貫通させた状態では、各接触部7の先端8がアンテナ11の端子部9にそれぞれ当接するように、端子部9は基板3上に配置される。ここで、接触部7は、長手方向に沿って基板3の中央に設けられた給電線路には接触しないようになっているものとする。
【0017】
なお、反射板2に2以上の開口部6を設け、開口部6ごとに接触部7を形成し、これらの開口部6ごとにアンテナ11が配置されるようなアンテナ装置であっても良い。
【0018】
本実施の形態によれば、アンテナ11を反射板2の開口部6に貫通させるだけで、反射板2の各接触部7をアンテナ11の各端子部9にそれぞれ接触させることができる。このため、アンテナ11を開口部6に貫通させた状態では、接触部7間が導通孔10を介して導通し、開口部6を電気的に短絡することができる。
【0019】
一般に、送信電波の波長の1/4倍程度以下の幅の間隙は、スロットアンテナとして作用しない。従って、開口部6を短絡して間隙を小さくしたことにより、アンテナ11からの送信電波もしくはアンテナ11への給電線路などからの漏れ電波による開口部6の共振を阻止することができ、開口部6からの不要電波の放射が抑制される。
【0020】
また、反射板2の接触部7が電波非放射面2b側に曲げ加工されているので、反射板2を固定した後、アンテナ11を電波放射面2a側から開口部6に挿入してアンテナ11を反射板2に取り付ける場合に、この取り付けが容易となる。
【0021】
図6は、従来のアンテナ装置の一例を示した外観斜視図である。このアンテナ装置40では、開口部6を短絡するために金属片Bが用いられている。本実施の形態では、金属片Bの様な新たな部品を用いることなく、開口部6を短絡することができる。このため、製造コストを増大させることなく、反射板2の放射特性を向上させることができる。
【0022】
実施の形態2.
図7〜図9は、本発明の実施の形態2によるアンテナ装置の一例を示した図であり、図7はその正面図を表し、図8は側面図、図9は平面図をそれぞれ表している。本実施の形態のアンテナ装置20では、反射板2の接触部7が多数の切り欠き21を設けて短冊状に加工されている。
【0023】
この切り欠き21は、突出方向に2以上設けられ、接触部7とアンテナ11の端子部9との接触性を向上させている。その他の構成は、図1〜図5のアンテナ装置1(実施の形態1)と同様である。
【0024】
本実施の形態によれば、アンテナ11を反射板2に取り付けた状態において、反射板2の接触部7とアンテナ11の端子部9との接触性が向上し、開口部6を確実に短絡させることができる。
【0025】
実施の形態3.
図10〜図12は、本発明の実施の形態3によるアンテナ装置の一例を示した図であり、図10はその正面図を表し、図11は側面図、図12は平面図をそれぞれ表している。本実施の形態のアンテナ装置30では、反射板2の接触部31が突出させた開口端部を電波放射面2a側に曲げ加工することにより形成されている。
【0026】
アンテナ11の端子部9は、この接触部31に対応づけて配置され、アンテナ11が反射板2に取り付けられた状態では、各接触部31の先端32が各端子部9にそれぞれ当接するようになっている。その他の構成は、図1〜図5のアンテナ装置1と同様である。
【0027】
本実施の形態によれば、反射板2の接触部31が電波放射面2a側に曲げ加工されているので、反射板2を固定した後、アンテナ11を電波非放射面2b側から開口部6に挿入してアンテナ11を反射板2に取り付ける場合に、この取り付けが容易となる。
【0028】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明によるアンテナ装置によれば、反射板の開口部に接触部を設けたので、導電体としての反射板の一部を接触部として利用し、この接触部をアンテナの導通孔と電気的に接続することができる。従って、接触部を構成する新たな部品を必要とすることなく、導通孔を介して開口部が短絡されるので、開口部の共振を抑制することができる。これにより、製造コストを増大させることなく放射特性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1によるアンテナ装置の一例を示した外観斜視図である。
【図2】図1のアンテナ装置の正面図である。
【図3】図1のアンテナ装置の側面図である。
【図4】図1のアンテナ装置の平面図である。
【図5】図4のアンテナ装置の切断面A−Aによる断面図である。
【図6】従来のアンテナ装置の一例を示した外観斜視図である。
【図7】本発明の実施の形態2によるアンテナ装置の一例を示した正面図である。
【図8】図7のアンテナ装置の側面図である。
【図9】図7のアンテナ装置の平面図である。
【図10】本発明の実施の形態3によるアンテナ装置の一例を示した正面図である。
【図11】図10のアンテナ装置の側面図である。
【図12】図10のアンテナ装置の平面図である。
【符号の説明】
1,20,30 アンテナ装置、2 反射板、2a 電波放射面、
2b電波非放射面、3 基板、4,5 導電層、6 開口部、
7,31 接触部、8,32 接触部の先端、9 端子部、10 導通孔、
11 アンテナ、21 切り欠き
Claims (4)
- 基板の対向する面上に導電層が形成されたアンテナと、
導電体からなり、アンテナを貫通させる開口部が設けられた反射板とを備え、
アンテナは、基板を貫通し、対向する面間を導通させる導通孔を有し、
開口部は、アンテナの基板の上記対向面に対してそれぞれ突出させた一対の開口端部を折り曲げ、その先端をアンテナの導通孔に接触させる接触部を有することを特徴とするアンテナ装置。 - 上記開口端部が反射板の電波を放射する側と反対側に曲げ加工されることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
- 上記開口端部が反射板の電波を放射する側に曲げ加工されることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
- 上記接触部が突出方向の切り欠きを設けて短冊状に加工されることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003068799A JP2004282263A (ja) | 2003-03-13 | 2003-03-13 | アンテナ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003068799A JP2004282263A (ja) | 2003-03-13 | 2003-03-13 | アンテナ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2004282263A true JP2004282263A (ja) | 2004-10-07 |
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Family Applications (1)
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JP2003068799A Pending JP2004282263A (ja) | 2003-03-13 | 2003-03-13 | アンテナ装置 |
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Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2012156943A (ja) * | 2011-01-28 | 2012-08-16 | Mitsubishi Electric Corp | ダイポールアンテナおよびアレーアンテナ |
KR101391473B1 (ko) | 2011-12-29 | 2014-05-07 | 주식회사 만도 | 레이더 시스템 |
JP2015033116A (ja) * | 2013-08-07 | 2015-02-16 | 日立金属株式会社 | アンテナ装置 |
KR101769156B1 (ko) | 2010-12-30 | 2017-08-17 | 텔레콤 말레이시아 베르하드 | 450 MHz 접힌 다이폴 안테나 |
US10153557B2 (en) | 2014-10-20 | 2018-12-11 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Antenna module |
-
2003
- 2003-03-13 JP JP2003068799A patent/JP2004282263A/ja active Pending
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