JP2007006197A - アンテナユニットおよび電子機器 - Google Patents

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Shigeya Aoyama
惠哉 青山
Naoki Otaka
直樹 大鷹
Noriyasu Sugimoto
典康 杉本
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Abstract

【課題】実装が容易なアンテナユニットおよび電子機器を提供する。
【解決手段】アンテナユニットが、第1の絶縁基板、第1の絶縁基板上に配置された電気コネクタ、第1の絶縁基板上に配置され電気コネクタに一端が接続された給電線、第1の絶縁基板の反対側の面上に配置される平板導体、および第2の絶縁基板を有し、第2の絶縁基板上に給電線の他端と電気的に接続され、互いに異なる第1、第2の周波数にそれぞれ共振する第1、第2の放射器と、を備える。第1の絶縁基板上に電気コネクタ、給電線、第1、第2の放射器等が配置されているので、これら相互の配置関係を考慮することなく、容易に実装することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、アンテナユニットおよび電子機器に関する。
アンテナを内蔵して無線通信を可能とした電子機器、例えば、ノート型パーソナルコンピュータが実用化されている。
このため、電子機器へのアンテナの内蔵に関し、種々の技術が公開されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−196837号
しかしながら、アンテナを電子機器に実装する際には、アンテナとグランドとのクリアランス等を考慮してアンテナを適切な位置に実装する必要がある。アンテナが小型化されると、部材相互を適切な位置に実装することが困難となる。
上記に鑑み、本発明は実装が容易なアンテナユニットおよび電子機器を提供することを目的とする。
本発明に係るアンテナユニットは、第1の絶縁基板と、前記第1の絶縁基板に配置され、かつ第1、第2の端子を有する電気コネクタと、前記第1の絶縁基板の第1の主面上に配置され、かつ前記電気コネクタの第1の端子と電気的に接続される一端を有する給電線と、前記第1の絶縁基板の前記第1の主面と反対側の第2の主面上に配置され、前記線路導体層の少なくとも一部と対向する平板導体と、前記第1の絶縁基板の第1の主面上に配置される第2の絶縁基板と、前記第2の絶縁基板の主面上もしくは内部に配置され、かつ前記給電線の他端と電気的に接続され、互いに異なる第1、第2の周波数にそれぞれ共振する第1、第2の放射器と、を具備することを特徴とする。
第1の絶縁基板上に電気コネクタ、給電線、第1、第2の放射器等が配置されているので、これら相互の配置関係を考慮することなく、容易に実装することができる。
本発明によれば、実装が容易なアンテナユニットおよび電子機器を提供できる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るアンテナユニット100を表す斜視図である。
図1に示すように、アンテナユニット100は、第1、第2の絶縁基板110,120,電気コネクタ130を有する。図2A,図2Bはそれぞれ、第2の絶縁基板120の上下面を拡大して表す平面図である。
第1の絶縁基板110の上面に、第2の絶縁基板120,電気コネクタ130、給電線111,接続導体112(112a,112b),支持導体113(113a,113b),接続導体114が配置される。第1の絶縁基板110の下面に接地導体115が配置され、上下面を貫通する導通用貫通孔116,支持用貫通孔117、118が配置されている。
第2の絶縁基板120の上面に、第1、第2の放射導体121,122(122a,122b)が配置されている。また、第2の絶縁基板120の上面、側面、および底面に渡って、接続導体123(123a〜123c)、支持導体124(124a〜124c)が配置されている。
電気コネクタ130は、アンテナユニット100に給電するための接続素子であり、第1、第2の端子131,132,台座133を有する。電気コネクタ130は、電気コネクタ140と接続可能であり、ケーブル150,電気コネクタ160によって、外部と接続可能である。
(第1の絶縁基板110等の詳細)
以下、第1の絶縁基板110およびその上に配置された導体の詳細につき説明する。
第1の絶縁基板110は、例えば、ガラスエポキシ等のプリント基板(PCB)を用いることができる。第1の絶縁基板110は、給電線111の軸方向に長い矩形板状の形状を有しており、例えば、液晶表示装置を保持するための導電性フレームに固定して用いられる。
給電線111は、銅や銀などの帯状厚膜導体からなり、高周波信号を伝達する信号線路である。給電線111は、一端が電気コネクタ130の第1の端子131と接続され、他端が接続導体112と接続されている。給電線111は、第1の絶縁基板110の他方の主面に形成された接地導体115と協働してマイクロストリップラインとして機能する。従って、給電線111の線路幅は、アンテナユニット100で使用する周波数帯や特性インピーダンスなどにより決定される。
接続導体112は、銅や銀などの帯状厚膜導体からなり、給電線111と第1、第2の放射導体121,122とを電気的に接続する。また、接続導体112は、第2の絶縁基板120を固定するためのはんだ付け領域としても機能する。接続導体112は、接続導体112a,112bに区分することが可能である。接続導体112a、112bはそれぞれ、第2の絶縁基板120が配置された領域の外内に位置し、接続導体123b,123cとはんだ付けされる。即ち、接続導体112へのはんだ付けは、接続導体123との電気的接続および第2の絶縁基板120の物理的固定の双方に用いられる。
支持導体113は、銅や銀などの帯状厚膜導体からなり、第2の絶縁基板120を固定するためのはんだ付け領域として機能する。支持導体113は、支持導体113a,113bに区分することが可能である。支持導体113a、113bはそれぞれ、第2の絶縁基板120が配置された領域の外内に位置し、支持導体124b、124cとはんだ付けされる。
接続導体114は、銅や銀などの帯状厚膜導体からなり、電気コネクタ130の両脇に配置されて、電気コネクタ130の第2の端子と接続される。接続導体114は、導通用貫通孔116を通して接地導体115と電気的に接続される。即ち、接続導体114は、電気コネクタ130の第2の端子と接地導体115との電気的接続を中継する。
接地導体115は、銅や銀などからなる面状導体であり、グラウンド電極として機能する。接地導体115は、給電線111の一部,電気コネクタ130、接続導体114と対応する領域に配置され、第2の絶縁基板120と対応する領域には形成されていない。即ち、第2の絶縁基板120と対応する領域に基板露出領域が配置されている。これは、第2の絶縁基板120からの電波の送受信を妨げないためである。
この実施形態では、接地導体115は、第1の絶縁基板110において第2の絶縁基板120が配設された主面と対向する主面に配置されているが、第2の絶縁基板120が配設された主面と同一主面上に配置することも可能である。接地導体115は、第2の絶縁基板120と基板面方向に重ならない位置であればよいからである。この場合、給電線111は、コプレナーラインとして機能することになる。
導通用貫通孔116は、接続導体114と接地導体115とを電気的に接続するためのものであり、内壁に電気伝導性の材料の皮膜が配置される。
支持用貫通孔117、118は、ネジ、ビス等を用いて、アンテナユニット100を電気機器等に固定するための貫通孔であり、第1の絶縁基板110の両端近傍に配置される。この内、支持用貫通孔117は、接地導体115に対応して配置される。このため、支持用貫通孔117を用いてアンテナユニット100を固定したときに、固定先が金属等の導体(例えば、導電性フレーム)であれば、その固定先と接地導体115とが電気的に接続されることになる。このようにすると固定先を接地導体として機能させ、アンテナユニット100による送受信の特性を向上することが可能となる。なお、この詳細は後述する。
(第2の絶縁基板120等の詳細)
以下、第2の絶縁基板120およびその上に配置された導体の詳細につき説明する。
第2の絶縁基板120は、第1の絶縁基板110の上面に固定、設置される。第2の絶縁基板120は、第1の絶縁基板110よりも比誘電率が高い高誘電体材料からなり、例えばセラミック基板である。第2の絶縁基板120は、矩形板状の形状を有しており、第1の絶縁基板110の一方の主面(接地導体115が形成された面と対向する面)に配置されている。
第1,第2の放射導体121,122は、一端が給電線111と接続され、それぞれ第1、第2の周波数と対応する1/4波長単一型アンテナ(モノポール型アンテナ)の放射器として機能する。第1,第2の放射導体121,122は、銅や銀などからなる帯状厚膜導体からなり、給電線111との接続点を基点として互いに所定の角度をなして放射状に配置されている。
第1の放射導体121は、メアンダ状(ジグザグ状・繰り返し折り返された形状)に形成されている。第1の放射導体121は、一端が、接続導体123(123a〜123c)を介して給電線111と接続され、他端が、第2の絶縁基板120の長辺方向に延びるように形成されている。なお、第1の放射導体121の形状を、メアンダ状に替えて、例えば、緩やかに蛇行させた形状としてもよい。
第2の放射導体122は、第2の放射導体122a,122bに区分できる。第2の放射導体122aは、略矩形形状をなし、接続導体123と第2の放射導体122bとを接続する。第2の放射導体122aは、第1の放射導体121等とのインピーダンス整合のためのものである。第2の放射導体122bは、第1の放射導体121と同様に、メアンダ状に形成されている。第1,第2の放射導体121,122の少なくとも一部を共にメアンダ状に形成することで、これらが配置される第2の絶縁基板120の面積を小さくすることができる。なお、第2の放射導体122bの形状を、メアンダ状に替えて、例えば、緩やかに蛇行させた形状としてもよい。
第2の放射導体122は、全体として、一端が接続導体123(123a〜123c)を介して給電線111と接続され、他端が第1の放射導体121と所定の角度θをなして互いに放射状に延びるように形成されている。第1の放射導体121と第2の放射導体122とがなす角度θは、これら相互間の干渉の度合いや、第2の絶縁基板120の短辺方向の長さなどを考慮して決定される。干渉の度合いを考慮すれば、この角度θは5〜50度であることが望ましい。
接続導体123は、第1,第2の放射導体121,122の接続点(給電点)となる導体領域である。接続導体123は、接続導体123a〜123cに区分される。接続導体123aは、第2の絶縁基板120の上面に配置され、第1,第2の放射導体121,122が接続される。接続導体123bは、第2の絶縁基板120の側面に配置され、接続導体112aを介して、給電線111に接続される。接続導体123cは、第2の絶縁基板120の底面の接続導体112bと対応する位置に配置され、第2の絶縁基板120を固定するためのはんだ接続領域として機能する。即ち、接続導体123へのはんだ付けは、接続導体112との電気的接続および第2の絶縁基板120の物理的固定の双方に用いられる。
支持導体124は、第2の絶縁基板120を固定するためのはんだ接続領域として機能し、支持導体124a〜124cに区分される。支持導体124aは、第2の絶縁基板120の上面に配置され、支持導体124b、124cをはんだ付けした場合のハンダの逃げ場を確保するためのものであり、省略することも可能である。支持導体124b、124cはそれぞれ、第2の絶縁基板120の側面および底面に配置され、支持導体113a、113bにハンダ等で固定され、第2の絶縁基板120を固定するためのはんだ接続領域として機能する。
(等価回路)
図3は、アンテナユニット100の原理的等価回路を示す図である。以下、図3を参照して、アンテナユニット100の構成と等価回路との関係について説明する。
図3に示すように、アンテナユニット100では、放射器としての第1、第2の放射導体121、122の一端が接続導体123に接続されている。接続導体123は、給電線111を介して端子131に接続される。また、端子132が接地導体115に接続される。
端子131,132に送受信回路TRXを接続することで、アンテナユニット100は、2つの放射器がパラレルに接続された単一型アンテナ(モノポール型アンテナ)として動作する。すなわち、第1、第2の放射導体121、122それぞれに対応する第1、第2の周波数いずれかの高周波信号が送受信回路TRXから給電線111を介して供給されると、対応する第1、第2の放射導体121、122のいずれかで共振し、電波が放射される。一方、第1、第2の周波数いずれかの電波がアンテナユニット100に到達すると、第1、第2の放射導体121、122のいずれかで高周波信号が励起され、給電線111を介して送受信回路TRXにその高周波信号が送られる。
このとき、接地導体115には第1、第2の放射導体121、122の鏡像が表れる。このため、第1、第2の放射導体121、122と接地導体115の組み合わせは、理想的には、あたかも第1、第2の周波数に対応する1/2波長のダイポールアンテナとして機能することになる。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施形態を説明する。
図4は、本発明の第2の実施形態に係る電子機器200を表す斜視図である。
電子機器200は、例えば、ノート型のパーソナルコンピュータであり、表示部210,操作部220,接続部230を有する。
表示部210は、画像を表示するためのものであり、液晶表示装置等の表示装置240が配置される。操作部220は、情報を入力するためのものであり、入力装置、例えば、キーボード(図示せず)が配置される。接続部230は、表示部210と操作部220とを可動可能に接続するためのもの、例えば、ヒンジである。
表示装置240は、導体フレーム250に取り付けられる。導体フレーム250は、導体、例えば、銅等の金属からなる薄板であり、切り欠き部251a、251b、ネジ穴等の穴部252a、253a、252b、253bを有する。
切り欠き部251a、251bは、導体が配置されていない領域であり、左右に長い略矩形形状をなし、導体フレーム250の左右に対称に配置される。アンテナユニット100a,100bによる電波の送受信を妨げないためである。
なお、切り欠き部251a、251bの上辺には導体が配置されていないが、ここに導体が配置されていてもよい(いわゆる開口部)。切り欠き部や開口部のような導体が配置されていない領域を導体欠落部とする。
切り欠き部251a,251bに対応して、アンテナユニット100a,100bが取り付けられる。なお、判りやすさを考慮して、アンテナユニット100a,100bは拡大して表されている。
アンテナユニット100aにはアンテナユニット100そのものを用いることが可能であり、アンテナユニット100bにはアンテナユニット100(特に、第1、第2の放射導体)の左右を逆転したものを用いることが可能である。即ち、導体フレーム250の左右に対称にアンテナユニット100a,100b(特に、第1、第2の放射導体)が配置される。アンテナユニット100a,100b双方を用いたときの送受信の特性の左右対称性を確保するためである。
アンテナユニット100aの支持用貫通孔117a,117bそれぞれと、穴部252a、253aをネジ等で締め付けることで、アンテナユニット100aを導体フレーム250に固定できる。また、アンテナユニット100bの支持用貫通孔117a,117bそれぞれと、穴部252b、253bをネジ等で締め付けることで、アンテナユニット100bを導体フレーム250に固定できる。
このとき、アンテナユニット100a,100bそれぞれの第2の絶縁基板120a,120bが切り欠き部251a、251b内に配置される(正確には、接地導体115の端部と、切り欠き部251a、251bの内側の辺とがほぼ対応する)。これは、アンテナユニット100a,100bそれぞれの第1、第2の放射導体121,122による電波の送受信を妨げないためであり、第2の絶縁基板120と対応する領域に基板露出領域が配置されている(接地導体115を配置していない)ことに対応する。
アンテナユニット100a,100bを導体フレーム250に固定すると、アンテナユニット100a,100bそれぞれの接地導体115a、115bが導体フレーム250に電気的に接続され、接地導体115a、115bの面積が拡大したと同様の効果が生じる。既述のように、導体フレーム250が第1、第2の放射導体121,122の鏡像を生じさせる原因となる。このため、接地導体115a、115bの面積が拡大すると、より理想に近い第1、第2の放射導体121,122の鏡像が表れ、アンテナユニット100a,100bの性能の向上が期待できる。
(実施例)
以下、本発明の実施例につき説明する。
この実施例では、第1の絶縁基板110として、縦、横、厚さが8mm×60mm×1mm、比誘電率4.7のガラスエポキシ基板を用いる。また、給電線111は第1の絶縁基板110の長辺から8.2mmの位置に幅1.8mmとした。
第2の絶縁基板120として、縦、横、厚さが、7.6mm×13mm×0.64mm比誘電率13のセラミックを用いる。第1の放射導体121として線幅0.23mmの銀厚膜をメアンダ状に、線間隔0.23mmで16.5回折り返した。第2の放射導体122a,122bに銀膜厚を用い、前者では縦横2.0mm×2.9mmの矩形状、後者では線幅0.23mm、線間隔0.23mmで2.5回折り返したメアンダ形状とした。第1、第2の放射導体121,122がなす角度θは、略40度とした。
第1、第2の放射導体121,122等が形成された第2の絶縁基板120を第1の絶縁基板110に配置し、接続導体123と支持導体124とをはんだにより接続して固定した。
以上のアンテナユニット100に高周波回路を接続してその反射特性を測定した。
図5A,図5Bはそれぞれ、導体フレーム250にアンテナユニット100aを取り付けた状態、取り付けない状態で測定されたアンテナユニット100aの反射特性を表すグラフである。これらのグラフの横軸、縦軸はそれぞれ周波数、VSWR(Voltage Standing Wave Ratio(電圧定在波比.インピーダンス不整合により,反射波が発生している伝送線路上に発生する電圧振幅分布の山と谷の比))を表す。
図5Aに示されるように、アンテナユニット100aを導体フレーム250に取り付けた状態では、VSWRが2以下の領域が周波数f01(2.27GHz)〜周波数f02(2.61GHz)および周波数f03(4.88GHz)〜周波数f04(6.00GHz)の範囲で出現した。また、図5Bに示されるように、アンテナユニット100aを導体フレーム250に取り付けない状態では、VSWRが2以下の領域が周波数f11(2.93GHz)〜周波数f12(2.98GHz)および周波数f13(5.98GHz)〜周波数f14(6.23GHz)の範囲で出現した。周波数f01〜f02および周波数f11〜f12の領域は第1の放射導体121に、周波数f03〜f04および周波数f13〜f14の領域は第2の放射導体122にそれぞれ対応している。
以上のように、アンテナユニット100a、110bを導体フレーム250に取り付けることで、反射特性の良好な領域(VSWRが2以下の領域)が広くなることが判る。これは第1、第2の放射導体121,122に対応する接地導体115が導体フレーム250まで拡張された結果として説明することができる。即ち、接地導体の面積が拡大されたことで、第1、第2の放射導体121,122の本来の特性が発揮され、反射損失が低減される。
また、反射特性の良好な領域(VSWRが2以下の領域、グラフの谷)にズレが生じているが、これも接地導体115が導体フレーム250まで拡張された結果として説明できる。即ち、接地導体の面積が拡大することで、第1、第2の放射導体121,122の鏡像がより理想に近くなり、第1、第2の放射導体121,122の実像と虚像とを合成したときの実効長が実質的に増大する。この実効長の実質的な増大は、共振周波数の低減を招き、グラフの谷が低周波方向にシフトすることになる。
(その他の実施形態)
本発明の実施形態は上記の実施形態に限られず拡張、変更可能であり、拡張、変更した実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明の一実施形態に係るアンテナユニットを表す斜視図である。 第2の絶縁基板の上面を拡大して表す平面図である。 第2の絶縁基板の下面を拡大して表す平面図である。 本発明の一実施形態に係るアンテナユニットの原理的等価回路を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る電子機器200を表す斜視図である。 導体フレームに取り付けた状態でのアンテナユニットの反射特性を表すグラフである。 導体フレームに取り付けない状態でのアンテナユニットの反射特性を表すグラフである。
符号の説明
100…アンテナユニット
110…第1の絶縁基板
111…給電線
112…接続導体
112a,112b…接続導体
113…支持導体
113a,113b…支持導体
114…接続導体
115…接地導体
116…導通用貫通孔
117,118…支持用貫通孔
120…絶縁基板
121,122…放射導体
123…接続導体
123a…接続導体
123b…接続導体
123c…接続導体
124…支持導体
124a…支持導体
124b…支持導体
130…電気コネクタ
131,132…端子
133…台座

Claims (6)

  1. 第1の絶縁基板と、
    前記第1の絶縁基板に配置され、かつ第1、第2の端子を有する電気コネクタと、
    前記第1の絶縁基板の第1の主面上に配置され、かつ前記電気コネクタの第1の端子と電気的に接続される一端を有する給電線と、
    前記第1の絶縁基板の前記第1の主面と反対側の第2の主面上に配置され、前記給電線の少なくとも一部と対向する平板導体と、
    前記第1の絶縁基板の第1の主面上に配置される第2の絶縁基板と、
    前記第2の絶縁基板の主面上もしくは内部に配置され、かつ前記給電線の他端と電気的に接続され、互いに異なる第1、第2の周波数にそれぞれ共振する第1、第2の放射器と、
    を具備することを特徴とするアンテナユニット。
  2. 前記第2の絶縁基板は、比誘電率が前記第1の絶縁基板よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載のアンテナユニット。
  3. 前記第1,第2の放射器が、互いに放射状に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のアンテナユニット。
  4. 前記第1,前記第2の放射器が、ミアンダ状の開放端を含む帯状導体層を有することを特徴とする請求項1に記載のアンテナユニット。
  5. 第1、第2の導体欠落部を有し、かつ表示素子を保持するための導電性フレームと、
    前記第1、第2の導体欠落部それぞれに対応して配置される第1、第2の前記請求項1に記載のアンテナユニットと、
    を具備することを特徴とする電子機器。
  6. 前記第1、第2の導体欠落部が前記導電性フレームに対称に配置され、
    前記第1、第2のアンテナユニットそれぞれの第1、第2の放射器が対称に配置される
    ことを特徴とする請求項5記載の電子機器。
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