JP2002100907A - 高周波線路の変換器 - Google Patents

高周波線路の変換器

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 誘電体基板にスルーホールを形成することな
く製造コストの低減を図り、またマッチングが良好にと
れるようにする。 【解決手段】 導波管11と短絡導波管12とで挟むよ
うに、誘電体基板13を配置し、この誘電体基板13で
はその裏面に接地面15を設け、表面にストリップ導体
14及びプローブ16をパターニングする変換器におい
て、上記誘電体基板13の表面に、当該基板13中を伝
送する高周波の実効波長をλとすると、n・λ/4
(n:奇数)近傍の幅で、導波管形状のパターンで接地
導体17をパターニングすると共に、導波管11,12
の壁厚を上記接地導体17の幅よりも小さくする。これ
により、導波管11,12を短絡させて電波の漏洩が防
止され、また良好なマッチングが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、導波管回路と誘電
体基板に形成された平面回路との間で高周波電波の伝送
形態を変換する高周波線路の変換器に関する。
【0002】
【従来の技術】図6には、従来から用いられている高周
波線路の変換器の構成が示されており、この変換器は、
プローブ等を別途設けることなく構成でき、製造コスト
が低く抑えられるために広く用いられている。図6
(A)に示されるように、高周波伝送路である導波管1
と短絡導波管2との間には誘電体基板3が挟まれてお
り、この誘電体基板3に平面回路の一部となるマイクロ
ストリップ線路が形成される。
【0003】即ち、図6(B),(C)にも示されるよ
うに、上記誘電体基板3の表面(短絡導波管2側)にス
トリップ導体4、裏面(導波管1側)に接地面(導体)
5がパターニングされており、図6(C)に示されるよ
うに、この接地面5は導波管1内の伝送空間Sの部分を
残して形成される。また、図6(B)に示されるよう
に、上記ストリップ導体4の先端はプローブ6として短
絡導波管2内の伝送空間Sへ突き出るように形成され
る。更に、このプローブ6が設けられた誘電体基板3表
面には、短絡導波管2が接触する部分に接地導体7がパ
ターニングされ、この接地導体7の部分には、図示のよ
うに裏面側接地面5と導通するための多数のスルーホー
ル8が形成される。
【0004】このような構成によれば、上記スルーホー
ル8によって接地面5と接地導体7が短絡され、導波管
1と短絡導波管2が一体として導波管として機能し、こ
の導波管中の電波は、誘電体基板3から外部に漏れるこ
となくプローブ6及びストリップ導体4からなるマイク
ロストリップ線路へ伝送される。また、上記短絡導波管
2はその先端が導体板で閉じられており、この導体板と
プローブ6との間隔を適当に設定することで変換損失の
小さい変換器が構成できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記高
周波線路の変換器では、上述のように誘電体基板3から
の電波の漏洩を防ぐために上記スルーホール8を形成す
る必要があることから、製造コストの低減が図れないと
いう問題があった。
【0006】一方、スルーホール8を形成しない変換器
として、従来では、特開平2−223201号に開示さ
れるものがあり、この変換器の構成を図7に示す。この
図7の変換器では、円形導波管R1の端部に誘電体基体
R2が挿入され、この誘電体基体R2の短絡端末R3側
の面にアース面R4が形成され、この誘電体基体R2の
反対側には、中心部にパッチR5が設けられると共に、
2箇所にストリップ状部R6及びプローブR7が形成さ
れる。そして、上記導波管R1の壁厚tを動作周波数の
1/4波長にすることにより、導波管R1の壁の内縁部
R8が実効的な短絡となるように構成される。
【0007】しかし、この図7の構成では、上記内縁部
R8が実効的な短絡となるように導波管R1の厚さtを
1/4波長の寸法に設定すると、この導波管R1と上記
ストリップ状部R6との接触を避けるために浮き上がら
せている部分R9の直下において、そこに配置されるス
トリップ状部R6の1/4波長部分の上端と下端ではイ
ンピーダンスが大きく変化し、変換器としてのマッチン
グをとることが困難となる。また、誘電体の材質によっ
ては導波管R1を誘電体基体R2に直接接着することが
難しいものも存在する。
【0008】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、誘電体基板にスルーホールを形成
する必要がなく製造コストの低減を図ることができ、ま
たマッチングを良好にとることが可能となる高周波線路
の変換器を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明は、誘電体基板に電気伝導性材
質でプローブをパターニングし、このプローブを導波管
中に挿入して平面回路と導波管回路とを接続する高周波
線路の変換器において、上記誘電体基板の導波管接触部
分に、当該誘電体基板中を伝送する高周波の実効波長を
λとすると、n・λ/4(n:奇数)近傍(n・λ/4
±λ/8の範囲)の幅で、導波管形状に沿った接地領域
が設定されるように、電気伝導性材質の接地導体をパタ
ーニングし、上記導波管壁の厚さを上記接地領域の幅よ
りも小さくしたことを特徴とする。請求項2に係る発明
は、上記接地導体を、上記誘電体基板にn・λ/4近傍
の幅でパターニングしたことを特徴とする。請求項3に
係る発明は、矩形の導波管を用いる場合、上記接地導体
を上記矩形の長辺部分にのみパターニングしたことを特
徴とする。請求項4に係る発明は、上記接地導体の内側
に、n・λ/4近傍の幅の同一パターンの接地導体を複
数形成したことを特徴とする。
【0010】上記の構成によれば、誘電体基板にプロー
ブが形成されると共に、このプローブを伝送空間内に挿
入する形で、例えばλ/4の幅で導波管形状に合せて矩
形状又は円形状に接地導体がパターニングされ、この接
地導体に導波管の端面が接触するように組み付けられ
る。これにより、導波管が接地導体パターンの内周位置
で短絡されることになる。また、導波管壁の厚さをλ/
4よりも小さくすることにより、導波管端面の直下に存
在するストリップ線路にインピーダンスの大きな変化を
生じさせることなく、良好なマッチングをとることが可
能となる。なお、上記接地導体の幅をλ/4よりも長く
して、(3/4)λ、(5/4)λ等とした場合は、導
波管壁の厚さをマイクロストリップ線路中の高周波波長
の1/2に設定すれば、インピーダンスの不連続をより
良好にキャンセルすることができる。
【0011】更に、請求項3の発明によれば、矩形の導
波管を用いる場合は、短辺方向からの高周波の漏洩がな
いので、上記接地導体を上記矩形の2つの長辺部分にの
み形成することができ、これによっても同様の効果が得
られる。なお、上記接地導体と導波管端面とをその幅及
び厚さ方向でずれるように接触・配置させることも可能
であるが、この場合は接地導体幅と導波管壁厚の合計の
接地領域の幅を、略n・λ/4とすればよいことにな
る。
【0012】
【発明の実施の形態】図1には、本願発明の第1例に係
る高周波線路の変換器の構成が示されており、図1
(B)は誘電体基板の表面、図1(C)は誘電体基板の
裏面である。図1(A)に示されるように、この変換器
は、高周波伝送路である導波管11と短絡導波管12と
の間に、平面回路の一部となる誘電体基板13を挟んで
構成される。この誘電体基板13の表面に、ストリップ
導体14及びプローブ16がパターニングされると共
に、裏面には図1(C)に示されるように、導波管11
の伝送空間Sの部分を残して接地面15が形成されてお
り、上記ストリップ導体14の先端のプローブ16は伝
送空間Sに突出する位置に配置される。
【0013】そして、この誘電体基板13の表面に、図
1(B)に示されるように、先端にプローブ16を持つ
ストリップ導体14を通すための隙間が空けられて矩形
パターンの接地導体17が上記矩形導波管12(11)
の断面形状に合せてパターンニングされる。また、この
接地導体17の幅Wは、誘電体基板13中を通過する
高周波の実効波長λの1/4の長さ(λ/4±λ/8の
範囲の長さ)とされる。
【0014】この実効波長λは、誘電体基板13の誘電
率による波長短縮効果を考慮した動作周波数をf、光速
をc、誘電体基板13の比誘電率をεr とすると、
【数式1】 で求めることができる。例えば、動作周波数fが60G
Hzで、誘電体基板13を比誘電率εr =6.2のアル
ミナで製作した場合、実効波長λは約1.65mmとな
る。従って、この場合の幅Wは約0.41mmとな
り、この幅で接地導体17をパターニングすればよいこ
とになる。
【0015】そうして、このような接地導体17に、図
1(D)に示されるように、短絡導波管12の端面を接
触させるが、この短絡導波管12と導波管11の厚さT
は上記接地導体17の幅Wよりも小さく(T<W
)設定される。この第1例では、厚さTを0.25
mm程度とし、この短絡導波管12の内壁位置と接地導
体17の内周位置Pを一致させて接続する。これによ
り、短絡導波管12の直下に存在するストリップ導体1
4のインピーダンスが不連続になるのを防止することが
できる。
【0016】以上のような第1例の構成によれば、λ/
4幅の接地導体17の導波管から見て外側の端面(外周
位置P)はオープン端であり、ここでのインピーダン
スは略無限大となる。一方、このオープン端からλ/4
の長さだけ内側の端面(内周位置P)は上述のインピ
ーダンスの逆数、即ち略零(0)で短絡面となる。従っ
て、導波管11と短絡導波管12が0のインピーダンス
で短絡されることになり、これによって電波(高周波)
の漏洩が防止される。
【0017】なお、上記接地導体17の幅Wはλ/4
(又はこの奇数倍)で、λ/8の許容範囲に入る値、即
ちn(n=1,3,5…)・λ/4±λ/8の長さであ
ればよく、当該例の上記幅Wは0.31mm〜0.5
1mmの範囲で設定することができる。この範囲を外れ
ると、導波管12の端面で短絡とはみなせず、電波の漏
洩が大きくなる。
【0018】図2には、第1例の変形例が示されてい
る。この例では、接地導体18に短絡導波管19を接触
させたときの誘電体基板13の面上接地領域の合計幅が
λ/4又はこの奇数倍となるようする。即ち、接地導体
18の幅W12と短絡導波管19の幅T12の合計が上記W
(=W12+T12)となるようにする。これによって
も、導波管19を短絡させることができる。
【0019】図3には、実施形態の第2例に係る高周波
線路の変換器の構成が示されており、この第2例は矩形
の長辺にのみ接地導体を設けたものである。図3(A)
に示されるように、誘電体基板13の表面にはストリッ
プ導体14及びプローブ16、裏面には図3(B)のよ
うに接地面15がパターニングされる。そして、上記プ
ローブ16が配置される伝送空間(S)の周囲の上下、
即ち短絡導波管12Bの矩形上下の長辺に接触する部分
のみに、図示の接地導体20がパターニングされる。
【0020】即ち、矩形導波管11,12では、その管
端面と誘電体基板13との間の隙間が管軸に垂直な方
向、ここでは矩形の短辺側に存在する場合は、その隙間
から電波が漏れることはない。また、この接地導体20
の幅Wは、第1例と同様にλ/4の奇数倍に設定さ
れ、導波管12B(11B)の厚さTも接地導体20
の幅Wよりも小さい値とされる。
【0021】このような第2例の構成でも、矩形導波管
の長辺にのみ設けた接地導体20の内周位置で導波管1
1Bと短絡導波管12Bを短絡することができ、電波の
漏洩を防止することが可能となる。
【0022】図4には、実施形態の第3例の構成が示さ
れており、この第3例は円形導波管に適用したものであ
る。図4(A)に示されるように、第3例の変換器は、
円形導波管31と円形短絡導波管32との間に誘電体基
板33が挿入されており、この誘電体基板33の表面
に、図4(B)に示されるように、ストリップ導体34
と伝送空間に突出するプローブ36がパターニングさ
れ、裏面には図4(C)のように導波管31の伝送空間
Sの部分を残して接地面35が形成される。
【0023】また、図4(B)のように、上記誘電体基
板33の表面にストリップ導体34及びプローブ36を
通すための隙間が空けられて、円形の接地導体37が上
記矩形導波管32(31)の形状に合せてパターニング
される。そして、この接地導体37の幅Wは、誘電体
基板33中を通過する高周波の実効波長λの略1/4の
奇数倍の長さとされる。一方、上記短絡導波管32と導
波管31の厚さTは接地導体37の幅Wよりも小さ
く(T<W)設定され、この短絡導波管32の内壁
位置が接地導体37の内周位置に一致する状態で各部材
が組み付けられる。
【0024】このような第3例によっても、円形導波管
31,32の外周位置Pがオープン端、内周位置P
が短絡面となり、電波の漏洩を防止でき、また短絡導波
管32の直下に存在するストリップ導体34部分のイン
ピーダンスの変化をなくし、マッチングを良好にとるこ
とが可能となる。
【0025】図5には、実施形態の第4例の構成が示さ
れており、この第4例は所定パターンの接地導体を二重
に配置したものである。図5に示されるように、誘電体
基板13の表面に、ストリップ導体14が設けられると
共に、短絡導波管の断面形状に合せた矩形の第1接地導
体41と第2接地導体42が二重にパターニングされ
る。そして、これら接地導体41,42の幅W,W
を、例えばλ/4(又はこれの奇数倍)とし、また第1
接地導体41と第2接地導体42との間隔もλ/4又は
これの奇数倍に設定する。
【0026】その他の構成は、第1例と同様であり、短
絡導波管の端面を第2接地導体42に接触させて変換器
が組み立てられる。このような第4例の構成によれば、
導波管の短絡の効果が高まり、電波の漏洩防止をより確
実に促進することができる。
【0027】上記実施形態例において、接地導体17,
18,20,37,41,42(又は接地領域)の幅を
λ/4以外の(3/4)・λ、(5/4)・λ…に設定
した場合、導波管11,12,11B,12B,31,
32の壁厚をマイクロストリップ線路を伝送する高周波
の波長の略2分の1に設定することが好ましい。即ち、
導波管の壁厚をマイクロストリップ線路中の電波波長の
2分の1とすれば、導波管(端面)直下のストリップ導
体14,34のインピーダンスの不連続をキャンセルす
ることができ、マッチングが良好となり、電波が通り易
くなる。
【0028】なお、上記実施形態例では、誘電体基板1
3の表面(短絡導波管側)にストリップ導体14,34
及び接地導体17,18,20,37,41,42を設
けたが、表裏の配置を逆にし、これらを裏面側に配置し
てもよい。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
高周波線路の変換器において誘電体基板の導波管接触部
分に、n・λ/4近傍の幅で導波管形状に沿った接地領
域が設定されるように接地導体をパターニングし、かつ
上記導波管の壁厚を上記接地領域の幅よりも小さくした
ので、誘電体基板にスルーホールを形成することなく導
波管を短絡することができ、製造コストの低減を図るこ
とが可能となる。また、導波管回路と平面回路のマッチ
ングが良好となり、良好な特性の変換器を得ることがで
きる。
【0030】また、矩形の導波管を用いる場合には、上
記の接地導体を矩形の長辺部分にのみパターニングして
もよく、この場合はパターニングを簡略化することがで
きる。また、所定パターンの接地導体の内側に、n・λ
/4近傍の幅で同一パターンの接地導体を複数形成する
こともでき、これによれば、短絡の効果を高め、電波の
漏洩をより確実に防止できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の第1例に係る高周波線路の
変換器の構成を示し、図(A)は斜視図、図(B)は誘
電体基板の表面(短絡導波管側)の構成図、図(C)は
誘電体基板の裏面(導波管側)の構成図、図(D)は接
地導体と導波管端面の関係図である。
【図2】実施形態の第1例の接地導体と導波管端面の配
置の他の例を示す図である。
【図3】実施形態の第2例の構成を示し、図(A)は誘
電体基板の表面の構成図、図(B)は誘電体基板の裏面
の構成図である。
【図4】実施形態の第3例の構成を示し、図(A)は斜
視図、図(B)は誘電体基板の表面の構成図、図(C)
は誘電体基板の裏面の構成図である。
【図5】実施形態の第4例の構成を示す誘電体基板の表
面の構成図である。
【図6】従来の高周波線路の変換器の構成を示し、図
(A)は斜視図、図(B)は誘電体基板の表面の構成
図、図(C)は誘電体基板の裏面の構成図である。
【図7】従来の高周波線路の変換器の他の例を示し、図
(A)は誘電体基体を導波管側から見た図、図(B)は
図(A)のI−I断面図である。
【符号の説明】
1,11,31 … 導波管、 2,12,19,32 … 短絡導波管、 3,13,33 … 誘電体基板、 4,14,34 … ストリップ導体、 6,16,36 … プローブ、 7,17,18,20,37,41,42 … 接地導
体、 8 … スルーホール。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘電体基板に電気伝導性材質でプローブ
    をパターニングし、このプローブを導波管中に挿入して
    平面回路と導波管回路とを接続する高周波線路の変換器
    において、 上記誘電体基板の導波管接触部分に、当該誘電体基板中
    における高周波の実効波長をλとすると、n・λ/4
    (n:奇数)近傍の幅で、導波管形状に沿った接地領域
    が設定されるように、電気伝導性材質の接地導体をパタ
    ーニングし、上記導波管壁の厚さを上記接地領域の幅よ
    りも小さくしたことを特徴とする高周波線路の変換器。
  2. 【請求項2】 上記接地導体を、上記誘電体基板にn・
    λ/4近傍の幅でパターニングしたことを特徴とする上
    記請求項1記載の高周波線路の変換器。
  3. 【請求項3】 矩形の導波管を用いる場合、上記接地導
    体を上記矩形の長辺部分にのみパターニングしたことを
    特徴とする上記請求項1又は2記載の高周波線路の変換
    器。
  4. 【請求項4】 上記接地導体の内側に、n・λ/4近傍
    の幅の同一パターンの接地導体を複数形成したことを特
    徴とする上記請求項1乃至3記載の高周波線路の変換
    器。
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