JPH05335816A - 導波管−マイクロストリップ線路変換器 - Google Patents
導波管−マイクロストリップ線路変換器Info
- Publication number
- JPH05335816A JPH05335816A JP14265392A JP14265392A JPH05335816A JP H05335816 A JPH05335816 A JP H05335816A JP 14265392 A JP14265392 A JP 14265392A JP 14265392 A JP14265392 A JP 14265392A JP H05335816 A JPH05335816 A JP H05335816A
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- JP
- Japan
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- waveguide
- microstrip line
- ridge
- dielectric
- width
- Prior art date
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- Withdrawn
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 リッジ部とマイクロストリップ線路とを接続
する際に生じる不連続を、抑制して、優れた電気特性を
得る導波管−マイクロストリップ線路変換器を提供する
こと。 【構成】 リッジ導波管１の端面に、誘電体基板３が当
接して配して、誘電体基板３上のマイクロストリップ線
路４とリッジ部２とを電気的に接続する。リッジ導波管
１のリッジ部２に対向する壁面に、マイクロストリップ
線路４を構成している誘電体基板３と同等の誘電率を有
するテーパ状の誘電体板６を設ける。
する際に生じる不連続を、抑制して、優れた電気特性を
得る導波管−マイクロストリップ線路変換器を提供する
こと。 【構成】 リッジ導波管１の端面に、誘電体基板３が当
接して配して、誘電体基板３上のマイクロストリップ線
路４とリッジ部２とを電気的に接続する。リッジ導波管
１のリッジ部２に対向する壁面に、マイクロストリップ
線路４を構成している誘電体基板３と同等の誘電率を有
するテーパ状の誘電体板６を設ける。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、リッジ導波管からマイ
クロストリップ線路への変換を行なうリッジ導波管−マ
イクロストリップ線路変換器に関し、特にリッジ導波管
とマイクロストリップ線路との接続部にて発生する寄生
容量を緩和させるリッジ導波管−マイクロストリップ線
路変換器に関する。
クロストリップ線路への変換を行なうリッジ導波管−マ
イクロストリップ線路変換器に関し、特にリッジ導波管
とマイクロストリップ線路との接続部にて発生する寄生
容量を緩和させるリッジ導波管−マイクロストリップ線
路変換器に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、マイクロ波集積回路（以下、Ｍ
ＩＣと略する。）を導波管と接続するために、Ｋバンド
以上の周波数帯では、リッジ導波管による変換がよく用
いられている。以下、図面により説明する。
ＩＣと略する。）を導波管と接続するために、Ｋバンド
以上の周波数帯では、リッジ導波管による変換がよく用
いられている。以下、図面により説明する。
【０００３】図２示すように、従来の導波管−マイクロ
ストリップ線路変換器は、リッジ導波管１と、リッジ導
波管１の出力部に相当するリッジ部２と、ＭＩＣを構成
する誘電体基板３と、誘電体基板３上に設けられたマイ
クロストリップ線路４と、リッジ導波管１および誘電体
基板３を搭載するグランドプレーン５とから構成され
る。なお、図中、ａ，ｂはそれぞれ導波管幅および高
さ、Ｓはリッジ幅、ｈは誘電体基板厚、ｗはマイクロス
トリップ線路幅を示す。
ストリップ線路変換器は、リッジ導波管１と、リッジ導
波管１の出力部に相当するリッジ部２と、ＭＩＣを構成
する誘電体基板３と、誘電体基板３上に設けられたマイ
クロストリップ線路４と、リッジ導波管１および誘電体
基板３を搭載するグランドプレーン５とから構成され
る。なお、図中、ａ，ｂはそれぞれ導波管幅および高
さ、Ｓはリッジ幅、ｈは誘電体基板厚、ｗはマイクロス
トリップ線路幅を示す。
【０００４】誘電体基板３は、リッジ導波管１と一体と
なった金属部と密着している。リッジ導波管１のリッジ
部２の電界分布は、リッジ部２に集中し、ＴＥＭモード
に近い特性を有するため、ＴＥＭモードであるマイクロ
ストリップ線路４へと変換することができる。
なった金属部と密着している。リッジ導波管１のリッジ
部２の電界分布は、リッジ部２に集中し、ＴＥＭモード
に近い特性を有するため、ＴＥＭモードであるマイクロ
ストリップ線路４へと変換することができる。
【０００５】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、導波
管−マイクロストリップ線路変換器では、リッジ幅Ｓ
は、誘電体基板の厚さｈ，マイクロストリップ線路の特
性インピーダンスによって決定され、この場合、リッジ
幅Ｓとマイクロストリップ線路と幅ｗとは互いに一致せ
ず、この部分で幅の急変が生じるため、寄生容量が生
じ、良好な特性を得ることができない欠点があった。
管−マイクロストリップ線路変換器では、リッジ幅Ｓ
は、誘電体基板の厚さｈ，マイクロストリップ線路の特
性インピーダンスによって決定され、この場合、リッジ
幅Ｓとマイクロストリップ線路と幅ｗとは互いに一致せ
ず、この部分で幅の急変が生じるため、寄生容量が生
じ、良好な特性を得ることができない欠点があった。
【０００６】そこで、本発明の技術的課題は、上記欠点
に鑑み、リッジ部とマイクロストリップ線路とを接続す
る際に生じる不連続を、抑制して、優れた電気特性を得
る導波管−マイクロストリップ線路変換器を提供するこ
とである。
に鑑み、リッジ部とマイクロストリップ線路とを接続す
る際に生じる不連続を、抑制して、優れた電気特性を得
る導波管−マイクロストリップ線路変換器を提供するこ
とである。
【０００７】
【問題点を解決するための手段】本発明によれば、端面
を有するリッジ導波管と、該導波管内に配されたリッジ
部と、前記端面に当接してなる誘電体基板と、該誘電体
基板上に構成されたマイクロストリップ線路と、前記リ
ッジ部と前記マイクロストリップ線路とを電気的に接続
してなる導波管−マイクロストリップ線路変換器におい
て、前記導波管内で、前記リッジ部と対向して配された
誘電体を有することを特徴とする導波管−マイクロスト
リップ線路変換器が得られる。
を有するリッジ導波管と、該導波管内に配されたリッジ
部と、前記端面に当接してなる誘電体基板と、該誘電体
基板上に構成されたマイクロストリップ線路と、前記リ
ッジ部と前記マイクロストリップ線路とを電気的に接続
してなる導波管−マイクロストリップ線路変換器におい
て、前記導波管内で、前記リッジ部と対向して配された
誘電体を有することを特徴とする導波管−マイクロスト
リップ線路変換器が得られる。
【０００８】また、本発明によれば、前記導波管−マイ
クロストリップ線路変換器において、前記誘電体は、前
記誘電体基板と同等の誘電率を有することを特徴とする
導波管−マイクロストリップ線路変換が得られる。
クロストリップ線路変換器において、前記誘電体は、前
記誘電体基板と同等の誘電率を有することを特徴とする
導波管−マイクロストリップ線路変換が得られる。
【０００９】また、本発明によれば、前記導波管−マイ
クロストリップ線路変換器において、前記誘電体は、テ
ーパ形状を呈することを特徴とする導波管−マイクロス
トリップ線路変換器が得られる。
クロストリップ線路変換器において、前記誘電体は、テ
ーパ形状を呈することを特徴とする導波管−マイクロス
トリップ線路変換器が得られる。
【００１０】また、本発明によれば、前記導波管−マイ
クロストリップ線路変換器において、前記リッジ部は所
定のリッジ幅Ｓを有し、前記マイクロストリップ線路は
所定の線路幅ｗを有し、前記リッジ幅Ｓと前記線路幅ｗ
とは、互いに等しいことを特徴とする導波管−マイクロ
ストリップ線路変換器が得られる。
クロストリップ線路変換器において、前記リッジ部は所
定のリッジ幅Ｓを有し、前記マイクロストリップ線路は
所定の線路幅ｗを有し、前記リッジ幅Ｓと前記線路幅ｗ
とは、互いに等しいことを特徴とする導波管−マイクロ
ストリップ線路変換器が得られる。
【００１１】すなわち、本発明では、リッジ部に対向す
るリッジ導波管の壁面に、テーパ状誘電体板を挿入する
ものと言える。
るリッジ導波管の壁面に、テーパ状誘電体板を挿入する
ものと言える。
【００１２】
【作用】本発明は上記した構成により、誘電率の不連続
をなくすことができると共に、リッジ幅とマイクロスト
リップ線路幅とを一致させることが可能となり、導波管
からマイクロストリップ線路に変換するときの特性の劣
化が極めて小さくなる。
をなくすことができると共に、リッジ幅とマイクロスト
リップ線路幅とを一致させることが可能となり、導波管
からマイクロストリップ線路に変換するときの特性の劣
化が極めて小さくなる。
【００１３】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
する。
【００１４】図１（ａ）において、リッジ導波管１と、
リッジ導波管１の出力部に相当するリッジ部２と、ＭＩ
Ｃを構成する誘電体基板３と、誘電体基板３上に設けら
れたマイクロストリップ線路４と、リッジ導波管１およ
び誘電体基板３を搭載するグランドプレーン５と、リッ
ジ導波管１のリッジ部２に対向する壁面に配されたテー
パ状の誘電体板６とから構成される。また、ａ，ｂはそ
れぞれ導波管１の幅および高さ、Ｓはリッジ幅、ｈは誘
電体基板の厚さ、ｗはマイクロストリップ線路４の導体
幅である。
リッジ導波管１の出力部に相当するリッジ部２と、ＭＩ
Ｃを構成する誘電体基板３と、誘電体基板３上に設けら
れたマイクロストリップ線路４と、リッジ導波管１およ
び誘電体基板３を搭載するグランドプレーン５と、リッ
ジ導波管１のリッジ部２に対向する壁面に配されたテー
パ状の誘電体板６とから構成される。また、ａ，ｂはそ
れぞれ導波管１の幅および高さ、Ｓはリッジ幅、ｈは誘
電体基板の厚さ、ｗはマイクロストリップ線路４の導体
幅である。
【００１５】いま、リッジ導波管１の端面に、誘電体基
板３が当接して配されており、これにより、誘電体基板
３上に構成されたマイクロストリップ線路４が、リッジ
部２と電気的に接続される。
板３が当接して配されており、これにより、誘電体基板
３上に構成されたマイクロストリップ線路４が、リッジ
部２と電気的に接続される。
【００１６】図１（ｂ）は、図１（ａ）の本実施例の導
波管−マイクロストリップ線路変換器を電磁界の進行方
向にＥ面に平行に切った断面図である。リッジ導波管１
のリッジ部２に対向する壁面に設置されたテーパ状の誘
電体板６は、マイクロストリップ線路４を構成している
誘電体基板３と同等の誘電率であるため、リッジ幅Ｓと
マイクロストリップ線路４の幅ｗとを互いに等しくする
ことができる。
波管−マイクロストリップ線路変換器を電磁界の進行方
向にＥ面に平行に切った断面図である。リッジ導波管１
のリッジ部２に対向する壁面に設置されたテーパ状の誘
電体板６は、マイクロストリップ線路４を構成している
誘電体基板３と同等の誘電率であるため、リッジ幅Ｓと
マイクロストリップ線路４の幅ｗとを互いに等しくする
ことができる。
【００１７】リッジ導波管１における電磁界の伝搬とマ
イクロストリップ線路４における電磁界の伝搬との境界
において、誘電率の不連続およびリッジ幅Ｓとマイクロ
ストリップ線路幅ｗとの不連続を除去できるため、特性
を劣化させることはない。
イクロストリップ線路４における電磁界の伝搬との境界
において、誘電率の不連続およびリッジ幅Ｓとマイクロ
ストリップ線路幅ｗとの不連続を除去できるため、特性
を劣化させることはない。
【００１８】
【発明の効果】以上の説明の通り、本発明によれば、リ
ッジ導波管のリッジ対向面にテーパ状誘電体板を設ける
ことによって、変換部に発生する誘電率の不連続を取り
除くことができるばかりでなく、リッジ幅とマイクロス
トリップ線路幅とを互いに一致させることができるた
め、特性インピーダンスの不連続をも除去でき極めて良
好な接続が行える。
ッジ導波管のリッジ対向面にテーパ状誘電体板を設ける
ことによって、変換部に発生する誘電率の不連続を取り
除くことができるばかりでなく、リッジ幅とマイクロス
トリップ線路幅とを互いに一致させることができるた
め、特性インピーダンスの不連続をも除去でき極めて良
好な接続が行える。
【図１】（ａ）は本発明の一実施例における導波管−マ
イクロストリップ線路変換器の斜視図。（ｂ）はその主
要部の断面図。（ｃ）は上面図。
イクロストリップ線路変換器の斜視図。（ｂ）はその主
要部の断面図。（ｃ）は上面図。
【図２】（ａ），（ｂ）はそれぞれ、従来の導波管−マ
イクロストリップ線路変換器の斜視図およびその主要部
の断面図。
イクロストリップ線路変換器の斜視図およびその主要部
の断面図。
１ リッジ導波管 ２ リッジ部 ３ 誘電体基板 ４ マイクロストリップ線路 ５ グランドプレーン ６ 誘電体板 Ｓ リッジ幅 ｈ 誘電体基板厚 ｗ マイクロストリップ線路幅
Claims (4)
- 【請求項１】 端面を有するリッジ導波管と、該導波管
内に配されたリッジ部と、前記端面に当接してなる誘電
体基板と、該誘電体基板上に構成されたマイクロストリ
ップ線路と、前記リッジ部と前記マイクロストリップ線
路とを電気的に接続してなる導波管−マイクロストリッ
プ線路変換器において、 前記導波管内で、前記リッジ部と対向して配された誘電
体を有することを特徴とする導波管−マイクロストリッ
プ線路変換器。 - 【請求項２】 請求項１記載の導波管−マイクロストリ
ップ線路変換器において、 前記誘電体は、前記誘電体基板と同等の誘電率を有する
ことを特徴とする導波管−マイクロストリップ線路変換
器。 - 【請求項３】 請求項２記載の導波管−マイクロストリ
ップ線路変換器において、 前記誘電体は、テーパ形状を呈することを特徴とする導
波管−マイクロストリップ線路変換器。 - 【請求項４】 請求項１〜３記載のいずれかの導波管−
マイクロストリップ線路変換器において、 前記リッジ部は所定のリッジ幅Ｓを有し、前記マイクロ
ストリップ線路は所定の線路幅ｗを有し、 前記リッジ幅Ｓと前記線路幅ｗとは、互いに等しいこと
を特徴とする導波管−マイクロストリップ線路変換器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14265392A JPH05335816A (ja) | 1992-06-03 | 1992-06-03 | 導波管−マイクロストリップ線路変換器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14265392A JPH05335816A (ja) | 1992-06-03 | 1992-06-03 | 導波管−マイクロストリップ線路変換器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05335816A true JPH05335816A (ja) | 1993-12-17 |
Family
ID=15320370
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14265392A Withdrawn JPH05335816A (ja) | 1992-06-03 | 1992-06-03 | 導波管−マイクロストリップ線路変換器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05335816A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6335664B1 (en) | 1998-04-28 | 2002-01-01 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Branch circuit and its designing method, waveguide-microstrip transition, and application to HF circuit, antenna and communication system |
| KR20030086103A (ko) * | 2002-05-03 | 2003-11-07 | (주)텔레컴텍 | 두개의 티_프로브를 이용한 표면 실장용 유전체 내장 금속 도파관 여기구조 |
| FR2849720A1 (fr) * | 2003-01-03 | 2004-07-09 | Thomson Licensing Sa | Transition entre un guide d'onde rectangulaire et une ligne microruban |
-
1992
- 1992-06-03 JP JP14265392A patent/JPH05335816A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6335664B1 (en) | 1998-04-28 | 2002-01-01 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Branch circuit and its designing method, waveguide-microstrip transition, and application to HF circuit, antenna and communication system |
| US6592021B2 (en) | 1998-04-28 | 2003-07-15 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd | Circuit board bonding method, branch circuit and its designing method, waveguide-microstrip transition, and application to HF circuit, antenna and communication system |
| KR20030086103A (ko) * | 2002-05-03 | 2003-11-07 | (주)텔레컴텍 | 두개의 티_프로브를 이용한 표면 실장용 유전체 내장 금속 도파관 여기구조 |
| FR2849720A1 (fr) * | 2003-01-03 | 2004-07-09 | Thomson Licensing Sa | Transition entre un guide d'onde rectangulaire et une ligne microruban |
| WO2004066432A1 (fr) * | 2003-01-03 | 2004-08-05 | Thomson Licensing S.A | Transition entre un guide d'onde rectangulaire et une ligne microruban |
| US7382212B2 (en) | 2003-01-03 | 2008-06-03 | Thomson Licensing | Transition between a rectangular waveguide and a microstrip line comprised of a single metallized bar |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990803 |