JP4574494B2 - 繊維製品処理剤組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、洗濯した繊維製品を乾燥したときに生じるシワを効果的に除去することができ、更に柔軟性も付与することができる繊維製品処理剤組成物に関する。
従来から家庭で広く使われている乾燥機能のみを有する乾燥機(タンブル乾燥機)に加え、昨今では、洗濯機に加熱ヒーターを搭載して乾燥機能を付加した洗濯乾燥機が急速に普及してきている。洗濯乾燥機には、洗濯槽が回転して衣類を洗う所謂ドラム式洗濯機と、洗濯槽底部の撹拌翼(パルセーター)で水流を生じさせ衣類を洗う全自動洗濯機に乾燥機能の付いた縦型洗濯乾燥機に大別される。いずれの機種においても、乾燥した衣料の仕上がりは、化繊衣料や木綿/化繊混紡衣料などでは比較的シワが少ないのに対し、Tシャツや肌着といった木綿衣料では著しくシワになってしまうことから、こうした木綿衣料のシワを改善できるような仕上げ剤が強く要望されている。
家庭用の乾燥機を用いた繊維製品の処理剤、及び処理方法は既に知られている。特許文献1〜5には、繊維製品の柔軟仕上げ、帯電防止等を目的として、柔軟剤を含浸させた特定の基材からなる乾燥機用繊維製品コンディショニング剤が開示されている。また、特許文献6、7には、特定のシリコーン化合物を含有した組成物を可撓性基材に含浸させた乾燥機用シートの技術が開示されている。しかしながらこれら技術は、シワ除去に関しては何ら示唆するものではなく、しかもこれら公報の技術を用いても満足できるシワ除去効果を得ることはできない。
一方、特許文献8、9には、繊維製品を回転槽内で加熱乾燥することで繊維製品のシワを除去する技術が開示されているが、対象となる繊維製品がスーツ等のドライクリーニング衣料に限定され、また着用後の乾いた状態の該衣料に噴霧処理することが前提となっており、濡れた衣料を乾燥機や洗濯乾燥機で乾燥したときに生じるシワの改善に関しては何ら示唆するものではなく、しかもこれら公報の技術を用いても満足できるシワ除去効果を得ることはできない。
特許文献10、11には、反応性シリコーン系ブロック共重合体やアミノ変性ポリシロキサン−ポリオキシアルキレンブロック共重合体を用いた繊維処理剤が開示されているが、これらは、従来から繊維処理剤に用いられているアミノ変性ジメチルポリシロキサンの特性であるぬめり感や撥水性といった課題を回避し、柔軟性、帯電防止性を付与する技術であり、濡れた衣料を乾燥機や洗濯乾燥機で乾燥したときに生じるシワの改善に関しては何ら示唆するものではない。また、処理濃度が高く、目的の効果を得るためには高い温度で処理する必要もあり、一般家庭で実施することは難しい。
特許文献12には、繊維製品の家庭洗濯工程終了時点における、洗濯機からの繊維製品の取り出しにくさを改善する仕上げ剤組成物が開示されている。本仕上げ剤組成物は、特定の変性シリコーンと特定のアミン化合物、該アミン化合物の中和物及び/又は該アミン化合物の4級化物とを混合した後に水相と混合して得られる組成物であり、またこれら技術は、濡れた衣料を乾燥機や洗濯乾燥機で乾燥したときに生じるシワの改善に関しては何ら示唆するものではなく、しかもこれら公報の技術を用いても満足できるシワ除去効果を得ることはできない。
特表平9−502369号公報 特表平10−512929号公報 特開平7−82669号公報 特開平7−18578号公報 特開昭52−31200号公報 特開平6−17376号公報 特開昭63−42978号公報 特開2002−115182号公報 特開2003−20561号公報 特開平9−111668号公報 特開平9−183854号公報 特開2003−89979号公報
本発明の課題は、洗濯・脱水後の繊維製品を乾燥したときに生じるシワ、特に乾燥機や洗濯乾燥機で乾燥したときに生じるシワを効果的に除去することができ、更に柔軟性も付与することができる繊維製品処理剤組成物を提供することにある。
本発明は、下記(a)成分及び(b)成分を含有し、(a)成分と(b)成分の重量比が、(a)/(b)=1/9〜9/1である繊維製品処理剤組成物を提供する。
(a)成分:一分子中にアミノ基又はアンモニウム基と、ポリオキシアルキレン鎖(アルキレン基の炭素数2〜4、オキシアルキレン基の平均付加モル数1〜200)とを有する変性シリコーン
(b)成分:(a)成分以外の変性シリコーン
また本発明は、更に、(c)成分として、窒素原子に結合する3個の基のうち、1又は2個が炭素数8〜20の炭化水素基、残りが炭素数1〜3のヒドロキシ基で置換されていても良い炭化水素基である3級アミン、その中和物もしくはその4級化物を含有する、上記繊維製品処理剤組成物を提供する。
本発明の繊維製品処理剤組成物は、繊維製品を洗濯するときの濯ぎ工程での濯ぎ水や、別途用意した水に希釈し繊維製品に付与することで、当該繊維製品を乾燥したときに生じるシワ、特に乾燥機や洗濯乾燥機で乾燥したときに生じるシワを効果的に除去することができ、更に繊維製品に柔軟性を付与することもできる。
[(a)成分]
(a)成分の変性シリコーンは、一分子中にアミノ基又はアンモニウム基と、ポリオキシアルキレン鎖(アルキレン基の炭素数2〜4、好ましくは2〜3、オキシアルキレン基の平均付加モル数1〜200、好ましくは1〜100)とを有する変性シリコーンであり、下記一般式(1)又は(2)で表される変性シリコーンが好ましい。
Figure 0004574494
〔式中、R1は水素原子又は炭素数1〜6の1価の炭化水素基を示す。R2はR1又はAのいずれかを示す。Aは−R3−Z(ここでR3は直接結合手又は炭素数1〜20の2価の炭化水素基、Zは1〜3級アミノ基含有基又はアンモニウム基含有基を示す)で表される反応性官能基を示す。aは2以上の整数、bは1以上の整数、cは4以上の数、nは2〜4の整数を示し、c個の(Cn2nO)は同一でも異なっていてもよい。dは2以上の整数を示す。Yは炭素−ケイ素結合によって隣接ケイ素原子に、そして酸素原子を介してポリオキシアルキレン鎖に結合している2価の有機基を示す。ポリシロキサンブロックは変性シリコーン全体の45〜85重量%を占める。これらの基は、変性シリコーンの重量平均分子量が8000以上500000以下となるように選択される。〕
Figure 0004574494
〔式中、Xは−R6、−O−R6又は−OHであり、R6は炭素数1〜4の1価の炭化水素基を示す。R4は互いに独立して水素原子、−OH、又は炭素数1〜6の1価の炭化水素を示す。R5はR4、B又はCのいずれかを示す。B及びCは−R7−Q[ここでR7は直接結合手又は炭素数1〜20の2価の炭化水素基を示し、Qは1〜3級アミノ基含有基又はアンモニウム基含有基、又は−O(Cm2mO)i8(mは2〜4の整数を示し、iは1〜200の数を示し、i個の(Cm2mO)は同一でも異なっていても良い。R8は1価の炭化水素基又は水素原子を示す)]、又は−R7−NR10−R9−O(Cm2mO)i8(R9は直接結合手、又は炭素数1〜20の2価の炭化水素基、又は水素原子の一部が水酸基に置換された炭化水素基を示し、R10は水素原子又は−R9−O(Cm2mO)i8を示す。R7、m、i及びR8は前記と同じである)で表される反応性もしくは非反応性官能基を示す。B及びCは同一でも異なっていても良いが、B及びCが−R7−Qで表される基で、B、Cの一方のQがアミノ基含有基又はアンモニウム基含有基である場合、他方のQは−O(Cm2mO)i8である。e、f、gは1以上の整数を示す。これらの基は、変性シリコーンの25℃における動粘度が9000mm2/s以上となるように選択される。〕
上記一般式(1)の変性シリコーンにおいて、ポリシロキサンブロックは変性シリコーン全体の45〜85重量%を占め、変性シリコーンの重量平均分子量は8,000以上500000以下であり、望ましくは15000以上400000以下、更に望ましくは25000以上350000以下である。
また、上記一般式(1)の変性シリコーンにおいて、各ポリシロキサンブロックの重量平均分子量は600〜5000、各ポリオキシアルキレンブロックの重量平均分子量は500〜3000であることが望ましい。
本発明において、上記の重量平均分子量は、ゲル・パーミエーション・クロマトグラフィーを用いて、溶離液としてクロロホルムを、標準物質としてポリスチレンを用いた定法より測定された値である。
また、シロキサンブロックは、−[Si(R12−O]a−及び−Si(R12−O−で表される、R1基を2個有するシロキサンのことをいい、シロキサンブロックの割合とは、シロキサンブロックの分子量と一般式(1)の変性シリコーンの分子量の比を、重量%で表したものをいう。上記の重量%は、変性シリコーンをメタノール−d4溶液に希釈し、1H−NMRを測定し、スペクトルのピークの帰属により求められる。
また、上記一般式(1)の変性シリコーンは、25℃における動粘度は500mm2/s以上、更に10000mm2/s以上、特に20000mm2/s以上であることが好ましい。この粘度は、B型粘度計で、25℃の条件下で測定したものである。
また、上記一般式(1)の変性シリコーンは、アミノ当量が、500〜8000g/mol、更に800〜4500g/molであることが好ましい。アミノ当量は、窒素原子1つ当たりの分子量であり、アミノ当量=分子量/窒素原子数で求められる。分子量はゲルパーミエーションクロマトグラフィーでポリスチレンを標準として求めた値であり、窒素原子数は元素分析法により求めることができる。
上記一般式(2)で表される変性シリコーンにおいて、B及びCは−R7−Q、又は−R7−NR10−R9−O(Cm2mO)i8で表される反応性もしくは非反応性官能基を示し、B及びCが−R7−Qで表される基で、B、Cの一方のQがアミノ基含有基又はアンモニウム基含有基である場合、他方のQは−O(Cm2mO)i8であるが、B、Cの一方が−R7−NR10−R9−O(Cm2mO)i8である場合、他方は特に限定されない。
上記一般式(2)の変性シリコーンは、25℃における動粘度は9000mm2/s以上であり、15000mm2/s以上であることが好ましい。また、重量平均分子量は10000以上500000以下、更に15000以上400000以下、特に25000以上350000以下が好ましい。これらの動粘度及び重量平均分子量の測定方法は前記の通りである。また、上記一般式(2)の変性シリコーンは、アミノ当量は、500〜8000g/mol、更に800〜4500g/molであることが好ましい。
[(b)成分]
(b)成分の変性シリコーンとしては、アミノ変性シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン、アルキル・ポリエーテル変性シリコーン、カルボキシル変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、メタクリル変性シリコーン等が挙げられ、アミノ変性シリコーンが好ましい。アミノ変性シリコーンの25℃における動粘度(オストワルト型粘度計や、B型粘度計等で求めることができる)は、好ましくは100〜300000mm2/s、より好ましくは500〜200000mm2/s、特に好ましくは1000〜100000mm2/sである。アミノ当量は、好ましくは500〜15000g/mol、より好ましくは2000〜10000g/mol、特に好ましくは3000〜8000g/molである。
このようなアミノ変性シリコーンとしては、特開2001−49582、特開2001−192973、特開2002−371474、特開平8−325952、特開平10−131054等の公報に記載のアミノ変性シリコーンを用いることができる。
(b)成分の好適な具体例として、一般式(3)で表される化合物が挙げられる。
Figure 0004574494
〔式中、R3aは炭素数1〜3のアルキル基、ヒドロキシ基、−OR3d(ここでR3dは炭素1〜3のアルキル基)又は水素原子を示し、R3bは炭素数1〜3のアルキル基、ヒドロキシ基又は水素原子を示す。Eは少なくとも1つのアミノ基を有する側鎖を示し、R3cは炭素数1〜3のアルキル基又は水素原子を示す。jは10〜10,000の数、kは1〜1,000の数を示し、重量平均分子量が2,000〜1,000,000となる数を示す。尚、R3a、R3b、R3c、R3dはそれぞれ同一でも異なっていても良く、また複数個のR3bは同一でも異なっていても良い。〕
一般式(3)において、R3aはメチル基又はヒドロキシ基が好ましく、R3bはメチル基又はヒドロキシ基が好ましく、R3cはメチル基又は水素原子が好ましく、R3dはメチル基が好ましい。重量平均分子量は、好ましくは5,000〜100,000、特に好ましくは8,000〜50,000である。ここで、重量平均分子量はポリスチレンを標準としてゲルパーミエーションクロマトグラフィーで求めることができる。アミノ基を有する側鎖Eとしては、下記のものを挙げることができる。
−C36−NH2
−C36−NH−C24−NH2
−C36−NH−[C24−NH]p−C24−NH2
−C36−NH(CH3
−C36−NH−C24−NH(CH3
−C36−NH−[C24−NH]q−C24−NH(CH3
−C36−N(CH3)2
−C36−N(CH3)−C24−N(CH3)2
−C36−N(CH3)−[C24−N(CH3)]r−C24−N(CH3)2
−C36−NH−cyclo-C511
ここでp、q、rはそれぞれ1〜30の数である。
(b)成分として市販品を用いることもでき、例えば、GE東芝シリコーン(株)製のTSF4707(粘度10000mm2/s(25℃)、アミノ当量7000)、日本ユニカー(株)製のSS−3552(粘度700mm2/s(25℃)、アミノ当量7000)、FZ−3705(粘度250mm2/s(25℃)、アミノ当量4000)、FZ−319(粘度2000mm2/s(25℃)、アミノ当量4000)、東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)製のDC2−8630(粘度1500mm2/s(25℃)、アミノ当量4300)、SF8452C(粘度700mm2/s(25℃)、アミノ当量6400)、BY16−879B(粘度1190mm2/s(25℃)、アミノ当量8000)、信越化学工業(株)製のKF857、KF858、KF859、KF862、KF864、KF8001、KF880、旭化成ワッカーシリコーン(株)製のWR300(粘度600mm2/s(25℃)、アミノ当量3300)、WR1100(粘度5000mm2/s(25℃)、アミノ当量7000)等を挙げることができる。
[(c)成分]
(c)成分の窒素原子に結合する3個の基のうち、1又は2個が炭素数8〜20の炭化水素基、残りが炭素数1〜3のヒドロキシ基で置換されていても良い炭化水素基である3級アミン、その中和物もしくはその4級化物としては、一般式(4)で表される3級アミン、その中和物もしくはその4級化物が挙げられる。
Figure 0004574494
〔式中、R4aは炭素数8〜20の炭化水素基、R4bは炭素数8〜20の炭化水素基又は炭素数1〜3のヒドロキシ基で置換されていても良い炭化水素基、R4cは炭素数1〜3のヒドロキシ基で置換されていても良い炭化水素基を示す。〕
一般式(4)において、R4aとしては炭素数8〜20のアルキル基及び/又はアルケニル基、特に炭素数12〜18のアルキル基が好ましく、R4bとしては炭素数8〜20のアルキル基及び/又はアルケニル基、特に炭素数12〜18のアルキル基、あるいは炭素数1〜3のアルキル基、特にメチル基が好ましい。R4cとしては炭素数1〜3のアルキル基、特にメチル基が好ましい。上記3級アミンの中和物としては、塩酸、硝酸、燐酸、硫酸等の無機酸、あるいは酢酸、乳酸、グリコール酸、クエン酸、コハク酸、マレイン酸等の有機酸の塩が挙げられる。また、上記3級アミンの4級化物としては、メチルクロライド等の炭素数が1〜4のアルキルハライド又は炭素数が2〜6のジアルキルサルフェートを用いて4級化したものが挙げられる。
[繊維製品処理剤組成物]
本発明の組成物中の(a)成分と(b)成分の重量比は、良好なシワ取り効果、及び柔軟性能を得る観点から、(a)/(b)=1/9〜9/1であり、1/9〜8/2が好ましく、1.5/8.5〜7/3が更に好ましい。
また、本発明の組成物中の(a)成分の含量は、良好なシワ取り効果を得る観点から、0.1〜35重量%が好ましく、2〜25重量%が更に好ましい。(b)成分の含有量は、良好なシワ取り効果を得る点に加え、品質の観点から、1〜30重量%が好ましく、3〜25重量%が更に好ましい。
また、本発明の組成物は、シワ取り効果及び柔軟性を更に向上させる観点から、(c)成分を含有することが好ましい。本発明の組成物中の(c)成分の含有量は、(a)成分と(b)成分の合計重量と(c)成分の重量比が、[(a)+(b)]/(c)=9/1〜2/8となる割合が好ましく、8/2〜3/7が更に好ましい。
本発明の組成物には、貯蔵安定性を改善する目的から、本発明の性能を損なわない程度に、(c)成分以外の界面活性剤を配合することができる。用いることができる界面活性剤としては、陰イオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤等が挙げられる。
陰イオン性界面活性剤としては、炭素数10〜15のアルキルベンゼンスルホン酸塩、炭素数10〜16のアルキル硫酸エステル塩、炭素数10〜16のアルキル基と数平均付加モル数1〜6のオキシエチレン基を有するポリオキシエチレンラウリル硫酸エステル塩、炭素数10〜15のα−オレフィンスルホン酸塩、炭素数10〜16のα−スルホ脂肪酸メチルエステル塩等を挙げることができる。非イオン性界面活性剤としては、オキシアルキレン基の数平均付加モル数が4〜30でアルキル基の炭素数が8〜14のポリオキシエチレン(及び/又はポリオキシプロピレン)アルキルエーテル型非イオン性界面活性剤、アルキル基の炭素数が8〜16で平均縮合度が1〜5のアルキルポリグルコシド、炭素数10〜16の脂肪酸ソルビタンエステル等を挙げることができる。両性界面活性剤としては、アルキル基の炭素数10〜18のアルキルジメチルアミンオキサイド、アルカノイル基の炭素数が10〜18のアルカノイルアミドプロピルジメチルアミンオキサイド、アルキル基の炭素数が10〜18のN−アルキル−N,N−ジメチル−N−(2−ヒドロキシ−3−スルホプロピル)アンモニウムベタイン、N−アルキル−N,N−ジメチル−N−カルボキシメチルアンモニウムベタイン、アルカノイル基の炭素数が10〜18のN−アルカノイルアミノプロピル−N,N−ジメチル−N−(2−ヒドロキシ−3−スルホプロピル)アンモニウムベタイン、N−アルカノイルアミノプロピル−N,N−ジメチル−N−カルボキシメチルアンモニウムベタイン等を挙げることができる。
また、本発明の組成物には好ましい外観、貯蔵安定性を改善する目的から、本発明の性能を損なわない程度に有機溶剤を配合することができる。
有機溶剤としては、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、1−ペンチルグリセリルエーテル、2−ペンチルグリセリルエーテル、2−エチルヘキシルグリセリルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル等が挙げられる。
また、本発明の組成物には、通常繊維仕上げ剤等に配合されている添加剤(例えば、帯電防止剤、香料、抗菌、殺菌剤等)を本発明の目的を損なわない程度に配合することができる。
本発明の組成物の残部は水とすることができ、20℃でのpHが2〜9、更に3〜8であることが好ましい。
本発明の組成物を用いた繊維製品の処理方法は特に限定されず、例えば、繊維製品を本発明の組成物の水希釈液に浸漬させた後、乾燥させる方法等が挙げられる。浸漬処理は、洗い桶や洗面台を使用しても構わないが、通常は洗濯機を用いた洗濯の濯ぎ工程で行うことが簡便であり望ましい。浸漬の際の浴比〔濯ぎ水量(L)/衣料重量(kg)〕は、用いる洗濯機の種類等にもよるが、凡そ5〜20の範囲が望ましい。
本発明の対象となる繊維製品とは、セルロース繊維、獣毛繊維等の天然繊維、再生セルロース繊維、半合成繊維、ポリアミド繊維、ポリエステル繊維、アクリル繊維等の合成繊維を、織布、編布、不織布、積層布、複層織布、多重織布等にした繊維集合体及びその加工品であり、主に一般家庭で用いられるものが対象である。具体的には、ワイシャツ、スーツ、スラックス、ジャケット、スカート、ブラウス、Tシャツ、ポロシャツ、トレーナー等の衣類、シーツ、カーペット、カーテン、タオル等が挙げられる。
また、繊維製品を本発明の組成物の水希釈液に浸漬した後の乾燥は、自然乾燥により行うことができる。すなわち、本発明の処理剤は、乾燥機又は洗濯乾燥機を用いて繊維製品を乾燥する場面に限らず、釣り竿やハンガー等で吊り干し乾燥する場面でも、優れたシワ取り効果を有する。ここで言う吊り干し乾燥とは、一般家庭で行われるような通常の吊り干し乾燥の態様であり、室内干し、天日干し、あるいは乾燥機能の付いた浴室で乾燥することも含む。
実施例1〜8及び比較例1〜2
下記配合成分を用い、表1に示す組成の繊維製品処理剤組成物を調製した。この組成物について、以下の方法でシワ取り性能及び風合いを評価した。これらの結果を表1に示す。
<配合成分>
・(a)成分
(a)−1:式(1−1)で表される変性シリコーン[重量平均分子量14000、ポリシロキサンブロックの重量平均分子量2700、ポリオキシアルキレンブロックの重量平均分子量530、ポリシロキサンブロックの変性シリコーン全体に占める割合70重量%、粘度3000mm2/s(25℃)]、アミノ当量850g/mol
Figure 0004574494
(a)−2:式(1−2)で表される変性シリコーン[重量平均分子量32000、ポリシロキサンブロックの重量平均分子量4300、ポリオキシアルキレンブロックの重量平均分子量900、ポリシロキサンブロックの変性シリコーン全体に占める割合74重量%、粘度50000mm2/s(25℃)]、アミノ当量1350g/mol
Figure 0004574494
(a)−3:式(2−1)で表される変性シリコーン[重量平均分子量27000、粘度43000mm2/s(25℃)]、アミノ当量1900g/mol
Figure 0004574494
(a)−4:式(2−2)で表される変性シリコーン[重量平均分子量31000、粘度44000mm2/s(25℃)]、アミノ当量5200g/mol
Figure 0004574494
・(a)成分の比較品
(a’)−1:FZ2222 日本ユニカー(株)製ポリエーテル変性シリコーン[粘度25000mm2/s(30℃)、HLB=7]
・(b)成分
(b)−1:KF864 信越化学工業(株)製アミノ変性シリコーン[粘度1700mm2/s(25℃)、アミノ当量3800]
(b)−2:TSF4707 GE東芝シリコーン(株)製アミノ変性シリコーン[粘度10000mm2/s(25℃)、アミノ当量7000]
(b)−3:DC2−8630 東レ・ダウコーニング(株)製アミノ変性シリコーン[粘度1500mm2/s(25℃)、アミノ当量4300]
・(c)成分
(c)−1:コータミンD86P ジステアリルジメチルアンモニウムクロライド(花王(株)製)
(c)−2:コータミン86Pコンク ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド(花王(株)製)
<シワ取り性能及び風合いの評価方法>
(1)吊り干し乾燥
洗濯機として、松下電器産業株式会社製の全自動洗濯機(National NAF70PX5、水量48L)を用いた。以下に記載の衣料(総重量4.0kg)を洗濯槽に入れ、予め柔軟仕上げ剤用の自動投入口に繊維製品処理剤組成物53gをセットし、標準コースで洗濯を行った。洗剤は、花王株式会社製「アタック」を用い、自動投入口にセットした繊維製品処理剤組成物は、ためすすぎ2回目に槽内に添加された。すすぎ処理時の浴比は約12であった。洗濯終了後、衣料を取り出し、軽く叩きながら整形し、ハンガーに掛けて室内(20℃、65%RH)で乾燥させた。
衣料:肌着(綿100%)14枚、ポロシャツ(綿100%)5枚、ポロシャツ(綿/ポリエステル混紡)5枚、Tシャツ(綿100%)5枚、総計4.0kg
(2)乾燥機による乾燥
洗濯乾燥機として、松下電器産業株式会社製のドラム洗濯機(National NA-V81)を用いた。以下に記載の衣料(総重量3.0kg)を洗濯槽に入れ、予め柔軟仕上げ剤用の自動投入口に繊維製品処理剤組成物40gをセットし、標準コースで洗濯を行った。洗剤は、花王株式会社製「アタック」を用い、自動投入口にセットした繊維製品処理剤組成物は、ためすすぎ2回目に槽内に添加された。洗濯終了後、そのまま乾燥モードに切り替え乾燥を行った。
衣料:肌着(綿100%)10枚、ポロシャツ(綿100%)3枚、ポロシャツ(綿/ポリエステル混紡)2枚、Tシャツ(綿100%)4枚、総計3.0kg
(3)シワ判定
乾燥終了後衣料を取り出し、専用パネラー5名を用いて以下の評価基準にてTシャツのシワ判定を行い、5名の平均点で示した。
「シワ判定基準」
5点:全くシワがない
4点:ほとんどシワがない
3点:若干シワが残っている
2点:相当シワが残っている
1点:著しくシワが残っている
(4)風合い判定
乾燥終了後衣料を取り出し、専用パネラー5名を用いてTシャツの風合い判定を行った。判定は処理剤を用いないブランクを対照品として、以下の基準で行い、5名の平均点で示した。
5点:対照品より柔らかい
4点:対照品よりやや柔らかい
3点:対照品と同等
2点:対照品の方がやや柔らかい
1点:対照品の方が柔らかい
Figure 0004574494

Claims (5)

  1. 下記(a)成分(b)成分及び(c)成分を含有し、(a)成分の含有量が0.1〜3.0重量%、(a)成分と(b)成分の重量比が(a)/(b)=1/9〜9/1、(a)成分と(b)成分の合計重量と(c)成分の重量比が[(a)+(b)]/(c)=9/1〜2/8である繊維製品処理剤組成物。
    (a)成分:一分子中にアミノ基又はアンモニウム基と、ポリオキシアルキレン鎖(アルキレン基の炭素数2〜4、オキシアルキレン基の平均付加モル数1〜200)とを有する変性シリコーン
    (b)成分:25℃における動粘度が100〜300000mm 2 /sで、アミノ当量が500〜15000g/molのアミノ変性シリコーン
    (c)成分:窒素原子に結合する3個の基のうち、1又は2個が炭素数8〜20の炭化水素基、残りが炭素数1〜3のヒドロキシ基で置換されていても良い炭化水素基である3級アミン、その中和物もしくはその4級化物
  2. (a)成分が、下記一般式(1)で表される変性シリコーンである請求項1記載の繊維製品処理剤組成物。
    Figure 0004574494
    〔式中、R1は水素原子又は炭素数1〜6の1価の炭化水素基を示す。R2はR1又はAのいずれかを示す。Aは−R3−Z(ここでR3は直接結合手又は炭素数1〜20の2価の炭化水素基、Zは1〜3級アミノ基含有基又はアンモニウム基含有基を示す)で表される反応性官能基を示す。aは2以上の整数、bは1以上の整数、cは4以上の数、nは2〜4の整数を示し、c個の(Cn2nO)は同一でも異なっていてもよい。dは2以上の整数を示す。Yは炭素−ケイ素結合によって隣接ケイ素原子に、そして酸素原子を介してポリオキシアルキレン鎖に結合している2価の有機基を示す。ポリシロキサンブロックは変性シリコーン全体の45〜85重量%を占める。これらの基は、変性シリコーンの重量平均分子量が8000以上500000以下となるように選択される。〕
  3. 一般式(1)で表される変性シリコーンのアミノ当量が500〜8000g/molである請求項2記載の繊維製品処理剤組成物。
  4. (a)成分が、下記一般式(2)で表される変性シリコーンである請求項1記載の繊維製品処理剤組成物。
    Figure 0004574494
    〔式中、Xは−R6、−O−R6又は−OHであり、R6は炭素数1〜4の1価の炭化水素基を示す。R4は互いに独立して水素原子、−OH、又は炭素数1〜6の1価の炭化水素を示す。R5はR4、B又はCのいずれかを示す。B及びCは−R7−Q[ここでR7は直接結合手又は炭素数1〜20の2価の炭化水素基を示し、Qは1〜3級アミノ基含有基又はアンモニウム基含有基、又は−O(Cm2mO)i8(mは2〜4の整数を示し、iは1〜200の数を示し、i個の(Cm2mO)は同一でも異なっていても良い。R8は1価の炭化水素基又は水素原子を示す)]、又は−R7−NR10−R9−O(Cm2mO)i8(R9は直接結合手、又は炭素数1〜20の2価の炭化水素基、又は水素原子の一部が水酸基に置換された炭化水素基を示し、R10は水素原子又は−R9−O(Cm2mO)i8を示す。R7、m、i及びR8は前記と同じである)で表される反応性もしくは非反応性官能基を示す。B及びCは同一でも異なっていても良いが、B及びCが−R7−Qで表される基で、B、Cの一方のQがアミノ基含有基又はアンモニウム基含有基である場合、他方のQは−O(Cm2mO)i8である。e、f、gは1以上の整数を示す。これらの基は、変性シリコーンの25℃における動粘度が9000mm2/s以上となるように選択される。〕
  5. 一般式(2)で表される変性シリコーンのアミノ当量が500〜8000g/molである請求項4記載の繊維製品処理剤組成物。
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