JP4573617B2 - 車輪重量測定装置 - Google Patents

車輪重量測定装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4573617B2
JP4573617B2 JP2004302441A JP2004302441A JP4573617B2 JP 4573617 B2 JP4573617 B2 JP 4573617B2 JP 2004302441 A JP2004302441 A JP 2004302441A JP 2004302441 A JP2004302441 A JP 2004302441A JP 4573617 B2 JP4573617 B2 JP 4573617B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wheel
weight
vehicle
wheels
load
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004302441A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006112986A (ja
Inventor
孝橋  徹
年幸 平田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamato Scale Co Ltd
Original Assignee
Yamato Scale Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamato Scale Co Ltd filed Critical Yamato Scale Co Ltd
Priority to JP2004302441A priority Critical patent/JP4573617B2/ja
Publication of JP2006112986A publication Critical patent/JP2006112986A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4573617B2 publication Critical patent/JP4573617B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Testing Of Balance (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Description

本発明は、車両の車輪重量を測定するための車輪重量測定装置に関するものである。
従来、道路管理者である国土交通省や道路公団は、道路の耐久性の観点から、車両の総重量だけでなく、車両の車輪重量あるいは車軸重量(軸重)についても重要視している。そのため、車両の総重量、軸重、車輪重量を測定するために、種々の装置が提案され、実用に供されている。
前記車両の車輪重量を測定するための装置としては、例えば特許文献1に開示された輪重計がある。この輪重計は、4個のロードセルによって支持されるとともに、他軸の車輪ならびに、自軸の他方の車輪の重量の影響が排除できるような幅と長さに製作された計量台を備え、この計量台を少なくとも2台分車軸方向に並べ、1台の計量台上には特定の一軸の片側車輪のみを載置するように構成されている。
また、車軸、車両の総重量を測定するための装置としては、1台の計量台上に1軸分の左右両輪のみを同時に載置して、両輪の合計重量を測定することにより、軸重を測定するように構成される軸重計や、1台の計量台に車両全体を同時に載置するようにし、全車軸の合計値を同時に測定することによって、車両の総重量を測定するトラックスケール等が知られている。
特開昭64−21326号公報
しかしながら、前記従来の輪重計では、1個の計量台を支持するのに、少なくとも4個のロードセルが必要となるので、左右両輪を測定するためには、計8個のロードセルが必要となり、このロードセルの増加に伴って測定回路数も増えることになりコスト高になるという問題点がある。
また、前記輪重計では、車両全体の重量が同時に測定することができず、車輪重量測定専用になっている。こうした輪重計であっても、全ての輪重を合計すれば、車両全体の重量を求めることができるが、計量台上に載置された計量中の車輪以外の車輪は、計量台前後の道路面上にあるので、道路面の状態や、道路面と計量台表面との高低差によって、測定値(輪重)に誤差が生じる可能性が高い。したがって、前記輪重計では、計量精度の保証を自己完結することができず、取引証明用の計量器としては成立しないという問題点がある。
以上の理由により、従来の輪重計を設置し車軸重量の合計から車両の重量を求めたとしても信頼性が低く、商取引に用いることができないので、一般の運送業者、荷主、運転手等は、車輪重量測定に大きな必要意識を持たず、道路の耐久性の観点から道路管理者である国土交通省や道路公団のみが輪重測定に必要性を感じて特別に輪重計を設置していた経緯がある。このような状況であるから、車両の輪重が車両制限令における規定以上の値であっても運転手がそのことを認識するのが困難となり、取締りによる通行禁止処置の機会がなければ、道路上を多くの違反車両が通行することになり道路の損傷を早める結果に繋がるという問題点がある。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、車両の各車輪の重量を測定することができ、かつ取引証明に使用するのに足る高い信頼性をもって、車両の総重量を測定することができる車輪重量測定装置を提供することを目的とするものである。
前記目的を達成するために、第1発明による車輪重量測定装置は、
複数個の荷重検出器と、これら荷重検出器上に支持されるとともに、複数の車輪を有する車両全体が載置可能な計量台を備える車輪重量測定装置において、
前記計量台上に1個又は複数個の計量区分が形成され、1個の計量区分上に同時に複数車軸分の車輪が載置されるか、又は複数個の計量区分のうちのいずれかの計量区分上に同時に複数車軸分の車輪が載置された状態で、各荷重検出器からの検出値に基づいて、前記計量台上に載置された状態にある各車輪の重量をそれぞれ個別に算出する車輪重量演算手段を備えることを特徴とする。
第1発明において、複数個の計量区分が形成される場合に、各計量区分の互いに分離して隣接する部分が共通の荷重検出器にて支持されているのが好ましい(第2発明)。
第1発明または第2発明において、前記各車輪の前記計量台上での位置情報を設定または測定する車輪位置設定・測定手段が設けられ、前記車輪重量演算手段は、この車輪位置設定・測定手段からの位置情報と、前記荷重検出器からの出力信号に基づき、前記各車輪の重量を算出するものであっても良く(第3発明)、あるいは、前記車両の一側の車輪と、他側の車輪との距離を設定または測定する車輪間距離設定・測定手段が設けられ、前記車輪重量演算手段は、この車輪間距離設定・測定手段からの車輪間距離と、荷重検出器からの出力信号に基づき、前記各車輪の重量を算出するものであっても良い(第4発明)。
前記第1発明によれば、車両の全車輪を1個又は複数個の計量区分を有する計量台上に載置するとともに、複数の車軸に付属する車輪を同時に一台の計量台に載置された状態で個別に車輪重量を測定することができ、併せて車輪重量の合計である車両の総重量測定することができる。また、車両の総重量を測定する際には、車両全体が計量台上に載置されているため、計量台外の道路面の状態等が測定結果の誤差に繋がることがなく、車両の総重量を取引証明に使用するのに足る高い信頼性をもって測定することができる。加えて、本発明においては、車両の総重量と各車輪重量との双方の測定が可能であるため、車輪重量に対する自己管理が容易となり、車輪重量が車両制限令に違反するのを確実に防止することができる。さらに、従来のもの(輪重計)のように、複数台の計量台が不要であるため、荷重検出器の個数および回路装置を削減することができ、更なる低コスト化を図ることが可能になる。
前記第2発明の構成を採用すれば、計量台上に形成された計量区分に対応する荷重検出器からの出力信号に基づいて、その計量区分上に載置された状態にある車輪の重量を測定することができる。したがって、多数の車輪を有する車両の車輪重量測定を行う場合であっても、荷重検出器の配置数を増やす等して、より多くの計量区分を形成することで、全ての車輪の重量を求めることが可能となる。
前記第3発明の構成を採用すれば、設定または測定された各車輪の位置情報と、前記各荷重検出器からの出力情報とに基づいて、各車輪の重量をより正確に求めることができる。また、第4発明の構成を採用した場合であっても、いずれかの車輪の位置さえ特定することができれば、全車輪の位置情報の特定に繋がるので、やはり、各車輪の重量をより正確に求めることが可能となる。
次に、本発明による車輪重量測定装置の具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
〔第1実施形態〕
図1には、本発明の第1実施形態に係る車輪重量測定装置の平面図(a)および側面図(b)がそれぞれ示されている。また、図2には、重量信号生成部の回路構成図が示されている。
本実施形態に係る車輪重量測定装置1は、図1において左方から右方に向けて走行する2軸4輪の車両2全体が載置可能な大きさの計量台3を備えている。この計量台3の下方の四隅には、同一の荷重に対して同一の測定値を出力するように調整された合計4個のロードセル(荷重検出器)4a,4b,4c、4dが設けられている。なお、前記計量台3上の各ロードセル4a〜4dに囲まれた範囲が、本発明の計量区分に相当する。
以下の説明において、車両2の先頭の車軸から順に、1軸2a、2軸2bと称することとし、車両2の運転手から見て1軸2aの左側の車輪に符号2aL、右側の車輪に符号2aR、2軸2aの左側の車輪に符号2bL、右側の車輪に符号2bRをそれぞれ付すことにする。また、前記計量台3上に乗り込んだ車両2の運転手から見て、その計量台3下方の前端部左隅に位置するロードセルを第1ロードセル4aとし、前端部右隅に位置するロードセルを第2ロードセル4bとする。また、計量台3下方の後端部左隅に位置するロードセルを第3ロードセル4cとし、後端部右隅に位置するロードセルを第4ロードセル4dとする。
図1、図2に示されるように、車輪重量測定装置1は、入力信号に基づき、所定の重量信号(各車輪2aL〜2bRの車輪重量、車両2の総重量等;詳細は後述)を生成する重量信号生成部(車輪重量演算手段)5を有しており、前記各ロードセル4a〜4dは、歪み量に応じたアナログ荷重信号をその重量信号生成部5に出力するようにされている。
前記重量信号生成部5は、前記各ロードセル4a〜4dから入力されるアナログ荷重信号(出力信号)をそれぞれ増幅する第1〜第4の増幅器6a〜6dと、これら各増幅器6a〜6dによって増幅されたアナログ荷重信号をデジタル荷重信号にそれぞれ変換する第1〜第4のA/D変換器7a〜7dを備えている。また、第1〜第4のA/D変換器7a〜7dは、I/O回路(入出力回路)8を介して演算処理装置(CPU)9にデジタル荷重信号を出力するようにされている。
前記演算処理装置9は、所定のプログラムを実行することにより所定の演算処理を行うように構成されている。また、この演算処理装置9は演算時に、前記プログラムおよび各種データを一時的あるいは半永久的に記憶させるROM、RAM、EEPROM等からなるメモリー10に接続されている。
また、前記演算処理装置9は、車輪重量測定装置1の操作面に配置されている操作用、データ設定用キースイッチ等からなる入力部11および各種重量信号(軸重)等を表示する表示部(液晶表示器、蛍光表示管等)12と、前記I/O回路8を介して接続されている。
ところで、前記計量台3の寸法等に狂いがある場合、各ロードセル4a〜4dに配分される荷重が変化し、それら各ロードセル4a〜4dからの出力に誤差が生じる場合があるので、各ロードセル4a〜4dの出力値を補正する必要がある。以下、その補正方法について図面を参照しつつ説明する。
図3には、計量台3の平面図が示されている。
以下の説明において、前記第4ロードセル4dと前記第2ロードセル4bとを結ぶ仮想直線およびその延長線をx軸とし、第4ロードセル4dと第3ロードセル4cとを結ぶ仮想直線およびその延長線をy軸とし、x軸およびy軸の交点、すなわち第4ロードセル4dの配置位置を原点とする。また、前記第4ロードセル4d−第2ロードセル4b間(第3ロードセル4c−第1ロードセル4a間)の間隔を設計定数Aとし、第4ロードセル4d−第3ロードセル間(第2ロードセル4b−第1ロードセル4a間)の間隔を設計定数Bとすると、前記各ロードセル4a、4b、4c、4dの座標はそれぞれ
第1ロードセル4a:(A,B)
第2ロードセル4b:(A,0)
第3ロードセル4c:(0,B)
第4ロードセル4d:(0,0)
となる。
重量Wの被計量物を計量台3上に置いたときの座標を(x,y)とすると、各ロードセル4a〜4dに配分される荷重W1〜W4は、それぞれ次式で表される。
W1=(x・y/A・B)・W (1)
W2=[{x・(B−y)}/A・B]・W (2)
W3=[{(A−x)・y}/A・B]・W (3)
W4=[{(A−x)・(B−y)}/A・B]・W (4)
ここで、重量M(t)の分銅を、その重心位置が座標(A/2,B/2)に位置するように載置した場合、各ロードセル4a〜4dに配分される負荷荷重はM(t)/4であることから、各ロードセル4a〜4dから出力信号として発信される測定値をそれぞれV1〜V4とし、各ロードセル4a〜4dの負荷荷重に対する出力電圧の変換係数をkとすると、各測定値V1〜V4は各ロードセル4a〜4dへの負荷荷重M/4に比例し
V1=V2=V3=V4=k・(M/4) (5)
となる。
しかし、前述のように、計量台3の寸法にわずかな狂い等があると、各ロードセル4a〜4dからの測定値V1〜V4に誤差が生じる場合があるので、次のようにして各ロードセル4a〜4dから出力される測定値V1〜V4の補正を行う。
すべてのロードセル4a〜4dからの各測定値V1〜V4の合計値を
V=V1+V2+V3+V4 (6)
とし、まず次式
V=k・M (7)
を満たすような、すなわち、各測定結果の合計値Vが被測定物(この場合分銅の)重量に一致するような係数kの値を決定する。
次いで、各ロードセル4a〜4dによる測定値V1〜V4がV/4に等しくなるように、すなわち次式(8)〜(11)が成り立つように係数k1〜k4を決定する。
V1=k1・(V/4)=k1・k・(M/4) (8)
V2=k2・(V/4)=k2・k・(M/4) (9)
V3=k3・(V/4)=k3・k・(M/4) (10)
V4=k4・(V/4)=k4・k・(M/4) (11)
これら係数k1〜k4の値は重量信号生成部5のメモリー10に記憶される。また、係数kは、V/Mにより決定され、やはりメモリー10に記憶される。
前記計量台3を用いて被測定物の車輪重量測定を行う際には、前記メモリー10に記憶されている係数k,k1,k2,k3,k4を呼び出し、各ロードセル4a〜4dからの測定値V1〜V4に、1/(k・k1)〜1/(k・k4)をそれぞれ掛け合わせて各測定値V1〜V4を補正する。これにより、各ロードセル4a〜4dに加わる正確な負荷荷重(この場合、M/4)を得ることができる。また、計量台3上の全荷重を正確に求めるには、各ロードセル4a〜4dの出力信号V1〜V4の合計値Vに1/kを掛けてその合計値Vを補正する。
図4は、2軸4輪を有する車両が計量台3のx軸に平行に入った場合を示している。ここで、前記各車輪2aL,2aR,2bL,2bRを通じて計量台3に加わる荷重(つまり、各車輪重量)をそれぞれw1,w2,w3,w4とし、各車輪2aL,2aR,2bL,2bRの接地部の中心が、座標(X1,Y1),(X1,Y2),(X2,Y1),(X2,Y2)に位置しているとすると、各ロードセル4a〜4dに配分される荷重W1〜W4の一般式は、式(1)〜(4)より、次式(12)〜(15)で与えられる。
W1=(X1・Y1/A・B)・w1
+(X1・Y2/A・B)・w2
+(X2・Y1/A・B)・w3
+(X2・Y2/A・B)・w4 (12)
W2=[{X1・(B−Y1)}/A・B]・w1
+[{X1・(B−Y2)}/A・B]・w2
+[{X2・(B−Y1)}/A・B]・w3
+[{X2・(B−Y2)}/A・B]・w4 (13)
W3=[{(A−X1)・Y1}/A・B]・w1
+[{(A−X1)・Y2}/A・B]・w2
+[{(A−X2)・Y1}/A・B]・w3
+[{(A−X2)・Y2}/A・B]・w4 (14)
W4=[{(A−X1)・(B−Y1)}/A・B]・w1
+[{(A−X1)・(B−Y2)}/A・B]・w2
+[{(A−X2)・(B−Y1)}/A・B]・w3
+[{(A−X2)・(B−Y2)}/A・B]・w4 (15)
前記一般式(11)〜(15)において、前記各ロードセル4a〜4dに負荷される各荷重W1〜W4は、それら各ロードセル4a〜4dから出力される測定値V1〜V4に、前述の係数1/(k・k1)〜1/(k・k4)をそれぞれ掛け合わせて荷重値に変換することで求めることができる。
次に、本実施形態における車両2の車輪重量の測定方法について図5(a)〜図5(c)を参照しつつ説明する。本実施形態は、1台の車両2の1軸づつを計量台に載置して測定する方法に関するものである。なお、以下の説明において、車輪2aL,2aR,2bL,2bRの座標をそれぞれ(x1,y1),(x1,y2),(x1',y1),(x1',y2)で示すこととする。
本実施形態において、車輪2aL〜2bRの重量を求めるには、車両2を図1状態から右方に向けて計量台3のx軸と平行に走行させ、1軸2aが計量台3上に載置した状態で停車させる(図5(a)参照。)。
この際、2軸2bの車輪2bL,2bRは計量台3外にあるので、それら車輪2bL,2bRから計量台3に加わる荷重w3,w4は当然零となる(w3=w4=0)。
ここで、前記式(12)、(14)のX1,X2を車輪2aL,2aRのx座標x1,x1'に、Y1,Y2をx座標y1,y2にそれぞれ置き換え、各式(12)、(14)の和をとると、第1および第3ロードセル4a、4cに配分される荷重の合計W1+W3は、
W1+W3(=V1/k・k1+V3/k・k3)
=(y1/B)・w1+(y2/B)・w2 (16)
で表される。また、第2、第4ロードセル4b、4dに配分される荷重W2,W4の合計も同様にして、式(13)、(15)により次式で表される。
W2+W4(=V2/k・k2+V4/k・k4)
={(B−y1)/B}・w1+{(B−y2)/B}・w2 (17)
なお、前記計量台3の設計定数A,Bは、予めメモリー10に記憶されているものとする。
前記車輪2aRのy座標y2をbとし(特定方法については後述する。)、車輪2aLの接地面の中心位置から、車輪2bRの接地面の中心位置までの間隔(以下、「車輪間距離」という。)をmとすると、前記式(16)、(17)はそれぞれ
W1+W3(=V1/k・k1+V3/k・k3)
={(m+b)/B}・w1+(b/B)・w2 (18)
W2+W4(=V2/k・k2+V4/k・k4)
=[{B−(m+b)}/B]・w1+{(B−b)/B}・w2 (19)
となる。
式(18)、(19)において、W1〜W4は、前記各ロードセル4a〜4dから出力された測定値V1〜V4と、各係数1/(k・k1)〜1/(k・k4)の積によって表される既知化された値であり、車輪間距離mは車両2に特有の定数であり(導出方法については後述する。)、車輪2aRのy座標bおよび設計係数Bも既知化された定数であることから、前記(18)、(19)は、全ての係数が既知化された、1軸2aの各車輪重量w1,w2についての連立方程式となる。したがって、この連立方程式を解くことにより、1軸2aの各車輪2aL、2aRの車輪重量w1、w2を求めることができる。
前記1軸2aの車輪2aL、2aLの車輪重量w1、w2を得た後、前記第1、第3ロードセル4a、4cに配分される合計荷重W1+W3の値と、第2、第4ロードセル4b、4dに配分される合計荷重W2+W4の値はそれぞれ前記メモリー10に記憶させる。
次に、前記車両2を、x軸と平行に前進させ、全ての車輪2aL〜2bRが計量台3に乗り込んだ状態で、その車両2を停車させる(図5(b)参照。)。なお、図5(b)、(c)に示されるように、2軸2bの車輪2bL,2bRはそれぞれダブルタイヤから構成されて、その中心位置が1軸2aの車輪2aL,2aRの中心位置から、ズレ量eだけ車両2の内側にずれており、それら車輪2bL,2bRの車輪間距離も1軸2aの車輪間距離mとは異なっているものとする。また、前記ズレ量eは、後述の手法にて予め求められ、車の形式とともに、メモリー10に登録され記憶されているものとする。
以上の条件の際、2軸2bの車輪2bL,2bRのy座標y1',y2'は、図5(b)から明らかなように、それぞれ
車輪2bL:y1'=b+m−e
車輪2bR:y2'=b+e
で表される。
前記計量台3上に1軸2aおよび2軸2bが乗り込んだ状態での各ロードセル4a〜4dから出力される測定値に基づき計算した、各ロードセル4a〜4dに配分される荷重をW1'〜W4'とすると、
W1'+W3'=(y1/B)・w1+(y2/B)・w2
+(y1'/B)・w3+(y2'/B)・w4
=W1+W3
+(y1'/B)・w3+(y2'/B)・w4
W2'+W4'={(B−y1)/B}・w1+{(B−y2)/B}・w2
+{(B−y1')/B}・w3
+{(B−y2')/B}・w4
=W2+W4
+{(B−y1')/B}・w3
+{(B−y2')/B}・w4
となり、これら各式より次式(20)、(21)が求められる。
(W1'+W3')−(W1+W3)
=(y1'/B)・w3+(y2'/B)・w4 (20)
(W2'+W4')−(W2+W4)
={(B−y1')/B}・w3+{(B−y2')/B}・w4 (21)
そして、これら各式(20)、(21)に、前述のy1',y2',Bの値と、メモリー10に記憶されているW1+W3、W2+W4の値を代入して得られる連立方程式を解くことにより、前記2軸2bの各車輪2bL,2bRの重量w3,w4を求めることができる。
一方、前記車両2の総重量については、各車輪重量w1〜w4を合計することで、あるいは、前記各ロードセル4a〜4dから出力される測定値V1〜V4の合計値Vと前述の係数1/kの積をとることで求められる。
なお、1軸2aの車輪2a、2bを同重量と仮定して、前記各車輪重量w1〜w4を求めることも可能である。ここで、1軸2aの車輪2aL,2aRの車輪を同重量と仮定するのは、それら各車輪2aL、2aRの重量w1,w2は、車両2固有の重量にのみによるものと言えるからである。
ここで、1軸2aの車輪間距離mが予め与えられているものとする。
1軸2aの車輪2aL,2aRは同重量であると仮定したとき、すなわち、w1=w2のとき、前記式(18)、(19)は、
W1+W3={(m+2b)/B}・w1 (22)
W2+W4={(2B−2b−m)/B}・w1 (23)
となる。これら式(22)、(23)より、次式が得られる。
(W1+W3)/(W2+W4)
=D=(m+2b)/(2B−2b−m) (24)
この式(24)より、(1軸2aの右側の)車輪2aRのy座標y2の値bを次式にて得ることができる。
b=(2B・D−m・D−m)/2・(1+D)
そして、この値bを、前記式(22)(または式(23))に代入することにより、1軸2aの各車輪重量w1,w2を求めることができる。また、車輪2aRのy座標y2=bが求まれば、後輪(2軸2bの各車輪)2bL,2bRのy座標y1'、y2'(y1'=b+m−e,y2'=b+e;前述)が求まるので、前記式(20)、(21)により、2軸2bの各車輪重量w3,w4を求めることができる。
さらに、1軸2aの車輪2aL,2aの重量w1,w2が略等しい重量であると仮定した場合において、1軸2aのいずれかの車輪2aL,2aRのy座標(例えば、車輪2aRのy座標y2=b)が何等かの方法により特定されている場合においても、各車輪重量w1〜w4を求めることができる。
この場合、前述と同様に、前記式(24)より、車輪間距離mを求め、この車輪間距離mと、車輪2aRのy座標y2=bと、設定定数Bと、前記式(22)(または(23))とに基づき、前輪2aL、2aRの重量w1,w2を求める。以下、前述と同様にして、式(20)、(21)により2軸2bの各車輪重量w3,w4を求める。
次に、1軸2aの車輪間距離m、1軸2aの車輪中心と、2軸2bの車輪中心とのズレ間隔eの設定方法について説明する。
まず、1軸2aの車輪間距離m、ズレ量eの設定方法としては、例えば、以下の方法がある。
(a)予め車の型式に対する諸元値から、車輪間距離m、ズレ量eをメモリー10に記憶しておき、型式番号を設定すると、該当する車種の車輪間距離m、ズレ量eが呼び出される方法、
(b)オペレータが直接計量台3上で諸元表などを参照して設定する方法、
(c)撮像装置を計量台3上、あるいは車両2の前方斜め上方位置等に設置して、車両の前輪(1軸2a)を撮像し、その撮像された画像に基づいて画像処理装置にて設定する方法。
なお、前記(b)の方法を採用する際には、計量台3上に目盛り線が入ったラインを設けておき、オペレータによる測定を容易にするのが好ましい。また、前記(c)の方法を採用する場合には、各車輪2aL〜2bRの厚み、ダブルタイヤであるか否か等を考慮して、車輪間距離mの補正を行う必要がある。
また、その他にも、(d)超音波等による車輪位置測定センサ(以下単に「センサ」という。)を用いて、1軸2aの車輪間距離m、ズレ量eを求める方法もある。この方法は、図6に示されるように、計量台3に乗り込む前の車両2の運転手から見て、その計量台3の後端部よりもやや後方位置で、計量台3の左側辺(紙面上側の側辺)の延長線上よりもやや左方に離れた位置に第1のセンサS1を設置し、計量台3の右側辺(紙面下側の側辺)の延長線上よりもやや右側に離れた位置で、前記第1のセンサS1と対向する位置に第2のセンサS2を設置する。また、これら各センサS1、S2を前記I/O回路8を介して演算処理装置9に接続し、この演算処理装置9に検出結果を出力するようにする。
車輪間距離mを求めるには、前記車両2の先頭の車軸2aが第1のセンサS1−第2のセンサS2間を通過した際に、第1のセンサS1と車輪2aLの左側面との距離d1と、第2のセンサS2と車輪2aRの右側面との距離d2をそれぞれ検出し、これら検出結果d1,d2を演算処理装置9に出力する。次いで、演算処理装置9にて、各検出結果d1,d2と、車種データ等により特定される各車輪2aL,2aRの厚みgを用い、第1のセンサS1から車輪2aLの中心位置までの距離(d1+g/2)、第2のセンサS2から車輪2aRの中心位置まで距離(d2+g/2)を算出する。ここで、第1のセンサS1−第2のセンサS2間距離をdとすると、車輪間距離mは次式
m=d−(d1+g/2)−(d2+g/2)
にて求めることができる。
次いで、2軸2bが第1のセンサS1−第2のセンサS2を通過する際に、同様の手順にて、2軸2bの車輪2bLの中心位置と、第1のセンサS1との距離(d1'+g'/2;g'は車輪2bLの厚み)を算出する。この算出結果と、前述の1軸2aの車輪2aLの中心位置と第1のセンサS1との距離(d1+g/2)との差をとれば、ズレ量eが求められる。
次に、各車輪2aL〜2bRの位置座標(特にy座標)を自動的に特定する方法としては、例えば、
(a)前述の撮像装置により、車両2の上方位置から計量台3と、車両2とを撮像し、画像処理装置によって撮像された画像を処理して各車輪2aL〜2bRのy座標を自動的に測定する方法、
(b)前記車輪位置測定センサS1,S2により、計量台3上の各車輪2aL〜2aRの位置情報を自動的に測定する方法が挙げられる。
さらに、各車輪2aL〜2bRの位置座標のマニュアル測定方法としては、
(c)測定対象の車両が右ハンドル車である場合には、計量台3上にx軸と平行なガイドライン(以下、単に「ライン」という。)Lを、y=bの位置に引いておき(図5(a)(b)参照。)、車両2を、1軸2aの右側の車輪2aRがそのラインLを踏むように走行させて、その車輪2aRのy座標y2をラインLのy座標(y=b)に一致させる方法。
(d)前記計量台3上に、x軸と平行なガイドラインを複数本等間隔に設け、これらのラインを用いて、各車輪2aL〜2bRのy座標を目視にて特定する方法等が挙げられる。
ここで、前記(c)の方法を採用する場合には、重量信号生成部5に誤差補正設定機能を設けておき、1軸2aの右側車輪2aRの中心が前記ラインLからはずれている場合には、そのはずれ量±rをオペレータによって読取らせ入力部11より入力させ、1軸2aの右側車輪2aRのy座標y2=bをb±rに補正し、一連の計算を行うのが好ましい。これにより、測定結果に狂いが生じるのを防止することができる。
以上のように、本実施形態においては、4個のロードセル4a〜4dによって、計4個の車輪2aL〜2bRの重量を求めることができる。したがって、車輪重量を測定するのに、少なくとも8個のロードセルを用いる必要があった従来のものに比して、部品点数を減らすことができ、コスト面で有利である。
また、本実施形態においては、車両2の総重量を測定するために、その車両2を計量台3上に載置させる過程にて、全車輪2aL〜2bRを測定することができるので、言い換えると、取引証明用に使用する車両2の総重量を求めるついでに、各車輪重量を求めることができるので、各車輪重量の自己管理が容易となり、各車輪重量が車両制限令に違反するのを防止することができる。
なお、車軸2aL〜2bRの位置座標、車輪間距離mを特定するための具体的な手段(撮像装置、画像処理装置、センサS1,S2、重量信号生成部5等)が本発明の車輪位置設定・測定手段、車軸間距離設定・測定手段に相当する。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態に係る車輪重量測定装置について説明する。なお、本実施形態においては、前記実施形態と共通する構成については、先の実施形態と同一の符号を付し、詳細な説明を省略するものとする。
本実施形態は、第1〜第4ロードセル4a〜4dにて支持される計量台3上に車両2の全ての車輪2aL〜2bRを載置して、各車輪重量を測定する方法に関するものである。なお、本実施形態においても、計量台3上の、各ロードセル4a〜4dに囲まれた範囲が、本発明の計量区分に相当する。以下、車両2の各車輪2aL〜2bRの測定方法について説明する。
車両2の各車輪重量測定を行うには、車両2を、図5(b)の左方から右方に向けて計量台3のx軸と平行に走行させ、全ての車輪2aL〜2bRが計量台3上に載置させた状態で、その車両2を停車させる。この際、各車軸2aL〜2bRはそれぞれ以下の座標に位置しているものとする。
1軸2aの左側車輪2aL:(x1,y1)
1軸2aの右側車輪2aR:(x1,y2)
2軸2bの左側車輪2bL:(x1',y1')
2軸2bの右側車輪2bR:(x1',y2')
この条件において、前記各ロードセル4a〜4dに配分される荷重W1〜W4は、以下の各式(25)〜(28)で求められる。
W1=(1/A・B)・(x1・y1・w1
+x1・y2・w2
+x1'・y1'・w3
+x1'・y2'・w4) (25)
W2=(1/A・B)・{x1・(B−y1)・w1
+x1・(B−y2)・w2
+x1'・(B−y1')・w3
+x1'・(B−y2')・w4} (26)
W3=(1/A・B)・{(A−x1)・y1・w1
+(A−x1)・y2・w2
+(A−x1')・y1'・w3
+(A−x1')・y2'・w4} (27)
W4=(1/A・B)・{(A−x1)・(B−y1)・w1
+(A−x1)・(B−y2)・w2
+(A−x1')・(B−y1')・w3
+(A−x1')・(B−y2')・w4} (28)
前記荷重W1〜W4は、各ロードセル4a〜4dから出力される測定値V1〜V4と、予め定められる係数1/(k・k1)〜1/(k・k4)の積から求まる既知化された値であることから、前記各車輪2aL〜2bRの各座標(x1,y1),(x1,y2),(x1',y1'),(x1',y2')を、画像処理、目視に基づく測定等、前記第1実施形態と同様の手法により特定すれば、前記各式(25)〜(28)は、すべての係数が既知化された連立方程式となる。そして、この連立方程式を解くことにより、全車輪2aL〜2bRの重量w1〜w4を求めることができる。一方、前記車両2の総重量については、前記実施形態と同様に、各車輪重量w1〜w4を合計することで、あるいは、前記各ロードセル4a〜4dから出力される測定値V1〜V4の合計値Vと前述の係数1/kの積をとることで求めることができる。
以上のように、本実施形態においては、車両2を計量台3上に完全に載置した状態にて全車輪2aL〜2bRの重量測定と、車両2の総重量の測定が行われるため、道路面の状態等が測定結果に誤差として反映されることがない。したがって、車両2の総重量と、各車輪重量の方法を、精度良く、高い信頼性でもって測定することができる。加えて、測定時においては、車両2が完全に計量台3に乗り込むまでの間、その車両2を停車させる必要がないので、測定時間を短縮することが可能である。
さらに、本実施形態においては、一台の測定装置にて車両2の総重量と車輪重量の双方が測定されるので、車輪重量の自己管理が容易となり、車輪重量が車両制限令に違反するのを防止することができる。また、従来のもの(輪重計)に比して、ロードセルの必要数を減らすことができるので、装置の低コスト化に寄与することができる。
〔第3実施形態〕
次に、本発明の第3実施形態に係る車輪重量測定装置について、図面を参照しつつ説明する。なお、本実施形態は、3軸以上を有する車両の車軸重量を求める方法に関するものである。
図7(a)には、第3実施形態に係る車輪重量測定装置の平面図(a)および側面図(b)が示されている。
本実施形態において、計量台3上に乗り込む車両2Aは3軸6輪を有しており、この車両Aが乗り込む計量台3は、その下方に配される合計6個のロードセル4a〜4fによって支持されている。以下、車両2Aの先頭の車軸から順に、1軸2a、2軸2b、3軸2cと称することとする。また、車両2Aの運転手から見て各車軸2a、2b、2cの左側の車輪には、符号2aL,2bL,2cLを付すこととし、右側の車輪には符号2aR,2bR,2cRを付すこととする。
前記各ロードセル4a〜4fのうち、第1〜第4ロードセル4a〜4dは、前記第1実施形態および第2実施形態と同様に、計量台3の下方の4隅にそれぞれ配されており、第1ロードセル4a−第3ロードセル4c間を二分する位置には第5ロードセル4eが、第2ロードセル4b−第4ロードセル4d間を二分する位置には、第6ロードセル4fがそれぞれ配されている。また、前記第5、第6ロードセル4e、4fは、他のロードセル4a〜4dと同様に、歪み量に応じたアナログ荷重信号を出力するようにされており、これらアナログ荷重信号は、図示省略される第5、第6の増幅器で増幅され、第5、第6のA/D変換器でデジタル荷重信号化された後、I/O回路8を介して演算処理装置9に入力される。
ここで、計量台3上には、前記第6ロードセル4fの位置座標を第1の原点とする第1、第2、第5および第6ロードセル4a、4b、4e、4fで囲まれた第1の計量区分Z1と、第4ロードセル4dの位置座標を第2の原点とする第3〜第6ロードセル4c〜4fで囲まれた第2の計量区分Z2が形成され、車輪重量測定時においては、前記1軸2aおよび2軸2bの車輪2aL〜2bRは第1の計量区分Z1内に、他の車軸2cの車輪2cL,2cRは第2の計量区分Z2内に位置しているものとする。なお、前記計量台3の好ましい形式は、図7(a)(b)に示されるように、中央部付近で2つの部分に分離され、各々の部分に前記各計量区分Z1,Z2が形成される形式である。これは、例えば、図7(b)における右側の計量区分(第2の計量区分Z1)上の荷重が、中央のロードセル(第5,第6ロードセル)4e、4fを支点とするモーメント力によって、計量区分Z2を支持する第3,第4ロードセル4c、4dに影響を与えるのを防止できるからである。
図7(a)に示されるように、前記計量台3上の、第1の原点を基準とした車輪2aL〜2bRの座標をそれぞれ(x1,y1),(x1,y2),(x1',y1'),(x1',y2')とし、第2の原点を基準とした車輪2cL,2cRの座標をそれぞれ(x2,y3),(x2,y4)とする。また、前記第4ロードセル4d−第6ロードセル4f間距離および、第6ロードセル4d−第2ロードセル4b間距離を設計定数Aで示し、第4ロードセル4d−第3ロードセル間距離を設計定数Bで示す。さらにまた、前記各車輪2aL〜2cRを通じて計量台3に加わる荷重、すなわち、各車輪2aL〜2cRの車輪重量をそれぞれw1〜w6で示し、前記各ロードセル4a〜4fに配分される荷重をW1〜W6で示し、各ロードセル4a〜4fから出力される計測値をV1〜V6で示すこととする。
以上の条件の際に、前記各ロードセル4a〜4fに配分される荷重W1〜W6は、次の各式(29)〜(34)で求めることができる。
W1=(1/A・B)・(x1・y1・w1+x1・y2・w2
+x1'・y1'・w3+x1'・y2'・w4) (29)
W2=(1/A・B)・{x1・(B−y1)・w1
+x1・(B−y2)・w2
+x1'・(B−y1')・w3
+x1'・(B−y2')・w4} (30)
W3=(1/A・B)・{(A−x2)・y3・w5
+(A−x2)・y4・w6} (31)
W4=(1/A・B)・{(A−x2)・(B−y3)・w5
+(A−x2)・(B−y4)・w6} (32)
W5=(1/A・B)・{(A−x1)・y1・w1
+(A−x1)・y2・w2
+(A−x1')・y1'・w3
+(A−x1')・y2'・w4
+x2・y3・w5+x2・y4・w6} (33)
W6=(1/A・B)・{(A−x1)・(B−y1)・w1
+(A−x1)・(B−y2)・w2
+(A−x1')・(B−y1')・w3
+(A−x1')・(B−y2')・w4
+x2・(B−y3)・w5
+x2・(B−y4)・w6} (34)
そして、画像解析、目視による測定等により、各車輪2aL〜2cRの座標(x1,y1),(x1,y2),(x1',y1'),(x1',y2'),(x2,y3),(x2,y4)を特定すれば、前記各式(29)〜(34)は係数が全て決定された連立方程式となり、この連立方程式を解くことによって、各車輪2aL〜2cRの各車輪重量w1〜w6を得ることができる。一方、前記車両2の総重量については、各車輪重量w1〜w6を合計することで、あるいは、前記各ロードセル4a〜4fから出力される測定値V1〜V6の合計値Vと係数1/kの積をとることで求められる。
ここで、前記各車輪2aL〜2cRの座標(x1,y1),(x1,y2),(x1',y1'),(x1',y2'),(x2,y3),(x2,y4)は、目視による測定により特定することができる。
また、計量台3上に引かれたx軸と平行なラインLと、y軸に平行な1軸の停車位置指定ライン(以下、単に「ライン」という。)Lxを用いて、前記各車輪2aL〜2cRの座標(x1,y1),(x1,y2),(x1',y1'),(x1',y2'),(x2,y3),(x2,y4)を特定しても良い。以下、ラインL,Lxを用いた座標の特定方法について図面を参照しつつ説明する。
図8には、車輪の座標の特定方法を説明するための図が示されている。
図8に示されるように、前記計量台3上には、y=bの位置に、x軸に平行なガイドライン(ライン)Lが引かれており、その計量台3上の第1計量区分Z1上には、1軸2aの停止位置を指定するためのy軸と平行な停車位置指定ライン(以下、単に「ライン」という。)Lxが、第6ロードセル4fを基準としたx=αの位置に引かれている。また、図示のように、計量台3上のラインLxの近接位置には、ラインLxと平行な複数本の位置目盛りラインLx'が、一定間隔ε毎に引かれている。
車両2Aの車輪重量を測定するに際しては、車両2Aが右ハンドル車の場合、1軸2aの右側の車輪2aRが、前記ラインLを踏むように、前記車両2Aをx軸と平行に走行させ、1軸2aの車輪2aL,2aRが前記ラインLxに一致した際に停車させる。これにより、車輪2aL、2aLのx座標がラインLxの座標(x=α)に特定され、車輪2aRのy座標が、ラインLのy座標(y=b)に特定される。次いで、各車輪2aL〜2cRの厚みと、各車軸2a〜2cの車軸間距離に基づき、その他の車輪2aL,2bL〜2cRのy座標を特定する。
次に、各車輪2aR〜2cRのx座標の特定は、以下のようにして行う。まず、車輪2aL,2aRが完全にラインLxと一致している場合には、1軸2aの車輪2aL,2aRのx座標x1は、前述のようにラインLxのx座標(x=α)となる。また、その他の車軸2b,2cの車輪2bL〜2cRのx座標については、1軸2aのx座標(x1=α)と、1軸2a−2軸2bの車軸間距離Δ1および、2軸2b−3軸2cの車軸間距離Δ2とに基づいて求めることができる。なお、前記車軸間距離Δ1,Δ2に関しては、例えば、車種データの一部としてメモリー10に登録しておき、車種の形式が入力される毎に該当する車両の車軸間距離Δ1、Δ2を呼び出すようにしても良いし、あるいは、諸元表から割り出すようにしても良いし、あるいはオペレータ等による直接的な測定によって求めるようにしても良い。
一方、車輪2aL,2aRがラインLxと一致していない場合は、前記目盛りラインLx'を目安にして、それら車輪2aL,2aRのx座標を特定する。例えば、車輪2aL,2aRの接地部中心がラインLよりも目盛りラインLx'n本分前方にずれていた場合には、車輪2aL,2aRのx座標x1をαからα+nεに補正する。また、2軸2b、3軸2cの各車輪2bL〜2cRのx座標についても同様の補正を行う。そして、以上のようにして特定された各車輪2aL〜2cRの座標および前記式(29)〜(34)に基づき、各車輪重量w1〜w6および車両2Aの総重量を求めることができる。
以上のように構成される本実施形態においても、車両2A全体を計量台3上に載置させた状態にて、かつ、一台の装置にて、車両2Aの総重量と、各車輪重量との双方が測定されるので、前記各実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
なお、本実施形態においては、3軸6輪の車両2Aの各車輪重量w1〜w6を求める例について説明したが、4軸8輪以上の車両の場合であっても、車輪数(N個;Nは偶数)と同数(N個)のロードセルを計量台3の下方に設置して、その計量台3上にN/2−1個の計量区分を形成し、一の計量区分上に2軸4輪が位置し、他の各計量区分上に1軸2輪が位置するように前記車両を停車させることで、全ての車輪重量を求めることができる。
〔第4実施形態〕
次に、本発明の第4実施形態に係る車輪重量測定装置について、図面を参照しつつ説明する。本実施形態は、より少ないロードセルからの出力信号に基づいて、各車輪重量を測定する方法に関するものである。
図9には、2軸4輪を具備する車両2の車輪重量を、2個のロードセルを用いて測定する方法を説明するための図が示されている。
本実施形態において、計量台3に乗り込む車両2は、2軸4輪を有している。また計量台3に乗り込んだ車両2の運転手から見て、計量台3下方の前端部左隅には、第1ロードセル4aが、前端部右隅には第2ロードセル4bがそれぞれ配されており、後端部左隅および右隅には、前記各ロードセル4a、4bと同形同大に形成される第1の支持部材4'、第2の支持部材4"がそれぞれ配されている。
車両2の車輪重量を測定する際には、車両2全体を計量台3上に乗り込ませる。ここで、車両2の全車輪2aL〜2bRは、それぞれ座標(x1,y1),(x1,y2),(x2,y1'),(x2,y2')に位置しているものとする。また、前記各ロードセル4a、4bから出力される測定値をV1,V2とし、各ロードセル4a,4bに配分される荷重をW1,W2とする。
以上の状態において、各ロードセル4a、4bから出力される測定値V1,V2に係数1/(k・k1),1/(k・k2)を掛け合わせて荷重W1,W2にそれぞれ変換すると、これら各荷重W1,W2は
W1=(1/A・B)・(x1・y1・w1+x1・y2・w2
+x2・y1'・w3+x2・y2'・w4) (35)
W2=(1/A・B)・{x1・(B−y1)・w1
+x1・(B−y2)・w2
+x2・(B−y1')・w3
+x2・(B−y2')・w4} (36)
により求められる。
次いで、車両2をx軸と平行に所要距離fだけ走行させる。ここで、走行後の各車輪2aL〜2bRの座標を(x1',y1),(x1',y2),(x2',y1'),(x2',y2')とすると、1軸の車輪2aL,2aRのx座標x1'および、2軸2bL,2bRのx座標x2'は、x1'=x1+f、x2'=x2+fとなる。
前記車両2の走行後に、各ロードセル4a、4bから出力される測定値をV1',V2'とし、前記各ロードセル4a、4bに配分される荷重をそれぞれW1'、W2'とすると、これら荷重W1'、W2'は次の各式(37)、(38)で表される。
W1'=(1/A・B)・(x1'・y1・w1+x1'・y2・w2
+x2'・y1'・w3+x2'・y2'・w4) (37)
W2'=(1/A・B)・{x1'・(B−y1)・w1
+x1'・(B−y2)・w2
+x2'・(B−y1')・w3
+x2'・(B−y2')・w4} (38)
前記荷重W1,W2,W1',W2'は、各ロードセル4a、4bから出力される測定値V1',V2'と、前記係数k、k1、k2とにより求まる数値であり、また、車両2の移動前、移動後における各車輪2aL〜2bRの座標も特定済みであることから、前記各式(35)〜(38)は、全ての係数が既知化された各車輪重量w1〜w4についての連立方程式となる。したがって、式(35)〜(38)で表される連立方程式を解くことにより、全ての車輪2aL〜2bRの車輪重量w1〜w4が求められる。一方、車両2の総重量については、各車輪重量w1〜w4の合計、または各ロードセル4a,4bから出力値合計Vに1/kを掛け合わせることにより求められる。
以上のような車輪の測定方法は、より多くの車軸車輪を有する車両、例えば、3軸6輪を有する車両2Bの場合であっても適用することが可能である。こうするには、図10に示されるように、3つの部分に分離されて第1〜第3の計量区分Z1〜Z3を形成する計量台3の下方に、6個のロードセル4a〜4eと2個の支持部材4',4"を配し、前記第1の計量区分Z1に車両2Bの1軸2a、2軸2bを、第2の計量区分Z2に3軸2c、4軸2dを、第3の計量区分Z3に5軸2e、6軸2fをそれぞれ載置し、前述と同様に、車両2fを所要距離fだけ走行させる。そして、車両2の走行前・走行後にそれぞれ特定された各車輪2aL〜2fRの座標と、走行前・走行後にそれぞれ出力される各ロードセル4a〜4fからの測定値に基づく一連の計算を行うことで、全ての車輪2aL〜2fRの車軸重量w1〜w12を求めることができる。また、車両の総重量については、前記各実施形態と同様に、各車輪重量w1〜w12を合計して、または各ロードセル4a〜4fからの出力値の合計Vに係数1/kを掛け合わせて求める。
以上のように、本実施形態においても、一台の装置にて、車両2Bの総重量と、各車軸重量とが測定されるので、前記各実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
また、前記第1〜第3実施形態の方法では、4個/12個の車輪重量を求めるのにそれと同数のロードセルが必要であるが、本実施形態においては、2個/6個のロードセルにより、4個/12個の車輪重量測定を行うことができる。つまり、本実施形態においては、単位ロードセル当たりの測定可能な車輪の個数を増やすことができるので、より多くの車輪を有する車両の車輪重量測定を行うのに、特に適している。
なお、本実施形態においては、2軸4輪、6軸12輪の車両2,2Bに限定して説明を行ったが、3軸6輪〜5軸10輪の車軸・車輪を具備する車両、あるいは、7軸14輪以上の車軸・車輪を有する車両の場合であっても、同様の手法を用いることで、各車輪重量を測定できるのは言うまでもない。
本発明の第1実施形態に係る車輪重量測定装置の平面図(a)および側面図(b) 重量信号生成部の回路構成図 計量台の平面図 車両が乗り込んだ状態の計量台の平面図 計量台上に1軸が乗り込んだ状態を示す図(a)および、計量台上に車両全体が乗り込んだ状態を示す図(b)ならびに、1軸の車輪の中心位置と、2軸の車輪の中心位置との位置関係を示す図(c) センサにより車輪間距離mとズレ量eの導出方法を説明するための図 第3実施形態に係る車輪重量測定装置の平面図(a)および側面図(b) 車輪の座標の特定方法を説明するための図 2軸4輪を具備する車両2の車輪重量を、2個のロードセルを用いて測定する方法を説明するための図 6軸12輪を有する車両の各車輪重量の測定方法を説明するための図
符号の説明
1 車輪重量測定装置
2、2A、2B 車両
2a〜2f 車軸
2aL〜2fR 車輪
3 計量台
4a〜4f ロードセル
5 重量信号生成部
9 演算処理装置
10 メモリー
S1,S2 センサ

Claims (4)

  1. 複数個の荷重検出器と、これら荷重検出器上に支持されるとともに、複数の車輪を有する車両全体が載置可能な計量台を備える車輪重量測定装置において、
    前記計量台上に1個又は複数個の計量区分が形成され、1個の計量区分上に同時に複数車軸分の車輪が載置されるか、又は複数個の計量区分のうちのいずれかの計量区分上に同時に複数車軸分の車輪が載置された状態で、各荷重検出器からの検出値に基づいて、前記計量台上に載置された状態にある各車輪の重量をそれぞれ個別に算出する車輪重量演算手段を備えることを特徴とする車輪重量測定装置。
  2. 複数個の計量区分が形成される場合に、各計量区分の互いに分離して隣接する部分が共通の荷重検出器にて支持されている請求項1に記載の車輪重量測定装置。
  3. 前記各車輪の前記計量台上での位置情報を設定または測定する車輪位置設定・測定手段が設けられ、前記車輪重量演算手段は、この車輪位置設定・測定手段からの位置情報と、前記荷重検出器からの出力信号に基づき、前記各車輪の重量を算出するものである請求項1または2に記載の車輪重量測定装置。
  4. 前記車両の一側の車輪と、他側の車輪との距離を設定または測定する車輪間距離設定・測定手段が設けられ、前記車輪重量演算手段は、この車輪間距離設定・測定手段からの車輪間距離と、荷重検出器からの出力信号に基づき、前記各車輪の重量を算出するものである請求項1または2に記載の車輪重量測定装置。
JP2004302441A 2004-10-18 2004-10-18 車輪重量測定装置 Expired - Fee Related JP4573617B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004302441A JP4573617B2 (ja) 2004-10-18 2004-10-18 車輪重量測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004302441A JP4573617B2 (ja) 2004-10-18 2004-10-18 車輪重量測定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006112986A JP2006112986A (ja) 2006-04-27
JP4573617B2 true JP4573617B2 (ja) 2010-11-04

Family

ID=36381602

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004302441A Expired - Fee Related JP4573617B2 (ja) 2004-10-18 2004-10-18 車輪重量測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4573617B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008111691A (ja) * 2006-10-30 2008-05-15 Kamacho Scale Co Ltd 車輌重量測定装置
JP4859659B2 (ja) * 2006-12-26 2012-01-25 大和製衡株式会社 マルチ計量槽の計量システム
JP5713609B2 (ja) * 2010-09-02 2015-05-07 大和製衡株式会社 重心位置測定装置
JP5840422B2 (ja) * 2011-08-29 2016-01-06 大和製衡株式会社 車両計量装置
JP5942616B2 (ja) * 2012-06-08 2016-06-29 株式会社ジェイテクト 車両走行制御装置、およびこの装置を備える車両

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006003291A (ja) * 2004-06-21 2006-01-05 Katsuzo Kawanishi トラックスケール
JP2006105845A (ja) * 2004-10-07 2006-04-20 Yamato Scale Co Ltd 車軸重量測定方法およびその装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS604413B2 (ja) * 1975-08-26 1985-02-04 阪神高速道路公団 車両荷重計測装置
JP2565348B2 (ja) * 1987-07-17 1996-12-18 株式会社 共和電業 走行車両の輪重測定装置
JP3164899B2 (ja) * 1992-08-10 2001-05-14 大和製衡株式会社 重心位置検出機能を有する積載重量計
JPH08122130A (ja) * 1994-10-24 1996-05-17 Bridgestone Corp レーシングカート用重量計測装置
JP3334860B2 (ja) * 1997-10-30 2002-10-15 矢崎総業株式会社 積載重量計用ゲイン調整装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006003291A (ja) * 2004-06-21 2006-01-05 Katsuzo Kawanishi トラックスケール
JP2006105845A (ja) * 2004-10-07 2006-04-20 Yamato Scale Co Ltd 車軸重量測定方法およびその装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006112986A (ja) 2006-04-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101419154B1 (ko) 트럭스케일에 있어서의 피계량차량의 무게중심위치계측장치 및 트럭스케일
CN103968976B (zh) 一种车轮运动状态矢量检测系统和方法
JP5566244B2 (ja) 車両計量システム
US8921717B2 (en) Weight magnitude and weight position indication systems and methods
JP2005249772A (ja) 回転型分力計測装置
JPS61198024A (ja) 飛行体の燃料重量残量測定装置
CN105136391A (zh) 一种测量飞机在地面受力点距离的方法及系统
JP4573617B2 (ja) 車輪重量測定装置
JP4632740B2 (ja) 車軸重量測定装置
CN110220621A (zh) 一种用于铁道车辆超偏载检测的钢轨轨头式应力传感器
JP5230288B2 (ja) 乗物に生ずる流体力を計測する方法および風洞天秤装置
JP5650459B2 (ja) 車両走行危険度評価システム
JP5399956B2 (ja) 車両重量計測装置
JP5604261B2 (ja) トラックスケールにおける被計量車両の重心位置計測装置
JP4596826B2 (ja) トラックスケール
JP5713609B2 (ja) 重心位置測定装置
JP4632701B2 (ja) トラックスケール
JP6555932B2 (ja) 車両重量計及び車両の総重量算出方法
JP5762703B2 (ja) 車両計量システム
JP2002236065A (ja) レール横方向水平力検出方法
JP5680940B2 (ja) トラックスケールにおける被計量車両の重心位置計測装置
JP5939870B2 (ja) 車両計量システム
JPS60102526A (ja) 可搬型車両軸重検出装置
JP6223815B2 (ja) 軸重測定装置
KR0159627B1 (ko) 3차원 경사계 및 그 경사각도 연산방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071003

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100601

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100729

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100817

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100817

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4573617

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130827

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees