JP5604261B2 - トラックスケールにおける被計量車両の重心位置計測装置 - Google Patents
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本願請求項1の発明の車両重心位置計測装置は、計量台の四隅付近の下面にそれぞれロードセルを設け、計量台上に被計量車両を載せたときの各ロードセルからの検出値に基いて演算処理装置により被計量車両の重量を計量し得るようにしたトラックスケールに適用されるものである。そして、この請求項1の発明の車両重心位置計測装置は、後述するように前後の車軸間の距離が不明な被計量車両の重心高さ位置を計測し得るようにしたものである。
本願請求項2の発明の車両重心位置計測装置は、被計量車両の前後の車軸間距離が予め判っている場合に適用できるものである。
本願請求項3の発明の車両重心位置計測装置は、被計量車両の前後各軸重(前輪軸重と後輪軸重)をトラックスケールとは別設の軸重計(例えばマットスケール)で計測する場合に適用できるものである。
本願請求項4の発明の車両重心位置計測装置は、上記請求項1における車軸間距離算出手段に代えて上記請求項2の車軸間距離記憶手段を採用しているとともに、上記請求項1における前輪軸重算出手段と後輪軸重算出手段に代えて上記請求項3の前輪軸重記憶手段及び後輪軸重記憶手段を採用している。
本願請求項5の発明の車両重心位置計測装置は、前後の車軸間距離が同じ車種の被計量車両の重心位置を計測する場合に適用できるものである。
本願請求項6の発明は、車両重心位置が車両の3次元位置(前後、上下、左右)のどの位置にあるのかを算出し得るようにしたものである。即ち、上記請求項1〜請求項5の車両重心位置計測装置では、車両の前後重心位置を前後重心位置算出手段により算出できるとともに、車両の重心高さ位置を最終的に車両重心高さ位置算出手段により算出できるようになっており、後は車両の左右重心位置を算出できるようにすることで、車両重心の3次元位置を知ることができる。
本願請求項1の発明の車両重心位置計測装置は、上記構成により、トラックスケールによる被計量車両の計量と同時に、既存のトラックスケールでは不可能であった車両重心高さ位置の算出を行うことができるという効果がある。尚、車両重心高さが高くなるほど、走行時の横転危険度が高くなるが、このように車両の重心高さ位置を知ることは、道路走行時における車両の横転危険度を予知できるものであり、現状の車両が横転に関する安全性を確保しているかどうかを前以て知ることができるものである。
本願請求項2の発明では、上記請求項1の車両重心位置計測装置において、被計量車両の車軸間距離を実測値に基いて車両傾斜角記憶手段に記憶しているが、該車軸間距離は実測値であるので正確である。
本願請求項3の発明では、被計量車両の前輪軸重と後輪軸重とを別設の軸重計で計測しておき、被計量車両をトラックスケールで計量する前に、先に計測している前輪軸重と後輪軸重とを前輪軸重記憶手段と後輪軸重記憶手段にそれぞれ記憶させているので、トラックスケール上での実際の計量時に演算処理装置での前輪軸重と後輪軸重の算出が不要となる。
本願請求項4の発明は、トラックスケールによる計量前に、被計量車両の車軸間距離と前後各軸重をそれぞれ所定の記憶手段に記憶させているので、トラックスケール上での実際の計量時に演算処理装置での車軸間距離の算出と前後各輪重の算出とが不要となる。
本願請求項5の発明では、上記請求項1の車両重心位置計測装置において、前輪が前輪載せ台上に載ったときの車両傾斜角を、それぞれ不変データである被計量車両の車軸間距離(実測値)と計量台の前輪載せ台の段上げ高さ(実測値)とから求めて車両傾斜角記憶手段に記憶させているが、この車両傾斜角記憶手段に記憶させた車両傾斜角は、それぞれ実測値に基く車軸間距離と前輪載せ台高さとから求められているので正確である。
本願請求項6の発明の車両重心位置計測装置は、上記構成により、請求項1〜請求項5の上記機能(車両前後重心位置と車両重心高さ位置の両算出機能)のほかに車両左右重心位置も算出できるものである。尚、車両重心位置が左右に大きく変位するほど、走行時における横転危険度が高くなるが、このように車両重心位置の左右変位量を知ることは、車両重心高さ位置を認知することに加えて道路走行時における車両の横転危険度を予知するのに重要となるものである。
図9に示す第1実施例の演算処理装置3には、被計量車両5の重心位置を算出するための各種の算出手段(図9参照)を有している。即ち、この実施例では、被計量車両5の重心位置が前後方向、左右方向、及び上下方向の3次元方向のどの位置にあるのかを算出し得るようにしたものである。
まず、先に車軸間距離算出手段21について説明すると、この車軸間距離算出手段21は、被計量車両5を計量台10上に載せた状態で、図4に示すように車輪位置検出器8で検出された各距離データE1〜E4及び各角度データe1〜e4に基いて被計量車両5の前後車輪軸52A,52B間の距離Lを算出するものである。車軸間距離Lは、図4において、車輪位置検出器8から前輪軸52Aまでの前後方向距離L1と車輪位置検出器8から後輪軸52Bまで前後方向距離L2との合計距離であるが、該両距離L1,L2は車輪位置検出器8からの検出データに基いて車軸間距離算出手段21で次のように算出される。
この前後変位量算出手段20は、被計量車両5が計量台10上に載っている状態(図1、図2の場合及び図5、図6の場合)で、その被計量車両5が前後方向の基準位置(例えば前後のロードセル13A,13Cの位置)に対して前後にどれだけ変位しているかを算出するものである。
この前輪軸重算出手段23Aと後輪軸重算出手段23Bは、被計量車両5が計量台10上に載った状態での各ロードセル13A〜13Dからの各検出値Wa〜Wdに基いて、前輪軸重(AW1又はAW2)と後輪軸重(BW1又はBW2)をそれぞれ算出するものである。
この前後重心位置算出手段24は、上記前輪軸重算出手段23A及び後輪軸重算出手段23Bでそれぞれ算出された前輪軸重(図2のAW1、又は図6のAW2)及び後輪軸重(図2のBW1、又は図6のBW2)と、上記前後変位量算出手段20で算出された被計量車両5の前後変位量(図2におけるAL1:BL1、又は図6におけるAL2:BL2)とから、計量台10上に載せている被計量車両5の前後重心位置G(又はG′)を求めるものである。
この車両傾斜角算出手段22は、図5及び図6に示すように、被計量車両5の前輪51A,51Bが計量台10の前輪載せ台12上に載った状態での車両傾斜角θ(図6、図7)を算出するものである。
H/Lに対応するsin角(θ)を記憶手段(ROM)31に格納している三角関数のデータテーブルから求める。尚、この車両傾斜角算出手段22で算出する車両傾斜角θは、被計量車両5の重心高さ位置を求めるために必要なものであり、後述の車両重心高さ位置算出手段26で利用される。
この前後重心変位量算出手段25は、記憶手段(RAM)32で記憶している図2の状態での前後重心位置情報(例えばBGの前後距離)と、図6の状態で新たに算出された前後重心位置情報(例えばBG′の前後距離)とを比較して、図7に示すように前後方向の重心変位量T(BG−BG′)を算出するものである。
この車両重心高さ位置算出手段26は、前後重心変位量算出手段25で算出された前後重心変位量T(図7のBG−BG′)と、車両傾斜角算出手段22で算出された車両傾斜角θとに基いて被計量車両5の重心高さ位置G1(図7)を算出するものである。
この左右変位量算出手段27は、計量台10上に載せた被計量車両5が該計量台10に対して左右にどれだけ変位しているかを算出するものであるが、この左右変位量算出手段27による算出に要する基本データとして、左右に位置する2つのロードセル13A,13B(又は13C,13D)間の中心延長線Pに対する車輪位置検出器8からの水平方向の垂直距離Mと、被計量車両5の左右の各車輪51A,51B(又は51C,51D)間の間隔Dを基にした左右車輪から被計量車両5の左右中心線Qに対する垂直距離1/2Dに関する情報とがそれぞれ記憶手段(ROM)31に記憶されている。
この左輪群輪重算出手段28Aは、被計量車両5を計量台10上に載せたときの、左前ロードセル13Aと左後ロードセル13Cからの各検出値Wa,Wcを合算する(Wa+Wc)ことで被計量車両5における左側車輪群(51Aと51C)の合計輪重を算出するものである。尚、左前ロードセル13Aと左後ロードセル13Cからの各検出値Wa,Wc(図1)を合算したものを、図3においてLWと表示している。
この右輪群輪重算出手段28Bは、被計量車両5を計量台10上に載せたときの、右前ロードセル13Bと右後ロードセル13Dからの各検出値Wb,Wdを合算する(Wb+Wd)ことで被計量車両5における右側車輪群(51Bと51D)の合計輪重を算出するものである。尚、右前ロードセル13Bと右後ロードセル13Dからの各検出値Wa,Wc(図1)を合算したものを、図3においてRWと表示している。
この左右重心位置算出手段29は、上記左輪群輪重算出手段28A及び右輪群輪重算出手段28Bで算出された左右の各合計輪重(Wa+Wc=LW及びWb+Wd=RW)と、左右変位量算出手段27で算出された左右変位量Sとから車両重心位置Gが車両の左右方向のどの位置にあるかを算出するものである。
図10に示す第2実施例の車両重心位置計測装置は、被計量車両5の前後の車軸間距離Lが予め判っている場合に適用できるものである。
図11に示す第3実施例の車両重心位置計測装置は、被計量車両5の前後各軸重(前輪軸重と後輪軸重)をトラックスケール1とは別設の軸重計(例えばマットスケール)で計測する場合に適用できるものである。
図12に示す第4実施例の車両重心位置計測装置は、上記第1実施例(図9)における車軸間距離算出手段21を上記第2実施例(図10)の車軸間距離記憶手段211に変更しているとともに、上記第1実施例(図9)における前輪軸重算出手段23Aと後輪軸重算出手段23Bとを上記第3実施例(図11)の前輪軸重記憶手段231A及び後輪軸重記憶手段231Bに変更したものである。
図13に示す第5実施例の車両重心位置計測装置は、前後の車軸間距離Lが同じ車種の被計量車両5の重心位置を計測する場合に適用できるものである。
Claims (6)
- 計量台(10)の四隅付近の下面にそれぞれロードセル(13A〜13D)を設け、上記計量台(10)上に被計量車両(5)を載せたときの各ロードセル(13A〜13D)からの検出値に基いて演算処理装置(3)により被計量車両(5)の重量を計量し得るようにしたトラックスケールにおいて、
上記計量台(10)は、被計量車両(5)の全輪(51A〜51D)を同時に載せ得る面積の平坦面(11)とその平坦面(11)の前方位置に該平坦面(11)より所定高さ段上げした前輪載せ台(12)を設けたものを使用する一方、
上記計量台(10)上に載せられた被計量車両(5)の前輪位置と後輪位置を検出し得る車輪位置検出器(8)を有し、
上記演算処理装置(3)は、
被計量車両(5)を計量台(10)上に載せた状態での上記車輪位置検出器(8)からの車輪位置情報に基いて被計量車両(5)が前後方向の基準位置から前後にどれだけ変位しているかを算出する前後変位量算出手段(20)と、
上記車輪位置検出器(8)で検出した前輪位置と後輪位置とから前後の車軸間の距離(L)を算出する車軸間距離算出手段(21)と、
被計量車両(5)の前輪(51A,51B)が上記前輪載せ台(12)上に載った状態において上記車軸間距離算出手段(21)で算出された車軸間距離(L)と上記前輪載せ台(12)の高さ(H)とから被計量車両(5)の前後傾斜角(θ)を算出する車両傾斜角算出手段(22)と、
上記各ロードセル(13A〜13D)からの検出値(Wa〜Wd)に基いて現状位置での前輪軸重と後輪軸重とをそれぞれ算出する前輪軸重算出手段(23A)及び後輪軸重算出手段(23B)と、
上記前輪軸重算出手段(23A)及び上記後輪軸重算出手段(23B)でそれぞれ算出された前輪軸重及び後輪軸重と上記前後変位量算出手段(20)で算出された前後変位量とから車両重心位置(G又はG′)が車両前後方向のどの位置にあるかを算出する前後重心位置算出手段(24)と、
被計量車両(5)の全輪が計量台(10)の平坦面(11)上に載っている状態での上記前後重心位置算出手段(24)で算出された前後重心位置情報を記憶する記憶手段(32)と、
被計量車両(5)の前輪(51A,51B)が上記前輪載せ台(12)上に載った状態での上記前後重心位置算出手段(24)で新たに算出された前後重心位置情報と上記記憶手段(32)で記憶している平坦面(11)上での上記前後重心位置情報とを比較してその前後重心変位量(T)を算出する前後重心変位量算出手段(25)と、
上記前後重心変位量算出手段(25)で算出された前後重心変位量(T)と上記車両傾斜角算出手段(22)で算出された車両傾斜角(θ)とに基いて被計量車両(5)の重心高さ位置(G1)を算出する車両重心高さ位置算出手段(26)、
とをそれぞれ備えている、
ことを特徴とするトラックスケールにおける被計量車両の重心位置計測装置。 - 計量台(10)の四隅付近の下面にそれぞれロードセル(13A〜13D)を設け、上記計量台(10)上に被計量車両(5)を載せたときの各ロードセル(13A〜13D)からの検出値に基いて演算処理装置(3)により被計量車両(5)の重量を計量し得るようにしたトラックスケールにおいて、
上記計量台(10)は、被計量車両(5)の全輪(51A〜51D)を同時に載せ得る面積の平坦面(11)とその平坦面(11)の前方位置に該平坦面(11)より所定高さ段上げした前輪載せ台(12)を設けたものを使用する一方、
上記計量台(10)上に載せられた被計量車両(5)の前輪位置と後輪位置を検出し得る車輪位置検出器(8)を有し、
計量すべき被計量車両(5)の前後の車軸間の距離(L)が予め判っている場合に該被計量車両(5)の車軸間距離(L)を記憶する車軸間距離記憶手段(211)を設けているとともに、
上記演算処理装置(3)は、
被計量車両(5)を計量台(10)上に載せた状態での上記車輪位置検出器(8)からの車輪位置情報に基いて被計量車両(5)が前後方向の基準位置から前後にどれだけ変位しているかを算出する前後変位量算出手段(20)と、
被計量車両(5)の前輪(51A,51B)が上記前輪載せ台(12)上に載った状態において上記車軸間距離記憶手段(211)で記憶している車軸間距離(L)と上記前輪載せ台(12)の高さ(H)とから被計量車両(5)の前後傾斜角(θ)を算出する車両傾斜角算出手段(22)と、
上記各ロードセル(13A〜13D)からの検出値(Wa〜Wd)に基いて現状位置での前輪軸重と後輪軸重とをそれぞれ算出する前輪軸重算出手段(23A)及び後輪軸重算出手段(23B)と、
上記前輪軸重算出手段(23A)及び上記後輪軸重算出手段(23B)でそれぞれ算出された前輪軸重及び後輪軸重と上記前後変位量算出手段(20)で算出された前後変位量とから車両重心位置(G又はG′)が車両前後方向のどの位置にあるかを算出する前後重心位置算出手段(24)と、
被計量車両(5)の全輪が計量台(10)の平坦面(11)上に載っている状態での上記前後重心位置算出手段(24)で算出された前後重心位置情報を記憶する記憶手段(32)と、
被計量車両(5)の前輪(51A,51B)が上記前輪載せ台(12)上に載った状態での上記前後重心位置算出手段(24)で新たに算出された前後重心位置情報と上記記憶手段(32)で記憶している平坦面(11)上での上記前後重心位置情報とを比較してその前後重心変位量(T)を算出する前後重心変位量算出手段(25)と、
上記前後重心変位量算出手段(25)で算出された前後重心変位量(T)と上記車両傾斜角算出手段(22)で算出された車両傾斜角(θ)とに基いて被計量車両(5)の重心高さ位置(G1)を算出する車両重心高さ位置算出手段(26)、
とをそれぞれ備えている、
ことを特徴とするトラックスケールにおける被計量車両の重心位置計測装置。 - 計量台(10)の四隅付近の下面にそれぞれロードセル(13A〜13D)を設け、上記計量台(10)上に被計量車両(5)を載せたときの各ロードセル(13A〜13D)からの検出値に基いて演算処理装置(3)により被計量車両(5)の重量を計量し得るようにしたトラックスケールにおいて、
上記計量台(10)は、被計量車両(5)の全輪(51A〜51D)を同時に載せ得る面積の平坦面(11)とその平坦面(11)の前方位置に該平坦面(11)より所定高さ段上げした前輪載せ台(12)を設けたものを使用する一方、
上記計量台(10)上に載せられた被計量車両(5)の前輪位置と後輪位置を検出し得る車輪位置検出器(8)を有し、
計量すべき被計量車両(5)の前輪軸重と後輪軸重とを別設の軸重計で計測した場合の該前輪軸重と後輪軸重とをそれぞれ記憶する前輪軸重記憶手段(231A)と後輪軸重記憶手段(231B)を設けているとともに、
上記演算処理装置(3)は、
被計量車両(5)を計量台(10)上に載せた状態での上記車輪位置検出器(8)からの車輪位置情報に基いて被計量車両(5)が前後方向の基準位置から前後にどれだけ変位しているかを算出する前後変位量算出手段(20)と、
上記車輪位置検出器(8)で検出した前輪位置と後輪位置とから前後の車軸間の距離(L)を算出する車軸間距離算出手段(21)と、
被計量車両(5)の前輪(51A,51B)が上記前輪載せ台(12)上に載った状態において上記車軸間距離算出手段(21)で算出された車軸間距離(L)と上記前輪載せ台(12)の高さ(H)とから被計量車両(5)の前後傾斜角(θ)を算出する車両傾斜角算出手段(22)と、
上記前輪軸重記憶手段(231A)で記憶している前輪軸重と上記後輪軸重記憶手段(231B)で記憶している後輪軸重と上記前後変位量算出手段(20)で算出された前後変位量とから車両重心位置(G又はG′)が車両前後方向のどの位置にあるかを算出する前後重心位置算出手段(24)と、
被計量車両(5)の全輪が計量台(10)の平坦面(11)上に載っている状態での上記前後重心位置算出手段(24)で算出された前後重心位置情報を記憶する記憶手段(32)と、
被計量車両(5)の前輪(51A,51B)が上記前輪載せ台(12)上に載った状態での上記前後重心位置算出手段(24)で新たに算出された前後重心位置情報と上記記憶手段(32)で記憶している平坦面(11)上での上記前後重心位置情報とを比較してその前後重心変位量(T)を算出する前後重心変位量算出手段(25)と、
上記前後重心変位量算出手段(25)で算出された前後重心変位量(T)と上記車両傾斜角算出手段(22)で算出された車両傾斜角(θ)とに基いて被計量車両(5)の重心高さ位置(G1)を算出する車両重心高さ位置算出手段(26)、
とをそれぞれ備えている、
ことを特徴とするトラックスケールにおける被計量車両の重心位置計測装置。 - 計量台(10)の四隅付近の下面にそれぞれロードセル(13A〜13D)を設け、上記計量台(10)上に被計量車両(5)を載せたときの各ロードセル(13A〜13D)からの検出値に基いて演算処理装置(3)により被計量車両(5)の重量を計量し得るようにしたトラックスケールにおいて、
上記計量台(10)は、被計量車両(5)の全輪(51A〜51D)を同時に載せ得る面積の平坦面(11)とその平坦面(11)の前方位置に該平坦面(11)より所定高さ段上げした前輪載せ台(12)を設けたものを使用する一方、
上記計量台(10)上に載せられた被計量車両(5)の前輪位置と後輪位置を検出し得る車輪位置検出器(8)を有し、
計量すべき被計量車両(5)の前後の車軸間の距離(L)が予め判っている場合に該被計量車両(5)の車軸間距離(L)を記憶する車軸間距離記憶手段(211)を設け、
さらに計量すべき被計量車両(5)の前輪軸重と後輪軸重とを別設の軸重計で計測した場合の該前輪軸重と後輪軸重とをそれぞれ記憶する前輪軸重記憶手段(231A)と後輪軸重記憶手段(231B)を設けているとともに、
上記演算処理装置(3)は、
被計量車両(5)を計量台(10)上に載せた状態での上記車輪位置検出器(8)からの車輪位置情報に基いて被計量車両(5)が前後方向の基準位置から前後にどれだけ変位しているかを算出する前後変位量算出手段(20)と、
被計量車両(5)の前輪(51A,51B)が上記前輪載せ台(12)上に載った状態において上記車軸間距離記憶手段(211)で記憶している車軸間距離(L)と上記前輪載せ台(12)の高さ(H)とから被計量車両(5)の前後傾斜角(θ)を算出する車両傾斜角算出手段(22)と、
上記前輪軸重記憶手段(231A)で記憶している前輪軸重と上記後輪軸重記憶手段(231B)で記憶している後輪軸重と上記前後変位量算出手段(20)で算出された前後変位量とから車両重心位置(G又はG′)が車両前後方向のどの位置にあるかを算出する前後重心位置算出手段(24)と、
被計量車両(5)の全輪が計量台(10)の平坦面(11)上に載っている状態での上記前後重心位置算出手段(24)で算出された前後重心位置情報を記憶する記憶手段(32)と、
被計量車両(5)の前輪(51A,51B)が上記前輪載せ台(12)上に載った状態での上記前後重心位置算出手段(24)で新たに算出された前後重心位置情報と上記記憶手段(32)で記憶している平坦面(11)上での上記前後重心位置情報とを比較してその前後重心変位量(T)を算出する前後重心変位量算出手段(25)と、
上記前後重心変位量算出手段(25)で算出された前後重心変位量(T)と上記車両傾斜角算出手段(22)で算出された車両傾斜角(θ)とに基いて被計量車両(5)の重心高さ位置(G1)を算出する車両重心高さ位置算出手段(26)、
とをそれぞれ備えている、
ことを特徴とするトラックスケールにおける被計量車両の重心位置計測装置。 - 計量台(10)の四隅付近の下面にそれぞれロードセル(13A〜13D)を設け、上記計量台(10)上に被計量車両(5)を載せたときの各ロードセル(13A〜13D)からの検出値に基いて演算処理装置(3)により被計量車両(5)の重量を計量し得るようにしたトラックスケールにおいて、
上記計量台(10)は、被計量車両(5)の全輪(51A〜51D)を同時に載せ得る面積の平坦面(11)とその平坦面(11)の前方位置に該平坦面(11)より所定高さ段上げした前輪載せ台(12)を設けたものを使用する一方、
上記計量台(10)上に載せられた被計量車両(5)の前輪位置と後輪位置を検出し得る車輪位置検出器(8)を有し、
前後の車軸間の距離(L)が一定である被計量車両(5)を計量する場合に該被計量車両(5)の前輪(51A,51B)が上記前輪載せ台(12)上に載った状態での上記被計量車両(5)の車軸間距離(L)と上記前輪載せ台(12)の高さ(H)とから求められた被計量車両(5)の前後傾斜角(θ)を記憶する車両傾斜角記憶手段(221)を設けているとともに、
上記演算処理装置(3)は、
被計量車両(5)を計量台(10)上に載せた状態での上記車輪位置検出器(8)からの車輪位置情報に基いて被計量車両(5)が前後方向の基準位置から前後にどれだけ変位しているかを算出する前後変位量算出手段(20)と、
上記各ロードセル(13A〜13D)からの検出値(Wa〜Wd)に基いて現状位置での前輪軸重と後輪軸重とをそれぞれ算出する前輪軸重算出手段(23A)及び後輪軸重算出手段(23B)と、
上記前輪軸重算出手段(23A)及び上記後輪軸重算出手段(23B)でそれぞれ算出された前輪軸重及び後輪軸重と上記前後変位量算出手段(20)で算出された前後変位量とから車両重心位置(G又はG′)が車両前後方向のどの位置にあるかを算出する前後重心位置算出手段(24)と、
被計量車両(5)の全輪が計量台(10)の平坦面(11)上に載っている状態での上記前後重心位置算出手段(24)で算出された前後重心位置情報を記憶する記憶手段(32)と、
被計量車両(5)の前輪(51A,51B)が上記前輪載せ台(12)上に載った状態での上記前後重心位置算出手段(24)で新たに算出された前後重心位置情報と上記記憶手段(32)で記憶している平坦面(11)上での上記前後重心位置情報とを比較してその前後重心変位量(T)を算出する前後重心変位量算出手段(25)と、
上記前後重心変位量算出手段(25)で算出された前後重心変位量(T)と上記車両傾斜角記憶手段(221)で記憶されている車両傾斜角(θ)とに基いて被計量車両(5)の重心高さ位置(G1)を算出する車両重心高さ位置算出手段(26)、
とをそれぞれ備えている、
ことを特徴とするトラックスケールにおける被計量車両の重心位置計測装置。 - 請求項1から5のいずれか1項おいて、
左右に位置する2つのロードセル(13Aと13B、13Cと13D)間の中心延長線(P)に対する車輪位置検出器(8)からの水平方向の垂直距離(M)と被計量車両(5)の左右の各車輪(51Aと51B、51Cと51D)間の距離に関する情報とをそれぞれ記憶手段(31)に記憶させておき、
上記演算処理装置(3)に、
被計量車両(5)を計量台(10)上に載せた状態での上記車輪位置検出器(8)からの車輪位置情報に基いて左右の車輪間の中心延長線(Q)が左右のロードセル間の中心延長線(P)に対して左右にどれだけ変位しているかを算出する左右変位量算出手段(27)と、
被計量車両(5)を計量台(10)上に載せたときの各ロードセル(13A〜13D)からの検出値(Wa〜Wd)に基いて被計量車両(5)における左右各側の車輪群(51Aと51C、51Bと51D)のそれぞれの合計輪重(LW、RW)を算出する左輪群輪重算出手段(28A)及び右輪群輪重算出手段(28B)と、
上記左輪群輪重算出手段(28A)及び上記右輪群輪重算出手段(28B)で算出された左右の各合計輪重(LW、RW)と上記左右変位量算出手段(27)で算出された左右変位量(S)とから車両重心位置(G)が車両の左右方向のどの位置にあるかを算出する左右重心位置算出手段(29)、
とをそれぞれ備えている、
ことを特徴とするトラックスケールにおける被計量車両の重心位置計測装置。
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