JP4859659B2 - マルチ計量槽の計量システム - Google Patents

マルチ計量槽の計量システム Download PDF

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Description

本発明は、複数の計量槽のそれぞれに収容される被計量物の重量を計測するマルチ計量槽の計量システムに関するものである。
従来、液体や粉体、スラリー状物を計量するものとして、例えば、図14(a)の正面図および同図(b)の平面図で示される計量装置100、または同図(c)の正面図および同図(d)の平面図で示される計量装置100′が実用に供されている。これら計量装置100(100′)においては、タンクまたはホッパを計量槽101(101′)として用い、この計量槽101(101′)を1つだけ支持枠102(102′)に組み付け、この支持枠102(102′)を3個(または4個)のロードセル103(103′)で支持し、これらロードセル103(103′)からの荷重信号の合計を計量槽101(101′)内の被計量物の重量として計測するようにされている。また、ホッパの内部を仕切壁で区画して二槽式とし、各槽内の貯留物の重量を個別に計測することができる二槽式ホッパの貯留量検出装置が、例えば特許文献1にて提案されている。
特許第3638464号公報
この特許文献1に係る二槽式ホッパの貯留量検出装置は、図15(a)に示されるように、内部の貯留領域を仕切壁112によって二槽113,114に仕切られたホッパ111と、仕切壁112を隔てた対称の位置において各槽113,114に設けた一対のロードセル115a,115b;116a,116bと、各ロードセル115a,115b,116a,116bの出力に基づいて貯留物の重量を演算する演算装置(図示省略)とを備え、演算装置は、一方の槽113内における貯留物の推定重量をW、他方の槽114内における貯留物の推定重量をW、一方の槽113に設けたロードセル115a,115bで検出する荷重をR、他方の槽114に設けたロードセル116a,116bで検出する荷重をR、一方の槽113のロードセル115a,115bと他方の槽114のロードセル116a,116bとの間の距離をL、仕切壁112から一方の槽113内における貯留物の重心Gまでの距離をa、仕切壁112から他方の槽114内における貯留物の重心Gまでの距離をaとして、次式:
=1/(a+a)×
{R×(a+L/2)+R×(a−L/2)}
=1/(a+a)×
{R×(a−L/2)+R×(a+L/2)}
により、一方の槽113内の貯留物の推定重量Wと、他方の槽114内の貯留物の推定重量Wとを求める機能回路を有する構成とされている。
ここで、重心G,Gの位置は、内容量の変化によって鉛直方向に移動するものの、内容量の変化によって水平方向に大きく移動することはないので、予めその位置が算出されて既知の情報として取り扱われている。つまり、この二槽式ホッパの貯留量検出装置においては、一直線上に位置する2つの重心G,Gの位置情報、言い換えれば一次元の重心位置情報と、複数のロードセル115a,115b,116a,116bからの荷重信号とに基づいて連立方程式により数値演算して各槽113,114内の貯留物の重量を求めるようにされている。
ところで、産業分野では、複数の原料をある重量比率に基づいて配合するケースが多くある。このようなケースに対応するために、計量槽の数が1つである従来の計量装置100,100′を必要な数だけ配置したのでは、計量設備全体として広大な設置スペースが必要となり、また1つの計量槽に対し使用されるロードセルの数が3〜4個であることから計量設備全体で多数のロードセルが使用されることになり、計量設備全体のコストアップや故障率の増加を招くという問題点がある。そこで、この従来の計量装置に代えて図15に示されるような二槽式ホッパの貯留量検出装置を採用することで、従来の計量装置100,100′を必要な数だけ配置した場合に比べて、必要設置スペースの抑制や使用ロードセル数の低減を一定程度図ることができる。しかし、この二槽式ホッパにおいても、その効果が十分でなく、必要設置スペースをより抑制することができるとともに、使用ロードセル数をより低減することのできる計量システムが望まれている。
なお、特許文献1に係る二槽式ホッパの貯留量検出装置において、ホッパ111内部の貯留領域を3槽以上に増設することで、1槽あたりの必要設置スペースを抑制したり、使用ロードセル数を低減したりすることも考えられるが、この二槽式ホッパの貯留量検出装置で取り扱われている重心位置情報は一次元であるために、ホッパ内部の貯留領域を3槽以上に増設したときに、各槽の重心がある平面上で点在した場合、各槽内の貯留物の重量を求めることができない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、2槽は言うに及ばず3槽以上の計量槽のそれぞれの内容重量を必要最小限の荷重検出器にて計量することができ、これによって計量設備全体のコンパクト化やコストダウンを図ることのできるマルチ計量槽の計量システムを提供することを目的とするものである。
前記目的を達成するために、第1発明によるマルチ計量槽の計量システムは、
被計量物が収容される複数の計量槽と、これら計量槽を支持する支持枠と、この支持枠を支持する少なくとも計量槽の数と同数の荷重検出器と、前記各計量槽の二次元の重心位置情報を記憶する記憶部と、前記各計量槽の内容重量を演算する重量演算部と、前記各計量槽の重心位置座標を修正する重心位置座標修正演算部とを備え、
前記重心位置情報は、各計量槽に収容される被計量物の重量と各計量槽の重心位置座標との相対関係を示す相対関係式またはテーブルデータを含み、
前記重心位置座標修正演算部は、前記相対関係式またはテーブルデータと、前記重量演算部の演算結果とに基づいて各計量槽の重心位置座標を修正し、
前記重量演算部は、前記重心位置座標修正演算部により修正された各計量槽の重心位置座標と、前記荷重検出器からの荷重信号とに基づいて各計量槽の内容重量を演算する
ことを特徴とするものである。
発明において、前記重心位置座標修正演算部による演算と、前記重量演算部による演算とが複数回繰り返されるのが好ましい(第発明)。
発明または第発明において、前記相対関係式またはテーブルデータは被計量物の種類毎に用意され、被計量物の種類が変わる毎に、被計量物の種類に応じた相対関係式またはテーブルデータが選択されるのが好ましい(第発明)。
第1発明乃至第3発明において、前記支持枠は、水平方向に延びる軸線を有する第1の枢支軸を介して前記各計量槽を揺動可能に支持する内枠と、前記第1の枢支軸の軸線方向に対し直角を成して水平方向に延びる軸線を有する第2の枢支軸を介して前記内枠を揺動可能に支持する外枠とよりなり、前記各計量槽が前記第1の枢支軸および第2の枢支軸のそれぞれの軸線回りに揺動するのを止める振れ止め手段が設けられるのが好ましい(第発明)。
第1発明乃至第発明において、前記支持枠は、両端部が前記荷重検出器によって支持される一対のビーム上に載置されるのが好ましい(第発明)。
第1発明によれば、複数の計量槽が支持枠によって支持されるとともに、この支持枠が少なくとも計量槽の数と同数の荷重検出器によって支持され、これら荷重検出器からの荷重信号と、記憶部に記憶されている各計量槽の二次元の重心位置情報とに基づいて各計量槽に収容されている被計量物の重量が演算されるので、2槽は言うに及ばず3槽以上の計量槽のそれぞれの内容重量を必要最小限の荷重検出器にて計量することができる。したがって、必要とされる設置スペースを従来よりも抑制することができるとともに、使用される荷重検出器の数を従来よりも低減することができ、計量設備全体のコンパクト化やコストダウンを図ることができる。
また、各計量槽に収容される被計量物の重量と各計量槽の重心位置座標との相対関係を示す相対関係式またはテーブルデータと、重量演算部の演算結果とに基づいて各計量槽の重心位置座標が修正され、この修正された各計量槽の重心位置座標と、荷重検出器からの荷重信号とに基づいて各計量槽の内容重量が演算されるので、計量槽の形状や加工精度、組付精度などの要因で、各計量槽に収容される被計量物の重量と各計量槽の重心位置座標との相対関係が変化したとしても、各計量槽の内容重量を正確に求めることができる。
この場合、重心位置座標修正演算部による演算と重量演算部による演算とが複数回繰り返されるものとすることにより、かかる演算が繰り返されるたびに計測誤差が減じられ、各計量槽の内容重量をより正確に求めることができる。
さらに、前記相対関係式またはテーブルデータは被計量物の種類毎に用意され、被計量物の種類が変わる毎に、被計量物の種類に応じた相対関係式またはテーブルデータが選択されるものとすることにより、被計量物の種類が変わったとしても、各計量槽の内容重量を正確に求めることができる。
また、第発明の構成を採用することにより、計量槽の形状や加工精度、組付精度、被計量物の比重やかさ密度、計量槽に対する被計量物の投入・排出状態などの要因で各計量槽の重心位置が変化したとしても、第1の枢支軸の軸線と第2の枢支軸の軸線とが平面視で交差する点を通る鉛直線上のある点に被計量物の正味重量が作用するものとすることができ、かかる鉛直線と任意の水平面との交点の平面座標を各計量槽の二次元の重心位置情報として記憶部に記憶させておくことで、各計量槽に収容されている被計量物の重量を正確に求めることができる。
今、仮に、剛性が強く歪みの少ない支持枠に4つの計量槽が配置されているものとし、その支持枠を4個の歪みの少ない荷重検出器で受けたとすると、支持枠の平面度の悪さや4個の荷重検出器の高低差などにより、極端な場合は3個の荷重検出器のみで支持枠を支えてしまうことになる。そこで、両端部が荷重検出器によって支持される一対のビーム上に支持枠を載置するという第発明の構成を採用することにより、たとえ支持枠の平面度が悪かったり、荷重検出器の高さに相対誤差があったりしても、荷重検出器に理論通りの荷重がかかることになり、支持枠の平面度の良否や荷重検出器の高低差などに起因する計測誤差をなくすことができる。
次に、本発明によるマルチ計量槽の計量システムの具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、以下に述べる実施形態において、計量槽の鉛直方向の重心位置は重量計測上影響のない要素なので、以下の説明において、計量槽の重心位置は任意の水平面(x−y平面)上での二次元座標で取り扱うものとすることとする。
〔第1の実施形態〕
図1には、本発明の第1の実施形態に係るマルチ計量槽の計量システムにおいて用いられる計量装置の平面図(a)および(a)のA矢視図(b)がそれぞれ示されている。
図1に示される計量装置1は、被計量物が収容される4つの計量槽11,12,13,14と、これら計量槽11〜14を支持する支持枠2を備えている。
前記支持枠2は、平面視四角形状の平板に各計量槽11〜14を組み込むための孔が形成されてなるものであり、図1において左右に配置される一対の支持台3,3′に跨るように設けられている。この支持枠2には、4つの計量槽11〜14のうちの3つ以上が一直線上に並ばないようにそれら4つの計量槽11〜14がそれぞれ異なった方向に離間して配置されている。この支持枠2の四隅と一対の支持台3,3′との間には、計量槽の数と同数の4つのロードセル(荷重検出器)21,22,23,24が介設されており、これらロードセル21〜24によって支持枠2が支持されるようになっている。
以下において、図1(a)に示される支持枠2の左手前側に組み付けられている計量槽11を第1計量槽11と称し、同支持枠2の左奥側に組み付けられている計量槽12を第2計量槽12と称し、同支持枠2の右奥側に組み付けられている計量槽13を第3計量槽13と称し、同支持枠2の右手前側に組み付けられている計量槽14を第4計量槽14と称することとする。また、図1(a)に示される支持枠2の左手前側コーナ部に位置するロードセル21を第1ロードセル21と称し、同支持枠2の左奥側コーナ部に位置するロードセル22を第2ロードセル22と称し、同支持枠2の右奥側コーナ部に位置するロードセル23を第3ロードセル23と称し、同支持枠2の右手前側コーナ部に位置するロードセル24を第4ロードセル24と称することとする。
図2には、第1の実施形態に係るマルチ計量槽の計量システムのベースとなる計量システムの概略構成を説明するブロック図が示されている。
図2に示されるように、前記第1ロードセル21からの荷重信号WA、第2ロードセル22からの荷重信号WB、第3ロードセル23からの荷重信号WCおよび第4ロードセル24からの荷重信号WDは、それぞれ演算装置30に入力されるようになっている。この演算装置30は、マイクロコンピュータを主体に構成されるものであって、各ロードセル21,22,23,24からのアナログ荷重信号をデジタル荷重信号に変換するA/D変換部31と、各計量槽11〜14の二次元の重心位置情報などを記憶する記憶部32と、A/D変換部31によってデジタル荷重信号に変換された各荷重信号WA,WB,WC,WDと記憶部32に記憶されている重心位置情報とに基づいて各計量槽11〜14の内容重量を演算する重量演算部33と、この重量演算部33の演算結果に応じた重量信号を生成する重量信号生成部34とを備えて構成されている。そして、重量信号生成部34によって生成された各重量信号は表示装置35に向けて出力され、表示装置35においては各重量信号に基づく重量値を表示するようにされている。
図3には、計量槽の内容重量の計測理論を説明するための図が示されている。
この図3においては、説明の都合上、第1ロードセル21の中心を原点O:(0,0)とし、4つの計量槽11〜14の重心位置を支持枠2上の任意の4点の座標に配置した例が示されている。ここで、第1計量槽11の重心Gの二次元の重心位置座標を(x,y)とし、第2計量槽12の重心Gの二次元の重心位置座標を(x,y)とし、第3計量槽13の重心Gの二次元の重心位置座標を(x,y)とし、第4計量槽14の重心Gの二次元の重心位置座標を(x,y)とすることとする。これら重心位置座標G:(x,y),G:(x,y),G:(x,y),G:(x,y)は、各計量槽11〜14の二次元の重心位置情報として予め記憶部32に登録される。また、第1ロードセル21と第4ロードセル24との中心間距離および第2ロードセル22と第3ロードセル23との中心間距離をそれぞれRとし、第1ロードセル21と第2ロードセル22との中心間距離および第3ロードセル23と第4ロードセル24との中心間距離をそれぞれSとすることとする。これら中心間距離R,Sは、基本情報として予め記憶部32に登録される。
図3において、第1ロードセル21に作用する荷重WA、第2ロードセル22に作用する荷重WB、第3ロードセル23に作用する荷重WCおよび第4ロードセル24に作用する荷重WDは、第1計量槽11の内容重量をwとし、第2計量槽12の内容重量をwとし、第3計量槽13の内容重量をwとし、第4計量槽14の内容重量をwとした場合、次式(1)〜(4)で示される4連の連立方程式で表わされる。

WA={w・(R−x)(S−y)}/(R・S)+
{w・(R−x)(S−y)}/(R・S)+
{w・(R−x)(S−y)}/(R・S)+
{w・(R−x)(S−y)}/(R・S) ・・・・・(1)

WB={w・(R−x)・y}/(R・S)+
{w・(R−x)・y}/(R・S)+
{w・(R−x)・y}/(R・S)+
{w・(R−x)・y}/(R・S) ・・・・・(2)

WC={w・x・y}/(R・S)+
{w・x・y}/(R・S)+
{w・x・y}/(R・S)+
{w・x・y}/(R・S) ・・・・・(3)

WD={w・x・(S−y)}/(R・S)+
{w・x・(S−y)}/(R・S)+
{w・x・(S−y)}/(R・S)+
{w・x・(S−y)}/(R・S) ・・・・・(4)

なお、これら式(1)〜(4)では、各計量槽11〜14を支える支持枠2の重量や各計量槽11〜14それ自体の重量などの風袋重量が含まれていないが、この風袋重量は装置設置後に変化しない要因であるので、装置設置初期における各ロードセル21〜24の荷重信号のリセットにより上記連立方程式に影響を及ぼさない重量項目となる。
上記式(1)〜(4)において、R,S,x〜x,y〜yは、既知の値であり、w〜wを求めればよいので、これを以下の式(5)で示される行列式で表わす。
Figure 0004859659
上記式(5)において、
Figure 0004859659
とおくと、方程式の解w〜wはAの逆行列を用いて以下の式(6)で示されるように一意的に求めることができる。
Figure 0004859659
以上に述べた計測理論に基づいて作成された重量演算プログラムは予め記憶部32に格納され、この重量演算プログラムが演算装置30において実行されると、重量演算部33は、A/D変換部31によってデジタル荷重信号に変換された各荷重信号WA,WB,WC,WDや、記憶部32に記憶されている重心位置座標G:(x,y),G:(x,y),G:(x,y),G:(x,y)、中心間距離R,Sなどを入力し、前記式(6)に基づいた演算を行って、各計量槽11〜14の内容重量w,w,w,wを算出する。これら演算結果は重量信号生成部34に向けて出力され、重量信号生成部34はそれら演算結果に応じた重量信号を生成し、生成された各重量信号W,W,W,Wは表示装置35に向けて出力され、表示装置35は各重量信号に基づく重量値を表示する。
上述の計量システムによれば、4つの計量槽11〜14を支持する支持枠2が計量槽の数と同数の4つのロードセル21〜24によって支持され、これらロードセル21〜24の荷重信号と、記憶部32に記憶されている各計量槽11〜14の二次元の重心位置情報とに基づいて各計量槽11〜14に収容されている被計量物の重量が演算されるので、4つの計量槽11〜14のそれぞれの内容重量w,w,w,wを必要最小限のロードセルにて計量することができる。したがって、必要とされる設置スペースを従来よりも抑制することができるとともに、使用されるロードセルの数を従来よりも低減することができ、計量設備全体のコンパクト化やコストダウンを図ることができる。
図4には、第の実施形態に係るマルチ計量槽の計量システムの概略構成を説明するブロック図が示されている。この図4に示される本実施形態の計量システムは、図2に示されるシステムに対し、重量演算部33での処理内容や、後述する非線形方程式と重量演算部33の演算結果とに基づいて各計量槽11〜14の重心位置座標を修正する重心位置座標修正演算部36を備える点が異なるものである。したがって、以下においては図2に示されるシステムと異なる点を中心に説明することとする。
図2に示されるシステムにおいては、各計量槽11〜14の重心位置が設計上定められた重心位置座標G:(x,y),G:(x,y),G:(x,y),G:(x,y)から変化しないという条件の基で、式(1)〜(4)に示される4連の連立方程式を解くことにより、各計量槽11〜14の内容重量を求めるようにされている。ところが、計量槽の形状や加工精度、組付精度などの要因により、被計量物が増減するに伴い計量槽の重心位置が設計上定められた重心位置から変化する場合がある。重心位置が変化すると、重量計測値に誤差が発生してしまうことになる。図4に示される本実施形態は、計量槽の形状や加工精度、組付精度などの要因で、各計量槽11〜14に収容される被計量物の重量と各計量槽11〜14の重心位置座標との相対関係が変化したとしても、以下に述べる計測理論に基づいて重心位置座標を修正し、各計量槽11〜14の内容重量を正確に求めようとするものである。以下、その計測理論について説明する。
まず、図3に示される第1計量槽11の重心位置計測方法を、この図3を簡素化した図5を用いて説明する。今、図5において、第1計量槽11の内容重量はゼロとし、第2計量槽12、第3計量槽13および第4計量槽14のそれぞれの内容重量の合計をwとし、その重心位置座標が(x,y)であるとすると、各ロードセル21,22,23,24に作用する荷重WA,WB,WC,WDから次式(7)により、wを求めることができる。

=WA+WB+WC+WD ・・・・・(7)

また、各ロードセル21〜24の荷重分担比から次式(8),(9)が成り立つ。

(WA+WB)/(WC+WD)=(R−x)/x ・・・・・(8)
(WA+WD)/(WB+WC)=(S−y)/y ・・・・・(9)

上記式(8)からxを以下の式(10)で示されるように求めることができるとともに、上記式(9)からyを以下の式(11)で示されるように求めることができる。
Figure 0004859659
次に、この状態から第1計量槽11に被計量物が投入されて図6に示されるような状態になったとする。第1計量槽11の内容重量wは、次式(12)で示されるように、被計量物投入後の各ロードセル21,22,23,24に作用する荷重WA,WB,WC,WDの合計からwを減じた値となる。

=WA+WB+WC+WD−w ・・・・・(12)

また、この状態で未知のものは第1計量槽11の重心位置座標(x,y)のみである。そして、各ロードセル21〜24の荷重分担比から次式(13),(14)の連立方程式が成り立つ。

WC+WD=w・(x/R)+w・(x/R) ・・・・(13)
WB+WC=w・(y/S)+w・(y/S) ・・・・(14)

上記式(13)からxを以下の式(15)で示されるように求めることができるとともに、上記式(14)からyを以下の式(16)で示されるように求めることができる。

=(R/w)・{WC+WD−w・(x/R)} ・・・(15)
=(S/w)・{WB+WC−w・(y/S)} ・・・(16)
これまでは第1計量槽11の重心位置計測方法について述べたが、その他の計量槽12〜14についても同じで、ある計量槽以外の槽の内容重量を変化させずに、ある計量槽の内容重量のみを変えれば、投入される被計量物の重量と重心位置座標との関係を知ることができる。なお、各計量槽11〜14に収容される被計量物の材質や形態(液体、粉体、スラリー状物等)、見掛け比重、かさ密度などが異なると、各計量槽11〜14に収容される被計量物の重量と各計量槽11〜14の重心位置座標との相対関係も異なることになるので、各計量槽11〜14に対して投入する被計量物の種類を変えて前述の重心位置計測方法を行い、投入される被計量物の重量と重心位置座標との関係を被計量物の種類毎に求めておく。
ところで、例えば、第1計量槽11が図7に示されるように図の左右に対称でない形状である場合にその第1計量槽11に液体状の被計量物が投入されたときには、液面の高さ位置の変化に対し、言い換えれば内容重量の変化に対し、重心Gの位置が図中点線で示されるように変化し、内容重量の変化と重心Gの位置の変化は非線形となるが、第1計量槽11に収容される被計量物の重量と第1計量槽11の重心位置座標との相対関係を示す相対関係式は以下に述べる手法にて得ることができる。
まず、図6において第1計量槽11の内容重量wを例えばw11からw12,w13,w14を経てw15に至るまでの5段階に分けて増加させる。そして、前記式(15),(16)におけるwにw11を代入すれば、内容重量w11に対応する重心位置座標を求めることができ、その結果得られた重心位置座標を(x11,y11)とする。以下、内容重量w12,w13,w14,w15についても同様にして、表1に示されるようなテーブルデータを得ることができる。
Figure 0004859659
第2計量槽12、第3計量槽13および第4計量槽14のそれぞれについても、内容重量を段階的に増加させ、前記式(15),(16)と同趣旨の計算式に基づいて、内容重量と重心位置座標との関係を示す以下の表2〜4に示されるようなデーブルデータを得ることができる。
Figure 0004859659
Figure 0004859659
Figure 0004859659
表1〜4に示されるそれぞれのテーブルデータを基にして回帰分析を行うことにより、各計量槽11〜14に収容される被計量物の重量と各計量槽11〜14の重心位置座標との相対関係を示す次式(17)〜(24)の非線形方程式を得ることができる。

=f(w) ・・・(17)
=h(w) ・・・(18)

=f(w) ・・・(19)
=h(w) ・・・(20)

=f(w) ・・・(21)
=h(w) ・・・(22)

=f(w) ・・・(23)
=h(w) ・・・(24)
各計量槽11〜14に対して投入する可能性のある、材質、形態(液体、粉体、スラリー状物等)、比重、かさ密度などが異なる4種類の被計量物MA,MB,MC,MDのそれぞれについて、前記式(17)〜(24)と同趣旨の非線形方程式(25)〜(56)を表5に示されるように求めておき、これら非線形方程式(25)〜(56)を各計量槽11〜14の二次元の重心位置情報として予め記憶部32に登録しておく。
Figure 0004859659
例えば、図4のブロック図において、入力装置37の操作により、第1計量槽11に投入される被計量物の種類を識別する信号としてMAが、第2計量槽12に投入される被計量物の種類を識別する信号としてMBが、第3計量槽13に投入される被計量物の種類を識別する信号としてMCが、第4計量槽14に投入される被計量物の種類を識別する信号としてMDがそれぞれ重心位置座標修正演算部36に入力されると、重心位置座標修正演算部36は、表5における、式(25),(26);式(35),(36);式(45),(46)および式(55),(56)のそれぞれの非線形方程式を選択し、これら非線形方程式と重量演算部33の演算結果とに基づいて各計量槽11〜14の重心位置座標を修正する。また、例えば、図4のブロック図において、入力装置37の操作により、第1計量槽11に投入される被計量物の種類を識別する信号としてMBが、第2計量槽12に投入される被計量物の種類を識別する信号としてMCが、第3計量槽13に投入される被計量物の種類を識別する信号としてMDが、第4計量槽14に投入される被計量物の種類を識別する信号としてMAがそれぞれ重心位置座標修正演算部36に入力されると、重心位置座標修正演算部36は、表5における、式(27),(28);式(37),(38);式(47),(48)および式(49),(50)のそれぞれの非線形方程式を選択し、これら非線形方程式と重量演算部33の演算結果とに基づいて各計量槽11〜14の重心位置座標を修正する。このように、重心位置座標修正演算部36は、被計量物の種類が変わる毎に、被計量物の種類毎に用意された表5に示される非線形方程式の中から、計量物の種類に応じた非線形方程式を選択するようにされている。
次に、一例として、第1計量槽11に投入される被計量物がMA、第2計量槽12に投入される被計量物がMB、第3計量槽13に投入される被計量物がMC、第4計量槽14に投入される被計量物がMDである場合の演算装置30Aの演算処理内容について以下に説明する。
この場合、入力装置37の操作により、第1計量槽11に投入される被計量物の種類を識別する信号としてMAが、第2計量槽12に投入される被計量物の種類を識別する信号としてMBが、第3計量槽13に投入される被計量物の種類を識別する信号としてMCが、第4計量槽14に投入される被計量物の種類を識別する信号としてMDがそれぞれ重心位置座標修正演算部36に入力される。これら入力信号に基づいて、重心位置座標修正演算部36は、表5における、式(25),(26);式(35),(36);式(45),(46)および式(55),(56)のそれぞれの非線形方程式を選択する。
記憶部32に格納されている重量演算プログラムが演算装置30Aにおいて実行されると、重量演算部33は、A/D変換部31によってデジタル荷重信号に変換された各荷重信号WA,WB,WC,WDや、記憶部32に記憶されている設計上定められた各計量槽11〜14の重心位置座標G (1):(x (1),y (1)),G (1):(x (1),y (1)),G (1):(x (1),y (1)),G (1):(x (1),y (1))、中心間距離R,Sなどを入力し、前記式(6)に基づいた演算を行って、各計量槽11〜14の内容重量w (1),w (1),w (1),w (1)を算出する。これら演算結果w (1),w (1),w (1),w (1)は重心位置座標修正演算部36に向けて出力され、重心位置座標修正演算部36はそれら演算結果と表5における式(25),(26);式(35),(36);式(45),(46)および式(55),(56)とに基づいて、以下の式(60)〜(67)に示されるように各計量槽11〜14の重心位置座標G (2):(x (2),y (2)),G (2):(x (2),y (2)),G (2):(x (2),y (2)),G (2):(x (2),y (2))を求める。

(2)=f1a(w (1)) ・・・(60)
(2)=h1a(w (1)) ・・・(61)

(2)=f2b(w (1)) ・・・(62)
(2)=h2b(w (1)) ・・・(63)

(2)=f3c(w (1)) ・・・(64)
(2)=h3c(w (1)) ・・・(65)

(2)=f4d(w (1)) ・・・(66)
(2)=h4d(w (1)) ・・・(67)
次いで、重量演算部33は、各荷重信号WA,WB,WC,WDと、先の重心位置座標修正演算部36により得られた各計量槽11〜14の重心位置座標G (2):(x (2),y (2)),G (2):(x (2),y (2)),G (2):(x (2),y (2)),G (2):(x (2),y (2))とから前記式(6)に基づいた演算を行って、各計量槽11〜14の内容重量w (2),w (2),w (2),w (2)を算出する。これら演算結果w (2),w (2),w (2),w (2)は重心位置座標修正演算部36に向けて出力され、重心位置座標修正演算部36はそれら演算結果と表5における式(25),(26);式(35),(36);式(45),(46)および式(55),(56)とに基づいて、以下の式(70)〜(77)に示されるように各計量槽11〜14の重心位置座標G (3):(x (3),y (3)),G (3):(x (3),y (3)),G (3):(x (3),y (3)),G (3):(x (3),y (3))を求める。

(3)=f1a(w (2)) ・・・(70)
(3)=h1a(w (2)) ・・・(71)

(3)=f2b(w (2)) ・・・(72)
(3)=h2b(w (2)) ・・・(73)

(3)=f3c(w (2)) ・・・(74)
(3)=h3c(w (2)) ・・・(75)

(3)=f4d(w (2)) ・・・(76)
(3)=h4d(w (2)) ・・・(77)
さらに、重量演算部33は、各荷重信号WA,WB,WC,WDと、先の重心位置座標修正演算部36により得られた各計量槽11〜14の重心位置座標G (3):(x (3),y (3)),G (3):(x (3),y (3)),G (3):(x (3),y (3)),G (3):(x (3),y (3))とから前記式(6)に基づいた演算を行って、各計量槽11〜14の内容重量w (3),w (3),w (3),w (3)を算出する。これら演算結果w (3),w (3),w (3),w (3)は重量信号生成部34に向けて出力され、重量信号生成部34はそれら演算結果に応じた重量信号を生成し、生成された各重量信号W (3),W (3),W (3),W (3)は表示装置35に向けて出力され、表示装置35は各重量信号に基づく重量値を表示する。
つまり、ここでの演算処理においては、最初は式(6)に、設計上定められた各計量槽11〜14の重心位置座標G (1):(x (1),y (1)),G (1):(x (1),y (1)),G (1):(x (1),y (1)),G (1):(x (1),y (1))を代入して解き、これによって得られた内容重量w (1),w (1),w (1),w (1)から表5における式(25),(26);式(35),(36);式(45),(46)および式(55),(56)による重心位置座標を求めて、得られた重心位置座標G (2):(x (2),y (2)),G (2):(x (2),y (2)),G (2):(x (2),y (2)),G (2):(x (2),y (2))で式(6)を解いてより正確な内容重量w (2),w (2),w (2),w (2)を知り、その内容重量w (2),w (2),w (2),w (2)からもっと正確な重心位置座標G (3):(x (3),y (3)),G (3):(x (3),y (3)),G (3):(x (3),y (3)),G (3):(x (3),y (3))を知り、といった具合に逐次代入法による繰り返し計算で、計測誤差を極めて小さくするようにされている。
本実施形態のマルチ計量槽の計量システムによれば、前述した本実施形態のベースとなす計量システムと同様の作用効果を得ることができるの言うまでもない。さらに、各計量槽11〜14に収容される被計量物の重量と各計量槽11〜14の重心位置座標との相対関係を示す非線形方程式(表5参照)と、重量演算部33の演算結果とに基づいて各計量槽11〜14の重心位置座標が修正され、この修正された各計量槽11〜14の重心位置座標と、各ロードセル21〜24からの荷重信号とに基づいて各計量槽11〜14の内容重量が演算されるので、計量槽の形状や加工精度、組付精度などの要因で、各計量槽11〜14に収容される被計量物の重量と各計量槽11〜14の重心位置座標との相対関係が変化したとしても、各計量槽11〜14の内容重量を正確に求めることができる。しかも、重心位置座標修正演算部36による演算と重量演算部33による演算とが複数回(本例では2回程度)繰り返されるので、かかる演算が繰り返されるたびに計測誤差が減じられ、各計量槽11〜14の内容重量をより正確に求めることができる。また、非線形方程式は表5に示されるように被計量物の種類毎に用意され、被計量物の種類が変わる毎に、被計量物の種類に応じた非線形方程式が選択されるので、被計量物の種類が変わったとしても各計量槽11〜14の内容重量を正確に求めることができる。
〔第の実施形態〕
本実施形態では、計量装置として前記第1の実施形態における計量装置1と基本的に同一のものが用いられる。本実施形態は、前記第の実施形態に対し、図4のブロック図における重心位置座標修正演算部36での処理内容が異なるものである。したがって、以下においては前記第の実施形態と異なる点を中心に説明することとする。
前記第の実施形態に係るマルチ計量槽の計量システムにおいては、各計量槽11〜14の二次元の重心位置情報として各計量槽11〜14に収容される被計量物の重量と各計量槽11〜14の重心位置座標との相対関係を示す非線形方程式(表5参照)を含み、この非線形方程式と、重量演算部33の演算結果とに基づいて重心位置座標修正演算部36により各計量槽11〜14の重心位置座標を修正し、修正された各計量槽11〜14の重心位置座標と、各ロードセル21〜24の荷重信号とに基づいて重量演算部33により各計量槽11〜14の内容重量を演算するようにされているが、本実施形態におけるマルチ計量槽の計量システムにおいては、各計量槽11〜14の二次元の重心位置情報として各計量槽11〜14に収容される被計量物の重量と各計量槽11〜14の重心位置座標との相対関係を示すテーブルデータを含み、このテーブルデータと、重量演算部33の演算結果とに基づいて重心位置座標修正演算部36により各計量槽11〜14の重心位置座標を修正し、修正された各計量槽11〜14の重心位置座標と、各ロードセル21〜24の荷重信号とに基づいて重量演算部33により各計量槽11〜14の内容重量を演算するようにされている。
すなわち、前記表1〜4に示されるデーブルデータと同趣旨のデーブルデータを被計量物の種類毎に作成して予め記憶部32に登録しておく。そして、重量演算プログラムの実行により、重量演算部33は、A/D変換部31によってデジタル荷重信号に変換された各荷重信号WA,WB,WC,WDや、記憶部32に記憶されている設計上定められた各計量槽11〜14の重心位置座標G (1):(x (1),y (1)),G (1):(x (1),y (1)),G (1):(x (1),y (1)),G (1):(x (1),y (1))、中心間距離R,Sなどを入力し、前記式(6)に基づいた演算を行って、各計量槽11〜14の内容重量w (1),w (1),w (1),w (1)を算出する。これら演算結果w (1),w (1),w (1),w (1)は重心位置座標修正演算部36に向けて出力され、重心位置座標修正演算部36はそれら演算結果と記憶部32に登録されているデーブルデータとに基づいて直線補間または円弧補間により、各計量槽11〜14の重心位置座標G (2):(x (2),y (2)),G (2):(x (2),y (2)),G (2):(x (2),y (2)),G (2):(x (2),y (2))を求める。次いで、重量演算部33は、各荷重信号WA,WB,WC,WDと、先の重心位置座標修正演算部36により得られた各計量槽11〜14の重心位置座標G (2):(x (2),y (2)),G (2):(x (2),y (2)),G (2):(x (2),y (2)),G (2):(x (2),y (2))とから前記式(6)に基づいた演算を行って、各計量槽11〜14の内容重量w (2),w (2),w (2),w (2)を算出する。これら演算結果w (2),w (2),w (2),w (2)は重心位置座標修正演算部36に向けて出力され、重心位置座標修正演算部36はそれら演算結果と記憶部32に登録されているデーブルデータとに基づいて直線補間または円弧補間により、各計量槽11〜14の重心位置座標G (3):(x (3),y (3)),G (3):(x (3),y (3)),G (3):(x (3),y (3)),G (3):(x (3),y (3))を求める。さらに、重量演算部33は、各荷重信号WA,WB,WC,WDと、先の重心位置座標修正演算部36により得られた各計量槽11〜14の重心位置座標G (3):(x (3),y (3)),G (3):(x (3),y (3)),G (3):(x (3),y (3)),G (3):(x (3),y (3))とから前記式(6)に基づいた演算を行って、各計量槽11〜14の内容重量w (3),w (3),w (3),w (3)を算出する。これら演算結果w (3),w (3),w (3),w (3)は重量信号生成部34に向けて出力され、重量信号生成部34はそれら演算結果に応じた重量信号を生成し、生成された各重量信号W (3),W (3),W (3),W (3)は表示装置35に向けて出力され、表示装置35は各重量信号に基づく重量値を表示する。
したがって、本実施形態のマルチ計量槽の計量システムによっても前記第の実施形態のマルチ計量槽の計量システムと同様の作用効果を得ることができる。
〔第の実施形態〕
図8には、第の実施形態に係るマルチ計量槽の計量システムにおいて用いられる計量装置の平面図(a)および(a)のB矢視図(b)がそれぞれ示されている。なお、本実施形態においては、前記第1〜第の実施形態で説明した演算装置30,30Aのいずれかの演算装置が用いられるため、演算装置に関する説明は省略する。また、本実施形態における計量装置において、前記第1の実施形態における計量装置1と同一または同様のものについては図に同一符号を付すに止めてその詳細な説明を省略することとし、以下においては前記第1の実施形態における計量装置1と異なる点を中心に説明することとする。
図8に示される計量装置1Aは、一端部が第1ロードセル21によって支持されるとともに他端部が第2ロードセル22によって支持される第1ビーム41と、一端部が第4ロードセル24によって支持されるとともに他端部が第3ロードセル23によって支持される第2ビーム42と、第1計量槽11および第4計量槽14を支持する第1支持枠43と、第2計量槽12と第3計量槽13を支持する第2支持枠44とを備えて構成されている。なお、第1支持枠43および第2支持枠44を含む構成が本発明における「支持枠」に相当する。
前記第1支持枠43の本体部分から図8において左側に突設される横梁部材45は第1ビーム41の一端部寄りの上面に定置されるとともに、同支持枠43の本体部分から図8において右側に突設される横梁部材46は第2ビーム42の一端部寄りの上面に定置されている。一方、第2支持枠44の本体部分から図8において左側に突設される横梁部材47は第1ビーム41の他端部寄りの上面に定置されるとともに、同支持枠44の本体部分から図8において右側に突設される横梁部材48は第2ビーム42の他端部寄りの上面に定置されている。こうして、両端部がロードセル21,22;23,24によって支持される一対のビーム41;42上に第1支持枠43および第2支持枠44が載置されるので、たとえそれら支持枠43,44の平面度が悪かったり、ロードセル21〜24の高さに相対誤差があったりしても、ロードセル21〜24に理論通りの荷重がかかることになり、支持枠43,44の平面度の良否やロードセル21〜24の高低差などに起因する計測誤差をなくすことができる。
なお、ここで、各横梁部材45,47;46,48と各ビーム41;42との間に、図9(a)に示されるような受支装置50、もしくは同図(b)に示されるような受支装置55が介設されるのが好ましい。図9(a)に示される受支装置50は、各横梁部材45,47;46,48の下面に固着され、各ビーム41;42と直交するように水平方向に延びるナイフエッジ51と、このナイフエッジ51と対向するように各ビーム41;42の上面に固着され、そのナイフエッジ51と係合するV字状の溝を有する刃受52とよりなるものである。一方、図9(b)に示される受支装置55は、各横梁部材45,47;46,48の下面に固着され、鉛直下方に向けて延びるピボット56と、このピボット56と対向するように各ビーム41;42の上面に固着され、そのピボット56と係合する窪みを有するピボット軸受57とよりなるものである。これらの受支装置50,55のいずれかを設ける構成を採用することにより、各支持枠43,44や各ビーム41,42が若干撓んだとしても、各支持枠43,44と各ビーム41,42の相対変位が極めて低い摩擦抵抗にて許容されて偏荷重の作用が低く抑えられ、より正確な重量計測を行うことができるという効果がある。
〔第の実施形態〕
図10には、第の実施形態に係るマルチ計量槽の計量システムにおいて用いられる計量装置の平面図が示されている。また、図11には、図10のC矢視図で要部のみを表わす図(a)および同図のD−D線断面図(b)がそれぞれ示されている。なお、本実施形態における計量装置1Bにおいて、前記第1の実施形態における計量装置1と同一または同様のものについては図に同一符号を付すに止めてその詳細な説明を省略することとし、以下においては前記第1の実施形態における計量装置と異なる点を中心に説明することとする。
図10に示される計量装置1Bは、第1計量槽11、第2計量槽12、第3計量槽13および第4計量槽14のそれぞれに対応して配設されて各計量槽を囲繞する円筒状の第1内枠61、第2内枠62、第3内枠63および第4内枠64と、各内枠61〜64を受け入れ可能な開口部を有する格子状の外枠65を備えている。
第1計量槽11は、第1ロードセル21および第2ロードセル22のそれぞれの中心を結ぶ線分と平面視において平行でかつ水平方向に延びる軸線Oを有する第1の枢支軸66を介して第1内枠61に揺動可能に支持されている。なお、第2計量槽12、第3計量槽13および第4計量槽14についても同様にして第2内枠62、第3内枠63および第4内枠64にそれぞれ揺動可能に支持されている。
第1内枠61は、第1の枢支軸66の軸線方向に対し直角を成して水平方向に延びる軸線Oを有する第2の枢支軸67を介して外枠65に揺動可能に支持されている。なお、第2内枠62、第3内枠63および第4内枠64についても同様にして外枠65に揺動可能に支持されている。
第1計量槽11の下部には、図11(a)に示されるように、第1の枢支軸66の軸線Oを含む鉛直面においてその軸線Oと平行な軸線を有する第1ピン68が固着されている。そして、第1計量槽11は、この第1ピン68、第1タイロッド69、第2ピン70およびブラケット71を介して支持台3に結合されている。ここで、第1ピン68と第2ピン70は同一水平面上で平行配置されている。こうして、第1の枢支軸66の軸線O回りに作用するモーメントを第1タイロッド69にて打ち消すようにされ、第1計量槽11が第1の枢支軸66の軸線O回りに揺動するのを止めるようにされている。なお、第1タイロッド69の両端部に配される第1ピン68および第2ピン70は同一水平面上で互いに平行になるようにされているから、第1の枢支軸66の軸線O回りに作用するモーメントを第1タイロッド69にて打ち消す際の反力の一部が鉛直方向に分力するのを確実に防止することができ、重量計測の際の誤差要因とならないようにされている。
さらに、第1計量槽11の下部には、図11(b)に示されるように、第2の枢支軸67の軸線Oを含む鉛直面においてその軸線Oと平行な軸線を有する第3ピン72が固着されている。そして、第1計量槽11は、この第3ピン72、第2タイロッド73、第4ピン74およびブラケット75を介して外枠65に結合されている。ここで、第3ピン72と第4ピン74は同一水平面上で平行配置されている。こうして、第2の枢支軸67の軸線O回りに作用するモーメントを第2タイロッド73にて打ち消すようにされ、第1計量槽11が第2の枢支軸67の軸線O回りに揺動するのを止めるようにされている。なお、第2タイロッド73の両端部に配される第3ピン72および第4ピン74は同一水平面上で互いに平行になるようにされているから、第2の枢支軸67の軸線O回りに作用するモーメントを第2タイロッド73にて打ち消す際の反力の一部が鉛直方向に分力するのを確実に防止することができ、重量計測の際の誤差要因とならないようにされている。
なお、第2計量槽12、第3計量槽13および第4計量槽14のそれぞれに対しても第1タイロッド69および第2タイロッド73を含む同様の振れ止め手段が講じられ、第1の枢支軸66および第2の枢支軸67のそれぞれ軸線O,O回りに揺動するのを止めるようにされている。
このように、各計量槽11〜14を第1の枢支軸66および第2の枢支軸67のそれぞれの軸線O,O回りに揺動可能とし、かつ各計量槽11〜14がそれら軸線O,O回りに揺動するのを止める振れ止め手段としての第1タイロッド69および第2タイロッド73を設ける構成を採用することにより、計量槽の形状や加工精度、組付精度、被計量物の比重やかさ密度、計量槽に対する被計量物の投入・排出状態などの要因で各計量槽11〜14の重心位置が変化したとしても、第1の枢支軸66の軸線Oと第2の枢支軸67の軸線Oとが平面視で交差する点を通る鉛直線上のある点に被計量物の正味重量が作用するものとすることができ、かかる鉛直線と任意の水平面との交点の平面座標を各計量槽11〜14の二次元の重心位置情報として記憶部32に記憶させておくことで、各計量槽11〜14に収容されている被計量物の重量を正確に求めることができる。したがって、重心位置座標修正機能を持たない演算装置30(図2参照)を用いたとしても、正確な重量計測を行うことができる。なお、各計量槽11〜14をナイフエッジと刃受とよりなる受支装置を介して各内枠61〜64に揺動可能に支持させる態様もあり得る。また、同様に、各内枠61〜64をナイフエッジと刃受とよりなる受支装置を介して外枠65に揺動可能に支持させる態様もあり得る。
〔第の実施形態〕
図12には、第の実施形態に係るマルチ計量槽の計量システムにおいて用いられる計量装置の平面図が示されている。また、図13には、図12のE矢視図が示されている。なお、本実施形態における計量装置1Cにおいて、前記第の実施形態における計量装置1Bと同一または同様のものについては図に同一符号を付すに止めてその詳細な説明を省略することとし、以下においては前記第の実施形態における計量装置1Bと異なる点を中心に説明することとする。
図12に示される計量装置1Cは、一端部が第1ロードセル21によって支持されるとともに他端部が第2ロードセル22によって支持される第1ビーム81と、一端部が第4ロードセル24によって支持されるとともに他端部が第3ロードセル23によって支持される第2ビーム82と、第1計量槽11および第4計量槽14を支持する第1支持枠83と、第2計量槽12と第3計量槽13を支持する第2支持枠84とを備えて構成されている。なお、第1支持枠83および第2支持枠84を含む構成が本発明における「支持枠」に相当する。
前記第1支持枠83は、第1計量槽11および第4計量槽14のそれぞれに対応して配設されて各計量槽を囲繞する円筒状の第1内枠61および第4内枠64と、各内枠61,64を受け入れ可能な開口部を有する格子状の外枠85とよりなり、第1計量槽11および第4計量槽14はそれぞれ第1内枠61および第4内枠64に第1の枢支軸66を介して揺動可能に支持され、第1内枠61および第4内枠64はそれぞれ外枠85に第2の枢支軸67を介して揺動可能に支持されている。一方、前記第2支持枠84は、第2計量槽12および第3計量槽13のそれぞれに対応して配設されて各計量槽を囲繞する円筒状の第2内枠62および第3内枠63と、各内枠62,63を受け入れ可能な開口部を有する格子状の外枠86とよりなり、第2計量槽12および第3計量槽13はそれぞれ第2内枠62および第3内枠63に第1の枢支軸66を介して揺動可能に支持され、第2内枠62および第3内枠63はそれぞれ外枠86に第2の枢支軸67を介して揺動可能に支持されている。
前記第1支持枠83における外枠85から図12において左側に突設される横梁部材87は第1ビーム81の一端部寄りの上面に定置されるとともに、同外枠85から図12において右側に突設される横梁部材88は第2ビーム82の一端部寄りの上面に定置されている。一方、第2支持枠84における外枠86から図12において左側に突設される横梁部材89は第1ビーム81の他端部寄りの上面に定置されるとともに、同外枠86から図12において右側に突設される横梁部材90は第2ビーム82の他端部寄りの上面に定置されている。
また、本実施形態における計量装置1Cにおいても、図13に示されるように、第1計量槽11および第4計量槽14の各計量槽が第1の枢支軸66および第2の枢支軸67のそれぞれの軸線O,O回りに揺動するのを止める振れ止め手段としての第1タイロッド69および第2タイロッド73が設けられている(第2計量槽12および第3計量槽13についても同様。)。
本実施形態によれば、前記第の実施形態と同様の作用効果を得ることができるのは勿論のこと、両端部がロードセル21,22;23,24によって支持される一対のビーム81;82上に第1支持枠83および第2支持枠84が載置されるので、たとえ支持枠83,84の平面度が悪かったり、ロードセル21〜24の高さに相対誤差があったりしても、ロードセル21〜24に理論通りの荷重がかかることになり、支持枠83,84の平面度の良否やロードセル21〜24の高低差などに起因する計測誤差をなくすことができるという効果がある。
なお、本実施形態においても、各横梁部材87,89;88,90と各ビーム81;82との間に、図9(a)に示される受支装置50と同様の受支装置、もしくは同図(b)に示される受支装置55と同様の受支装置を介設するのが好ましいのは言うまでもない。
前記各実施形態においては、支持枠を所要個数のロードセルで下側から支える態様例を示したが、これに限定されることはなく、支持枠を所要個数のロードセルを介して吊り下げ支持する態様もあり得る。
本発明の第1の実施形態に係るマルチ計量槽の計量システムにおいて用いられる計量装置の平面図(a)および(a)のA矢視図(b) 第1の実施形態に係るマルチ計量槽の計量システムのベースとなる計量システムの概略構成を説明するブロック図 計量槽の内容重量の計測理論を説明するための図 の実施形態に係るマルチ計量槽の計量システムの概略構成を説明するブロック図 重心位置計測方法の説明図(1) 重心位置計測方法の説明図(2) 非対称形状の計量槽に液体を投入したときの液面と重心位置の関係を視覚的に表わした図 の実施形態に係るマルチ計量槽の計量システムにおいて用いられる計量装置の平面図(a)および(a)のB矢視図(b) 受支装置の説明図 の実施形態に係るマルチ計量槽の計量システムにおいて用いられる計量装置の平面図 図10のC矢視図で要部のみを表わす図(a)および同図のD−D線断面図(b) の実施形態に係るマルチ計量槽の計量システムにおいて用いられる計量装置の平面図 図12のE矢視図 従来の計量装置の説明図 特許文献1に係る二槽式ホッパの貯留量検出装置の説明図
符号の説明
1,1A〜1C 計量装置
2 支持枠
11〜14 計量槽
21〜24 ロードセル
30,30A 演算装置
32 記憶部
33 重量演算部
36 重心位置座標修正演算部
41,81 第1ビーム
42,82 第2ビーム
43,83 第1支持枠
44,84 第2支持枠
66 第1の枢支軸
67 第2の枢支軸
61〜64 内枠
65,85,86 外枠
69,73 タイロッド(振れ止め手段)

Claims (5)

  1. 被計量物が収容される複数の計量槽と、これら計量槽を支持する支持枠と、この支持枠を支持する少なくとも計量槽の数と同数の荷重検出器と、前記各計量槽の二次元の重心位置情報を記憶する記憶部と、前記各計量槽の内容重量を演算する重量演算部と、前記各計量槽の重心位置座標を修正する重心位置座標修正演算部とを備え、
    前記重心位置情報は、各計量槽に収容される被計量物の重量と各計量槽の重心位置座標との相対関係を示す相対関係式またはテーブルデータを含み、
    前記重心位置座標修正演算部は、前記相対関係式またはテーブルデータと、前記重量演算部の演算結果とに基づいて各計量槽の重心位置座標を修正し、
    前記重量演算部は、前記重心位置座標修正演算部により修正された各計量槽の重心位置座標と、前記荷重検出器からの荷重信号とに基づいて各計量槽の内容重量を演算する
    ことを特徴とするマルチ計量槽の計量システム。
  2. 前記重心位置座標修正演算部による演算と、前記重量演算部による演算とが複数回繰り返される請求項に記載のマルチ計量槽の計量システム。
  3. 前記相対関係式またはテーブルデータは被計量物の種類毎に用意され、被計量物の種類が変わる毎に、被計量物の種類に応じた相対関係式またはテーブルデータが選択される請求項またはに記載のマルチ計量槽の計量システム。
  4. 前記支持枠は、水平方向に延びる軸線を有する第1の枢支軸を介して前記各計量槽を揺動可能に支持する内枠と、前記第1の枢支軸の軸線方向に対し直角を成して水平方向に延びる軸線を有する第2の枢支軸を介して前記内枠を揺動可能に支持する外枠とよりなり、
    前記各計量槽が前記第1の枢支軸および第2の枢支軸のそれぞれの軸線回りに揺動するのを止める振れ止め手段が設けられる請求項1〜3のいずれかに記載のマルチ計量槽の計量システム。
  5. 前記支持枠は、両端部が前記荷重検出器によって支持される一対のビーム上に載置される請求項1〜のいずれかに記載のマルチ計量槽の計量システム。
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