JP4572249B2 - トナーの製造方法およびトナー、二成分現像剤、現像装置、画像形成装置 - Google Patents
トナーの製造方法およびトナー、二成分現像剤、現像装置、画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4572249B2 JP4572249B2 JP2008222843A JP2008222843A JP4572249B2 JP 4572249 B2 JP4572249 B2 JP 4572249B2 JP 2008222843 A JP2008222843 A JP 2008222843A JP 2008222843 A JP2008222843 A JP 2008222843A JP 4572249 B2 JP4572249 B2 JP 4572249B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toner
- polyester resin
- particles
- crystalline
- aqueous dispersion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/087—Binders for toner particles
- G03G9/08742—Binders for toner particles comprising macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
- G03G9/08755—Polyesters
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/0802—Preparation methods
- G03G9/0804—Preparation methods whereby the components are brought together in a liquid dispersing medium
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/0819—Developers with toner particles characterised by the dimensions of the particles
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/087—Binders for toner particles
- G03G9/08784—Macromolecular material not specially provided for in a single one of groups G03G9/08702 - G03G9/08775
- G03G9/08791—Macromolecular material not specially provided for in a single one of groups G03G9/08702 - G03G9/08775 characterised by the presence of specified groups or side chains
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/097—Plasticisers; Charge controlling agents
- G03G9/09708—Inorganic compounds
- G03G9/09716—Inorganic compounds treated with organic compounds
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/097—Plasticisers; Charge controlling agents
- G03G9/09708—Inorganic compounds
- G03G9/09725—Silicon-oxides; Silicates
Description
前記混合液に凝集剤として多価金属塩を添加して、前記着色剤粒子と前記ワックス粒子と前記結晶性自己分散型ポリエステル樹脂粒子とを凝集させて凝集物を形成し、該凝集物を含む混合液に、スルホ基を含まない非結晶性ポリエステル樹脂粒子を含有する非結晶性ポリエステル樹脂粒子水分散液を混合してさらに凝集させる凝集物形成工程と、
前記凝集物形成工程終了後の混合液を加熱して、該混合液中の凝集物の粒子径および形状を均一化する粒子形成工程とを含み、
前記結晶性自己分散型ポリエステル樹脂粒子は、アルコール成分として化学式(1)で示される化合物を含むことを特徴とするトナーの製造方法である。
(1)着色剤
着色剤としては、染料および顔料が挙げられるが、その中でも顔料を用いることが好ましい。顔料は染料に比べて耐光性および発色性に優れるので、顔料を用いることによって耐光性および発色性に優れるトナーを得ることができる。着色剤の具体例としては、たとえば、イエロートナー用着色剤(カラーインデックスによって分類されるC.I.ピグメントイエロー1、C.I.ピグメントイエロー5、C.I.ピグメントイエロー12、C.I.ピグメントイエロー15、およびC.I.ピグメントイエロー17、C.I.ピグメントイエロー74、C.I.ピグメントイエロー93、C.I.ピグメントイエロー180、C.I.ピグメントイエロー185などの有機系顔料、黄色酸化鉄および黄土などの無機系顔料、C.I.アシッドイエロー1などのニトロ系染料、C.I.ソルベントイエロー2、C.I.ソルベントイエロー6、C.I.ソルベントイエロー14、C.I.ソルベントイエロー15、C.I.ソルベントイエロー19、およびC.I.ソルベントイエロー21などの油溶性染料など)、マゼンタトナー用着色剤(カラーインデックスによって分類されるC.I.ピグメントレッド49、C.I.ピグメントレッド57、C.I.ピグメントレッド81、C.I.ピグメントレッド122、C.I.ソルベントレッド19、C.I.ソルベントレッド49、C.I.ソルベントレッド52、C.I.ベーシックレッド10、およびC.I.ディスパーズレッド15など)、シアントナー用着色剤(カラーインデックスによって分類されるC.I.ピグメントブルー15、C.I.ピグメントブルー16、C.I.ソルベントブルー55、C.I.ソルベントブルー70、C.I.ダイレクトブルー25、およびC.I.ダイレクトブルー86など)、およびブラックトナー用着色剤(チャンネルブラック、ローラーブラック、ディスクブラック、ガスファーネスブラック、オイルファーネスブラック、サーマルブラック、およびアセチレンブラックなどのカーボンブラック)などが挙げられる。
本発明では、親水基であるカルボキシル基を少なくとも1つ含む結晶性自己分散型ポリエステル樹脂が用いられる。結晶性自己分散型ポリエステル樹脂とは、結晶性を持ち、かつ水中に自己分散するポリエステル樹脂のことである。結晶性を持つとは、融点(Tm)を持つということであり、具体的には示差走査型熱量計(DSC)を用いて、−100℃〜300℃まで20℃/minで昇温し、次に−100℃まで50℃/minで降温し、続いて−100℃〜300℃まで20℃/minで昇温する二度の昇温過程においてどちらかに融解ピークを示すことをいう。また、結晶性でない樹脂のことを非結晶性樹脂と呼ぶ。自己分散するとは、水中で界面活性剤等の他の物質を添加することなく分散状態になることをいう。本発明の結晶性ポリエステル樹脂には1つ以上のカルボキシル基が含まれており、カルボキシル基は親水基であるため、親水基を含まない樹脂に比べて、極性を持つ水中へは比較的安定して分散する。
非結晶性自己分散型ポリエステル樹脂としては、公知のものを使用できるが、酸とアルコールとを重縮合して得られ、酸に主として多価カルボン酸類を用い、アルコールに主として多価アルコ−ル類を用いて重縮合したポリエステル樹脂が好ましい。重縮合に用いる酸、アルコールに関しては結晶性自己分散型ポリエステル樹脂の場合と同じものを用いることができ、同様の条件の酸、アルコールを用いて重縮合することが望ましい。また、非結晶性自己分散型ポリエステル樹脂は、主鎖に親水基を含み、親水基を含む構成単位が、カルボキシル基を含むことが好ましく、親水基を含む構成単位が、スルホ基を含まないことがより好ましい。
本発明のトナーには、着色剤、結晶性自己分散型ポリエステル樹脂、非結晶性自己分散型ポリエステル樹脂の他に、ワックスが含有される。ワックスとしては、公知のワックスを用いることができ、たとえば、カルナウバワックスおよびライスワックスなどの天然ワックス、ポリプロピレンワックス、ポリエチレンワックスおよびフィッシャーとロプッシュワックスなどの合成ワックス、モンタンワックスなどの石炭系ワックス、アルコール系ワックスおよびエステル系ワックスなどが挙げられる。ワックスは、1種を単独で使用してもよいし、2種以上を併用して使用してもよい。ワックス粒子は、混合液調製工程S1において混合液に混合するが、この際、予め水中にワックスを混合し乳化して調製したワックス粒子水分散液を混合液に混合することが好ましい。トナー成分にワックスが含まれる場合、その含有量は、結晶性自己分散型ポリエステル樹脂および非結晶性自己分散型ポリエステル樹脂の両ポリエステル樹脂の合計100重量部に対して0.5〜20重量部が好ましく、1〜10重量部がさらに好ましい。
本発明のトナーには、着色剤、結晶性自己分散型ポリエステル樹脂、非結晶性自己分散型ポリエステル樹脂、ワックスの他に、帯電制御剤などのその他のトナー添加成分が含有されてもよい。帯電制御剤は、トナーに好ましい帯電性を付与するために添加される。帯電制御剤としては、正電荷制御用または負電荷制御用の帯電制御剤を使用でき、たとえば、ニグロシン染料、塩基性染料、四級アンモニウム塩、四級ホスホニウム塩、アミノピリン、ピリミジン化合物、多核ポリアミノ化合物、アミノシラン、ニグロシン染料およびその誘導体、トリフェニルメタン誘導体、グアニジン塩、およびアミジン塩などの正電荷制御用の帯電制御剤と、たとえば、オイルブラックおよびスピロンブラックなどの油溶性染料、含金属アゾ化合物、アゾ錯体染料、ナフテン酸金属塩、サリチル酸およびその誘導体の金属錯体および金属塩(金属はクロム、亜鉛、ジルコニウムなど)、ホウ素化合物、脂肪酸石鹸、長鎖アルキルカルボン酸塩、ならびに樹脂酸石鹸などの負電荷制御用の帯電制御剤が挙げられる。帯電制御剤は1種を単独で使用でき、または2種以上を併用できる。帯電制御剤の使用量は、好ましくは結晶性自己分散型ポリエステル樹脂および非結晶性自己分散型ポリエステル樹脂の両ポリエステル樹脂の合計100重量部に対して0.5重量部以上5重量部以下であり、より好ましくは0.5重量部以上3重量部以下である。帯電制御剤が5重量部よりも多く含まれると、キャリアが汚染されてしまい、トナー飛散が発生し、帯電制御剤の含有量が0.5重量部未満であると、トナーに十分な帯電特性を付与することができない。
図1は、本発明のトナーの製造方法を示す工程図である。本発明の実施の形態におけるトナーの製造方法では、混合液調整工程S1と、凝集物形成工程S2と、粒子形成工程S3と、洗浄工程S4とがこの順に行われる。混合液調製工程S1では、着色剤、ワックス、結晶性自己分散型ポリエステル樹脂などのトナー成分を水に混合して混合液を調製する。凝集物形成工程S2では、凝集剤を含む水溶液を上記混合液に加えて、水媒体中で凝集物を形成させ、非結晶性自己分散型ポリエステル樹脂水分散液を加えてさらに凝集させる。粒子形成工程S3では、凝集物を含む水媒体を加熱して、凝集物を粒子状にする。洗浄工程S4では、粒子状にした凝集物を洗浄して乾燥する。
混合液調製工程S1では、着色剤、ワックス、結晶性自己分散型ポリエステル樹脂を、撹拌機(乳化機または分散機)を用いて個別に水に分散させることによって、着色剤粒子を含有する着色剤粒子水分散液、ワックス粒子を含有するワックス粒子水分散液、結晶性自己分散型ポリエステル樹脂粒子を含有する結晶性ポリエステル樹脂粒子水分散液をそれぞれ調製し、得られた着色剤水分散液とワックス粒子水分散液と結晶性ポリエステル樹脂粒子水分散液とを混合、撹拌することによってトナー成分を含む混合液を得る。好ましくは、固形分濃度で80〜99重量%の結晶性自己分散型ポリエステル樹脂、0.1〜20重量%の着色剤を含むように結晶性ポリエステル樹脂粒子水分散液と着色剤水分散液とを混合し、撹拌機を用いて室温で1〜5時間撹拌することによって、調製した混合液を得る。さらに、水に乳化させた天然および合成ワックス粒子の少なくとも一方を含有するワックス粒子水分散液を上記混合液に混合する。その量は固形分濃度で0.1〜20重量%である。
凝集物形成工程S2では、着色剤粒子、ワックス粒子、結晶性自己分散型ポリエステル樹脂粒子などのトナー成分を含む混合液に、所定量の凝集剤(多価金属塩)を加え撹拌混合することによって、トナー成分を含む凝集物(好ましくは、体積平均粒子径が10μm以下)を形成する。凝集物の体積平均粒子径が10μm以下であることにより、高精細かつ高解像の画像を形成できるトナーを得ることができる。凝集物の体積平均粒子径が10μmを超えると、充分に高精細で高解像度化された画像を形成できるトナーを得ることができないおそれがある。体積平均粒子径は、加える多価金属塩の濃度または撹拌速度、混合液の温度により調整することができる。
粒子形成工程S3では、得られた凝集物を含む水媒体を加熱することによって、凝集物を粒径および形状がほぼ均一に整った粒子にする。この場合、結晶性自己分散型ポリエステル樹脂のガラス転移温度以上まで加熱し、粒子径が1〜10μmとなるように調節することが好ましく、このようにすることによって、粒径および形状がほぼ均一なトナー粒子を容易に得ることができる。
洗浄工程S4では、トナー(凝集物)を含む混合液を室温まで冷却し、混合液を濾過して上澄み液を除去し、分離したトナーを水で洗浄する。洗浄には、導電率20μS/cm以下の純水を用いることが好ましく、トナーを洗浄した水の上澄み液が導電率50μS/cm以下となるまでトナーを洗浄することが好ましい。このような純水は、たとえば活性炭法、イオン交換法、蒸留法、逆浸透法などの公知の方法によって得ることができ、複数の方法を組み合わせてもよい。洗浄時の純水の温度は、再凝集の観点から樹脂のガラス転移温度以下が好ましい。純水を用いたトナーの洗浄はバッチ式で行ってもよいし、連続式で行ってもよい。純水を用いたトナーの洗浄は、トナーの帯電性に影響を与えるような不純物および凝集に関与しなかった不要な凝集剤などのトナー成分以外の不要な成分を取り除くために行われ、それによって不要な成分を含まないトナーを容易に製造することができる。さらに、純水による洗浄工程中に、pH6以下の水で洗浄する工程を1回以上含めてもよく、これにより不純物の除去がより十分に行われる。その後、このようにして洗浄されたトナーを濾過によって洗浄水と分離し、たとえば真空乾燥機を用いて乾燥する。
乾燥して得られたトナーは、結晶性自己分散型ポリエステル樹脂成分および着色剤成分の少なくとも一方が表面付近に少なく、内部に多く存在するものであるものが得られやすく、特に両方の成分が内部に多く存在するトナーが望ましい。着色剤成分を表面付近に少なくすることで、着色剤の相違による帯電量の差を小さくすることができ、結晶性自己分散型ポリエステル樹脂成分を表面付近に少なくすることで、トナーの保存性を高めることができる。
本発明のトナーは、一成分系現像剤としても二成分系現像剤としても使用することができる。一成分現像剤として使用する場合、キャリアを用いず、トナーのみで使用し、ブレードおよびファーブラシを用い、現像スリーブで摩擦帯電させてスリーブ上にトナーを付着させることで搬送して画像形成を行う。
図2は、本発明の実施の一形態である画像形成装置100の構成を模式的に示す概略図である。画像形成装置100は、複写機能、プリンタ機能およびファクシミリ機能を併せ持つ複合機であり、伝達される画像情報に応じて、記録媒体上にフルカラーまたはモノクロの画像を形成する。すなわち、画像形成装置100においては、コピアモード(複写モード)、プリンタモードおよびFAXモードという3種の印刷モードを有しており、図示しない操作部からの操作入力、パーソナルコンピュータ、携帯端末装置、情報記憶媒体、メモリ装置を用いた外部機器からの印刷ジョブの受信などに応じて、図示しない制御部により、印刷モードが選択される。画像形成装置100は、トナー像形成部2と、転写部3と、定着部4と、記録媒体供給部5と、排出部6とを含む。
Unit)を備えるマイクロコンピュータ、マイクロプロセッサなどによって実現される処理回路を含む。制御部は、前述の処理回路とともに主電源を含み、電源は制御部だけでなく、画像形成装置内部における各装置にも電力を供給する。
(非結晶性ポリエステル樹脂a1)
温度計、攪拌機を備えたオートクレーブに、ジメチルテレフタレート137重量部、ジメチルイソフタレート55重量部、エチレングリコール68重量部、ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加物(平均分子量350)175重量部および触媒としてテトラブトキシチタネート0.1重量部を仕込み、150〜220℃で180分間加熱してエステル交換反応を行い、次いで、240℃に昇温した後、反応系の圧力を徐々に減じて30分後に10mmHgとし、70分間反応を続けた。その後、オートクレーブ中を窒素ガスで置換し、大気圧とした。温度を200℃に保ち無水トリメリット酸を2重量部加え、70分間反応を行い、非結晶性ポリエステル樹脂a1を得た。非結晶性ポリエステル樹脂a1の酸成分はジメチルテレフタレート、ジメチルイソフタレート、無水トリメリット酸であるため、非結晶性ポリエステル樹脂a1はカルボキシル基を含み、スルホ基を含まない。得られた非結晶性ポリエステル樹脂a1の酸価を測定したところ2.3KOHmgであった。
温度計、撹拌機を備えたオートクレーブ中に、1,5‐ナフタレンジカルボン酸メチルエステル38重量部、ジメチルテレフタレート96重量部、ジメチルイソフタレート58重量部、エチレングリコール136重量部および触媒としてテトラブトキシチタネート0.1重量部を仕込み、150〜220℃で180分間加熱してエステル交換反応を行った。次いで、240℃に昇温した後、反応系の圧力を徐々に減じて30分後に10mmHgとし、70分間反応を続けた。その後、オートクレ−ブ中を窒素ガスで置換し、大気圧とした。温度を200℃に保ち無水トリメリット酸を10重量部加え、70分間反応を行い、非結晶性ポリエステル樹脂a2を得た。非結晶性ポリエステル樹脂a2の酸成分は1,5‐ナフタレンジカルボン酸メチルエステル、ジメチルテレフタレート、ジメチルイソフタレート、無水トリメリット酸であるため、非結晶性ポリエステル樹脂a2はカルボキシル基を含み、スルホ基を含まない。得られた非結晶性ポリエステル樹脂a2の酸価を測定したところ14KOHmgであった。
温度計、撹拌機を備えたオートクレーブ中に、ジメチルテレフタレ−ト112重量部、ジメチルイソフタレ−ト76重量部、5ナトリウムスルホジメチルイソフタレ−ト6重量部、エチレングリコ−ル96重量部、プロピレングリコ−ル50重量部、テトラブトキシチタネ−ト0.1重量部、を仕込み180〜230℃で120分間加熱してエステル交換反応を行った。次いで反応系を250℃まで昇温し、系の圧力1〜10mmHgとして60分間反応を続けた結果、非結晶性ポリエステル樹脂a3を得た。非結晶性ポリエステル樹脂a3の酸成分はジメチルテレフタレート、ジメチルイソフタレート、5ナトリウムスルホジメチルイソフタレ−トであるため、非結晶性ポリエステル樹脂a3はカルボキシル基、スルホ基をともに含む。得られた非結晶性ポリエステル樹脂a3の酸価を測定したところ0.1mgKOH/gであった。
(非結晶性ポリエステル樹脂粒子水分散液A1)
温度計、コンデンサおよび攪拌羽根を備えた四つ口の10リットルのセパブルフラスコに、上記非結晶性ポリエステル樹脂a1を100重量部、ブタノ−ル48重量部、メチルエチルケトン12重量部およびイソプロパノ−ル20重量部を投入し、70℃で攪拌して溶解した。さらに、非結晶性ポリエステル樹脂a1の酸価に等量となるように1Nのアンモニア水溶液を1重量部加え、70℃を保持し30分間撹拌した後、攪拌しながら70℃の水300部を添加し非結晶性ポリエステル樹脂a1の水分散液を得た。さらに、得られた水分散液を蒸留用フラスコに入れ、留分温度100℃に達するまで蒸留した後冷却し、脱イオン水にて固形分を調整し最終的に脱溶剤された固形分濃度30%の非結晶性ポリエステル樹脂粒子水分散液A1を得た。この非結晶性ポリエステル樹脂粒子水分散液A1中の分散粒子の平均粒子径は0.095μmであった。なお、分散粒子の平均粒子径の測定は、マイクロトラックUPA−ST150(日機装社製)にて行なった。
温度計、コンデンサおよび攪拌羽根を備えた四つ口の10リットルのセパブルフラスコに、上記非結晶性ポリエステル樹脂a2を34重量部およびブタノール10重量部を投入し、90℃で攪拌して溶解した後、80℃まで冷却した。さらに非結晶性ポリエステル樹脂a2の酸価に等量となるように1Nのアンモニア水溶液を1.5重量部加え、80℃を保持し30分間撹拌した後、攪拌しながら80℃の水56重量部を添加し非結晶性ポリエステル樹脂a2の水分散液を得た。さらに、得られた水分散液1000重量部を蒸留用フラスコに入れ、留分温度100℃に達するまで蒸留した後冷却し、最終的に脱溶剤された固形分濃度33%の非結晶性ポリエステル樹脂粒子水分散液A2を得た。このときの非結晶性ポリエステル樹脂粒子水分散液A2中の分散粒子の平均粒子径は0.05μmであった。
非結晶性ポリエステル樹脂a3を用いたこと以外は、上記非結晶性ポリエステル樹脂粒子水分散液A1の調整と同様にして非結晶性ポリエステル樹脂粒子水分散液A3を得た。このときの非結晶性ポリエステル水分散液A3中の分散粒子の平均粒子径は0.2μmであった。
非結晶性ポリエステル樹脂a1を用い、攪拌条件を変更した以外は上記非結晶性ポリエステル樹脂粒子水分散液A1の調整と同様にし、非結晶性ポリエステル樹脂粒子水分散液A4を得た。このときの非結晶性ポリエステル樹脂粒子水分散液A4中の分散粒子の平均粒子径は0.32μmであった。
(結晶性ポリエステル樹脂b1の合成)
撹拌機、温度計、加熱ヒータ、冷却装置、溜出用冷却器を装備した反応缶内に、テレフタル酸980重量部、アジピン酸590重量部、エチレングリコール770重量部、1,4−ブタンジオール680重量部、イルガノックス1330(Ciba−Geigy社製)3重量部およびテトラブチルチタネート1重量部を仕込み、230℃まで昇温しつつ4時間かけてエステル化反応を行った。エステル化反応終了後、反応缶内にn=14の場合の化学式(1)の化合物(三菱化学社製、PTMG1000)100重量部を加え、その後、系内を240℃まで昇温しながら60分かけて10mmHgまで減圧し、さらに1mmHg以下の真空下まで減圧して240℃で60分間重縮合反応を行った。その後、系内に窒素を流し、真空破壊することで重縮合反応を終了させた。その後、系内に窒素を充填したまま内温が220℃になるまで冷却した。冷却後、エチレングリコールビスアンヒドロトリメリテート90重量部を投入し、再度窒素を充填して220℃で30分間酸付加反応を行った。反応終了後、ポリエステル樹脂を取り出し、冷却することにより結晶性ポリエステル樹脂b1を得た。結晶性ポリエステル樹脂b1の酸成分はテレフタル酸、アジピン酸、エチレングリコールビスアンヒドロトリメリテートであり、アルコール成分はエチレングリコール、1,4−ブタンジオール、PTMG1000であるため、結晶性ポリエステル樹脂b1は、カルボキシル基を含み、アルコール成分として化学式(1)の化合物および1,4−ブタンジオールを含む。数平均分子量21000、融点(Tm)は110℃であった。
テレフタル酸963重量部、アジピン酸146重量部、セバシン酸627重量部、5スルホナイトイソフタル酸ナトリウム30重量部、エチレングリコール248重量部、1,4−ブタンジオール495重量部、イルガノックス1330(Ciba−Geigy社製)3重量部およびテトラブチルチタネート1重量部を仕込み、230℃まで昇温しつつ4時間かけてエステル化反応を行った。エステル化反応終了後、反応缶内にn=14の場合の化学式(1)の化合物(三菱化学社製、PTMG1000)500重量部を加え、その後、系内を240℃まで昇温しながら60分かけて10mmHgまで減圧し、さらに1mmHg以下の真空下まで減圧して240℃で60分間重縮合反応を行った。その後、系内に窒素を流し、真空破壊することで重縮合反応を終了させた。その後、系内に窒素を充填したまま内温が220℃になるまで冷却した。冷却後、トリメリット酸39重量部、エチレングリコールビスアンヒドロトリメリテート45重量部を投入し、再度窒素を充填して220℃で30分間酸付加反応を行った。反応終了後、ポリエステル樹脂を取り出し、冷却することにより結晶性ポリエステル樹脂b2を得た。結晶性ポリエステル樹脂b2の酸成分はテレフタル酸、アジピン酸、セバシン酸、5スルホナイトイソフタル酸ナトリウム、トリメリット酸、エチレングリコールビスアンヒドロトリメリテートであり、アルコール成分はエチレングリコール、1,4−ブタンジオール、PTMG1000であるため、結晶性ポリエステル樹脂b2は、カルボキシル基およびスルホ基を含み、アルコール成分として化学式(1)の化合物および1,4−ブタンジオールを含む。数平均分子量25000、Tmは105℃であった。
結晶性ポリエステル樹脂b1の合成から化学式(1)の化合物であるPTMG1000を除いて、その他は同様にして合成を行った。よって、結晶性ポリエステル樹脂b3は、カルボキシル基を含み、アルコール成分として1,4−ブタンジオールを含む。数平均分子量は13000、Tmは105℃であった。
セバシン酸2020重量部、エチレングリコール620重量部、イルガノックス1330(Ciba−Geigy社製)3重量部およびテトラブチルチタネート1重量部を仕込み、230℃まで昇温しつつ4時間かけてエステル化反応を行った。さらに、エチレングリコールビスアンヒドロトリメリテート45重量部を投入し、再度窒素を充填して220℃で30分間酸付加反応を行った。反応終了後、ポリエステル樹脂を取り出し、冷却することにより結晶性ポリエステル樹脂b4を得た。結晶性ポリエステル樹脂b4の酸成分はセバシン酸、エチレングリコールビスアンヒドロトリメリテートであり、アルコール成分はエチレングリコールであるため、結晶性ポリエステル樹脂b4はカルボキシル基を含む。数平均分子量15000、Tmは65℃であった。
結晶性ポリエステル樹脂b1の合成から1,4−ブタンジオールの代わりにエチレングリコール用いて、その他は同様にして合成を行った。よって、結晶性ポリエステル樹脂b5は、カルボキシル基を含み、アルコール成分として化学式(1)の化合物を含む。数平均分子量は17000、Tmは75℃であった。
(結晶性ポリエステル樹脂粒子水分散液B1〜B5、B7)
温度計、コンデンサ、攪拌羽根を備えた三つ口のセパラブルフラスコに結晶性ポリエステル樹脂b1を270重量部、メチルエチルケトン180重量部、イソプロピルアルコール60重量部を仕込み70℃にて溶解した。次いで塩基としてアンモニアを5重量部加えた後、70℃のイオン交換水630重量部を加え、水分散させた後、蒸留用フラスコにて留分温度が100℃に達するまで蒸留し、冷却後に水を加えて固形分濃度を30%の結晶性ポリエステル樹脂粒子水分散液B1とした。得られた結晶性ポリエステル樹脂粒子水分散液B1に存在する分散粒子の平均粒子径は0.1μmであった。同様の条件により、結晶性ポリエステル樹脂b2〜b5の水分散液B2〜B5を調製した。分散粒子の平均粒子径はそれぞれ0.116μm、0.110μm、0.120μm、0.240μmであった。
結晶性ポリエステル樹脂b1を100重量部に、界面活性剤(ネオゲンSF)10重量部添加し、水300重量部を加え、ホモジナイザー(ポリトロン社製、PT3000)に投入し60℃に加温しながら20分間攪拌して分散を行い、結晶性ポリエステル樹脂粒子水分散液B6とした。このときの分散粒子の平均粒子径は0.15μmであった。
結晶性ポリエステル樹脂b1を130重量部、非結晶性ポリエステル樹脂a1を130重量部、メチルエチルケトン180重量部とイソプロピルアルコール60重量部との混合溶媒に、70℃にて溶解した。次いで塩基としてアンモニアを5重量部加えた後、70℃のイオン交換水630重量部を加え、水分散化した後、蒸留用フラスコにて留分温度が100℃に達するまで蒸留し、冷却後に水を加えて固形分濃度を30%のポリエステル樹脂粒子水分散液B8とした。得られたポリエステル樹脂粒子水分散液B8に存在する分散粒子の平均粒子径は0.18μmであった。
結晶性ポリエステル樹脂b1を100重量部、高圧ホモジナイザーにて120℃に加熱しながらアンモニアを5重量部を含むイオン交換水630重量部を加え乳化を行って結晶性ポリエステル樹脂粒子水分散液B9とした。このときの分散粒子の平均粒子径は0.4μmであった。
(シアン着色剤粒子水分散液)
シアン着色剤(BASF社製:Eupolen Blue 69−1501)50重量部、アニオン性界面活性剤(第一工業製薬社製、ネオゲンR)5重量部およびイオン交換水223重量部をホモジナイザー(ポリトロン社製、PT3000)に投入し室温で20分間撹拌して着色剤を分散し、加えて超音波ホモジナイザー(日本精機社製)で20分間分散して、分散粒子の平均粒子径が0.2μmのシアン着色剤粒子水分散液を得た。なお、シアン着色剤粒子水分散液および後述の他の着色剤粒子水分散液中の分散粒子の平均粒子径の測定は、マイクロトラックUPA−ST150(日機装社製)にて行なった。
マゼンタ着色剤(Eupolen Red 47−9001)50重量部、アニオン性界面活性剤(第一工業製薬社製、ネオゲンR)5重量部およびイオン交換水223重量部をホモジナイザー(ポリトロン社製、PT3000)に投入し室温で20分間撹拌して着色剤を分散し、加えて超音波ホモジナイザーで20分間分散して、分散粒子の平均粒子径が0.2μmのマゼンタ着色剤粒子水分散液を得た。
イエロー着色剤(BASF社製:Eupolen Yellow 09−6101)50重量部、アニオン性界面活性剤(第一工業製薬社製、ネオゲンR)5重量部およびイオン交換水223重量部をホモジナイザー(ポリトロン社製、PT3000)に投入し室温で20分間撹拌して着色剤を分散し、加えて超音波ホモジナイザーで20分間分散して、分散粒子の平均粒子径が0.1μmのイエロー着色剤粒子水分散液を得た。
カーボンブラック(キャボット社製、モーガルL)50重量部、非イオン性界面活性剤(三洋化成社製、ノニポール400)5重量部およびイオン交換水223重量部をホモジナイザー(ポリトロン社製、PT3000)に投入し室温で20分間撹拌して着色剤を分散して、分散粒子の平均粒子径が0.15μmのブラック着色剤粒子水分散液を得た。
パラフィンワックス(日本精蝋社製、HNP10、融点72℃)50重量部、アニオン性界面活性剤(第一工業製薬社製、ネオゲンR)5重量部およびイオン交換水161重量部をジャケットつきステンレスビーカーに投入し、ホモジナイザー(ポリトロン社製、PT3000)にて95℃で加熱しながら30分間分散した後、圧力吐出型ホモジナイザー(日本精機社製)に移して90℃で20分間分散処理を行い、分散粒子の平均粒子径が0.4μmのワックス粒子水分散液を得た。なお、ワックス粒子水分散液中の分散粒子の平均粒子径の測定は、マイクロトラックUPA−ST150(日機装社製)にて行なった。
(混合液調製工程)
表3に示す固形分濃度(重量%)で、シアン着色剤粒子水分散液、結晶性ポリエステル樹脂粒子水分散液B1およびワックス粒子水分散液を混合し、混合液を得た。
得られた混合液100重量部を、プロペラ式撹拌機を用いて1500rpmで撹拌しながら、0.1重量%の硫酸マグネシウム水溶液120重量部を少量ずつ滴下し、その後、この混合液を1時間撹拌した。そうすることによって、水媒体中に凝集物が形成された。このとき、75℃まで加温し、光学顕微鏡で、粒子形状がブドウの房状から少し丸みをおびるまで形状の制御を行った。その後、温度を室温まで降下させ、非結晶性ポリエステル樹脂水分散液A1を混合し、0.1重量%の硫酸マグネシウム水溶液21重量部を少量ずつ滴下し、その後、この混合液を1時間撹拌した。そうすることによって、水媒体中にトナーである凝集物が形成された。このように、加える多価金属塩の量を調整することで、凝集物の粒子径を調整した。
凝集物形成工程を経た凝集物を含む水媒体を75℃まで加熱して、さらに30分間撹拌を継続し、さらに94℃にて20分撹拌し、凝集物の粒径および形状の均一化を行った。このように、粒子形成工程の温度と時間とを調整することで凝集物の形状を調整した。
次に、凝集物を含む水媒体の上澄み液を除去し、凝集物を純水にて3回洗浄(上澄み液を3回交換)した後、pH2に調整したHCl水溶液で洗浄し、さらに純水にて3回洗浄した後、ろ過し、真空乾燥機を用いて乾燥して、トナーを調製した。なお、洗浄に用いる純水は、超純水製造装置(ADVANTEC社製:Ultra Pure Water System CPW−102)を用いて水道水から調製した0.5μS/cmの水を使用した。水のpHおよび導電率はラコムテスター(井内盛栄堂製:EC−PHCON10)を用いて測定した。その後、上記方法で得られたトナーの100重量部に対して、シランカップリング剤で処理した平均一次粒径20nmのシリカ粒子0.7重量部を混合(外添)することによって、実施例1のトナーを得た。
表3に示す固形分濃度(重量%)で、着色剤粒子水分散液、ワックス粒子水分散液、結晶性ポリエステル樹脂水分散液、非結晶性ポリエステル樹脂水分散液を用いて凝集物を形成する以外は、実施例1と同様にしてトナーを製造し、実施例2〜6および比較例1〜7のトナーを得た。なお、実施例5に関しては、混合液調製工程において非結晶性ポリエステル樹脂水分散液A2を少量加え、凝集物形成工程において非結晶性ポリエステル樹脂水分散液A1を加えている。また、比較例4に関しては、凝集物形成工程において非結晶性ポリエステル樹脂水分散液を加えていないということである。
実施例1〜6および比較例1〜7のトナーについて、体積平均粒子径、変動係数、平均円形度、画像濃度、モトル、環境評価、定着性および帯電量の各評価とこれらの総合評価を、下記に示す評価方法によって行い、その結果を表4に示した。なお、表4中および下記の「○」記号は各項目において評価が非常に優れていることを意味する。
トナー粒子の平均粒子径および変動係数は、コールターマルチサイザーIII(コールター社製)を用いて測定し、その変動係数に基づいて下記の基準により評価した。測定粒子数は50000カウントとし、アパーチャ径は100μmとした。なお、表4中の体積平均粒子径の単位はμmである。また体積平均粒子径およびその標準偏差に基づき、トナーの変動係数を、下記式によって算出した。
変動係数CV(%)=(標準偏差/体積平均粒子径)×100
○:変動係数が25%以下
△:変動係数25%〜30%
×:変動係数30%以上
トナー粒子の平均円形度は、フロー式粒子像分析装置(東亜医用電子社製:FPIA−2000)を用いて測定を行った。なお、平均円形度は、フロー式粒子像分析装置によって検出された粒子の投影像において、下記式によって定義され、1以下の値となる。
平均円形度 =(投影像と同じ面積をもつ円の周囲長)/(投影像の周囲長)
画像濃度は、分光測色濃度計(日本平版印刷機材社製:X−Rite938)を用いて評価画像の光学濃度を測定し、その光学濃度に基づいて下記の基準により評価した。なお、評価画像は、デジタルフルカラー複合機(シャープ社製:AR−C150)の現像装置を非磁性一成分現像用に改造した装置に現像剤であるトナー粒子を用いて、フルカラー専用紙(シャープ社製:PP106A4C)上にトナー粒子の付着量が0.6mg/cm2になるように調整して印字させ、外部定着機を用いて作成した。
○:光学濃度が1.2以上
×:光学濃度が1.2未満
モトルは、デジタルフルカラー複合機(シャープ社製:AR−C150)の現像装置を改造した装置に現像剤であるトナー粒子を用いて、各紙上にトナー粒子の付着量が0.6mg/cm2になるように調整して印字させ、外部定着機を用いて定着した。評価は目視で行った。スピードは200mm/secで行った。
a:モトルがなく良い
b:少しモトルが見られるが、目立たない
c:モトルがあるが実用上問題なし
d:モトルが見える。
e:モトルが目立つ
○:aまたはb
△:c
×:dまたはe
トナー70gを、上記デジタルフルカラー複合機を用い、上記と同じ回転数で、それぞれの環境下((a)温度5℃、湿度10%、(b)温度35℃、湿度80%)において回転させ、そのときのトナーの帯電量を測定し、下記の式によって算出した相対比率に基づいて下記の基準により評価した。
相対比率(%)=((b)の場合における帯電量/(a)の場合における帯電量) ×100
△:相対比率が65%〜50%
×:相対比率が50%以下
定着性はデジタルフルカラー複合機(シャープ社製:AR−C150)の現像装置を改造した装置に現像剤であるトナー粒子を用いて、各紙上にトナー粒子の付着量が1.2mg/cm2になるように調整して印字させ、外部定着機を用いて定着した。定着スピード200mm/sec、温度150℃で定着させたときのオフセットの発生を目視により確認した。
○:オフセットが見られない
△:オフセットが少し見られる
×:オフセットが目立つ
トナー粒子の帯電量は、帯電量測定装置(商品名:210HS−2A、トレック・ジャパン株式会社製)を用いて測定し、下記の基準により評価した。具体的には、上記デジタルフルカラー複合機内の現像層中の現像剤を、金属製の容器に入れ、吸引機によって吸引圧250mmHgで吸引し、現像剤の重量と、容器に接続されたコンデンサー極板間の電位差とからトナー帯電量を求めた。
○:帯電量が25μC/g以上
×:帯電量が25μC/g未満
総合評価は、各評価に×および△が1つもないものを○とし、×がなくて1つ以上△があるものを△とし、1つ以上×があるものを×とした。
表2からわかるように、アルコール成分として化学式(1)の化合物を含むポリエステル樹脂を含まない結晶性ポリエステル樹脂水分散液B3、B4は分散安定性が低くなっている。また、アルコール成分として1,4−ブタンジオールを含むポリエステル樹脂を含まない結晶性ポリエステル樹脂水分散液B5も分散安定性が低くなっている。さらに、ポリエステル樹脂水分散液中の分散粒子の平均粒子径が0.3μm以上である結晶性ポリエステル樹脂水分散液B7、B9も分散安定性が低くなっている。
実施例2と比較例1とを比較すると、比較例1では環境特性が悪化していることがわかる。これは比較例1のトナー中にスルホ基を含むからである。実施例1と同様にスルホ基を含まない実施例2、3も環境特性が良好である。環境特性の良好なトナーを製造するために、スルホ基が少ない結晶性ポリエステル樹脂を用いることが好ましいことがわかる。
3 転写部
4 定着部
5 記録媒体供給部
6 排出部
11 感光体ドラム
12 帯電部
13 露光ユニット
14 現像装置
15 クリーニングユニット
20 現像槽
21 トナーホッパ
31 定着ローラ
32 加圧ローラ
100 画像形成装置
Claims (11)
- 着色剤粒子を含有する着色剤粒子水分散液と、ワックス粒子を含有するワックス粒子水分散液と、親水基であるカルボキシル基を少なくとも1つ含み、かつ、スルホ基を含まない結晶性自己分散型ポリエステル樹脂粒子のみを含有し、界面活性剤を用いずに調製された結晶性ポリエステル樹脂粒子水分散液とを少なくとも混合して混合液を調製する混合液調製工程と、
前記混合液に凝集剤として多価金属塩を添加して、前記着色剤粒子と前記ワックス粒子と前記結晶性自己分散型ポリエステル樹脂粒子とを凝集させて凝集物を形成し、該凝集物を含む混合液に、スルホ基を含まない非結晶性ポリエステル樹脂粒子を含有する非結晶性ポリエステル樹脂粒子水分散液を混合してさらに凝集させる凝集物形成工程と、
前記凝集物形成工程終了後の混合液を加熱して、該混合液中の凝集物の粒子径および形状を均一化する粒子形成工程とを含み、
前記結晶性自己分散型ポリエステル樹脂粒子は、アルコール成分として化学式(1)で示される化合物を含むことを特徴とするトナーの製造方法。
- 前記結晶性自己分散型ポリエステル樹脂はアルコール成分として1,4−ブタンジオールを含むことを特徴とする請求項1に記載のトナーの製造方法。
- 前記結晶性ポリエステル樹脂粒子水分散液は、有機溶媒による膨潤または溶解を行った後に水系に転相する転相乳化によって調製されることを特徴とする請求項1または2に記載のトナーの製造方法。
- 前記非結晶性ポリエステル樹脂粒子は、親水基であるカルボキシル基を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のトナーの製造方法。
- 前記結晶性自己分散型ポリエステル樹脂粒子は、体積平均粒子径が0.3μm以下であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のトナーの製造方法。
- 請求項1〜5のいずれか1つに記載のトナーの製造方法によって製造されることを特徴とするトナー。
- 着色剤成分および結晶性ポリエステル樹脂成分が表層に少なく、内部に多く存在することを特徴とする請求項6に記載のトナー。
- トナー粒子の表面に平均粒子径が0.2μm以下の無機粒子が1種類以上外添されることを特徴とする請求項6または7に記載のトナー。
- 請求項6〜8のいずれか1つに記載のトナーと、キャリアとを含むことを特徴とする二成分現像剤。
- 請求項6〜8のいずれか1つに記載のトナーを含む現像剤、または請求項9に記載の二成分現像剤を用いて現像を行うことを特徴とする現像装置。
- 請求項10に記載の現像装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008222843A JP4572249B2 (ja) | 2008-08-29 | 2008-08-29 | トナーの製造方法およびトナー、二成分現像剤、現像装置、画像形成装置 |
US12/549,498 US8399168B2 (en) | 2008-08-29 | 2009-08-28 | Method for producing toner, two-component developer, developing device and image forming apparatus |
CN200910170608.8A CN101661233B (zh) | 2008-08-29 | 2009-08-28 | 调色剂及其制造方法、双组分显影剂、显影装置以及图像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008222843A JP4572249B2 (ja) | 2008-08-29 | 2008-08-29 | トナーの製造方法およびトナー、二成分現像剤、現像装置、画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010055032A JP2010055032A (ja) | 2010-03-11 |
JP4572249B2 true JP4572249B2 (ja) | 2010-11-04 |
Family
ID=41725966
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008222843A Active JP4572249B2 (ja) | 2008-08-29 | 2008-08-29 | トナーの製造方法およびトナー、二成分現像剤、現像装置、画像形成装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US8399168B2 (ja) |
JP (1) | JP4572249B2 (ja) |
CN (1) | CN101661233B (ja) |
Families Citing this family (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5440436B2 (ja) * | 2010-08-02 | 2014-03-12 | コニカミノルタ株式会社 | トナーの製造方法 |
US20120052429A1 (en) * | 2010-08-30 | 2012-03-01 | Xerox Corporation | Toner processes |
JP5672095B2 (ja) * | 2010-09-30 | 2015-02-18 | 株式会社リコー | 静電荷像現像用トナー及び現像剤 |
JP2012098697A (ja) * | 2010-10-04 | 2012-05-24 | Ricoh Co Ltd | トナー及び現像剤 |
EP2626745B1 (en) * | 2010-10-06 | 2018-06-27 | Sanyo Chemical Industries, Ltd. | Toner binder and toner composition |
JP2012118504A (ja) * | 2010-11-09 | 2012-06-21 | Ricoh Co Ltd | 静電荷像現像用トナー及び現像剤 |
US8843002B2 (en) * | 2011-03-31 | 2014-09-23 | Xerox Corporation | Method of correlating image misregistration |
JP5922976B2 (ja) * | 2012-04-13 | 2016-05-24 | 花王株式会社 | 電子写真用トナーの製造方法 |
JP5983328B2 (ja) * | 2012-11-09 | 2016-08-31 | 富士ゼロックス株式会社 | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像用現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 |
JP6235935B2 (ja) * | 2014-03-04 | 2017-11-22 | 花王株式会社 | 静電荷像現像用トナーの製造方法 |
US9354531B2 (en) * | 2014-07-01 | 2016-05-31 | Xerox Corporation | Magenta toner |
JP6107917B1 (ja) * | 2015-11-02 | 2017-04-05 | コニカミノルタ株式会社 | トナー |
JP2023098716A (ja) * | 2021-12-28 | 2023-07-10 | 花王株式会社 | 静電荷像現像用トナーの製造方法 |
CN115926189B (zh) * | 2023-01-12 | 2023-11-10 | 台州学院 | 一种复合材料hkust-1@pq及其制备方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007003840A (ja) * | 2005-06-23 | 2007-01-11 | Fuji Xerox Co Ltd | 静電荷像現像用トナー及びその製造方法、静電荷像現像剤ならびに画像形成方法 |
JP2007277497A (ja) * | 2006-04-12 | 2007-10-25 | Toyobo Co Ltd | ポリエステル樹脂水分散体 |
Family Cites Families (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3313862B2 (ja) * | 1993-11-29 | 2002-08-12 | 三菱レイヨン株式会社 | トナー用架橋ポリエステル樹脂 |
JP3910338B2 (ja) * | 2000-04-20 | 2007-04-25 | 富士ゼロックス株式会社 | 電子写真用トナーおよびその製造方法、並びに、電子写真用現像剤、画像形成方法 |
JP3955270B2 (ja) * | 2003-03-24 | 2007-08-08 | シャープ株式会社 | 電子写真用トナー |
JP2005128176A (ja) | 2003-10-22 | 2005-05-19 | Fuji Photo Film Co Ltd | トナーの製造方法 |
JP4389665B2 (ja) | 2004-05-26 | 2009-12-24 | 富士ゼロックス株式会社 | 静電荷像現像用トナー及びその製造方法 |
JP4439005B2 (ja) | 2004-09-09 | 2010-03-24 | 花王株式会社 | 電子写真用トナーの製造方法 |
US7887983B2 (en) * | 2004-09-09 | 2011-02-15 | Kao Corporation | Process for preparing toner for electrophotography |
DE602005027428D1 (de) | 2004-09-13 | 2011-05-26 | Canon Kk | Toner |
JP2006084843A (ja) | 2004-09-16 | 2006-03-30 | Fuji Xerox Co Ltd | 静電荷像現像用トナー、その製造方法、静電荷像現像剤及び画像形成方法 |
JP4701775B2 (ja) * | 2005-03-24 | 2011-06-15 | 富士ゼロックス株式会社 | 静電荷像現像用トナーの製造方法 |
JP4102380B2 (ja) * | 2005-04-04 | 2008-06-18 | シャープ株式会社 | 静電荷像現像用トナー、その製造方法、それを用いた静電荷像現像剤、それを用いた画像形成方法および形成画像 |
JP2007004033A (ja) * | 2005-06-27 | 2007-01-11 | Fuji Xerox Co Ltd | 静電荷現像用トナー及びその製造方法、並びに静電荷現像剤、画像形成方法 |
JP2007248666A (ja) | 2006-03-15 | 2007-09-27 | Canon Inc | トナー及び画像形成方法 |
JP4246774B2 (ja) * | 2006-07-12 | 2009-04-02 | シャープ株式会社 | 現像剤の製造方法 |
JP4075949B2 (ja) * | 2006-07-28 | 2008-04-16 | 富士ゼロックス株式会社 | 静電荷現像用トナー、静電荷現像用現像剤、カートリッジ及び画像形成装置 |
JP4957389B2 (ja) | 2007-05-30 | 2012-06-20 | 富士ゼロックス株式会社 | 静電荷像現像用トナー及びその製造方法、静電荷像現像用現像剤、画像形成方法、画像形成装置 |
-
2008
- 2008-08-29 JP JP2008222843A patent/JP4572249B2/ja active Active
-
2009
- 2009-08-28 CN CN200910170608.8A patent/CN101661233B/zh not_active Expired - Fee Related
- 2009-08-28 US US12/549,498 patent/US8399168B2/en active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007003840A (ja) * | 2005-06-23 | 2007-01-11 | Fuji Xerox Co Ltd | 静電荷像現像用トナー及びその製造方法、静電荷像現像剤ならびに画像形成方法 |
JP2007277497A (ja) * | 2006-04-12 | 2007-10-25 | Toyobo Co Ltd | ポリエステル樹脂水分散体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN101661233B (zh) | 2012-07-11 |
US8399168B2 (en) | 2013-03-19 |
US20100055597A1 (en) | 2010-03-04 |
JP2010055032A (ja) | 2010-03-11 |
CN101661233A (zh) | 2010-03-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4572249B2 (ja) | トナーの製造方法およびトナー、二成分現像剤、現像装置、画像形成装置 | |
JP4246774B2 (ja) | 現像剤の製造方法 | |
JP5299616B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー及びその製造方法、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成方法、並びに、画像形成装置 | |
JP4610603B2 (ja) | トナー、二成分現像剤、現像装置および画像形成装置 | |
JP6280684B2 (ja) | トナー、現像剤、及び画像形成装置 | |
JP5786182B2 (ja) | 電子写真用トナー、画像形成方法およびプロセスカートリッジ | |
JP4512631B2 (ja) | トナーおよびそのトナーの製造方法、二成分現像剤、現像装置ならびに画像形成装置 | |
JP2014074882A (ja) | トナー、画像形成装置、画像形成方法、及びプロセスカートリッジ | |
JP4102380B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、その製造方法、それを用いた静電荷像現像剤、それを用いた画像形成方法および形成画像 | |
JP2016184164A (ja) | 画像形成方法、静電荷像現像剤セット、および画像形成装置 | |
JP2007248666A (ja) | トナー及び画像形成方法 | |
JP2007025342A (ja) | 静電荷像現像用トナー、その製造方法、それを用いた静電荷像現像剤、それを用いた画像形成方法および形成画像 | |
JP5365212B2 (ja) | 静電荷像現像用トナーセット、静電荷像現像用現像剤セットおよび画像形成装置 | |
US9026007B2 (en) | Image forming apparatus | |
JP5708016B2 (ja) | トナー、並びにトナー容器、現像剤、現像装置、画像形成装置、及びプロセスカートリッジ | |
JP4651331B2 (ja) | 画像形成用トナー、画像形成装置、画像形成方法およびプロセスカートリッジ | |
JP2010107600A (ja) | 樹脂層被覆トナーの製造方法、樹脂層被覆トナー、現像剤、現像装置および画像形成装置 | |
JP4430575B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、その製造方法、それを用いた静電荷像現像剤、それを用いた画像形成方法および形成画像 | |
JP2010145548A (ja) | 画像形成方法および画像形成装置 | |
JP4662568B2 (ja) | トナーの製造方法およびトナー、現像剤、現像装置ならびに画像形成装置 | |
JP2006285100A (ja) | 静電荷像現像用トナー、その製造方法、それを用いた静電荷像現像剤、それを用いた画像形成方法および形成画像 | |
JP2011257568A (ja) | トナー、二成分現像剤、およびトナーの製造方法 | |
JP2012189887A (ja) | 静電荷像現像トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成方法、及び、画像形成装置 | |
JP4389644B2 (ja) | 画像形成方法および画像形成装置 | |
JP5423920B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー及びその製造方法、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成方法、並びに、画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100430 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100511 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100623 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100720 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100816 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130820 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 4572249 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |