JP4570082B2 - ガスセンサの制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の空燃比制御等に利用されるガスセンサを備える制御装置に関する。
一般に、内燃機関の排気系には、空燃比制御に利用するためにガスセンサ素子を備えるガスセンサが設置されている。このようなガスセンサ素子としては、酸素イオン伝導性を有する固体電解質体(ジルコニア等)の表面に電極を形成した検出素子と、この検出素子を活性化温度以上に加熱するためのヒータとを有するタイプが広く知られている。このヒータは、外部からの電力供給により発熱するものであり、ヒータへの通電を制御することで発熱量を制御することができる。
ところで、このヒータに通電を行う際には、検出素子の温度を速やかに上昇させ、検出素子のガス検知部の活性化を早期に図ることが、特定ガスの検知を精度良く行う上で好ましい。しかし、内燃機関の冷間始動時といった排気管内の温度(排気管の壁面の温度)が低く、機関から排出される排気ガス中の水分が排気管内にて結露する条件、即ち排気管内に凝縮水が発生する条件にあるときに、ヒータに通電を行って検出素子を高温に加熱すると、凝縮水の付着に起因してガスセンサ素子が割れるという飛水割れが生じることがあった。つまり、高温状態のガスセンサ素子に凝縮水が付着すると、ガスセンサ素子が急冷され、その際の熱衝撃により検出素子に割れが生じることがあった。
そこで、このガスセンサ素子の飛水割れを抑制するために、排気管の壁面に取付けた温度検出手段により排気管内に水が存在するか否かを判断し、水が存在していると判断されたときに、ヒータへの通電を制限する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この技術では、凝縮水が排気管内に発生すると判断されるときに、ヒータへの通電を制限し、凝縮水の付着時にガスセンサ素子に生ずる熱衝撃の程度を緩和させている。そして、凝縮水が排気管に発生しないことが判断されると、ヒータへの通電制限を終えてメイン通電に切り替え、検出素子の活性化を図るようにしている。
特開2001−41923号公報
しかし、本発明者らの検討によれば、ガスセンサ素子の割れが発生する現象として、ガスセンサ素子が高温状態に加熱されている際に、凝縮水の付着に伴った熱衝撃が及んで飛水割れを発生する他、ヒータへの通電開始前から検出素子に予め水が付着していたり、検出素子が100℃未満に加熱されているときに凝縮水が付着したりすることが原因で生じる割れ(以下、「凝縮水割れ」ともいう)が存在することが分かった。
つまり、内燃機関の冷間始動時には、ガスセンサ素子自体も冷却されているため、検出素子の外表面に最初から凝縮水が付着していることもあり得る。そして、この状態でヒータへの通電が開始されると、ヒータの温度が上昇し続けるのに対して、検出素子の温度は凝縮水が表面に付着しているが故にその凝縮水が蒸発するまでの間100℃近傍から中々上昇しない。そのために、検出素子の外表面に付着している凝縮水が全て蒸発した瞬間に、ヒータと検出素子との温度差に大きな開きが生じていると、検出素子の温度がヒータの影響により急激に昇温されてしまい、その際の熱衝撃により検出素子に割れ(凝縮水割れ)が生じてしまうのである。
ところで、上記特許文献1の技術では、凝縮水が排気管内に発生すると判断されたときにヒータへの通電を制限するものであるが、ヒータへの通電制限を終了した時点の温度が明確にされていない。それ故、検出素子の温度を100℃に達しない領域で維持させるようにヒータへの通電を制限することも無論可能である。しかし、検出素子の温度を100℃に達しない領域で維持させるようにヒータへの通電を制限した後、ヒータの通電状態をメイン通電に切り替えたのでは、ヒータへの通電開始前から検出素子の表面に水が付着していた場合、メイン通電開始後に検出素子の温度が100℃以上に中々上昇しない一方で、ヒータの温度が上昇を続けるといった現象が生じてしまい、ひいては上記した凝縮水割れを誘発することになる。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、内燃機関の冷間始動時において、検出素子の飛水割れのみならず凝縮水割れをも抑制することができるガスセンサの制御装置を提供することを目的とする。
その解決手段は、内燃機関の排気管内を流通する排気ガス中の特定ガスを検知可能な検出素子および該検出素子を加熱するヒータを備えたガスセンサ素子に接続され、該検出素子が活性化温度以上になるように該ヒータに通電を行うヒータ通電手段を備えるガスセンサの制御装置において、前記内燃機関の始動後に前記排気管内に凝縮水が発生する条件にあるか否かを判定する凝縮水判定手段と、前記凝縮水判定手段にて前記排気管内に凝縮水が発生する条件にあると判定されたとき、前記ヒータ通電手段に代えて前記ヒータに通電を行うプレ通電手段であって、前記ヒータに対して、前記検出素子の温度を100℃以上、凝縮水の飛水によって前記ガスセンサ素子に割れが生じる飛水割れ発生温度以下の範囲内に維持させる電力を供給するプレ通電手段とを備え、前記プレ通電手段は、前記凝縮水判定手段により前記凝縮水が発生する条件にあると判定した後所定期間にわたり、前記ヒータに第1電力を供給し、前記所定期間経過後に前記第1電力よりも小さい第2電力を前記ヒータに供給するガスセンサの制御装置である。
本発明のガスセンサの制御装置では、内燃機関の始動後、凝縮水判定手段にて凝縮水が排気管内に発生する条件にあると判定されたとき、プレ通電手段によって、検出素子の温度が100℃以上飛水割れ温度以下の範囲内に維持される電力を、ヒータに対し供給することが注目すべき点である。
このように、本発明では、排気管内に凝縮水が発生する条件にあると判定されたとき、プレ通電手段によりヒータに検出素子の温度が100℃以上となる電力を供給するようにしたので、内燃機関の冷間始動時に検出素子の表面に最初から凝縮水が付着していた場合や冷間始動直後に検出素子の表面に凝縮水が付着した場合にも、プレ通電手段の作動中(プレ通電中)にこの凝縮水の蒸発が促進される。そして、このプレ通電手段では、検出素子の温度を100℃以上にしつつも、飛水割れ温度以下の範囲内に維持させる電力をヒータに供給するようにしているため、プレ通電中に検出素子に付着した凝縮水が蒸発しても、検出素子とヒータとの間の温度差を小さく抑えることができ、プレ通電中に凝縮水割れが生じることを防ぐことができる。
しかも、このプレ通電手段では、上述したように飛水割れ温度以下の範囲内に維持させる電力をヒータに供給するようにしていることから、排気管内を飛ぶ凝縮水がガスセンサ素子に付着したときに生ずる飛水割れをも抑制することができる。なお、本明細書において、飛水割れ発生温度とは「ヒータに一定の直流電圧を連続的に印加して検出素子の温度を徐々に上昇させていく過程で、ガスセンサ素子の外表面に2μlの水滴を滴下したときに、ガスセンサ素子にクラックが発生する温度」を指すものとする。検出素子の温度については、排気ガスに晒されることになる検出素子のガス検出部上に熱電対を配置することで測定することができる。また、飛水割れ発生温度としては、具体的に250℃以上350℃未満の範囲内に、より好ましくは250℃以上300℃以下の範囲内に設定しておくことが、飛水割れを確実に抑える上で好ましい。
また、凝縮水割れは、内燃機関の始動前に検出素子に予め凝縮水が付着していた際に起こる以外に、ヒータへの通電開始後検出素子の温度が100℃に到達する前に排気管内を飛水する凝縮水が検出素子に付着することによっても誘発されることがある。そこで、本発明では、凝縮水が発生する条件にあると判定した後所定期間にわたり、比較的大きい第1電力をヒータに供給するようにして検出素子の温度を速やかに100℃に到達させるようにし、その後に第1電力よりも小さい第2電力をヒータに供給させるようにしている。これにより、内燃機関の冷間始動時における検出素子の凝縮水割れの発生をより確実に防ぐことができる。
なお、本発明において、ヒータは、検出素子に近接して設けられればよく、例えば検出素子の形状が有底筒状に形成される場合には、検出素子に内挿させる形態で設けることができる。また、検出素子が長手方向に延びる板状に形成される場合には、この検出素子にヒータを積層させる形態で設けることができる。なお、板状の検出素子にヒータを積層させる形態としては、検出素子とヒータとを一体的に焼成してもよいし、貼り合わせ層を介して検出素子とヒータとを接着させるようにしてもよい。とりわけ、板状をなす検出素子と板状をなすヒータとを積層した構造を有するガスセンサ素子は、筒状のガスセンサ素子(検出素子)に比べて素子形状をコンパクト化でき、プレ通電時に検出素子に付着した凝縮水の蒸発を良好に促すことができる。それより、本発明のガスセンサの制御装置に適用するガスセンサ素子としては、板状の検出素子とヒータとを積層したものを用いることが好ましい。また、プレ通電手段やヒータ通電手段でヒータに電力(所定の電力)を供給するのに際しては、公知の電力制御手法を用いればよく、例えばPWM制御するものが挙げられる。
また、上記ガスセンサの制御装置であって、前記凝縮水判断手段は、内燃機関の冷却水温に基づいて、前記排気管内に凝縮水が発生する条件であるか否かを判定するガスセンサの制御装置とするとよい。このように、排気管の壁温との相関が高い冷却水温を用いて排気管内に凝縮水が発生する条件を判定することで、凝縮水が発生する条件を正確にかつ簡易に判定することができる。
さらに、上記ガスセンサの制御装置であって、前記プレ通電手段は、前記ヒータに前記第1電力及び第2電力を供給するように、電源電圧の電圧値に基づいて前記ヒータに印加する電圧波形のデューティ比を算出して前記ヒータへの通電をPWM制御するガスセンサの制御装置とするとよい。PWM制御は、デューティ比によりヒータへの供給電力を容易に調整できる利点があることから、プレ通電時に供給する第1電力、第2電力をPWM制御することで制御形態を複雑化することなく、精度良くヒータ通電制御することができる。
以下に、本発明の実施形態にかかるガスセンサの制御装置を、図1〜図4を参照して説明する。なお、本実施形態では、ガスセンサとして、内燃機関(自動車のエンジン)から排出される排気ガス中に含まれる酸素濃度を検出する酸素センサを用いており、以下では酸素センサを備える制御装置100について説明する。
まず、本実施形態の制御装置100に用いられる酸素センサは、図1および図2に示すように、検出素子12とヒータ14とが積層する形で一体焼成された積層型酸素センサ素子10を有するものである。図1は、本実施形態の積層型酸素センサ素子10の長手方向に直交する向きの横断面(後述する検知電極131を含む横断面)を示すものであり、図2は、図1の積層型酸素センサ素子10の構造を示す分解斜視図である。なお、この積層型酸素センサ素子10は、図示しない主体金具の内側に組み付けられており、この主体金具を介して酸素センサ30を排気管の所定の取付部に装着することで、排気管内の所定位置に配置される。
このうち、検出素子12は、ジルコニアを主体に構成された固体電解質板11を備え、固体電解質板11のうちヒータ14と面する側に基準電極132が形成されると共に、固体電解質板11自身を介して基準電極132と反対側に位置する面に検知電極131が形成された構造を有している。また、この検知電極131および基準電極132には、固体電解質板11の長手方向に沿って導体リード部133および134がそれぞれ延設されている。導体リード部133の末端は、センサ回路接続用の外部端子(図示せず)と接続される。また、導体リード部134の末端は、固体電解質板11を貫通するスルーホール135を介して、センサ回路接続用の外部端子(図示せず)と接続されるための信号取出し用端子136と接続される。検知電極131の表面上には、検知電極131自身を被毒から防護するための多孔質状の電極保護層15が形成され、導体リード部133の表面上には、外部端子と接続される部分を除いて固体電解質板11を保護するための強化保護層16が形成されている。
一方、ヒータ14は、白金を主体に構成される発熱抵抗体21を有しており、この発熱抵抗体21は、絶縁性に優れるアルミナを主体にした第1基板22および第2基板23により挟み込まれている。この発熱抵抗体21は、固体電解質板11のうち検知電極131と基準電極132に挟まれた部位(いわゆるガス検出部)を集中的に加熱するために、蛇行状にパターン形成された発熱部212と、この発熱部212の端部とそれぞれ接続され、長手方向に沿って延びる一対のヒータリード部213とを有している。また、ヒータリード部213の発熱部212と接続される側とは反対側の端部211は、第2基板23を貫通する2つのスルーホール231を介して、外部端子と接続される一対のヒータ通電端子232とそれぞれ電気的に接続されている。
次に、このような積層型酸素センサ素子10が組み付けられた酸素センサ30を備える制御装置100の概略構成を、図3に示したシステム構成図を参照して説明する。酸素センサ30は、上述したように検出素子12、ヒータ14が積層された積層型酸素センサ素子10を有するものであり、検出素子12(詳細には検出素子12の検知電極131、基準電極132)にはセンサ回路32が接続されている。一方、ヒータ14(詳細にはヒータ14の発熱抵抗体21)は、一端がバッテリ(車載用電源)42に接続されると共に、他端がヒータ制御回路34に接続されている。このようにしてヒータ14は、バッテリ42、ヒータ制御回路34と共に閉ループを形成している。なお、本実施の形態において、バッテリ42は、12V定格の鉛蓄電池タイプを使用している。
このセンサ回路32およびヒータ制御回路34は、それぞれマイクロコンピュータ44に接続されている。ここで、センサ回路32、ヒータ制御回路34は、それぞれ公知の回路構成を有するものであるため詳細は省略するが、ヒータ制御回路34は、後述するマイクロコンピュータ44から出力されるパルス信号Shに基づいて、ヒータ14をパルス駆動するためのスイッチング素子(例えば、FET)を用いて構成されている。また、マイクロコンピュータ44についても詳細は図示しないが、公知の構成を有しており、演算を行うマイクロプロセッサ、プログラムやデータを一時記憶しておくRAM、プログラムやデータを保持するROM、A/D変換器、入力ポート等を含むものである。
このマイクロコンピュータ44には、センサ回路32およびヒータ制御回路34の他、バッテリ42の電圧値Vbを検出するための電源電圧検出回路36が接続されている。さらに、マイクロコンピュータ44には、エンジンのウォータジャケット内に臨んで冷却水温Twを検出する水温センサ38が接続され、水温センサ38からの信号が入力されるように構成されている。なお、マイクロコンピュータ44は、バッテリ42の電圧値Vb(以下、単にバッテリ電圧Vbともいう)および冷却水温Twに基づいてヒータ14(詳細には、発熱抵抗体21)に印加する電圧波形のデューティ比を算出する機能(この機能は、後述するヒータ通電処理にて実行される)を有しており、その算出されたデューティ比によって、ヒータ14への通電をPWM制御するためのパルス信号Shを出力するためのPWMポートを有している。
ついで、本実施形態の制御装置100のマイクロコンピュータ44によるヒータ通電制御(ヒータ制御ルーチン)について、図4を参照して説明する。自動車のエンジンが駆動されると、図示しないレギュレータ回路を介してマイクロコンピュータ44に一定電圧が投入され、必要なプログラムがROMから読み込まれて、以下のようにヒータ制御回路34が制御される。
まず、ステップS1において、このプログラムの初期設定を行う。その中で、タイマー変数を初期化し(TIME=0)、11V電力供給の際のメイン通電時デューティ比Dmを算出するための初期値LL=121(=11)、3V電力供給の際の冷間通電継続デューティ比Dskを算出するための初期値MM=9(=3)、10V電力供給の際に冷間初期通電時デューティ比Dssを算出するための初期値NN=100(=10)を設定する。電圧に対し電力は電圧の2乗の関係を有するからである。
そして、ステップS2に進み、入力ポートを通じて水温センサ38からの信号を入力し、冷却水温Twを検出する。続いて、ステップS3で冷却水温Twが0℃以下であるか否かを判断する。冷却水温Twが0℃より大きい場合(No)には、排気管内に凝縮水が発生する条件ではないとして、換言すれば凝縮水の被水により検出素子12に割れ(飛水割れ)が発生する可能性が無いと判断して、ステップS15に進む。
ここで、本実施の形態では、上述した構成の検出素子12を用いて酸素センサ30が構成しているが、この検出素子12は、その厚みや材質等を考慮したときに、自身の温度が約300℃以上に加熱されている状況で凝縮水が表面に付着にすると、その際の熱衝撃に起因して割れ(飛水割れ)を生ずることがある。そのため、冷却水温Twが0℃以下である(Yes)場合には、排気管内に凝縮水が発生する条件にあるとしてステップS4に進むようにしている。このステップS4では、バッテリ電圧Vbを取得する。
その後、ステップS5に進み、冷間初期通電時デューティ比Dssを、Dss=NN/Vbによって求める。例えば、Vb=12Vであった場合には、Dss=100/12≒0.69(=69%)が得られる。その後、ステップS6において、得られた冷間初期通電時デューティ比Dss(例えば、0.69)に従うパルス信号ShをPWMポートから出力し、ヒータ制御回路34を用いてヒータ14(詳細には発熱抵抗体21)を冷間初期通電時デューティ比Dssでパルス駆動する。このようにしてバッテリ電圧Vbに応じた冷間初期通電時デューティ比Dssでヒータ14をパルス駆動するので、ヒータ14には、10V(DC10V)を印加したのと同様の電力が投入される。
その後、ステップS7で所定のサイクルタイム(例えば、0.25秒)の経過を待ち、ステップS8でタイマー変数TIME≧3秒であるか否かを判断し、経過前の場合(No)には、ステップS4に戻る。一方、3秒経過した場合(Yes)には、ステップS9に進み、タイマー変数を初期化する(TIME=0)。こうして3秒経過により冷間初期始動時の10V電力の先行投入が終了する。
ついで、ステップS10に進み、ステップS4と同様にバッテリ電圧Vbを取得する。そして、ステップS11で、冷間通電継続デューティ比Dskを、Dsk=MM/Vbによって求める。例えば、Vb=12Vであった場合には、Dsk=9/12≒0.06(=6%)が得られる。その後、ステップS12において、得られた冷間通電継続デューティ比Dsk(例えば0.06)に従うパルス信号ShをPWMポートから出力し、ヒータ制御回路34を用いてヒータ14を冷間通電継続デューティ比Dskでパルス駆動する。このようにしてバッテリ電圧Vbに応じた冷間通電継続デューティ比Dskでヒータ14をパルス駆動するので、ヒータ14には、3V(DC3V)を印加したのと同様の電力が投入される。
その後、ステップS13で所定のサイクルタイム(例えば、0.25秒)の経過を待ち、ステップS14でタイマー変数TIME≧27秒であるか否かを判断し、経過前の場合(No)には、ステップS10に戻る。一方、27秒経過した場合(Yes)、つまり冷却水温が0℃以下であると判断されてから30秒経過した場合には、ステップS15に進む。なお、上述したステップS4〜S14までの処理が、ステップS15以降のメイン通電を行う前のプレ通電に相当する。
ステップS15では、ステップS4、S10と同様にバッテリ電圧Vbを取得する。そして、ステップS16で、メイン通電時デューティ比Dmを、Dm=LL/Vbによって求める。例えば、Vb=12Vであった場合には、Dm=121/12≒0.84(=84%)が得られる。その後、ステップS16において、得られたメイン通電時デューティ比Dm(例えば0.84)に従うパルス信号ShをPWMポートから出力し、ヒータ制御回路34を用いてヒータ14をメイン通電時デューティ比Dmでパルス駆動する。このようにしてバッテリ電圧Vbに応じたメイン通電時デューティ比Dmでヒータ14をパルス駆動するので、ヒータ14には、11V(DC11V)を印加したのと同様の電力が供給される。
その後、ステップS18で所定のサイクルタイム(例えば0.25秒)の経過を待ちステップS15に戻る。そして、これ以降、ヒータ14は自動車(エンジン)の運転を停止し、マイクロコンピュータ44の駆動が停止するまで、DC11Vを印加したのと同様の電力が投入され続ける。
上述したマイクロコンピュータ44によるヒータ通電制御のうち、ステップS3にて冷却水温Twの温度が0℃以下である判断された場合に実行されるヒータ通電制御と、その際の検出素子12の温度の挙動(温度変化)を図5に示す。図5において、aはヒータ14(詳細には発熱抵抗体21)への供給電力のパターンの挙動を表し、bはヒータ14に積層された検出素子12の検出部における温度変化を表す。なお、検出素子12の表面には、通電開始前から所定量の水が付着されており、その温度は通電開始前約0℃であった。
マイクロコンピュータ44により上述したヒータ通電制御が実行されることで、エンジンの駆動開始からヒータ14には10V電力が3秒供給され、その後3V電力が27秒供給される。これにより、ヒータ14の温度は速やかに立ち上がり、30秒を経過するまでのプレ通電の間に、ヒータ14の温度は約200℃で安定する。これに対し、検出素子12の温度は、ヒータ14の昇温に追従して上昇することになるが、検出素子12の表面に水が付着しているが故に約100℃で一旦飽和する。そして、検出素子12の温度は、自身の表面に付着した水がヒータ14の加熱に伴い蒸発するまでの間約100℃に維持され、この水が蒸発すると再び上昇して約200℃に安定する。
このように本実施の形態では、排気管内に凝縮水が発生する条件にある(冷却水温Twが0℃以下である)と判断されたとき、ヒータ14に検出素子12の温度が100℃以上(本実施の形態では約200℃)となる電力を供給するようにしている。これにより、検出素子12の表面に最初から水(凝縮水)が付着していたとしても、上記プレ通電中に検出素子12に付着した水は蒸発されることになる。そして、このプレ通電では、検出素子12の温度を100℃以上にしつつも、飛水割れ温度(本実施の形態では、上述したように約300℃)以下の範囲内に維持させる(本実施の形態では、約200℃に維持させる)電力をヒータ14に供給するようにしていることから、プレ通電中に検出素子12に付着した水が蒸発しても、検出素子12とヒータ14との間の温度差を小さく抑えることができる。よって、プレ通電中に、検出素子12に凝縮水割れが生じることを防ぐことができる。
しかも、本実施の形態では、プレ通電時に積層型酸素センサ素子10の飛水割れ温度(約300℃)以下の範囲内に維持させる(本実施の形態では、約200℃に維持させる)電力をヒータ14に供給するようにしていることから、飛水割れをも抑制することができる。
図5に戻り、エンジンの駆動開始から30秒が経過すると、ヒータ14への通電モードが、プレ通電からメイン通電に移行される。これにより、ヒータ14には11V電力が供給され、ヒータ14の発熱量が増大することになる。その結果、検出素子12の温度は、活性化温度以上である約800℃で安定するように変化する。こうして検出素子12が活性化され、酸素センサ30にて酸素濃度の検出が可能となる。なお、内燃機関の冷間始動時においては、エンジンの始動後30秒経過するまでに飛水が発生しなくなることが一般的に知られていることから、本実施の形態では、エンジンの始動後30秒経過した時点で、ヒータ14への通電をメイン通電に移行させている。なお、プレ通電の機関は30秒に限定されず、それよりも長く設定しても構わない。
ここで、本実施の形態の制御装置100において、マイクロコンピュータ44内で処理されるステップS2、S3が特許請求の範囲における「凝縮水判定手段」に相当する。また、ステップS6、S12が特許請求の範囲における「プレ通電手段」、ステップS17が同「ヒータ通電手段」に相当する。
以上において、本発明を実施の形態に即して説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、上記実施の形態では、水温センサ38により検出される冷却水温Twに基づいて排気管内に凝縮水が発生する条件にあるか否かを判定したが、排気管内に凝縮水が発生する条件にあるか否かを判定する手法はこれに限定されない。具体的には、図中破線で示したように、水温センサ38により検出される冷却水温Twに加えて、外気温センサや吸気温センサなどからの情報をも加味して、マイクロコンピュータ44にて排気管内に凝縮水が発生する条件にあるか否かを判定しても良いし、水温センサ38に代えて上記外気温センサや吸気温センサをマイクロコンピュータ44に接続し、その情報に基づいて上記判定を行っても良い。
また、上記実施の形態では、ガスセンサとして1セルタイプの積層型酸素センサ素子10を有する酸素センサ30を適用したものを説明したが、ガスセンサはかかる酸素センサ30に限定されるものではない。例えば、有底筒状をなす検出素子の内側に棒状のヒータを内挿させた酸素センサや、酸素イオンポンプセルと酸素濃度測定セルとを中空の測定室を介在させた形で積層させて検出素子(いわゆる2セルタイプの検出素子)を構成し、その検出素子とヒータとを貼り合わせた全領域空燃比センサを適用して、本発明の制御装置を構成しても良い。また、ヒータ付きのNOxセンサやHCセンサを適用して、本発明の制御装置を構成しても良い。
さらに、上記実施の形態では、プレ通電としてヒータ14に10V電力を3秒投入した後、3V電力を27秒投入する電力供給パターンを採用したが、電力供給パターンはこれに限定されず、ヒータ14に対して、検出素子12の温度を100℃以上、凝縮水の飛水によって検出素子12に割れが生じる飛水割れ発生温度未満の範囲内に維持させる電力を供給することができるパターンであれば他のパターンを適宜選択することができる。例えば、3V電力を常時供給するパターンをプレ通電として採用しても良いし、10V電力の供給を開始してから、3V電力に、徐々に近づけるパターンをプレ通電として採用しても良い。また、メイン通電の電力供給パターンについても、上記実施の形態に限定されるものではない。
実施の形態におけるガスセンサ(酸素センサ)に組み込まれる積層型酸素センサ素子の長手方向に直交する向きの断面を示す断面図である。 実施の形態におけるガスセンサ(酸素センサ)に組み込まれる積層型酸素センサ素子の分解斜視図である。 実施の形態におけるガスセンサ(酸素センサ)の制御装置の概略構成図である。 実施の形態にて実行されるヒータ通電制御(ヒータ制御ルーチン)のフローチャートである。 実施の形態のガスセンサ(酸素センサ)の制御装置にかかり、ヒータへの供給電力のパターンの挙動と、ヒータに積層された検出素子の温度の挙動を示すグラフである。
符号の説明
100・・・制御装置、10・・・積層型酸素センサ素子(ガスセンサ素子)、11・・・固体電解質板、12・・・検出素子、131・・・検知電極、132・・・基準電極、14・・・ヒータ、21・・・発熱抵抗体、30・・・ガスセンサ(酸素センサ)、32・・・センサ回路、34・・・ヒータ制御回路、36・・・電源電圧検出回路、38・・・水温センサ、42・・・バッテリ、44・・・マイクロコンピュータ

Claims (4)

  1. 内燃機関の排気管内を流通する排気ガス中の特定ガスを検知可能な検出素子および該検出素子を加熱するヒータを備えたガスセンサ素子に接続され、該検出素子が活性化温度以上になるように該ヒータに通電を行うヒータ通電手段を備えるガスセンサの制御装置において、
    前記内燃機関の始動後に前記排気管内に凝縮水が発生する条件にあるか否かを判定する凝縮水判定手段と、
    前記凝縮水判定手段にて前記排気管内に凝縮水が発生する条件にあると判定したとき、前記ヒータ通電手段に代えて前記ヒータに通電を行うプレ通電手段であって、前記ヒータに対して、前記検出素子の温度を100℃以上、凝縮水の飛水によって前記ガスセンサ素子に割れが生じる飛水割れ発生温度未満の範囲内に維持させる電力を供給するプレ通電手段と、
    を備え
    前記プレ通電手段は、前記凝縮水判定手段により前記凝縮水が発生する条件にあると判定した後所定期間にわたり、前記ヒータに第1電力を供給し、前記所定期間経過後に前記第1電力よりも小さい第2電力を前記ヒータに供給する
    ガスセンサの制御装置。
  2. 請求項1に記載のガスセンサの制御装置であって、
    前記凝縮水判断手段は、内燃機関の冷却水温に基づいて、前記排気管内に凝縮水が発生する条件であるか否かを判定する
    ガスセンサの制御装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のガスセンサの制御装置であって、
    前記プレ通電手段は、前記ヒータに前記第1電力及び前記第2電力を供給するように、電源電圧の電圧値に基づいて前記ヒータに印加する電圧波形のデューティ比を算出して前記ヒータへの通電をPWM制御する
    ガスセンサの制御装置。
  4. 請求項1〜請求項のいずれか1項に記載のガスセンサの制御装置であって、
    前記ガスセンサ素子は、板状をなす前記検出素子と板状をなす前記ヒータとを積層した構造を有する
    ガスセンサの制御装置。
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