JP4568958B2 - コンバイン - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、コンバインに関する。
【0002】
【従来の技術】
コンバインのグレンタンクの後側に縦オーガを設け、この縦オーガの上端部に旋回可能でかつ上下回動可能の横オーガを設け、この横オーガを脱穀フレーム上のオーガ支持部の収納位置からコンバイン側方の排穀位置へ旋回させてグレンタンクの穀粒を排穀させる技術が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
コンバインのグレンタンクの後側部に旋回可能の排穀オーガを設ける形態では、グレンタンクの容量を大きくするために、単にグレンタンクの高さを高くしたり、幅を広く形成する構成では、排穀オーガの旋回が制限されて、排穀オーガの排穀位置と収納位置との切替旋回に長時間を要し、操作が煩雑となる。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この発明は、左右一対のクローラ(14)からなる走行装置を有した車体(13)の前部に刈取装置(15)を設け、車体(13)上には該刈取装置(15)で刈り取られた穀稈をフィードチェン(16)で挟持搬送しながら脱穀する脱穀装置(8)を搭載し、車体(13)上の脱穀装置(8)を搭載した側とは反対の側に、運転台(17)と運転席(18)とエンジンを収容するエンジンカバー(19)とグレンタンク(1)と縦オーガ(2)とを車体(13)の前部から後部にわたって搭載したコンバインにおいて、前記脱穀装置(8)で脱穀選別された穀粒をグレンタンク(1)内へ揚穀して収容する揚穀機(20)を設け、前記グレンタンク(1)の底部に前後方向に沿うオーガを軸装した排穀樋(21)を備え、該排穀樋(21)の後端を縦オーガ(2)の下部に連通させ、グレンタンク(1)に収容された穀粒を前記排穀樋(21)に軸装したオーガの回転によって縦オーガ(2)へ搬送し、該縦オーガ(2)から該縦オーガ(2)の上端部に連結した横オーガ(3)へ受継搬送し、該横オーガ(3)の先端の排穀口(22)から排出する構成とし、前記縦オーガ(2)の上部と横オーガ(3)の基部との間に伸縮シリンダ(28)を設け、縦オーガ(2)の回動によって横オーガ(3)が一体で水平方向に旋回する構成とし、前記グレンタンク(1)の上端に、該グレンタンク(1)とは独立して形成した上部タンク(6)を着脱自在に重合すると共に該上部タンク(6)に前記揚穀機(20)の揚穀口(25)を連結する構成とし、該グレンタンク(1)には、上部タンク(6)を取り外した際の揚穀機(20)の揚穀口(25)の連結部(26)を設け、該グレンタンク(1)の後上端部に第1傾斜角度(θ1)だけ傾斜した下部傾斜面(5)を形成し、前記伸縮シリンダ(28)が下部傾斜面(5)の後側において該下部傾斜面(5)と対向配置されるように下部傾斜面(5)を縦オーガ(2)と横オーガ(3)との連結部に接近させて設け、前記上部タンク(6)の後端上部に、前記第1傾斜角度(θ1)よりも傾斜の緩い第2傾斜角度(θ2)だけ傾斜すると共にグレンタンク(1)の上側を横断して旋回する際の横オーガ(3)の傾斜姿勢に沿う上部傾斜面(7)を形成し、該上部傾斜面(7)を下部傾斜面(5)の上端に連接し、グレンタンク(1)の上部から上部タンク(6)の後部にわたる脱穀装置(8)側の部位には、収納位置とした横オーガ(3)の姿勢に沿う側部傾斜面(27)を形成したことを特徴とするコンバインとする。
【0005】
【0006】
【0007】
【発明の効果】
この発明によると、伸縮シリンダ(28)がグレンタンク(1)の下部傾斜面(5)の後側において該下部傾斜面(5)と対向配置されるように下部傾斜面(5)を縦オーガ(2)と横オーガ(3)との連結部である上下角度変更部に接近させることができ、かつ、グレンタンク(1)の上部の上部タンク(6)の上部傾斜面(7)は傾斜角度を緩くして、横オーガ(3)の上下傾斜角度を小さくした状態で旋回させることができ、横オーガ(3)の旋回の行い易い形態とすることができるものとしながら、グレンタンク(1)及び上部タンク(6)によって穀粒収容量を大きく形成することができる。
【0008】
また、横オーガ(3)を刈取作業時は収納位置に、又排穀時には排穀位置へ旋回させるとき、グレンタンク(1)の下部傾斜面(5)や、上部タンク(6)の上部傾斜面(7)、さらには側部傾斜面(27)の形成によって、横オーガ(3)の旋回域の制限を少くすることができる。即ち、横オーガ(3)がグレンタンク(1)の直上を通る旋回では、上部傾斜面(7)の第2傾斜角度(θ2)を小さくすることで、伸縮シリンダ(28)の作動の邪魔にならない。又、収納位置の排穀オーガ(3)をグレンタンク(1)側へ接近させることができる。しかも、これら下部傾斜面(5)と上部傾斜面(7)と側部傾斜面(27)の形成に拘らず、グレンタンク(1)及び上部タンク(6)による穀粒収容量を大きくすることができる。
【0009】
【0010】
【発明の実施の形態】
この発明は、コンバインのグレンタンク排穀装置として、実施することができる。コンバインは、クローラ形態の走行装置を有した車体上に刈取装置、脱穀装置や、この脱穀装置で脱穀選別される穀粒を収容するグレンタンク、及びこのグレンタンクの穀粒を機外へ排出する排穀オーガ等を搭載すると共に、さらには運転席や運転台、エンジン等を搭載したものである。そして、グレンタンクの容量はできるだけ大きくして、長時間の連続作業で高能率の収穫作業を行うと共に、グレンタンクの排穀作業を速かに簡単な操作で行うものである。
【0011】
そこで、この発明は、次のような形態で実施できる。即ち、グレンタンク後側の縦オーガとこの縦オーガの回りに旋回可能でかつ上下傾斜回動可能の横オーガとからなる排穀オーガを設けるコンバインにおいて、該グレンタンクの後上部に下部傾斜面を形成すると共に、このグレンタンクに形成の上部タンクの後上部にはこれより緩傾斜の上部傾斜面を形成してなるグレンタンク排穀装置の構成として、横オーガの旋回を行い易くすると共に、グレンタンクの穀粒収容量を増大する。
【0012】
また、脱穀装置の横側にグレンタンクとこのグレンタンクから後部に送り出される穀粒を縦オーガ及びこの上部で旋回可能の横オーガからなる排穀オーガとを備えたコンバインにおいて、該脱穀装置の開閉可能の脱穀室カバーの設けられるグレンタンク側寄りの脱穀フレーム上に取付けられて、上端のオーガ支持部を該脱穀室カバー上に位置させる支持ブラケットを設けてなるグレンタンク排穀装置の構成として、グレンタンクの形態を制限し難い横オーガの収納位置をうるものである。
【0013】
また、前記旋回可能の縦オーガの上端部に横オーガを横方向の軸の回りに前後に立体回動可能に設けたことを特徴とするもので、横オーガの立体回動によって、回動時間を短縮でき、操作を簡単化できる。請求項4に記載の発明は、前記横オーガの旋回及び上下動によるオーガ支持部への収納制御の制御モードにおいて、水平旋回モードと立体旋回モードとに切替可能に設けたことを特徴とするもので、横オーガ旋回の水平旋回モードと立体旋回モードとの切替えで、作業条件等に応じて適した排穀オーガの旋回操作を容易に行うものである。
【0014】
又、クローラ走行装置の揺動転輪の揺動ストッパーを、揺動アームの揺動軸芯位置よりも上位で、かつこの揺動転輪の後端部を係止するように、トラックフレームに設けたことを特徴とするもので、構成簡単で、安定した走行をうるものである。
【0015】
【実施例】
この発明の第一実施例を図1〜図8に基づいて説明する。コンバインの車体13は、左右一対のクローラ14からなる走行装置を有し、前部に穀稈刈取装置(刈取装置)15を支架し、この刈取装置15で刈取られる穀稈の搬送を受けてフィードチェン16で挾持搬送しながら脱穀する脱穀装置8を搭載し、この脱穀装置8と反対の側には、前部から後部にわたって、運転台17、運転席18、エンジン収容のエンジンカバー19、グレンタンク1、及び排穀オーガ4等を搭載する。
【0016】
脱穀装置8で脱穀選別される穀粒を揚穀機20で横側のグレンタンク1内へ揚穀して収容させる。又、このグレンタンク1に収容の穀粒は、底部の排穀樋21のオーガの回転によって後側の排穀オーガ4の縦オーガ2へ搬送して、横オーガ3へ受継搬送して、この先端の排穀口22から機外へ排出させることができる。
【0017】
前記グレンタンク1は、底部に前後方向に沿うオーガを軸装した排穀樋21を有して、この後端を縦オーガ2の下部に連通させ、この縦オーガ2の回りに外側方へ回動させて、奥側の脱穀装置8との間隔を開閉できる形態である。このグレンタンク1の上端には上部タンク6を一体的に成形、又は独立的に形成して重合できる構成として、容量を増大させる形態とする。このグレンタンク1の後上端部は傾斜角(第1傾斜角度)θ1の下部傾斜面5を形成して、後側の縦オーガ2と横オーガ3との連結部にできるだけ接近させる。
【0018】
上部タンク6の後端上部の上部傾斜面7は、該下部傾斜面5の傾斜角度θ1よりも緩傾斜角(第2傾斜角度)θ2として、この下部傾斜面5上端に連接させている。この上部傾斜面7は前記縦オーガ2上に連結の横オーガ3の傾斜面に沿うように形成され、横オーガ3がこのグレンタンク1の上側を横断して旋回するときは、最低でこの上部傾斜面7よりも大きい角度に傾斜した姿勢に維持されることを要する。
【0019】
又、この上部タンク6は、前端部がエンジンカバー19上にオーバハングされた形態とした膨出部23を形成して、前部傾斜面24を形成している。しかも、上部タンク6は着脱可能に構成されて、前記揚穀機20上の揚穀口25を連結することができる。26はグレンタンク1の揚穀口で、上部タンク6を外した形態における揚穀機20の連結部となる。
【0020】
又、これらグレンタンク1の上部から上部タンク6の後部で脱穀装置8側には、前後方向に沿う横オーガ3の収納位置Aの姿勢に沿う側部傾斜面27を形成する。
前記排穀オーガ4の旋回乃至回動は、縦オーガ2の回動によって横オーガ3が一体的に水平方向へ旋回されると共に、縦オーガ2の上部と横オーガ3の基部との間に伸縮可能の伸縮シリンダ28が設けられて、前記下部傾斜面5の後側に対向して配置される。この伸縮シリンダ28の伸縮によって、横オーガ3が縦オーガ2上端の横軸29の回りに上下回動されて、上下方向の傾斜角度を変えることができる。又、前記縦オーガ2の旋回回動は、この下端部のラックがギヤドモータによって回動されることによって行われる(後記図9参照)。
【0021】
前記横オーガ3は、先端側がズームオーガ30として伸縮制御可能に設けられる。31はこの伸縮案内体である。
前記オーガ支持部11はY字状形態に構成されて、上面に横オーガ3乃至このズームオーガ30部を嵌合させて支持することができる。この支持ブラケット12部は傾斜状に形成されて、下部の取付プレート部32に対して上部のオーガ支持部11を横方向へ偏位させている。この取付プレート部32は脱穀装置8奥側の脱穀フレーム10上面に対してボルト33によって固定する。この状態で脱穀室カバー9をこの脱穀フレーム10との間のヒンジ34の回りに上方へ開回動した状態で、この脱穀カバー9の邪魔になり難い構成としている。
【0022】
このようなグレンタンク1や上部タンク6、及び排穀オーガ3のオーガ支持部11等の構成によって、横オーガ3を刈取作業時は収納位置Aに、又排穀時には排穀位置へ旋回させる。このとき、前記グレンタンク1の下部傾斜面5や、上部タンク6の上部傾斜面7、さらには側部傾斜面27の形成によって、横オーガ3の旋回域の制限を少くすることができる。即ち、横オーガ3をグレンタンク1の直上を通る旋回では上下方向の傾斜角θ2を小さくすることができ、伸縮シリンダ28の作動の邪魔にならないようにすることができる。又、収納位置Aの排穀オーガ3をグレンタンク1側へ接近させることができる。しかも、これらの各傾斜面5,7,27の形成に拘らずグレンタンク1及び上部タンク6による穀粒収容量を大きく維持することができる。
【0023】
前記クローラ14は、トラックフレーム35の下部に沿って配置の転輪36,37,38、及び前端の駆動スプロケット39や後端の張圧端部転輪40等にわたって掛け渡される。このトラックフレーム35は前後一対の平行リンク状の支持アーム41によって車体13に対して平行状態で昇降されるように支架される。42は各支持アーム41の上端部間を連結ロッドである。前端の駆動スプロケット39は車体13側と一体の走行伝動ケース(図面省略)の左右両側の駆動軸43に軸装される。端部転輪40はトラックフレーム35の後端に前後移動調節可能に軸装される。
【0024】
前記前後の転輪36と38との間に位置する中間部の揺動転輪37は、トラックフレーム35に揺動軸44で回動自在に設けられる揺動アーム45の前後に、転輪軸46で回転自在に支持される。この揺動アーム45の回動上限を係止する揺動ストッパー47が、トラックフレーム35にピン形態として取り付けられる。この揺動ストッパー47は、該揺動軸44よりも上位で、後側の転輪軸46よりも後位に位置して設定されて、この後部の揺動転輪37の上昇を係止することができる。
【0025】
このような揺動転輪37はクローラ14の走行回転時に揺動軸44回りに上下揺動されるが、大きく揺動されたときは、揺動転輪37の後部が揺動ストッパー47によって係止されて、接地走行姿勢を安定支持する。このような揺動ストッパー47は揺動転輪37の後部を係止するため、構成が簡単であると共に、係止強度を維持し易く、揺動域を大きく確保できるものである。
【0026】
第二実施例を図9〜図12に基づいて上例と異なる点を説明する。縦オーガ2と横オーガ3との間は、これらの先端に取付けられたエルボチューブ48,49の嵌合によって、横方向の横軸29の回りに回動自在で、横オーガ3はこの横軸29の回りほぼ270度にわたって立体旋回することができる。縦オーガ2には伸縮シリンダ50が取付けられてラック51が上下動される。このラック51が横オーガ3側のエルボチューブ49の周りに形成のピニオン52に噛合されて、このラック51の上下動によって横オーガ3が立体旋回される。又、このラック51に代えてウォームギヤを設けて、モータの正逆回転によって横オーガ3を立体旋回させる構成とすることができる。
【0027】
このような横オーガ3を水平方向へ旋回するには、縦オーガ2の下端部のリングギヤ53を、排穀樋21後端のオーガ受樋54に設けられるモータ55で正、逆回転されるピニオン56で噛合回転される。このモータ55の駆動で縦オーガ2と共に横オーガ3をも水平方向へ旋回させることができる。
【0028】
この排穀オーガ4の旋回制御は、図12のようにコントローラ57からのモータ55、又は伸縮シリンダ50の出力によって行われる。このコントローラ57の入力側には、排穀オーガ4を収納位置Aから自動的に所定の排穀位置へ旋回するための自動排出スイッチ58、この排穀位置から自動的に収納位置Aへ旋回するための自動収納スイッチ59、伸縮シリンダ50を伸縮させてラック51の作動により横オーガ3を上下に旋回させる上下旋回スイッチ60、モータ55を正、逆転させて排穀オーガ4を水平方向へ旋回させる左右旋回スイッチ61、この伸縮シリンダ50の駆動によって横オーガ3を横軸29の回りに立体的に前後方向へ反転旋回させる立体旋回を含んだ旋回制御を行う立体旋回モードスイッチ62、及び、モータ55の駆動によって水平方向の旋回を行う水平旋回モードスイッチ63等を有する。
【0029】
前記立体旋回モードスイッチ62を操作するときは、自動排出スイッチ58を指定している場合に、収納位置Aの横オーガ3が横軸29の回りに立体旋回Eされて直後方の排穀位置Bになる。この位置Bから左側C又は右側Dへ旋回させるときは、左右旋回スイッチ61の操作で修正させることができる。又、自動収納スイッチ59の指定によって、このような排穀位置Bから収納位置Aへ立体旋回させることもできる。
【0030】
水平旋回モード63を操作するときは、立体旋回は行われないで横オーガ3は縦オーガ2と共に水平方向の旋回を主体とし行われることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第一実施例に係るコンバインの側面図。
【図2】 そのグレンタンク部の側面図。
【図3】 そのコンバインの平面図。
【図4】 その正面図。
【図5】 そのオーガ支持部の正面図。
【図6】 その走行装置部の側面図。
【図7】 その平面図。
【図8】 その一部の作用を示す側面図。
【図9】 第二実施例に係る排穀オーガ部の斜視図。
【図10】 その作用を示すコンバインの平面図。
【図11】 その側面図。
【図12】 そのオーガ制御のブロック図。
【符号の説明】
1 グレンタンク
2 縦オーガ
3 横オーガ
5 下部傾斜面
6 上部タンク
7 上部傾斜面
8 脱穀装置
13 車体
14 クローラ
15 刈取装置
16 フィードチェン
17 運転台
18 運転席
19 エンジンカバー
20 揚穀機
21 排穀樋
22 排穀口
25 揚穀口
26 連結部
27 側部傾斜面
28 伸縮シリンダ
θ1 傾斜角(第1傾斜角度)
θ2 緩傾斜角(第2傾斜角度)
Claims (1)
- 左右一対のクローラ(14)からなる走行装置を有した車体(13)の前部に刈取装置(15)を設け、車体(13)上には該刈取装置(15)で刈り取られた穀稈をフィードチェン(16)で挟持搬送しながら脱穀する脱穀装置(8)を搭載し、車体(13)上の脱穀装置(8)を搭載した側とは反対の側に、運転台(17)と運転席(18)とエンジンを収容するエンジンカバー(19)とグレンタンク(1)と縦オーガ(2)とを車体(13)の前部から後部にわたって搭載したコンバインにおいて、前記脱穀装置(8)で脱穀選別された穀粒をグレンタンク(1)内へ揚穀して収容する揚穀機(20)を設け、前記グレンタンク(1)の底部に前後方向に沿うオーガを軸装した排穀樋(21)を備え、該排穀樋(21)の後端を縦オーガ(2)の下部に連通させ、グレンタンク(1)に収容された穀粒を前記排穀樋(21)に軸装したオーガの回転によって縦オーガ(2)へ搬送し、該縦オーガ(2)から該縦オーガ(2)の上端部に連結した横オーガ(3)へ受継搬送し、該横オーガ(3)の先端の排穀口(22)から排出する構成とし、前記縦オーガ(2)の上部と横オーガ(3)の基部との間に伸縮シリンダ(28)を設け、縦オーガ(2)の回動によって横オーガ(3)が一体で水平方向に旋回する構成とし、前記グレンタンク(1)の上端に、該グレンタンク(1)とは独立して形成した上部タンク(6)を着脱自在に重合すると共に該上部タンク(6)に前記揚穀機(20)の揚穀口(25)を連結する構成とし、該グレンタンク(1)には、上部タンク(6)を取り外した際の揚穀機(20)の揚穀口(25)の連結部(26)を設け、該グレンタンク(1)の後上端部に第1傾斜角度(θ1)だけ傾斜した下部傾斜面(5)を形成し、前記伸縮シリンダ(28)が下部傾斜面(5)の後側において該下部傾斜面(5)と対向配置されるように下部傾斜面(5)を縦オーガ(2)と横オーガ(3)との連結部に接近させて設け、前記上部タンク(6)の後端上部に、前記第1傾斜角度(θ1)よりも傾斜の緩い第2傾斜角度(θ2)だけ傾斜すると共にグレンタンク(1)の上側を横断して旋回する際の横オーガ(3)の傾斜姿勢に沿う上部傾斜面(7)を形成し、該上部傾斜面(7)を下部傾斜面(5)の上端に連接し、グレンタンク(1)の上部から上部タンク(6)の後部にわたる脱穀装置(8)側の部位には、収納位置とした横オーガ(3)の姿勢に沿う側部傾斜面(27)を形成したことを特徴とするコンバイン。
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