JP4568946B2 - 電動送風機とそれを用いた電気掃除機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気掃除機等に使用される電動送風機に関する。
【0002】
【従来の技術】
まず、最も一般的に用いられる電気掃除機用電動送風機の構成について、図8を用いて説明する。
【0003】
2は界磁コア3に界磁巻線(省略)を施してなるステータ、5はシャフト6に通された
電機子コア7に電機子巻線(略図)8を施し、整流子9を同軸上に配置してシャフト6の両端に設けられた軸受10によって回転自在に固定されたロータである。ステータ2及びロータ5は負荷側ブラケット11、反負荷側ブラケット12に固定され、前記反負荷側ブラケット12に一対のカーボンブラシ13を異形管14を介して挿入することでモータ15を形成している。19は排気口である。また、出力軸のシャフト6にはインペラ16が備えられ、インペラ16の外周部に通風路を形成するエアーガイド17が配されており、前記エアガイド17は表面の隣り合う静翼26間によって構成される複数の通路をもつディフューザ部20と、流れをエアガイド17裏面へと導く流れ変更部21、さらに戻り通路22により構成される。そして、ファンケース18がこれらを覆うように取り付けられ電動送風機1となる。24は吸気口を示している。
【0004】
上記構成において、電力が供給されると界磁巻線を伝導した電流がカーボンブラシ13を通って整流子9に伝わり、界磁コア3で発生した磁束と電機子巻線8を通る電流との間で力が発生し、ロータ5が回転する。次にロータ5が回転することにより、ロータ5のシャフト6に固定されたインペラ16が回転し、インペラ16内の空気を増速し、増速された空気はエアーガイド17のディフューザ部20を通り、減速されて流れ変更部21へと入り込み、方向を180度転換されて、戻り通路22を通り、モータ15へと導かれる。そしてその後、ロータ5、ステータ2、カーボンブラシ13を冷却しながら、反負荷側ブラケット12の排気口19より排出される。
【0005】
上記のような一般的な電動送風機1の構成では、近年の高吸込仕事率化に伴う電動送風機1の高効率化には限界があり、それを補うべく考案された例として実願昭59−133865号(実開昭61−47964号)のマイクロフイルムに開示された例などがある。それによると、図9のようにファンケース18の外周上に複数のスリット25を設け、インペラ16で増速した空気の一部をそこから直線的に放出し、電動送風機1の効率を高めようとするものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような電動送風機1にあっては、電動送風機1の効率は向上するものの、排気を分配している関係で、モータ15の冷却に使われるの風量が減少してモータ15の温度が上昇し、電動送風機1の耐久性や信頼性が失われる危険性があった。また、インペラ16で増速された空気をそのまま排出するので、インペラ16とエアガイド17の間で発生する干渉音等の騒音もそのまま放出され、従来に比べ、騒音の高いものとなっていた。
【0007】
そこで、本発明は、上記課題を解決し、モータを冷却する十分な風量は維持しながら、耐久性や信頼性を確保し、騒音も抑えた電動送風機及び電気掃除機を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、ブラケットに覆われ、インペラを回転駆動するモータと、インペラ外周部に設けられたエアーガイドと、前記エアーガイドの表面に設けられた複数の静翼、隣り合う前記静翼間で形成される複数の通路をもつディフューザ部と、前記エアーガイドに設けられており、流れを前記エアーガイドの裏面へと導く流れ変更部と、インペラを内包しブラケットに取り付けたファンケースを備え、インペラで発生させた気流によってモータの冷却を行う形態の電動送風機で、前記ディフューザ部の隣り合う前記静翼間で形成される前記通路の略延長上の前記ファンケース外周部には、前記ディフューザ部を通過した気流の一部を外気へ放出する複数のスリットが設けられており前記スリットの円周方向の幅は、前記流れ変更部へ突入する直前の前記通路の円周方向の幅と略同一に形成されており、前記スリット数は、前記ディフューザ部の前記通路数よりも少なく設けられており、前記スリットの総面積をS1、ブラケットに備えられた排気口の総面積をS2としたとき、S1≦S2となるよう設定したことにより、モータを冷却する風量と、ファンケース外周から放出する風量をバランス良く分配したので、モータの冷却は十分に行いつつ、電動送風機の効率を向上させることができる。また、ディフューザ部で減速された空気を効率よく外気へと放出することができ、電動送風機の効率を向上させることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1記載の発明は、ブラケットに覆われ、インペラを回転駆動するモータと、インペラ外周部に設けられたエアーガイドと、前記エアーガイドの表面に設けられた複数の静翼、隣り合う前記静翼間で形成される複数の通路をもつディフューザ部と、前記エアーガイドに設けられており、流れを前記エアーガイドの裏面へと導く流れ変更部と、インペラを内包しブラケットに取り付けたファンケースを備え、インペラで発生させた気流によってモータの冷却を行う形態の電動送風機で、前記ディフューザ部の隣り合う前記静翼間で形成される前記通路の略延長上の前記ファンケース外周部には、前記ディフューザ部を通過した気流の一部を外気へ放出する複数のスリットが設けられており前記スリットの円周方向の幅は、前記流れ変更部へ突入する直前の前記通路の円周方向の幅と略同一に形成されており、前記スリット数は、前記ディフューザ部の前記通路数よりも少なく設けられており、前記スリットの総面積をS1、ブラケットに備えられた排気口の総面積をS2としたとき、S1≦S2となるよう設定したことにより、モータを冷却する風量と、ファンケース外周から放出する風量をバランス良く分配したので、モータの冷却は十分に行いつつ、電動送風機の効率を向上させることができる。
【0010】
また、ディフューザ部の隣り合う静翼間で形成される通路の略延長上のファンケース外周部にスリットを配設し、前記スリット数はディフューザ部の通路数以下としたことにより、ディフューザ部で減速された空気を効率よく外気へと放出することができ、電動送風機の効率を向上させることができる。さらに、スリットの円周方向の幅は、ディフューザ部の隣り合う静翼間で形成される通路が、流れを180度転換させる流れ変更部へ突入する直前の円周方向の通路幅と略同一となっているとともに、前記スリットは、通路の略延長上に配設されているため、効率よく排気が放出されるようになっている。
【0011】
本発明の請求項記載の発明は、上記請求項記載の発明において、ファンケース外周の半周にのみ複数のスリットを設けたもので、スリットを有する半周部分を電気機器の下側に向けて配置することで、機外への音の漏れを防止でき、電動送風機の防音性能を向上させるものである。
【0012】
本発明の請求項記載の発明は、上記請求項1または2記載の発明において、ファンケース外周に設けたスリットの吸気側の端部から反吸気側の端部へ向けて、ひさし状の切り起こしを設けたもので、スリットから放出される騒音を和らげるとともに、電動送風機を電気機器本体へ組み込む際にファンケースに取り付ける防振ゴムがスリットをふさぐのを防止できるものである。
【0013】
本発明の請求項記載の発明は、内部に塵埃を集塵する集塵室と請求項1〜3記載のいずれか1項に記載の電動送風機を備えた電気掃除機で、電動送風機の効率を高めるとともに、耐久性や信頼性を確保できることで、使用性の高い電気掃除機を提供できる。
【0014】
【実施例】
(実施例1)
本発明の第1の実施例を図1〜図3を用いて説明する。なお従来例と同一構成部品については同一符号を付して、その説明を省略する。図1は本実施例の電動送風機の部分断面図、図2は同電動送風機を吸気口側より見た平面図で、ファンケース上面は省略して示している。25はファンケース18外周上に設けられたスリットであり、このスリット25の円周方向の幅は、ディフューザ部20の隣り合う静翼26間で形成される通路が、流れを180度転換させる流れ変更部21へ突入する直前の円周方向の通路幅と略同一となっているとともに、前記スリット25は、通路の略延長上に配設され、効率よく排気が放出されるようになっている。ここで、ファンケース18外周のスリット25の総面積をS1、反負荷側ブラケット12の排気口19の総面積をS2とおくと、これらはS1≦S2となるように設定されている。また、図中の矢印は、吸気口24より吸い込まれた空気の流れを示している。
【0015】
上記の構成において動作を説明すると、電力が供給されると、従来例と同様、ロータ5が回転しインペラ16で発生した気流が、エアガイド17のディフューザ部20を通り、一部はそのまま外気へと放出され、残りの空気は、流れ変更部21、戻り通路22を経て、モータ15を流れ、ロータ5、ステータ2、カーボンブラシ13を冷却し、反負荷側ブラケット12の排気口19より排出される。このとき、ディフューザ部20を通過した空気は、いくらかの動圧エネルギーを有しており、流れ変更部21で流れを180度転換されると、同部での曲がり損失が増大するが、本実施例では、ファンケース18に設けられた複数のスリット25が、ディフューザ部20外周に効率よく配設されているので、一部の空気がスリット25より放出され、損失は低減される。
【0016】
一方、ファンケース18から排気の一部を放出すると、その分、モータ15を冷却する風量が減り、電動送風機1の温度は上昇する。図3には面積比S1/S2と電動送風機1の界磁巻線・電機子巻線の温度上昇値の関係を示している。これによるとロータ5の温度上昇値はS1/S2がほぼ1を越えると80Kを越え、危険な領域に入ると考えられる。ところが、本実施例では、S1とS2の面積比はモータ15の冷却を十分行えるよう設定されているので、電動送風機1の信頼性も確保できる。
【0017】
このように本実施例によれば、エアガイド17での曲がり損失を低減することができるので、効率のよい電動送風機1が実現でき、また、電動送風機1の耐久性や信頼性も損なわれないものである。
【0018】
(実施例2)
次に本発明の第2の実施例を図4用いて説明する。なお第1の実施例と同一構成部品については同一符号を付して、その説明を省略する。図4において、17はエアガイドであり、その表面には15本の静翼26によって構成されるディフューザ部20の通路が15箇所配設されている。一方、ファンケース18に設けられたスリット25は円周上均等に7箇所あり、ディフューザ部20の通路の延長上に存在し、反負荷側ブラケット12に圧入により取り付けられている。
【0019】
以上の構成により動作を説明すると、スリット25がその延長上に設けられたディフューザ部20の通路では、インペラ16で発生した気流の一部がそのまま放出されるので、電動送風機1の効率アップに寄与する。しかし、スリット25が設けられていない通路は、隣の通路にリークするごく微量の風量を除いてそのほとんどが流れ変更部21へと導かれ、戻り通路22を通ってモータ15の冷却に使用される。つまり、ディフューザ部20の通路ごとにその役割を分担し、モータ15の冷却を確実に行うようにしている。
【0020】
以上のように本実施例の電動送風機1によれば、ディフューザ部20の各通路ごとに電動送風機1の効率を向上する役割と、モータ15の冷却を行う役割を分担したので、必要最低限のモータ15冷却用風量は確保することができ、電動送風機1の効率をアップさせながら、より信頼性の高い電動送風機1を提供できる。
【0021】
(実施例3)
次に本発明の第3の実施例を図5を用いて説明する。なお、上記の実施例と同一構成部品については同一符号を付して、その説明を省略する。図5は電気掃除機に組み込まれた電動送風機1を示したものであり、101は前方に集塵室102、後方にモータ室103を備えた掃除機本体であり、集塵室102には集塵用の紙袋104が装着されている。また、電動送風機1はファンケース18外周に防振ゴム前105、反負荷側ブラケット12後方に防振ゴム後106が取り付けられ、掃除機本体101のモータ室103に組み込まれている。また、電動送風機1はファンケース18の外周上下半周部分(手前のみを図示)に複数のスリット25が設けられている。また、図中の矢印は空気の流れを示している。
【0022】
以上の構成における動作について説明すると、実施例1と同様、電力が供給されると、電動送風機1が駆動し、掃除機前方から空気が吸い込まれる。そして、その空気流はエアガイド17のディフューザ部20を通過した時点で、ファンケース18外周へ放出されるものと、そのまま、モータ15の冷却に使われ、反負荷側ブラケット12の排気口19より排出されるものとに分けられ、最終はそれらが再び混合し合って、掃除機の後方より排出される。このとき、実施例1と同じ理由で、電動送風機1の効率は向上するので、掃除機本体101の吸い込み力もアップする。また、ファンケース18外周に設けられたスリット25は掃除機本体101組込状態で下半周にのみ設けられているため、排気と一緒に放出される騒音も、下方向にしか排出されず、掃除機の使用者にとっては、従来のものと比べ特に耳障りな感覚もなく掃除を行うことができる。
【0023】
以上のように本実施例によれば、高効率な電動送風機1を搭載し、騒音は従来レベルの電気掃除機を得ることができるので、高吸込性能により、効率よく部屋等の掃除が行えるものである。
【0024】
(実施例4)
次に本発明の第4の実施例を図6を用いて説明する。なお、上記の実施例と同一構成部品については同一符号を付して、その説明を省略する。27はファンケース18外周上のスリット25の斜め上方に向けて設けられたひさし状の切り起こしであり、掃除機後方へ向かって開口するように、それぞれのスリット25上方部に設けられている。
【0025】
以上の構成により、電動送風機1を掃除機本体101へ組み込む際にファンケース18外周に取り付ける防振ゴム前105がスリット25をふさぐのを防止でき、多少乗り上げても、切り起こし27は掃除機本体101後方へ向かって開口しているので、開口面積が影響を受けることはない。また、切り起こし27によって、空気の流れが斜め後ろ方向に変えられるので、スリット25から出る電動送風機1の騒音についても緩和することができる。それは、実施例3と組み合わせるとより効果を発揮する。なお、切り起こし27の内部にRを設けるとより空気の流れがスムーズになり、電動送風機1の効率は良化する。
【0026】
以上のように本実施例の電動送風機1によれば、スリット25上に設けたひさし状の切り起こし27によって、電動送風機1を掃除機本体101へ組み込むことが容易となり、また、切り起こし27が空気の流れる方向を変えるため、電動送風機1の騒音も直接掃除機使用者の耳に入りにくくなるので、より実用性の高い電気掃除機1を提供することができる。
【0027】
(実施例5)
次に本発明の第5の実施例を図7を用いて説明する。なお、上記の実施例と同一構成部品については同一符号を付して、その説明を省略する。107は電動送風機1の周囲を取り囲むように配設された筒状の防音板である。また、防振ゴム前105は切り起こし27を形成したスリット25の部分を回避するような形状に成形してあり、その先端の突起部108は前記防音板107の端面に覆い被さるように組み立てられている。
【0028】
以上の構成により、電動送風機1を掃除機本体101へ組み込む際にファンケース18外周に取り付ける防振ゴム前105がスリット25をふさぐのを防止でき、また、防音板107と防振ゴム前105が密に接しているため、同部より空気が漏れることがなく、音も静かなものとなる。さらに、切り起こし27から放出された排気は、防音板107または防振ゴム前105の突起部108に対して斜めにぶち当たり、防音板107に沿ってスムーズに流れるので、それらが障害となることなく、圧力損失も少ない。
【0029】
以上のように本実施例によれば、電動送風機1を取り囲む防音板107を取り付ける時など、スリット25上方に設けたひさし状の切り起こし27によって、排気の流れる方向に角度をつけることができるので、排気は防音板107に沿ってスムーズに流れ、性能劣化を抑えながら、遮音性の高い、電気掃除機を提供できる。
【0030】
【発明の効果】
本発明の請求項1記載の発明によれば、ブラケットに覆われ、インペラを回転駆動するモータと、インペラ外周部に設けられたエアーガイドと、前記エアーガイドの表面に設けられた複数の静翼、隣り合う前記静翼間で形成される複数の通路をもつディフューザ部と、前記エアーガイドに設けられており、流れを前記エアーガイドの裏面へと導く流れ変更部と、インペラを内包しブラケットに取り付けたファンケースを備え、インペラで発生させた気流によってモータの冷却を行う形態の電動送風機で、前記ディフューザ部の隣り合う前記静翼間で形成される前記通路の略延長上の前記ファンケース外周部には、前記ディフューザ部を通過した気流の一部を外気へ放出する複数のスリットが設けられており前記スリットの円周方向の幅は、前記流れ変更部へ突入する直前の前記通路の円周方向の幅と略同一に形成されており、前記スリット数は、前記ディフューザ部の前記通路数よりも少なく設けられており、前記スリットの総面積をS1、ブラケットに備えられた排気口の総面積をS2としたとき、S1≦S2となるよう設定したことにより、モータを冷却する風量と、ファンケース外周から放出する風量をバランス良く分配したので、モータの冷却は十分に行いつつ、電動送風機の効率を向上させることができる。
【0031】
また、ディフューザ部の隣り合う静翼間で形成される通路の略延長上のファンケース外周部にスリットを配設し、前記スリット数はディフューザ部の通路数以下としたことにより、ディフューザ部で減速された空気を効率よく外気へと放出することができ、電動送風機の効率を向上させることができる。
【0032】
本発明の請求項記載の発明によれば、上記請求項記載の発明において、ファンケース外周の半周にのみ複数のスリットを設けたもので、スリットを有する半周部分を電気機器の下側に向けて配置することで、機外への音の漏れを防止でき、電動送風機の防音性能を向上させるものである。
【0033】
本発明の請求項記載の発明によれば、上記請求項1または2記載の発明において、ファンケース外周に設けたスリットの吸気側の端部から反吸気側の端部へ向けて、ひさし状の切り起こしを設けたもので、スリットから放出される騒音を和らげるとともに、電動送風機を電気機器本体へ組み込む際にファンケースに取り付ける防振ゴムがスリットをふさぐのを防止できるものである。
【0034】
本発明の請求項記載の発明によれば、内部に塵埃を集塵する集塵室と請求項1〜3記載のいずれか1項に記載の電動送風機を備えた電気掃除機で、電動送風機の効率を高めるとともに、耐久性や信頼性を確保できることで、使用性の高い電気掃除機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例を示す電動送風機の部分断面図
【図2】 同電動送風機のファンケース上面を除去した平面図
【図3】 ファンケース外周スリットの総面積とブラケットの排気口総面積の比対電動送風機の温度上昇を示す特性図
【図4】 本発明の第2の実施例を示す電動送風機のファンケース上面を除去した平面図
【図5】 本発明の第3の実施例を示す電気掃除機の断面図
【図6】 (a)本発明の第4の実施例を示す電気掃除機の一部拡大断面図
(b)図6(a)のA−A拡大断面図
【図7】 本発明の第5の実施例を示す電気掃除機の一部拡大断面図
【図8】 従来の電動送風機を示す部分断面図
【図9】 同他の電動送風機を示す部分断面図
【符号の説明】
1 電動送風機
2 ステータ
5 ロータ
12 反負荷側ブラケット
13 カーボンブラシ
15 モータ
16 インペラ
17 エアガイド
18 ファンケース
19 排気口
20 ディフューザ部
21 流れ変更部
22 戻り通路
24 吸気口
25 スリット

Claims (4)

  1. ブラケットに覆われ、インペラを回転駆動するモータと、インペラ外周部に設けられたエアーガイドと、前記エアーガイドの表面に設けられた複数の静翼、隣り合う前記静翼間で形成される複数の通路をもつディフューザ部と、前記エアーガイドに設けられており、流れを前記エアーガイドの裏面へと導く流れ変更部と、インペラを内包しブラケットに取り付けたファンケースを備え、インペラで発生させた気流によってモータの冷却を行う形態の電動送風機で、前記ディフューザ部の隣り合う前記静翼間で形成される前記通路の略延長上の前記ファンケース外周部には、前記ディフューザ部を通過した気流の一部を外気へ放出する複数のスリットが設けられており前記スリットの円周方向の幅は、前記流れ変更部へ突入する直前の前記通路の円周方向の幅と略同一に形成されており、前記スリット数は、前記ディフューザ部の前記通路数よりも少なく設けられており、前記スリットの総面積をS1、ブラケットに備えられた排気口の総面積をS2としたとき、S1≦S2となるよう設定した電動送風機。
  2. ファンケース外周の半周にのみ複数のスリットを設けた請求項記載の電動送風機。
  3. ファンケース外周に設けたスリットの吸気側の端部から反吸気側の端部へ向けて、ひさし状の切り起こしを設けた請求項1または2に記載の電動送風機。
  4. 内部に塵埃を集塵する集塵室と請求項1〜3記載のいずれか1項に記載の電動送風機を備えた電気掃除機。
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