JP2001271794A - 電動送風機とそれを用いた電気掃除機 - Google Patents

電動送風機とそれを用いた電気掃除機

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誠二 山口
Takeshi Tokuda
剛 徳田
Yoshitaka Murata
吉隆 村田
Kazuhisa Morishita
和久 森下
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電動送風機の効率を高めるとともに、耐久性
や信頼性を確保した電動送風機を提供する。 【解決手段】 インペラ16を回転駆動するモータ15
と、インペラ16外周部に設けられたディフューザ部2
0と、インペラ16を内包したファンケース18を備
え、インペラ16で発生させた気流によってモータ15
の冷却を行う形態の電動送風機1で、前記ファンケース
18の外周にディフューザ部20を通過した気流の一部
を外気へ放出する複数のスリット25を設け、前記スリ
ット25の総面積をS1、排気口19の総面積をS2と
したとき、S1≦S2となるよう設定したことで、モー
タ15を冷却する風量と、前記スリット25から放出す
る風量をバランス良く分配でき、モータ15の冷却は十
分に行いつつ、電動送風機1の効率をも向上させること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気掃除機等に使
用される電動送風機に関する。
【0002】
【従来の技術】まず、最も一般的に用いられる電気掃除
機用電動送風機の構成について、図8を用いて説明す
る。
【0003】2は界磁コア3に界磁巻線(省略)を施し
てなるステータ、5はシャフト6に通された電機子コア
7に電機子巻線(略図)8を施し、整流子9を同軸上に
配置してシャフト6の両端に設けられた軸受10によっ
て回転自在に固定されたロータである。ステータ2及び
ロータ5は負荷側ブラケット11、反負荷側ブラケット
12に固定され、前記反負荷側ブラケット12に一対の
カーボンブラシ13を異形管14を介して挿入すること
でモータ15を形成している。19は排気口である。ま
た、出力軸のシャフト6にはインペラ16が備えられ、
インペラ16の外周部に通風路を形成するエアーガイド
17が配されており、前記エアガイド17は表面の隣り
合う静翼26間によって構成される複数の通路をもつデ
ィフューザ部20と、流れをエアガイド17裏面へと導
く流れ変更部21、さらに戻り通路22により構成され
る。そして、ファンケース18がこれらを覆うように取
り付けられ電動送風機1となる。24は吸気口を示して
いる。
【0004】上記構成において、電力が供給されると界
磁巻線を伝導した電流がカーボンブラシ13を通って整
流子9に伝わり、界磁コア3で発生した磁束と電機子巻
線8を通る電流との間で力が発生し、ロータ5が回転す
る。次にロータ5が回転することにより、ロータ5のシ
ャフト6に固定されたインペラ16が回転し、インペラ
16内の空気を増速し、増速された空気はエアーガイド
17のディフューザ部20を通り、減速されて流れ変更
部21へと入り込み、方向を180度転換されて、戻り
通路22を通り、モータ15へと導かれる。そしてその
後、ロータ5、ステータ2、カーボンブラシ13を冷却
しながら、反負荷側ブラケット12の排気口19より排
出される。
【0005】上記のような一般的な電動送風機1の構成
では、近年の高吸込仕事率化に伴う電動送風機1の高効
率化には限界があり、それを補うべく考案された例とし
て実願昭59−133865号(実開昭61−4796
4号)のマイクロフイルムに開示された例などがある。
それによると、図9のようにファンケース18の外周上
に複数のスリット25を設け、インペラ16で増速した
空気の一部をそこから直線的に放出し、電動送風機1の
効率を高めようとするものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような電動送風機1にあっては、電動送風機1の効率は
向上するものの、排気を分配している関係で、モータ1
5の冷却に使われるの風量が減少してモータ15の温度
が上昇し、電動送風機1の耐久性や信頼性が失われる危
険性があった。また、インペラ16で増速された空気を
そのまま排出するので、インペラ16とエアガイド17
の間で発生する干渉音等の騒音もそのまま放出され、従
来に比べ、騒音の高いものとなっていた。
【0007】そこで、本発明は、上記課題を解決し、モ
ータを冷却する十分な風量は維持しながら、耐久性や信
頼性を確保し、騒音も抑えた電動送風機及び電気掃除機
を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、ブラケットに覆われ、インペラを回転駆動
するモータと、インペラ外周部に設けられ、表面に複数
の静翼を有し、隣り合う静翼間で形成されるディフュー
ザ部と、インペラを内包しブラケットに取り付けたファ
ンケースを備え、インペラで発生させた気流によってモ
ータの冷却を行う形態の電動送風機で、前記ファンケー
スの外周にはディフューザ部を通過した気流の一部を外
気へ放出する複数のスリットを設け、前記スリットの総
面積をS1、ブラケットに備えられた排気口の総面積を
S2としたとき、S1≦S2となるよう設定したことに
より、モータを冷却する風量と、ファンケース外周から
放出する風量をバランス良く分配したので、モータの冷
却は十分に行いつつ、電動送風機の効率を向上させるこ
とができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の発明は、
ブラケットに覆われ、インペラを回転駆動するモータ
と、インペラ外周部に設けられ、表面に複数の静翼を有
し、隣り合う静翼間で形成されるディフューザ部と、イ
ンペラを内包しブラケットに取り付けたファンケースを
備え、インペラで発生させた気流によってモータの冷却
を行う形態の電動送風機で、前記ファンケースの外周に
はディフューザ部を通過した気流の一部を外気へ放出す
る複数のスリットを設け、前記スリットの総面積をS
1、ブラケットに備えられた排気口の総面積をS2とし
たとき、S1≦S2となるよう設定したことにより、モ
ータを冷却する風量と、ファンケース外周から放出する
風量をバランス良く分配したので、モータの冷却は十分
に行いつつ、電動送風機の効率を向上させることができ
る。
【0010】本発明の請求項2記載の発明は、上記請求
項1記載の発明において、ディフューザ部の隣り合う静
翼間で形成される通路の略延長上のファンケース外周部
にスリットを配設し、前記スリット数はディフューザ部
の通路数以下としたことにより、ディフューザ部で減速
された空気を効率よく外気へと放出することができ、電
動送風機の効率を向上させることができる。
【0011】本発明の請求項3記載の発明は、上記請求
項1または2記載の発明において、ファンケース外周の
半周にのみ複数のスリットを設けたもので、スリットを
有する半周部分を電気機器の下側に向けて配置すること
で、機外への音の漏れを防止でき、電動送風機の防音性
能を向上させるものである。
【0012】本発明の請求項4記載の発明は、上記請求
項1〜3記載の発明において、ファンケース外周に設け
たスリットの吸気側の端部から反吸気側の端部へ向け
て、ひさし状の切り起こしを設けたもので、スリットか
ら放出される騒音を和らげるとともに、電動送風機を電
気機器本体へ組み込む際にファンケースに取り付ける防
振ゴムがスリットをふさぐのを防止できるものである。
【0013】本発明の請求項5記載の発明は、内部に塵
埃を集塵する集塵室と請求項1〜4記載のいずれか1項
に記載の電動送風機を備えた電気掃除機で、電動送風機
の効率を高めるとともに、耐久性や信頼性を確保できる
ことで、使用性の高い電気掃除機を提供できる。
【0014】
【実施例】(実施例1)本発明の第1の実施例を図1〜
図3を用いて説明する。なお従来例と同一構成部品につ
いては同一符号を付して、その説明を省略する。図1は
本実施例の電動送風機の部分断面図、図2は同電動送風
機を吸気口側より見た平面図で、ファンケース上面は省
略して示している。25はファンケース18外周上に設
けられたスリットであり、このスリット25の円周方向
の幅は、ディフューザ部20の隣り合う静翼26間で形
成される通路が、流れを180度転換させる流れ変更部
21へ突入する直前の円周方向の通路幅と略同一となっ
ているとともに、前記スリット25は、通路の略延長上
に配設され、効率よく排気が放出されるようになってい
る。ここで、ファンケース18外周のスリット25の総
面積をS1、反負荷側ブラケット12の排気口19の総
面積をS2とおくと、これらはS1≦S2となるように
設定されている。また、図中の矢印は、吸気口24より
吸い込まれた空気の流れを示している。
【0015】上記の構成において動作を説明すると、電
力が供給されると、従来例と同様、ロータ5が回転しイ
ンペラ16で発生した気流が、エアガイド17のディフ
ューザ部20を通り、一部はそのまま外気へと放出さ
れ、残りの空気は、流れ変更部21、戻り通路22を経
て、モータ15を流れ、ロータ5、ステータ2、カーボ
ンブラシ13を冷却し、反負荷側ブラケット12の排気
口19より排出される。このとき、ディフューザ部20
を通過した空気は、いくらかの動圧エネルギーを有して
おり、流れ変更部21で流れを180度転換されると、
同部での曲がり損失が増大するが、本実施例では、ファ
ンケース18に設けられた複数のスリット25が、ディ
フューザ部20外周に効率よく配設されているので、一
部の空気がスリット25より放出され、損失は低減され
る。
【0016】一方、ファンケース18から排気の一部を
放出すると、その分、モータ15を冷却する風量が減
り、電動送風機1の温度は上昇する。図3には面積比S
1/S2と電動送風機1の界磁巻線・電機子巻線の温度
上昇値の関係を示している。これによるとロータ5の温
度上昇値はS1/S2がほぼ1を越えると80Kを越
え、危険な領域に入ると考えられる。ところが、本実施
例では、S1とS2の面積比はモータ15の冷却を十分
行えるよう設定されているので、電動送風機1の信頼性
も確保できる。
【0017】このように本実施例によれば、エアガイド
17での曲がり損失を低減することができるので、効率
のよい電動送風機1が実現でき、また、電動送風機1の
耐久性や信頼性も損なわれないものである。
【0018】(実施例2)次に本発明の第2の実施例を
図4用いて説明する。なお第1の実施例と同一構成部品
については同一符号を付して、その説明を省略する。図
4において、17はエアガイドであり、その表面には1
5本の静翼26によって構成されるディフューザ部20
の通路が15箇所配設されている。一方、ファンケース
18に設けられたスリット25は円周上均等に7箇所あ
り、ディフューザ部20の通路の延長上に存在し、反負
荷側ブラケット12に圧入により取り付けられている。
【0019】以上の構成により動作を説明すると、スリ
ット25がその延長上に設けられたディフューザ部20
の通路では、インペラ16で発生した気流の一部がその
まま放出されるので、電動送風機1の効率アップに寄与
する。しかし、スリット25が設けられていない通路
は、隣の通路にリークするごく微量の風量を除いてその
ほとんどが流れ変更部21へと導かれ、戻り通路22を
通ってモータ15の冷却に使用される。つまり、ディフ
ューザ部20の通路ごとにその役割を分担し、モータ1
5の冷却を確実に行うようにしている。
【0020】以上のように本実施例の電動送風機1によ
れば、ディフューザ部20の各通路ごとに電動送風機1
の効率を向上する役割と、モータ15の冷却を行う役割
を分担したので、必要最低限のモータ15冷却用風量は
確保することができ、電動送風機1の効率をアップさせ
ながら、より信頼性の高い電動送風機1を提供できる。
【0021】(実施例3)次に本発明の第3の実施例を
図5を用いて説明する。なお、上記の実施例と同一構成
部品については同一符号を付して、その説明を省略す
る。図5は電気掃除機に組み込まれた電動送風機1を示
したものであり、101は前方に集塵室102、後方に
モータ室103を備えた掃除機本体であり、集塵室10
2には集塵用の紙袋104が装着されている。また、電
動送風機1はファンケース18外周に防振ゴム前10
5、反負荷側ブラケット12後方に防振ゴム後106が
取り付けられ、掃除機本体101のモータ室103に組
み込まれている。また、電動送風機1はファンケース1
8の外周上下半周部分(手前のみを図示)に複数のスリ
ット25が設けられている。また、図中の矢印は空気の
流れを示している。
【0022】以上の構成における動作について説明する
と、実施例1と同様、電力が供給されると、電動送風機
1が駆動し、掃除機前方から空気が吸い込まれる。そし
て、その空気流はエアガイド17のディフューザ部20
を通過した時点で、ファンケース18外周へ放出される
ものと、そのまま、モータ15の冷却に使われ、反負荷
側ブラケット12の排気口19より排出されるものとに
分けられ、最終はそれらが再び混合し合って、掃除機の
後方より排出される。このとき、実施例1と同じ理由
で、電動送風機1の効率は向上するので、掃除機本体1
01の吸い込み力もアップする。また、ファンケース1
8外周に設けられたスリット25は掃除機本体101組
込状態で下半周にのみ設けられているため、排気と一緒
に放出される騒音も、下方向にしか排出されず、掃除機
の使用者にとっては、従来のものと比べ特に耳障りな感
覚もなく掃除を行うことができる。
【0023】以上のように本実施例によれば、高効率な
電動送風機1を搭載し、騒音は従来レベルの電気掃除機
を得ることができるので、高吸込性能により、効率よく
部屋等の掃除が行えるものである。
【0024】(実施例4)次に本発明の第4の実施例を
図6を用いて説明する。なお、上記の実施例と同一構成
部品については同一符号を付して、その説明を省略す
る。27はファンケース18外周上のスリット25の斜
め上方に向けて設けられたひさし状の切り起こしであ
り、掃除機後方へ向かって開口するように、それぞれの
スリット25上方部に設けられている。
【0025】以上の構成により、電動送風機1を掃除機
本体101へ組み込む際にファンケース18外周に取り
付ける防振ゴム前105がスリット25をふさぐのを防
止でき、多少乗り上げても、切り起こし27は掃除機本
体101後方へ向かって開口しているので、開口面積が
影響を受けることはない。また、切り起こし27によっ
て、空気の流れが斜め後ろ方向に変えられるので、スリ
ット25から出る電動送風機1の騒音についても緩和す
ることができる。それは、実施例3と組み合わせるとよ
り効果を発揮する。なお、切り起こし27の内部にRを
設けるとより空気の流れがスムーズになり、電動送風機
1の効率は良化する。
【0026】以上のように本実施例の電動送風機1によ
れば、スリット25上に設けたひさし状の切り起こし2
7によって、電動送風機1を掃除機本体101へ組み込
むことが容易となり、また、切り起こし27が空気の流
れる方向を変えるため、電動送風機1の騒音も直接掃除
機使用者の耳に入りにくくなるので、より実用性の高い
電気掃除機1を提供することができる。
【0027】(実施例5)次に本発明の第5の実施例を
図7を用いて説明する。なお、上記の実施例と同一構成
部品については同一符号を付して、その説明を省略す
る。107は電動送風機1の周囲を取り囲むように配設
された筒状の防音板である。また、防振ゴム前105は
切り起こし27を形成したスリット25の部分を回避す
るような形状に成形してあり、その先端の突起部108
は前記防音板107の端面に覆い被さるように組み立て
られている。
【0028】以上の構成により、電動送風機1を掃除機
本体101へ組み込む際にファンケース18外周に取り
付ける防振ゴム前105がスリット25をふさぐのを防
止でき、また、防音板107と防振ゴム前105が密に
接しているため、同部より空気が漏れることがなく、音
も静かなものとなる。さらに、切り起こし27から放出
された排気は、防音板107または防振ゴム前105の
突起部108に対して斜めにぶち当たり、防音板107
に沿ってスムーズに流れるので、それらが障害となるこ
となく、圧力損失も少ない。
【0029】以上のように本実施例によれば、電動送風
機1を取り囲む防音板107を取り付ける時など、スリ
ット25上方に設けたひさし状の切り起こし27によっ
て、排気の流れる方向に角度をつけることができるの
で、排気は防音板107に沿ってスムーズに流れ、性能
劣化を抑えながら、遮音性の高い、電気掃除機を提供で
きる。
【0030】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明によれば、
ブラケットに覆われ、インペラを回転駆動するモータ
と、インペラ外周部に設けられ、表面に複数の静翼を有
し、隣り合う静翼間で形成されるディフューザ部と、イ
ンペラを内包しブラケットに取り付けたファンケースを
備え、インペラで発生させた気流によってモータの冷却
を行う形態の電動送風機で、前記ファンケースの外周に
はディフューザ部を通過した気流の一部を外気へ放出す
る複数のスリットを設け、前記スリットの総面積をS
1、ブラケットに備えられた排気口の総面積をS2とし
たとき、S1≦S2となるよう設定したことにより、モ
ータを冷却する風量と、ファンケース外周から放出する
風量をバランス良く分配したので、モータの冷却は十分
に行いつつ、電動送風機の効率を向上させることができ
る。
【0031】本発明の請求項2記載の発明によれば、上
記請求項1記載の発明において、ディフューザ部の隣り
合う静翼間で形成される通路の略延長上のファンケース
外周部にスリットを配設し、前記スリット数はディフュ
ーザ部の通路数以下としたことにより、ディフューザ部
で減速された空気を効率よく外気へと放出することがで
き、電動送風機の効率を向上させることができる。
【0032】本発明の請求項3記載の発明によれば、上
記請求項1または2記載の発明において、ファンケース
外周の半周にのみ複数のスリットを設けたもので、スリ
ットを有する半周部分を電気機器の下側に向けて配置す
ることで、機外への音の漏れを防止でき、電動送風機の
防音性能を向上させるものである。
【0033】本発明の請求項4記載の発明によれば、上
記請求項1〜3記載の発明において、ファンケース外周
に設けたスリットの吸気側の端部から反吸気側の端部へ
向けて、ひさし状の切り起こしを設けたもので、スリッ
トから放出される騒音を和らげるとともに、電動送風機
を電気機器本体へ組み込む際にファンケースに取り付け
る防振ゴムがスリットをふさぐのを防止できるものであ
る。
【0034】本発明の請求項5記載の発明によれば、内
部に塵埃を集塵する集塵室と請求項1〜4記載のいずれ
か1項に記載の電動送風機を備えた電気掃除機で、電動
送風機の効率を高めるとともに、耐久性や信頼性を確保
できることで、使用性の高い電気掃除機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す電動送風機の部分
断面図
【図2】同電動送風機のファンケース上面を除去した平
面図
【図3】ファンケース外周スリットの総面積とブラケッ
トの排気口総面積の比対電動送風機の温度上昇を示す特
性図
【図4】本発明の第2の実施例を示す電動送風機のファ
ンケース上面を除去した平面図
【図5】本発明の第3の実施例を示す電気掃除機の断面
【図6】(a)本発明の第4の実施例を示す電気掃除機
の一部拡大断面図 (b)図6(a)のA−A拡大断面図
【図7】本発明の第5の実施例を示す電気掃除機の一部
拡大断面図
【図8】従来の電動送風機を示す部分断面図
【図9】同他の電動送風機を示す部分断面図
【符号の説明】
1 電動送風機 2 ステータ 5 ロータ 12 反負荷側ブラケット 13 カーボンブラシ 15 モータ 16 インペラ 17 エアガイド 18 ファンケース 19 排気口 20 ディフューザ部 21 流れ変更部 22 戻り通路 24 吸気口 25 スリット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F04D 29/70 F04D 29/70 N (72)発明者 徳田 剛 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 村田 吉隆 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 森下 和久 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3B006 FA01 FA03 3H034 AA02 AA13 BB02 BB06 BB20 CC03 DD12 DD25 DD28 EE03 EE04 EE06 EE18 3H035 AA03 AA06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブラケットに覆われ、インペラを回転駆
    動するモータと、インペラ外周部に設けられ、表面に複
    数の静翼を有し、隣り合う静翼間で形成されるディフュ
    ーザ部と、インペラを内包しブラケットに取り付けたフ
    ァンケースを備え、インペラで発生させた気流によって
    モータの冷却を行う形態の電動送風機で、前記ファンケ
    ースの外周にはディフューザ部を通過した気流の一部を
    外気へ放出する複数のスリットを設け、前記スリットの
    総面積をS1、ブラケットに備えられた排気口の総面積
    をS2としたとき、S1≦S2となるよう設定した電動
    送風機。
  2. 【請求項2】 ディフューザ部の隣り合う静翼間で形成
    される通路の略延長上のファンケース外周部にスリット
    を配設し、前記スリット数はディフューザ部の通路数以
    下とした請求項1記載の電動送風機。
  3. 【請求項3】 ファンケース外周の半周にのみ複数のス
    リットを設けた請求項1または2記載の電動送風機。
  4. 【請求項4】 ファンケース外周に設けたスリットの吸
    気側の端部から反吸気側の端部へ向けて、ひさし状の切
    り起こしを設けた請求項1〜3のいずれか1項に記載の
    電動送風機。
  5. 【請求項5】 内部に塵埃を集塵する集塵室と請求項1
    〜4記載のいずれか1項に記載の電動送風機を備えた電
    気掃除機。
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