JP4566090B2 - 動作支援ベッド - Google Patents

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Description

本発明は、ベッドに仰臥したベッド使用者の立ち上がり動作等を支援する動作支援ベッドに関する。
介護ベッドとして、背ボトム及び足ボトムを少なくとも備え、これらのボトム上にマットレスを設置し、前記背ボトムをアクチュエータにより起き上がらせたり、水平状態に戻したりすることにより、前記マットレス上に仰臥したベッド使用者の上半身を起こしたり、寝かせたりする電動ベッドがある。また、この電動ベッドにおいては、各ボトムを支持するフレームを、アクチュエータにより昇降駆動することにより、ベッドの高さを調節できるようになっている場合が多い。
そして、ベッド使用者が、介護を必要とするものの、比較的その程度が軽く、ある程度、自力でベッドから立ち上がって歩行したり、自力でベッドから車椅子に移って車椅子で移動したりできる場合、又はそのようにできるように訓練した方が良い場合には、ベッド使用者が自分で電動ベッドを操作することが好ましい。即ち、ベッド使用者が自分で電動ベッドを操作して、必要に応じてベッド高さを下げた後、背を上げて上半身を起こし、ベッドの端座に身体を動かして、ベッドから降りたり、逆に、端座に座った後、ベッド上の所定の位置に移動し、その後、背を下げて、ベッドを水平にすることにより、ベッド使用者はマットレス上に仰臥する。
しかしながら、通常、電動ベッドは、手元スイッチという有線のリモートコントロールスイッチを操作することにより、動作させる。このため、認知症及び手先の巧緻性が低下したベッド使用者は手元スイッチによる操作が困難である。また、電動ベッドで単に背を上げただけでは、ベッド使用者が自分の力で端座位置まで移る必要があり、十分な立ち上がり支援にはなっていない。
そこで、特許文献1には、就寝者の体動を検知し、この体動検知により、就寝者がどのような動作をしようとしているかの意思を判定し、この判定結果に基づいて判定された動作を補助する就寝装置が開示されている。
また、特許文献2には、準寝たきり者等が、介助者の補助を要することなく、自力でベッドから立ち上がることを可能にした立ち上がり介助機能付きベッドが開示されている。このベッドは、準寝たきり者が水平状態に仰臥したときから、背を起こし、更に、座面の先端を下げて準寝たきり者がたち上がりやすくするものである。
特許第3396931号 特開平11−104190号公報
しかしながら、特許文献1に記載された発明においては、就寝者の体動を検知して就寝者がしようとしている動作を補助するものであるので、就寝者が自力で動作することを支援するものではない。
また、特許文献2に記載された発明においては、ベッド全体を動作させる必要があるために、装置が大掛かりになるという問題点がある。また、座面の先端が下がり、準寝たきり者の足が床に着いて、自力で立ち上がるまで、ベッドが自動動作し、使用者本人の能力を必要としない。このため、この特許文献2に記載された発明は、介助支援となっても、自立動作の支援とはならない。
このように、従来の支援装置は、介護を支援するものであり、身体能力が低下した人の不足した能力を補充し、自立生活が可能になるように、その動作を支援するものではなかった。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、寝たきりではなく、自力で動作することが可能な者又は自力動作を訓練すべき者に対し、その自力動作を支援し、促進することができる動作支援ベッドを提供することを目的とする。
本願第1発明に係る動作支援ベッドは、ベッド本体と、このベッド本体に揺動可能に設けられた背ボトムと、前記ベッド本体に設けられた足ボトムと、前記背ボトムを揺動駆動する駆動装置と、前記ベッド本体に設けられた操作部材とを有し、前記操作部材は、前記ベッド本体に固定される固定部と、ベッド利用者がベッドから起き上がるときに握持してこれに引き寄せる方向に力を加えて自己の身体の動きを支えるための握持部とを少なくとも有し、前記握持部には、前記足ボトム側から前記背ボトム側に向けて押下することによりオンする背上げスイッチが設けられ、前記握持部の先端面に、押下によりオンする背下げスイッチが設けられており、前記背上げスイッチは、オン操作で前記駆動装置により前記背ボトムを上昇させるものであり、前記背下げスイッチは、オン操作で前記駆動装置により前記背ボトムを下降させるものであることを特徴とする。
この動作支援ベッドにおいて、前記操作棒の起立部は、その上半部が下半部に対してその中心軸を中心として回転可能であり、上半部が下半部に対して回転することにより、前記握持部がベッド外側又はベッド内側に回動し、前記握持部がベッド内側に回動したときに所定位置以上回動しないようにするストッパが設けられていることが好ましい。
また、本願第2発明に係る動作支援ベッドは、ベッド本体と、このベッド本体に揺動可能に設けられた背ボトムと、前記ベッド本体に設けられた足ボトムと、前記背ボトムを揺動駆動する駆動装置と、前記ベッド本体に設けられた操作部材とを有し、前記操作部材は、前記ベッド本体に固定される固定部と、ベッド利用者がベッドから起き上がるときに握持してこれに引き寄せる方向に力を加えて自己の身体の動きを支えるための握持部とを少なくとも有し、前記握持部には、前記足ボトム側から前記背ボトム側に向けて押下することによりオンする背上げスイッチが設けられ、前記操作部材の前記握持部以外の部分に、前記背上げスイッチの押下方向とは異なる方向に押下することによりオンする背下げスイッチが設けられており、前記背上げスイッチは、オン操作で前記駆動装置により前記背ボトムを上昇させるものであり、前記背下げスイッチは、オン操作で前記駆動装置により前記背ボトムを下降させるものであることを特徴とする。
なお、前記背上げスイッチ及び背下げスイッチの他に、ベッドを上昇させる上昇スイッチ、ベッドを下降させる下降スイッチ、他のボトムを上昇させるボトム上昇スイッチ及び他のボトムを下降させるボトム下降スイッチが前記握持部に設けてもよい。
本発明によれば、ベッド上に仰臥するベッド使用者は、起きあがろうとするときに、握持部を握り、腕に力を入れて、自分の身体を起こそうとする。それと同時に、握持部を握ることにより、背上げスイッチがオンとなり、背ボトムが上昇揺動し、ベッド使用者の起き上がり動作を支援する。背ボトムが完全に起立した後は、ベッド使用者はこの操作棒を支えとして、身体を端座位置に動かし、離床することができる。また、ベッド使用者がベッドに入る場合には、端座位置に座り、前記操作棒を支えとして、身体をベッド中央に動かし、その後、操作棒の背下げスイッチをオンにすると、背ボトムが下降揺動して、背ボトムが水平位置に移動し、ベッド使用者はベッド上に仰臥することができる。
本願第1発明においては、握持部が起立部の上端から横に曲がっており、このため、背ボトムが上昇揺動したときに、握持部が邪魔となる。このため、握持部は起立部の下半部に対してベッド外側に回動するようにすることが好ましい。これにより、ベッド使用者がベッドから離れるときに、握持部が邪魔になることがない。
以下、本発明の実施の形態について、添付の図面を参照して具体的に説明する。図1はベッドの構造を示す模式図、図2は本発明の第1実施形態に係る動作支援ベッドを示す平面図、図3はその操作棒の外観を示す斜視図、図4は操作棒の構造を示す縦断面図、図5はその握持部の水平断面図、図6は操作棒の回転ロック部の構造を示す縦断面図、図7は図2のA−A線の断面図、図8は図2のB−B線の断面図である。図1及び図2に示すように、ベッド本体の支持フレーム116上に、リンク機構102を介して、ベッド本体の昇降フレーム101が支持されている。このリンク機構102は左右2対の夫々X字状をなす2個のリンクが夫々その中央で回転可能に連結され、そのなす角度が変更可能になっており、アクチュエータ103により一部のリンクが駆動されて、各リンクのなす角度が変わることにより、昇降フレーム101が昇降するようになっている。昇降フレーム101には、背ボトム111、腰ボトム112及び足ボトム113が設置されている。そして、少なくとも、背ボトム111は腰ボトム112側の端部に設けられた揺動軸を中心として昇降フレーム101に対して揺動可能に支持されている。この背ボトム111は昇降フレーム101に支持されたアクチュエータ115により、起き上がる方向及び水平になる方向に駆動されるようになっている。これらの背ボトム111、腰ボトム112及び足ボトム113上には、マットレス114が載置され、このマットレス114上にベッド使用者100が横たわる。そして、この昇降フレーム101の側部に、操作棒1が設置されている。
図3に示すように、本第1実施形態の操作棒1は、ベッド本体から起立する起立部2と、この起立部2から横方向に曲がる握持部3とからなる。起立部2は、その下半部がベッド本体の昇降フレーム1に固定される固定部4であり、上半部がこの固定部4に対してその中心軸を一致させて回転する支持部5である。そして、この支持部5と固定部4との境界に、ストッパ6が設けられている。握持部3には背ボトム111を上げる背上げスイッチ8と、背ボトム111を下げる背下げスイッチ9とが設けられている。また。図中、符号7は受付スイッチであり、この受付スイッチ7をオンにすることにより、背上げスイッチ8及び背下げスイッチ9の操作が可能となる。このように、背上げスイッチ8及び背下げスイッチ9の操作を可能とするためには、先ず受け付けスイッチ7をオンにすることが必要であるため、誤操作による背ボトムの不用意な駆動が防止され、安全性が高まる。
固定部4は、図8にそのA−A線の横断面図を示すように、基本的には円柱状をなすが、その外周面の一部に凹部41が形成されており、この固定部4をベッド本体の昇降フレーム101に固定する際に、この固定部4を昇降フレーム101に設けた筒状部に挿入し、この筒状部の壁を挿通してネジを螺合し、このネジの先端で凹部41を押圧することにより、この固定部4が回転しないように、固定部4を固定することができる。
支持部5は、その本体50が円筒状をなし、この本体50の下部にはその内側に嵌合する円筒状の連結部51がボルト52により固定されている。固定部4はその上部が下部よりも外径及び内径が大きくなって拡径部40が形成されており、支持部5の連結部51はその下半部が固定部4の拡径部40内に嵌合している。そして、図4のB−B線による横断面図を図7に示すように、拡径部40には、ボルト42が水平方向に螺合し、その一部が拡径部40の内周面から内側に突出しており、連結部51の外周面には、このボルト42に整合する位置に、周方向に延びる溝53が形成されている。これにより、ボルト42を外しておいて、連結部51を拡径部40に嵌合し、その後、ボルト42を拡径部40に螺合することにより、このボルト42は溝53内に入り込み、連結部51が拡径部40からその軸方向に離脱することを防止する。
ストッパ6は連結部51の外周面に嵌合した状態で、この連結部51の外周面に沿ってその軸方向(上下方向)に若干(例えば、4mm)移動することができる。そして、このストッパ6の上部内周面は、下部内周面より若干大径になって、段差が形成されており、このストッパ6の上部内周面と連結部51の外周面との間の隙間に、圧縮バネ61が配置されている。この圧縮バネ61は支持部本体50の端面と、ストッパ6の内周面の段差との間に弾性力を付与して、ストッパ6を下方に付勢している。そして、ストッパ6の下端部(軸方向に例えば、4mmの部分)には、歯が軸方向に延びるギア62が形成されており、図4に示すように、このストッパ6が下方に移動したときに、ストッパ6の内周面のギアと整合する位置の連結部外周面にもギア62が設けられていて、ストッパ6が下方に移動したときに、両ギア62が噛み合うようになっている。図6に示すように、ストッパ6が上方に位置したときには、ストッパ6の内面のギア62と、連結部51の外面のギア62とが外れるように、各ギア62の長さが決められている。これにより、ストッパ6をその軸方向に上方に移動させると、支持部5は固定部4に対して自由に回転し、ストッパ6をその軸方向に下方に移動させると、ストッパ6の内面のギア62と、連結部51の外面のギア62とが噛合して、支持部5は固定部4に対して回転することができなくなる。これにより、支持部5の上部の握持部3は支持部5を中心として回転しないように、固定される。
握持部3がベッド長手方向に直交する方向に向いたときに、ベッドの足部側となる側面には、背上げスイッチ8が設置されている。ベッド使用者がこの握持部3を握持し、図5に矢印にて示すように、背上げスイッチ8をベッド足側から頭側に向けて押下すると、この背上げスイッチ8がオンとなり、このオン信号は制御器に入力され、制御器から、アクチュエータ118に背ボトム114が立ち上がる方向の駆動信号が出力される。
また、握持部3の先端には、背下げスイッチ9が設置されている、この背下げスイッチ9も押しボタン式で、押下によりオンとなるものであるが、この背下げスイッチ9が押下されると、制御器に背ボトム114を下げて水平にする方向の駆動信号が出力される。
背上げスイッチ8及び背下げスイッチ9の信号は、DINプラグケーブル120を介して、ベッドの制御器に導出される。このケーブル120は、固定部4の下端から引き出すので、この操作棒1が回転しても、ケーブル120がからみつくことはない。
次に、上述の如く構成された本実施形態の動作支援ベッドの動作について説明する。先ず、握持部3がベッド上のベッド使用者の頭部側を向いた状態で、ストッパ6が下方にあり、ギア同士が噛合して、支持部5が固定部4に対して回転せず、従って、握持部3が固定状態にあるとする。また、背ボトム114が水平状態で、ベッド使用者が仰臥しているとする。なお、握持部3がベッド上のベッド使用者の頭部側を向いた状態とは、例えば、図2に示すように、この握持部3に垂直の水平線がベッド長手方向に対して30〜45°の角度をなしている状態である。これにより、ベッド使用者100の腕が握持部3にほぼ垂直の状態になるため好ましいが、必ずしもこの状態に限らず、握持部3が昇降フレーム101よりもベッド内側にあればよい。
この状態で、ベッド使用者がベッドから離脱しようとするときは、ベッド使用者は操作棒1の握持部3を握る。そうすると、この握持部3の握持により、背上げスイッチ8が押下されてオンし、背ボトム114が立ち上がる。このとき、ベッド使用者は操作棒1の握持部3を握りつつ、自分の身体を支えてもよい。
背ボトム114が立ち上がり、ベッド使用者の上半身が起き上がった後、ベッド使用者はこの操作棒1を支えとして、ベッドの端座まで自分の身体を動かす。その後、ストッパ6を上方に動かして、ストッパ6におけるロックを解除し、握持部3をベッドの外側に向ける。これにより、図2に示すように、握持部3がベッド上から退避し、ベッド使用者のベッド離脱に際し、握持部3が邪魔になることはない。
ベッド使用者100がベッド上に横たわるときは、ベッド使用者は、ベッド上の端座位置に座り、操作棒1のストッパ6を下げて操作棒1をロックした状態で、操作棒1を支えとして身体をベッド上の所定の位置に動かし、操作棒1の握持部3の先端の背下げスイッチ9を押下する。これにより、背ボトム114が降下し、背ボトム114が水平状態になる。その後、ストッパ6を上げてロックを解除し、握持部3をベッド外側に向ければ、ベッド上で握持部3が邪魔になることもない。
このように、本実施形態によれば、操作棒1が、背上げ操作のスイッチとなると共に、ベッド使用者が自分の身体を支える支持部ともなる。また、背上げスイッチ8は握持部3を握り、これを自分の方に引くだけでオンにすることができるので、認知症及び手先の巧緻性が低下している人も容易に、操作することができる。背下げスイッチ9も同様に握持部3の端面を押下するだけでオンにすることができるので、操作が容易である。このため、ベッド使用者の自立生活を可能にすると共に、身体能力が不足している部分だけ、補助することができ、動作支援を円滑に行い、促進することができる。
なお、図4に示す握持部3は起立部2に対し、垂直方向に曲がっているが、この握持部3と起立部2とがなす角度はこれに限定されるものではない。また、ストッパ6はギアの噛合により支持部5が固定部4に対して回転しないように規制するが、ストッパ6の構造機能はこれに限るものではない。握持部3は、ベッド使用者が握持部3を握持してこれを引き寄せる方向に力を加えて、自分の身体の動きを支えるものであるから、ストッパは、例えば、握持部3及び支持部5が、所定位置よりもベッド使用者側に回転しないように、単に係止するものであってもよい。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図9は本発明の第2実施形態に係る動作支援ベッドを示す平面図、図10はその操作棒の外観を示す斜視図、図11は操作棒の構造を示す縦断面図、図12は図11のC−C線による断面図である。本実施形態の操作棒10は、ベッド本体から起立する直棒状をなし、その下半部はベッド本体の昇降フレーム101に設けた筒状部(図示せず)に挿入される固定部11であり、上半部は支持部12である。固定部11には、凹部21が形成されており、この凹部21を筒状部の壁を挿通して螺合されたネジにより押圧して、固定部11が回転しないように固定されている。
また、支持部12の上部には、握持部13が設けられている。支持部12の下部は固定部11の上部内に挿入され、ボルト22により固定部11の上部に固定されている。握持部13の一方の側面には、背上げスイッチ14が設けられており、握持部13の上の操作棒10の頭部15には、背上げスイッチ14の逆方向を向くようにして、背下げスイッチ16が設けられている。
そして、この操作棒10は、その握持部13における背上げスイッチ14が設けられている側面が、ベッド上に横たわるベッド使用者100の頭部の反対側になるように、ベッド本体の昇降フレーム101に固定される。つまり、ベッド使用者100が握持部13を握ったときに、その指の部分が背上げスイッチ14を押下することになる位置に背上げスイッチ14を向けて、操作棒10を昇降フレーム101に固定する。従って、背下げスイッチ16はベッド使用者100の顔の方向を向くことになる。なお、背上げスイッチ14及び背下げスイッチ16の信号をベッド制御器に導出するケーブル120は、同様に、固定部11の下端から引き出されるようになっている。
次に、上述の如く構成された動作支援ベッドの動作について説明する。本実施形態においては、操作棒10が直棒状をなしている。そして、ベッド上に横たわるベッド使用者100がこの垂直の握持部13を握ると、その指が背上げスイッチ14を押下し、背ボトム111が起き上がる方向に上昇する。ベッド使用者100はこの状態で、操作棒10を支えとして身体を起こし、また、背ボトム10の立ち上がりが完了した後は、操作棒10を利用して、身体を端座位置に動かす。逆に、ベッド使用者がベッド上に横たわるときは、背下げスイッチ16を押すことにより、背ボトム111が降下し、水平状態に戻る。
本実施形態も、第1実施形態と同様の効果を奏するのに加え、操作棒10の中心軸の周りの回転が不要であり、握持部13がベッドの上方に位置して邪魔になることはないという効果を奏する。
なお、本実施形態においても、操作棒10とベッド使用者100の肩とを結ぶ線が、ベッド長手方向に対して30〜45°の角度をなすように、操作棒10の位置を決めることが好ましい。
なお、上記第1及び第2実施形態において、背下げスイッチを押すときに、通常、ベッド使用者は握持部を握持している。このため、背上げスイッチも押してしまう可能性がある。このため、これらの背下げスイッチ及び背上げスイッチを制御している制御部は、背下げスイッチと背上げスイッチの双方がオンになったときは、背下げスイッチを優先するように制御することが好ましい。
本発明は、上記各実施形態に限らず、種々の変形が可能である。操作棒1,10の位置は、ベッド使用者がベッドに出入りする側に設定されるが、この出入りの位置が、ベッドのいずれの側でも良い場合は、ベッド使用者の利き腕側又は腕の機能が低下している場合はより機能が残っている側とすることが好ましい。
また、ベッドの背ボトム111の上昇及び下降に限らず、アクチュエータ103を駆動するベッドの昇降動作、又は足ボトムの上昇及び下降動作等、種々の動作に本発明を適用することができる。
ベッドの構造を示す模式図である。 本発明の第1実施形態に係る動作支援ベッドを示す平面図である。 その操作棒の外観を示す斜視図である。 操作棒の構造を示す縦断面図である。 その握持部の水平断面図である。 操作棒の回転ロック部の構造を示す縦断面図である。 図2のA−A線の断面図である。 図2のB−B線の断面図である。 本発明の第2実施形態に係る動作支援ベッドを示す平面図である。 その操作棒の外観を示す斜視図である。 操作棒の構造を示す縦断面図である。 図11のC−C線による断面図である。
符号の説明
1、10:操作棒
2:起立部
3、13:握持部
4、11:固定部
5、12:支持部
6:ストッパ
7:受付スイッチ
8、14:背上げスイッチ
9、16:背下げスイッチ
15:頭部

Claims (3)

  1. ベッド本体と、このベッド本体に揺動可能に設けられた背ボトムと、前記ベッド本体に設けられた足ボトムと、前記背ボトムを揺動駆動する駆動装置と、前記ベッド本体に設けられた操作部材とを有し、前記操作部材は、前記ベッド本体に固定される固定部と、ベッド利用者がベッドから起き上がるときに握持してこれに引き寄せる方向に力を加えて自己の身体の動きを支えるための握持部とを少なくとも有し、前記握持部には、前記足ボトム側から前記背ボトム側に向けて押下することによりオンする背上げスイッチが設けられ、前記握持部の先端面に、押下によりオンする背下げスイッチが設けられており、前記背上げスイッチは、オン操作で前記駆動装置により前記背ボトムを上昇させるものであり、前記背下げスイッチは、オン操作で前記駆動装置により前記背ボトムを下降させるものであることを特徴とする動作支援ベッド。
  2. 前記操作部材の起立部は、その上半部が下半部に対してその中心軸を中心として回転可能であり、上半部が下半部に対して回転することにより、前記握持部がベッド外側又はベッド内側に回動し、前記握持部がベッド内側に回動したときに所定位置以上回動しないようにするストッパが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の動作支援ベッド。
  3. ベッド本体と、このベッド本体に揺動可能に設けられた背ボトムと、前記ベッド本体に設けられた足ボトムと、前記背ボトムを揺動駆動する駆動装置と、前記ベッド本体に設けられた操作部材とを有し、前記操作部材は、前記ベッド本体に固定される固定部と、ベッド利用者がベッドから起き上がるときに握持してこれに引き寄せる方向に力を加えて自己の身体の動きを支えるための握持部とを少なくとも有し、前記握持部には、前記足ボトム側から前記背ボトム側に向けて押下することによりオンする背上げスイッチが設けられ、前記操作部材の前記握持部以外の部分に、前記背上げスイッチの押下方向とは異なる方向に押下することによりオンする背下げスイッチが設けられており、前記背上げスイッチは、オン操作で前記駆動装置により前記背ボトムを上昇させるものであり、前記背下げスイッチは、オン操作で前記駆動装置により前記背ボトムを下降させるものであることを特徴とする動作支援ベッド。
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