JP4563790B2 - 移動棚の床構造及びその施工方法 - Google Patents

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Description

本発明は、下部に車輪を備えた棚が、床面に敷設したレールに沿って移動可能となる移動棚を設置する床構造およびその施工方法に関するものである。
従来より、床面にレールが敷設され、そのレール上を転動する車輪を下部に備えた棚がレールに沿って可動となる移動棚が周知である。
移動棚は、複数の棚が2本またはそれ以上のレール上を移動可能に設置されたものであり、必要に応じて棚をレールに沿って移動させることにより、棚間に作業用のスペースが確保される。従って、それぞれの棚同士の間に間隔をあけて設置する必要がないので、省スペースで多くの棚を設置することができ、広く用いられている。
移動棚を移動させる方法は、棚の正面に設けられた取っ手を握って、手動で棚をレールに沿って移動させる手動方式の他、ハンドルを回すことにより棚を所望の方向へ移動させるハンドル方式や、車輪にモータを接続して電動で棚を移動させる電動方式がある。
このようなレール上に設置される移動棚の床構造は、例えば特許文献1および特許文献2に示される。従来の移動棚の床構造におけるレールは、床の上に直接または支持部材を介して仕上げ床を設け、その上にレールを敷設して構成する。この場合、地震等の際にレール位置がずれないようにするために、レールはアンカーボルトや釘あるいは両面接着テープ等により直接床に固定され、または支持部材や仕上げ床を介してアンカーボルトなどにより床に対して固定される。
すなわち、従来は、移動棚の地震対策として、レールの位置を固定するためにアンカーボルトなどの建屋側の床に対する固定手段が必要不可欠であった。従って、レールの敷設施工プロセスが煩雑になり作業が手間取るとともに、レールの位置変更やレールの増減時には、その都度アンカーボルトなどの着脱を行わなければならない。また、一度アンカーボルトなどを設けた位置にはアンカーボルトなどの跡が残るため、室内のレイアウト変更等に制約が生じる。
特開平7−25421号公報 特開2003−189948号公報
本発明は、上記従来技術を考慮してなされたものであり、簡易な構造および工程により、アンカーボルトなどの建屋側の床に対する固定手段を使用せずにレールを敷設し、充分な強度が得られる移動棚の床構造及びその施工方法の提供を目的とする。
請求項1の発明は、床上に並列して敷設されたレール間に、四角形状の床パネルを嵌め込む移動棚の床構造において、前記床パネルの四辺に折曲げ側片を夫々設け、該折曲げ側片のうち前記レールと直角方向に位置する相対向する二辺の折曲げ側辺の両端にU字状の切欠きを夫々設け、前記レールの外側に該レールに沿って溝を形成して略鍵型に折り上げられた外側の側片を設け、前記床パネルの端縁の折曲げ側片を前記レールの外側の溝に入れて該レールの外側の各側片に前記床パネルの各切欠きを係止して前記パネルを前記レール間に嵌め込み、前記並列する両レール同士をその長手方向両端で前記両レール間にわたる端部カバーを介して相互に固定したことを特徴とする移動棚の床構造を提供する。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、レールの下にライナーを適宜位置に配置してレールを水平に敷設し、ライナーは、薄板からなり、上下に重ねたライナー同士およびライナーとレールとの間で、一方に横ずれを防止するための突起を設け、他方に突起が嵌合する窪み部を設けたことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1の発明において、レールは、車輪の転動面を支持する頂面および車輪のフランジ部が通過する溝を有し、レールの長手方向両端部に、車輪の転動面およびフランジ部の両方が同時に当接するストッパを設けたことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3の発明において、ストッパは板状部材から成り、その基部をレール上に重合して固定され、前記基部の端縁から車輪の転動面を支持するレールの頂面の長手方向に伸びた突出部と、該突出部に隣接して前記基部の端縁から下方に屈曲し、前記レールの内側の溝に挿入された折曲部とを有することを特徴とする
請求項5の発明は、請求項4の発明において、ストッパの折曲部の先端にバネが取り付けられ、このバネに、移動棚側に設けた溝内を移動する係止部材が当接することを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1の発明を実施する方法であって、必要な長さのレールを形成するステップと、レールを床上に並列して該床に固定することなく配置し、レール両端部のレール間に床パネルを嵌め込むステップと、レールの下にライナーを敷いてレベル調整するステップと、スロープパネルを嵌め込むステップと、レール中央部の床パネルを嵌め込むステップと、端部カバーを取り付けるステップとからなることを特徴とする。
請求項1の発明によると、並列するレール同士が両端部において端部カバーで固定されるとともにレール同士が床パネルで連結されるため、レールと床パネルとが一体に組み合わされた強固な枠体が広い範囲で構成される。この枠体は、地震が起きた場合には、枠体全体が建屋側の床に対し振動して位置ずれする場合もあり得るが、枠体自体の形状は強固に維持される。このため、地震等の際に、枠体の形状が崩れたりレールの位置がずれることがない。したがって、このようなレールと端部カバーと床パネルで構成される枠体は、建屋側の床に対し、アンカーボルトなどの固定手段を用いることなくそのまま載置するだけで床上に敷接できる。このように本発明では、アンカーボルトなどの固定手段を用いないため、施工作業に熟練を要さず、どのような場所でも容易に設置可能である。更に、レール位置の変更やレールの取り外しが容易であり、アンカーボルトなどによる床の損傷がない。
請求項2の発明によると、凹凸や傾斜等のある床上でも、ライナーを用いて、床構造全体を水平に敷設することができる。この場合、薄板のライナーの枚数を調整することにより、僅かな傾斜や凹凸にも対応することができる。また、ライナー同士およびライナーとレールとの間に、相互に嵌合する突起と窪み部による横ずれ防止用の係合手段を有するので、ライナーがレールと一体となり、ボルト等を用いて固定する必要がない。
請求項3の発明によると、ストッパが車輪の転動面およびその側方のフランジ部(両側にフランジ部があれば3個所)に同時に当接することにより、確実に車輪の転動を停止して移動棚の動きを停止させることができる。従って、車輪の複数個所に当接して確実に停止させるため、大型のストッパを設けなくても、小型形状で十分な停止効果が得られる。これにより、レール長を有効に利用して棚の移動範囲を十分に確保できる。
請求項4の発明によると、車輪の転動面に当接する突出部に隣接して下方に屈曲する折曲部を形成し、この折曲部をレールの溝内に挿入してフランジ部を当接させることにより、レールの上方に大きく突出したストッパを設けなくても、床面からほとんど突出することなく、コンパクトな形状で確実に車輪の転動を停止させることができる。従って、ストッパが床構造の外観を損ねることがない。また、歩行中に足に引っ掛けて破損したり、躓いたりすることがない。
請求項5の発明によると、ストッパの手前にバネを設けることにより、車輪がストッパに当たる際の衝撃を緩和することができる。また、棚が常にストッパから離れた位置に停止するため、地震の際に棚がレールの端部方向に揺れて移動しても、ストッパまでの距離があり、転倒が防止される。これに対し、もしバネがなく棚がストッパに当接した状態で停止していると、地震で棚がレールの端部方向に揺れたときに、棚はそれ以上移動できないため、転倒する。このように、バネを設けることにより、棚をストッパから離間させておいたり、あるいは棚をレールの中央部側に付勢することができる。これにより、地震で床とともにレールが揺れても、車輪が両方向に転動してレールの揺れを逃し、地震による棚の転倒を防止できる。
請求項6の発明によると、アンカーボルトなどの建屋側の床に対する固定手段の取付作業を伴うことなく、レールを床上に設置し、レベル調整を行い、床パネルおよび端部カバーを取り付けて、床上にレールを組み込んだ強固な枠体を形成できる。
図1は、本発明に係る移動棚の配置例を示し、手動式の棚3がレール2上に3台設けられている。
レール2は、棚3の正面側および奥側の両端に2本敷設され、棚3の奥行き寸法や棚3に収納される物品の重量等により、中央に更に1本のレール2が敷設される。
各棚3の正面パネル31には、取っ手32が設けられ、取っ手32を握って左右いずれかの方向に押すまたは引くことにより、図中の矢印Aのように、棚3が左右に移動し、物品の出し入れ作業用のスペース10が形成される。棚3の配置は、図1の例に限らず、3台以上の棚3がレール2上に配置されてもよい。各棚3の幅は、任意に選定できる。また、棚3を移動させる方式は、図1の手動方式の他、ハンドルを回すことにより棚3を所望の方向へ移動させるハンドル方式、または、車輪にモータを接続して電動で棚3を移動させる電動方式等がある。
図2は、図1の移動棚の床構造を示す平面図である。3本の所定長さのレール2が等間隔に対向して並べて敷設され、レール2とレール2との間に、床パネル4が嵌め込まれる。左右両端のレール2の外側の側面には、スロープパネル5が嵌め込まれる。各レール2の長手方向の両端部には、端部に配置される床パネル4aおよびスロープパネル5の端辺とともにレール2の端部を覆う端部カバー6が取り付けられる。このようにして、レール2を備えた床構造1が構成される。更に、各レール2の長手方向の両端部に、端部カバー6の上から、ストッパ7が取り付けられる。
図3は、図2の床構造のレール端部の分解斜視図である。
床パネル4の折曲げ側片41に、U字状の切欠き42が形成される。この切欠き42がレール2の側片22a上に係止して、床パネル4がその両側のレール2(図は一方のみ)間に嵌め込まれる。43は床パネル4の補強リブである。
レール2の溝21内に、取付ナット8が配設される。この取付ナット8に螺合するねじ(不図示)により、端部カバー6がストッパ7とともにレール2の端部に固定される。尚、端部カバー6の両端部6aは、スロープパネル5の傾斜に合わせて角度が変わるように、折り曲げ可能としておくことが好ましい。
スロープパネル5は、その裏面の係止部51を、レール2の側片22a上に嵌め込んで取り付けられる。
後述の図6に示すように、ストッパ7の折曲部73に雌ねじ74が形成され、この雌ねじ74に連結ねじ78が螺合する。この連結ねじ78にバネ75が嵌め込まれる。バネ75はバネホルダ76で覆われて、レール2の溝21の奥側に保持される。バネホルダ76には、レール2に沿ってスリット76aが形成される。このスリット76aを通して、棚のサドル(図4,図5参照)に設けた係止部材(本実施例では転倒防止具29)がバネ75に当接し、緩衝作用を受けながら棚を停止させる。
図4は棚下端部の構成図、図5は図4のF−F矢視図である。
棚3はその下端部でサドル104上に支持される。サドル104は両端に車輪9を有し、レール2上を移動する。サドル104の両端部下縁に、転倒防止具29が固定される。この転倒防止具29は、レール2の溝21(図6参照)内を移動し、棚3が傾斜すると、溝21の上縁を構成する屈曲部21bに引っ掛かって転倒を防止する。
この転倒防止具29が、レール2の溝21内に装着されたバネ75に当接して緩衝作用を受ける(図7参照)。すなわち、サドル104の下端部にボルト108で転倒防止具29が固定される。転倒防止具29の下端部の折曲部29aが、レール2の溝21内を移動する。棚3がレール2の端部に近づくと、バネホルダ76のスリット76a(図3参照)を通して、転倒防止具29の折曲部29aがバネホルダ76内のバネ75に当接する。
図6は、レール2上のストッパ7および車輪9の位置を示す。
レール2の断面は、中央部に長方形の断面形状の空洞部20を有し、その両側に、二列の溝21,22が隣接してそれぞれ左右対称に形成されている。各溝21,22は、それぞれ側片21a,22aによって形成される。内側の側片21aは断面L字状に屈曲し、庇状に屈曲部21bが形成される。外側の側片22aの上端部22bは円形断面状に形成されている。
車輪9は、レール2の頂面20aを転動する転動面91と、その両側のフランジ部92とを有する。
ストッパ7は、レール2の頂面20a上に載置される突出部72と、頂面20aの両側の溝21に嵌め込まれる折曲部73を有する。車輪9がレール2の端部に達したときには、突出部72が車輪9の転動面91に当接するのと同時に、折曲部73がフランジ部92に当接して、車輪9を停止させる。
ストッパ7は、取付孔71を利用してねじで固定される。レール2の溝21に、雌ねじ81が形成された側面L字状の取付ナット8を挿入し、ストッパ7の上から取付ナット8の雌ねじ81にねじを締め付けると、取付ナット8の切欠部82がレール2の屈曲部21bに圧接され、ストッパ7がレール2に固定される。ストッパ7の折曲部73の先端部には、後述するバネを取り付けるための雌ねじ74が形成されている。
図7は、図2のB部の拡大図であり、図8は図7のC−C線から見た図である。図7および図8に示すように、ストッパ7の折曲部73の先端に形成された雌ねじ74に連結ねじ78が螺合し、連結ねじ78の先端部がバネ75の内部に挿入されてバネ75が保持される。バネ75により、車輪9がレール2の先端付近に達したときに車輪9の転動を減速させて、緩やかにストッパ7に当接させる。尚、この場合、バネ75の弾性変形の範囲内で車輪9がストッパ7に当接するように、バネ75の長さおよび転倒防止具29と車輪9間の距離を定めておく。バネ75は、レール2の溝21の底面にビス79で固定されたバネホルダ76内に保持される。
図9は図7のD−D線から見た図である。レール2とレール2との間には、床パネル4がはめ込まれる。床パネル4は、外周片に形成された折曲げ側片41を、レール2の外側の溝22に嵌め込んで取り付けられる。レール2の長手方向の床パネル4端辺の折曲げ側片41は、切欠き42(図3参照)を、レール2の外側の側片22aの円形断面状の上端部22bに嵌め込んで支持される。上端部22bが円形断面状になっているため、寸法誤差によるずれやがたつきを生じることなく、床パネル4の端辺がレール2側辺の上端部22b上に支持され、レール2と床パネル4とが一体化される。
図10は、図2のE−E線から見た部分の拡大図である。移動棚の正面側および奥側となるレール2には、スロープパネル5が嵌め込まれる。スロープパネル5は、レール2の外側の側片22aの円形断面状の上端部22bに、スロープパネル5裏面の係止部51を嵌め込んで固定される。上端部22bが円形断面状であるため、スロープパネル5は、スロープの角度を自在に調整することができる。
図11は、本発明の移動棚の床構造の施工手順を示すフローチャートであり、以下、施工手順を説明する。
ステップS1:先ず、レール2を必要な長さに組み立てる。レール2は、アルミ合金等の金属による押出材からなり、モジュール化されて一定長さに成形される。敷設するレール2は、移動棚の寸法や数、作業用スペースの必要寸法に応じて任意の長さに設定可能であり、モジュール化されたレール2を必要な長さに連結して用いる。図12は、レール2の連結方法を示すものであり、連結するレール2同士のそれぞれの端部の空洞部20に連結材23を挿入することにより、各モジュールのレール2同士が連結される。連結材23の周囲の4側面には、それぞれ2本ずつ、線状の突起23aが形成される。これらの突起23aにより、連結材23が、空洞部20の内壁面に対して寸法誤差を吸収し、がたつくことなく線接触して、円滑な装着動作とともに確実な保持機能が得られる。連結材23を挿入してレール2同士を仮結合した後、各レール端部の皿孔20bを通してタッピングビス(不図示)によりレール2と連結材23を共締めし、レール2同士を連結固定する。
ステップS2:連結されたレール2を、棚2の奥行き寸法に合わせた間隔で床面に配置する。このとき、レール2はアンカーボルトその他の建屋側の床に対する固定手段を用いることなく、単に床上に載置する。続いて、レール2とレール2に挟まれた空間のうち、レール2の長手方向の両端部の床パネル(図2の床パネル4a)を嵌め込む。
ステップS3:レール2の下地となる床面に凹凸や不陸等があり、レール2の底面が床面に接していない部分があれば、レール2の下にライナーを配置する。図13は、ライナー24の配置例を示す。ライナー24は、床11の僅かな凹凸に対して微調整できるように、薄い金属板からなり、必要に応じて複数枚積み上げて使用する。こうして、設置位置によってライナー24の枚数を増減して用いることにより、レール2をがたつきなく水平に敷設できる。
尚、ライナー24は、レール2とほぼ同じ幅であり、片側面に複数個所の突起25がパンチング加工により形成される。ライナー24を積み重ねると、下のライナーの上面の突起25と上のライナーの下面の窪み部26とが係合することによって、ライナー24同士が横ずれしたり外れたりすることがない。また、レール2の底面に、突起25に係合する窪みまたは孔を形成することにより、レール2とライナー24とがずれることなく係合されるため、アンカーボルト等を用いることなく、レール2とライナー24とを一体化させることができる。
ステップS4:レール2が水平に敷設されると、正面側および奥側に配置されたレール2のそれぞれの外側に、スロープパネル5を嵌め込む。
ステップS5:次に、S2で嵌め込んだ床パネル4a以外の中央部の床パネル(図2の床パネル4b)を嵌め込む。
ステップS6:その後、レール2の長手方向両端側に端部カバー6を取り付け、各レール2の両端部にストッパ7を取り付ける。これにより、レール2が敷設された床構造1が形成される。尚、端部カバー6を取り付けるときに、前述のバネ75をストッパ7とともに取り付ける。
このように、床構造の施工にはアンカーボルトの施工プロセスがなく、特殊な技能や道具等を要することがないので、熟練を要することなく容易に施工することができる。この場合、アンカーボルトがなくても、並列するレール2同士が、両端部で端部カバー6により固定され、且つレール2同士が床パネル4で連結されるため、レール2と床パネル4が一体に組み合わされ、床上にある程度の広さをもって、強固な枠体が形成される。従って、地震で建物が揺れても、レール2と床パネル4とからなる枠体は崩れることがなく、安定して移動棚を支持できる。
本発明は、レール上を転動する車輪を備えた移動棚の床構造に適用される。更に、棚に限らず、室内に設置する家具類、例えばロッカー、収納庫、間仕切り、カウンター、重量の大きいテーブルや机及び物を載せる台などをレール上で移動可能とした場合の床構造に対し適用可能である。
本発明に係る移動棚の配置例を示す斜視図。 本発明の床構造の平面図。 本発明の床構造を構成する部品の分解斜視図。 本発明に係る移動棚の下端部の構成図。 図4のF−F矢視図。 図2のストッパの取付状態を示す斜視図。 図2のB部の拡大図。 図4のC−C矢視図。 図4のD−D矢視図。 図2のE−E線から見た拡大矢視図。 本発明の床構造の施工手順を示す流れ図。 レールの連結方法を示す斜視図。 ライナーの設置例を示す正面図。
符号の説明
1:床構造、2:レール、3:棚、4,4a,4b:床パネル、5:スロープパネル、6:端部カバー、6a:両端部、7:ストッパ、8:取付ナット、9:車輪、10:スペース、11:床、20:空洞部、20b:皿孔、21,22:溝、21a,22a:側片、21b:屈曲部、22b:上端部、23:連結材、23a:突起、24:ライナー、25:突起、26:窪み部、29:転倒防止具、29a:折曲部、31:正面パネル、32:取っ手、41:折曲げ側片、42:切欠き、43:補強リブ、51:係止部、71:取付孔、72:突出部、73:折曲部、74:雌ねじ、75:バネ、76:バネホルダ、76a:スリット、77:ねじ、78:連結ねじ、79:ビス、81:雌ねじ、82:切欠部、91:転動面、92:フランジ部、104:サドル、108:ボルト。

Claims (6)

  1. 床上に並列して敷設されたレール間に、四角形状の床パネルを嵌め込む移動棚の床構造において、
    前記床パネルの四辺に折曲げ側片を夫々設け、該折曲げ側片のうち前記レールと直角方向に位置する相対向する二辺の折曲げ側辺の両端にU字状の切欠きを夫々設け、
    前記レールの外側に該レールに沿って溝を形成して略鍵型に折り上げられた外側の側片を設け、
    前記床パネルの端縁の折曲げ側片を前記レールの外側の溝に入れて該レールの外側の各側片に前記床パネルの各切欠きを係止して前記パネルを前記レール間に嵌め込み、
    前記並列する両レール同士をその長手方向両端で前記両レール間にわたる端部カバーを介して相互に固定したことを特徴とする移動棚の床構造。
  2. 前記レールの下にライナーを適宜位置に配置して前記レールを水平に敷設し、前記ライナーは、薄板からなり、上下に重ねたライナー同士および前記ライナーと前記レールとの間で、一方に横ずれを防止するための突起を設け、他方に該突起が嵌合する窪み部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の移動棚の床構造。
  3. 前記レールは、車輪の転動面を支持する頂面および前記車輪のフランジ部が通過する溝を有し、前記レールの長手方向両端部に、前記車輪の転動面およびフランジ部の両方が同時に当接するストッパを設けたことを特徴とする請求項1に記載の移動棚の床構造。
  4. 前記ストッパは板状部材から成り、その基部をレール上に重合して固定され、前記基部の端縁から車輪の転動面を支持するレールの頂面の長手方向に伸びた突出部と、該突出部に隣接して前記基部の端縁から下方に屈曲し、前記レールの内側の溝に挿入された折曲部とを有することを特徴とする請求項3に記載の移動棚の床構造。
  5. 前記ストッパの折曲部の先端にバネが取り付けられ、このバネに、移動棚側に設けた前記溝内を移動する係止部材が当接することを特徴とする請求項4に記載の移動棚の床構造。
  6. (a)必要な長さのレールを形成するステップと、
    (b)前記レールを床上に並列して該床に固定することなく配置し、レール両端部のレール間に床パネルを嵌め込むステップと、
    (c)レールの下にライナーを敷いてレベル調整するステップと、
    (d)スロープパネルを嵌め込むステップと、
    (e)レール中央部の床パネルを嵌め込むステップと、
    (f)端部カバーを取り付けるステップと
    からなることを特徴とする請求項1に記載の移動棚の床構造の施工方法。
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