JP2006167154A - 移動棚のサドル構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 車輪部分の着脱および交換を容易に行って、棚の移動方式を容易に変更可能にするとともに、溶接を用いず容易に組立可能な移動棚のサドル構造を提供する。
【解決手段】 車輪42を備えたサドル4の上方に棚2が立設され、床面に敷設したレール3上を車輪42が転動することにより棚2がレール3に沿って可動となる移動棚のサドル構造において、サドル4は、棚2の全幅にわたってレール3に沿って配置される断面がコ字状のサドル本体41と、サドル本体41の両端部に取り付けられる車輪42と、サドル本体41のコ字状断面の内幅よりも幅が狭いコ字状断面の圧迫具45とからなり、圧迫具45と車輪42とを、サドル本体41のコ字状断面の内側に配置し、サドル本体41の外側から圧迫具45にボルト8を挿嵌して締め付けることにより、サドル本体41の側面下部が内側に撓んで車輪42の軸受部49側面に圧着する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、床面に敷設したレールの上に、レールに沿って移動可能な車輪を備えたサドルが載置され、そのサドルの上に棚が立設されて、レール上を車輪が転動することにより棚が可動となる移動棚におけるサドル構造に関するものである。
従来より、例えば特許文献1に示すように、車輪を備えた台車の上に棚を立設し、床面に敷設したレール上を台車が転動することにより棚がレールに沿って可動となる移動棚が周知である。
このような移動棚は、例えば図12に示すように、複数の棚2が2本のレール3上を移動可能に設置され、必要に応じて棚2をレール3に沿って移動させることにより、棚間に作業用のスペース10が確保される。従って、それぞれの棚2同士の間に間隔をあけて設置する必要がないので、省スペースで多くの棚を設置することができ、広く用いられている。
図12に示す移動棚では、棚2を移動させる際、棚2の正面パネル21に設けられた取っ手22を握って、手動で棚2をレール3に沿って矢印Aの方向に移動させる。このような手動による移動手段の他、例えば棚の正面パネルに円環状のハンドルが取り付けられ、ハンドルと車輪とがギヤを介してチェーンで接続され、ハンドルを回すことにより、棚を所望の方向へ移動させる方法がある。このハンドル方式では、少なくとも1つの車輪に、チェーンと係合するスプロケットが取り付けられる。更に、例えば特許文献2に示すように、車輪にモータを接続して、電動で棚を移動させる方法がある。この電動方式では、1つの車輪にモータと噛み合うギヤが取り付けられる。正面パネル21は空洞状であり、内部に、ハンドル方式であればチェーン等の伝達機構が、電動方式であれば制御基板等の制御機構が収容される。
これらの移動手段のうち、どの方法を用いるかは、棚に収納する物品の重量や利用者の状況および将来の見込み等によって、敷設時にレールの長さとともに選択される。そして、一旦、棚の寸法や移動方式が選定されると、棚の台枠が溶接で矩形に固定されて形成される。この台枠に2本のサドルが架け渡されて溶接固定される。各サドルにはそれぞれ2個の車輪が受け材を介して取り付けられる。受け材は溶接等でサドルに固定され、車輪の取り外しはほとんど不可能である。
このような従来の移動棚においては、一旦棚の形状や移動方式が選定され、棚が作製されると、棚は、溶接で一定形状に固定された台枠状に、多数のボルトやリベットまたは溶接により強固に取り付けられる。また、車輪を保持するサドルは台枠に溶接固定される。
従って、棚の形状変更(例えば間口を広げるための連数の増加)は、台枠自体を替えなければならないため、実際上ほとんど不可能である。また、移動方式を変更しようとすれば、各方式に応じて、車輪にスプロケット(ハンドル方式)やギヤ(電動方式)を取り付けなければならない。しかし、従来は、移動方式に応じて台枠が形成され、車輪の取り外しができなかったため、移動方式を変えるには、台枠全体を交換しなければならず、実際上ほとんど不可能であった。
特開平6−227621号公報 特開平7−69409号公報
本発明は、上記従来技術を考慮してなされたものであり、車輪部分の着脱および交換を容易に行って、棚の移動方式を容易に変更可能にするとともに、溶接を用いず容易に組立可能な移動棚のサドル構造の提供を目的とする。
請求項1の発明は、車輪を備えたサドルの上方に棚が立設され、床面に敷設したレール上を車輪が転動することにより棚がレールに沿って可動となる移動棚のサドル構造において、サドルは、棚の全幅にわたってレールに沿って配置される断面がコ字状のサドル本体と、サドル本体の両端部に取り付けられる車輪と、サドル本体のコ字状断面の内幅よりも幅が狭いコ字状断面の圧迫具とからなり、圧迫具と車輪とを、サドル本体のコ字状断面の内側に配置し、サドル本体の外側から圧迫具にボルトを挿嵌して締め付けることにより、サドル本体の側面下部が内側に撓んで車輪の軸受部側面に圧着することを特徴とする移動棚のサドル構造を提供する。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、車輪と圧迫具は、レールに沿った方向における位置がずれていることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1の発明において、サドル本体の両側面に、下方が開口する切り欠きを形成し、該切り欠きに車輪の軸を嵌め込んだことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1の発明において、サドル本体の下部に、レールの溝に遊嵌される折り曲げ部を有する転倒防止具が取り付けられ、棚が傾斜したときに、折り曲げ部が溝の側片に掛止されて、棚の転倒を防止することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4の発明において、圧迫具は、その両側面の下端部に、外側に折り曲げられた係止部を有し、両方の係止部に転倒防止具を固定したことを特徴とする。
請求項1の発明によると、コ字断面のサドル本体を、両側からボルトにより圧迫具側に締め付けて内側に弾性変形させ、車輪側面の例えばベアリング部分に圧接させて車輪を保持できる、従って、サドル本体の外側からのボルト操作によって車輪の着脱ができるので、サドルを分解することなく車輪部分の交換を行うことができる。そのため、破損や消耗による車輪の交換や、手動方式やハンドル方式または電動方式とした場合の車輪部分の交換を容易に行うことができ、棚の移動方式を容易に変更することができる。
この場合、移動棚の移動方式をハンドル方式或いは電動方式とすることにより、1個所の車輪にチェーンまたはモータが接続され、その車輪の抵抗が他の車輪よりも大きくなる。そのため、例えば地震等により棚が揺れて交互に傾いた場合には、抵抗の小さい車輪が転動しやすくなる。従って、車輪の抵抗の小さい方をレール中央側としておけば、地震等のときに、棚が自然に中央方向に移動するため、倒れにくい構成とすることができる。すなわち、棚がレール端部に当接すると、それ以上車輪がレール上を進めないため、棚がレール端部の外側方向に揺れたときには、そのまま転倒するおそれがある。これに対し、棚がレールの中央方向に進めば、レールの両側から棚が中央部に集まるため、棚が揺れても車輪が常にレール上で転動し、床面の揺れによって棚に作用する力を逃し、転倒を防止できる。
従って、本発明によれば、手動式からハンドル式やモータ式等の地震に強い方式への変更が容易にできる。
請求項2の発明によると、車輪と圧迫具との位置が重ならないため、車輪の幅をサドル本体の幅一杯まで広くして強度の大きい車輪を用いることができる、また、圧迫具の配置レイアウトの自由度が高まる。
請求項3の発明によると、サドル本体に形成された例えばU字状の切り欠きを利用して、車輪をサドルの下側から容易に着脱できる。
請求項4の発明によると、転倒防止具がサドルとレールとを連結し、棚が傾斜したときに、転倒防止具の折り曲げ部がレールに掛止されるので、サドルがレールに保持されて棚がそれ以上傾斜せず、転倒するのを防ぐことができる。
請求項5の発明によると、転倒防止具を外側から簡単且つ確実に固定できる。また、サドルの両側に設けた転倒防止具によって、確実に転倒を防止することができる。
図1は、本発明に係る移動棚の配置例を示し、手動式の棚2がレール3上に3台設けられている。
レール3は、棚2の正面側および奥側の両端に2本敷設され、棚2の奥行き寸法や棚2に収納される物品の重量等により、中央に更に1本のレール3が敷設される。
棚2の正面パネル21には、取っ手22が設けられ、取っ手22を握って左右いずれかの方向に押す又は引くことにより、図中の矢印Aのように、棚2が左右に移動し、物品の出し入れ作業用のスペース10が形成される。本発明による棚2の配置は、図1の例に限らず、3台以上の棚2が可動となるようにレール3上に配置されてもよい。各棚2の幅は、任意に選定できる。
図2は、図1の移動棚のうち1台の棚2の正面図である。レール3の上に、車輪42を備えたサドル4が載置され、サドル4の上に棚2が立設される。サドル4は、棚2の幅全体にわたってレール3上に載置される。41は、後述のサドル本体である。
図3は、本発明のサドル4を構成する部品の分解斜視図である。サドル4は、コ字状の断面を有するサドル本体41、車輪42、車輪42の軸48同士を連結するシャフト連結具43、サドル本体41同士を連結するサドル連結具47、サドル連結具47を取り付けるための取付具44、圧迫具45、および転倒防止具46により構成される。
サドル本体41は、コ字状断面の開放面を下側にして、棚2の幅全体にわたって配置される。図1のようにレール3が3列敷設されている場合には、それぞれのレール3上に3列にわたって配置され、各レール3上の対向するサドル本体41同士は、サドル連結具47によって連結される。サドル連結具47は、サドル本体41内部の両端にボルト等で固定された取付具44を利用して取り付けられる。例えば図3に示すように、取付具44に係止孔81が形成され、サドル連結具47の爪部82を係止孔81に係止することにより、外部からの簡単な作業で、サドル連結具47を取り付けることができる。取付具44は、内部が空洞であり、その内部に車輪42が収容される。取付具44と車輪42とは接触しない。
圧迫具45は、コ字状断面の両側面にボルト孔72が形成され、側面の内側に、ボルト孔72と同軸にナット7が溶接されている。両側の側面の下端には折り曲げ部73が形成されている。この折り曲げ部73に転倒防止具46がボルト等で固定される。圧迫具45は、車輪42とは位置をずらしてサドル本体41の内部に取り付けられる。サドル本体41の両側面に、逆U字状の切り欠き83が形成される。この切り欠き83に車輪42の軸48が嵌め込まれる。
図4〜図6は、サドル4およびその周辺の納まりを示す図である。図4は、棚2の正面側から見た正面図、図5は図4のA線の位置から見た拡大断面図、図6は図4のB線の位置から見た拡大断面図である。
床面に、アルミ合金等の金属による押出材からなるレール3が、棚2の奥行き寸法に合わせた間隔で配置される。レール3は任意の長さに設定可能であり、棚2の寸法や配置等に合わせて決定される。レール3は、モジュール化されて一定長さに成形されたものを、必要な長さになるように端部を連結して用いる。レール3の長手方向の端部には、車輪42がレール3の外に出ることがないように、ストッパ39が設けられる(図4)。
レール3の下地となる床面に凹凸や不陸等がある場合には、例えばライナーを複数枚積み上げて、その上にレール3を敷設する。この場合、ライナーは、床面の僅かな凹凸に対して微調整できるように薄板とし、位置によってライナーの枚数を増減して用いることにより、レール3をがたつきなく水平に敷設できるようにする。
レール3の上にサドル4が載置され、サドル4の上に、棚2の支柱23および梁24が設けられる。これらは、先ず、棚固定具29をサドル本体41にボルト84で圧迫具45とともに固定し、その棚固定具29に支柱23および梁24が取り付けられる。支柱23と梁24との連結方法は、例えば係止孔に爪部を係止する方法による。例えば、コ字状断面の支柱23の側面に設けた上下2個所の係止孔23aに、梁24の爪24aを差し込んで係止する。この状態で、ボルト29aにより梁24を棚固定具29に固定する。支柱23の位置を車輪42の真上とすれば、支柱からの力が真下の車輪42に作用する。そのため、車輪42の転動時にぐらつき等が起こりにくく、動きが安定する。また、サドル4に大きな曲げ応力が作用しないために、部品が損傷しにくく、サドル本体41を薄板で形成することができる。
レール3の断面は、図5に示すように、中央部に断面が長方形の空洞部30を有する角パイプ部30aが形成され、その両側に、二列の溝31,32が隣接してそれぞれ左右対称に形成されている。各溝31,32は、それぞれ側片31a,32aによって形成される。内側の側片31aは断面L字状に屈曲し、庇状に屈曲部31bが形成される。外側の側片32aの上端部32bは円形断面状に形成されている。
レール3とレール3との間には、床パネル5がはめ込まれる。床パネル5は、外周片に形成された折り曲げ部51を、レール3の外側の溝32にはめ込んで取り付けられる。レール3の長手方向の床パネル4の端辺は、レール3の外側の側片32aの円形断面状の上端部32bに支持される。上端部32bが円形断面状になっているため、寸法誤差によるずれやがたつきを生じることなく、床パネル4の端辺がレール3側辺の上端部32b上に支持される。正面側および背面側のレール3の端部には、スロープパネル6が取り付けられる。スロープパネル6は、例えば図5に示すように、レール3の外側の側片32aの円形断面状の上端部32bに、スロープパネル6裏面の係止部61を嵌め込んで固定される。
サドル本体41は、棚2の幅と同じ長さに、各レール3上に配置され、サドル本体41の左右両端部に取付具44が固定される。対向するレール3上に配置されたサドル本体41同士は、サドル連結具47の両端部の爪82(図3)を取付具44の係止孔81(図3)に差し込んで係止させることにより連結される。
取付具44の内部には、車輪42が配置される。車輪42は、取付具44と接することなく、図5に示すように、レール3中央の角パイプ部30aを跨いで載置される。対向するレール3上に載置された車輪42同士は、軸48にシャフト連結具43を差し込むことにより連結される。
サドル本体41内部の、車輪42の位置から少し内側にずれた位置に、圧迫具45およびこれに固定された転倒防止具46が取り付けられる。
図6に示すように、圧迫具45は、コ字状断面部分がサドル本体41の内側に重ねられ、サドル本体41の外側から、圧迫具45に取り付けられたナット7へボルト8を差し込んで締め付けられる。圧迫具自体に雌ねじ孔を形成しておけば、ナット7を用いることなく、サドル本体41を締め付けることができる。更に、圧迫具45の下部折り曲げ部73に転倒防止具46がボルト8で固定される。圧迫具45の折り曲げ部73のボルト孔を雌ねじ状に形成すれば、ナットを用いることなく外側からボルト8をねじ込むだけで、圧迫具45と転倒防止具46とを固定することができる。転倒防止具46を圧迫具45に固定することにより、転倒防止具46は、圧迫具45を介してサドル本体41に連結される。転倒防止具46の下部の折り曲げ部74は、レール3の外側の溝31内にはめ込まれる。この折り曲げ部74は、通常はレール3に接していない。例えば地震等で棚2が傾斜したときに、レール3の屈曲部31bに当接して、棚2の転倒を防止することができる。
図7は、圧迫具45の取り付けに関する説明図である。圧迫具45は、サドル本体41よりも例えば肉厚の厚い金物で形成し、剛性を大きくする。図7(A)に示すように、圧迫具45のコ字状断面部分の外幅Dは、サドル本体41のコ字状断面の内側の幅Dよりも少し小さく成形され、圧迫具45の下側の外幅Dは、上端部の幅Dと同じかまたは上端部の幅Dよりも少し小さくなるように成形される。従って、サドル本体41の内部に圧迫具45を配置すると、隙間40が形成される。
図7(A)の状態で、サドル本体41に形成されたボルト孔71の外側からボルト8を差し込み、圧迫具45の内側面に溶接されたナット7にねじ込むと、図7(B)に示すように、サドル本体41の下部が内側に撓んで、次第に圧迫具45側に引き寄せられる。こうして、サドル本体41の側面は、幅が狭くなり、車輪42の軸受部49に圧接されて、車輪42がサドル本体41に固定される。ボルト8を弛めると、再びサドル本体41が弾性復帰してその幅が広がり、軸受部49がサドル本体41から外れる。このようにして、サドル4の外側からのボルト8の操作により、容易に車輪42の着脱を行うことができる。
図8および図9は、車輪42の移動方法の異なる例であり、棚2の正面に設けられたハンドル25によって、棚2がレール3に沿って移動するものである。図8は棚2の正面から見た動力伝達機構の概略図であり、図9はサドル4周りの断面図である。
車輪42の軸48にスプロケット11が取り付けられ、適宜位置に設けられたギヤ12を介して、ハンドル25とスプロケット11とがチェーン13で連結されている。ハンドル25を左右いずれかの方向に回すことにより、チェーン13を介して車輪42に動力が伝達され、車輪42が動いて、棚2が所望の方向へ移動する。尚、スプロケット11は、棚2下部に設けられた2個の車輪42のうちの1方のみに取り付けられてもよい。このようなスプロケット付き車輪は、前述の圧迫具45のボルトを緩めることにより、容易に着脱可能である。
図10および図11は、車輪42の移動方法の更に異なる例であり、棚2が電動により移動するものである。図10は棚2の正面図であり、図11はサドル周りの断面図である。
棚2の正面の左右にスイッチ26が設けられ、例えば左右いずれかの方向のスイッチ26を1回押すことにより、所定の方向へ所定距離だけ棚2が動いて、作業用スペースが確保される。或いは、スイッチ26を押している間だけ棚2が移動し、スイッチ26を離すと車輪42の動きが止まるようにしてもよい。
図11は、車輪42を動かすモータ17の取付例を示す。棚2下部に設けられた車輪42のうちの1個所の車輪42の軸48に、平歯車からなる車輪用歯車14が取り付けられる。モータ17に減速機16を介してモータ側歯車15が連結される。モータ側歯車15と車輪用歯車14とが噛み合うことにより、モータ17の動力が減速過程を経て車輪42に伝達される。モータ17とスイッチ26が接続され、スイッチ26の操作によりモータ17が始動し、車輪42が所定の速さでレール3上を転動する。このように車輪用歯車14が取り付けられた車輪42は、前述の圧迫具45のボルトを緩めることにより、容易に着脱可能である。
上記のように棚2の移動手段が異なる移動棚において、図5に示す手動方式、図9に示すハンドル方式、図11に示す電動方式のいずれも、共通のサドル4の構造によって実現することができる。そして、各方式のサドル本体41内の車輪42を交換し、操作手段との間の動力伝達経路の接続を行えば、容易に移動方式を変更することができる。本発明によれば、車輪42は、圧迫具45を介して、サドル本体41の外側からのボルト操作によって容易に着脱できるので、このような移動方式の変更や、消耗または破損した車輪の交換を容易に行うことができる。
本発明は、車輪を備えたサドルの上に棚が立設される移動棚のサドル構造に適用される。尚、棚への収納物の重量や、手動または電動等の車輪の移動手段にかかわらず、いずれのタイプにも適用できる。更に、サドルの上に立設されるのは棚に限らず、室内に設置する家具類、例えばロッカー、収納庫、間仕切り、カウンターなど、あるいは重量の大きいテーブルや机及び物を載せる台等の場合にも適用可能である。
本発明に係る移動棚の配置例を示す斜視図。 図1の棚の正面図。 本発明のサドルを構成する部品の分解斜視図。 本発明の実施の形態を示す正面図。 図4のA矢視図。 図4のB矢視図。 本発明に係る車輪の固定手段を示す説明図。 本発明に係る移動棚の異なる移動手段を有する棚の正面図。 図8のサドル部分の拡大断面図。 本発明に係る移動棚の更に異なる移動手段を有する棚の正面図。 図10のサドル部分の拡大断面図。 従来の移動棚の斜視図。
符号の説明
2:棚、3:レール、4:サドル、5:床パネル、6:スロープパネル、7:ナット、8:ボルト、10:スペース、11:スプロケット、12:ギヤ、13:チェーン、14:車輪側歯車、15:モータ側歯車、16:減速機、17:モータ、21:正面パネル、22:取っ手、23:支柱、23a:係止孔、24:梁、24a:爪、25:ハンドル、26:スイッチ、29:棚固定具、29a:ボルト、30:空洞部、30a:角パイプ部、31,32:溝、31a,32a:側片、31b:屈曲部、32b:上端部、39:ストッパ、40:隙間、41:サドル本体、42:車輪、43:シャフト連結具、44:取付具、45:圧迫具、46:転倒防止具、47:サドル連結具、48:軸、49:軸受部、51,73,74:折り曲げ部、61:係止部、71,72:ボルト孔、81:係止孔、82:爪、83:切り欠き、84:ボルト。

Claims (5)

  1. 車輪を備えたサドルの上方に棚が立設され、床面に敷設したレール上を前記車輪が転動することにより前記棚が前記レールに沿って可動となる移動棚のサドル構造において、
    前記サドルは、
    前記棚の全幅にわたって前記レールに沿って配置される断面がコ字状のサドル本体と、
    前記サドル本体の両端部に取り付けられる車輪と、
    前記サドル本体のコ字状断面の内幅よりも幅が狭いコ字状断面の圧迫具とからなり、
    前記圧迫具と前記車輪とを、前記サドル本体のコ字状断面の内側に配置し、前記サドル本体の外側から前記圧迫具にボルトを挿嵌して締め付けることにより、前記サドル本体の側面下部が内側に撓んで前記車輪の軸受部側面に圧着することを特徴とする移動棚のサドル構造。
  2. 前記車輪と前記圧迫具は、レールに沿った方向における位置がずれていることを特徴とする請求項1に記載の移動棚のサドル構造。
  3. 前記サドル本体の両側面に、下方が開口する切り欠きを形成し、該切り欠きに前記車輪の軸を嵌め込んだことを特徴とする請求項1に記載の移動棚のサドル構造。
  4. 前記サドル本体の下部に、前記レールの溝に遊嵌される折り曲げ部を有する転倒防止具が取り付けられ、前記棚が傾斜したときに、前記折り曲げ部が前記溝の側片に掛止されて、前記棚の転倒を防止することを特徴とする請求項1に記載の移動棚のサドル構造。
  5. 前記圧迫具は、その両側面の下端部に、外側に折り曲げられた係止部を有し、両方の係止部に前記転倒防止具を固定したことを特徴とする請求項4に記載の移動棚のサドル構造。
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