JP4563345B2 - コーナ緩衝材および梱包装置 - Google Patents

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Description

本発明は、板状の被梱包物を複数枚重ねて梱包するために用いられるコーナ緩衝材および梱包装置に関する。
一般に、太陽電池パネルなどの板状の被梱包物は、製造後、段ボール製の梱包装置で梱包され、輸送されている。例えば、特許文献1は、太陽電池パネルを2枚重ねにして梱包する梱包装置1を開示する(本明細書に添付の図17参照)。太陽電池パネルは、相対的に大面積の1対の矩形平面と、周囲の側面とを有する板状体である。この太陽電池パネルは、1つの平面と2つの側面とによって形成される角部を有する。1つの角部は、2つの側面によって形成される厚み方向の稜線部と、1つの平面と2つの側面のうちの一方とによって形成される稜線部と、1つの平面と2つの側面のうちの他方とによって形成される稜線部との3つの稜線部を有する。特許文献1の開示によれば、梱包装置1は、段ボール製シート材を折曲げて、その断面形状が略E字状となるように形成されており、溝2内に各太陽電池パネルの長手方向に沿った側面を嵌まり込ませ、各太陽電池パネル間に、中敷き3を挿入させるようにして用いられる。
しかしながら、特許文献1の梱包装置1は、いわゆる「はだか梱包」と呼ばれる簡易な梱包であって、単一の壁構造から形成されているため、強度が小さい。このため、2枚1組みの梱包済み太陽電池パネルを、数組段積みした場合、鉛直方向の太陽電池パネル荷重による外力によって梱包装置1が変形し、その結果、荷崩れが起きるという、問題がある。また、梱包済み太陽電池パネルの輸送の間、その梱包済み太陽電池パネルの落下による太陽電池パネルの損傷、特に太陽電池パネルにおける角部の損傷の問題があったのである。
他方、強度を向上させた緩衝材として、電子レンジなど、直方体状の電化製品を梱包するためのコーナ緩衝材が知られている(特許文献2参照)。本明細書に添付の図18に示すように、このコーナ緩衝材5は、筒状の上段片6および下段片7によって階段状に形成され、上段片6および下段片7によって形成される凹所に、被梱包物である電化製品の角部を嵌まり込ませるようにして用いられる。
しかしながら、このような階段状のコーナ緩衝材5は、板状の被梱包物である太陽電池パネルの角部を保護した場合、角部における2つの側面によって形成される稜線部だけでなく、角部における3つの稜線部全てを横断するように太陽電池パネルを覆うので、太陽電池パネルの1つの角部しか保護することができず、1つの太陽電池パネルにおける8つの角部を保護するには、8つのコーナ緩衝材が必要であって不経済かつ非効率な構造であるという、問題がある。更に、かかる階段状のコーナ緩衝材5の構造では、複数の板状の被梱包物を保護するのに不適当である。
特開2001−348056号公報 特開平7−149372号公報
本発明の課題は、板状の被梱包物を、複数枚重ねて梱包して経済的かつ効率的に被梱包物の角部を保護でき、かつ鉛直方向の外力に対する耐性を示して段積みの間の荷崩れを防止し得るようなコーナ緩衝材を提供することである。
本発明は、一対の平面と周囲の側面とを有する板状の被梱包物を複数枚重ねて梱包するために用いられ、前記各被梱包物の1つの平面と2つの側面とによって形成される角部を保護するコーナ緩衝材であって、
第1外枠部と、前記第1外枠部に屈曲して連なる第2外枠部とを有し、前記第1および第2外枠部が、長手方向の軸線に垂直な断面の形状が矩形である筒状に形成される外枠と、
前記第1外枠部及び前記第2外枠部の内部に挿入されていて前記第1および第2外枠部の一側壁部から前記一側壁部に垂直に突出し、前記第1および第2外枠部の軸線に平行な板状であり、前記各被梱包物間に挿入される中敷きとを備え、
前記中敷き、前記第1外枠部及び前記第2外枠部は、一枚のシート材を折曲げ加工することで設けられたものであり、
前記外枠は、前記第1および第2外枠部の一側壁部が前記各被梱包物の角部における2つの側面によって形成される稜線部を横断するように、被梱包物を覆うことを特徴とするコーナ緩衝材である。
好ましくは、前記被梱包物は、一対の矩形平面と、周囲の4つの側面とを有する板状体であり、
前記第1外枠部は、長手方向の軸線が前記中敷きの厚み方向に垂直な第1方向に平行であり、前記第2外枠部は、前記第1外枠部に垂直に屈曲して連なり、
前記第1および第2外枠部は、前記中敷きの厚み方向に平行な2つの側壁部と、前記中敷きの厚み方向に垂直な2つの板部とをそれぞれ有し、各側壁部が各板部によって連結されて、前記軸線に垂直な断面の形状が矩形である筒状にそれぞれ形成され、
前記一側壁部は、第1および第2外枠部の前記2つの側壁部のうちの一方であることを特徴とする。
また好ましくは、前記中敷きは、前記第1外枠部の前記一側壁部に連なる第1中敷き部と、前記第2外枠部の前記一側壁部に連なる第2中敷き部とを有し、前記第1および第2中敷部は、互いに係合される係合部をそれぞれ有することを特徴とする。
また好ましくは、前記第1外枠部及び前記第2外枠部の内部には、それぞれ、前記中敷きの前記第1外枠部及び前記第2外枠部の内部に挿入された部分を挟み込んで支持する2つの裏当て片が設けられていることを特徴とする。
また好ましくは、前記外枠に装着され、外力に対する強度を向上するための補強体を備え、前記補強体は、前記第1および第2外枠部が連なる屈曲部に設けられる角部補強体を有し、前記角部補強体は、第1外枠部に挿入される第1角部補強体部と、前記第1角部補強体部に連なり、第2外枠部に挿入される第2角部補強体部とを有し、前記第1角部補強体部は、前記第1外枠部の軸線および前記中敷きの厚み方向に平行な複数の第1角部補強壁と、この第1角部補強壁に連なり、前記中敷きの厚み方向に垂直な複数の第1補強板とを有し、前記第2角部補強体部は、前記第2外枠部の軸線および前記中敷きの厚み方向に平行な複数の第2角部補強壁と、この第2角部補強壁に連なり、前記中敷きの厚み方向に垂直な複数の第2補強板とを有することを特徴とする。
また好ましくは、前記外枠に装着され、外力に対する強度を向上するための補強体を備え、前記補強体は、前記第1および第2外枠部が連なる屈曲部を避けて、前記第1外枠部に装着される第1外枠補強体と、前記第1および第2外枠部が連なる屈曲部を避けて、前記第2外枠部に装着される第2外枠補強体とを有し、前記第1外枠補強体は、前記第1外枠部の軸線および前記中敷きの厚み方向に平行な第1基壁と、この第1基壁に連なり、前記第1外枠部の軸線に垂直な複数の第1外枠補強壁とを有し、前記第2外枠補強体は、前記第2外枠部の軸線および前記中敷きの厚み方向に平行な第2基壁と、この第2基壁に連なり、前記第2外枠部の軸線に垂直な複数の第2外枠補強壁とを有することを特徴とする。
また好ましくは、前記第1外枠部及び前記第2外枠部は、前記中敷きの厚み方向に垂直な2つの板部同士が互いに平行となるように設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、板状の被梱包物を複数枚重ね、各被梱包物間に中敷きを挿入させ、外枠の第1および第2外枠部の一側壁部が、各被梱包物の角部における2つの側面によって形成される稜線部を横断するように、外枠で被梱包物を覆って被梱包物の角部を保護することができる。被梱包物の1つの角部における2つの側面によって形成される稜線部は、前記1つの角部とは異なるもう1つの角部における2つの側面によって形成される稜線部に連なっている。さらに外枠は、第1および第2外枠部の一側面部が、角部における3つの稜線部全てを横断するのではなく、角部における2つの側面によって形成される稜線部を横断するように、被梱包部を覆うので、1つのコーナ緩衝材によって、被梱包物の2つの角部を保護することができる。このように板状の被梱包物を、複数枚重ねて梱包し、経済的かつ効率的に被梱包物の角部を保護することができる。さらに外枠が、矩形の断面形状を有する筒状に形成されるので、コーナ緩衝材は、単一の壁構造に比べて大きな強度を有している。したがって複数枚1組みの梱包済み被梱包物を、数組段積みしても、コーナ緩衝材は、鉛直方向の被梱包物荷重による外力に対する耐性を示して変形が防がれ、荷崩れを防止することができる。
[第1実施形態]
[全体概略構成]
図1は、本発明の第1実施形態のコーナ緩衝材10を内方側から見た斜視図である。コーナ緩衝材10から被梱包物に近づく方向が内方であり、コーナ緩衝材10から被梱包物と反対側に向かう方向が外方である。また中敷き15の厚み方向zに垂直な一方向が第1方向xであり、中敷き15の厚み方向zに垂直でありかつ第1方向xに垂直である方向が第2方向yである。以下、「中敷き15の厚み方向」を「中敷き厚み方向」という。被梱包物については、後述する。
コーナ緩衝材10は、板状の被梱包物を複数枚重ねて梱包するために用いられ、各被梱包物の角部を保護する緩衝材である。第1実施形態では、コーナ緩衝材10は、被梱包物を2枚重ねにして梱包するために用いられる。コーナ緩衝材10は、外枠14と中敷き15とを備える。
外枠14は、第1外枠部25と、前記第1外枠部25に屈曲して連なる第2外枠部26とを有する。第1実施形態では、第2外枠部26は、第1外枠部25に垂直に屈曲し、外枠14は、内方側が凹となり、外方側が凸となる。
第1外枠部25は、この第1外枠部25の長手方向の軸線L1に垂直な断面の形状が矩形である筒状に形成される。第2外枠部26は、この第2外枠部26の長手方向の軸線L2に垂直な断面の形状が矩形である筒状に形成される。第1外枠部25の軸線L1は、第1方向xに平行であり、第2外枠部26の軸線L2は、第2方向yに平行であり、第1および第2外枠部25,26は、軸線方向一端部同士が互いに連なっている。
これら第1および第2外枠部25,26を有する外枠14は、第1および第2外枠部25,26の一側壁部101が各被梱包物の角部における2つの側面によって形成される稜線部を横断するように、被梱包物を覆う構成である。各一側壁部101は、第1および第2外枠部25,26における内方側の側壁部である。
中敷き15は、第1および第2外枠部25,26の一側壁部101から一側壁部101に垂直に突出し、第1および第2外枠部25,26の軸線L1,L2に平行な板状である。中敷き15は、外枠14から内方側に突出し、外枠14によって、重ねられた複数枚の被梱包物を覆うとき、各被梱包物間に挿入される。第1実施形態では、中敷き15は、1枚であり、第1および第2外枠部25,26の一側壁部101における中敷き厚み方向zの中央位置から突出している。
[外枠]
図2は、図1の切断面線S2−S2から見た断面図である。第1および第2外枠部25,26は、基本的に同一の構成を有しており、代表して第1外枠部25について詳細に説明し、第2外枠部26における第1外枠部25と同一構成部に同一の符号を付し、第2外枠部26については詳細な説明は省略して第1外枠部26と異なる構成についてだけ説明する。
[第1外枠部]
図2は、第1外枠部25の軸線L1に垂直な断面を示している。図2において、左方側がコーナ緩衝材10における内方側であり、右方側がコーナ緩衝材10における外方側である。図2に示すように、第1外枠部25は、中敷き厚み方向zに平行な2つの側壁部101,55と、中敷き厚み方向zに垂直な2つの板部56,59とを有し、各側壁部101が各板部56,59によって連結され、第1外枠部25の軸線L1に垂直な断面の形状が矩形である筒状に形成される。各側壁部101,55および各板部56,59は、第1外枠部25の軸線L1に平行であり、第1外枠部25の軸線L1に平行な第1方向xに長く延びている。
各側壁部101,55は、互いに第2方向yに間隔をあけて平行に設けられ、各側壁部101,55のうちの一方である一側壁部101が内方側に設けられ、他方である他側壁部55が外方側に設けられる。一側壁部101は、2つの側壁部分57,60を備え、各側壁部分57,60は、面一になるように中敷き厚み方向zに並べて設けられる。各板部56,59は、互いに中敷き厚み方向zに間隔をあけて平行に設けられる。
他側壁部55における第1方向xに平行な2つの端部のうちの一方の端部(図2における上方側の端部)に、一方の板部56における外方側の端部が連なっている。一方の板部56は、他側壁部55に対して垂直に内方側へ屈曲している。また他側壁部55における第1方向xに平行な2つの端部のうちの他方の端部(図2における下方側の端部)に、他方の板部59における外方側の端部が連なっている。他方の板部59は、他側壁部55に対して垂直に内方側へ屈曲している。
一側壁部101の一方の側壁部分57は、第1方向xに平行な2つの端部のうちの一方の端部(図2における上方側の端部)が、一方の板部56における内方側の端部に連なっている。一方の側壁部分57は、一方の板部56に対して垂直に他方の板部59側へ屈曲している。一側壁部101の他方の側壁部分60は、第1方向xに平行な2つの端部のうちの一方の端部(図2における下方側の端部)が、他方の板部59における内方側の端部に連なっている。他方の側壁部分60は、他方の板部59に対して垂直に他方の板部59側へ屈曲している。このように各側壁部101,55および各板部56,59が互いに屈曲して連なり、断面形状が矩形の筒状の第1外枠部25形成される。
また第1外枠部25は、2つの裏当て片58,61を有している。各裏当て片58,61は、中敷き15を挟み込んで支持するための構成部である。各裏当て片58,61は、各板部56,59間に、各板部56,59に平行に設けられている。
一方の裏当て片58は、外方側の端部が、一方の側壁部分57における一方の板部56に連なる端部と反対側の端部(図2における下方側の端部)に連なっている。一方の裏当て片58は、一方の側壁部分57に対して垂直に外方側へ屈曲し、一方の側壁部分57に連なる端部と反対側の端部が、他側壁部55に当接している。他方の裏当て片61は、外方側の端部が、他方の側壁部分60における他方の板部59に連なる端部と反対側の端部(図2における上方側の端部)に連なっている。他方の裏当て片61は、他方の側壁部分60に対して垂直に外方側へ屈曲し、他方の側壁部分60に連なる端部と反対側の端部が、他側壁部55に当接している。
また第1外枠部25は、軸線方向他端部に、端壁部63および挿入折曲げ片32を有している。図2では、端壁部63の理解を助けるために、後述の図4に示す折曲げ片64,65を取り除いた状態で示している。端壁部63は、第1外枠部25の軸線L1に垂直に設けられ、第1外枠部25の軸線方向他端部(図2の紙面に対して奥行き側の端部)を塞ぐ。この端壁部63は、外方側の端部が、他側壁部55における第1外枠部25の軸線方向他端部に配置される端部に連なり、端壁部63は、他側壁部55に対して垂直に内方側へ屈曲している。他端部55における端壁部63に連なる端部は、中敷厚み方向zに平行な端部である。
挿入折曲げ片32は、各側壁部101,55および各板部56,59によって形成される筒内に挿入され、一側壁部101に平行に設けられ、一側壁部101に当接されている。この挿入折曲げ片32は、基端部が、端壁部63の内方側の端部に連なり、端壁部63に対して垂直に第1外枠部25の軸線方向一端部側へ屈曲している。この挿入折曲げ片32を第1外枠部25の筒内に挿入することによって、第1外枠部25を、筒状に保持することができる。
[第2外枠部]
第2外枠部26の断面の図示は省略するが、第2外枠部26は、図2に示す第1外枠部25と同様に、各側壁部101,55、各板部56,59、各裏当て片58,61、端壁部63および挿入折曲げ片32を有している。第1外枠部25との差異点として、第2外枠部26では、各側壁部101,55および各板部56,59は、第2外枠部26の軸線L2に平行であり、第2外枠部26の軸線L2に平行な第2方向yに長く延びている。また第2外枠部26では、端壁部63は、第2外枠部26の軸線L2に垂直に設けられ、第2外枠部26の軸線方向他端部を塞ぐ構成である。
[第1および第2外枠部の連結構造]
図3は、第1および第2外枠部25,26が屈曲される前の状態のコーナ緩衝材10を示す斜視図である。第1外枠部25の他側壁部55における第1外枠部25の軸線方向一端部に配置される端部と、第2外枠部26の他側壁部55における第2外枠部26の軸線方向一端部に配置される端部とは、互いに連なっている。互いに連なる各他側壁部55の端部は、中敷き厚み方向zに平行な端部であり、第1および第2外枠部25,26は、各他側壁部55同士が連なる連結部27で、互いに連なっている。第1および第2外枠部25,26は連結部27に沿って垂直に屈曲されている。
第1および第2外枠部25,26が屈曲された状態で、各一側壁部101同士が互いに垂直に配置された状態で当接し、各一方の板部56同士が面一に配置されて当接し、各他方の板部59同士が面一に配置されて当接する。このようにして外枠14は、垂直に屈曲した筒状に形成される。
[中敷き]
図1および図3に示すように、中敷き15は、第1外枠部25に連なる第1中敷き部28と、第2外枠部26に連なる第2中敷き部29とを有する。第1および第2中敷き部28,29は、基本的に同一の構成を有しており、代表して第1中敷き部28について詳細に説明し、第2中敷き部29における第1中敷き部28と同一構成部に同一の符号を付し、第2中敷き部29については、詳細な説明は省略して第1中敷き部28と異なる構成についてだけ説明する。
[第1中敷き部]
図2に示すように、第1中敷き部28は、一側壁部101の各側壁部分57,60間に挟まれ、外方側の端部およびその付近が、第1外枠部25における各側壁部101,55および各板部56,59によって形成される筒の内部に挿入されている。第1中敷き部28の外方側の端部は、各裏当て片58,61のいずれか、第1実施形態では、他方の裏当て片61の外方側の端部に連なっている。第1中敷き部28は、第1外枠部25の筒の内部に挿入される外方側の端部およびその付近が、他方の裏当て片61に折重なって各裏当て片58,61に挟まれるように、他方の裏当て片61に対して折曲げ反転され、各側壁部分57,60間を通過して、一側壁部101から突出している。この第1中敷き部28は、外方側の端部およびその付近において、中敷き厚み方向z両側から各裏当て片58,61が当接され、これら各裏当て片58,61によって挟持されている。
[第1中敷き部の支持構造]
図6は、後述する第2実施形態を説明するための図ではあるが、外枠14および中敷き15は、第1および第2実施形態で同一の構成であるので、図6を参照して、第1中敷き部28の支持構造を説明する。第1外枠部25には、第1外枠部25の軸線方向略中央部に、他側壁部55に連なって、両開き扉状に、一対の内折れ片67,68が設けられる。他側壁部55には、他側壁部55の厚み方向に見た形状が矩形状の開口135が形成され、他側壁部55の開口135における中敷き厚み方向zに平行な2つの端部に、各内折れ片67,68の外方側の端部がそれぞれ連なっている。各内折れ片67,68は、他側壁部55に対して垂直に内方側へ屈曲し、第1外枠部25の軸線L1に垂直に設けられる。内折れ片67,68は、中敷き厚み方向z両端部が、各板部56,59に当接している。
各内折れ片67,68の内方側の端部には、切欠き溝130が形成されている。各裏当て片58,61および第1中敷き部28には、各内折れ片67,68に対応する位置に、切欠き溝131が形成されている。各内折れ片67,68の切欠き溝13に、各裏当て片58,61および第1中敷き部28が嵌まり込むとともに、各裏当て片58,61および第1中敷き部28の切欠き溝131に、各内折れ片67,68が嵌まり込んいる。このようにして各内折れ片67,68によって、各裏当て片58,61および第1中敷き部28が中敷き厚み方向z両側から支持されている。
[第2中敷き部]
第2中敷き部29の断面の図示は省略するが、第2中敷き部29は、図2に示す第1中敷き部28と同様に、第2外枠部26の各裏当て片58,61のいずれか、第1実施形態では、他方の裏当て片61の外方側の端部に連なり、第2外枠部26の各裏当て片58,61によって挟持され、第2外枠部26の一側壁部101から突出している。第2中敷き部29は、第1外枠部25と同様に第2外枠部26によって形成される各内折れ片によって、支持されている。
[第1および第2中敷き部の係合構造]
図3を参照して、第1および第2中敷部28,29は、互いに係合される係合部45,46をそれぞれ有する。各係合部45,46は、第1および第2中敷部28,29の互いに近接する側の端部に形成されている。各係合部45,46は、いずれか一方が凸形状に形成され、いずれか他方が凹形状に形成される。第1実施形態では、第1中敷き28の係合部45が凸形状に形成され、第2中敷き29の係合部46が凹形状に形成されている。
各係合部45,46は、図3に示すように、第1および第2外枠部25,26が屈曲される前の状態では、互いに離間して係合していないが、図1に示すように、第1および第2外枠部25,26が互いに垂直に屈曲される状態で、凸形状の係合部45が、凹形状の係合部46に嵌まり込み、互いに係合される。各係合部45,46を係合させることによって、第1および第2外枠部25,26が屈曲状態に保持される。
[ねじれ防止構造]
図3に示すように、コーナ緩衝材10は、第1外枠部25および第1中敷き部28によって構成される第1構成部43と、第2外枠部26および第2中敷き部29によって構成される第2構成部44とが、第1および第2外枠部25,26の他側壁部55同士が連結される連結部27だけで連結される構成である。このように連結部27だけで連結されている第1および第2構成部43,44に、第1および第2中敷き部28,29が厚み方向に位置ずれするようなねじりを生じてしまうことを防ぐために、第1および第2構成部43,44のいずれか一方に、中敷き厚み方向zに間隔をあけて一対のガイド片48,49が設けられ、第1および第2構成部43,44のいずれか他方に、各ガイド片48,49間に挿入される挿入片47が設けられる。
各ガイド片48,49は、たとえば第1外枠部25の軸線方向一端部に設けられる。一方の側壁部分57および一方の裏当て片58には、第2外枠部25側へ突出して、断面L字状の一方のガイド片48が設けられ、他方の側壁部分60および他方の裏当て片61に、第2外枠部25側へ突出して、断面L字状の他方のガイド片49が設けられる。挿入片47は、たとえば第2中敷き部29の第1中敷き部28に近接する側の端部における外方側の端部側の部分に、第1外枠部25側へ突出して設けられる。
図3に示すように、第1および第2外枠部25,26が屈曲される前の状態では、挿入片47は、各ガイド片48,49間の隙間から脱出しているが、第1および第2外枠部25,26が互いに垂直に屈曲される状態で、挿入片47は、各ガイド片48,49間に挿入されるように構成されている。挿入片47を、各ガイド片48,49間に挿入させることによって、第1および第2構成部43,44に、前述のねじれが生じることを防ぐことができる。
[外枠および中敷きのシート材]
[シート材概略]
図4は、外枠14および中敷き15を形成する段ボール製シート材16を、組立前の展開状態で示す展開図である。図4は、シート材16を裏面側から見て示しており、裏面は組立てた状態で第1および第2外枠部25,26の筒の内表面となる面である。図4において、破線は、谷折りされる位置を示し、一点鎖線は、山折りされる位置を示す。また図4において、一部の領域50に、中芯延在方向TDおよび流れ方向MDを示す。中芯延在方向TDは、中芯の凹凸が延びる方向であり、流れ方向MDは、中芯延在方向TDに垂直な方向である。理解を容易にするために、図4において上方となる中芯延在方向TD一方を上方といい、図4において下方となる中芯延在方向TD他方を下方といい、図4において左方となる流れ方向MD一方を左方といい、図4において右方となる流れ方向MD他方を右方という。
左方側の部分が第1構成部43であり、右方側の部分が第2構成部44である。第1および第2構成部43,44は、図4において左右方向となる流れ方向MDに長く延びる他側壁部55がそれぞれ設けられている。第1構成部43の他側壁部55の右方側に連なって第2構成部44の他側壁部55が設けられている。各他側壁部55が連なる連結部27は、中芯延在方向TDに平行である。
[第1構成部]
図4に示すように、第1構成部43において、他側壁部55の上方側に連なって一方の板部56が設けられ、一方の板部56の上方側に連なって一方の側壁部分57が設けられ、一方の側壁部分57の上方側に連なって一方の裏当て片58が設けられる。また他側壁部55の下方側に連なって、他方の板部59が設けられ、他方の板部59の下方側に連なって他方の側壁部分60が設けられ、他方の側壁部分60の下方側に連なって他方の裏当て片61が設けられ、他方の裏当て片61の下方側に連なって第1中敷き部28が設けられる。一方の板部56、一方の側壁部分57、一方の裏当て片58、他方の板部59、他方の側壁部分60、他方の裏当て片61および第1中敷き部28は、他側壁部55と同様に、流れ方向MDに長く延びている。
また他側壁部55の左方側に連なって端壁部63が設けられ、端壁部63の左方側に連なって挿入折曲げ片32が設けられる。さらに一方の板部56の左方側に連なって折曲げ片64が設けられるとともに、他方の板部59の左方側に連なって折曲げ片65が設けられている。各折曲げ片64,65と各板部56,59との間には、第1外枠部25はy方向の衝撃力に対して、また第2外枠部26はx方向の衝撃等の外力に対して、緩衝効果を付与するために透孔140,141がそれぞれ形成される。第1中敷き部28の右方側の端部には、凸形状の係合部45が形成されている。また一方の側壁部分57および一方の裏当て片58から、右方側へ突出して、一方のガイド片48が形成され、他方の側壁部分60および他方の裏当て片61から、右方側へ突出して、他方のガイド片49が形成される。
また他側壁部55における流れ方向MDの中央部に、両開き扉状に、一対の内折れ片67,68が設けられる。各内折れ片67,68は、流れ方向MDに並んで設けられ、互いに離反する側の端部において、他側壁部55に連なっている。第1構成部43では、第1中敷き部28を除く部分によって第1外枠部25が形成される。
[第2構成部]
図4に示すように、第2構成部44は、第1構成部43と、中芯延在方向TDに平行な連結部27を通る対称線に関して大略的に対称となる構成を有しており、非対称の構成についてだけ説明する。第2構成部44では、第1中敷き部28に代えて、第2中敷き部29が設けられる。第2中敷き部29には、凸形状の係合部45に代えて、凹形状の係合部46が形成されている。また第2中敷き部29には、左方側の端部に挿入片47が形成されている。また第2構成部44には、各ガイド片48,49は、形成されておらず、これに代えて、一方の側壁部分57に左方へ突出する折曲げ片75が形成され、他方の側壁部分60に左方へ突出する折曲げ片76が形成されている。この第2構成部44では、第1中敷き部28を除く部分によって、第2外枠部26が構成される。
これらの折曲げ片75,76の各端面75a,76aおよび前述の各ガイド片48,49の各端面48a,49aは、第1および第2外枠部25,26を直角に折り曲げた状態では、第2外枠部26の他側壁部55に当接して支持され、第2外枠部26の厚み方向、すなわちx方向の圧縮強度が向上される。
[コーナ緩衝材の組立]
[第1構成部の組立]
コーナ緩衝材10は、図4に示すシート材16を、折曲げ加工して組立てられる。第1構成部43では、他側壁部55に対して各内折れ片67,68を、中芯延在方向TDに平行な折曲げ位置で垂直に折曲げる。各内折れ片67,68は、シート材16の裏面が凹となるように折り曲げる。このように各内折れ片67,68を折り曲げた状態で、他側壁部55に対して一方の板部56を、流れ方向MDに平行な折曲げ位置で垂直に折曲げ、一方の板部56に対して一方の側壁部分57を、流れ方向MDに平行な折曲げ位置で垂直に折曲げ、一方の側壁部分57に対して一方の裏当て片58を、流れ方向MDに平行な折曲げ位置で垂直に折曲げる。一方の板部56に対して一方の側壁部分57を折曲げるとき、その折曲げ位置を延長させた位置で、一方のガイド片48を屈曲させる。一方の板部56、一方の側壁部分57および一方の裏当て片58は、シート材16の裏面が凹となる状態で巻込むように折曲げる。
また他方の裏当て片61に対して第1中敷き部28を、流れ方向MDに平行な折曲げ位置で折返して反転させておく。第1中敷き部28は、シート材16の裏面が凸となる状態で折返す。第1中敷き部28を折返しておいて、他側壁部55に対して他方の板部59を、流れ方向MDに平行な折曲げ位置で垂直に折曲げ、他方の板部59に対して他方の側壁部分60を、流れ方向MDに平行な折曲げ位置で垂直に折曲げ、他方の側壁部分60に対して他方の裏当て片61を、流れ方向MDに平行な折曲げ位置で垂直に折曲げる。他方の板部59に対して他方の側壁部分60を折曲げるとき、その折曲げ位置を延長させた位置で、他方のガイド片49を屈曲させる。他方の板部59、他方の側壁部分60および他方の裏当て片61は、シート材16の裏面が凹となる状態で巻込むように折曲げる。
このように一方の板部56、一方の側壁部分57および一方の裏当て片58を折曲げるとともに、第1中敷き部28を折返した状態で、他方の板部59、他方の側壁部分60および他方の裏当て片61を折曲げ、各内折れ片67,68の切欠き溝130に各裏当て片58,61および第1中敷き部28を嵌まり込ませ、各裏当て片58,61および第1中敷き部28の切欠き溝131に、各内折れ片67,68を嵌まり込ませる。このようにして第1中敷き部28を一側側部101から突出させた状態で、外枠部25を図2に示すように断面形状が矩形となる筒状にする。この状態で、一方の板部56に対して折曲げ片64を、中芯延在方向TDに平行な折曲げ位置で垂直に折曲げるとともに、他方の板部59に対して折曲げ片64を、中芯延在方向TDに平行な折曲げ位置で垂直に折曲げる。各折曲げ片63,64は、シート材16の裏面が凹となる状態で第1外枠部25の筒を塞ぐように折曲げる。
さらに他側壁部55に対して端壁部63を、中芯延在方向TDに平行な折曲げ位置で垂直に折曲げるとともに、端壁部63に対して挿入折曲げ片32を、中芯延在方向TDに平行な折曲げ位置で垂直に折曲げる。端壁部63および折曲げ挿入片32は、シート材16の裏面が凹となる状態で折曲げ、端壁部63によって各折曲げ片63,64覆うようにして第1外枠部25の筒を塞ぎ、折曲げ挿入片32を第1外枠部25の筒内に挿入する。このように折曲げ挿入片32を第1外枠部25の筒内に挿入するにあたって、折曲げ挿入片32に切欠き溝73が形成され、各裏当て片58,61および第1中敷き部28に切欠き溝129が形成されているので、互いの干渉を避けることができる。このようにして、第1構成部43を組立てる。
[第2構成部の組立]
第2構成部44は、第1構成部43とほぼ同様に折曲げて組立てられる。第2構成部44においては、第1中敷き部28に代えて第2中敷き部29を有しているので、第2中敷き部29を他方の裏当て片61に対して同様に折返した状態で、他方の板部59、他方の側壁部分60および他方の裏当て片61を折曲げる。また第2構成部44の組立においては、各ガイド片48,49が存在しないので、この折曲げが不要である。また第2構成部44では、各板部57,60に連なる折曲げ片75,76を有しており、これら折曲げ片75,76を、各板部57,60に対して、中芯延在方向TDに平行な折曲げ位置で垂直に折曲げる。各折曲げ片75,76は、シート材16の裏面が凹となる状態で折曲げる。その他は、第1構成部43の組立と同様である。
[第1および第2構成部の折曲げ]
第1および第2構成部43,44が組立てられた状態で、コーナ緩衝材10は、図3に示すような状態となる。この状態から、第1構成部43の他側壁部55に対して第2構成部44の他側壁部55を、連結部27に存在する中芯延在方向TDに平行な折曲げ位置で垂直に折曲げる。各他側壁部55は、シート材16の裏面が凹となるように折曲げる。このようにして第1および第2構成部43,44を折曲げ、第1外枠部25に対して第2外枠部26を垂直に屈曲させて設ける。この状態で第1および第2中敷き部28,29の各係合部45,46を互いに係合させ、図1に示すようなコーナ緩衝材10が完成する。このようにして、コーナ緩衝材10は、1枚の段ボール製シート材16によって組立てられる。
このようなコーナ緩衝材10は、外枠14が筒状に形成されており、単一壁構造に比べて高い強度を有している。コーナ緩衝材10による被梱包物の梱包形態は、後で述べるが、コーナ緩衝材10を用いて梱包した梱包済み被梱包物は、中敷き厚み方向zが鉛直方向と平行になる状態で、段積みされて保管されるが、荷崩れしないように保管可能である。またこの状態で、素材で段ボール製シート材16の中芯延在方向TDが鉛直方向と平行となるので、高い強度が得られる。
[第2実施形態]
[全体概略構成]
図5は、本発明の第2実施形態のコーナ緩衝材10Aを外方側から見た斜視図である。図6は、第2実施形態のコーナ緩衝材10Aを組立途中の状態で示す斜視図である。第2実施形態のコーナ緩衝材10Aにおいて、第1実施形態のコーナ緩衝材10と対応する部分には、同一の符号を付し、異なる構成についてだけ説明する。この第2実施形態のコーナ緩衝材10Aは、第1実施形態のコーナ緩衝材10と同様に板状の被梱包物を梱包するために用いられる。第2実施形態のコーナ緩衝材10Aは、外枠14および中敷き15に加えて、外枠14に装着され、外力に対する強度を向上するための補強体を備える。補強体は、角部補強体17と、第1および第2外枠補強体18a,18bとを有している。
図6に示すように、角部補強体17は、外枠14における第1および第2外枠部25,26が連なる屈曲部に設けられる。角部補強体17は、外枠14内に挿入されて設けられる。
図5および図6に示すように、第1外枠補強体18aは、第1および第2外枠部25,26が連なる屈曲部を避けて、第1外枠部25に装着される。第1外枠補強体18aは、第1外枠部25の軸線方向両端部を避けて中間部に、外方側から装着される。また第2外枠補強体18bは、第1および第2外枠部25,26が連なる屈曲部を避けて、第2外枠部26に装着される。第2外枠補強体18bは、第2外枠部26の軸線方向両端部を避けて中間部に、外方側から装着される。
第2実施形態では、角部補強体17と、各外枠補強体18との両方が設けられるが、本発明の他の実施形態として、角部補強体17だけが設けられる構成でもよいし、各外枠補強体18だけが設けられる構成でもよい。
[角部補強体]
[全体概略構造]
図7は、角部補強体17を屈曲させる前の状態で示す斜視図である。角部補強体17は、第1外枠部25に挿入される第1角部補強体部103と、第1角部補強体部103に連なり、第2外枠部26に挿入される第2角部補強体部104とを有する。
[第1角部補強体部]
図8は、図5の切断面線S8−S8から見た断面図である。図8において左方側がコーナ緩衝材10Aにおける内方側であり、右方側がコーナ緩衝材10Aにおける外方側である。図7および図8を参照して、第1角部補強体部103は、第1外枠部25の軸線L1および中敷き厚み方向zに平行な複数の第1角部補強壁82,83と、第1角部補強壁82,83に連なり、中敷き厚み方向zに垂直な複数の第1補強板85〜88とを有する。第2実施形態では、第1角部補強体部103は、2つの第1角部補強壁82,83と、4つの第1補強板85〜88を有する。
各第1角部補強壁82,83は、第1外枠部25の各側壁部101,55に平行に設けられる。一方の第1角部補強壁82は、第1外枠部25の他側壁部55に当接して他側壁部55に沿って設けられる。他方の第1角部補強壁83は、一方の第1角部補強壁82に対して内方側に間隔をあけて平行に設けられる。各第1角部補強壁82,83は、図8において紙面の奥行き側となる第1外枠部25の軸線方向他端部側に配置される端部同士が、複数、たとえば2つの連結片84によって連結され、各連結片84を介して連なっている。また各第1角部補強壁82,83は、第1外枠部25の軸線方向他端部側に配置される部分に、切欠き溝105がそれぞれ形成されており、この切欠き溝105に、第1外枠部25の各裏当て片58,61および第1中敷き部28を嵌まり込ませている。
各第1補強板85〜88は、2つずつ2組に分けられる。一方の組の2つの第1補強板85,86は、第1外枠部25の一方の板部56と平行であり、各第1角部補強壁82,83と、一方の板部56との間に挟まれて設けられる。一方の組の各第1補強板85,86は、内方側の端部同士が連なり、反転して折重ねられて互いに当接している。これら一方の組の各第1補強板85,86は、内方側の端部が第1外枠部25の一側壁部101に当接し、外方側の端部が第1外枠部25の他側壁部55に当接している。
本実施の形態の各ガイド片48,49および各折曲げ片75,76は、前述の実施の形態に比べて第2角部補強壁112,113の厚さT1だけ短く形成され、第1および第2外枠部25,26を直角に折り曲げた状態では、各端面48a,49a;75a,76aが第2角部補強壁82に当接して支持され、第2外枠部の厚み方向、すなわちx方向の圧縮強度が向上される。
また一方の組の各第1補強板85,86のうち、各第1角部補強壁82,83側の第1補強板85は、外方側の端部が、一方の第1角部補強壁82における一方の板部56側の端部(図8において上方側の端部)に、垂直に屈曲して連なる。またこれら一方の組の各第1補強板85,86のうち、各第1角部補強壁82,83側の第1補強板85は、他方の第1角部補強壁83における一方の板部56側の端部(図8において上方側の端部)に当接している。また一方の組の各第1補強板85,86のうち、一方の板部56側の第1補強板86は、一方の板部56に当接して一方の板部56に沿って設けられる。
他方の組の2つの第1補強板87,88は、第1外枠部25の他方の板部59と平行であり、各第1角部補強壁82,83と、他方の板部59との間に挟まれて設けられる。他方の組の各第1補強板87,88は、内方側の端部同士が連なり、反転して折重ねられて互いに当接している。これら他方の組の各第1補強板87,88は、内方側の端部が第1外枠部25の一側壁部101に当接し、外方側の端部が第1外枠部25の他側壁部55に当接している。
また他方の組の各第1補強板87,88のうち、各第1角部補強壁82,83側の第1補強板87は、外方側の端部が、一方の第1角部補強壁82における他方の板部59側の端部(図8において下方側の端部)に、垂直に屈曲して連なる。またこれら他方の組の各第1補強板87,88のうち、各第1角部補強壁82,83側の第1補強板87は、他方の第1角部補強壁83における他方の板部59側の端部(図8において下方側の端部)に当接している。また他方の組の各第1補強板87,88のうち、他方の板部59側の第1補強板88は、他方の板部59に当接して他方の板部59に沿って設けられる。
[第2角部補強体部]
図9は、図5の切断面線S9−S9から見た断面図である。図9において右方側がコーナ緩衝材10における内方側であり、左方側がコーナ緩衝材10における外方側である。図7および図9を参照して、第2角部補強体部104は、第2外枠部26の軸線L2および中敷き厚み方向zに平行な複数の第2角部補強壁112,113と、第2角部補強壁112,113に連なり、中敷き厚み方向zに垂直な複数の第2補強板115〜118とを有する。第2実施形態では、第2角部補強体部104は、2つの第2角部補強壁112,113と、4つの第2補強板115〜118を有する。
各第2角部補強壁112,113は、第2外枠部26の各側壁部101,55に平行に設けられる。一方の第2角部補強壁112は、第2外枠部26の他側壁部55に当接して他側壁部55に沿って設けられる。他方の第2角部補強壁113は、他方の第2角部補強壁112に対して内方側に間隔をあけて平行に設けられる。一方の第2角部補強壁112は、図9において紙面の手前側となる第2外枠部26の軸線方向一端部側に配置される端部が、第1角部補強体部103の一方の第1角部補強壁82における第2外枠部25の軸線方向一端部側の端部に連なっている。
また他方の第2角部補強壁113は、第2外枠部26の軸線方向一端部側に配置される端部が、第1角部補強体部103の一方の第1角部補強壁82における第2外枠部25の軸線方向一端部側の端部に連なっている。また各第2角部補強壁112,113は、第2外枠部26の軸線方向他端部側に配置される部分に、切欠き溝106がそれぞれ形成されており、この切欠き溝106に、第2外枠部26の各裏当て片58,61および第2中敷き部28を嵌まり込ませている。
各第2補強板115〜118は、2つずつ2組に分けられる。一方の組の2つの第2補強板115,116は、第2外枠部26の一方の板部56と平行であり、各第2角部補強壁112,113と、一方の板部56との間に挟まれて設けられる。一方の組の各第2補強板115,116は、内方側の端部同士が連なり、反転して折重ねられて互いに当接している。これら一方の組の各第2補強板115,116は、内方側の端部が第2外枠部26の一側壁部101に当接し、外方側の端部が第2外枠部26の他側壁部55に当接している。
また一方の組の各第2補強板115,116のうち、各第2角部補強壁112,113側の第2補強板115は、外方側の端部が、一方の第2角部補強壁112における一方の板部56側の端部(図9において上方側の端部)に、垂直に屈曲して連なる。またこれら一方の組の各第2補強板115,116のうち、各第2角部補強壁112,113側の第2補強板115は、他方の第2角部補強壁113における一方の板部56側の端部(図8において上方側の端部)に当接している。また一方の組の各第2補強板115,116のうち、一方の板部56側の第2補強板116は、一方の板部56に当接して一方の板部56に沿って設けられる。
他方の組の2つの第2補強板117,118は、第2外枠部26の他方の板部59と平行であり、各第2角部補強壁112,113と、他方の板部59との間に挟まれて設けられる。他方の組の各第2補強板117,118は、内方側の端部同士が連なり、反転して折重ねられて互いに当接している。これら他方の組の各第2補強板117,118は、内方側の端部が第2外枠部26の一側壁部101に当接し、外方側の端部が第2外枠部26の他側壁部55に当接している。
また他方の組の各第2補強板117,118のうち、各第2角部補強壁112,113側の第2補強板117は、外方側の端部が、一方の第2角部補強壁112における他方の板部59側の端部(図8において下方側の端部)に、垂直に屈曲して連なる。またこれら他方の組の各第2補強板117,118のうち、各第2角部補強壁112,113側の第2補強板117は、他方の第2角部補強壁113における他方の板部59側の端部(図8において下方側の端部)に当接している。また他方の組の各第2補強板117,118のうち、他方の板部59側の第2補強板118は、他方の板部59に当接して他方の板部59に沿って設けられる。
[角部補強体のシート材]
図10は、角部補強体17を形成する段ボール製シート材120を、組立前の展開状態で示す展開図である。図10は、シート材120を裏面側から見て示し、図10において、破線は、谷折りされる位置を示し、一点鎖線は、山折りされる位置を示す。理解を容易にするために、図10において上方となる流れ方向MD一方を上方といい、図10において下方となる流れ方向MD他方を下方といい、図10において左方となる中芯延在方向TD一方を左方といい、図10において右方となる中芯延在方向TD他方を右方という。
角部補強体17の第1角部補強体部103における一方の第1角部補強壁82の左方側に、各連結片84を介して連なって他方の第1角部補強壁83が設けられる。また一方の第1角部補強壁82の上方側に、一方の組の各第1補強板85,86が連なって設けられ、一方の第1角部補強壁82の下方側に、他方の組の各第1補強板87,88が連なって設けられる。
角部補強体17の第2角部補強体部104における一方の第2角部補強壁112は、一方の第1角部補強壁82の右方側に連なって設けられ、他方の第2角部補強壁113は、他方の第1角部補強壁83の左方側に連なって設けられる。さらに一方の第2角部補強壁112の上方側に、一方の組の各第2補強板115,116が連なって設けられ、一方の第2角部補強壁112の下方側に、他方の組の各第2補強板117,118が連なって設けられる。
[角部補強体の組立]
角部補強体17は、図10に示すシート材120を、折曲げ加工して組立てられる。一方の第1角部補強壁82に対して各連結片84を、流れ方向MDに平行な折曲げ位置で垂直に折曲げ、かつ各連結片84に対して他方の第1角部補強壁83を、流れ方向MDに平行な折曲げ位置で垂直に折曲げる。このときシート材120の裏面側が凹となり、各第1角部補強壁82,83の裏面同士が対向するように折曲げる。
また一方の第1角部補強壁82の上方側に連なる一方の組の各第1補強板85,86を、互いに折重ねる。つまり一方の第1角部補強壁82側の第1補強板85に対してもう1つの第1補強板86を、中芯延在方向TDに平行な折曲げ位置で折返して反転させる。このとき一方の組の各第1補強板85,86は、裏面が凸となるように折重ねる。このように折重ねた一方の組の各第1補強板85,86を、一方の第1角部補強壁82に対して、中芯延在方向TDに平行な折曲げ位置で垂直に折曲げる。このとき一方の組の各第1補強板85,86は、裏面が凹となるように折曲げる。
さらに一方の第1角部補強壁82の下方側に連なる他方の組の各第1補強板87,88を、互いに折重ねる。つまり一方の第1角部補強壁82側の第1補強板87に対してもう1つの第1補強板88を、中芯延在方向TDに平行な折曲げ位置で折返して反転させる。このとき他方の組の各第1補強板87,88は、裏面が凸となるように折重ねる。このように折重ねた他方の組の各第1補強板87,88を、一方の第1角部補強壁82に対して、中芯延在方向TDに平行な折曲げ位置で垂直に折曲げる。このとき他方の組の各第1補強板87,88は、裏面が凹となるように折曲げる。
また一方の第2角部補強壁112の上方側に連なる一方の組の各第2補強板115,116を、互いに折重ねる。つまり一方の第2角部補強壁112側の第2補強板115に対してもう1つの第2補強板116を、中芯延在方向TDに平行な折曲げ位置で折返して反転させる。このとき一方の組の各第2補強板115,116は、裏面が凸となるように折重ねる。このように折重ねた一方の組の各第2補強板115,116を、一方の第2角部補強壁112に対して、中芯延在方向TDに平行な折曲げ位置で垂直に折曲げる。このとき一方の組の各第2補強板115,116は、裏面が凹となるように折曲げる。
さらに一方の第2角部補強壁112の下方側に連なる他方の組の各第2補強板117,118を、互いに折重ねる。つまり一方の第2角部補強壁112側の第2補強板117に対してもう1つの第2補強板118を、中芯延在方向TDに平行な折曲げ位置で折返して反転させる。このとき他方の組の各第2補強板117,118は、裏面が凸となるように折重ねる。このように折重ねた他方の組の各第2補強板117,118を、一方の第2角部補強壁112に対して、中芯延在方向TDに平行な折曲げ位置で垂直に折曲げる。他方の組の各第2補強板117,118は、裏面が凹となるように折曲げる。
このように折曲げて、図7に示すような折曲げて屈曲させる前の状態の角部補強体17を形成する。角部補強体17は、このような状態から、第1および第2角部補強体部103,104を互いに屈曲させることによって完成する。第1および第2角部補強体部103,104を屈曲させるにあたっては、一方の第1角部補強壁82に対して一方の第2角部補強壁112を、中芯延在方向TDに平行な折曲げ位置で垂直に折曲げるとともに、他方の第1角部補強壁83に対して他方の第2角部補強壁113を、中芯延在方向TDに平行な折曲げ位置で垂直に折曲げる。一方の第2角部補強壁112は、裏面が凹となるように折曲げ、他方の第2角部補強壁113は、裏面が凸となるように折曲げる。
[角部補強体の外枠への挿入]
角部補強体17を、外枠14に挿入するにあたっては、図6に示すように、第1および第2外枠部25,26のいずれか一方(図6の例では第1外枠部25)を、筒状に組立てる前の状態で、第1および第2外枠部25,26のいずれか一方(図6の例では第2外枠部26)内に、角部補強体17を部分的に挿入する。その後、未組立状態にある第1および第2外枠部25,26のいずれか一方を組立てる。このようにして、角部補強体17は、外枠14に挿入され、第1および第2外枠部25,26が連なる屈曲部に設けられる。この状態から第1および第2外枠部25,26が屈曲されることによって、角部補強体17は、これに追従して、第1および第2角部補強体部103,104が互いに屈曲する。
第1および第2外枠部25,26が屈曲される前の状態にある場合、角部補強体17は、外枠14に対して軸線方向に変位可能な構成であり、このようにルーズに嵌まり込んでいる。これによって第1および第2外枠部25,26を屈曲させるときに、これに追従して角部補強体17が変位し、外枠14における屈曲位置と角部補強体17における屈曲位置とが自動的に位置合わせされるので、第1および第2外枠部25,26を円滑に屈曲させることができる。
このような角部補強体17を設けることによって、外枠14の屈曲部を補強することができる。しかも各第1角部補強壁82,83および各第2角部補強壁112,113によって、中敷き厚み方向zの外力に対して補強し、梱包済み被梱包物を段積みした状態での被梱包物の重量による鉛直方向の大きな外力に対する耐性が得られる。また各第1補強板85〜88および各第2補強板115〜118によって、外枠14を、各側壁部101,55が近づくように押しつぶそうとする外力に対して補強することができる。
さらに各第1角部補強壁82,83および各第1補強板85〜88では、中芯延在方向TDが第1外枠部25の軸線L1と平行であり、各第2角部補強壁82,83および各第2補強板115〜118では、中芯延在方向TDが第2外枠部26の軸線L1と平行であるので、前述の鉛直方向の外力および各側壁部101,55が近づくように押しつぶそうとする外力に対して、角部補強体17が自己破壊し易い構成である。これによって梱包済み被梱包物の搬送時などにおける落下によって衝撃が加わった場合、角部補強体17が自己破壊して衝撃エネルギを吸収することができ、被梱包物に大きな衝撃力が加わることを防ぐことができる。また各第1角部補強壁82,83が間隔をあけて設けられ、各第2角部補強壁112,113が間隔をあけて設けられることによって、前述の自己破壊時に互いの干渉を避け、自己破壊が不所望に阻止されてしまうことが防がれる。
[第1外枠補強体]
図11は、第1外枠補強体18aを示す斜視図である。第1外枠補強体18aは、第1基壁91aと、第1基壁91aに連なって設けられる複数の第1外枠補強壁22a,23aとを有する。第2実施形態では、第1外枠補強体18aは、2つの第1外枠補強壁22a,23aを有している。第1基壁91aは矩形の平面を有する板状であり、各第1外枠補強壁22a,23aは、第1基壁91aの一対の平行な側部に連なり、第1基壁91aに垂直に屈曲している。
図12は、図5の切断面線S12−S12から見た断面図である。図13は、図5の切断面線S13−S13から見た断面図である。図12の左方側および図13の下方側がコーナ緩衝材10Aにおける内方側であり、図12の右方側および図13の上方側がコーナ緩衝材10Aにおける外方側である。図12および図13に示すように、第1基壁91aは、第1外枠部25の軸線L1および中敷き厚み方向zに平行である。この第1基壁91aは、第1外枠部25の他側壁部55と面一になるように設けられる。
各第1外枠補強壁22a,23aは、第1基壁91aから内方側へ垂直に屈曲し、第1外枠部25の軸線L1に垂直に設けられる。各第1外枠補強壁22a,23aは、第1外枠部25の軸線方向に間隔をあけて設けられている。また各第1外枠補強壁22a,23aは、第1外枠部25の各板部56,59に当接するとともに、第1外枠部25の一側壁部101に当接している。
[第1外枠補強体のシート材]
図14は、第1外枠補強体18aを形成する段ボール製シート材121を、組立前の展開状態で示す展開図である。図14は、シート材121を裏面側から見て示し、図14において、破線は、谷折りされる位置を示す。第1基壁91aの流れ方向一方側(図14の左方側)に連なって一方の第1外枠補強壁22aが設けられ、第1基壁91aの流れ方向他方側(図14の右方側)に連なって他方の第1外枠補強壁22aが設けられる。
[第1外枠補強体の組立]
第1外枠補強体18aは、図14に示すシート材121を、折曲げ加工して組立てられる。第1基壁91aに対して一方の第1外枠補強壁22aを、中芯延在方向TDに平行な折曲げ位置で垂直に折曲げるとともに、第2基壁91aに対して他方の第1外枠補強壁23aを、中芯延在方向TDに平行な折曲げ位置で垂直に折曲げる。このときシート材121の裏面側が凹となるように折曲げる。このように折曲げ第1外枠補強体18aが完成する。
[第1外枠補強体の外枠への装着]
第1外枠部25の他側壁部55には、前述のように開口135が形成されている。この開口135から第1外枠補強体18aを挿入し、第1外枠部25に装着する。第1外枠補強体18aを挿入するにあたって、各第1外枠補強壁22a,23aに、図11などに示すように切欠き溝93が形成されているので、各裏当て片58,61および第1中敷き部28の切欠き溝131も利用して、互いの干渉を避けることができる。
このようにして第1外枠補強体18aは、第1外枠部25に装着される。図13に示すように、第1外枠補強体18aが、第1外枠部25に装着された状態で、一方の第1外枠補強壁22aは、一方の裏当て片67に当接し、一方の裏当て片67に沿って設けられ、他方の第1外枠補強壁23aは、他方の裏当て片68に当接し、他方の裏当て片68に沿って設けられる。
このような第1外枠補強体18aを設けることによって、第1外枠部25の軸線方向中間部を補強することができる。第1外枠補強体18aにおける各第1外枠補強壁22a,23aは、第1外枠部25の各板部56,59に当接しており、梱包済み被梱包物を段積みした状態での被梱包物の荷重による鉛直方向の大きな外力に対して補強することができる。また各第1外枠補強壁22a,23aでは、中芯延在方向TDが中敷き厚み方向zと平行であり、前述の鉛直方向の外力に対して、大きな耐性が得られる。
[第2外枠補強体]
図6を参照して、第2外枠補強体18bは、第2基壁91bと、第2基壁91bに連なって設けられる複数の第2外枠補強壁22b,23bとを有する。第2実施形態では、第2外枠補強体18bは、2つの第2外枠補強壁22b,23bを有している。第2外枠補強体18bは、第1外枠補強体18aと対称の構成を有し、第2基壁91bが第1基壁91aに対応し、一方の第2外枠補強壁22bが、一方の第1外枠補強壁22aに対応し、他方の第2外枠補強壁23bが、他方の第1外枠補強壁23aに対応する。したがって第2外枠補強体18bについては、詳細な図示および説明を省略し、重要な構成だけを説明する。
第2外枠補強体18bは、第1外枠部25に形成される開口と同様にして第2外枠部26に形成される開口から挿入されて、第2外枠部26に装着される。第2基壁91bは、第2外枠部26の軸線L2および中敷き厚み方向zに平行である。この第2基壁91bは、第2外枠部26の他側壁部55と面一になるように設けられる。
各第2外枠補強壁22b,23bは、第2基壁91bから内方側へ垂直に屈曲し、第2外枠部26の軸線L2に垂直に設けられる。各第2外枠補強壁22b,23bは、第2外枠部26の軸線方向に間隔をあけて設けられている。また各第2外枠補強壁22b,23bは、第2外枠部26の各板部56,59に当接するとともに、第2外枠部26の一側壁部101に当接している。また一方の第2外枠補強壁22bは、一方の裏当て片67に当接し、一方の裏当て片67に沿って設けられ、他方の第2外枠補強壁23bは、他方の裏当て片68に当接し、他方の裏当て片68に沿って設けられる。
このような第2外枠補強体18bを設けることによって、第2外枠部26の軸線方向中間部を補強することができる。第2外枠補強体18bにおける各第2外枠補強壁22b,23bは、第2外枠部26の各板部56,59に当接しており、梱包済み被梱包物を段積みした状態での被梱包物の荷重による鉛直方向の大きな外力に対して補強することができる。また各第2外枠補強壁22b,23bでは、中芯延在方向TDが中敷き厚み方向zと平行であり、前述の鉛直方向の外力に対して、大きな耐性が得られる。
[梱包装置]
[梱包装置概略]
図15は、梱包装置11によって2枚の太陽電池パネル12を梱包する途中の状態をしめす斜視図である。図16は、梱包装置11によって2枚の太陽電池パネル12を梱包した状態を示す斜視図である。梱包装置11は、前述の第2実施形態のコーナ緩衝材10Aを4つ備え、さらに加えて、2つのカバー材35,36と、結束材37とを備える。この梱包装置11は、2枚の太陽電池パネル12を重ねて梱包する装置である。
[太陽電池パネル]
被梱包物である太陽電池パネル12は、相対的に大面積の1対の平面と、周囲の側面とを有する板状体である。図15に示す形態では、1対の矩形平面と4つの側面とを有する。太陽電池パネル12では、1つの平面と2つの側面とによって1つの角部が形成され、このように3つの面によって形成される角部を8つ有している。各角部は、1カ所から互いに垂直な3方向に延びる3つの稜線部をそれぞれ有する。稜線部は、2つの面が凸状に屈曲して連なる部分であり、1つの角部における3つの稜線部は、1つの平面と2つの側面のうちの一方とによって形成される稜線部と、1つの平面と2つの側面のうちの他方とによって形成される稜線部と、2つの側面によって形成される稜線部とである。1つの角部における2つの側面によって形成される稜線部は、他のもう1つの角部における2つの側面によって形成される稜線部に連なっている。太陽電池パネルは、このような2つの側面によって形成される稜線部が互いに連なる2つの角部を1組とし、4組で計8つの角部を有している。
[角部保護]
2枚の太陽電池パネル12は、互いの側面を揃えた状態で積重ねられる。1つのコーナ緩衝材10Aは、中敷き15が、各太陽電池パネル12間に挿入される状態で、各太陽電池パネル12の2つの側面によって形成される稜線部が、コーナ緩衝材10Aの外枠14における屈曲部に嵌まり込むように設けられる。
コーナ緩衝材10Aは、中敷き15に対して中敷き厚み方向一方側の部分で、2枚の太陽電池パネル12の一方における2つの側面によって形成される稜線部全体を横切るように、外枠14の一側壁部101を、この稜線部および稜線部付近の側面に当接させて覆う。コーナ緩衝材10Aは、太陽電池パネル12の2つの側面によって形成される稜線部を横断するように太陽電池パネル12を覆っているが、太陽電池パネルの1つの平面と1つの側面によって形成される稜線部は横断しない。
このようにして一方の太陽電池パネル12の2つの角部が1つのコーナ緩衝材10Aで保護される。また中敷き15に対して中敷き厚み方向他方側の部分で、2枚の太陽電池パネル12の他方における2つの側面によって形成される稜線部全体を横切るように、外枠14の一側壁部101を、この稜線部および稜線部付近の側面に当接させて覆う。これによって他方の太陽電池パネル12についても、2つの角部が1つのコーナ緩衝材10Aで保護される。このおうにして1つのコーナ緩衝材10Aによって、2枚の太陽電波パネル12について2つずつ角部を保護することができる。
残り3つのコーナ緩衝材10Aも同様に用いられ、2枚の太陽電波パネル12の角部を、2つずつ保護する。このようにして2枚で合計16の角部を、4つのコーナ緩衝材10Aで保護することができる。
[包み込み]
このように各コーナ緩衝材10Aによって、各角部を保護した状態の保護済み太陽電池パネル12を、2つのカバー材35,36によって、厚み方向両側から覆う。一方のカバー材35は、保護済み太陽電池パネル12を厚み方向一方側(図15では下側)から覆うととともに、各太陽電池パネル12における一対の平行な側面を覆いながら、保護済み太陽電池パネル12を厚み方向他方側(図15では上側)から部分的に覆う。この状態で他方のカバー36によって、保護済み太陽電池パネル12を厚み方向他方側(図15では上側)から覆うとともに、各太陽電池パネル12におけるもう一対の平行な側面を覆う。そしてポリプロピレン(PP)などから成るバンド状の結束材37によって、各カバー材35,36を結束する。このようにして梱包される梱包済み太陽電池パネル12は、たとえば数組段積みされ、保管される。この梱包装置11では、各コーナ緩衝材10Aが大きな強度を有しているので、段積みした状態で、長期間荷崩れを防ぐことができ、たとえば輸出などに好適に用いることができる。
[その他の実施形態]
梱包装置11は、第2実施形態のコーナ緩衝材10Aを用いて構成されたが、第1実施形態のコーナ緩衝材10を用いて構成されてもよい。また角部補強体17は、中芯延在方向TDが90度異なるシート材から形成されてもよい。この場合、鉛直方向の外力に対するさらに大きな耐性を得ることができる。またコーナ緩衝材10,10Aは、被梱包物である太陽電池パネル12の2つの側面によって形成される稜線部およびその付近だけを覆う構成として説明したが、第1および第2外枠部25,26を、もう1つのコーナ緩衝材10,10Aの外枠と互いに当接するように長くし、太陽電池パネル12の側面を全領域にわたって覆う構成としてもよい。
本発明の第1実施形態のコーナ緩衝材10を内方側から見た斜視図である。 図1の切断面線S2−S2から見た断面図である。 第1および第2外枠部25,26が屈曲される前の状態のコーナ緩衝材10を示す斜視図である。 外枠14および中敷き15を形成する段ボール製シート材16を、組立前の展開状態で示す展開図である。 本発明の第2実施形態のコーナ緩衝材10Aを外方側から見た斜視図である。 第2実施形態のコーナ緩衝材10Aを組立途中の状態で示す斜視図である。 角部補強体17を屈曲させる前の状態で示す斜視図である。 図5の切断面線S8−S8から見た断面図である。 図5の切断面線S9−S9から見た断面図である。 角部補強体17を形成する段ボール製シート材120を、組立前の展開状態で示す展開図である。 第1外枠補強体18aを示す斜視図である。 図5の切断面線S12−S12から見た断面図である。 図5の切断面線S13−S13から見た断面図である。 第1外枠補強体18aを形成する段ボール製シート材121を、組立前の展開状態で示す展開図である。 梱包装置11によって2枚の太陽電池パネル12を梱包する途中の状態をしめす斜視図である。 梱包装置11によって2枚の太陽電池パネル12を梱包した状態を示す斜視図である。 従来の技術の梱包装置1を示す斜視図である。 他の従来の技術の梱包装置を構成するコーナ緩衝材5を示す斜視図である。
符号の説明
10 コーナ緩衝材
14 外枠
15 中敷き
17 角部補強体
18a 第1外枠補強体
18b 第2外枠補強体
22a,23a 第1外枠補強壁
25 第1外枠部
26 第2外枠部
28 第1中敷き部
29 第2中敷き部
45,46 係合部
55 他側壁部
56 一方の板部
59 他方の板部
82,83 第1角部補強壁
85〜88 第1補強板
91a 第1基壁
101 一側壁部
103 第1角部補強体部
104 第2角部補強体部
112,113 第2角部補強壁
115〜118 第2補強板

Claims (7)

  1. 一対の平面と周囲の側面とを有する板状の被梱包物を複数枚重ねて梱包するために用いられ、前記各被梱包物の1つの平面と2つの側面とによって形成される角部を保護するコーナ緩衝材であって、
    第1外枠部と、前記第1外枠部に屈曲して連なる第2外枠部とを有し、前記第1および第2外枠部が、長手方向の軸線に垂直な断面の形状が矩形である筒状に形成される外枠と、
    前記第1外枠部及び前記第2外枠部の内部に挿入されていて前記第1および第2外枠部の一側壁部から前記一側壁部に垂直に突出し、前記第1および第2外枠部の軸線に平行な板状であり、前記各被梱包物間に挿入される中敷きとを備え、
    前記中敷き、前記第1外枠部及び前記第2外枠部は、一枚のシート材を折曲げ加工することで設けられたものであり、
    前記外枠は、前記第1および第2外枠部の一側壁部が前記各被梱包物の角部における2つの側面によって形成される稜線部を横断するように、被梱包物を覆うことを特徴とするコーナ緩衝材。
  2. 前記被梱包物は、一対の矩形平面と、周囲の4つの側面とを有する板状体であり、
    前記第1外枠部は、長手方向の軸線が前記中敷きの厚み方向に垂直な第1方向に平行であり、前記第2外枠部は、前記第1外枠部に垂直に屈曲して連なり、
    前記第1および第2外枠部は、前記中敷きの厚み方向に平行な2つの側壁部と、前記中敷きの厚み方向に垂直な2つの板部とをそれぞれ有し、各側壁部が各板部によって連結されて、前記軸線に垂直な断面の形状が矩形である筒状にそれぞれ形成され、
    前記一側壁部は、第1および第2外枠部の前記2つの側壁部のうちの一方であることを特徴とする請求項1に記載のコーナ緩衝材。
  3. 前記中敷きは、前記第1外枠部の前記一側壁部に連なる第1中敷き部と、前記第2外枠部の前記一側壁部に連なる第2中敷き部とを有し、
    前記第1および第2中敷部は、互いに係合される係合部をそれぞれ有することを特徴とする請求項1または2に記載のコーナ緩衝材。
  4. 前記第1外枠部及び前記第2外枠部の内部には、それぞれ、前記中敷きの前記第1外枠部及び前記第2外枠部の内部に挿入された部分を挟み込んで支持する2つの裏当て片が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のコーナ緩衝材。
  5. 前記外枠に装着され、外力に対する強度を向上するための補強体を備え、
    前記補強体は、前記第1および第2外枠部が連なる屈曲部に設けられる角部補強体を有し、
    前記角部補強体は、第1外枠部に挿入される第1角部補強体部と、前記第1角部補強体部に連なり、第2外枠部に挿入される第2角部補強体部とを有し、
    前記第1角部補強体部は、前記第1外枠部の軸線および前記中敷きの厚み方向に平行な複数の第1角部補強壁と、この第1角部補強壁に連なり、前記中敷きの厚み方向に垂直な複数の第1補強板とを有し、
    前記第2角部補強体部は、前記第2外枠部の軸線および前記中敷きの厚み方向に平行な複数の第2角部補強壁と、この第2角部補強壁に連なり、前記中敷きの厚み方向に垂直な複数の第2補強板とを有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のコーナ緩衝材。
  6. 前記外枠に装着され、外力に対する強度を向上するための補強体を備え、
    前記補強体は、前記第1および第2外枠部が連なる屈曲部を避けて、前記第1外枠部に装着される第1外枠補強体と、前記第1および第2外枠部が連なる屈曲部を避けて、前記第2外枠部に装着される第2外枠補強体とを有し、
    前記第1外枠補強体は、前記第1外枠部の軸線および前記中敷きの厚み方向に平行な第1基壁と、この第1基壁に連なり、前記第1外枠部の軸線に垂直な複数の第1外枠補強壁とを有し、
    前記第2外枠補強体は、前記第2外枠部の軸線および前記中敷きの厚み方向に平行な第2基壁と、この第2基壁に連なり、前記第2外枠部の軸線に垂直な複数の第2外枠補強壁とを有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のコーナ緩衝材。
  7. 前記第1外枠部及び前記第2外枠部は、前記中敷きの厚み方向に垂直な2つの板部同士が互いに平行となるように設けられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに梱包装置。
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