JP4562410B2 - プーリユニットおよび乾式無段変速機 - Google Patents

プーリユニットおよび乾式無段変速機 Download PDF

Info

Publication number
JP4562410B2
JP4562410B2 JP2004086325A JP2004086325A JP4562410B2 JP 4562410 B2 JP4562410 B2 JP 4562410B2 JP 2004086325 A JP2004086325 A JP 2004086325A JP 2004086325 A JP2004086325 A JP 2004086325A JP 4562410 B2 JP4562410 B2 JP 4562410B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screw member
female screw
movable sheave
sheave
male screw
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004086325A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005273735A (ja
Inventor
昌弘 井上
功雄 臼杵
久康 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihatsu Motor Co Ltd
JTEKT Corp
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
JTEKT Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daihatsu Motor Co Ltd, JTEKT Corp filed Critical Daihatsu Motor Co Ltd
Priority to JP2004086325A priority Critical patent/JP4562410B2/ja
Publication of JP2005273735A publication Critical patent/JP2005273735A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4562410B2 publication Critical patent/JP4562410B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Transmissions By Endless Flexible Members (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)

Description

本発明は、ベルトが巻き掛けられるベルト巻掛用のV溝を備えたプーリと、このベルト巻掛用のV溝の幅を変える送りねじ機構とを備えるプーリユニットに関する。また、本発明は、ドライブプーリとドリブンプーリとの間にベルトを巻き掛け、両プーリのV溝の幅を変えて両プーリに対するベルト巻き掛け径を変えることにより、無段階の変速を行う乾式無段変速機に関する。
乾式無段変速機のドライブプーリおよびドリブンプーリは、軸方向に不動の固定シーブと軸方向に移動可能な可動シーブとを互いの円錐内面を向き合わせ、これら両シーブの円錐内面間でベルト巻掛用のV溝を形成して構成されている。ドライブプーリおよびドリブンプーリは、可動シーブを固定シーブに対して軸方向に移動させてV溝の幅を調整することにより、ベルト巻き掛け径を変えられるようになっている。
かかる乾式無段変速機は、可動シーブを軸方向に移動させる送りねじ機構が設けられ、この送りねじ機構は、可動シーブ側に相対回転可能に取り付けられる円筒形の雌ねじ部材と、雌ねじ部材の内周に挿入されかつ固定シーブ側に相対回転可能に取り付けられる円筒形の雄ねじ部材とを備え、雌ねじ部材の回転力を推進力に変換して、雌ねじ部材が雄ねじ部材に対して軸方向に移動することにより、可動シーブを固定シーブに接近または離間させる構成のものである(例えば特許文献1参照)。
特開2003−113918号公報
従来の乾式無段変速機は、送りねじ機構の作動時、すなわち変速動作を行う場合は、可動シーブとともに雌ねじ部材が雄ねじ部材に対して軸方向に伸縮移動するため、送りねじ機構内部の空間(雌ねじ部材および雄ねじ部材内部に形成される内部空間)容積が変化する。この内部空間の軸方向は、通常可動シーブや軸受等の構成部品で閉塞されているため、例えば雌ねじ部材が雄ねじ部材に対して伸長すると、内部空間の容積が大きくなり内部空間は負圧になる。反対に雌ねじ部材が収縮すると内部空間の容積が小さくなり、内部空間は圧縮され高圧になる。このため、内部空間の容積変化は空気抵抗となり、可動シーブの移動がスムーズに行えず、乾式無段変速機の性能に悪影響を及ぼすおそれがあった。
本発明は、送りねじ機構の内部空間内と外部とを連通する流通路を形成し、送りねじ機構の作動時に、内部空間内の空気抵抗の悪影響を受けず、可動シーブがスムーズに移動できるようにすることを課題とする。
本発明の請求項1に係るプーリユニットは、円錐内面を備えた固定シーブと、固定シーブの円錐内面と対向してベルト巻掛用のV溝を形成する円錐内面を備えかつ軸に移動自在に外嵌される可動シーブと、V溝の幅を調整する送りねじ機構とを備え、送りねじ機構は、可動シーブ側に相対回転可能に取り付けられる円筒形の雌ねじ部材と、雌ねじ部材の内周に挿入され、かつ固定シーブ側に相対回転可能に取り付けられる円筒形の雄ねじ部材とを備え、雌ねじ部材の回転力を推進力に変換して、雌ねじ部材が雄ねじ部材に対して移動することにより、可動シーブを固定シーブに接近または離間させるプーリユニットにおいて、雄ねじ部材側には、雌ねじ部材および雄ねじ部材内部に形成される内部空間と外部とを連通する流通路が形成されているものであり、前記流通路は、前記雄ねじ部材を前記固定シーブ側と相対回転可能に支持するための軸受における軌道輪の外面に沿うように形成されている
本発明の請求項2に係るプーリユニットは、円錐内面を備えた固定シーブと、固定シーブの円錐内面と対向してベルト巻掛用のV溝を形成する円錐内面を備えかつ軸に移動自在に外嵌される可動シーブと、V溝の幅を調整する送りねじ機構とを備え、送りねじ機構は、可動シーブ側に相対回転可能に取り付けられる円筒形の雌ねじ部材と、雌ねじ部材の内周に挿入され、かつ固定シーブ側に相対回転可能に取り付けられる円筒形の雄ねじ部材とを備え、雌ねじ部材の回転力を推進力に変換して、雌ねじ部材が雄ねじ部材に対して移動することにより、可動シーブを固定シーブに接近または離間させるプーリユニットにおいて、可動シーブ側には、雌ねじ部材および雄ねじ部材内部に形成される内部空間と外部を連通する流通路が形成されているとともに、この流通路は、部材で塞がれていないものであり、前記流通路は、前記雌ねじ部材を前記可動シーブ側と相対回転可能に支持するための軸受における軌道輪の外面に沿うように形成されている。
なお、前記外部とは、送りねじ機構の外部を意味する。
本発明のプーリユニットの送りねじ機構の作動時には、その雌ねじ部材が雄ねじ部材に対して伸縮することで可動シーブを移動させ、可動シーブと固定シーブ間のV溝の幅を調整する。この雌ねじ部材の移動に伴って送りねじ機構の内部空間の容積が変化するが、この内部空間と外部とは、流通路を介して連通されているため、内部空間が圧縮される場合には、内部空間内の空気は、流通路を介して外部に迅速に流出され、反対に内部空間が大きくなる場合には、外部の空気は、流通路を介して負圧となる内部空間内に迅速に流入し、送りねじ機構による空気抵抗を減少させることができる。
また、部材で塞がれていない流通路を設ける位置は、雄ねじ部材側に代えて可動シーブ側に設けることもできるとともに、雄ねじ部材側および可動シーブ側の両方に設けてもよい。
好ましくは、入力軸に設けられるドライブプーリと、出力軸に設けられるドリブンプーリと、両プーリのベルト巻掛用V溝の幅を調整する送りねじ機構とを備えた乾式無段変速機において、前記両プーリおよび送りねじ機構を前記プーリユニットとすることにある。
本発明は、送りねじ機構の内部空間内と外部とを連通する流通路が形成されているので、可動シーブを固定シーブに接近または離間させる送りねじ機構の作動時に、内部空間容積の変化に伴う空気抵抗を減少でき、可動シーブをスムーズに移動でき、乾式無段変速機の性能に悪影響を及ぼすことはない。
以下、本発明の詳細について図1〜図3で示される実施形態を参照して詳細に説明する。
図1〜図3に本発明の一実施形態を示している。図1は、乾式の無段変速機の低速状態を示す断面図、図2は、図3のA−A線矢視断面図、図3は、乾式の無段変速機の高速状態の要部を示す断面図である。
図1に示す乾式の無段変速機1は、入力軸2に設けられるドライブプーリ4と、出力軸3に設けられるドリブンプーリ5との間にベルト6を巻き掛け、送りねじ機構7a,7bで両プーリ4,5のV溝8,9の幅を変えて両プーリ4,5に対するベルト巻き掛け径を相対的に変更させることにより、変速比を調整するようにしたものである。なお、ドライブプーリ4と一方の送りねじ機構7aとで、また、ドリブンプーリ5と他方の送りねじ機構7bとでそれぞれプーリユニットが主構成されている。
ドライブプーリ4は、入力軸2の外周に一体に形成された固定シーブ11と、入力軸2に沿って移動可能な可動シーブ12とで構成されている。また、ドリブンプーリ5は、出力軸3の外周に一体に形成された固定シーブ13と、出力軸3に沿って移動可能な可動シーブ14とで構成されている。なお、ドライブプーリ4側の可動シーブ12と、ドリブンプーリ5側の可動シーブ14とは、ベルト6に対して互いに反対側に配置されている。
両可動シーブ12,14は、円筒ボス部12a,14aと、この円筒ボス部12a,14aの一端から径方向に延設されたフランジ部12b,14bとから構成されている。ドライブプーリ4の円筒ボス部12aは、入力軸2の外周に軸方向移動自在にスプライン嵌合され、かつ、ドリブンプーリ5の円筒ボス部14aは、出力軸3の外周に軸方向移動自在にスプライン嵌合されている。なお、両プーリ4,5のフランジ状の固定シーブ11,13と、可動シーブ12,14のフランジ部12b,14bとの互いに対向する円錐内面により、V溝8,9が形成されている。
両円筒ボス部12a,14aの一端部には取付大径部19,19がそれぞれ形成され、この取付大径部19,19には、薄肉鋼板からなるブラケット21a,21bが、第1軸受22,22を介して回転可能でかつ軸方向不動に取り付けられている。すなわち、各ブラケット21a,21bは、第1軸受22,22の外輪22aに嵌合固定され、かつ、第1軸受22の内輪22bは、取付大径部25,25に外嵌固定されている。第1軸受22の内輪22bは、フランジ部12b,14bの背面側に突設された環状の位置決め部26,26に当接され、第1軸受22,22とフランジ部12b,14bの位置決め部26,26よりも径外側との間には、間隙27,27がそれぞれ形成されている。
両ブラケット21a,21bの外周には、樹脂製のリングギヤ24a,24bが、それぞれ一体に設けられている。ドライブ側のリングギヤ24aは、不図示のモータにより回転する入力歯車23とアイドラギヤ35とに噛合されており、ドリブン側のリングギヤ24bは、アイドラギヤ35に噛合されている。なお、入力歯車およびアイドラギヤは、不図示の変速機ケースに転がり軸受(符号略)を介して回転自在に支持されている。この入力歯車およびアイドラギヤの歯部は、リングギヤの軸方向変位量を考慮して長くなっている。
前記送りねじ機構7a,7bは、ボールねじ装置からなり、可動シーブ12,14を軸方向に移動させることにより、V溝8,9の幅(固定シーブ11,13と、可動シーブ12,14との両円錐内面の間隔)を調整するものである。送りねじ機構7a,7bは、円筒形の雌ねじ部材15a,15bと、雌ねじ部材15a,15bの内周に挿入される円筒形の雄ねじ部材16a,16bと、雌ねじ部材15a,15bの内周面のねじ溝と雄ねじ部材16a,16bの外周面に形成される複数条の独立したねじ溝との間に介装されて循環移動する複数個のボール17,17とを備えている。
一方の送りねじ機構7aの雄ねじ部材16aの一端部は、第2軸受29を介して入力軸2に相対回転可能に取り付けられている。また、他方の送りねじ機構7bの雄ねじ部材16aの一端部は、第2軸受29を介して出力軸3に相対回転可能に取り付けられている。なお、両雄ねじ部材16a,16bは、図示省略のケーシングに回転不可能に固定されている。
両雄ねじ部材16a,16bの内周面と、入力軸2または出力軸3との間には、可動シーブの円筒ボス部12a,14aが収容される収容部36a,36bが形成されている。しかも、両雌ねじ部材15a,15bの内周面と、入力軸2または出力軸3との間には、前記収容部36a,36bを含む内部空間37a,37bがそれぞれ形成されている。内部空間37a,37bは、雌ねじ部材15a,15bが雄ねじ部材16a,16bに対して軸方向に伸縮移動することで、大きさが変化するようになっている。雌ねじ部材15a,15bの可動シーブ12,14側には、第1軸受22,22およびブラケット21a,21bが位置するため、内部空間37a,37bの一端側が閉塞される。また、内部空間37a,37bの他端側(可動シーブ12,14と軸方向反対側)は、第2軸受29,29により閉塞されている。
両雄ねじ部材16a,16bの一側(可動シーブ12,14と軸方向反対側)の内周面には、第2軸受29,29の外輪29a,29aに沿うように連通溝38a,38bがそれぞれ形成され、この連通溝38a,38bと外輪29a,29aとにより、送りねじ機構7a,7b内部の内部空間37a,37bと外部とを連通する流通路33a,33bが、それぞれ形成されている。この流通路33a,33bは、可動シーブ12,14に対して軸方向反対側の雄ねじ部材16a,16b外面に開口するように形成されている。しかも、流通路33a,33bは、例えば図2に示す如く周方向の2ヵ所に設けられているが、仮想線で示すように4ヶ所やそれ以上の複数箇所または複数であってもよい。
上記構成において、入力軸2の駆動力は、ドライブプーリ4、ベルト6、ドリブンプーリ5および出力軸3に伝達される。
図1に示す低速回転状態から図3に示す高速回転状態に変速する場合について説明する。
モータが作動すると、その回転力が入力歯車23に伝達され、入力歯車23は、入力歯車23に噛合しているリングギヤ24aを回転させる。このリングギヤ24aはブラケット21aと共に雌ねじ部材15aを回転させる。雌ねじ部材15aは、一方のボールねじ機構7aにより雄ねじ部材16aに対して回転しながら、図1に示す右側に螺進する。このとき、一方の送りねじ機構7aの内部空間37aは、大きくなるため負圧になろうとするが、流通路33aを介して外部の空気を内部空間37a内に迅速に取り入れることができ、可動シーブ12の移動をスムーズに行える。雌ねじ部材15aは、可動シーブ12を移動させるため、V溝8の幅が小さくなり、ベルトの巻き掛け径を大きくできる。
また、リングギヤ24aは、アイドルギヤ35を介してドリブンプーリ5側のリングギヤ24bを同時に回転させる。このため、ドリブンプーリ5側の雌ねじ部材15bが回転しながら図1に示す右側に螺進し、V溝9間隔が大きくなるように可動シーブ14を移動させ、ベルト6の巻き掛け径を小さくする。このとき、他方の送りねじ機構7bの内部空間37bは、小さくなり、高圧になろうとするが、内部空間37b内の空気は、流通路33bを介して迅速に排出され、可動シーブ14の移動をスムーズに行える。
次に、高速回転状態から低速回転状態に変速する場合には、入力歯車23が前記とは反対に回転する。かかる場合には、一方の送りねじ機構7aの内部空間37aは、小さくなり、かつ、他方の送りねじ機構7bの内部空間37bは、大きくなるが、それぞれの流通路33a,33bを介して内部空間37a,37bと外部との空気の流通が良好となり、両プーリ4,5の可動シーブ12,14は、スムーズに移動する。
乾式の無段変速機の長期使用により、両プーリ4,5とベルト6との摩擦により、ベルト6が摩耗し摩耗粉が発生するが、両流通路33a,33bは、可動シーブ12,14のフランジ部12b,14bに対してベルト6と反対側の離間した位置に設けられているので、摩耗粉を内部空間37a,37b内に吸い込むことはほとんどない。従って、摩耗粉が内部空間37a,37b内に侵入することによるトラブル(第1および第2軸受内への侵入や、可動シーブおよび入力軸間のスプライン嵌合への噛み込み等)を防止できる。
以下、本発明の他の実施の形態を示す。なお、前記図1〜図3に示す実施の形態と同一部材は、同一符号を付してそれぞれの説明は省略する。
図4〜図6に示す他の実施の形態は、可動シーブ12,14の円筒ボス部12a,14aの取付大径部19,19から位置決め部26,26の径方向にわたって、連通溝38a,38bがそれぞれ形成されている。この流通溝38a,38bと第1軸受22,22の内輪22a,22aとにより、可動シーブ12,14の背面側の間隙27,27と送りねじ機構7a,7bの内部空間37a,37bとを連通する流通路33a,33bが、それぞれ形成されている。かかる実施の形態においても、雌ねじ部材15a,15bの雄ねじ部材16a,16bに対する伸縮移動により、内部空間37a,37bの容積が変化するが、この内部空間37a,37bと外部との空気の流通をスムーズに行える。
なお、流通路33a,33bは、図1では送りねじ機構7a,7bの反プーリ側(第2)軸受29付近に、また、図4ではプーリ側(第1)軸受22付近に設けられているが、流通路33a,33bを反プーリ側(第2)軸受29付近とプーリ側(第1)軸受22付近との両方に設けてもよい。この場合、可動シーブ12,14の遠心フィンによって送りねじ機構7a,7bの内部空間37a,37bの空気が引っ張られて流動することによって、送りねじ機構7a,7bの内部空間37a,37bの冷却性が向上するとともに、可動シーブ12,14とリングギヤ24a,24b間の換気冷却性が向上する。
本発明は、前記それぞれの実施の形態に限定されるものではない。例えば、送りねじ機構7a,7bは、ボールを備えることなく、雄ねじ部材16a,16bと雌ねじ部材15a,15bとを直接に噛合させたものであってもよい。
本発明の最良の形態に係る乾式無段変速機の低速状態を示す断面図 図3のA−A線矢視断面図 図1の乾式無段変速機の高速状態を示す要部断面図 本発明の他の実施形態に係る乾式無段変速機の断面図 図6のB−B線矢視断面図 図4の乾式無段変速機の高速状態を示す要部断面図
符号の説明
7a,7b 送りねじ機構
8,9 V溝
11,13 固定シーブ
12,14 可動シーブ
16a,16b 雄ねじ部材
33a,33b 流通路
37a,37b 内部空間

Claims (3)

  1. 円錐内面を備えた固定シーブと、
    固定シーブの円錐内面と対向してベルト巻掛用のV溝を形成する円錐内面を備えかつ軸に移動自在に外嵌される可動シーブと、
    V溝の幅を調整する送りねじ機構とを備え、
    送りねじ機構は、可動シーブ側に相対回転可能に取り付けられる円筒形の雌ねじ部材と、雌ねじ部材の内周に挿入され、かつ固定シーブ側に相対回転可能に取り付けられる円筒形の雄ねじ部材とを備え、雌ねじ部材の回転力を推進力に変換して、雌ねじ部材が雄ねじ部材に対して移動することにより、可動シーブを固定シーブに接近または離間させるプーリユニットにおいて、
    雄ねじ部材側には、雌ねじ部材および雄ねじ部材内部に形成される内部空間と外部とを連通する流通路が形成されているとともに、
    この流通路は、部材で塞がれていないものであり、
    前記流通路は、前記雄ねじ部材を前記固定シーブ側と相対回転可能に支持するための軸受における軌道輪の外面に沿うように形成されていることを特徴とするプーリユニット。
  2. 円錐内面を備えた固定シーブと、
    固定シーブの円錐内面と対向してベルト巻掛用のV溝を形成する円錐内面を備えかつ軸に移動自在に外嵌される可動シーブと、
    V溝の幅を調整する送りねじ機構とを備え、
    送りねじ機構は、可動シーブ側に相対回転可能に取り付けられる円筒形の雌ねじ部材と、雌ねじ部材の内周に挿入され、かつ固定シーブ側に相対回転可能に取り付けられる円筒形の雄ねじ部材とを備え、雌ねじ部材の回転力を推進力に変換して、雌ねじ部材が雄ねじ部材に対して移動することにより、可動シーブを固定シーブに接近または離間させるプーリユニットにおいて、
    可動シーブ側には、雌ねじ部材および雄ねじ部材内部に形成される内部空間と外部を連通する流通路が形成されているとともに、
    この流通路は、部材で塞がれていないものであり、
    前記流通路は、前記雌ねじ部材を前記可動シーブ側と相対回転可能に支持するための軸受における軌道輪の外面に沿うように形成されていることを特徴とするプーリユニット。
  3. 入力軸に設けられるドライブプーリと、出力軸に設けられるドリブンプーリと、両プーリのベルト巻掛用V溝の幅を調整する送りねじ機構とを備えた乾式無段変速機において、
    前記両プーリおよび送りねじ機構を請求項1または2に記載のプーリユニット構成とした、ことを特徴とする乾式無段変速機。
JP2004086325A 2004-03-24 2004-03-24 プーリユニットおよび乾式無段変速機 Expired - Fee Related JP4562410B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004086325A JP4562410B2 (ja) 2004-03-24 2004-03-24 プーリユニットおよび乾式無段変速機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004086325A JP4562410B2 (ja) 2004-03-24 2004-03-24 プーリユニットおよび乾式無段変速機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005273735A JP2005273735A (ja) 2005-10-06
JP4562410B2 true JP4562410B2 (ja) 2010-10-13

Family

ID=35173646

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004086325A Expired - Fee Related JP4562410B2 (ja) 2004-03-24 2004-03-24 プーリユニットおよび乾式無段変速機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4562410B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5654976B2 (ja) * 2011-09-29 2015-01-14 アイシン精機株式会社 トルク変動吸収装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000257683A (ja) * 1999-03-10 2000-09-19 Nsk Ltd 無段変速機用プーリ幅調整装置
JP2002130409A (ja) * 2000-10-30 2002-05-09 Koyo Seiko Co Ltd 乾式無段変速機
JP2002227947A (ja) * 2001-01-29 2002-08-14 Nsk Ltd 無段変速機用プーリ幅調整装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000257683A (ja) * 1999-03-10 2000-09-19 Nsk Ltd 無段変速機用プーリ幅調整装置
JP2002130409A (ja) * 2000-10-30 2002-05-09 Koyo Seiko Co Ltd 乾式無段変速機
JP2002227947A (ja) * 2001-01-29 2002-08-14 Nsk Ltd 無段変速機用プーリ幅調整装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005273735A (ja) 2005-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4670904B2 (ja) 無段変速機
US6468170B1 (en) V-pulley control mechanism for variable-speed drive of belt type
JP4562410B2 (ja) プーリユニットおよび乾式無段変速機
JP2016099000A (ja) オイルポンプ
WO2007055495A1 (en) Stepless variable transmission
JP5682704B2 (ja) ベルト式無段変速機
JP2008275017A (ja) ベルト式無段変速機
JP6846319B2 (ja) 動力伝達装置
JP5737104B2 (ja) ベルト式無段変速機
JP5540748B2 (ja) ベルト式無段変速装置
JP2006226328A (ja) 可変径プーリおよびこれを用いた無段変速機
JPS61192956A (ja) ベルト自動変速機
JP4794855B2 (ja) 回転軸の油供給構造
JP2005291317A (ja) プーリ構造
JP2015007462A (ja) Vベルト式無段変速機
JP5282748B2 (ja) ベルト式無段変速機
JPH1151133A (ja) シフト装置
JP5969431B2 (ja) 無段変速機
JP5664113B2 (ja) ベルト式無段変速装置
JP5962581B2 (ja) 変速機の潤滑装置
JP2005214392A (ja) 遊星歯車機構及びギヤ側レース
JP5848688B2 (ja) 駆動力伝達装置の潤滑構造
JPH07243491A (ja) 駆動力伝達装置
JP2000088068A (ja) ベルト式無段変速機
JP2008064122A (ja) 無段変速装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070301

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090928

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091006

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100406

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100607

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100629

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100727

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130806

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees