JP5664113B2 - ベルト式無段変速装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プーリに動力伝達用のベルトが巻き掛けられ、前記プーリが固定半体と、この固定半体に接離する可動半体とを有してなり、この可動半体とプーリ軸との間に介在されて可動半体をプーリ軸に回転一体で且つ軸方向に移動可能とするプーリスライド機構を備えたベルト式無段変速装置に関する。
ベルト式無段変速装置には、プーリに動力伝達用のベルトが巻き掛けられ、前記プーリが固定半体と、この固定半体に接離する可動半体とを有してなり、可動半体を固定半体に接離させるために可動半体とプーリ軸との間にプーリスライド機構を介在させ、このプーリスライド機構により可動半体を、プーリ軸に回転一体で且つ軸方向に移動可能に構成しているものがある。
従来のベルト式無段変速装置には、プーリスライド機構としてボールスプラインが用いられたものがある。例えば、四輪自動車などで使用される金属ベルトを用いたベルト式無段変速装置では、その入力トルクの大きさからプーリスライド機構としてボールスプラインが採用される場合がほとんどである。このようなベルト式無段変速装置では、ベルト室全体が油室になっているため、プーリ軸などに形成された潤滑油路によって、ボールスプラインの潤滑が十分に行なえる構造になっている(特許文献1参照)。
また、ベルト室が油室になっていない乾式ベルトを用いたベルト式無段変速装置には、樹脂材を用いた滑りキーをプーリスライド機構として採用することで、プーリスライド機構を無潤滑で構成しているものがある(特許文献2参照)。ところが、乾式ベルトを用いたベルト式無段変速装置を更に大容量化するためには、耐久性や作動性の面から、プーリスライド機構としてボールスプラインを採用する必要がある。
特許文献3に記載の乾式ベルトを用いたベルト式無段変速装置には、ボールスプラインにおけるボールスプライン溝の両側に、シール部材をカラーと共に配置してボールスプラインを密閉構造とし、この密閉構造の内部にグリス等を封入することでボールスプラインを潤滑状態としたものが開示されている。
特開2005−30494号公報 特開2000−55067号公報 特開平9−72398号公報
ところが、特許文献3に記載のベルト式無段変速装置では、プーリ軸に装着された外側カラーが、プーリの可動半体の内側に形成されたプーリ側ボールスプライン溝に干渉(衝突)しないように、外側カラーとプーリ側ボールスプライン溝との間に、可動半体の軸方向に沿う最大移動距離分のスペースを、プーリ軸の軸方向に確保する必要がある。従って、このスペースを確保するために、外側カラーが装着されるプーリ軸を可動半体から軸方向に離反させる方向に長尺化するので、プーリ軸全体が長くなる傾向にある。
本発明の目的は、上述の事情を考慮してなされたものであり、ベルトが巻き掛けられるプーリの可動半体とプーリ軸との間に介在されたプーリスライド機構を潤滑状態に保持しつつ、可動半体とプーリ軸の軸長を短縮して装置を小型化できるベルト式無段変速装置を提供することにある。
本発明は、プーリに動力伝達用のベルトが巻き掛けられ、前記プーリが、プーリ軸に固定された固定半体と、前記プーリ軸に回転一体で且つ軸方向に移動可能に設けられた可動半体とを備え、前記プーリ軸と前記可動半体のそれぞれにボールスプライン溝が互いに対向して形成され、これらのボールスプライン溝に複数のボールが転動自在に収容されたボールスプラインから成るプーリスライド機構とを有してなり、前記可動半体が前記プーリ軸の軸方向に移動して前記固定半体に接離することで前記ベルトの巻き掛け有効径が変化し、変速比を変更するベルト式無段変速装置であって、前記可動半体には、前記プーリスライド機構の両端側に密封部材が配設されて前記プーリスライド機構が潤滑状態に保持され、前記密封部材の少なくとも一方に接触する軸側カラーが前記プーリ軸に、この軸側カラーにオーバーラップして摺動するプーリ側カラーが前記可動半体に、それぞれ配置されるとともに、前記軸側カラーと前記プーリ側カラーとの摺動面が、前記プーリ軸に形成された前記ボールスプライン溝の外径と前記可動半体に形成された前記ボールスプライン溝の内径との隙間の範囲に位置づけられたことを特徴とするものである。
本発明によれば、プーリ軸とプーリの可動半体との間に介在されたプーリスライド機構は、このプーリスライド機構の両端側において可動半体に設けられた密封部材よって潤滑状態に保持される。
また、密封部材に接触する軸側カラーがプーリ軸に配置され、この軸側カラーにオーバーラップして摺動するプーリ側カラーが可動半体に配置されたことから、軸側カラーと可動半体との干渉(衝突)が回避される。このため、軸側カラーをプーリスライド機構の機能に寄与しないデッドスペースまで移動して配置できる。この結果、軸側カラーを移動して配置した分だけ、可動半体の軸長とプーリ軸の軸長を共に短縮して、装置を小型化できる。
本発明に係るベルト式無段変速装置の一実施形態を示す側面図。 図1のII−II線に沿う断面図。 図2の駆動プーリ周囲を拡大して示す部分断面図。 図3のボールスプライン周囲を拡大して示す拡大断面図。 ベルト式無段変速装置の第1比較形態における駆動プーリ周囲を示す部分断面図。 図5の第1比較形態におけるプーリ軸の軸長及び可動半体の軸長を変更させず、軸側カラーとプーリ側カラーを適用した第2比較形態を示す拡大断面図。 図3の本実施形態(下半側)と図5の第1比較形態(上半側)について、可動半体のロー側規制位置での比較を示す断面図。 図3の本実施形態(下半側)と図5の第1比較形態(上半側)について、可動半体のハイ側規制位置での比較を示す断面図。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面に基づき説明する。但し、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではない。
図1及び図2に示すベルト式無段変速装置10は、例えば自動二輪車に搭載されたものであり、図示しないエンジンの回転力(駆動力)を無段階に変速し、クラッチ及び減速ミッション機構(共に図示せず)を介して後輪(不図示)へ伝達するものである。そしてこのベルト式無段変速装置10は、駆動プーリ11と従動プーリ12に巻き掛けられたVベルト13の巻き掛け有効径を、アクチュエータ(本実施の形態では電動モータ14)の動力によって変化させるよう構成されている。
つまり、ベルト式無段変速装置10は、順次接合される左側装置ケース15、右側装置ケース16及びケースキャップ18の内部に、プーリ軸としての駆動軸19、同じくプーリ軸としての従動軸20、駆動プーリ11、従動プーリ12、Vベルト13、スライダギア21、スクリューシャフト22、推力発生機構23、プーリスライド機構としてのボールスプライン33、並びにアクチュエータ機構24のアクチュエータ第1ギア38、アクチュエータ第2ギア39及びアクチュエータ第3ギア40が収納され、右側装置ケース16の外側にアクチュエータ機構24の電動モータ14が装着されて構成される。
駆動軸19は、ベルト式無段変速装置10の幅方向に延在し、左側装置ケース15に設けられたベアリング27と、スクリューシャフト22を介して右側装置ケース16に設けられたベアリング28とにより回転自在に軸支される。この駆動軸19に、図示しないエンジンのクランク軸からの動力が伝達される。そして、この駆動軸19に駆動プーリ11が軸装される。
また、従動軸20は、ベルト式無段変速装置10において駆動軸19の後方に、この変速装置10の幅方向に延在して配置され、左側装置ケース15、右側装置ケース16にそれぞれ設けられたベアリング29、30により回転自在に軸支される。この従動軸20に従動プーリ12が軸装され、駆動プーリ11と従動プーリ12との間にVベルト13が巻き掛けられる。この従動軸20は図示しないクラッチに連結され、このクラッチが、図示しない減速ミッション機構を介して後輪の車軸(共に図示せず)に連結される。
駆動プーリ11は、図2及び図3に示すように、駆動軸19に固定された固定半体31と、この固定半体31に対向して位置づけられ、ボールスプライン33(後に詳説)を介して駆動軸19に回転一体で且つ駆動軸19の軸方向に移動可能に設けられた可動半体32とを備えて構成される。これらの固定半体31と可動半体32との内側面間に、動力伝達用のVベルト13が挟持されて摩擦係合される。
前記スライダギア21は、駆動プーリ11の可動半体32と同軸に設けられ、この可動半体32にスライダギアベアリング34を介して相対回転可能で、且つスライダギア21の軸方向に一体移動可能に連結される。ここで、スライダギア21の軸方向は、可動半体32の軸方向と共に駆動軸19の軸方向と同義である。このスライダギア21はギア部21Aと、このギア部21Aの内側のスリーブ部21Bとが、例えば圧入により一体化されて構成される。
ギア部21Aは、後述の如くアクチュエータ機構24のアクチュエータ第3ギア40に噛み合う。また、スリーブ部21Bはスライダギア21の軸方向に延設され、このスリーブ部21Bにスライダギアベアリング34が配置されている。更に、このスリーブ部21Bの先端外周に雄ねじ35が形成される。また、スライダギア21の軸方向において、スライダギア21のギア部21Aがスライダギアベアリング34とオーバーラップして配置されている。
前記スクリューシャフト22は、固定部材としての右側装置ケース16に固定され、ストッパピン25(図2)により回り止めが果たされる。このスクリューシャフト22の内側に、ナット26を介して駆動軸19を軸支する前記ベアリング28が設置されている。駆動軸19、ナット26、ベアリング28及びスクリューシャフト22は、右側装置ケース16に接合されるケースキャップ18によって覆われる。そして、このスクリューシャフト22の内周面に雌ねじ36が形成される。この雌ねじ36は、ボール37を介してスライダギア21の雄ねじ35に螺合され、これらの雄ねじ35、雌ねじ36及びボール37により、前記推力発生機構23としてのボールねじ機構が構成される。
前記アクチュエータ機構24は、スライダギア21に動力(回転力)を付与するものであり、電動モータ14、アクチュエータ第1ギア38、アクチュエータ第2ギア39及びアクチュエータ第3ギア40を有して構成される。電動モータ14は、モータ軸をベルト式無段変速装置10の幅方向に向けて右側装置ケース16の外側に設置され、このモータ軸にアクチュエータ第1ギア38が回転一体に軸装される。アクチュエータ第2ギア39とアクチュエータ第3ギア40は、共に、左側装置ケース15及び右側装置ケース16に回転自在に軸支されている。
アクチュエータ第1ギア38がアクチュエータ第2ギア39の大径ギア部39Bに噛み合い、アクチュエータ第2ギア39の小径ギア部39Aがアクチュエータ第3ギア40の大径ギア部40Bに噛み合い、アクチュエータ第3ギア40の小径ギア部40Aがスライダギア21のギア部21Aに噛み合って、電動モータ14の回転力が3段階に減速されてスライダギア21へ付与(伝達)される。
前記推力発生機構23は、前述の如くスライダギア21の雄ねじ35、スクリューシャフト22の雌ねじ36、及びボール37を有して構成され、アクチュエータ機構24の回転力により回転するスライダギア21を軸方向に移動させる推力を発生するものである。つまり、推力発生機構23は、スライダギア21の回転力をこのスライダギア21の軸方向の推力に変換して、スライダギア21を駆動プーリ11の可動半体32と共に、図2及び図3に示すロー側規制位置Loとハイ側規制位置Hiとの間で、スライダギア21の軸方向に移動させる。これにより、駆動プーリ11の固定半体31と可動半体32との間隔が変化して、駆動プーリ11のVベルト巻き掛け有効径は、ロー側規制位置Loでは最小値D1となり、ハイ側規制位置Hiでは最大値D2となる。
例えば、スライダギア21の雄ねじ35とスクリューシャフト22の雌ねじ36とが右ねじ構造である場合には、ケースキャップ18側から目視してスライダギア21が時計回りに回転したときに、スライダギア21及び可動半体32がハイ側規制位置Hi側へ移動し、スライダギア21が反時計回りに回転したときに、スライダギア21及び可動半体32がロー側規制位置Lo側へ移動する。スライダギア21の雄ねじ35とスクリューシャフト22の雌ねじ36とが左ねじ構造の場合には上述と逆になる。
前記従動プーリ12は、図2に示すように、従動軸20に固定された固定半体41と、この固定半体41に対向して位置づけられ、従動軸20の軸方向に移動可能に設けられた可動半体42と、この可動半体42を固定半体41側へ付勢するスプリング43と、可動半体42を固定半体41側へ走行負荷に応じて移動させるトルクカム44とを有して構成される。これらの固定半体41と可動半体42の内側面間にVベルト13が挟持されて摩擦係合される。
駆動プーリ11の固定半体31と可動半体32との間隔が変化することで、この変化に追従して、Vベルト13の介在により、従動プーリ12の固定半体41と可動半体42との間隔が変化する。すなわち、駆動プーリ11のVベルト巻き掛け有効径が最小値D1のときには、従動プーリ12の固定半体41と可動半体42との間隔が最小となり、この従動プーリ12のVベルト巻き掛け有効径は最大値d1となる。また、駆動プーリ11のVベルト巻き掛け有効径が最大値D2のときには、従動プーリ12の固定半体41と可動半体42との間隔が最大となり、従動プーリ12のVベルト巻き掛け有効径は最小値d2となる。
このように、駆動プーリ11の可動半体32が固定半体31に接離し、従動プーリ12の可動半体42が固定半体41に接離することで、Vベルト13のVベルト巻き掛け有効径が変化し、駆動プーリ11に対する従動プーリ12の回転数が変化して、ベルト式無段変速装置10の変速比(減速率)が変更される。このベルト式無段変速装置10の変速比(減速率)は、上記Vベルト巻き掛け有効径D1とd1の状態(ロー側規制位置Lo)で最も高く、Vベルト巻き掛け有効径D2とd2の状態(ハイ側規制位置Hi)で最も低くなる。
自動二輪車の発進時には、図示しないメインコントローラの制御により、電動モータ14がスライダギア21及び駆動プーリ11の可動半体32をロー側規制位置Lo近傍に移動させて、駆動プーリ11のVベルト巻き掛け有効径を最小値D1近傍とし、車両が加速するにつれて、電動モータ14がスライダギア21及び駆動プーリ11の可動半体32をハイ側規制位置Hi側へ移動させて、駆動プーリ11のVベルト巻き掛け有効径を最大値D2側へ近づけていく。これにより、自動二輪車は無段階に変速されて加速する。
ここで、駆動プーリ11の可動半体32 と従動プーリ12の可動半体42の可動範囲は、Vベルト13、可動半体32及び42等の組付け性やVベルト13の摩耗等を考慮して、ロー側規制位置Loとハイ側規制位置Hiの範囲よりも若干狭く設定されている。
尚、従動プーリ12の固定半体41の外側面には冷却ファン45が一体に形成されている。また、右側装置ケース16における冷却ファン45に対応する位置にベルト冷却用ダクトの一部46が装着され、このベルト冷却用ダクトの一部46に導風口47が開口され、この導風口47にベルト冷却用ダクトホース(不図示)が装着される。また、図1及び図2に示す左側装置ケース15及び右側装置ケース16の後上部に排風口48が形成されている。従動プーリ12の回転と共に冷却ファン45が回転して、外気が、ベルト冷却用ダクトホースを通じて導風口47から冷却風としてベルト式無段変速装置10内に導入され、この冷却風が駆動プーリ11、従動プーリ12及びVベルト13等を冷却して排風口48から排出される。
また、右側装置ケース16には、プーリポジションセンサ49が設置されている。このプーリポジションセンサ49は、回転しながら軸方向に移動するスライダギア21のギア部21Aの側面に摺接する摺動軸49Aを備えたものである。つまり、プーリポジションセンサ49は、スライダギア21の軸方向への移動に追従して摺動軸49Aが軸方向へ移動することで、スライダギア21の位置、ひいては駆動プーリ11における可動半体32の位置を検出する。
さて、図2〜図4に示すように、駆動軸19と駆動プーリ11の可動半体32との間に介在されたプーリスライド機構として機能するボールスプライン33は、軸側ボールスプライン溝51とプーリ側ボールスプライン溝52と複数のボール53とを有して構成される。
軸側ボールスプライン溝51は、駆動軸19の外周に、この駆動軸19の軸方向に延在し、且つ駆動軸19の周方向に所定間隔隔てて複数本形成される。また、プーリ側ボールスプライン溝52は、可動半体32の内周に、この可動半体32の軸方向に延在し、且つ可動半体32の周方向に所定間隔隔てて複数本形成される。これらの軸側ボールスプライン溝51とプーリ側ボールスプライン溝52は同数本形成され、互いに対向して位置づけられて、内側に複数個のボール53が転動自在に収容される。
これらのボール53の介在によって、駆動プーリ11の可動半体32が駆動軸19に回転一体となり、且つボール53の転動によって、駆動プーリ11の可動半体32が駆動軸19に対し軸方向に移動可能に構成される。尚、図4中の符号54は、軸側ボールスプライン溝51においてボール53の位置を規制するための位置決めリングである。
図3に示すように、駆動プーリ11の可動半体32における軸方向両端部には、密封部材としてのオイルシール55A及び55Bが装着されている。可動半体32における固定半体31側に装着されたオイルシール55Aは、可動半体32の内周に圧入嵌合して固定されたカラー56により位置決めされると共に保持される。可動半体32が駆動軸19に対してその軸方向に移動する際に、カラー56が駆動軸19の外周面を摺動し、オイルシール55Aが駆動軸19の外周面に液密状態に摺接する。
また、可動半体32におけるナット26側に装着されたオイルシール55Bは、可動半体32の内周に圧入嵌合して固定されたプーリ側カラー57により位置決めされ保持される。このプーリ側カラー57は、駆動軸19の外周に挿入されてナット26により着脱可能に装着された軸側カラー58にオーバーラップして配置される。そして、可動半体32が駆動軸19に対してその軸方向に移動する際に、プーリ側カラー57の内周面が軸側カラー58の外周面を摺動し、オイルシール55Bが軸側カラー58の外周面に液密状態で摺接する。
オイルシール55Aが駆動軸19の外周面に、オイルシール55Bが軸側カラー58の外周面にそれぞれ液密に摺接することで、駆動軸19と可動半体32間に介在されるボールスプライン33が、カラー56と駆動軸19間、及びプーリ側カラー57と軸側カラー58間を含めて密閉構造に構成される。そして、この密閉構造の内部にグリスなどの潤滑材が封入される。これにより、ボールスプライン33内、カラー56と駆動軸19間、プーリ側カラー57と軸側カラー58間が潤滑状態に保持される。
また、図4に示すように、駆動軸19に形成された軸側ボールスプライン溝51の外径Mと、駆動プーリ11の可動半体32に形成されたプーリ側ボールスプライン溝52の内径Nとの間には隙間Tが設定される。互いに摺動するプーリ側カラー57の内周面(摺動面57A)と軸側カラー58の外周面(摺動面58A)は、上記隙間Tの範囲内に位置づけられる。これにより、プーリ側カラー57が軸側ボールスプライン溝51に、軸側カラー58がプーリ側ボールスプライン溝52にそれぞれ干渉(衝突)することが回避されて、プーリ側カラー57と軸側カラー58との摺動が可能になる。
更に、プーリ側カラー57は、カラー56との間で、プーリ側ボールスプライン溝52の必要溝長さLSP(図3)を規定する。また、軸側カラー58は、位置決めリング54との間で、軸側ボールスプライン溝51の必要溝長さLSPoを規定する。これらの必要溝長さLSP及びLSPoは、複数個のボール53のボール総幅LBAに、可動半体32の軸方向に沿う最大移動距離Lの半分量L/2を加算した値である。
その理由は次の通りである。つまり、駆動プーリ11の可動半体32が軸方向に沿って最大移動距離Lだけ移動するとき、ボールスプライン33のボール53は、プーリ側ボールスプライン溝52と軸側ボールスプライン溝51にそれぞれ転動するため、可動半体32の最大移動距離Lの半分量L/2だけ、プーリ側ボールスプライン溝52と軸側ボールスプライン溝51をそれぞれ転動することになるからである。このため、図3に示すように、可動半体32がロー側規制位置Loからハイ側規制位置Hiへ移動する場合には、プーリ側ボールスプライン溝52の領域A(網かけ部分)と軸側ボールスプライン溝51の領域B(網かけ部分)が、ボール53の転動のために必要になるのである。更に、可動半体32がハイ側規制位置Hiからロー側規制位置Loへ移動する場合には、軸側ボールスプライン溝51の領域C(網掛け部分)とプーリ側ボールスプライン溝52の領域D(網かけ部分)が、ボール53が転動するために必要になるのである。
ところで、軸側カラー58は、駆動プーリ11の可動半体32に形成されたプーリ側スプライン溝52に対し、可動半体32の軸方向に沿う最大移動距離Lの半分量L/2だけオーバーラップ可能に構成されている。この理由を以下に述べる。
まず、特許文献3に記載のベルト式無段変速装置を、自動二輪車または四輪自動車におけるベルト式無段変速装置に適用した第1比較形態の一部を図5に示す。この第1比較形態のベルト式無段変速装置100において、本実施の形態と同様な部分は、同一の符号を付している。このベルト式無段変速装置100では、本実施形態のプーリ側カラー57及び軸側カラー58に代えてカラー部材101が、駆動軸19にナット26を用いて着脱可能に装着されている。このカラー部材101の外周面に可動半体32の内周面が摺動すると共に、可動半体32に装着されたオイルシール55Bが摺接している。
本実施形態(図3)の場合にも第1比較形態(図5)の場合にも、このオイルシール55A、55Bのオイルシール幅はそれぞれLS1、LS2であり、可動半体32に圧入されたカラー56と駆動軸19との必要嵌合長さはLB1であり、プーリ側ボールスプライン溝52の必要溝長さはLSP(=LBA+L/2)であり、軸側ボールスプライン溝51の必要溝長さはLSPo(=LBA+L/2)である。また、第1比較形態の場合の可動半体32とカラー部材101との必要嵌合長さは、本実施形態のプーリ側カラー57と軸側カラー58との必要嵌合長さと等しくLB2である。
本実施形態(図3)の場合にも第1比較形態(図5)の場合にも、可動半体32の軸方向移動時に、プーリ側ボールスプライン溝52の固定半体31側の端部52M(図4参照)が駆動軸19の段部59に干渉(衝突)しないように、可動半体32には、必要嵌合長さLB1に隣接して最大移動距離Lが設定されている。更に、第1比較形態(図5)の場合には、可動半体32の軸方向移動時に、プーリ側ボールスプライン溝52のナット26側の端部52N(図4参照)がカラー部材101に干渉(衝突)しないように、可動半体32には、必要嵌合長さLB2に隣接して最大移動距離Lが設定されている。この結果、第1比較形態(図5)における可動半体32の軸方向長さβは、
β=LS1+LB1+L+LSP+L+LB2+LS2
となる。
上述の第1比較形態(図5)では、可動半体32の軸方向長さβにおいて、必要嵌合長さLB2に隣接して最大移動距離Lが設定されているので、この最大移動距離Lの領域において、駆動軸19の軸側ボールスプライン溝51に、ボール53が転動しないデッドスペース60が設けられる。可動半体32の軸方向長さβにおける必要嵌合長さLB2に隣接する最大移動距離Lの領域において、可動半体32がハイ側規制位置Hiからロー側規制位置Loへ移動する際にボール53が転動するために必要な軸側ボールスプライン溝51の領域Cの軸方向長さがL/2であるから、上記デッドスペース60の軸方向長さは、L/2(=L−L/2)となる。
そこで、図6に、第1比較形態(図5)における駆動軸19の軸長及び可動半体32の軸長を変更させず、カラー部材101に代えて、プーリ側カラー111及び軸側カラー112が適用されたベルト式無段変速装置110の一部を示す。この第2比較形態のベルト式無段変速装置110においても、本実施形態と同様な部分は、同一の符号を用いている。
プーリ側カラー111は、駆動プーリ11の可動半体32の内周に圧入嵌合して固定され、軸側カラー112は駆動軸19の外周に挿入されナット26により着脱可能に装着されている。また、プーリ側カラー111と軸側カラー112は、軸側ボールスプライン溝51の外径Mとプーリ側ボールスプライン溝52の内径Nとの隙間Tの範囲内でそれぞれの摺動面が設定され、互いに摺動可能に構成されている。このうち、軸側カラー112の外周面に、可動半体32のオイルシール55Bが摺接して設けられている。更に、軸側カラー112は、軸側ボールスプライン溝51のデッドスペース60(図5、図6)の領域まで延設されている。この結果、軸側カラー112は、可動半体32がロー側規制位置Loに移動したときに、プーリ側ボールスプライン溝52に対し、可動半体32の軸方向に沿う最大移動距離Lの半分量L/2だけオーバーラップして構成される。
しかしながら、この第2比較形態(図6)では、可動半体32がハイ側規制位置Hiに移動したときに、プーリ側カラー111と軸側カラー112の嵌合長さは、軸側カラー112がデッドスペース60まで延設された長さ(L/2)だけ必要嵌合長さLB2よりも長くなってしまう。そこで、軸側カラー112と第2比較形態の駆動軸19とを、共に長さL/2だけ軸方向に短く設定して、本実施形態(図3)の軸側カラー58とし、本実施形態の駆動軸19とする。更に、プーリ側カラー111と第2比較形態の可動半体32とを、共に長さL/2だけ軸方向に短く設定して、本実施形態(図3)のプーリ側カラー57とし、本実施形態の可動半体32とする。
この結果、図3に示す本実施形態における可動半体32の軸方向長さαは、
α=LS1+LB1+L+LSP+L/2+LB2+LS2
となり、第1及び第2比較形態の可動半体32の軸方向長さβよりも、長さL/2だけ短縮される。また、本実施形態の駆動軸19の軸方向長さも、前述の如く、第1及び第2比較形態の駆動軸19の軸方向長さよりも長さL/2だけ短縮される。
駆動軸19と可動半体32の軸方向長さを、本実施形態と第1比較形態について比較したものを、ロー側規制位置Loでは図7を用いて、ハイ側規制位置Hiでは図8を用いてそれぞれ示す。ロー側規制位置Loにおいても、ハイ側規制位置Hiにおいても、駆動軸19は、本実施形態の場合が第1比較形態よりも長さL/2だけ短縮して設定され、可動半体32も、本実施形態の場合が第1比較形態の場合よりも長さL/2だけ短縮して設定されていることがわかる。
以上のように構成されたことから、本実施形態によれば、次の効果(1)〜(6)を奏する。
(1)駆動軸19と駆動プーリ11の可動半体32との間に介在されたボールスプライン33は、このボールスプライン33の両端側において可動半体32に設けられたオイルシール55A及び55Bによって、密閉構造に構成される。この密閉構造のボールスプライン33内にグリスなどの潤滑材を封入することで、このボールスプライン33を潤滑状態に保持することができる。
(2)オイルシール55Bに接触する軸側カラー58が駆動軸19に配置され、この軸側カラー58にオーバーラップして摺動するプーリ側カラー57が駆動プーリ11の可動半体32に配置されたことから、軸側カラー58と可動半体32との干渉(衝突)が回避される。このため、軸側カラー58をボールスプライン33の機能に寄与しないデッドスペース60まで移動して配置できる。つまり、軸側カラー58を、可動半体32に形成されたプーリ側ボールスプライン溝52に対し、可動半体32の軸方向に沿う最大移動距離Lの半分量L/2だけオーバーラップ可能に構成できる。この結果、駆動プーリ11の可動半体32では、機能上必要なオイルシール幅LS1、LS2及び必要嵌合長さLB1、LB2等を確保しつつ、軸側カラー58をオーバーラップして移動して配置した分だけ、駆動プーリ11の可動半体32の軸長と駆動軸19の軸長とを共に短縮して、ベルト式無段変速装置10を小型化且つ軽量化できる。
(3)駆動プーリ11の可動半体32の内周にプーリ側カラー57が配置され、駆動軸19の外周に軸側カラー58が配置され、可動半体32の軸方向移動時にプーリ側カラー57と軸側カラー58が摺動可能に構成されている。例えば、軸側カラー58が可動半体32の内周面に直接摺動する場合には、この可動半体32の内周面に表面硬化処理を施す必要があるが、可動半体32の内面に配置されたプーリ側カラー57に軸側カラー58が摺動することで、上記表面硬化処理を施す必要がない。更に、プーリ側カラー57と軸側カラー58の材質を適宜に選定することで、これらのプーリ側カラー57と軸側カラー58との摺動性を向上させることができる。
(4)駆動軸19と駆動プーリ11の可動半体32との間に介在されるプーリスライド機構が、軸側ボールスプライン溝51とプーリ側ボールスプライン溝52内にボール53が転動自在に収容されて構成されたボールスプライン33であることから、ベルト式無段変速装置10の作動時のフリクションを低減できると共に、駆動軸19に入力されるトルクが大きな場合にも耐久性を確保できる。
(5)プーリ側カラー57、カラー56が駆動プーリ11の可動半体32に圧入嵌合して固定されたので、プーリ側カラー57、カラー56の位置精度を確保できる。更に、熱応力や外力などがプーリ側カラー57、カラー56に作用しても、これらのプーリ側カラー57、カラー56の可動半体32への緊迫力を安定して保持できる。
(6)軸側カラー58が駆動軸19にナット26を用いて着脱可能に装着されたので、右側装置ケース16を左側装置ケース15から離脱させた状態でナット26を取り外すことにより、ベアリング28、スクリューシャフト22、スライダギア21、可動半体32、軸側カラー58及びボール53等を取り出すことができ、メンテナンス性を向上させることができる。
以上、本発明を上記実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形してもよい。また、上述の実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせてもよく、またはこれらの全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
例えば、本実施の形態では、駆動軸19に軸装された駆動プーリ11の可動半体32と駆動軸19との間に介在されたボールスプライン33等に本発明が適用される場合を述べたが、従動軸20に軸装された従動プーリ12の可動半体42と従動軸20との間に、プーリスライド機構としてボールスプライン33が介在される場合には、このボールスプライン33等に本発明を適用することができる。
10 ベルト式無段変速装置
11 駆動プーリ
12 従動プーリ
13 Vベルト
19 駆動軸(プーリ軸)
20 従動軸(プーリ軸)
31 固定半体
32 可動半体
33 ボールスプライン(プーリスライド機構)
41 固定半体
42 可動半体
51 軸側ボールスプライン溝
52 プーリ側ボールスプライン溝
53 ボール
55A、55B オイルシール(密封部材)
57 プーリ側カラー
58 軸側カラー
57A、58A 摺動面
M 外径
N 内径
T 隙間

Claims (4)

  1. プーリに動力伝達用のベルトが巻き掛けられ、
    前記プーリが、プーリ軸に固定された固定半体と、前記プーリ軸に回転一体で且つ軸方向に移動可能に設けられた可動半体とを備え、前記プーリ軸と前記可動半体のそれぞれにボールスプライン溝が互いに対向して形成され、これらのボールスプライン溝に複数のボールが転動自在に収容されたボールスプラインから成るプーリスライド機構とを有してなり、
    前記可動半体が前記プーリ軸の軸方向に移動して前記固定半体に接離することで前記ベルトの巻き掛け有効径が変化し、変速比を変更するベルト式無段変速装置であって、
    前記可動半体には、前記プーリスライド機構の両端側に密封部材が配設されて前記プーリスライド機構が潤滑状態に保持され、
    前記密封部材の少なくとも一方に接触する軸側カラーが前記プーリ軸に、この軸側カラーにオーバーラップして摺動するプーリ側カラーが前記可動半体に、それぞれ配置されるとともに、
    前記軸側カラーと前記プーリ側カラーとの摺動面が、前記プーリ軸に形成された前記ボールスプライン溝の外径と前記可動半体に形成された前記ボールスプライン溝の内径との隙間の範囲に位置づけられたことを特徴とするベルト式無段変速装置。
  2. 前記軸側カラーは、前記可動半体に形成された前記ボールスプライン溝に対し、前記可動半体の軸方向最大移動量の半分量だけオーバーラップ可能に構成されたことを特徴とする請求項1に記載のベルト式無段変速装置。
  3. 前記プーリ側カラーが前記可動半体に圧入嵌合して固定され、前記軸側カラーが前記プーリ軸にナットを用いて着脱可能に装着されたことを特徴とする請求項1に記載のベルト式無段変速装置。
  4. 前記プーリは、プーリ軸である駆動軸に軸装された駆動プーリ、または、プーリ軸である従動軸に軸装された従動プーリであることを特徴とする請求項1に記載のベルト式無段変速装置。
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