JP4561447B2 - データ処理装置及びデータ処理方法 - Google Patents

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本発明は、例えばAVサーバーに適用して好適なデータ処理装置及びデータ処理方法関する。
テレビジョン放送局用の収録・送出サーバーとして、AV(Audio /Video )サーバーが普及している。AVサーバーは、一般に、SDI(Serial Digital Interface)のような同期系の伝送フォーマットでAV信号を入出力する入出力部を複数有している。
外部(放送局内のVTRや、放送局と広域ネットワークで結ばれた取材現場のビデオカメラ等)からAVサーバーに送られたAV信号は、それぞれいずれかの入力部に入力し、その入力部で圧縮処理等を施される。この圧縮処理を施されたAVデータは、ハードディスクユニットのような記録部に記録される。
また、この記録部から再生されていずれかの出力部に送られた圧縮AVデータは、その出力部で伸長処理等を施される。そして、その出力部から出力されて、AVサーバーから外部(オンエア用サーバーやバックアップ用サーバー等)に送られる。
今日のテレビジョン放送では、日本や欧米諸国での地上波ディジタル放送の開始に伴い、SD(Standard Definition)TV放送とHD(High Definition)TV放送とが混在している。そのため、AVサーバーで入出力するAV信号にも、SDTV信号とHDTV信号との両方(SDIの場合には、SMPTE259Mとして規定される伝送フォーマットであるSD−SDIと、SMPTE292Mとして規定されるとして規定される伝送フォーマットであるHD−SDIとの両方)が存在する。さらに、SDTV信号でも、日本やアメリカ等で採用しているNTSC方式と、ヨーロッパ諸国で採用しているPAL方式とでは解像度が異なる。したがって、AVサーバーでは、様々な解像度の映像信号を入出力することが必要となる。
従来のAVサーバーでは、SDTV信号専用の入出力部,HDTV信号専用の入出力部といったように、処理可能な映像信号の解像度が固定された入出力部が設けられていた。
他方、AVサーバー自体に関するものではないが、シリアルデータを受信する装置としては、SDTV信号用波形整形部とHDTV信号用波形整形部との両方を設け、SDシリアルデータ,HDシリアルデータのいずれが伝送された場合にも再生SDシリアルデータ,再生HDシリアルデータを取り出せるようにしたデータ受信装置が従来から提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−115828号公報(段落番号0117〜0130、図8)
従来のAVサーバーでは、個々の入力部や出力部毎に処理可能な映像信号の解像度が固定されていることから、複数の解像度に任意に対応したフレキシブルなシステムを構築するのが困難であった。
すなわち、例えばHDTV信号専用の入力部を1つ有するAVサーバーでは、同時に2チャンネル以上のHDTV信号を入力することはできない。入力部が着脱可能になっている場合には、例えば1つのSDTV信号専用の入力部をHDTV信号専用の入力部に交換すれば同時に2チャンネルのHDTV信号を入力することができるが、そうした交換作業は煩雑である。
また、同じ解像度の映像信号を最大何チャンネル同時に入力したり出力するかを想定し、各解像度に対応した入力部や出力部をそれぞれその最大数ずつ設けておくという方法もある。しかし、この方法では、システムが大型化・高コスト化してしまうとともに、実際には一部の入力部や出力部しか使用しないことが殆どなので無駄が多くなる。
他方、上記特許文献1に開示されたデータ受信装置では、1台のデータ受信装置を、SDシリアルデータ,HDシリアルデータという異なる解像度の映像信号の受信用に共用することは可能である。しかし、様々な解像度の映像信号を受信した後、映像信号に対して処理を施すためにはそれぞれの解像度に応じて設定の切り替えを行うことが必要になるが、そうした設定の切り替えを行うための技術は、上記特許文献1には全く開示されていない。
本発明は、上述の点に鑑み、AVサーバーのようなデータ処理装置において、映像信号の複数の解像度に任意に対応したフレキシブルなシステム構成を可能にすることを課題としてなされたものである。
この課題を解決するために、本発明は、映像信号として、SDIフォーマットのSDTV信号,SDIフォーマットのHDTV信号のいずれかが選択的に入力され、入力された映像信号に内部の映像処理部で処理を施す入力部と、
前記入力部に入力され前記映像処理部により処理が施された映像信号を記録媒体に記録する記録部とを有するデータ処理装置において、
データ処理装置の外部から供給されるリファレンスクロックに基づき、SDTV信号の標本化周波数と同じ周波数である27MHzのリファレンスクロックを供給する手段を備え、
前記入力部は、
データ処理装置の外部から、SDTV信号,HDTV信号のうちのいずれを前記入力部に入力させるかを指示する制御信号が供給されたことに基づき、前記制御信号がSDTV信号の入力を指示している場合には、前記27MHzのリファレンスクロックに同期した27MHzのクロックを生成し、該27MHzのクロックに基づき、入力するSDTV信号に同期した27MHzのクロックを生成し、該27MHzのクロックから27MHzのタイミングパルスを生成して前記映像処理部に供給し、他方、前記制御信号がHDTV信号の入力を指示している場合には、前記27MHzのリファレンスクロックに同期した74MHz(HDTV信号の標本化周波数と同じ周波数)のクロックを生成し、該74MHzのクロックに基づき、入力するHDTV信号に同期した74MHzのクロックを生成し、該74MHzのクロックから74MHzのタイミングパルスを生成して前記映像処理部に供給するクロック生成・入力タイミングパルス生成手段を備えたことを特徴とする。
この装置では、単一の周波数のリファレンスクロックに基き、1つの入力部内で、SDIフォーマットで入力する映像信号の解像度(SDTV信号,HDTV信号のいずれであるか)に応じて周波数を切り替えたタイミングパルスが生成され、映像信号に処理を施す映像処理部にそのタイミングパルスが供給される。
様々な解像度の映像信号が入力する場合に、それらの映像信号に対して処理を施すためには、それぞれの解像度に応じて設定の切り替えを行うことが必要になるが、その中でも重要なのは、映像信号に対して処理を施す回路に供給するタイミングパルスの周波数を、解像度に応じて切り替えることである。
この装置によれば、こうしたタイミングパルスの周波数の切り替えが1つの入力部内で行われる。これにより、1つの入力部を、複数の解像度の映像信号(SDTV信号,HDTV信号)を入力するために共用することができる。したがって、入力する映像信号の複数の解像度に任意に対応したフレキシブルなシステム構成が可能になる。
また、映像信号の取り込みタイミングの基準となるクロックが伝送されず、データ処理装置の側でこのクロックを抽出し再生する(クロックリカバリーを行う)場合にも、単一の周波数のリファレンスクロックに基き、入力する映像信号の解像度に応じたタイミングパルスの周波数の切り替えを1つの入力部内で行うことができる。
なお、この装置において、一例として、入力部に、入力した映像信号を圧縮する圧縮回路として、SDTV信号,HDTV信号の解像度にそれぞれ対応した圧縮方式の複数の圧縮回路を設けるとともに、これらの圧縮回路のうち入力する映像信号の解像度に対応した圧縮回路で映像信号を圧縮させる制御手段を設け、クロック生成・入力タイミングパルス生成手段は、これらの圧縮回路にタイミングパルスを供給することが好適である。
それにより、1つの入力部内で、SDTV信号,HDTV信号を、それぞれその解像度に対応した圧縮方式で圧縮することができるようになる。
また、この装置において、一例として、入力部に、映像信号に多重化されている音声信号を処理する音声処理部を設け、クロック生成・入力タイミングパルス生成手段は、制御信号がSDTV信号の入力を指示している場合には、入力するSDTV信号に同期した27MHzのクロックから27MHzのタイミングパルスを生成して音声処理部に供給し、他方、制御信号がHDTV信号の入力を指示している場合には、入力するHDTV信号に同期した74MHzのクロックからHDTV信号に同期した27MHzのクロックを生成し、この27MHzのクロックから27MHzのタイミングパルスを生成して音声処理部に供給することが好適である。
音声処理部はSDTV信号,HDTV信号のいずれの入力時にも同じ周波数のタイミングパルスで動作して音声信号を処理する必要があるが、これにより、音声処理部には、SDTV信号,HDTV信号のいずれの入力時にも同じ周波数のタイミングパルスを供給することができるようになる。
また、この装置において、一例として、
記録媒体に記録された映像信号を再生する再生部と、
再生部で再生された映像信号に内部の出力映像処理部で処理を施し、該出力映像処理部で処理を施した映像信号をSDIフォーマットで出力する出力部とを備え、
出力部は、データ処理装置の外部から、SDTV信号,HDTV信号のうちのいずれを再生部で再生させて出力部から出力させるかを指示する制御信号が供給されたことに基づき、制御信号がSDTV信号の出力を指示している場合には、27MHzのリファレンスクロックに同期した27MHzのクロックを生成し、この27MHzのクロックから27MHzのタイミングパルスを生成して出力映像処理部に供給し、他方、制御信号がHDTV信号の出力を指示している場合には、27MHzのリファレンスクロックに同期した74MHzのクロックを生成し、この74MHzのクロックから74MHzのタイミングパルスを生成して出力映像処理部に供給する出力タイミングパルス生成手段を備えることが好適である。
それにより、入力部側だけでなく、出力部側でも、単一の周波数のリファレンスクロックに基き、1つの出力部を、SDTV信号,HDTV信号のいずれの信号もSDIフォーマットで出力するために共用することができるようになる。したがって、SDIフォーマットで入力するSDTV信号,HDTV信号や記録したSDTV信号,HDTV信号の解像度に任意に対応した、一段とフレキシブルなシステム構成が可能になる。
また、このように出力部に出力タイミングパルス生成手段を備える場合には、一例として、出力部に、再生部により再生された圧縮映像データを伸張する伸張回路として、SDTV信号,HDTV信号の解像度にそれぞれ対応した圧縮方式の複数の伸張回路を設けるとともに、これらの伸張回路のうち出力する映像信号の解像度に対応した伸張回路で圧縮映像データを伸張させる制御手段を設け、出力タイミングパルス生成手段は、これらの伸張回路にタイミングパルスを供給することが好適である。
それにより、それぞれの解像度に対応した圧縮方式で圧縮されて記録されたSDTV信号,HDTV信号を、1つの出力部内で、その解像度に対応した圧縮方式で伸張することができるようになる。
また、このように出力部に出力タイミングパルス生成手段を備える場合には、一例として、出力部に、再生部により映像信号とともに再生された音声信号を処理する出力音声処理部を設け、出力タイミングパルス生成手段は、制御信号がSDTV信号の出力を指示している場合には、27MHzのクロックから27MHzのタイミングパルスを生成して出力音声処理部に供給し、他方、制御信号がHDTV信号の出力を指示している場合には、27MHzのリファレンスクロックに同期した74MHzのクロックを生成するほかに、制御信号がSDTV信号の出力を指示している場合と同じく27MHzのリファレンスクロックに同期した27MHzのクロックを生成し、この27MHzのクロックから27MHzのタイミングパルスを生成して出力音声処理部に供給することが好適である。
出力音声処理部はSDTV信号,HDTV信号のいずれの出力時にも同じ周波数のタイミングパルスで動作して音声信号を処理する必要があるが、これにより、音声処理部には、SDTV信号,HDTV信号のいずれの出力時にも同じ周波数のタイミングパルスを供給することができるようになる。
本発明によれば、例えばAVサーバーのようなデータ処理装置において、SDIフォーマットで入力する映像信号の複数の解像度(SDTV信号,HDTV信号のいずれであるか)に任意に対応したフレキシブルなシステム構成が可能になるという効果が得られる。
次に、本発明の実施形態を、図面を用いて具体的に説明する。なお、以下では、SDIフォーマットでAV信号を入出力するAVサーバーに本発明を適用した例について説明することにする。
図1は、本発明を適用したAVサーバーと、このAVサーバーを制御する端末とから成るサーバーシステムの全体構成を示すブロック図である。このAVサーバー1には、放送局内のVTRや、放送局と広域ネットワークで結ばれた取材現場のビデオカメラ等(図示略)から、複数チャンネルのAV信号(SDTV信号またはHDTV信号)が、SDIフォーマット(SDTV信号の場合にはSD−SDI、HDTV信号の場合にはHD−SDI)で送られる。
AVサーバー1は、複数の入力部及び出力部(後述する入力ボード及び出力ボード)を有しており、伝送された各チャンネルのAV信号を、それぞれいずれかの入力部から入力して記録部(後述するハードディスクユニット)に記録する。
また、AVサーバー1は、この記録部から再生したAVデータを、いずれかの出力部からSDIフォーマット(SD−SDIまたはHD−SDI)で出力して、オンエア用サーバーやバックアップ用サーバー等(図示略)に送る。
また、AVサーバー1は、TCP/IPプロトコルに則って高速ネットワーク(ギガビットイーサネット)3経由でもAVデータを送受信する。(ETHERNET\イ−サネットは登録商標。)
制御端末2は、シリアル通信(RS−422A)によってAVサーバー1に制御信号cを送る端末であり、例えばワークステーションまたはパーソナルコンピュータが用いられている。制御端末2からは、この制御信号cとして、どの入力部や出力部を用いてAV信号を入出力させるかを指定する制御信号だけでなく、その入力部にSDTV信号,HDTV信号のうちのいずれを入力させるかを指示する制御信号や、AVサーバー1に記録したSDTV信号,HDTV信号のうちのいずれをその出力部から出力させるかを指定する制御信号がAVサーバー1に送られる。
図2は、AVサーバー1の内部構成を示すブロック図である。AVサーバー1には、複数の入出力ユニット4と、複数のハードディスクユニット5と、ネットワーク管理端末6と、ファイル管理端末7とが設けられている。
各入出力ユニット4は、それぞれ最大で合計6つの入力部及び出力部を有している。図1の制御端末2からは、これらの入出力ユニット4に前述の制御信号cが送られる。
各ハードディスクユニット5は、RAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks )技術を採用したディスクアレイ装置である。各入出力ユニット4と各ハードディスクユニット5とは、高速シリアルインタフェースであるファイバーチャンネル(Fibre Channel)8により、FCスイッチ9を介して互いに接続されている。
ネットワーク管理端末6は、図1の高速ネットワーク3経由でのAVデータの送受信を管理する端末であり、パーソナルコンピュータが用いられている。ネットワーク管理端末6も、ファイバーチャンネル8により、FCスイッチ9を介して各ハードディスクユニット5に接続されている。
ファイル管理端末7は、各ハードディスクユニット5にファイルとして記録されたAVデータが、実際にハードディスク上のどの位置に書き込まれているかを管理する端末であり、パーソナルコンピュータが用いられている。各入出力ユニット4とファイル管理端末7とは、イーサネット10によって互いに接続されている。
入出力ユニット4は、複数の基板を接続することによって構成されている。図3は、入出力ユニット4を構成する基板を示すブロック図である。最大で合計6つの入力ボード11及び出力ボード12(図の例では3つずつの入力ボード11及び出力ボード12)が、マザーボード16に接続されている。各入力ボード11,出力ボード12は、入出力ユニット4の筐体に設けられたスロット(図示略)に挿入することにより、マザーボード16に対して着脱可能に接続される。
各入力ボード11は、それぞれ1チャンネルのAV信号を入力する入力部としての役割を有しており、入力したAV信号(SDIフォーマットのデータ)を、図2のハードディスクユニット5への記録用のAVデータに変換する。後述するように、各入力ボード11は、SDTV信号,HDTV信号(SD−SDI,HD−SDI)の両方を入力するために共用される。
各出力ボード12は、それぞれ1チャンネルのAV信号を出力する出力部としての役割を有しており、ハードディスクユニット5から再生されたAVデータをSDIフォーマットに変換して出力する。後述するように、各出力ボード12も、SDTV信号,HDTV信号の両方を出力するために共用される。
マザーボード16には、さらに、メインCPU(図示略)を搭載したボード(メイン制御ボードと呼ぶことにする)13と、ファイバーチャンネル用のインタフェース回路(図示略)を搭載したボード(FCボードと呼ぶことにする)14と、外部からAVサーバー1に供給されるリファレンスクロックを入力するボード(TGボードと呼ぶことにする)15とが接続されている。
マザーボード16は、各ボード11〜15内のCPU(図示略)を結ぶCPUバス17を有するとともに、各入力ボード11,出力ボード12とFCボードボード14とを結ぶSB(Serial Back-Plane)バス18を有している。
図1の制御端末2からは、各入力ボード11及び各出力ボード12及びマザーボード16を経由して、メイン制御ボード13内のメインCPUに前述の制御信号cが送られる。また、メイン制御ボード13内のメインCPUは、図2のイーサネット10に接続されている。
FCボード14は、図2に示したように、ファイバーチャンネル8により、FCスイッチ9を介して各ハードディスクユニット5に接続されている。
TGボード15は、外部からのリファレンスクロックに基き、27MHz(SDTV信号の標本化周波数と同じ周波数)のリファレンスクロックrefを各入力ボード11及び出力ボード12に供給する。
図4は、図3の入力ボード11,出力ボード12上の主要な回路を示すブロック図である。入力ボード11上には、入力信号処理部21と、映像信号圧縮処理部22と、音声信号圧縮処理部23と、記録信号処理部24と、記録処理制御部25とが搭載されている。記録処理制御部25は、図3のメイン制御ボード13上のメインCPUの制御のもとで各処理部21〜24を制御するCPUである。
入力信号処理部21は、入力ボード11に入力したSDIフォーマットのデータから映像信号及び音声信号を取り出すとともに、この映像信号や音声信号に同期したタイミングパルスを生成する回路である。入力信号処理部21の構成や処理については、後で図5〜図7を用いて詳述する。
映像信号圧縮処理部22は、入力信号処理部21で取り出された映像信号を圧縮する回路である。映像信号圧縮処理部22には、SDTV信号に対応した符号化規格の圧縮回路として、MPEG2 MP@ML規格の圧縮回路22aと、IMX(MPEG2 422P@ML)規格の圧縮回路22bと、DV規格の圧縮回路22cとが設けられている。さらに、映像信号圧縮処理部22には、HDTV信号を圧縮する回路として、MPEG2 MP@HL規格の圧縮回路22dが設けられている。
音声信号圧縮処理部23は、入力信号処理部21で取り出された音声信号を、MPEG1規格で圧縮する回路である。
記録信号処理部24は、映像信号圧縮処理部22で圧縮された映像データと、音声信号圧縮処理部23で圧縮された音声データとをパッキングすることにより、図2のハードディスクユニット5への記録用のAVデータを生成する回路である。
記録信号処理部24で生成されたAVデータは、図3にも示したマザーボード16及びFCボード14を介して、図2に示したハードディスクユニット5に転送されて、ハードディスクユニット5に記録される。
出力ボード12上には、再生信号処理部26と、映像信号伸張処理部27と、音声信号伸張処理部28と、出力信号処理部29と、再生処理制御部30とが搭載されている。再生処理制御部30は、メイン制御ボード13上のメインCPUの制御のもとで各処理部26〜29を制御するCPUである。
再生信号処理部26は、ハードディスクユニット5から再生されてFCボード14及びマザーボード16を介して転送されたAVデータから、圧縮映像データと圧縮音声データとを分離する回路である。
映像信号伸張処理部27は、再生信号処理部26で分離された圧縮映像データを伸張する回路である。映像信号伸張処理部27には、入力ボード11上の映像信号圧縮処理部22内の圧縮回路22a〜22dの圧縮方式に対応して、MPEG2 MP@ML規格の伸張回路27aと、IMX(MPEG2 422P@ML)規格の伸張回路27bと、DV規格の伸張回路27cと、MPEG2 MP@HL規格の伸張回路27dとが設けられている。
音声信号伸張処理部28は、再生信号処理部26で分離された圧縮音声データを、MPEG1規格で伸張する回路である。
出力信号処理部29は、映像信号伸張処理部27や音声信号伸張処理部28等に供給するタイミングパルスを生成するとともに、映像信号伸張処理部27で伸張された映像信号と音声信号伸張処理部28で伸張された音声信号とから、SDIフォーマットのデータを生成して出力ボード12から出力する回路である。出力信号処理部29の構成や処理については、後で図8〜図10を用いて詳述する。
図5は、図4の入力信号処理部21の主要部の回路構成を示すブロック図である。入力信号処理部21には、SDIレシーバー31と、タイミングジェネレータ32と、誤り検出回路33と、SDIデコーダ34とが設けられている。
SDIレシーバー31は、入力信号処理部21に入力したSDIフォーマットのデータを差動データに変換するSDI入力回路と、その差動データからクロックを抽出・再生するクロックリカバリー回路と、その差動データをパラレル変換するシリアル/パラレル変換回路とを含んでいる。クロックリカバリー回路で再生されたクロックは、タイミングジェネレータ32に送られる。シリアル/パラレル変換回路でパラレル変換されたデータは、誤り訂正回路33に送られる。
タイミングジェネレータ32は、SDIレシーバー31内のクロックリカバリー回路で再生されたクロックから、誤り訂正回路33や図4の映像信号圧縮処理部22及び音声信号圧縮処理部23を駆動するためのタイミングパルスを生成する回路である。タイミングジェネレータ32には、図3のTGボード15から、前述の27MHzのリファレンスクロックrefが供給される。
誤り訂正回路33は、SDIレシーバー31から送られたSDIフォーマットのパラレルデータからチェックサムを計算して、誤り訂正を行う回路である。
SDIデコーダ34は、誤り訂正回路33で誤り訂正されたSDIフォーマットのパラレルデータをデコード(NRZI→NRZ変換及びスクランブルの解除)して、映像信号及び音声信号を復元する回路である。SDIデコーダ34としては、SD−SDIフォーマット,HD−SDIフォーマットの両方に対応した仕様のデコーダが用いられている。
SDIデコーダ34で復元された映像信号は、映像信号圧縮処理部22に送られる。SDIデコーダ34で復元された音声信号は、音声信号圧縮処理部23に送られる。
図6は、図5に示した入力信号処理部21の構成のうち、クロック系(SDIレシーバー31及びタイミングジェネレータ32)の部分の構成をさらに詳細に示すブロック図である。入力信号処理部21のクロック系には、PLD(プログラマブルロジックデバイス)の一種であるFPGA(Field Programmable Gate Array)41と、PLL(位相比較器,フィルタ及び電圧制御発振器)42と、アンプ43と、差動ドライバ44と、PLL45と、アンプ46,47とが設けられている。
FPGA41には、拡張用の回路として、分周器50,分周器51,PLL52,PLL53,クロックリカバリー回路54,PLL55及びPLL56が搭載されている。分周器50,分周器51,PLL52及びPLL53は、図5のタイミングジェネレータ32を構成している。クロックリカバリー回路54は、図5のSDIレシーバー31の構成要素である。クロックリカバリー回路54としては、具体的には、400Mbps以上のビットレートの入力データを扱うことのできる仕様の回路が用いられている。
FPGA41は、FPGA用のインタフェース回路48からプログラムがロードされることによってコンフィギュレーションされる。インタフェース回路48には、SDTV信号用のプログラムとHDTV信号用のプログラムとを格納したフラッシュメモリ49が接続されており、図4の記録処理制御部25の制御のもとで、SDTV信号の入力時にはSDTV信号用のプログラムがフラッシュメモリ49から読み出されてFPGA41にロードされ、HDTV信号の入力時にはHDTV信号用のプログラムがフラッシュメモリ49から読み出されてFPGA41にロードされる。
図6には、SDTV信号の入力時のクロック系の設定を示している。このときのFPGA41内の回路の接続関係のうち、HDTV信号入力時(後出の図7)と同じ部分は細線で描き、異なる部分は太線で描いている。
クロックリカバリー回路54には、図5のSDIレシーバー31の構成要素であるSDI入力回路57から差動データが供給される。
分周器50には、図3のTGボード15からの前述の27MHzのリファレンスクロックrefが、差動ドライバ58で差動クロックに変換されて供給される。分周器50からは、PLL42に分周比の情報が送られる。分周器51からは、PLL45に分周比の情報が送られる。
PLL52からは、図4の音声信号圧縮処理部23にタイミングパルスが供給される。PLL53からは、図5のSDIデコーダ34及び図4の映像信号圧縮処理部22(圧縮回路22a〜22d)にタイミングパルスが供給される。
SDTV信号の入力時のこのクロック系の動作は、次の通りである。SD−SDIのビットレート(ここではレベルCのビットレートとする)は270Mbpsなので、SDTV信号の入力時には、SDI入力回路57からクロックリカバリー回路54に270Mbpsで差動データが供給される。
このとき、分周器50及びPLL42はリファレンスクロックrefに同期した27MHzのクロックを生成し、このクロックがアンプ43からPLL55に供給される。PLL55は、このクロックを5逓倍した130MHzのクロックを生成してクロックリカバリー回路54に供給する。
クロックリカバリー回路54は、このPLL55からのリファレンス同期の130MHzのクロックに基き、SDI入力回路57からの270Mbpsの差動データを1.35Gbpsの差動データとして扱って、この差動データに同期した135MHzのクロックを生成する。そして、この135MHzのクロックをPLL56に供給する。
PLL56は、このクロックから、入力データに同期した27MHz,135MHz,270MHzのクロックを生成してそれぞれクロックリカバリー回路54に供給する。クロックリカバリー回路54は、このうちの27MHzのクロックを、分周器51に供給する。
分周器51及びPLL45は、この27MHzのクロックからジッタを取り除く(リクロックする。PLL45から出力された27MHzのクロックは、アンプ46からPLL52に供給されるとともに、アンプ47からPLL53に供給される。このようにして、SDTV信号の入力時には、入力するSDTV信号に同期した27MHzのクロックが、PLL52及びPLL53に供給される。
PLL52は、この入力同期の27MHzのクロックから27MHzのタイミングパルスを生成して、そのタイミングパルスを音声信号圧縮処理部23に供給する。PLL53は、この入力同期の27MHzのクロックから27MHzのタイミングパルスを生成して、そのタイミングパルスをSDIデコーダ34及び映像信号圧縮処理部22に供給する。
なお、アンプ47からはクロックリカバリー回路54にも入力同期の27MHzのクロックが供給され、PLL53は入力同期の27MHzのクロックから135MHzのクロックを生成してクロックリカバリー回路54に供給する。これは、図5の誤り訂正回路33での処理の結果、入力データをデバッグのために入力ボード11の外部に出力するときに用いるクロックである。
図7には、HDTV信号の入力時のこのクロック系の設定を示している。FPGA41内の回路の接続関係のうち、SDTV信号入力時(図6)と同じ部分は細線で描き、異なる部分は太線で描いている。
また、このとき図6のPLL55,56はクロックリカバリー回路54に接続されない(クロック系として使用されない)ので、図示を省略している。
HDTV信号の入力時のこのクロック系の動作は、次の通りである。HD−SDIのビットレートは1.5Gbpsなので、HDTV信号の入力時には、SDI入力回路57からクロックリカバリー回路54に1.5Gbpsで差動データが供給される。
このとき、分周器50及びPLL42はリファレンスクロックrefに同期した74MHz(HDTV信号の標本化周波数と同じ周波数)のクロックを生成し、このクロックが差動ドライバ44で差動クロックに変換されてリカバリー回路54に供給される。
クロックリカバリー回路54は、このPLL55からのリファレンス同期の74MHzのクロックに基き、SDI入力回路57からの1.5Gbpsの差動データに同期した74MHzのクロックを生成する。そして、この74MHzのクロックを分周器51及びPLL53に供給する。
分周器51及びPLL45は、この74MHzのクロックから27MHzのクロックを生成する。PLL45から出力された74MHzのクロックは、アンプ46からPLL52に供給される。このようにして、HDTV信号の入力時には、入力するHDTV信号に同期した27MHzのクロックがPLL52に供給されるとともに、入力するHDTV信号に同期した74MHzのクロックがPLL53に供給される。
PLL52は、この入力同期の27MHzのクロックから27MHzのタイミングパルスを生成して、そのタイミングパルスを音声信号圧縮処理部23に供給する。PLL53は、この入力同期の74MHzのクロックから74MHzのタイミングパルスを生成して、そのタイミングパルスを誤り訂正回路33及び映像信号圧縮処理部22に供給する。
次に、図8は、図4に示した出力信号処理部29の主要部の回路構成を示すブロック図である。出力信号処理部29には、タイミングジェネレータ61と、SDIエンコーダ62と、SDIドライバー63とが設けられている。
タイミングジェネレータ61には、図3のTGボード15から、前述の27MHzのリファレンスクロックrefが供給される。タイミングジェネレータ61は、このリファレンスクロックrefから、SDIエンコーダ62や図4の映像信号伸張処理部27や音声信号伸張処理部28を駆動するためのタイミングパルスを生成する回路である。
SDIエンコーダ62は、映像信号伸張処理部27で伸張された映像信号と、音声信号伸張処理部28で伸張された音声信号とを、SDIフォーマットに則ってエンコード(スクランブル及びNRZ→NRZI変換)する回路である。DIエンコーダ62としては、SD−SDIフォーマット,HD−SDIフォーマットの両方に対応した仕様のエンコーダが用いられている。
SDIドライバー63は、SDIエンコーダ62でエンコーダされたデータをシリアル変換するパラレル/シリアル変換回路を含んでいる。
図9は、図8に示した出力信号処理部29の構成のうち、クロック系であるタイミングジェネレータ61の部分の構成をさらに詳細に示すブロック図である。タイミングジェネレータ61には、FPGA71と、PLL72と、アンプ73,74と、PLL75と、アンプ76とが設けられている。
FPGA71には、拡張用の回路として、分周器79,分周器80,PLL81及びPLL82が搭載されている。
FPGA71は、FPGA用のインタフェース回路77からプログラムがロードされることによってコンフィギュレーションされる。インタフェース回路77には、SDTV信号用のプログラムとHDTV信号用のプログラムとを格納したフラッシュメモリ78が接続されており、図4の再生処理制御部30の制御のもとで、SDTV信号の入力時にはSDTV信号用のプログラムがフラッシュメモリ78から読み出されてFPGA71にロードされ、HDTV信号の入力時にはHDTV信号用のプログラムがフラッシュメモリ78から読み出されてFPGA71にロードされる。
図9には、SDTV信号の出力時のタイミングジェネレータ61の設定を示している。分周器79,分周器80には、図3のTGボード15からの27MHzのリファレンスクロックrefが、差動ドライバ83で差動クロックに変換されてそれぞれ供給される。分周器79からは、PLL72に分周比の情報が送られる。分周器80からは、PLL75に分周比の情報が送られる。
PLL81からは、図4の映像信号伸張処理部27(伸張回路27a〜27d)及び図8のSDIエンコーダ62にタイミングパルスが供給される。PLL82からは、図4の音声信号伸張処理部28にタイミングパルスが供給される。
SDTV信号の出力時のタイミングジェネレータ61の動作は、次の通りである。SDTV信号の出力時には、分周器79及びPLL72は、リファレンスクロックrefに同期した27MHzのクロックを生成する。このクロックは、アンプ73からPLL82に供給される。
また、分周器79及びPLL72で生成される27MHzのクロックがアンプ74に供給されてアンプ74の出力がPLL81に供給されるとともに、分周器80及びPLL75で生成されたクロックがアンプ76に供給されてアンプ76の出力がPLL81に供給される。
そして、SDTV信号の出力時には、分周器80は動作せず(アンプ76もオフにされて)、PLL72からの27MHzのクロックがPLL81に供給される。
このようにして、SDTV信号の出力時には、リファレンスクロックrefに同期した27MHzのクロックが、PLL81及びPLL82に供給される。PLL81は、このリファレンス同期の27MHzのクロックから27MHzのタイミングパルスを生成して、そのタイミングパルスをSDIエンコーダ62及び映像信号伸張処理部27に供給する。PLL82は、このリファレンス同期の27MHzのクロックから27MHzのタイミングパルスを生成して、そのタイミングパルスを音声信号伸張処理部28に供給する。
図10には、HDTV信号の出力時のタイミングジェネレータ61の設定を示している。FPGA71内の回路の接続関係は、SDTV信号出力時(図9)と同じである。
HDTV信号の出力時のタイミングジェネレータ61の動作は、次の通りである。HDTV信号の出力時にも、分周器79及びPLL72はリファレンスクロックrefに同期した27MHzのクロックを生成する。このクロックは、アンプ73からPLL82に供給される。
また、分周器79及びPLL72で生成される27MHzのクロックがアンプ74に供給されてアンプ74の出力がPLL81に供給されるとともに、分周器80及びPLL75で生成されたクロックがアンプ76に供給されてアンプ76の出力がPLL81に供給される。
そして、HDTV信号の出力時には、分周器80及びPLL75がリファレンスクロックrefに同期した74MHzのクロックを生成するとともに、アンプ74がオフにされて、PLL75からの74MHzのクロックがPLL81に供給される。
このようにして、HDTV信号の出力時には、リファレンスクロックrefに同期した74MHzのクロックがPLL81に供給されるとともに、リファレンスクロックrefに同期した27MHzのクロックがPLL82に供給される。PLL81は、このリファレンス同期の74MHzのクロックから74MHzのタイミングパルスを生成して、そのタイミングパルスをSDIエンコーダ62及び映像信号伸張処理部27に供給する。PLL82は、このリファレンス同期の27MHzのクロックから27MHzのタイミングパルスを生成して、そのタイミングパルスを音声信号伸張処理部28に供給する。
次に、図1の制御端末2が、AVサーバー1のいずれかの入力ボード11にAV信号を入力させることを指定した場合や、AVサーバー1に記録したAV信号をいずれかの出力ボード12から出力させることを指定した場合における、その入力ボード11や出力ボード12の処理について説明する。
図11は、制御端末2がいずれかの入力ボード11にAV信号を入力させることを指定した場合の、メイン制御ボード13及びその入力ボード11の処理を示すフロー図である。前述のように、制御端末2からは、どの入力ボード11にAV信号を入力させるかを指定する制御信号に加えて、その入力ボード11にSDTV信号,HDTV信号のうちのいずれを入力させるかを指定する制御信号がAVサーバー1に送られる。この制御信号は、AVサーバー1の入出力ユニット4(図4)内のメイン制御ボード13(図3)上のメインCPUに送られる。
メイン制御ボード13上のメインCPUは、この制御端末2からの制御信号に基き、図11に示すように、指定された入力ボード11上の記録処理制御部25に、入力するAV信号がSDTV信号,HDTV信号のうちのいずれであるかを示す解像度情報を伝える(ステップS1)。
指定された入力ボード11内では、記録処理制御部25が、この解像度情報に基いて、入力信号処理部21及び映像信号圧縮処理部22(図4)に対する設定を行う(ステップS11)。
このステップS11では、SDTV信号を入力する場合には、入力信号処理部21内のFPGA41にSDTV信号用のプログラムをロードさせて、入力信号処理部21内のクロック系を、図6を用いて説明したように設定する。また、映像信号圧縮処理部22の圧縮回路22a〜22dのうち、SDTV信号用のいずれか1つの圧縮回路(圧縮回路22a〜22cのうちのいずれか1つ)のみが動作し、残りの圧縮回路は動作しないように設定する。
他方、HDTV信号を入力する場合には、ステップS11では、入力信号処理部21内のFPGA41にHDTV信号用のプログラムをロードさせて、入力信号処理部21内のクロック系を、図7を用いて説明したように設定する。また、映像信号圧縮処理部22の圧縮回路22a〜22dのうち、HDTV信号用の圧縮回路22dのみが動作し、残りの圧縮回路は動作しないように設定する。
続いて、記録処理制御部25は、この設定が終了したことをメイン制御ボード13上のメインCPUに伝える(ステップS12)。
メイン制御ボード13上のメインCPUは、それに応答して、入力するAV信号の記録動作開始指示をこの入力ボード11上の記録処理制御部25に伝える(ステップS2)。
記録処理制御部25は、この記録動作開始指示が伝えられると、ステップS11での設定結果に基いて入力ボード11の各処理部21〜24(図4)を制御して、入力するAV信号を処理させる(ステップS13)。
これにより、SDTV信号の入力時には、図6を用いて説明したように、SDIデコーダ34及び映像信号圧縮処理部22に、27MHz(SDTV信号の標本化周波数)のタイミングパルスが供給される。SDIデコーダ34は、この27MHzのタイミングパルスで駆動され、SD−SDIフォーマットのパラレルデータをデコードしてSDTV信号及び音声信号を復元する。また、映像信号圧縮処理部22のうちのSDTV信号用のいずれか1つの圧縮回路が、この27MHzのタイミングパルスで駆動され、SDIデコーダ34で復元されたSDTV信号を圧縮する。
他方、HDTV信号の入力時には、図7を用いて説明したように、SDIデコーダ34及び映像信号圧縮処理部22に、74MHz(HDTV信号の標本化周波数)のタイミングパルスが供給される。SDIデコーダ34は、この74MHzのタイミングパルスで駆動され、HD−SDIフォーマットのパラレルデータをデコードしてHDTV信号及び音声信号を復元する。また、映像信号圧縮処理部22のうちのHDTV信号用の圧縮回路22dが、この74MHzのタイミングパルスで駆動され、SDIデコーダ34で復元されたHDTV信号を圧縮する。
また、SDTV信号,HDTV信号のいずれの入力時にも、図6,図7を用いて説明したように、音声信号圧縮処理部23には、同じ27MHzのタイミングパルスが供給される。音声信号圧縮処理部23には、この27MHzのタイミングパルスで駆動され、SDIデコーダ34で復元された音声信号を圧縮する。
続いて、記録処理制御部25は、ハードディスクユニット5(図2)への記録用の最初のAVデータが生成されると、そのことをメイン制御ボード13上のメインCPUに伝える(ステップS14)。
メイン制御ボード13上のメインCPUは、それに応答して、AVデータの記録動作開始指示をFCボード14(図3)及びハードディスクユニット5に伝える(ステップS3)。これにより、入力ボード11で生成されたAVデータがマザーボード12(図3)及びFCボード14を介してハードディスクユニット5に転送されてハードディスクユニット5に記録されていく。
その後、制御端末2からAV信号の入力終了を指示する制御信号が送られると、メイン制御ボード13上のメインCPUは、記録動作終了指示を入力ボード11上の記録処理制御部25に伝える(ステップS4)。
記録処理制御部25は、この記録動作終了指示に基き、それ以後に入力されるAV信号に対する入力ボード11の各処理部21〜24の処理を終了させる(ステップS15)。そして、それまでに入力したAV信号から最後の記録用のAVデータが生成されると、そのことをメイン制御ボード13上のメインCPUに伝える(ステップS16)。
メイン制御ボード13上のメインCPUは、それに応答して、記録動作終了指示をFCボード14及びハードディスクユニット5に伝える(ステップS17)。これにより、入力ボード11で最後に生成されたAVデータがハードディスクユニット5に記録された後、ハードディスクユニット5への記録動作が終了する。
図12は、制御端末2がいずれかの出力ボード12からAV信号を出力させることを指定した場合の、メイン制御ボード13及びその出力ボード12の処理を示すフロー図である。前述のように、制御端末2からは、AVサーバー1に記録したAV信号をどの出力ボード12から出力させるかを指定する制御信号に加えて、AVサーバー1に記録したSDTV信号,HDTV信号のうちのいずれをその出力ボード12から出力させるかを指定するかを指定する制御信号がAVサーバー1に送られる。この制御信号は、AVサーバー1の入出力ユニット4(図4)内のメイン制御ボード13(図3)上のメインCPUに送られる。
メイン制御ボード13上のメインCPUは、この制御端末2からの制御信号に基き、図12に示すように、指定された出力ボード12上の再生処理制御部30に、出力するAV信号がSDTV信号,HDTV信号のうちのいずれであるかを示す解像度情報を伝える(ステップS21)。
指定された出力ボード12内では、再生処理制御部30が、この解像度情報に基いて、出力信号処理部29及び映像信号伸張処理部27(図4)に対する設定を行う(ステップS31)。
このステップS31では、SDTV信号を出力する場合には、出力信号処理部29内のFPGA71にSDTV信号用のプログラムをロードさせて、出力信号処理部29内のタイミングジェネレータ61を、図9を用いて説明したように設定する。また、映像信号伸張処理部27の伸張回路27a〜27dのうち、出力対象のSDTV信号を圧縮した圧縮方式に対応した伸張回路(伸張回路27a〜27cのうちのいずれか1つ)のみが動作し、残りの伸張回路は動作しないように設定する。
他方、HDTV信号を出力する場合には、ステップS31では、出力信号処理部29内のFPGA71にHDTV信号用のプログラムをロードさせて、出力信号処理部29内のタイミングジェネレータ61を、図10を用いて説明したように設定する。また、映像信号伸張処理部27の伸張回路27a〜27dのうち、伸張回路27dのみが動作し、残りの伸張回路は動作しないように設定する。
続いて、再生処理制御部30は、この設定が終了したことをメイン制御ボード13上のメインCPUに伝える(ステップS32)。
メイン制御ボード13上のメインCPUは、それに応答して、AV信号の再生動作開始指示をFCボード14(図3)及びハードディスクユニット5(図2)に伝え(ステップS22)、その後、AV信号の再生動作開始指示を出力ボード12上の再生処理制御部30に伝える(ステップS23)。
再生処理制御部30は、この再生動作開始指示が伝えられると、ステップS31での設定結果に基いて出力ボード12の各処理部26〜29(図4)を制御して、ハードディスクユニット5から再生されて転送されるAVデータを処理させる(ステップS33)。
これにより、SDTV信号の出力時には、図9を用いて説明したように、映像信号伸張処理部27及びSDIエンコーダ62に、27MHz(SDTV信号の標本化周波数)のタイミングパルスが供給される。映像信号伸張処理部27のうちの、出力対象のSDTV信号を圧縮した圧縮方式に対応した1つの伸張回路が、この27MHzのタイミングパルスで駆動され、ハードディスクユニット5から転送されて再生信号処理部26で分離された映像データ(圧縮されたSDTV信号)を伸張する。また、SDIエンコーダ62は、この27MHzのタイミングパルスで駆動され、映像信号伸張処理部27で伸張されたSDTV信号と、音声信号伸張処理部28で伸張された音声信号とを、SD−SDIフォーマットに則ってエンコードする。
他方、HDTV信号の出力時には、図10を用いて説明したように、映像信号伸張処理部27及びSDIエンコーダ62に、74MHz(HDTV信号の標本化周波数)のタイミングパルスが供給される。映像信号伸張処理部27のうちの伸張回路27dが、この74MHzのタイミングパルスで駆動され、ハードディスクユニット5から転送されて再生信号処理部26で分離された映像データ(圧縮されたHDTV信号)を伸張する。また、SDIエンコーダ62は、この74MHzのタイミングパルスで駆動され、映像信号伸張処理部27で伸張されたHDTV信号と、音声信号伸張処理部28で伸張された音声信号とを、HD−SDIフォーマットに則ってエンコードする。
また、SDTV信号,HDTV信号のいずれの出力時にも、図9,図10を用いて説明したように、音声信号伸張処理部28には、同じ27MHzのタイミングパルスが供給される。音声信号伸張処理部28には、この27MHzのタイミングパルスで駆動され、ハードディスクユニット5から転送されて再生信号処理部26で分離された音声データを伸張する。
これにより、AVサーバー1に記録したSDTV信号,HDTV信号のいずれの信号も、その出力ボード12からSDIフォーマット(SD−SDI,HD−SDIフォーマット)で出力される。
その後、制御端末2からAV信号の出力終了を指示する制御信号が送られると、メイン制御ボード13上のメインCPUは、再生動作終了指示をFCボード14及びハードディスクユニット5に伝え(ステップS24)、その後、再生動作終了指示を出力ボード12上の再生処理制御部30に伝える(ステップS25)。
再生処理制御部30は、この再生動作終了指示に基き、出力ボード12の各処理部26〜29の処理を終了させる(ステップS34)。
以上に説明したように、このAVサーバー1では、1つの入力ボード11内で、入力する映像信号の解像度(SDTV信号,HDTV信号のいずれであるか)に応じて周波数を切り替えたタイミングパルスが生成され、そのタイミングパルスがSDIデコーダ34及び映像信号圧縮処理部22に供給される。同様にして、1つの出力ボード12内で、出力する映像信号の解像度(SDTV信号,HDTV信号のいずれであるか)に応じて周波数を切り替えたタイミングパルスが生成され、そのタイミングパルスが映像信号伸張処理部27及びSDIエンコーダ62に供給される。
様々な解像度の映像信号が入力する場合に、それらの映像信号に対して処理を施すためには、それぞれの解像度に応じて設定の切り替えを行うことが必要になるが、その中でも重要なのは、映像信号に対して処理を施す回路に供給するタイミングパルスの周波数を、解像度に応じて切り替えることである。
このAVサーバー1によれば、単一の周波数のリファレンスクロックに基き、こうしたタイミングパルスの周波数の切り替えが1つの入力ボード11,出力ボード12内で行われる。これにより、1つの入力ボード11,出力ボード12を、複数の解像度の映像信号(SDTV信号,HDTV信号)を入出力するために共用することができる。
したがって、図3に示したように3つずつの入力ボード11及び出力ボード12をマザーボード16に接続している場合、入力ボード11や出力ボード12を交換することなく、同時に3チャンネルのSDTV信号を入力して記録することや、同時に3チャンネルのHDTV信号を入力して記録することや、記録した3チャンネルのSDTV信号を同時に出力することや、記録した3チャンネルのHDTV信号を同時に出力することができる。
このように、入出力する映像信号の複数の解像度に任意に対応してフレキシブルにシステムを構成することができるので、従来と比較してシステムの小型化・低コスト化を実現することが可能になる。
また、入力ボード11の映像信号圧縮処理部22,出力ボード12の映像信号伸張処理部27にはそれぞれ映像信号の複数の解像度(SDTV信号,HDTV信号)に対応した圧縮回路22a〜22d,伸張回路27a〜27dが設けられており、これらの圧縮回路22a〜22d,伸張回路27a〜27のうち入出力する映像信号の解像度に対応した圧縮回路,伸張回路が動作するので、1つの1つの入力ボード11,出力ボード12内で、入出力する様々な解像度の映像信号を、それぞれその解像度に対応した圧縮方式で圧縮,伸張することができる。
また、入力ボード11の音声信号圧縮処理部23及び出力ボード12の音声信号伸張処理部28は、SDTV信号,HDTV信号のいずれの入力時にも同じ周波数のタイミングパルスで動作して音声信号を処理する必要があるが、この音声信号圧縮処理部23及び音声信号伸張処理部28には、SDTV信号,HDTV信号のいずれの入力時にも同じ27MHzのタイミングパルスを供給することができる。
なお、以上の例では、入力ボード11,出力ボード12に、SDTV信号に対応した符号化規格の圧縮,伸張回路として、MPEG2 MP@ML規格の圧縮,伸張回路22a,27aと、IMX(MPEG2 422P@ML)規格の圧縮,伸張回路22b,27bと、DV規格の圧縮,伸張回路22c22b,27bとを設け、HDTV信号に対応した符号化規格の圧縮,伸張回路として、MPEG2 MP@HL規格の伸張回路22d,27dを設けている。しかし、図13に示すように、SDTV信号に対応した符号化規格やHDTV信号に対応した符号化規格には他にもさまざまなものがあるので、それらの規格の圧縮,伸張回路を入力ボード11,出力ボード12に設けるようにしてもよい。
また、以上の例では、SDIフォーマットでAV信号を入出力するAVサーバーに本発明を適用している。しかし、これに限らず、SDTI(Serial Data Transport Interface)フォーマットでAV信号を入出力するAVサーバーや、アナログコンポーネント信号またはアナログコンポジット信号を入出力するAVサーバーにも本発明を適用してよい。アナログコンポーネント信号やアナログコンポジット信号をAVサーバーに入力して記録する場合には、例えば、それらの信号に付加されている同期信号から映像信号の解像度に応じた周波数のクロックを生成し、そのクロックに基づいて映像信号をA/D変換する必要があるが、本発明によれば、1つの入力ボード内で、こうした同期信号から、映像信号の複数の解像度に応じた周波数のクロックを生成することもできる。
また、以上の例では、SDTV信号とHDTV信号とを1つの入力ボード,出力ボードで入出力するために本発明を適用している。しかし、別の例として、NTSC方式の信号とPAL方式の信号と1つの入力ボード,出力ボードで入出力するために本発明を適用してもよい。
また、以上の例では、放送局等で用いられるAVサーバーに本発明を適用している。しかし、本発明は、AVサーバー以外の映像記録再生装置であって複数の入出力部を有するものにも適用してよい。
本発明を適用したAVサーバーと制御端末とから成るシステムの全体構成を示すブロック図である。 本発明を適用したAVサーバーの内部構成を示すブロック図である。 図2の入出力ユニットを構成する基板を示すブロック図である。 図3の入力ボード,出力ボード上の主要な回路を示すブロック図である。 図4の入力信号処理部の回路構成を示すブロック図である。 図4の入力信号処理部のクロック系(STDV信号入力時)を示すブロック図である。 図4の入力信号処理部のクロック系の構成(HTDV信号入力時)を示すブロック図である。 図4の出力信号処理部の回路構成を示すブロック図である。 図4の出力信号処理部のクロック系(STDV信号出力時)を示すブロック図である。 図4の出力信号処理部のクロック系(HTDV信号出力時)を示すブロック図である。 AV信号入力時のメイン制御ボード及び入力ボードの処理を示すフロー図である。 AV信号出力時のメイン制御ボード及び出力ボードの処理を示すフロー図である。 SDTV信号,HDTV信号に対応した符号化規格を示す図である。
符号の説明
1 AVサーバー、 2 制御端末、 4 入出力ユニット、 5 ハードディスクユニット、 11 入力ボード、 12 出力ボード、 13 メイン制御ボード、 14 FCボード、 15 TGボード、 21 入力信号処理部、 22 映像信号圧縮処理部、 22a〜22d 圧縮回路、 23 音声信号圧縮処理部、 24 記録信号処理部、 25 記録処理制御部、 26 再生信号処理部、 27 映像信号伸張処理部、 27a〜27d 伸張回路、 28 音声信号伸張処理部、 29 出力信号処理部、 30 再生処理制御部、 31 SDIレシーバ、 32 タイミングジェネレータ、 34 SDIデコーダ、 41 FPGA、 42 PLL、 45 PLL、 48 FPGA用のインタフェース回路、 49 フラッシュメモリ、 50 分周器、 51 分周器、 52 PLL、 53 PLL、 54 クロックリカバリー回路、 55 PLL、 56 PLL、 61 タイミングジェネレータ、 62 SDIエンコーダ、 63 SDIドライバー、 71 FPGA、 72 PLL、 75 PLL、 77 FPGA用のインタフェース回路、 78 フラッシュメモリ、 79 分周器、 80 分周器、 81 PLL、 82 PLL

Claims (12)

  1. 映像信号として、SDI(Serial Digital Interface)フォーマットのSDTV信号,SDIフォーマットのHDTV信号のいずれかが選択的に入力され、入力された映像信号に内部の映像処理部で処理を施す入力部と、
    前記入力部に入力され前記映像処理部により処理が施された映像信号を記録媒体に記録する記録部と
    を有するデータ処理装置において、
    データ処理装置の外部から供給されるリファレンスクロックに基づき、SDTV信号の標本化周波数と同じ周波数である27MHzのリファレンスクロックを供給する手段を備え、
    前記入力部は、
    データ処理装置の外部から、SDTV信号,HDTV信号のうちのいずれを前記入力部に入力させるかを指示する制御信号が供給されたことに基づき、前記制御信号がSDTV信号の入力を指示している場合には、前記27MHzのリファレンスクロックに同期した27MHzのクロックを生成し、該27MHzのクロックに基づき、入力するSDTV信号に同期した27MHzのクロックを生成し、該27MHzのクロックから27MHzのタイミングパルスを生成して前記映像処理部に供給し、他方、前記制御信号がHDTV信号の入力を指示している場合には、前記27MHzのリファレンスクロックに同期した74MHz(HDTV信号の標本化周波数と同じ周波数)のクロックを生成し、該74MHzのクロックに基づき、入力するHDTV信号に同期した74MHzのクロックを生成し、該74MHzのクロックから74MHzのタイミングパルスを生成して前記映像処理部に供給するクロック生成・入力タイミングパルス生成手段を備えた
    データ処理装置。
  2. 請求項1に記載のデータ処理装置において、
    前記入力部は、入力した映像信号を圧縮する圧縮回路として、SDTV信号,HDTV信号の解像度にそれぞれ対応した圧縮方式の複数の圧縮回路を有するとともに、前記複数の圧縮回路のうち入力する映像信号の解像度に対応した圧縮回路で映像信号を圧縮させる制御手段を有しており、
    前記クロック生成・入力タイミングパルス生成手段は、前記圧縮回路にタイミングパルスを供給す
    データ処理装置。
  3. 請求項1に記載のデータ処理装置において、
    前記入力部は、映像信号に多重化されている音声信号を処理する音声処理部を有しており、
    前記クロック生成・入力タイミングパルス生成手段は、前記制御信号がSDTV信号の入力を指示している場合には、入力するSDTV信号に同期した前記27MHzのクロックから27MHzのタイミングパルスを生成して前記音声処理部に供給し、他方、前記制御信号がHDTV信号の入力を指示している場合には、入力するHDTV信号に同期した前記74MHzのクロックから該HDTV信号に同期した27MHzのクロックを生成し、該27MHzのクロックから27MHzのタイミングパルスを生成して前記音声処理部に供給する
    データ処理装置。
  4. 請求項1に記載のデータ処理装置において、
    前記記録媒体に記録された映像信号を再生する再生部と、
    前記再生部で再生された映像信号に内部の出力映像処理部で処理を施し、該出力映像処理部で処理を施した映像信号をSDIフォーマットで出力する出力部とを備え、
    前記出力部は、
    データ処理装置の外部から、SDTV信号,HDTV信号のうちのいずれを前記再生部で再生させて前記出力部から出力させるかを指示する制御信号が供給されたことに基づき、前記制御信号がSDTV信号の出力を指示している場合には、前記27MHzのリファレンスクロックに同期した27MHzのクロックを生成し、該27MHzのクロックから27MHzのタイミングパルスを生成して前記出力映像処理部に供給し、他方、前記制御信号がHDTV信号の出力を指示している場合には、前記27MHzのリファレンスクロックに同期した74MHzのクロックを生成し、該74MHzのクロックから74MHzのタイミングパルスを生成して前記出力映像処理部に供給する出力タイミングパルス生成手段を備えた
    データ処理装置。
  5. 請求項4に記載のデータ処理装置において、
    前記出力部は、前記再生部により再生された圧縮映像データを伸張する伸張回路として、SDTV信号,HDTV信号の解像度にそれぞれ対応した圧縮方式の複数の伸張回路を有するとともに、前記複数の伸張回路のうち出力する映像信号の解像度に対応した伸張回路で圧縮映像データを伸張させる制御手段を有しており、
    前記出力タイミングパルス生成手段は、前記伸張回路にタイミングパルスを供給する
    データ処理装置。
  6. 請求項4に記載のデータ処理装置において、
    前記出力部は、前記再生部により映像信号とともに再生された音声信号を処理する出力音声処理部を有しており、
    前記出力タイミングパルス生成手段は、前記制御信号がSDTV信号の出力を指示している場合には、前記27MHzのクロックから27MHzのタイミングパルスを生成して前記出力音声処理部に供給し、他方、前記制御信号がHDTV信号の出力を指示している場合には、前記27MHzのリファレンスクロックに同期した前記74MHzのクロックを生成するほかに、前記制御信号がSDTV信号の出力を指示している場合と同じく前記27MHzのリファレンスクロックに同期した27MHzのクロックを生成し、該27MHzのクロックから27MHzのタイミングパルスを生成して前記出力音声処理部に供給する
    データ処理装置。
  7. 映像信号として、SDI(Serial Digital Interface)フォーマットのSDTV信号,SDIフォーマットのHDTV信号のいずれかが選択的に入力され、入力された映像信号に内部の映像処理部で処理を施す入力部と、
    前記入力部に入力され前記映像処理部により処理が施された映像信号を記録媒体に記録する記録部と
    を有するデータ処理装置におけるデータ処理方法において、
    データ処理装置の外部から供給されるリファレンスクロックに基づき、SDTV信号の標本化周波数と同じ周波数である27MHzのリファレンスクロックを供給する第1のステップと、
    前記入力部が、データ処理装置の外部から、SDTV信号,HDTV信号のうちのいずれを前記入力部に入力させるかを指示する制御信号が供給されたことに基づき、前記制御信号がSDTV信号の入力を指示している場合には、前記27MHzのリファレンスクロックに同期した27MHzのクロックを生成し、該27MHzのクロックに基づき、入力するSDTV信号に同期した27MHzのクロックを生成し、該27MHzのクロックから27MHzのタイミングパルスを生成して前記映像処理部に供給し、他方、前記制御信号がHDTV信号の入力を指示している場合には、前記27MHzのリファレンスクロックに同期した74MHz(HDTV信号の標本化周波数と同じ周波数)のクロックを生成し、該74MHzのクロックに基づき、入力するHDTV信号に同期した74MHzのクロックを生成し、該74MHzのクロックから74MHzのタイミングパルスを生成して前記映像処理部に供給する第2のステップとを有する
    データ処理方法。
  8. 請求項7に記載のデータ処理方法において、
    前記入力部は、映像信号に多重化されている音声信号を処理する音声処理部を有しており、
    前記第2のステップでは、前記制御信号がSDTV信号の入力を指示している場合には、入力するSDTV信号に同期した前記27MHzのクロックから27MHzのタイミングパルスを生成して前記音声処理部に供給し、他方、前記制御信号がHDTV信号の入力を指示している場合には、入力するHDTV信号に同期した前記74MHzのクロックから27MHzのクロックを生成し、該27MHzのクロックから27MHzのタイミングパルスを生成して前記音声処理部に供給する
    データ処理方法。
  9. 記録媒体に記録されたSDTV信号,HDTV信号を再生する再生部と、
    前記再生部で再生された映像信号に内部の出力映像処理部で処理を施し、該出力映像処理部で処理を施した映像信号をSDIフォーマットで出力する出力部と
    を有するデータ処理装置において、
    データ処理装置の外部から供給されるリファレンスクロックに基づき、SDTV信号の標本化周波数と同じ周波数である27MHzのリファレンスクロックを供給する手段を備え、
    前記出力部は、
    データ処理装置の外部から、SDTV信号,HDTV信号のうちのいずれを前記再生部で再生させて前記出力部から出力させるかを指示する制御信号が供給されたことに基づき、前記制御信号がSDTV信号の出力を指示している場合には、前記27MHzのリファレンスクロックに同期した27MHzのクロックを生成し、該27MHzのクロックから27MHzのタイミングパルスを生成して前記出力映像処理部に供給し、他方、前記制御信号がHDTV信号の出力を指示している場合には、前記27MHzのリファレンスクロックに同期した74MHzのクロックを生成し、該74MHzのクロックから74MHzのタイミングパルスを生成して前記出力映像処理部に供給する出力タイミングパルス生成手段を備えた
    データ処理装置。
  10. 請求項9に記載のデータ処理装置において、
    前記出力部は、前記再生部により映像信号とともに再生された音声信号を処理する出力音声処理部を有しており、
    前記出力タイミングパルス生成手段は、前記制御信号がSDTV信号の出力を指示している場合には、前記27MHzのクロックから27MHzのタイミングパルスを生成して前記出力音声処理部に供給し、他方、前記制御信号がHDTV信号の出力を指示している場合には、前記27MHzのリファレンスクロックに同期した前記74MHzのクロックを生成するほかに、前記制御信号がSDTV信号の出力を指示している場合と同じく前記27MHzのリファレンスクロックに同期した27MHzのクロックを生成し、該27MHzのクロックから27MHzのタイミングパルスを生成して前記出力音声処理部に供給する
    データ処理装置。
  11. 記録媒体に記録されたSDTV信号,HDTV信号を再生する再生部と、
    前記再生部で再生された映像信号に内部の出力映像処理部で処理を施し、該出力映像処理部で処理を施した映像信号をSDIフォーマットで出力する出力部と
    を有するデータ処理装置におけるデータ処理方法において、
    データ処理装置の外部から供給されるリファレンスクロックに基づき、SDTV信号の標本化周波数と同じ周波数である27MHzのリファレンスクロックを供給する第1のステップと、
    前記出力部が、データ処理装置の外部から、SDTV信号,HDTV信号のうちのいずれを前記再生部で再生させて前記出力部から出力させるかを指示する制御信号が供給されたことに基づき、前記制御信号がSDTV信号の出力を指示している場合には、前記27MHzのリファレンスクロックに同期した27MHzのクロックを生成し、該27MHzのクロックから27MHzのタイミングパルスを生成して前記出力映像処理部に供給し、他方、前記制御信号がHDTV信号の出力を指示している場合には、前記27MHzのリファレンスクロックに同期した74MHzのクロックを生成し、該74MHzのクロックから74MHzのタイミングパルスを生成して前記出力映像処理部に供給する第2のステップとを有する
    データ処理方法。
  12. 請求項11に記載のデータ処理方法において、
    前記出力部は、前記再生部により映像信号とともに再生された音声信号を処理する出力音声処理部を有しており、
    前記第2のステップでは、前記制御信号がSDTV信号の出力を指示している場合には、前記27MHzのクロックから27MHzのタイミングパルスを生成して前記出力音声処理部に供給し、他方、前記制御信号がHDTV信号の出力を指示している場合には、前記27MHzのリファレンスクロックに同期した前記74MHzのクロックを生成するほかに、前記制御信号がSDTV信号の出力を指示している場合と同じく前記27MHzのリファレンスクロックに同期した27MHzのクロックを生成し、該27MHzのクロックから27MHzのタイミングパルスを生成して前記出力音声処理部に供給する
    データ処理方法。
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