JP4559569B2 - 深いフライ鍋熱交換器用そらせ部材 - Google Patents

深いフライ鍋熱交換器用そらせ部材 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、深いフライ鍋に関し、さらに詳しく言えば、深いフライ鍋熱交換器用の改良されたそらせ部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
深いフライ鍋は、フレンチ・フライ、魚、フライドチキン等のような種々の食料原料を料理するために、レストラン、産業料理場、ファーストフード現場によって広く用いられている。食料原料は、加熱油またはショートニング(バター、ラード等)が満たされるバット(大鍋)またはタンク内に食料原料を全体的に浸すことによって料理される。油は、料理バット内または外に配置された流路を有する熱交換器をかいして吹き出される加熱ガスの流れを用いて加熱される。ガスバーナが、熱交換器内で循環するガスを加熱するように設けられる。螺旋そらせ部材および円板そらせ部材のようなそらせ部材は、ガスの乱流を増大し、熱伝達を促進するために熱交換器の流路内に設けられることが知られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、従来公知の装置において固有の困難性のいくつかまたはすべてを低減または完全に克服する深いフライ鍋用そらせ部材を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の原理は、熱交換器の熱伝達導管をかいしてバット内に収容されたショートニングに流れる加熱ガスからの熱伝達を改良できるフライ鍋システムの熱交換器用そらせ部材を提供するように有利に用いられうる。
【0005】
第1の考え方によれば、フライ鍋システム用熱交換器は、加熱流体を通過させる少なくとも1つの熱伝達導管を持つ。そらせ板は熱伝達導管内に配置され、面を画定する。そらせ板は、第1表面、対向第2表面、そらせ板を第1部分と第2部分とに分割する縦軸を有する。複数のタブの各々は、縦軸を有し、第1表面および第2表面の一方から外方に延びている。タブおよびそらせ板の交差線が折り目を画定する。少なくとも1つのタブがそらせ板の第1部分に定置され、また、少なくとも1つのタブがそらせ板の第2部分に定置される。複数のウエブが、タブをタブの縦軸にほぼ垂直な方向に隣接した他のタブから互いに分離する各ウエブを設けられている。
【0006】
別の考え方によれば、熱交換器用そらせ部材は通過加熱流体を伴った少なくとも1つの熱伝達導管を有している。そらせ板は、少なくとも1つの熱伝達導管内に配置され、面を画定する。そらせ板は、第1表面、対向第2表面、そらせ板を第1部分と第2部分とに分割する縦軸を有している。複数の列のタブの各々は、第1表面および第2表面のうちの一方から外方に曲がったそらせ板の一部分から形成される。各タブはタブとそらせ板との交差線にそって折り目を画定する。各列にある少なくとも1つのタブがそらせ板の第1部分に定置され、また、各列にある少なくとも1つのタブがそらせ板の第2部分に定置される。各列はすべてのタブの折り目を加熱流体の流れに関して上流にある各タブの主本体のそらせ板の縦縁の一部、および加熱流体の流れに関して下流にある各タブの主本体の前記そらせ板の縦縁の一部のうちの一方に対して鋭角を形成させる。各列に隣接する列はすべてのタブの折り目を加熱流体の流れに関して上流にある各タブの主本体の縦縁の一部、および加熱流体の流れに関して下流にある各タブの主本体の縦縁の一部のうちの他方に対して鋭角を形成させる。複数のウエブの各々は、タブの縦軸にほぼ垂直な方向にタブに隣接する別のタブからタブを分離する。少なくとも1つのタブの折り目は、加熱流体の流れに関して隣接する2つの他のタブ間のウエブの直接下流にあり、また、少なくとも1つのタブの上流にある。単位長さ当たりのタブの数は、加熱流体の流れに関して下流方向にそらせ板にそって増加する。 深いフライ鍋熱交換器用そらせ部材の好適実施例は、増大された乱流を与えることができ、熱交換器の流路内に強化された熱伝達を与える。
【0007】
【発明の実施の形態】
参照した図面は、寸法どおりには必ずしも描かれてはおらず、原理を示すために本発明を代表して表していることを理解されたい。図示するそらせ部材のいくつかの特徴は、説明および理解を容易にするために他のものに関して拡大され、変形されている。同一番号は、種々の実施例において示された類似または同一の要素および特徴について図面で用いられている。ここに開示されたそらせ部材は、それらが用いられる意図した用途および環境によって部分的に決定された形状および要素を有する。
【0008】
図1において、本発明にもとづくガスフライ鍋は、参照番号10によって総体的に示されている。ガスフライ鍋は、ショートニング(バター、ラード等)、油、またはその他の料理媒体を保持するための複数のバット(大鍋)12、各バット12内のショートニングを加熱するための熱交換器14、熱交換器14をかいして流れる流体を加熱するためのバーナ部11を含み、熱交換器14をかいして加熱流体を引き出すためのブロワーハウジング13内のブロワーモータを含んでいてもよい。その効率および経済効果のために、本発明においておよび従来のガスフライ鍋において広く用いられている熱交換流体は、空気であるが、他の気体または液体がその開発を許す限り考慮されてもよい。図2に示す好適実施例においては、熱交換器14は、複数の熱伝達導管またはチューブ16、18、20、22、24、26、28、30および2つの混合プレナム(充実空間)32、34を含む。熱交換器14を通る加熱流体の走行方向は、入口熱伝達導管16、18、20をかいしてバットに入り、プレナム32で混合し、熱伝達導管22、24、26を通過し、プレナム34で混合し、出口熱伝達導管28、30をかいしてバットを出る加熱流体を示すように図2おいては概略的に示されている。本発明の好適実施例においては、任意の他の所望寸法が使われてもよいが、ガスフライ鍋10は、20″×20″、18″×18″、または14″×14″の内部寸法を有するバット12を含む。熱交換器14は、したがってバット12内に配置されるように対応して採寸される。熱交換器のそれ以上の説明は、アメリカ友好料理協会(AFC)に譲渡された米国特許第5、417、202号、および同5、706、717号になされており、ここでは全体の内容が参照されている。
【0009】
縦軸Lを有するそらせ板40が図3に示されている。そらせ板40は、その第1表面43および対向第2表面45の各々から外方に延びる複数のタブ42を有する。タブ42は、好ましくはそれらが延びる表面に関して鋭角で外方に延びる。さらに好ましくは、タブ42は、それらが延びる表面に関して45°の角度で外方に延びる。各タブ42は、折り目44に垂直な縦軸Aを有する。好適実施例においては、各タブ42は、そらせ板40を切断し、そらせ板40の一部を外方に曲げ、タブ42がそらせ板40から離れて曲げられる点において折り目44を形成することによって、形成される。タブ42は溶接のような、そらせ板40に材料の一片を固定することによって形成されてもよいが、この場合、折り目44はタブ42およびそらせ板40の交差線にそって延び、そらせ板40の一部を曲げることによってタブ42を形成することが、そらせ板40の破損可能点としての溶接部を排除する。ウエブ46は、縦軸Aにほぼ垂直な方向に互いに隣接したタブ42間に留まるそらせ板40の一部である。図3に示す実施例においては、第1表面43および第2表面45の面が垂直面内にある場合に、ウエブ46は2つの垂直に隣接するタブ42間にある。そらせ板40は異なる方法で向けられてもよく、ウエブ46が垂直以外の方向に隣接タブ間にあってもよい。タブ42は、図3に示すほぼ長方形形状以外の形状、例えば、当業者にとっては自明である円形、楕円、その他の適当な形状を有していてもよい。
【0010】
図4に示すように、そらせ板40は熱伝達導管16に定置される。以下の検討は熱伝達導管16について主としてなされているが、そらせ板40は残りの熱伝達導管18、20、22、24、26、28、30のうちのいくつかまたはすべてに設けられてもよい。そらせ板40は、その縦軸L(それが紙面内に延びているので、ここでは図示されていない。)が熱伝達導管16の縦軸および熱伝達導管16を通る加熱空気の流れ方向にほぼ平行に延びるように、熱伝達導管16内に向けられる。加熱空気が熱伝達導管16を通って流れるとき、それがタブ42によって偏向され、図3に矢印Bで示すように、熱伝達導管16内での流れの乱流を増大する。熱伝達導管16における増大された乱流は、加熱空気から熱伝達導管16をかいしてバット内のショートニングへの熱伝達を促進する。そらせ板40は、熱伝達導管16にかかる応力を軽減するために、溶接によるような固定を避けて熱伝達導管16内に好ましくは収まっている。図4に示す実施例においては、熱伝達導管16は長方形または長円形断面を有する。熱伝達導管16は、円形断面または任意の他の適当な形状断面を有していてもよいことを注意されたい。
【0011】
図3に示す実施例に示されるように、そらせ板40は、各タブ42の先導縁、すなわち、熱伝達導管16を通る加熱空気の流れ(図3においては紙面内に流れる向き)に関して上流にある縁がそらせ板40に関してタブ42の最外縁となるように、向けられる。対応して、本実施例においては、各タブ42の後続縁、すなわち、熱伝達導管16を通る加熱空気の流れに関して下流にある縁は、タブ42がそらせ板40に結合する折り目となる。逆に、そらせ板40は、その先導縁および後続縁が逆転されるように、すなわち、先導縁が折り目44になり、後続縁がそらせ板40に関してタブ42の最外縁になるように、向けられる。いずれの向きにおいても、外方延長タブ42は、熱伝達導管16を通過する加熱空気を偏向させる働きをして、乱流を増加し、熱伝達を促進する。このようにして、各タブ42の折り目44は、加熱流体の流れに関してそのタブ42の上流または下流のうちの一方になる。ある好適実施例においては、そらせ板40は、タブの先導縁が折り目44となるように向けられた1またはそれを超えるタブ42を有し、また、タブの後続縁が折り目44となるように向けられた1またはそれを超えるタブを有していてもよい。
【0012】
ある好適実施例においては、燃焼ガスによってつくられた炎を収める火炎箱(図示せず)は、バーナ部11に設けられる。他の好適実施例においては、火炎箱がなく、炎は好ましくは円形断面を有する単独の熱伝達導管16内に直接に延びる。火炎箱なしの実施例においては、そらせ板40のタブ42は、単独の熱伝達導管16内でガスと空気とをよりよく混合させることによって、より完全燃焼を可能にする。さらに、3つまたはそれを超えるそらせ板40が熱伝達導管16内に定置されている場合には、最中央そらせ板は、それらがバットに収容された低温ショートニングから遠いので、高温に達していて、混合物に導入されるように冷えた空気を再加熱することによって燃焼を改良することができる。タブ42およびそらせ板40は、放射によって熱伝達を増加することもできる。このような実施例が図5に示され、そこでは複数のそらせ板40が熱伝達導管16に配置される。そらせ板は好ましくは交差部材48によって互いに固定される。各そらせ板40に関連したタブ42の数、設置位置、寸法は、その特別の熱伝達導管に望まれる流れ特性にもとづいて変わりうる。例えば、加熱空気が図5に示す実施例において左から右に流れる場合に、タブ42は、加熱空気を最初に中央から熱伝達導管16の側壁に向けるように向けられて、側壁における熱伝達を改良する。
他の所望の流れ特性をつくるための他の形状のタブは、当業者にとっては容易に明らかになり、本開示の利益を与えられる。
【0013】
図6−9は、タブ42を外方に曲げる以前に示されるそらせ板40の様々な実施例を示す。したがって、折り目44は図6−9では破線で示される。図6に示される一好適実施例においては、そらせ板40は複数の列のタブ42を有し、各列は縦軸Lの上に定置されたタブ42と、縦軸Lの下に配置されたタブ42とを有する。好適実施例においては、各タブ42の縦軸Aは、そらせ板40の縦軸Lにほぼ平行である。
【0014】
図7に示す別の実施例においては、タブ42は、縦軸Aがそらせ板40の縦軸Lに関して角度を付けられるように向けられる。あるタブ42は縦軸Lに関して先導縁から後続縁まで上方に角度を付けられた縦軸Aを有し、他方、他のタブは縦軸Lに関して先導縁から後続縁まで下方に角度を付けられた縦軸Aを有している。タブを外方のみならず上方および下方に角度付けることによって、加熱空気の流れが熱伝達導管内で左右のみならず上下に(垂直または水平方向に向けられたそらせ板について)偏向され、これにより加熱空気の追加の混合を与える。図7に示す実施例においては、列は列内にあるタブを上方に角度付けたり、列内にある各タブを下方に角度付けたり交互にしている。ある好適実施例においては、タブ42は縦軸Lから約20°上方にまたは下方に角度付けられている。このようにして、各タブ42の折り目44は、加熱流体の流れ、縦軸の一部、例えば、そらせ板40の上方縁、に関して上流または下流のいずれかに対して鋭角を形成する。タブ42の角度の他の適切な向きは、当業者にとっては容易に明らかになるであろう。
【0015】
別の実施例が図8に示され、ここでは各列のタブ42が隣接する列のタブ42から垂直にずらされていて、上流の隣接列内のウエブ46の直接下流にある第1列にタブ42があるようにする。これは、非遮断流れの任意の長いチャンネルが熱伝達導管16の長さにそって確立されないようにする。図示する実施例においては、列が3つのタブ42と4つのタブ42とを交互にしている。列は、各他の列に対して同じまたは異なる数のタブ42を有していてもよい。
【0016】
さらに別の実施例が図9に示され、図8に示す実施例と類似はしているが、図9に示す実施例のそらせ板40が上流端におけるよりも下流端においてより多くの数のタブ42を有している。すなわち、そらせ板40の単位長さ当たりのタブ42の数は、増大された熱伝達を与えるように下流方向にそらせ板40にそって増加している。
【0017】
別の実施例が図10、11に示される。周辺板50はそらせ板40と熱伝達導管16の内面との間に定置される。すなわち、周辺板50は少なくとも部分的にそらせ板40を包囲し、また、周辺板50の面がそらせ板40の面にほぼ垂直になっている。このようにして、周辺板50は加熱空気が任意のタブ42によって遮られていない熱伝達導管16の壁にそって移動する傾向を低減する。図11に示す実施例においては、周辺板50は逆U字形をしている。周辺板50は、それが熱伝達導管16の内面とそらせ板40の頂部および側部との間に定置される。
周辺板50は、熱伝達導管16の内面とそらせ板40の任意のまたはすべての頂部、底部、側部との間で嵌合するように形成されていてもよい。図示する実施例において、熱伝達導管16が円形である場合には、周辺板50が熱伝達導管16の表面に嵌合するように円形外周を有し、周辺板50が総体的に3つの部分の円弧からなる。当然に、周辺板50はそれが定置される熱伝達導管16のの周囲と嵌合するように異なる形状の周囲になっていてもよい。タブ52は、周辺板50の面にほぼ垂直な方向に周辺板50から延び、熱伝達導管16の内面に当接する。タブ52は、周辺板50が熱伝達導管16内でねじれる傾向を軽減する働きをする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にもとづく熱交換器を収納したガスフライ鍋の概略斜視図である。
【図2】図1に示す熱交換器の概略斜視図である。
【図3】本発明にもとづくそらせ部材の概略斜視図である。
【図4】図2の熱伝達導管内に設置された図3のそらせ部材を示す概略断面図である。
【図5】図2の熱伝達導管内に設置された複数のそらせ部材を断面図で示す概略平面図である。
【図6】図3のそらせ部材の種々の実施例を示す概略側面図である。
【図7】図3のそらせ部材の種々の実施例を示す概略側面図である。
【図8】図3のそらせ部材の種々の実施例を示す概略側面図である。
【図9】図3のそらせ部材の種々の実施例を示す概略側面図である。
【図10】図5のそらせ部材の別の実施例を断面で示す概略平面図である。
【図11】図10の周辺板の概略斜視図である。
【符号の説明】
10:ガスフライ鍋、 11:バーナ部、 12:バット(大鍋)、 13:ブロワーハウジング、 14:熱交換器、 16、18、20、22、24、26、28、30:熱伝達導管、 32、34:混合プレナム、 40:そらせ板、 42:タブ、 43:第1表面、 44:折り目、 45:第2表面、 46:ウエブ、 48:交差部材、 50:周辺板、 52:タブ、 A、L:縦軸。

Claims (39)

  1. 深いフライ鍋装置用熱交換器において、
    前記熱交換器を通って流れる空気を加熱するガスバーナを備え、
    前記熱交換器の少なくとも一部が、ショートニングが充填されたバット内に配置され、
    加熱空気が通過する通路を有する少なくとも一つの熱伝導管を備え、
    前記少なくとも1つの熱伝達導管内に配置され、面を画定し、第1表面と、前記第1表面の裏側の第2表面と、縦軸とを有するそらせ板を備え、
    前記そらせ板の縦軸は前記そらせ板を第1部分と第2部分とに分割し、
    複数のタブを備え、
    前記複数のタブは、前記そらせ板の一部を前記そらせ板から切断し、前記そらせ板の第1表面又は第2表面のいずれか一方から折り曲げて形成され、
    前記そらせ板における前記複数のタブの各々が切断された部分には、穴が形成され、
    前記複数のタブは、縦軸を有し、かつ前記そらせ板の第1表面又は第2表面のいずれか一方から外方に延び、
    前記タブと前記そらせ板との交差線が折り目を画定し、
    前記複数のタブの複数個が前記そらせ板の前記第1部分に配置され、
    前記複数のタブの複数個が前記そらせ板の前記第2部分に配置され、
    前記複数のタブの複数個が前記そらせ板の第1表面から外方に延び、
    前記複数のタブの複数個が前記そらせ板の第2表面から外方に延び、
    複数のウエブを備え、
    前記複数のウエブの各々が、前記タブの各々を、そのタブの縦軸にほぼ垂直な方向に隣接した別のタブから分離しており、
    前記タブと前記ウエブからなる複数の列を備え、
    前記複数の列の各々は、3個のタブと、2個のウエブとを有し、前記そらせ板の縦軸に対して垂直に延び、
    前記複数のタブの各々は、前記熱伝導管と接触しないような長さと前記そらせ板に対する角度を有し、これにより、各タブとそのタブに最も近く隣接した熱伝導管の部分との間を流通する加熱空気の流れを阻害しないようになっている、深いフライ鍋装置用熱交換器。
  2. 前記複数のタブの折り目は、前記加熱空気の更なる混合を引き起こすように、前記そらせ板の縦軸と鋭角を形作っている、請求項1に記載の熱交換器。
  3. 少なくとも1つのタブの折り目がその下流にあるそらせ板の縦縁の一部に関して鋭角を形成し、少なくとも1つの他のタブの折り目がその上流にあるそらせ板の縦縁の一部に関して鋭角を形成する、請求項1に記載の熱交換器。
  4. 前記タブは、複数の列を形成するように配列され、前記複数の列の各々は、3個のタブを備え、前記列が、列内にある各タブの折り目を下流にある列のそらせ板の縦縁の一部に対して加熱流体の流れに関して鋭角を形成させることと、列内にある各タブの折り目を上流にある列のそらせ板の縦縁の一部に対して加熱流体の流れに関して鋭角を形成させることが交互になっている、請求項1に記載の熱交換器。
  5. 列内にある各タブの折り目を下流にある列のそらせ板の縦縁の一部に対して加熱流体の流れに関して鋭角を形成させる少なくとも1つの列が、別個の列内にある各タブの折り目をそらせ板の縦縁に対して直角を形成させる別個の列によって、他の列内にある各タブの折り目を上流にあるその列のそらせ板の縦縁の一部に対して加熱流体の流れに関して鋭角を形成させる少なくとも1つの他の列から分離される、請求項1に記載の熱交換器。
  6. 少なくとも1つのタブの折り目は、該タブに隣接しかつその上流にある2つのタブ間のウエブの加熱流体の流れに関して下流に直接に定置される、請求項1に記載の熱交換器。
  7. 各タブの折り目は、該各タブの主本体の加熱流体の流れに関して上流に定置される、請求項1に記載の熱交換器。
  8. 各タブの折り目は、該各タブの主本体の加熱流体の流れに関して下流に定置される、請求項1に記載の熱交換器。
  9. 少なくとも1つのタブの折り目が少なくとも1つのタブの主本体の加熱流体の流れに関して下流にあり、少なくとも1つの他のタブの折り目が少なくとも1つの他のタブの主本体の加熱流体の流れに関して上流にある、請求項1に記載の熱交換器。
  10. 各タブが前記第1表面および前記第2表面のうちの一方から外方に曲げられた前記そらせ板の一部からなる、請求項1に記載の熱交換器。
  11. 少なくとも1つの熱伝達導管に配置された少なくとも1つの追加のそらせ板からさらになる、請求項1に記載の熱交換器。
  12. 前記少なくとも1つの追加のそらせ板は少なくとも1つの他のそらせ板と異なる形状のタブを有している、請求項11に記載の熱交換器。
  13. 前記少なくとも1つの追加のそらせ板は少なくとも1つの他のそらせ板と異なる数のタブを有している、請求項11に記載の熱交換器。
  14. 面を画定しかつ前記少なくとも1つの熱伝達導管の内面と前記そらせ板との間に定置された周辺板からさらになる、請求項11に記載の熱交換器。
  15. 前記周辺板の面は前記そらせ板の面にほぼ垂直になっている、請求項14に記載の熱交換器。
  16. 前記そらせ板の一部は、前記そらせ板の一部の加熱流体の流れに関して上流にあるそらせ板の等寸法部分よりも大きい数のタブを有している、請求項1に記載の熱交換器。
  17. 単位長さについてのタブの数は、加熱流体の流れに関して下流方向に前記そらせ板にそって増加する、請求項1に記載の熱交換器。
  18. 面を画定しかつ前記少なくとも1つの熱伝達導管の内面と前記そらせ板との間に定置された周辺板からさらになる、請求項1に記載の熱交換器。
  19. 前記周辺板の面は前記そらせ板の面にほぼ垂直になっている、請求項18に記載の熱交換器。
  20. 前記そらせ板の縦軸が前記少なくとも1つの熱伝達導管の縦軸にほぼ平行に延びる、請求項1に記載の熱交換器。
  21. 深いフライ鍋内に配置される熱交換器用そらせ部材であって、
    該熱交換器は通過加熱空気を伴った少なくとも1つの熱伝達導管を有していて、
    前記そらせ部材は、前記少なくとも1つの熱伝達導管内に配置され、面を画定し、第1表面、前記第1表面の裏側の第2表面、縦軸を有するそらせ板と、複数の列のタブと、複数のウエブとからなり、
    前記縦軸は前記そらせ板を第1部分と第2部分とに分割し、
    前記タブの各々は、前記そらせ板の一部を前記第1表面又は第2表面の一方から外方に折り曲げてなり、縦軸を備え、
    前記タブと前記そらせ板と交差点に折り目が形成され、
    各列内の少なくとも1つのタブは、前記そらせ板の前記第1部分に配置され、各列内の他の少なくとも1つのタブは、前記そらせ板の前記第2部分に配置され、
    前記列の一つは、その列内のすべてのタブの折り目を、加熱空気の流れに関して各タブの主本体の上流にある前記そらせ板の縦縁の一部、および加熱空気の流れに関して各タブの主本体の下流にある前記そらせ板の縦縁の一部のうちの一方に対して鋭角を形成させ、
    前記列の一つに隣接する列は、その列内のすべてのタブの折り目を、加熱空気の流れに関して各タブの主本体の上流にある縦縁の一部、および加熱空気の流れに関して各タブの主本体の下流にある縦縁の一部のうちの他方に対して鋭角を形成させ、
    各ウエブは、前記タブの縦軸にほぼ垂直な方向に該タブに隣接する別のタブからタブを分離し、
    少なくとも1つのタブの折り目は加熱空気の流れに関して隣接する2つの他のタブ間のウエブの直ぐ下流にあり、また、加熱空気の流れに関して少なくとも1つのタブの上流にあり、単位長さ当たりのタブの数は加熱空気の流れに関して下流方向に前記そらせ板にそって増加する、そらせ部材。
  22. 深いフライ鍋装置用熱交換器において、
    前記熱交換器を通って流れる空気を加熱するガスバーナを備え、
    前記熱交換器の少なくとも一部が、ショートニングが充填されたバット内に配置され、
    加熱空気が通過する通路を有する少なくとも一つの熱伝導管を備え、
    前記少なくとも1つの熱伝達導管内に配置され、面を画定し、第1表面と、前記第1表面の裏側の第2表面と、縦軸とを有するそらせ板を備え、
    前記そらせ板の縦軸は前記そらせ板を第1部分と第2部分とに分割し、
    複数のタブを備え、
    前記複数のタブは、縦軸を有し、かつ前記そらせ板の第1表面又は第2表面のいずれか一方から外方に延び、
    前記タブと前記そらせ板との交差線が折り目を画定し、
    前記折り目は、前記タブを前記そらせ板から折り曲げることにより形成され、
    前記複数のタブの少なくとも一つが、前記そらせ板の前記第1部分に配置され、
    前記複数のタブの少なくとも一つが、前記そらせ板の前記第2部分に配置され、
    前記複数のタブの各々は、前記熱伝導管と接触しないような長さと前記そらせ板に対する角度を有し、これにより、各タブとそのタブに最も近く隣接した熱伝導管の部分との間を流通する加熱空気の流れを阻害しないようになっており、
    前記複数のタブは、前記そらせ板の一部を前記そらせ板から切断し、前記そらせ板の第1表面又は第2表面のいずれか一方から折り曲げて形成され、
    前記そらせ板における前記複数のタブの各々が切断された部分には、穴が形成され、
    前記そらせ板内に前記タブに隣接して残された前記穴の各々の側部の少なくとも一部は、該穴を残すように前記そらせ板から切断されて曲げられた前記タブの折り目を形成し、
    前記タブと前記穴は、一つの折り目を共有するタブと穴の対を形成し、
    複数のウエブを備え、
    前記ウエブの各々は、第1のタブと穴の対を、前記第1のタブと穴の対に対して前記タブの縦軸とほぼ垂直な方向に隣接する第2のタブと穴の対から隔て、
    前記複数のタブのうちの複数個が前記そらせ板の第1表面から外方に折り曲げられ、
    前記複数のタブのうちの複数個が前記そらせ板の第2表面から外方に折り曲げられ、
    タブと穴の対の列を複数備え、
    前記タブと穴の対の列の各々は、そらせ板の縦軸に略垂直な方向に延び、3個のタブと穴の対を備え、
    前記タブと穴の対の複数の列の各々に含まれるタブと穴の対の各々は、隣接するその列内のタブと穴の対から、ウエブによって隔てられ、
    タブと穴の対の列の各々には、2つのウエブが存在し、このタブと穴の対の列の各々内のウエブは、前記そらせ板の縦軸とほぼ垂直な方向に延びるウエブの列を形成し、
    複数のウエブの列を備え、
    前記そらせ板の第1部分に配置されたタブと穴の対を少なくとも一つ有し、且つ前記そらせ板の第1部分に配置されたタブと穴の対を少なくとも一つ有する、タブと穴の対の列を複数備え、
    前記そらせ板の第1表面から外方に延びるタブを少なくとも一つ有し、且つ前記そらせ板の第2表面から外方に延びるタブを少なくとも一つ有する、タブと穴の対の列を複数備え、
    複数のタブと穴の対及びウエブを備えた前記そらせ板は、前記複数のタブが前記加熱空気の向きをそらせ、前記加熱空気が(1)前記穴を通り、(2)前記複数のタブの間を通り、(3)前記ウエブの近傍を通り、(4)前記複数のタブと前記熱伝導管との間を通って流れ、前記そらせ板とタブと穴が前記熱伝導管を通って流れる加熱空気内の乱流を増加させることを可能とし、前記熱伝導管を流れる加熱空気から前記深いフライ鍋装置のバット内のショートニングへの熱伝導をそらせ板を有しない深いフライ鍋装置のための熱交換器に比較して向上させることができるように、配置され且つ形成されている、熱交換器。
  23. 複数のタブが、互いに隣接し且つ該タブの下流にある2つのタブの間のウエブに対して、加熱空気の流れの直ぐ上流に位置しており、
    複数のタブが、互いに隣接し且つ該タブの下流にある2つのタブの間のウエブに対して、加熱空気の流れの直ぐ下流に位置している、請求項22に記載の熱交換器。
  24. 複数のウエブが、前記そらせ板の縦軸の方向にそって、真っ直ぐな列で連なっている、請求項22に記載の熱交換器。
  25. 深いフライ鍋装置用熱交換器において、
    前記熱交換器を通って流れる空気を加熱するガスバーナを備え、
    前記熱交換器の少なくとも一部が、ショートニングが充填されたバット内に配置され、
    加熱空気が通過する通路を有する少なくとも一つの熱伝導管を備え、
    前記少なくとも1つの熱伝達導管内に配置され、面を画定し、第1表面と、前記第1表面の裏側の第2表面と、縦軸とを有するそらせ板を備え、
    前記そらせ板の縦軸は前記そらせ板を第1部分と第2部分とに分割し、
    複数のタブを備え、
    前記複数のタブは、縦軸を有し、かつ前記そらせ板の第1表面又は第2表面のいずれか一方から外方に延び、
    前記タブと前記そらせ板との交差線が折り目を画定し、
    前記折り目は、前記タブを前記そらせ板から折り曲げることにより形成され、
    前記複数のタブの少なくとも一つが、前記そらせ板の前記第1部分に配置され、
    前記複数のタブの少なくとも一つが、前記そらせ板の前記第2部分に配置され、
    前記複数のタブの各々は、前記熱伝導管と接触しないような長さと前記そらせ板に対する角度を有し、これにより、各タブとそのタブに最も近く隣接した熱伝導管の部分との間を流通する加熱空気の流れを阻害しないようになっており、
    前記複数のタブは、前記そらせ板の一部を前記そらせ板から切断し、前記そらせ板の第1表面又は第2表面のいずれか一方から折り曲げて形成され、
    前記そらせ板における前記複数のタブの各々が切断された部分には、穴が形成され、
    前記そらせ板内に前記タブに隣接して残された前記穴の各々の側部の少なくとも一部は、該穴を残すように前記そらせ板から切断されて曲げられた前記タブの折り目を形成し、
    前記タブと前記穴は、一つの折り目を共有するタブと穴の対を形成し、
    複数のウエブを備え、
    前記ウエブの各々は、第1のタブと穴の対を、前記第1のタブと穴の対に対して前記タブの縦軸とほぼ垂直な方向に隣接する第2のタブと穴の対から隔て、
    前記複数のタブのうちの複数個が前記そらせ板の第1表面から外方に折り曲げられ、
    前記複数のタブのうちの複数個が前記そらせ板の第2表面から外方に折り曲げられ、
    タブと穴の対の列を6列備え、
    前記タブと穴の対の列の各々は、そらせ板の縦軸に略垂直な方向に延び、4個のタブと穴の対と3個のウエブを備え、
    前記タブと穴の対の複数の列の各々に含まれるタブと穴の対の各々は、隣接するその列内のタブと穴の対から、ウエブによって隔てられ、
    前記そらせ板の第1部分に配置されたタブと穴の対を少なくとも一つ有し、且つ前記そらせ板の第1部分に配置されたタブと穴の対を少なくとも一つ有する、タブと穴の対の列を複数備え、
    前記そらせ板の第1表面から外方に延びるタブを少なくとも一つ有し、且つ前記そらせ板の第2表面から外方に延びるタブを少なくとも一つ有する、タブと穴の対の列を複数備え、
    前記タブと穴の対は、等しい数のタブが前記そらせ板の第1表面の中心線の両側に配置されるように、前記そらせ板上に配置され、
    前記タブと穴の対は、前記そらせ板の中心線に対して対称に、前記そらせ板の第1表面上に配置され、
    等しい数のタブが、前記そらせ板の第2表面の中心線の両側に配置され、
    前記タブと穴の対は、前記そらせ板の中心線に対して対称に、前記そらせ板の第2表面上に配置され、
    複数のタブと穴の対及びウエブを備えた前記そらせ板は、前記複数のタブが前記加熱空気の向きをそらせ、前記加熱空気が(1)前記穴を通り、(2)前記複数のタブの間を通り、(3)前記ウエブの近傍を通り、(4)前記複数のタブと前記熱伝導管との間を通って流れ、前記そらせ板とタブと穴が前記熱伝導管を通って流れる加熱空気内の乱流を増加させることを可能とし、前記熱伝導管を流れる加熱空気から前記深いフライ鍋装置のバット内のショートニングへの熱伝導をそらせ板を有しない深いフライ鍋装置のための熱交換器に比較して向上させることができるように、配置され且つ形成されている、熱交換器。
  26. 大部分の前記ウエブの各々は、直ぐ下流のタブの列に位置するタブに対して、加熱空気の流れの直ぐ上流に配置され、大部分の前記ウエブの各々は、直ぐ上流のタブの列に位置するタブに対して、加熱空気の流れの直ぐ下流に配置される、請求項25に記載の熱交換器。
  27. 複数のウエブが、前記そらせ板の縦軸の方向にそって、真っ直ぐな列で連なっている、請求項25に記載の熱交換器。
  28. 深いフライ鍋装置用熱交換器において、
    加熱空気が通過する通路を有する少なくとも一つの熱伝導管を備え、
    前記少なくとも1つの熱伝達導管内に配置され、面を画定し、第1表面と、前記第1表面の裏側の第2表面と、縦軸とを有するそらせ板を備え、
    前記そらせ板の縦軸は前記そらせ板を第1部分と第2部分とに分割し、
    複数のタブを備え、
    前記複数のタブは、縦軸を有し、かつ前記そらせ板の第1表面又は第2表面のいずれか一方から外方に延び、
    前記タブと前記そらせ板との交差線が折り目を画定し、
    前記複数のタブの少なくとも一つが、前記そらせ板の前記第1部分に配置され、
    前記複数のタブの少なくとも一つが、前記そらせ板の前記第2部分に配置され、
    ほぼ総ての前記タブが、隣接するタブから、ウエブにより隔てられ、各ウエブは、前記タブの縦軸にほぼ垂直な方向に、タブを他のタブから隔て、
    各タブは、前記そらせ板の一部を、前記第1表面又は第2表面の一方から外方へ折り曲げて形成され、
    折り曲げて形成された各タブは、前記そらせ板内の対応する穴に隣接し、
    各穴の側部の少なくとも一部は、該穴が隣接するタブの折り目を形成し、該タブは、隣接する穴の少なくとも一部を覆うように、前記そらせ板から外方に延び、
    加熱空気は、前記そらせ板を外方に折り曲げることにより前記そらせ板内に形成された穴を通過可能であり、
    複数のタブの列を備え、
    前記タブの列の各々は、前記そらせ板の第1部分に配置されたタブと、前記そらせ板の第2部分に配置されたタブとを備え、
    前記タブの列の各々は、前記そらせ板の第1表面から外方に延びるタブと、前記そらせ板の第2表面から外方に延びるタブとを備え、
    前記そらせ板内に穴が残るようにタブを前記そらせ板から折り曲げることにより形成されたタブと穴の対の大部分は、複数のタブと穴の対の列内に位置し、前記タブと穴の対の列の各々は、そらせ板の縦軸に対してほぼ垂直な方向に延び、
    タブと穴の対の列の各々は、前記そらせ板の第1部分に配置されたタブと、前記そらせ板の第2部分に配置されたタブとを備え、
    タブと穴の対の列の各々は、前記そらせ板の第1表面から外方に延びるタブと、前記そらせ板の第2表面から外方に延びるタブとを備え、
    前記複数のタブの列は、3個のタブを備え、前記そらせ板の縦軸に対して垂直に延び、第1のタブは前記そらせ板の面の上方に配置され、前記第1のタブからウエブにより隔てられた隣接する第2のタブは前記そらせ板の面の下方に配置され、前記第2のタブからウエブにより隔てられた第3のタブは前記そらせ板の面の上方に配置され、
    前記複数のタブは、前記複数のタブが前記加熱空気の向きをそらせ、前記加熱空気が(1)前記穴を通り、(2)前記複数のタブの間を通り、(3)前記複数のタブと前記熱伝導管との間を通って流れ、その結果、前記そらせ板とタブと穴が前記熱伝導管を通って流れる加熱空気内の乱流を増加させることを可能とし、前記熱伝導管を流れる加熱空気から前記深いフライ鍋装置のバット内のショートニングへの熱伝導をそらせ板を有しない深いフライ鍋装置のための熱交換器に比較して向上させることができるように、配置され且つ形成されている、熱交換器。
  29. 各タブは、その折れ目から、前記そらせ板の表面に対して鋭角をもって外方に延びており、
    各タブは、加熱空気を、前記そらせ板内の対応する穴を通って、前記そらせ板の外方にそらせることが可能である、請求項28に記載の熱交換器。
  30. 前記そらせ板の中心線の両側には、ほぼ同数のタブが配置され、前記タブは、前記そらせ板の中心線に対してほぼ対称に、前記そらせ板上に配置されている、請求項28に記載の熱交換器。
  31. 前記熱交換器は、ショートニングが入っているバット内に配置される複数の熱伝導管を備えた、請求項28に記載の熱交換器。
  32. 列毎に3個のタブを含む6列のタブの列を前記そらせ板上に備えた、請求項28に記載の熱交換器。
  33. 深いフライ鍋装置用熱交換器において、
    加熱空気が通過する通路を有する少なくとも一つの熱伝導管を備え、
    前記少なくとも1つの熱伝達導管内に配置され、面を画定し、第1表面と、前記第1表面の裏側の第2表面と、縦軸とを有するそらせ板を備え、
    前記そらせ板の縦軸は前記そらせ板を第1部分と第2部分とに分割し、
    複数のタブの列を備え、
    複数のタブの列の大部分は、3個のタブを備え、
    各タブは、前記そらせ板内に穴を残すように、前記そらせ板の第1表面又は第2表面の一方から外方に折り曲げられた前記そらせ板の部分からなり、縦軸を有し、前記タブと前記そらせ板の交差点に沿って折り目を形成し、
    前記複数のタブの列の各々内の少なくとも一つのタブは、前記そらせ板の第1部分に配置され、
    前記複数のタブの列の各々内の少なくとも一つのタブは、前記そらせ板の第2部分に配置され、
    隣接したタブの少なくとも複数は、ウエブにより互いに隔てられ、
    複数のウエブの列を備え、
    前記ウエブの列の大部分は、2つのウエブを備え、
    各ウエブは、タブを、隣接する他のタブから、前記そらせ板の縦軸に対してほぼ垂直な方向に隔て、
    この結果、前記タブ及びウエブは、前記タブが加熱空気をそらせることが可能であり、加熱空気がタブの間及びウエブの近傍を流れ、
    前記複数のタブは、前記複数のタブが前記加熱空気の向きをそらせ、前記加熱空気が(1)前記穴を通り、(2)前記複数のタブの間を通り、(3)前記複数のタブと前記熱伝導管との間を通って流れ、その結果、前記そらせ板とタブと穴が前記熱伝導管を通って流れる加熱空気内の乱流を増加させることを可能とし、前記熱伝導管を流れる加熱空気から前記深いフライ鍋装置のバット内のショートニングへの熱伝導をそらせ板を有しない深いフライ鍋装置のための熱交換器に比較して向上させることができるように、配置され且つ形成されている、熱交換器。
  34. 各タブの列内の複数のタブの折れ目は、加熱空気の流れの直ぐ上流にあるタブの列内のタブの折れ目に対して、加熱空気の流れの直ぐ下流にあり、加熱空気の流れの直ぐ下流にあるタブの列内のタブの折れ目に対して、加熱空気の流れの直ぐ上流にある、請求項33の記載の熱交換器。
  35. タブと穴の対の列の各々は、前記そらせ板の第1表面から外方に延びるタブと、前記そらせ板の第2表面から外方に延びるタブとを備えた、請求項33に記載の熱交換器。
  36. 前記そらせ板の中心線の両側に、ほぼ同数のタブが配置され、前記タブは、前記そらせ板の中心線に対してほぼ対称に、前記そらせ板上に配置されている、請求項33に記載の熱交換器。
  37. 各列に3個のタブを含む6列のタブの列を備えた、請求項33に記載の熱交換器。
  38. 熱交換器と、前記熱交換器内を通る空気を加熱するバーナとを備えた深いフライ鍋装置において、
    前記熱交換器の少なくとも一部は、前記深いフライ鍋装置のショートニングを含むバット内に配置され、
    前記深いフライ鍋装置の前記熱交換器の少なくとも一部は、
    加熱空気が通過する通路を有する少なくとも一つの熱伝導管を備え、
    前記少なくとも1つの熱伝達導管内に配置され、面を画定し、第1表面と、前記第1表面の裏側の第2表面と、縦軸とを有するそらせ板を備え、
    前記そらせ板の縦軸は前記そらせ板を第1部分と第2部分とに分割し、
    複数のタブを備え、
    前記複数のタブは、縦軸を有し、かつ前記そらせ板の第1表面又は第2表面のいずれか一方から外方に延び、
    前記タブと前記そらせ板との交差線が折り目を画定し、
    前記折り目は、前記タブを前記そらせ板から折り曲げることにより形成され、
    前記複数のタブの少なくとも一つが、前記そらせ板の前記第1部分に配置され、
    前記複数のタブの少なくとも一つが、前記そらせ板の前記第2部分に配置され、
    前記複数のタブの各々は、前記熱伝導管と接触しないような長さと前記そらせ板に対する角度を有し、これにより、各タブとそのタブに最も近く隣接した熱伝導管の部分との間を流通する加熱空気の流れを阻害しないようになっており、
    前記複数のタブは、前記そらせ板の一部を前記そらせ板から切断し、前記そらせ板の第1表面又は第2表面のいずれか一方から折り曲げて形成され、
    前記そらせ板における前記複数のタブの各々が切断された部分には、穴が形成され、
    前記そらせ板内に前記タブに隣接して残された前記穴の各々の側部の少なくとも一部は、該穴を残すように前記そらせ板から切断されて曲げられた前記タブの折り目を形成し、
    前記タブと前記穴は、一つの折り目を共有するタブと穴の対を形成し、
    複数のウエブを備え、
    前記ウエブの各々は、第1のタブと穴の対を、前記第1のタブと穴の対に対して前記タブの縦軸とほぼ垂直な方向に隣接する第2のタブと穴の対から隔て、
    前記複数のタブのうちの複数個が前記そらせ板の第1表面から外方に折り曲げられ、
    前記複数のタブのうちの複数個が前記そらせ板の第2表面から外方に折り曲げられ、
    タブと穴の対の列を複数備え、
    前記タブと穴の対の列の各々は、そらせ板の縦軸に略垂直な方向に延び、3個のタブと穴の対を備え、
    前記タブと穴の対の複数の列の各々に含まれるタブと穴の対の各々は、隣接するその列内のタブと穴の対から、ウエブによって隔てられ、
    タブと穴の対の列の各々には、2つのウエブが存在し、このタブと穴の対の列の各々内のウエブは、前記そらせ板の縦軸とほぼ垂直な方向に延びるウエブの列を形成し、
    複数のウエブの列を備え、
    前記複数のウエブの列の大部分は、2個のウエブを備え、
    各ウエブは、タブを、隣接する他のタブから、前記そらせ板の縦軸に対してほぼ垂直な方向に隔て、
    前記タブ及びウエブは、前記タブが加熱空気をそらせることが可能であり、加熱空気がタブの間及びウエブの近傍を流れるように、配置及び形成されており、
    前記そらせ板の第1部分に配置されたタブと穴の対を少なくとも一つ有し、且つ前記そらせ板の第1部分に配置されたタブと穴の対を少なくとも一つ有する、タブと穴の対の列を複数備え、
    前記そらせ板の第1表面から外方に延びるタブを少なくとも一つ有し、且つ前記そらせ板の第2表面から外方に延びるタブを少なくとも一つ有する、タブと穴の対の列を複数備え、
    前記そらせ板の縦軸の方向にそって、真っ直ぐな列で連なるように配置された、複数のウエブを備え、
    各タブの列内の複数のタブの折れ目は、加熱空気の流れの直ぐ上流にあるタブの列内のタブの折れ目に対して、加熱空気の流れの直ぐ下流にあり、加熱空気の流れの直ぐ下流にあるタブの列内のタブの折れ目に対して、加熱空気の流れの直ぐ上流にあり、
    複数のタブと穴の対及びウエブを備えた前記そらせ板は、前記複数のタブが前記加熱空気の向きをそらせ、前記加熱空気が(1)前記穴を通り、(2)前記複数のタブの間を通り、(3)前記ウエブの近傍を通り、(4)前記複数のタブと前記熱伝導管との間を通って流れ、前記そらせ板とタブと穴が前記熱伝導管を通って流れる加熱空気内の乱流を増加させることを可能とし、前記熱伝導管を流れる加熱空気から前記深いフライ鍋装置のバット内のショートニングへの熱伝導をそらせ板を有しない深いフライ鍋装置のための熱交換器に比較して向上させることができるように、配置され且つ形成されている、深いフライ鍋装置。
  39. 深いフライ鍋用の熱伝導管用のそらせ板において、
    前記フライ鍋は、調理用食物のためのオイルタンクを備え、前記オイルタンク内には、少なくとも一つの熱伝導管が前記オイルタンクと熱交換可能に配置され、前記オイルタンク内の調理用オイルは、前記熱伝導管により加熱され、バーナが、前記熱伝導管の入口から出口まで流れる燃焼物質を生成し、
    前記そらせ板は、両面を備えた細長い長方形の金属板を備え、
    前記金属板は、前記熱伝導管内に配置され、前記熱伝導管内を延び、
    前記金属板は、前記金属板を打ち抜いて形成された、互いに離隔した複数のタブを備え、
    前記複数のタブは、互いに離隔した列をなして、前記金属板の長手方向に沿って、前記金属板に対して鋭角をなして延びており、
    各列のタブは、隣接する熱伝導管の壁面方向に、前記燃焼物質の流れの上流側に向けて、外方に延びており、
    打ち抜いて形成された各タブは、前記金属坂内に、対応する穴を有し、これにより、前記燃焼物質の流れが前記タブにより前記穴を通る方向に向けられる、そらせ板。
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