JP4559307B2 - コージェネレーションシステム - Google Patents

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本発明はコージェネレーションシステムに関するものであり、特に貯留手段に蓄えられた液体が十分に再加熱されることなく排出されるのを防止可能なものに関する。
従来より、下記特許文献1に開示されているように、発電装置等において発生した熱エネルギーを湯水を介して貯留手段(貯留タンク)に蓄えておけるコージェネレーションシステムが提供されている。かかる構成のコージェネレーションシステムの多くは、貯留タンクに貯留された湯水を給湯などの用途に使用する構成とされている。
下記特許文献1に開示されているようなコージェネレーションシステムは、発電等に伴って発生した熱エネルギーによって湯水を加熱して貯留タンクに貯留しておき、後に行われる給湯などのような湯水の使用に備える構成とされている。
下記特許文献1に開示されているように、燃料電池等のような熱エネルギーの発生量が少ない加熱手段により湯水を加熱する構成とされたコージェネレーションシステムでは、貯留タンクに貯留される湯水の加熱に長時間を要する。そのため、かかる構成のコージェネレーションシステムでは、貯留タンク内に存在している湯水の温度が低温である期間が長く、レジオネラ菌等のような菌類が発生しやすい環境にあり、衛生上好ましくない状態になる可能性がある。そこで、かかる知見に基づき、下記特許文献1に示すように、湯水が所定の温度以下である場合に、別途用意されたヒータ等を作動させて貯留タンク内の湯水を再加熱して殺菌する構成とされている。
特開2003−56909号公報
上記したように、特許文献1に開示されているようなコージェネレーションシステムでは、燃料電池等によって構成されている熱源における発熱量が少ないため、貯留タンク内の湯は、給湯などの用途で貯留タンク内の湯水を使用する際に必ずしも高温であるとは限らない。そのため、燃料電池などのような加熱能力が低い装置類を熱源として採用したコージェネレーションシステムでは、貯留タンクから湯水などを排出する排出流路の中途、すなわち貯留タンクよりも下流側に給湯器のような加熱能力の高い熱源装置を補助的に設けた構成とされている。
上記特許文献1に開示されているようなコージェネレーションシステムでは、加熱能力の高い熱源装置を貯留タンクよりも下流側の排出流路に設けているため、貯留タンク内の湯水の再加熱は、燃料電池等の加熱手段やヒータのような低能力な加熱手段に頼らざるを得ない。そのため、従来技術のコージェネレーションシステムは、貯留タンク内の湯水の再加熱動作に時間を要する。従って、上記特許文献1に開示されているような構成のコージェネレーションシステムでは、再加熱動作中に給湯のような貯留タンク内の湯水などの液体を使用すると、十分加熱されておらず、殺菌が不十分な液体が排出される可能性があるという問題があった。
そこで、本発明では、液体を貯留可能な貯留手段を備え、当該貯留手段内の液体が十分殺菌されない状態で排出されるのを防止可能なコージェネレーションシステムの提供を目的とする。
上記した課題を解決すべく提供される請求項1に記載の発明は、液体を貯留する貯留手段と、複数の熱供給手段と、前記貯留手段に貯留される液体を加熱する加熱系統と、前記貯留手段に貯留されている液体を排出可能な排出系統と、外部の給液源から液体を供給する給液系統とを有し、前記加熱系統は、貯留手段に対して接続された液体加熱流路を有し、当該液体加熱流路の中途に熱供給手段の一又は一群によって構成された熱供給手段Aを備えたものであり、前記排出系統は、前記貯留手段内に貯留された液体を排出可能な液体排出流路を有し、当該液体排出流路の中途に熱供給手段の一又は一群によって構成された熱供給手段Bを有し、液体排出流路の中途であって、熱供給手段Bよりも貯留手段内に貯留された液体の排出時における液体の流れ方向上流側に、少なくとも貯留手段側から熱供給手段B側に向けて液体が流れるのを阻止する弁が設けられたものであり、前記給液系統は、前記貯留手段に液体を供給する貯留側給液流路と、液体排出流路の中途であって前記弁あるいは前記弁よりも液体の排出時における液体の流れ方向下流側且つ熱供給手段Bの上流側に接続され液体排出流路に液体を供給する排出側給液流路とを有し、前記貯留側給液流路および排出側給液流路の中途に、給液源から貯留手段あるいは液体排出流路への液体の流れを許し、その逆を阻止する逆止手段が設けられたものであり、貯留手段内に貯留された液体が所定時間以上に渡って滞留していることを条件として、前記弁を閉じた状態で貯留手段内に貯留されている液体を熱供給手段Aによって加熱する殺菌動作を行い、殺菌動作中に給湯要求があった場合には殺菌時給湯運転を実行し、殺菌時給湯運転においては、前記弁を閉止して貯留手段側から熱供給手段B側に向けて液体が流れるのを阻止し、その状態で排出側給液流路を介して熱供給手段Bに水を供給し熱供給手段Bで加熱された湯水を外部に供給することを特徴とするコージェネレーションシステムである。
本発明のコージェネレーションシステムでは、殺菌動作を行う際に排出弁が閉じられ、排出系統と加熱系統とがそれぞれ独立した状態となる。さらに、本発明のコージェネレーションシステムでは、給液系統を構成する貯留側給液流路と排出側給液流路の双方に逆止手段を設けているため、殺菌動作中に殺菌されていない可能性のある液体が貯留手段側から給液系統側に逆流したり、貯留側給液流路や排出側給液流路を介して自然循環するのを防止できる。そのため、本発明のコージェネレーションシステムによれば、殺菌動作中に加熱された液体を排出すべき場合であっても、殺菌されていない可能性のある液体が外部に排出されるといった不具合が起こらない。
請求項2に記載の発明は、液体を貯留する貯留手段と、複数の熱供給手段と、前記貯留手段に貯留される液体を加熱する加熱系統と、前記貯留手段に貯留されている液体を排出可能な排出系統と、外部の給液源から液体を供給する給液系統とを有し、前記加熱系統は、貯留手段に対して接続された液体加熱流路を有し、当該液体加熱流路の中途に熱供給手段の一又は一群によって構成された熱供給手段Aを備えたものであり、前記排出系統は、前記貯留手段内に貯留された液体を排出可能な液体排出流路を有し、当該液体排出流路の中途に熱供給手段の一又は一群によって構成された熱供給手段Bを有し、液体排出流路の中途であって、熱供給手段Bよりも貯留手段内に貯留された液体の排出時における液体の流れ方向上流側に、少なくとも貯留手段側から熱供給手段B側に向けて液体が流れるのを阻止する排出弁が設けられたものであり、前記給液系統は、前記貯留系統に液体を供給する貯留側給液流路と、排出側給液流路とを有し、当該排出側給液流路は、本流部と、当該本流部から分岐された一又は複数の支流部とを有し、本流部および支流部が液体排出流路の中途であって、液体排出流路の中途に設けられた排出弁あるいは排出弁よりも液体の排出時における液体の流れ方向下流側に接続されており、本流部と支流部のうち少なくともいずれか一方には、液体の流れを制限する支流弁が設けられており、貯留手段内に貯留された液体が所定時間以上に渡って滞留していることを条件として、前記排出弁を貯留手段側から熱供給手段B側に向けて液体が流れるのを阻止する状態に調整し、前記支流弁を開けた状態として貯留手段内に貯留されている液体を熱供給手段Aによって加熱する殺菌動作を行い、殺菌動作中に給湯要求があった場合には殺菌時給湯運転を実行し、殺菌時給湯運転においては、前記排出弁を閉止して貯留手段側から熱供給手段B側に向けて液体が流れるのを阻止し、その状態で排出側給液流路を介し支流弁を経て熱供給手段Bに水を供給し熱供給手段Bで加熱された湯水を外部に供給することを特徴とするコージェネレーションシステムである。
本発明のコージェネレーションシステムでは、殺菌動作を行う際に排出弁が調整され、貯留手段側から熱供給手段B側に向けて液体が流れない状態とされる。すなわち、本発明のコージェネレーションシステムは、殺菌動作を行う際に、排出弁の調整によって排出系統と加熱系統とがそれぞれ独立した状態となる。さらに、上記したように、排出側給液流路に設けられた支流弁を開くことにより、排出側給液流路を流れる液体に作用する流路抵抗を低減させる構成とされている。そのため、本発明のコージェネレーションシステムでは、万一、排出弁の調整が不十分であったとしても、貯留手段内の液体が液体排出流路に設けられた弁よりも熱供給手段B側に混入するのを確実に防止できる。従って、本発明のコージェネレーションシステムによれば、殺菌動作中に加熱された液体を排出すべき場合であっても、殺菌されていない可能性のある液体が外部に排出されるといった不具合が起こらない。
請求項3に記載の発明は、貯留側給液流路および排出側給液流路の中途に、給液源から貯留系統あるいは液体排出流路への液体の流れを許し、その逆を阻止する逆止手段が設けられていることを特徴とする請求項2に記載のコージェネレーションシステムである。
かかる構成によれば、殺菌動作中に殺菌されていない可能性のある液体が貯留手段側から給液系統側に逆流したり、貯留側給液流路や排出側給液流路を介して自然循環するのを防止できる。従って、上記した構成によれば、殺菌されていない可能性のある液体が殺菌動作中に外部に排出されるといった不具合が起こらないコージェネレーションシステムを提供できる。
請求項4に記載の発明は、貯留手段に滞留している液体の温度が所定の閾温度以下であることを殺菌動作を行うための条件とすることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のコージェネレーションシステムである。
かかる構成によれば、貯留手段内に残留している液体を確実に殺菌することができ、レジオネラ菌等のような菌類の繁殖を防止できる。
上記請求項1〜4のいずれかに記載のコージェネレーションシステムにおいて、熱供給手段Bは、熱供給手段Aよりも液体の加熱能力が高いものであってもよい(請求項5)。
請求項6に記載の発明は、熱供給手段Aが、発電可能であり、発電に伴って発生した熱エネルギーによって液体加熱流路を流れる液体を加熱可能なものであり、加熱系統が、前記熱供給手段Aにおける発電により発生した電力が供給されることにより熱エネルギーを発生し、液体加熱流路を流れる液体を加熱可能な熱供給手段Cを有し、殺菌動作を行う場合は、熱供給手段Aによって発電と、発電に伴って発生した熱エネルギーによる液体の加熱を行うと共に、熱供給手段Aにおいて発生した電力を使用して熱供給手段Cを作動させ、液体の加熱を行うことが可能であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のコージェネレーションシステムである。
本発明のコージェネレーションシステムでは、熱供給手段Aにおいて発生した電力を利用して熱供給手段Cを作動させ、液体加熱流路を流れる流体を加熱することができる。また、本発明のコージェネレーションシステムによれば、熱供給手段Aの作動に伴って発生した電気エネルギーを有効利用することができる。
また、請求項7に記載の発明は、外部から供給されるエネルギーを利用して液体加熱流路を流れる液体を加熱可能な熱供給手段Dを備えていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のコージェネレーションシステムである。
かかる構成によれば、液体加熱流路を流れる液体を効率よく加熱することができる。
本発明によれば、貯留手段内に貯留されている液体が十分殺菌されない状態で排出されるのを防止可能なコージェネレーションシステムを提供できる。
続いて、本発明の一実施形態であるコージェネレーションシステムについて図面を参照しながら詳細に説明する。図1において、1は本実施形態のコージェネレーションシステムである。コージェネレーションシステム1は、大別して発電部2と給湯部3とにより構成されており、これらによりコージェネレーション系Sを構成している。
発電部2は、燃料電池5(熱供給手段A)と、燃料電池5を冷却し、発電の際に発生した排熱を回収するための熱交換器6とを備えている。すなわち、発電部2は、発電装置としての機能と、湯水(液体)を加熱するための熱供給手段Aとしての機能とを兼ね備えている。発電部2は、コージェネレーション系Sの外部に設けられた電力負荷Eや後述する電気ヒーター27(熱供給手段C,D)に対して電力を供給するための電力供給手段として機能すると共に、後述する加熱流路20(液体加熱流路)と組み合わされて加熱系統Hを構成する。
一方、給湯部3は、湯水を貯留するための貯留タンク10(貯留手段)を中心として構成されており、貯留タンク10の頂部に設けられた頂部接続部11、並びに、底部に設けられた底部接続部12に対して貯留タンク10に対して加熱系統H、給湯系統M(排出系統)および給水系統C(給液系統)を接続した構成とされている。貯留タンク10は、高さ方向、すなわち内部に貯留される湯水の水位上昇方向に複数(本実施形態では4つ)の温度センサ13a〜13dを取り付けた構成とされている。温度センサ13a〜13dは、それぞれ貯留タンク10内の湯水の温度を検知するための温度検知手段として機能すると共に、貯留タンク10内に所定温度あるいは温度範囲の湯水の残留量を検知するための残量検知手段としての役割も果たす。
さらに具体的には、本実施形態のコージェネレーションシステム1では、貯留タンク10の底部から取り出された湯水が加熱系統Hを通過する間に加熱され、貯留タンク10の頂部側にゆっくりと戻される構成とされている。ここで、一般的にタンク内に液体を貯留する場合、その液体の温度差が所定の閾値(湯水では約10℃程度)以上であると、液体が温度毎に層状に分かれる。そのため、加熱系統Hを通過して加熱された湯水が貯留タンク10内の湯水の温度に対して前記閾温度以上高温に加熱され、貯留タンク10内の湯水を掻き乱さない程度にゆっくりと戻されると、貯留タンク10内に貯留されている湯水が温度毎に層状に分かれる。従って、貯留タンク10に設置された温度センサ13a〜13dの検知温度を調べることにより、貯留タンク10内に所望の温度範囲に加熱された湯水がどれだけ貯留されているかを検知することができる。
加熱系統Hは、加熱流路20により構成される系統であり、貯留タンク10の底部から取り出された湯水を加熱して貯留タンク10の頂部側に戻すものである。さらに具体的に説明すると、加熱系統Hは、加熱流路20により主要部が構成される系統である。加熱流路20は、貯留タンク10の底部接続部12と燃料電池5内の熱交換器6とを繋ぐ加熱往き側流路21と、頂部接続部11と熱交換器6とを繋ぐ加熱戻り側流路22とを有する。また、加熱流路20は、加熱往き側流路21および加熱戻り側流路22の中間部分において両流路をバイパスする放熱バイパス流路23を有する。
加熱往き側流路21は、貯留タンク10の底部側から排出される湯水を燃料電池5の熱交換器6に供給する流路であり、中途に湯水を循環させるための循環ポンプ25と、湯水の温度を検知するための温度センサ26とを有する。また、加熱戻り側流路22は、熱交換器6を通過した湯水を貯留タンク10の頂部側に戻す流路である。加熱戻り側流路22の中途には、電気ヒーター27(熱供給手段C,D)が設けられており、これよりも下流側(貯留タンク10側)に加熱側三方弁28が設けられている。加熱側三方弁28を構成する3つのポートのうちの2つは加熱戻り側流路22を構成する配管に接続されており、残りのポートには放熱バイパス流路23を構成する配管が接続されている。すなわち、放熱バイパス流路23は、加熱側三方弁28を介して加熱戻り側流路22に接続されている。
放熱バイパス流路23は、加熱往き側流路21の中途であって、循環ポンプ25よりも上流側の位置と、加熱戻り側流路22の中途に設けられた電気ヒーター27の下流側の位置とをバイパスする流路である。放熱バイパス流路23の中途には、放熱器23aが設けられている。そのため、加熱系統Hは、加熱側三方弁28を切り替えて放熱バイパス流路23に湯水を流すと共に、放熱器23aを作動させることにより、内部を流れる湯水の温度を低下させ、燃料電池5の冷却を促進することができる。
給湯系統Mは、貯留タンク10の頂部接続部11に接続された給湯流路30と、この給湯流路30の中途に設けられた給湯装置31(熱供給手段B)とによって主要部が構成される系統である。給湯流路30は、貯留タンク10から給湯装置31を経てカラン34に至る一連の流路を形成している。給湯流路30は、貯留タンク10から給湯装置31に至る流路の中途に給湯側三方弁32(排出弁)と、入口側温度センサ33とを有する。
給湯側三方弁32は、3つのポートのうちの2つが給湯流路30を構成する配管に接続されており、残りのポートが後述する給水系統Cの給湯用給水流路51(排出側給液流路)に接続されている。また、給湯側三方弁32の下流側には、給湯用給水流路51の本流部53から分岐された支流部55が接続されている。
入口側温度センサ33は、後述する給湯用給水流路51の支流部55と給湯流路30との接続部分よりも下流側であって、給湯装置31よりも上流側の位置に設置されている。そのため、入口側温度センサ33は、貯留タンク10から排出された湯水と、給湯用給水流路51の本流部53や支流部55を介して供給される湯水とが混合された後の湯水の温度を検知できる。給湯流路30は、給湯装置31よりも上流側の部位と下流側の部位とをバイパスする給湯バイパス流路35を有する。給湯バイパス流路35は、給湯流路30内を流れる湯水を給湯装置31を通過させずに下流側に送り込む、すなわち給湯流路30をショートカットするための流路であり、中途にバイパス弁36を有する。また、給湯流路30は、給湯装置31よりも下流側に比例弁37、出口側温度センサ38と流水検知センサ40とを有する。
給湯装置31は、従来公知の給湯器と同様にガスや灯油等の燃料を燃焼するためのバーナー41と熱交換器43とを内蔵しており、燃料の燃焼により発生した熱エネルギーを利用して湯水を加熱するものである。給湯装置31は、燃料電池5や電気ヒーター27よりも湯水の加熱能力が高い。給湯装置31は、貯留タンク10から排出される湯水の温度が低い等のような特別な場合に限って燃焼動作を行い、給湯流路30内を流れる湯水を加熱するものであり、補助的な熱源として機能する。給湯装置31は、流水検知センサ40により通水が検知されることを作動条件の一つとしている。
給水系統Cは、コージェネレーション系Sの外部から湯水を供給するためのものであり、貯留タンク10に対して湯水を供給するための貯留用給水流路50と、給湯用給水流路51とを備えている。貯留用給水流路50は、貯留タンク10の底部側に設けられた底部接続部12に接続された配管により構成されている。これにより、コージェネレーションシステム1は、外部から供給される低温の湯水を貯留タンク10の底部側から導入可能な構成とされている。貯留用給水流路50の中途には、貯留タンク10側からの湯水の逆流を阻止すべく、逆止弁52が設けられている。
給湯用給水流路51は、図1に示すように、給湯側三方弁32に接続される本流部53と、本流部53から分岐された支流部55とから構成されている。すなわち、給湯用給水流路51は、給湯流路30の中途であって、給湯側三方弁32を境としてこれよりも給湯流路30を流れる湯水の流れ方向下流側に接続されている。給湯用給水流路51の中途には、給湯流路30に合流する湯水の温度を検知するための入水温度センサ56と、給湯流路30側から給水源側に向けて湯水が逆流するのを防止するための逆止弁57とが設けられている。給湯用給水流路51は、逆止弁57よりも下流側において本流部53から支流部55が分岐された構成とされている。支流部55は、給湯側三方弁32よりも給湯流路30の湯水の流れ方向下流側の位置に接続された流路であり、中途に支流弁58が設けられた構成とされている。
支流弁58は、非通電時に開いた状態となる弁である。支流部55および支流弁58は、停電状態等になり、給湯側三方弁32を開くことができなくなった際に、貯留タンク10内の湯水が低温の湯水と混合されることなく高温のままで排出され、いわゆる高温出湯が起こるのを防止するために設けられたものである。
支流部55および支流弁58は、給湯用給水流路51の流路抵抗を低減させるための流路抵抗低減手段としても機能する。すなわち、給湯用給水流路51は、支流部55に設けられた支流弁58を開くことにより流路抵抗が低下する。そのため、万一、貯留タンク10側から給湯流路30側に湯水が混入するのを防止すべく給湯側三方弁32の貯留タンク10側のポート(タンク側ポート)を閉じねばならないにもかかわらず、タンク側ポートが完全閉止されないような状態になっても、支流弁58を開いておくことにより貯留タンク10側の湯水が給湯流路30側に混入するのを防止できる。
コージェネレーションシステム1は、制御手段60によって動作が制御されている。制御手段60は、従来公知のコージェネレーションシステムが備えているものと同様に例えばCPUや所定の制御プログラムが内蔵されたメモリなどを備えた構成とされている。制御手段60は、コージェネレーション系Sの各部に設けられたセンサ類の検知信号や、メモリに記憶されているデータ等に基づいてコージェネレーション系Sの各部に設けられた弁や燃料電池5、給湯装置31等の動作を制御し、コージェネレーションシステム1の総合エネルギー効率の最適化を図る構成とされている。
続いて、本実施形態のコージェネレーションシステム1の動作について、図面を参照しながら詳細に説明する。コージェネレーションシステム1は、貯留モード、通常給湯モード、殺菌モードを含む動作モード群から動作モードを選択して動作することができる。以下、コージェネレーションシステム1の動作について、各動作モード毎に説明する。
(貯留モード)
貯留モードは、燃料電池5の動作に伴って発生する排熱を利用して加熱流路20内を流れる湯水を加熱し、貯留タンク10に貯留する動作モードである。コージェネレーションシステム1が貯留モードで動作する場合、制御手段60は、加熱流路20の加熱側三方弁28を放熱バイパス流路23に対して閉じ、加熱戻り側流路22の上流側(熱交換器6側)および下流側(貯留タンク10側)に開いた状態に調整する。これにより、加熱往き側流路21、加熱戻り側流路22、熱交換器6および貯留タンク10により、図2にハッチングで示すような循環系統Rが形成される。
循環系統Rが形成された状態で循環ポンプ25を作動させると、図2に矢印で示すように貯留タンク10内に貯留されている湯水が底部接続部12から吸い出され、燃料電池5に供給される。これにより、燃料電池5の作動に伴って発生した熱エネルギーが、燃料電池5内に設けれられた熱交換器6において加熱流路20内を流れる湯水に吸収され、湯水が加熱される。燃料電池5を通過することにより加熱された湯水は、加熱戻り側流路22を介して頂部接続部11から貯留タンク10内に戻される。これにより、貯留タンク10内の湯水が徐々に加熱される。
(通常給湯モード)
通常給湯モードは、上記した貯留モードによって貯留タンク10内に貯留された高温の湯水を利用して給湯を行う動作モードである。コージェネレーションシステム1が通常給湯モードで動作する場合、制御手段60は、給湯流路30の給湯側三方弁32を3ポートとも開いた状態とすると共に、加熱流路20の加熱側三方弁28を閉止した状態とする。また、この時、制御手段60は、支流弁58に通電し、支流弁58を閉じた状態にする。
この状態で給水系統Cを介して外部から低温の湯水を導入すると、図3にハッチングや矢印で示すように、外部の給水源から供給された低温の湯水の一部が貯留用給水流路50を介して底部接続部12から貯留タンク10内に流入する。これにより、貯留タンク10の頂部側に貯留されている高温の湯水が、頂部接続部11を介して貯留タンク10から排出される。ここで、通常給湯モードでは加熱側三方弁28が閉止されているため、貯留タンク10から排出された湯水は給湯流路30に流れ込む。
一方、外部の給水源から供給された低温の湯水の残部は、給湯用給水流路51の本流部53を介して給湯流路30に導入される。給湯用給水流路51を介して導入された湯水は、給湯流路30内において貯留タンク10から排出された湯水と混合される。
制御手段60は、給湯流路30と給湯用給水流路51との接続部位よりも湯水の流れ方向下流側に設置された入口側温度センサ33により検知される給湯流路30内を流れる湯水の温度を確認する。ここで、入口側温度センサ33によって検知される湯水の温度が、カラン34から排出すべき湯水の温度(給湯設定温度)と同等である場合、制御手段60は、給湯装置31を起動させない。これにより、湯水は給湯装置31を素通りし、そのままカラン34から排出される。
一方、入口側温度センサ33によって検知される湯水の温度がカラン34から排出すべき温度よりも低い場合、制御手段60は、給湯装置31を起動して湯水を加熱する。また、制御手段60は、必要に応じて給湯バイパス流路35のバイパス弁36を開き、給湯装置31から排出される湯水の温度調整等を行う。
(殺菌モード)
上記した貯留モードや通常給湯モードの完了後、湯水が貯留タンク10内に長期に渡って滞留していると、貯留タンク10内の湯水の温度等の条件が、レジオネラ菌等の菌類やその他の微生物等の繁殖や生育に適した環境となるおそれがある。コージェネレーションシステム1を通常の使用状態で使用する場合は、この様な不具合は起こり難いが、湯水の温度条件等の様々な要因が重なった際に上記したような不具合が起こらないとも限らない。本実施形態のコージェネレーションシステム1では、上記したように貯留タンク10に貯留されている湯水を給湯用に使用する構成とされている。そのため、給湯用水中へのレジオネラ菌等の菌類やその他の微生物等の混入を確実に防止すべく、コージェネレーションシステム1が動作している間、図5に示す制御フローに則り、湯水が貯留タンク10に貯留されたまま滞留している期間(以下、滞留時間tと称す)や、貯留タンク10内に滞留している湯水の温度(以下、滞留温度k1と称す)を監視する。そして、滞留時間tや滞留温度k1が所定の条件を満足することを条件として、コージェネレーションシステム1を殺菌モードで動作させ、貯留タンク10内の湯水を再加熱する構成としている。
さらに具体的に説明すると、制御手段60は、コージェネレーションシステム1が起動すると、貯留タンク10における湯水の滞留時間tの計測を開始する。制御手段60は、図5のステップ1−1に示すように、湯水の滞留時間tが所定の基準時間Tを超えているか否かを確認する。ここで、基準時間Tは、貯留タンク10の内部環境がレジオネラ菌等の菌類やその他の微生物等の繁殖や生育に適した状態となるおそれがある時間に設定されており、本実施形態では48時間に設定されている。
ステップ1−1において滞留時間tが基準時間T未満である場合は、貯留タンク10において湯水の出入りがあり、レジオネラ菌等が発生する蓋然性が低い。一方、ステップ1−1において滞留時間tが閾温度Tよりも長い場合は、長期にわたって湯水が貯留タンク10内に滞留したままの状態である。通常の使用状態では、貯留タンク10内に湯水が滞留した状態が続いても、レジオネラ菌等が発生するといった不具合が発生する可能性が低い。しかし、貯留タンク10における湯水の滞留時間が長い場合は、前記したような不具合が発生する可能性を完全に否定できない。そのため、制御手段60は、ステップ1−1で滞留時間tが基準時間T以上であることを条件として、制御フローをステップ1−2に進める。
制御フローがステップ1−2に進むと、制御手段60は、貯留タンク10内に滞留している湯水の滞留温度k1を検知し、閾温度Kと比較する。ここで、閾温度Kは、レジオネラ菌等のような貯留タンク10内に発生しそうな雑菌類の大半が死滅する温度に設定される。本実施形態では、閾温度Kが液中に存在するレジオネラ菌の大半が死滅すると想定される温度である60℃に設定されている。
さらに具体的に説明すると、本実施形態では、貯留タンク10の底部側に設けられた底部接続部12から低温の湯水を取り出して加熱し、加熱された湯水を頂部側の頂部接続部11から戻す構成を採用しているため、貯留タンク10内には上下方向に温度成層が形成されることが多い。そのため、本実施形態では、貯留タンク10の頂部側に設けられた温度センサ13dの検知温度が70℃以上となり、底部側に設けられた温度センサ13aの検知温度が60℃以上となることを条件として、貯留タンク10内に60℃以上の湯水で満たされたものと判定している。従って、本実施形態では、ステップ1−2において温度センサ13aの検知温度が閾温度である60℃を超え、温度センサ13dの検知温度が閾温度である70℃を超えているか否かを判断する。
ステップ1−2において滞留温度k1が閾温度Kよりも低い場合は、貯留タンク10の内部環境がレジオネラ菌をはじめとする雑菌類の発生や繁殖に適した状態であり、これらの雑菌類が湯水に混入している可能性を否定しきれない。そのため、ステップ1−2において滞留温度k1が閾温度Kよりも低い場合、制御手段60は、制御フローをステップ1−3移行に進め、コージェネレーションシステム1を貯留タンク10内の湯水を再加熱する殺菌モードで動作させる。
さらに具体的には、制御フローがステップ1−3に進行すると、制御手段60は、貯留タンク10に滞留している湯水が給湯系統Mに混入するのを防止すべく、給湯側三方弁32の貯留タンク10側のポートを閉止する。これにより、加熱系統Hと給湯系統Mとの間における湯水の流れが遮断される。ステップ1−3で給湯側三方弁32が調整されると、制御手段60は、制御フローをステップ1−4に進める。ここで、制御手段60は、流水検知センサ40の検知信号に基づいて給湯要求の有無を確認する。すなわち、制御手段60は、ステップ1−3において流水検知センサ40によって検知される流水量が前記した最低水量を超えていることを条件としてコージェネレーションシステム1に対する給湯要求があるものと判断し、流水量が最低水量以下である場合に給湯要求がないものと判断する。
ステップ1−4において給湯要求がないと判断された場合、制御手段60は、制御フローを後述するステップ1−6に進める。一方、ステップ1−4において給湯要求がある場合、制御手段60は、制御フローをステップ1−5に進め、図6に示すサブルーチンに従って給湯装置31や給湯側三方弁32、バイパス弁36、支流弁58の動作を制御して殺菌時給湯運転を行う。
さらに具体的には、殺菌時給湯運転が行われる場合は、先ず図6のステップ2−1に示すように給湯側三方弁32の給湯用給水流路51が接続されたポートおよび給湯流路30に接続されたポートのうち給湯装置31側のポートの開度が調整される。また、制御手段60は、支流弁58への通電を停止して支流弁58を開き、給湯用給水流路51から給湯流路30に流れ込む湯水の流れ抵抗を低減させる。これにより、先のステップ1−3において給湯側三方弁32によって閉止してある貯留タンク10側の流路から給湯流路30側に湯水が混入するのをほぼ完全に抑制することができる。制御手段60は、ステップ2−1において、給湯量や給湯温度に応じてバイパス弁36の開閉を行う。
ステップ2−1において給湯側三方弁32、バイパス弁36および支流弁58の調整がなされ、給湯流路30を介して給湯装置31に湯水が流れ込むと、制御手段60は、ステップ2−2において給湯装置31を起動し、湯水の加熱を行う。これにより、図4にハッチングを付したように給湯用給水流路51→給湯流路30→給湯装置31→給湯流路30→カラン34の順で湯水が流れ、給湯装置31において加熱された湯水がカラン34を介してコージェネレーション系Sの外部に供給される。
ステップ2−2において給湯装置31が起動すると、制御フローはステップ2−3に移行する。制御フローがステップ2−3に移行すると、制御手段60は、流水検知センサ40の検知信号に基づき、給湯要求が引き続き出ているか否かを判断する。ここで、給湯要求が出ている場合は、制御フローをステップ2−1に戻し、殺菌時給湯運転を継続する。一方、ステップ2−3において給湯要求がないと判断された場合は、一連の殺菌時給湯運転を終了する。
図5に示すように、ステップ1−5において殺菌時給湯運転が行われること、あるいは、上記したステップ1−4において給湯要求がないことを条件として、制御フローがステップ1−6に進む。制御フローがステップ1−6に進むと、燃料電池5が起動される。ここで、上記したようにステップ1−3において給湯側三方弁32が調整され、加熱系統Hと給湯系統Mとの間における湯水の往き来が不可能となっている。そのため、制御フローがステップ1−6に進み、燃料電池5が起動され、循環ポンプ25が動作を開始すると、図4にハッチングで示すように貯留タンク10→加熱往き側流路21→燃料電池5→加熱戻り側流路22→貯留タンク10の順で湯水が流れる循環系統Rが形成される。
燃料電池5が起動すると、燃料電池5内で発生した熱エネルギーが熱交換器6において加熱流路20内を流れる湯水に回収される。また、燃料電池5の起動に伴って発生する電力は、コージェネレーション系Sの外部にある電力負荷Eにおいて消費される。また、燃料電池5において発生した電力のうち、電力負荷Eにおいて消費しきれない余剰の電力が発生した場合、この余剰電力が電気ヒーター27に供給され、加熱流路20内を流れる湯水の加熱に使用される。一方、燃料電池5の加熱能力が不十分であるにもかかわらず燃料電池5において発生した電力が余らない場合等には、コージェネレーション系Sの外部の商用電源から電気ヒーター27に電力が供給され、これにより発生した熱により加熱流路20内を流れる湯水が加熱される。
上記したようにしてステップ1−6において燃料電池5が起動されると、制御フローはステップ1−7に進む。制御フローがステップ1−7に進むと、制御手段60は、貯留タンク10内の湯水の温度(以下、必要に応じて貯留温度k2と称す)を確認する。ここで、貯留温度k2が上記した閾温度K未満である場合は、貯留タンク10内の湯水の温度がレジオネラ菌等の細菌類の発生や繁殖に適した温度範囲であるため、制御フローをステップ1−4に戻し、貯留タンク10内の湯水の再加熱を継続する。一方、ステップ1−7において貯留温度k2が閾温度K以上である場合は、例え再加熱前に貯留タンク10内に滞留していた湯水にレジオネラ菌等の細菌類等が存在していたとしても、これらが十分死滅する温度に達している。そのため、制御手段60は、制御フローをステップ1−8に進めて燃料電池5による湯水の加熱を終了し、一連の制御フローを完了する。
上記したように、本実施形態のコージェネレーションシステム1は、貯留タンク10に貯留された湯水が長期にわたって滞留しており、その滞留温度k1がレジオネラ菌等のような細菌の死滅温度に相当する閾温度K以下であることを条件として殺菌モードで動作し、貯留タンク10内の湯水を閾温度Kを超える温度まで再加熱する構成とされている。そのため、本実施形態のコージェネレーションシステム1は、貯留タンク10内を常に清浄な状態に維持できる。
上記実施形態では、図5のフローチャート等に示すように、貯留タンク10における湯水の滞留時間tが基準時間Tを超え、さらに湯水の滞留温度k1が閾温度Kを超えることを条件として殺菌モードで動作する例を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。さらに具体的には、コージェネレーションシステム1は、滞留時間tあるいは滞留温度k1のいずれか一方だけでも基準時間Tや閾温度Kを超えることを条件として殺菌モードでの動作を開始する構成としたり、滞留時間tあるいは滞留温度k1のいずれか一方のみを監視し、必要に応じて殺菌モードで動作する構成としてもよい。
上記したように、コージェネレーションシステム1では、殺菌動作を行う際に給湯側三方弁32の貯留タンク10側(加熱系統H側)のポートが閉止され、給湯系統Mと加熱系統Hとがそれぞれ独立した状態となる。そのため、コージェネレーションシステム1は、殺菌動作中に給湯動作を行わねばならない状態になっても、再加熱による殺菌処理が不完全である可能性のある湯水がカラン34を介して排出されるといった不具合が起こらない
コージェネレーションシステム1は、給湯装置31が給湯流路30の中途であって、貯留タンク10から排出される湯水の流れ方向下流側に配されており、給湯装置31を動作させるだけで給湯に必要な湯水を加熱することができる程度の加熱能力を有する。そのため、本実施形態のコージェネレーションシステム1は、殺菌動作中に給湯要求があっても、給湯側三方弁32を調整して給湯系統Mのうち給湯側三方弁32よりも下流側の部位を加熱系統Hから独立させた状態で給湯動作を行っても所望の温度および流量の湯水をカラン34を介して供給することができる。
上記したように、本実施形態のコージェネレーションシステム1は、貯留側用給水流路50に逆止弁52を設けると共に、給湯用給水流路51にも逆止弁57を設けた構成とされている。そのため、コージェネレーションシステム1は、殺菌モードでの動作中に殺菌が不完全である湯水が加熱系統H側から逆流してきたり、貯留側用給水流路50や給湯用給水流路51を介して自然循環するなどして給水系統C側に混入するのを防止できる。従って、上記したコージェネレーションシステム1では、殺菌モードでの動作中に給湯動作を実施しても、未殺菌状態の湯水が給湯用の湯水に混入しない。
コージェネレーションシステム1は、燃料電池5において発生した電力を利用して電気ヒーター27を作動させ、貯留タンク10内の湯水を再加熱することができる。そのため、コージェネレーションシステム1によれば、燃料電池5において発生した電力を最大限有効利用することができる。
また、電気ヒーター27は、外部の商用電源から供給される電力によっても発熱することができ、燃料電池5による湯水の加熱を補助することができる。そのため、コージェネレーションシステム1は、電気ヒーター27を利用することにより貯留タンク10内の湯水をより一層スムーズに加熱することができる。
上記実施形態では、電気ヒーター27が燃料電池5から供給される電力に加えて、外部の商用電源等から供給される電力を利用して発熱可能なものであったが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、コージェネレーションシステム1は、燃料電池5において発生した電力を利用して湯水を加熱する電気ヒーター27(熱供給手段C)に加えて、商用電源等を利用して湯水を加熱する電気ヒーター(熱供給手段D)を別途設けた構成としてもよい。
また、コージェネレーションシステム1は、加熱流路20の中途に、電気ヒーター27に加えて、例えば図示しない暖房等に使用される熱源から必要に応じて熱エネルギーの供給を受けて動作する熱交換器等の熱供給手段(熱供給手段D)を設けた構成としてもよい。
上記したように、コージェネレーションシステム1は、殺菌モードでの動作中に給湯要求があった場合に支流弁58を開くことにより、給湯用給水流路51から給湯流路30に流れ込む湯水の流れ抵抗を低減させ、貯留タンク10側から給湯流路30側に湯水が混入するのをほぼ完全に抑制することができる。そのため、コージェネレーションシステム1は、殺菌モードでの動作中に給湯動作を行った際に、貯留タンク10内の湯水が給湯用給水流路51側に混入するのを確実に防止できる。
なお、上記実施形態では、支流部55を単一の流路によって構成した例を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、支流部55と同様の機能を果たす流路をさらに別途設け、これに支流弁58に相当する弁を別途設けた構成としてもよい。かかる構成とすれば、給湯用給水流路51から給湯流路30に流れ込む湯水の流れ抵抗をさらに低減したり、湯水の流れ抵抗を適宜調整するなどの方策をとることが可能となり、殺菌モードでの動作中に給湯動作が実施されても、貯留タンク10内の湯水が給湯用給水流路51側に混入する不具合をより一層確実に防止することができる。
上記したコージェネレーションシステム1は、加熱された湯水をカラン34から排出する給湯動作を行うものであったが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば給湯流路30を介して排出される湯水を風呂への落とし込みに使用する構成としたり、給湯流路30に加えて別途風呂への落とし込み用の落とし込み流路を設けた構成としてもよい。
コージェネレーションシステム1は、本発明を具体化した一例にすぎず、上記した実施形態に限定されるものではない。さらに具体的には、コージェネレーションシステム1では、発電部2は燃料電池5により発電するものであったが、発電部2にはガスエンジン等を利用した発電装置を採用できる。また、給湯装置31は、ガスや灯油を燃焼して湯水を加熱するものであったが、電気エネルギーを利用した温水器等、公知の湯水加熱装置を採用することができる。
本発明の一実施形態であるコージェネレーションシステムを示す作動原理図である。 図1に示すコージェネレーションシステムが貯留モードで動作する状態を示す作動原理図である。 図1に示すコージェネレーションシステムが給湯モードで動作する状態を示す作動原理図である。 図1に示すコージェネレーションシステムが殺菌モードで動作する状態を示す作動原理図である。 図1に示すコージェネレーションシステムの動作モードが殺菌モードである場合の動作を示すフローチャートである。 図1に示すコージェネレーションシステムが殺菌給湯運転を行う場合の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
5 燃料電池(熱供給手段A)
10 貯留タンク(貯留手段)
20 加熱流路(液体加熱流路)
27 電気ヒーター(熱供給手段C,D)
30 給湯流路
31 給湯装置(熱供給手段B)
32 給湯側三方弁(排出弁)
50 貯留用給水流路
51 給湯用給水流路(排出側給液流路)
53 本流部
55 支流部
S コージェネレーション系
H 加熱系統
C 給水系統(給液系統)
M 給湯系統(排出系統)

Claims (7)

  1. 液体を貯留する貯留手段と、
    複数の熱供給手段と、
    前記貯留手段に貯留される液体を加熱する加熱系統と、
    前記貯留手段に貯留されている液体を排出可能な排出系統と、
    外部の給液源から液体を供給する給液系統とを有し、
    前記加熱系統は、貯留手段に対して接続された液体加熱流路を有し、当該液体加熱流路の中途に熱供給手段の一又は一群によって構成された熱供給手段Aを備えたものであり、
    前記排出系統は、前記貯留手段内に貯留された液体を排出可能な液体排出流路を有し、当該液体排出流路の中途に熱供給手段の一又は一群によって構成された熱供給手段Bを有し、液体排出流路の中途であって、熱供給手段Bよりも貯留手段内に貯留された液体の排出時における液体の流れ方向上流側に、少なくとも貯留手段側から熱供給手段B側に向けて液体が流れるのを阻止する弁が設けられたものであり、
    前記給液系統は、前記貯留手段に液体を供給する貯留側給液流路と、液体排出流路の中途であって前記弁あるいは前記弁よりも液体の排出時における液体の流れ方向下流側且つ熱供給手段Bの上流側に接続され液体排出流路に液体を供給する排出側給液流路とを有し、前記貯留側給液流路および排出側給液流路の中途に、給液源から貯留手段あるいは液体排出流路への液体の流れを許し、その逆を阻止する逆止手段が設けられたものであり、
    貯留手段内に貯留された液体が所定時間以上に渡って滞留していることを条件として、前記弁を閉じた状態で貯留手段内に貯留されている液体を熱供給手段Aによって加熱する殺菌動作を行い、
    殺菌動作中に給湯要求があった場合には殺菌時給湯運転を実行し、殺菌時給湯運転においては、前記弁を閉止して貯留手段側から熱供給手段B側に向けて液体が流れるのを阻止し、その状態で排出側給液流路を介して熱供給手段Bに水を供給し熱供給手段Bで加熱された湯水を外部に供給することを特徴とするコージェネレーションシステム。
  2. 液体を貯留する貯留手段と、
    複数の熱供給手段と、
    前記貯留手段に貯留される液体を加熱する加熱系統と、
    前記貯留手段に貯留されている液体を排出可能な排出系統と、
    外部の給液源から液体を供給する給液系統とを有し、
    前記加熱系統は、貯留手段に対して接続された液体加熱流路を有し、当該液体加熱流路の中途に熱供給手段の一又は一群によって構成された熱供給手段Aを備えたものであり、
    前記排出系統は、前記貯留手段内に貯留された液体を排出可能な液体排出流路を有し、当該液体排出流路の中途に熱供給手段の一又は一群によって構成された熱供給手段Bを有し、液体排出流路の中途であって、熱供給手段Bよりも貯留手段内に貯留された液体の排出時における液体の流れ方向上流側に、少なくとも貯留手段側から熱供給手段B側に向けて液体が流れるのを阻止する排出弁が設けられたものであり、
    前記給液系統は、前記貯留系統に液体を供給する貯留側給液流路と、排出側給液流路とを有し、
    当該排出側給液流路は、本流部と、当該本流部から分岐された一又は複数の支流部とを有し、本流部および支流部が液体排出流路の中途であって、液体排出流路の中途に設けられた排出弁あるいは排出弁よりも液体の排出時における液体の流れ方向下流側に接続されており、
    本流部と支流部のうち少なくともいずれか一方には、液体の流れを制限する支流弁が設けられており、
    貯留手段内に貯留された液体が所定時間以上に渡って滞留していることを条件として、前記排出弁を貯留手段側から熱供給手段B側に向けて液体が流れるのを阻止する状態に調整し、前記支流弁を開けた状態として貯留手段内に貯留されている液体を熱供給手段Aによって加熱する殺菌動作を行い、
    殺菌動作中に給湯要求があった場合には殺菌時給湯運転を実行し、殺菌時給湯運転においては、前記排出弁を閉止して貯留手段側から熱供給手段B側に向けて液体が流れるのを阻止し、その状態で排出側給液流路を介し支流弁を経て熱供給手段Bに水を供給し熱供給手段Bで加熱された湯水を外部に供給することを特徴とするコージェネレーションシステム。
  3. 貯留側給液流路および排出側給液流路の中途に、給液源から貯留手段あるいは液体排出流路への液体の流れを許し、その逆を阻止する逆止手段が設けられていることを特徴とする請求項2に記載のコージェネレーションシステム。
  4. 貯留手段に滞留している液体の温度が所定の閾温度以下であることを殺菌動作を行うための条件とすることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のコージェネレーションシステム。
  5. 熱供給手段Bは、熱供給手段Aよりも液体の加熱能力が高いことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のコージェネレーションシステム。
  6. 熱供給手段Aは、発電可能であり、発電に伴って発生した熱エネルギーによって液体加熱流路を流れる液体を加熱可能なものであり、
    加熱系統は、前記熱供給手段Aにおける発電により発生した電力が供給されることにより熱エネルギーを発生し、液体加熱流路を流れる液体を加熱可能な熱供給手段Cを有し、
    殺菌動作を行う場合は、熱供給手段Aによって発電と、発電に伴って発生した熱エネルギーによる液体の加熱を行うと共に、熱供給手段Aにおいて発生した電力を使用して熱供給手段Cを作動させ、液体の加熱を行うことが可能であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のコージェネレーションシステム。
  7. 外部から供給されるエネルギーを利用して液体加熱流路を流れる液体を加熱可能な熱供給手段Dを備えていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のコージェネレーションシステム。
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